JP2005098602A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2005098602A
JP2005098602A JP2003332823A JP2003332823A JP2005098602A JP 2005098602 A JP2005098602 A JP 2005098602A JP 2003332823 A JP2003332823 A JP 2003332823A JP 2003332823 A JP2003332823 A JP 2003332823A JP 2005098602 A JP2005098602 A JP 2005098602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice making
making device
ice
unit
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003332823A
Other languages
English (en)
Inventor
Chie Morita
千絵 森田
Masakazu Kikuchi
政和 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2003332823A priority Critical patent/JP2005098602A/ja
Publication of JP2005098602A publication Critical patent/JP2005098602A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 本発明は、使用者によって駆動機構部も含めて製氷装置を着脱させても、電
気接続部の遮断が、使用者の意思によるものなのか、それとも製氷装置に故障が発生した
のかを確実に判断可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】 制御装置70から製氷装置7の駆動機構部31に制御信号等を送受信さ
せる電気接続部35と、この電気接続部35が電気的に遮断されたか否かを検知する遮断
検知手段73と、この遮断検知手段73とは別に製氷装置が所定の位置に設けられている
か否かを検知する位置検知手段38とを備え、製氷装置7は駆動機構部31も含め所定の
位置と着脱自在であり、電気接続部35が電気的に遮断され、かつ、製氷装置7が所定の
位置にない場合に(S3)、使用者により製氷装置7が取り外されたとみなす(S4)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動製氷装置を搭載した冷蔵庫に係り、特に本体からの製氷装置が着脱可能
な冷蔵庫に関する。
一般に、冷蔵庫に搭載した自動製氷装置は、冷蔵室内に給水タンクを設置するとともに
、この給水タンク内の冷水を給水ポンプにより冷凍温度に保持した製氷室に導き、製氷皿
に所定量給水して製氷し、製氷後は自動的に離氷して貯氷することでユーザーの使用に供
するように構成されている。
このような自動製氷装置に対して、最近の環境衛生意識の高まりから、長期間使用して
いなかった場合などに洗浄できる構成への要求が出ており、給水タンクや水受け部、給水
パイプなどの給水機構を本体から取り外し可能として容易に洗浄できるようにした構成が
提案されている。
この製氷皿を取り外して洗浄することについては、製氷皿を着脱自在に固定した枠体に
ガイドを設け、このガイドを冷凍室の天井面に取り付けることで製氷皿を前記製氷皿ガイ
ドから取り外して洗浄するようにした構成(特許文献1参照)や、製氷皿や離氷機構など
の機器をハウジングに収納し、製氷皿を一体化した着脱機構とともにハウジングに対して
挿脱自在として製氷皿を掃除したり製氷皿を交換できる構成(特許文献2参照)が出願公
開されている。
特開2000−180003号公報 特開2001−116410号公報
しかしながら、上述の構成からも、製氷装置を本体から取り外すことは可能であるが、
前記特許文献1の構成は、製氷皿を取り外すことができるだけであって、駆動機構部など
を取り外すことができない構成である。そもそも製氷装置は、氷を貯蔵する貯氷箱も含め
てその本体内に占める占有容積は比較的大きなものとなっており、冬季などほとんど製氷
の必要がないときは、駆動機構部などの設置空間が無効空間となるため、製氷装置を取り
外す際には、駆動機構部も含めて取り外すことが望まれる。
しかし、単に駆動機構部を含めて製氷装置を本体から取り外してしまうと、使用者の意
思によって取り外されたのか、断線など故障しているかの判断をすることができないので
ある。
これは、駆動機構部や製氷皿の温度を検知する温度センサなどとマイコンなどから成る
制御装置は、通常、リード線を介してコネクタなどで電気的に接続されており、リード線
