JP2003099575A - 工程管理システム - Google Patents

工程管理システム

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JP2003099575A
JP2003099575A JP2001293563A JP2001293563A JP2003099575A JP 2003099575 A JP2003099575 A JP 2003099575A JP 2001293563 A JP2001293563 A JP 2001293563A JP 2001293563 A JP2001293563 A JP 2001293563A JP 2003099575 A JP2003099575 A JP 2003099575A
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Shinji Yamada
真二 山田
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Toshiba Engineering Corp
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Toshiba Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミーテイングを開催しなくても、作業関係者
が必要なときに工事の進捗状況や留意事項を閲覧でき、
経験によらずタイムリに計画的に作業することができる
工程管理システムを提供すること。 【解決手段】 予め計画された工程表に基づき複数のグ
ループでプラント建設する工程管理であって、前記各グ
ループは前記工程表における各工程での進捗状況データ
や留意事項をイントラネット9に接続されたパソコン1
〜9からサーバ10に入力し前記工程表に関連付けて各
データベース11に記憶し、前記各グループは前記進捗
状況データが入力された工程表をパソコン1〜8の画面
に表示し各グループの作業計画を調整することにより他
のグループの作業の進捗状況データを所望するときに入
手でき、計画的に連携する作業を実行することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、会議を開催しなく
ても複数グループによる作業進捗状況の確認、管理を行
なうことができる工程管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラント、ビル建設工事、道路
・鉄道建設工事、土木工事などにおいては、基礎、配
管、機械、電気、計装、制御、試験等のグループに分担
して作業工程が進められている。例えば、基礎グループ
は各種設備が設置されるようにコンクリートなどの基礎
工事を担当する。基礎工事の進行状況を監視し、適当な
タイミングで配管グループは水道管、下水道管、電線、
電話線などの埋め込み工事をする。これら基礎工事の進
捗状況のタイミングで機械グループは、各種機械設備を
搬入し、設置する。電気グループは電気設備を設置し、
機械類を含む配線工事をし、その仮試験などの作業を行
う。計装グループは、これら電気設備、機械設備などの
機器類の設置のタイミングで、これら機器類の運転状態
を遠隔地で自動監視が可能となるように各種センサ、計
器類を取付け調整し、全体のプラントの制御、調整を行
う。
【0003】このように工事は、各種グループ毎の役割
があり、上流から下流への作業工程の流れにおいて、各
グループは連係して作業を進めている。これらの作業の
進捗状況を把握するために、全グループ関係者は、毎日
会議を開催して他のグループの進捗状況データを交換
し、把握し工程管理しているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従前の工法では、毎日の作業工程の中で、次の作業の
人員配置、作業計画、工事内容を予定することになり、
管理者の経験度に工程が左右される問題がある。また、
各ステージ毎の作業については、毎日の会議の中で確認
し、関連グループの進捗状況を記憶して置かなくては成
らず、各工程での過去の大小多数の失敗が生かされない
ケースも発生する。さらに、このような会議への出席者
は全工程を理解した主技術者であり、長時間の会議は、
時間の有効利用の面から損失が大きいという課題があっ
た。
【0005】本発明は、かかる従来の問題を解決すべく
なされたもので、会議を開催しなくても、作業関係者が
必要なときに工事の進捗状況を閲覧でき、経験によらず
