JP2003095303A - 注出口組合体 - Google Patents
注出口組合体Info
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/72—Contents-dispensing means
- B65D5/74—Spouts
- B65D5/746—Spouts formed separately from the container
- B65D5/747—Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall
- B65D5/748—Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall a major part of the container wall or membrane being left inside the container after the opening
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Cartons (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バージン性を有する注出口付き容器におい
て、ピルファープルーフのような複雑な構造の注出口組
合体でなく、また、シュリンク包装をせずに、キャップ
を開栓することなく、注出口本体または容器本体に設け
られたバージン加工部が保持されているか、または、破
壊されていることが容易に確認できる技術を提供するこ
とである。 【解決手段】 容器本体、該容器本体に取り付けた注出
口本体と、該注出口本体に冠着するキャップとからな
り、前記キャップが透明な樹脂または透明に着色された
樹脂による成形体からなり、更に、そのキャップをとお
してバ−ジン性が保持されているか否かを視認すること
を特徴とする注出口組合体に関するものである。
て、ピルファープルーフのような複雑な構造の注出口組
合体でなく、また、シュリンク包装をせずに、キャップ
を開栓することなく、注出口本体または容器本体に設け
られたバージン加工部が保持されているか、または、破
壊されていることが容易に確認できる技術を提供するこ
とである。 【解決手段】 容器本体、該容器本体に取り付けた注出
口本体と、該注出口本体に冠着するキャップとからな
り、前記キャップが透明な樹脂または透明に着色された
樹脂による成形体からなり、更に、そのキャップをとお
してバ−ジン性が保持されているか否かを視認すること
を特徴とする注出口組合体に関するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピルファープルー
フタイプの注出口組合体に関する。
フタイプの注出口組合体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラスチックボトル、紙容器、
パウチ等の容器本体に、その容器本体に収納された清涼
飲料水やアルコール飲料等の液体内容物を取り出すため
の注出口を備えた注出口付き容器が用いられている。そ
して、前記注出口は、注出口本体と、再封(リクロー
ズ)のためのキャップとからなる。また、市販されてい
る前記注出口付き容器は、その注出口本体の内部または
容器本体の注出口装着部に相当する位置に、未開封であ
ることを証明するバージン部と該バージン部を破壊して
開封する開封機能を備えている。それは、リクローズキ
ャップがあるために、開栓されて、注出口本体の内部の
バージン性を破壊して、異物を混入し、再度、リクロー
ズキャップによって閉栓する等の、いわゆる、悪戯をさ
れるおそれがたあるために、図4(a)の斜視図、およ
び同(b)の側面図に示すように、最初の開栓がされた
ことが容易に視認できるように、シュリンクフィルムF
により、全体を被覆するシュリンク包装をすることが一
般的であった。すなわち、シュリンクフィルムFを破壊
しないとキャップが外せないため、シュリンクフィルム
Fが正常に被覆されていれば、未開封であるとするもの
である。また、内容物のバージン性の強調として、現在
の所、注出口本体とピルファープルーフ機能を追加した
キャップとを使用した商品(飲料等)やシュリンクした
商品(紙容器飲料、チューブ歯磨き粉等)または、箱に
入った商品(チューブわさび等)がある。
パウチ等の容器本体に、その容器本体に収納された清涼
飲料水やアルコール飲料等の液体内容物を取り出すため
の注出口を備えた注出口付き容器が用いられている。そ
して、前記注出口は、注出口本体と、再封(リクロー
ズ)のためのキャップとからなる。また、市販されてい
る前記注出口付き容器は、その注出口本体の内部または
容器本体の注出口装着部に相当する位置に、未開封であ
ることを証明するバージン部と該バージン部を破壊して
開封する開封機能を備えている。それは、リクローズキ
ャップがあるために、開栓されて、注出口本体の内部の
バージン性を破壊して、異物を混入し、再度、リクロー
ズキャップによって閉栓する等の、いわゆる、悪戯をさ
れるおそれがたあるために、図4(a)の斜視図、およ
び同(b)の側面図に示すように、最初の開栓がされた
ことが容易に視認できるように、シュリンクフィルムF
により、全体を被覆するシュリンク包装をすることが一
般的であった。すなわち、シュリンクフィルムFを破壊
しないとキャップが外せないため、シュリンクフィルム
Fが正常に被覆されていれば、未開封であるとするもの
である。また、内容物のバージン性の強調として、現在
の所、注出口本体とピルファープルーフ機能を追加した
キャップとを使用した商品(飲料等)やシュリンクした
商品(紙容器飲料、チューブ歯磨き粉等)または、箱に
入った商品(チューブわさび等)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シュリンク包
装をすることなく、単なるリクローズキャップのまま市
