JP2003094122A - 板金物の製造装置 - Google Patents

板金物の製造装置

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JP2003094122A
JP2003094122A JP2001288135A JP2001288135A JP2003094122A JP 2003094122 A JP2003094122 A JP 2003094122A JP 2001288135 A JP2001288135 A JP 2001288135A JP 2001288135 A JP2001288135 A JP 2001288135A JP 2003094122 A JP2003094122 A JP 2003094122A
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block
punch
stripper
punches
die
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JP2001288135A
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English (en)
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Tamaki Hanya
半谷たまき
Masao Asakura
朝倉正男
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本願発明の第1の課題は、穴の位置がずれない
板金物の製造装置を提供することであり、第2の課題は
穴の位置がずれず、且つ曲げられた部位がスプリングバ
ックすることなく、高精度な箱状部品が得られる板金物
の製造装置を提供することである。 【解決手段】本願発明の第1の課題に対しては、穴明け
用のパンチをグループ化させる。第2の課題に対して
は、穴明け用のパンチをグループ化させることに加え
て、曲げられる部位にヒットフォームあるいはコロシの
手法を講じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、板金物の製造装
置に関するものである。本発明は、例えば、平らな部分
に多数の穴が明けられ、箱状に成形された電気製品の板
金物の部品に適用される。
【0002】
【従来の技術】当該部品は、穴明け後、端部が直角に曲
げられ、箱状にされる。曲げ加工すると、曲げられる近
くの穴の位置がずれてしまうと言う問題があった。これ
を防止するために、曲げられる部位と穴との間にスリッ
トを設ける等の手段が講じられていた。
【0003】更に、直角に曲げられた所がスプリングバ
ックして、高精度の形状が得られないと言う問題もあっ
た。この対策としては、曲げられる部位の近傍を強く押
す方法即ちヒットフォームが行われていた。この技術
は、日刊工業新聞社が初版として昭和50年1月30日
に発行した「プレス加工ノウハウ 100題」に説明さ
れている。
【0004】即ち、第105頁の図5に基づいて、ポン
チを部分的に凸にし、十分な圧縮応力を加えるとうまく
スプリングバックを減少できた旨が示されている。同様
に、第107頁の図9に基づいてポンチの曲げ縁による
コロシの説明がされている。コロシなる文言は実態を的
確に表現していて、スプリングバックの防止をイメージ
させている。即ち、曲げられた部位を境にして、広い平
面部と曲げられて立ち上がった縁の部分との縁が切られ
て、お互いに影響しなくなってスプリングバックが発生
しないと解される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の第1の課題
は、穴の位置がずれない板金物の製造装置を提供するこ
とであり、第2の課題は穴の位置がずれず、且つ曲げら
れた部位がスプリングバックすることなく、高精度な箱
状部品が得られる板金物の製造装置を提供することであ
る。当該コロシはヒットフォームと同じ機能を奏する言
葉と言える。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の課題に
対しては、穴明け用のパンチをグループ化させる。第2
の課題に対しては、穴明け用のパンチをグループ化させ
ることに加えて、曲げられる部位にヒットフォームある
いはコロシの手法を講じる。
【0007】更に詳しく言えば、請求項1の発明は、組
にされた複数のパンチを保持するパンチホルダと、前記
パンチの水平方向の位置を拘束するストリッパブロック
と、前記パンチに対応する打抜き穴の位置を規制するダ
イブロックとを有し、前記パンチホルダと前記ストリッ
パブロックと前記ダイブロックを位置調整自在にした。