タイムリに計画的に作業することができる工程管理シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】また、他の目的はタイムリーに工程の進捗
状況の把握が可能で、適切な人員計画が可能な工程管理
システムを提供することを目的とする。
【0007】さらに、他の目的は各工程における固有の
過去の事故や失敗事例などの連絡事項を、瞬時にして認
識でき、事故防止を目的とした工程管理システムを提供
することを目的とする。
【0008】他の目的は、例えば火力発電プラントの建
設を進めるにあたって、各グループ毎の作業工程の進捗
状況をタイムリーに把握することにより、次工程の事前
準備が可能となり、スムーズな作業の進行を可能とする
ための工程管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、各工程固有の留意事項データベースを設けて会議を
することなく連絡事項を周知させ、各工程固有の確認事
項のデータベースを設けて、誰でもが品質管理された工
程を行うことができる、次の構成からなる工程管理シス
テムを提供するものである。
【0010】即ち、請求項1の工程管理システムは、予
め計画された工程表に基づきそれぞれ異種の業務を担当
する複数のグループでプラント建設する工程管理システ
ムにおいて、前記各グループは前記工程表における各工
程での進捗状況データをネットワークに接続されたパソ
コンからサーバに入力し前記工程表に関連付けて記憶す
る進捗状況データ記憶手段と、前記各グループは当該グ
ループの工程表をパソコン画面に表示し、この画面の所
望する工程を選択する工程選択手段と、この工程選択手
段により前記パソコン画面に留意事項および要領書の選
択画面を表示する選択画面表示手段と、前記留意事項を
選択することにより当該グループにおける各工程固有の
留意事項を前記パソコン画面に表示する留意事項表示手
段と、前記要領書を選択することにより当該工程固有の
確認項目を前記パソコン画面に表示する確認項目表示手
段と、前記パソコン画面に表示された前記確認項目に基
き当該工程を確認する工程確認手段とを具備してなるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項1の発明によれば、会議を開催しな
くても、随時作業関係者が必要なときに他の関連するグ
ループの工事の進捗状況、各工程の留意事項、各工程の
要領書を閲覧でき、経験によらずタイムリに計画的に作
業することができる。また、この結果、適切な人員計画
が可能となる。さらに、品質保証された信頼性の高い工
事を行うことができる。
【0012】請求項2の工程管理システムは、請求項1
記載の工程管理システムにおいて、前記要領書は試験要
領書であり、受電する前の確認事項が記載され、各項目
について達成されているかを判定して当該工程の進捗率
を表示する画面であることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明によれば、各工程の進捗率
を工程表に表示するため、関連する他のグループは、比
較的高い精度で作業計画、人員配置を計画できる。
【0014】請求項3の工程管理システムは、請求項1
記載の工程管理システムにおいて、前記留意事項は各工
程固有の注意事項、過去の失敗事例など他のグループに
知らせる内容が表示された連絡事項であることを特徴と
する請求項1記載の工程管理システム。
【0015】請求項3の発明によれば、当該工程の留意
事項を知ることができるので、会議しなくても注意事項
などの連絡事項を確実に引き継ぐことができる。
【0016】請求項4の工程管理システムは、請求項
1、2又は3記載の工程管理システムにおいて、前記留
意事項又は要領書は選択され前記パソコンの画面に表示
されたとき新規追加事項を当該パソコンから入力して更
新操作できることを特徴とする。
【0017】請求項4の発明によれば、各パソコンから
留意事項と要領書の新規追加事項を随時追加できるの
で、常に最新の留意事項などを他の関連グループが確認
することができ、品質保証された信頼性の高い工事を行
うことができる。
【0018】請求項5の工程管理システムは、請求項1
記載の工程管理システムにおいて、前記各グループは前
記進捗状況データが入力された前記工程表を前記サーバ
から読出し前記パソコン画面に表示し各グループの作業
計画を調整することを特徴とする請求項1記載の工程管
理システム。
【0019】請求項5の発明によれば、各工程の進捗状
況データが表示されるので、他の関連するグループは作
業計画が具体的に立案することができ、計画的に作業を
