JP2012063885A - 情報分析装置、情報分析方法、情報分析システムおよびプログラム - Google Patents

情報分析装置、情報分析方法、情報分析システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンピュータの操作者が業務(職務/授業)に集中しているのかどうかを表す分析結果を提供する。
【解決手段】端末装置が作者の操作履歴と生体履歴とを記録し、操作履歴をログ管理サーバに送信し、生体履歴を生体情報管理サーバに送信する。ログ管理サーバは、操作履歴を情報分析装置へ転送する。生体情報管理サーバは、生体履歴を情報分析装置へ転送する。情報分析装置は、操作履歴をいくつかの区分に分類するとともに、生体履歴から操作者の集中度を求めて、分析結果を作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視対象コンピュータに対する操作者の操作の履歴と操作者の生体情報の履歴とを収集して分析する情報分析装置、情報分析方法、情報分析システムおよびプログラムに関する。
医療現場では、生体情報を取得するためのセンシング技術の高度化や高性能化が進むとともに、生体情報の分析手法が確立されつつある。特許文献1によれば、指尖脈派計測器により指尖脈派(生体情報)を計測し、計測された生体情報から精神免疫度(意思疎通度、痴呆度)を判定する精神免疫度判定装置が開示されている。
一方で、コンピュータソフトウエアなどのユーザインタフェースを設計する際に、ユーザにとっての操作のしやすさ(ユーザビリティ)を考慮することは重要である。特許文献2によれば、機器への操作情報と作業者の身体情報とを対応付けた履歴テーブルを生成し、履歴テーブルに基づいて機器に対する操作上の問題箇所を抽出する情報処理装置が開示されている。
特開2006−204502号公報 特開2007−94457号公報
ところで、企業や役所、学校等の現場では、従業員や生徒によるコンピュータの操作履歴を逐一記録するシステムやサービスが要求されている。例えば、企業や役所においては、従業員や職員がコンピュータやインターネットを業務に有効活用しているかどうかを監視する必要がある。学校においても生徒が授業や学習に集中しているかを監視したり、コンピュータ施設の私的利用を監視したりする必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、精神免疫度(意思疎通度、痴呆度)を判定できるようになるにすぎない。また、特許文献2に記載の発明では、ユーザにとって操作のしやすいユーザインタフェースを設計できるようになるにすぎない。よって、特許文献1や特許文献2に記載の発明を組み合わせたとしても、コンピュータのユーザが本来の業務(職務/授業)に集中しているのかどうかや、業務外の作業(例:私的利用)を行っているのかを管理者が把握することはできない。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題のうち、少なくとも1つを解決することを目的とする。例えば、本発明は、コンピュータの操作者が業務(職務/授業)に集中しているのかどうかを表す分析結果を提供することを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明の情報分析装置は、例えば、端末装置に対する操作者の操作内容と該操作内容の取得日時とを含む操作履歴と、前記操作者についての生体情報と該生体情報の取得日時とを含む生体履歴とを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記操作履歴に含まれている前記操作内容を予め定められた複数の区分のいずれかに分類する分類手段と、
前記分類手段によりいずれかの区分に分類された操作内容が取得された取得日時と一致する取得日時に取得された生体情報を前記生体履歴から抽出する抽出手段と、
前記分類手段により決定された前記操作内容の区分と、前記生体情報から求められた前記操作者が所定の作業に集中していたか否かを示す集中情報とを示す分析結果を出力する分析手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、コンピュータの操作者が業務(職務/授業)に集中しているのかどうかを表す分析結果を提供することが可能となる。
本発明の第一実施形態における情報分析システムの構成例を示す図である。 本発明の第一実施形態における端末装置のハードウエア構成例を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態におけるログ管理サーバのハードウエア構成例を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態における生体情報管理サーバのハードウエア構成例を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態における情報分析装置のハードウエア構成例を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態に係るログ管理DBの記録内容の一例を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る生体情報管理DBの記録内容の一例を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る情報分析処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態に係る分析結果の一例を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る情報分析装置にログ管理サーバおよび生体情報管理サーバを統合した情報分析システムの一例を示す図である。 