JP2003100543A - 磁性膜の形成方法 - Google Patents
磁性膜の形成方法Info
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- JP2003100543A JP2003100543A JP2001296816A JP2001296816A JP2003100543A JP 2003100543 A JP2003100543 A JP 2003100543A JP 2001296816 A JP2001296816 A JP 2001296816A JP 2001296816 A JP2001296816 A JP 2001296816A JP 2003100543 A JP2003100543 A JP 2003100543A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種磁気ヘッドに要求される高透磁率ならび
に高飽和磁束密度を有する磁性膜を、量産性良く形成す
ることを可能とする磁性膜の形成方法を提供すること。 【解決手段】 Feを主成分とし、Nを5〜20原子
%、Znを1〜3原子%含むと共に、Ta、Zr、H
f、Nb、Tiの少なくとも1種の元素を5〜15原子
%含む組成を有する磁性膜の形成方法であって、アルゴ
ンガスと窒素ガスの混合ガス雰囲気中において、窒素ガ
ス流量をアルゴンガス流量に対して4〜8%に保ち、基
板を載置する基板ホルダに負の電圧を印加しながらスパ
ッタリングを行なうことで、所望の磁気異方性を有する
高透磁率ならびに高飽和磁束密度を示す磁性膜を量産性
良く形成するが可能となる。
に高飽和磁束密度を有する磁性膜を、量産性良く形成す
ることを可能とする磁性膜の形成方法を提供すること。 【解決手段】 Feを主成分とし、Nを5〜20原子
%、Znを1〜3原子%含むと共に、Ta、Zr、H
f、Nb、Tiの少なくとも1種の元素を5〜15原子
%含む組成を有する磁性膜の形成方法であって、アルゴ
ンガスと窒素ガスの混合ガス雰囲気中において、窒素ガ
ス流量をアルゴンガス流量に対して4〜8%に保ち、基
板を載置する基板ホルダに負の電圧を印加しながらスパ
ッタリングを行なうことで、所望の磁気異方性を有する
高透磁率ならびに高飽和磁束密度を示す磁性膜を量産性
良く形成するが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性膜の形成方法
に関し、特に磁気録画再生装置(VTR)や磁気録音再
生装置などの磁気記録再生装置における磁気ヘッドの製
造方法に特徴がある。
に関し、特に磁気録画再生装置(VTR)や磁気録音再
生装置などの磁気記録再生装置における磁気ヘッドの製
造方法に特徴がある。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル技術の進歩に伴い、電子
デバイスなどは急速に細密化/高密度化が進んでおり、
磁気記録分野においても一層の高密度化が求められてい
る。この要求に対応するには、磁気記録媒体の保磁力を
高めると共に、磁気ヘッドの高性能化が必要不可欠であ
り、そのため、磁気ヘッドのトラック幅やギャップ長を
高精度で微細加工する技術に関する研究開発が盛んに行
われている。
デバイスなどは急速に細密化/高密度化が進んでおり、
磁気記録分野においても一層の高密度化が求められてい
る。この要求に対応するには、磁気記録媒体の保磁力を
高めると共に、磁気ヘッドの高性能化が必要不可欠であ
り、そのため、磁気ヘッドのトラック幅やギャップ長を
高精度で微細加工する技術に関する研究開発が盛んに行
われている。
【0003】高性能磁気ヘッドの代表例としては、磁性
膜と絶縁膜をトラック幅方向に交互に積層したコア材が
セラミックなどの非磁性基板で挟持され、このコア材だ
けで磁気回路が構成されるリング型の積層ヘッドや、磁
気回路の大部分がフェライトで構成され、磁気的に飽和
し易く、磁気ギャップ近傍のみに磁性膜を設けたMIG
ヘッド(Metal−In−Gapの略)などが挙げら
れる。このことから、積層ヘッドのコア材としては、等
方的な高透磁率を有する磁性膜が要求され、MIGヘッ
ドのコア材としては、面内一軸異方性を誘導させた高透
磁率特性を有する磁性膜が要求されている。
膜と絶縁膜をトラック幅方向に交互に積層したコア材が
セラミックなどの非磁性基板で挟持され、このコア材だ
けで磁気回路が構成されるリング型の積層ヘッドや、磁
気回路の大部分がフェライトで構成され、磁気的に飽和
し易く、磁気ギャップ近傍のみに磁性膜を設けたMIG
ヘッド(Metal−In−Gapの略)などが挙げら
れる。このことから、積層ヘッドのコア材としては、等
方的な高透磁率を有する磁性膜が要求され、MIGヘッ
ドのコア材としては、面内一軸異方性を誘導させた高透
磁率特性を有する磁性膜が要求されている。
【0004】代表的な磁性膜としては、Feを主成分と