場に出荷し、店頭におかれると、リクローズキャップを
開栓し、バージン加工部を破壊して内容物の一部を取り
出したり、または、異物、悪質な場合には毒物を混入さ
れ、再度、キャップがされている場合、外観だけでは開
封されていることが確認出来なかった。そこで、リクロ
ーズキャップが冠着されている液体紙容器などは、いわ
ゆる悪戯防止(ピルファープルーフ)を目的として、キ
ャップ部を含め全体をシュリンク包装することが行われ
ている。また、このシュリンク包装をせずに、バージン
性を確認する方法として、例えば、キャップ(主部)の
側壁の下部に薄肉部を介してリングを設け、開栓の際
に、前記薄肉部が破断して、キャップ主部と分離する構
造の、いわゆる、ピルファープルーフキャップといわれ
るものがある。しかし、ピルファープルーフの構造は複
雑であり、それを成形する金型制作のコストが大きく、
安定生産に課題があった。また、柔軟性あるいは弾性を
有する樹脂を特定している製品の場合、樹脂の柔軟性に
よりピルファープルーフ機能の切断力が弱く安定した製
品が得難いという問題があった。例えば、このピルファ
ープルーフ機能を有する注出口本体及びキャップの材料
としては、切断力の強度及び切れ易さなどの点から、現
在のところ、剛性のある高密度ポリエチレンやポリプロ
ピレン等の樹脂が頻繁に使用されている。しかし、液体
紙容器などの注出口は、注出口本体に開封性及び超音波
適性を重視した低密度ポリエチレン等の柔軟性を有する
樹脂が良く使用されており、ピルファープルーフ機能を
付加することは困難であった。さらに、シュリンク包装
がされていないと、注出口組合体の内部のバージン性が
破壊されていても、リクローズキャップが冠着されてい
ると、リクローズキャップを外さないと、それが視認出
来ないという問題があった。本発明の目的は、バージン
性を有する注出口容器において、ピルファープルーフの
ような複雑な構造の注出口組合体でなく、また、シュリ
ンク包装をせずに、キャップを開栓することなく、注出
口本体または容器本体に設けられたバージン加工部が保
持されているか、または、破壊されていることが容易に
確認できる技術を提供することである。
装をすることなく、単なるリクローズキャップのまま市
場に出荷し、店頭におかれると、リクローズキャップを
開栓し、バージン加工部を破壊して内容物の一部を取り
出したり、または、異物、悪質な場合には毒物を混入さ
れ、再度、キャップがされている場合、外観だけでは開
封されていることが確認出来なかった。そこで、リクロ
ーズキャップが冠着されている液体紙容器などは、いわ
ゆる悪戯防止(ピルファープルーフ)を目的として、キ
ャップ部を含め全体をシュリンク包装することが行われ
ている。また、このシュリンク包装をせずに、バージン
性を確認する方法として、例えば、キャップ(主部)の
側壁の下部に薄肉部を介してリングを設け、開栓の際
に、前記薄肉部が破断して、キャップ主部と分離する構
造の、いわゆる、ピルファープルーフキャップといわれ
るものがある。しかし、ピルファープルーフの構造は複
雑であり、それを成形する金型制作のコストが大きく、
安定生産に課題があった。また、柔軟性あるいは弾性を
有する樹脂を特定している製品の場合、樹脂の柔軟性に
よりピルファープルーフ機能の切断力が弱く安定した製
品が得難いという問題があった。例えば、このピルファ
ープルーフ機能を有する注出口本体及びキャップの材料
としては、切断力の強度及び切れ易さなどの点から、現
在のところ、剛性のある高密度ポリエチレンやポリプロ
ピレン等の樹脂が頻繁に使用されている。しかし、液体
紙容器などの注出口は、注出口本体に開封性及び超音波
適性を重視した低密度ポリエチレン等の柔軟性を有する
樹脂が良く使用されており、ピルファープルーフ機能を
付加することは困難であった。さらに、シュリンク包装
がされていないと、注出口組合体の内部のバージン性が
破壊されていても、リクローズキャップが冠着されてい
ると、リクローズキャップを外さないと、それが視認出
来ないという問題があった。本発明の目的は、バージン
性を有する注出口容器において、ピルファープルーフの
ような複雑な構造の注出口組合体でなく、また、シュリ
ンク包装をせずに、キャップを開栓することなく、注出
口本体または容器本体に設けられたバージン加工部が保
持されているか、または、破壊されていることが容易に
確認できる技術を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体、該
容器本体に取り付けた注出口本体と、該注出口本体に冠
着するキャップとからなり、前記キャップが透明な樹脂
または透明に着色された樹脂による成形体からなり、更
に、そのキャップをとおしてバ−ジン性が保持されてい
るか否かを視認することを特徴とする注出口組合体に係
るものであり、更に、上記の容器本体が、注出口本体を
装着する打ち抜き孔を設け、更に、該打ち抜き孔に密閉
膜を形成したバ−ジン構造を有することを特徴とする注
出口組合体に係るものであり、また、上記の注出口本体
が、プルリング方式からなるバ−ジン構造、若しくは、
その開口部にインナ−シ−ル材を密封シ−ルしたバ−ジ
ン構造を有することを特徴とする注出口組合体に係るも
のであり、更にまた、上記の注出口本体が、着色樹脂に
よる成形品からなることを特徴とする注出口組合体に係
るものである。
容器本体に取り付けた注出口本体と、該注出口本体に冠
着するキャップとからなり、前記キャップが透明な樹脂
または透明に着色された樹脂による成形体からなり、更
に、そのキャップをとおしてバ−ジン性が保持されてい
るか否かを視認することを特徴とする注出口組合体に係
るものであり、更に、上記の容器本体が、注出口本体を
装着する打ち抜き孔を設け、更に、該打ち抜き孔に密閉
膜を形成したバ−ジン構造を有することを特徴とする注
出口組合体に係るものであり、また、上記の注出口本体
が、プルリング方式からなるバ−ジン構造、若しくは、
