JP2003095373A - 部品搬送テープおよび表面実装機 - Google Patents

部品搬送テープおよび表面実装機

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JP2003095373A
JP2003095373A JP2001291057A JP2001291057A JP2003095373A JP 2003095373 A JP2003095373 A JP 2003095373A JP 2001291057 A JP2001291057 A JP 2001291057A JP 2001291057 A JP2001291057 A JP 2001291057A JP 2003095373 A JP2003095373 A JP 2003095373A
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tape
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feeding
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JP2001291057A
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Yoshihisa Iwatsuka
佳久 岩塚
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルによる部品搬送テープからの部品の取
出しをより良好に行えるようにする。 【解決手段】 テープ32(部品搬送テープ)は、テー
プ本体33とこれに貼付けられるカバーテープ34とか
ら構成される。テープ本体33には、部品25を収納す
るための部品収納部35(部品収納用凹部)が所定間隔
を隔てて形成されている。この部品収納部35の底部に
は、該部品収納部35の内外を連通する通気孔35a
(連通部)が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装機に搭載
されるテープフィーダーの部品搬送テープ、およびこの
部品搬送テープを用いて部品を供給しながら基板に実装
する表面実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、テープ(部品搬送テープ)を
担体として電子部品を所定の部品取り出し位置に供給
し、表面実装機(以下、実装機と略す)のヘッドに設け
られた部品吸着用のノズルによってピックアップさせる
ようにしたテープフィーダーは一般に知られている。
【0003】このテープフィーダーは、テープ本体とカ
バーテープとからなって所定間隔おきに部品を収納した
テープをリールに巻回した状態で保持しており、テープ
をリールから導出して所定の部品取出し部に導くととも
に、部品取出し部でカバーテープをテープ本体から剥が
すことにより部品の取出しが可能な状態とし、上記ノズ
ルにより部品がピックアップされる毎に、繰り出し機構
により間歇的にテープを繰り出すように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなテープフ
ィーダーにおいて、部品の取出しは、通常テープ本体か
らカバーテープを剥すことによってテープ本体に設けら
れた部品収納用凹部を開放し、この状態で部品表面をノ
ズルで吸着することにより行うが、例えば、ノズル外径
が部品収納用凹部に対して大きい場合には、ノズル先端
によって部品の取出し口が塞がれて該凹部内が真空状態
となることが考えられる。このような場合には、テープ
自体が吸着されてしまい部品の取出しができなくなる
等、部品の吸着不良を招くことになる。特に、近年では
部品の極小化が進んで部品収納用凹部も小さくなる傾向
にあり、このような部品の吸着不良が多発することが予
想されるため、この問題を未然に解決することが必要と
なる。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、テープフィーダーによる部品の供給に際して
部品搬送テープからのノズルによる部品の取出しをより
良好に行えるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、所定間隔を隔てて部品収納用凹部を形成
したテープ本体と該凹部を塞ぐようにテープ本体に貼付
けられるカバーテープとからなり、カバーテープを剥が
して前記部品収納用凹部内に収納された部品をノズルに
より吸着して取出させるようにした部品搬送テープにお
いて、前記テープ本体に、前記部品収納用凹部の部品取
出し口を塞いだ状態で該凹部内外を連通可能とする連通
部を設けたものである。
【0007】このような部品搬送テープによれば、部品
の取出しに伴いノズル先端がテープ本体に当接して部品
の取出し口が塞がれた場合でも、部品収納用凹部内と外
部とは連通部によって確実に連通した状態となる。その
