JP2009031614A - 電子添削システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザがコンテンツに対して手書きによる入力を行なった場合、ユーザがコンテンツ全体に対してどのような態度で取り組んだか、また各質問や問題に対してどのような回答プロセスをどのようなタイミングで実施したかを把握することが難しいといった問題があった。
【解決手段】 電子ペンによる筆記情報から体動情報を抽出して解析する手段と、該解析手段によって得られる回答状態と、前記電子ペンによって入力された回答結果と、前記質問に対する正解情報を少なくとも表示できる表示手段を有する電子添削システムを提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電子ペンによる筆記情報から体動情報を抽出して解析する手段と、該解析手段によって得られる回答状態と、前記電子ペンによって入力された回答結果と、前記質問に対する正解情報を少なくとも表示できる表示手段を有する電子添削システムを提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は電子ペンを用いた電子添削システムに関し、更に詳しくは通信ネットワークを介して受講者と教師間で双方向に学習プロセスを交換する電子添削システムに関する。
手書きの情報を生成し、記憶する手段として、電子ペンやタブレットPCなどがある。例えば電子ペンの1種は、カメラ、メモリ、筆圧センサを内蔵しており、座標が印刷された紙に電子ペンで手書きを行なうことにより、座標の通過点及び通過時刻を認識し、同認識位置をペンの紙上での座標値として記憶し、座標値を通過した時刻を座標通過時刻として記憶する。記憶されたデータはまずは電子ペン内に格納されているメモリに格納され、さらに有線や無線などの通信手段によってサーバ、ハードディスク等のデータ記憶装置に格納される。記憶されたデータはメモリに格納されており、有線や無線などの通信手段を用いて遠隔に情報を転送できる。これによりA地点にいる受講者の回答をB地点で受け取り、B地点の教師は受講者の回答を採点して採点結果をA地点に送ることが可能である。 電子ペンを利用したシステムとして、特許文献1には、採点記号のストロークを採点システムに入力して、自動的に採点結果を収録する採点システムが提案されている。また、特許文献2には、手書きデータを書き順判定プログラムに入力して演算処理を行なうことにより書き順の学習を支援するシステムが提案されている。
電子ペンを使った場合の学習プロセス(受講者がどの問題や質問に時間を要したか、どの順番で回答したか、1題の回答に要した時間がいくらか、文字をどの筆順で書いたか)を抽出するには、従来技術では、コンテンツ側で各質問・問題に対する回答位置を指定する領域情報を用いて抽出していた。しかし、この方法では採点者が、各質問・問題の回答過程において、受講者がどのような筆圧、速度、加速度で回答した時に正解率が最大になるのかを把握することはできず、必ずしも適切な指導が出来ているとはいえなかった。
さらに、コンテンツ全体に対してユーザがどのようにアクセスしたか(最初はじっくり回答し、最後の方は質問・問題も読まずに書いた、チェックだけした等)を把握することは難しかった。また、従来技術では受講者と教師間でピンポン型のメッセージがやり取りされるために採点結果の取得に時間がかかったり、教師が同時に一人の受講者しか指導できないために学習効率が悪かったりする、といった問題があった。
さらに、コンテンツ全体に対してユーザがどのようにアクセスしたか(最初はじっくり回答し、最後の方は質問・問題も読まずに書いた、チェックだけした等)を把握することは難しかった。また、従来技術では受講者と教師間でピンポン型のメッセージがやり取りされるために採点結果の取得に時間がかかったり、教師が同時に一人の受講者しか指導できないために学習効率が悪かったりする、といった問題があった。
本発明の目的は通信ネットワークを利用した効率的なコンテンツ評価或いはユーザ評価を実現するために、手書きプロセスを利用した回答状況データを提供し、各質問や問題へのユーザのアクセスパタン(回答プロセス)と最終回答および正解との相関情報を提供し、コンテンツに対するユーザアクセス傾向や個々のユーザの回答意図、癖等の生理情報をコンテンツ提供者に提供することにある。また、手書きを実施したユーザに回答状況をフィードバックすることによって、ユーザへの意識付けを行い、ユーザとコンテンツ提供サービスとのアクセシビリティを高くするサービスを提供するものである。また学習効果を引き出し受講者の意欲を向上させる双方向電子添削システムを提供するものである。
上記の目的を達成するため、本発明の電子添削システムでは、電子ペンにより入力される情報を用いて質問に対する回答状態を抽出する電子添削システムにおいて、前記電子ペンによる筆記情報を生成する手書き情報入力手段と、前記手書き情報入力手段による入力によって得られる手書き位置を示す座標情報および該座標位置を通過した時刻を記憶する記憶手段と、前記筆記情報から体動情報を抽出して解析する手段と、該解析手段によって得られた体動情報などの回答状態と最終的な回答結果を表示する手段を有することを特徴とする。
