JP2003099522A - シロアリ防除工事履歴を伴う保証書の発行方法及びシロアリ防除工事履歴の管理システム - Google Patents

シロアリ防除工事履歴を伴う保証書の発行方法及びシロアリ防除工事履歴の管理システム

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JP2003099522A
JP2003099522A JP2001291792A JP2001291792A JP2003099522A JP 2003099522 A JP2003099522 A JP 2003099522A JP 2001291792 A JP2001291792 A JP 2001291792A JP 2001291792 A JP2001291792 A JP 2001291792A JP 2003099522 A JP2003099522 A JP 2003099522A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シロアリ防除工事を継続的に行ってことを即
座に証明することができる保証書を発行するシロアリ防
除工事履歴を伴う保証書の発行方法及びシロアリ防除工
事履歴の管理システムを提供する。 【解決手段】 シロアリ防除工事施工業者は、顧客の所
有する建造物に固有の建物IDを付与し、その建造物に
対して過去に行われた白蟻防除工事の一覧を記載した保
証書を発行する。さらに顧客は、インターネット15を
介して自己の所有する建造物に係る白蟻防除工事の保証
書の内容の確認や、保証書の発行指示を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シロアリの駆除又
は予防を行う薬剤を建造物に対して処理するシロアリ防
除工事に係る保証書の発行方法又はシロアリ防除工事履
歴の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】木造の住宅等の建造物にシロアリが発生
することを防ぐため、シロアリ防除工事が行われてい
る。一旦シロアリの被害にあってしまうと建造物は致命
的な損傷を受ける恐れがあるため、シロアリ防除剤が有
効に作用する薬効期間が切れる前に、継続的に次のシロ
アリ防除工事を行うことで、シロアリの被害を未然に食
い止めることができる。また、一旦薬効期間が切れた
後、再度防除工事を行った場合、不処理の期間にもしか
したら目に見えない範囲でシロアリの被害が生じてしま
ったり、そのような被害が生じているかもしれないとい
う疑念が生じ、その建造物の資産価値に影響を与えるこ
とも考えられる。そのような事態を避けるためにも、継
続的な防除工事を行うことが望ましい。
【0003】そして、施工業者は、例えば、薬効期間が
5年であるシロアリ防除剤による防除工事を行った場
合、薬効期間の5年を保証期間として、保証期間内にそ
の建造物がシロアリの被害にあった場合にはその被害に
よる損害を補填する保証契約を取り交わし、それを証明
する保証書を防除工事を行う毎に発行している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように保証書を防除工事毎に発行する場合、たとえ一旦
保証期間が切れた後、しばらく防除工事をしていない期
間を経てから再度防除工事を行っても、施工した後から
新たな保証期間が発生する。このため、防除工事をして
いない期間(非保証期間)が生じていたものと継続的に
施工され保証期間が継続し続けていたものとの間に最新
の保証書上の保証期間に差異がなく、継続的な施工か否
か判別することができなかった。
【0005】それにも関わらず、ある建造物を売却する
際、買主はその建造物がシロアリ防除工事を継続的に行
ってきたか否かを知りたいという要望があった場合に、
それを売主が証明するためには、過去に行った防除工事
毎に発行された保証書を全て提示する他なかった。その
場合、仮に、その中の一部でも保証書を紛失してしまっ
たり、建造物の転売の際に保証書の受け渡しが行われな
かった場合には、継続的に防除工事を行ってきたことを
証明することができなくなってしまう恐れがあった。
【0006】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、シロアリ防除工事を継続的に行っ
