JP2003099104A - 自動運行装置 - Google Patents

自動運行装置

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JP2003099104A
JP2003099104A JP2001288323A JP2001288323A JP2003099104A JP 2003099104 A JP2003099104 A JP 2003099104A JP 2001288323 A JP2001288323 A JP 2001288323A JP 2001288323 A JP2001288323 A JP 2001288323A JP 2003099104 A JP2003099104 A JP 2003099104A
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time
pattern
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test
operation pattern
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Shinya Goto
信也 後藤
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Atsumi Electric Co Ltd
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Atsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運行パターンの全体について、簡単な操作で、
自動的にテストを行う。 【解決手段】テスト用タイマ10は、制御部2がテスト
モード時に計時を行うために用いるものである。計時パ
ターンテーブル11には、テストを行う運行パターンの
実行を開始する実行開始時刻、実行終了時刻、及び、実
行開始時刻から実行終了時刻までの間の時間の計時をど
のような速さで行うかを時間帯毎に定めた計時パターン
が登録されている。制御部2は、テストモード時には、
指定された運行パターンを、当該運行パターンに対応付
けられた計時パターンで定められた実行開始時刻から実
行終了時刻までの間を、当該計時パターンで定められた
速さで計時して、実行する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の外部機器の
動作を、予め設定された運行パターンに基づいて自動的
に制御する自動運行装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、予め設定された運行パターンに基
づいて、少なくとも1つ以上の外部機器の動作を自動的
に制御する自動運行装置が知られており、銀行キャッシ
ュコーナーにおける自動ドア、照明、エアコン等の制御
や、百貨店における定時アナウス制御、生産設備の自動
制御等に用いられている。 【0003】そのような自動運行装置の概略の構成例を
図3に示す。図3において、1は自動運行装置、2は制
御部、3は時計、4はカレンダー、5は運行パターンテ
ーブル、6は操作部、7は表示部、8は外部機器インタ
ーフェース(以下、単にI/Fと記す)、9は外部機器
を示す。 【0004】以下、自動運行装置1の各部について概略
説明する。制御部2は、当該自動運行装置1の動作を統
括して管理するものであり、マイクロプロセサ、RAM
やROMの内部メモリ等で構成されている。動作につい
ては後述する。また、制御部2は時計3を備えている。
この時計3は国内の標準時に合わせられている。 【0005】カレンダー4は、1年分の日にちのデータ
が書き込まれたものが用いられるのが通常であるが、複
数年分の日にちのデータが書き込まれた、いわゆる万年
カレンダーが用いられる場合もある。 【0006】運行パターンテーブル5は、各外部機器9
1 〜9N のそれぞれについて、動作を開始するオン時
刻、動作を停止するオフ時刻が書き込まれたものであ
り、通常複数の運行パターンが登録されている。このよ
うに複数の運行パターンを登録することについては周知
であるので詳細については説明を省略するが、概略次の
ようである。 【0007】即ち、各外部機器91 〜9N の運行パター
ンは常に同じではなく、1日毎、1周毎あるいは1月毎
によって異なることがある。例えば、月曜日から金曜日
までの平日は同じ運行パターンであるが、土曜日は平日
とは異なった運行パターンで自動運行を行い、更に日曜
日及び祝日は、平日の運行パターンとも、土曜日の運行