が断線したり、コネクタが外れてしまった場合には、正常通りに製氷動作を行うことがで
きないため、故障と判断するようになっている。したがって、特に開示されていないが、
前記特許文献2の構成のように、単に駆動機構部も含めて製氷装置を取り外してしまうと
、コネクタなども取り外すことが必要であるため、この場合、使用者の意思によって製氷
装置を取り外しても冷蔵庫は故障と判断してしまうからである。
一般的に、冷蔵庫が故障と判断すると、表示パネルなどに故障である旨を報知したり、
その後の製氷動作などを行わないようにプログラムされているため、使用者が製氷装置を
取り外した際に故障させてしまったと、誤認を与えてしまう恐れがある。
本発明はこの点に着目してなされたもので、使用者によって駆動機構部も含めて製氷装
置を着脱させても、使用者の意思によるものなのか、それとも製氷装置に故障が発生した
のかを確実に判断可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明による冷蔵庫は、冷蔵空間に設けた給水タン
クから給水を製氷皿に受けて製氷し、製氷が完了した場合は自動的に駆動機構部を介して
離氷し貯氷する冷凍空間の所定の位置に設置した製氷装置において、この製氷装置を運転
する制御装置と、この制御装置から前記製氷装置の駆動機構部に電源を供給したり、また
は制御装置と駆動機構部間の制御信号を送受信させる電気接続部と、この電気接続部が電
気的に遮断されたか否かを検知する遮断検知手段と、この遮断検知手段とは別に製氷装置
が所定の位置に配置されているか否かを検知する位置検知手段とを備え、製氷装置は駆動
機構部も含め前記所定位置に着脱自在であるとともに、前記遮断検知手段により電気接続
部が電気的に遮断されたことを検知し、かつ、位置検知手段により製氷装置が所定の位置
に配置されていないことを検知した場合に、使用者により製氷装置が取り外されたとみな
すことを特徴とするものである。
第2の発明の冷蔵庫は、冷蔵空間に設けた給水タンクから給水を製氷皿に受けて製氷し
、製氷が完了した場合は自動的に駆動機構部を介して離氷し貯氷する冷凍空間の所定の位
置に設置した製氷装置において、この製氷装置を運転する制御装置と、この制御装置から
前記製氷装置の駆動機構部に電源を供給したり、または制御装置と駆動機構部間の制御信
号を送受信させる電気接続部と、この電気接続部が電気的に遮断されたか否かを検知する
遮断検知手段と、庫内温度を調節したり表示を切り替えたりする操作部とを備え、前記製
氷装置は駆動機構部も含め前記所定位置に着脱自在であるとともに、使用者が前記操作部
を予め設定しておいた所定操作をした後に、一定時間以内に前記遮断検知手段により電気
接続部が電気的に遮断されたことを検知した場合に、使用者により製氷装置が取り外され
たとみなすことを特徴とするものである。
第3の発明の冷蔵庫は、冷蔵空間に設けた給水タンクから給水を製氷皿に受けて製氷し
、製氷が完了した場合は自動的に駆動機構部を介して離氷し貯氷する冷凍空間の所定の位
置に設置した製氷装置において、この製氷装置を運転する制御装置と、この制御装置から
前記製氷装置の駆動機構部に電源を供給したり、または制御装置と駆動機構部間の制御信
号を送受信させる電気接続部と、この電気接続部が電気的に遮断されたか否かを検知する
遮断検知手段と、庫内温度を調節したり表示を切り替えたりする操作部とを備え、前記製
氷装置は駆動機構部も含めて前記所定位置に着脱自在であるとともに、前記遮断検知手段
により電気接続部が電気的に遮断されたことを検知してから一定時間以内に、使用者が前
記操作部を予め設定しておいた所定操作をした場合に、使用者により製氷装置が取り外さ
れたとみなすことを特徴とするものである。
上記発明によれば、使用者が製氷装置を取り外す場合に、例えばコネクタなどの電気接
続部を遮断させる他に、別途、製氷装置の位置検出や、所定操作をさせることで、電気的
接続部が遮断された場合には、使用者の意思によるものなのか、または故障によるものな
のかを確実に判断可能な冷蔵庫を得ることができる。
以下、図面に基づき本発明の1実施例について説明する。本発明に係る冷蔵庫の正面図
である図4と縦断面図である図5に示すように、断熱箱体で形成された冷蔵庫本体1は、
その内部を冷蔵空間として最上部に冷蔵室2、その下方に野菜室3、さらに下方には、冷
凍空間として製氷室5、温度切替室6、冷凍室4を独立して配置し、各貯蔵室の前面開口
には各々専用扉を開閉自在に設けている。
冷蔵室2の扉前面には、図10にも示しているように庫内温度などを表示する表示部5
1と、ブザー音や音声を発する音声部52と、庫内温度などを調節する操作部60を備え
た操作パネル50を設けており、野菜室3と冷凍室4の後部には、冷蔵用冷却器12およ
び冷凍用冷却器11およびそれぞれに冷却ファン14,13を設けて、本体下部に設置し
た圧縮機15の駆動により、各冷却器によって冷却された冷気を各室に送風し、それぞれ
