JP2003101266A - 電子回路収納ケース、室外ユニット、及び空気調和装置 - Google Patents

電子回路収納ケース、室外ユニット、及び空気調和装置

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JP2003101266A JP2001296876A JP2001296876A JP2003101266A JP 2003101266 A JP2003101266 A JP 2003101266A JP 2001296876 A JP2001296876 A JP 2001296876A JP 2001296876 A JP2001296876 A JP 2001296876A JP 2003101266 A JP2003101266 A JP 2003101266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の侵入や火災等の火に対する防御性に優れ
た電子回路収納ケースを提供することを課題とする。た
ま、当該電子回路収納ケースを適用した室外ユニット及
び空気調和装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 電子回路素子を収納するハウジング40
の内側に、開口部41を取り囲むように第1の凸部44
を形成し、この第1の凸部44で水を塞き止める。第1
の凸部44と開口部41との間に連通孔45を設け、こ
の連通孔45より水を排出する。ハウジング40の第2
の凸部46に、放熱フィン42の凹部47をはめ合わ
せ、水の進入経路を長く、かつ複雑にする。ハウジング
40の外面に、耐火性部材である板材40aを貼設し、
火災等の火によりコントロールボックス35が変形及び
燃焼するのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気回路素子を収
納するハウジングと、放熱フィンとを有する電子回路収
納ケースに関し、特にこの電子回路収納ケースを備え、
暖房または冷房により快適な室内環境を提供する空気調
和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置は、室外ユニット及び室内
ユニットの2つの大きな構成要素からなっている。室内
ユニットには、室内気と冷媒との間における熱交換を行
う室内熱交換器が備えられ、室外ユニットには、室外気
と冷媒との間における熱交換を行う室外熱交換器が備え
られている。
【0003】また、室内ユニット及び室外ユニットに
は、上記熱交換器の他に、圧縮機、膨張弁等の要素を加
えて、冷媒回路を構成している。冷媒は、この回路を循
環することで、室内の冷暖房を実現することになる。
【0004】図7は、室外ユニットの概略図である。こ
の図に示すように、室外ユニット1には、筐体2内に室
外熱交換器3、プロペラファン4、圧縮機5、室外ユニ
ット1に関する制御等を行うコントロールボックス(電
子回路収納ケース)6等が備えられている。このコント
ロールボックス6のハウジング6a内には、各種電子回
路素子が収納されている。これら電子回路素子の中で、
中心的な役割を担うものの1つが、図8に示すパワート
ランジスタ7である。このパワートランジスタ7は、ハ
ウジング6a内に設けられた基板8の下面に取り付けら
れている。
【0005】パワートランジスタ7は、室外ユニット1
の運転時に多量の熱を発生する。この熱を放散するため
に、ハウジング6aの底面には開口部が設けられ、この
開口部にパワートランジスタ7の熱を放散する放熱フィ
ン9が取り付けられている。この放熱フィン9は、パワ
ートランジスタ7の下面に密着する基礎板10と、この
基礎板10上に立設された複数の主放熱板11とを備え
た構成となっている。放熱フィン9は、各主放熱板11
間に空気を通し易くするため、風の流れの良いプロペラ
ファン4近くに設けられている。放熱フィン9は、基礎
板10からパワートランジスタ7の熱を吸収し、この熱
が伝えられた主放熱板11を、この各主放熱板11間を
抜ける空気によって冷やすことでパワートランジスタ7
の放熱を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、室外ユニッ
ト1は、屋外に設置されており、外からの衝撃、天候、
火災等の影響を受け易いので、これらに対して防御性の
優れた構造を採ることが望まれる。特に、室外ユニット
1内の各機器の制御を行う各種電気回路素子は、水に接
触すると動作不良を起こすため、コントロールボックス
