JP2003093909A - 感染性廃棄物処理装置 - Google Patents

感染性廃棄物処理装置

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JP2003093909A
JP2003093909A JP2001289925A JP2001289925A JP2003093909A JP 2003093909 A JP2003093909 A JP 2003093909A JP 2001289925 A JP2001289925 A JP 2001289925A JP 2001289925 A JP2001289925 A JP 2001289925A JP 2003093909 A JP2003093909 A JP 2003093909A
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Japan
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waste
tank
crushing
sterilization
sterilization tank
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JP2001289925A
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Takashi Nakamura
隆 中村
Takashi Murase
隆司 村瀬
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • B09B3/0075Disposal of medical waste

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 そのままでは廃棄できない感染性廃棄物を細
かく破砕し、加熱滅菌処理時間と廃棄物の破砕形状とを
安定化させて、医療廃棄物などを経済的に処理する感染
性処理装置の提供。 【解決手段】 破砕槽と第1滅菌槽とを上下に設けて、
破砕槽で回転する破砕盤に押え盤で廃棄物を押さえつけ
ながら回転盤の刃部で細かく破砕し、破砕された廃棄物
片を前記破砕盤の外周縁に設けた切欠き溝を通して、下
位に位置する第1滅菌槽へ落し、第1滅菌槽内で、攪拌
羽根で攪拌しながら加熱することで、乾燥および滅菌す
る構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物、中でも
病院などの医療機関における医療行為に伴って破棄され
る血液や体液の付着した使用済の注射器、脱脂綿、包
帯、おむつ、敷布、その他の感染性廃棄物を破砕し、加
熱滅菌して処理する感染性廃棄物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特別管理廃棄物として、例えば感
染性廃棄物があり、その感染性廃棄物は、鋭利な注射針
を含み、しかも細菌が付着している。このような感染性
廃棄物は、注射針などの鋭利なものは細かく破砕すると
ともに、菌を滅菌しなければ、そのまま廃棄できないも
のであった。感染性廃棄物に含まれる菌を滅菌する原理
としては、感染性廃棄物を密閉容器に入れて破砕し、滅
菌温度例えば180度C以上の高温で加熱することが、
特開平11−267600号及び特開2001−137
807号の公報に示されている。そのままでは廃棄でき
ない廃棄物を、そのまま廃棄できるものにするため、従
来の装置は、廃棄物を細かく破砕する破砕部と、加熱に
よって菌を滅菌する加熱部とを備え、先ず破砕部で廃棄
物を破砕し、その破砕した廃棄物を加熱部に移動して滅
菌処理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の感染性廃棄物の
処理装置では、破砕部と加熱部とで構成する場合、破砕
部から加熱部へ廃棄物を移動させて加熱部で加熱滅菌し
ていたが、廃棄物を破砕し、加熱部に移動させるため
に、例えば、破砕部の底面側に多数形成された貫通穴か
ら破砕された廃棄物片を下方に落下させていたため、チ
ューブなどの細長い廃棄物は短く破砕される前に落下し
てしまう欠点があった。これを解消するため、破砕速度
を上げたり、破砕刃の数を増加させたりすることが考え
られるが、そうすると、駆動モータの容量が増加した
り、破砕刃の磨耗寿命が短くなるという欠点が生ずる。
【0004】この発明は、前記の点に鑑みてなされたも
ので、そのままでは廃棄できない感染性廃棄物を細かく
破砕し、加熱滅菌処理時間と廃棄物の破砕形状とを安定
化させて、医療廃棄物などを経済的に処理する感染性処
理装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、破砕槽と
第1滅菌槽とを上下に連通して備えた廃棄物の処理槽
と、投入された廃棄物を受けるため槽内の下方に回転自
在に設けられた破砕盤と、廃棄物を破砕するため前記破
砕盤の上面に設けられた第1の刃部と、破砕された廃棄
