JP2003095878A - 外用剤 - Google Patents

外用剤

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JP2003095878A
JP2003095878A JP2001288920A JP2001288920A JP2003095878A JP 2003095878 A JP2003095878 A JP 2003095878A JP 2001288920 A JP2001288920 A JP 2001288920A JP 2001288920 A JP2001288920 A JP 2001288920A JP 2003095878 A JP2003095878 A JP 2003095878A
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hair
acyl
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JP2001288920A
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Makoto Egawa
真 江川
Tetsushi Serizawa
哲志 芹澤
Atsushi Yokomaku
敦司 横幕
Tatsufumi Ishizuka
達史 石塚
Kotaro Matsumoto
幸太郎 松本
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Lion Corp
Kashima Oil Co Ltd
Original Assignee
Lion Corp
Kashima Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 奇数炭素数アシル基を有するN−アシル
−N−アルキルアミノ酸又はその塩から選ばれた1種以
上を配合してなることを特徴とする外用剤。 【効果】 本発明の外用剤は、優れた育毛効果を有し、
かつべたつき・ごわつきのない良好な使用感を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、育毛剤、養毛剤、
頭髪用洗浄剤等の外用剤に関し、より詳しくは、優れた
養育毛効果と同時に良好な使用感を有する皮膚用に好適
な外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
抜け毛を予防または抑制して、頭髪の生育や発毛を促す
育毛剤等の外用剤の薬効成分としては、センブリエキ
ス、ビタミンEアセテート、ミノキシジール等の血管拡
張剤、トウガラシチンキ等の刺激剤、パントテン酸、ビ
オチン等のビタミン類、セリン、メチオニン等のアミノ
酸類、ホルモン剤、抗炎症剤、殺菌剤等が使用されてき
た。
【0003】しかしながら、上記従来の薬効成分を配合
した育毛剤等の外用剤においては、いまだ満足すべき育
毛効果を発揮するものは得られていないのが現状であ
る。
【0004】このような状況に鑑み、各種成分の育毛効
果について鋭意検討がなされ、最近では特開平8−33
7515号公報にも記載されているように、N−アシル
アミノ酸に育毛効果があり、中でも奇数炭素数アシル基
を有するN−アシルアミノ酸またはその塩に特に優れた
育毛効果があることが報告されている。
【0005】しかし、上記のN−アシルアミノ酸または
その塩は使用感、特にべたつきとごわつきが非常に悪
く、これらの欠点のないN−アシルアミノ酸誘導体の開
発が望まれていた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、優れた育毛効果及びべたつきとごわつきのない良好
な使用感を併せ持った外用剤を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、後述する実施例に示すように、奇数炭素アシル基
を有するN−アシル−N−アルキルアミノ酸又はその塩
を配合することにより、優れた育毛効果とべたつきとご
わつきのない良好な使用感を併せ持った外用剤が得られ
ることを見出し、本発明をなすに至った。
【0008】即ち、本発明は、奇数炭素数アシル基を有
するN−アシル−N−アルキルアミノ酸又はその塩を配
合してなることを特徴とする外用剤を提供する。
【0009】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明は、奇数炭素数アシル基を有するN−アシル−N−ア
ルキルアミノ酸又はその塩から選ばれた1種以上を配合
してなることを特徴とする外用剤に関するものである
が、ここで配合されるN−アシル−N−アルキルアミノ
酸とは、アミノ酸中のアミノ基の水素原子の1つがアル
キル基によりアルキル化され、もう1つがアシル基によ
りアシル化されたものである。
【0010】上記奇数炭素数アシル基を有するN−アシ
ル−N−アルキルアミノ酸又はその塩の製造に使用され
るアミノ酸としては、天然由来のアミノ酸、非タンパク
性アミノ酸あるいは化学合成により製造されたアミノ酸
のいずれも使用でき、例えば、α−アミノ酸,β−アミ
ノ酸,γ−アミノ酸,δ−アミノ酸,脂肪族アミノ酸,
芳香族アミノ酸,複素環アミノ酸,中性アミノ酸,塩基
性アミノ酸,酸性アミノ酸があり、さらに具体的にはア
ラニン,バリン,ロイシン,イソロイシン,メチオニ
ン,トリプトファン,フェニルアラニン,グリシン,セ
リン,トレオニン,システイン,チロシン,アスパラギ