ため、該凹部内が真空状態となることがなく、部品の吸
着不良等の発生を未然に防止することが可能となる。
【0008】なお、連通部は、前記部品収納用凹部の内
外を孔で連通する構成であってもよいし、また、ノズル
先端がテープ本体に当接して部品の取出し口が塞がれた
ときに、前記凹部の内外を連通し得るように前記部品収
納用凹部の内壁面に溝を形成したものであってもよい。
【0009】また、本発明は、部品吸着用のノズルを備
えた移動可能なヘッドユニットと、部品搬送テープを繰
り出しながら電子部品を前記ノズルによる部品吸着位置
に搬送するテープフィーダーとを備え、テープフィーダ
ーにより供給される部品を前記ノズルにより吸着して基
板上に実装する表面実装機において、前記搬送用テープ
として上述したような(請求項1乃至3のいずれかに記
載の)部品搬送テープが用いられているものである。
【0010】このような表面実装機によれば、テープフ
ィーダーからの部品取出しの際に部品収納用凹部が真空
状態となるのを確実に防止することができる。そのた
め、ノズルによるテープフィーダーからの部品の取出し
をより確実、かつ適切に行えるようになる。
【0011】さらに本発明は、部品吸着用のノズルを備
えた移動可能なヘッドユニットと、部品搬送テープを繰
り出しながら電子部品を前記ノズルによる部品吸着位置
に搬送するテープフィーダーとを備え、前記テープフィ
ーダーにより供給される電子部品を前記ノズルにより吸
着して基板上に実装する表面実装機において、部品取出
し動作に伴い前記ノズル先端が部品搬送テープに当接し
たときに、該テープに形成された部品収納用凹部の部品
取出し口縁部とノズルとの間に隙間を形成するように前
記ノズルの先端縁部にテーパが形成されているものであ
る。
【0012】このような表面実装機によれば、部品の取
出しに伴いノズル先端がテープ本体に当接した場合でも
ノズルにより部品収納用凹部の部品取出し口が完全に塞
がれてしまうことがない。従って、部品取出しの際に部
品収納用凹部が真空状態となるのを確実に防止すること
ができ、ノズルによるテープフィーダーからの部品の取
出しをより確実、かつ適切に行えるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0014】図1及び図2は実装機(本発明に係る表面
実装機)の全体を概略的に示している。この図におい
て、基台1上には基板搬送用のコンベア2が配置され、
このコンベア2上をプリント基板3(二点鎖線で示す)
が搬送されて、所定の実装位置で停止するようになって
いる。
【0015】上記コンベア2の側方には、部品供給部4
が配置されている。この部品供給部4は、多数列のテー
プフィーダー5を備えている。
【0016】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット6が装備され、このヘッドユニット6
はX軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(平面
上でX軸と直交する方向)に移動することができるよう
になっている。
【0017】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向に
延びる一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9によ
り回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固
定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され
て、この支持部材11に設けられたナット部分12が上
記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材
11には、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サ
ーボモータ15により回転駆動されるボールねじ軸14
とが配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット6
が移動可能に支持され、このヘッドユニット6に設けら
れたナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に
螺合している。そして、Y軸サーボモータ9の作動によ
りボールねじ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方
向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動に
よりボールねじ軸14が回転してヘッドユニット6が支
持部材11に対してX軸方向に移動するようになってい
る。
【0018】上記ヘッドユニット6には、部品を吸着す
るためのヘッド20が搭載され、図2に示す例では3本
のヘッド20がX軸方向に並べて配設されている。
【0019】各ヘッド20は、それぞれヘッドユニット
