JP2003099645A - カスタマイズメータ作成システム - Google Patents

カスタマイズメータ作成システム

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JP2003099645A
JP2003099645A JP2001289339A JP2001289339A JP2003099645A JP 2003099645 A JP2003099645 A JP 2003099645A JP 2001289339 A JP2001289339 A JP 2001289339A JP 2001289339 A JP2001289339 A JP 2001289339A JP 2003099645 A JP2003099645 A JP 2003099645A
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meter
data
design
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JP2001289339A
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Masaaki Ogasawara
正明 小笠原
Masahiro Muramatsu
正博 村松
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Yazaki Corp
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カスタメイドによる車両のコンビネーション
メータを画面上でデザインさせるデータをユーザに送付
し、このデータによりデザインされたコンビネーション
メータの作成用データを元にメータ製作用データを生成
してメーカに送り、カスタマイズのコンビネーションメ
ータを作成させる。 【解決手段】 メータデザイン用データDT1を用いて
ユーザにパソコン画面上で、各メータの配置およびサイ
ズを任意にデザインしたコンビネーションメータのイメ
ージ画像データを作成してもらい、このイメージ画像デ
ータをメータの作成用データDT2に編集してメータ製
作データ処理部2に送付し、メータ製作データ処理部2
は作成用データDT2をメータ製作用データDT3に編
集してメータ製作側3に送付してコンビネーションメー
タの自動発注を行うと、メータ製作側3はメータ製作用
データDT3に基づいてユーザがデザインしたコンビネ
ーションメータを組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばカスタム
メイドによる車両のコンビネーションメータを画面上で
デザインさせるデータをユーザに送付し、このデータに
よりデザインされたコンビネーションメータの作成用デ
ータをもとにメータ製作用データを生成してメーカに送
り、カスタマイズのコンビネーションメータを作成させ
るカスタマイズメータ作成システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画面上にユーザが希望する時計の
意匠上のデータを取り込み、画面上でこのデータに沿っ
て希望する意匠の時計が製作されたならば、この時の意
匠データをもとにメーカに時計を製作させる時計デザイ
ン作成システムが、例えば特開平11−305650号
公報に記載されている。
【0003】或いは、特開平8−30674号公報に記
載された「デザイン仕様決定支援システム」のように、
コンピュータとの対話形式でエレベータの意匠上のデザ
インを決定して行き、決定したデザインを取り込んだエ
レベータかご、エレベータ扉のイメージ画像を画面上に
表示し、この表示結果を見ながら更にオーナの希望する
デザインに変更して最終的にオーナの要求に最も合致し
たエレベータのイメージ画像データを得るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムは画面
上に表示された品物の画像に対して、位置が固定された
部分の形状、色彩等をユーザの選択により変更するもの
であり、各部分の位置やサイズを変更してユーザ好みの
品物を画面上で製作することはできないため設計の自由
変更にも限度があり汎用性に欠ける。このため、このシ
ステムをユーザに提供しても結果的にユーザの希望に満
足に答え切れないことがある。
【0005】更に、例え画面上で部品のサイズおよび配
置を自由に設定できても実際に製品を組み立てる際に
は、これら設定事項に合わせて製品全体の設計を行う必
要があるため、多品種少量のコンビネーションメータを
カスタムメイドで製作すると、製品の単価が高騰してビ
ジネスとして成り立たないという不具合がある。
【0006】また、従来のシステムは以上のように静物
的な意匠上のデザインデータのみをユーザに選択させて
品物のイメージ画像データを作成し、このイメージ画像
データをもとに作成したデザインデータに基づき実際に
品物を作成していた。
【0007】しかし、駆動部を有する品物は画面上で意
匠上のデザインを確認することもさることながら、実際
にユーザが設定した動きをするか確認する必要が生じた
場合に、画面上で動きをシミュレートすることができず
ユーザに取っては満足の行くデザインにはならない。ま
た、ユーザの設定した動きを作成したイメージ画像に反
映させる手段がないため、これらシステムを適用できる
範囲は静物的なものに限定されるという不具合があっ
た。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ユーザによるコンビネーション
メータの設計の自由度を向上させることができると共
に、メータ製作側においても多品種少量のコンビネーシ
ョンメータ毎にメータ製作条件を大幅に換えることな
く、多品種のコンビネーションメータの製作に対処する
