JP2003098913A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003098913A
JP2003098913A JP2001294605A JP2001294605A JP2003098913A JP 2003098913 A JP2003098913 A JP 2003098913A JP 2001294605 A JP2001294605 A JP 2001294605A JP 2001294605 A JP2001294605 A JP 2001294605A JP 2003098913 A JP2003098913 A JP 2003098913A
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high voltage
image forming
forming apparatus
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JP2001294605A
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Terushi Isobe
昭史 磯部
Atsushi Takahashi
厚 高橋
Kazumichi Yamauchi
一道 山内
Tokuo Shiroichi
徳男 城市
Yoshifumi Sasamoto
能史 笹本
Yoshiteru Katayama
善輝 片山
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異常放電検知の感度を適正な状態とすると共
に、開発時の工数を低減する。 【解決手段】高圧電源95から、画像形成に用いる高電
圧HVと高電圧HVでの異常放電を示す異常放電検知信
号ESを出力する。制御部91では、高圧電源95から
の異常放電検知信号ESを監視して異常放電の発生を検
知する。この異常放電検知信号ESを監視する時間間隔
や異常発生の連続検出回数を変更することで、異常放電
検知の感度を可変可能とすると共に、少なくとも異常放
電検知の最低感度を制限する。異常発生と検知したとき
には、高電圧の出力を停止させて再出力するリトライ動
作を行う。このリトライ動作回数も可変可能とすると共
に、リトライ動作回数の上限を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置、例えば電子写真方
式によって画像形成を行う複写機等では、画像形成のた
めの帯電や現像,転写,分離等を行う際に必要とされる
複数の高電圧を高圧電源から供給すると共に、高圧電源
の出力を制御部側から制御することが行われている。
【0003】このような画像形成装置では、高電圧を用
いることから異常放電等を生じる場合があり、異常放電
が生じたときには高圧電源から異常放電検知信号が出力
されると共に、制御部では異常放電検知信号の読み込み
を例えば所定時間間隔で複数回行い、異常放電検知信号
が所定回数読み込まれたときに異常発生と判別してリト
ライ動作、すなわち異常の発生した高電圧の出力を停止
させてから出力を再開させる処理が行われている。さら
に、リトライ動作を規定回数だけ行っても異常発生と判
別された場合、画像形成装置での障害発生と判断してサ
ービス要求等が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
画像形成装置では、異常放電検知信号の読み込み間隔が
所定時間間隔で固定されていると共に、リトライ動作を
行う際の異常放電検知信号の読み込み回数も固定されて
おり、異常放電検知の感度が一定に設定されていた。こ
のため、画像形成装置の使用環境によっては、画像形成
装置に障害が発生していなくとも、異常発生と判別され
てリトライ動作が頻繁に繰り返される可能性がある。例
えば、紙粉の出やすい紙が大量に使用されたり、埃等が
多い場所に画像形成装置が設置されている等の使用環境
に対しては、予め設定されている異常放電検知の感度が
高感度であったとき、紙粉や埃等の影響によって生じた
短時間の異常放電が異常発生と判別されて、リトライ動
作が頻繁に繰り返されてしまうおそれがある。また、リ
トライ動作が頻繁に繰り返されてしまうと、画像の抜け
や巻き付きジャム等も頻繁に発生する可能性がある。
【0005】さらに、異常放電検知の感度を一定に設定
する場合には、使用環境を十分考慮すると共に、障害の
発生によって異常放電が生じたときには、速やか且つ確
実に異常放電の発生を検知しなければならないことか
ら、感度設定に多くの検討時間を費やすこととなり、画
像形成装置を効率よく開発することができない。
【0006】そこで、この発明では異常放電検知の感度
を適正な状態とすることができると共に、開発時の工数
