JP2003101466A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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JP2003101466A
JP2003101466A JP2001288962A JP2001288962A JP2003101466A JP 2003101466 A JP2003101466 A JP 2003101466A JP 2001288962 A JP2001288962 A JP 2001288962A JP 2001288962 A JP2001288962 A JP 2001288962A JP 2003101466 A JP2003101466 A JP 2003101466A
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Japan
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call
battery
standby
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JP2001288962A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kumagai
広 熊谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の残り使用可能時間を正確に推定し、使
用者に報知できるようにする。 【解決手段】 工場出荷時に予め通話時間と待受時間と
の関係を示す通話待受時間の情報を含む電池使用時間プ
ログラム125をROM112に保存しておき、制御部
105の処理により、使用者の使用操作に応じて電源O
N/OFF時刻、通話時間、充電完了日時などを逐次R
AM111に自動的に保存する。そして、電池使用時間
プログラム125を用いて、累積通話時間及び累積待受
時間を基に電池の残り使用可能時間として通話可能時間
と待受可能時間を算出する。表示部113には、算出し
た残り使用可能時間(通話可能時間、待受可能時間)、
前回の充電完了日時、電池使用時間(通話時間、待受時
間)などを電源ON時のポップアップ画面などによって
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繰り返し充電して使
用可能な電池の電源により動作する携帯電話機等の携帯
端末装置に関し、詳しくは電池使用時間に関連する表示
機能を有する携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機等の携帯端末装置では、電源
用の電池としてリチウムイオン電池などの繰り返し充電
して使用可能な電池が一般に使用されており、使用者が
電池の残量を確認できるように残量表示を行うようにな
っている。電池の残量表示を行う例として、例えば特開
平7−131410号公報には、電池の端子電圧を検出
し、この端子電圧に基づいて残り使用可能時間を算出し
て表示するものが開示されている。
【0003】従来の携帯電話機では、電池の残量表示を
行う場合、電池の端子電圧を基に残量が「十分あり」、
「中程度」、「少ない」の3段階表示で残量表示してい
た。しかし、3段階表示では、「十分あり」は本当に十
分なのか「中程度」に近い十分なのか判断が難しかっ
た。そのため、使用者はタイマ設定で電源をON/OF
Fして節電したり、早め早めの充電を行うなどして、通
話中などに電池残量が少なくなって使用不能にならない
ようにしており、使い勝手の良いものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例のよう
に、電池の端子電圧を測定するだけでは、たとえ正確に
検出しても残り使用可能時間を正確に予測することは困
難であった。これはリチウムイオン電池などの電池は使
用によって徐々に性能が劣化し、初期状態と長期間使用
時とでは端子電圧が異なってしまうことに起因し、端子
電圧のみでは残り使用可能時間を正確に得ることはでき
なかった。また、電池の残量表示を3段階程度とした場
合、電池の残量が大まかにしか確認できず、残り使用可
能時間を正確に把握できないため、使用者が早めの充電
実行など自衛手段を講じる必要があり、使い勝手が十分
