JP2003097581A - ロータリエンコーダ内蔵軸受ユニット - Google Patents

ロータリエンコーダ内蔵軸受ユニット

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JP2003097581A JP2001294360A JP2001294360A JP2003097581A JP 2003097581 A JP2003097581 A JP 2003097581A JP 2001294360 A JP2001294360 A JP 2001294360A JP 2001294360 A JP2001294360 A JP 2001294360A JP 2003097581 A JP2003097581 A JP 2003097581A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転速度検出精度の向上等を図ったロータリ
エンコーダ内蔵軸受ユニットを提供する。 【解決手段】 反カウンタボア側肩部51の径Dは、パ
ルス生成環69の内径D1と外径D2との間に設定され
ている。その結果、パルス生成環69は、その径方向長
さLを先行技術に記載されたものより遙かに大きくする
ことができ、一極あたりの磁束密度も有意に増大した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリエンコー
ダ内蔵軸受ユニットに係り、詳しくは回転速度検出精度
の向上等を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用アクスル装置等では、部
品点数の削減や製品コストの低減等を図るべく、特開2
001−221241号公報(以下、先行技術と記す)
等に記載されたように、軸受の構成要素をアクスル装置
の構成要素と一体化したいわゆる第3世代や第3.5世
代のハブユニット軸受が開発されている。先行技術のハ
ブユニット軸受では、複列アンギュラ玉軸受の外輪に懸
架装置の取付フランジを形成すると共に、一方の内輪
(第1内輪)をハブと一体化し、更に他方の内輪(第2
内輪)をハブに形成された内輪保持筒に外嵌させてい
る。
【0003】内輪保持筒からは加締用円筒部が一体に延
設されており、軸受組付後にこの加締用円筒部を径方向
外向きに屈曲させて第2内輪の反カウンタボア側の端面
を加締め付け、第2内輪の抜け止めと軸受に対する予圧
付与とを行う。第2内輪の反カウンタボア側の肩部は、
通常のものより径方向外向きに鋼球に対して非接触状態
に膨出され、これにより、反カウンタボア側側端部の径
方向肉厚が増大し、加締めによる軸受精度の低下が生じ
難くなっている。
【0004】一方、近年の自動車では、雪道走行時にお
ける制動安定性の向上を図ったり、パニックブレーキに
よる操舵不能やスキッドを防止するべく、ABS(アン
チロックブレーキシステム)が装備されることが多くな
っている。ABSは、車速や各ホイールの回転状態をリ
アルタイムに検出し、制動時にあるホイールの回転が停
止した場合、ブレーキ油圧制御弁を駆動制御すること等
によりそのホイールに対する制動力を減少させる構成を
採っている。
【0005】ホイールの回転検出は、駆動輪の場合には
ドライブシャフトで行われるものが一般的であるが、従
動輪の場合にはハブユニット軸受にロータリエンコーダ
を内蔵させるものが多い。例えば、先行技術のハブユニ
ット軸受では、第2内輪にセンサロータ(パルサリン
グ)を固着させ、外輪側に取り付けられた磁気センサに
よりセンサロータ(すなわち、ホイール)の回転を検出
している。センサロータには、周方向にN磁極とS磁極
が交互に配置されたパルス生成環(磁極形成面)を後端
面に有しており、磁気センサは所定のエアギャップを持
ってパルス生成環に対峙し、センサロータの回転に対応
した周波数の信号を制御装置に出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、パルス生成環
では、磁気センサの位置における一極あたりの磁束密度
は、一極あたりの円周方向の着磁幅を一定にした場合、
