JP2003094284A - 移動機構に対する粉塵侵入防止装置及び当該装置を使用した移動機構 - Google Patents

移動機構に対する粉塵侵入防止装置及び当該装置を使用した移動機構

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JP2003094284A JP2001286014A JP2001286014A JP2003094284A JP 2003094284 A JP2003094284 A JP 2003094284A JP 2001286014 A JP2001286014 A JP 2001286014A JP 2001286014 A JP2001286014 A JP 2001286014A JP 2003094284 A JP2003094284 A JP 2003094284A
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Koji Yamaoka
恒治 山岡
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Matsuura Kikai Seisakusho KK
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Matsuura Machinery Corp
Matsuura Kikai Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】移動機構に対する粉塵の侵入を十分防止すると
ともに、移動機構と連動して作動し得る加工装置及びこ
れに対する支持部を間接的に冷却することができる粉塵
侵入防止装置を提供する。 【解決手段】所定方向に伸縮自在としているテレスコカ
バー1を外側に配置し、伸縮自在のジャバラカバー2を
伸縮する方向を長手方向とする支持機構によって支持
し、移動機構3をテレスコカバー1及びジャバラカバー
2によって上側及び左右両側から包囲した状態にて設
け、かつテレスコカバー1及びジャバラカバー2が移動
機構の移動に伴い伸縮可能とした粉塵侵入防止装置にお
いて、ジャバラカバー2に対し、内部の圧力が外気より
も正圧となるように、移動機構3の上側に位置している
加工装置12を配置した部屋の外からエアーを送風し、
かつ当該エアーを移動機構3と連動して作動し得る加工
装置が配置されてある部屋内に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮自在な状態に
て、移動機構に対する粉塵侵入防止装置及び当該装置を
使用した移動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転ボールネジ、リニアモーター等によ
る移動機構は、工作機械分野、その他の機械装置の製造
において採用されているが、移動機構の正常な作動を確
保するためには、金属の切り屑などの固体状の粉塵、更
には水溶性切削油などの液体状の粉塵の侵入及び移動機
構に対する付着を避けることが不可欠である。
【0003】現に、回転ボールネジに対し、これらの粉
塵が付着した場合には、回転ボールネジは、正常な作動
を行うことに支障が生ずる。
【0004】リニアモーターは、固定磁石及び可動磁石
を有しているが、これらの磁石のうち、少なくとも一方
においては、移動磁界を形成し得るコイルによる磁石で
あることを不可欠としており、他方は、極性が定まって
いる永久磁石又はコイルによる磁石であることを不可欠
としている。但し、通常、固定磁石を永久磁石とし、可
動磁石をコイルによる磁石として、移動磁界を形成して
いる場合が多い。
【0005】このようなリニアモーターにおいて、固定
磁石の上側面に固体状の粉塵が付着した場合には、固定
磁石と移動磁石との間に摩擦が生じ、何れか一方、又は
双方の磁石を形成しているコイルが破損するという重大
なアクシデントが発生する場合がある。
【0006】特に、固体状の粉塵が鉄、ニッケルなどの
磁性を有している切り屑である場合には、固定磁石の上
側面に付着し易いため、上記アクシデントが生じ易い状
態にある。
【0007】移動機構に対する粉塵の侵入及び付着を防
止するための装置として、従来から図6に示すように、
上面及び左右両側面を形成している複数枚の板を相互に
スライド自在とすることによって、所定方向に伸縮自在