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成に加えて、前
記パンチホルダと前記ストリッパブロックと前記ダイブ
ロックは、夫々のライナによって位置調整自在にした。
【0008】請求項3の発明は、組にされた複数のパン
チを保持するパンチホルダと、前記パンチの水平方向の
位置を拘束するストリッパブロックと、前記パンチに対
応する打抜き穴の位置を規制するダイブロックとを有
し、前記パンチホルダと前記ストリッパブロックと前記
ダイブロックを位置調整自在にすると共に、前記パンチ
で穴明けされたワークを曲げ加工し、曲げ加工によって
立ち上げられた縁の根元をヒットオームする型構造とし
た。請求項4の発明は、請求項3の発明の構成に加え
て、前記パンチホルダと前記ストリッパブロックと前記
ダイブロックは、夫々のライナによって位置調整自在に
した。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、打抜き加工を行なう金型
の断面図である。多数の打抜き穴である取付け穴、即ち
多数のパンチが存在するが、本実施例においては2本の
パンチを組にする場合、即ち2個の取付け穴を組にする
場合に付いて説明する。多数の取付け穴の内、取付けら
れる部品毎の取付け穴を組にする。換言すれば、将来組
にされた複数の取付け穴で1部品が取付けられる。
【0010】上枠1は、プレス機械のスライドに固定さ
れる。上枠1には、パンチホルダ2、ライナ3及びブロ
ック4が隙間のないように組み込まれている。パンチホ
ルダ2はパンチ5とパンチ6を保持し、ボルト13で上
枠1に固定されている。
【0011】ライナ3は、接着剤でパンチホルダ2に固
定されている。ブロック4は、ボルト(図示せず)で上
枠1に固定されている。
【0012】図2は、パンチホルダ2の横断面を示し、
右端にライナ3が貼られている。パンチホルダ2は、パ
ンチ5とパンチ6を組にして前述の如く保持している。
【0013】ストリッパ枠は、ボルト11とスプリング
12で一定量昇降自在に上枠1に保持されている。スプ
リング12は、ストリッパ枠7を常時下方に付勢してい
る。
【0014】ストリッパ枠7には、ストリッパブロック
8、ライナ9及びブロック10が隙間がないように組み
込まれている。ストリッパブロック8は、ボルト14で
ストリッパ枠7に固定されている。ライナ9は、接着剤
でストリッパブロック8に貼られている。ブロック10
は、ボルト(図示せず)でストリパ枠7に固定されてい
る。
【0015】ストリッパブロック8は、その穴でパンチ
5とパンチ6をガイドしている。ストリッパブロック8
は、パンチ5とパンチ6の水平方向の位置を拘束してい
る。
【0016】図3は、ストリッパブロック8の横断面を
示し、右端にライナ9が貼られている。ストリッパブロ
ック8は、パンチ5とパンチ6を組にして前述の如く水
平方向にその位置を拘束している。即ち、パンチ5とパ
ンチ6はストリッパブロック8で決められた位置のガイ
ド穴に案内されて正規の位置で昇降する。
【0017】下枠16は、プレス機械のボルスタに固定
される。下枠16には、ダイブロック17、ライナ18
及びブロック19が隙間の無いように組み込まれてい
る。ダイブロック17は、ボルト20で下枠16に固定
されている。
【0018】ライナ18は、ダイブロック17に接着剤
で貼られている。ブロック19は、ボルト(図示せず)
で下枠16に固定されている。
【0019】図4は、ダイブロック17の横断面を示
し、右端にライナ18が貼られている。ダイブロック1
7は、パンチ5とパンチ6に対応する抜き穴を組にして
規制している。即ち、パンチ5とパンチ6とダイブロッ
ク17の打抜き穴によって正規の位置に穴が明けられ
る。
【0020】ライナ3、9、18は、パンチ5、6でワ
ーク15に明けられた穴が正規の位地にくるように厚さ
を調整される。即ち、穴明けされたワーク15が曲げ加
工されたとき、曲げられた部位からの距離が所定の値に
なるように調整される。図1において、穴の位置を右に
ずらすときには、その分だけライナを研摩する。
【0021】プレス機械のスライドが昇降すると上枠
1、ストリッパ枠7等がこれに伴って昇降する。ダイブ
ロック17の上にワーク15が供給され、スライドが下
降すると、ストリッパブロック8が下降してワーク15
を押さえる。スプリング12が圧縮され、ワーク15が
固定された状態でパンチ5、パンチ6によって打抜き加
工が行われる。スライドが下死点を過ぎて上昇すると、
パンチ5、パンチ6、ストリッパブロック8等が上昇し
てワーク15は解放される。
【0022】図5は、穴明けされたワーク15を曲げ加
工する金型である。パンチ22はプレス機械のスライド
に固定され、スライドの昇降動作に伴って上下動する。
下プレート25は、プレス機械のボルスタに固定され
る。下プレート25には、ダイ21が固定されている。