物片を下位に位置する第1滅菌槽へ通すため前記破砕盤
の外周縁に設けられた切欠き溝と、前記破砕盤に受け止
められた廃棄物を自重によって押さえるため上下方向に
のみ摺動可能に設けられた押え盤と、前記第1の刃部と
共同して廃棄物を破砕するため前記押え盤の下面に設け
られた第2の刃部とを備えた前記破砕槽と、前記第1お
よび第2の刃部で破砕された廃棄物片を攪拌する攪拌羽
根と、前記攪拌羽根で攪拌される廃棄物片を滅菌温度以
上に加熱する加熱手段と、前記破砕盤と前記攪拌羽根と
を回転させる回転手段とを備えた第1滅菌槽とを有する
構成とした。
【0006】第2の発明は、第1の発明において、第1
滅菌槽とともに、この第1滅菌槽から移送された廃棄物
片を攪拌する攪拌羽根と、前記の攪拌羽根で攪拌される
廃棄物片を滅菌温度以上に加熱する加熱手段と、前記の
攪拌羽根を回転させる回転手段とを備えた第2滅菌槽を
有する構成とした。
【0007】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、第1の刃部は、取り付け長さ方向の中央を中心と
する点対称に取付手段を設けて、180度回転させて破
砕盤に再取り付け可能な構成とした。
【0008】第4の発明は、第1から第3の発明の何れ
かにおいて、第2の刃部は、取り付け長さ方向の中央を
中心とする点対称に取付手段を設けて、180度回転さ
せて押え盤に再取り付け可能な構成とした。
【0009】第5の発明は、第1から第4の発明の何れ
かにおいて、破砕盤の外周縁の下面側に近接させて第3
の刃部を第1滅菌槽の内壁に着脱自在に設けた構成とし
た。
【0010】第6の発明は、第1から第5の発明の何れ
かにおいて、第1滅菌槽に廃棄物片の水分量を調整する
噴出口を設けた構成とした。
【0011】第7の発明は、第1から第6の発明の何れ
かにおいて、押え盤の上面を覆うカバーを設けるととも
に、前記カバーに堆積した粉塵を回転機構によって払い
落とす回転羽根を設けた構成とした。
【0012】第8の発明は、第7の発明において、回転
機構はエアモータである構成とした。
【0013】第9の発明は、第7から第8の発明の何れ
かにおいて、押え盤が上昇した位置に相応する破砕槽の
内壁の一部に、押え盤のカバーに堆積した粉塵が押え盤
の下方に落下するよう導く落下通路を設けた構成とし
た。
【0014】第10の発明は、第1から第5の発明、第
7から第9の発明の何れかにおいて、廃棄物片の水分量
を調整する水または消臭剤が混入された水を噴出させる
噴出口、或いは、消臭剤を噴出させる噴出口を第1滅菌
槽に設けた構成とした。
【0015】第11の発明は、第1から第10の発明の
何れかにおいて、破砕槽の内壁に上下方向に設けられた
ガイドバーに対して相対的に摺動可能に嵌合する押え盤
のガイド部に、前記ガイドバーとの間隙から廃棄物片や
その粉塵が侵入しないよう前記ガイドバーに圧接しなが
ら摺動する圧接摺動部材を設けた構成とした。
【0016】第12の発明は、第1から第11の発明の
何れかにおいて、第2の刃部が回転中心領域を除いて半
径方向に適宜配設された押え盤と相対する破砕盤の前記
回転中心領域に相応する中央領域に、前記押え盤と破砕
盤とが共同して行う破砕工程の際、廃棄物が移入しない
よう前記中央領域を占拠する移入阻止部材を設けた構成
とした。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.次に、この発明を
医療廃棄物を処理対象とする廃棄物処理装置を例に、図
1から図3に基づいて説明する。図1は廃棄物処理装置
の斜視図、図2は廃棄物処理装置の縦断面図、図3は廃
棄物処理装置の右側面図である。図1および図2に示す
ように、廃棄物処理装置1の内部には、廃棄物10が投
入される第1空間12を形成する破砕槽14と、前記破
砕槽14で廃棄物10が破砕された廃棄物片を受け入れ
る第2空間16を内部に有し、当該廃棄物片を攪拌しな
がら加熱滅菌させる第1滅菌槽18とが上下に連通する
ように重ねられた構成の処理槽を備えており、この処理
槽は下部取付台20の上に配置されている。
【0018】廃棄物処理装置1は、前記第1滅菌槽18
で処理された廃棄物片を受け入れる第3空間33を内部
に有し、受け入れた廃棄物片をさらに攪拌しながら加熱
滅菌させる第2滅菌槽21を備えている。また、廃棄物
10を投入する投入扉22と廃棄物処理装置1の内部空
間とは隔壁により隔離されて配置され、前記破砕槽14
の投入口扉23を有する投入口24に投入する廃棄物を
自動で搬送する自動移送投入機構25と、第2滅菌槽2
1より排出される処理された廃棄物片を受けて装置1の
外部へと移送排出するコンベア26とを備えている。な
お、図中の符号28は、本装置1を制御する制御盤28
である。
【0019】前記の処理槽を構成する破砕槽14と第1
滅菌槽18とは、ともに同径の円筒形で同芯で上下に重
ねられている。破砕槽14の第1空間12の下側と第1
滅菌槽18の第2空間16の上側とは、互いに、後述す
る破砕盤46の外周縁に設けられた切欠き溝71を介し
て、破砕された廃棄物片が落下するよう連通している。
