JP2003097875A - 清涼飲料のディスペンサーにおける保守管理装置 - Google Patents

清涼飲料のディスペンサーにおける保守管理装置

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JP2003097875A
JP2003097875A JP2001288903A JP2001288903A JP2003097875A JP 2003097875 A JP2003097875 A JP 2003097875A JP 2001288903 A JP2001288903 A JP 2001288903A JP 2001288903 A JP2001288903 A JP 2001288903A JP 2003097875 A JP2003097875 A JP 2003097875A
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Toyoaki Gomi
豊明 五味
Tamotsu Mochizuki
有 望月
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Nittoku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】清涼飲料のディスペンサーにおいて、電気系統
の接続不良により生ずる漏電に対処する漏電ブレーカー
を組み込むが、その漏電ブレーカーが作動したときに、
それが外部から判断し得るようにし、かつ、その対策の
指示が、ディスペンサーを取り扱う人に適確に知らせる
ようにする。 【解決手段】清涼飲料のディスペンサーにおいて、それ
の機体に組込まれる冷凍機・アジテータ等の駆動モータ
の作動を制御するよう前記機体に装設するコントローラ
に、電気系統に生ずる漏電を検出して作動する漏電ブレ
ーカーを組込み、機体の外面で、ディスペンサーを扱い
操作する店員が直視し得る部位に、表示ランプまたは液
晶ディスプレーよりなる表示装置を装設しておき、この
表示装置に、漏電ブレーカーが作動したときにそれを表
示せしめて、点検を指示するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ビール・炭酸水な
どの清涼飲料を、冷媒を循環させる冷凍機と組み合わせ
て機体内に装設した水槽内に配設する蛇管内を流過させ
て氷点近くの低温に冷却し、機体の前面に設けたドラフ
トコックから、ジョッキ等の容器に分配して注ぎ出すよ
うにした清涼飲料のディスペンサーにおいて、機体内に
組み込んだ各機器が正常に作動しているように保持せし
める保守管理装置についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の清涼飲料のディスペンサーAは、
通常、図1にあるように、箱状に形成した機体1内を、
例えば上下に区画して2分し、その一半側である上半側
に冷却水wを張り込む水槽aを装設し、その水槽aの内
部にビール等の清涼飲料を流過させる蛇管2と、冷却水
w中に氷kを生成させるために冷媒を循環させる冷凍機
3の冷媒蒸発管30と、駆動モータM1により駆動せし
めて冷却水wを撹拌流動させるアジテータ4とを配設
し、他半側の機体1の下半側は、機械室bに形成して、
ここに前述の水槽a内に張り込む冷却水w中に氷kを生
成するための前記冷媒蒸発管30に送る冷媒を圧縮する
冷凍機3のコンプレッサ31と、そのコンプレッサ31
により圧縮した冷媒を放熱させる放熱器32と、それに
冷却風を送るための冷却ファン33と、それを駆動する
ファンモータ34等を収蔵せしめて装設する。
【0003】この水槽a内に配設した蛇管2は、それの
上流側の接続口2aを、機体1とは別に離した適宜の場
所に設置しておくビールの生樽などの清涼飲料が填めら
れたタンクTに導管20を介して接続するとともに、そ
のタンクTに炭酸ガスが填められたボンベ等の圧力源Q
を接続し、また、蛇管2の下流側の接続口2bを、機体
1の前面側に装設せるドラフトコック5に接続してお
き、これにより、電源コード6を商用電源のコンセント
に接続して、冷凍機3のコンプレッサ31の駆動モータ