パターンとも異なる運行パターンで自動運行を行うこと
が多い。また、平日であっても特定の曜日については、
それ以外の平日とは異なる運行パターンを行う場合もあ
る。更に、例えば創立記念日等の特別な日(以下、特別
日という)には、その日が平日であっても通常の平日の
運行パターンとは異なる運行パターンとなされる場合も
ある。 【0008】そこで、運行パターンテーブル5には、各
外部機器91 〜9N の運行パターンとして、平日用の運
行パターン、土曜日用の運行パターン、日曜祝日用の運
行パターン、特定曜日用の運行パターン、特別日用の運
行パターンというように、複数の運行パターンが登録さ
れているのが通常である。なお、特定曜日あるいは特定
日の日にちは予め制御部2に登録される。 【0009】操作部6は、制御部2の動作モードの切り
換え、制御部2に対する種々のデータの入力を行うため
のものであり、キーボード等で構成される。表示部7は
適宜な表示手段で構成される。I/F8は外部機器9と
のインターフェースを行うためのものであり、図3では
自動運行装置1には、81 〜8N で示すN個のI/Fが
配置されているものとしている。 【0010】以上が自動運行装置1の各部の概略であ
り、自動運行装置1のI/F81 〜8 N には、それぞれ
外部機器91 〜9N が接続される。外部機器91 〜9N
は、自動運行装置1による自動運行の制御の対象となる
ものであり、照明機器、空調機器、所定のアナウンスを
行うスピーカ、自動ドア、電気錠等がある。また、金融
機関に構築された自動運行のシステムにおいては、キャ
ッシュディスペンサー(以下、CDと記す)、自動現金
受払機(ATM)等の機器も外部機器となされる。 【0011】以下、動作について概略説明する。なお、
ここでは理解を容易にするために、運行パターンテーブ
ル5には、月曜日から金曜日までの運行パターンである
平日用運行パターン、土曜日、日曜日及び祝日の運行パ
ターンである土日祝日用運行パターン、及び特別日の運
行パターンである特別日用運行パターンの3種類の運行
パターンが登録されているものとする。そして、特別日
の具体的な日にちは制御部2に予め登録される。 【0012】また、制御部2には、動作モードとして、
運行パターンに基づいて実際に外部機器91 〜9N の動
作の制御を行う運用モードと、自動運行装置1と外部機
器9 1 〜9N とで構築されるシステムが所望の通り動作
するか否かを確認するためのテストモードの2つのモー
ドが設定されている。 【0013】さて、自動運行装置1及び外部機器91
N をそれぞれ所定の箇所に設置し、自動運行装置1と
外部機器91 〜9N の接続を行い、自動運行の運用を開
始する際には、操作部6からその時の日時を設定して制
御部2に入力すると共に、操作部6により運用モードを
設定して、運用モードの開始を指示する。これにより、
制御部2は、その時の日時を認識し、これ以降は、時計
3とカレンダー4により、その時々の日時を認識する。 【0014】運用モード時の制御部2の動作例を説明す
ると概略次のようである。制御部2は、時計3により所
定の時刻になったこと、例えば午前0時になったことを
認識すると、カレンダー4を参照して本日の日にち及び
曜日を認識すると共に、登録されている特定日であるか
否かを判定して、どの運行パターンで自動運行を行うか
を決定する。 【0015】そして、制御部2は、本日が平日であり、
特定日ではないと判定した場合は、運行パターンテーブ
ル5から平日用運行パターンを読み出し、その平日用運
行パターンに従って、時計3による時刻で各外部機器9
1 〜9N の動作の制御を行う。これが平日用運行パター
ンの実行である。また、制御部2は、本日が土曜日であ
り、特定日ではないと判定した場合は、運行パターンテ
ーブル5から土日祝日用運行パターンを読み出し、その
土日祝日用運行パターンに従って、時計3による時刻で
各外部機器91 〜9N の動作の制御を行う。これが土日
祝日用運行パターンの実行である。同様に、制御部2
は、本日が特定日であると判定した場合は、運行パター
ンテーブル5から特別日用運行パターンを読み出し、そ
の特別日用運行パターンに従って、時計3による時刻で
各外部機器91 〜9N の動作の制御を行う。これが特定
日用運行パターンの実行である。 【0016】以上が運用モード時の動作であるが、次に
テストモードについて説明する。さて、自動運行装置1
と外部機器91 〜9N を用いて図3に示すようなシステ
ムを構築する場合、自動運行装置1と外部機器91 〜9
N との接続が正しくなされているか否か、及び運行パタ
ーンテーブル5に登録した各運行パターンが所望の通り
のものとなっているか否かをテストして確認する必要が