破砕槽14の側面には、廃棄物と液状または粉状の触媒
など、例えば、炭酸カルシウムなどの触媒粉を投入する
投入口24が形成されており、その投入口24を覆う投
入口扉23が設けられている。この液状または粉状の触
媒を用いて、廃棄物から発生する異臭や有毒ガスなどを
吸収させる。また、この投入口24は装置の保守点検作
業においても使用される。
【0020】第1滅菌槽18の側面には、破砕された廃
棄物片を排出する排出口29が設けられ、この排出口2
9は排出時以外は弁30で塞がれている。また、この排
出口29を介して、第1滅菌槽18で処理された廃棄物
片が第2滅菌槽21へ移送されるように連通されてお
り、第1滅菌槽18で一旦処理された廃棄物片がさらに
第2滅菌槽21で処理される構成となっている。
【0021】第2滅菌槽21も第1滅菌槽18と同様
に、破砕され加熱乾燥された廃棄物片を排出するための
排出口31と弁32とが設けられており、排出された廃
棄物片は、この排出口31を介して、さらに装置1の外
部に設けられた上述のコンベア26によって搬出され
る。
【0022】破砕槽14の上面には、第1空間12や第
2空間16や第3空間33の内部に発生する蒸気などを
装置1の外部に排出する排気パイプ34が配設されてい
る。排気パイプ34の途中には集塵箱27が取り付けら
れており、排気に混じった塵挨が捕集される。
【0023】装置1の外部には、図示されていないブロ
アが設けられており、このブロアの通気路(図示せず)
は、自動移送投入機構25の隔離された空間や、前記の
第1空間12、第2空間16、第3空間33や、前記の
コンベア26内及ぴ装置1内の空間を外気に対して減圧
するように連結して、吸引するように設けられており、
これによって、第1空間12や第2空間16や第3空間
33の蒸気などが外部へと排出される。この場合、第1
空間12、第2空間16、第3空間33、自動移送投入
機構25の隔離された空間、コンベア26の空間、廃棄
物処理装置本体内の空間の順に、減圧が弱くなるよう設
定すると、廃棄物の処理によって発生する廃棄物片の粉
塵などが装置1の外部に飛散するのを防止することがで
きる。
【0024】円筒形の破砕槽14の内部には、当該円筒
の略断面積に相応する大きさの円盤状の押え盤35が、
円筒の軸芯方向すなわち上下方向に昇降自在に設けられ
ている。図示の押え盤35は、エアシリンダなどの駆動
手段36に接続しているワイヤ37によって吊り下げら
れており、自重によって下降し、前記駆動手段36によ
って上昇させられる。図4に示すように、破砕槽14の
内部壁面には、第1空間12内に突出して上下方向に延
在する複数のガイドバー38が設けられ、他方、押え盤
35の外周縁の適所には、これらのガイドバー38と摺
動自在に嵌合するガイド部66が設けられており、押え
盤35が、回転すること無く、水平な安定状態を保ちつ
つ破砕槽14内を昇降するよう構成されている。
【0025】押え盤35は、重量が重いものとし、その
重量で破砕槽14に投入された廃棄物10を上から押え
る働きをする。すなわち、押え盤35は、破砕槽14内
の上方に上昇して待機している際(図2参照)に、廃棄
物10は破砕槽14に投入されて、破砕盤14の下側
(底に相応する位置)に設けられた破砕盤46の上面に
蓄積された廃棄物を、破砕工程において、その自重で破
砕盤14へと押さえつける。図5に示すように、押え盤
35の下面には、押さえられた廃棄物が破砕盤46の回
転に伴って回転しないよう、押圧された廃棄物の上面側
に食い込む複数の刃が半径方向に間隔を置いて設けられ
た板状部材40が着脱自在にに取り付けられている。以
下、板状部材40とこの板状部材40の長手方向に間隔
をおいて複数設けられた刃とを含めて第2の刃部39と
いう。この第2の刃部39ついては後述する。
【0026】図2において、下部取付台20の内部には
ベルト41を連結するためのプーリ42が配置され、ベ
ルト41には回転手段としてのモータプーリ43とモー
タ44が備えられている。プーリ42の軸45は前記第
1滅菌槽18の第2空間16の内部を下部から上部に至
るまで伸び、軸45の上部側には図7に示すような破砕
盤46が固定され、下部側には攪拌羽根47が固定され
ている。すなわち、第1滅菌槽18の第2空間16の上
側に破砕盤46が、下側に攪拌羽根47がそれぞれ配置
され、モータ44の駆動により、破砕盤46と攪拌羽根
47が同時に回転するよう構成されている。なお、破砕
盤46と攪拌羽根47とは別のモータで回転させるよう
にしても良いが、同一のモータで回転させる方が経済的
である。
【0027】図7に示すように、破砕盤46の外周縁に
は多数の半円形の切欠き溝71が上下方向すなわち盤の
軸芯方向に形成されている。破砕盤46の外周縁と第1
滅菌槽18の内壁との間の隙間は非常に小さいものに設
定されており、破砕盤46の上に投入された廃棄物10
は、破砕盤46の上面に盤の半径方向に設けられた第1
の刃部49で破砕されながら外周縁へと移動し、ついに
は、切欠き溝71を通って下方へ落下するよう構成され
ている。なお、第1の刃部49も前記第2の刃部と同様