6には雨水の侵入を防ぐ構造が望まれる。そこで、放熱
フィン9の両端の主放熱板11の端部をそれぞれハウジ
ング6aの底面に当接してハウジング6aの開口部を塞
ぎ、ハウジング6aと主放熱板11との継ぎ目に外側か
ら目張り12を施すことによって、継ぎ目からの雨水の
侵入を防いでいた。
【0007】しかしながら、放熱フィン9は、プロペラ
ファン4にはね飛ばされた雨水にかかりやすい。したが
って、目張り12の経年劣化に伴い、ハウジング6aと
放熱フィン9との継ぎ目からハウジング6a内に雨水が
侵入する恐れがあった。
【0008】また、コントロールボックス6のハウジン
グ6aは、樹脂等の可燃性部材から構成されているた
め、室外ユニット1の近くで火災等が発生した場合、火
の熱により変形したり、また、火が燃え移った場合で
は、燃焼してしまい、その結果、各種電子回路素子の不
良動作を招く可能性があった。
【0009】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、天候、火災等からの影響による動作不良が生じに
くい電子回路収納ケース、及びこの電子回路収納ケース
を備えた室外ユニットと空気調和装置とを提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の電子回路収納ケースは、電子回路素
子が収納されるハウジングと、このハウジングの底面に
形成された開口部に取り付けられて電子回路素子の熱を
放出する放熱フィンとを有する電子回路収納ケースにお
いて、ハウジングの内側に、開口部を取り囲むように第
1の凸部が形成されていることを特徴としている。この
電子回路収納ケースにおいては、ハウジングの開口部よ
り侵入した水が、第1の凸部で塞き止められ、各種電子
回路素子が水と接触することがない。したがって、電子
回路素子が動作不良を起こすのを防ぐことができる。
【0011】請求項2記載の電子回路収納ケースは、請
求項1記載の電子回路収納ケースにおいて、ハウジング
に、開口部と第1の凸部との間に位置して連通孔が形成
されていることを特徴としている。この電子回路収納ケ
ースにおいては、第1の凸部で塞き止められた水が、連
通孔から排出され、ハウジング内に溜まることがない。
したがって、電子回路素子が動作不良を起こすのをさら
に防ぐことができる。
【0012】請求項3記載の電子回路収納ケースは、請
求項1または請求項2記載の電子回路収納ケースにおい
て、ハウジングまたは放熱フィンのいずれか一方に、開
口部に沿って凹部が形成され、ハウジングまたは放熱フ
ィンのいずれか他方に、凹部にはめ合わされる凸部が形
成されていることを特徴としている。この電子回路収納
ケースにおいては、凹部に凸部がはめ合わされるため、
ハウジング内に侵入しようとする水の辿る経路が長く、
かつ複雑になる。しかも、水は、凹部と凸部の間を辿る
途中で下から上に向かって進まなければならない。これ
により、ハウジング内に侵入する水の量が低減される。
したがって、電子回路素子が動作不良を起こすのを防ぐ
ことができる。
【0013】請求項4記載の電子回路収納ケースは、請
求項1〜3のいずれか1項記載の電子回路収納ケースに
おいて、ハウジングの外面に、耐火性部材が貼設されて
いることを特徴としている。この電子回路収納ケースに
おいては、火災等で発生した火からの熱が耐火性部に阻
まれ、電子回路収納ケースが変形及び燃焼しない。した
がって、火災等で発生した火から電子回路収納ケースを
保護することができる。
【0014】請求項5記載の室外ユニットは、室外気と
冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、冷媒を送出
する圧縮機と、室外気を送風するファンと、請求項1〜
4のいずれか1項記載の電子回路収納ケースとを備えた
ことを特徴としている。この室外ユニットにおいては、
電子回路収納ケースが、水の侵入や火災等の火に対する
防御性に優れている。したがって、室外ユニットを安定
的に作動させることが可能となる。
【0015】請求項6記載の空気調和装置は、吸込口か
ら室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すためのファ
ンと、室内気と冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器
とが備えられた室内ユニットと、請求項5記載の室外ユ
ニットとを備えていることを特徴としている。この空気
調和装置においては、室外ユニットが、雨水や火災等の
外部からの影響に対する防御性に優れている。したがっ