ン,グルタミン,リシン,アルギニン,アスパラギン
酸,グルタミン酸,β−アラニン,ヒドロキシリシン,
オルニチン,シトルリン,5−アミノレブリン酸,γ−
アミノ酪酸などが用いられる。
【0011】本発明においては、N−アシル−N−アル
キルアミノ酸として、好ましくは下記一般式(I)で表
される化合物が用いられる。
【0012】
【化1】
【0013】ただし、上記式(I)中、Rは置換基を有
していてもよい偶数炭素数の脂肪族一価炭化水素基を表
し、直鎖、分岐あるいは飽和、不飽和のいずれでもよい
が、好ましくはCH3(CH2n−で表される基が挙げ
られる。ここで、上記nは特に制限されるものではない
が、1〜27の奇数の整数であるのが好ましく、より好
ましくは5〜19の奇数の整数である。
【0014】R1は置換基を有していてもよい脂肪族炭
化水素基を表し、直鎖、分岐あるいは飽和、不飽和のい
ずれでもよいが、好ましくはCH3(CH2m−で表さ
れる基が挙げられる。ここで、上記mは特に制限される
ものではないが、偶数でも奇数でもよく、0〜20の整
数であるのが好ましく、より好ましくは0〜5の整数、
特に好ましくは0〜2の整数(メチル基、エチル基、プ
ロピル基)である。
【0015】R2及びR3はそれぞれ水素原子、アルキル
基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、ヒドロキシア
リール基、−(CH2yCOOHまたは−(CH2z
2を表し、これらの基は各々その炭素原子に結合した
水素原子の一部がカルボキシル基(−COOH)あるい
はアミノ基(−NH2)で置換されていてもよい。ここ
で、上記アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アリール
基、ヒドロキシアリール基の炭素数は、特に制限される
ものではないが、炭素数1〜10であり、アルキル基の
場合は特に1〜5であるとより好適である。また、x,
y及びzは各々0〜4の整数を表す。
【0016】さらに、上記N−アシル−N−アルキルア
ミノ酸としては、α−アミノ酸からなるものが好まし
く、具体的には、ロイシン、イソロイシン、アスパラギ
ン酸、バリン、メチオニン等が好適であり、これらの中
でも特に、本発明においてはN−アシル−N−アルキル
イソロイシンが好ましく用いられる。
【0017】本発明に使用されるN−アシル−N−アル
キルアミノ酸の塩としては、ナトリウム、カリウム等の
アルカリ金属塩、カルシウム等のアルカリ土類金属塩、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン等のエタノールアミン塩、リシン、アルギ
ニン、オルニチン等の塩基性アミノ酸塩が挙げられる。
これらの中でも、ナトリウム塩、トリエタノーアミン
塩、アルギニン塩が好ましく用いられる。
【0018】なお、上記のN−アシル−N−アルキルア
ミノ酸の合成方法は、公知の合成方法を採用することが
できる。
【0019】上記奇数炭素数アシル基を有するN−アシ
ル−N−アルキルアミノ酸またはその塩の本発明の外用
剤中における配合量は使用目的、処方形態等に応じて適
宜決定することができるが、通常は組成物全体に対し
0.001〜30%(質量%、以下同様)の範囲で使用
すると好適であり、0.01〜15%であるとより好ま
しい。配合量が0.01%未満であれば本発明の効果が
得られない場合があり、また、30%を超える場合はべ
たつき・ごわつきが発生するため使用感の点から好まし
くない場合が生じる。
【0020】本発明の外用剤の剤型は、特に制限される
ものではなく、例えば可溶化系、乳化系、分散系、油−
水二層系など種々の剤型として用いることができ、例え
ば液状、エアゾール、チック、ジェル、クリーム、ロー
ション等の剤型で使用することができる。さらには、本
剤型の外用剤を不織布等に含浸させ、シート状として使
用することもできる。これらは各剤型の常法に準じて製
造することができ、使用に際して容器を使用する場合は
その材質、形状に特に制限はなく、通常用いられるもの
を使用することができる。そして、各剤型の常法に従っ
て常用量で使用することによって、優れた養育毛効果が
発揮される。
【0021】本発明の外用剤は、本発明の効果を妨げな
い範囲で上記成分以外に任意の成分を配合することがで
きる。任意成分としては、例えば、多価アルコール、界
面活性剤、油脂類、シリコーン類、ビタミン類、ホルモ
ン類、アミノ酸類、皮膚機能亢進剤、角質改善剤、紫外
線吸収剤、溶剤、酸化防止剤、pH調整剤、色素、清涼
化剤、植物エキス、ガス類、香料等が挙げられ、これら
を配合して育毛剤、育毛スプレー、ヘアトニック、ヘア
リキッド、ヘアローション、ヘアスプレー、シャンプ
ー、リンス等の頭髪用剤、その他各種医薬品、化粧料等
の外用剤として利用できる。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づき具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。なお、下記例において%は、質量%である。
【0023】[実施例1〜3、比較例1〜3]表1に示す
処方の実施例1〜3、比較例1〜3のローションタイプ
の養育毛剤を調製し、その育毛効果および使用感を評価
した。
【0024】育毛効果の評価は、以下の方法で行なっ
た。まず、体重2.5kgのニュージーランドホワイト
種雄ウサギの背部を除毛し、休止期にあるもののみを6