受講者が入力した筆記情報から体動情報を求め、当該体動情報と採点結果を相関した表示を行うことで、受講者に適した学習プロセスを抽出し、効果的な指導を提供することができる。
また、コンテンツを評価する立場の者は、ユーザがコンテンツに対して入力した手書き情報から求められたコンテンツ全体或いは個々の質問・問題に対する回答プロセス・状態と正答率との相関を示した表示画面を確認することにより、手書きを行なったユーザの回答意図を推定し、さらに同回答意図に基づいてユーザに適した情報や効果的な指導を提供したり、コンテンツに対する全ユーザの回答傾向をより精緻に推定したりすることができるようになる。また、ユーザ自身にとっても、自らがどのようにコンテンツ全体に対してアクセスしたか、また各質問・問題に対して対応したかといったプロセスをフィードバックされることにより、自分個人の状態を理解できる。さらには全ユーザのコンテンツ全体へのアクセス傾向や各質問・問題に対する回答プロセスの傾向も見ることができるため、自分の傾向を全体の傾向と比較することもできるようになり、コンテンツ利用におけるモティベーションが高まる。
図1は、本発明の使用形態を示す電子添削システムの構成図である。受講者150の属するサイト110、受講者155の属するサイト115、及び教師160の属するサイト120は、インターネット100を介して学習センタ130と通信を行なう。学習センタ130は、受講者150、155と教師160の添削プロセスを記憶するデータベース190と接続される。受講者150,155は、電子ペン170を利用して、電子ペン対応用紙180に答えを書き込む。電子ペン対応要旨は座標が印刷された紙が好ましい。本例ではこの電子ペン対応用紙180について、アノト(登録商標)方式を利用する。電子ペン170は受講者150、155の筆記時間、筆記座標、筆圧などの情報を、毎秒50から70回の割合で測定する機能を有する。この測定データを逐次インターネット100を介して学習センタ130並びに教師160の端末へ配信する。サイト110、115、120には、受講者150、155、160の筆記プロセスを表示する画面140が属している。例えば、受講者150が電子ペン170を用いて回答を記入すると、その筆跡(電子ペンの軌跡)が逐次受講者115と教師160の端末画面140に表示される。これにより、教師はインターネットを利用した双方向添削システムを利用することにより、一度に同時に多数の受講者に指導を行うことができ、添削コストの低減と学習効率の向上が実現できる。さらに、教師は受講者の診断テストを統計的に解析することにより、受講者に対して、適切な運動プログラムや健康改善プログラムを提供することができる。
図15は、図1の電子ペン170の機能プロック図、および受講者150、155と教師160が利用する端末の機能ブロック図を示したものである。電子ペン1500は、筆記部1505、制御部1510、記憶部1515、センサ部1520、送信部1525、および表示部1530から構成される。筆記部1505は、通常の手書き手段により電子ペン専用の用紙へ情報を記録する部分である。筆記用具としてはボールペンやシャープペンシルなどを用いることができる。制御部1510は、中央演算装置CPUや数値論理ユニットALUなどから構成され、筆記部1505からのデータ処理や記憶部1515、センサ部1520、表示部1530との間のタイミング制御などを行なう。記憶部1515は、筆記情報を記憶する部分であり、各文字を構成するドット単位に、入力時刻、座標、筆圧などの数値をメモリに確保する。センサ部1520は、筆跡の座標を記録するカメラ、ペンの加速度をモニターする加速度センサ、ペンの傾きを計測するジャイロ、筆圧を測定する圧力センサなどから構成される。送信部1525は、記憶部1515に保存されたデータを端末に送信する部分であり、BluetoothやWi−Fiなどの無線リンク技術を利用した回路より構成される。表示部1530は、電子ペンのアラーム部であり、バッテリーなどの容量が低下した場合は、振動などで使用者に警告を出す。
一方、端末1535は、解析部1540、受信部1545、記憶部1550、表示部1555、制御部1560、入出力部1565から構成される。解析部1540は、電子ペン1500からの時系列データを利用して、電子ペン専用用紙上でのペンの絶対座標や筆記速度、筆記加速度、筆圧などを計算する部分である。解析部1540は、数値処理プロセッサとキャッシュメモリから構成される。例えば異なる時刻の時系列成分の差を計算することにより筆記速度を計算する。また異なる時刻の筆記速度の差より筆記加速度を計算する。さらに時系列データに行列演算を施すことにより筆記時の電子ペン1500の震え、すなわち周波数の度数分布を計算する。受信部1545は、電子ペン1500の送信部1525より、筆跡情報に関するデータを受信する部分である。送信部1525と同じく無線回路から構成される。記憶部1550は、受信部1545からのデータをメモリに保存する。また記憶部1550には、電子ペン1500を利用した受講者のIDに対応して、教師の採点データも確保されている。表示部1555は、解析部1540で得られた結果を画面140に表示する部分であり、文字の軌跡を表示したり、X軸に第1パラメータ(時刻、書くスピードなど)とY軸に第2パラメータ(加速度、正答率など)を組合せて表示したりすることが可能である。制御部1560は、中央演算装置CPUや数値論理ユニットALUなどから構成され、解析部1540、記憶部1550、および表示部1555間の信号制御を行なう。入出力部1565は、インターネット100とのインタフェース部であり、TCP/IP通信を行なうための半導体回路から構成される。