としているテレスコカバーを移動機構の上側及び左右両
側に配置する構成が用いられている。
【0008】前記テレスコカバーは、移動機構と共に移
動に伴って伸縮することが可能であり、かつ移動機構を
半密閉状の状態とし、外部からの粉塵の侵入を防止する
うえで好都合である。
【0009】しかしながら、テレスコカバーは、自ら伸
縮する際、移動する前面側において、所謂ふいごと同じ
ように、外気の排出及び吸入を行い、当該吸入に際し、
却ってカバーしている内側に粉塵を侵入させる場合があ
る。
【0010】勿論、このようなアクシデントが生じた場
合には、移動機構の作動には支障となる場合があり、特
にリニアモーターによる移動機構の場合には、正常な作
動を行ううえで致命的な欠陥となり兼ねない。
【0011】しかも、上記テレスコカバーは、複数枚の
板をスライド可能な状態としているため、相互の板間の
隙間から粉塵が侵入する場合があり、十分な粉塵の侵入
防止機能を発揮していない。
【0012】このようなテレスコカバーによる構成の問
題点に着目し、テレスコカバーの内側に伸縮自在である
ジャバラカバーを設け、かつテレスコカバー及びジャバ
ラカバーによって移動機構を上側及び左右両側から包囲
した状態とし、移動機構の移動に伴い、テレスコカバー
及びジャバラカバーを伸縮可能とした構成が提案されて
いる。
【0013】上記構成は、単にテレスコカバーを使用し
た場合に比し、粉塵の侵入防止機能において優れている
が、微細な粉塵の侵入防止という点で不十分である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な従来技術の問題点に着目し、テレスコカバー及びジャ
バラカバーを使用しながら粉塵の侵入防止を十分改良し
得る移動機構に対する粉塵侵入防止装置及び当該装置を
使用した移動機構の構成を提供することを課題とするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の構成は、上部及び左右両側側部を形成して
いる複数枚の板を相互にスライド自在とすることによっ
て、所定方向に伸縮自在としているテレスコカバーを外
側に配置し、その内側に上部及び左右側部を形成してい
る複数個の骨格、及び該骨格同士をシートによって接合
し、かつ移動方向の前後両側面のうち、少なくとも移動
する対象物と接続していない側の端部を閉じた状態とし
て伸縮自在のジャバラカバーを伸縮する方向を長手方向
とする支持機構によって支持し、移動機構をテレスコカ
バー及びジャバラカバーによって上側及び左右両側から
包囲した状態にて設け、かつテレスコカバー及びジャバ
ラカバーが移動機構の移動に伴い、伸縮可能としたこと
による移動機構に対する粉塵侵入防止装置において、ジ
ャバラカバーに対し、内部の圧力が外気よりも正圧とな
るように、移動機構の上側に位置している加工装置を配
置した部屋の外からエアーを送風し、かつ当該エアーを
移動機構と連動して作動し得る加工装置が配置されてあ
る部屋内に排出することに基づく移動機構に対する粉塵
侵入防止装置、及び当該粉塵侵入防止装置を使用した移
動機構からなる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明において使用する
ジャバラカバー2の外観を示す斜視図であり、複数本の
骨格と、該骨格を相互に接合し、かつ変形自在であるシ
ートによってカバーされており、かつ移動方向の前後両
端の内、移動する対象物と接続しない側端部を閉じた状
態としている。
【0017】図2は、移動機構3として、リニアモータ
ーによる移動機構を採用し、かつ移動する対象物とし
て、移動テーブル4を選択した場合において、リニアモ
ーターの周囲をジャバラカバー2によって包囲し、更に
その外側をテレスコカバー1によって包囲した状態を示
す。
【0018】移動機構3によって移動する移動テーブル
4は、その上側において必要な作業が行われるが、移動
テーブル4自体は、図2に示すように、テレスコカバー
1及びジャバラカバー2の伸縮に伴って移動機構3の移
動力に基づき移動するが、これらのカバーの外側に位置
しており、通常カバーによって包囲されている訳ではな
い。
【0019】図3は、図2に示す配置に対応する移動方
向(伸縮方向)の側面及び一部断面であるが、図2及び
図3に示すように、移動機構3によって移動される対象
物である移動テーブル4は、左右両側のリニアガイド5
によってガイドされながら、左右方向の中央に位置して