とは言えなかった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、電池の残り使用可能時間を正確に推定し使用者に知
らせることができる携帯端末装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信機能を有
し電池の供給電源により動作する携帯端末装置であっ
て、通信動作状態である通話時間と通信の待受状態であ
る待受時間との関係を示す通話待受時間の情報を含む電
池使用時間プログラムを記憶するプログラム記憶手段
と、電池の充電完了時からの累積通話時間及び累積待受
時間の時刻情報を記憶する時刻情報記憶手段と、前記電
池使用時間プログラムを用い、前記記憶された現在の累
積通話時間及び累積待受時間を基に残り使用可能時間と
して通話可能時間及び待受可能時間を算出する使用可能
時間算出手段と、前記算出された残り使用可能時間を含
む電池使用時間に関する情報を表示する表示手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記表示手段は、充電完
了日時、電源ON時刻、電源OFF時刻、累積通話時
間、累積待受時間、通話可能時間、待受可能時間のうち
の少なくとも一つを表示することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記電池使用時間プログ
ラムは、前記通話待受時間として満充電時の特性値を含
むと共に、前記満充電時の特性値に対してほぼ一定割合
で減少させた複数の予備ラインを含み、前記複数の予備
ラインの中から選択した所定の予備ラインを設定時間と
し、前記残り使用可能時間がこの設定時間以下となった
場合に電池残量警告を行う警告手段を備えたことを特徴
とする。
【0009】また、本発明は、前記電池使用時間プログ
ラムは、前記通話待受時間として満充電時の特性値を含
むと共に、前記満充電時の特性値に対してほぼ一定割合
で減少させた複数の予備ラインを含み、前記使用可能時
間算出手段は、前記電池使用時間プログラムにおける前
記通話待受時間を、電池の使用期間または充電回数に応
じて前記複数の予備ラインのうちのいずれかとなるよう
徐々に減少させるように設定変更することを特徴とす
る。
【0010】本発明では、通話時間と待受時間との関係
を示す通話待受時間の情報を含む電池使用時間プログラ
ムを記憶しておき、充電完了日時、累積通話時間、累積
待受時間などを装置の使用に応じて記憶し、電池使用時
間プログラムを用いて累積通話時間及び累積待受時間を
基に通話可能時間、待受可能時間などの残り使用可能時
間を算出する。これにより、電池使用時間に関する情報
として残り使用可能時間を正確に予測して算出可能であ
り、この残り使用可能時間や充電完了日時などを表示す
ることで使用者は正確に電池の使用状況を把握できるよ
うになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
携帯電話機の構成を示すブロック図である。本発明は主
として通信機能を有する携帯端末装置に適用されるもの
であり、本実施形態では携帯電話機の構成を例にして説
明を行う。
【0012】本実施形態の携帯電話機は、アンテナ10
1、アンテナ共用器102、受信部103、発信部10
4、制御部105、音声部106、スピーカ107、マ
イクロホン(MIC)108、バイブレータ109、駆
動回路110、RAM(Random Access Memory)11
1、ROM(Read Only Memory)112、表示部11
3、操作入力部114、電源IC115、ベースバンド
IC(BB−IC)116、時計IC117、水晶11
8、内蔵電池119、電池パック120、電源スイッチ
121、FET122、充電アダプタ123を有して構
成される。
【0013】通話時には、アンテナ101で受信された
受信信号がアンテナ共用器102を介して受信部103
に入力されて復調される。この復調信号はベースバンド
IC116で復号化などの処理がなされた後、音声部1
06によりアナログ化されて受話用のスピーカ107よ
り音声出力される。一方、送話用のマイクロホン108
より入力された通話音声は音声部106より音声情報と
してベースバンドIC116に送られて符号化などの処
理がなされる。符号化された送信データは発信部104
で変調されて電力増幅され、アンテナ共用器102を介