を低減できる高圧電源異常検出方法及び画像形成装置を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像形成
装置は、画像形成に用いる高電圧を出力すると共に、該
高電圧での異常放電を示す異常放電検知信号を出力する
高圧電源と、異常放電検知信号を監視して異常放電の発
生を検知すると共に、検知結果に基づき高圧電源からの
高電圧の出力を開始あるいは停止させる制御手段とを有
した画像形成装置において、制御手段では、異常放電検
知の感度を可変可能としたものである。また、制御手段
では、異常発生と検知されたときに高圧電源からの高電
圧の出力を停止させてから再度出力を開始させるリトラ
イ動作を行うと共に、リトライ動作回数を可変可能とし
たものである。
【0008】この発明においては、高圧電源から画像形
成に用いる一つあるいは複数系統の高電圧を出力すると
共に、この高電圧での異常放電を示す異常放電検知信号
を系統毎に出力するものとして、制御手段では、高圧電
源からの異常放電検知信号を監視して異常放電の発生を
検知する。この異常放電の発生の検知では、サービスモ
ード時の操作手段からの操作信号に基づいて、異常放電
検知信号を監視する時間間隔および/または異常発生の
連続検出回数を変更することで、異常放電検知の感度が
系統毎に可変可能とされる。また制御手段では、少なく
とも異常放電検知の最低感度を制限することが行われ
る。
【0009】異常発生と検知されたときには、高圧電源
からの高電圧の出力を停止させてから再度出力を開始さ
せるリトライ動作が行われると共に、サービスモード時
の操作手段からの操作信号に基づいてリトライ動作回数
が可変可能とされる。また制御手段では、少なくともリ
トライ動作回数の上限を制限することが行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明の実施の一形態について説明する。図1は画像形成装
置例えば複写機の概略構成を示す図である。画像形成装
置5は、原稿情報を光学的に読み取る原稿読取部20、
読み取られた画像情報をデジタル処理して記憶する画像
処理部90、この記憶された画像を読み出してトナー像
を形成する画像形成部40と、トナー像を記録媒体であ
る転写紙Pに転写する画像転写部60、記録媒体に転写
された画像を加熱加圧して定着する定着部70とを備
え、さらに制御部91、給紙部50及び原稿載置部10
等を備える。
【0011】画像形成装置5の上部には、原稿載置部1
0が配置され、この原稿載置部10は透明なガラス板な
どからなる原稿台11と、さらに原稿台11上に載置し
た原稿Dを覆う原稿カバー12等からなる。原稿台11
の下方であって、装置本体内には原稿読取部20が配置
され、この原稿読取部20は、第1ミラーユニット2
1、第2ミラーユニット22、撮像レンズ23、CCD
アレイなどの撮像部24等からなる。
【0012】原稿読取部20の第1ミラーユニット21
は、露光ランプ21aと第1ミラー21bを備えてお
り、図示しない駆動部によって実線の位置Maから破線
で示す位置Mbに平行移動する。また、第2ミラーユニ
ット22は、第2ミラー22a及び第3ミラー22bを
対向して一体的に備えており、図示しない駆動部によっ
て実線の位置Mcから破線で示す位置Mdに、例えば第1
ミラーユニット21に対する1/2の速度で追随平行移
動する。この第1ミラーユニット21と第2ミラーユニ
ット22によって、原稿台11上の原稿Dの全面が照明
走査されて、原稿Dの画像は、第1ミラー21b、第2
ミラー22a、第3ミラー22bを経て撮像レンズ23
により撮像部24上へ結像されるようになっている。走
査が終わると第1ミラーユニット21及び第2ミラーユ
ニット22は元の位置に戻り、次の画像形成まで待機す
る。
【0013】撮像部24で光電変換を行うことにより得
られた信号は、ディジタル信号に変換された後、画像信
号DSとして画像処理部90に供給される。画像処理部
90では、画像信号DSを用いて画像処理を行い、処理
後の信号である画像信号DSCをメモリ92に一旦格納
する。次いで、画像信号DSCが制御部91によってメ
モリ92より読み出されたときには、この画像信号DS
Cに基づきレーザ駆動信号LDRを生成して、画像書き
込み部30に供給する。
【0014】画像書き込み部30は、ポリゴンミラー3
1、ポリゴンミラー31を回転駆動する駆動モータ3
2、fθレンズ33、補正レンズ34、ミラー35,3
6,37及び図示しない半導体レーザ等からなり、画像
処理部90からレーザ駆動信号LDRが画像書き込み部
30に供給されると画像記録動作を開始する。
【0015】画像記録動作では、像担持体である感光体
ドラム41を矢印のように時計方向に回転し、除電器4
2で感光体ドラム41の表面を除電することにより、前
の画像記録動作によって既に感光体ドラム41に形成さ
れている静電的な潜像を消去する。次に、帯電器43に
は、高圧電源95から帯電用の高電圧HV-1が供給され