図16は、電子ペン170で使用するコンテンツの一例である。このコンテンツシート1600は、アノト方式に基づき座標が配置された用紙の上に、所望のアンケートを重ねて印刷したものである。参加者は、このコンテンツシート1600を受取り、電子ペンを用いて回答を記入する。図16では、「サービス業」「男性」「40代」のところに回答(レ点)が見られる。そしてこの回答の筆記記録は全て電子ペンに保存されている。
図17から図20には、図15の解析部1540と表示部1555を利用して、画面140に筆跡や筆圧、および筆記した時の速さや加速度を解析した例を示す。図17の解析画面1700には電子ペンのデータから計算した筆跡を示す。横軸はペンのx座標であり、縦軸はペンのy座標である。図16の手書きの筆跡との類似度が良く表現されている。図18の解析画面1800には位置と筆圧の時間変化を示す。横軸はドットの計測時刻であり、縦軸はドットのx,y座標および圧力である。図19の解析画面1900には書く速さの時間変化を示す。横軸はドットの計測時刻であり、縦軸は、x方向とy方向の速さである。ここでx方向の速さは、時刻tでの位置をx(t)、時刻t+Δtでの位置をx(t+Δt)とすると、(x(t+Δt)−x(t))/Δtから計算できる。y方向の速さも同様である。図20の解析画面2000には、ペンの加速度の時間変化を示す。横軸はドットの計測時刻であり、縦軸は、x方向とy方向の加速度である。ここでx方向の加速度は、時刻tでの早さをv(t)、時刻t+Δtでの速さをv(t+Δt)とすると、(v(t+Δt)−v(t))/Δtから計算できる。y方向の加速度も同様に計算できる。
一方、教師160は、受講者150が図6のコンテンツに記入した回答を、画面140を見ながら電子ペン170を用いて採点する。そしてこの採点結果を、受信部1545を経由して記憶部1550に保存する。従って、情報端末1535は、解析部1540で得られた体動情報と記憶部1550に記憶されている採点情報を利用して、2つの情報に含まれる相関関係を自動的に画面に表示することができる。例えば体動情報の一部である筆記加速度を横軸にとり、採点情報の一部である正答率を縦軸にとることにより、加速度と正答率の関係を示す山型の特性を表示することが可能である。教師160はこの特性を観察して、正答率が最大となるような学習プロセスを受講者150に提供する。
図21は、本発明の使用形態を示す電子添削システムの構成図の例である。ここでは、データの収集及び解析を行なうサーバ2101、受講者用PC2102、コンテンツのユーザ反応傾向を評価するコンテンツ評価者あるいはユーザのアクセス状態をチェックするユーザ評価者用PC2103、データ解析結果やコンテンツ等を蓄積しておくハードディスク2104がある。ここで教育コンテンツを対象とすると、ユーザは教育を受ける受講者と位置付けられ、またコンテンツ評価者或いはユーザ評価者は教師と位置付けられる。サーバ2101は、受講者用PC2102や教師用PC2103とインターネット2104を介して接続され、通信を行なう。受講者は、電子ペン2105を利用して、電子ペン対応用紙2106に答えを書き込む。本例ではこの電子ペン対応用紙2106を、アノト(登録商標)方式を利用して作成した。電子ペン2105には受講者PC2102を利用する受講者の筆記運動によって得られる筆記時間、筆記座標、筆圧などの情報を、毎秒50から70回の割合で測定する機能がある。この測定データを逐次インターネット2104を介してサーバ2101に送信する。一方、教師用PC2103には、デジタルペン筆記データの解析結果等を表示する画面がある。例えば、受講者が電子ペン2105を用いてある質問・問題等について回答を記入すると、教師のPC2103に付随する画面に、サーバで解析され、抽出された回答状態が表示される。
図22は、電子ペン2105で使用するコンテンツの一例である。このコンテンツシートである回答用紙2200は、アノト方式に基づき座標が配置された用紙の上に、複数の問題を印刷したものである。受講者は、この回答用紙2200を直接受け取るか、或いは記入場所にてプリントアウトするなどし、電子ペン2105を用いて回答を記入する。図22は、「式領域2201」「解答領域2202」のところに回答を記入する例を示している。この用紙に対する回答の筆記記録は電子ペン2105に保存されている。回答用紙の情報には、問題2003のコンテンツデータ、式記入エリアである「式領域2201」の座標値および解答記入エリアの領域を示す「解答領域2202」の座標値を格納する。ここで各式領域2201や解答領域2202は問題番号からのツリー構造になっており、例えば、q[i][j][k]の形式で記録されている。ここでiは問題番号、j=0は式、j=1は解答、k=0はx起点座標値、k=1はy起点座標値、k=2はx長、k=3はy長である。