ことができるカスタマイズメータ作成システムを得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカスタマ
イズメータ作成システムは図1の基本構成図に示すよう
に、送付されたメータデザイン用データDT1に基づい
てユーザ希望のコンビネーションメータを画面上で擬似
的に作成してユーザに表示すると共に、前記作成された
前記コンビネーションメータの作成用データDT2を生
成するユーザ側のデザイン部1に、前記メータデザイン
用データDT1を送付すると共に、このメータデザイン
用データDT1に基づいて前記デザイン部1で生成され
た前記作成用データDT2を受信し、この作成用データ
DT2に基づいて編集されたメータ製作データDT3を
メータ製作側3に渡してメータ作成依頼を発するメータ
製作データ処理部2を備えたシステムであって、前記デ
ザイン部1は、前記メータ製作側3に備えたメータ組立
用の基板上のコンビネーションメータ実装領域において
メータデザインが可能な、メ−タデザイン用データDT
1が前記メータ製作データ処理部2より送付されたなら
ば、メータデザイン用データDT1に基づいて各種メー
タの配置およびメータサイズを決めてデザインしたコン
ビネーションメータの作成用データDT2を生成して前
記メータ製作データ処理部2に返送し、前記メータ製作
データ処理部2は返送された作成用データDT2を解読
してメータ設計データDT20を生成した後に、このメ
ータ設計データに基づいてメータ製作用データDT3を
編集してメータ製作側3にコンビネーションメータの自
動発注を行う。この発明によれば、メータデザイン用デ
ータDT1を用いてユーザUにパソコン画面上で、各メ
ータの配置およびサイズを任意にデザインしたコンビネ
ーションメータのイメージ画像データを作成してもら
い、このイメージ画像データをメータの作成用データD
T2に編集してメータ製作データ処理部2に送付し、メ
ータ製作データ処理部2は作成用データDT2をメータ
製作用データDT3に編集してメータ製作側3に送付し
てコンビネーションメータの自動発注を行うと、メータ
製作側3はメータ製作用データDT3に基づいてユーザ
Uがデザインしたコンビネーションメータを組み立て
る。
【0010】この発明に係るカスタマイズメータ作成シ
ステムにおけるメータ製作データ処理部2は、コンビネ
ーションメータのデザインをイメージする複数の意匠デ
ータ、指針駆動データ、これらデータに基づくメータ駆
動シュミレーションデータを前記メータデザイン用デー
タDT1に含めてデザイン部1に送付する。この発明に
よれば、メータデザイン用データDT1を用いてユーザ
Uにパソコン画面上で、各メータの配置およびサイズ、
各メータの目盛板における目盛の意匠デザイン、指針の
振れ角を任意にデザインしたコンビネーションメータの
イメージ画像データを作成してもらい、このイメージ画
像データを作成用データDT2に編集してメータ製作デ
ータ処理部2に送付する。
【0011】この発明に係るカスタマイズメータ作成シ
ステムにおけるデザイン部1は、送付されたメータデザ
イン用データDT1に基づき画面上に、ユーザにより選
択可能な形式で複数の意匠データおよび指針駆動データ
を画像表示し、これらデータ中より選択されたデータの
組み合わせで画面上にコンビネーションメータのイメー
ジ画像データを表示すると共に、画像表示されたコンビ
ネーションメータをメータ駆動シュミレーションデータ
に基づき指針駆動あるいは表示部を選択した色彩で点灯
させる。この発明によれば、メータデザイン用データD
T1に基づき画面上にユーザUにより選択可能な形式で
複数の意匠データおよび指針駆動データを画像表示し、
これらデータ中より選択されたデータの組み合わせで画
面上にコンビネーションメータのイメージ画像データを
表示すると共に、画像表示されたコンビネーションメー
タをメータ駆動シュミレーションデータに基づき指針駆
動あるいは表示部を選択した色彩で点灯させる。
【0012】この発明に係るカスタマイズメータ作成シ
ステムにおけるデザイン部1は、画像表示されたコンビ
ネーションメータおよびメータ駆動シュミレーション結
果をメータ作成用データDT2に生成して前記メータ製
作データ処理部2に返送し、前記メータ製作データ処理
部2は返送されてきたメータ作成用データDT2を、コ
ンビネーションメータの意匠上のデザイン要素、各パー
ツを特定するパーツデータ、CPUによる駆動制御に供
する指針駆動データおよび表示部点灯用データを含むメ
ータ製作用データDT3に変換してメータ製作側に送り
コンビネーションメータの自動発注する。この発明によ
れば、メータ製作データ処理部はデザイン部1より送付
されたメータ作成用データDT2を、コンビネーション
メータの意匠上のデザイン要素、各パーツを特定するパ
ーツデータ、CPUによる駆動制御に供する指針駆動デ
ータおよび表示部点灯用データを含むメータ製作用デー
タDT3に変換してメータ製作側に送り、これらデータ
に基づいてユーザがデザインしたコンビネーションメー
タを組み立ててもらうと共に、CPUにメータ駆動制御
データをロードしてもらう。
【0013】この発明に係るカスタマイズメータ作成シ
ステムにおいて、メータ製作側3に備えたコンビネーシ
ョンメータ組立用の基板は表面に部品取付け用の複数の
ランドを所定間隔でマトリクス状に形成し、前記基板
に、前記ランドの間隔に合わせて配線材が設けられたメ
ータムーブメント載置用のサブ基板を設定された各メー
タ配置位置に合わせて載置すると共に、各種表示素子を
配置したものである。この発明によれば、基板のコンビ
ネーションメータ実装領域に、各ムーブメントに共通な
メータムーブメント載置用のサブ基板をユーザ1の設定
によるメータ配置にしたがって載置すると共に、各種表
示素子を配置してコンビネーションメータの内機実装基
板を作成する。
【0014】この発明に係るカスタマイズメータ作成シ
ステムにおいて、基板には、前記指針駆動データおよび
表示部点灯用データを記憶し、これらデータに基づいて