羽、実験に供した。除毛した背部に被験剤を各0.15
mlずつ、週2回、8週間塗布し、休止期毛が成長期毛
に変換する日数を調べ、その結果を表1に示した。な
お、表1中の「促進日数」とは、休止期毛から成長期毛
への変換が、エタノールのみを塗布した場合に比べて何
日間促進されたかを示すものである。また、育毛効果の
評価は以下の基準に従った。育毛効果促進日数 〜6
日:無効、7〜20日:有効、21日〜:著効
【0025】また、べたつきとごわつきの評価は5名の
専門パネラーにより以下の官能評価で行った。洗髪後、
タオルドライした頭髪に、各被験剤を2mlスポイトで
滴下し、乾燥途中のべたつき感及び乾燥後のごわつき感
を以下の様な7段階の基準で評価し、その平均点を表1
に示した。 極めて良い:7点、良い:6点、やや良い:5点、どち
らとも言えない:4点、やや悪い:3点、悪い:2点、
極めて悪い:1点
【0026】
【表1】
【0027】[実施例4]下記表2に示す組成の養育毛剤
を常法に準じて調製した。
【0028】
【表2】
【0029】*香料については以下のような配合例が例
示される。ラベンダー油1.0(香料中の質量%)、レ
モン油1.0、オレンジ油0.2、イランイラン油1.
0、ベンジルベンゾエート10.0、ベンジルアセテー
ト1.0、セレストライド0.5、オイゲノール0.
5、ゲラニルニトリル0.5、メチルジヒドロジャスモ
ネート5.0、イソEスーパ1.5、ライムトール0.
5、リナロール10.0、リナリルアセテート10.
0、リラール10.0、ガンマメチルヨノン3.0、エ
チレンブラシエート1.0、ガラクソライド50%ベン
ジルベンゾエート溶液1.0、ベータフェニルエチルア
ルコール5.0、サンタローム0.5、ベチベリルアセ
テート1.0、アセチルセレドン2.0、ベルガモット
油1.0、ゲラニオール1.0、セージクラリー油0.
5、ヘキシルサリシレート0.5、ジャスミンアブソリ
ュート0.1、ヒドロキシシトロネロール0.1、リグ
ストラール0.1、トリエチルシトレート0.5、ジプ
ロピレングリコール30.0
【0030】[実施例5]下記表3の組成からなる育毛ス
プレーを常法に準じて調製した。
【0031】
【表3】
【0032】*N−メタクリロイルエチル−N,N−ジ
メチルアンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタイ
ン・メタクリル酸アルキル共重合体
【0033】[実施例6]下記表4に示す処方物A、Bを
70℃でそれぞれ溶解し、BにAを加えて均一に乳化し
た。更に冷却しながらCを加えて育毛クリームを調整し
た。
【0034】
【表4】
【0035】
【発明の効果】本発明の外用剤は、優れた育毛効果を有
し、かつべたつき・ごわつきのない良好な使用感を有す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芹澤 哲志 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 横幕 敦司 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 石塚 達史 茨城県鹿島郡神栖町東和田4番地 鹿島石 油株式会社鹿島精油所内 (72)発明者 松本 幸太郎 茨城県鹿島郡神栖町東和田4番地 鹿島石 油株式会社鹿島精油所内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AC022 AC062 AC102 AC122 AC182 AC302 AC392 AC402 AC442 AC482 AC661 AC662 AD042 AD152 AD532 AD552 AD632 AD642 AD662 BB35 BB41 CC37 DD08 EE06 EE22 4C206 AA01 AA02 FA51 MA83 NA14 ZA89

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 奇数炭素数アシル基を有するN−アシル
    −N−アルキルアミノ酸又はその塩から選ばれた1種以
    上を配合してなることを特徴とする外用剤。
  2. 【請求項2】 上記N−アシル−N−アルキルアミノ酸
    のN−アルキル基がメチル、エチルまたはプロピル基で
    ある請求項1記載の外用剤。
JP2001288920A 2001-09-21 2001-09-21 外用剤 Pending JP2003095878A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005105022A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Yoshiyasu Ito 育毛剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005105022A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Yoshiyasu Ito 育毛剤
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US8133479B2 (en) 2004-04-28 2012-03-13 Cosmo Oil Co., Ltd. Hair restorer
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