JP2003098896A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2003098896A
JP2003098896A JP2001289476A JP2001289476A JP2003098896A JP 2003098896 A JP2003098896 A JP 2003098896A JP 2001289476 A JP2001289476 A JP 2001289476A JP 2001289476 A JP2001289476 A JP 2001289476A JP 2003098896 A JP2003098896 A JP 2003098896A
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heating
heating member
temperature
fixing device
coil
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JP2001289476A
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Tetsuko Oomoto
大本  哲子
Naohiko Haniyu
羽生  直彦
Miho Toyoda
豊田  美帆
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、加熱部材温度の信号へノイズ
がのることを防ぐことである。 【解決手段】誘導電流が流れることにより発熱する加熱
部材である加熱ローラ41と、加熱ローラ41と圧接し
て記録材を加圧する加圧部材である加圧ローラ42と、
加熱ローラ41の加熱ローラ温度を検出する加熱ローラ
温度センサ45Aとを具備する定着装置40Aを備える
画像形成装置において、加熱ローラ温度センサ45A
は、加熱ローラ41の加熱ローラ温度の信号をCPU1
へ出力導通する同軸ケーブル45aを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材上に作像し
定着させて出力する画像形成装置及び前記定着を行う定
着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、スキ
ャナで読込んだ像を読込み、作像部において記録材上に
読込んだ像のトナー像を作像し、作像した記録材を定着
装置に送り、そこで記録材上の未定着トナー像を定着し
て、前記記録材にプリント画像を得ていた。
【0003】定着装置は、内側に加熱源を備える加熱部
材としての加熱ローラ(定着ローラ)と、当該加熱ロー
ラに圧接して定着ニップを形成する加圧部材としての加
圧ローラとを備え、加熱ローラは駆動源により回転駆動
され、加圧ローラは加熱ローラに従動して回転される。
加熱ローラと加圧ローラとは、記録材を定着ニップで挟
持して搬送する間に加熱および加圧して、記録材上のト
ナー像を溶融定着する。
【0004】従来、加熱源にはハロゲンランプが用いら
れてきたが、省エネルギー化を図るために、高いエネル
ギー効率を持つ加熱源として、誘導コイルを用いた誘導
加熱方式の定着装置が考えられている。
【0005】当該誘導加熱方式の定着装置は、加熱ロー
ラ内に誘導コイルを備え、当該誘導コイルにコイル電流
である交流電流を供給すると、誘導コイルに磁束を発生
し、当該磁束により加熱ローラに誘導電流が流れ、当該
誘導電流のジュール損により、加熱ローラが発熱する。
【0006】そして、加熱ローラ上の温度である加熱ロ
ーラ温度を加熱ローラ温度センサにより検出し、記録材
の加熱ローラが定着に最適な温度であるかを監視する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の加熱ロ
ーラ温度センサを制御部に接続するリード線は、例え
ば、絶縁被覆した複数本の線が用いられており、この場
合、定着装置の誘導コイルから発生した高周波の磁束に
より、当該リード線を導通する加熱ローラ温度の信号に
容易にノイズがのり、加熱ローラ温度の誤検出が発生し
ていた。
【0008】また、従来、加熱ローラ温度センサは、加
熱ローラと接触して加熱ローラ温度を検出する構成をと
っていたので、加熱ローラ上の誘導電流によるノイズが
加熱ローラ温度センサに印加され、加熱ローラ温度の誤
検出が発生していた。
