JP2003095855A - 真珠層粉末 - Google Patents

真珠層粉末

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Abstract

(57)【要約】 【課題】アコヤ貝貝殻の利用は進んだが一部に問題があ
り、さらに利用価値を見出し、現状でも廃棄されている
貝殻の利用を高めていく必要がある。 【解決手段】真珠層粉末を着色することによって広い分
野での応用が可能になり、さらにアコヤ貝貝殻を有効に
利用できた。また、真珠光沢を有した状態で着色すると
さらに有効なことがわかった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外観的に優れた化粧
品、食品、装飾品等に用いることができる真珠層粉末に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは特公平6−43320号公
報、特願2001−153341号公報で示すようにア
コヤ貝貝殻から真珠層を取り出す方法を見出した。従
来、アコヤ貝貝殻は真珠養殖の副産物として多く発生し
ている。その一部が粉砕されて家畜の飼料、あるいは食
品に利用されているが、残りの大部分の貝殻は廃棄され
海洋等の汚染を招いている。このアコヤ貝の貝殻利用方
法を提示した。また、特願2001−279412号公
報で真珠光沢を活かした応用方法についても提示してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この結果、アコヤ貝貝
殻の利用は進んだが一部に問題があり、さらに利用価値
を見出し、現状でも廃棄されている貝殻の利用を高めて
いく必要がある。本発明者らは、上記のように真珠層を
取り出すことに成功し、真珠層粉末である利点を最大限
に活かす方法を検討した。このことは、アコヤ貝を有効
利用することによって環境資源リサイクル或いはエコロ
ジーの思想を重視することになり、地球環境の改善に役
立つ。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、アコヤ貝の真珠層はコンキオリンという硬蛋白
質が層状に存在し、非常に染色性がよいことがわかっ
た。この染色性を利用すると、さらに真珠層粉末の利用
範囲が拡大することがわかった。また、粉砕の程度によ
って真珠光沢を残したまま着色することも可能である。
この場合、真珠光沢と染色の2つの特徴を持たせること
ができるため、さらに用途が拡がる。それにより廃棄さ
れていたアコヤ貝の貝殻をより有効に利用できる。
【0005】アコヤ貝から真珠層を得る方法は特に限定
はないが、特公平6−43320号公報、特願2001
−153341号公報記載の方法がよい。まず、アコヤ
貝貝殻を公知の回転式可傾型バレル研磨機と塩酸水溶液
を用いて処理することとした。塩酸を用いたのはアコヤ
貝貝殻の真珠層を除いた部分を崩壊もしくは溶解させる
力が強く、また安価であるためである。塩酸の濃度は好
ましくは5〜50%で、5%以上であれば操作時間等の
操作方法によって、貝殻の稜柱層はほとんど除去される
が、50%を越えてもその効果に変化はなかった。また
塩酸の量は処理するアコヤ貝貝殻の真珠層を除いた部分
を溶解し得る量、すなわちアコヤ貝貝殻の真珠層を除い
た部分にある炭酸カルシウムを塩化カルシウムに変える
のに必要な量を用いる。これは除去する部分のほとんど
が炭酸カルシウムでありその除去に必要な塩酸が研磨液
中に存在すればよいからである。
【0006】またこの操作でアコヤ貝貝殻の真珠層を除
いた部分の除去は塩酸によってのみ行われるのではな
く、研磨機による物理的な方法でも行われるのである。
これは、真珠層の炭酸カルシウムはアラレ石型結晶構造
であるのに対して、除去の対象となる稜柱層のそれは方
解石型結晶構造をとり、後者は含まれる蛋白の割合も高
く、硬度が低く、塩酸や物理的な刺激によって真珠層よ
りも崩壊もしくは溶解しやすい性質がある。また塩酸の
量が貝殻の真珠層以外の部分を除去するに必要な量より
過剰になれば廃液を処理するための中和に費用がかか
る。その結果、塩酸の必要量はその処理時間等の操作方
法によって異なるがアコヤ貝貝殻の真珠層を除いた部分
にある炭酸カルシウムを塩化カルシウムに変えるのに必
要な量の0.5〜1.5倍が適切であることがわかっ
た。さらに操作時間、回転数等の操作方法および貝殻、
研磨液、研磨石の仕込み量や塩酸の濃度等を考慮して決
める。また研磨石は酸化アルミニウムの材質のものを使
用すればより効果的である。
【0007】回転式可傾型バレル研磨機において上記の