を所定の温度に冷却制御する。
また、故障など冷蔵庫が異常状態となった場合には、報知部である表示部51と音声部
52により報知するようになっている。
製氷室5には、自動製氷装置7と貯氷箱8を配置しており、冷蔵室2の側部底面には、
前記自動製氷装置における製氷皿9へ製氷用の冷水を給水する給水タンク10を設けてい
る。給水タンク10内の冷水は、制御ブロック図である図9に示すように、マイコンより
成る制御装置70から給水ポンプ71に給水信号を出力すると例えば5秒間駆動させて、
図示しない給水パイプを介して製氷皿9に所定量、例えば100cc程度供給されるよう
になっている。
製氷皿9の裏面には、製氷皿9の温度を検知して制御装置70に出力するIセンサ32
(図9参照)を取付けており、給水後所定温度、例えば製氷皿の温度が−12℃まで上昇
した場合は、所定量給水されたと判断し、その後、所定温度、例えば−9℃まで低下した
場合に製氷が完了したと制御装置70が判断するようになっている。
製氷が完了した場合には、自動製氷装置7の後述する駆動機構部31に検氷信号を出力
し、検氷レバー33を降下させて貯氷箱8内の貯氷量の確認を行うとともに、満氷でなけ
れば、さらに駆動機構部31に離氷信号を出力して、製氷皿9を反転させ、ひねりを加え
て製氷ブロックから離氷し、下方の貯氷箱8内に落下させて貯氷する。離氷が完了すると
制御装置70は、再び給水ポンプ71に給水信号を出力して製氷動作を繰り返すようにな
っている。
なお、この貯氷箱8は、製氷室扉18に取付けた支持枠を介して扉とともに引き出し自
在に設けられ、製氷室扉18の開閉状態は、製氷室5の開口周縁部に設けられたドアスイ
ッチ19により制御装置70に出力される。
次に自動製氷装置の構成について説明する。図6,図7に示すように、製氷室5の天井
部には、自動製氷装置7を支持固定する取付板20を設けており、この取付板20の前後
4ヶ所の隅部には、前方に開口を形成した係合凹部24を設けている。
自動製氷装置7は、上記した製氷皿9と検氷レバーと、製氷皿9を離氷回転させたり検
氷レバー33を降下させる駆動モータおよび歯車群を収納した駆動機構部31と、この駆
動機構部31および製氷皿9の後軸を支持するとともに製氷皿9の周囲を抱持するように
形成されたフレーム35とから構成されている。
このフレーム35の周囲上面の各隅部には、前記取付板20の係合凹部24の開口に、
矢印で表示するように、前方から進入して係合固定する断面逆L字状の係合凸部36を上
方に立設している。また、フレーム35の前方上部には凸部37を設けており、前記係合
凹部24と係合凸部36が係合した際に、この凸部37と取付板20の前方に設けられた
ストッパー23とが係合して、前方から製氷装置7が外れることを防止している。
図6,図7に示すように、奥方の1ヶ所には、制御装置70から駆動機構部31に電源
を供給したり、または両者の制御信号の送受信やIセンサ32(図9参照)の温度信号を
出力させる電気接続部35としてのコネクタ34a,bを設けており、自動製氷装置7を
取付板20に取付けた際に、それぞれに設けた束線端子34a,34bが導通するように
なっている。なお、ここでいう電気接続部35には、制御装置70と駆動機構部31また
はIセンサとを接続するリード線なども含む。
このような構成により、使用者が自動製氷装置7を取り外したい場合には、ストッパー
23を押し上げて自動製氷装置7を前方に引き出すことでコネクタ34の場合が外れ、そ
の後、下方に下げるだけで、係合凹部24と係合凸部36の係合関係が解除され取付板2
0から取り外すことができるとともに、取付ける場合には、逆の工程によって、駆動機構
部31も含めて自動製氷装置7が本体に対して着脱可能な構成となっている。
次に、本発明の使用者の意思により製氷装置が取り外されたのか、それとも製氷装置に
故障が発生したのかを判断する構成について説明する。
図9に示すように、コネクタ34が振動により外れたり、漏電してリード線がショート
するなどして電気接続部35が遮断されると、電源の供給や制御信号の送受信ができなく
なるため、制御装置70内または外に、電気接続部35が遮断されたか否かを検知する遮
断検出手段73を設けている。具体的には電気接続部35に直列に抵抗を接続し、この抵
抗間にかかる電圧変動で遮断されたか否かを検出するAD回路により構成されている。
この遮断検知手段73により電気接続部35が電気的に遮断されことを検知すると、異
常報知手段74により、前記報知部51,52を介して、その旨を報知するようになって
いる。具体的には、図11に示すように予め設定しておいたエラーコードを表示したり、
表示部51を点灯または点滅させたり、表示部51が液晶パネルの場合には、「製氷機が
故障しています」と直接的な文言を表示してもよい。また、音声部52を備えている場合
には、ブザー音や音声によって使用者に報知してもよい。
また、束線端子34aの後部には磁石38aを内臓しており、自動製氷装置7が取り付