【0009】本発明の課題は、加熱部材温度の信号へノ
イズがのることを防ぐことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、コイル電流の通電によ
り磁束を発生する誘導コイルと、当該誘導コイルから発
生した磁束により誘導される誘導電流で発熱する加熱部
材と、記録材を加圧する加圧部材と、前記加熱部材の加
熱部材温度を検出する加熱部材温度検出手段とを設け、
前記加圧部材のニップ部分を通過する記録材上の現像剤
を加熱及び加圧により定着する定着装置であって、前記
加熱部材温度検出手段は、前記加熱部材温度の信号を出
力する配線を具備し、当該配線は、絶縁被覆した導線を
更に導電体又は磁性体で被覆した被覆導線、あるいは、
同軸ケーブルである、定着装置であることを特徴とす
る。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、加熱部材
温度検出手段は、絶縁被覆した導線を更に導電体又は磁
性体で被覆した被覆導線、あるいは、同軸ケーブルの配
線を介して加熱部材温度の信号を出力する。
【0012】従って、誘導コイルから発生した磁束は、
同軸ケーブルの金属網、あるいは、被覆導線の導電体又
は磁性体でシールドされるので、加熱部材温度検出手段
で検出した加熱部材温度の信号にノイズがのりにくく、
加熱部材温度の誤検出を防ぐことができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、コイル電流の通
電により磁束を発生する誘導コイルと、当該誘導コイル
から発生した磁束により誘導される誘導電流で発熱する
加熱部材と、記録材を加圧する加圧部材と、前記加熱部
材の加熱部材温度を検出する加熱部材温度検出手段とを
設け、前記加圧部材のニップ部分を通過する記録材上の
現像剤を加熱及び加圧により定着する定着装置であっ
て、前記定着装置は、前記加熱部材、前記加圧部材及び
前記加熱部材温度検出手段を覆い導電体又は磁性体から
なる被覆手段を更に具備し、前記加熱部材温度検出手段
は、前記加熱部材温度の信号を出力する配線を具備し、
前記配線は、前記被覆手段の外側に引出されて配置され
る、定着装置であることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、加熱部材
温度検出手段は、導電体又は磁性体からなる被覆手段の
外側に引出されて配置される配線を介して加熱部材温度
の信号を出力する。
【0015】従って、誘導コイルから発生した磁束は、
被覆手段の導電体又は磁性体でシールドされるので、加
熱部材温度検出手段で検出した加熱部材温度の信号にノ
イズがのりにくく、加熱部材温度の誤検出を防ぐことが
できる。
【0016】請求項3に記載の発明は、コイル電流の通
電により磁束を発生する誘導コイルと、当該誘導コイル
から発生した磁束により誘導される誘導電流で発熱する
加熱部材と、記録材を加圧する加圧部材と、前記加熱部
材の加熱部材温度を検出する加熱部材温度検出手段とを
設け、前記加圧部材のニップ部分を通過する記録材上の
現像剤を加熱及び加圧により定着する定着装置であっ
て、前記加熱部材温度検出手段は、前記加熱部材と離間
させて配置される、定着装置であることを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、加熱部材
温度検出手段は、加熱部材と離間して加熱部材温度を検
出する。
【0018】従って、誘導コイルから発生した磁束は、
加熱部材と離間した加熱部材温度検出手段では弱まり、
また、加熱部材との接触による誘導電流からのノイズも
無いので、加熱部材温度検出手段で検出した加熱部材温
度の信号にノイズがのりにくく、加熱部材温度の誤検出
を防ぐことができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1、2又
は3の何れかに記載の前記加熱部材温度検出手段は、熱
電対、サーミスタ又は赤外線放射温度センサである、定
着装置であることを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、加熱部材
温度検出手段は、熱電対、サーミスタ又は赤外線放射温
度センサで加熱部材温度を検出する。
【0021】従って、加熱部材温度検出手段が、熱電
対、サーミスタ又は赤外線放射センサであり、検出した