いるリニアモーターによる移動機構3によって、前後方
向に移動し、その際、テレスコカバー1及びジャバラカ
バー2もまた、移動機構3と共に前後方向に伸縮する。
尚、図3においては、移動テーブル4の後側において
も、リニアモーターによる移動機構3が設けられてお
り、かつ当該後部分を移動テーブル4に接続されている
一体スライドカバー11が前後方向に移動し得る状態を
示しているが、一体スライドカバー11の存在は、本発
明の条件ではなく、移動テーブル4の後方に位置してい
るリニアモーターによる移動機構3が敷設部分に、テレ
スコカバー1及びジャバラカバー2による粉塵侵入防止
機構を設けることも無論可能である。
【0020】テレスコカバー1は、通常伸縮する後方を
移動する対象物(図2、図3の場合には、移動テーブル
4)に固着されており、前端側は、静止した状態にて固
着される構成を採用し、これによって移動機構3に基づ
いて、前後方向に伸縮する場合が多い。
【0021】但し、テレスコカバー1を伸縮方向に独自
に支持し、かつ独自に移動させる駆動源(図示せず)を
採用し、移動機構3と同期して伸縮することは当然可能
である(但し、そのような設計は効率的ではない。)。
【0022】他方、ジャバラガイド21の場合には、変
形自在であるシートによって各骨格間を接続しているた
めに、テレスコカバー1のように、前端及び後端の固着
によって支持することは不可能である。
【0023】即ち、ジャバラガイド21を内側の移動機
構3の移動と一体をなして伸縮可能とするためには、ジ
ャバラガイド21をその伸縮方向を長手方向とした状態
にて支持する支持機構の存在を不可欠とする。
【0024】図2においては、ジャバラカバー2の下端
部付近において、移動方向に沿って横転した略コ字状の
ジャバラガイド21を横設し、ジャバラカバー2の下端
部内側を該ジャバラガイド21に嵌合させたうえで摺動
移動可能としている。
【0025】無論、前記支持機構としては、図2に示す
ようなジャバラガイド21に限定される訳ではなく、例
えばモノレールのように、ジャバラカバー2を上から吊
り上げ、かつ移動可能とするような構成も十分可能であ
る。
【0026】尚、ジャバラガイド21もまた、大抵の場
合、移動機構3の移動と一体をなして伸縮する場合が多
いが、ジャバラガイド21自らの駆動源(図示せず)に
よって移動機構3の移動と同期して伸縮することが当然
可能である(但し、そのような設計は効率的ではな
い。)。
【0027】ジャバラカバー2を構成する骨格及びシー
トの素材は、特に限定される訳ではないが、骨格は、金
属枠又は合成樹脂枠を使用する場合が多く、シートは、
布、プラスチック、合成ゴムなどを使用する場合が多
い。
【0028】ジャバラカバー2が伸縮する方向の前部両
端部の内、少なくとも移動する対象物(図2、3の場合
には移動テーブル4)と接続していない前側の端部は閉
じた状態を採用していおり、当該状態によって、テレス
コカバー1の伸縮を原因として、前記のように外気の排
出及び吸入が行われ、吸入の際、外部の粉塵が移動機構
3が存在している内側に侵入しようとしたとしても、前
側における上記のような粉塵の内側への侵入は防止さ
れ、テレスコカバー1のみを使用した従来技術による前
記のような欠点を改善することができる。
【0029】更には、テレスコカバー1を構成している
板の隙間から粉塵が侵入したとしても、内側のジャバラ
カバー2によって更に内側に侵入することを防止される
ことになる。
【0030】特に、ジャバラカバー2を、図1、2に示
すように、上側に突出した形状を採用した場合には、テ
レスコカバー1の前記隙間から侵入した粉塵は、ジャバ
ラカバー2の左右両側から落下することになる。
【0031】しかも、上記のように、ジャバラカバー2
の上側を突出した形状とした場合には、粉塵とジャバラ
カバー2の上側部分との長期の接触を避けることがで
き、ジャバラカバー2自体の寿命を延長することが可能
となる。
【0032】本発明においては、図2、図3に示すよう
に、ジャバラカバー2を移動機構3に近接した状態と
し、かつジャバラカバー2内にエアーを送風し、ジャバ
ラカバー2内を正圧としている。尚、送風する場合に
は、予めフィルターを通過させることによって、清浄化
することが望ましい。
【0033】そして、テレスコカバー1の内側に、ジャ
バラカバー2を設けた場合には、ジャバラカバー2内の
通風領域91は、単にテレスコカバー1しか設けない場