ダイ21には、圧力パッド23が昇降自在に内装されて
いる。圧力パッド23は、圧力ピン24によって付勢さ
れ昇降する。圧力ピン24は、下プレート25を貫通し
ていて、下端面はクッションによって支持されている。
【0023】穴明けされた平坦なワーク15は、ダイ2
1の上に供給される。その際、圧力パッド23は圧力ピ
ン24によって押し上げられ、圧力パッド23の上面高
さはほぼダイ21の上面の高さになっている。
【0024】パンチ22が下降して、ワーク15を圧力
パッド23の押圧力に抗してダイ21に押し込む。ワー
ク15は、曲げられてワーク26になる。
【0025】パンチ22の凸部22aによって、曲げら
れて立ち上がった縁の根元がヒットフォームされ、この
ヒットフォームの効果で縁はスプリングバックしない。
図5のように曲げられたワーク26は、圧力パッド23
で押し上げられダイ21から取出される。
【0026】図6は、図1におけるパンチホルダ2、ス
トリッパブロック8及びダイブロック17をライナ3、
3‘、9、9’、18、18‘によって位置調整すると
きの説明図である。矢印は、各ライナを厚くしたときの
方向を示す。各ライナを薄くしたときは、矢印は反対向
きになる。
【0027】各ライナの厚さ調整は、トライアンドエラ
ーによって行われる。即ち、実際に穴明け、曲げ加工を
行ない、穴の位置を測定して、正規の位置と比較し、厚
さの異なるライナと交換する、あるいはライナを研摩す
る等の手段によって差の分だけライナの厚さを加減す
る。正規の穴位置が得られた段階で、ライナを接着剤で
貼る。その後正規の運転が行なわれる。
【0028】上記の実施例においては、パンチホルダ
2、ストリッパブロック8及びダイブロック17の水平
方向の位置調整は、夫々のライナがによって行われてい
るが簡易的な金型の場合は、パンチホルダ2、ストリッ
パブロック8及びダイブロック17を幅方向に大きめに
しておきこれらを研摩して位置調整を行ない、ライナを
なくしても良い。
【0029】
【発明の効果】本願発明によれば、穴の位置がずれない
高精度の板金物が得られ、更に曲げられた部位にスプリ
ングバックの生じない寸法形状が高精度である板金物が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】打抜き加工用の金型の縦断面図
【図2】図1におけるAA断面図
【図3】図1におけるBB断面図
【図4】図1におけるCC断面図
【図5】曲げ加工用の金型の縦断面図
【図6】ライナによって穴位置を調整する説明図
【符号の説明】
1は上枠、2はパンチホルダ、3はライナ、4はブロッ
ク、5はパンチ、6はパンチ、7はストリッパ枠、8は
ストリッパブロック、9はライナ、10はブロック、1
1はボルト、12はスプリング、13はボルト、14は
ボルト、15はワーク、16は下枠、17はダイブロッ
ク、18はライナ、19はブロック、20はボルト、2
1はダイ、22はパンチ、22aは凸部、23は圧力パ
ット、24は圧力ピン、25は下プレート、26はワー
クである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組にされた複数のパンチを保持するパンチ
    ホルダと、前記パンチの水平方向の位置を拘束するスト
    リッパブロックと、前記パンチに対応する打抜き穴の位
    置を規制するダイブロックとを有し、前記パンチホルダ
    と前記ストリッパブロックと前記ダイブロックを位置調
    整自在にしたことを特徴とする板金物の製造装置。
  2. 【請求項2】前記パンチホルダと前記ストリッパブロッ
    クと前記ダイブロックは、夫々のライナによって位置調
    整自在にしたことを特徴とする請求項1記載の板金物の
    製造装置。
  3. 【請求項3】組にされた複数のパンチを保持するパンチ
    ホルダと、前記パンチの水平方向の位置を拘束するスト
    リッパブロックと、前記パンチに対応する打抜き穴の位
    置を規制するダイブロックとを有し、前記パンチホルダ
    と前記ストリッパブロックと前記ダイブロックを位置調
    整自在にすると共に、前記パンチで穴明けされたワーク
    を曲げ加工し、曲げ加工によって立ち上げられた縁の根
    元をヒットオームする型構造にしたことを特徴とする板
    金物の製造装置。
  4. 【請求項4】前記パンチホルダと前記ストリッパブロッ
    クと前記ダイブロックは、夫々のライナによって位置調
    整自在にしたことを特徴とする請求項1記載の板金物の
    製造装置。
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Cited By (3)

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