してアンテナ101から送信される。
【0014】表示部113は、液晶表示パネル(LC
D)等からなり、通常、現在の日付や時刻、受信感度の
状態、マナーモードやバイブレータ等の設定状態、電池
パック120の充電容量などを表示する。また、通話時
の通話相手先の番号や通話時間などの通話情報、操作入
力部114からの入力情報、電話帳情報などを表示す
る。さらに、表示部113は、電池パック120の詳細
情報として後述する残り使用可能時間などの電池使用時
間に関する情報を表示する表示手段として機能する。
【0015】操作入力部114は、押圧操作するボタン
キー等からなり、使用者による通話相手先の番号や電子
メールの文字情報などの入力操作、各種設定操作、受話
/終話操作などを制御部105が検出し、入力情報を得
るようになっている。また、バイブレータ109は、マ
ナーモードやバイブレータON設定がされている場合
に、着信時に駆動回路110によって駆動されて振動
し、携帯電話機本体を振動させる。
【0016】ROM112は、プログラム記憶手段とし
て機能し、制御部105が各種の制御処理を行うための
制御プログラム、電池の残り使用可能時間を算出するた
めの電池使用時間プログラム125のデータなどが格納
される。また、RAM111は、時刻情報記憶手段とし
て機能し、送信情報や受信情報、また電話帳情報などが
一時的に格納されるとともに、時計IC117からの時
刻情報が格納される。水晶118は約76kHzで発振
し、時計IC117は水晶118の発振情報に補正をか
けながら時計時刻情報として制御部105に送出する。
この時計時刻情報は一時的にRAM111に記憶され、
表示部113に時刻表示される。時計時刻が24時を超
えると新しい日付に更新される。
【0017】電源スイッチ121は、使用者の操作によ
って携帯電話機の電源をON/OFFする押圧スイッチ
であり、長押し(例えば2秒程度)することによって制
御部105が設定時間押下されたことを検出してプログ
ラムが動作し、電話が正しく使用できる状態(待受状
態)にセットアップされる。そして、電源スイッチ12
1を再度長押しすることによって携帯電話機の電源がO
FFする。また、電源スイッチ121を通話時に短押し
(例えば1秒以下程度)した場合は終話動作となる。使
用者は、通常、電池節約のために夜間等のあまり使用し
ないときは電源OFFし、翌朝電源をONして待受状態
にする。
【0018】携帯電話機の電源用の電池としては、リチ
ウムイオン電池などからなる電池パック120が設けら
れ、通常は電池パック120に蓄積された電力が放電し
て電源IC115に送られ、電源IC115より各部に
電源供給される。電池パック120の充電を行う場合
は、充電アダプタ123を接続することにより、制御部
105の充電制御の下で充電アダプタ123から供給さ
れる充電電流がFET122によるスイッチ素子を介し
て電池パック120に送られて充電され、所定の充電電
流(終止電流)になると停止する。
【0019】内蔵電池119はバックアップ用に設けら
れるものであり、使用者が長い間使用して電池パック1
20の容量が無くなった場合でも、内蔵電池119が約
3ヶ月間時計IC117を駆動させるとともに、RAM
111に格納されたメモリ情報を保持する。このRAM
111には、電源投入/電源断の時刻、通話開始/終話
の時刻などの時刻情報が記憶されるが、内蔵電池119
のバックアップによって保持され、消えてしまわないよ
うになっている。
【0020】本実施形態では、工場出荷時に予め電池使
用時間プログラム125をROM112に保存してお
き、使用可能時間算出手段として機能する制御部105
の処理により、使用者の使用操作に応じて電源ON/O
FF時刻、通話時間、充電完了日時などを逐次RAM1
11に自動的に保存し、前記電池使用時間プログラム1
25によって電池の残り使用可能時間を予測して算出す
る。残り使用可能時間としては、現在の電池容量で使用
可能な待受時間と通話時間とを算出する。そして、例え
ば電源ON時のポップアップ画面やメニュー操作により
表示される画面において、算出した残り使用可能時間を
表示して使用者に報知する。
【0021】このとき、制御部105は、充電の完了時
にその充電完了日時をRAM111に保存するととも
に、通話時間と待受時間を自動的にリセットし、新たに
使用時間(通話時間及び待受時間)を計測開始する。通