推進することができる。
【0020】請求項6の工程管理システムは、請求項5
記載の工程管理システムにおいて、前記作業計画を調整
とは作業予定の変更、作業内容の見直し、作業時間、作
業メンバの見直しなどをすることであることを特徴とす
る。
【0021】請求項6の発明によれば、前工程などの遅
延の大きさによってそれを補うメンバ、人数、残業など
を計画することができる。
【0022】請求項7の工程管理システムは、請求項1
又は5記載の工程管理システムにおいて、前記各グルー
プから入力される進捗状況データのうち遅れている進捗
状況データに対しては警報、色表示の少なくとも一方の
表示をすることを特徴とする。
【0023】請求項7の発明によれば、遅延している工
程についてカラー表示などで報知するので、関連する他
のグループが見落すことなく計画を調整できる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の工程管理システム
を火力発電プラント建設工事の工程管理システムに適用
した実施形態を図1を参照して説明する。この実施形態
は火力発電プラントのそれぞれ異種の業務を担当する基
礎工事グループ(以下基礎Gと略す。)、配管工事グル
ープ(配管G)、機械設置工事G(以下機械Gと略
す。)、計装設置工事G(以下計装Gと略す。)、電気
機器設置配線工事G(以下電気Gと略す。)、制御系機
器設置工事G(以下制御Gと略す。)、試験・検査G
(以下試験Gと略す。)など各グループの工事進捗状況
データや各工程固有の留意事項を、会議をすることな
く、ネットワークに接続された各グループのパソコンを
操作することにより入力、出力できるようにしたケース
である。
【0025】基礎Gは火力発電設備を設置するための土
台、コンクリートなどの工事を担当する。配管Gは基礎
Gの進捗状況に応じて水道管、下水道管、電話線用管等
を埋め込む工事を担当する。他のグループは工場で製造
し、試験した火力発電設備を解体して火力発電プラント
設置位置に搬送し、組立・評価する(復元)担当であ
る。機械Gは基礎Gの進捗状況に応じて火力発電設備を
運転するための機械類の設置工事を担当する。計装Gは
計器機器類の設置を担当する。電気Gは基礎Gの進捗状
況に応じてタービン、発電機、復水器、ポンプ、加熱炉
などの設置と電気配線などの工事を担当する。制御Gは
火力発電設備を自動運転するための制御機器、計算機な
どの設置および調整を担当する。試験Gは火力発電シス
テムを構成する各設備機器毎に復元状態を予め定められ
た手順で試験し、作業の進捗状況を判定する。
【0026】この実施形態の具体的内容は、次の通りで
ある。即ち、この工程管理システムは、図1に示すよう
なパソコン1〜8が接続されたネットワーク例えばイン
トラネット9上で展開するもので高い機密性を得ること
ができる。火力発電プラントの工程管理は、何時に何の
作業が開始されるのか、が判るようにする。また、各作
業に対する進捗率を工程表に表示させることにより、関
連する他のグループは担当する作業計画の立案、修正な
どの調整がし易いものにする。
【0027】火力発電プラントのそれぞれ異種の業務を
担当する基礎G、配管G、機械G、計装G、電気G、試
験Gなどの所有する各パソコン1〜8は、イントラネッ
ト9のネットワークに接続されている。さらに、このイ
ントラネット9にはサーバ10が接続されている。この
サーバ10のデータベース11には、各パソコン1〜8
から入力される各グループの作業進捗状況データが都
度、工程表(工事計画)と関連付けて記憶される。各グ
ループの進捗状況データは、各Gのパソコン1〜8から
所望する工事の進捗状況データを要求することによりい
つでも読み出すことができる。データベース11は仕様
書データベース(DB)11A、計画書・設計図データ
ベース11B、留意事項データベース11C、要領書デ
ータベース11D、作業項目データベース11Eなどが
設けられている。
【0028】このような工程管理システムは、高度なセ
キュリテイ対策をすればインターネットでも構成するこ
とができる。このようなネットワークシステムが形成さ
れた環境において火力発電プラントは、図2のフローチ
ャートにより工事が遂行される。
【0029】即ち、顧客の火力発電所は、火力発電プラ
ントの仕様書を提示する。この仕様書の内容はセンタの
パソコン端末7からサーバ9の仕様書データベース11
Aに入力されて、記憶される(F1)。
【0030】各グループはパソコン1〜7を操作するこ
とにより上記仕様書をデータベース11Aから読出し、
仕様書を満足する夫々担当する計画書、設計図を作成す