けられた際に、この磁石38aに反応して自動製氷装置7が所定位置に設置されているか
否かを検知する位置検知手段38、本実施例ではリードスイッチを取付板20の裏面に取
付けている。なお、位置検知手段38は、リードスイッチの他に、マイクロスイッチや赤
外線よるものなど自動製氷装置7が所定の位置に設置されているか否かを判断できるもの
であればよい。
この位置検知手段38は、前記遮断検知手段73を含めた電気接続部35回路とは別個
の回路により設けられており、電気接続部35が何らかの理由により電気的に遮断されて
も、位置検知手段38は正常に動作するようになっている。
次に、図1のフローチャートを参照して、上記構成の作用について説明する。
自動製氷装置7が所定の位置に取付けられ、製氷動作が行われている状態において、ス
テップ1では、遮断検知手段73により電気接続部35が遮断されたか否かを検知し(S
1)、遮断されたことを検知した場合には、ステップ2に進む。
ステップ2では、製氷室扉18がドアスイッチ19により開放されているか否かを検知
し(S2)、電気接続部35が遮断された際に製氷室扉18が開放していれば、使用者に
より自動製氷装置7が取り外された可能性があるとしてステップ3に進み、逆に製氷室扉
18が開放されていないにも拘らず電気接続部35が遮断された場合には、ステップ6に
進み自動製氷装置7の破損、または電気的接続部の断線などにより故障が発生したと判断
する(S6)。通常、自動製氷装置7を取り外すためには、製氷室扉18を開放する必要
があるため、使用者の意思により自動製氷装置7を取り外されたとは考えられないからで
ある。
ステップ3では、位置検知手段38により、自動製氷装置7が所定の位置に設置されて
いるか否かを検知し(S3)、自動製氷装置7が所定の位置に設置されていないと検知し
た場合には、使用者により自動製氷装置7が取り外された以外には検知することはないた
め、ステップ4に進み、使用者により取り外されたと判断する(S4)。
この場合、使用者の意思により自動製氷装置7が取り外されたとみなしているので、製
氷室5を冷凍食品などを貯蔵する冷凍室として活用できるように、ステップ5において、
給水ポンプ71の給水動作および製氷皿9の離氷動作を停止して(S5)、ステップ9に
進む。
なお、製氷皿9に給水する給水口の凍結を防止するための給水口ヒータなどを取り付け
ている冷蔵庫においては、給水動作を停止しているため当該ヒータの通電を停止すること
が省電化として好ましい。また、製氷室5に冷気を供給する専用の補助ファンが設けられ
ており、このファンはIセンサ32の検知温度に基づいて制御している場合には、基準と
なるIセンサ32も併せて取り外されることになるため、冷却ファン13と同期運転をさ
せて室内の冷却を行うようにすることが好ましい。
一方、ステップ3において、自動製氷装置7が所定の位置に設置されている場合には、
コネクタ34が接続されている状態で電気的接続部が遮断されたことになるため、リード
線などが断線しているものと仮定することができ、ステップ6に進み、故障と判断する(
S6)。なお、使用者により自動製氷装置7を取り外した際にも、ステップ1において電
気接続部35が遮断された瞬間、すなわち、コネクタ34が外れた瞬間に、位置検知手段
38により所定位置に設置されてないと判断できない場合には、ある程度、例えば20秒
のタイムラグをもたせておいてもよい。
ステップ6において故障と判断した場合には、故障である旨を使用者に報知する必要が
あるため、ステップ7において、異常報知手段74により報知部51,52を介して報知
する(S7)。
ステップ8では、電気接続部35が遮断されて自動製氷装置7を正常通りに製氷動作さ
せることができないため、給水ポンプ71の給水動作および製氷皿9の離氷動作を停止し
て(S5)、ステップ9に進む。
ステップ9では、遮断されていた電気的接続部が復帰したか否かを遮断検知手段73に
より検知し(S9)、復帰されない場合には、例えば、使用者により自動製氷装置7を取
り外して元の位置に戻されるまで、または、サービスマンなどにより遮断されていた電気
接続部35が修理されるまで、継続してステップ9を繰り返し、復帰されれば、ステップ
10に進み、ステップ5または8において変更した制御内容を通常通りに戻して(S10
)、ステップ1に戻る。
上述した構成によれば、電気接続部35が遮断され、かつ、自動製氷装置7が所定の位
置に配置されていないときに、使用者により自動製氷装置7が取り外されたとみなすこと
により、使用者により駆動機構部31も含めて自動製氷装置7を着脱させても、電気接続
部35の遮断が、使用者によるものなのか、または故障によるものなのかを明確に見極め
ることができる。
これは、リード線に断線が生じるなど電気的な故障が生じた場合においては、電気接続
部35が遮断されても自動製氷装置7は所定の位置に配置されたままであるとともに、使