ムーブメントおよび表示素子を駆動制御するCPUを含
む制御部を備えた。この発明によれば、基板に前記指針
駆動データおよび表示部点灯用データを記憶したCPU
を含む制御部を備え、これらデータに基づいてムーブメ
ントおよび表示素子を駆動制御する。
【0015】
【発明の実施の形態】ユーザが車両のディーラーより送
付されたカスタマイズメータのデザインソフトに基づき
カスタマイズメータをデザインし、このデザインしたカ
スタマイズメータの製作をメーカに発注するカスタマイ
ズメータ作成システムを取り込んだビジネス案として、
図4〜図9にビジネスの流れを示したカスタマイズメー
タビジネス案がある。
【0016】カスタマイズメータビジネス案1 図4において、ユーザはディーラーに車両の発注を行う
前に、メータ製作側である「ヤザキ」、カーメーカを通
してディーラよりCDまたはインターネットで車両に搭
載するカスタムメイドのコンビネーションメータ(以
下、カスタマイズメータと記載する。)のデザインソフ
トを送付してもらう。
【0017】ユーザーはデザインソフトを受け取ったな
らば、車を発注しカスタマイズメータのデザインを指定
し、デザインソフトに基づいてユーザのパソコンにより
画面上でカスタマイズメータのイメージ画像データを構
築しながらメータデザインを作成する。作成されたメー
タデザインはCDまたはインターネットによりディーラ
ーに送付される。ディーラーはメータデザインを受け取
ったならば、カーメーカーに車型を含めて車を発注し、
メータデザインデータを送る。
【0018】カーメーカーとしては、メータデザインデ
ータを受けたならば、メータ製作側にメータ納入指示と
共にメータデザインデータを送る。メータ製作側はメー
タ納入指示と共にメータデザインデータを受けたなら
ば、メータデザインデータに基づいて実際にカスタマイ
ズメータを製作してカーメーカーに納入する。カーメー
カーは納入されたカスタマイズメータを発注された車に
搭載してディーラーに納入する。そして、ディーラーは
カスタマイズメータが搭載された車をユーザに納入す
る。
【0019】カスタマイズメータビジネス案2 ビジネス案1は、ディーラーからカーメーカーにメータ
デザインに基づくメータデザインデータを送付したが、
図5に示す、本カスタマイズメータビジネス案2はディ
ーラーから直接、メータデザインデータを当該ユーザの
カスタマイズメータを特定するメータ記号と共にメータ
製作側に送付する。ディーラーはカーメーカーに対して
車の発注とメータ記号を送付する。カーメーカーは車の
発注を受けたならば、メータ製作側にメータ納入指示と
共にメータ記号を送付する。他の流れはカスタマイズメ
ータビジネス案1と同様である。この結果、メータ製作
依頼までの期間が短縮される。
【0020】カスタマイズメータビジネス案3 上記カスタマイズビジネス案1,2はメータ製作側より
カーメーカーにカスタマイズメータを納入し、車両に搭
載した後にディーラーに納入してからユーザーにカスタ
マイズメータを搭載した車両を納入した。本カスタマイ
ズメータビジネス案3は、図6に示すようにカスタマイ
ズメータを搭載した車両をユーザーに納入するまでの期
間を短縮するために、メータ製作側はカーメーカーより
メータ納入指示を受けたならば、先ず、カーメーカーに
標準メータを納入し、標準メータを搭載した車両をカー
メーカーよりディーラーに納入する。
【0021】この時、メータ製作側はデザインソフト
を、ディーラーを通してユーザに送付する。ユーザはこ
のデザインソフトに基づいて作成されたカスタマイズメ
ータのメータデザインをディーラーに送付する。ディー
ラーはメータデザインデータをメータ製作側に送付して
カスタマイズメータを製作させる。このカスタマイズメ
ータはディーラーに送られ、先に納入されていた車両に
搭載された標準メータをカスタマイズメータに交換して
車両をユーザーに納入する。
【0022】カスタマイズメータビジネス案4 上記カスタマイズメータビジネス案3ではディーラーに
て標準メータを取り外した後は、傷、破損などが発生し
た標準メータは使用できないため廃棄処分にした。本カ
スタマイズメータビジネス案3では資源の有効利用を図
るために、図7に示すように標準メータに換えてリサイ
クルが可能な部材を使用して製作したリンク品メータを
車両に搭載してカーメーカーよりディーラーに納入す
る。ディーラーでは納入されたカスタマイズメータをリ
ンク品メータに交換し、リンク品メータをメータ製作側
に送り返し回収してもらう。
【0023】カスタマイズメータビジネス案5 これまでのカスタマイズメータビジネス案1〜4は、デ
ィーラーはカーメーカーから車両が納入されるのを待っ
てカスタマイズメータを取付あるいは交換した。本カス
タマイズメータビジネス案5は、図8に示すようにディ
ーラーが既に所有している車両のメータをカスタマイズ
メータに交換することでユーザーに対するアフターサー
ビスに努める。ユーザで作成されたメータデザインに基
づくメータデザインデータが、ディーラー又はカー用品
店よりメータ製作側に送付されたならば、メータ製作側
はカスタマイズメータを作成して、例えばディーラーに
納入する。ディーラーではユーザより持ち込まれた車両
の既存のメータをカスタマイズメータに交換する。
【0024】カスタマイズメータビジネス案6 上記カスタマイズメータビジネス1〜5は、ディーラー
又はカー用品店においてカスタマイズメータの取付、或
いは交換したが、本カスタマイズメータビジネス案6
は、図9に示すように、ユーザが独自でカスタマイズメ
ータの取付、或いは交換することが可能であれば、先
ず、ユーザは直接メータ製作側よりデザインソフトを送
付してもらう。そして、ユーザは作成したメータデザイ
ンを直接メータ製作側に送付してカスタマイズメータを
製作してもらったならば、カスタマイズメータを宅配便
等で納入してもらって車両に搭載する。この結果、カス
タマイズメータの製作から納入まで期間を他のカスタマ