本発明の第三実施形態に係るログ管理DBの記録内容の一例を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る生体情報管理DBの記録内容の一例を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る表示装置の画面と視線位置との関係を示した図である。 本発明の第三実施形態に係る分析結果の一例を示す図である。
<第一実施形態>
第一実施形態における業務分析について説明する。第一実施形態では、端末装置が操作者の操作履歴と生体履歴とを記録し、操作履歴をログ管理サーバに送信するとともに、生体履歴を生体情報管理サーバに送信する。ログ管理サーバは、操作履歴を情報分析装置へ転送する。生体情報管理サーバは、生体履歴を情報分析装置へ転送する。情報分析装置は、操作履歴をいくつかの区分(例:業務内/業務外)に分類するとともに、生体履歴から操作者の集中度の指標を求めて、分析結果を作成する。分析結果は、コンピュータの操作者が業務(職務/授業)に集中しているのかどうかを表す情報を含んでいる。そのため、操作者の管理者(上司や教師など)は、分析結果に基づいて各操作者を個別に指導することが可能となる。
(システム構成)
図1は、情報分析システムの一例を示す図である。情報分析システムは、複数の端末装置11a、11bと、ログ管理サーバ12と、生体情報管理サーバ15と、情報分析装置17を備えている。端末装置11a、11bは、企業、役所または学校内に配置された端末(情報処理装置)の一例である。ログ管理サーバ12は、各端末装置が備えているハードウエア資源およびソフトウエア資源に対する操作者の操作内容を示す操作履歴を蓄積して情報分析装置17へ転送する情報処理装置である。なお、企業、役所または学校は、一般に団体と呼ぶことができよう。また、企業の従業員、役所の職員、学校の職員および生徒(学生、児童、園児など)は、団体の構成員と呼ぶことができるであろう。各構成員は、自己が所属している団体内で所定の作業を実行することが要求されているか、望ましいとされている。所定の作業は、企業であれば業務であり、役所(官公庁などの公的機関)であれば、職員(公務員)の職務であり、学校であれば教師の職務や生徒の学習である。
生体情報管理サーバ15は、各端末装置が備えている生体情報検出器18により検出された操作者の生体情報の履歴を蓄積して情報分析装置17へ転送する情報処理装置である。情報分析装置17は、操作履歴と生体履歴とに基づいて操作者の作業が業務内か/業務外かを分析するとともに、業務に集中しているかどうかを分析する。これらの装置はLAN(Local Area Network)を含むイントラネットやインターネットなどの各種のネットワーク50を介して接続されている。端末装置11a、11bに共通する事項について説明するときは、単に端末装置11と記載することにする。ログ管理サーバ12、生体情報管理サーバ15および情報分析装置17はそれぞれ、端末装置11が設置されている団体の施設内に配置されていてもよいし、他の団体の施設内に配置されていてもよい。また、端末装置11は団体の内部に固定されている必要はなく、団体から構成員に貸与され、構成員が団体の施設の外部へ持ち出して利用されてもよい。なお、以下では、とりわけ、企業における従業員を操作者として主に説明することにする。
端末装置11は、監視部13と、生体情報検出器18を備えている。監視部13は、端末装置11に対する操作者の操作内容を監視し、これらを操作履歴として記録するユニットである。監視部13は、端末装置に対する操作者の操作内容を監視し、操作内容と操作内容を監視して取得した取得日時とを含む操作履歴を記録する操作履歴記録手段として機能する。
操作履歴には、例えば、次のような情報が含まれる。
・端末装置名・・・PC名(コンピュータ名、MACアドレス)などの端末装置を識別するための識別情報
・ユーザ名・・・・ログインユーザのIDやメールアドレスなどの操作者を識別するための識別情報
・取得日時・・・・操作内容を取得した日時(操作日時と呼ばれてもよい)
・操作内容・・・・入力機器(キーボード、ポインティングデバイス)から入力される情報や、起動しているアプリケーションプログラムの名称、ウインドウに表示されるキャプション名(編集されているファイルの名称や電子メールのタイトルなど)
端末装置11の監視部13は、操作履歴を定期的(例:1分毎)に取得して、ログ管理サーバ12に送信する。なお、ログ管理サーバ12に操作履歴を送信するタイミングとしては、所定時間ごと(例えば、2時間毎)、端末装置11が起動したタイミング、ログ管理サーバ12から送信要求を受信したタイミングなど、様々な条件を管理者が任意で設定可能である。
生体情報検出器18は、操作者の身体から生体情報を取得し、生体履歴として記録するユニットである。生体情報検出器18は、操作者についての生体情報を監視し、生体情報と生体情報を監視して取得した取得日時とを含む生体履歴を記録する生体履歴記録手段として機能する。
