JP2003100474A - 放電灯点灯制御装置 - Google Patents

放電灯点灯制御装置

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JP2003100474A
JP2003100474A JP2001292100A JP2001292100A JP2003100474A JP 2003100474 A JP2003100474 A JP 2003100474A JP 2001292100 A JP2001292100 A JP 2001292100A JP 2001292100 A JP2001292100 A JP 2001292100A JP 2003100474 A JP2003100474 A JP 2003100474A
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Yoshifumi Suehiro
善文 末広
Masaharu Kitado
正晴 北堂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン数を低減し、1パッケージ化したときの
形状の小型化を可能にする。 【解決手段】 放電灯点灯制御装置2は、放電灯1に点
灯信号を出力する点灯メイン回路3と点灯信号を生成す
るための制御信号を生成するステートマシン5等から構
成される点灯制御回路4とがパッケージ化されてなる。
テストモード時に動作テスト信号を出力するテスト信号
発生回路部71、72と、通常動作モードと、点灯メイ
ン回路3の動作と、点灯制御回路4の動作で切り替える
セレクタS1〜S4を備え、外部よりテストモードの指
示を行い、点灯メイン回路3の動作、点灯制御回路4の
動作の正常、異常をセレクタS5を介して観察し、評価
可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯の点灯を制
御する点灯制御回路部と点灯駆動回路部とをパッケージ
化した放電灯点灯制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高輝度用の放電灯は高い点灯制御が要求
され、点灯前、起動時、定常点灯時、異常時等にはそれ
ぞれの特質に従った制御モードが準備されている。従
来、かかる放電灯の点灯制御回路としては、マイクロプ
ロセッサを利用したデジタル方式の回路が採用されてい
た。
【0003】図6は、従来の放電灯点灯制御装置を示す
もので、点灯メイン回路200とデジタル制御を行う点
灯制御回路300の2つの回路部から構成され、放電灯
100の点灯制御を行う。放電灯100は、電源210
に接続され、D/Dコンバータ201及びインバータ2
02から構成される点灯メイン回路200からの制御信
号をイグナイタ220を経て駆動制御されるようになっ
ている。点灯制御回路300は、放電灯100の動作状
態等を検出し、その結果を受けて点灯制御用の制御信号
を生成し、点灯メイン回路200に出力するもので、点
灯メイン回路200との間でフィードバック系を構成し
ている。この図において、D/Dコンバータ201は電
源電圧を所定のレベルに昇圧するものであり、インバー
タ202はPWM制御信号により出力電力の制御を行う
ものである。イグナイタ220は点灯時などに駆動電圧
にさらに高電圧のパルスを重畳することにより絶縁破壊
を起こさせて放電を効果的に開始させるものである。
【0004】点灯制御回路300は、マイクロプロセッ
サ301を備える他、放電灯100の動作に関する検出
信号を取得するA/D変換器302と、放電灯100の
点灯時からの経過時間及び消灯時からの経過時間を計測
する点灯/消灯時間カウンタ303と、D/Dコンバー
タ201に駆動パルスを供給するD/Dコンバータ用駆
動パルス発生回路304と、インバータ202に駆動パ
ルスを供給するインバータ用駆動パルス発生回路305
とを備える。マイクロプロセッサ301は放電灯100
に対して前述した各種の制御モードを実行する制御プロ
グラムが格納されたメモリ3011と、各制御モードを
制御プログラムに従って実際に実行するハード構成部で
あるCPUコア3012とから構成されている。
【0005】このように構成された点灯装置の動作を簡
単に説明すると、図略の点灯スイッチが投入されると、
制御プログラムが起動され、点灯/消灯時間カウンタ3
03に対して消灯時間情報をA/D変換器302に導か
せ、その時間情報に応じてCPUコア3012で初期の
制御基準値を生成し、これに対応する制御信号をインバ
ータ用駆動パルス発生回路305を経て、インバータ2
02に導く。点灯前制御では、高速立ち上げを実行する
べく、大電力の供給が行われ、この間、点灯の有無を判
定するべくインバータ202から放電灯1への供給電流
及び駆動電圧の取り込みがA/D変換器302に対して
指示される。例えば電流変化(小から大へ)あるいは電
圧の変化(大から小へ)が検出されると、点灯したと判
定して、立ち消えなどが生じず、かつ電磁ノイズの影響
を考慮した応答性の下での制御が行われて、インバータ
用駆動パルス発生回路305から制御信号がインバータ
202に出力される。所定の時間経過乃至は安定した点
灯動作の終了が確認されると、定常点灯制御に移行し、
所要の周期でインバータ用駆動パルス発生回路305か
らインバータ202へ制御信号が出力される。周期的に
取り込む検出信号に基づいて異常有りと判定されると、
異常に応じた処理及び制御信号を生成してインバータ2
02に出力する。電源電圧の変動、異常が検出される