6のフレームに対して昇降及び回転が可能となってお
り、図外のZ軸サーボモータを駆動源とする昇降駆動手
段及びR軸サーボモータを駆動源とする回転駆動手段に
より駆動されるようになっている。また、上記各ヘッド
20の下端には部品吸着用のノズル21が設けられてお
り、部品吸着時には図外の負圧供給手段から電磁バルブ
を介してノズル21に負圧が供給され、その負圧による
吸引力で部品が吸着されるようになっている。
【0020】図3は上記テープフィーダー5を概略的に
示している。この図に示すように、フィーダー本体30
の後部にはテープ32(部品搬送テープ)を巻回したリ
ール31が回転可能に保持され、このリール31から前
方へテープ32が導出されている。
【0021】テープ32は、IC、トランジスタ、コン
デンサ等の小片状の電子部品を所定間隔置きに収納、保
持するものであり、図4及び図5に示すようにテープ本
体33とカバーテープ34とで構成されている。
【0022】上記テープ本体33は、上方に開口した空
洞状の部品収納部35(部品収納用凹部)を所定間隔置
きに有しており、その各部品収納部35に部品25が収
納されている。テープ本体33は、当実施形態では紙か
ら形成されており、例えば帯状の厚紙に対して所定間隔
置きにプレス加工が施されることによって部品収納部3
5が形成されている。部品収納部35の底部であってそ
の中央には、上下に貫通する通気孔35a(連通部)が
穿設されており、部品収納部35の内外(部品収納部内
とテープ裏面側外部)が連通接続されている。なお、通
気孔35aは、例えばテープ本体33の製造過程におい
て部品収納部35がプレス加工される際に同時に形成さ
れる。
【0023】テープ本体33には、さらにその一側辺に
沿った部分に上下に貫通した小孔状の係合孔36が一定
間隔置きに設けられている。
【0024】一方、カバーテープ34は、ビニールテー
プからなり、上記部品収納部35が開口する部分(係合
孔36以外の部分;部品の取出し口)を覆う状態でテー
プ本体33の上面に接着されている。
【0025】上記フィーダー本体30の前端側には部品
取出し部37が設けられている。この部品取出し部37
は、後記搬送用ベルト40の下流端側でテープ本体33
を支持するとともにテープ本体33の部品収納部35を
外部(上部)に露出させる状態とすることにより、前記
ヘッド20のノズル21により部品収納部35から部品
25をピックアップすることができるようになってい
る。
【0026】また、リール31の設置個所と部品取出し
部37との間にテープ搬送手段が装備されている。この
テープ搬送手段は、上記リール31から導出されるテー
プ32を部品取出し部37へ移動させるもので、当実施
形態では、駆動プーリ41と従動プーリ42と、これら
両プーリ41,42に掛け渡される無端状のコンベアベ
ルト40とを備えている。
【0027】テープ搬送手段をさらに具体的に説明する
と、図外のモータにより駆動される駆動プーリ41が部
品取出し部37に設置されるとともに、従動プーリ42
がリール31の近傍位置に設置され、これらのプーリ4
1,42にコンベアベルト40が掛け渡されている。コ
ンベアベルト40の一側辺に沿った部分には、前記テー
プ32の係合孔36に対して係脱可能な係止突起(図示
省略)が、係合孔36の配置に対応するように一定間隔
おきに配設されている。そして、係合孔36と係止突起
との係合によりコンベアベルト40に対してテープ32
が結合されるようにセットされた状態で、駆動プーリ4
1がモータにより図3中の矢印a方向に回転駆動される
ことにより、コンベアベルト40がテープ32をリール
31から引き出しつつ部品取出し部37へ向かう方向
(矢印b)に搬送するようになっている。
【0028】また、上記従動プーリ42の位置ではテー
プ本体33からカバーテープ34が剥がされて、テープ
本体33が上記コンベアベルト40により搬送されるに
伴い、カバーテープ34がテープ搬送方向以外の方向、
例えばテープ搬送方向と反対方向から後方へと導かれ
て、下方のテープ排出部へ送られるように、ガイドロー
ラ45及びカバーテープ送り部材48が配設されてい
る。
【0029】上記ガイドローラ45は、従動ローラであ
って前記従動プーリ42の上方に配置されている。
【0030】一方、カバーテープ送り部材48は、テー
プ搬送手段の後端部における従動プーリ42の後方に配
置されており、円形のプレート48aと、このプレート
48aの片面側に放射状に配置される爪片48bとを有
し、プレート48aと爪片48bとの間にカバーテープ
34を挟み込み得るようになっている。そして、前記テ
ープ搬送手段の従動プーリ42に連動して回転し、この
回転に伴いカバーテープ34をテープ本体33から剥が
しながら下方に案内するようになっている。なお、カバ
ーテープ送り部材48の下方には、カバーテープ34を
カバーテープ送り部材48から離脱させる補助部材53
が設けられており、これによりカバーテープ34はカバ
ーテープ送り部材48に巻き付くことなく下方のテープ