生体情報としては、操作者の集中度を表す指標となるような生体情報であれば十分である。生体情報としては、例えば、血流情報、脈流情報、発汗情報、温度情報などがある。生体情報検出器18は、例えば、操作者の手や指などが接触する部材上に、血流を測定するための血流センサを備えるポインティングデバイス(マウス、トラックボールなど)により実現できる。生体情報検出器18は、血流センサからの信号に対して所定の処理を実行して生体情報を生成する。所定の処理としては、例えば、血流データからリアプノフ指数を算出する演算処理などがある。リアプノフ指数は、操作者の集中度を示す指標として使用される。リアプノフ指数の逆数は概ね集中度に比例する。
生体情報検出器18も、生体履歴を定期的(例:1分毎)に取得して、生体情報管理サーバ15に送信する。なお、生体情報管理サーバ15に生体履歴を送信するタイミングとしては、所定時間ごと(例えば、2時間毎)、端末装置11が起動したタイミング、生体情報管理サーバ15から送信要求を受信したタイミングなど、様々な条件を管理者が任意で設定可能である。
監視部13や生体情報検出器18は、可搬型の外部記録媒体(FD、MO、USBメモリ、CD−R、DVD−RAM、ブルーレイディスクなど)に操作履歴や生体履歴を記録してもよい。この場合、ログ管理サーバ12は、記録媒体から情報を読み出すドライブ装置を備え、ドライブ装置を制御して記録媒体から操作履歴を取得することになる。同様に、生体情報管理サーバ15も、記録媒体から情報を読み出すドライブ装置を備え、ドライブ装置を制御して記録媒体から生体履歴を取得する。
ログ管理サーバ12は、ログ管理DB14を備える。DBはデータベースの略称である。ログ管理DB14は、端末装置11から受信した操作履歴を端末装置ごとまたは操作者ごとに記録するデータベースである。
生体情報管理サーバ15は、生体情報管理DB16を備える。生体情報管理DB16は、端末装置11から受信した生体履歴を端末装置ごとまたは操作者ごとに記録するデータベースである。
ログ管理サーバ12や生体情報管理サーバ15から情報分析装置17への情報の転送処理は、ここでは、情報分析装置17から要求に応じて実行されるものと仮定する。つまり、情報分析装置17は、これらのデータベースから分析に必要となるデータをレコード単位で読み出して取得することになる。情報分析装置17は、分析対象として管理者に指定された操作者の識別情報に基づいてデータベースを検索し、抽出された1つ以上のレコードをメモリに格納し、そのメモリからレコード単位で読み出して、分析処理を実行してもよい。なお、ログ管理サーバ12や生体情報管理サーバ15から情報分析装置17への情報の転送処理にも、可搬型の外部記録媒体が利用されてもよい。
情報分析装置17は、ログ分析部19、判定部28、分析結果DB29を備える。情報分析装置17は、ログ管理サーバ12から取得した操作履歴と生体情報管理サーバ15から取得した生体履歴に基づいて各種の分析を実行し、分析結果を生成する。とりわけ、ログ分析部19は、入力された操作履歴に含まれる操作内容が業務内の作業か業務外の作業かを分析する。さらに、ログ分析部19は、入力された生体履歴に含まれる生体情報から操作者の集中度を分析する。判定部28は、ログ分析部19により取得された操作内容の分析結果と、集中度の分析結果とから業務分析を行い、その分析結果を分析結果DB29に記録する。分析結果は、情報分析装置17の出力部(例:表示装置や印刷装置)にてグラフや表などの視覚的な情報として出力可能である。情報分析装置17は、分析結果を操作者の管理者へ電子メールにて送信してもよい。
(ハードウエア構成)
図2Aは、端末装置11のハードウエア構成を示す図である。端末装置11は、オフィスなどに配置されるパーソナルコンピュータなどの情報処理装置である。端末装置11では、ハードディスクドライブ(HDD25)に記憶されているソフトウエアにしたがって主にCPU21が各種手段として機能する。とりわけ、CPU21は、上述した監視部13として機能する。表示装置22は、情報を表示するためのユーザインタフェースである。メモリ23は、RAMやROMなどを含む。ネットワークインターフェース24は、ネットワーク50を通じて他のコンピュータと通信するための通信回路である。HDD25は、アプリケーションプログラムや、監視部13を実現するための監視プログラム27などを記憶する。入力部26は、ポインティングデバイス(マウスやタッチパネル)やキーボードなどである。
図2Bは、ログ管理サーバ12のハードウエア構成を示す図である。ログ管理サーバ12も、コンピュータの一種である。ログ管理サーバ12では、ハードディスクドライブ(HDD35)に記憶されているソフトウエアにしたがってCPU31が各種手段として機能する。メモリ33は、RAMやROMなどを含む。ネットワークインターフェース34は、ネットワーク50を通じて他のコンピュータと通信するための通信回路である。HDD35は、OS(オペレーティングシステム)やログ管理プログラム36、ログ管理DB14を記憶する。メモリ33の一部であるROMは読出専用メモリであり、設定データやブートプログラム等が格納されている。メモリ33の一部であるRAMは書込可能メモリであり、HDD(ハードディスクドライブ)35からロードされたコンピュータプログラムやデータ、ネットワークインターフェース34を介して外部から受信したデータ等を一時的に記憶するためのエリアを有する。さらに、RAMは、CPU31が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。HDD35は、SDD(シリコンディスクドライブ)によって一部または全部を実現されてもよい。CPU31は、ネットワークインターフェース34を介して各端末装置から操作履歴を受信して、HDD35に記憶されているログ管理DB14へ追加する。情報分析装置17から読み出し要求を受信すると、CPU31は、指定された検索条件(PC名、ユーザ名、期間)にしたがってログ管理DB14を検索し、抽出したレコードを、ネットワークインターフェース34を介して情報分析装置17へ送信する。このように、CPU31は、ログ管理DB14の管理手段や操作履歴の転送手段として機能する。