と、D/Dコンバータ用駆動パルス発生回路304から
D/Dコンバータ201に昇圧調整のための制御信号が
出力される。かかる一連の制御が、制御モード毎の制御
プログラムに対応して準備されているCPUコア301
2内でのデータ処理等を通じて実行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】CPUコア3012
は、全ての制御プログラムの内容を実行し得る機能構成
を備えていることが要請されるなど、ある意味で汎用性
が求められることから、必然的にその構成は大きなもの
になるものの、処理する機能が多い制御対象の場合に
は、それらの機能は全てプログラミングで対応でき、し
かもプログラムを構成する機能毎の命令セットが繰り返
し実行される態様であれば、総合的には効率の良い制御
回路となる一方、放電灯の点灯動作を制御対象とした場
合、マイクロプロセッサ自身、汎用性を備えているもの
であることから、回路規模の割に実行すべき内容が少な
いという効率的には低い回路となる可能性がある。すな
わち、放電灯の点灯制御では、必要とされる機能は比較
的限定されたものになり、プロセッサで構成される制御
回路では効率的な使用という点で限界が生じる。特に放
電灯はデータ転送に悪影響を及ぼす可能性の高い高ノイ
ズ発生源でもあるため、プログラム処理ではプログラム
のデータのわずかな改変によっても制御結果が不適切な
ものとなったり、制御不能(暴走など)に陥ったりする
ことが考えられる。また、用途によっては小型化が要求
されたり、制御モードによってはさらなる高速化が要求
されることも考えられ、さらには車両の前照灯など用途
によっては温度的に厳しい環境下で使用される可能性も
あり、これらの態様に対しても、常に高い点灯品質を提
供することは容易ではない。そこで、各制御モードに含
まれる各制御ルーチンを実行するそれぞれのステートマ
シン(ハードウエア)を備え、さらには共通するものを
共有化することで効率化、小型化を図った(特開2001-1
59479)、専用ハードでデジタル制御回路としたものが
提案されている。
【0007】また、点灯メイン回路は、アナログ信号も
扱うD/Dコンバータ201やインバータ202からな
り、専用ハードのデジタル制御回路とは異なる素子、チ
ップとして構成されている。このように、点灯メイン回
路200と点灯制御回路300とが別々のチップとして
構成されている場合、両者間での入出力信号は直接観察
する(検査する)ことが可能である。
【0008】ところで、点灯メイン回路200と点灯制
御回路300とを別々のチップとして構成した構造は制
御装置としては大型であり、両者をまとめてパッケージ
化することは技術的に可能であり、これにより多少は小
型化できる。しかしながら、1パッケージ化すると、そ
のままでは両回路間の入出力信号等の確認、すなわち、
検査ができないことから、検査のために必要な、テスト
信号の入力用ピン、信号検出用ピンとか、本動作と検査
動作との切替指示用を含めた相当本数のピン(外部へ露
出した端子)を、本来の放電灯の点灯制御に必要な入出
力信号等のためのピン本数に対して余分にパッケージに
設ける必要がある。両回路間乃至は回路内部の所要箇所
の信号を監視可能にしておかなければ、各回路部に対す
る評価ができない。例えば、点灯動作に不具合が発生し
た場合、点灯メイン回路200と点灯制御回路300の
どちらに原因があるかも分からないこととなる。しかし
ながら、パッケージの大きさはピン数にも依存すること
から、1パッケージにしても検査のためのピン数を考慮
すると、このままでは小型化に限界があるということに
なる。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
テスト用回路を内装することで、ピン数を低減し、1パ
ッケージ化したときの形状の小型化を可能にする放電灯
点灯制御装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
放電灯に点灯信号を出力する出力回路部と点灯信号を生
成するための制御信号を生成するデジタル制御回路部と
がパッケージ化されてなる放電灯点灯制御装置であっ
て、テスト時に動作テスト信号を出力するテスト信号発
生回路部と、通常動作状態とテスト状態との切り替えを
行う切替回路とを備え、外部よりテストの指示を行うよ
うにしたことを特徴とする放電灯点灯制御装置である。
【0011】この構成によれば、通常動作時には、ステ
ートマシンなどのハードウエアで構成されるデジタル制
御回路部で生成された制御信号はその出力側から出力さ
れて出力回路部へ導かれ、点灯信号に変換されて放電灯
に出力される。放電灯は、点灯信号を受けて点灯開始
し、次いで点灯状態が維持されるように動作を行う。切
替回路がテスト状態へ切り替える指示が例えば外部から
入力されると、テスト信号発生回路からテスト信号が出
力され、例えばデジタル制御回路部に導かれ、テスト信
号に対してデジタル制御回路部で処理される。パッケー
ジ内にテスト信号発生回路部、切替回路を設けたので、
その分のピン数が低減される。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の放
電灯点灯制御装置において、テスト信号発生回路部は、
デジタル制御回路部への入力側にテスト信号を供給する
第1テスト信号発生回路と、出力回路部の入力側にテス
ト信号を供給する第2テスト信号発生回路とからなるこ
とを特徴とするものである。この構成によれば、第1テ
スト信号発生回路によりデジタル制御回路部の動作の評