その開口部にインナ−シ−ル材を密封シ−ルしたバ−ジ
ン構造を有することを特徴とする注出口組合体に係るも
のであり、更にまた、上記の注出口本体が、着色樹脂に
よる成形品からなることを特徴とする注出口組合体に係
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の注出口組
合体の実施例を示す、(a)本発明の注出口組合体を装
着した容器の斜視図、(b)G1 からの矢視図、(c)
容器の部分側面図、(d)X1 ―X1 部断面図である。
図2は、本発明の注出口組合体における別の実施例を示
す、(a)本発明の注出口組合体を装着した容器の斜視
図、(b)G2 からの矢視図、(c)X2 ―X 2 部断面
図、(d)突き刺しによる開封の仕組みを説明する半断
面側面図、(e)突き刺し具の半断面側面図である。図
3は、本発明の注出口組合体における第3の実施例を示
す図で、(a)本発明の注出口組合体を装着した容器の
斜視図、(b)G3 からの矢視図、(c)容器の構造を
示す、部品図、(d)注出口本体にインナーシール材を
装着した状態を示す斜視図である。
施の形態について説明する。図1は、本発明の注出口組
合体の実施例を示す、(a)本発明の注出口組合体を装
着した容器の斜視図、(b)G1 からの矢視図、(c)
容器の部分側面図、(d)X1 ―X1 部断面図である。
図2は、本発明の注出口組合体における別の実施例を示
す、(a)本発明の注出口組合体を装着した容器の斜視
図、(b)G2 からの矢視図、(c)X2 ―X 2 部断面
図、(d)突き刺しによる開封の仕組みを説明する半断
面側面図、(e)突き刺し具の半断面側面図である。図
3は、本発明の注出口組合体における第3の実施例を示
す図で、(a)本発明の注出口組合体を装着した容器の
斜視図、(b)G3 からの矢視図、(c)容器の構造を
示す、部品図、(d)注出口本体にインナーシール材を
装着した状態を示す斜視図である。
【0006】本発明の注出口組合体は、少なくとも、注
出口本体と該注出口本体の開口部に冠着するキャップと
から構成されるものである。
出口本体と該注出口本体の開口部に冠着するキャップと
から構成されるものである。
【0007】本発明の注出口組合体におけるバージン性
とは、主として、以下に述べる構造を意味するものであ
る。その第1は、注出口組合体を構成する注出口本体に
バージン性を有するものであって、プルリング方式、フ
ランジに密封膜を形成したもの、あるいは、開口部に、
インナーシールを接着して密封するもの等である。第2
は、注出口を装着する容器本体にバージン性を有し、注
出口内に内臓された突刺具によって密封膜を突き刺すこ
とによって開封するもの等である。前記、バージン性の
構造において、それが破壊されているか否かを、シュリ
ンク包装を破る等の手法ではなく、容易に確認できる方
法について、種々の研究の結果、本発明者らは、注出口
組合体を構成するキャップを透明とすることにより、課
題を解決したものである。本発明によれば、注出口組合
体を構成するキャップを取り外すことなく前記バージン
性が保持されているか否かが視認できるものである。
とは、主として、以下に述べる構造を意味するものであ
る。その第1は、注出口組合体を構成する注出口本体に
バージン性を有するものであって、プルリング方式、フ
ランジに密封膜を形成したもの、あるいは、開口部に、
インナーシールを接着して密封するもの等である。第2
は、注出口を装着する容器本体にバージン性を有し、注
出口内に内臓された突刺具によって密封膜を突き刺すこ
とによって開封するもの等である。前記、バージン性の
構造において、それが破壊されているか否かを、シュリ
ンク包装を破る等の手法ではなく、容易に確認できる方
法について、種々の研究の結果、本発明者らは、注出口
組合体を構成するキャップを透明とすることにより、課
題を解決したものである。本発明によれば、注出口組合
体を構成するキャップを取り外すことなく前記バージン
性が保持されているか否かが視認できるものである。
【0008】本発明の注出口組合体におけるキャップの
透明化により、紙容器等のバージン性が保たれているか
否かを、キャップが冠着された状態のまま一目で確認で
きるものである。その結果、注出口組合体内部のバージ
ン性構造を破壊して、悪戯する犯罪などの防止効果、ま
た、生産における品質確認の方法としても利用可能であ
る。これらの場合、薄肉部・アルミ部からの液漏れの有
無もすぐに判別が付くものである。
透明化により、紙容器等のバージン性が保たれているか
否かを、キャップが冠着された状態のまま一目で確認で
きるものである。その結果、注出口組合体内部のバージ
ン性構造を破壊して、悪戯する犯罪などの防止効果、ま
た、生産における品質確認の方法としても利用可能であ
る。これらの場合、薄肉部・アルミ部からの液漏れの有
無もすぐに判別が付くものである。
【0009】本発明は、キャップを通してキャップ内の
バージン構造が破壊されていないかどうかを判別するこ
とを特徴とするものであり、キャップは、透明な樹脂あ
るいは染料、顔料等の着色剤によって透明に着色された
樹脂を用いた成形品からなるものである。本発明の注出
口組合体における上記の透明な樹脂または透明に着色さ
れた樹脂としては、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエ
チレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂等が利用でき
る。
バージン構造が破壊されていないかどうかを判別するこ
とを特徴とするものであり、キャップは、透明な樹脂あ
るいは染料、顔料等の着色剤によって透明に着色された
樹脂を用いた成形品からなるものである。本発明の注出
口組合体における上記の透明な樹脂または透明に着色さ
れた樹脂としては、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエ
チレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂等が利用でき
る。
【0010】本発明において、注出口組合体を構成する
キャップ以外の成形品への着色は、本発明においては、
制限するものではない。例えば、バージン構造が破壊さ
れていることを更に明確に判別するために、注出口組合
体を構成する注出口本体としては、上記と同様に、染
料、顔料等の着色剤によって透明ないし半透明、あるい
は、不透明に着色された樹脂を用いた成形品からなるも
のであってもよいものである。あるいは、本発明におい
て、注出口組合体を構成する注出口本体としては、その
バ−ジン性を構成する部分のみを着色体として構成する
こともできるものである。また、本発明において、容器
本体にバ−ジン加工部を設け、該バ−ジン加工部を被覆
して装着された注出口本体の場合には、容器本体または
バ−ジン加工部のいずれかを着色してもよいものであ
る。更に、本発明において、バージン構造が破壊されて
いることを更に明確にするために、容器本体あるいは注
出口本体のバージン構造の部分のみを着色することもで
きる。例えば、紙容器の注出口取付け部の孔部を被覆し
て設ける密封膜の外面を着色しても良い。いずれの場合
も、透明な樹脂あるいは染料、顔料等の着色剤によって
透明に着色された樹脂を用いて成形した成形品からなる
キャップをとおして、注出口本体あるいは容器本体側の
バ−ジン性を確認する際に、注出口本体、容器本体、あ
るいは、バ−ジン加工部のいずれかあるいはその2以上
が着色されていることによりその視認が確実となる色調
の着色剤等により、注出口本体、容器本体、あるいは、
バ−ジン加工部を着色することができるものである。
キャップ以外の成形品への着色は、本発明においては、
制限するものではない。例えば、バージン構造が破壊さ
れていることを更に明確に判別するために、注出口組合
体を構成する注出口本体としては、上記と同様に、染
料、顔料等の着色剤によって透明ないし半透明、あるい
は、不透明に着色された樹脂を用いた成形品からなるも
のであってもよいものである。あるいは、本発明におい
て、注出口組合体を構成する注出口本体としては、その
バ−ジン性を構成する部分のみを着色体として構成する
こともできるものである。また、本発明において、容器
本体にバ−ジン加工部を設け、該バ−ジン加工部を被覆
して装着された注出口本体の場合には、容器本体または
バ−ジン加工部のいずれかを着色してもよいものであ
る。更に、本発明において、バージン構造が破壊されて
いることを更に明確にするために、容器本体あるいは注
出口本体のバージン構造の部分のみを着色することもで
きる。例えば、紙容器の注出口取付け部の孔部を被覆し
て設ける密封膜の外面を着色しても良い。いずれの場合
も、透明な樹脂あるいは染料、顔料等の着色剤によって
透明に着色された樹脂を用いて成形した成形品からなる
キャップをとおして、注出口本体あるいは容器本体側の
バ−ジン性を確認する際に、注出口本体、容器本体、あ
るいは、バ−ジン加工部のいずれかあるいはその2以上
が着色されていることによりその視認が確実となる色調
の着色剤等により、注出口本体、容器本体、あるいは、
バ−ジン加工部を着色することができるものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明について、図面等を参照してさ
らに具体的に説明する。本発明は以下に説明する実施例
に限定されるものではない。 [実施例1]図1(a)は、本発明の注出口組合体1を
ゲーベルトップ型の紙容器本体Kに装着した注出口付き
容器P1 である。本実施例の場合の注出口組合体1は、
プルリング式といわれるものである。
らに具体的に説明する。本発明は以下に説明する実施例
に限定されるものではない。 [実施例1]図1(a)は、本発明の注出口組合体1を
ゲーベルトップ型の紙容器本体Kに装着した注出口付き
容器P1 である。本実施例の場合の注出口組合体1は、
プルリング式といわれるものである。
【0012】この場合の注出口組合体の構造は、図1
(d)に示すように、注出口本体2の筒部内に密封底板
4を形成し、該底板4に薄肉部5を形成する。前記薄肉
部5によって囲繞された領域内に連接してプルリング
(指掛輪)6を設け、注出口本体2にキャップ7をら合
により冠着したものである。以上の注出口組合体1をゲ
ーベルトップ型の紙容器Kに装着するために、紙容器の
包装機において、底部シールの後、所定の位置に設けた
注出口取付け用の抜き孔8の内部から、注出口本体の筒
部を外側に突出し、注出口本体2のフランジ部3と紙容
器内面とを高周波シール機を用いて接着した。本実施例
の注出口付き容器Pを開封する場合には、キャップ7を
開栓して注出口本体2から取り外した後、注出口本体2
の筒部内のプルリング6を摘んで、上方に強くことによ
り底板部4の薄肉部5を破壊して開口部を形成する。本
実施例におけるキャップ7は、ポリカーボート樹脂を用
いて射出成形したが、得られたキャップ7は極めて透明
度の高いものであった。
(d)に示すように、注出口本体2の筒部内に密封底板
4を形成し、該底板4に薄肉部5を形成する。前記薄肉
部5によって囲繞された領域内に連接してプルリング
(指掛輪)6を設け、注出口本体2にキャップ7をら合
により冠着したものである。以上の注出口組合体1をゲ
ーベルトップ型の紙容器Kに装着するために、紙容器の
包装機において、底部シールの後、所定の位置に設けた
注出口取付け用の抜き孔8の内部から、注出口本体の筒
部を外側に突出し、注出口本体2のフランジ部3と紙容
器内面とを高周波シール機を用いて接着した。本実施例
の注出口付き容器Pを開封する場合には、キャップ7を
開栓して注出口本体2から取り外した後、注出口本体2
の筒部内のプルリング6を摘んで、上方に強くことによ
り底板部4の薄肉部5を破壊して開口部を形成する。本