る。この計画書や設計図の作成に際しては、留意事項デ
ータベース11Cから各工程固有の過去の蓄積された失
敗例や注意事項などの連絡事項を読出し、確認したのち
作成する。この計画書や設計図の作成中に発生した各工
程固有の連絡事項は、当該工程に関連付けて留意事項デ
ータベース11Cに追加記憶し更新される。
【0031】この計画書や設計図には、各工程の作業時
間まで記入される。作成された計画書、設計図は、各グ
ループのパソコン1〜7からサーバ10の計画書・設計
図データベース11Bに入力され、記憶される。互いに
他のグループのパソコン1〜7は、各グループが入力し
たサーバ10の計画書、設計図データベース11Bに記
憶された計画書、設計図を読み出し、各パソコン1〜7
の画面で閲覧又はパソコンの操作でコピーすることがで
きる(F2)。他のグループの計画書を閲覧の結果自グ
ループ計画の変更が生じた場合には、予め定められた手
順で当該パソコンから計画書や設計図の修正をすること
ができる。
【0032】センタのパソコン端末8は、各グループが
入力し、記憶した計画書、設計図を読出し、表示する。
センタは各グループが入力した計画書、設計図から総合
計画書を作成して、サーバ10に入力し、計画書・設計
図データベース11Bに記憶する。サーバ10の計画書
・設計図データベース11Bに記憶された総合計画書
は、各グループのパソコン1〜7により閲覧できる(F
3)。この総合計画書には各グループが担当する作業の
時間情報も記憶される。たとえば、「基礎Gのタービン
の基礎工事は、何月何日何時に終了する。」などと記憶
される。
【0033】各グループは総合計画書を閲覧し、この総
合計画書に基き基礎工事グループから工事を開始する
(F4)。基礎工事グループは現在の工事の進捗状況を
時間情報(何月何日何時)と、共に基礎Gのパソコン1
からサーバ10の計画書・設計図データベース11Bに
入力し、記憶する(F5)。
【0034】他のグループは夫々が作成した計画書に基
づき工場で設備機器を製造する。この製造計画は総合計
画書に基き作成された製造期限管理、品質管理に基き計
画的に製造される。工場で製造された火力発電設備機器
たとえばタービン、発電機、復水器、ポンプ、ボイラな
どは、解体されて火力発電プラント建設位置に搬送され
る。搬送された各部品は、再び火力発電プラント建設位
置で組み立てられて復元される。
【0035】他のグループはそれぞれの作業の進捗状況
を都度、時間情報(何月何日何時)と、共に各パソコン
1〜7からサーバ10の計画書・設計図データベース1
1Bに入力し、記憶する(F5)。このようにして各グ
ループが入力した進捗状況データ(情報)は、各パソコ
ン1〜7により閲覧することができる。
【0036】基礎Gは工事の進捗状況データを都度パソ
コン1から入力するため、他のグループはサーバ10の
計画書・設計図データベース11Bから読み出すことに
より常に工程表の進捗状況に合わせて自グループの作業
状況、作業予定、作業内容、作業時間、作業員数、メン
バなどの変更の有無などを調整することができる。作業
状況は現在の作業効率で良いか、を検討する。作業予定
は現在の予定より速くするか、お遅くするかを判断す
る。作業内容は変更する必要があるか、ないかを判断す
る。メンバは若い人、熟練者、男女などの検討を行う。
【0037】たとえば電気Gはタービン、発電機などこ
れらの運転を制御する計算機やその制御装置等を工場で
製造し、試験する。サーバ10の計画書・設計図データ
ベース11Bを閲覧することにより、基礎Gの進捗状況
のタイミングでそれらを解体して火力発電プラント建設
位置に搬送する。
【0038】搬送された火力発電設備機器は、各グルー
プの担当している関連作業をサーバ10の計画書・設計
図データベース11Bを監視しながら復元作業を行う。
このようにして火力発電プラント設備機器が復元した状
態で試験工程を実行し終了する。この終了情報は年月日
などの時間情報と共に計画書・設計図データベース11
Bに記憶する。この作業において発生した留意事項は、
パソコン1〜7から新規留意事項として当該工程に関連
付けて留意事項データベース11Cに更新して記憶す
る。
【0039】次に、各グループの工程例えば試験Gの試
験項目の進捗率を求める例を図3〜7を参照して具体的
に説明する。図3は試験Gの作業内容を具体的に説明す
るための工程表でパソコン画面15に表示された状態が
示されている。この工程表は月単位の時間軸を横軸16
にとり、計算機およびその制御盤を組立て、据付(復
元)(T1)した後の、試験Gが行うテスト計画を示し
た工程表である。