てことを即座に証明することができる保証書を発行する
シロアリ防除工事履歴を伴う保証書の発行方法及びシロ
アリ防除工事履歴の管理システムの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、シロアリの駆除又
は予防を行う薬剤を建造物に対して処理するシロアリ防
除工事に係る保証書の発行方法において、前記建造物毎
に前記シロアリ防除工事の履歴を記録し、この工事履歴
記録に基づいて当該建造物に対して過去に行われた前記
シロアリ防除工事の内容を一覧的に記載した保証書を発
行するところに特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、シロアリの駆除又は予
防を行う薬剤を建造物に対して処理するシロアリ防除工
事に係る保証書の発行をコンピュータ装置によって行う
シロアリ防除工事履歴の管理システムにおいて、建造物
を特定する建物特定記号と前記建造物の所在地とを対応
させて記憶する建物データベースと、前記建物特定記号
とその建造物に対して行われたシロアリ防除工事の保証
期間とを対応させて記憶する工事履歴データベースと、
前記建物データベースと前記工事履歴データベースとか
ら、共通する前記建物特定記号を有する前記建造物の所
在地と前記保証の期間とを抽出する抽出手段と、前記抽
出手段による抽出結果の一覧を保証書として出力させる
出力手段とを備えるところに特徴を有する。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載のもの
において、前記抽出手段を備えたサーバーとクライアン
トとがインターネット経由で接続されており、前記クラ
イアントは前記抽出手段を操作する操作手段と、前記抽
出手段による抽出結果を表示する表示手段とを備えると
ころに特徴を有する。
【0010】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
に記載のものにおいて、前記建物データベース又は前記
工事履歴データーベースを有するサーバーとクライアン
トとがインターネット経由で接続されており、前記クラ
イアントは前記サーバーが有する前記建物データベース
又は前記工事履歴データーベースに対して入力を行う入
力手段を備えているところに特徴を有する。
【0011】
【発明の作用及び効果】<請求項1及び請求項2の発明
>保証書を提示すれば、ある建造物がシロアリ防除工事
を継続的に行っているか否かを即座に証明できる。これ
により、継続的にシロアリ防除工事を行った建造物とそ
うでない建造物との差異が明確になり、シロアリ防除工
事を継続的に行った建造物に付加価値を与えることが可
能となる。
【0012】<請求項3の発明>インターネット経由で
接続されたクライアントを用いて抽出手段による抽出結
果を得ることができるので、建造物の所有者が希望する
ときに即座に保証書の内容を確認することが可能とな
る。
【0013】<請求項4の発明>インターネット経由で
接続されたクライアントを用いて入力手段を操作すれば
建物データベースや工事履歴データベースへの登録がで
きるので、例えば、工事を終了した工事現場や勧誘を行
っている営業現場から携帯端末を用いて建物データベー
スや工事履歴データベースに登録することができる。こ
れにより、作業効率が向上し、両データベース登録まで
の時間の短縮が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。本実施形態のシステムは、シ
ロアリ防除施工業者(以下、単に「業者」という)が建
造物に対してシロアリの駆除又は予防を行うためのシロ
アリ防除工事(以下、「防除工事」という)を行った顧
客に対して、保証書を発行するものである。業者は、図
1に示すように、社内にデータベースサーバー11と入
出力端末12とwebサーバー13とを備える。
【0015】データベースサーバー11は、防除工事に
関する顧客や防除工事の詳細な情報を後述するデータベ
ースに蓄積するコンピュータである。
【0016】入出力端末12は、データベースサーバー
11のデータベースに対して蓄積する情報の入力作業を
行うコンピュータである。顧客から防除工事の発注があ