ある。 【0017】従って、そのテストの際には、実際にそれ
ぞれの運行パターンを実行して自動運行を行い、各外部
機器91 〜9N が、それぞれ、その運行パターンで所望
されている通りの動作を行うか否かを確認すればよい
が、運用モードによって各運行パターンをそのまま実行
したのではテストのために長時間を要してしまうことに
なる。 【0018】そこで、従来では次のような方法によりテ
スト時間を短縮している。そのときに用いるのがテスト
モードである。以下、その従来の方法、及びテストモー
ド時の自動運行装置1の動作について説明するが、ここ
では、CDのみを備える無人のキャッシュコーナーに構
築された自動運行システムを例とし、運行パターンテー
ブル5には、少なくとも平日用運行パターンが登録され
ており、それは図4に示すようであるとする。なお、図
4において一つの時刻に複数の動作が記載されているの
は、それらの動作がその時刻に同時に行われることを示
している。例えば、図4によれば、8時59分になると
入口電気錠が解錠すると共に、自動ドアがオンとなされ
る。図4の19時01分の動作についても同様である。 【0019】さて、テストを行う場合には、まず、作業
者は操作部6によりテストモードを設定して、テストモ
ードの開始を指示する。これにより制御部2はテストモ
ードに入り、次の入力を待機する。 【0020】次に、平日用運行パターンについてテスト
を行う場合、作業者は操作部6から平日の適宜な日にち
と、適宜な時刻を入力する。このとき入力する時刻は、
テストを行う運行パターンにおいて、各外部機器91
N のオン時刻あるいはオフ時刻として定められている
時刻の直前の時刻とする。そして、制御部2は、日にち
と時刻が入力されると、カレンダー4を参照して当該日
にち等を認識して、入力された時刻から計時を開始し、
その読み出した運行パターンを実行する。従って、この
場合には、制御部2は、入力された日にちは平日と認識
して運行パターンテーブル5から平日用運行パターンを
読み出すと共に、入力された時刻から計時を開始して、
この平日用運行パターンを実行することになる。 【0021】例えば、いま、時刻として8時54分を入
力したとすると、当該平日用運行パターンが正しく運行
パターンテーブル5に登録されており、しかも自動運行
装置1と外部機器91 〜9N との接続が正しく行われて
いる場合には、当該運行パターンの実行が開始されてか
ら1分後には照明がオンとなり、更にその1分後には空
調機がオンとなり、更にその1分後にはCDがオンとな
り、更にその1分後にはシャッタが上昇を開始し、更に
その1分後には入口電気錠が解錠され、自動ドアがオン
となる。 【0022】このように、適宜な日にちと適宜な時刻を
操作部6から入力して、その後外部機器91 〜9N が、
その入力された日にちの、その入力された時刻以降に定
められた運行パターン通りに動作するか否かを確認する
のである。 【0023】そして、作業者は、一連の動作が終了した
ところで、操作部6から、運行パターンの実行の停止を
指示するコマンドを入力する。図4に示す運行パターン
の場合、8時55分から8時59分までの動作は開店の
ための一連の動作と考えることができるから、電気錠が
解錠し、自動ドアがオンとなったことを確認できたら当
該コマンドを入力するようにすればよい。そして、制御
部2は、このコマンドを受けると当該運行パターンの実
行を停止する。 【0024】次に、作業者は、同様にして適宜な日にち
と適宜な時刻を操作部6から入力する。このとき入力す
る日にちは前回入力した日にちと同じでよい。入力する
時刻は、当該テストを行う平日用運行パターンにおい
て、前回テストした時間帯の次にオン時刻あるいはオフ
時刻として定められている時刻の直前の時刻を入力すれ
ばよい。図4に示す場合、前回には8時59分までの動
作をテストしたので、次には18時58分からの動作を
テストすればよく、従って、この時入力する時刻は18
時58分の直前の時刻、例えば18時57分とすればよ
い。 【0025】これにより、制御部2は上述した動作を行
い、平日用運行パターンを18時57分から実行するこ
とになり、それ以降の外部機器91 〜9N の動作を確認
することができる。 【0026】そして、作業者は、一連の動作が終了した
ところで、操作部6から、運行パターンの実行の停止を
指示するコマンドを入力する。図4に示す運行パターン
の場合、18時58分から19時05分までの動作は閉
店のための一連の動作と考えることができるから、電気
錠が施錠したことを確認できたら当該コマンドを入力す
るようにすればよい。 【0027】以上の動作を、テストを行う運行パターン