処理をする場合、塩酸と貝殻が反応するとき、泡が多量
に発生し、開放状態で実施すれば、研磨機から研磨液や
貝殻が溢れる。また密封状態で実施した後、処理物を取
り出す際に、通常の方法で蓋を開放すると研磨機から内
容物が飛び出し、収量にも影響し、また作業者にとって
も非常に危険である。このため、本発明者らは以下の方
法を採用することで問題を解決した。すなわち、回転式
可傾型バレル研磨機の上部の蓋の部分に1ヶ所以上、好
ましくは2ヶ所以上に内径0.5〜5cmのバルブを設け
る。1ヶ所では、内容物が詰まる場合がある。処理後、
暫く放置したのち、バルブを徐々に開放する。このよう
にすれば、回転式可傾型バレル研磨機を有効に利用で
き、且つ作業も安全に実施できる。このように処理する
ことにより貝殻の真珠層部分を得る。研磨処理ののち処
理した貝殻と研磨石はそれらの大きさの差により篩など
を利用して分別する。
【0008】これらの工程によって得られる貝殻(主に
真珠層)には若干稜柱層等が残っている。化粧品等に利
用する場合、この稜柱層等が美的外観を損ねる場合があ
り、用途によっては以下の操作を実施した方が商品価値
が高まり、本発明の主旨がより向上する。その方法は貝
殻(主に真珠層)を強アルカリの溶液に浸漬する。強ア
ルカリは、特に限定はないが、食品や化粧品に利用する
ため、匂いなどが残らないものがよく、水酸化ナトリウ
ムや水酸化カリウム等が適当である。濃度は、浸漬時間
や稜柱層の残った程度、アルカリの種類によって異なる
が、0.5〜15%がよく、浸漬時間も種々の条件によ
って異なるが、1時間から5日程度がよい。浸漬後水洗
する。しかしながら、よく水洗しても、アルカリが真珠
層に残るので、用途によっては、薄い酸の水溶液に数十
分から数時間浸漬して中和した方がよい場合がある。こ
こで用いる酸は塩酸や酢酸、クエン酸等を用いることが
出来る。
【0009】これにより得た貝殻を必要により水洗後乾
燥し、粉砕する。粉砕は公知の方法、すなわち、カッタ
ーミル、アトマイザーあるいはジェットミルなどの装置
を用いればよい。粉砕は真珠光沢を有するようにする場
合は、粉末の大きさは0.05〜2mm程度がよくこの大
きさになるように粉砕する。しかしこの大きさのみ得る
ことは困難でありこの大きさの粉末が最大量になるよう
に粉砕したのち、篩などで分別すればよい。これより大
きな粉末は再度粉砕し、これより小さい粉末は真珠光沢
を必要としない製品に利用すればよい。真珠光沢を特に
必要としない場合は、用途によって粉砕の程度を決定す
ればよい。このようにして得たアコヤ貝真珠層粉末に対
して必要により、エタノールを0.5〜2倍量加えてよ
く混合し、30分〜数日間浸漬処理したのち乾燥させ
る。
【0010】このようにして得たアコヤ貝貝殻の真珠層
粉末を染色する。染色の方法は特に限定はなく、一般的
な方法をとればよい。一例を挙げれば、真珠層粉末を水
或いは有機性親水溶媒、例えば、エタノール、メタノー
ル、アセトン等、若しくは有機性親水溶媒と水と混合し
た溶媒に色素を用途や希望する染色強度、色素の種類に
よって異なるが、0.01〜1%の濃度で溶解し、30
分間〜5日間放置する。なお、食品に応用する場合は有
機性親水溶媒はエタノールが好ましい。また、染色に用
いる色素も天然色素等安全性の高い物質を用いるのが好
ましい。用いる色素を以下に例示するが当然これに限定
されることはないが用途等によっては利用できる色素が
限定される場合がある。
【0011】合成色素では、赤色2号、赤色3号、赤色
40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、
赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色2
号、緑色3号等があり、天然色素誘導体ではノルビキシ
Na・K、銅クロロフィル、銅クロロフィリンNa及び
鉄クロロフィリンNa等があり 合成天然色素ではβ−
カロチン、リボフラビン、リボフラビン酪酸エステル及
びリボフラビン5’−リン酸エステルNa等が挙げられ
る。
【0012】天然色素では、アナトー色素、クチナシ黄
色素、デュナリエラカロチン、ニンジンカロチン、パー
ム油カロチン、トマト色素、パプリカ色素、アカネ色
素、コチニール色素、シコン色素、ラック色素、赤キャ
ベツ色素、シソ色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色
素、ブドウ果皮色素、紫イモ色素、紫コーン色素、エル
ダーベリー色素、ボイセンベリー色素、カカオ色素、コ
ウリャン色素、シタン色素、タマネギ色素、タマリンド