イズメータビジネス案に比べて短縮することができる。
【0025】次にカスタマイズメータ作成システムを実
施する具体的な方法について説明する。図2はユーザに
より送付されたメータデザインに基づいて作成されたメ
ータデザインデータの解読結果に基づき、メータ製作側
にメータ製作依頼データを送付するまでの手順を説明す
るフロチャートである。この場合、メータデザインに基
づいて作成されたメータデザインデータの解読結果に基
づきメータ製作依頼データを作成するのは、図4〜図9
に記載されたディーラーであってもメータ製作側であっ
てもよい。ビジネス上、ユーザーはディーラ、カーメー
カー、メータ製作側にとってカクスタマーとして考えら
る。
【0026】一例として図4に示すカスタマイズメータ
ビジネス案1に示されるように、ディーラーに車を発注
したユーザーが車に搭載するコンビネーションメータの
デザインをユーザー好みのメーターとしたい場合は、デ
ィーラーにその旨を指示すると、ディーラーはカーメー
カーを通してメーター製作側よりメーターのデザインソ
フトを入手する。或いは、他のビジネス案に示されるよ
うにユーザーが直接カーメーカーよりデザインソフトを
送付してもらったり、ユーザーが直接メーター製作側よ
りデザインソフトを送付してもらうことも可能である。
【0027】ディーラーは入手したデザインソフトを、
例えばインターネットを通してユーザーに出力する(ス
テップS1)。ユーザーはデザインソフトに基づいてパ
ソコン画面上でイメージ画像データによりカスタマイズ
メータのコンビネーションメータを作成したならば(ス
テップS3)、その動きを同じく画面上でアニメーショ
ン動作により検証した後に、カスタマイズメータの意匠
上のデザイン、指針駆動動作、表示部の表示動作等のメ
ータデザインをパソコンで作成し(ステップS3)、デ
ィーラーにインターネットを通して送付する。
【0028】ディーラーは送付されてきたメータデザイ
ンを基に、実際にメーター製作側でメータ製作に必要な
メータデザインデータを作成してカーメーカーに出力し
たならば、カーメーカーは更にメータデザインデータを
メーター製作側に出力する(ステップS5,7)。
【0029】メーター製作側はメータデザインデータを
入力したなら、メータデザインデータをデータベースD
B1に記憶したした所定のアプリケーションプログラム
に基づいて解読したならば(ステップS11)、メータ
デザインデータをメータ設計データに変換してデータベ
ースDB2に格納した後に(ステップS13)、メータ
設計データを実際、メータ製作側で準備されたコンビネ
ーションメータ製作用のマトリックス基板上で製作可能
なメータ製作データに変換する(ステップS15)。
【0030】更に、メータ製作データはコンビネーショ
ンメータの文字板上における各メータの配置、形状、色
彩、指針形状、目盛板に刻まれる目盛間隔等の意匠上の
データ、実際、指針および表示部を外部信号に基づいて
駆動させる場合の駆動制御データに分類してデータベー
スDB4に記憶し(ステップS17)、メータデザイン
データの入力が終了したならば(ステップS19)、意
匠データ、駆動制御データをメータ製作依頼データに編
集してメータ製作ライン側に流す(ステップS21,2
3)。
【0031】本システムを実施する構成としては図3の
システムの概略図に示す。本システムSYの構成は、ユ
ーザUSとの間でメータ設計に関するデータを入出力す
るデータ入出モジュール101、データベース107よ
りデザインソフトを読み出したこのデザインソフトを、
データ入出モジュール101を通してユーザUSに出力
させるデザインソフト読出しモジュール103、デザイ
ンソフトに基づいてユーザUSにより作成されたメータ
デザインをデータ入出モジュール101を通して入力
し、このメータデザイン内容をデータベース107に記
憶されたプログラムに基づいて解読し、その結果をデー
タベース107に記憶するデータ解読モジュール10
5、データ解読結果に基づきメータデザインデータを、
メータ設計用データを生成する設計データ変換モジュー
ル109、メータ設計用データをメータ製作側で準備さ
れたコンビネーションメータ製作用のマトリックス基板
で製作可能なメータ製作データに変換し、製作依頼デー
タを生成すると共に、メータ製作データをコンビネーシ
ョンメータにおける各メータの配置、形状、色彩、指針
形状、目盛板に刻まれる目盛間隔等の意匠上の意匠デー
タ、実際、指針および表示部を外部信号に基づいて駆動
させる場合の駆動制御データに分類してデータベースD
B4に記憶すると共に、データ出力モジュール113を
通してメータ製作側(メーカー)に流す製作依頼データ
生成モジュール111を備える。尚、このシステムに
は、カスタマイズメータビジネス案によって異なるが、
ディーラーとメータ製作側の少なくとも一方と、ユーザ
ーが含まれる。
【0032】次に、ユーザによるカスタマイズメータの
メータデザイン作成からメータ製作側におけるメータ組
立に至るまでの動作を、例えば図4に示すカスタマイズ
メータビジネス案1に沿って説明する。
【0033】ユーザ ユーザーがディーラーよりメータ製作側から提供された
デザインソフトを、例えばインターネットにより送付さ
れたならば、自宅のパソコンのメモリにロードし、図1
0に示すカスタマイズメータの設計手順に従って各メー
タデザイン条件を選択して行く。
【0034】車両の選択 パソコン画面上に一覧表示された車種の中から自分が発
注した車種をクリックする。この結果、車種データ、車
種に応じた車両の仕様、エンジン回転数、マニュアル或
いはオートマチックの区別、コンビネーションメータに
おける各種メータ(スピードメータ、タコメータ、燃料
ゲージメータ、温度ゲージ)の外形に関するデータが得
られる。
【0035】背景のデザイン 次に、画面を更新すると、画面上に、図11(a)に示
すようにコンビネーションメータの文字板が表示され
る。この画面には、図11(b)に示すように、文字板