話時間は、通話開始から終話までの時間が1回の通話時
間となり、これを累積していく。待受時間は、電源ON
から電源OFFまでの時間のうちの通話時間を除いた時
間であるので、これを電源ON/OFF時刻から算出し
て累積していく。また、電池の残り使用可能時間が設定
時間以下に減少した場合は、電池残量が少なくて充電が
必要である旨を使用者に報知し、充電を促す。この電池
残量警告の報知は、通常の待受状態時や電源ON時に、
表示部113における表示、スピーカ107等によるア
ラーム音、バイブレータ109による振動等を組み合わ
せて行う。これらにより警告手段が構成される。
【0022】次に、電池使用時間プログラムについて詳
しく説明する。図2は電池使用時間プログラムをグラフ
化して示した動作説明図である。
【0023】使用時間とは、前述のように待受時間また
は通話時間、あるいはこれらの組み合わせのことであ
り、図2のグラフは、連続待受時間と連続通話時間とを
測定し、それぞれの最長時間を求め、更に待受時間と通
話時間の組み合わせを測定してできあがる。ここでは、
待受時間と通話時間の組み合わせの時間曲線を通話待受
時間と呼ぶ。この通話待受時間によって、あらゆる組み
合わせでの残りの使用可能な通話時間と待受時間とを知
ることができる。
【0024】図2において、待受時間はX軸、通話時間
はY軸でそれぞれ表されており、まず連続待受時間を測
定してX点、連続通話時間を測定してY点をそれぞれ求
め、次に待受時間と通話時間の組み合わせ区間を求め
る。この組み合わせ区間は、理論的には直線XY(理論
通話待受時間)となるが、実際は電池の放電特性等によ
って直線より下側に曲がったカーブとなる。この待受時
間と通話時間の組み合わせの最長時間を通話待受時間1
00と呼ぶことにする。各製品個々の性能は部品のバラ
ツキ等によって異なるため、おおよその予測カーブとな
る。
【0025】次に、通話待受時間100に対して、概略
平行移動させた曲線を数十本設定する。これは曲線の左
側部分は通話待受時間100のラインに交わる最長連続
通話時間120分に1以下の係数、例えば0.95、
0.9、0.85、0.8…を乗じ、右側部分は通話待
受時間100のラインに交わる最長連続待受時間400
時間に1以下の係数、例えば0.95、0.9、0.8
5、0.8…を乗じて、これら二つの値を結んだ通話待
受時間100と略平行なラインを設定したものである。
この曲線を予備ライン95、90、85、…と呼ぶ。予
備ラインnは、必ず通話待受時間100より下側に位置
して、概略等間隔の比率で設定される。これらの予備ラ
インは二つの機能を有しており、電池残量警告と電池容
量の経時劣化への対応のそれぞれに関する設定のために
用いられるものである。
【0026】このグラフにより表される電池使用時間プ
ログラム125を予め携帯電話機のROM112に格納
して製品出荷する。ROM112内の電池使用時間プロ
グラム125には、前記の通話待受時間100の曲線と
予備ライン95、90、85、…の曲線とがそれぞれ対
応する数値で記録される。
【0027】使用者が携帯電話機を購入後、充電や通話
の度に制御部105は充電完了日時、通話時間などの通
話記録、及び電源ON/OFF時刻を自動的にRAM1
11に保存する。このとき、制御部105は時計IC1
17からの時計時刻情報を参照して各時刻情報を得て保
存するようになっており、充電完了によって充電完了日
時が記録され、電源ON/OFF時刻によって待受時間
が累積で計測され、通話開始/終話時刻によって通話時
間が累積で計測される。そして制御部105は、これら
の使用時間のデータとROM112に格納された電池使
用時間プログラム125とを比較して、電池の残り使用
可能時間を演算し、表示部113への表示等で使用者に
知らせるようにする。
【0028】制御部105は、使用者の使用状態を監視
し、電池使用時間プログラム125によって常に残り使
用可能時間(通話可能時間及び待受可能時間)を演算す
る。例えば、満充電後に累積通話時間30分、累積待受
時間100時間がそれぞれ経過したときの残り使用可能
時間の算出手順を以下に示す。
【0029】まず、待受時間100時間に対応する垂直
線(AB)と通話待受時間100との交点Bにおける通
話時間75分を求める。ここで、点Aはこの待受時間に
対応する垂直線と後述の通話時間に対応する水平線との
交点である。また、通話時間30分に対応する水平線