受講者は図23に示すようなフローS2301〜S2305、S2311〜S2316、S2340、T701〜T708を用いて回答を行なう。受講者が回答を行なった後、各領域中への記入状況(各領域内で記載された点列情報)の位置と格納している「式領域」「解答領域」q[i][j][k]で示される領域との比較を行ない、各点に対する領域(=問題番号・式・解答))フラグを付与する。さらに、同フラグ情報から、どの問題から着手したか、どの問題に何回トライしたか、を抽出する。また、各領域内での点列表記加速度を点列表記時刻から計算し、問題単位の加速度を求める。点間加速度の求め方は、例えば、点(x0,y0,t0)と点(x1,y1,t1)間において、点列間の速度を、
によって求める。次に、点列が時系列に連続している箇所を1セットとし、その間の平均速度を計算する。さらに、複数のセットの速度に関して加速度計算を行なうことにより、「式領域」「解答領域」における加速度遷移を出力する。また、問題毎の平均加速度の遷移によってコンテンツ全体に対して回答を行なうに当たっての加速度状態を抽出する。
図24にこれらのデータを格納するデータベース2400の一例を示す。評価者は、同データベースの値を用いて複数ユーザの情報の比較(問題毎、コンテンツ全体)を行ない、回答傾向を抽出し、比較表示する。また、個人内の状態については、日を変えて同じコンテンツへの入力を行ない、問題毎、コンテンツ全体に対する回答傾向を抽出する。また、別コンテンツで、日毎のペン圧力、筆記速度を計測し、モティベーションを推定し、状態表示する。さらに評価者は画面に表示された加速度と正答率のグラフを観察して、学習効果が最大となる添削指導を提供することが可能である。またPC2103に、体動情報の一部の成分(例えば加速度)と採点情報の一部の成分(例えば正答率)のグラフから診断結果を計算するプログラムを追加することにより、ユーザに対して自動的に添削指導を提供することも可能である。
図2の画面200は、図1の画面140の表示の一例である。画面200の左側画面210には受講者150の電子ペン170の軌跡、画面200の右下画面220には受講者155の電子ペン170の軌跡が、また画面200の右上画面230には教師160の電子ペン170の軌跡が表示されている。ここで画面上の文字は、全て電子ペン170の動きと同期しており、具体的には、電子ペン170の送信部1525から筆記情報が端末140に送られ、前記端末の表示部1555で電子ペン170の時刻ごとの軌跡を表示している。教師160は、教師側の端末140に表示された受講者150または155が入力した電子ペン170の軌跡を観察して、受講者側の端末140と教師側の端末140に評価結果を表示することにより添削指導を行う。例えば、「右側通行」という漢字を書かせた場合に、受講者100が、
に示すように回答を記入した場合、(1)と(2)の書き順が間違っているので、教師160は、
に示すように正しい書き順を表示画面200上に示して添削することができる。またこの添削プロセスは、受講者115も同時に見ることが可能である。
さらに算数の一例として、「(3x2)÷(4x3)」の問に対して、受講者100が、
に示したように回答したとする。この場合、答えは合っているものの、教師160は、約分の指導を行いたいので、表示画面200の上で、
に示したような回答を示す。ここで受講者100または115は、分子の3と分母の3を約分して各々1と1にすること、次に分子の2と分母の4を約分して各々1と2にすることを、画面上で見ることにより学習することができる。
図3に学習プロセスのフローを示す。始めに教師160によりアノト方式に対応した教材が作成され(S301)、この教材は電子ペン170を利用して受講者側と教師側の端末140に表示される(T301)。次に受講者150は、端末140の表示手段に表示される教材の内容を確認する(S302)。引き続き教師160は電子ペン160を用いて教材に添削開始(S303)の指示を書き込む。受講者150はこの指示を見て学習を開始する(S304)。受講者150が電子ペン170を利用して入力した軌跡は、電子ペン170の送信手段および端末の受信手段と表示手段を用いて、時々刻々と受講者側と教師側の端末に表示されている教材の上に重ねて表示される。さらにここで端末の解析手段を用いると、筆記速度や加速度などの体動情報も同時に表示することが可能である。教師160は画面に表示された軌跡と体動情報を常に観察して受講者150の筆記の状態を観察する(S305)。ステップi(S306)では、電子ペン170に記録された筆跡情報(T302)が教師側の端末に送られる。教師160は画面140上で受講者150の書いた軌跡を確認し、間違えのある場合には、電子ペン170を用いて画面に表示された教材上で修正する(T303)。受講者150は、教師160の修正結果を画面上で確認してから、自分の回答を、電子ペン170を用いて書き込む(T304)。この書き込まれた情報は、再度教師側の端末に送られ、教師160は、採点結果を、電子ペン170を利用して受講者150に送信する(T305)。この後、ステップj(S307)でもステップi(S306)と同様の学習プロセスで筆記情報および採点に関する情報が交換される。最後に教師160は、各ステップで指導した学習プロセスの集計を行う(S308)。そして、集計結果はデータベース190に格納(T306)される。データベース190からはACK(T307)信号を受信する。この後、教師160は添削を終了し(S309)、受講者150も学習を終了(S310)する。
