JP2003098947A - 学習支援装置および学習支援方法 - Google Patents

学習支援装置および学習支援方法

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JP2003098947A JP2001292865A JP2001292865A JP2003098947A JP 2003098947 A JP2003098947 A JP 2003098947A JP 2001292865 A JP2001292865 A JP 2001292865A JP 2001292865 A JP2001292865 A JP 2001292865A JP 2003098947 A JP2003098947 A JP 2003098947A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 学習を途中で中断したとき、自分がどこまで
理解しており、どこから再開すべきかわかりにくく継続
が困難であった。また、他の学習者の学習状況が見えな
かったが、学習意欲の落ちている学習者をはげましたり
といったコミュニケーションを行い、学習意欲を継続さ
せるような学習支援装置を提供する。 【解決手段】 提示方法決定部17にて、操作部12か
ら入力された学習者の操作情報と、学習状況記憶部15
に格納された学習状況から、教材記憶部10に格納され
た教材を教材提示部11に提示する方法を決定するとと
もに、学習状況記憶部15に格納された学習状況を学習
状況提示部16に提示する方法を決定する。また、各学
習者間のメッセージを解析して得られた対人関係を用い
て、関係の深い学習者を特定し、その学習者の学習状況
を読み取って、互いの学習状況を提示するかどうかと提
示方法を決定する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明はネットワークなど
を介して提供される教材を用いて自主学習を行う学習者
を支援するための学習支援装置および学習支援方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、安価なコンピュータやインターネ
ットの普及により、教室での教師と複数の生徒によるグ
ループ学習を補佐するものとして、コンピュータを用い
た通信教育(いわゆるe-Learning)が一般的になりつつ
ある。このような通信教育では時間や場所の制約がない
ため、誰でも、家庭や職場で自主的な学習を行うことが
できる。例えば、中高年層の労働者のための再教育、語
学などの生涯教育、不登校児童の在宅学習などを目的と
した通信教育課程があり、多くの自習教材が作成されて
いる。
【0003】しかし、このような通信教育では主に自習
による学習スタイルとなるため、学習の継続が困難とい
う問題がある。例えば、大学の通信課程ではリタイアせ
ずに卒業する学生は入学者の2−3割ともいわれてい
る。この問題を解決するために、飽きさせない教材づく
りや、アドバイザーや事務局のサポート体制の整備など
が行われている。しかし、サポートを受けるのも時間や
気力がいるので、そのまま継続できずにリタイアしてし
まう学習者も多い。
【0004】自習という学習スタイルの問題点として
は、意欲をもってはじめても、途中で理解できなくなっ
たり、飽きてしまったり、眠ってしまった場合、どこか
ら再開すべきかわからないことがあげられる。細かく達
成度のテストを行って、どこからやりなおすべきか調べ
ることは可能だが、時間のない学習者には受け入れにく
い方法である。
【0005】これに関連する技術としては、例えば、特
許第2546415号、特許第2912376号、特許
第2936943号、特開平5−96971号公報など
に記載されているように、主に車の運転時に居眠りを防
止するため、ドライバーの目の部分の映像の解析、ドラ
イバーの姿勢の解析、皮膚電位の測定などの方法により
居眠りを検出する方法や、検出したらブザーや椅子の振
動などによりドライバーの注意を喚起するといった特許
出願が多くなされている。
【0006】しかし、通信教育の学習者の場合、眠って
しまっても安全上問題があるわけではない上、その場で
注意を喚起されても、すぐに教材に集中できるものでは
ない。むしろ少し休んで再開した方が集中しやすいとい
える。
【0007】また、通信教育では、進度の遅れなどの学
習中の悩みを共有する相手をみつけにくい。教室でのグ
ループ学習では、周囲の学習者の状況がある程度把握で
きるため、わからないのは自分だけではないと知って安
心したり、がんばっている人をみてはげまされたり、お
互いに助け合うことも可能である。しかし、通信教育で
は同じ教材で学んでいる他の学習者の存在がみえず、コ
ミュニケーションの機会が少ない。
【0008】このような問題を解決するために、電子掲
示板などにより学習者間のコミュニケーションをサポー
トする仕組みを持つ通信教育サイトもある。
【0009】しかし、学習意欲が落ちている場合など、
積極的に掲示板などで悩みをうちあける学習者は少な
い。むしろ、自分からアクションをおこすことなく、孤
立していく学習者が多いと思われる。他の学習者は、学
習意欲が落ちている学習者の存在を知る手段がない。と
はいうものの、学習意欲が落ちている学習者の存在を、
他の学習者全員に知らせるのは論外である。学習者のプ
ライドが傷つけられるだろうし、困っている学習者の数
が多すぎると学習者同士の助け合いは難しい。ある学習
者の学習状況を知らせるべき、適切な学習者にのみ提示