加熱部材温度の信号にノイズがのりにくく、加熱部材温
度の誤検出を防ぐことができる。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1、2又
は4の何れかに記載の前記加熱部材温度検出手段に加え
て、前記誘導コイルのコイル温度又はコイル近傍温度を
検出するコイル温度検出手段を更に具備し、前記コイル
温度検出手段は、前記加熱部材温度検出手段と同様の配
線であるコイル温度検出配線を具備する、定着装置であ
ることを特徴とする。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、加熱部材
温度検出手段は、前記加熱部材温度検出手段と同様にコ
イル温度検出配線からコイル温度又はコイル近傍温度の
信号を出力する。
【0024】従って、コイル温度検出手段で検出したコ
イル温度又はコイル近傍温度の信号にノイズがのりにく
く、コイル温度又はコイル近傍温度の誤検出を防ぐこと
ができる。
【0025】請求項6に記載の発明は、請求項1、2、
3、4又は5の何れかに記載の定着装置を備えた画像形
成装置であることを特徴とする。
【0026】請求項6に記載の発明によれば、請求項
1、2、3、4又は5の何れかに記載の定着装置を用い
て、記録材の画像形成処理中の定着を行う。
【0027】従って、記録材の画像形成処理中の定着に
おいて、請求項1、2、3、4又は5の何れかの効果と
同様の効果が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態である第1の実施の形態、第2の実施の
形態、第3の実施の形態及び第4の実施の形態を順に説
明する。
【0029】(第1の実施の形態)本実施の形態を図1
〜図4を参照して説明する。図1は、本実施の形態の画
像形成装置αのブロック構成図であり、図2は、画像形
成装置αの作像部20及び定着装置40Aの構成を示す
図であり、図3は、定着装置40Aの構成を示す断面図
であり、図4は、定着装置40Aの加熱ローラ温度セン
サ45Aを示す斜視図である。
【0030】図1に示すように、本実施の形態の画像形
成装置αは、各部品を中央制御するCPU(Central Pr
ocessing Unit)1と、情報を一時的に格納するRAM
(Random Access Unit)2と、各種データ及びプログラ
ムを記憶するROM(Read Only Memory)3と、印刷対
象物の画像情報を読取るスキャナ10と、記録材である
紙Aに作像する作像部20と、作像部20に紙Aを供給
する給紙部30と、作像部20で作像された紙A上の現
像剤であるトナーを定着させる定着装置40Aと、各種
情報を表示する表示部50とを具備する。
【0031】RAM2、ROM3、スキャナ10、作像
部20、給紙部30、定着装置40A、表示部50はC
PU1と接続される。画像形成装置αは、CPU1の制
御により、印刷対象物の画像情報をスキャナ10で読取
り、当該印刷対象物の画像情報をRAM2を介して作像
部20へ送信し、給紙部30から供給された紙Aを当該
印刷対象物の画像情報に基づき作像し、作像した紙A上
のトナーを定着装置40Aで定着させる。
【0032】図2に示すように、作像部20は、画像形
成の媒体である回転自在な感光ドラム21と、感光ドラ
ム21を帯電させる帯電器22と、感光ドラム21に露
光する露光手段23と、トナーを感光ドラム21に現像
させる現像器24と、現像されたトナー像を紙Aに転写
する転写手段25と、現像で余ったトナーを除去するク
リーナ26とを具備する。
【0033】紙Aが作像部20に搬送された場合、回転
する感光ドラム21の表面を帯電器22により所定の電
位に帯電し、露光手段23で画像露光して、感光ドラム
21の表面に静電潜像を形成し、この潜像を現像器24
でトナーを用いて現像してトナー像として可視化し、得
られたトナー像を感光ドラム21に搬送された紙Aに転
写手段25で転写する。転写が終了した感光ドラム21
は、その表面に残留した転写残りのトナーをクリーナ2
6で除去した後、次の画像形成に供される。
【0034】一方、上記のようにしてトナー像を担持し
た紙Aは、感光ドラム21から定着装置40Aに送ら
れ、そこで紙A上の未定着トナー像が定着され、紙Aに
プリント画像が得られる。
【0035】図3に示すように、定着装置40Aは、紙
Aを加熱する回転自在な加熱部材である加熱ローラ41