の背景の各模様(パターン)、文字板に配置する各目盛
板(ゲージ)の各配置構成、文字板の余白に表示する写
真表示領域の範囲、文字板に背景画として表示する各イ
ラスト画、文字板に手書きにて各イラストを入力した
り、パソコンによる「ペイント」、「イラストレータ」
「フォトショップ」などの各画像入力ソフトを使用して
画像取り込みが可能なようなフリー(白地)文字板を選
択子として表示する。ユーザはこれら選択子より自分が
デザインするコンビネーションメータの背景デザインデ
ータをクリックして文字板に描かせる。
【0036】目盛板のデザイン 文字板の背景デザインが決定したならば、図14に示す
文字板のデザインエリアDAに表示させるスピードメー
タの目盛板ザインを図15(a)に示す目盛板デザイン
から選択させるため、図12に示すようにパソコン画面
上に文字板と各種目盛板デザインを表示する。表示され
た各種目盛板ザイン中より自分が所望するデザインをク
リックして選択する。
【0037】メータの位置決定 目盛板デザインが選択されたならば、図15(b)に示
すように、選択された目盛板デザインを文字板中の表示
位置にドラック&ドロップ(以下、ドラッグと記載す
る。)する。この目盛板の表示位置は目盛板デザイン中
における指針の取付位置を基準点として文字板に表示さ
せる。目盛板は指針の取付位置を上下左右にドラッグす
ることで、目盛板全体を上下左右5mm程度毎に移動可
能である。
【0038】メ−タの大きさ(半径)の決定 文字板におけるスピードメータの目盛板の位置が決定さ
れたならば、図15(c)に示すように目盛板中の目盛
位置を外周あるいは内周方向にドラッグすることで、目
盛板の半径は5または10mm程度毎に変化し、目盛板
の大きさ、即ちメータの大きさを可変することができ
る。
【0039】指針の最大振れ角の決定 目盛板の位置および半径が決定されたならば、指針を時
速0/Kh〜最大時速の間で振るわせる場合における指
針の最大振れ角を決定するために、図16(a)に示す
ように、表示された目盛板において、0点位置より最大
時速を示す点まで円周方向にカソールを移動させる。目
盛板中の各目盛りはカーソルを移動された範囲内で等分
させる。
【0040】文字板の目盛り長さ/太さの設定 各目盛りの長さは、図16(b)に示すように、表示さ
れた目盛りの一端にカーソルを合わせ、そのカーソルを
目盛り長手方向に沿って外周方向または指針取付方向に
移動させて長さを決めると共に、目盛りをクリックする
ことで表示される太さの選択子中、1.0,1.5,
2.0,2.5,3.0の何れかを選択することで太目
盛りの太さが設定されると共に、細目盛りの太さが自動
設定される。
【0041】目盛りの色設定 更に、図16(c)に示すように、目盛りをクリックす
ることで表示される目盛りの色の選択子中、何れか色を
選択することで目盛りの色が設定される。
【0042】目盛数字の書体/太さ/色の指定 目盛において数字表示位置をクリックすると、図16
(d)に示すように車両の仕様に応じた、例えば、0速
度から最大速度100までの各数字が所定間隔で目盛板
に表示される。次に、図13或いは図16(d)に示す
ように目盛付近に表示された数字をクリックすると数字
の属性である書体、サイズ、色の選択子が表示され、各
選択子の横に表示された「▲」印をクリックする毎に各
選択子の内容が変わり、所望する選択子が現れたなら
ば、その選択子をクリックすることで数字の書体、サイ
ズ、色が指定される。数字の書体にはゴシック体、明朝
体、POP調、手書き入力、取り込みによるフリー素材
がある。更に、指定した書体に陰影を付けて立体感を出
すことも可能である。
【0043】以上の決定を図17に示すようにタコメー
タ、燃料ゲージ、温度ゲージについて行う。以上のよう
にコンビネーションメータにおける各目盛板の位置、大
きさ、各目盛板における目盛りの属性が決定されたなら
ば、図18(a),(b)に示すように、指針のデザイ
ンをAタイプ〜Eタイプの間から選択する。指針にはエ
ッジライト照明タイプと照射照明タイプに区別される。
【0044】指針の選択方法としては目盛板中の指針取
付位置をクリックすると、図18(b)に示すように各
指針の選択子が一覧表示され、これら選択子より所望す
る指針を選択することでクリックした位置に選択した指
針が表示される。或いは、図18(b)に示すように一
覧表示された各指針の中から所望する指針をクリックし
目盛板中の指針取付位置にドラッグして表示させてもよ
い。
【0045】以上の様な処理を通してカスタマーメイド
のコンビネーションメータのイメージ画像データが作成
されたならば、イメージ画像データを動画像データに編
集して画像表示し、各目盛板における指針を歩進動作、
指針の照明状況、文字板の照明状況を確認する。確認の
結果、ユーザにとって満足の行くコンビネーションメー
タのイメージ画像データが作成されたことが確認された
ならば、コンビネーションメータの意匠データと動作を
確定する動作データを決定し、これらデータをメータデ
ザインとしてインターネットを通してディーラーに送付
する。
【0046】ディーラーはメータデザインをメータデザ
インデータとしてカーメーカーを通してメータ製作側に
送付する。
【0047】メータ製作側では図3に示すようにシステ
ムから製作依頼データを受け入れたならば、このデータ
を図19に示すように指針位置データを含む文字板のデ
ザインデータと、振れ角データ、車種データおよび指針
位置データを含む内機の動作データとに分類する(ステ
ップS101,103,105,111)。
【0048】分類されたデザインデータより図11
(b)に示すコンビネーションメータの文字板のデザイ
ンデータに基づき、文字板にプリンタにより背景をデジ
タル印刷すると共に、各目盛板に対して設定された目盛
りの色、長さ、太さ、目盛り数字の書体、太さ、色でス
ピードメータ、タコメータ、燃料計、温度計等の目盛板
を文字板にデジタル印刷する(ステップS107)。指