当然のことながら径方向長さが大きくなる程大きくな
る。そして、磁気センサの位置における磁束密度は、径
方向長さがある値に達すると飽和し、それ以上大きくな
ることはない。尚、磁気センサとパルス生成環との間の
エアギャップは、各構成部品の加工精度や車両走行時に
おける弾性変形等を考慮すると、所定の値(例えば、2
〜3mm)確保する必要がある。
【0007】ところで、上述した先行技術のハブユニッ
ト軸受では、センサロータにおけるパルス生成環は、そ
の内径が第2内輪の反カウンタボア側の肩部の径より大
きく設定されているため、外径が外輪の内径より規制さ
れることもあって径方向長さを十分に大きくすることが
できない。これにより、磁気センサの位置における磁束
密度が飽和点以下になり、検出精度に悪影響を与えた
り、適正なエアギャップを確保することができなくなる
虞があった。また、ABSの制御精度を向上させるには
パルス生成環の極数を増加させる必要があるが、この場
合は磁束密度が更に小さくなるため、その実現が難しか
った。本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、回転
速度検出精度の向上等を図ったロータリエンコーダ内蔵
軸受ユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するべく、請求項1の発明では、転動体が転接する第1
および第2外軌道面が内周側に形成された外輪と、前記
外輪の第1外軌道面に対峙する第1内軌道面を外周側に
有する第1内輪と、この第1内輪に形成された第2内輪
保持部に外嵌・保持され、前記外輪の第2外軌道面に対
峙する第2内軌道面を外周側に有する第2内輪と、前記
外輪の第1外軌道面と前記第1内輪の内軌道面との間に
介装され、多数個の転動体と保持器とからなる第1転動
体列と、前記外輪の第2外軌道面と前記第2内輪の内軌
道面との間に介装され、多数個の転動体と保持器とから
なる第2転動体列と、前記第2内輪に固着されると共
に、当該内輪の回転速度検出に供されるセンサロータ
と、当該センサロータの内端面に形成され、その磁気特
性が円周方向で所定の角度ピッチで交互に変化するパル
ス生成環と、前記外輪に固着され、前記パルス生成環に
対峙して回転信号の出力を行う磁気センサとを備えたロ
ータリエンコーダ内蔵軸受ユニットにおいて、前記第2
内輪の反カウンタボア側に前記第2内軌道面の最大径よ
り外径の大きな肩部が形成されると共に、当該肩部の径
が前記パルス生成環の外径と内径との間に設定されたも
のを提案する。
【0009】また、請求項2の発明では、軸受ユニット
支持部材に連結され、転動体が転接する第1および第2
外軌道面が内周側に形成された外輪と、軸方向外端側に
回転部品取付フランジが形成されると共に、前記外輪の
第1外軌道面に対峙する第1内軌道面を外周側に有する
第1内輪が一体的に形成されたハブと、このハブに形成
された第2内輪保持部に外嵌・保持され、前記外輪の第
2外軌道面に対峙する第2内軌道面を外周側に有する第
2内輪と、前記外輪の第1外軌道面と前記第1内輪の内
軌道面との間に介装され、多数個の転動体と保持器とか
らなる第1転動体列と、前記外輪の第2外軌道面と前記
第2内輪の内軌道面との間に介装され、多数個の転動体
と保持器とからなる第2転動体列と、前記第2内輪に固
着されると共に、当該内輪の回転速度検出に供されるセ
ンサロータと、当該センサロータの内端面に形成され、
その磁気特性が円周方向で所定の角度ピッチで交互に変
化するパルス生成環と、前記外輪の内端側に固着された
カバーと、当該カバーに固着され、前記パルス生成環に
対峙して回転信号の出力を行う磁気センサとを備えたロ
ータリエンコーダ内蔵軸受ユニットにおいて、前記第2
内輪の反カウンタボア側に前記第2内軌道面の最大径よ
り外径の大きな肩部が形成されると共に、当該肩部の径
が前記パルス生成環の外径と内径との間に設定されたも
のを提案する。
【0010】請求項1および2の発明によれば、パルス
生成環の径方向長さを十分大きな値にすることが可能と
なるため、磁気センサの位置における磁束密度が増大