用者により自動製氷装置7が取り外され冷凍室として使用されれば、当然に、コネクタ3
7が取り外されて電気接続部35が遮断されるとともに、自動製氷装置7が所定の位置か
ら移動されるからである。
また、電気接続部35の遮断を検知する遮断検知手段73と、自動製氷装置7が所定の
位置に配置されているか否かを検知する位置検知手段38とは、別回路で設けているため
、電気接続部35が遮断されたとしても、位置検知手段38は確実に作動し、電気接続部
35の遮断が、使用者、または故障によるものなのかを確実に検知することができる。
さらに、製氷室扉18が開放されていない場合には、使用者により自動製氷装置7が取
り外されたとみなす条件が整ったとしても、使用者により取り外されたとはみなさないと
することにより、さらに検知精度を向上させることができる。
これは、使用者の意思によって自動製氷装置7を取り外した場合は、一般に、扉18を
開放した状態で取り外し作業を行うため、扉18が開放されていない状態で電気接続部3
5が遮断され、自動製氷製氷装置7が所定の位置に配置されていないという状況は、使用
者によるものではなく、両検知手段の電気的な故障が生じた場合やコネクタなどが半挿入
の状態で自動製氷装置7が正常通りに動作し得ない状態であると推定できるからである。
一方、電気接続部35の遮断が故障によるものとみなした場合には、報知部51,52
を介して表示部51にエラーコードの表示または点灯・点滅させたり、異常である旨をブ
ザー音や音声により故障が発生した旨を報知するとともに、使用者によるものとみなした
場合には、かかる報知をしないことにより、電気接続部35の遮断が、使用者の取り外し
作業によるものなのか否かを確実に知らせることができ、製氷装置を取り外した際に故障
させてしまったなどの誤認を使用者に与えることを防止することができる。
次に、他の実施例について、図2のフローチャートを参照して説明する。なお、上記実
施例と重複する部分については、その説明を省略する。本実施例は、電気接続部35の遮
断が使用者によるものなのか、または故障によるものなのかを判断する検知方法の変更例
である。
ステップ21では、所定操作されたか否かを検知する(S21)。この所定操作は、自
動製氷装置7をこれから使用者が取り外すという意思表示のために、図10に示すように
、操作パネル50の操作部60を予め設定しておいた操作を行うことであり、例えば、冷
蔵室ボタン61と冷凍室ボタン62を押しながらタイマボタン63を押すといったように
、通常の使用では操作され難い操作方法であることが好ましい。なお、本実施例では操作
部60の操作で説明するが、これに限られず、扉の開閉など種々の変更が可能である。
ステップ22では、電気接続部35が遮断されたか否かを検知して(S22)、電気接
続部35が遮断されていなければステップ21に戻り、遮断されていればステップ28に
進み、電気接続部35の遮断は故障によるものと判断する(S28)。
これは、ステップ21における所定操作はこれから自動製氷装置7を取り外すという意
思表示であり、かかる操作がされずに電気接続部35が遮断された場合には、使用者が自
動製氷装置7を取り外そうとしていないにも拘らず遮断されてしまったものとみなすこと
ができるためである。
一方、ステップ21において、所定操作された場合には、ステップ23に進み、一定時
間経過したか否かを検知する(S23)。
上記所定操作は、使用者の意思によるものではなく何らかの原因で操作されてしまうこ
とが予測され、このときに電気接続部35が故障によって遮断されると、使用者の意思に
より自動製氷装置7が取り外されたと判断してしまうことになる。
したがって、かかる不具合を防止するため、所定操作後、一定時間以内に電気接続部3
5が遮断されなければ(S24)、所定操作は使用者の意思によるものではないとみなし
てステップ21に戻る。逆に一定時間以内に電気接続部35が遮断されれば、所定操作は
使用者の意思によるものとみなして、ステップ25の条件を満たせばステップ26におい
て、使用者により自動製氷装置7が取り外されたこと判断する(S26)。
なお、所定操作後から、即取り外し作業を完了させることはできないため、上記一定時
間は、例えば5分〜10分など、ある程度の余裕を持たせておくことが好ましい。
また、ステップ24〜ステップ32は、上記実施例のステップS1,S2,S4〜S1
0と同様であるため、その説明は省略する。
上述した構成によれば、使用者がこれから自動製氷装置7を取り外すという意思表示で
ある所定操作をした後、一定時間以内に電気接続部35が電気的に遮断されたことを検知
した場合に、使用者により自動製氷装置7が取り外されたとみなすため、使用者により駆
動機構部31も含めて自動製氷装置7を着脱させても、確実に電気接続部35の遮断が使
用者によるものなのか、または故障によるものなのかを判断することができる。