ており、この帯電器43でコロナ放電を生じさせて、感
光体ドラム41の表面を一様に帯電させる。
【0016】画像書き込み部30では、画像処理部90
から供給されたレーザ駆動信号LDRに基づきレーザ光
の出力を制御すると共に、このレーザ光をポリゴンミラ
ー31によって偏向させて感光体ドラム41の表面を走
査することにより、感光体ドラム41の表面に静電的な
潜像を形成する。
【0017】現像器45の現像スリーブ45aには、高
圧電源95から現像バイアス用の高電圧HV-2が供給さ
れて、現像スリーブ45aと感光体ドラム41との間に
バイアス電圧が印加される。このとき、現像スリーブ4
5aで保持しているトナー(現像材)によって潜像の現
像が行われて、感光体ドラム41の潜像はトナー像とな
る。なお、現像器45には、現像剤のトナーを攪拌する
攪拌スクリュー45bが設けられている。
【0018】一方、給紙部50に装填された給紙カセッ
ト51aまた51bからは指定のサイズの転写紙Pが搬
出ローラ52によって1枚ずつ搬出されて、搬出ローラ
53及びガイド部材54を介して画像転写部60に向か
って給紙される。給紙された転写紙Pは、感光体ドラム
41上のトナー像と同期して作動するレジストローラ6
1によつて感光体ドラム41上に送出される。
【0019】給紙された転写紙Pには、転写前帯電手段
(図示せず)によって電荷が注入され、転写紙Pと転写
ローラ62との間に吸着力が生じる。このあと、転写紙
Pは感光体ドラム41と転写ローラ62とで形成される
ニップ部(転写域)63に進入する。転写ローラ62の
裏面には、転写器64が設けられている。この転写器6
4には、高圧電源95から転写用の高電圧HV-3が供給
されて、トナーとは逆極性のコロナチャージが与えられ
る。このため、転写紙Pが感光体ドラム41に吸着する
と共に、感光体ドラム41に形成されているトナー像が
転写紙Pに転写される。
【0020】その後、感光体ドラム41から分離した転
写紙Pは、高圧電源95から供給された分離用の高電圧
HV-4を用いることにより、転写ローラ62を張架する
保持ローラ65の軸65aを対向電極としたACコロナ
放電による除電を受けたのち、あるいはACコロナ放電
を受けながら転写ローラ62から分離する。なお、転写
ローラ62は保持ローラ65だけでなく保持ローラ66
を用いて保持される。また、転写ローラ62に付着した
トナーを除去するクリーニングブレードが設けられてい
る。
【0021】転写ローラ62から分離した転写紙Pは、
少なくとも一方のローラ内部にヒータを有する2本の圧
着ローラからなる定着部70に搬送され、圧着ローラ7
1a,71bによってトナーが転写紙Pに溶融定着され
た後、排紙ローラ72a,72bにより装置外のトレイ
73へ排出される。
【0022】感光体ドラム41は、さらに回転を続けそ
の表面に転写されずに残留したトナーは、クリーニング
装置46において圧接するクリーニングブレード46a
により除去清掃され、再び除電器42によって除電され
て次回の画像形成のプロセスに入る。
【0023】画像処理部90では、上述したように、撮
像部24で得られた画像信号DSを用いて画像処理を行
い、処理後の信号である画像信号DSCをメモリ92に
一旦格納する。また、メモリ92に格納されている画像
信号DSCが制御部91によって読み出されると、この
信号DSCに基づきパルス幅変調されたレーザ駆動信号
LDRを生成して画像書き込み部30に供給する。
【0024】制御部91には、操作入力部93や表示部
94が接続されており、制御部91では、操作入力部9
3からの操作信号PSに基づき各部の動作を制御して、
操作入力部93で設定された動作を行うと共に、表示信
号HSを表示手段94に供給して、画像形成装置の動作
状態や動作の設定状態等を表示部94に表示させる。ま
た、制御部91では、出力レベル設定信号CTLや出力
制御信号CTSを生成して高圧電源95に供給して高圧
電源95の動作を制御する。さらに、高圧電源95から
供給された異常検出信号ESに基づき、異常が検知され
たときには、異常検知に対する応答処理を行う。また、
制御部91では、操作入力部93からのサービスモード
での操作信号PSあるいはサービス専用の操作入力部等
(図示せず)からの操作信号によって、異常検知感度や
異常検知時のリトライ回数が可変可能とされている。こ
のように、操作信号によって感度やリトライ回数を可変
できるので、感度やリトライ回数の変更を容易に行うこ
とができる。また、サービスモードで変更が行われるの
で、ユーザによって感度やリトライ回数が不用意に変更
されてしまうことも防止できる。
【0025】高圧電源95では、上述したように、帯電
や現像及び転写や転写紙Pの分離等を行うために必要な
高電圧HVの供給を行うと共に、制御部91から供給さ
れた出力レベル設定信号CTLや出力制御信号CTSに
基づき出力の制御を行う。さらに、異常検出信号ESに