排出部へ案内されるようになっている。
【0031】また、上記コンベアベルト40の上方に
は、カバーテープ剥離後のテープ本体33の部品収納部
35を覆うためのカバーベルト55が配置されている。
このカバーベルト55は、所定間隔でコンベアベルト4
0に対向して、前後に延びるように配置された状態で、
前後一対のアイドルプーリ56,57に掛け渡され、コ
ンベアベルト40上のテープ本体33の上面に密接する
状態で、コンベアベルト40でテープ本体33が搬送さ
れるときにそれに従動するようになっている。
【0032】上記カバーベルト55が配置される範囲は
テープ搬送手段の後端近傍から部品取出し部37の手前
までとされることにより、部品取出し部37では、テー
プ本体33の部品収納部35が上方に露出した状態で、
テープ本体33がコンベアベルト40に支持される状態
となるように構成されている。
【0033】以上のように構成された実装機では、実装
作業中には、ヘッドユニット6が部品供給部4のテープ
フィーダー5上方に移動し、ヘッド20の昇降動作に伴
い部品取出し部37においてテープ32の部品収納部3
5から部品25がノズル21により吸着された状態でピ
ックアップされる。そして、ヘッドユニット6がプリン
ト基板3上に配置された後、ヘッド20の昇降動作に伴
いプリント基板3上に部品25が実装されることとな
る。
【0034】一方、部品25が取出されたテープフィー
ダー5においては、該部品25の取出しに伴い図外モー
タが駆動され、コンベアベルト40により所定量だけテ
ープ32が繰り出されて部品取出し部37において次の
部品25の取出しが可能な状態とされるとともに、これ
に連動してカバーテープ送り部材48が回転することに
より、テープ本体33から剥離されたカバーテープ34
がテープ排出部へ送られる。
【0035】このような一連の実装動作において、上記
の実装機では、テープフィーダー5において部品25を
供給するためのテープ32が上述したように構成されて
いるため、ノズル21(外径)が部品収納部35の部品
取出し口よりも大きい場合でも、ノズル21による部品
25の取出しを確実、かつ良好に行うことができる。
【0036】すなわち、チップ部品25等のような極小
の部品25を供給する場合には、図6に示すように部品
収納部35の部品取出し口がノズル先端で塞さがれる場
合があり、このような場合には、部品収納部35内が真
空状態となって吸着不良が発生するとの懸念がある。し
かし、この実施形態の実装機によれば、既に説明したよ
うに、部品25を担持するテープ32のテープ本体33
には、部品収納部35毎に通気孔35aが設けられて部
品収納部35の内外が連通するようにされているので、
部品収納部35がノズル21で塞がれた場合でも、部品
収納部35内が真空状態となることがない。そのため、
部品収納部35に対してノズル21(外径)がやや大き
いような場合でもテープ自体を吸着することなく部品2
5に対して良好に負圧を作用させることができ、部品2
5の取出しを確実、かつ良好に行うことができる。
【0037】特に、ノズル21に負圧が作用する時、部
品25の背面側の通気孔35aから大気圧が作用するの
で、短時間でノズル21により部品25を吸着すること
ができる。この際、通気孔35aが部品収納部35の底
面中央に形成されている結果、内外差圧による通気の方
向は部品25の重心を通過することになり、吸着の過程
で通気により部品25が傾くことがない。そのため、吸
着ずれを伴うことなく正しく部品25が吸着されるよう
になる。
【0038】従って、この実施形態の実装機によると、
上記のようなテープ32を使用していない従来のこの種
の実装機に比べて、ヘッドユニット6による部品25の
取出し、およびプリント基板3に対する実装をより適切
に行うことができる。
【0039】なお、上記実施形態では、部品収納部35
内が真空状態となるのを防止するために、テープ32
(テープ本体33)に通気孔35aを形成しているが、
例えば、図7(a),(b)に示すように部品収納部3
5の側壁に、該側壁に沿って上下方向に伸びる細溝35
bを設けるようにしてもよい。このようにすれば部品収
納部35がノズル21で塞がれた場合でも、細溝35b
によって部品収納部35内外を連通状態とすることがで
きるので、部品収納部35内が真空状態となるのを有効
に防止することができる。
【0040】この場合、同図に示すように細溝35bを
テープ32の長手方向であって、かつ部品収納部35の
両側に形成すれば、細溝35bを設けながらもテープ3
2の幅(図7(a)では上下方向の寸法)を拡張する必
要がないというメリットがある。
【0041】また、各細溝35bを部品収納部35の配
列方向と平行な同一軸線上(図7(a)中に符号lで示
す)に形成しておけば、部品吸着時に各細溝35bを通
じて部品収納部35内に流入する外気流の圧力が部品2
5に対して均等に作用するようになるので、ノズル21
に対して部品25が回転等して吸着ずれを起こすことが