図4にデータベース190に格納するデータの一例を示す。テーブル400は、受講者情報、添削日時、教材番号、ステップiの得点、ステップiの学習プロセスのエントリーを持つ。ステップiの学習プロセスは、
の関数で表され、第1引数は受講者名、第2引数は添削日時、第3引数は教材番号である。第4引数は、ステップiでの添削プロセスを全て記述した手続き関数であり、具体的には一文字ごとの筆順などの位置情報がテキスト形式で記述されている。この第4引数の内容を統計的に処理することにより、受講者ごとに間違いやすい問題を作成することが可能である。
尚、図1から図3の添削プロセスにおいて、教師160は画面140上で受講者150、155の回答を正すばかりではなく、文字を丁寧に書けた場合や、全問正解の場合には、「大変上手に書けました」「良く頑張りました」などのメッセージを電子ペン170を利用して、画面に表示された教材に書き込むことより、受講者150,155の意欲を高めることができる。
図5の使用形態では、サイト510,515,520がインターネット500を介して学習センタ530に接続される。また学習センタ530にはデータベース540が接続される。サイト510には複数の受講者561、562、563が同席し、教師570と共通の画面550を見ている。受講者561、562、563は、電子ペン180を用いて電子ペン専用回答用紙585に答えを記入する。電子ペン580で測定されたデータは、ブルートゥースなどの無線技術を利用して、同一サイト内のアンテナ590と通信装置595間に転送される。これにより受講者561、562、563の記入した回答は、逐次画面550上に表示される。図5では受講者561が記入した「山」、受講者562が記入した「川」、受講者563が記入した「人」の漢字の例を示した。画面550に表示された漢字のトメ、ハネ(破線の丸で囲ったところ)は正しくないので、サイト520にいる教師570は、共通の画面550を利用して、漢字のトメ、ハネを修正することが可能である。
図6は、図1の電子添削プロセスをオフラインで行なう場合の使用形態である。
まず始めに教師160により、漢字の書き順に関する教材が端末に表示される(S601)。受講者150は端末上で教材を確認する(S602)。次に教師160は学習開始の指示を、電子ペン170を用いて画面上に書き込む(S603)。受講者150は書き込まれた指示を読み、学習を開始する(S604)。ここまでのメッセージの交換はT601〜T603で行なわれる。次に電子ペン170に記録された筆記情報および採点プロセスに関する情報は、T604〜T608で交換される。ステップiが終了(S605)すると、筆記情報は教師の端末に表示され、教師160は軌跡などの情報から学習プロセスを診断する(S606)。例えば表示された漢字の軌跡から、図5の画面550に示すようなトメ、ハネの間違いがある場合には、教師160は電子ペン170を利用して、画面上で筆記情報の修正を行なう。修正された筆記情報は、受講者150の画面で表示され、受講者150は電子ペン170を利用して間違いを修正する(S607)。正しい筆記情報は教師側の端末へ送信され、教師は端末で回答を確認し(S608)、合格したサインを教材に書き込む。このサインを見てステップiの学習が完了する(S609)。全ての学習ステップが終了した後に、教師160は学習プロセスの集計を行なう(S610)。そして集計された結果はデータベース190に格納される(T609)。正常に格納された場合には、データベース190からACK信号を受信する(T610)。この後、教師160は学習の終了指示を行い(S611)、メッセージを送信する(T611)。この指示を受けて、受講者150は学習を終了する(S612)。尚、データベース190に格納されたデータは、次回教師160が受講者150の指導を行うときに使用することが可能である。
まず始めに教師160により、漢字の書き順に関する教材が端末に表示される(S601)。受講者150は端末上で教材を確認する(S602)。次に教師160は学習開始の指示を、電子ペン170を用いて画面上に書き込む(S603)。受講者150は書き込まれた指示を読み、学習を開始する(S604)。ここまでのメッセージの交換はT601〜T603で行なわれる。次に電子ペン170に記録された筆記情報および採点プロセスに関する情報は、T604〜T608で交換される。ステップiが終了(S605)すると、筆記情報は教師の端末に表示され、教師160は軌跡などの情報から学習プロセスを診断する(S606)。例えば表示された漢字の軌跡から、図5の画面550に示すようなトメ、ハネの間違いがある場合には、教師160は電子ペン170を利用して、画面上で筆記情報の修正を行なう。修正された筆記情報は、受講者150の画面で表示され、受講者150は電子ペン170を利用して間違いを修正する(S607)。正しい筆記情報は教師側の端末へ送信され、教師は端末で回答を確認し(S608)、合格したサインを教材に書き込む。このサインを見てステップiの学習が完了する(S609)。全ての学習ステップが終了した後に、教師160は学習プロセスの集計を行なう(S610)。そして集計された結果はデータベース190に格納される(T609)。正常に格納された場合には、データベース190からACK信号を受信する(T610)。この後、教師160は学習の終了指示を行い(S611)、メッセージを送信する(T611)。この指示を受けて、受講者150は学習を終了する(S612)。尚、データベース190に格納されたデータは、次回教師160が受講者150の指導を行うときに使用することが可能である。