(AC)と通話待受時間100との交点Cにおける待受
時間235時間を求める。次いで、これらの通話時間と
待受時間から実際に消費した分をそれぞれ差し引くこと
により、通話可能時間と待受可能時間を算出する。この
場合、通話可能時間は75分−30分=約45分(直線
ABの長さに相当する)、待受可能時間は235時間−
100時間=約135時間(直線ACの長さに相当す
る)がそれぞれ求められる。
【0030】また図2において、交点Aにおける電池の
使用時間割合は、原点Pからこの原点Pと交点Aとを結
ぶ直線と通話待受時間100との交点Qまでの長さ、す
なわち直線PQの長さに対する、直線PAの部分が消費
された使用時間の割合であり、直線AQの部分が残り使
用可能時間の割合である。よって、電池のトータルの使
用時間割合は、直線PA/直線PQ×100(%)で表
される。ここで、直線PQは電池の満充電時の容量分の
持ち時間に相当し、直線PAは実際に消費した容量分の
時間に相当する。
【0031】このように電池使用時間プログラムを用い
て、毎回の電源ON時にその時点の累積待受時間及び累
積通話時間とから、残り使用可能時間(待受可能時間と
通話可能時間)を演算で求め、表示部113に画面表示
する。また、充電完了日時や電池使用時間(累積待受時
間と累積通話時間)も合わせて表示しても良い。あるい
は、使用者がメニュー選択により「表示なし」を選択す
ることもできる。すなわち、表示部113の表示画面で
は、残り使用可能時間(待受可能時間と通話可能時間の
少なくとも一方)、充電完了日時、電池使用時間(待受
時間と通話時間の少なくとも一方)の3項目の中から任
意に選択して表示できるものとする。これらの情報を電
源ON時にポップアップ画面等の方法で画面表示して報
知することにより、使用者にとって使い勝手の良い携帯
電話機を提供できる。
【0032】なお、待受時間(Mt)は、累積電源ON
時間(Ot)と通話時間(Tt)との差分(Mt=Ot
−Tt)である。しかし、待受時間(Mt)に対して通
話時間(Tt)がかなり小さいので、便宜上待受時間
(Mt)は累積電源ON時間(Ot)と同じ(Mt=O
t)としてもよい。
【0033】また、算出された残り使用可能時間が設定
時間以下となった場合は、RAM111に蓄えられた情
報に基づき、制御部105の指令によって表示部113
における画面表示、スピーカ107によるアラーム音、
バイブレータ109による振動等のいずれかまたは組み
合わせによって警告を行い、使用者に充電すべきことを
知らせる。この電池残量警告を実行する設定時間は、使
用者の通話量によって異なる。本実施形態では、警告の
設定時間として図2の電池使用時間プログラムの予備ラ
インの中から選択して用いる。例えば、設定時間を予備
ライン80に設定し、現在の待受時間と通話時間との交
点が予備ライン80より上方にある場合は、残り使用可
能時間が20%以下で設定時間を超えているので、警告
を発するようにする。この警告の設定時間は、工場出荷
時に予め設定してもよいし、使用者が自分で設定しても
よい。
【0034】電池パック120の残量が減少して使用者
が充電を行った場合は、充電完了時にRAM111に保
存されている前回の充電完了日時、電池使用時間(累積
通話時間と累積待受時間)、電源ON/OFF時刻、及
び残り使用可能時間(待受可能時間と通話可能時間)の
記録を自動的にリセットする。そして今回の充電完了日
時をRAM111に保存し、新たに通話時間と待受時間
の計測を開始する。これにより、正確な残り使用可能時
間の算出が可能となる。
【0035】また、通常、電池の容量は充放電を繰り返
すことによって徐々に劣化し、一年間使用すると容量は
半分近くまで低下する。これに対応して、本実施形態で
は、電池使用時間プログラムに使用回数や使用期間、電
池の充電回数等によって劣化する通話待受時間のデータ
を予め複数格納しておき、使用者の使用形態毎のデータ
を用いて残り使用可能時間の補正を行うようにする。こ
れにより、より正確できめ細かな残り使用可能時間の予
測管理が可能となる。
【0036】例えば、電池の持ち時間がおおよそ一ヶ月
で5%程度低下するのに合わせて、電池使用時間プログ
ラムにおける満充電時に相当する曲線を、出荷時当初の
通話待受時間100から予備ライン95、90、85、
80、75…と、装置の使用期間(すなわち電池の使用
期間)の一ヶ月ごとに徐々に低下させるように設定変更