ないというメリットがある。この場合、特に上記軸線l
を部品収納部35に収納される部品25の重心位置G上
に設定しておけば、各細溝35bから流入する外気流の
圧力バランスが崩れた場合でも、部品25が回転して吸
着ずれを起こすのを有効に防止することが可能となる。
【0042】さらに、図7(b)に示すように、部品吸
着時に細溝35bを通じて流入する外気が部品底に向っ
て案内されるように細溝35bの底面351を斜めに設
けておくのが好ましい。詳しくは、細溝35bの底面を
部品収納部35の外側から内側に向って先下がりに形成
しておくのが好ましい。このようにしておけば、外気流
が速やかに部品25の底面側に導かれることになり、そ
の結果、部品25の吸着を迅速に行うことが可能とな
る。なお、同様の効果を得るために、一点鎖線(符号3
52)に示すように、部品25の下側まで回り込むよう
に細溝35bを形成してもよい。また、同図に実線で示
すように、底面351の端部(部品収納部35内に臨む
部分)が部品収納部35の中間位置(部品収納部35の
深さ方向における中間位置)に位置するように細溝35
bを形成する以外に、二点鎖線(符号353)で示すよ
うに底面351の端部が部品収納部35の底部に位置す
るように細溝35bを形成するようにしてもよい。
【0043】なお、部品収納部35がノズル21に塞が
れた場合に該部品収納部35の内外を連絡する構成(連
通部)は、図5や図7に示した構成に限定されるもので
はなく、種々変更可能であり、例えば図8,図9のよう
なものであってもよい。
【0044】図8は、図7に示したテープ32の変形例
である。このテープ32は、部品収納部35の両側(テ
ープ32の長手方向両側)に細溝35bを配置するとと
もに、各細溝35bを部品収納部35の配列方向と平行
な同一軸線l上に形成している点で図7のテープ32と
共通しているが、隣設される部品収納部35の細溝35
b同士がテープ32の幅方向にオフセットされ、さらに
隣設される部品収納部35の細溝35b同士がテープ3
2の長手方向に一部オーバーラップ(符号nで示す)し
た構成となっている点で図7のテープ32と構成が異な
っている。
【0045】このように、隣設される部品収納部35の
細溝35b同士をテープ長手方向にオーバーラップさせ
た図8のテープ32によれば、部品収納部35同士の間
隔Lを狭く設定することができる。従って、テープ32
の単位長さあたりの部品収納量を増やすことができると
いうメリットがある。
【0046】図9も基本的には図7に示したテープ32
の変形例である。このテープ32は、部品収納部35の
両側に細溝35bを配置している点で図7のテープ32
と共通しているが、各細溝35bは部品収納部35の幅
方向両側(テープ32における幅方向両側)に形成され
ており、この点で図7のテープ32と構成が相違してい
る。なお、一の部品収納部35の各細溝35b同士は、
テープ幅方向(すなわち、部品収納部35の配列方向と
直行する方向)の同一軸線l′上に形成されている。
【0047】このような図9に示すテープ32の構成に
よれば、隣設される部品収納部35の間に細溝35bが
形成されないので、部品収納部35同士の間隔Lをより
一層狭く設定することができ、その結果、図8のテープ
32にも増して単位長さあたりの部品収納量を増やすこ
とができるようになる。
【0048】次に、本発明の第2の実施の形態について
図10を用いて説明する。
【0049】この図に示す実装機の構成は、基本的には
第1の実施形態のものと共通しているが、第2の実施形
態では、部品25を吸着するノズル21の先端縁部にテ
ーパ21aが形成されている点でヘッドユニット6の構
成が第1の実施形態と相違している。テーパ21aは、
ノズル21による部品収納部35からの部品取出しに伴
いノズル先端がテープ32に当接した場合でも部品収納
部35の部品取出し口縁部とノズル21との間に隙間を
形成して該取出し口の一部を確実に開放し得るように形
成されている。なお、同図の例では、ノズル先端の図面
に直交する方向における両端部分がテープ32に当接し
た状態で、テーパ21aにより部品収納部35の左右両
側(同図で左右両側)が開放されている。
【0050】また、第2の実施形態では、テープ本体3
3の各部品収納部35には通気孔35aは設けられてお
らず、この点でテープ32の構成が第1の実施形態と相
違している。
【0051】このような第2の実施形態の実装機による
と、ノズル21の先端に上記のようなテーパ21aが形
成されていることにより部品収納部35がノズル21で
完全に塞がれることがなく、そのため、部品収納部35
内が真空状態となることがない。従って、第1の実施形
態と同様に、部品収納部35に対してノズル21(外
径)がやや大きいような場合でもテープ自体を吸着する
ことなく部品25に対して良好に負圧を作用させること
ができ、部品25の取出しを確実、かつ良好に行うこと
ができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、部品搬