に定められている全ての時刻について、時刻順に行う。
これによって、運行パターンで定められる動作が正しく
行われるか否かについてテストを行うことができる。 【0028】以上のように、従来では、操作部6から適
宜な日にち及び適宜な時刻を入力し、制御部2にテスト
を行う運行パターンを実行させることによって、外部機
器9 1 〜9N が所望の通り動作するか否かのテストを行
っているのである。 【0029】なお、上記の説明では、外部機器91 〜9
N の一連の動作が行われる時間帯を一纏めとしてテスト
するものとしたが、運行パターンに定められている一つ
一つのオン時刻あるいはオフ時刻毎にテストを行っても
よいことは当然である。また、上記の説明では平日用運
行パターンのテストを行う場合について説明したが、平
日用運行パターン以外の運行パターンのテストについて
も同様である。 【0030】なお、外部機器91 〜9N がオンしたか、
あるいはオフしたかの確認は、作業者等が視覚や聴覚に
より、あるいは自動ドアに近づくなど実際に適宜な行動
を行うことで確認できるが、外部機器が、制御部2から
オンの動作あるいはオフの動作が指示されたときに指示
された動作を行ったことを示す応答信号を制御部2に返
答するものである場合には、その応答信号を受信したこ
とを表示部7に表示するようにしてもよい。 【0031】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来のテスト
方法では、テストを行う運行パターンについて所望の時
間帯毎にテストを行えばよいので、運行パターンをその
まま実行する場合に比較してテストに要する時間を短縮
することができるが、そのためには、テストを行う時間
帯毎に、テストを行う日時を入力しなければならず、ま
た、外部機器91〜9N の動作を確認したら運行パター
ンの実行の停止を指示するコマンドを入力しなければな
らないので、操作が面倒であるという問題がある。 【0032】図4に示す運行パターンは理解を容易にす
るために非常に簡単なものとしたので、8時55分から
8時59分までの動作と、18時58分から10時05
分までの動作を確認すればよいが、実際の運行パターン
のテストを行う場合には、日時の入力及び運行パターン
の停止を指示するコマンドの入力を何度も繰り返し行う
必要がある場合もあり、作業は面倒なものとなる。 【0033】また、上述した従来のテスト方法では、入
力された日時からの動作は確認することができるが、そ
れ以外の時間帯に外部機器91 〜9N が不所望な動作を
行わないことを確認することができないという問題もあ
る。例えば、図4に示す運行パターンを運行パターンテ
ーブル5に登録する際に、誤って、9時00分から18
時58分までの間に何等かの外部機器をオンあるいはオ
フとするような不所望な事項を登録してしまうという事
態は起こり得るものであるが、上述した従来のテスト方
法では、そのような、本来は外部機器のオン時刻やオフ
時刻が登録されるべきではない時刻あるいは時間帯に、
不所望な動作を行うような事項が誤って登録されていな
いかどうかを確認することはできないのである。 【0034】もし、上述した方法によって、上記のよう
な不所望な動作を行うような事項が誤って運行パターン
に登録されていないかどうかを確認しようとすると、結
局運行パターンを全体に渡ってそのまま実行せざるを得
なくなるが、そうするとテスト時間を短縮することはで
きなくなる。 【0035】そこで、本発明は、しかも簡単な操作で、
自動的に、運行パターンの全体についてテストを行うこ
とができる自動運行装置を提供することを目的とするも
のである。 【0036】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る自動運行装置は、予め設定された運
行パターンに基づいて、外部機器の動作を自動的に制御
する自動運行装置であって、運行パターンに基づいて実
際に外部機器の動作の制御を行う運用モードと、自動運
行装置と外部機器とで構築されるシステムが所望の通り
動作するか否かを確認するためのテストモードの2つの
モードが設定された制御部と、テストモード時に計時を
行うために用いられるテスト用タイマと、各運行パター
ンに対応付けられ、テストモード時に運行パターンの実
行を開始する実行開始時刻、実行を終了する実行終了時
刻、及び、実行開始から終了までの間の時間の計時をど
のような速さで行うかを時間帯毎に定めた計時パターン
が登録された計時パターンテーブルとを備え、制御部
は、テストモード時には、指定された運行パターンを、
当該運行パターンに対応付けられた計時パターンで定め
られた実行開始時刻から実行終了時刻までの間を、当該