価が可能となり、第2テスト信号発生回路により出力回
路部の動作の評価が可能となる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の放電灯点灯制御装置において、デジタル制御回路部
に接続された外部に露出するモニタ端子を設けたことを
特徴とするものである。この構成によれば、モニタ端子
を介してデジタル制御回路部の内部回路に対する動作の
監視が可能となる。モニタ端子に接続可能なモニタとし
ては、デジタル式やアナログ式のシンクロスコープ等の
測定器が考えられる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の放
電灯点灯制御装置において、デジタル制御回路部の入力
側に分岐路を設け、前記分岐路からの信号を前記モニタ
端子に導くモニタ切替回路を設けたことを特徴とするも
のである。この構成によれば、モニタ端子を介してデジ
タル制御回路部の入力部の信号も監視可能となり、しか
も内部にモニタ切替回路を設けたことで、それぞれの回
路部からのピンを設ける構成に比してピン数が低減され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る放電灯点灯
装置の一実施形態を示す回路構成図である。放電灯点灯
装置2は、例えばキセノンランプ等の高輝度用の放電灯
1に点灯用に調整可能にされたパルス状の駆動信号を供
給する点灯メイン回路(出力回路部)3と、放電灯1へ
の駆動電力源となる電源Bと、点灯メイン回路3におけ
る点灯制御を行わせるための点灯制御回路(デジタル制
御回路部)4とを備える。イグナイタ11は点灯時など
に駆動電圧にさらに高電圧のパルスを重畳することによ
り絶縁破壊を起こさせて放電を効果的に開始させるもの
である。
【0016】点灯メイン回路3は、電源Bからの電圧を
所要の電圧に昇圧するD/Dコンバータ31と、放電灯
1を点灯させるための電力供給を行うインバータ32と
から構成される。D/Dコンバータ31は、例えば昇圧
トランスを有し、その一次側に流入する電源Bからの直
流電流をスイッチング素子を介してスイッチングするこ
とで二次側に電力を誘起させ、この誘起電力を整流平滑
してインバータ32に出力するようになされたコンバー
タが採用される。従って、スイッチング素子に供給され
るスイッチングパルスの幅を変更することに応じて出力
電圧(電流)が変更される。インバータ32は点灯制御
回路4からの後述するPWM制御された制御信号を受け
てデューティ制御された高周波電力をイグナイタ11を
介して放電灯1に供給することで点灯動作を制御するも
のである。
【0017】放電灯1は、本実施形態では、リセット/
異常停止制御モード(以下、制御モード0という)、点
灯前制御モード(以下、制御モード1という)、起動制
御モード(以下、制御モード2という)、及び定常点灯
制御モード(以下、制御モード3という)の4種類の制
御モードによって駆動制御される。制御モード0(リセ
ット/異常停止制御モード)は負荷である放電灯1や電
圧等に何らかの異常が発生したときに、再点灯(再始
動)を試みるリセット処理を行わせ、乃至はそのまま駆
動を停止する処理を行わせるためのものである。制御モ
ード1(点灯前制御モード)は点灯指示後から放電灯が
点灯する直前までの駆動制御を行わせるためのものであ
る。制御モード2(起動制御モード)は点灯直後から安
定点灯状態に至るまでの駆動制御を行わせるためのもの
である。制御モード3(定常点灯制御モード)は点灯し
てから所定後の点灯状態が安定した期間における駆動制
御を行わせるためのものである。
【0018】点灯制御回路4はステートマシン5及び周
辺のハード回路61〜64、71、72及びセレクタS
1〜S5を備える。この点灯制御回路4と点灯メイン回
路3とは、放電灯点灯制御装置を構成する1素子として
例えばチップとして形成され、例えば周端部に外部と接
続可能なように露出された複数本のピン(端子)が配列
されたパッケージ構造にされている。
【0019】周辺のハード回路部6は、図略の点灯指示
用の操作部への点灯操作や点灯メイン回路3からの信号
を受けて、放電灯1の動作に関連する複数の要素の1つ
である点灯時間及び消灯後の消灯時間を計時する点灯/
消灯時間カウンタ61と、放電灯1の動作に関連する複
数の要素を検出する図略の複数の検出部からの検出信号
を取り込んで(サンプリングして)デジタル信号に変換
するA/D変換器62と、D/Dコンバータ31に昇圧
変換動作用の駆動パルスを供給するD/Dコンバータ用
駆動パルス発生回路63と、インバータ32に駆動用の
制御パルスを出力するインバータ用駆動パルス発生回路
64からなる。
【0020】A/D変換器62は、放電灯1の両端電圧
(ランプ電圧VLA)を検出する放電灯電圧検出部、放
電灯1を流れる電流(ランプ電流ILA)を検出する放
電灯電流検出部、電源Bの電圧(電源電圧VIN)から
電源異常を検出するための電源電圧検出部、及び前記点
灯/消灯時間カウンタ61からの検出信号VCINを所
定周期で所定の順番に、乃至は後述するように制御モー
ドに応じた所要の検出部からの検出信号を周期的に、す
なわち時分割的に取り込む。
【0021】ステートマシン5は、従来技術のマイクロ
プロセッサの部分を置き換えたものである。ステートマ
シン5の各回路は4種類の制御モード0〜3を実行する
ために必要な9つの制御ルーチンからなり、制御モード
0〜3に含まれる(制御モードを構成する1又は複数の
命令セットのそれぞれとしての)少なくとも1以上の制