よって、出力の異常が発生したことを制御部91に通知
する。
【0026】図2は、高圧電源の構成を示している。制
御部91では、上述のように高圧電源95の各出力の電
圧レベルを設定するための出力レベル設定信号CTLを
生成して、高圧電源95の信号受信部951に供給す
る。ここで、出力レベル設定信号CTLは例えばシリア
ルのデータ信号とされており、制御部91と信号受信部
951は、データ用の信号線、クロック信号用の信号
線、データ用の信号線でデータが出力されていることを
示す信号線とで接続される。
【0027】信号受信部951は、例えばレジスタ等を
用いて構成されており、この信号受信部951では、制
御部91から供給された出力レベル設定信号CTLを順
次受信して保持すると共に、この保持している出力レベ
ル設定信号CTLを、対応するD/A変換部952-1〜
952-nに供給する。このD/A変換部952-1〜95
2-nには、出力部953-1〜953-nが接続されてお
り、出力部953-1〜953-nでは、D/A変換部95
2-1〜952-nから供給された信号に基づき出力レベル
を調整する。
【0028】ここで、出力部953-1から出力する高電
圧HV-1の電圧レベルを設定するための出力レベル設定
信号CTL-1が制御部91から供給されると、この出力
レベル設定信号CTL-1が信号受信部951に保持され
ると共に、この保持された出力レベル設定信号CTL-1
がD/A変換器952-1に供給されて、アナログの出力
レベル設定信号Sc-1とされて出力部953-1に供給さ
れる。出力部953-1では、供給された出力レベル設定
信号Sct-1に基づいて、出力部953-1から出力する高
電圧HV-1の電圧レベルを調整する。
【0029】出力部953-1には、制御部91から出力
制御信号CTS-1が供給されており、この出力制御信号
CTS-1に基づいて、高電圧HV-1の出力を開始あるい
は停止させる。また、出力部953-1では、高電圧HV
-1の電圧レベルや出力電流を監視して、異常放電等の発
生により電圧レベルや電流レベルが異常となったことを
検出したときには、異常の発生を異常検出信号ES-1に
よって制御部91に通知する。
【0030】同様に、出力部953-2〜953-nには、
制御部91から出力制御信号CTS-2〜CTS-nが供給
されており、この出力制御信号CTS-2〜CTS-nに基
づいて、高電圧HV-2〜HV-nの出力が制御されると共
に、出力部953-2〜953-nでは、高電圧HV-2〜H
V-nの電圧レベルや出力電流を監視して、異常を検出し
たときには、異常検出信号ES-2〜ES-nによって異常
の発生を制御部91に通知する。
【0031】図3〜図5は、異常放電発生時の動作を説
明するための図である。ここで、高電圧HV-1〜HV-n
の例えば高電圧HV-kにおいて、図3Aに示すように時
点t1で異常放電が生じた場合、出力部93-kでは、異
常放電が不安定な放電動作であることから、この異常放
電を確実に検出したのち異常の発生を制御部91に通知
する。例えば、異常放電によってコンデンサの充電を行
い、コンデンサの端子間電圧が所定のレベルに達した時
点t2で、図3Bに示すように異常検知信号ES-kの信
号レベルハイレベル「H」に切り替えることで制御部9
1に対して異常の発生を通知する。
【0032】制御部91では、所定の時間間隔で異常の
発生を監視して、所定回数連続して異常の発生を検出し
たときにリトライ動作を行う。例えば、図3Cに示すよ
うに、時間間隔TAで異常検出信号ES-kの信号レベル
を監視して、異常検出信号ES-kの信号レベルが2回連
続してハイレベル「H」であることを検出したとき、リ
トライ動作を開始する。すなわち、時点t3で異常検出
信号ES-kの信号レベルがハイレベル「H」であること
が検出されて、次に時点t4でも異常検出信号ES-kの
信号レベルがハイレベル「H」であることを検出したと
きにはリトライ動作を開始して、図3Dに示す出力制御
信号CTS-kの信号レベルをローレベル「L」からハイ
レベル「H」に切り替えることにより、出力部953-k
からの出力を停止させる。なお、図3Cでは、異常検出
信号ES-kの信号レベルを監視して異常の発生が検出さ
れていないことを破線で示しており、異常の発生が検出
されたことを実線で示している。また、後述する図4
C,図5Cも同様である。
【0033】時点t4でリトライ動作が開始されて出力
部953-kからの高電圧HV-kの出力が停止されると、
図3Aに示す異常放電は終了すると共に、異常放電が終
了したことにより、図3Bに示す異常検出信号ES-kの
信号レベルもハイレベル「H」からローレベル「L」に
切り替えられる。その後、制御部91では、時点t5で
出力制御信号CTS-kの信号レベルをハイレベル「H」
からローレベル「L」に切り替えることにより、出力部