(図示省略)・ファンモータ34・アジテータ4の駆動
モータM1等をオンとしておいて、この状態において、
機体1の前面に装設してあるドラフトコック5を操作す
ることで、機体1内の水槽a中の蛇管2を流過して冷却
された清涼飲料がドラフトコック5からジョッキ等の容
器Bに汲み出されるようにする。
【0004】そして、水槽a内の冷却水w中に氷kを生
成するための冷凍機3は、それの作動を、水槽a内の冷
却水w中に設ける氷センサ7により間欠作動するよう制
御する。
【0005】この氷センサ7は、氷kと冷却水wとで電
流の通電度が違うことを利用して、一対の電極70・7
1間に氷kが存在しているか否かを検出するようにした
もので、この氷センサ7を、冷媒蒸発管30のまわりの
所望位置に配設して、この氷センサ7まで氷kが生成さ
れてきて電極70・71が氷kで埋められたときに冷凍
機3の駆動をオフとし、氷センサ7が冷却水w中に露出
する状態となったときに冷凍機3の駆動をオンとするよ
うに、機体1に装備せしめるコントローラcに組み込む
冷凍機3の駆動回路に接続し、これにより、この冷凍機
3の作動が、冷却水w中に所定量の氷kが生成されるこ
とでオフとなり、この氷kが規定した量まで融解してく
ることでオンとなるようにしている。
【0006】また、機体1の機壁で、機械室bの周壁と
なる部位の冷却ファン33の吸い込み側と対向する部位
には外気を取り込む通気口10を設けて、それの内側部
位に、フィルタFを装脱自在に設け、また、機械室bの
前記通気口10と反対側の部位に排気口11を設け、さ
らに、機体1の底面側に、店のカウンタ等の適宜の場所
にディスペンサーAを設置するための支脚12…を設け
た構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く構成される
清涼飲料のディスペンサーAは、機体1内に、冷凍機3
やアジテータ4等の通電により駆動される機器が装備さ
れることで、それの電気系統の接続不良や不調により、
例えば、手を触れたときに電気を感ずる漏電や、各機器
が正常に作動しない種々の不工合を生ずる問題がある。
【0008】電気系統の接続不良により生ずる漏電につ
いては、コントローラcに漏電ブレーカーを組み込んで
おくことで対処し得ることになるが、そのようにして
も、コントローラcは通常、機体1の内部に装設され、
組み込んだ漏電ブレーカーの作動により電源がオフとな
ったときに、その電源オフの状態およびその原因が外部
から判断できず、特に、この清涼飲料のディスペンサー
Aを取り扱うビヤホール等の店員が、ドラフトコック5
を操作して清涼飲料を汲み出すことだけにしか関心がな
く、取扱説明書を見ることなど殆どないことで、故障と
して、その対策をディスペンサーAのメーカーに要求し
てくる問題がある。
【0009】また、ドラフトコック5の操作により容器
Bに注ぎ出す清涼飲料の冷却が不充分である、とのクレ
ームの対策として点検を行うと、その故障原因が、電源
コードを商用電源のコンセントに差し込む接続を、タコ
足配線により行っていることにより電圧が低下している
ことに起因して冷凍機3、アジテータ4等の作動に不調
をきたしていることが多く、種々の不工合を生ずる電圧
の低下を気付かずに使用されている場合が多い問題があ
る。
【0010】また、この清涼飲料のディスペンサーAに
生ずる取り出す清涼飲料の冷却が不充分な不工合・故障
は、それによるクレームの対策として機体1を点検する
と、水槽a内の冷却水wを、排水口から取り出して、お
冷や、として用いていたことで、水槽a内の冷却水wの
水位が基準とするレベルから著しく低下している場合
や、氷センサ7の電極70・71が水垢の付着などで汚
損していることにより感度が低下して、氷kが電極70
・71間に無くても存在しているように作動して、冷凍
機3の作動をオフに制御している場合や、水槽a内の冷
却水wが長時間の経過で、電解質の消毒剤の塩素が消失
するなどの水質の変化により、氷センサ7が正常に作動
しないようになっている場合など、冷凍機3およびアジ
テータ4自体の機能には故障がなく、単に取り扱いに注
意を欠いていることに起因していることが多い問題があ
る。
【0011】さらに、通気口10に設けるフィルタFの