と、加熱ローラ41と圧接して定着ニップを形成し、紙
Aに加圧する加圧部材である加圧ローラ42と、加熱ロ
ーラ41の内側でその中心軸を同じにして固定されるボ
ビン43と、ボビン43にスプリング状に巻きつけられ
た誘導コイル44と、加熱ローラ41に接触して加熱ロ
ーラ温度を検出する固定された加熱ローラ温度センサ4
5Aと、誘導コイル44Aに通電するコイル電流を出力
するコイル用電源46とを具備する。加熱ローラ温度セ
ンサ45A及びコイル用電源46は、CPU1と接続さ
れている。
【0036】CPU1は、コイル用電源46にコイル電
流である交流電流を出力させ、誘導コイル44Aへの当
該交流の通電により、周期的に変化する磁束が誘導さ
れ、周期的に変化する磁束が加熱ローラ41に当てられ
ることにより、加熱ローラ41上に誘導電流が流れ、当
該誘導電流のジュール損により加熱ローラ41が加熱さ
れ、加熱ローラ温度センサ45Aから加熱ローラ41の
加熱ローラ温度の信号を受信する。
【0037】これと同時に、CPU1aは、図示しない
駆動源により加熱ローラ41を回転駆動させ、加圧ロー
ラ42は加熱ローラ41に従動して回転される。加熱ロ
ーラ41および加圧ローラ42を回転させることによ
り、定着ニップに挿通された紙Aを加熱および加圧し
て、紙A上のトナー像を溶融定着する。
【0038】図4に示すように、加熱ローラ温度センサ
45Aは、中心の信号線の周りに金属網を同心円状に設
けた同軸ケーブル45aを備える。加熱ローラ温度セン
サ45Aは、例えば、熱電対、サーミスタ、赤外線放射
温度センサ等である。加熱ローラ温度センサ45Aは、
加熱ローラ41の長手方向の中央位置に接触して固定し
て設けられ、同軸ケーブル45aを介してCPU1へ接
続されている。加熱ローラ温度センサ45Aで検出され
た加熱ローラ41の加熱ローラ温度の信号は、同軸ケー
ブル45aの中心の信号線を通ってCPU1に送信され
る。
【0039】よって、本実施の形態によれば、誘導コイ
ル44から発生した磁束によるノイズは、同軸ケーブル
45aの金属網でシールドされるので、同軸ケーブル4
5aの中心線上の加熱ローラ温度の信号にノイズがのり
にくく、CPU1における加熱ローラ温度の誤検出を防
ぐことができる。
【0040】(第2の実施の形態)本実施の形態を図5
を参照して説明する。図5は、定着装置40Bの加熱ロ
ーラ温度センサ45Bを示す斜視図である。本実施の形
態の画像形成装置は、第1の実施の形態の画像形成装置
α中の定着装置40Aを定着装置40Bに代えた構成で
ある。更に、定着装置40Bは、第1の実施の形態の定
着装置40A中の加熱ローラ温度センサ45Aを加熱ロ
ーラ温度センサ45Bに代えたものであり、第1の実施
の形態と同様な部分の説明を省き、加熱ローラ温度セン
サ45Bの構成を説明する。
【0041】加熱ローラ温度センサ45Bは、絶縁被覆
した複数本の信号線の周りに金属テープを巻きつけた金
属被覆リード線45bを備える。加熱ローラ温度センサ
45Bは、例えば、熱電対、サーミスタ、赤外線放射温
度センサ等である。加熱ローラ温度センサ45Bは、加
熱ローラ41の長手方向の中央位置に接触して固定して
設けられ、金属被覆リード線45bを介してCPU1へ
接続されている。加熱ローラ温度センサ45Bで検出さ
れた加熱ローラ41の加熱ローラ温度の信号は、金属被
覆リード線45bの中心の信号線を通ってCPU1に送
信される。
【0042】よって、本実施の形態によれば、誘導コイ
ル44から発生した磁束によるノイズは、金属被覆リー
ド線45bの金属テープでシールドされるので、金属被
覆リード線45b上の加熱ローラ温度の信号にノイズが
のりにくく、CPU1における加熱ローラ温度の誤検出
を防ぐことができる。
【0043】(第3の実施の形態)本実施の形態を図6
を参照して説明する。図6は、定着装置40Cの加熱ロ
ーラ温度センサ45Cを示す斜視図である。本実施の形
態の画像形成装置は、第1の実施の形態の画像形成装置
α中の定着装置40Aを定着装置40Cに代えた構成で
ある。更に、定着装置40Cは、第1の実施の形態の定
着装置40A中の加熱ローラ温度センサ45Aを加熱ロ
ーラ温度センサ45Cに代えて、新たに定着カバー47
を設けたものであり、第1の実施の形態と同様な部分の
説明を省き、加熱ローラ温度センサ45C及び定着カバ
ー47の構成を説明する。
【0044】加熱ローラ温度センサ45Cは、絶縁被覆