するFe−M−N系膜(但し、MはTa、Zr、Hf、
Nb、Tiの少なくとも1種類の元素)が挙げられ、高
密度記録を実現する高保磁力媒体に適用することを目指
し、1T(テスラ)を越える高飽和磁束密度を有する磁
性膜の研究開発が日夜、活発に行われている。
するFe−M−N系膜(但し、MはTa、Zr、Hf、
Nb、Tiの少なくとも1種類の元素)が挙げられ、高
密度記録を実現する高保磁力媒体に適用することを目指
し、1T(テスラ)を越える高飽和磁束密度を有する磁
性膜の研究開発が日夜、活発に行われている。
【0005】磁性膜の形成方法は、真空技術を用いた蒸
着法やスパッタリング法で行われることが一般的であ
り、中でもスパッタリング法は、形成される薄膜の原材
料であるターゲットの組成を調整することで、比較的容
易に所望の組成を有する薄膜が、広範囲に渡って得られ
るため、現在、主流に利用されている薄膜形成技術であ
る。
着法やスパッタリング法で行われることが一般的であ
り、中でもスパッタリング法は、形成される薄膜の原材
料であるターゲットの組成を調整することで、比較的容
易に所望の組成を有する薄膜が、広範囲に渡って得られ
るため、現在、主流に利用されている薄膜形成技術であ
る。
【0006】以下、従来のスパッタリング装置を用いた
Fe−Ta−N磁性膜の形成方法を図7を参照しながら
説明する。
Fe−Ta−N磁性膜の形成方法を図7を参照しながら
説明する。
【0007】同図は一般的なスパッタリング装置の正面
断面図であり、真空排気システム101が接続された真
空チャンバ102の内壁にはスパッタリングターゲット
103を有するスパッタリング電極104が、絶縁材1
05を介して配設され、更にマッチング回路106(高
周波スパッタリングの場合)を介して、スパッタリング
用電源107が接続されている。真空チャンバ102内
には薄膜を形成する基板108を設置する基板ホルダ1
09が配置されている。また、スパッタリング電極10
4に設置されたターゲット103と、基板ホルダ109
に載置された基板108との間には、放電安定待ち時間
やターゲットクリーニングのための放電(プリスパッ
タ)中に、基板108にスパッタ粒子が到達することを
防ぐためのシャッタ122が配設され、薄膜形成時には
開くようにモータ等の駆動機構(図示せず)が接続され
ている。
断面図であり、真空排気システム101が接続された真
空チャンバ102の内壁にはスパッタリングターゲット
103を有するスパッタリング電極104が、絶縁材1
05を介して配設され、更にマッチング回路106(高
周波スパッタリングの場合)を介して、スパッタリング
用電源107が接続されている。真空チャンバ102内
には薄膜を形成する基板108を設置する基板ホルダ1
09が配置されている。また、スパッタリング電極10
4に設置されたターゲット103と、基板ホルダ109
に載置された基板108との間には、放電安定待ち時間
やターゲットクリーニングのための放電(プリスパッ
タ)中に、基板108にスパッタ粒子が到達することを
防ぐためのシャッタ122が配設され、薄膜形成時には
開くようにモータ等の駆動機構(図示せず)が接続され
ている。
【0008】また、スパッタリング用ガス110(通常
はアルゴンガス)と反応ガス120(窒素ガス)はそれ
ぞれ独立した流量調整器111と121を介して真空チ
ャンバ102に接続され、更に、圧力調整バルブ112
は真空チャンバ102と真空排気システム101との間
に配置されている。
はアルゴンガス)と反応ガス120(窒素ガス)はそれ
ぞれ独立した流量調整器111と121を介して真空チ
ャンバ102に接続され、更に、圧力調整バルブ112
は真空チャンバ102と真空排気システム101との間
に配置されている。
【0009】以下、Fe−Ta−N磁性膜の形成方法に
おける具体的な動作手順を説明する。
おける具体的な動作手順を説明する。
【0010】まず、真空チャンバ102内を真空ポンプ
等の排気システム101にて高真空(10-5Pa程度)
まで排気し、スパッタリング用ガス110と反応ガス1
20をそれぞれのガス流量調整器111及び121を通
して導入し、圧力調整バルブ112を調整して真空チャ
ンバ102内を0.1〜1Pa程度の圧力に保持する。
次に、ターゲット103を取付けたスパッタリング電極
104に、スパッタリング電源107を介して直流或い
は交流の負の電圧を印加することでプラズマが発生し、
ターゲット103が成膜される。
等の排気システム101にて高真空(10-5Pa程度)
まで排気し、スパッタリング用ガス110と反応ガス1
20をそれぞれのガス流量調整器111及び121を通
して導入し、圧力調整バルブ112を調整して真空チャ
ンバ102内を0.1〜1Pa程度の圧力に保持する。
次に、ターゲット103を取付けたスパッタリング電極
104に、スパッタリング電源107を介して直流或い
は交流の負の電圧を印加することでプラズマが発生し、