すべきだが、従来の技術では適切な学習者の判定は難し
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の学
習支援装置では、学習を途中で中断したとき、自分がど
こまで理解しており、どこから再開すべきかわかりにく
く、継続が困難であった。また、他の学習者の学習状況
が見えないため、学習意欲の落ちている学習者をはげま
したりといったコミュニケーションを行うことが難しか
った。
【0011】そこで本願発明は、学習者の学習状況を時
系列で提示し、あとで、集中力が落ちたところから学習
を再開できるようにする。また、学習意欲が落ちている
学習者の状況を、他の適切な学習者に知らせることによ
り、学習者同士のコミュニケーションを促進する。これ
により、通信教育などの自習形態による学習の継続を容
易にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明は、音声や映
像、テキストなどのマルチメディアデータで構成される
学習教材を格納するための教材記憶手段と、この教材記
憶手段に格納された教材を学習者に提示するための教材
提示手段と、この教材提示手段によって提示された教材
に対し、学習者が学習に際しての操作情報を入力するた
めの操作手段と、学習者の状況を表す状況情報を獲得す
るための状況情報入力手段と、この状況入力手段によっ
て入力された状況情報、前記教材提示手段により学習者
に提示された教材の提示状況、および前記操作手段によ
り入力される学習者の操作情報をもとに、学習者の学習
状況を判定する学習状況判定手段と、この学習状況判定
手段によって判定された学習状況を、前記教材提示手段
により提示された教材の提示状況と対応づけて、時系列
情報として格納する学習状況記憶手段と、この学習状況
記憶手段に格納された学習状況にもとづき、前記教材記
憶手段に格納された教材と、前記学習状況記憶手段に格
納された学習状況の時系列情報の提示方法を決定する提
示方法決定手段と、前記学習状況記憶手段に格納された
教材の提示状況と前記提示方法決定手段によって決定さ
れた学習者の学習状況の時系列情報を対応付けて学習者
に提示するための学習状況提示手段とを有することを特
徴とする。
【0013】このような本願発明によれば、自分の学習
状況を正確に把握し、学習中断のあとの再開が容易にな
る。
【0014】また、本願発明は同一の教材を用いて学習
を行う複数の学習者が、お互いへのメッセージを入力す
るためのメッセージ入力手段と、このメッセージ入力手
段により入力されたメッセージを記録するためのメッセ
ージ記録手段と、このメッセージ記録手段により記録さ
れたメッセージを、学習者に提示するためのメッセージ
提示手段と、前記メッセージ記録手段に記録されたメッ
セージ群から、学習者間の対人関係を判定するための対
人関係判定手段をさらに有し、前記提示方法決定手段
は、前記学習状況判定手段により判定された学習者の学
習状況を、前記対人関係判定手段によって判定された対
人関係にもとづき、他の学習者に提示するか否かを決定
することを特徴とする。
【0015】このような本願発明によれば、複数の学習
者間で、対人関係に応じて学習状況を提示しあうことに
より、学習者同士のコミュニケーションを促進すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、図面に
従って、本願発明の第1の実施形態を説明する。図1
は、本願発明の一実施形態を示すブロック図である。教
材記憶部10には、あらかじめ用意された音声や映像、
テキストなどマルチメディアデータからなる学習教材が
格納されている。この教材記憶部10に格納されている
教材は、例えばディスプレイやスピーカーなどの教材提
示部11により、学習者に提示される。
【0017】学習者は、この教材提示部11に提示され
る教材の選択や、問題に対する解答の入力などの操作
を、例えばキーボードやマウスなどの操作部12により
行う。
【0018】状況情報入力部13は、例えば、学習者の
学習状況をモニタするカメラや音声情報をひろうマイ
ク、あるいは学習者の皮膚電位などの生体情報をモニタ
する装置である。学習状況判定部14は、この状況情報
入力部13により入力された、映像や音声,生体情報な
どの状況情報をもとに、学習者の覚醒状態などの学習状
況を判定するものである。学習状況記憶部15は、この
学習状況判定部14によって判定された学習状況を、先
に教材提示部11によって提示された教材の提示状況と
対応づけて、時系列情報として格納する。
【0019】学習状況提示部16は、この学習状況記憶
部15に格納された学習状況を、教材提示部11により
提示された教材の提示状況と対応づけて提示する。提示
方法決定部17は、操作部12から入力された学習者の
操作情報と、学習状況記憶部15に格納された学習状況
から、教材記憶部10に格納された教材を教材提示部1
1に提示する方法を決定するとともに、学習状況記憶部
15に格納された学習状況を学習状況提示部16に提示
する方法を決定するものである。
【0020】以下に、本願発明の第1の実施形態におけ
る処理を示す。処理の流れの概略は図2のフローチャー
トに示す。学習者が操作部12からの操作により学習を
開始すると、まず、提示方法決定部17は、学習状況記
憶部15に格納された内容から過去の学習状況をしらべ
て、はじめての学習かどうかを判定する(ステップS2
01)。
【0021】ここで、学習状況記憶部15には、図4に
示すように、学習者のIDと時刻,学習者が行った操
作,提示した教材,状況情報から学習状況判定部14に