て、空気調和装置を安定的に作動させることが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態につ
いて、図1〜図3を参照して説明する。図1は、空気調
和装置の全体構成を示す説明図である。空気調和装置
は、室内ユニット20及び室外ユニット30とから構成
されている。これら室内ユニット20及び室外ユニット
30は、冷媒が導通する冷媒配管20aや、図示しない
電気配線等によって接続されている。冷媒配管20aは
2本備えられており、冷媒は、その一方の冷媒配管20
aを通り室内ユニット20から室外ユニット30へと流
れ、他方の冷媒配管20aを通り室外ユニット30から
室内ユニット20へと流れる。
【0017】室内ユニット20は、ベース21と前面パ
ネル22とが一体的に構成されたものとなっている。ベ
ース21内には、プレートフィンチューブ型の室内熱交
換器、略円筒形状のクロスフローファン(ファン)等の
各種機器が備えられている。なお、これらは共に図示さ
れていない。ベース21には、この他、室内ユニット2
0に関する動作制御等を行う各種電気回路素子から構成
されたコントロール部20bが備えられている。ベース
21の後方には、据え付け板23が備えられ、これによ
り室内ユニット20を室内の壁面等に設置することが可
能となっている。
【0018】前面パネル22には、吸込口として吸込グ
リル24が前面及び上面のそれぞれに形成されている。
室内の空気は、これら吸込グリル24により多方向から
室内ユニット20内に吸い込まれるようになっている。
ちなみに、吸込グリル24の背後には、エアフィルタ2
5が備えられており、吸い込まれた空気等の粉塵を取り
除く働きをしている。また、前面パネル22には、その
下方に吹出口26が設けられており、この吹出口26よ
り暖められた空気または冷やされた空気が吹き出され
る。なお、この空気の吸入及び吹出は、前記クロスフロ
ーファンが回転することによって行われる。
【0019】室外ユニット30には、筐体31内に室外
熱交換器32、プロペラファン33、圧縮機34、コン
トロールボックス(電子回路収納ケース)35等が備え
られている。室外熱交換器32は、周囲を多数のコルゲ
ートフィンを備えた冷媒配管(図示省略)により構成さ
れており、冷媒と室外気との熱交換を行うものである。
プロペラファン33は、筐体31内の背面から前面へと
抜ける風を生じさせることにより、新たな空気を常に筐
体31内に取り込んで、熱交換効率の向上を図るために
設けられている。
【0020】室外熱交換器32及びプロペラファン33
が外部と向き合う筐体31面には、それぞれフィンガー
ド36、37がそれぞれ設けられている。フィンガード
36は、前記コルゲートフィンが外部からの衝撃により
破損するのを防ぐために設けられている。フィンガード
37も、これと同様にプロペラファン33を外部の衝撃
から保護する。また、このフィンガード37は、外気に
含まれる粉塵等が筐体31内に取り込まれるのを防ぐ働
きもする。
【0021】圧縮機34は、低温低圧の気体冷媒を、高
温高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷媒
回路を構成する部品の中で中心的な役割を担うものであ
る。ここで、冷媒回路とは、この圧縮機34に加え、上
記室内熱交換器、室外熱交換器32、冷媒配管20a、
膨張弁、及び冷媒の流れ方向を規定する四方弁(膨張弁
及び四方弁は共に図示省略)等から概略構成され、冷媒
を室内ユニット20と室外ユニット30との間で循環さ
せる回路である。
【0022】コントロールボックス35は、プロペラフ
ァン33、圧縮機34、その他室外ユニット30に備え
られた各種機器に関する動作制御を行うものである。
【0023】室外ユニット30には、上記の他、筐体3
1を支持するとともに外部振動等の影響を回避するため
の台座38が備えられている。また、圧縮機34に近い
筐体31の壁は、圧縮機34のメンテナンス等を実施す
るための取り外し可能なパネル39を備えている。
【0024】上記構成を成す空気調和装置の作用につい
て、暖房運転時及び冷房運転時のそれぞれの場合に分け
て説明する。まず、暖房運転時には、圧縮機34で高温
高圧の気体とされた冷媒は、冷媒配管20aを通り室内
ユニット20における図示しない室内熱交換器に送られ
る。室内ユニット20内では、クロスフローファンによ
り吸込グリル24から取り込まれた室内気に対して、室
内熱交換器を通過する高温高圧の気体冷媒から熱が与え