ターゲット103が成膜される。
【0011】このとき、基板ホルダ109とターゲット
103の間に配設されたシャッタ122をシャッタ開閉
機構(図示せず)によって開くことで、ターゲット10
3から飛び出したスパッタ粒子が、放電空間中で窒素ガ
スと反応して、基板ホルダ109に設置した基板108
上に堆積され、Fe−Ta−N磁性膜が形成される。
103の間に配設されたシャッタ122をシャッタ開閉
機構(図示せず)によって開くことで、ターゲット10
3から飛び出したスパッタ粒子が、放電空間中で窒素ガ
スと反応して、基板ホルダ109に設置した基板108
上に堆積され、Fe−Ta−N磁性膜が形成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、近年
の電子デバイスの進歩に伴う薄膜化の流れは止まること
を知らず、磁性膜の形成においても、その膜特性を向上
させるために、Feを用いて電子デバイスの信頼性を向
上させる技術が注目されている。
の電子デバイスの進歩に伴う薄膜化の流れは止まること
を知らず、磁性膜の形成においても、その膜特性を向上
させるために、Feを用いて電子デバイスの信頼性を向
上させる技術が注目されている。
【0013】このことから、Fe系磁性膜の信頼性を向
上させる手段として、Fe、Ta、Nの他に、第4、第
5の元素を数%添加したFe系磁性膜が開発されてい
る。Fe−Ta−N磁性膜にZnを数%添加したFe−
Ta−Zn−N磁性膜もその一つで、磁性膜の耐食性、
信頼性の向上に効果があることが確認されている。Fe
−Ta−Zn−N磁性膜の形成方法に関しても、理論的
にはFe−Ta−N磁性膜と同様に、Fe−Ta−Zn
ターゲットを用いて、アルゴンと窒素の混合ガス雰囲気
中での反応性スパッタ法により形成することが可能であ
る。しかし、ZnはFeやTaなどに比べ融点温度が低
いため、高純度なスパッタリングターゲットを生成する
ために用いられる溶解法では、ターゲット生成中にZn
が蒸発してしまい、ターゲット自体を生成することが困
難であるという問題が生じることになる。
上させる手段として、Fe、Ta、Nの他に、第4、第
5の元素を数%添加したFe系磁性膜が開発されてい
る。Fe−Ta−N磁性膜にZnを数%添加したFe−
Ta−Zn−N磁性膜もその一つで、磁性膜の耐食性、
信頼性の向上に効果があることが確認されている。Fe
−Ta−Zn−N磁性膜の形成方法に関しても、理論的
にはFe−Ta−N磁性膜と同様に、Fe−Ta−Zn
ターゲットを用いて、アルゴンと窒素の混合ガス雰囲気
中での反応性スパッタ法により形成することが可能であ
る。しかし、ZnはFeやTaなどに比べ融点温度が低
いため、高純度なスパッタリングターゲットを生成する
ために用いられる溶解法では、ターゲット生成中にZn
が蒸発してしまい、ターゲット自体を生成することが困
難であるという問題が生じることになる。
【0014】そこで、図8に示すような、Fe−Taの
溶解ターゲット201にZnのチップ202を膜組成が
最適になるように貼り付けたターゲットや、図9に示す
ような、Fe−Ta301とZn302のターゲット
を、最適膜組成が得られるような割合(間隔)で複数枚
バッキングプレート303に貼り合わせた複合ターゲッ
ト等を用いることが考案されている。しかし、上述する
方法で生成されたターゲットを使用したスパッタリング
法では、磁性膜が形成される基板表面で、部分的にZn
−rich或いは、Zn−poorな領域ができてしま
う可能性があり、大面積において均質な磁性膜を得るこ
とが困難であるという問題を有することになる。
溶解ターゲット201にZnのチップ202を膜組成が
最適になるように貼り付けたターゲットや、図9に示す
ような、Fe−Ta301とZn302のターゲット
を、最適膜組成が得られるような割合(間隔)で複数枚
バッキングプレート303に貼り合わせた複合ターゲッ
ト等を用いることが考案されている。しかし、上述する
方法で生成されたターゲットを使用したスパッタリング
法では、磁性膜が形成される基板表面で、部分的にZn
−rich或いは、Zn−poorな領域ができてしま
う可能性があり、大面積において均質な磁性膜を得るこ
とが困難であるという問題を有することになる。
【0015】更に、焼結法を利用して焼結ターゲットを
生成する方法も考案されている。この方法は、金属或い
はその化合物の粉末を所望の割合で混合させ、焼結する
ことで焼結ターゲットを生成し、このターゲットを用い
てスパッタリングすることで、薄膜形成する方法であ
る。このターゲットを用いれば大面積を有する基板にお
いても比較的容易に基板面内で均質な薄膜を得ることが
可能となるが、焼結ターゲットは前述する溶解ターゲッ
トに比べ、ターゲット材としての純度や密度が低いこと
が多く、形成された薄膜も溶解ターゲットに比べ、不純
物の混入や膜構造欠陥が発生しやすいという問題を有す
ることになる。