計時パターンで定められた速さで計時して、実行するこ
とを特徴とする。 【0037】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る自動運
行装置の一実施形態を示す図であり、図中、10はテス
ト用タイマ、11は計時パターンテーブルを示す。な
お、図1において、図3に示すものと同等なものについ
ては同一の符号を付して重複する説明を最小限にとどめ
るものとする。 【0038】テスト用タイマ10は、制御部2がテスト
モード時に計時を行うために用いるものであり、その出
力信号により制御部2が計時を行うことができるもので
あればどのようなものであってもよく、例えば、通常の
クロック発生回路のように所定の周期でパルス信号を発
生するもので構成することができる。制御部2はこのパ
ルス信号をカウントすることによって計時することがで
きる。ここでは理解を容易にするために信号として1H
zのパルスを発生するものとする。 【0039】計時パターンテーブル11には、運行パタ
ーンの実行を開始する実行開始時刻、終了する実行終了
時刻、及び、実行開始時刻から実行終了時刻までの間の
時間の計時をどのような速さで行うかを時間帯毎に定め
た計時パターンが登録されている。 【0040】ここで、「計時の速さ」について、計時パ
ターンの例と共に説明する。いま、計時パターンの一例
を図2に示す。図2に示す計時パターンは、図4に示す
運行パターンをテストする場合の計時パターンの一例で
あり、「START」フラグは当該運行パターンの実行を開
始する実行開始時刻を指示し、「END」フラグは運行パ
ターンの実行を終了する実行終了時刻を指示し、「1」
と「0」のフラグは計時の速さを指示するものである。 【0041】そして、ここでは、フラグ1は、テスト用
タイマ10からのパルスの間隔をそのまま、実時間通り
1秒と計時することを意味している。本明細書では、こ
のことを実時間で計時するというように称するものとす
る。即ち、計時パターンのフラグが1の期間は、制御部
2は実時間で計時を行うのである。 【0042】また、フラグ0は、テスト用タイマ10か
らのパルスの間隔を、実時間の計時よりM倍(ただし、
Mは1より大きい自然数)速く計時することを意味して
いる。このMの値は制御部2に予め設定されている。 【0043】このMの値は任意に定めることができる。
Mの値を小さくするとテスト時間が長くなり、大きくす
るとテスト時間を短縮することができる。しかし、上述
したように、テストに際しては運行パターンに、本来は
外部機器のオン時刻やオフ時刻が登録されるべきではな
い時刻あるいは時間帯に、誤って不所望な動作を行うよ
うな事項が登録されていないことも確認する必要があ
り、そのためには計時を実時間の計時より速くする場合
にも外部機器の動作を確認できる程度の速さである必要
がある。そこで、Mの値を制御部2に登録するに際して
は、それらの事項を勘案して、適宜な値を設定すればよ
い。 【0044】以下ではM=10であるとする。従って、
この場合、制御部2は、計時パターンのフラグが0の期
間は、テスト用タイマ10のパルスの間隔を10秒と認
識して計時することになる。例えば、制御部2が1分と
いう時間を計時する場合、計時パターンのフラグが1の
期間では実時間通り1分を要するが、計時パターンのフ
ラグが0である期間では、その1/10の時間しか要せ
ず、実時間の6秒で1分を計時してしまうことになる。 【0045】図2に示す計時パターンの場合、00時0
0分から運行パターンを実行し、00時00分からはフ
ラグが0であり、8時54分になるとフラグが0から1
に切り換えられ、9時00分になるとフラグが1から0
に切り換えられ、18時57分になるとフラグが0から
1に切り換えられ、19時06分になるとフラグが1か
ら0に切り換えられ、23時59分になると運行パター
ンの実行を終了することを意味している。 【0046】なお、図2に示す計時パターンはあくまで
も一例に過ぎないものであり、運行パターンの実行開始
時刻、実行終了時刻、及びフラグを1にする時間帯、フ
ラグを0にする時間帯については任意に設定することが
できるが、運行パターンを全体的にテストするという観
点からすると、図2に示す計時パターンは望ましいもの
の一つといえる。即ち、まず、運行パターンのテストを
行うについては、当該テストを行う運行パターンについ
て不所望な動作を行う事項が登録されていないかどうか
をも確認する必要があるので、当該運行テーブルについ
て1日分の動作を行わせる必要があり、そのために実行
開始時刻は00時00分、実行終了時刻は23時59分
となされている。また、図4に示す運行パターンをテス