った場合、顧客の建造物の情報を入手した場合、工事が
完了した場合又はDBの情報に変更が生じた場合等随時
対応するデータベースに対して入力・変更操作を行う。
【0017】webサーバー13はインターネット15
を介して顧客が顧客端末16を用いて業者のサイトにア
クセスした場合にその顧客に対して各種データを伝送す
るコンピュータである。webサーバー13は、必要に
応じてデータベースサーバー11を参照し、顧客の要求
する情報を顧客端末16へ伝送するようになっている。
【0018】[データベース]データベースサーバー1
1には顧客データベース(以下、「顧客DB」とい
う)、工事区分データベース(以下、「工事区分DB」
という)、工事カルテデータベース(請求項2の「工事
履歴データベース」に相当する、以下、「工事カルテD
B」という)及び建物データベース(以下、「建物D
B」という)を有する。
【0019】顧客DBは、1つのレコードにシロアリ防
除工事の依頼があった依頼主の情報を蓄積するためのも
のであって、図2に示すように、顧客コード・名称・連
絡先及びパスワードのフィールドを有する。顧客コード
は顧客DBの重複レコードを排除するための主キーであ
る。名称には依頼主の氏名又は会社名を入力し、連絡先
には、住所と電話番号を入力する。
【0020】工事区分DBは、各レコード毎にシロアリ
防除工事の種別が蓄積されるものであって、工事区分コ
ード及び工事内容のフィールドを有する(図2参照)。
工事区分コードは工事区分DBの主キーであって、工事
内容はシロアリ防除工事や換気設備設置等具体的な工事
内容を入力し、これにより、工事区分DBは作業の種別
と工事区分コードとを対照する。
【0021】工事カルテDBは、実際に施工したシロア
リ防除工事の情報を作業毎に蓄積するものであって、工
事ID・顧客コード・建物ID・工事日・工事区分コー
ド・施工面積・金額及び保証期間のフィールドを有する
(図2参照)。工事IDはレコードごとに付与される工
事カルテDBの主キーをなし、顧客コードには顧客DB
の顧客コードが入力され、建物IDには次述する建物D
Bの建物IDが入力される。工事日は、実際に工事を施
工した日付が、工事区分コードには工事区分DBの工事
区分コードが、施工面積には工事を行った個所の面積
が、金額には工事料金が、そして、保証期間には保証の
継続する期間と保証が切れる期日が入力される。尚、保
証期間が存在しない工事については保証期間は何も入力
されず、空白となっている。
【0022】建物DBは、建造物に関する情報を蓄積す
るものであって、図2に示すように建物ID(請求項2
の「建物特定記号」に相当)・所在地・顧客コード・構
造・敷地面積及び建物面積のフィールドを有する。建物
IDはレコード毎に付与される建物DBの主キーをな
し、所在地には建造物の詳細な位置情報が入力される。
顧客コードには建造物の所有者が顧客DBの顧客コード
でもって入力され、構造には建造物の建築方式が、敷地
面積・建物面積にはそれぞれの面積が入力される。ここ
で、建物DBの所在地には、例えば同じ敷地内に複数の
建造物が建てられている場合でも、それらを識別するた
めに敷地内の東側、西側等の詳細な情報が蓄積される。
【0023】[データベースの関連付け及び抽出手段]
上述した各DBの共通するフィールドは相互に関連付け
られている。具体的には、図3に示すように、工事カル
テDBと建物DBとの顧客コードが顧客DBの顧客コー
ドに関連付けされており、また、工事カルテDBの工事
区分コードは工事区分DBの工事区分コードに関連付け
されている。さらに、工事カルテDBの建物IDは建物
DBの建物IDに関連付けされている。
【0024】そして、データベースサーバー11には、
あるフィールドのデータを入力すると全てのDBを検索
し、入力したデータを備えるレコード又はそのレコード
に含まれるデータを抽出する抽出手段が具備されてい
る。具体的には、ある建物IDを入力すると、その建物
IDを含むレコードを検索し、建物DBから建造物の所
在地・顧客コードを抽出し、工事カルテDBから工事I
D・保証期間を抽出する。さらに建物DBから抽出した
顧客コードに対応する名称を顧客DBから抽出する。こ
のとき、たとえ、工事を行った際の顧客(工事カルテD