次に、他の実施例について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、上記実
施例と重複する部分については、その説明を省略する。本実施例は、電気接続部35の遮
断が使用者によるものなのか、または故障によるものなのかを判断する検知方法の変更例
である。
ステップ40では、電気接続部35が遮断検知手段73により遮断されたか否かを検知
し(S40)、遮断されたことを検知すればステップ41に進む。
ステップ41では、上記したステップ2と同様に、製氷室扉18が開放されているか否
かを検知して(S41)、扉18が開放されていない状態で電気接続部35が遮断された
場合には、使用者により自動製氷装置7が取り外されたと想定できないため、ステップ4
5に進み、故障であると判断する(S45)。一方、扉18が開放されている状態で電気
接続部35が遮断された場合には、使用者により自動製氷装置7が取り外された可能性が
あるため、ステップ42に進む。
ステップ42では、表示部51を点滅させ(S42)、ステップ43において、所定操
作されたか否かを検知する(S43)。これは、電気接続部35の遮断の原因が使用者に
よるものなのか否かの確認であり、表示部51の点滅により、電気接続部35が遮断され
、自動製氷装置7を取り外した場合には所定操作が必要であることを報知し、所定操作に
よって自動製氷装置7を取り外したか否かの意思表示の確認を行うためのものである。
なお、ステップ42において、表示部51の点滅により使用者に報知する方法を説明し
たが、これに限られず、表示部51の点灯や、音声部52によるブザー音や音声、または
表示部51が液晶パネルなどの場合には、字句で報知してもよい。
そして、ステップ44では、上記実施例ステップ23と同様に、一定時間が経過したか
否かを検知し(S44)、一定時間以内に所定操作が行われれば、ステップ48に進み使
用者により自動製氷装置7が取り外されたと判断する。一方、一定時間以内に所定操作が
行わなければ、ステップ45に進み故障と判断する。
なお、ステップ45〜ステップ51については、実施例1のステップ4〜ステップ10
と同様であるため、説明を省略する。
上述した構成によれば、電気接続部35が電気的に遮断されたことを検知し、一定時間
以内に使用者がこれから自動製氷装置7を取り外すという意思表示である所定操作をした
場合に、使用者により自動製氷装置7が取り外されたとみなすため、使用者により駆動機
構部31も含めて自動製氷装置7を着脱させても、確実に電気接続部35の遮断が使用者
によるものなのか、または故障によるものなのかを判断することができる。
本発明によれば、駆動機構部も含めた自動製氷装置を着脱による電気接続部の遮断が使
用者の意思によるものなのか、または、故障によるものなのかを確実に判断でき、かかる
着脱可能な自動製氷装置を備えた種々の冷蔵庫に適応可能である。
本発明の実施例1の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例2の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例3の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の冷蔵庫を示す正面図である。 図4の冷蔵庫を示す縦断面図である。 本発明の自動製氷装置および取付板を示す分解斜視図である。 図6の自動製氷装置を取付板に取付けた際の斜視図である。 電気接続部のコネクタを示す拡大斜視図である。 本発明の制御装置を示すブロック図である。 本発明の操作パネルを示す正面図である。 図10の操作パネルに故障である旨を表示した正面図である。
符号の説明
1…冷蔵庫本体 2…冷蔵室 5…製氷室
7…自動製氷装置 9…製氷皿 18…製氷室扉
19…ドアスイッチ 20…取付板 24…係合凹部
31…駆動機構部 32…Iセンサ 33…検氷レバー
34…コネクタ 35電気接続部 38…位置検出手段
70…制御装置 71…給水ポンプ 73…遮断検知手段
74…異常報知手段

Claims (5)

  1. 冷蔵空間に設けた給水タンクから給水を製氷皿に受けて製氷し、製氷
    が完了した場合は自動的に駆動機構部を介して離氷し貯氷する冷凍空間の所定の位置に設
    置した製氷装置において、この製氷装置を運転する制御装置と、この制御装置から前記製
    氷装置の駆動機構部に電源を供給したり、または制御装置と駆動機構部間の制御信号を送
    受信させる電気接続部と、この電気接続部が電気的に遮断されたか否かを検知する遮断検
    知手段と、この遮断検知手段とは別に製氷装置が所定の位置に配置されているか否かを検
    知する位置検知手段とを備え、製氷装置は駆動機構部も含め前記所定位置に着脱自在であ
    るとともに、前記遮断検知手段により電気接続部が電気的に遮断されたことを検知し、か
    つ、位置検知手段により製氷装置が所定の位置に配置されていないことを検知した場合に