られる。これにより、前面パネル22下方の吹出口26
から温風が吹き出されることになる。また同時に、高温
高圧の気体冷媒は、前記室内熱交換器において凝縮液化
し、高温高圧の液冷媒となる。
【0025】この高温高圧の液冷媒は、再び冷媒配管2
0aを通って室外ユニット30における室外熱交換器3
2に送られる。室外ユニット30では、プロペラファン
33により筐体31内に取り込まれた新しい室外気か
ら、室外熱交換器32を通過する高温高圧の液冷媒が、
熱を奪うことになる。高温高圧の液冷媒は、このことに
より蒸発気化して低温低圧の気体冷媒となる。これが再
び圧縮機34に送出され、上記過程を繰り返すことにな
る。
【0026】冷房運転時には、冷媒は上記とは逆方向に
冷媒回路中を流れる。つまり、圧縮機34で高温高圧の
気体とされた冷媒が、冷媒配管20aを通過して室外熱
交換器32に送られ、室外気に熱を与えて凝縮液化し液
冷媒となる。この高温高圧の液冷媒は、図示しない膨張
弁を通過して低温低圧の液冷媒となり、再び冷媒配管2
0aを通り図示しない室内熱交換器に送られる。低温低
圧の液冷媒は、ここで室内気から熱を奪って当該室内気
を冷却すると共に、冷媒自身は蒸発気化して低温低圧の
気体冷媒となる。これが再び圧縮機34に送出され、上
記過程を繰り返すことになる。
【0027】これら運転は、室内ユニット20に収めら
れたコントロール部20a及び室外ユニット30に収め
られたコントロールボックス35が協調することによっ
て制御される。
【0028】これより以下では、本発明の特徴的部分に
ついて説明する。図2は、コントロールボックス35の
斜視図である。このコントロールボックス35は、ハウ
ジング40と、このハウジング40に収納された各種電
気回路素子と、各種電子回路素子の熱を放散するための
放熱フィン42とから構成されている。ハウジング40
は、樹脂より形成されており、同図に示すように、横方
向に長い箱型をしている。ハウジング40の底面には、
開口部41が幅方向に沿って形成されいる。この開口部
41には、放熱フィン42が取り付けられている。
【0029】放熱フィン42は、熱拡散率が大きくかつ
軽量であるアルミニウムにより形成されており、基礎板
42aと、この基礎板42a上に互いに隙間をあけて立
設された複数の主放熱板42bとから構成されている。
この放熱フィン42は、ハウジング40に収納された各
種電気回路素子の内の1つであるパワートランジスタ
(図3参照)から発生する熱を吸収すると共に、この熱
を外部に放散する。放熱フィン42からの熱の放散は、
プロペラファン33からの風が、図2中の矢印dに示す
ように、コントロールボックス35の後面側から前面側
に向けて、放熱フィン42の各主放熱板42bの間を通
り抜けることにより促される。
【0030】ハウジング40の外面には、図3に示すよ
うに、耐火性に優れた金属を板金加工された板材(耐火
性部材)が貼設されている。
【0031】図3は、コントロールボックス35の幅方
向に沿う断面図である。同図中の符号40aが、前述し
た板金、符号43が、前述したパワートランジスタであ
る。この図3に示すように、放熱フィン42の基礎板4
2aは、パワートランジスタ43の下面に取り付けられ
ている。パワートランジスタ43は、ハウジング40内
に設けられた基板43aの下面に取り付けられている。
【0032】ハウジング40の内側には、開口部41を
取り囲むように第1の凸部44が形成されている。ま
た、ハウジング40には、第1の凸部44と開口部41
との間に位置して、連通孔45が形成されている。この
連通孔45は、開口部41の周りに複数個が設けられて
いる。さらに、ハウジング40には、開口部41に沿っ
て内部に突き出す第2の凸部46が形成されている。
【0033】放熱フィン42には、両端に位置する主放
熱板42bに、凹部47が形成されている。そして、こ
の凹部47に、ハウジング40の第2の凸部46がはめ
合わされる。このように、凹部47に凸部46をはめ合
わせる構造とすることで、ハウジング40内に到達する
までに水が辿る経路が長く、かつ複雑になっている。ま
た、凹部47と凸部46は、上下方向の接合面Aを有す
ることになる。
【0034】板金40aには、ハウジング40の連通孔
45に通じる孔部40bが形成されている。
【0035】上記構造のコントロールボックス35によ
れば、ハウジングの開口部41より侵入した水が第1の
凸部44で塞き止められ、各種電子回路素子が水と接触
することがない。したがって、各種電子回路素子が動作
不良を起こすのを防止することができる。