よって判定された学習者の学習状況が記憶されている。
学習者の記録がなにもなければ、はじめての学習とす
る。
【0022】はじめての学習の場合は、教材提示部16
から教材記憶部10に記憶された提示順序に従って、最
初の教材を学習者に提示する(ステップS204)。は
じめてでなければ、提示方法決定部17は、過去の学習
状況により例えば図3の学習開始時に示すようなルール
に基づき、教材および学習状況の提示方法を決定する。
【0023】図4の学習状況の情報を用いて提示方法決
定部17の処理を説明する。まず、UserIDが学習者と同
一で、現在の日付にもっとも近い過去の日付を持つデー
タから、時刻が継続する一連のデータを抽出する。その
中でもっとも時刻の早いデータ(一連の学習の開始デー
タ)と、もっとも時刻の遅いデータ(一連の学習の最終
データ)、および、学習状況をあらわすデータ(Condit
ion:ではじまる全行)を抽出する。次に、Condition が
一定の値(覚醒レベルの下限、例えば0.2)以上であ
る時間(集中時間)と、下回っている時間(休憩時間)
のそれぞれの合計を求める。
【0024】例えば、概算で求める場合は、Condition1
の状態からCondition2の状態になるまでの期間において
は、Condition1の状態であったと仮定して求める。図4
における学習者の学習状況(2)ではCondition 0.2
5、学習状況(3)ではCondition 0.19であり、こ
の間は10秒である。この10秒は、Condition 0.2
以上であった集中時間として合計に加算する。一方、学
習状況(3)と学習状況(4)の間の10秒は、Condit
ion 0.2未満の休憩時間に加算する。
【0025】ただし、学習開始データから最初のCondit
ion データまでの時間は、最初のCondition データの学
習状況と同じとみなすことにする。よって、図4で、開
始から学習状況(1)までの25秒は、Condition が
0.55とする。また、最後の学習状況(5)から最終
データまでの3秒は、最後の学習状況(5)のConditio
n 0.45とみなす。
【0026】このような方法で求めた集中時間と休憩時
間を使って、(集中時間/(集中時間+休憩時間))×
100の値が、90%以上であれば図3の学習開始時の
ルール1,50%以上90%未満であればルール2,5
0%未満であればルール3を用いる。
【0027】ルール1にあてはまる場合や、学習者が過
去の学習項目を選択せずに[先へすすむ]などを選択し
た場合は、例えば、教材記憶部10に記憶された設定に
従い、これまでの学習状況に応じて、次に提示すべき教
材を決定する。
【0028】また、ルール2もしくはルール3にあては
まる場合は、過去の学習状況を学習状況提示部16から
学習者に提示する(ステップS203)。例えば、図5
に示すように、教材の提示時間を横軸、学習者の集中度
を縦軸に表した学習状況を時系列に表示する。グラフは
曲線近似して表示してもよい。この図5では時間軸に沿
って、提示した教材の項目名を表示している。
【0029】ここで学習者が、任意の項目名を指定した
場合、指定された項目の教材を教材記憶部10から読み
出し教材提示部11に提示して(ステップS204)、
学習を再開することができる。学習者が一定時間内に、
その教材で予め設定されている操作を行った場合は、教
材の設定に従い、所定の教材を順次教材提示部11から
提示していく。例えば、図6のように教材提示部11に
提示された問題に対し、学習者が操作部12から正解を
選択すれば次の問題を提示し、不正解であれば解説のペ
ージを提示するような設定に従い、提示方法決定部17
は提示すべき教材を決定する。
【0030】また図6のように、教材提示部11と学習
状況提示部16が同一画面上に、教材と過去の学習状況
を同時に提示してもよい。ここで図6の上のウィンドウ
は過去の学習状況を提示し、下のウィンドウに対応する
教材を提示している。教材の提示内容は操作部12を介
して、図6の上のウィンドウのスライダーを動かして調
節する。学習者は内容を確認しながらスライダーを操作
して、教材の任意の位置を選択し学習を再開することが
できる。教材を提示したら、図4の形式で提示された教
材と時間を提示状況として学習状況記憶部15に格納す
る(ステップS205)。
【0031】学習者は提示された教材に従い、学習を進
めていくが、例えば、図6の下のウィンドウに提示され
ているような項目のどれかを選択したり、キーボードや
マイクなどを用いて操作部12から回答を入力する(ス
テップS206)。学習者の操作内容と時間も、例えば
図4に示したように、学習状況の一部として学習状況記
憶部15に格納する(ステップS207)。
【0032】ところで、学習者が一定時間をすぎても次
の操作を行わない場合は、学習状況判定部14は、学習
者の学習状況の判定処理を行う。この学習状況判定部1
4における学習者の状況判定の方法としては、例えば状
況情報入力部13としてのカメラから入力された学習者
の画像情報を解析して、着席、離席、顔の向き、画面上
の注視点、まばたきの回数、目を閉じている時間の長
さ、うなずきなどの頭の動き、顔の表情などから覚醒度
を求める方法が提案されている。また、脈波・脈拍、皮
膚電位、皮膚温、血糖値などの生体情報を用いて覚醒度
を求める方法も知られている。さらに、マイクから入力
される呼吸の音で呼吸の頻度を求めてもよい。
【0033】これらのデータから学習者の学習状況(例
えば覚醒度を集中度とみなし)を、例えば、0から1.