生成する方法も考案されている。この方法は、金属或い
はその化合物の粉末を所望の割合で混合させ、焼結する
ことで焼結ターゲットを生成し、このターゲットを用い
てスパッタリングすることで、薄膜形成する方法であ
る。このターゲットを用いれば大面積を有する基板にお
いても比較的容易に基板面内で均質な薄膜を得ることが
可能となるが、焼結ターゲットは前述する溶解ターゲッ
トに比べ、ターゲット材としての純度や密度が低いこと
が多く、形成された薄膜も溶解ターゲットに比べ、不純
物の混入や膜構造欠陥が発生しやすいという問題を有す
ることになる。
【0016】図10はFe−Ta−Znの焼結ターゲッ
トを用いて、アルゴンガスと窒素ガスの混合ガス雰囲気
中で反応性スパッタリング法により形成したFe−Ta
−Zn−N磁性膜を、540℃で1時間程度、無磁界真
空中で熱処理した後のB−H曲線である。このように、
従来の反応性スパッタリング法では、保磁力Hcが約1
000AT/mと大きくなってしまっており、良好な特
性が得られていないことが分かる。無論、磁気ヘッド等
のコア材としては保磁力Hcが小さい(<20AT/
m)磁性膜が必要であり、更に、積層型ヘッドのコア材
としては、膜面内に等方的な高透磁率を有する磁性膜が
必要である。また、MIGヘッドや薄膜ヘッド等のコア
材としては、面内一軸磁気異方性を誘導させた高透磁率
特性を有する磁性膜がそれぞれ要求される。
トを用いて、アルゴンガスと窒素ガスの混合ガス雰囲気
中で反応性スパッタリング法により形成したFe−Ta
−Zn−N磁性膜を、540℃で1時間程度、無磁界真
空中で熱処理した後のB−H曲線である。このように、
従来の反応性スパッタリング法では、保磁力Hcが約1
000AT/mと大きくなってしまっており、良好な特
性が得られていないことが分かる。無論、磁気ヘッド等
のコア材としては保磁力Hcが小さい(<20AT/
m)磁性膜が必要であり、更に、積層型ヘッドのコア材
としては、膜面内に等方的な高透磁率を有する磁性膜が
必要である。また、MIGヘッドや薄膜ヘッド等のコア
材としては、面内一軸磁気異方性を誘導させた高透磁率
特性を有する磁性膜がそれぞれ要求される。
【0017】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、磁気ヘッドに要求される所望の磁気異方性を有す
る高透磁率や高飽和磁束密度を示す磁性膜を効率良く形
成することを可能とする磁性膜の形成方法を提供するも
のである。
ので、磁気ヘッドに要求される所望の磁気異方性を有す
る高透磁率や高飽和磁束密度を示す磁性膜を効率良く形
成することを可能とする磁性膜の形成方法を提供するも
のである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載された磁性膜の形成方法は、Fe
を主成分とし、Nを5〜20原子%、Znを1〜3原子
%含むと共に、Ta、Zr、Hf、Nb、Tiの少なく
とも1種の元素を5〜15原子%含む組成を有する磁性
膜の形成方法であって、アルゴンガスと窒素ガスの混合
ガス雰囲気中において、窒素ガス流量をアルゴンガス流
量に対して4〜8%に保ち、基板を載置する基板ホルダ
に負の電圧を印加しながらスパッタリングを行なうこと
を特徴とする。
めに、請求項1に記載された磁性膜の形成方法は、Fe
を主成分とし、Nを5〜20原子%、Znを1〜3原子
%含むと共に、Ta、Zr、Hf、Nb、Tiの少なく
とも1種の元素を5〜15原子%含む組成を有する磁性
膜の形成方法であって、アルゴンガスと窒素ガスの混合
ガス雰囲気中において、窒素ガス流量をアルゴンガス流
量に対して4〜8%に保ち、基板を載置する基板ホルダ
に負の電圧を印加しながらスパッタリングを行なうこと
を特徴とする。
【0019】請求項2に記載された磁性膜の形成方法
は、請求項1記載の磁性膜の形成方法において、Feを
主成分とし、Ta、Zr、Hf、Nb、Tiの少なくと
も1種の元素を5〜15原子%含むと共に、Znを3〜
15原子%含有するターゲットを用いてスパッタリング
を行なうことを特徴とする。
は、請求項1記載の磁性膜の形成方法において、Feを
主成分とし、Ta、Zr、Hf、Nb、Tiの少なくと
も1種の元素を5〜15原子%含むと共に、Znを3〜
15原子%含有するターゲットを用いてスパッタリング
を行なうことを特徴とする。
【0020】請求項3に記載された磁性膜の形成方法
は、請求項1または2記載の磁性膜の形成方法におい
て、前記基板ホルダに印加する電圧が0.08W/cm
2〜0.16W/cm2であることを特徴とする。
は、請求項1または2記載の磁性膜の形成方法におい
て、前記基板ホルダに印加する電圧が0.08W/cm
2〜0.16W/cm2であることを特徴とする。
【0021】なお、前記基板ホルダに印加する電圧を
0.05W/cm2〜0.25W/cm2で実験した場合
でも、良好な結果が得られる。
0.05W/cm2〜0.25W/cm2で実験した場合