【0036】しかも、ハウジング40には、開口部41
と第1の凸部44との間に位置して連通孔45が形成さ
れているので、第1の凸部で塞き止められた水が連通孔
45から排出され、ハウジング40内に水が溜まること
がない。これにより、各種電子回路素子が動作不良を起
こすのを防止することができる。
【0037】また、凹部47に凸部46をはめ合わせる
構造となっているので、ハウジング40内に到達するま
でに水が辿る経路が長く、かつ複雑になる。しかも、凹
部47と凸部46との間に侵入した水は、ハウジング4
0内に到達するまでに、接合面Aを下から上に向けて進
まなければならない。これらにより、ハウジング40内
に侵入する水の量が低減される。したがって、各種電子
回路素子が動作不良を起こすのを防止することができ
る。
【0038】さらに、ハウジング40の外面には、耐火
性部材である板材40aが貼設されているので、火災等
で発生した火からの熱が板材40aに阻まれ、コントロ
ールボックス35が変形及び燃焼しない。したがって、
火災等で発生した火からコントロールボックス35が保
護される。
【0039】また、室外ユニット30及び空気調和装置
は、水の侵入や火災等の火に対する防御性に優れたコン
トロールボックス35を備えているので、安定した動作
が可能となる。
【0040】次に、本発明の第2実施形態について、図
4を参照して説明する。なお、上記第1実施形態と同様
の構成部分については、同符号を付し、その説明を省略
する。また、空気調和機の構成は第1実施形態と同様と
し、説明を省略する。図4は、第2実施形態のコントロ
ールボックス35の断面図である。このコントロールボ
ックス35のハウジング40には、開口部41に沿って
凹部50が形成されている。この凹部50には、主放熱
板42bの端部(凸部)51がはめ合わされる。このよ
うに、凹部50に凸部51をはめ合わせる構造とするこ
とで、ハウジング40内に到達するまでに水が辿る経路
が長く、かつ複雑になっている。また、凹部50と凸状
の端部51とが、上下方向の接合面Bを有することにな
る。なお、本実施形態では、ハウジング40は、難燃性
物質が配合されて難燃性の高められた難燃性ABS樹脂
から形成されている。
【0041】第2実施形態のコントロールボックス35
によれば、放熱フィン42側に特別な加工を施すことな
く、ハウジング40の凹部50に放熱フィン42の端部
51をはめ合わすことができる。
【0042】次に、第3実施形態のコントロールボック
ス35を、図5を参照して説明する。このコントロール
ボックス35は、横側に突出した放熱フィン42の凸部
52が、ハウジング40の凹部53にはめ合わせている
点が特徴である。この構造によれば、凸部52と凹部5
3とは、2つの上下方向の接合面C、Dを有することに
なる。これにより、ハウジング40内に侵入する水の量
がさらに低減される。
【0043】本発明の他の実施形態として、図6に示す
コントロールボックス35がある。このコントロールボ
ックス35は、ハウジング40の端部(凸部)54が、
横方向に開口した放熱フィン41の凹部55にはめ合わ
されている点が特徴である。この構造によれば、凹部5
5と凸状の端部52は、上下方向の接合面Eを有するこ
とになる。
【0044】なお、空気調和装置の具体的構成は、上記
形態に特に限定されるものではなく、室内ユニット、室
外ユニット、及び当該電子回路収納ケースを備えた空気
調和装置であれば、いかなる形態の空気調和装置に対し
ても本発明は適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のによれ
ば、下記の効果を得ることができる。請求項1記載の電
子回路収納ケースによれば、ハウジングの内側に、開口
部を取り囲むように第1の凸部が形成されているので、
ハウジングの開口部より侵入した水が第1の凸部で塞き
止められ、各種電子回路素子が水と接触することがな
い。したがって、電子回路素子が動作不良を起こすのを
防ぐことができる。
【0046】請求項2記載の電子回路収納ケースによれ
ば、ハウジングに開口部と第1の凸部との間に位置して
連通孔が形成されているので、第1の凸部で塞き止めら
れた水が、連通孔から排出され、ハウジング内に溜まる
ことがない。したがって、電子回路素子が動作不良を起
こすのをさらに防ぐことができる。
【0047】請求項3記載の電子回路収納ケースによれ
ば、ハウジングまたは放熱フィンのいずれか一方に形成
された凹部に、ハウジングまたは放熱フィンのいずれか
他方に形成された凸部がはめ合わされているので、ハウ
ジング内に侵入しようとする水の辿る経路が長く、かつ