御ルーチンであって、実質的に共通する制御ルーチンを
種類毎に抽出したものである。各制御ルーチンはハード
ウエア、例えば微細CMOSによるデジタル制御LSI
技術を活用して小型に構成されており、起動時間計算回
路51(図では、)、入力データ取り込み回路52
(図では、)、基準ランプ電力計算回路53(図で
は、)、基準ランプ電流計算回路54(図では、
)、誤差計算回路55(図では、)、出力パルス幅
リミット回路56(図では、)、点灯判別回路57
(図では、)、異常検出回路58(図では、)、モ
ード切り替え回路59(図では、)を備える。各ハー
ドウエア間であって信号の授受を行う部分には、伝送線
路が形成乃至は配線されており、また内部動作を確認し
評価する要求のある構成部分(内部回路部)には、その
内部回路部からの出力線が後述するセレクタS5の入力
端を経由し乃至はセレクタS5の入力端への分岐路を有
する構成とされている。
【0022】ここで、起動時間計算回路51〜モード切
り替え回路59の構成を、図3〜図5を参照しつつ説明
する。
【0023】起動時間計算回路51は、入力データ取り
込み回路52を介して入力された点灯時間カウンタ61
のデータを読み取って起動時間を算出する構成を備え、
さらに起動時間のカウントを開始させる構成を備える。
【0024】入力データ取り込み回路52は、ランプ電
圧VLA、ランプ電流ILA、電源電圧VIN、点灯時
間カウンタ61のデータVCINの各現在データの取り
込みと、前回の取り込みデータの保存と、前々回の取り
込みデータの保存と、今回(現在)、前回及び前々回の
各データについて種類毎の平均値を算出する構成を備え
る。制御モード1では、リセット解除が行われた信号を
受けたとき、現在、前回及び前々回の各データを一致さ
せる処理を行う構成を備える。さらに、制御モード2の
場合では、時間カウントデータVCINから基準ランプ
電流(制御目標とするランプ電流)を設定する構成を備
える。これらの各処理はモード切り替え回路59から出
力される制御モードを示すモード情報によって対応する
処理が実行されるように回路構成されている。また、入
力データ取り込み回路52は、制御モード0の場合には
ランプ電圧VLAのみの取り込み処理を実行する構成と
されている。
【0025】基準ランプ電力計算回路53は、電源電圧
VINから最大ランプ許容電力KWLAを計算する構成
(基準ランプ電力計算1)と、時間カウンタデータVC
INから出力すべきランプ電力KWLAを計算する構成
(基準ランプ電力計算2)とを備える。基準ランプ電力
計算回路53は制御モード3のモード情報が入力された
ときに実行されるように構成されている。
【0026】基準ランプ電流計算回路54は、基準ラン
プ電力計算回路53での基準ランプ電力計算1で得られ
た電力値を考慮して電力計算2の電力データを補正する
構成(基準ランプ電流計算1)と、基準ランプ電流を求
める計算(=基準ランプ電力/電圧)を実行するための
補助計算を行う構成(基準ランプ電流計算2)と、基準
ランプ電流KILAを計算する構成(基準ランプ電流計
算3)とを備える。基準ランプ電流計算回路54は制御
モード3のモード情報が入力されたときに実行されるよ
うに構成されている。
【0027】誤差計算回路55は、基準ランプ電流と実
際のランプ電流ILAとの差を計算する構成と、D/D
コンバータ用駆動パルス幅データの補正値計算を行う構
成と、D/Dコンバータ用駆動パルス幅データの計算を
行う構成とを備える。基準ランプ電流と実際のランプ電
流ILAとの差を計算する構成として、時間カウンタデ
ータVCINから求めた基準ランプ電流と実際のランプ
電流ILAとの差を計算する構成と、演算に基づいて算
出した電流値と実際のランプ電流ILAとの差を計算す
る構成を備える。また、制御モード1の場合には、D/
Dコンバータ用駆動パルス幅データの補正値計算を行う
構成として、時間カウンタデータVCINからパルス幅
データの初期値を設定するための予備計算を行う構成
と、予備計算で得られた補正値を元のD/Dコンバータ
用駆動パルス幅データの初期値を算出し、設定する構成
を備える。誤差計算回路55からの出力は、後述するセ
レクタS4の端子bを介してD/D用駆動パルス発生回
路63に導かれる。
【0028】出力パルス幅リミット回路56は、最大時
間を設定する構成と、最小時間を設定する構成とを備え
る。最大時間を設定する構成として、D/Dコンバータ
用駆動パルス幅データのオン時間の計算値に対して上限
を設定する構成と、誤差計算回路55で設定されたD/
Dコンバータ用駆動パルス幅データをもとに、パルスデ
ューティのオフ時間に対して上限値を設定する構成を備
える。又、最小時間を設定する構成として、D/Dコン
バータ用駆動パルス幅データのオン時間に対して最小値
を設定する構成と、同パルス幅データのオフ時間に対し
て最小値を設定し、これらの処理を経て決定されたパル
ス幅データを出力する構成を備える。出力パルス幅リミ
ット回路56からの出力は、後述するセレクタS4の端
子bを介してD/D用駆動パルス発生回路63に導かれ
る。
【0029】点灯判別回路57は、ランプ電圧VLAに
より点灯状態への移行を判断するデータを出力する構成
を備える。
【0030】異常検出回路58は、制御モードによって
異なる制御を実行する構成を備える。制御モード0で
は、電源電圧VINを監視し、電源電圧VINが一旦異
常となった後に正常に復帰した場合、再始動フラグを設
定する構成を備える。制御モード1では、電源電圧VI
Nの異常を監視し、負荷すなわち放電灯1の有無を検出