【0040】時間軸の下方には、計算機・制御盤復元
後、AC電圧、DC電圧が調整用として用意された電源
(図示せず)からの仮通電試験が計画されている(T
2)。4ヶ月目には調整用電源(図示せず)から印加さ
れる各軸AC受電、DC受電(T3)試験が計画されて
いる。その後、引続き6.9kvプラント電圧による受
電試験(T4)が計画されている。その後、タービンの
排出蒸気を復水するための冷却用海水の流入が、計画さ
れている(T5)。これらの試験プロセスにおいて次の
ような試験プログラムが計画されている。
【0041】無停電電源装置(以下CVCFと略す)に
ついて、1ヶ月目には無停電電源装置(以下CVCFと
略す)復元試験(T6)、CVCF受電試験(T7)が
計画されている。3ヶ月目にはCVCF故障模擬試験
(T8)が計画されている。5ヶ月目にはCVCF電源
切替試験(T9)、CVCF実負荷切替試験(T10)
が計画されている。図3の工程表において、T6〜12
は試験選択用ボタンであり、パソコン画面15には、キ
ー形状が図示され、所望するボタン上にカーソルを移動
させ、クリックすることにより選択される。
【0042】計算機について、1ヶ月目には計算機、ハ
ード復元試験(T11)が計画されている。1ヶ月後半
から5ヶ月後半に渉って約19項目の計算機復元試験
(T12)が計画されている。計算機復元試験(T1
2)は図示されていないが計算機受電試験、計算機構成
試験、計算機ソフト復元試験などの予め計画された19
項目の試験である。
【0043】たとえば、CVCF受電試験T7が選択さ
れた例を説明する。CVCF受電試験用選択ボタンT7
の選択は、図3の工程表のパソコン6の画面15上に図
4に示すCVCF受電試験T7に関する選択画面21が
重畳された画面となる。
【0044】この選択画面21は、留意事項選択用ボタ
ン22と試験要領書選択用ボタン23が表示されてい
る。これらボタン22、23画面の上方にはガイドメッ
セージとして「留意事項と試験要領書どちらを開きます
か?」と表示されている。
【0045】留意事項選択用ボタン22は、例えば当該
工程における過去の失敗例、注意事項、確認すべき事項
などの連絡事項を留意事項データベース11Cから読出
し、閲覧するためのものである。試験要領書選択用ボタ
ン23は、試験手順とその試験結果が表示されるもので
ある。
【0046】先ず、留意事項選択用ボタン22を選択し
た場合を説明する。パソコン6の画面15は図5に示す
ような「無停電電源装置受電試験留意事項」に変わる。
この内容は試験を行う際に、どのような点に注意した方
が良いか? 過去発生した失敗例、仕様書の特に注意す
べき事項など、事故防止などに役立てることを目的とし
たものである。この留意事項は上記同一目的の事項が発
生する都度パソコン6から追加入力して更新し高い品質
保証された工事(試験)を実現することを目的としたも
のである。
【0047】次に、試験要領書選択用ボタン23を選択
した場合を説明する。パソコン6の画面15は図6に示
すような「受電前確認項目」の画面に変わる。「受電前
確認項目」画面15には、試験手順、試験結果(判定)
が確認可能な内容が示されている。試験結果(判定)は
良否で示される。図6において、MCCBは断路器の略
号である。
【0048】この試験結果が記入されることにより、進
捗率は自動的に計算され、全体工程表の進捗率表示部1
7に進捗率が%で表示される。この進捗率は工事又は試
験の進行の都度更新されて表示される。従って、進捗率
表示部17を監視することにより関連する工事グループ
は、どこまで工事が進んでいるかを知ることができ、自
グループの作業計画を確認することができる。
【0049】これらの実行手順は図7に示す通りであ
る。スタートキー(S1)を操作すると図3に示す工程
表が試験Gのパソコン6の画面15に表示される(S
2)。試験項目の選択は、試験Gのパソコン画面15に
表示された工程表の画面15上で所望する作業項目例え
ば「CVCF受電試験(T7)」のボタン上にカーソル
を移動させ、クリックすることによりCVCF受電試験
(T7)が選択される(S3)。
【0050】CVCF受電試験(T7)を選択すると画
面15は、図4に示す画面に変化する。この画面上にお
いて、留意事項22を選択すると画面15は、図5に示
す画面に変化する(S4)(S5)。この画面15には
選択された作業項目の留意事項の内容が表示される(S
6)。図5に記載された画面は一例でその一部抜粋して
示したものである。この留意事項は過去経験し蓄積され
た失敗例や、注意事項などの当該工程固有のチェック事