した複数本の信号線のリード線45cを備える。加熱ロ
ーラ温度センサ45Cは、例えば、熱電対、サーミス
タ、赤外線放射温度センサ等である。定着カバー47
は、加熱ローラ41、加圧ローラ42、ボビン43及び
誘導コイル44を覆う金属製のカバーであり、加熱ロー
ラ41で発生した熱を断熱し、また、画像形成装置内の
各種部品の取付け支持体としての役割もある。
【0045】加熱ローラ温度センサ45Cは、加熱ロー
ラ41の長手方向の中央位置に接触して固定して設けら
れ、リード線45cは定着カバー47の長手方向の中央
位置の穴を通して定着カバー47の内部から外部へ配線
される。加熱ローラ温度センサ45Cは、リード線45
cを介してCPU1へ接続されている。加熱ローラ温度
センサ45Cで検出された加熱ローラ41の加熱ローラ
温度の信号は、リード線45cの中心の信号線を通って
CPU1に送信される。
【0046】よって、本実施の形態によれば、誘導コイ
ル44から発生した磁束によるノイズは、定着カバー4
7でシールドされるので、リード線45c上の加熱ロー
ラ温度の信号にノイズがのりにくく、CPU1における
加熱ローラ温度の誤検出を防ぐことができる。
【0047】(第4の実施の形態)本実施の形態を図7
を参照して説明する。図7は、定着装置40Dの加熱ロ
ーラ温度センサ45Dを示す図である。本実施の形態の
画像形成装置は、第1の実施の形態の画像形成装置α中
の定着装置40Aを定着装置40Dに代えた構成であ
る。更に、定着装置40Dは、第1の実施の形態の定着
装置40A中の加熱ローラ温度センサ45Aを加熱ロー
ラ温度センサ45Dに代えた構成であり、第1の実施の
形態と同様な部分の説明を省き、加熱ローラ温度センサ
45Dの構成を説明する。
【0048】加熱ローラ温度センサ45Dは、絶縁被覆
した複数本の信号線のリード線45dを備える。加熱ロ
ーラ温度センサ45Dは、例えば、熱電対、サーミス
タ、赤外線放射温度センサ等である。加熱ローラ温度セ
ンサ45Dは、加熱ローラ41の長手方向の中央位置に
離間して固定して設けられ、リード線45dを介してC
PU1へ接続されている。加熱ローラ温度センサ45D
で検出された加熱ローラ41の加熱ローラ温度の信号
は、リード線45dの中心の信号線を通ってCPU1に
送信される。
【0049】よって、本実施の形態によれば、誘導コイ
ル44から発生した磁束によるノイズは、加熱ローラ4
1から離間した加熱ローラ温度センサ45dでは弱まる
ので、リード線45d上の加熱ローラ温度の信号にノイ
ズがのりにくく、CPU1における加熱ローラ温度の誤
検出を防ぐことができる。
【0050】また、加熱ローラ温度センサ45dは、加
熱ローラ41から離間しているので、加熱ローラ温度の
信号に、加熱ローラ41との接触による誘導電流からの
ノイズがのりにくく、CPU1における加熱ローラ温度
の誤検出を防ぐことができる。
【0051】なお、上記各実施の形態では、誘導コイル
44はスプリング形状であったが、他の形状のコイルで
もよい。例えば、長手方向にヘアピン状にコイル線を巻
く形状等でもよい。また、誘導コイルは加熱ローラの外
側に配置される形態でもよい。
【0052】また、第2の実施の形態において、金属テ
ープ以外の手段により、リード線の金属被覆を行う構成
でもよい。例えば、金属製で中空の配線路管を設け、当
該配線路管の中にリード線を通す構成等でもよい。
【0053】また、第2の実施の形態において、リード
線を被覆する部材の材料としては、金属に限定するもの
でなく、金属を含める導電体、又は、フェライト等の磁
性体を用いる構成でもよい。同様に、第3の実施の形態
における定着カバー47として、金属を含める導電体、
又は、フェライト等の磁性体を用いる構成でもよい。
【0054】また、加熱ローラと加圧ローラが圧接する
構成の定着装置を説明したが、2つの加圧ローラを圧接
し、加熱ローラの熱を加圧ローラにベルトを介して伝え
る構成の定着装置や、ベルト自体を誘導加熱する構成の
定着装置でもよい。
【0055】また、上記各実施の形態では、加熱ローラ
温度センサのリード線におけるノイズ対策の構成の説明
をしたが、誘導コイルのコイル温度又はコイル近傍温度
を検出するコイル温度センサ、あるいは定着装置内のそ
の他の温度検出手段のリード線に適用する構成でもよ
い。更に、各実施の形態を組合せる構成としてもよい。
【0056】また、上記各実施の形態における画像形成