し、異常検出時には異常フラグを設定する構成を備え
る。制御モード2では、電源電圧VINの異常を監視
し、負荷すなわち放電灯1の異常を検出し、異常検出時
には、例えばレジスタを利用するなどして異常フラグを
設定する構成を備える。
【0031】モード切り替え回路59は、図2に示す制
御ルーチンの処理順の表を例えばテーブル式に格納して
おり、他の内部回路部からの処理情報を受け取って、次
のステートの指示を行う指示情報を該当する制御ルーチ
ンの回路に出力すると共に、点灯/消灯時間カウンタ6
1、後述するセレクタS3,S4を介してD/Dコンバ
ータ用駆動パルス発生回路63、INV用駆動パルス発
生回路64にモード情報を出力する構成を備えるもので
ある。また、異常フラグが設定されている場合、回路動
作を停止して、制御モード0に移行する指示を行う構成
を備える。さらに、制御モード0において、復帰フラグ
が設定されている場合、制御モード1に移行する指示を
行う構成を備える。
【0032】続いて、制御モード0〜3のそれぞれにつ
いて、図2を参照しつつ、制御ルーチンの動作と共に説
明する。
【0033】制御モード0「リセット/異常停止制御モ
ード」 先ず、「制御ルーチン2」が動作し、電源電圧VINを
取り込み、次いで「制御ルーチン8」が動作し、電源電
圧VINが異常となった後、復帰したかを監視する。復
帰した時は再始動フラグを設定する。続いて、「制御ル
ーチン9」が動作し、再始動フラグが設定されていると
きは制御モード1のモード情報を出力し、異常の時は制
御モード0のモード情報を繰り返し出力する。
【0034】制御モード1「点灯前制御モード」 先ず、「制御ルーチン2」が動作し、電源電圧VIN、
ランプ電圧VLA、ランプ電流ILA及び点灯時間カウ
ンタのデータVCINを取り込み、次いで、「制御ルー
チン5」が動作し、D/Dコンバータ用駆動パルス発生
回路63のための初期値を算出し、設定(出力)する。
次いで、「制御ルーチン6」が動作し、D/Dコンバー
タ用駆動パルス発生回路63のリミット値を設定し、さ
らに「制御ルーチン7」が動作して、取り込んだランプ
電圧VLAから点灯状態をレベルで判定する。続いて、
「制御ルーチン8」が動作し、取り込んだ各データから
ランプ負荷や電源電圧が異常状態にあるかどうかを判別
し、次いで、「制御ルーチン9」が動作し、異常と判別
した場合は、制御モード0のモード情報を出力し、点灯
と判別した場合は、制御モード2のモード情報を出力
し、その他の場合は、制御モード1のモード情報を繰り
返し出力する。
【0035】制御モード2「起動モード」 先ず、「制御ルーチン1」が動作し、点灯時間カウンタ
のデータVCINから本起動モードの時間を計算し、次
いで「制御ルーチン2」が動作して、電源電圧VIN、
ランプ電圧VLA及び点灯時間カウンタのデータVCI
Nを取り込み、次いで、「制御ルーチン5」が動作し、
起動ランプ電流設定値(基準ランプ電流)と取り込んだ
ランプ電流ILAとの誤差を算出してD/Dコンバータ
用駆動パルス発生回路63のためのパルス幅データを算
出し、設定する。これは、設定した電流値になるように
フィードバック制御するものである。次いで、「制御ル
ーチン6」が動作し、D/Dコンバータ用駆動パルス発
生回路63のリミット値を設定し、さらに「制御ルーチ
ン8」が動作し、取り込んだ各データからランプ負荷の
有無や電源電圧が異常状態にあるかどうかを判別し、次
いで、「制御ルーチン9」が動作し、無負荷又は異常と
判別した場合は、制御モード0のモード情報を出力し、
所定の起動時間が終了した場合は、制御モード3のモー
ド情報を出力し、その他の場合は、制御モードのモード
情報を繰り返し指示する。
【0036】制御モード3「定常点灯モード」 先ず、「制御ルーチン2」が動作し、電源電圧VIN、
ランプ電圧VLA、ランプ電流ILA及び点灯時間カウ
ンタのデータVCINを取り込み、次いで、「制御ルー
チン3」が動作し、取り込んだ点灯時間カウンタのデー
タVCINから、ランプの出力基準電力値を計算し、さ
らに「制御ルーチン4」が動作して、取り込んだランプ
電圧VLAと基準ランプ電圧とから基準ランプ電流値を
計算する。続いて、「制御ルーチン5」が動作し、基準
ランプ電流値と取り込んだランプ電流ILAとの誤差を
算出し、D/Dコンバータ用駆動パルス発生回路63の
パルス幅データを算出し、設定する。次いで、「制御ル
ーチン6」が動作し、D/Dコンバータ用駆動パルス発
生回路63のリミット値を設定し、さらに「制御ルーチ
ン8」が動作し、取り込んだ各データからランプ負荷や
電源電圧が異常状態にあるかどうかを判別し、次いで、
「制御ルーチン9」が動作し、異常と判別した場合は、
制御モード0のモード情報を出力し、その他の場合は、
制御モード3のモード情報を繰り返し出力する。
【0037】このように、各制御モードに含まれる少な
くとも1以上の制御ルーチンを複数の制御モードに亘っ
て、(実質的に)共通する制御ルーチンとして種類毎に
抽出し、これをハードウエアで構成した共用化されたス
テートマシンとし、かつ各制御モードと制御ルーチンの
処理順について選択、組み合わせを関連付けしておくこ
とで、従来と同様の制御モード毎の制御が可能となり、
しかも効率の良い回路が実現できる。
【0038】なお、上述の各制御モードの内容からも判
るように、同一の制御ルーチンであっても、制御モード
によってその処理の内容は必ずしも同一ではなく、異な
っているものがある。各制御ルーチンは対応する制御モ
ードに対応した回路を持たせることが必要となるもの
の、その場合に、実質的に同一の(機能の一部において