0までの値として求める。あるいは、教材を提示してか
ら学習者が操作を行うまでの時間が一定時間を超える
と、集中度が落ちていると判定してもよい。
【0034】ここで学習者の学習状況と時間も、学習状
況の一部として図4に示すように、学習状況記憶部15
に格納される(ステップS209)。操作部12からの
学習者の操作状況、もしくは、学習状況を記録したら、
提示方法決定部17にて次の教材の提示方法を決定する
(ステップS202)。ここでは図3に記載の学習中の
提示方法決定ルールに示したようなルールを用いて決定
する。
【0035】まず、学習者が一定時間内に、その教材に
予め設定された操作を行った場合は、ルール1により次
にその設定に従って提示すべき教材を決定する。例え
ば、図6に表示された教材では、学習者が正解を選択す
れば次の問題を提示するように教材記憶部10に予め設
定されており、不正解であれば解説のページを提示する
よう設定されている。提示方法決定部17は、この設定
に従って提示すべき教材を決定する。
【0036】一方、学習者が一定時間内に操作を行わな
かった場合、提示方法決定部17では、学習者の学習状
況の経過によって次の提示内容を決定する。ここでも図
3に記載の学習中の提示方法決定ルールに示したような
ルールを用いて決定する。
【0037】例えば、図6の教材では、学習者が10秒
間質問に答えなくても、学習状況判定部14から得られ
る学習者の学習状況の値が継続的に良好であれば、ルー
ル2に従い同じページを引き続き提示する。また、学習
状況の値が高いレベルから下がってきたら、ルール3に
従いヒントや目をひくような画像などを提示し、学習状
況の値が低いレベルにとどまっているようであれば、ル
ール4に従い目次を提示して他の学習項目に変更するか
学習者に問い合わせする。
【0038】さらに、学習状況の値が低いレベルにとど
まっていて、なおかつ、学習項目を変更しないことを選
択している場合は、ルール5に従い学習者からの回答を
待たずに次の問題を提示し、学習状況の値が低いレベル
から覚醒レベル以上にあがってきたら、ルール6に従い
図5や図6に示したような現在までの学習状況のグラフ
を提示して、学習者が任意の位置に戻って再開するかど
うか選択できるようにする。
【0039】以上説明したように、本願発明の第1の実
施形態によれば、学習者が自分の学習状況を確認するこ
とができるため、学習の中断後に、適切な位置に戻って
学習を再開することが容易になる。ビデオや音声などの
教材の再生中に居眠りなどをして聞き逃した部分があっ
ても、あとから、その部分だけを補習することができ
る。これにより、通信教育など自習スタイルの学習で
も、途中で断念することなく継続することができる。
【0040】[第2の実施形態]以下、図面をもとに本
願発明の第2の実施形態の説明をする。図7は、本願発
明の第2の実施形態を示すブロック図である。各学習者
が扱う学習支援装置は、第1の実施形態で示した図1の
ブロック図と同じ構成の装置を想定しており、教材提示
部11や操作部12などを利用して学習を行う。図7で
図1と同じ構成要件のものは同じ番号を付与して説明す
る。なお、図7の各構成は学習者ごとに個別のものを利
用するように記載しているが、共有してもかまわない。
【0041】この第2の実施形態の学習支援装置では、
学習者同士のコミュニケーションを行うため、第1の実
施形態の構成の他に次の構成をもつ。メッセージ入力部
18は、テキスト、音声、画像などを含むメッセージデ
ータが入力させるものである。また、入力されたメッセ
ージの宛先(メッセージを読むことができる学習者や学
習者のグループ名など)を入力するものである。
【0042】メッセージ記憶部19は、メッセージ入力
部18から入力されたメッセージと、その宛先を格納す
る。メッセージ記憶部19に格納されたメッセージは、
各メッセージの宛先に含まれている学習者や、学習グル
ープのメンバのメッセージ提示部20に提示される。
【0043】対人関係判定部21では、メッセージ記憶
部19に格納された各メッセージの宛先情報もしくはメ
ッセージデータそのものを解析して、学習者間の対人関
係を判定するものである。提示方法決定部17は、対人
関係判定部21によって求められた対人関係を用いて、
関係の深い学習者を特定し、その学習者の学習状況記憶
部15から学習状況を読み取って、学習状況を提示する
かどうかと提示方法を決定する。
【0044】以下に、本願発明の第2の実施形態におけ
る処理の手順を説明する。ここでは複数の学習者が同じ
学習内容の教材を用いて、第1の実施形態と同様に自習
形式で学習をすすめる。また、同じ学習内容を学習する
学習者が、メッセージを交換する手段をもつ。
【0045】例えば、図8のような教材提示部11の画
面で[掲示板へ]を選択することにより、図9に例を示
すような、教材に関連する掲示板の閲覧画面がメッセー
ジ提示部20に表示される。メッセージ提示部20で
は、あとに述べるメッセージ記憶部19に記録されたデ
ータをもとに、これまで掲示板に投稿された話題のリス
ト91が、話題が作成された日時順に表示される。学習
者が話題のどれかを選択すると、その話題を作成したメ