針位置データより文字板に開孔する指針軸用の孔の位置
を決め、穴開けドリル加工をする(ステップS10
9)。
【0049】次に、内機であるスピードメータ、タコメ
ータ、燃料ゲージ、温度ゲージ等のムーブメントを、後
述するマトリック基板(配線板)上に指針位置データに
基づいて決定する。次に、配線板をケースに収納して固
定することで、内機をケースに組み付ける(ステップS
113,114,115)。車種によって各内機に対す
る信号入力形態が異なるため車種データより内機の基本
仕様を決めてから、振れ角データから各ムーブメントの
駆動制御データを変更して後述するメモリに記憶させ、
この駆動制御データに基づいてCPUに各ムーブメント
の駆動制御を行わす(ステップS117,119)。
【0050】内機を配置した配線基板をケースに組み付
けたならば、このケースに指針軸用の穴が開けられた印
刷済みの文字板を組み付ける(ステップS121)。こ
の文字板に開口された指針軸用の穴に既に形状の決まっ
ている指針の筒状軸支部を差し込み、内機に回転軸を嵌
着させることで指針軸を文字板に打ち込む(ステップS
123)。
【0051】指針の文字板への取付後、文字板の表面に
見返し板を組み付け後に表カバーをケースに組み付けて
コンビネーションメータを組み立てる(ステップS12
5)。メータ組立後、内機の基本仕様に基づく各ムーブ
メントの駆動制御データの従って自動作成された検査指
示内容に従って動作確認を行う(ステップS127)。
正常動作が確認されたならばカスタマイズメータに識別
番号を付けてカーメーカーに納入して車両に搭載しても
らう。この車両はディーラーに納入された後にユーザー
に引き渡される。
【0052】次にマトリクス基板上におけるムーブメエ
ントの実装方法について説明する。図20はメータ製作
側に用意されたコンビネショーンメータの各ムーブメン
ト搭載用の基準となるマトリック基板MXBであり、こ
のマトリックス基板MXBの表面には配線材を取り付け
る複数のランドが一定間隔でマトリックスに形成され、
文字板のデザインエリアに相当するフリーエリアとす
る。
【0053】マトリックス基板MXBのフリーエリアを
除いた下方には、フリーエリアに後述するムーブメント
基板を介してムーブメントととなるステッパーモータと
共に載置されるドライバに制御信号および電源電圧を送
るワイヤをコネクタ接続するコネクタ接続部C、ウォー
ニング用の各種インジケータを配置するウォーニング部
Wを設ける。
【0054】マトリックス基板MXBの裏面には、表面
のランドとスルーホールで繋がっているランドが形成さ
れている。基板裏面におけるランドは図21に示すよう
に複数個単位で縦列方向にプリント配線材で接続され、
各奇数列のランド群は信号ラインとなるプリント配線材
に、各偶数列のランド群は電源ラインとなるプリント配
線材に接続されて櫛状パターンを形成している。
【0055】マトリックス基板MXBの表面に載置する
ムーブメントアッシーは図22(a)に記載するよう
に、隣接するランドの形成間隔で四隅に開口部を形成し
たムーブメント基板MBの裏面に、図示しないドライバ
と共にステッパーモータSMを固定し、ステッパーモー
タSMの回転軸を基板表面に突出させる開口部H1を設
ける。回転軸PIには指針Nの筒状軸支部N1が嵌着さ
れることで、指針NがステッパーモータSMに打ち込ま
れる。
【0056】ムーブメントアッシーを構成するムーブメ
ント基板MBは図22(b)に示すように、ボスを介し
てマトリックス基板MXBより浮かして載置されてい
る。ムーブメント基板MBの電源接続部や信号入力部と
マトリックス基板MXB電源用ランドや信号用ランドと
を電気的に接続する場合は、ボスを導電性にすると共
に、ボスを通して両基板を螺合するビスを導電性とす
る。両基板間の絶縁を保つ場合がボスおよびビスを非導
電体とする。
【0057】以上のような構成で各ムーブメントアッシ
ーをマトリックス基板MXBのフリーエリアに各目盛板
の形成位置に合わせて載置したならば、マトリックス基
板MXBの配線面WSをケースCAの底部より多少浮か
して図23に示すようにケースCAに収納する。
【0058】図24に示すように、ケースCAの背面に
は車両信号VS1に基づいて各ムーブメントアッシーに
駆動信号を出力する制御部Cが制御基板上に構成されて
固定されている。制御部Cとマトリックス基板MXBの
配線面WSとは、コネクタCTを介してワイヤで接続さ
れている。また、マトリックス基板MXBにおけるウォ
ーニング部Wに対する信号入力部もコネクタCTを介し
てワイヤが接続され、このワイヤを通してウォーニング
系の車両信号VS2が入力される。
【0059】尚、ケースCAの表面には、各目盛板が印
刷され指針の取付位置に貫通孔H2が形成された文字板
Pがはめ込まれる。そして、貫通孔H2から突出したス
テッパーモータの回転軸PIに指針Nの筒状軸支部N1
を嵌着してステッパーモータSMに指針Nを取り付けて
コンビネーションメータを組み立てる。
【0060】図25は本実施の形態におけるコンビネー
ションメータの電気系統を示す図である。マトリックス
基板MXBにはドライバとステッパーモータSMをム−
ブメント基板MBに配置して形成された各メータ毎のム
ーブメントアッシーと、液晶表示素子から構成されるウ
ォーニング表示部LI、文字板照明用のLED素子L2
が配置されている。
【0061】マトリックス基板MXBに車両信号に基づ
いて各ムーブメントを駆動する信号を通信する制御基板
CBには、車両信号に基づいてムーブメントの駆動制御
信号を出力したり、液晶表示素子LCD(マトリックス
基板に設ける)からなる走行距離計(ODD/TRI
P)を駆動するCPU、CPUに電源電圧を供給する電
源インターフェスI/F1、CPUに車両信号を入力す
る信号インターフェスI/F2、CPUに電源電圧を供
給する電源インターフェスI/F2、CPUに車内LA
N用の通信制御信号を入出力するインターフェスI/F