図2Cは、生体情報管理サーバ15のハードウエア構成を示す図である。生体情報管理サーバ15も、コンピュータの一種である。生体情報管理サーバ15では、ハードディスクドライブ(HDD45)に記憶されているソフトウエアにしたがってCPU41が各種手段として機能する。メモリ43は、RAMやROMなどを含む。ネットワークインターフェース44は、ネットワーク50を通じて他のコンピュータと通信するための通信回路である。HDD45は、OS(オペレーティングシステム)や生体情報管理プログラム46、生体情報管理DB16を記憶する。メモリ43の一部であるROMは読出専用メモリであり、設定データやブートプログラム等が格納されている。メモリ43の一部であるRAMは書込可能メモリであり、HDD(ハードディスクドライブ)45からロードされたコンピュータプログラムやデータ、ネットワークインターフェース44を介して外部から受信したデータ等を一時的に記憶するためのエリアを有する。さらに、RAMは、CPU41が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。HDD45は、SDD(シリコンディスクドライブ)によって一部または全部を実現されてもよい。CPU41は、ネットワークインターフェース44を介して各端末装置から生体履歴を受信して、HDD45に記憶されている生体情報管理DB16へ追加する。情報分析装置17から読み出し要求を受信すると、CPU41は、指定された検索条件(PC名、ユーザ名、期間)などしたがって生体情報管理DB16を検索し、抽出したレコードを、ネットワークインターフェース44を介して情報分析装置17へ送信する。このように、CPU41は、生体情報管理DB16の管理手段や生体履歴の転送手段として機能する。
図2Dは、情報分析装置17のハードウエア構成を示す図である。情報分析装置17も、コンピュータの一種である。情報分析装置17では、ハードディスクドライブ(HDD55)に記憶されているソフトウエアにしたがってCPU51が各種手段として機能する。メモリ53は、RAMやROMなどを含む。ネットワークインターフェース54は、ネットワーク50を通じて他のコンピュータと通信するための通信回路である。HDD55は、OS(オペレーティングシステム)や情報分析プログラム57、分析結果DB29を記憶する。出力部56は、分析結果を出力する表示装置や印刷装置などである。メモリ53の一部であるROMは読出専用メモリであり、設定データやブートプログラム等が格納されている。メモリ53の一部であるRAMは書込可能メモリであり、HDD(ハードディスクドライブ)55からロードされたコンピュータプログラムやデータ、ネットワークインターフェース54を介して外部から受信したデータ等を一時的に記憶するためのエリアを有する。さらに、RAMは、CPU51が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。HDD55は、SDD(シリコンディスクドライブ)によって一部または全部を実現されてもよい。
(ログ管理データベース)
図3は、本発明の第一実施形態に係るログ管理DB14の記録内容の一例を示す図である。ログ管理DB14には、端末装置11で取得された操作履歴の各レコードが記録される。PC名の欄301には、端末装置の識別情報が格納される。ユーザ名の欄302には、端末装置11にログインしている操作者のユーザIDが格納される。取得日時の欄303には、端末装置11が操作履歴を取得した日時のデータが格納される。操作内容の欄304には、端末装置11において監視された操作内容が格納される。例えば、ブラウザプログラムがアクセスしたURLが、予め登録されたオークションサイトを示すURLであるときに、監視部13は、操作内容を「オークションサイトの閲覧」に決定する。監視部13は、週報作成するためのアプリケーションプログラムが起動されているときに、操作内容を「週報作成」と決定する。監視部13は、スケジュールを管理するためのアプリケーションプログラムが起動されているときに、操作内容を「スケジュールの閲覧」と決定する。監視部13は、起動したアプリケーションプログラムのファイル名がゲームプログラムのファイル名であれば、操作内容を「ゲーム」に決定する。監視部13は、URLやキャプション名、ファイル名と操作内容とを関係付けた操作内容決定テーブルを保持していてもよい。つまり、業務に関連するURLやキャプション名、ファイル名は、その企業において予め定められているケースが多いからである。
(生体情報管理データベース)