ッセージを筆頭に、そのメッセージに対して返信された
メッセージや返信への返信など、同じ話題で投稿された
メッセージのリスト92が表示される。メッセージのリ
ストの下に、現在選択されているメッセージの本文93
が表示される。
【0046】[返事を書く]ボタンを選択すると、例え
ば図10のような選択されたメッセージに対し、返事を
入力するためのウィンドウ画面が提示され、学習者はメ
ッセージ入力部18からメッセージへの返事を書くこと
ができる。また、[新しく書く]ボタンを選択すると、
新しい話題に関するメッセージを投稿することができ
る。なお、図10の例では、メッセージの返事の宛先は
掲示板に送ってもよいし、返信元の投稿者だけに送れる
ようにしてもよい。
【0047】このような投稿されたメッセージの話題N
o. ,メッセージNo. ,Subject ,著者,本文,作成日
時,宛先や、返信の場合は返信元のメッセージNo. と話
題No.などを、メッセージ記憶部19に記録しておく。
また、新しく話題が作られた場合は、話題No. ,話題の
最初のメッセージNo. ,Subject ,作成者,作成日時な
どの話題データを記録する。
【0048】また、学習開始時に、例えば図11の学習
状況や図8の教材のような画面で[仲間もみる]を選択
すると、対人関係の値が高い学習者のうちから、過去に
同じ教材で学習を行ったことがある学習者の学習状況
を、図12や図13に示すような画面で、同時に表示す
る。
【0049】これにより、学習者は仲間の学習状況をみ
てはげまされたり、落ち込んでいる仲間の存在に気がつ
くことができる。例えば、提示されている学習者の顔を
選択することにより、その学習者へメッセージを送るの
を容易にすることもできる。ここで、学習者間の対人関
係は、メッセージ記憶部19の記憶内容から、対人関係
判定部21にて以下のような方法で判定する。
【0050】図14は、メッセージの返信関係をあらわ
す模式図である。図中の矩形はメッセージをあらわし、
メッセージの著者である学習者データが記録されている
ものとする。ここで、学習者1のメッセージへ返信を行
った学習者と、学習者1が返信を行った学習者に対し
て、それぞれの返信回数をカウントする。そして、例え
ば、以下のような式で対人関係の値を求める。
【0051】[学習者Xの学習者Yに対する対人関係の
値]=[学習者XがYに返信した数]+[学習者Yが学
習者Xに返信した数]。
【0052】これをまとめて図15のような学習者1の
対人関係結果を得ることができる。
【0053】また、メッセージの本文を解析して、さら
に詳細な対人関係を求めることも可能である。例えば、
本出願人による既出願の特願2001−86224号に
示すような方法によって、あらかじめ用意した言い回し
表現辞書を用いて返信メッセージ本文からその言い回し
表現を抽出し、「歓迎」「賞賛」「同調」「疑問」「反
発」などの用語の意味や、その強さ、頻度を求める。図
16に言い回し表現辞書の例をあげる。
【0054】例えば、図10の返信メッセージ94の場
合は、「はじめまして」と「同じ」という言い回し表現
が含まれる。それぞれの表現の意味と強さは、歓迎
(2)、同調(2)である。返信メッセージすべてから言い
回し表現を抽出し、強さを足しあわせる。これらを用い
て例えば、以下のような式で対人関係の値を求めること
ができる。
【0055】[学習者Xの学習者Yに対する対人関係の
値]=[学習者XがYに返信した数]+[学習者Yが学
習者Xに返信した数]+[返信に含まれる歓迎、賞賛、
同調の強さの合計×0.2]−[返信に含まれる疑問、反
発の強さの合計×0.2]
【0056】この式によって求めた対人関係の値の例を
図17に示す。
【0057】このように、メッセージ本文の内容を解析
した結果を組み合わせることにより、返信が少なくても
関係が良好な場合は値を増やし、返信が多くてもあまり
かみあっていない場合などは値を下げることができる。
【0058】また、返信メッセージの本文全部ではな
く、他のメッセージを引用した部分はのぞいて言い回し
表現を抽出すれば、さらに精度が高くなる。また、引用
部分の直後の文章は特に、元のメッセージに対する意見
が表明されることが多いので、引用部分の直後の段落の
みから言い回し表現を抽出するか、引用部分の直後の段
落から抽出された言い回し表現の重みを強くしてもよ
い。
【0059】以上のような方法で求めた対人関係の値が
高い学習者の学習状況を調べて、提示する教材を学習し
たことがある学習者を求める。なお、対人関係が正の学
習者が多い場合は、例えば、以下のような方針のどれか
に従って優先順位を決めて、優先順位の高い学習者を求
めてもよい。
【0060】学習者の優先度を決める方法1としては、
対人関係の値が大きい学習者を優先する。これにより、
仲のよい学習者の学習状況を優先的にみることができ
る。
【0061】また、学習者の優先度を決める方法2とし
ては、学習状況が覚醒レベルを下回る時間が長い学習者
を優先する。これにより、やる気を失っている仲間に対
して、はげましのメッセージを送るといった行為を行う
きっかけを作る。