差異(有無含む)を有する場合)回路を別々に設けるこ
ととすると、回路の規模が却って大きくなり、効率の高
い回路構成の実現が困難となる。
【0039】そこで、第2実施形態として、図3〜図5
の「ステート」の欄に示すように、上記の制御ルーチン
1〜9をさらにステート(状態)、すなわち最小単位の
機能回路に分解して構成することが可能である。各制御
ルーチン1〜9においては、各制御モードに共通して使
用可能なステートと、制御モード毎に異なる処理を行う
ステートに区別できるので、これにより回路の冗長な部
分を削除でき、効率的な回路を得ることが可能となる。
【0040】本実施形態では、9個の制御ルーチン1〜
9を、さらに20個のステートに分割し、それぞれでハ
ードウエアを構成している。9個の制御ルーチン1〜9
及び20個のステートについては、本実施形態の説明に
おいて既に述べた。
【0041】すなわち、図3に示すように、起動時間計
算回路51(図では、)は、1)時間カウンタ読み出
し回路、2)起動時間の算出回路、3)起動時間カウン
ト開始回路の、さらに3つのステートに分割される。こ
の制御ルーチンは制御モード2のみである。
【0042】図3に示すように、入力データ取り込み回
路52(図では、)は、4)現在データの取り込み回
路、5)前回取り込みデータの保存、6)前々回取り込
みデータの保存、7)平均値の算出の、さらに4つのス
テートに分割される。4)、5)は一部の制御モードで
ハードウエアを共通に利用できる。6)、7)は全ての
制御モードでハードウエアを共通に利用できる。
【0043】図4に示すように、基準ランプ電力計算回
路53(図では、)は、8)基準ランプ計算1、9)
基準ランプ計算2の、さらに2つのステートに分割され
る。
【0044】図4に示すように、基準ランプ電流計算回
路54(図では、)は、10)基準ランプ電流計算
1、11)基準ランプ電流計算2、12)基準ランプ電
流計算3の、さらに3つのステートに分割される。
【0045】図4に示すように、誤差計算回路55(図
では、)は、13)基準電流と実際の電流との差を計
算、14)D/D用パルス幅データの補正計算、15)
D/D用パルス幅データ計算の、さらに3つのステート
に分割される。14)、15)は一部の制御モードでハ
ードウエアを共通に利用できる。
【0046】図5に示すように、出力パルス幅リミット
回路56(図では、)は、16)最大時間設定、1
7)最小時間設定の、さらに2つのステートに分割され
る。16)は全ての制御モードでハードウエアを共通に
利用できる。17)は一部の制御モードでハードウエア
を共通に利用できる。
【0047】図5に示すように、点灯判別回路57は、
(図では、)は18)点灯判別で単一機能のままであ
る。
【0048】図5に示すように、異常検出回路58(図
では、)は、19)異常検出のままで、一部の制御モ
ードでハードウエアを共通に利用できる。
【0049】図5に示すように、モード切り替え回路5
9(図では、)は、20)モード切り替えのままで、
全ての制御モードでハードウエアを共通に利用できる。
【0050】図3〜5に示すように、20個のステート
は、ステート1)〜3)、8)〜13)、18)の10
個はある特定の制御モード専用のハードウエアを必要と
し、ステート6)、7)、16)、20)の4個は全て
の制御モードでハードウエアを共通に利用でき、ステー
ト4)、5)、14)、15)、17)、19)の6個
は一部の制御モードでハードウエアを共通に利用でき
る。従って、第2実施形態では、最小単位へのステート
の分割により、全体回路の略半分に相当する回路が共用
の対象となり、別々に制御ルーチンを設ける場合に比し
て、回路の規模という点で非常に有利となる。なお、本
発明においては、点灯制御回路4の構成として共有化を
必須とするものではない。
【0051】図1に戻って、点灯制御回路4内すなわち
パッケージ内には、本放電灯点灯制御装置の動作評価を
行うためのテスト信号発生回路71、72が付設されて
いる。テスト信号発生回路71は、点灯メイン回路3の
各検出部や点灯/消灯時間カウンタ61からの検出信号
であってA/D変換器62でA/D変換された検出信号
に代えて、予め準備された、ステートマシン5に導入す
るデジタルのテスト用信号を出力するものである。テス
ト信号発生回路71はテスト用信号(検出部等からの信
号に対して擬似的な(いわゆるシミュレーション)信
号)として、ステートマシン5の動作確認のために必要
な制御モードに応じた信号が予め出力可能に記憶され、
好ましくはパターン化された信号として出力可能に記憶
されており、外部からの指示により、あるいは予め設定
されたテストの実行指示に従って、所定のテスト用信号
が出力されるようになっている。
【0052】テスト信号発生回路72は、D/Dコンバ
ータ31に昇圧変換動作用の駆動パルスを供給するD/
Dコンバータ用駆動パルス発生回路63と、インバータ
32に駆動用の制御パルスを出力するインバータ用駆動
パルス発生回路64とに入力されるステートマシン5で
の処理結果としての制御信号に代えて、点灯メイン回路
3の動作確認のために必要なテスト用の制御信号(D/
Dコンバータ用駆動パルス発生回路63やインバータ用
駆動パルス発生回路64からの駆動信号に対して擬似的
な(いわゆるシミュレーション)信号)を出力するもの
で、テスト信号発生回路71と同様に、テスト指示に応
じて制御モードなどに応じたテスト用制御信号が記憶さ
れており、テスト指示に従って出力されるようになって
いる。
【0053】セレクタS1〜S4は、パッケージ内に付