合に比し、小さく設計できるため、内部に送風を行うた
めの送風機7は、単にテレスコカバー内にエアーを送風
する場合に比し、送風機7の容量は大容量であることを
必要としない。
【0034】移動機構3によって移動する対象物(図
2、3の場合には移動テーブル4)の上には、加工装置
12が加工室14内に設置されている。
【0035】本発明においては、図3に示すように加工
室外のエアー16は、ジャバラカバー2へ送風され、次
にジャバラカバー2からのエアーの排出は、加工室14
に向けて行われている。
【0036】加工室14においては、加工物に対する切
削、摩擦等を原因として、加工装置12の温度が上昇し
ているが、ジャバラカバー2から加工室14へ排出され
るエアーの温度は、加工室内の温度と然して変化してい
る訳ではない。
【0037】このため、ジャバラカバー2からエアーが
加工室14内に排出されることによって、加工室外の温
度は加工室内の温度に近付き、かつ加工装置12、及び
加工装置12の支持部13に対する間接的な冷却が行わ
れることになる。すなわち、本発明はジャバラカバー2
内へのエアーの送風及び排出によって、粉塵の侵入防止
を行うとともに、近傍に位置している加工室14に向け
てエアーを排出することによって、加工装置12、及び
加工装置12の支持部13の冷却という一石二鳥の作用
を行うという点に基本的な特徴を有している。尚、エア
ーを排出する場合においても、フィルターを通過させる
ことによって加工室14に粉塵が移行しないようにする
ことが望ましい。
【0038】以下、実施例に従って説明する。
【0039】
【実施例1】ジャバラカバー2にエアーを送風する以
上、当該送風によって移動機構3に対する粉塵の固着を
効率的に阻止することが望ましい。
【0040】実施例1においては、移動機構3の移動方
向の内、移動方向と略直交する方向の左右両側の一方側
から、図4に示すように、移動方向に送風を行い、かつ
左右両側の他方側においてテレスコカバー1及びジャバ
ラカバー2にエアー排出用の穴6を設けており、必然的
にエアーは、左右の一方側から他方側に移動する際必然
的に移動機構3が存在する領域又はその近辺を通過する
ことになる。
【0041】このように、エアーが移動機構3の存在領
域を通過することによって、移動機構3に対する粉塵の
付着を効率的に防止することができる。
【0042】更には、前記エアー排出用の穴6を設けた
場合において、当該穴6の外側に、ミストコレクター
(粉塵集積機)を設置し、排出された粉塵を集積し、該
粉塵の更なる循環を避けることによって効率的な粉塵の
防止も可能となる。
【0043】前記排出用の穴6を設けた場合において、
特に、リニアモーターによる移動機構3を採用したうえ
で、固定磁石31の上側面域にエアーを集中して送風し
た場合には、最も重要な部位における粉塵の侵入を防止
することができ、効率的に固定磁石31に対する粉塵の
侵入及び貯溜を防止することができる。
【0044】
【実施例2】加工室14の加工装置12は上下動をする
場合が多く、このような加工装置に対する支持部13
は、加工室14の内側領域及び外側領域の両方に跨って
設置されている場合がある。
【0045】このような場合、加工室14の内側と外側
とにおいて温度が相違する場合には、支持部のうち加工
室14の内側部分が加工室14の外側部分に比し伸張
し、支持部の位置が上側となるに従って加工室14の外
側方向に曲がっていくという状況が生じ、これによって
加工装置12の上側もまた、加工室14の外側方向に曲
げられ、上下の移動方向が垂直方向から外れ、正確な加
工を不可能とする場合がある。
【0046】実施例2においては、図5に示すように、
加工装置に対する支持部13が加工室14の内側及び外
側の両方の領域に跨っている場合において、該支持部の
加工室14の内側の領域、またはその付近に向けてジャ
バラカバー2からエアーを排出させている。
【0047】図4においては、支持部の該内側領域、ま
たはその付近に向けてエアーを排出するために、パイプ
15を使用しているが、エアーは移出用の孔6において
集中的にエアーを排出し、かつ該孔6の位置が、支持部
のうちの加工室内領域の部位に近い場合には、パイプ1
5を設けることは必ずしも不可欠な要件ではない。
【0048】
【発明の効果】以上のような本発明によって、移動機構
に採用されているテレスコカバーの欠点を防止し、しか