【0062】また、学習者の優先度を決める方法3とし
ては、逆に覚醒レベルを上回る時間が長い学習者を優先
する。これによりがんばっている仲間がいることを知
り、はげみにしたり、質問をしたりすることができる。
【0063】また、学習者の優先度を決める方法4とし
ては、集中度の推移が学習者本人と似ている学習者を優
先する。これにより、孤立感を薄れさせ、仲間意識を高
揚してはげましあうといった行為を行うきっかけを作
る。
【0064】また、学習者の優先度を決める方法5とし
ては、逆に集中度の推移が学習者本人と異なる学習者を
優先する。これにより、学習者が理解しにくい項目を理
解している仲間を見つけて、質問をすることができる。
【0065】また、学習者の優先度を決める方法6とし
ては、孤立している学習者を優先する。これにより、友
達が少ない学習者が孤立することを防ぐ。
【0066】なお、対人関係は時間によって変化する。
最近のメッセージのみから最近の対人関係を求めてもよ
い。あるいは、逆に最近交流の少ない学習者を優先して
もよい。また、対人関係は学習者自身が設定、変更でき
るようにしてもよい。その場合、同じ二人の間の対人関
係でも、二人の認識が食い違う場合がある。
【0067】例えば、学習者1は学習者2を親しいと感
じているが、学習者2は学習者1に対して距離を感じて
いる。この場合、学習者1の学習状況を学習者2に見せ
るのはいいが、学習者2の学習状況は学習者1にみせな
い、といった一方方向の提示とする。あるいは、対人関
係を低い値に設定した方にあわせて、どちらにも相手の
学習状況を見せないこととする。
【0068】ここで図12や図13の例では、同一教材
を学習したことがある仲間の学習状況だけが表示されて
いたが、教材の内容とかかわらず、仲間の最近の学習状
況を提示してもよい。例えば、図18のように、最近の
仲間の学習状況が常時表示されていれば、つねに仲間の
様子をみることができるため孤立感がうすれる効果があ
る。
【0069】仲間が学習をしばらく中断していて最近の
学習状況がわからない場合などは、後ろを向いているマ
ークや留守中をあらわすようなマークを出したり、最終
学習日を表示する、これにより、学習から離れている仲
間に気がつき、さりげなく「最近どう?」といったメッ
セージを送って学習再開のきっかけを与えるなどの、働
きかけを行うことができる。
【0070】このような本願発明の第2の実施形態によ
れば、学習者と交流のある他の学習者の学習状況を容易
に把握することができる。これにより、学習を継続する
はげみがえられ、ひとりで学習する孤立感が薄れる効果
がある。また、学習意欲が落ちている学習者の様子を仲
間が把握しやすくなり、はげましのメッセージを送った
り、理解できない学習項目に関して適切な学習者に質問
することができる。このように、孤立しがちな学習者間
のコミュニケーションを促進することにより、意欲をた
もち、学習を継続させる効果がある。
【0071】また、本願発明の各実施形態における処理
をコンピュータで実行可能なプログラムで実現し、この
プログラムをコンピュータで読み取り可能な記憶媒体と
して実現することも可能である。
【0072】なお、本願発明における記憶媒体として
は、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−
R,DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メ
モリ等、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読
み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの
形態であってもよい。
【0073】また、記憶媒体からコンピュータにインス
トールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上
で稼動しているOS(オペレーションシステム)や、デ
ータベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドル
ウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部
を実行してもよい。
【0074】さらに、本願発明における記憶媒体は、コ
ンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインター
ネット等により伝送されたプログラムをダウンロードし
て記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0075】また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒
体から本実施形態における処理が実行される場合も、本
発明における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構
成であってもよい。
【0076】なお、本願発明におけるコンピュータは、