953-kから高電圧HV-kを出力させる。このようにし
て、異常放電が発生したとき、自動的にリトライ動作を
行うことができる。
【0034】ところで、紙粉や埃等の影響によって異常
放電が生じた場合、異常放電によって紙粉や埃等が焼失
してしまうことから異常放電が短時間で終了してしまう
ことが多い。ここで、紙粉や埃等の影響によって生じた
異常放電の終了タイミングが時点t4よりも遅い例えば
時点t4aのタイミングであると、短時間で終了する異常
放電に対してもリトライ動作が行われることとなってし
まう。このため、このような場合には、制御部91での
異常放電検知感度を低く設定することにより、短時間で
終了する異常放電に対してリトライ動作が行われてしま
うことを防止できる。
【0035】図4は、異常の発生を監視する時間間隔
を、操作入力部等からの操作信号によって長くすること
で、異常放電検知感度を低く設定した場合の動作を示し
ている。高電圧HV-kにおいて、図4Aに示すように時
点t11で異常放電が生じた場合、出力部93-kでは異常
放電を確実に検出したのち時点t12で、図4Bに示すよ
うに異常検知信号ES-kの信号レベルハイレベル「H」
に切り替えることで制御部91に対して異常の発生を通
知する。
【0036】制御部91では、図4Cに示すように、時
間間隔TAよりも長い時間間隔TBで異常検出信号ES
-kの信号レベルを監視して、異常検出信号ES-kの信号
レベルが2回連続してハイレベル「H」であることを検
出したときにリトライ動作を開始する。
【0037】ここで、時点t13で異常検出信号ES-kの
信号レベルがハイレベル「H」であることが検出された
のち、次の異常検出信号ES-kの信号レベルの監視前で
ある時点t14で異常放電が終了して異常検出信号ES-k
の信号レベルローレベル「L」となると、時点t15で異
常検出信号ES-kの信号レベルの監視が行われても、2
回連続してハイレベル「H」であることが検出されない
ことから、リトライ動作が行われてしまうことを防止で
きる。
【0038】また、図5は、リトライ動作を開始する条
件として設定されている異常発生の連続検出回数を、操
作入力部等からの操作信号によって多くすることで異常
放電検知感度を低く設定した場合の動作を示している。
高電圧HV-kにおいて、図5Aに示すように時点t21で
異常放電が生じた場合、出力部93-kでは異常放電を確
実に検出したのち時点t22で、図5Bに示すように異常
検知信号ES-kの信号レベルハイレベル「H」に切り替
えることで制御部91に対して異常の発生を通知する。
【0039】制御部91では、図5Cに示すように、時
間間隔TAで異常検出信号ES-kの信号レベルを監視し
て、異常検出信号ES-kの信号レベルが例えば4回連続
してハイレベル「H」であることを検出したときにリト
ライ動作を開始する。
【0040】ここで、時点t23で異常検出信号ES-kの
信号レベルがハイレベル「H」であることが検出された
のち、異常検出信号ES-kの信号レベルが3回連続して
ハイレベル「H」であることが検出される前に、時点t
24で異常放電が終了して異常検出信号ES-kの信号レベ
ルローレベル「L」となると、時点t25で異常検出信号
ES-kの信号レベルの監視が行われても、異常検出信号
ES-kの信号レベルが4回連続してハイレベル「H」で
あることが検出されないことから、リトライ動作が行わ
れてしまうことを防止できる。
【0041】このように、異常放電検知感度を可変可能
とすることで、紙粉の出やすい紙が大量に使用された
り、埃等が多い場所に画像形成装置が設置されている等
の場合に、異常放電検知感度を使用環境に応じて適正な
状態に設定することで、紙粉や埃等の影響によって生じ
た異常放電によりリトライ動作が頻繁に繰り返されてし
まうことを防止できる。また、リトライ動作が頻繁に繰
り返されてしまうことを防止できるので、画像の抜けや
巻き付きジャム等も発生も少なくすることが可能とな
る。
【0042】また、出力部953では、異常放電を確実
に検出してから異常の発生を制御部91に通知するもの
としたが、異常の発生を監視する時間間隔を調整した
り、異常発生の連続検出回数を調整することで異常放電
検知感度を調整できるので、異常放電の発生時に速やか
に異常の発生を制御部91に通知しても、正しく異常放
電を検出できる。このため、出力部953には、異常放
電を確実に検出する回路を設ける必要がなく、出力部9
53の構成を簡略化できる。
【0043】ところで、上述のように異常の発生を監視
する時間間隔を長くしたり、異常発生の連続検出回数を
多くすることで異常放電検知感度を低下させると、異常
放電の開始からリトライ動作の開始までの時間が長くな
る。すなわち、異常放電の継続可能時間が長くなるの
で、この異常放電の継続によって発煙や発火等の事故が
生じないよう最低感度を予め制限しておくものとする。
例えば、異常の発生を監視する時間間隔を調整して感度