3が備えられ、そして制御部Cが構成される。
【0062】CPUには、メータデザインデータ作成時
に作成されたムーブメントの駆動制御データがインター
フェスI/F3を通してメータ製作時にロードされる。
ウォーニング表示部LIには車両の各種センサ出力に基
づいた点灯或いは点滅制御用のウォーニング信号が入力
される。文字板を背面より照明するLED素子L2には
イグニッションスイッチONと共に照明開始信号が入力
される。
【0063】このようにマトリック基板MXBに基準と
なるムーブメントアッシーを配置してコンビネーション
メータを製作することで、各ユーザが任意の発想の基に
デザインしたコンビネーションメータに対して個々に基
板をおこす必要がないため、多品種少量のカスタマイズ
メータを安価に、しかも短期間で製作することでができ
る。更に、文字板のデジタル印刷に、マトリックス基板
上における内機実装技術を合わせることで、コンビネー
ションメータの意匠の自由度を向上させることができ
る。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば、メータデザイン用デ
ータDT1を用いてユーザにパソコン画面上で、各メー
タの配置およびサイズを任意にデザインしたコンビネー
ションメータのイメージ画像データを作成してもらい、
このイメージ画像データをメータの作成用データDT2
に編集してメータ製作データ処理部2に送付し、メータ
製作データ処理部2は作成用データDT2をメータ製作
用データDT3に編集してメータ製作側3に送付してコ
ンビネーションメータの自動発注を行うと、メータ製作
側3はメータ製作用データDT3に基づいてユーザがデ
ザインしたコンビネーションメータを組み立てことで、
ユーザによる意匠の自由度が拡大されると共に、メータ
製作側においても多品種少量のカスタマイズメータを、
メータ毎に製作条件を変更することなく組み立ことがで
きるため、安価に、しかも短期間で作成できるという効
果がある。
【0065】この発明によれば、メータデザイン用デー
タDT1を用いてユーザにパソコン画面上で、各メータ
の配置およびサイズ、各メータの目盛板における目盛の
意匠デザイン、指針の振れ角を任意にデザインしたコン
ビネーションメータのイメージ画像データを作成しても
らい、このイメージ画像データにもとづいてカスタマイ
ズメータを製作してもらうことで、意匠の自由度と共に
動作の自由度を拡大できるためユーザの希望を反映した
カスタマイズメータを提供できるという効果がある。
【0066】この発明によれば、メータデザイン用デー
タDT1に基づき画面上にユーザにより選択可能な形式
で複数の意匠データおよび指針駆動データを画像表示
し、これらデータ中より選択されたデータの組み合わせ
で画面上にコンビネーションメータのイメージ画像デー
タを表示しすると共に、画像表示されたコンビネーショ
ンメータをメータ駆動シュミレーションデータに基づき
指針駆動あるいは表示部を選択した色彩で点灯させるこ
とで、ユーザは自己がデザインしたカスタマイズメータ
の動作をパソコン画面で検証しながらメータデザインを
行うことができるため、ユーザの希望をより反映したカ
スタマイズメータを提供できるという効果がある。
【0067】この発明によれば、メータ製作データ処理
部はデザイン部より送付されたメータ作成用データDT
2を、コンビネーションメータの意匠上のデザイン要
素、各パーツを特定するパーツデータ、CPUによる駆
動制御に供する指針駆動データおよび表示部点灯用デー
タを含むメータ製作用データDT3に変換してメータ製
作側に送り、これらデータに基づいてユーザがデザイン
したコンビネーションメータを組み立ててもらうと共
に、CPUにメータ駆動制御データをロードしてもらう
ことで、メータの歩進角度や表示部の点灯条件を車両の
仕様変更に応じて容易に変更できるという効果がある。
【0068】この発明によれば、基板のコンビネーショ
ンメータ実装領域に、各ムーブメントに共通なメータム
ーブメント載置用サブ基板をユーザの設定によるメータ
配置にしたがって載置すると共に、各種表示素子を配置
してコンビネーションメータの内機実装基板を作成する
ことで、多品種少量であってもカスタマイズメータを容
易に、しかも短期間で製作することができるという効果
がある。
【0069】この発明によれば、基板に前記指針駆動デ
ータおよび表示部点灯用データを記憶したCPUを含む
制御部を備え、これらデータに基づいてムーブメントお
よび表示素子を駆動制御することで、制御部を換えるこ
とでメータの歩進角度や表示部の点灯条件を車両の仕様
変更に応じて容易に変更できるため、より汎用性のある
システムを提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係るカスタマイズメータ作成
システムの基本構成を示す図である。
【図2】図2は本発明に係るカスタマイズメータ作成シ
ステムにおけるデータ処理方法を説明するフローチャー
トである。
【図3】図3はこの発明に係るカスタマイズメータ作成
システムの構成の実施の形態を示す図である。
【図4】図4はカスタマイズメータビジネス案1の概要
を説明する図である。
【図5】図5はカスタマイズメータビジネス案2の概要
を説明する図である。
【図6】図6はカスタマイズメータビジネス案3の概要
を説明する図である。
【図7】図7はカスタマイズメータビジネス案4の概要
を説明する図である。
【図8】図8はカスタマイズメータビジネス案5の概要
を説明する図である。
【図9】図9はカスタマイズメータビジネス案6の概要
を説明する図である。
【図10】図10はカスタマイズメータの設計手順を説
明する図である。
【図11】図11はコンビネーションメータの文字板の
背景デザインを決める方法を説明する図である。
【図12】図12はコンビネーションメータの文字板の
背景デザインを決める場合のパソコン画面を示す図であ
る。
【図13】図13はコンビネーションメータにおける目