目詰まりによって、冷却ファン33による冷媒の放熱に
不調を来していることによる場合も多い。
【0012】本発明は、従前の清涼飲料のディスペンサ
ーに生じている上述の問題を解消せしめるためになされ
たものであって、電気系統の接続不良により生ずる漏電
に対処する漏電ブレーカーを組み込むが、その漏電ブレ
ーカーが作動したときに、それが外部から判断し得るよ
うにし、かつ、その対策の指示が、ディスペンサーを取
り扱う人に適確に知らせるようにする新たな手段を提供
することを目的とする。
【0013】また、この手段において用いる機体の外面
に設ける表示装置を利用し、これに、電圧が低下してい
ることを知らせる表示手段、また、水槽内の冷却水の水
位が低下していること、氷センサの電極に汚れがあるこ
と、冷却水の水質が経時変化で交換を要すること、フィ
ルタの目詰まりがひどいこと、などを知らせ、かつ、そ
れらの対策のための指示を表示するようにして、保守管
理が迅速・適確に行なわれるようにすることを第2の目
的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の第1の目的を達成するための手段として、清
涼飲料のディスペンサーにおいて、それに組込まれる冷
凍機、アジテータ等の駆動モータの作動を制御するよう
機体に装設せるコントローラに、電気系統の接続不良に
より生ずる漏電を検出して作動する漏電ブレーカーを組
込み、機体の外面には、表示ランプまたは液晶パネルの
ディスプレーよりなる表示装置を、機体を扱い操作する
店員が直視し得る部位に装設し、この表示装置に漏電ブ
レーカーが作動したときにそれを表示せしめて、点検を
指示するようにする清涼飲料のディスペンサーにおける
保守管理手段を提起するものである。
【0015】また、第2の目的を達成するための手段と
して、清涼飲料のディスペンサーにおいて、それに組込
まれる冷凍機・アジテータ等の駆動モータを制御するよ
う機体に装設せるコントローラに、通電中の電圧を検出
する電圧センサを組込み、機体の外面には、表示ランプ
または液晶ディスプレーよりなる表示装置を、機体を扱
い操作する店員が直視し得る部位に装設し、その表示装
置に前記電圧センサを接続して、その電圧センサが通電
中の電流に規準電圧より低い電圧を検出したときに、そ
れを表示装置に表示せしめて点検を指示するようにする
清涼飲料のディスペンサーにおける保守管理手段を提起
し、
【0016】また、清涼飲料のディスペンサーの機体に
組込む水槽内に、そこに張込む冷却水の水位を検出する
レベルセンサおよび張込む冷却水の通電度を検出する水
質センサ等を、各別または併せて装設しておき、水槽内
の冷却水の水位が規準水位より降下したとき、または冷
却水の水質が経時変化により通電度を低下させたとき
に、それを、ディスペンサーの機体の外面で、そのディ
スペンサーを扱い操作する店員が直視する部位に設けて
おく表示ランプまたは液晶ディスプレーよりなる表示装
置に、その水位の低下または水質の変化を表示せしめ
て、冷却水の補充または交換を指示するようにする清涼
飲料のディスペンサーにおける保守管理手段を提起し、
【0017】さらに、清涼飲料のディスペンサーの、冷
凍機のコンプレッサ、放熱器、冷却ファンを収蔵する機
械室に、その機械室内の温度を検出する温度センサを設
け、それを、機体の外面で、ディスペンサーを扱い操作
する店員が直視する部位に設けておく、表示ランプまた
は液晶ディスプレーよりなる表示装置に接続し、この温
度センサが機械室内の異常な昇温を検出したときに、そ
れを表示装置に表示せしめて、機械室の周壁に設ける冷
却ファンの通気口のフィルタの目詰りを点検するよう指
示する清涼飲料のディスペンサーの保守点検手段を提起
するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明による清涼飲料のディスペ
ンサーにおける保守管理手段は、ディスペンサーAの機
体構成および全体の基本的な構成については従前のディ
スペンサーと同様に構成してよい。
【0019】図2および図3に示す実施例について具体
的にいえば、1は機体で、箱状に形成してあり、上面側
には開閉自在の蓋1aが設けられ、底面には支脚12…
が設けてある。