し、検出精度の向上等が実現される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。第1実施形態は、本発明を乗用車にお
ける従動車軸用の第3世代ハブユニット軸受に適用した
ものである。図1は、第1実施形態に係るハブユニット
軸受1を示す縦断面図である。図1中、符号3で示した
部材は複列アンギュラ玉軸受(以下、単に軸受と記す)
5の外輪であり、その内周側にはそれぞれ外向きに開い
た円弧状断面の第1,第2外軌道面7,9が形成されて
いる。外輪3の外周側にはフランジ11が形成されてお
り、このフランジ11を介して懸架装置の構成要素(図
示せず)にハブユニット軸受1が結合される。
【0012】外輪3の第1外軌道面9側にはハブ13と
一体化された第1内輪15が配置されており、この第1
内輪15の外周側には外輪3の第1外軌道面9に対応す
る内向きに開いた円弧状断面の第1内軌道面17が形成
されている。第1内軌道面17と第1外軌道面9との間
には多数個の鋼球19と保持器21とからなる第1ころ
列23が介装されている。図中、符号25は内側係止端
を示し、符号27は軸シールを示している。
【0013】外輪3の第2外軌道面9側には第2内輪3
1が配置されており、この第2内輪31の外周側には外
輪3の第2外軌道面9に対応する内向きに開いた円弧状
断面の第2内軌道面33が形成されている。第2内軌道
面33と第2外軌道面9との間には多数個の鋼球19と
保持器21とからなる第2ころ列35が介装されてい
る。
【0014】第2内輪31は、ハブ13の内側に延設さ
れた第2内輪保持部37に外嵌・圧入され、その内側係
止端39が第1内輪15の内側係止端25に当接するこ
とによって軸方向で位置決めされる。また、第2内輪保
持部37からは円筒状の加締部39が一体に延設されて
おり、軸受5を組みたてた後にこの加締部39を径方向
外向きに屈曲させて第2内輪31の反カウンタボア側の
端面を加締め付け、第2内輪31の抜け止めと軸受5に
対する予圧付与とを行う。
【0015】ハブ13にはハブボルト41が植設された
車輪取付用フランジ43が形成されており、この車輪取
付用フランジ43に図示しないホイールが装着される。
【0016】第2内輪31には、第2ころ列35のピッ
チ円半径と略等しい外径の反カウンタボア側肩部51が
形成されると共に、第2内輪31の端面側に径方向寸法
を増大させる膨出部53が形成されている。反カウンタ
ボア側肩部51は、通常運転状態では鋼球19に接触せ
ず、軸受5に大きなモーメント荷重が作用した際には鋼
球19の第2内軌道面33の端部への乗り上げを防止す
る。尚、反カウンタボア側肩部51の外径は、主として
加工上の理由により、第2ころ列35のピッチ円半径以
上にすることはできない。
【0017】第2内輪31には、ロータリエンコーダ5
9の一方の構成要素たる断面L字形状のセンサロータ6
1が圧入等の方法により外嵌・固着されている。センサ
ロータ61は、円筒部63と円盤部65とを有する炭素
鋼薄鋼板(SPCC等)のプレス加工成型品たる芯金6
7と、芯金67の円盤部に焼付け等により固着されたフ
ェライト等を素材とするパルス生成環69とからなって
いる。本実施形態の場合、センサロータ61の円盤部6
5は加締部39より内側(図中、左方)に配置され、こ
れにより円盤部65と加締部39との干渉が防止されて
いる。
【0018】外輪3の内端面には、PBT等の合成樹脂
を素材とするモールド成形品たる円盤状のカバー71が
圧入等の方法により内嵌・固着されている。カバー71
には、炭素鋼薄鋼板(SPCC等)のプレス加工成型品
たる断面L字形状の芯金73と、外周面にローレット等
の回り止め加工がなされたナット75と、ナット75の
基端面(図中、右側)に当接した薄鋼板製の円盤77と
がインサートされている。ナット75は袋ナットを用い
ても良い。この場合、薄鋼板製の円盤77は不要とな
る。図中、符号79はピン穴であり、このピン穴79に
はモールド成型時にナット75と円盤77とを金型に対
して固定するピンが挿入される。また、符号81で示し
た部材はハブユニット軸受1内への塵埃や泥水の浸入を