に、板状部材50とこの板状部材50の長手方向に間隔
をおいて複数設けられた刃とで構成されている。この第
2の刃部49についても後述する。
【0028】破砕盤46の外周縁に設けられた切欠き溝
71を通って落下する廃棄物片は、下方の第1滅菌槽1
8へと落下する際、破砕盤46の外周縁の下面側に接近
するように、第1滅菌槽18の内壁に着脱自在に設けら
れた第3の刃部としての固定刃70が、回転する破砕盤
46の切欠き溝71と相対的に行き違うように作用する
ので、この切欠き溝71を通過の際、当該切欠き溝71
とこの固定刃70との共同によって、さらに細く破砕さ
れる。なお、切欠き溝71は必ずしも半円形状である必
要はなく、矩形あるいはその他の形状であってもよい。
【0029】図2及ぴ図3において、第1滅菌槽18に
は、破砕盤46の下側でかつ前記第1滅菌槽18の側壁
に、水または消臭剤が混入された水や空気などを槽内に
導入する噴出口51が設けられている。この噴出口51
を介して、第1滅菌槽18の内部空間16に、例えば空
気(外気)を導入しつつ前記の排気パイプ34から排気
することによって、廃棄物片が攪拌されている第1滅菌
槽18内に空気を流通させ、廃棄物片に含まれている水
分の蒸発を促進させている。また、廃棄物片に含まれる
水分量の多少によっては、この噴出口51を用い、外部
から水を導入して第1滅菌槽18の内部空間16に噴出
させ、破砕された廃棄物片に水分を適宜補給することに
よって、滅菌処理を制御することができ、加熱滅菌効果
を上げることができる。なお、処理によって発生する臭
気が強い場合には、この噴出口51から薬液を噴出させ
て消臭することもできる。なお、この例では、噴出口5
1を用いて水や空気の導入を共用できるように説明をし
たが、水や空気あるいは消臭剤毎に各々噴出口(図示せ
ず)を個別に設けても良い。
【0030】前記第1滅菌槽18の側面には、内部を槽
の側面側から加熱するバンドヒータなどの第1加熱手段
52が、また、第1滅菌槽18の下面側には、第1滅菌
槽18の内部を底面側から加熱する棒状ヒータなどの第
2加熱手段53が設けられている。これらの加熱手段5
2、53は、第1滅菌槽18内の廃棄物10に付着した
菌を滅菌するのに必要な加熱温度、例えば180度C以
上を保つようにこの第1滅菌槽に突設させた温度センサ
160(図2)を介して制御可能に設けられている。な
お、第1滅菌槽18の側面下側には、加熱滅菌された廃
棄物片を外部に排出するための排出口29と、その排出
口29の通路を開閉する開閉作動手段54と排出口閉鎖
用の弁30とが設けられている。
【0031】次に第2滅菌槽を説明する。図2におい
て、第2滅菌槽21の下部取付台55の内部には、ベル
ト56を連結するためのプーリ57や回転手段としての
モータプーリ58およびモータ59が配置されている。
プーリ57の軸60には、第2滅菌槽21の第3空間3
3内部の下側すなわち底面側に配置された攪拌羽根61
が固定されており、モータ59の駆動によって、攪拌羽
根61が回転する。
【0032】第2滅菌槽21の側面には、第2滅菌槽2
1の内部を側面側から加熱するバンドヒータなどの第3
加熱手段62が、また、第2滅菌槽21の下面には、第
2滅菌槽21の内部を底面側から加熱する棒状ヒータな
どの第4加熱手段63が、それぞれ設けられている。こ
れらの加熱手段62、63は、第1滅菌槽18からこの
第2滅菌槽21に送られてきた廃棄物片を滅菌するのに
必要な所要の加熱温度(例えば180度C)以上になる
ように、この第2滅菌槽21に突設させた温度センサ
(図示せず)を介して制御される。第2滅菌槽21の側
面下側には、加熱滅菌処理された廃棄物片を外部に排出
する排出口31と、その排出口31の通路を開閉する開
閉作動手段64と、排出口閉鎖用の弁32とが設けられ
ており、排出口31には、乾燥および加熱滅菌された廃
棄物片を外部へ移送するコンペア26が配置されてい
る。なお、この第2滅菌槽21には、図示されていない
が、第1滅菌槽18と同様に水や空気等を導入する噴出
口を必要に応じて設けても良い。
【0033】この形態1においては、図2に示すよう
に、押え盤35が最下位まで落下した状態(一点鎖線の
状態)において、回転しない押え盤35の第2の刃部3
9に対して向い合う破砕盤46の第1の刃部49とは、
互いに、刃先の高さは交錯するものの、回転方向には接
触しないよう設定してある。これによって、廃棄物10
の中に、仮に、医療用チューブのような比較的長い長尺
物が混在していたとしても、さらに細かく確実に切断し
破砕することができる。
【0034】また、第1の刃部49や第2の刃部39が
摩耗あるいは損傷した場合には、各々着脱自在に取り付
けてあるため、比較的容易に交換することができる。こ
の場合、破砕盤46のある一つの半径方向に1個あるい
は複数個取り付けられている第1の刃部49の刃は、半
径方向内側の刃よりも半径方向外側の刃の方が摩耗が激
しい。このため、図10に示すように、第1の刃部49
を構成する刃とこの刃が設けられている板状部材50と
の関係や板状部材50の破砕盤46に対する取付手段