する。なお、使用期間の代わりに電池の充電回数によっ
て設定変更してもよい。このとき、前述の電池残量警告
の設定時間についても、出荷時が予備ライン80である
場合、予備ライン75、65、60…と、5%ずつ低下
させるようにする。
【0037】この電池容量劣化に対応する設定変更動作
は、制御部105の指令によって自動的に実行される。
設定変更動作を間違いなく行うためには、前述したよう
に充電完了時点で過去のデータのリセットが必要であ
る。前回の充電完了日時、電源ON/OFF時刻、累積
通話時間、累積待受時間を「0」に戻して、新規に電池
使用時間に関する各データを計測開始する。
【0038】図3〜図5は表示部113における電池使
用時間の画面表示の例を示したものである。図3の第1
の表示例は、電源ON時におけるポップアップ画面の表
示を示したものである。携帯電話機の電源スイッチ12
1を長押しして電源ONすると、この電源ON時の待受
状態初期には、表示部113にポップアップ画面130
が表示される。第1の表示例のポップアップ画面130
では、充電完了日時、残り使用可能時間(通話可能時間
と待受可能時間)の各項目を表示している。なお、ポッ
プアップ画面130は、電源ON時以外に、操作入力部
114の所定のキーを操作したり、メニューから選択す
ることによって表示することも可能である。
【0039】図4の第2の表示例は、ポップアップ画面
の他の表示例を示したものである。第2の表示例のポッ
プアップ画面130では、図3の第1の表示例に加え
て、電池の残り使用可能時間の割合を数値と棒グラフで
表示している。右端部の棒グラフにおいて、縦棒全体が
電池使用時間(待受時間400時間)を表し、上部の空
白部が消費量、下部の塗布部分が電池の残量を表す。棒
グラフの表示方法は、縦棒グラフの他に、横棒グラフや
カラー表示等種々考えられる。また、ポップアップ画面
130の下部には、残り使用可能時間(電池残り容量)
として30%を表示する。このような棒グラフの表示に
より、使用者は一目で直感的に残容量を認識することが
できる。
【0040】図5の第3の表示例は、ポップアップ画面
の他の表示例を示したものである。第3の表示例のポッ
プアップ画面130では、前回の充電完了時からの電池
使用時間、すなわち累積通話時間と累積待受時間を表示
している。この電池使用時間を確認することによって、
使用者は電池の持ち時間が徐々に短くなっていくことを
認識することができる。
【0041】なお、本実施形態において記録または算出
する通話時間と待受時間において、通話時間は電話で音
声通話する時間だけでなく、メールの送信/受信、イン
ターネット等のネットワークへの接続、音声・映像・ゲ
ーム等のデータのダウンロードなどの時間を含むもので
ある。通常、これらのデータ通信の接続中やゲームの動
作中は、待受状態と比較して20倍程度の消費電流とな
るため、通話時間としてカウントして処理を行う。
【0042】また、本発明は、上記実施形態で例示した
携帯電話機に限るものではなく、時計機能、表示装置、
電源スイッチを有し、音声通話等の通信が可能な電話
機、ノートパソコン等のポータブル型パーソナルコンピ
ュータ(PC)、携帯情報端末(PDA)などの各種携
帯端末装置に適用可能である。
【0043】上述したように、本実施形態によれば、電
池の放電特性等を考慮した電池使用時間プログラムを予
め記憶しておき、これを用いて電池使用時間に関する記
録及び演算を行うことによって、残り使用可能時間を正
確に予測して算出することができる。また、充電の完了
日時、電池使用時間(累積通話時間と累積待受時間)、
電池の使用割合、及び残り使用可能時間(通話可能時間
と待受可能時間)などの電池使用時間に関連する情報
を、電源ON時またはメニュー操作等によって表示する
ことにより、使用者は正確な電池の使用状態を比較的簡
単に知ることができる。さらに、電池使用時間プログラ
ムにおいて電池の経時劣化分を考慮して通話待受時間の
設定変更を行うことにより、より正確な残り使用可能時
間の予測が可能となる。また、残り使用可能時間が所定
の設定時間以下となった場合に電池残量警告を行うこと
で、使用者は充電すべきことを認識できる。
【0044】このため、使用者がこまめに電源をOFF
して節電したり、早めの充電を行ったりするなどの手間
が不要となり、電池の詳細な使用状況を容易に把握でき