実施例におけるキャップ7は、ポリカーボート樹脂を用
いて射出成形したが、得られたキャップ7は極めて透明
度の高いものであった。
【0013】上記の注出口付き容器Pに装着した注出口
組合体1を、観察した結果、キャップ7を冠着したまま
の状態で、注出口本体2の筒部内のプルリング6が極め
て明瞭に視認できた。そこで、このキャップ7を注出口
本体2から取り外し、注出口本体2の内部のプルリング
6を指でひいて、底板部4の薄肉部5により囲繞された
部位を除いて、開口部を形成し、キャップ7を冠着した
ところ、注出口内の状態において、プルリング6がな
く、底板部4の部分に開口部が形成されていることが、
キャップ7を通しても明瞭に確認することができた。
組合体1を、観察した結果、キャップ7を冠着したまま
の状態で、注出口本体2の筒部内のプルリング6が極め
て明瞭に視認できた。そこで、このキャップ7を注出口
本体2から取り外し、注出口本体2の内部のプルリング
6を指でひいて、底板部4の薄肉部5により囲繞された
部位を除いて、開口部を形成し、キャップ7を冠着した
ところ、注出口内の状態において、プルリング6がな
く、底板部4の部分に開口部が形成されていることが、
キャップ7を通しても明瞭に確認することができた。
【0014】本発明の注出口組合体1に冠着するキャッ
プ7を成形する際に用いる樹脂としては、低密度〜高密
度ポリエチレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイ
オノマー樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリスチ
レン、スチレンーアクリロニトリル共重合体等が挙げら
れる。
プ7を成形する際に用いる樹脂としては、低密度〜高密
度ポリエチレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイ
オノマー樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリスチ
レン、スチレンーアクリロニトリル共重合体等が挙げら
れる。
【0015】成形された注出口本体2およびキャップ7
の前記カートンへの接合は、予め、前記2つの成形品を
アッセンブルしておく方法と、前記注出口本体2のみを
前記カートンに接合した後、キャップ7を、注出口本体
の筒状部に螺合することも可能である。いずれの方法に
おいても、前記注出口本体2への前記キャップ7の螺合
を円滑に実施するために、いずれかの部材が、柔軟性あ
るいは弾性を有する材料により成形することが望まし
い。柔軟性あるいは弾性のある材料としては、前記の各
樹脂の中で低密度ポリエチレン、エチレンー酢酸ビニル
共重合体、アイオノマー樹脂等の単体またはブレンドし
た樹脂を使用することができる。
の前記カートンへの接合は、予め、前記2つの成形品を
アッセンブルしておく方法と、前記注出口本体2のみを
前記カートンに接合した後、キャップ7を、注出口本体
の筒状部に螺合することも可能である。いずれの方法に
おいても、前記注出口本体2への前記キャップ7の螺合
を円滑に実施するために、いずれかの部材が、柔軟性あ
るいは弾性を有する材料により成形することが望まし
い。柔軟性あるいは弾性のある材料としては、前記の各
樹脂の中で低密度ポリエチレン、エチレンー酢酸ビニル
共重合体、アイオノマー樹脂等の単体またはブレンドし
た樹脂を使用することができる。
【0016】本発明の注出口組合体は、キャップを透明
にすることにより、キャップを開栓することなく、筒状
部内部の指掛輪または底板の状態をキャップの天面から
視認できるものである。以上説明したように、本実施例
においては、キャップ7を透明なあるいは透明に着色さ
れた樹脂による成形品とした場合、キャップを取り外さ
なくても、前記プルリングの存在の有無が容易に確認す
ることができる。そのため、悪戯防止効果は甚だ大き
い。
にすることにより、キャップを開栓することなく、筒状
部内部の指掛輪または底板の状態をキャップの天面から
視認できるものである。以上説明したように、本実施例
においては、キャップ7を透明なあるいは透明に着色さ
れた樹脂による成形品とした場合、キャップを取り外さ
なくても、前記プルリングの存在の有無が容易に確認す
ることができる。そのため、悪戯防止効果は甚だ大き
い。
【0017】[実施例2]本実施例の注出口組合体P2
も、実施例1と同様に、液体紙容器に装着されるもので
あって、バージン性は、図示はしないが、紙容器本体の
注出口組合体装着部に紙容器の少なくとも紙層を打ち抜
きして抜き孔を形成し、該抜き孔に密封膜を形成したの
である。本実施例における注出口本体11は、図2
(c)に示すように、前記紙容器Kの外側から、前記抜
き孔部分に位置を合わせて接合する。本実施例の注出口
組合体10の構造は、図2(c)(d)(e)に示すよ
うに、注出口本体11、キャップ20および突き刺し具
12とからなる。さらに具体的には、注出口本体11
は、紙容器Kに接合するためのフランジ部13と内容物
を注出する際の注出路ともなる筒部14とからなり、前
記筒部14の内部に、先端に密封膜を突き破る突き刺し
刃17をそなえた筒状体である突き刺し具12が収納さ
れている。突き刺し刃17は密封膜Sを突き破るための
ものである。突き刺し具12の筒状体の内面には、後述
するキャップ内壁23の外面に設けるねじとにより、キ
ャップの開栓によって突き刺し具12を降下させるねじ
を設けた。前記、突き刺し具12を降下させるねじは、
注出口本体11とキャップ20との閉栓ねじの傾斜と逆
傾斜のねじである。これに同ピッチのねじを内面に切っ
た突刺具12を螺合せしめ、更に突刺具12の外面と注
出口本体11の内面との間に下方に向ってテーパー状に
傾斜した凹部とこれに係合する凸部を形成した。本実施
例の注出口本体は、紙容器の注出口装着のために設け
た、前記実施例1と同じ抜き孔の位置に合わせて、外面