でも、良好な結果が得られる。
【0022】上記解決手段によれば、各種磁気ヘッドに
要求される所望の磁気異方性を有する高透磁率ならびに
高飽和磁束密度を示す磁性膜を量産性よく形成すること
ができる。
要求される所望の磁気異方性を有する高透磁率ならびに
高飽和磁束密度を示す磁性膜を量産性よく形成すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1に本実施
形態に係るスパッタリング装置の全体構成である。
形態に係るスパッタリング装置の全体構成である。
【0024】図1(a)はスパッタリング装置の正面断
面図、同図(b)はその平面断面図を示す。図1におい
て、真空排気系1が接続された真空チャンバ2の内壁に
はスパッタリングターゲット3を有するスパッタリング
電極4が絶縁材5を介して配設され、マッチング回路6
(高周波スパッタリングの場合)を介して、スパッタリ
ング用電源7が接続されている。このスパッタリング電
極4は、図1(b)のように、基板ホルダ9の外周面と
対向して、複数(図例では4基)配置されている。
面図、同図(b)はその平面断面図を示す。図1におい
て、真空排気系1が接続された真空チャンバ2の内壁に
はスパッタリングターゲット3を有するスパッタリング
電極4が絶縁材5を介して配設され、マッチング回路6
(高周波スパッタリングの場合)を介して、スパッタリ
ング用電源7が接続されている。このスパッタリング電
極4は、図1(b)のように、基板ホルダ9の外周面と
対向して、複数(図例では4基)配置されている。
【0025】真空チャンバ2内には側周面上に基板8を
載置できる円筒形の基板ホルダ9が配置され、その中心
軸14を中心に自転できるように、モータ等の回転機構
15が接続される。また、基板ホルダ9にはバイアス電
圧が印加できるようにマッチング回路15を介してバイ
アス用電源16が接続されている。更に、スパッタリン
グ用ガス10(通常はアルゴンガス)の導入系11に加
え、反応性スパッタリング用ガス17及び該導入系18
が接続されている。
載置できる円筒形の基板ホルダ9が配置され、その中心
軸14を中心に自転できるように、モータ等の回転機構
15が接続される。また、基板ホルダ9にはバイアス電
圧が印加できるようにマッチング回路15を介してバイ
アス用電源16が接続されている。更に、スパッタリン
グ用ガス10(通常はアルゴンガス)の導入系11に加
え、反応性スパッタリング用ガス17及び該導入系18
が接続されている。
【0026】このようなスパッタリング装置を利用して
磁性膜の成膜形成を行なうには、まず、真空チャンバ2
内を真空ポンプ等の真空排気系1により高真空(10-5
Pa程度)まで排気し、アルゴンガスなどの放電ガス1
0をガス流量調整器11を調整することで真空チャンバ
2内に導入し、圧力調整バルブ12を調整して真空チャ
ンバ2内の圧力を0.1〜1Pa程度に保持する。
磁性膜の成膜形成を行なうには、まず、真空チャンバ2
内を真空ポンプ等の真空排気系1により高真空(10-5
Pa程度)まで排気し、アルゴンガスなどの放電ガス1
0をガス流量調整器11を調整することで真空チャンバ
2内に導入し、圧力調整バルブ12を調整して真空チャ
ンバ2内の圧力を0.1〜1Pa程度に保持する。
【0027】次に、基板8を取付けた基板ホルダ9を自
転させると共に、ターゲット3を取付けたスパッタリン
グ電極4にスパッタリング用電源7を介して直流或いは
交流の負の電圧を印加することでプラズマを発生させる
ことで、ターゲット3がスパッタされる。そして、飛び
出したスパッタ粒子が、基板ホルダ9に載置された基板
8上に堆積されることで、薄膜が形成される。
転させると共に、ターゲット3を取付けたスパッタリン
グ電極4にスパッタリング用電源7を介して直流或いは
交流の負の電圧を印加することでプラズマを発生させる
ことで、ターゲット3がスパッタされる。そして、飛び
出したスパッタ粒子が、基板ホルダ9に載置された基板
8上に堆積されることで、薄膜が形成される。
【0028】なお、基板8に形成する薄膜が反応性ガス
17との化合物の場合には、放電ガス10と同時に反応
性スパッタリング用ガス10を導入し、ガス流量調整器
18を調整することで、上述する両ガスの割合を調整す
る。
17との化合物の場合には、放電ガス10と同時に反応
性スパッタリング用ガス10を導入し、ガス流量調整器
18を調整することで、上述する両ガスの割合を調整す
る。
【0029】以下、図2を参照しながらFe−Ta−Z
n焼結ターゲットとSiO2ターゲットを使用し、基板
8上に、Fe−Ta−Zn−N膜とSiO2膜の多層磁
性膜を形成する具体的な方法を説明する。更に、図3及
び図4を用いて該磁性膜の特性(B−H曲線と初透磁
率)を説明する。
n焼結ターゲットとSiO2ターゲットを使用し、基板
8上に、Fe−Ta−Zn−N膜とSiO2膜の多層磁