Bの顧客コード)と現在の建造物の所有者(建物DBの
顧客コード)とが相違している場合でも入力した建物I
Dを含む全ての工事IDが全て抽出されるので、建造物
の所有者に変更が生じていても当該建造物に対して過去
に行われた防除工事を全て抽出することができる。ま
た、データベースサーバー11の抽出手段は顧客名を入
力して顧客コードを抽出したり、建物の所在地や所有者
を入力して建物IDを抽出したりすることもできる。
【0025】[DBへの入力作業]業者は顧客からシロ
アリ防除工事の依頼を受けると、入出力端末12から依
頼を受けた顧客のデータを顧客DBへ、また、建造物の
データを建物DBへ登録する。顧客DBへの登録は、氏
名を名称フィールドへ、住所・電話番号を連絡先フィー
ルドへ入力し、既入力の顧客と重複していなければ顧客
IDが付与されることにより完了する(図6参照)。ま
た、建物DBへの登録は、所在地、所有者の顧客コー
ド、構造、敷地面積、建物面積のデータをそれぞれのフ
ィールドへ入力し、既入力の建造物と重複していなけれ
ば建物IDが付与されることにより完了する。ここで、
建物データはできるだけ詳細な情報を入力し、同一敷地
内に複数の建造物がある場合でもどの建造物かを特定可
能な情報を入力する。このとき、建造物が分譲住宅で依
頼主が販売業者の場合には、名称フィールドには販売業
者を入力する。また、所在地フィールドに一般的な住所
に加えて分譲名や分譲番号を入力してもよい。尚、防除
工事の依頼を受けた時点で建造物のデータや顧客のデー
タ等で判明していない情報については判明した時点に入
力すればよく、修正・変更等が発生した場合には随時修
正・変更の入力を行えばよい。
【0026】工事カルテDBへの登録は、防除工事が終
了した後に、顧客コード・建物ID・工事日・工事区分
コード・施工面積・金額及び保証期間等のデータをそれ
ぞれのフィールド入力することにより行われる。このと
き、顧客コードが不明の場合には名称・連絡先を用いて
顧客DBから検索すればよい。また、建物IDが不明の
場合には、所在地、所有者等のデータを用いて建物DB
から検索してから入力すればよい。建物DBに未登録の
建造物であった場合には、上述したように建物DBへの
登録を行い、建物IDを取得してから入力する。すべて
のデータの入力が終了し、既登録のレコードと重複して
いなければ、工事IDが付与され、工事カルテDBへの
登録が完了する。
【0027】[保証書発行]業者は顧客から保証書発行
依頼を受けると防除工事毎に発行する保証書(以下「防
除施工保証書」という)又は建造物に過去に行われた防
除工事を一覧的に記載した保証書(以下「継続保証書」
という)を発行する。防除施工保証書は、工事カルテD
Bの各レコード毎に発行されるものである。データベー
スサーバー11の工事カルテDBから工事ID・顧客コ
ード・建物ID・保証期間を抽出し、抽出した顧客コー
ドに対応する顧客の名称・連絡先を顧客DBから抽出
し、建物IDに対応する所在地を建物DBから抽出して
これらを一旦入出力端末12の画面上に表示させる。そ
して、確認後プリンタ14に出力すると専用の用紙に印
刷された防除施工保証書が作成される。ここで、防除施
工保証書には工事IDが防除工事の保証書の保証書番号
として記載されている。
【0028】一方、継続保証書の発行作業は、まず、入
出力端末12からデータベースサーバー11の抽出手段
に対して、ある建物IDを入力する。すると、上述した
ようにデータベースサーバー11の抽出手段がその建物
IDの建造物の所有者及びその建造物に対して過去に行
われた全ての防除工事の工事ID・保証期間を抽出し、
抽出結果を入出力端末12へ送信する。抽出手段から送
信された抽出結果は入出力端末12の画面上に一覧的に
表示される。入出力端末12の画面で表示された内容を
確認してからプリンタ14に出力すると防除施工保証書
と同様に継続保証書が作成される。
【0029】[インターネット・アクセス]インターネ
ット15を介して顧客が自己の所有する建造物に係る保
証書の内容を確認する場合や保証書の発行依頼を行う場
合の流れについて説明する。まず顧客は自宅等の顧客端
末16をインターネット15に接続し、webサーバ1
3の業者のHPへアクセスする。そして、図9に示すよ
うに、顧客は、自己の登録情報とパスワードを入力して