から超音波融着により接合した。
も、実施例1と同様に、液体紙容器に装着されるもので
あって、バージン性は、図示はしないが、紙容器本体の
注出口組合体装着部に紙容器の少なくとも紙層を打ち抜
きして抜き孔を形成し、該抜き孔に密封膜を形成したの
である。本実施例における注出口本体11は、図2
(c)に示すように、前記紙容器Kの外側から、前記抜
き孔部分に位置を合わせて接合する。本実施例の注出口
組合体10の構造は、図2(c)(d)(e)に示すよ
うに、注出口本体11、キャップ20および突き刺し具
12とからなる。さらに具体的には、注出口本体11
は、紙容器Kに接合するためのフランジ部13と内容物
を注出する際の注出路ともなる筒部14とからなり、前
記筒部14の内部に、先端に密封膜を突き破る突き刺し
刃17をそなえた筒状体である突き刺し具12が収納さ
れている。突き刺し刃17は密封膜Sを突き破るための
ものである。突き刺し具12の筒状体の内面には、後述
するキャップ内壁23の外面に設けるねじとにより、キ
ャップの開栓によって突き刺し具12を降下させるねじ
を設けた。前記、突き刺し具12を降下させるねじは、
注出口本体11とキャップ20との閉栓ねじの傾斜と逆
傾斜のねじである。これに同ピッチのねじを内面に切っ
た突刺具12を螺合せしめ、更に突刺具12の外面と注
出口本体11の内面との間に下方に向ってテーパー状に
傾斜した凹部とこれに係合する凸部を形成した。本実施
例の注出口本体は、紙容器の注出口装着のために設け
た、前記実施例1と同じ抜き孔の位置に合わせて、外面
から超音波融着により接合した。
【0018】以上説明した注出口組合体を装着した注出
口付き容器の開封は、キャップ開栓することにより、注
出口筒部内部に収納された突き刺し具が紙容器本体の前
記密封膜に向って降下していき、ついに密封膜を突き破
って開口する。最終的に突き刺し具は注出口本体の最下
部に係合され、キャップを注出口本体から取り外して
も、前記開口状態は維持される。そして、内容物は紙容
器を傾斜させることによって、注出口から注ぎ出すこと
ができる。
口付き容器の開封は、キャップ開栓することにより、注
出口筒部内部に収納された突き刺し具が紙容器本体の前
記密封膜に向って降下していき、ついに密封膜を突き破
って開口する。最終的に突き刺し具は注出口本体の最下
部に係合され、キャップを注出口本体から取り外して
も、前記開口状態は維持される。そして、内容物は紙容
器を傾斜させることによって、注出口から注ぎ出すこと
ができる。
【0019】本実施例において、キャップは、アクリル
ニトリル・スチレン共重合樹脂を成形樹脂とした透明な
成形品とした。開栓前の状態を、観察したが、キャップ
20を通して、前記突き刺し具12が所定の高さに維持
されていることが、はっきりと視認できた。次に、キャ
ップ20を取り去り、突き刺し具12の降下によって、
紙容器Kの密封膜Sを突き破って開封状態として、再
度、キャップ20をして、注出口を観察したところ、注
出口本体内の突き刺し具12が、下方に押し込まれてい
ることが、はっきりと確認できた。このように、キャッ
プ20を透明な樹脂あるいは透明に着色された樹脂によ
る成形品とした場合、キャップ20を取り外さなくて
も、前記突き刺し具12が、所定の高さに保持されてい
れば、未開封であることが、確認できるため、悪戯防止
効果ば甚だ大きい。
ニトリル・スチレン共重合樹脂を成形樹脂とした透明な
成形品とした。開栓前の状態を、観察したが、キャップ
20を通して、前記突き刺し具12が所定の高さに維持
されていることが、はっきりと視認できた。次に、キャ
ップ20を取り去り、突き刺し具12の降下によって、
紙容器Kの密封膜Sを突き破って開封状態として、再
度、キャップ20をして、注出口を観察したところ、注
出口本体内の突き刺し具12が、下方に押し込まれてい
ることが、はっきりと確認できた。このように、キャッ
プ20を透明な樹脂あるいは透明に着色された樹脂によ
る成形品とした場合、キャップ20を取り外さなくて
も、前記突き刺し具12が、所定の高さに保持されてい
れば、未開封であることが、確認できるため、悪戯防止
効果ば甚だ大きい。
【0020】本実施例においては、前記密封膜は、紙容
器に設けた抜き孔を紙容器の内面から被覆シールした
が、注出口本体のフランジ部に脆弱なフィルムを貼合し
ておき、紙容器に設けた抜き孔から筒部を突出させ、フ
ランジ外面と紙容器内面とを熱融着してもよい。この場
合の開封方法も前記の方法と同じである。
器に設けた抜き孔を紙容器の内面から被覆シールした
が、注出口本体のフランジ部に脆弱なフィルムを貼合し
ておき、紙容器に設けた抜き孔から筒部を突出させ、フ
ランジ外面と紙容器内面とを熱融着してもよい。この場
合の開封方法も前記の方法と同じである。
【0021】[実施例3]本発明の第3の実施例は、図
3(a)に示すような、パウチ30に本発明の注出口組
合体31を装着した注出口付き容器P3 である。図3
(a)に例示した注出口組合体31は、図2(c)また
は(d)に示すように、注出口本体32の開口部39を
インナーシール材40によってシールすることによって
密封するものであり、このインナーシール材40による
シールが、本実施例におけるバージン構造である。
3(a)に示すような、パウチ30に本発明の注出口組
合体31を装着した注出口付き容器P3 である。図3
(a)に例示した注出口組合体31は、図2(c)また
は(d)に示すように、注出口本体32の開口部39を
インナーシール材40によってシールすることによって
密封するものであり、このインナーシール材40による
シールが、本実施例におけるバージン構造である。
【0022】本実施例の注出口付きパウチの各部材は、
図3(c)に示すように、パウチの上縁シール部にプラ
スチックの成形品からなる注出口本体32を装着したも
のである。注出口本体の構造としては、例えば、図3
(c)または(d)に示すように、細長のフランジ部3