を可変するときには、時間間隔の最長値を予め制限して
おく。また異常発生の連続検出回数を調整して感度を可
変するときには、最大検出回数を予め制限しておく。こ
のように最低感度を予め制限しておくことで、使用環境
に応じて異常放電検知感度を可変しても、異常放電の継
続によって発煙や発火等の事故を確実に防止できる。
【0044】また、リトライ動作を所定回数繰り返して
も異常発生の原因が解決できないときに、サービス要求
例えば電話回線を介して自動的に修理や点検の要求等を
行う場合には、上述の異常放電検知感度の可変と同様
に、操作入力部等のからの操作信号に基づき、サービス
要求を行うまでのリトライ動作回数を可変可能とする。
【0045】例えば紙粉の出やすい紙が大量に使用され
たり、埃等が多い場所に画像形成装置が設置されている
ときには、リトライ動作回数を多く設定する。このと
き、繰り返し行われるリトライ動作中に紙粉や埃等が焼
失して、サービス要求が行われる前に異常放電が終了さ
れることがあり、必要のないサービス要求を少なくでき
る。また、良好な使用環境で用いられているときには、
リトライ動作回数を少なくする。この場合には、紙粉や
埃等による異常放電が少ないので、リトライ動作回数を
少なくすることで画像抜けや巻き付きジャム等の発生を
更に少なくできる。なお、リトライ動作回数は、リトラ
イ動作での出力部953の出力停止期間が短いときにリ
トライ動作が繰り返し行われて発煙や発火等の問題を生
じることが無いように、また不必要なリトライ動作が繰
り返されて画像抜け等を生じることが無いように動作回
数の上限を制限しておくものとする。
【0046】さらに、異常放電検知感度やリトライ回数
は、出力部953-1〜953-nのそれぞれに対して設定
すると共に、この感度やリトライを可変可能とすること
で、出力部953-1〜953-nからの出力に応じた異常
放電検知動作及びリトライ動作を行うことができる。ま
た、ハードウェアの開発を先行させても、異常放電検知
の感度やリトライ動作の回数をあとから最適な状態に設
定できるので、画像形成装置を効率よく開発できる。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、画像形成に用いる高
電圧を出力すると共に、この高電圧での異常放電を示す
異常放電検知信号を出力する高圧電源と、異常放電検知
信号を監視して異常放電の発生を検知すると共に、検知
結果に基づき高圧電源からの高電圧の出力を開始あるい
は停止させる制御手段とを有した画像形成装置におい
て、制御手段では、異常放電検知の感度を可変可能とさ
れる。このため、異常放電検知感度を使用環境に応じて
適正な状態に設定することで、リトライ動作が頻繁に繰
り返されてしまうことを防止でき、画像の抜けや巻き付
きジャム等も発生も少なくすることが可能となる。ま
た、リトライ動作回数が可変可能とされるので、必要の
ないサービス要求を少なくすることができる。さらに、
異常放電検知の感度やリトライ動作回数が可変可能であ
ることから、予め異常放電検知の感度やリトライ動作回
数を最適な状態に設計しなくても良く、画像形成装置を
効率よく開発できる。
【0048】また、操作手段を有し、制御手段では、サ
ービスモード時の操作手段からの操作信号に基づいて異
常放電検知の感度やリトライ動作回数が可変されるの
で、感度の調整やリトライ動作回数を容易に変更でき
る。さらに、制御手段では、少なくとも異常放電検知の
最低感度が制限されるので、異常放電の継続時間が長く
なって発煙や発火等の事故が生じることを確実に防止で
きる。また、リトライ動作回数の上限が制限されるの
で、リトライ動作における高電圧の出力停止期間が短い
ときにリトライ動作が繰り返されて発煙や発火等の問題
が生じることを防止できる。また、リトライ動作回数が
多くなって画像抜けや巻き付きジャム等の発生が多くな
ってしまうことも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】高圧電源の構成を示す図である。
【図3】検知感度が高い場合の動作を説明するための図
である。
【図4】時間間隔を長くして検知感度を低くした場合の
動作を説明するための図である。
【図5】連続検出回数を多くして検知感度を低くした場
合の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
5 画像形成装置 10 原稿載置部 11 原稿台 12 原稿カバー 20 原稿読取部 21 第1ミラーユニット 22 第2ミラーユニット 23 撮像レンズ 24 撮像部 30 画像書き込み部 40 画像形成部 41 感光体ドラム 42 除電器 43 帯電器 45 現像器 46 クリーニング装置 50 給紙部 52,53 搬出ローラ 60 画像転写部 61 レジストローラ 62 転写ローラ 64 転写器 65,66 保持ローラ 70 定着部 90 画像処理部 91 制御部 92 メモリ 93 操作入力部 94 表示部 95 高圧電源 951 信号受信部 952 D/A変換器 953 出力部