【0020】機体1は、それの内腔が前半側と後半側と
に2分するように区画されている。
【0021】aは内部に冷却水wを張込む水槽で、2分
した機体1の内腔の前半側に装架してあり、四周は断熱
機で囲われている。
【0022】2は、水槽a内に配設した清涼飲料の冷却
用の蛇管で、それの始端側2aは、機体1の外面に設け
るカップラー21に導かれ、そこに接続する導管20を
介し、機体1と別に設置するビールの生樽等の清涼飲料
が詰められたタンクTに接続連通し、また、終端側2b
は、機体1の前面側の機壁に取付けたドラフトコック5
に接続させてあり、そのドラフトコック5を操作するこ
とで、タンクT内の清涼飲料が、そのタンクTに接続し
た炭酸ガスを封入せるボンベ等の圧力源Qの圧力により
押し出され、この蛇管2内を流過し、冷却水wにより冷
却されて、ドラフトコック5からジョッキ等の適宜の容
器Bに汲み出されるようになる。
【0023】30は、水槽a内の冷却水w中に氷kを生
成せしめて冷却水wを冷却するために水槽a内に配設し
た冷媒蒸発管、4は水槽a内の冷却水wを撹拌流動させ
るよう水槽a内に配設したアジテータ、M1はそのアジ
テータ4を駆動する駆動モータである。
【0024】bは機体1内の後半側に形成した機械室、
3はこの機械室b内に組込んだ冷凍機で、冷媒を圧縮す
るコンプレッサ31と、圧縮した冷媒を放熱する放熱器
32と、その放熱器32に冷却風を供給する冷却ファン
33と、その冷却ファン33を駆動するファンモータ3
4等からなり、コンプレッサ31は管路35を介して前
述の水槽a内に配設した冷媒蒸発管30の下流側の端部
に接続し、放熱器32内の管路が前記冷媒蒸発管30の
上流側の端部に接続していて、電源コード6を商用電源
のコンセントに接続して、コンプレッサ31の駆動モー
タ(図示省略)を駆動することで、冷媒を、コンプレッ
サ31により圧縮して放熱器32で放熱して冷媒蒸発管
30に送り、そこで気化蒸発させて再びコンプレッサ3
1に戻るように循環させ、この間に冷媒蒸発管30を冷
やしてそれのまわりに氷kを生成するようにしてある。
【0025】そして、この機械室bには、前記冷却ファ
ン33が冷却風として外気を取り込む通気口10を、底
面側に開設し、それの内側位置にフィルタFを、水平な
方向に沿い機体1の後方に向け引き出すことで取り出せ
るように、装脱自在に装着し、また、機体1の後面また
は側面の適宜の位置に排気口11を開設している。
【0026】7は上述の冷凍機3の作動を、冷媒蒸発管
30のまわりに生成される氷kの量に応じて間欠作動さ
せるよう制御させるための氷センサで、それの一対の電
極70・71が、冷媒蒸発管30のまわりに生成する氷
kの厚さ方向に並ぶ姿勢として、その冷媒蒸発管30の
まわりの近傍位置に配位して水槽a内に設けてあり、そ
れの電極70・71間に氷kが存在していることを検出
する作動により、機体1内に設けてあるコントローラc
に組込んだ冷凍機3のコンプレッサ31の駆動モータの
制御回路をオフとし、電極70・71に氷kが無いこと
を検出する作動により前記制御回路をオンとするように
コントローラcに接続している。
【0027】コントローラcには、電源コード6を商用
電源のコンセントに差込み接続した状態において電気系
統の接続不良などで漏電が生じたときに作動する漏電ブ
レーカー(図示省略)が組込まれる。
【0028】8はこの漏電ブレーカーが作動したとき
に、それを表示するよう機体1の外面に装設した表示装
置で、この例においては図3にあるよう、機体1の前面
で、そこに設けられるドラフトコック5の側方に位置す
る部位に、そのドラフトコック5を操作する人の視野に
必然的に入って目視さるように装設してある。
【0029】この例における表示装置8は、液晶パネル
表示面80を具備する液晶ディスプレー8aに、複数の
表示ランプL…を組合せた形態のものとして構成してあ
り、並設した多数の表示ランプL…のうちの、図4にお
いて左端側に位置するランプL1を、上述した漏電ブレ
ーカーに対応するランプとし、かつ、例えば赤色のラン
プとして、電源コード6をコンセントに差込み、電源を
オンとしたときに、正常に接続されているときには、点
灯により、それを表示するメインのランプを兼ねたもの