図4は、本発明の第一実施形態に係る生体情報管理DB16の記録内容の一例を示す図である。PC名の欄401には、端末装置の識別情報が格納される。ユーザ名の欄402には、端末装置11にログインしている操作者のユーザIDが格納される。取得日時の欄403には、端末装置11が生体履歴を取得した日時のデータが格納される。生体情報の欄404には、端末装置11において監視された生体情報が格納される。ここでは、生体情報の一例として、リアプノフ指数を採用している。一般に、リアプノフ指数が高いほど操作者は作業に集中しておらず、リアプノフ指数が低いほど操作者は作業に集中しているといえる。リアプノフ指数と集中度は一般に反比例している。よって、リアプノフ指数の逆数と集中度は比例しているといえる。図4では、HH:MM:SS(0)に取得された生体情報によれば、リアプノフ指数が6である。よって、操作者が相対的に業務に集中していないとCPU51は判断できる。一方、HH:MM:SS(2)に取得されたリアプノフ指数は2である。よって、この時間において操作者が相対的に集中しているとCPU51は判断できる。
(情報分析装置の処理)
図5は、本発明の第一実施形態に係る情報分析処理の流れを示すフローチャートである。なお、このフローチャートは、情報分析プログラム57にしたがってCPU51が実行する手順を示している。
S501で、CPU51は、ログ管理DB14または可搬型の記録媒体から操作履歴を読み出す。CPU51は、端末装置に対する操作者の操作内容と操作内容の取得日時とを含む操作履歴を取得する取得手段として機能する。操作履歴の読出単位は、ユーザ(操作者)ごと、グループごと、所定期間など管理者が入力部を通じてCPU51に対して設定する。グループとは、複数のユーザや複数の端末装置から構成されている。つまり、グループを示すグループ識別情報と、そのグループに所属しているユーザのユーザ識別情報(そのグループに所属している端末装置の端末識別情報)とが予めテーブル(従業員管理テーブル)などによって管理されている。CPU51は、管理者によって指定または選択されたグループ識別情報から、そのグループに属しているユーザのユーザ識別情報や端末装置の端末識別情報をテーブルから抽出し、抽出した情報に基づいてログ管理DB14を検索する。なお、このテーブルには、各ユーザのメールアドレスがユーザ識別情報として、あるいはユーザ識別情報とともに格納されていてもよい。所定期間は、ある取得日時から他の取得日時までの期間を示している。所定期間は、管理者によって指定または選択され、CPU51に設定される。操作履歴の読み出しに成功すると、S502へ進む。
S502で、CPU51は、抽出した操作履歴のレコードのうち未処理のレコードが存在するか否かを判定する。未処理のレコードが存在すると、S503に進む。未処理のレコードがなくなると、CPU51は、S504に進む。
S503で、CPU51は、読み出した操作履歴から未処理のレコードを読み出す。未処理のレコードの読出に成功すると、S504に進む。
S504で、CPU51は、ログ分析部19として機能して、操作履歴の分析処理を実行する。例えば、CPU51は、取得手段により取得された操作履歴に含まれている操作内容を予め定められた複数の区分のいずれかに分類する分類手段として機能する。HDD55には、複数の操作内容とその区分とが対応付けて登録されている操作内容分類テーブルを記憶している。区分としては、第1区分である業務内や第2区分である業務外などがある。操作内容分類テーブルには、例えば、「オークションサイトの閲覧」や「ゲーム」が「業務外」と対応付けられており、「週報作成」や「スケジュール閲覧」が「業務内」と対応付けて登録されている。これらの区分は、例示にすぎず、操作内容を区別するための他の種類の区分が存在してもよい。CPU51は、読み出したレコードに含まれている操作内容をもとに、操作内容分類テーブルを参照し、対応する区分を決定する。このように、操作内容分類テーブルは、端末装置に対する操作者の操作履歴と、操作履歴の区分とを対応付けたテーブルの一例である。また、CPU51は、取得手段により取得された操作履歴に対応する区分を、テーブルを参照して決定する分類手段の一例である。
S505で、CPU51は、決定した区分を表す識別情報を分析結果の一部として、分析結果DB29に記憶する。
すべてのレコードについて分析処理が終了すると(すなわち、未処理のレコードが存在しなくなると)、S506に進む。
S506で、CPU51は、判定部28として機能し、生体情報管理DB16または可搬型の記録媒体から、分析対象の生体履歴を読み出す。分析対象の生体履歴は、いずれかの区分に分類された操作内容に対応したい生体履歴である。例えば、CPU51は、分析対象の操作履歴の取得日時と同一の取得日時に取得された生体履歴を抽出する。なお、これは、端末装置や操作者による操作履歴の絞込みが前提となっている。つまり、分析対象と操作履歴と生体履歴は、それぞれPC名、ユーザ名および取得日時について一致しなければならない。なお、同一時刻に一人の操作者が使用可能な端末装置が一台であれば、操作履歴と生体履歴との双方でユーザ名および取得日時が一致すればよい。このように、CPU51は、操作者についての生体情報と生体情報の取得日時とを含む生体履歴を取得する取得手段として機能する。さらに、CPU51は、分類手段によりいずれかの区分に分類された操作内容が取得された取得日時と一致する取得日時に取得された生体情報を生体履歴から抽出する抽出手段として機能する。
S507で、CPU51は、判定部28として機能し、取得した生体履歴を、対応する分析結果のレコードに追加し、このレコードを分析結果DB29に書き込む。
S508で、CPU51は、分析結果を出力部56から出力する。分析結果には、操作内容の区分と、生体情報から求められた操作者が所定の作業に集中していたか否かを示す集中情報(リアプノフ指数)とが含まれている。よって、CPU51は、分類手段により決定された操作内容の区分と、生体情報から求められた操作者が所定の作業に集中していたか否かを示す集中情報とを示す分析結果を出力する分析手段として機能する。