を、板状部材50の長さ方向の中央を中心点として点対
称に設けて、摩耗した段階で、第1の刃部49自体を交
換することなく、180度回転させて取り付けなおすこ
とにより、摩耗した第1の刃部49を再使用可能にして
いる。
【0035】また、図13に示すように、半径方向の長
さに相応する長さ分の第1の刃部49を、半分長さの2
つの小第1の刃部49aと小第1の刃部49bとに分割し
て取り付け、半径方向外側の小第1の刃部49bが摩耗
したときには、内側の小第1の刃部49aとの位置を付
け替え可能に構成してもよい。さらに、この場合におい
ても、前記と同様に、各小第1の刃部49a、49bを
各々180度回転させて、再使用可能に板状部材50の
取付手段や刃を配設しておくことによって、第1の刃部
49を長期にわたって使用することができ、経済的とな
る。なお、この第1の刃部49と同様に第2の刃部39
においても、図9、図12に示すように構成すること
で、長期にわたって使用することができ、経済的とな
る。
【0036】さらに、この形態1では、図2、図6に示
すように、押え板35の上面を覆うように粉塵除去用の
平板状のカバー65が取り付けてある。これは、破砕槽
14内での廃棄物10が破砕工程や、押え盤35の上下
移動によって生じる空気流や、第1滅菌槽での攪拌や廃
棄物片から蒸発した水分を破砕槽14内へ吸引して、押
え盤35の外周縁、例えば切欠き溝71を経由して、排
気パイプ34に導くなどの際に、粉塵が押え盤35の上
や中に堆積するのを防ぐためである。押え盤35の上に
堆積した粉塵を除去するために、平板状のカバー65の
上面には、図示されていない回転機構(例えば、エアモ
ータ、風車機構、電気モータ、エアシリンダなどによる
ラックピニオン機構など)により回転する回転羽根74
を設けてある。
【0037】堆積した粉塵を除去は、図2に示すよう
に、破砕槽14内の上位に押え盤35が上昇したときに
行う。粉塵の除去に際して押え盤35が停止される破砕
槽14の内壁の一部には、押え盤35の外周縁の一部分
との間に、堆積した粉塵を押え盤35の下面側に落下さ
せるように導く落下通路48を設けている。この落下通
路48を経て、回転羽根74の遠心力で払い飛ばされ
た、カバー65上の粉塵が破砕槽14内の下方へと落下
する。なお、落下通路48の一部側面に、落下通路48
と第1空間12とを仕切る壁480(図2)を設けてい
るが、この壁480が無くても同様の作用が得られる。
なお、カバー65は平板状に限らず、傘状や円錐状な
ど、粉塵を払い易い形状であればよい。また、カバー6
5にテフロン(登録商標)シート加工などを施すとさら
に吹き飛ばしや払い飛ばしの効果をあげることができ
る。さらに、破砕槽14の上部にエアノズル660を取
り付け(図2)、このエアノズル660から噴出させた
エアでカバー65の上部に堆積した粉塵を吹き飛ばす構
成を併用すると一層効果的となる。
【0038】また、この押え盤35のガイド部66に
は、図4、図5、図6および図11に示すように、破砕
槽14のガイドバー38に対して押え盤35のガイド部
66が密着して摺動するように、押しバネ68を介して
圧接摺動部材67がガイドバー38に押圧するように配
設している。これにより、ガイドバー38とガイド部6
6との間に摺動時に生じる隙間を塞ぎ、廃棄物10の破
砕片や破砕による粉塵が挟まって摺動不能となることを
防止し、円滑な摺動を確保させている。
【0039】次に、廃棄物の処理を説明する。先ず、本
装置1の投入扉22を開けて廃棄物10をセットし、投
入扉22を締めて図示されていないい運転スイッチをオ
ンすると、破砕槽14の投入口扉23が開放するととも
に廃棄物10が自動移動機構25により搬送されて、投
入口24から破砕槽14に投入される。投入が完了する
と、自動移動機構25が初期の位置に戻り、破砕槽14
の投入口扉23が遮蔽される。なお、自動移動機構25
が初期の位置に戻った状態では、再び投入扉22を開放
して次の廃棄物10をセットすることができる。このよ
うに、破砕槽14の投入口扉23と本装置1の投入扉2
2とが、同時に開放することがないように構成すると、
装置1の外部へ廃棄物10の塵挨や廃棄物片などの飛散
を防ぐことができる。
【0040】破砕槽14に投入された廃棄物10は、破
砕盤46の上面側に落下し蓄積される。廃棄物10の投
入が終わると、投入口24の投入口扉23が閉じて、押
え盤35が降下し、蓄積した廃棄物10の上をその自重
によって押え込む。これによって廃棄物10は、押え盤
35と破砕盤46とによって上下方向から圧縮され、一
塊の状態(以下、圧縮固化ともいう)となる。このと
き、押え板35の下面に設けられた第2の刃部39が、
圧縮固定化された廃棄物10の上面側に食い込んで、廃
棄物10が破砕盤46の回転にともなって回転しないよ
うに押え込む。
【0041】次に、前記の状態で、モータ44を駆動さ
せて破砕盤46を回転させる。破砕盤46の上面には第
1の刃部49が半径方向に設けられているので、圧縮固
化された廃棄物10は、その下面側から次第に削られ、
細かく破砕されていく。この場合、削られて行く圧縮固