    、使用者により製氷装置が取り外されたとみなすことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 冷蔵空間に設けた給水タンクから給水を製氷皿に受けて製氷し、製氷
    が完了した場合は自動的に駆動機構部を介して離氷し貯氷する冷凍空間の所定の位置に設
    置した製氷装置において、この製氷装置を運転する制御装置と、この制御装置から前記製
    氷装置の駆動機構部に電源を供給したり、または制御装置と駆動機構部間の制御信号を送
    受信させる電気接続部と、この電気接続部が電気的に遮断されたか否かを検知する遮断検
    知手段と、庫内温度を調節したり表示を切り替えたりする操作部とを備え、前記製氷装置
    は駆動機構部も含め前記所定位置に着脱自在であるとともに、使用者が前記操作部を予め
    設定しておいた所定操作をした後に、一定時間以内に前記遮断検知手段により電気接続部
    が電気的に遮断されたことを検知した場合に、使用者により製氷装置が取り外されたとみ
    なすことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 冷蔵空間に設けた給水タンクから給水を製氷皿に受けて製氷し、製氷
    が完了した場合は自動的に駆動機構部を介して離氷し貯氷する冷凍空間の所定の位置に設
    置した製氷装置において、この製氷装置を運転する制御装置と、この制御装置から前記製
    氷装置の駆動機構部に電源を供給したり、または制御装置と駆動機構部間の制御信号を送
    受信させる電気接続部と、この電気接続部が電気的に遮断されたか否かを検知する遮断検
    知手段と、庫内温度を調節したり表示を切り替えたりする操作部とを備え、前記製氷装置
    は駆動機構部も含めて前記所定位置に着脱自在であるとともに、前記遮断検知手段により
    電気接続部が電気的に遮断されたことを検知してから一定時間以内に、使用者が前記操作
    部を予め設定しておいた所定操作をした場合に、使用者により製氷装置が取り外されたと
    みなすことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 冷蔵庫の異常状態などを報知する報知部と、遮断検知手段により電気
    接続部が電気的に遮断されことを検知したとき、この報知部により報知する異常報知手段
    とを設け、使用者により製氷装置が外されたとみなされた場合には、遮断検知手段により
    電気接続部が電気的に遮断されことを検知しても、異常報知手段により報知しないことを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 製氷装置が配置された冷凍空間の前面開口部を開閉自在に閉塞する扉
    と、この扉の開閉状態を検知するドアスイッチとを設け、このドアスイッチにより前記扉
    が閉扉中のときに、使用者により前記製氷装置が外されたとみなす条件が整っても、前記
    製氷装置は使用者により外されたとみなさないことを特徴とする請求項1ないし請求項7
    のいずれかに記載の冷蔵庫。
JP2003332823A 2003-09-25 2003-09-25 冷蔵庫 Withdrawn JP2005098602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003332823A JP2005098602A (ja) 2003-09-25 2003-09-25 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003332823A JP2005098602A (ja) 2003-09-25 2003-09-25 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005098602A true JP2005098602A (ja) 2005-04-14

Family

ID=34461019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003332823A Withdrawn JP2005098602A (ja) 2003-09-25 2003-09-25 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005098602A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202006008250U1 (de) * 2006-05-23 2007-10-04 Liebherr-Hausgeräte Lienz Gmbh Kühl- und/oder Gefriergerät