図7に他の実施例を示す。本例は、学習プロセスの経過を電子ペンと生体機能計測装置を用いて測定し、自律神経の活動パターンと正答率から、受講者にとって学習効果が最大となるプロセスを計測し記録する方法一例である。図7において、受講者740が働いているオフィス710、711、712、及び教師750が働いているオフィス720は、インターネット700を介して学習センタ760と通信を行なう。学習センタ760は、受講者740と教師750の添削プロセスを記憶するデータベース770と接続される。受講者740は、電子ペン780を利用して、電子ペン対応用紙785に答えを書き込む。同時に受講者740は、生体機能計測装置790と結ばれ、呼吸や脈拍、及び局所的な血液量の変化を測定する。生体機能計測装置790は送信機795と接続されており、リアルタイムで生体信号を送信機795へ転送する。また送信機795は、電子ペン780から、BluetoothやWi−Fiなどの無線通信手段を用いて、筆記情報をリアルタイムに受信する。そして送信機795は、筆記情報と生体情報をまとめてインターネット700に配信する。サイト720には教師750が観察および評価に用いる解析画面730が属する。この解析画面730は教師750が利用する端末の表示機能として提供される。
図8に解析画面の一例を示す。画面800には、受講者740が同一問題を異なる時間で回答した場合の、書くスピードと正答率の結果を示す。また頭頂部から見た血流量の変化を重ねて表示できる。これにより教師750は、書くスピードが遅い場合には正答率が高く左側側頭葉が働いており、書くスピードが早い場合には正答率が低く前頭葉が働いていることがわかる。
図9はデータベース770に格納するテーブルの一例である。テーブル900には、受講者の氏名、書くスピード、脈拍、活動箇所、正答率のエントリーがある。これらのデータは端末の表示画面に表示することも可能であり、教師750は、受講者ごとに、書くスピードのデータ、脈拍のデータ、活動箇所のデータを正答率と関連付けて学習効果を把握できる。また端末730に、体動情報の成分と、生体機能計測の成分から相関係数を算出するプログラムを導入することにより、自動的に学習効果の計測を行なうことも可能である。また、次回の教材呈示の際には、図8の画面を被験者に見せながら測定することにより、被験者740は視覚から活動箇所のフィードバックを得ることができ、正答率が高くなるように書くスピードをコントロールすることができる。
図10に本発明の他の実施例を示す。本例は電子ペンを利用した事業モデルの一例である。電子ペン供給者1000は、電子ペンの製造社より電子ペンの製造権を受けて電子ペンの製造ならびに販売を行なう。電子ペンソリューション提供者1010は、電子ペン供給者1000と契約(K1000)を結び、電子ペンを購入する。さらに電子ペンの製造社より印刷権を受けてデータベース格納に必要なソフトウエアを販売する。教材提供者1020は電子ペンソリューション提供者1010と契約(K1010)を結び、ソリューションを購入する。教材提供者1020は受講者1030と契約(K1020)を結び、受講者1030に教材と電子添削による学習を供給する。電子ペンソリューション提供者1010と教材提供者1020は各々人材を学習センタ1040に派遣(H1000、H1010)し、電子添削の支援を行なう。受講者1030は電子ペンを利用して学習を行い、電子ペンのデータはインターネット1060を介して学習センタ1040に送られる。受講者1030と教師の間で取り交わされた添削プロセスは図3または図6のフローに従ってデータベース1050に格納される。また電子ペンには書いた文字数やストロークに応じた情報量が記録されているので、この情報量に比例した使用料を受講者1030から徴収し、電子ペンソリューション提供者1010と教材提供者1020に分配することが可能である。
尚、電子ペンソリューション提供者1010は、教材提供者1020および学習センタ1040から支払い(P1010、P1040)を受け、電子ペン供給者1000に支払い(P1000)を行なう。また、教材提供者1020は、受講者1030および学習センタ1040より支払い(P1020、P1030)を受け、電子ペンソリューション提供者1010に支払い(P1010)を行なう。
図11に本発明の他の実施例を示す。本例は、図1において教師と受講者の関係を医師と被験者に置き換え、被験者の筆跡データより医師が被験者の認知度程度を判定する方法を提供する。図11において、被験者1150、1155は保健所1110や病院の検査室1115で検査を受けており、医師1160は病院の診察室1120で遠隔診断を行なっている。ここで保健所1110、検査室1115、および診察室1120は、インターネット1100を介して健康センタ1130とデータベース1140に接続されている。医師1160は、画面1170に表示された被験者の筆跡を見て認知度の判定を行なう。被験者1150、1155は、電子ペン1180を用いて、電子ペン対応用紙1190に印刷された認知度判定テストへの回答を記入する。被験者1150、1155の筆跡情報(ドットの時刻と座標)は全て時系列データとして電子ペン1180に記録され、医師1160の利用する端末へ転送される。