防止するOリングであり、カバー71の内端面に形成さ
れた環状溝83に嵌入・保持されている。
【0019】カバー71にはセンサ保持穴85が形成さ
れており、このセンサ保持穴85にロータリエンコーダ
59の他方の構成要素たるフランジ87を有する磁気セ
ンサ89が嵌入し、上述のナット75にねじ込まれるボ
ルト91により固定されている。磁気センサ89は、P
BT等の合成樹脂を素材とするモールド成形品であり、
ホール素子や磁気抵抗素子等と波形成型回路とを一体に
したICである検出部93と、ボルト91の嵌入部の補
強を行う鋼管95とがインサートされている。磁気セン
サ89は、センサロータ61のパルス生成環69に対し
て所定のエアギャップをもって対峙している。図中、符
号97で示した部材はOリングであり、符号99で示し
た部材は図示しない制御装置に検出信号を出力するため
の電気ハーネスである。
【0020】本実施形態の場合、図に示したように、反
カウンタボア側肩部51の径Dは、パルス生成環69の
内径D1と外径D2との間に設定されている。その結
果、パルス生成環69は、その径方向長さLを先行技術
に記載されたものより遙かに大きくすることができ、一
極あたりの磁束密度も有意に増大した。
【0021】これにより、本実施形態ではパルス生成環
69と磁気センサ89とのエアギャップを大きくするこ
とが可能となり、各構成部品の寸法公差を大きくするこ
とで製造コストの低減を実現できた。また、他の条件を
先行技術と同一にした場合には、パルス生成環69の極
数を増加させることが可能となり、ABS等における制
御精度の向上が実現される。
【0022】図2は、第2実施形態に係るハブユニット
軸受1を示す縦断面図である。第2実施形態もその全体
構成や作用は上述した第1実施形態と略同様であるが、
ロータリエンコーダ59やカバー71等の構成および形
状が異なっている。すなわち、本実施形態では、パルス
生成環69として多数のスリット101が穿孔されたセ
ンサロータ61の円盤部65が用いられており、この円
盤部65が第2内輪31の端面に密着している。本実施
形態においても、反カウンタボア側肩部51の径Dは、
パルス生成環69(スリット101)の内径D1と外径
D2との間に設定されている。
【0023】また、磁気センサ89が合成樹脂製のカバ
ー71と一体となっており、第1実施形態と同様の検出
部93がカバーにインサートされている。尚、第2実施
形態では、カバー71に電気コネクタ103が形成され
ており、この電気コネクタ103に図示しない電気ハー
ネスの電気コネクタが接続される。第2実施形態では以
上のような構成を採ったことにより、構成部品点数が第
1実施形態より少なくなり、製品コストや製作工数の低
減が実現された。
【0024】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記両実施形態は、複列アンギュラ玉軸受を採
用した第3世代の従動車軸用のハブユニット軸受に本発
明を適用したものであるが、複列円錐ころ軸受等を採用
したハブユニット軸受に適用してもよいし、第1世代や
第2世代等のハブユニット軸受に適用してもよい。その
他、ハブユニット軸受やロータリエンコーダ等の具体的
構成等についても、上記実施形態での例示に限られるも
のではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば適
宜変更可能である。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るロータ
リエンコーダ内蔵軸受ユニットによれば、第2内輪の反
カウンタボア側に第2内軌道面の最大径より外径の大き
な肩部が形成されると共に、当該肩部の径が前記パルス
生成環の外径と内径との間に設定されるようにしたた
め、パルス生成環の径方向長さを十分大きな値にするこ
とが可能となり、これにより、磁気センサの位置におけ
る磁束密度が増大し、検出精度の向上等が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るハブユニット軸受