図6は、本発明の第一実施形態に係る分析結果の一例を示す図である。なお、既に説明した項目には同一の参照符号を付与することで、説明の簡潔化を図っている。区分の欄601には、S504で決定された操作内容の区分を示す情報が格納されている。さらに、CPU51は、分析結果を表示する際に、操作者の管理上好ましくない区分と生体情報とについて強調表示を実行してもよい。図6の例では、複数の区分のうち「業務外」が強調表示されている。
CPU51は、所定の閾値を用いて生体情報を判別してもよい。例えば、ある操作者の生体情報(リアプノフ指数)が閾値である5を超えると、CPU51は、その操作者は相対的に集中力が不足していると判定してもよい。つまり、CPU51は、ある操作内容に対応する生体情報の集中情報から抽出された集中度(リアプノフ指数の逆数)が所定の閾値(1/5)を下回っているか否かを判定する集中度判定手段として機能してもよい。上述したようにリアプノフ指数の逆数は、集中力や集中度に対応している。
図6の例では、生体情報(リアプノフ指数)として「6」は相対的に集中力の不足を表す値であるため、同様に、強調表示が行われる。すなわち、リアプノフ指数の逆数(1/6)が閾値(1/5)を下回っているからである。このような強調表示は、管理者が、各操作者の作業状態(操作内容とのそれへの集中度)を把握する上で有用である。例えば、HH:MM:SS(1)の時間における操作内容は「週報作成」であり、正当な業務である。しかし、この操作者は週報の作成に十分に集中していないことを、管理者は視覚的に把握できる。
なお、CPU51は、ある操作者について集中度の低い状態が所定時間にわたって継続した場合に、その操作者の管理者のアドレスに対して電子メールを送信してもよい。この電子メールの本文には、操作者の識別情報(氏名や社員番号など)と、集中力を欠いていることを示すメッセージが含まれる。同様に、CPU51は、その操作者のアドレス宛てに電子メールを送信してもよい。この電子メールの本文には、「集中度が下がっているので、休憩してください」等のメッセージが含まれてもよい。インスタントメッセンジャーなど、電子メール以外のメッセージング方式が採用されてもよい。このように、CPU51は、集中情報から抽出された集中度が所定の閾値を回っている状態が所定時間にわたって継続しているか否かを判定する継続判定手段として機能する。また、CPU51およびネットワークインターフェース54は、集中情報から抽出された集中度が所定の閾値を下回っている状態が所定時間にわたって継続すると、予め定められたアドレスにメッセージを送信するメッセージ送信手段として機能する。CPU51は、ある操作者について、集中度が所定の閾値を下回っているレコードを所定個数以上検出したり、業務外の区分に分類されたレコードを所定個数以上検出したりすると、上記のような警告メッセージを送信してもよい。
以上、本実施形態によれば、コンピュータの操作者がどのような区分の作業をし、かつ、その作業に操作者が集中しているのかどうかを表す分析結果を提供することが可能となる。例えば、操作者を企業の従業員と仮定すると、従業員の業務に関連した操作を示す第1区分と、従業員の業務に関連していない操作を示す第2区分とに操作内容を分類することができる。操作者が役所の職員であれば、職員の職務に関連した操作を示す第1区分と、職員の職務に関連していない操作を示す第2区分とに操作内容を分類できる。操作者が学校の生徒であれば、生徒の学習に関連した操作を示す第1区分と、生徒の学習に関連していない操作を示す第2区分とに操作内容を分類できる。
さらに、図6に示すように、第1区分に分類された操作内容と、操作者が所定の作業に集中していなかったことを示す集中情報とを強調して表示することで、操作者が本来の業務・職務・学習に集中できなかったことを把握しやすくなる。
また、本来の業務・職務・学習に集中できなかった時間が継続すると、予め定められたアドレスにメッセージを送信してもよい。その操作者の上司や教師にメッセージを送信すれば、部下や生徒を指導することで、業務や学習の効率を改善することが可能となろう。また、操作者自身にメッセージを送信すれば、注意を喚起することができよう。また、本来業務への集中度は、一般に、操作者の業務に対するモチベーションや、操作者の健康度(ストレスの度合い)にもある程度の関連性が見られる。よって、分析結果を利用することにより、操作者毎(従業員毎、職員毎、生徒毎/部門毎、クラス毎/事業者毎、学校毎)のモチベーションを測定することができる。操作者毎(従業員毎、職員毎、生徒毎/部門毎、クラス毎/事業者毎、学校毎)に、健康度(ストレス)を評価することも可能となろう。
<第二実施形態>
第一実施形態では、ログ管理サーバ12、生体情報管理サーバ15および情報分析装置17をそれぞれ異なる情報処理装置において実現するものとして説明した。しかし、これらは、同一の情報処理装置において実現されてもよいし、3つのうち2つが同一の情報処理装置において実現されてもよい。つまり、ログ管理サーバ12と生体情報管理サーバ15が一つのサーバに統合されてもよいし、ログ管理サーバ12と情報分析装置17が一つに統合されてもよいし、生体情報管理サーバ15と情報分析装置17が一つに統合されてもよい。