性膜を形成する具体的な方法を説明する。更に、図3及
び図4を用いて該磁性膜の特性(B−H曲線と初透磁
率)を説明する。
【0030】図2は本実施形態に係るスパッタリング装
置の概略平面図であり、真空チャンバ2内に配置される
スパッタリングターゲット3は、Fe−Ta−Zn焼結
ターゲット1枚とSiO2ターゲット1枚(いずれも、
381mm×127mm)を使用している。
置の概略平面図であり、真空チャンバ2内に配置される
スパッタリングターゲット3は、Fe−Ta−Zn焼結
ターゲット1枚とSiO2ターゲット1枚(いずれも、
381mm×127mm)を使用している。
【0031】このような状況で、まず、真空チャンバ2
内にアルゴンガスと窒素ガスをそれぞれ100scc
m、5sccmの流量で導入する。更に、基板ホルダ9
に負のバイアス電圧を13.56MHzのRF電源でR
F電力を480W(電力密度0.08W/cm2)印加
することで、真空チャンバ2内にプラズマを発生させ、
プラズマの作用によって、基板8上にFe−Ta−Zn
−N膜を0.4μmだけ形成する。次に、真空チャンバ
2内のスパッタ圧力を0.93Paにし、アルゴンガス
を100sccmの流量で導入しながら、スパッタ電力
を2kWに設定し、基板ホルダ9を10rpmの回転速
度で回転させながら、SiO2膜を5nm形成する。こ
のような処理工程を繰り返し行い、基板8上にFe−T
a−Zn−N膜を6層形成し、SiO2膜を5層形成す
ることで、全体膜厚で約2.4μmの多層磁性膜を形成
する。
内にアルゴンガスと窒素ガスをそれぞれ100scc
m、5sccmの流量で導入する。更に、基板ホルダ9
に負のバイアス電圧を13.56MHzのRF電源でR
F電力を480W(電力密度0.08W/cm2)印加
することで、真空チャンバ2内にプラズマを発生させ、
プラズマの作用によって、基板8上にFe−Ta−Zn
−N膜を0.4μmだけ形成する。次に、真空チャンバ
2内のスパッタ圧力を0.93Paにし、アルゴンガス
を100sccmの流量で導入しながら、スパッタ電力
を2kWに設定し、基板ホルダ9を10rpmの回転速
度で回転させながら、SiO2膜を5nm形成する。こ
のような処理工程を繰り返し行い、基板8上にFe−T
a−Zn−N膜を6層形成し、SiO2膜を5層形成す
ることで、全体膜厚で約2.4μmの多層磁性膜を形成
する。
【0032】図3は熱処理後のFe−Ta−Zn−Nの
代表的なB−H曲線(磁束密度と磁場との関係)を示
し、図4は基板中心からの距離と初透磁率μ’との関係
(10kHz時)を示す。なお、図4における基板中心
からの距離とは、基板ホルダ9に対して垂直方向(基板
ホルダ9の回転方向に対して90°の方向)を考えた場
合、符号のマイナスが基板中心より上側、プラスが下側
であることを表す。また、 白丸(○)と黒丸(●)は
それぞれ、基板ホルダ9の回転方向と基板ホルダ9の回
転方向に対して90°方向の初透磁率を表す。
代表的なB−H曲線(磁束密度と磁場との関係)を示
し、図4は基板中心からの距離と初透磁率μ’との関係
(10kHz時)を示す。なお、図4における基板中心
からの距離とは、基板ホルダ9に対して垂直方向(基板
ホルダ9の回転方向に対して90°の方向)を考えた場
合、符号のマイナスが基板中心より上側、プラスが下側
であることを表す。また、 白丸(○)と黒丸(●)は
それぞれ、基板ホルダ9の回転方向と基板ホルダ9の回
転方向に対して90°方向の初透磁率を表す。
【0033】図3より0°方向のB−H曲線の保磁力H
cはHc<16AT/mと十分小さく、μ’0°を示す
白丸も5000以上の値を示し、極めて良好な磁性膜が
形成されていることがわかる。また、磁気異方性の向き
がほぼ一定に揃っていることから、本実施形態によって
形成する多層磁性膜は、MIGヘッドのコア材などの一
軸磁気異方性を必要とする電子デバイスに有効である。
また、一度に多数の基板を処理できるため、量産性良く
形成することができる。
cはHc<16AT/mと十分小さく、μ’0°を示す
白丸も5000以上の値を示し、極めて良好な磁性膜が
形成されていることがわかる。また、磁気異方性の向き
がほぼ一定に揃っていることから、本実施形態によって
形成する多層磁性膜は、MIGヘッドのコア材などの一
軸磁気異方性を必要とする電子デバイスに有効である。
また、一度に多数の基板を処理できるため、量産性良く
形成することができる。
【0034】なお、本実施形態では、特にFe−Ta−
Zn−N膜とSiO2膜の多層磁性膜を一例として挙げ
たが、Fe−Ta−Zn−N単層膜の場合でも問題はな
い。
Zn−N膜とSiO2膜の多層磁性膜を一例として挙げ
たが、Fe−Ta−Zn−N単層膜の場合でも問題はな
い。
【0035】以上のように、真空チャンバ内にFe−T
a−Zn焼結ターゲットとSiO2ターゲットとを配置
させ、基板を載置する基板ホルダを回転させながら、ア
ルゴンガスと窒素ガスを導入することで前記基板上に成