とし、漏電ブレーカーが作動したときには、早い速度で
点滅を繰返してこの漏電を表示するようにしている。そ
して、このとき、液晶パネルの表示面80に、”漏電が
あります。電源コード6を抜いて、修理を手配して下さ
い。”などの指示文が表示されるようにしている。
【0030】しかして、前述したコントローラcには、
電源コード6を差込んで電源をオンとしたときに、通電
中の電流の電圧を検出する電圧センサ(図示省略)が組
込まれる。そして、この電圧センサが、例えば、規準電
圧の100Vよりも低い80V程度の電圧を検出したと
きに、それを、前述した表示装置8に表示するようにし
ている。
【0031】この表示は、前述の赤色のランプL1を用
い、それの点滅のインターバルを長くして、ゆっくりし
た速度で点滅を繰返させることで表示するようにしてよ
い。
【0032】また、このとき、液晶ディスプレーの表示
面80には、”電圧が低下しています。このまま使い続
けると、コンプレッサに無理がかかり故障します。タコ
足配線を止めて、正しくコンセントに接続しなおして下
さい。”などの指示文を表示して点検を指示するように
する。
【0033】S1は水槽a内に張込む冷却水wの水位を
検出するよう水槽a内に装設したレベルセンサで、水槽
a内に配設した冷媒蒸発管30のまわりに、氷センサ7
によりコントロールされて生成される氷kよりも少し上
方の位置において、冷却水w中に投入するように配位し
て水槽a内に装設してあり、冷却水wの水位の低下で、
冷却水wの上方に露出してくることで水位の低下を検出
し、その信号を前述のコントローラcに送り、これを、
表示装置8に表示させるようにしている。
【0034】この表示装置8への表示は、この例におい
ては、前述の赤色ランプL1の次位に並列する例えば水
色としたランプL2を用い、冷却水wの水位が規準水位
付近にあって、レベルセンサS1が水位の低下を検出し
ないときには、このランプL2が点灯し続け、レベルセ
ンサS1が水位の低下を検出したときに、このランプL
2がゆっくりした速度で点滅を繰返して、水位の低下を
表示するようにしてある。
【0035】そして、このとき、液晶ディスプレーの表
示面80には、”水槽内の冷却水の水位が低下していま
す。冷凍機の造氷に不具合を生じていますから、水槽内
の冷却水を水位線まで補充して下さい。”などの指示文
を表示するようにしている。
【0036】9は水槽a内の冷却水wの水質を検出する
よう水槽a内の冷却水w中に配設した水質センサで、氷
センサ7と同様に、一対に対向する電極90・91を具
備せしめた構造のもので、冷却水w中において、一方の
電極90から他方の電極91に電気が流れるときの、そ
の冷却水wの電気伝導度を検出してその検出信号を前述
のコントローラcに送り、そこに設けておく比較回路に
より所定の電気伝導度と比較させ、それより低い電気伝
導度を検出したときに、それを前述の表示装置8に表示
させるように作用する。
【0037】このときの表示装置8への表示は、この例
においては、前述の水位の低下を表示するのに用いた水
色のランプL2が、短いインターバルをおいて早点滅す
ることで表示させるようにしている。そして、このとき
液晶ディスプレーの表示面80には、”冷却水が古くな
って、水質が不良になったことで、冷凍機が氷を造らな
いようになっています。新しい水道水を交換して下さ
い。”などの指示文が表示されるようにしている。
【0038】この水槽a内に設ける水質センサ9は、氷
センサ7を、それの一対の電極70・71間を冷却水w
を介して電流が流れるときの冷却水wの電気伝導度を常
時検出して規準の電気伝導度と比較回路により比較する
ように構成しておくことで、この氷センサ7をもって共
用させるようにすることが可能であり、そのように構成
してよい。
【0039】S2は、機械室bに組込んだ冷却ファン3
3の通気口10に設けたフィルタFの目詰りの対策とし
て機械室bに装設せる温度センサで、フィルタFに生ず
る目詰りがひどくなると、冷却ファン33に冷却風の風
量が減じて放熱器32の放冷が効かなくなることで、機
械室b内が異常に昇温してくるようになることを利用し
て、このフィルタFの目詰りを機械室b内の温度の上昇