色素、カキ色素、カロブ色素、カンゾウ色素、スオウ色
素、ベニバナ赤色素、ベニバナ黄色素、クロロフィリ
ン、クロロフィル、スピルリナ色素、ウコン色素、紅麹
色素、ビートレッド、紅麹黄色素、カラメル、クチナシ
青色素、クチナシ赤色素、赤米色素、イカスミ色素、エ
ンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、コーン色素、、ソ
バ全草色素、チェリー色素、海苔色素、マリーゴールド
色素、紫ヤマイモ色素、サフラン、ルチン等が挙げられ
る。
【0013】以上のような方法で染色した真珠層粉末は
様々な用途に用いることができる。例をあげれば、ロー
ション、ゲル、ヘアートニック、ファンデーション、口
紅、ネイルエナメル、入浴剤等の化粧品、飲料、ゼリー
等の食品、各種容器材料として、装身具、家庭必需品等
の装飾に用いることができる。
【0014】次に具体的に実施例、処方例を上げて説明
するが、この実施例、処方例にとらわれることはない。
【0015】実施例−1a アコヤ貝貝殻3.0kg、塩酸3.0kg、水道水6.0k
g、酸化アルミニウムを材質とした研磨石(直径8mm長
さ15mmの斜円柱)10.0kgを層内容積65リッター
の回転式可傾型バレル研磨機(株式会社TKX社製、形
式NK−65型)に入れ、密封した状態で、回転数38
rpmで30分間回転させる。なお研磨機の蓋には内径
0.8cmと内径1.6cmのバルブを設置した。取り出し
時には蓋に取り付けたバルブを徐々に開放した後、研磨
機の蓋(投入口)を開け、内容物を取り出す。次いで、
振動式選別機(株式会社TKX社製、形式KEE−3
型、選別網2cm角)を用いて貝殻と研磨石を分別し、水
洗した。これを5%水酸化ナトリウム水溶液5kgに18
時間浸漬した。その後、水でよく洗ったのちに、1%塩
酸水溶液5kgに2時間浸漬後水洗した。これを75℃、
1時間乾燥し、カッターミル(株式会社西村機械製作所
製、形式KM−D3型)とアトマイザー(不二パウダル
株式会社製、形式E2W−75型)で粉砕し、平均粒子
径180ミクロンまで粉砕した。これを36メッシュを
通り、50メッシュを通らない部分(粒子径は300〜
425ミクロン)を集めた。これと約2倍量のエタノー
ルを加えて、30分間攪拌した後、遠心分離機で過剰な
エタノールを回収したのち、タンブルドライヤー(楠木
機械社製バキュームタンブルドライヤー)を使用し、1
50℃で減圧乾燥させた。脱色および不純物を除去する
ため、これを過酸化水素水に24時間浸漬した、使用し
た過酸化水素水は過酸化水素として2%になるように希
釈して用いた。浸漬後、水洗し、残存している過酸化水
素水を除去するため、0.1%カタラーゼ緩衝溶液に2
4時間浸漬処理した。なお、緩衝溶液はNaH2PO4
Na2HPO4のpH6.73の水溶液を用いた。これに
クチナシグリーン(グリコ栄養食品)の0.1%水溶液
75gと上記の真珠層粉末25gとを軽く攪拌した後、
12時間そのまま静置した。その後、充分水洗し、30
℃で5時間送風乾燥した。
【0016】実施例−1b 実施例−1aのクチナシグリーン(グリコ栄養食品)を
紅酒粉(三栄源、エフ、エフ、ティ)に置き替えて他は
実施例−1aと同様に処理した。
【0017】実施例−2a アコヤ貝貝殻3.0kg、塩酸3.0kg、水道水6.0k
g、酸化アルミニウムを材質とした研磨石(直径8mm長
さ15mmの斜円柱)10.0kgを層内容積65リッター
の回転式可傾型バレル研磨機(株式会社TKX社製、形
式NK−65型)に入れ、密封した状態で、回転数38
rpmで30分間回転させる。なお研磨機の蓋には内径
0.8cmと内径1.6cmのバルブを設置した。取り出し
時には蓋に取り付けたバルブを徐々に開放した後、研磨
機の蓋(投入口)を開け、内容物を取り出す。次いで、
振動式選別機(株式会社TKX社製、形式KEE−3
型、選別網2cm角)を用いて貝殻と研磨石を分別し、水
洗した。これを5%水酸化ナトリウム水溶液5kgに18
時間浸漬した。その後、水でよく洗ったのちに、1%塩
酸水溶液5kgに2時間浸漬後水洗した。これを75℃、
1時間乾燥し、カッターミル(株式会社西村機械製作所
製、形式KM−D3型)とアトマイザー(不二パウダル
株式会社製、形式E2W−75型)で粉砕し、平均粒子
径50ミクロンまで粉砕した。これと約2倍量のエタノ
ールを加えて、30分間攪拌した後、遠心分離機で過剰
なエタノールを回収したのち、タンブルドライヤー(楠
木機械社製バキュームタンブルドライヤー)を使用し、
150℃で減圧乾燥させた。これに赤色106号の0.