項が表示されたもので、従来打合せ会議で発表されてい
た他の関連するグループに知らせる内容も含む連絡事項
である。この画面において、<コーヒーブレーク>は、
参考とか、ミニ知識の内容が表示されたものである。
【0051】この留意事項を閲覧して新規に追加すべき
失敗例とか、注意事項とか、他の追加事例、削除すべき
事例の有無を検討する(S7)。追加事項が有りの場合
は、組織的承認を得た新規留意事項を試験Gのパソコン
6から予め定められた変更の手順でサーバ10の留意事
項データベース11Cに変更の年月日時間などの情報と
共に入力して記憶し(S8)、既存の留意事項と新規留
意事項とを併せ備えた新留意事項として自動更新される
(S9)。また、上記留意事項変更の有無(S7)にお
いて、「無し」の場合スタート位置(S1)に戻る。こ
の留意事項は新規計画時、設計時などに必ず閲覧する引
継ぎ事項でもある。
【0052】上記機能選択(S4)において、「試験要
領書」(S12)を選択した場合、画面15は図6の画
面に変化する(S13)。この画面を閲覧して当該試験
要領との関係を詳査して当該工程固有の新規追加事項、
変更事項の有無を検討する(S14)。有りの場合、試
験Gのパソコン6から予め定められた変更の手順でサー
バ9の試験要領書データベース11Dに記憶されている
試験要領の内容を変更し、更新する(S15)。この変
更は年月日などの時間情報を同時に入力する。
【0053】無しの場合は図6に示された各試験固有の
確認項目の試験を実行する。図6には試験手順が表示さ
れる。試験の良否の判定結果は図6の画面に試験Gのパ
ソコン6から入力され表示される。新規試験要領の変更
がされた場合は、新規追加試験要領を含めて試験する。
これらの試験結果はパソコン6からサーバ10の試験要
領書データベース11Dに入力され、記憶される(S1
6)。
【0054】このデータベース11Dに記憶された試験
結果は、他のグループのパソコン1〜6で読出し操作す
ることにより閲覧することができる。試験要領書に良否
の結果が入力されると、当該CVCF受電試験T7の進
捗率が算出される(S17)。この進捗率(%)は計画
に対して試験済み(工事済み)の割合を進捗率として表
示する。即ち、 試験実施済みの試験項目数/全試験項目数×100 なる計算式で求めることができる。
【0055】この結果得られた進捗率は、予め設定され
た計画値と比較される(S18)。比較の結果、計画通
りであれば上記進捗度が年月日時間などの情報と共に自
動更新される。即ち、工事の進行の都度進捗度は図3に
示す工程表に更新されることになる。このときS15の
工程で試験要領の変更がある場合には、同時に試験要領
の自動更新も行われる(S20)。逆に、計画より遅延
していれば、パソコン6の工程表画面15には進捗率表
示部17が色表示される(S19)。色表示は大幅に遅
延していれば例えば赤色表示、多少の遅延であれば例え
ば黄色表示される。
【0056】さらに、順調に工事が進行していれば、白
抜き又は緑色で進捗率を表示することが望ましい。遅延
の表示例としては、他のグループの作業に大きく影響す
るため音声で警報を出してもよい。遅延情報の入力は年
月日時間などの情報と共にパソコン6から計画書・設計
図データベース11Bに記憶される。
【0057】このような試験は、CVCF受電試験T7
以外のたとえばCVCF復元試験T6、計算機ハード復
元試験T11などに対しても試験が行われる。画面15
では各試験ボタンT6〜T12の下側線近傍に進捗率1
7が表示されている。試験Gのパソコン6からの入力に
限らず、他のグループのパソコン1〜5からも各工程の
進捗度が各工程表に表示される(S19)。たとえば基
礎Gであれば、基礎Gが当初作成した基礎工事の図3に
相当する工程表が使用される。同様に、配管Gは、当初
作成した配管の工程表が使用される。色表示された結果
が自動更新される(S20)。更新後、終了しスタート
に戻る(S21)。
【0058】また、進捗度表示は、現在の作業進捗日時
と全体工程に時間的なズレが生じた場合、ズレている作
業項目に対し、注意、警報を色替え表示して識別するこ
とにより、作業の進行に注意させる目的がある。
【0059】この実施形態によれば、火力発電プラント
全体の工程がパソコン画面に表示され、試験要領書に判
定結果を入力することにより、進捗率が計算され、全体
工程表に表示される。この全体工程表は、各々の作業に
対する進捗率が明確になる。工程が計画より遅れている
工程については、色表示して注意を促すために次工程へ
の計画準備を伝えることができ、全体の作業がスムーズ
に計画的に流れるようになる。