図7は、情報分析装置17に、ログ管理サーバ12および生体情報管理サーバ15を統合した情報分析システムの一例を示す図である。CPU51は、情報分析プログラム57に加え、ログ管理プログラム36および生体情報管理プログラム46を実行する。この場合、ログ管理プログラム36および生体情報管理プログラム46に加え、ログ管理DB14および生体情報管理DB16もHDD55に記憶されている。
このようにログ管理サーバ12、生体情報管理サーバ15および情報分析装置17のすべてまたは一部を同一の情報処理装置により実現することで、これらを同一企業内で管理しやすくなる利点がある。どのような組み合わせを採用するかは、どのサービスをどの企業が提供するかに依存する。すべてのサービスを単一の企業で提供する場合は、ログ管理サーバ12、生体情報管理サーバ15および情報分析装置17をひとつの情報処理装置で実現すればよい。3つのサービスをそれぞれ異なる企業が担当する場合は、ログ管理サーバ12、生体情報管理サーバ15および情報分析装置17をそれぞれ独立した情報処理装置で実現すると、管理上、都合がよいだろう。
<第三実施形態>
第一実施形態では、操作者の手や指などが接触する部材上に、血流を測定するための血流センサを備えるポインティングデバイス(生体情報検出器18)から血流情報(生体履歴)を取得し、操作者が作業に集中しているかどうかを表す分析結果を作成することについて説明した。第三実施形態では、端末装置や操作者のメガネに視線センサを設けることにより生体履歴を取得し、操作者が作業に集中しているかどうかを表す分析結果を作成する方法について説明する。なお、第三実施形態の動作の大部分は第一実施形態の動作と共通するため、第一実施形態と異なる動作についてのみ説明し、共通の動作については説明を省略する。
図8は、ログ管理DB14の記録内容の一例を示す図である。図3を用いて既に説明したように、操作内容の欄304には、端末装置11において監視された操作内容が格納される。例えば、監視部13は、ポインティングデバイス(マウス・タッチパネル)・キーボード等の操作がない場合「操作なし」と決定する。
図9は、生体情報管理DB16の記録内容の一例を示す図である。CPU21は、生体情報検出器18のうち視線センサが取得した操作者の生体情報である視線の縦位置を示すデータを縦位置(x軸)の欄901に書き込む。CPU21は、生体情報検出器18のうち視線センサが取得した操作者の生体情報である視線の横位置を示すデータを横位置(y軸)の欄902に書き込む。CPU21は、縦位置のデータと横位置のデータとから操作者の視線の先にあるウインドウのタイトルデータを取得し、視線位置の欄903に書き込む。図9においてHH:MM:SSに取得された生体情報によれば、縦位置は、0 < x < xm/2、横位置は、ym/2 < y < ymである。なお、xmは画面の縦位置の最大値であり、ymは画面の横位置の最大値である。
図10は、表示装置22の画面と視線位置との関係を示した図である。図10によれば、表示画面1001に「見積書」を作成するためのウインドウ1002と「動画鑑賞」のためのウインドウ1003が表示されている。CPU21は、各ウインドウの座標データと、生体情報(縦位置、横位置)とを比較することで、操作者が見積書を閲覧していると判断する。
図11は、分析結果の一例を示す図である。区分の欄601には、図5のS504で決定された操作内容の区分を示す情報が格納されている。区分の欄1102には、生体履歴からCPU51が決定した区分を示す情報が格納される。集中度の欄1102には、操作履歴と生体履歴からCPU51が決定した集中度を示す情報が格納される。
集中度の判定方法としては、例えば、予めHDD55に視線情報とその区分(業務、業務外)を対応付けたテーブルを記憶しておく。例えば、テーブル内では、「見積書」と「業務」とが対応付けられており、「画面外」と「業務外」とが対応付けられている。CPU51は、そのテーブルを参照して視線位置に対応する区分を決定する。CPU51は、操作履歴における操作内容から導き出される区分(欄601)と、生体情報から導き出される区分(欄1101)が両方とも「業務」の場合、集中度が「高い」と判定する。一方、CPU51は、操作履歴と生体情報の区分が両方とも「業務外」ならば、集中度は「ゼロ」と判定する。さらに、CPU51は、操作履歴と生体情報の区分が異なるならば、集中度は「低い」と判定する。なお、この集中度判定の方法は一例であり、集中度が判定できれば、他の判定方法が採用されてもよい。

以上より、視線情報を示す生体履歴を参照することで、端末装置に表示されている複数の画面のうち操作者が実際に閲覧している画面を特定することができる。よって、操作者のより詳細な集中度を判定することができる。
例えば、集中度が「低い」と判定された場合、操作者は端末装置11のポインティングデバイス等の操作は行っていないが、端末装置11の画面を閲覧しながら思考中であると判定できる。また、この場合、生産活動はしていないと判断することも可能となる。

Claims (13)

  1. 端末装置に対する操作者の操作内容と該操作内容の取得日時とを含む操作履歴と、前記操作者についての生体情報と該生体情報の取得日時とを含む生体履歴とを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記操作履歴に含まれている前記操作内容を予め定められた複数の区分のいずれかに分類する分類手段と、
    前記分類手段によりいずれかの区分に分類された操作内容が取得された取得日時と一致する取得日時に取得された生体情報を前記生体履歴から抽出する抽出手段と、