化された廃棄物10には、回転不可能な押え盤35の荷
重が上方から加えられ、しかも、第2の刃部39がその
上面に食い込んでいるので、削られる廃棄物10は破砕
盤46の回転に伴って回転しない状態に保たれる。従っ
て、圧縮固化された廃棄物10は効率よく破砕される。
また、これにより大きな廃棄物10やゴム管などの長尺
物なども細かく破砕される。
【0042】破砕槽14における前記の破砕工程におい
ては、必要に応じて、廃棄物10が投入される際に、併
せて、粉末または液状の触媒(例えば粉末状の炭酸カル
シウム)を廃棄物10とよく混合するように投入する
が、廃棄物10の破砕の際に立ち上がったり、飛び散っ
たりする粉末状または液状の触媒も、前記の押え盤35
の存在によって、押え盤35を越えての上方への拡散が
防止され、触媒の無用の消費を抑制することができる。
【0043】こうして、破砕盤46の外周部縁の切欠き
溝71を通る程度までに細かく破砕された廃棄物片(破
砕によって粉末化されたもの、および粉末状の触媒を含
む)は、破砕盤46の回転によって、次第に破砕盤46
の外周縁側へと移動し、遂には切欠き溝71を通って第
1滅菌槽18へと落下する。この際、この切欠き溝71
を通って第1滅菌槽18へ落下しようとする廃棄物片
は、破砕盤46の外周縁の下側に近接設置された固定刃
70すなわち第3の刃部と前記切欠き溝71との共同に
よりさらに細かく破砕されて落下する。
【0044】上述のように破砕盤46と押え盤35とに
各々取り付けられた第1の刃部49と第2の刃部39と
が共同して、押え盤35で圧縮固化された廃棄物10を
破砕していくが、破砕盤46の回転中央部側では、破砕
および押えの効果が期待できないため、第1の刃部49
および第2の刃部39を設けていない。このため、破砕
盤46の回転中央部に、押えが効かなかったり、破砕か
ら免れた比較的比重の軽い廃棄物などが集まって塊とな
り、これを破砕できなくなってしまう。
【0045】この形態1では、このような不都合を解消
するため、破砕盤35の回転中心領域に、廃棄物が移入
しないよう予め回転中央領域を占拠しておくための移入
阻止部材を設けている。これを図8に基づいて説明す
る。図の例では、移入阻止部材として凸状部材72が破
砕盤46と軸45とに取付ねじ73により取り付けられ
ている。この凸状部材72は、当然のことながら、押え
盤35に取り付けられている第2の刃部39が存在しな
い押え盤35の中心領域の径に合わせて形成されてい
る。
【0046】第1滅菌槽18に落下した廃棄物片は、こ
の第1滅菌槽18内において、攪拌羽根47の回転によ
って攪拌されつつ、加熱手段52、53によって加熱さ
れ、乾燥および滅菌処理される。加熱手段52、53
は、滅菌温度(例えば180度C)の熱で、廃棄物片に
含まれる水分を蒸発させるとともに廃棄物片に付着して
いる菌を滅菌する。廃棄物片に含まれる水分の多少によ
っては、噴出口51を介して適当な量の水や空気を槽内
に導入する。このように、廃棄物は、破砕槽14で細か
く破砕され、第1滅菌槽18において水分調整されなが
ら所定の滅菌温度にて加熱されつつ、所定時間攪拌され
ながら高温に晒されるので、十分に乾燥され、滅菌され
る。
【0047】廃棄物片に含まれる水分の蒸発乾燥には一
般に長時間を要するが、この形態1のように、廃棄物を
細かく破砕した上で、攪拌羽根47によって攪拌しつつ
加熱することで、加熱手段52、53の高温が万遍なく
廃棄物片に行き渡り、効率よく乾燥させることができ、
乾燥時間も大幅に短縮することができる。他方、蒸発し
た廃棄物10の水分すなわち蒸気は、第1滅菌槽18か
ら破砕槽14へと上昇移動し、排気パイプ34を経由し
て外部へ排出される。蒸気を大気中へ排出するに当っ
て、伴って出てくる廃棄物の臭気は、排気パイプ34の
途中に設置された図示されていない脱臭装置によって吸
着し、除去される。
【0048】この形態1では、第1滅菌槽18で処理さ
れた廃棄物片は、第1滅菌槽18の攪拌羽根47の回転
によって、第1滅菌槽18の排出口29から第2滅菌槽
21へと移送され、第2滅菌槽においてさらに乾燥およ
び滅菌処理される。第2滅菌槽21に送り込まれた廃棄
物片は、再び、第2滅菌槽21内において、攪拌羽根6
1によって攪拌されながら、加熱手段62、63によっ
て滅菌温度(例えば180度C)以上の高温に晒され
て、廃棄物片に付着している菌はより確実に滅菌され、
廃棄物片はより乾燥し、安全性に優れた廃棄物の処理を
行うことができる。
【0049】この形態1では、破砕槽14、第1滅菌槽
18に第2滅菌槽21を設けた場合について説明した
が、処理される廃棄物10の成分によっては、必ずしも
第2滅菌槽21は必要ではない。しかし、第2滅菌槽2
1、場合によってはさらに第3の滅菌槽(図示せず)を
連続して設けることにより、廃棄物片の乾燥および加熱
滅菌処理が繰り返えされるため、廃棄物片を十分に乾燥
および滅菌処理することができ、より安全な廃棄物片と
することができる。また、前記の形態1では、第1滅菌
槽18で処理された廃棄物片が速やかに第2滅菌槽21