トする場合、外部機器91 〜9N の開店時における一連
の動作、及び閉店時における一連の動作についてはよく
確認する必要があるので、この時間帯ではフラグを1と
して実時間で計時するものとし、それ以外の時間帯では
フラグを0として計時を10倍速くしているのである。 【0047】そして、この計時パターンは、運行パター
ンテーブル5に登録されている運行パターン毎に作成さ
れて、運行パターンと対応付けられて登録されている。
例えば、運行パターンテーブル5に、A,B,Cの3種
類の運行パターンが登録されているとすると、計時パタ
ーンテーブル11には、運行パターンAに対応した計時
パターン、運行パターンBに対応した計時パターン、及
び運行パターンCに対応した計時パターンの3種類の計
時パターンが登録される。これらの計時パターンは、各
運行パターンを作成する際に一緒に作成して、計時パタ
ーンテーブル11に登録しておけばよい。 【0048】このように、計時パターンテーブル11に
は、運行パターンテーブル5に登録されている運行パタ
ーン毎に、運行パターンの実行開始時刻、実行終了時
刻、及び、実時間で計時する時間帯、実時間のM倍、こ
の場合は10倍、で計時する時間帯が定められた計時パ
ターンが登録されているのである。 【0049】次に、動作について説明する。運用モード
時の動作については従来と同様であるので、ここではテ
ストモード時の動作について説明する。 【0050】いま、図4に示す平日用運行パターンのテ
ストを行うものとすると、まず、作業者は操作部6によ
りテストモードを設定して、テストモードの開始を指示
する。これにより制御部2はテストモードに入り、次の
入力を待機する。 【0051】次に、作業者は平日の適宜な日にちを操作
部6から入力する。従来と異なって、この自動運行装置
1では日にちの入力を行うだけでよく、時刻を入力する
必要はない。 【0052】制御部2は、日にちが入力されると、カレ
ンダー4を参照して当該日にち、その曜日、特定日か否
か等を認識する。この場合には制御部2は平日と認識す
る。そして、制御部2は、運行パターンテーブル5から
平日用運行パターンを読み込むと共に、計時パターンテ
ーブル11から当該平日用運行パターンに対応する計時
パターンを読み込む。そして、制御部2は、テスト用タ
イマ10からの信号(パルス)により、当該計時パター
ンに設定されている実行開始時刻から、当該計時パター
ンに設定されている計時の速さを定めるフラグに基づい
て計時を開始し、運行パターンテーブル5から読み込ん
だ当該平日用運行パターンを実行する。 【0053】図2に示す計時パターンでは、実行開始時
刻は00時0分であり、当該時刻のフラグは0であるか
ら、制御部2は、00時00分から実時間の10倍の速
さで計時する。そして、8時54分まで計時すると、こ
の時刻でフラグは0から1に切り換わるから、制御部2
は実時間で計時を行い、8時55分になると図4に示す
通り照明をオンとする制御を行い、8時56分になると
空調機をオンとする制御を行い、8時57分になるとC
Dをオンとする制御を行い、8時58分にはシャッタを
上昇させる制御を行い、8時59分には入口電気錠を解
錠する制御、及び自動ドアをオンとする制御を行う。 【0054】そして、制御部2は、9時00分になる
と、この時刻でフラグは1から0に切り換わるから、計
時を実時間の10倍で行う。以下、同様であり、23時
59分になると制御部2は当該運行パターンの実行を終
了する。 【0055】このようにテストモード時は、制御部2
は、入力された日にちによって指定された運行パターン
を、当該運行パターンに対応付けられた計時パターンで
定められた実行開始時刻から実行終了時刻までの間を、
当該計時パターンで定められた速さで計時して、実行す
るのである。 【0056】以上、平日用運行パターンのテストについ
て説明したが、その他の運行パターンのテストの場合も
同様である。なお、テスト中には各外部機器91 〜9N
がオンしたか、あるいはオフしたかを確認する必要があ
ることは当然である。その確認の仕方としては、上述し
たように人が確認してもよく、応答信号を制御部2に返
答する外部機器については、応答信号があった場合、そ
の旨を表示部7に表示するようにしてもよい。 【0057】ここで、表示部7における表示について付
言すると次のようである。制御部2は、このテストモー
ド時において、表示部7に種々の情報を表示する。例え
ば、操作部6でテストモードが設定された場合には「日
にちを入力して下さい。」等の操作案内を表示し、運行
パターンの実行中には制御部2が計時している時刻を表
示し、実行を終了した場合には「終了しました。」等の