により検出するようにしたもので、機械室b内の所望の
個所に設けるが、この例においては、排気口11の近傍
に設けている。
【0040】そして、この温度センサS2が機械室b内
の温度の異常な上昇を検出したときは、その結果を前述
の表示装置8に表示させるが、このとき、同時に冷凍機
3の駆動を停止させるようにその冷凍機3の制御回路を
制御させる。
【0041】表示装置8への表示は、この例において
は、複数並列させて設ける表示ランプL1・L2・L3
のうちの、第3位のランプを用い、これを例えば黄色の
ランプL3とし、フィルタFに目詰りがない正常なとき
には点灯を続け、温度センサS2が異常な昇温を検出し
たときに、この黄色のランプL3が短いインターバルを
おいて早点滅を繰返すようにして、目詰りが生じたこと
を表示させる。
【0042】このとき、表示装置8の表示面80に
は、”フィルタFを抜き出して、清掃を行なうようにし
て下さい”、などの指示文が表示されるようにする。
【0043】また、このフィルタFは、1ヶ月に一度位
の頻度で清掃を行なうことが望ましく、そのため、1ヶ
月程度の時間で作動するタイマーをコントローラcに組
込み、それがタイムアップしたときに、前述の表示装置
8の黄色いランプL3がゆっくりした点滅を繰返し、同
時に表示装置8の表示面に、フィルタFを定期的に清掃
する時期がきたこと、および、フィルタFを抜き出して
清掃することを指示する指示文が表示されるようにする
手段を併設するようにしてよい。この場合は、抜き出し
たフィルタFを清掃後に再び装着する動作により、タイ
マー回路をリセットするよう作動するリセットスイッチ
14を、フィルタFを抜き差しするレール面に設けてお
くことが有効である。
【0044】また、上述した如く機械室bに設ける温度
センサS2は、冷却ファン33のファンモータ34に不
調が生じて、冷却ファン33が正常に作動しないように
なったときに、それによる機械室b内の昇温によっても
同様に検出作動を行なう。このため、この温度センサS
2が機械室b内の異常な昇温を検出する作動を行なった
ときは、ファンモータ33の点検修理を必要とする場合
も有ることから、表示装置8の表示面80に表示する指
示文は、このファンモータ33の点検、修理を要する場
合のあることも併せたものとしておく。
【0045】SPは表示装置8に組込んだスピーカで、
表示装置8の表示面80に指示文を表示するときに、そ
の指示文に対応する音声を発するようにコントローラc
に制御させてある。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明手段による
清涼飲料のディスペンサーは、それの機体内に装架せる
水槽内に張込んだ冷却水の水位が降下したり、経時変化
により通電度が低下したりすることで、冷凍機の造氷機
能が低下して、清涼飲料の冷却が不充分になったとき
や、タコ足配線で電源コードを接続することで電圧の低
下をきたしているとき、または、冷凍機の冷却ファンの
通気口に設けるフィルタに目詰りが生じて、冷媒を放冷
する放熱器の機能が不調をきたしているときに、これら
の原因を表示装置により表示するようにしているのだか
ら、保守管理が適確に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の清涼飲料のディスペンサーの縦断側面図
である。
【図2】本発明の実施せる清涼飲料のディスペンサーの
縦断側面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上の部分の拡大正面図である。
【符号の説明】
A…ディスペンサー、F…フィルタ、L…表示ランプ、
L1・L2・L3…ランプ、M1…駆動モータ、S1…
レベルセンサ、S2…温度センサ、SP…スピーカ、T
…タンク、Q…圧力源、a…水槽、b…機械室、c…コ
ントローラ、k…氷、w…冷却水、1…機体、1a…
蓋、10…通気口、11…排気口、12…支脚、13…
断熱機、14…リセットスイッチ、2…蛇管、2a…始
端側、2b…終端側、20…導管、21…カップラー、
3…冷凍機、30…冷媒蒸発管、31…コンプレッサ、
32…放熱器、33…冷却ファン、34…ファンモー
タ、35…管路、4…アジテータ、5…ドラフトコッ