顧客専用画面へログインを行う。そして、顧客の認証が
得られれば、建物情報入力画面に移動する。この画面に
おいて、自己の所有する建造物の建物IDを入力して建
造物を指定する。ここで、建物IDを忘れてしまったり
等により不明の場合には建造物の所在地を入力すること
で建物IDを検索して指定することができる。
【0030】このようにして自己の建造物を指定する
と、入力した建物IDに基づいてデータベースサーバー
11の抽出手段によって継続保証書の内容が抽出されそ
の内容が顧客端末16の画面に一覧表示されるので、顧
客は表示された画面をみて自己の建造物のシロアリ防除
工事の保証内容を確認できる。このとき、顧客が、自己
の所有する建造物ではない等の理由により、許可されて
いない建造物を指定した場合には、抽出結果の表示は拒
否される。顧客は、必要に応じて、表示された継続保証
書の内容を顧客端末16に接続されたプリンタ17でプ
リントアウトすれば、自己の建造物に係るシロアリ防除
工事の保証内容の提示に利用できる。顧客が、継続保証
書の発行を希望する場合、保証書発行処理画面へ移動
し、保証書の送付先を指定する。これにより、業者のプ
リンタ14で専用用紙に印刷された継続保証書の発行依
頼ができ、これに基づいて業者は保証書を指定された送
付先へ発送する処理を行う。すべての作業が終了した
ら、顧客は顧客専用画面からログアウトする。
【0031】このように、本実施形態の継続保証書によ
れば、ある建造物に対して行ったシロアリ防除工事を一
覧できるので、その建造物がシロアリ防除工事を継続的
に行っているか否かを即座に証明できる。これにより、
継続的にシロアリ防除工事を行った建造物とそうでない
建造物との差異が明確になり、シロアリ防除工事を継続
的に行った建造物に付加価値を与えることが可能とな
る。仮にシロアリ防除工事を行っていない期間を生じた
場合には不動産価値の減少が生じるから、建造物の所有
者は継続的に防除工事を行うことに積極的になる。さら
に、建造物の転売においては、継続保証書によって継続
的に防除工事を行っていることが証明できるので、買主
側がその建造物が過去にシロアリの被害にあっていない
かどうかに対する疑念を払拭することができる。また、
過去に行われた防除工事の防除施工保証書を紛失した
り、転売の際に防除施工保証書の引継ぎがなされなかっ
た場合でも、継続保証書を見れば過去から現在に亘る防
除工事の状況が把握できる。
【0032】さらに、インターネットで保証内容の確
認、保証書発行依頼ができるので、従来のように業者の
営業時間内にしか保証内容の確認や保証書発行依頼がで
きないといった時間による制限や不都合が生ずることが
なく、顧客が希望するときに即座に保証書の内容の確認
或いは保証書の発行依頼を行うことが可能になる。ま
た、顧客端末16に表示された保証書の内容をプリント
アウトすることで、建造物の売買を行う場合等に簡易な
証明書を作成・提示することができる。
【0033】また、インターネットに接続された端末を
用いて各DBへの入力ができるので、例えば遠隔地にあ
る支店の端末や工事現場の携帯端末からデータベースサ
ーバー11の各DBへの登録ができるので、地理的な不
利益が減少し作業効率が向上する。
【0034】また、業者が防除工事の手配を行う場合
に、建物DBで依頼を受けた建造物の周辺で近々防除工
事を行う可能性がある建造物を検索し、シロアリ防除工
事を同時に行うように手配してもよい。これにより防除
工事の効率が向上し、防除工事をまとめて行えば1つの
防除工事当たりの経費を削減できる。
【0035】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)顧客が複数の建物を所有している場合にそれらす
べての建物に関する継続保証書の内容を一覧表示できる
ものやそのような一覧を印刷した保証書を発行するもの
であってもよい。 (2)顧客端末16は、パソコンや携帯端末、携帯電話
等インターネットに接続可能な機器であればよい。 (3)上述した各DBへの入力作業を、例えば工事の施
工を行った担当者や下請けの施工業者が携帯端末等を用
いて直接DBに入力するようにしてもよい。 (4)上記入出力端末12及びプリンタ14が地方の支
店等データベースサーバー11から遠隔地に設置され、