膜することで、高透磁率で高飽和磁束密度の磁性膜を形
成することが可能となる。
a−Zn焼結ターゲットとSiO2ターゲットとを配置
させ、基板を載置する基板ホルダを回転させながら、ア
ルゴンガスと窒素ガスを導入することで前記基板上に成
膜することで、高透磁率で高飽和磁束密度の磁性膜を形
成することが可能となる。
【0036】(第2の実施形態)第1の実施形態では、
基板ホルダ9に印加する電力を480W(電力密度0.
08W/cm2)と一定にした場合を示したが、本実施
形態は、第1の実施形態と動作手順は同様であるが、基
板ホルダ9に印加する電力を960Wとした場合を取り
上げる。
基板ホルダ9に印加する電力を480W(電力密度0.
08W/cm2)と一定にした場合を示したが、本実施
形態は、第1の実施形態と動作手順は同様であるが、基
板ホルダ9に印加する電力を960Wとした場合を取り
上げる。
【0037】図5は上記条件で多層磁性膜を形成した場
合の代表的なB−H曲線を示し、図6は基板中心からの
距離と初透磁率μ’との関係(10kHz時)を示す。
図5及び図6から、第1の実施形態1とは逆に、90°
方向のB−H曲線の保磁力がHc<16AT/mと十分
に小さく、μ’90°を示す黒丸も5000以上の値を
示し、極めて良好な磁性膜が形成されていることがわか
る。
合の代表的なB−H曲線を示し、図6は基板中心からの
距離と初透磁率μ’との関係(10kHz時)を示す。
図5及び図6から、第1の実施形態1とは逆に、90°
方向のB−H曲線の保磁力がHc<16AT/mと十分
に小さく、μ’90°を示す黒丸も5000以上の値を
示し、極めて良好な磁性膜が形成されていることがわか
る。
【0038】つまり、Fe−Ta−Zn−N膜を形成す
る際に、基板ホルダ9に印加する電力を制御すること
で、良好な磁性膜が得られることだけでなく、その磁気
異方性の向きを制御することが可能となる。また、多層
磁性膜の形成時において、例えば、奇数層目に形成され
るFe−Ta−Zn−N膜の基板バイアスを、480W
とし、偶数層目に形成されるFe−Ta−Zn−N膜の
基板バイアスを960Wと制御することで、多層磁性膜
全体では等方的な特性を得ることが可能となる。つま
り、磁気異方性に関して等方的であるため、前記積層ヘ
ッド等のコア材として最適な磁性膜であると言える。
る際に、基板ホルダ9に印加する電力を制御すること
で、良好な磁性膜が得られることだけでなく、その磁気
異方性の向きを制御することが可能となる。また、多層
磁性膜の形成時において、例えば、奇数層目に形成され
るFe−Ta−Zn−N膜の基板バイアスを、480W
とし、偶数層目に形成されるFe−Ta−Zn−N膜の
基板バイアスを960Wと制御することで、多層磁性膜
全体では等方的な特性を得ることが可能となる。つま
り、磁気異方性に関して等方的であるため、前記積層ヘ
ッド等のコア材として最適な磁性膜であると言える。
【0039】以上のように、基板ホルダに印加する電力
を制御することで、良好な磁性膜が得られることだけで
なく、その磁気異方性の向きをも制御することが可能と
なる。
を制御することで、良好な磁性膜が得られることだけで
なく、その磁気異方性の向きをも制御することが可能と
なる。
【0040】
【発明の効果】本発明の磁性膜の形成方法によれば、ア
ルゴンガスと窒素ガスの流量比を一定範囲に保ち、真空
チャンバ内に配置されるターゲットに印加する電力を制
御することで、高透磁率で高飽和磁束密度の磁性膜を形
成することが可能となる。
ルゴンガスと窒素ガスの流量比を一定範囲に保ち、真空
チャンバ内に配置されるターゲットに印加する電力を制
御することで、高透磁率で高飽和磁束密度の磁性膜を形
成することが可能となる。
【図1】(a)は本発明の実施の形態1におけるスパッ
タリング装置の正面断面図 (b)は本発明の実施の形態1におけるスパッタリング
装置の平面断面図
タリング装置の正面断面図 (b)は本発明の実施の形態1におけるスパッタリング
装置の平面断面図
【図2】第1の実施形態に係るスパッタリング装置の概
略平面図
略平面図
【図3】第1の実施形態に係る多層磁性膜のB−H曲線
を示す図
を示す図
【図4】第1の実施形態に係る多層磁性膜の初透磁率を
基板中心からの距離を示す図
基板中心からの距離を示す図
【図5】第2の実施形態に係る多層磁性膜のB−H曲線
を示す図
を示す図
【図6】第2の実施形態に係る多層磁性膜の初透磁率を
基板中心からの距離を示す図
基板中心からの距離を示す図
【図7】従来技術における一般的なスパッタリング装置
の正面断面図
の正面断面図
【図8】(a)従来技術に係るZnチップを貼り付けた
一般的なFe−Taターゲットを示す平面図 (b)従来技術に係るZnチップを貼り付けた一般的な
Fe−Taターゲットを示す断面図
一般的なFe−Taターゲットを示す平面図 (b)従来技術に係るZnチップを貼り付けた一般的な
Fe−Taターゲットを示す断面図