複雑になる。これにより、ハウジング内に侵入する水の
量が低減される。したがって、電子回路素子が動作不良
を起こすのを防ぐことができる。
【0048】請求項4記載の電子回路収納ケースによれ
ば、ハウジングの外面に、耐火性部材が貼設ているの
で、火災等で発生した火からの熱が耐火性部材に阻ま
れ、電子回路収納ケースが変形および燃焼しない。した
がって、火災等で発生した火から電子回路収納ケースを
保護することができる。
【0049】請求項5記載の室外ユニットによれば、水
の侵入や、火災等の火に対する防御性に優れた電子回路
収納ケースを備えているので、室外ユニットを安定的に
作動させることが可能となる。
【0050】請求項6記載の空気調和装置によれば、雨
水や火災等の外部からの影響に対して防御性に優れた室
外ユニットを備えているため、空気調和装置を安定的に
作動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 空気調和装置の全体構成を示す説明図であ
る。
【図2】 本発明に係る第1実施形態のコントロールボ
ックスの構成を示す説明図である。
【図3】 本発明に係る第1実施形態のコントロールボ
ックスを説明するためのコントロールボックスの断面図
である。
【図4】 本発明に係る第2実施形態のコントロールボ
ックスを説明するためのコントロールボックスの断面図
である。
【図5】 本発明に係る第3実施形態のコントロールボ
ックスの断面図である。
【図6】 本発明の他の実施形態に係るコントロールボ
ックスの断面図である。
【図7】 室外ユニットの構成を示す室外ユニットの概
略図である。
【図8】 従来のコントロールボックスの断面図であ
る。
【符号の説明】
20 室内ユニット 24 吸込口 26 吹出口 30 室外ユニット 32 室外熱交換器 33 プロペラファン(ファン) 34 圧縮機 35 コントロールボックス(電子回路収納ケース) 40 ハウジング 40a 板材(耐火性部材) 41 開口部 42 放熱フィン 44 第1の凸部 45 連通孔 46 第2の凸部(凸部) 47、50、53、55 凹部 51、52、54 凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路素子が収納されるハウジング
    と、該ハウジングの底面に形成された開口部に取り付け
    られて前記電子回路素子の熱を放出する放熱フィンとを
    有する電子回路収納ケースにおいて、 前記ハウジングの内側に、前記開口部を取り囲むように
    第1の凸部が形成されていることを特徴とする電子回路
    収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングに、前記開口部と前記第
    1の凸部との間に位置して連通孔が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の電子回路収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングまたは前記放熱フィンの
    いずれか一方に、前記開口部に沿って凹部が形成され、
    前記ハウジングまたは前記放熱フィンのいずれか他方
    に、前記凹部にはめ合わされる凸部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子回路
    収納ケース。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの外面に、耐火性部材が
    貼設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の電子回路収納ケース。
  5. 【請求項5】 室外気と冷媒との間で熱交換を行う室外
    熱交換器と、前記冷媒を送出する圧縮機と、前記室外気
    を送風するファンと、 請求項1〜4のいずれか1項記載の電子回路収納ケース
    とを備えたことを特徴とする室外ユニット。
  6. 【請求項6】 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口
    から吹き出すためのファンと、前記室内気と冷媒との間
    で熱交換を行う室内熱交換器とを有する室内ユニット
    と、 請求項5記載の室外ユニットとを備えたことを特徴とす
    る空気調和装置。
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