記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態
における各処理を実行するものであって、パソコン等の
1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続され
たシステム等の何れの構成であってもよい。
【0077】また、本願発明におけるコンピュータと
は、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処
理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本願発
明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称して
いる。
【0078】
【発明の効果】本願発明のようなネットワークなどを介
して提供される教材を用いて自主学習を行う学習者を支
援するための学習支援装置および学習支援方法によれ
ば、学習意欲をたもち、学習を継続させることができる
という顕著な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態である第1の実施形態に
おける全体構成図である。
【図2】本願発明の一実施形態である第1の実施形態に
おける処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】本願発明の一実施形態である第1の実施形態に
おける提示方法決定ルールを示す図である。
【図4】本願発明の一実施形態である第1の実施形態に
おける記憶されている学習者の学習状況を示す図であ
る。
【図5】本願発明の一実施形態である第1の実施形態に
おける提示される学習者の学習状況を示す図である。
【図6】本願発明の一実施形態である第1の実施形態に
おける提示される教材と過去の学習状況を示す図であ
る。
【図7】本願発明の一実施形態である第2の実施形態に
おける全体構成図である。
【図8】本願発明の一実施形態である第2の実施形態に
おける提示された教材と過去の学習状況から掲示板へ移
動するためのインタフェイスを示す図である。
【図9】本願発明の一実施形態である第2の実施形態に
おける教材に関連する掲示板の閲覧画面である。
【図10】本願発明の一実施形態である第2の実施形態
における掲示板のメッセージに対する返事を入力するた
めのウィンドウ画面の図である。
【図11】本願発明の一実施形態である第2の実施形態
における学習状況の画面から仲間を呼び出すためのイン
タフェイスを示す図である。
【図12】本願発明の一実施形態である第2の実施形態
における過去に同じ教材で学習を行ったことがある学習
者の学習状況を示す図である。
【図13】本願発明の一実施形態である第2の実施形態
における過去に同じ教材で学習を行ったことがある学習
者の学習状況を示す図である。
【図14】本願発明の一実施形態である第2の実施形態
における学習者同士のメッセージの返信関係をあらわす
図である。
【図15】本願発明の一実施形態である第2の実施形態
における学習者の対人関係値の算出結果の図である。
【図16】本願発明の一実施形態である第2の実施形態
における学習者の対人関係値を算出するための言い回し
表現辞書を示す図である。
【図17】本願発明の一実施形態である第2の実施形態
における言い回し表現辞書を用いて求めた学習者の対人
関係値を示す図である。
【図18】本願発明の一実施形態である第2の実施形態
における仲間の学習状況が常時表示されている画面を示
す図である。
【符号の説明】
10…教材記憶部 11…教材提示部 12…操作部 13…状況情報入力部 14…学習状況判定部 15…学習状況記憶部 16…学習状況提示部 17…提示方法決定部 18…メッセージ入力部 19…メッセージ記憶部 20…メッセージ提示部 21…対人関係判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅木 秀雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2C028 AA00 BA01 BA02 BB04 BB06 BC01 BC04 BC05 BD02 CA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声や映像、テキストなどのマルチメディ
    アデータで構成される学習教材を格納するための教材記
    憶手段と、 この教材記憶手段に格納された教材を学習者に提示する
    ための教材提示手段と、 この教材提示手段によって提示された教材に対し、学習
    者が学習に際しての操作情報を入力するための操作手段
    と、 学習者の状況を表す状況情報を獲得するための状況情報
    入力手段と、 この状況入力手段によって入力された状況情報、前記教
    材提示手段により学習者に提示された教材の提示状況、
    および前記操作手段により入力される学習者の操作情報
    をもとに、学習者の学習状況を判定する学習状況判定手
    段と、 この学習状況判定手段によって判定された学習状況を、