【図9】(a)従来技術に係るFe−TaとZnからな
るターゲットを示す平面図 (b)従来技術に係るFe−TaとZnからなるターゲ
ットを示す断面図
るターゲットを示す平面図 (b)従来技術に係るFe−TaとZnからなるターゲ
ットを示す断面図
【図10】従来技術における一般的な反応性スパッタ法
によるFe−Ta−Zn−N磁性膜のB−H曲線を示す
図
によるFe−Ta−Zn−N磁性膜のB−H曲線を示す
図
3 スパッタリングターゲット
4 スパッタリング電極
8 基板
9 円筒形基板ホルダ
16 バイアス用電源
17 反応性スパッタリング用ガス
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 足立 博史
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 5D093 AA01 FA16 HA17 JA01
5E049 AA01 BA12 GC02
Claims (4)
- 【請求項1】 Feを主成分とし、Nを5〜20原子
%、Znを1〜3原子%含むと共に、Ta、Zr、H
f、Nb、Tiの少なくとも1種の元素を5〜15原子
%含む組成を有する磁性膜の形成方法であって、 アルゴンガスと窒素ガスの混合ガス雰囲気中において、
アルゴンガス流量に対する窒素ガス流量の割合を4〜8
%に保ち、基板を載置する基板ホルダに負の電圧を印加
しながらスパッタリングを行なうことを特徴とする磁性
膜の形成方法。 - 【請求項2】 Feを主成分とし、Ta、Zr、Hf、
Nb、Tiの少なくとも1種の元素を5〜15原子%含
むと共に、Znを3〜15原子%含有するターゲットを
用いてスパッタリングを行なうことを特徴とする請求項
1記載の磁性膜の形成方法。 - 【請求項3】 前記基板ホルダに印加する電圧が0.0
8W/cm2〜0.16W/cm2であることを特徴とす
る請求項1または2記載の磁性膜の形成方法。 - 【請求項4】 前記基板ホルダに印加する電圧が0.0
5W/cm2〜0.25W/cm2であることを特徴とす
る請求項1または2記載の磁性膜の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001296816A JP2003100543A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 磁性膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001296816A JP2003100543A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 磁性膜の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003100543A true JP2003100543A (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=19117986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001296816A Pending JP2003100543A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 磁性膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003100543A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007243007A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | ノイズ抑制構造体、多層プリント回路基板およびその製造方法 |
JP2020517832A (ja) * | 2017-04-27 | 2020-06-18 | エヴァテック・アーゲー | 軟磁性多層堆積装置、製造の方法、および磁性多層体 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001296816A patent/JP2003100543A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007243007A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | ノイズ抑制構造体、多層プリント回路基板およびその製造方法 |
JP2020517832A (ja) * | 2017-04-27 | 2020-06-18 | エヴァテック・アーゲー | 軟磁性多層堆積装置、製造の方法、および磁性多層体 |
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