フロントページの続き (72)発明者 山内 一道 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 城市 徳男 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 笹本 能史 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 片山 善輝 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ06 HJ10 HK11 HK19 HK23 2H027 DA01 DA03 DA04 DA32 DA38 DA41 DA50 DE04 DE07 DE09 EA01 EA03 EA05 EC06 EC08 EC09 EC10 EC18 EC19 ED03 ED09 ED24 EE01 EE02 EE07 EF09 EJ18 EK01 EK06 EK09 EK11 EK13 FA35 FB06 GA34 GA54 HA02 HA04 HA12 HB07 HB09 ZA01 ZA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成に用いる高電圧を出力すると共
    に、該高電圧での異常放電を示す異常放電検知信号を出
    力する高圧電源と、 前記異常放電検知信号を監視して異常放電の発生を検知
    すると共に、検知結果に基づき前記高圧電源からの前記
    高電圧の出力を開始あるいは停止させる制御手段とを有
    した画像形成装置において、 前記制御手段では、前記異常放電検知の感度を可変可能
    としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段では、前記異常放電検知信
    号を監視する時間間隔および/または異常発生の連続検
    出回数を変更することで前記異常放電検知の感度を可変
    可能としたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 操作手段を有し、 前記制御手段では、サービスモード時の前記操作手段か
    らの操作信号に基づいて前記異常放電検知の感度を可変
    することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段では、少なくとも前記異常
    放電検知の最低感度を制限することを特徴とする請求項
    2あるいは請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記高圧電源では、複数系統の高電圧を
    出力すると共に、前記異常放電検知信号を複数系統の高
    電圧毎に出力するものとし、 前記制御手段では、前記異常放電検知の感度を前記複数
    系統の高電圧毎に可変可能としたことを特徴とする請求
    項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段では、異常発生と検知され
    たときに前記高圧電源からの前記高電圧の出力を停止さ
    せてから再度出力を開始させるリトライ動作を行うと共
    に、前記リトライ動作回数を可変可能としたことを特徴
    とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 操作手段を有し、 前記制御手段では、サービスモード時の前記操作手段か
    らの操作信号に基づいて前記リトライ動作回数を可変す
    ることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段では、少なくとも前記リト
    ライ動作回数の上限を制限することを特徴とする請求項
    6あるいは請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記高圧電源では、複数系統の高電圧を
    出力すると共に、前記異常放電検知信号を複数系統の高
    電圧毎に出力するものとし、 前記制御手段では、前記リトライ動作回数を前記複数系
    統の高電圧毎に可変可能としたことを特徴とする請求項
    6から請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017037196A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 キヤノン株式会社 画像形成装置、ユニット制御装置

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