使い勝手が良好な携帯端末装置を提供できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
池の残り使用可能時間を正確に推定し使用者に知らせる
ことができる携帯端末装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話機の構成を
示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る電池使用時間プログラムをグ
ラフ化して示した動作説明図である。
【図3】電池使用時間の画面表示の第1の表示例を示す
説明図である。
【図4】電池使用時間の画面表示の第2の表示例を示す
説明図である。
【図5】電池使用時間の画面表示の第3の表示例を示す
説明図である。
【符号の説明】
101 アンテナ 102 アンテナ共用器 103 受信部 104 発信部 105 制御部 106 音声部 107 スピーカ 108 マイクロホン 109 バイブレータ 110 駆動回路 111 RAM 112 ROM 113 表示部 114 操作入力部 115 電源IC 116 ベースバンドIC 117 時計IC 118 水晶 119 内蔵電池 120 電池パック 121 電源スイッチ 122 FET 123 充電アダプタ 125 電池使用時間プログラム 130 ポップアップ画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04B 7/26 L Fターム(参考) 5G003 BA01 DA02 EA05 GC05 5H030 AA04 AS11 AS18 FF52 FF68 5K027 AA11 BB01 FF14 FF22 FF25 GG03 5K067 AA33 BB41 FF02 FF05 FF23 HH21 HH23 KK05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機能を有し電池の供給電源により動
    作する携帯端末装置であって、 通信動作状態である通話時間と通信の待受状態である待
    受時間との関係を示す通話待受時間の情報を含む電池使
    用時間プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、 電池の充電完了時からの累積通話時間及び累積待受時間
    の時刻情報を記憶する時刻情報記憶手段と、 前記電池使用時間プログラムを用い、前記記憶された現
    在の累積通話時間及び累積待受時間を基に残り使用可能
    時間として通話可能時間及び待受可能時間を算出する使
    用可能時間算出手段と、 前記算出された残り使用可能時間を含む電池使用時間に
    関する情報を表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、充電完了日時、電源O
    N時刻、電源OFF時刻、累積通話時間、累積待受時
    間、通話可能時間、待受可能時間のうちの少なくとも一
    つを表示することを特徴とする請求項1記載の携帯端末
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電池使用時間プログラムは、前記通
    話待受時間として満充電時の特性値を含むと共に、前記
    満充電時の特性値に対してほぼ一定割合で減少させた複
    数の予備ラインを含み、 前記複数の予備ラインの中から選択した所定の予備ライ
    ンを設定時間とし、前記残り使用可能時間がこの設定時
    間以下となった場合に電池残量警告を行う警告手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記電池使用時間プログラムは、前記通
    話待受時間として満充電時の特性値を含むと共に、前記
    満充電時の特性値に対してほぼ一定割合で減少させた複
    数の予備ラインを含み、 前記使用可能時間算出手段は、前記電池使用時間プログ
    ラムにおける前記通話待受時間を、電池の使用期間また
    は充電回数に応じて前記複数の予備ラインのうちのいず
    れかとなるよう徐々に減少させるように設定変更するこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
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