3に対し、その一方側にパウチ本体30の内側に取り付
けられる内側筒部34を、また、他方側にパウチ装着時
にパウチの外側にある外側筒部35とからなり、その外
側筒部の天面(開口部を形成している周壁の上部)はイ
ンナーシール材を密封シールするための平坦な面を形成
する。前記注出口本体32の外側筒部35の外周面に
は、キャップ50が、注出口本体32とリクローズ可能
に螺着するためのねじ38を設けた。なお、図3(c)
においては、注出口本体32の内側筒部34に延長辺片
36を設け、更にその先に閉塞防止リブ37が設けられ
ているが、この閉塞防止リブは必ずしも設ける必要はな
い。本実施例におけるキャップは、透明な色料によって
着色したポリプロピレン樹脂を用いて成形した。前記注
出口組合体を、サイドガセットタイプ自立袋に装着して
内容物を充填後、注出口本体の天面にインナーシール材
40を熱融着して密封膜とした。得られた包装体の注出
口組合体P3 を観察したところ、キャップ50を通し
て、インナーシール材40のシール状態がはっきり確認
できた。つぎに、キャップ50を取り外し、インナーシ
ール材40を剥離除去した後、再度、キャップ50を冠
着した結果、インナーシール材40のないことはあきら
かであった。また、インナーシール材40の一部を剥離
して、再度、開口部を被覆した後、キャップ50を冠着
して、キャップ50を通して注出口組合体31を観察し
たところ、前記インナーシール材40を剥離した部分に
シワが発生していることが観察された。
図3(c)に示すように、パウチの上縁シール部にプラ
スチックの成形品からなる注出口本体32を装着したも
のである。注出口本体の構造としては、例えば、図3
(c)または(d)に示すように、細長のフランジ部3
3に対し、その一方側にパウチ本体30の内側に取り付
けられる内側筒部34を、また、他方側にパウチ装着時
にパウチの外側にある外側筒部35とからなり、その外
側筒部の天面(開口部を形成している周壁の上部)はイ
ンナーシール材を密封シールするための平坦な面を形成
する。前記注出口本体32の外側筒部35の外周面に
は、キャップ50が、注出口本体32とリクローズ可能
に螺着するためのねじ38を設けた。なお、図3(c)
においては、注出口本体32の内側筒部34に延長辺片
36を設け、更にその先に閉塞防止リブ37が設けられ
ているが、この閉塞防止リブは必ずしも設ける必要はな
い。本実施例におけるキャップは、透明な色料によって
着色したポリプロピレン樹脂を用いて成形した。前記注
出口組合体を、サイドガセットタイプ自立袋に装着して
内容物を充填後、注出口本体の天面にインナーシール材
40を熱融着して密封膜とした。得られた包装体の注出
口組合体P3 を観察したところ、キャップ50を通し
て、インナーシール材40のシール状態がはっきり確認
できた。つぎに、キャップ50を取り外し、インナーシ
ール材40を剥離除去した後、再度、キャップ50を冠
着した結果、インナーシール材40のないことはあきら
かであった。また、インナーシール材40の一部を剥離
して、再度、開口部を被覆した後、キャップ50を冠着
して、キャップ50を通して注出口組合体31を観察し
たところ、前記インナーシール材40を剥離した部分に
シワが発生していることが観察された。
【0023】以上に述べたように、本実施例において
も、キャップ50を透明な樹脂あるいは透明着色された
樹脂による成形品とした場合、キャップ50を取り外さ
なくても、前記インナーシール材40によるシール状態
が、キャップ50を通して確認できることになり、悪戯
防止効果ば甚だ大きい。
も、キャップ50を透明な樹脂あるいは透明着色された
樹脂による成形品とした場合、キャップ50を取り外さ
なくても、前記インナーシール材40によるシール状態
が、キャップ50を通して確認できることになり、悪戯
防止効果ば甚だ大きい。
【0024】
【発明の効果】本発明の注出口組合体によって、キャッ
プ内部または、容器本体のキャップ接合予定部に設けた
密封部が、破壊されているか否かが透明キャップを通し
て視認できる。本発明は内容物のバージン性をアルミシ
ール又は薄肉開口部が有る製品に対して有効であり、ピ
ルファープルーフ機能が単純化できるものである。本発
明によって、ピルファープルーフ機能の除去およびシュ
リンク除去・箱の除去によりコストダウントが非常に期
待できる。特に、紙容器注出口に関しては、現在の所、
開口薄肉部があり、尚且つシュリンクフィルムにより覆
われている。この注出口は、材料的にも非常に制限があ
り、ピルファー機能を追加するのにも様々な問題があ
る。よって、外観によって判別可能にし、尚且つシュリ
ンク包装を省くことができる。
プ内部または、容器本体のキャップ接合予定部に設けた
密封部が、破壊されているか否かが透明キャップを通し
て視認できる。本発明は内容物のバージン性をアルミシ
ール又は薄肉開口部が有る製品に対して有効であり、ピ
ルファープルーフ機能が単純化できるものである。本発
明によって、ピルファープルーフ機能の除去およびシュ
リンク除去・箱の除去によりコストダウントが非常に期
待できる。特に、紙容器注出口に関しては、現在の所、
開口薄肉部があり、尚且つシュリンクフィルムにより覆
われている。この注出口は、材料的にも非常に制限があ
り、ピルファー機能を追加するのにも様々な問題があ
る。よって、外観によって判別可能にし、尚且つシュリ
ンク包装を省くことができる。
【図1】本発明の注出口組合体の実施例を示す、(a)
本発明の注出口組合体を装着した容器の斜視図、(b)
G1 からの矢視図、(c)容器の部分側面図、(d)X
1 ―X1 部断面図である。
本発明の注出口組合体を装着した容器の斜視図、(b)
G1 からの矢視図、(c)容器の部分側面図、(d)X
1 ―X1 部断面図である。
【図2】本発明の注出口組合体における別の実施例を示
す、(a)本発明の注出口組合体を装着した容器の斜視
図、(b)G2 からの矢視図、(c)X2 ―X2 部断面