設され、それぞれ3つの切替端a、b、cを有するもの
で、連動して切り替え制御されるように構成されてお
り、点灯動作時における信号と、テスト信号発生回路7
1、72の各テスト用信号との切り替えを行うためのも
のである。セレクタS1は本実施形態では、出力端aが
テスト信号発生回路71に接続され、出力端bはオープ
ンにされ、出力端cはテスト信号発生回路72に接続さ
れている。セレクタS1は、外部からテスト用としての
パターン指示信号の入力を出力端a、b、cのうちの対
応する出力端に出力するもので、通常は通常出力端bに
接続された状態にあり、テスト時には、テスト信号発生
回路71によるテストかテスト信号発生回路72による
テストかに応じて切り替えられ、あるいはテスト指示信
号に含められた出力端子選択指示乃至は切り替え信号で
切り替えられるようにしてもよい。または、図略の切り
替え指示信号で出力端a、cへの切り替えを行うように
してもよい。
【0054】セレクタS2は、A/D変換器62の出力
側に介設されてなり、入力端aはテスト信号発生回路7
1の出力側に接続され、入力端bはA/D変換器62の
出力側に接続され、入力端はオープンにされている。
【0055】セレクタS3は、入力端aはオープンにさ
れ、入力端bはステートマシン5の出力側に接続され、
入力端cはテスト信号発生回路72の出力側に接続され
ている。セレクタS4は、入力端aはオープンにされ、
入力端bはステートマシン5の出力側に接続され、入力
端cはテスト信号発生回路72の出力側に接続されてい
る。このセレクタS4は図面上1個であるが、入力信号
数に応じた数だけ並列した態様としてもよい。あるいは
信号が時分割で入力される態様としてもよい。また、必
要に応じて点灯/消灯時間カウンタ61に同様のセレク
タを設けてもよい。
【0056】セレクタS5は、パッケージ内に付設さ
れ、1出力端(外部に露出し、測定器の測定端子(プロ
ーブ)が接続可能なモニタ端子、または該モニタ端子に
接続されている。)と2つの入力端を有するもので、一
端側がA/D変換器62の出力線に接続され、他端側が
ステートマシン5内の動作確認を行う必要のある所定の
内部回路部からの出力線に接続された構成を有し、切り
替えにより、A/D変換器62からの出力信号すなわち
点灯メイン回路3の動作信号を観察したり、ステートマ
シン5内の所定の内部回路部の出力信号を観察するよう
になされている。セレクタS5は、図面では2入力端か
らなるものであるが、観察する内部回路部が複数のとき
は、それに対応する入力端数を有するセレクタを採用す
ればよい。また、セレクタS5の端子の切り替え制御
は、セレクタS1〜S4の端子a、cへの切替と、後述
するように連動させる態様とすればよい。なお、通常動
作時には所定の順番での時分割的な切り替え式にして、
点灯メイン回路3,点灯制御回路4とを観察可能にして
もよい。
【0057】次に、テスト時の動作について説明する。
【0058】(ア)端子aが選択されている場合 この状態で、テスト用のパターン指示信号がテスト信号
発生回路71に出力されると、テスト信号発生回路71
から所定の動作テストのための信号が、A/D変換器6
2からの入力信号に代えてセレクタS2の入力端子aを
経て、入力データ取り込み回路52に入力される。この
時、セレクタS3、S4は入力端aに接続されているた
め、ステートマシン5からの出力信号はD/Dコンバー
タ用駆動パルス発生回路63、インバータ用駆動パルス
発生回路64には出力されない。従って、この状態では
放電灯1は点灯動作しない。
【0059】この状態では、セレクタS5は他方端側に
切り替えられており、ステートマシン5内の所定の内部
回路部の出力信号を観察でき、この観察により各内部回
路部の動作を確認し、その正常、異常を評価する。
【0060】(イ)端子cが選択されている場合 この状態で、テスト用のパターン指示信号がテスト信号
発生回路72に出力されると、テスト信号発生回路72
から所定の動作テストのための信号が、ステートマシン
5からの出力信号に代えてセレクタS3、S4の入力端
子cを経て、D/Dコンバータ用駆動パルス発生回路6
3、インバータ用駆動パルス発生回路64に入力され
る。従って、この状態では、点灯メイン回路3D/Dコ
ンバータ用駆動パルス発生回路63、インバータ用駆動
パルス発生回路64からの各テスト用の駆動信号が入力
されて点灯制御信号を生成し、放電灯1の点灯動作を行
う。
【0061】この状態では、セレクタS5は一方端側に
切り替えられており、A/D変換器62の出力信号をセ
レクタS5を経て観察することが可能となり、これによ
り点灯メイン回路3の動作を確認し、その正常、異常を
評価する。
【0062】(ウ)端子bが選択されている場合(通常
動作時) この状態では、前述したように、放電灯1は放電灯点灯
制御装置自身の制御により得られる信号によって点灯動
作が制御されている。この時、セレクタS5を一方端側
に切り替える構成としておけば、A/D変換器62の出
力信号をセレクタS5を経て観察することが可能とな
り、これにより点灯メイン回路3の実動作状態を確認
し、その時の正常、異常を評価できる。
【0063】なお、以上の実施形態では制御対象とし
て、複数の制御モードを有するものとして放電灯を例に
説明したが、本発明はこれに限定されず、複数の制御モ
ードのいずれかで選択的に駆動制御され、乃至は制御上
好ましい電気応用機器に対しても、同様に適用可能であ
る。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、パッケージ内