図12に、認知度判定テストの一例を示す。問1は問診票であり、医師1160は、正解、不正解を、画面1170上で判定する。問2は図形模写であり、医師1160は、3次元の形状を正しく写せたか、または、変形した箇所は何箇所かなどを、画面1170上で判定する。問3は、一般にギブソンメイズ、または、フロスティッグ検査で用いられているテストの一例であり、被験者1150、1155は、線と線の間を通るように線を書く。この時、線と線の間にある黒い点にぶつからないように、できるだけ早く線を書くのが課題である。医師1160は、画面1170上で、被験者1150、1155が描く線の正確さと速さを測定する。
図13は、被験者1150、1155の測定結果の一例である。テーブル1130には、問題番号、所要時間、正確さ、ペン圧、震え、判定の6つのエントリーを持つ。ここで所要時間とペン圧と震えは電子ペンの筆記情報から計算できる。また正確さは、図12の問3で黒い点に接触した回数から計算できる。医師1160は、テーブル1130のデータを見て、被験者の認知度合いを判定する。例えば、問題1では正確さが90%で震えがないのでAと判定でき、問題2では正確さが20%で震えもあるのでB−と判定する。また問題3では正確さが30%で、ペン圧も強く、震えも観察されるのでC+と判定する。医師1160は、問題ごとの判定を総合的に評価することにより、被験者の認知度合いを診断することが可能である。
次に図14を用いて本システムの解析フローを示す。ここでシステムへの入力は、被験者1150または1155の筆跡情報であり、システムの出力は医師1160の診断結果である。始めに、医師1160は診断を開始(S1400)するに先立ち、図12に示した認知度判定テストを作成し、この問題をアノト方式に対応した印刷機で印刷する。次にドットパターン上に印刷された認知度判定テスト1190を被験者1150または1155に手渡して診断を開始する(S1410)。被験者1150または1155は電子ペン1180を用いて認知度判定テスト1190に回答を書き込む。書き込まれた筆跡情報は電子ペン1180に記録され、記録されたデータはインターネット1100を介して医師側の端末1170に送られる(S1420)。次に、医師側の端末1170にある解析部1540と表示部1555の機能を利用して、医師側の画面1170に筆跡情報から算出した体動情報を表示する(S1430)。本例では体動情報として電子ペン1180の周波数応答(震えの情報)を表示した。医師1160は画面1170のグラフを観察して被験者1150または1155の認知度の診断を行なう(S1440)。診断結果は医師1160によって認知度判定テスト1190の所見欄に電子ペン1180で記録され、この記録はデータベース1140に保管される(S1450)。そして一連の診断プロセスを終了する(S1460)。
100,500,700,1060,1100・・・インターネット、
110,115、120、510、515、520,710,711,712,720,1110,1115、1120・・・サイト、
130、530、760、1040、1130・・・学習センタ、
140、200、210、220、230、550、730、800、1170・・・画面、
150、155、561〜563、740〜742、・・・受講者、
1150、1155・・・被験者、
160、570、750、2330・・・教師、1160・・・医師、
170、580、780、1180、1500、2105・・・電子ペン、
180、585、785、1190、1195、1200・・・電子ペン用紙、
190、540、770、1050、1140、2320、2400・・・データベース、
S301〜S310、S601〜S612、S1400〜S1460、S2301〜S2305、S2311〜S2316、S2340・・・処理、
T301〜T307、T601〜T611、K1000〜K1020、P1000〜P1040、H1000〜H1010、T701〜T708・・・メッセージ、
400、900、1130・・・テーブル、
590・・・アンテナ、595・・・装置、
790・・・生体計測装置、795・・・送信機、
1000、1010、1020、1030、1040・・・事業体、
1505、1510、1515、1520、1525、1530、1540、1545、1550、1555、1560、1565・・・機能ブロック、
1535、2102、2103・・・端末、
1600、2200、2201、2202、2203、・・・コンテンツシート、
1700、1800、1900、2000・・・解析画面
2101・・・サーバ、2104・・・ハードディスク。
110,115、120、510、515、520,710,711,712,720,1110,1115、1120・・・サイト、
130、530、760、1040、1130・・・学習センタ、