へ移送されて、引き続き処理作業を行なうことができる
ので、処理作業の効率が向上する。
【0050】また、第2滅菌槽21を設けて置くと、滅
菌温度の制御が容易になるなどの効果が有る。すなわ
ち、第1滅菌槽で加熱、乾燥、滅菌を行うが、加熱、乾
燥、滅菌をバランス良く実行することは難しく、第2滅
菌槽21で引き続いて廃棄物辺を加熱手段62、63で
加熱し、かつ攪拌羽根61によって攪拌することによ
り、廃棄物10が攪拌されている間に、廃棄物10に付
着している菌にさらに熱が加えられ、廃棄物はより乾燥
するとともに滅菌されるため、加熱による滅菌を主とし
て行うことができる。
【0051】また、第1滅菌槽18と第2破砕槽21の
いずれかが故障した場合には、いずれか一方を稼働させ
ることで滅菌処理ができるため、相互に予備用としても
使用できる効果がある。
【0052】
【発明の効果】第1から第12の発明によれば、いずれ
も、そのままでは廃棄できない感染性廃棄物を効率よく
細かく破砕でき、加熱滅菌も効率よく行われるので、廃
棄物の破砕形状や処理時間が安定化し、良好な作業環境
の下で、医療廃棄物などを安全かつ経済的に処理するこ
とができる。
【0053】第2の発明によれば、第1滅菌槽に連続し
て第2滅菌槽において再度処理されるので、十分に安全
な処理済廃棄物を生成することができる。
【0054】第3、第4の発明によれば、いずれも、破
砕盤あるいは押え盤に取り付けられるの刃部を180度
反転させて再使用することができるので、1個の刃部で
2個分の使用が可能となり経済的である。
【0055】第5の発明によれば、第3の刃部としての
固定刃を備えたので、廃棄物をさらに細かく破砕するこ
とができ、乾燥および加熱滅菌処理などの作業性を向上
させることができる。
【0056】第6の発明によれば、滅菌槽に噴出口を備
えたので、廃棄物の水分量に対応して水分補給が自在に
でき、安定した滅菌処理を行なうことができる。
【0057】第7の発明によれば、押え盤の上に堆積す
る粉塵を効率よく除去することができる。
【0058】第8の発明によれば、押え盤の上に堆積し
た粉塵を除去する回転羽根の回転機構としてエアモータ
を用いることにより、装置に内蔵されたコンプレヅサの
エアを使用することができ経済的であるとともに、蒸気
などの発生する高温の環境で安定した動作を行わせるこ
とができる。
【0059】第9の発明によれば、落下通路を備えたの
で、手術着や紙おむつなどの繊維製品などの破砕によっ
て生する比較的大きな綿状の塊が堆積しても、容易に除
去することができる。
【0060】第10の発明によれば、消臭剤を用いるこ
とにより、装置外部への異臭を防止することができる。
【0061】第11の発明によれば、圧接摺動部材を備
えたので、押え盤の昇降を円滑に行わせることができ
る。
【0062】第12の発明よれば、破砕盤や押え盤の回
転中央領域に未処理の廃棄物移入して、破砕されること
無く残留するのを防ぎ、投入された廃棄物の全てを効率
よく破砕させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 廃棄物処理装置の斜視図である。
【図2】 廃棄物処理装置の垂直断面図である。
【図3】 廃棄物処理装置の右側面図である。
【図4】 破砕槽の内部を示す水平断面図である。
【図5】 カバーを備えた押え盤の平面図である。
【図6】 押え盤の平面図である。
【図7】 破砕盤の平面図である。
【図8】 破砕盤の垂直断面図である。
【図9】 第2の刃部の断面と斜視を示す説明図であ
る。
【図10】 第1の刃部の断面と斜視を示す説明図であ
る。
【図11】 圧接摺動部材の取付構造を示す説明図であ
る。
【図12】 第2の刃部の分割例を示す説明図である。
【図13】 第1の刃部の分割例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 廃棄物処理装置、10 廃棄物、14 破砕槽、1
6 内部空間、18第1滅菌槽、21 第2滅菌槽、3
5 押え盤、38 ガイドバー、39 第1の刃部、4
3 (回転手段)、44 (回転手段)46 破砕盤、
48 落下通路、49 第1の刃部、51 噴出口、5
2、53、62、63 加熱手段、61 攪拌羽根、6
5 カバー、67 圧接摺動部材、70 第3の刃部、
71切欠き溝、72 凸条部材(移入阻止部材)、74
回転羽根。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B02C 18/18 B02C 18/18 Z 4G078 18/40 102 18/40 102Z B09B 3/00 B09B 3/00 Z ZAB 303Z ZAB Fターム(参考) 4C058 AA27 BB04 CC05 CC07 CC08 EE01 EE23 EE26 4C341 LL13 LL14 LL15 LL22 LL23 4D004 AA48 CA04 CA22 CA46 CA48 CB05 CB13 CB26 CB32 DA02 DA06 4D065 CA16 CA20 CC04 DD12 DD19 EB18 ED18 ED39 4G037 CA11 EA04 4G078 AA13 AB20 BA05 CA13 CA19 EA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】破砕槽と第1滅菌槽とを上下に連通して備