も単にテレスコカバーを使用する場合に比し、少ない送
風機の容量にて移動機構に対する送風を実現し、これに
よって、移動機構に対する粉塵の侵入を十分防止するこ
とが可能となる。
【0049】前記効果に加え、本発明においては、移動
機構の近辺に位置している加工装置及びこれに対する支
持部を、少なくとも間接的に冷却するという一石二鳥の
効果を発揮することが可能となる。
【0050】このように、本願発明は多面的な効果を有
しており、移動機構、就中リニアモーターによる移動機
構において、画期的な意義を有しており、その価値は絶
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャバラカバーの概況を示す斜視図である。
【図2】リニアモーターによる移動機構に対し、テレス
コカバー及びジャバラカバーによって包囲した状態を示
す移動方向と直交する方向の側断面図である。
【図3】リニアモーターによる移動機構に対し、テレス
コカバー及びジャバラカバーによって包囲した状態及び
エアーをジャバラカバー内に送風し、かつジャバラカバ
ーから排出している状況を示す移動方向に沿った一部側
面図、一部断面図である。
【図4】実施例2の構成を示す平面図である。
【図5】実施例1の構成を示す側断面図である。
【図6】テレスコカバーの斜視図である。
【符号の説明】
1 テレスコカバー 11 一体スライドカバー 2 ジャバラカバー 21 ジャバラガイド 3 移動機構 31 固定磁石 32 可動磁石 4 移動する対象物(移動テーブル) 5 リニアガイド 6 排出用の穴 7 送風機 8 台 9 通風ダクト 91 通風領域 10 位置検出スケール 12 加工装置 13 加工装置に対する支持部 14 加工室 15 パイプ 16 加工室外の空気

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部及び左右両側側部を形成している複数
    枚の板を相互にスライド自在とすることによって、所定
    方向に伸縮自在としているテレスコカバーを外側に配置
    し、その内側に上部及び左右側部を形成している複数個
    の骨格、及び該骨格同士をシートによって接合し、かつ
    移動方向の前後両側面のうち、少なくとも移動する対象
    物と接続していない側の端部を閉じた状態として伸縮自
    在のジャバラカバーを伸縮する方向を長手方向とする支
    持機構によって支持し、移動機構をテレスコカバー及び
    ジャバラカバーによって上側及び左右両側から包囲した
    状態にて設け、かつテレスコカバー及びジャバラカバー
    が移動機構の移動に伴い、伸縮可能としたことによる移
    動機構に対する粉塵侵入防止装置において、ジャバラカ
    バーに対し、内部の圧力が外気よりも正圧となるよう
    に、移動機構の上側に位置している加工装置を配置した
    部屋の外からエアーを送風し、かつ当該エアーを移動機
    構と連動して作動し得る加工装置が配置されてある部屋
    内に排出することに基づく移動機構に対する粉塵侵入防
    止装置。
  2. 【請求項2】移動機構の移動方向と略直交する方向の左
    右両側の一方側から移動機構の移動方向に沿ってエアー
    を送風し、他方側にエアーを排出する穴をテレスコカバ
    ー及びジャバラカバーに設けたことを特徴とする請求項
    2記載の粉塵侵入防止装置。
  3. 【請求項3】移動機構をリニアモーターによる移動機構
    とし、かつリニア移動機構の固定磁石の上側面にエアー
    を送風することを特徴とする請求項2記載の粉塵侵入防
    止装置。
  4. 【請求項4】移動機構の上側に位置している加工装置に
    対する支持部が、移動機構を配置している部屋の外側領
    域、及び内側領域に跨って存在する場合において、該支
    持部の部屋内の領域にエアーを集中して排出することを
    特徴とする請求項1記載の粉塵侵入防止装置。
  5. 【請求項5】ジャバラカバーの上部を上側に突出した形
    状を採用したことによる請求項1記載の粉塵侵入防止装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の粉塵侵入防止装置を備えた
    移動機構。
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