装置は、いわゆるコピー機等として、スキャナ10を用
いる構成であるが、スキャナ等の読込み部を具備しない
コンピュータ用のプリンタ等の構成でもよい。この場
合、印刷用データを外部から受信し、当該印刷用データ
を用いて作像部で記録材上に作像し、定着装置で当該記
録材上のトナーを定着させる構成となる。
【0057】請求項1、2又は3に記載の誘導コイル
は、例えば、図1に示す誘導コイル44であり、請求項
1、2又は3に記載の加熱部材は、例えば、図1に示す
加熱ローラ41であり、請求項1、2又は3に記載の加
圧部材は、例えば、図1に示す加圧ローラ42であり、
請求項1に記載の加熱部材温度検出手段は、例えば、図
4に示す加熱ローラ温度センサ45A又は図5に示す加
熱ローラ温度センサ45Bであり、請求項2に記載の被
覆手段は、例えば、図6に示す定着カバー47であり、
請求項2に記載の加熱部材温度検出手段は、例えば、図
6に示す加熱ローラ温度センサ45Cであり、請求項3
に記載の加熱部材温度検出手段は、例えば、図7に示す
加熱ローラ温度センサ45Dである。
【0058】以上、本発明の実施の形態につき説明した
が、本発明は、必ずしも上述した手段及び手法にのみ限
定されるものではなく、本発明にいう目的を達成し、本
発明にいう効果を有する範囲内において適宜に変更実施
が可能なものである。
【0059】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、誘導コイル
から発生した磁束は、同軸ケーブルの金属網、あるい
は、被覆導線の導電体又は磁性体でシールドされるの
で、加熱部材温度検出手段で検出した加熱部材温度の信
号にノイズがのりにくく、加熱部材温度の誤検出を防ぐ
ことができる。
【0060】請求項2によれば、誘導コイルから発生し
た磁束は、被覆手段の導電体又は磁性体でシールドされ
るので、加熱部材温度検出手段で検出した加熱部材温度
の信号にノイズがのりにくく、加熱部材温度の誤検出を
防ぐことができる。
【0061】請求項3によれば、誘導コイルから発生し
た磁束は、加熱部材と離間した加熱部材温度検出手段で
は弱まり、また、加熱部材との接触による誘導電流から
のノイズも無いので、加熱部材温度検出手段で検出した
加熱部材温度の信号にノイズがのりにくく、加熱部材温
度の誤検出を防ぐことができる。
【0062】請求項4によれば、加熱部材温度検出手段
が、熱電対、サーミスタ又は赤外線放射センサであり、
検出した加熱部材温度の信号にノイズがのりにくく、加
熱部材温度の誤検出を防ぐことができる。
【0063】請求項5によれば、コイル温度検出手段で
検出したコイル温度又はコイル近傍温度の信号にノイズ
がのりにくく、コイル温度又はコイル近傍温度の誤検出
を防ぐことができる。
【0064】請求項6によれば、記録材の画像形成処理
中の定着において、請求項1、2、3、4又は5の何れ
かの効果と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像形成装置αの
ブロック構成図である。
【図2】図1における、画像形成装置αの作像部20及
び定着装置40Aの構成を示す図である。
【図3】図1における定着装置40Aの構成を示す断面
図である。
【図4】図1における、定着装置40Aの加熱ローラ温
度センサ45Aを示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における、定着装置
40Bの加熱ローラ温度センサ45Bを示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態における、定着装置
40Cの加熱ローラ温度センサ45Cを示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第4の実施の形態における、定着装置
40Dの加熱ローラ温度センサ45Dを示す図である。
【符号の説明】
α…画像形成装置 1…CPU 2…RAM 3…ROM 10…スキャナ 20…作像部 21…感光ドラム 22…帯電器 23…露光手段 24…現像器 25…転写手段 26…クリーナ 30…給紙部 40A,40B,40C,40D…定着装置 41…加熱ローラ 42…加圧ローラ 43…ボビン 44…誘導コイル 45A,45B,45C,45D…加熱ローラ温度セン