送テープにおいて、テープ本体に、部品収納用凹部の部
品取出し口を塞いだ状態で該凹部内外を連通可能とする
連通部を設けたので、部品取出し時に部品収納用凹部が
ノズルで塞がれて真空状態となるのを確実に防止するこ
とができる。従って、該凹部内が真空状態となることに
起因する部品の吸着不良等の発生を未然に防止すること
ができる。
【0053】また、本発明の実装機によれば、部品収納
凹部内が真空状態となるのを有効に防止できる上記のよ
うな部品搬送テープを用いて部品を供給するので、ノズ
ルによる部品の吸着不良を軽減してより適切に部品を実
装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装機を示す平面図である。
【図2】同実装機におけるヘッドユニットを示す正面図
である。
【図3】同実装機に適用されるテープフィーダーの一例
を示す斜視概略図である。
【図4】テープフィーダーに用いられる部品搬送テープ
を示す斜視図である。
【図5】同テープを示す断面図である。
【図6】ノズルによるテープからの部品取り出し時の状
態を示す断面図である。
【図7】テープフィーダーに用いられる部品搬送テープ
の別の例を示す図である((a)はテープの平面図、
(b)はノズルによる部品取り出し時の状態を示す断面
図である)。
【図8】テープフィーダーに用いられる部品搬送テープ
の別の例を示す平面図である。
【図9】テープフィーダーに用いられる部品搬送テープ
の別の例を示す平面図である。
【図10】本発明に係る表面実装機の別の例を示す図
(ノズルによるテープからの部品取り出し時の状態を示
す断面図)である。
【符号の説明】
3 プリント基板 4 部品供給部 5 テープフィーダー 6 ヘッドユニット 20 ヘッド 21 ノズル 32 テープ(部品搬送テープ) 33 テープ本体 34 カバーテープ 35 部品収納部(部品収納用凹部) 35a 通気孔(連通部) 36 係合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E096 AA06 BA08 BB08 CA15 DA30 FA40 GA04 GA05 5E313 AA03 AA11 AA18 CC03 CD03 DD01 DD02 DD32 DD34 DD50 EE01 EE02 EE24 EE25 EE35 FG10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を隔てて部品収納用凹部を形成
    したテープ本体と該凹部を塞ぐようにテープ本体に貼付
    けられるカバーテープとからなり、カバーテープを剥が
    して前記部品収納用凹部内に収納された電子部品をノズ
    ルにより吸着して取出させるようにした部品搬送テープ
    において、 前記テープ本体に、前記部品収納用凹部の部品取出し口
    を塞いだ状態で該凹部内外を連通可能とする連通部を設
    けたことを特徴とする部品搬送テープ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の部品搬送テープにおい
    て、 前記連通部は、前記部品収納用凹部の内外を連通する孔
    からなることを特徴とする部品搬送テープ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の部品搬送テープにおい
    て、 前記連通部は、前記部品収納用凹部の内壁面に形成され
    る溝からなることを特徴とする部品搬送テープ。
  4. 【請求項4】 部品吸着用のノズルを備えた移動可能な
    ヘッドユニットと、部品搬送テープを繰り出しながら電
    子部品を前記ノズルによる部品吸着位置に搬送するテー
    プフィーダーとを備え、前記テープフィーダーにより供
    給される電子部品を前記ノズルにより吸着して基板上に
    実装する表面実装機において、 前記部品搬送テープとして請求項1乃至3のいずれかに
    記載の部品搬送テープが用いられていることを特徴とす
    る表面実装機。
  5. 【請求項5】 部品吸着用のノズルを備えた移動可能な
    ヘッドユニットと、部品搬送テープを繰り出しながら電
    子部品を前記ノズルによる部品吸着位置に搬送するテー
    プフィーダーとを備え、前記テープフィーダーにより供
    給される電子部品を前記ノズルにより吸着して基板上に
    実装する表面実装機において、 部品取出し動作に伴い前記ノズル先端が部品搬送テープ
    に当接したときに、該テープに形成された部品収納用凹
    部の部品取出し口縁部とノズルとの間に隙間を形成する
    ように前記ノズルの先端縁部にテーパが形成されている
    ことを特徴とする表面実装機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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