    えた廃棄物の処理槽と、 投入された廃棄物を受けるため槽内の下方に回転自在に
    設けられた破砕盤と、廃棄物を破砕するため前記破砕盤
    の上面に設けられた第1の刃部と、破砕された廃棄物片
    を下位に位置する第1滅菌槽へ通すため前記破砕盤の外
    周縁に設けられた切欠き溝と、前記破砕盤に受け止めら
    れた廃棄物を自重によって押さえるため上下方向にのみ
    摺動可能に設けられた押え盤と、前記第1の刃部と共同
    して廃棄物を破砕するため前記押え盤の下面に設けられ
    た第2の刃部とを備えた前記破砕槽と、 前記第1および第2の刃部で破砕された廃棄物片を攪拌
    する攪拌羽根と、前記攪拌羽根で攪拌される廃棄物片を
    滅菌温度以上に加熱する加熱手段と、前記破砕盤と前記
    攪拌羽根とを回転させる回転手段とを備えた第1滅菌槽
    とを有することを特徴とする感染性廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 第1滅菌槽とともに、この第1滅菌槽か
    ら移送された廃棄物片を攪拌する攪拌羽根と、前記攪拌
    羽根で攪拌される廃棄物片を滅菌温度以上に加熱する加
    熱手段と、前記攪拌羽根を回転させる回転手段とを備え
    た第2滅菌槽を有することを特徴とする請求項1に記載
    の感染性廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 第1の刃部は、取り付け長さ方向の中央
    を中心とする点対称に取付手段を設けて、180度回転
    させて破砕盤に再取り付け可能としたことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の感染性廃棄物処理装
    置。
  4. 【請求項4】 第2の刃部は、取り付け長さ方向の中央
    を中心とする点対称に取付手段を設けて、180度回転
    させて押え盤に再取り付け可能としたことを特徴とする
    請求項1から請求項3の何れかに記載の感染性廃棄物処
    理装置。
  5. 【請求項5】 破砕盤の外周縁の下面側に近接させて第
    3の刃部を第1滅菌槽の内壁に着脱自在に設けたことを
    特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の感染
    性廃棄物処理装置。
  6. 【請求項6】 第1滅菌槽に廃棄物片の水分量を調整す
    る噴出口を設けたことを特徴とする請求項1から請求項
    5の何れかに記載の感染性廃棄物処理装置。
  7. 【請求項7】 押え盤の上面を覆うカバーを設けるとと
    もに、前記カバーに堆積した粉塵を回転機構によって払
    い落とす回転羽根を設けたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項6の何れかに記載の感染性廃棄物処理装置。
  8. 【請求項8】 回転機構はエアモータであることを特徴
    とする請求項7に記載の感染性廃棄物処理装置。
  9. 【請求項9】 押え盤が上昇した位置に相応する破砕槽
    の内壁の一部に、押え盤のカバーに堆積した粉塵を押え
    盤の下方に落下するよう導く落下通路を設けたことを特
    徴とする請求項7から請求項8の何れかに記載の感染性
    廃棄物処理装置。
  10. 【請求項10】 廃棄物片の水分量を調整する水または
    消臭剤が混入された水を噴出させる噴出口、或いは、消
    臭剤を噴出させる噴出口を第1滅菌槽に設けたことを特
    徴とする請求項1から請求項5、請求項7から請求項9
    の何れかに記載の感染性廃棄物処理装置。
  11. 【請求項11】 破砕槽の内壁に上下方向に設けられた
    ガイドバーに対して相対的に摺動可能に嵌合する押え盤
    のガイド部に、前記ガイドバーとの間隙から廃棄物片や
    その粉塵が侵入しないよう前記ガイドバーに圧接しなが
    ら摺動する圧接摺動部材を設けたことを特徴とする請求
    項1から請求項10の何れかに記載の感染性廃棄物処理
    装置。
  12. 【請求項12】 第2の刃部が回転中心領域を除いて半
    径方向に適宜配設された押え盤と相対する破砕盤の前記
    回転中心領域に相応する中央領域に、前記押え盤と破砕
    盤とが共同して行う破砕工程の際、廃棄物が移入しない
    よう前記中央領域を占拠する移入阻止部材を設けたこと
    を特徴とする請求項1から請求項111の何れかに記載
    の感染性廃棄物処理装置。
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