    前記分類手段により決定された前記操作内容の区分と、前記生体情報から求められた前記操作者が所定の作業に集中していたか否かを示す集中情報とを示す分析結果を出力する分析手段と
    を備えることを特徴とする情報分析装置。
  2. 前記操作者は企業の従業員であり、
    前記操作内容の区分は、前記従業員の業務に関連した操作を示す第1区分と、前記従業員の業務に関連していない操作を示す第2区分とが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の情報分析装置。
  3. 前記操作者は役所の職員であり、
    前記操作内容の区分は、前記職員の職務に関連した操作を示す第1区分と、前記職員の職務に関連していない操作を示す第2区分とが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の情報分析装置。
  4. 前記操作者は学校の生徒であり、
    前記操作内容の区分は、前記生徒の学習に関連した操作を示す第1区分と、前記生徒の学習に関連していない操作を示す第2区分とが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の情報分析装置。
  5. 前記第1区分に分類された操作内容と、前記操作者が所定の作業に集中していなかったことを示す集中情報とを強調して表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の情報分析装置。
  6. 前記集中情報には操作者の集中度を示す情報が含まれており、
    前記情報分析装置は、
    前記第1区分に分類された操作内容に対応する前記集中情報から抽出された集中度が所定の閾値を下回っているか否かを判定する集中度判定手段と、
    前記集中情報から抽出された集中度が前記所定の閾値を下回っている状態が所定時間にわたって継続しているか否かを判定する継続判定手段と、
    前記集中情報から抽出された集中度が前記所定の閾値を下回っている状態が所定時間にわたって継続すると、予め定められたアドレスにメッセージを送信するメッセージ送信手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の情報分析装置。
  7. 端末装置に対する操作者の操作履歴と、操作履歴の区分とを対応付けたテーブルを備え、
    前記分類手段は、前記取得手段により取得された前記操作履歴に対応する区分を、前記テーブルを参照して決定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の情報分析装置。
  8. 情報分析システムであって、
    複数の端末装置と、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載の情報分析装置と
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記端末装置に対する操作者の操作内容を監視し、該操作内容と該操作内容を監視して取得した取得日時とを含む操作履歴を記録する操作履歴記録手段と、
    前記操作者についての生体情報を監視し、該生体情報と該生体情報を監視して取得した取得日時とを含む生体履歴を記録する生体履歴記録手段と
    を備えることを特徴とする情報分析システム。
  9. 前記情報分析装置が備える取得手段は、
    前記端末装置において記録された前記操作履歴および前記生体履歴を、ネットワークを通じて取得することを特徴とする請求項8に記載の情報分析システム。
  10. 前記端末装置から送信された前記操作履歴を蓄積してから前記情報分析装置へ転送する第1管理サーバと、
    前記端末装置から送信された前記生体履歴を蓄積してから前記情報分析装置へ転送する第2管理サーバと
    をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の情報分析システム。
  11. 前記情報分析装置が備える取得手段は、
    前記端末装置において記録された前記操作履歴および前記生体履歴を可搬型の記録媒体を通じて取得することを特徴とする請求項8に記載の情報分析システム。
  12. 取得手段が、端末装置に対する操作者の操作内容と該操作内容の取得日時とを含む操作履歴と、前記操作者についての生体情報と該生体情報の取得日時とを含む生体履歴とを取得する取得工程と、
    分類手段が、前記取得手段により取得された前記操作履歴に含まれている前記操作内容を予め定められた複数の区分のいずれかに分類する分類工程と、
    抽出手段が、前記分類手段によりいずれかの区分に分類された操作内容が取得された取得日時と一致する取得日時に取得された生体情報を前記生体履歴から抽出する抽出工程と、
    分析手段が、前記分類手段により決定された前記操作内容の区分と、前記生体情報から求められた前記操作者が所定の作業に集中していたか否かを示す集中情報とを示す分析結果を出力する分析工程と
    を有することを特徴とする情報分析方法。
  13. コンピュータに、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載された情報分析装置が備える各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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