図、(d)突き刺しによる開封の仕組みを説明する半断
面側面図、(e)突き刺し具の半断面側面図である。
す、(a)本発明の注出口組合体を装着した容器の斜視
図、(b)G2 からの矢視図、(c)X2 ―X2 部断面
図、(d)突き刺しによる開封の仕組みを説明する半断
面側面図、(e)突き刺し具の半断面側面図である。
【図3】本発明の注出口組合体における第3の実施例を
示す図で、(a)本発明の注出口組合体を装着した容器
の斜視図、(b)G3 からの矢視図、(c)容器の構造
を示す、部品図、(d)注出口本体にインナーシール材
を装着した状態を示す斜視図である。
示す図で、(a)本発明の注出口組合体を装着した容器
の斜視図、(b)G3 からの矢視図、(c)容器の構造
を示す、部品図、(d)注出口本体にインナーシール材
を装着した状態を示す斜視図である。
【図4】従来のシュリンク包装の実施例を示す、(a)
斜視図、(b)側面図である。
斜視図、(b)側面図である。
P、P1 注出口付き容器
K 紙容器
F シュリンクフィルム
1 注出口組合体
2 注出口本体
3 フランジ部
4 底板
5 薄肉部
6 プルリング(指掛輪)
7 キャップ
8 抜き孔
10 (自動突き刺し式)注出口組合体
11 注出口本体
12 突き刺し具
13 フランジ部
14 筒部
15 (注出口本体)ねじ
16 (突刺具)ねじ
17 突き刺し刃
20 キャップ
21 天板
22 外壁
23 内壁
30 パウチ
31 注出口組合体
32 注出口本体
33 フランジ部
34 内側筒部
35 外側筒部
36 延長片
37 閉塞防止リブ
38 ねじ
39 開口部
40 インナーシール材
50 キャップ
60 (従来の)注出口組合体
S 密閉膜
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B65D 33/34 B65D 33/38
33/38 5/74 A
(72)発明者 遠藤 憲一
東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
大日本印刷株式会社内
Fターム(参考) 3E060 AA05 AB04 BA01 BC04 CF06
DA15 EA03 EA13
3E064 BA21 BC13 FA04 HN65 HP10
3E084 AA03 AA05 AA12 AA24 AA34
AB01 AB02 BA02 CA01 CB01
CB02 CB04 CC03 CC04 CC05
DA01 DB12 DB13 DB17 DC03
DC04 DC05 FA09 FB01 FB02
FC01 FD13 GA04 GB04 HA01
HB08 HD01 HD03 LA02 LA25
LB02 LB07
Claims (5)
- 【請求項1】 容器本体、該容器本体に取り付けた注出
口本体と、該注出口本体に冠着するキャップとからな
り、前記キャップが透明な樹脂または透明に着色された
樹脂による成形体からなり、更に、そのキャップをとお
してバ−ジン性が保持されているか否かを視認すること
を特徴とする注出口組合体。 - 【請求項2】 容器本体が、注出口本体を装着する打ち
抜き孔を設け、更に、該打ち抜き孔に密閉膜を形成した
バ−ジン構造を有することを特徴とする上記の請求項1
に記載する注出口組合体。 - 【請求項3】 注出口本体が、プルリング方式からなる
バ−ジン構造を有することを特徴とする上記の請求項1
に記載する注出口組合体。 - 【請求項4】 注出口本体が、その開口部にインナ−シ
−ル材を密封シ−ルしたバ−ジン構造を有することを特
徴とする上記の請求項1に記載する注出口組合体。 - 【請求項5】 注出口本体が、着色樹脂による成形品か
らなることを特徴とする上記の請求項1〜4のいずれか
1項に記載する注出口組合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002264774A JP2003095303A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 注出口組合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002264774A JP2003095303A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 注出口組合体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000147829A Division JP2001328660A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 注出口組合体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003095303A true JP2003095303A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19196814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002264774A Pending JP2003095303A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 注出口組合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003095303A (ja) |
-
2002
- 2002-09-10 JP JP2002264774A patent/JP2003095303A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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