サ 45a…同軸ケーブル 45b…金属被覆リード線 45c,45d…リード線 46…コイル用電源 47…定着カバー 50…表示部 A…紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 美帆 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA12 DE04 EA12 EC06 JA20 JB30 JC08 ZA09 2H033 AA18 AA32 AA41 BA04 BA25 BA31 BA32 BB12 BB18 BB22 CA07 CA27 3K059 AC33 AD23 AD36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル電流の通電により磁束を発生する誘
    導コイルと、当該誘導コイルから発生した磁束により誘
    導される誘導電流で発熱する加熱部材と、記録材を加圧
    する加圧部材と、前記加熱部材の加熱部材温度を検出す
    る加熱部材温度検出手段とを設け、前記加圧部材のニッ
    プ部分を通過する記録材上の現像剤を加熱及び加圧によ
    り定着する定着装置であって、 前記加熱部材温度検出手段は、前記加熱部材温度の信号
    を出力する配線を具備し、 当該配線は、絶縁被覆した導線を更に導電体又は磁性体
    で被覆した被覆導線、あるいは、同軸ケーブルである、 ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】コイル電流の通電により磁束を発生する誘
    導コイルと、当該誘導コイルから発生した磁束により誘
    導される誘導電流で発熱する加熱部材と、記録材を加圧
    する加圧部材と、前記加熱部材の加熱部材温度を検出す
    る加熱部材温度検出手段とを設け、前記加圧部材のニッ
    プ部分を通過する記録材上の現像剤を加熱及び加圧によ
    り定着する定着装置であって、 前記定着装置は、前記加熱部材、前記加圧部材及び前記
    加熱部材温度検出手段を覆い導電体又は磁性体からなる
    被覆手段を更に具備し、 前記加熱部材温度検出手段は、前記加熱部材温度の信号
    を出力する配線を具備し、 前記配線は、前記被覆手段の外側に引出されて配置され
    る、 ことを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】コイル電流の通電により磁束を発生する誘
    導コイルと、当該誘導コイルから発生した磁束により誘
    導される誘導電流で発熱する加熱部材と、記録材を加圧
    する加圧部材と、前記加熱部材の加熱部材温度を検出す
    る加熱部材温度検出手段とを設け、前記加圧部材のニッ
    プ部分を通過する記録材上の現像剤を加熱及び加圧によ
    り定着する定着装置であって、 前記加熱部材温度検出手段は、前記加熱部材と離間させ
    て配置される、 ことを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】前記加熱部材温度検出手段は、熱電対、サ
    ーミスタ又は赤外線放射温度センサである、ことを特徴
    とする請求項1、2又は3の何れかに記載の定着装置。
  5. 【請求項5】前記加熱部材温度検出手段に加えて、前記
    誘導コイルのコイル温度又はコイル近傍温度を検出する
    コイル温度検出手段を更に具備し、 前記コイル温度検出手段は、前記加熱部材温度検出手段
    と同様の配線であるコイル温度検出配線を具備する、こ
    とを特徴とする請求項1、2又は4の何れかに記載の定
    着装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の何れかに記
    載の定着装置を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9519248B2 (en) 2013-01-30 2016-12-13 Ricoh Company, Ltd. Fixing device including an induction heating unit with ducting for airflow, and image forming apparatus incorporating same

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