2%エタノール溶液200gと上記の真珠層粉末100
gとを軽く攪拌した後、12時間そのまま静置した。そ
の後、充分水洗し、30℃で5時間送風乾燥した。
【0018】実施例−2b 実施例−2aの赤色106号を青色1号に置き替えて他
は実施例−2aと同様に処理した。
【0019】以下に上記の実施例を配合した処方を示
す。
【0020】処方例−1 ゲル 成 分 配合割合(重量%) カルボキシビニルポリマー 0.7 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 1,3ブチレングリコール 11.0 グリセリン 3.0 ポリオキシエチレングリコール 4.0 フェノキシエタノール 0.5 精製水 69.3 L−アルギニン 1.0 キサンタンガム 0.2 実施例−1a 0.1 常法により作成した。
【0021】処方例−2 口紅 成 分 配合割合(重量%) ひまし油 51.3 オクチルドデカノール 15.0 ラノリン 5.0 液状ラノリン 5.0 ミツロウ 5.0 オゾケライト 4.0 キャンデリラロウ 7.0 カルナウバロウ 2.0 酸化チタン 1.0 実施例−2a 0.2 赤色201号 1.0 赤色202号 2.0 黄色4号アルミニウムレーキ 1.0 赤色223号 0.1 香料 0.1 ビタミンE 0.2 パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 常法により作成した。
【0022】処方例−3 ローション 成 分 配合割合(重量%) エタノール 14.0 グリセリン 4.0 ベンガラ 0.1 酸化亜鉛 0.5 カオリン 0.5 実施例−2b 0.5 カンファー 0.15 香料 0.05 精製水 80.2 常法により作成した。
【0023】処方例−4 食品(顆粒) 成 分 配合割合(重量%) 実施例−1a 38.5 乳糖 38.0 トウモロコシデンプン 18.0 結晶性セルロース 2.0 ペプチン 0.8 しいたけ粉末 0.7 常法により顆粒を作成した。
【0024】 処方例−5 ドリンク 成 分 配合割合(重量%) 実施例−1b 5.0 還元麦芽糖 5.0 ビタミンC 1.0 ビタミンB2 0.05 ビタミンB6 0.05 精製水 88.9 常法によりドリンクを作成した。
【0025】処方例−6 実施例−1bを2.0重量%をクリヤ−ラッカ−中に分
散させた。
【0026】処方例−7 熱硬化性アクリルメラミン樹脂(大日本インキ製、アク
リデイック47ー712とス−パ−ベッカミンG821
ー60の重量比7:3の混合物)に実施例−2bを5重
量%混合した。
【0027】処方例−8 プラスチック容器 塩化ビニ−ル樹脂100重量部、ジオクチルフタレ−ト
40重量部及びステアリン酸亜鉛重量3部、実施例−2
bと混合して、165℃に加熱した混練二本ロ−ルで3
分間処理し、これを容器に成型した。
【0028】実施例および処方例はいずれも良好な発色
を示し、広い分野での応用が可能であり、また、真珠光
沢を有するものはさらに外観上の優位性を持つ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/027 A61K 7/027 Fターム(参考) 4B018 LB01 LB08 LE03 MA07 MA08 MC03 MD04 MD75 MF07 MF10 4C083 AA071 AA082 AA122 AB232 AB242 AB432 AB442 AC062 AC102 AC122 AC172 AC482 AC582 AC792 AC842 AC932 AD042 AD092 AD352 AD512 AD532 CC04 CC13 DD11 DD23 DD41 FF01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色料で染色した真珠層粉末
  2. 【請求項2】 真珠光沢を有する程度に粉末化したもの
    を着色料で染色した真珠層粉末
  3. 【請求項3】 粉末の方法が真珠層を有する貝殻を回転
    式可傾型バレル研磨機で処理する。研磨液として濃度が
    5〜50%で且つ処理する真珠層を有する貝殻の真珠層
    を除いた部分の炭酸カルシウムを塩化カルシウムに変え
    るに必要な量の0.5〜1.5倍の量の塩酸を用いて真
    珠層を有する貝殻の真珠層を優先的に得るアコヤ貝貝殻
    の処理方法で得た真珠層を粉末化したものである請求項
    1または請求項2の真珠層粉末
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