盛板の数字の属性を決める場合のパソコン画面を示す図
である。
【図14】図14はコンビネーションメータの文字板の
デザインエリアを示す図である。
【図15】図15は目盛板の各形態、目盛板の位置およ
び大きさを設定する方法を示す図である。
【図16】図16は目盛板の属性デザインを設定する過
程を説明する図である。
【図17】図17は文字板における各目盛板の配置を示
す図である。
【図18】図18は各目盛板における指針の設定方法を
説明する図である。
【図19】図19はカスタマイズメータの製作手順を説
明する工程図である。
【図20】図20は本実施の形態に係るマトリックス基
板の表面を示す図である。
【図21】図21は本実施の形態に係るマトリックス基
板の裏面を示す図である。
【図22】図22は本実施の形態に係るムーブメントア
ッシーとこのムーブメントアッシーをマトリックス基板
に載置した場合の状態を示す図である。
【図23】図23は本実施の形態に係るマトリックス基
板をケース内に取り付けた状態を示す図である。
【図24】図24は本実施の形態に係るカスタマイズメ
ータの構成を示す断面図である。
【図25】図25は本実施の形態に係るカスタマイズメ
ータの電気系統を示すブロック図である。
【符号の説明】
U ユーザ 1 デザイン部 2 メータ製作データ処理部 3 メータ製作側 DT1 メータデザイン用データ DT2 作成用データ DT3 メータ製作データ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送付されたメータデザイン用データに基
    づいてユーザ希望のコンビネーションメータを画面上で
    擬似的に作成してユーザに表示すると共に、前記作成さ
    れた前記コンビネーションメータの作成用データを生成
    するユーザ側のデザイン部に、前記メータデザイン用デ
    ータを送付すると共に、このメータデザイン用データに
    基づいて前記デザイン部で生成された前記作成用データ
    を入力し、この作成用データに基づいて編集されたメー
    タ製作データをメータ製作側に渡してメータ作成依頼を
    発するメータ製作データ処理部を備えたシステムであっ
    て、 前記デザイン部は、前記メータ製作側に備えたメータ組
    立用の基板上のコンビネーションメータ実装領域におい
    てメータデザインが可能な、メ−タデザイン用データが
    前記メータ製作データ処理部より送付されたならば、メ
    ータデザイン用データに基づいて各種メータの配置およ
    びメータサイズを決めてデザインしたコンビネーション
    メータの作成用データを生成して前記メータ製作データ
    処理部に返送し、 前記メータ製作データ処理部は返送された作成用データ
    を解読してメータ設計データを生成した後に、このメー
    タ設計データに基づいてメータ製作用データを編集して
    メータ製作側3にコンビネーションメータの自動発注を
    行うことを特徴とするカスタマイズメータ作成システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記メータ製作データ処理部はコンビネ
    ーションメータのデザインをイメージする複数の意匠デ
    ータ、指針駆動データ、これらデータに基づくメータ駆
    動シュミレーションデータを前記メータデザイン用デー
    タに含めてデザイン部に送付することを特徴とする請求
    項1に記載のカスタマイズメータ作成システム。
  3. 【請求項3】 前記デザイン部は、送付されたメータデ
    ザイン用データに基づき画面上に、ユーザにより選択可
    能な形式で複数の意匠データおよび指針駆動データを画
    像表示し、これらデータ中より選択されたデータの組み
    合わせで画面上にコンビネーションメータのイメージ画
    像データを表示すると共に、画像表示されたコンビネー
    ションメータをメータ駆動シュミレーションデータに基
    づき指針駆動あるいは表示部を選択した色彩で点灯させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカスタマイズメー
    タ作成システム。
  4. 【請求項4】 前記デザイン部は、画像表示されたコン
    ビネーションメータおよびメータ駆動シュミレーション
    結果をメータ作成用データに生成して前記メータ製作デ
    ータ処理部に返送し、前記メータ製作データ処理部は返
    送されてきたメータ作成用データを、コンビネーション
    メータの意匠上のデザイン要素、各パーツを特定するパ
    ーツデータ、CPUによる駆動制御に供する指針駆動デ
    ータおよび表示部点灯用データを含むメータ製作用デー
    タに変換してメータ製作側に送りコンビネーションメー
    タの自動発注することを特徴とする請求項1および3に
    記載のカスタマイズメータ作成システム。
  5. 【請求項5】 前記メータ製作側3に備えたコンビネー
    ションメータ組立用の基板は表面に部品取付け用の複数
    のランドを所定間隔でマトリクス状に形成し、前記基板
    に、前記ランドの間隔に合わせて配線材が設けられたメ
    ータムーブメント載置用のサブ基板を設定された各メー
    タ配置位置に合わせて載置すると共に、各種表示素子を
    配置したことを特徴とする請求項1に記載のカスタマイ
    ズメータ作成システム。
  6. 【請求項6】 前記基板には、前記指針駆動データおよ
    び表示部点灯用データを記憶し、これらデータに基づい
    てムーブメントおよび表示素子を駆動制御するCPUを
    含む制御部を備えたことを特徴とする請求項5に記載の
    カスタマイズメータ作成システム。
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