【0060】また、各作業項目毎の留意事項は、作業前
に確認することが可能であり、設計時や実作業時におけ
る事故防止に役立つものである。また、本工程管理シス
テムはオンライン上に組込むことができるので、どのグ
ループも同じ認識下の中で作業を進めることができ、適
切な人員計画を得ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数のグループで分担して製造する場合、これら全
グループが都度頻繁に会議で連絡を取りながら進めてい
たのを、会議をしなくても、グループ間の進捗状況や留
意事項など詳細な情報を高速、正確に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するためのシステム構
成図。
【図2】図1の実施形態を説明するためのフローチャー
ト。
【図3】図2の各工程での進捗度を求める実施例を説明
するための図。
【図4】図3のCVCF受電試験を選択したときのメッ
セージの内容を説明するための図。
【図5】図4の留意事項用選択ボタンを選択したときの
留意事項記載例を説明するための図。
【図6】図4の試験要領書用選択ボタン選択したときの
試験要領書記載例を説明するための図。
【図7】図3〜6の操作手順を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
1〜8…パソコン、9…イントラネット、10…サー
バ、11…データベース、15…画面、16…横軸、1
7…進捗率表示部、21…選択画面、22…留意事項選
択用ボタン、23…試験要領書選択用ボタン。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め計画された工程表に基づきそれぞれ
    異種の業務を担当する複数のグループでプラント建設す
    る工程管理システムにおいて、 前記各グループは前記工程表における各工程での進捗状
    況データをネットワークに接続されたパソコンからサー
    バに入力し前記工程表に関連付けて記憶する進捗状況デ
    ータ記憶手段と、 前記各グループは当該グループの工程表をパソコン画面
    に表示し、この画面の所望する工程を選択する工程選択
    手段と、 この工程選択手段により前記パソコン画面に留意事項お
    よび要領書の選択画面を表示する選択画面表示手段と、 前記留意事項を選択することにより当該グループにおけ
    る各工程固有の留意事項を前記パソコン画面に表示する
    留意事項表示手段と、 前記要領書を選択することにより当該工程固有の確認項
    目を前記パソコン画面に表示する確認項目表示手段と、 前記パソコン画面に表示された前記確認項目に基き当該
    工程を確認する工程確認手段とを具備してなることを特
    徴とする工程管理システム。
  2. 【請求項2】 前記要領書は試験要領書であり、受電す
    る前の確認事項が記載され、各項目について達成されて
    いるかを判定して当該工程の進捗率を表示する画面であ
    ることを特徴とする請求項1記載の工程管理システム。
  3. 【請求項3】 前記留意事項は各工程固有の注意事項、
    過去の失敗事例など他のグループに知らせる内容が表示
    された連絡事項であることを特徴とする請求項1記載の
    工程管理システム。
  4. 【請求項4】 前記留意事項又は要領書は選択され前記
    パソコンの画面に表示されたとき新規追加事項を当該パ
    ソコンから入力して更新操作できることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の工程管理システム。
  5. 【請求項5】 前記各グループは前記進捗状況データが
    入力された前記工程表を前記サーバから読出し前記パソ
    コン画面に表示し各グループの作業計画を調整すること
    を特徴とする請求項1記載の工程管理システム。
  6. 【請求項6】 前記作業計画を調整とは作業予定の変
    更、作業内容の見直し、作業時間、作業メンバの見直し
    などをすることであることを特徴とする請求項5記載の
    工程管理システム。
  7. 【請求項7】 前記各グループから入力される進捗状況
    データのうち遅れている進捗状況データに対しては警
    報、色表示の少なくとも一方の表示をすることを特徴と
    する請求項1又は5記載の工程管理システム。
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