を示した縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るハブユニット軸受
を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1‥‥ハブユニット軸受 3‥‥外輪 5‥‥複列アンギュラ玉軸受 7‥‥第1外軌道面 9‥‥第2外軌道面 13‥‥ハブ 15‥‥第1内輪 17‥‥第1内軌道面 19‥‥鋼球 21‥‥保持器 23‥‥第1ころ列 31‥‥第2内輪 33‥‥第2内軌道面 35‥‥第2ころ列 37‥‥第2内輪保持筒 39‥‥加締部 41‥‥ハブボルト 43‥‥車輪取付用フランジ 51‥‥反カウンタボア側肩部 61‥‥センサロータ 69‥‥パルス生成環 71‥‥カバー 89‥‥磁気センサ 93‥‥検出部 101‥‥スリット D‥‥反カウンタボア側肩部の径 D1‥‥パルス生成環の内径 D2‥‥パルス生成環の外径 L‥‥パルス生成環の径方向長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転動体が転接する第1および第2外軌道面
    が内周側に形成された外輪と、 前記外輪の第1外軌道面に対峙する第1内軌道面を外周
    側に有する第1内輪と、 この第1内輪に形成された第2内輪保持部に外嵌・保持
    され、前記外輪の第2外軌道面に対峙する第2内軌道面
    を外周側に有する第2内輪と、 前記外輪の第1外軌道面と前記第1内輪の内軌道面との
    間に介装され、多数個の転動体と保持器とからなる第1
    転動体列と、 前記外輪の第2外軌道面と前記第2内輪の内軌道面との
    間に介装され、多数個の転動体と保持器とからなる第2
    転動体列と、 前記第2内輪に固着されると共に、当該内輪の回転速度
    検出に供されるセンサロータと、 当該センサロータの内端面に形成され、その磁気特性が
    円周方向で所定の角度ピッチで交互に変化するパルス生
    成環と、 前記外輪に固着され、前記パルス生成環に対峙して回転
    信号の出力を行う磁気センサとを備えたロータリエンコ
    ーダ内蔵軸受ユニットにおいて、 前記第2内輪の反カウンタボア側に前記第2内軌道面の
    最大径より外径の大きな肩部が形成されると共に、当該
    肩部の径が前記パルス生成環の外径と内径との間に設定
    されたことを特徴とするロータリエンコーダ内蔵軸受ユ
    ニット。
  2. 【請求項2】軸受ユニット支持部材に連結され、転動体
    が転接する第1および第2外軌道面が内周側に形成され
    た外輪と、 軸方向外端側に回転部品取付フランジが形成されると共
    に、前記外輪の第1外軌道面に対峙する第1内軌道面を
    外周側に有する第1内輪が一体的に形成されたハブと、 このハブに形成された第2内輪保持部に外嵌・保持さ
    れ、前記外輪の第2外軌道面に対峙する第2内軌道面を
    外周側に有する第2内輪と、 前記外輪の第1外軌道面と前記第1内輪の内軌道面との
    間に介装され、多数個の転動体と保持器とからなる第1
    転動体列と、 前記外輪の第2外軌道面と前記第2内輪の内軌道面との
    間に介装され、多数個の転動体と保持器とからなる第2
    転動体列と、 前記第2内輪に固着されると共に、当該内輪の回転速度
    検出に供されるセンサロータと、 当該センサロータの内端面に形成され、その磁気特性が
    円周方向で所定の角度ピッチで交互に変化するパルス生
    成環と、 前記外輪の内端側に固着されたカバーと、 当該カバーに固着され、前記パルス生成環に対峙して回
    転信号の出力を行う磁気センサとを備えたロータリエン
    コーダ内蔵軸受ユニットにおいて、 前記第2内輪の反カウンタボア側に前記第2内軌道面の
    最大径より外径の大きな肩部が形成されると共に、当該
    肩部の径が前記パルス生成環の外径と内径との間に設定
    されたことを特徴とするロータリエンコーダ内蔵軸受ユ
    ニット。
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