インターネット経由でデータベースサーバー11と接続
されたものであってもよい。 (5)上記顧客コード、建物ID、工事IDは上記実施
形態のように数字やアルファベット等の記号を用いたも
のでもよいが、例えばひらがな・カタカナ等の文字を用
いたり、文字と数字、アルファベット等が混在するよう
なものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム全体を示す概要図
【図2】各データベースのテーブルの概要図
【図3】各データベースの関連付けを示す概要図
【図4】顧客データベースの登録作業を示すフローチャ
ート
【図5】建物データベースの登録作業を示すフローチャ
ート
【図6】工事カルテデータベースの登録作業を示すフロ
ーチャート
【図7】防除施工保証書の平面図
【図8】継続保証書の平面図
【図9】顧客が保証内容を確認する場合のフローチャー
【符号の説明】 11…データベースサーバー 12…入出力端末 13…webサーバー 14…プリンタ(出力手段) 15…インターネット 16…顧客端末

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シロアリの駆除又は予防を行う薬剤を建
    造物に対して処理するシロアリ防除工事に係る保証書の
    発行方法において、 前記建造物毎に前記シロアリ防除工事の履歴を記録し、
    この工事履歴記録に基づいて当該建造物に対して過去に
    行われた前記シロアリ防除工事の内容を一覧的に記載し
    た保証書を発行することを特徴とするシロアリ防除工事
    履歴を伴う保証書の発行方法。
  2. 【請求項2】 シロアリの駆除又は予防を行う薬剤を建
    造物に対して処理するシロアリ防除工事に係る保証書の
    発行をコンピュータ装置によって行うシロアリ防除工事
    履歴の管理システムにおいて、 建造物を特定する建物特定記号と前記建造物の所在地と
    を対応させて記憶する建物データベースと、 前記建物特定記号とその建造物に対して行われたシロア
    リ防除工事の保証期間とを対応させて記憶する工事履歴
    データベースと、 前記建物データベースと前記工事履歴データベースとか
    ら、共通する前記建物特定記号を有する前記建造物の所
    在地と前記保証の期間とを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段による抽出結果の一覧を保証書として出力
    させる出力手段とを備えることを特徴とするシロアリ防
    除工事履歴の管理システム。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段を備えたサーバーとクライ
    アントとがインターネット経由で接続されており、前記
    クライアントは前記抽出手段を操作する操作手段と、前
    記抽出手段による抽出結果を表示する表示手段とを備え
    ることを特徴とする請求項2のシロアリ防除工事履歴の
    管理システム。
  4. 【請求項4】 前記建物データベース又は前記工事履歴
    データーベースを有するサーバーとクライアントとがイ
    ンターネット経由で接続されており、前記クライアント
    は前記サーバーが有する前記建物データベース又は前記
    工事履歴データーベースに対して入力を行う入力手段を
    備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記
    載のシロアリ防除工事履歴の管理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178914A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Nippon Gas Co Ltd 営業支援システム、及び営業支援システムにおける制御方法
JP2016527586A (ja) * 2013-05-14 2016-09-08 インフェステーション トラッキング システムズ ピーティーワイ リミテッド 追跡システムおよび方法

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