実行終了のメッセージを表示する。 【0058】運行パターンテーブル5に登録されている
全ての運行パターンについてテストを行い、問題がなけ
れば作業者は操作部6により運用モードを設定して、運
用モードの開始を指示する。このとき、その時の日時を
設定して制御部2に入力することは当然である。これに
より、制御部2は上述した運用モード時の動作を行う。
上述したように、制御部2は運用モード時の計時には時
計3を使用し、テスト用タイマ10は使用しない。逆
に、テストモード時には、上述したように制御部2はテ
スト用タイマを用いて計時し、時計3は使用しない。 【0059】以上のようであるので、この自動運行装置
1によれば、運行パターンのテストを行う際には作業者
は操作部2でテストモードを設定するだけでよいので、
従来のテスト方法に比較して、作業負担を軽減すること
ができる。また、運行パターンに本来定められているべ
きオン時刻、オフ時刻の近傍、あるいは外部機器91
N が一連の動作を行う時間帯については実時間で計時
するので、外部機器91 〜9N の動作を正確に確認する
ことができ、それ以外の時間帯、については実時間のM
倍で計時するのでテスト時間の短縮を図ることができ
る。更に、運行パターンの全体に渡って、自動的にテス
トを行うことが可能であるので、本来は定められてはな
らない、不所望の外部機器のオン時刻やオフ時刻が運行
パターンに定められていないかどうかをも確認すること
ができる。勿論、このような不所望なオン時刻、オフ時
刻が定められた時刻あるいは時間帯には、計時は実時間
のM倍の速さで行われることになるが、Mの値をあまり
大きくしなければ、実時間のM倍の速さで計時されてい
る場合であっても外部機器がオンしたか、あるいはオフ
したかを確認することは可能である。 【0060】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
種々の変形が可能であることは当業者に明らかである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動運行装置の一実施形態を示す
図である。 【図2】計時パターンの例を示す図である。 【図3】従来の自動運行装置の構成例を示す図である。 【図4】運行パターンの例を示す図である。 【符号の説明】 1…自動運行装置、2…制御部、3…時計、4…カレン
ダー、5…運行パターンテーブル、6…操作部、7…表
示部、8…外部機器インターフェース(I/F)、9…
外部機器、10…テスト用タイマ、11…計時パターン
テーブル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】予め設定された運行パターンに基づいて、
    外部機器の動作を自動的に制御する自動運行装置であっ
    て、 運行パターンに基づいて実際に外部機器の動作の制御を
    行う運用モードと、自動運行装置と外部機器とで構築さ
    れるシステムが所望の通り動作するか否かを確認するた
    めのテストモードの2つのモードが設定された制御部
    と、 テストモード時に計時を行うために用いられるテスト用
    タイマと、 各運行パターンに対応付けられ、テストモード時に運行
    パターンの実行を開始する実行開始時刻、実行を終了す
    る実行終了時刻、及び、実行開始から終了までの間の時
    間の計時をどのような速さで行うかを時間帯毎に定めた
    計時パターンが登録された計時パターンテーブルとを備
    え、 制御部は、テストモード時には、指定された運行パター
    ンを、当該運行パターンに対応付けられた計時パターン
    で定められた実行開始時刻から実行終了時刻までの間
    を、当該計時パターンで定められた速さで計時して、実
    行することを特徴とする自動運行装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008234276A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Hitachi Software Eng Co Ltd ジョブスケジュールの運用テストシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008234276A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Hitachi Software Eng Co Ltd ジョブスケジュールの運用テストシステム

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