140、200、210、220、230、550、730、800、1170・・・画面、
150、155、561〜563、740〜742、・・・受講者、
1150、1155・・・被験者、
160、570、750、2330・・・教師、1160・・・医師、
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S301〜S310、S601〜S612、S1400〜S1460、S2301〜S2305、S2311〜S2316、S2340・・・処理、
T301〜T307、T601〜T611、K1000〜K1020、P1000〜P1040、H1000〜H1010、T701〜T708・・・メッセージ、
400、900、1130・・・テーブル、
590・・・アンテナ、595・・・装置、
790・・・生体計測装置、795・・・送信機、
1000、1010、1020、1030、1040・・・事業体、
1505、1510、1515、1520、1525、1530、1540、1545、1550、1555、1560、1565・・・機能ブロック、
1535、2102、2103・・・端末、
1600、2200、2201、2202、2203、・・・コンテンツシート、
1700、1800、1900、2000・・・解析画面
2101・・・サーバ、2104・・・ハードディスク。
Claims (10)
- 電子ペンにより入力される筆記情報から一つ以上の設問からなる質問に対する回答状態を抽出する電子添削システムにおいて、
前記電子ペンによる筆記情報を生成する手書き情報入力手段と、前記手書き情報入力手段において入力された手書きによって得られる手書き位置を示す座標情報および該座標位置を通過した時刻を記憶する記憶手段と、
前記筆記情報から体動情報を抽出して解析する手段と、該解析手段によって得られる回答状態と、前記電子ペンによって入力された回答結果と、前記質問に対する正解情報を少なくとも表示できる表示手段を有することを特徴とする電子添削システム。 - 請求項1に記載の電子添削システムにおいて、
前記電子ペンの動き加速度を計算し、前記質問に対する回答における加速度や、設問全てを回答するに当たっての加速度を求める手段を有し、
前記記憶手段は前記加速度を情報として記憶できることを特徴とする電子添削システム。 - 請求項1または2に記載の電子添削システムにおいて、
前記記憶手段は、前記質問に対する複数の回答者からの前記手書き情報入力手段において入力された手書きによって得られる手書き位置を示す座標情報、該座標位置を通過した時刻、前記質問に対する加速度及び前記設問全てを回答するに当たっての加速度を記憶可能であることを特徴とする電子添削システム。 - 請求項1から3のいずれかに記載の電子添削システムにおいて、
前記記憶手段に格納された加速度の情報を比較する手段を有することを特徴とする電子添削システム。 - 少なくとも2つ以上の電子ペンと情報端末を備えた電子添削システムにおいて、
前記電子ペンは、夫々、手書き入力を行なう筆記手段と、前記筆記手段において入力された筆記情報を記憶する手段と、前記記憶手段により格納された筆記情報を前記情報端末へ送信する手段を有し、
前記情報端末は、前記電子ペンの夫々から筆記情報を受信する手段と、
第一の電子ペンによる筆記情報を記憶し、前記第一の電子ペンによる筆記情報に基づき、第二の電子ペンによる前記筆記情報に対する採点情報を該第二の電子ペンより受信して記憶する手段と、
前記筆記情報から体動情報を抽出し、前記体動情報と前記採点情報との相関関係を解析する解析手段と、
前記解析手段により得られた解析結果を表示する手段とを有することを特徴とする電子添削システム。 - 請求項5に記載の電子添削システムにおいて、
前記解析手段は、前記第一の電子ペンによる筆記情報から、前記第一の電子ペンの座標情報1と2を抽出し、前記座標情報1と2からペンの速度1と2を算出し、前記ペンの速度1と2からペンの加速度1と2を算出し、
前記表示手段によって前記第一の電子ペンの加速度1と2と第一の電子ペンによる描画時刻または第一の電子ペンの筆圧情報とを2次元的に組み合わせて表示することを特徴とする表示方法。 - 請求項1または5に記載の電子添削システムにおいて、
前記電子ペンはセンサ部を備え、
前記電子ペンによるの入力位置を測定するカメラと、
前記電子ペンの加速度を測定する加速度センサと、
前記電子ペンの傾きを測定するジャイロスコープと、
前記電子ペンによる筆圧を測定する圧力センサを有することを特徴とする電子添削システム。 - 請求項1または5に記載電子添削システムにおいて、
前記体動情報は、前記電子ペンによる筆記速度、筆記加速度、筆記振動数のいずれかを含むことを特徴とする電子添削システム。 - 請求項1に記載の電子添削システムにおいて、
前記電子ペンを操作する利用者の呼吸、脈拍、局所的な血液量の変化の少なくともいずれの生体情報を測定できる生体機能計測装置を有することを特徴とする電子添削システム。 - 請求項9に記載の電子添削システムにおいて、
前記解析手段は、前記生体情報と前記体動情報から相関係数を算出する手段を有することを特徴とする電子添削システム。
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