ク、6…電源コード、7…氷センサ、70・71…電
極、8…表示装置、8a…液晶ディスプレー、80…表
示面、9…水質センサ、90・91…電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E082 AA04 BB01 CC01 EE04 3L045 AA02 BA01 CA01 DA02 FA02 LA18 MA20 PA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清涼飲料のディスペンサーにおいて、そ
    れの機体に組込まれる冷凍機・アジテータ等の駆動モー
    タの作動を制御するよう前記機体に装設するコントロー
    ラに、電気系統に生ずる漏電を検出して作動する漏電ブ
    レーカーを組込み、機体の外面で、ディスペンサーを扱
    い操作する店員が直視し得る部位に、表示ランプまたは
    液晶ディスプレーよりなる表示装置を装設しておき、こ
    の表示装置に、漏電ブレーカーが作動したときにそれを
    表示せしめて、点検を指示するようにしてなる清涼飲料
    のディスペンサーにおける保守管理装置。
  2. 【請求項2】 清涼飲料のディスペンサーにおいて、そ
    れの機体に組込まれる冷凍機・アジテータ等の駆動モー
    タを制御するよう前記機体に装設せるコントローラに、
    通電中の電流の電圧を検出する電圧センサを組込み、機
    体の外面には、機体を扱い操作する店員が直視し得る部
    位に、表示ランプまたは液晶ディスプレーよりなる表示
    装置を装設し、その表示装置に前記電圧センサを接続し
    て、その電圧センサが通電中に規準電圧より降下した電
    圧を検出したときにそれを表示装置に表示せしめて、点
    検を指示するようにしたことを特徴とする清涼飲料のデ
    ィスペンサーにおける保守管理装置。
  3. 【請求項3】 清涼飲料のディスペンサーにおいて、そ
    れの機体に組込む水槽内に、その水槽に張込む冷却水の
    水位を検出するレベルセンサを装設し、機体の外面に
    は、ディスペンサーを扱い操作する店員が直視し得る部
    位に、表示ランプまたは液晶ディスプレーよりなる表示
    装置を装設し、その表示装置にレベルセンサを接続し
    て、水槽内の冷却水の水位が規準水位により降下したと
    きに、それを表示装置に表示せしめて、冷却水の補充を
    指示するようにすることを特徴とする清涼飲料のディス
    ペンサーにおける保守管理装置。
  4. 【請求項4】 清涼飲料のディスペンサーにおいて、そ
    れの機体に組込む水槽内に、その水槽に張込んだ冷却水
    の通電度を検出する水質センサを装設し、機体の外面に
    は、ディスペンサーを扱い操作する店員が直視し得る部
    位に、表示ランプまたは液晶ディスプレーよりなる表示
    装置を装設し、その表示装置に前記水質センサを接続し
    て、水槽内の冷却水の水質が経時変化により通電度を低
    下させてきたときに、それを表示装置に表示せしめて、
    冷却水を交換するよう指示せしめるようにすることを特
    徴とする清涼飲料のディスペンサーにおける保守管理装
    置。
  5. 【請求項5】 清涼飲料のディスペンサーにおいて、そ
    れの冷凍機のコンプレッサ、放熱器、冷却ファン等を収
    蔵せしめるよう機体に形成する機械室に、その機械室内
    の温度を検出する温度センサを装設し、機体の外面に
    は、ディスペンサーを扱い操作する店員が直視し得る部
    位に、表示ランプまたは液晶ディスプレーよりなる表示
    装置を装設し、その表示装置に前記温度センサを接続し
    て、温度センサが機械室内の異常な昇温を検出したとき
    にそれを表示装置に表示せしめて、機械室の周壁に設け
    る冷却ファンの通気口に装着するフィルタの目詰りの点
    検をするよう指示せしめることを特徴とする清涼飲料の
    ディスペンサーにおける保守管理装置。
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