    前記教材提示手段により提示された教材の提示状況と対
    応づけて、時系列情報として格納する学習状況記憶手段
    と、 この学習状況記憶手段に格納された学習状況にもとづ
    き、前記教材記憶手段に格納された教材と、前記学習状
    況記憶手段に格納された学習状況の時系列情報の提示方
    法を決定する提示方法決定手段と、 前記学習状況記憶手段に格納された教材の提示状況と前
    記提示方法決定手段によって決定された学習者の学習状
    況の時系列情報を対応付けて学習者に提示するための学
    習状況提示手段とを有することを特徴とする学習支援装
    置。
  2. 【請求項2】前記状況情報入力手段によって入力される
    状況情報は、学習者の発する音声、学習者の画像情報、
    皮膚電位などの生体情報のうちのいずれかあるいは複数
    をからなることを特徴とする請求項1記載の学習支援装
    置。
  3. 【請求項3】前記学習状況判定手段は、前記状況情報入
    力手段から入力された状況情報を解析して、学習者の覚
    醒状態や集中度からなる教材への関心度の推移を判定す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2いずれか記
    載の学習支援装置。
  4. 【請求項4】前記学習状況提示手段は、前記学習状況判
    定手段によって学習者の関心度が回復したと判定された
    際に、学習者の教材への関心度の推移を、教材の提示状
    況と対応して提示することを特徴とする請求項3記載の
    学習支援装置。
  5. 【請求項5】前記操作手段は、前記学習状況提示手段に
    よって提示された学習者の教材への関心度の推移と教材
    の提示状況をもとに、学習者が教材への関心度が落ちた
    時点に戻って教材提示を行うかどうかを選択させること
    を特徴とする請求項4記載の学習支援装置。
  6. 【請求項6】同一の教材を用いて学習を行う複数の学習
    者が、お互いへのメッセージを入力するためのメッセー
    ジ入力手段と、 このメッセージ入力手段により入力されたメッセージを
    記録するためのメッセージ記録手段と、 このメッセージ記録手段により記録されたメッセージ
    を、学習者に提示するためのメッセージ提示手段と、 前記メッセージ記録手段に記録されたメッセージ群か
    ら、学習者間の対人関係を判定するための対人関係判定
    手段をさらに有し、 前記提示方法決定手段は、前記学習状況判定手段により
    判定された学習者の学習状況を、前記対人関係判定手段
    によって判定された対人関係にもとづき、他の学習者に
    提示するか否かを決定することを特徴とする請求項1乃
    至請求項5記載の学習支援装置。
  7. 【請求項7】教材記憶手段に格納された音声や映像、テ
    キストなどのマルチメディアデータで構成される学習教
    材を教材提示手段にて学習者に提示し、 この教材提示手段によって提示された教材に対し、学習
    者が学習に際しての操作情報を操作手段にて入力させ、 学習者の状況を表す状況情報を状況情報入力手段にて獲
    得させ、 この状況入力手段によって入力された状況情報、前記教
    材提示手段により学習者に提示された教材の提示状況、
    および前記操作手段により入力される学習者の操作情報
    をもとに、学習者の学習状況を学習状況判定手段にて判
    定し、 この学習状況判定手段によって判定された学習状況を、
    前記教材提示手段により提示された教材の提示状況と対
    応づけて、学習状況記憶手段に時系列情報として格納
    し、 この学習状況記憶手段に格納された学習状況にもとづ
    き、前記教材記憶手段に格納された教材と、前記学習状
    況記憶手段に格納された学習状況の時系列情報の提示方
    法を提示方法決定手段にて決定し、 前記学習状況記憶手段に格納された教材の提示状況と前
    記提示方法決定手段によって決定された学習者の学習状
    況の時系列情報を対応付けて学習状況提示手段にて学習
    者に提示することを特徴とする学習支援方法。
  8. 【請求項8】同一の教材を用いて学習を行う複数の学習
    者が、お互いへのメッセージをメッセージ入力手段にて
    入力させ、 このメッセージ入力手段により入力されたメッセージを
    メッセージ記録手段に記録し、 このメッセージ記録手段に記録されたメッセージを、メ
    ッセージ提示手段にて学習者に提示し、 前記メッセージ記録手段に記録されたメッセージ群か
    ら、学習者間の対人関係を対人関係判定手段にて判定
    し、 前記提示方法決定手段は、前記学習状況判定手段により
    判定された学習者の学習状況を、前記対人関係判定手段
    によって判定された対人関係にもとづき、他の学習者に
    提示するか否かを決定することを特徴とする請求項7記
    載の学習支援方法。
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