WO2008095208A1 (en) * 2007-01-29 2008-08-07 Roemer Timo C An ice-cube making device
JP2009250597A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Panasonic Corp 冷蔵庫
WO2010120091A3 (en) * 2009-04-13 2011-01-27 Lg Electronics Inc. Refrigerator control technology
US8899065B2 (en) 2009-04-13 2014-12-02 Lg Electronics Inc. Refrigerator with ice maker controlled by installation of ice storage bin
JP7392981B2 (ja) 2019-12-25 2023-12-06 アクア株式会社 製氷機及び製氷機を備えた冷蔵庫

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202006008250U1 (de) * 2006-05-23 2007-10-04 Liebherr-Hausgeräte Lienz Gmbh Kühl- und/oder Gefriergerät
WO2008095208A1 (en) * 2007-01-29 2008-08-07 Roemer Timo C An ice-cube making device
JP2009250597A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Panasonic Corp 冷蔵庫
WO2010120091A3 (en) * 2009-04-13 2011-01-27 Lg Electronics Inc. Refrigerator control technology
US8899065B2 (en) 2009-04-13 2014-12-02 Lg Electronics Inc. Refrigerator with ice maker controlled by installation of ice storage bin
JP7392981B2 (ja) 2019-12-25 2023-12-06 アクア株式会社 製氷機及び製氷機を備えた冷蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7878009B2 (en) Cooling unit with data logging control
US6438973B1 (en) Control board alarms
WO2012144524A1 (ja) 製氷機の運転方法
JP4334518B2 (ja) 冷蔵庫
JP5355731B2 (ja) 空気調和機
JP2005098602A (ja) 冷蔵庫
JP2001149494A (ja) 消防ポンプ用操作表示装置
JP4625740B2 (ja) 冷蔵庫
JP2008070066A (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫の半ドア判定方法
JP2014105933A (ja) 冷蔵庫
JP2008096021A (ja) 自動製氷装置付き冷凍冷蔵庫
JP4297079B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007113804A (ja) 冷蔵庫
JP2010065887A (ja) 空気調和機
JP2016044900A (ja) 冷蔵庫
JPWO2019176513A1 (ja) 冷却装置
JP2012059914A (ja) 冷却装置およびこれを用いた電子機器
JP2854753B2 (ja) 製氷装置付冷蔵庫
JP2007071489A (ja) 冷蔵庫
JP5523889B2 (ja) 冷蔵庫
JP2012077947A (ja) 冷蔵庫
JP2766411B2 (ja) 自動製氷装置
JP2004116862A (ja) 冷却貯蔵庫
JP2006242499A (ja) 冷蔵庫
JP3679262B2 (ja) 冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050427

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20050620

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A621 Written request for application examination

Effective date: 20060425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061211