にテスト信号発生回路部、切替回路を設けたので、その
分のピン数の低減が図れる。
【0065】請求項2の発明によれば、第1テスト信号
発生回路によりデジタル制御回路部の動作の評価がで
き、第2テスト信号発生回路により出力回路部の動作の
評価ができることになる。
【0066】請求項3の発明によれば、モニタ端子を介
してデジタル制御回路部の動作が監視可能となる。
【0067】請求項4の発明によれば、モニタ端子を介
してデジタル制御回路部の入力部の信号も監視可能とな
り、しかも内部にモニタ切替回路を設けたことで、それ
ぞれの回路部からのピンを設ける構成に比してピン数の
低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電灯点灯制御装置の一実施例を
示す回路構成図である。
【図2】制御ルーチンの処理手順を示すテーブルデータ
の図である。
【図3】制御ルーチンと分割ステートとの関係を、制御
モード毎に示した図である。
【図4】制御ルーチンと分割ステートとの関係を、制御
モード毎に示した図である。
【図5】制御ルーチンと分割ステートとの関係を、制御
モード毎に示した図である。
【図6】従来の放電灯点灯装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1 放電灯 2 放電灯点灯制御装置 3 点灯メイン回路(出力回路部) 31 D/Dコンバータ 32 インバータ B 電源 4 点灯制御回路(デジタル制御回路部) 5 ステートマシン 51 起動時間計算回路 52 入力データ取り込み回路 53 基準ランプ電力計算回路 54 基準ランプ電流計算回路 55 誤差計算回路 56 出力パルス幅リミット回路 57 点灯判別回路 58 異常検出回路 59 モード切り替え回路 6 周辺ハード回路部 61 点灯/消灯時間カウンタ 62 A/D変換器 63 D/Dコンバータ用駆動パルス発生回路 64 インバータ用駆動パルス発生回路 71 テスト信号発生回路(第1テスト信号発生回路) 72 テスト信号発生回路(第2テスト信号発生回路) S1〜S4 セレクタ(切替回路) S5 セレクタ(モニタ切替回路)
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA01 AA11 AC11 BA05 CA16 DE02 DE04 DE05 DE06 EB01 EB05 EB06 EB07 GB01 GB03 3K073 AA28 AA35 AA36 AA43 AA44 AA47 AA49 AA50 AA76 AA82 AA92 AB01 BA01 BA02 BA03 BA09 BA13 CD04 CE03 CE04 CE14 CF23 CG06 CG10 CG11 CG15 CG16 CH22 CH32 CH44 CJ18 CJ19 CJ21 CL11 CL14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯に点灯信号を出力する出力回路部
    と点灯信号を生成するための制御信号を生成するデジタ
    ル制御回路部とがパッケージ化されてなる放電灯点灯制
    御装置であって、テスト時に動作テスト信号を出力する
    テスト信号発生回路部と、通常動作状態とテスト状態と
    の切り替えを行う切替回路とを備え、外部よりテストの
    指示を行うようにしたことを特徴とする放電灯点灯制御
    装置。
  2. 【請求項2】 テスト信号発生回路部は、デジタル制御
    回路部への入力側にテスト信号を供給する第1テスト信
    号発生回路と、出力回路部の入力側にテスト信号を供給
    する第2テスト信号発生回路とからなることを特徴とす
    る請求項1記載の放電灯点灯制御装置。
  3. 【請求項3】 デジタル制御回路部に接続された外部に
    露出するモニタ端子を設けたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の放電灯点灯制御装置。
  4. 【請求項4】 デジタル制御回路部の入力側に分岐路を
    設け、前記分岐路からの信号を前記モニタ端子に導くモ
    ニタ切替回路を設けたことを特徴とする請求項3記載の
    放電灯点灯制御装置。
JP2001292100A 2001-09-25 2001-09-25 放電灯点灯制御装置 Withdrawn JP2003100474A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012116389A1 (de) * 2011-03-03 2012-09-07 Tridonic Gmbh & Co. Kg Betriebswechsel eines betriebsgeräts für leuchtmittel
WO2016103694A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 ウシオ電機株式会社 放電ランプ点灯方法及び放電ランプ点灯装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012116389A1 (de) * 2011-03-03 2012-09-07 Tridonic Gmbh & Co. Kg Betriebswechsel eines betriebsgeräts für leuchtmittel
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