JP2003093902A - 精米機のぬか除去装置 - Google Patents

精米機のぬか除去装置

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JP2003093902A
JP2003093902A JP2001291556A JP2001291556A JP2003093902A JP 2003093902 A JP2003093902 A JP 2003093902A JP 2001291556 A JP2001291556 A JP 2001291556A JP 2001291556 A JP2001291556 A JP 2001291556A JP 2003093902 A JP2003093902 A JP 2003093902A
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screen
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polishing
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JP2001291556A
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Kenji Shiba
健治 芝
Yasuo Naoi
泰男 直井
Takeo Yamamoto
丈郎 山本
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Zojirushi Corp
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Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精米スクリーンのスリットから排出されるぬ
かの一部がそのスリットに付着堆積する傾向がある。こ
のため、手入れに際して精米スクリーンを外す際に、付
着したぬかが周辺に落下する不都合を解消することであ
る。 【解決手段】 精米室22の内部に設けた搗精ロール2
6の周りに一定の間隙をおいて精米スクリーン28を嵌
合し、その精米スクリーン28の内部における精白作用
により発生するぬかを上記精米スクリーン28のスリッ
トから外部に排出するようにした精米機のぬか除去装置
において、上記精米スクリーン28を導電性金属で形成
し、その精米スクリーン28の両側面に対向した上記精
米室22内面にぬか捕集用の電極板47a、47bを設
け、上記精米スクリーン28と電極板47a、47b間
に該精米スクリーン28側が高電位となる高電圧を印加
し、精米によって発生したぬかを帯電させて上記両電極
板47a、47bに吸引付着させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、精米機のぬか除
去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】精米機においては、精米室の内部にモー
ターにより駆動される搗精ロールが設けられ、その搗精
ロールの周りに筒状の精米スクリーンを嵌合し、ホッパ
ーに投入された玄米をその精米スクリーンの内部に導入
し、搗精ロールの回転にともない、玄米を送り出しつつ
米穀相互間に抵抗を加えることにより精白作用を行うよ
うになっている。搗精ロールは、ホッパーの排出口(精
米室の入口)に近い部分が小ピッチの送りねじで形成さ
れた送り部になっており、精米室の出口側となる先端部
分が大ピッチの逆送りねじで形成された搗精部になって
おり(例えば、特開平5−317730号公報参照)、
その送り部により玄米を送り込む一方、搗精部により逆
向きの力を加えつつ、全体として出口の方向に送り出す
ものである。
【0003】また、上記の米穀の送り出しに一定の抵抗
を付与するために、精米スクリーンの出口を抵抗板で閉
塞し、内部の米穀相互に強い摩擦を生じさせることによ
り精米を行なう。また、その抵抗板の閉塞圧力を調整す
ることにより精白度を変化させることができる。このよ
うな型式の精米機は、一般に圧力式と称される。
【0004】また、上記の抵抗板に代えて、精米スクリ
ーンの排出口とホッパーの間を戻し通路で接続すること
により米穀を循環させ、循環時間を調整することにより
精白度を変化する型式は、一般に循環式と称される。
【0005】なお、精米機は精米容量の大小により、業
務用と家庭用に区別される場合もある。
【0006】上記のいずれの型式による精米機において
も、精米作用により発生するぬかは、精米スクリーンの
多数の細かいスリットから外部に排出され、自然落下に
より精米室下方のぬか受けケースに集積される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の精米スクリーン
のスリットから排出されたぬかの一部は、そのスリット
の端面に付着して落下しないものがあり、その後に同じ
スリットから排出されるぬかが次々と付着して蓄積する
ことがある。そのこと自体は精米作用等に直接の悪影響
を及ぼすものではないが、手入れに際して精米スクリー
ンを機体外部に抜き出す際、それに付着しているぬかが
ぬか受けケース外に落下することがある。ぬか受けケー
ス外に落下したぬかは、清掃等により除去する必要があ
るので余計な手間となる。
【0008】そこで、この発明は精米スクリーンのスリ
ットにぬかが付着することを防止することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、精米室の内部に設けた搗精ロールの
周りに一定の間隙をおいて精米スクリーンを嵌合し、そ
の精米スクリーンの内部における精白作用により発生す
るぬかを上記精米スクリーンのスリットから外部に排出
するようにした精米機のぬか除去装置において、上記精
米スクリーンを導電性金属で形成し、その精米スクリー
ンの両側面に対向した上記精米室内面にぬか捕集用の電
極板を設け、上記精米スクリーンと電極板間に該精米ス
クリーン側が高電位となる高電圧を印加するようにした
ものである。
【0010】上記の構成によると、精米スクリーンとそ
の両側の電極板間に高圧電界が生じ、また精米スクリー
ンに接触することによりぬか粒子が高電位に帯電する。
高電位に帯電したぬか粒子は、前記の電界により静電力
を受けて移動し、電極板に付着捕集される。精米完了後
又は適宜な時期に上記の印加電圧をゼロにすると、ぬか
は吸引力を失って下方のぬか受けケースに落下集積す
る。
【0011】なお、より具体的には、上記精米スクリー
ンを6角筒形に形成し、その対向する平行2面を垂直と
なる姿勢に嵌合し、前記電極板をその2面に平行に設
け、該電極板を設けた精米室内面の下方にぬか排出口を
設け、上記電極板に捕集されたぬかを上記印加電圧の除
去と同時に自重により上記排出口から外部へ落下させる
ようにした構成を採ることができる。また、上記電極板
を負電位に設定することが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に基づいて説明する。添付図面に示した精米機は圧
力式の家庭用精米機であり、ケーシング11の底部に基
台12を設け、その内部にモーター13を設置し、その
基台12上に精米機本体14の軸受部15を固定してい
る。軸受部15に水平方向に主軸16(図2参照)が回
転自在に支持され、モーター13の回転をベルト17と
プーリー18で該主軸16に伝達するようにしている。
【0013】上記の精米機本体14の軸受部15の前部
に精米室入口19が設けられ、該精米室入口19はホッ
パー21の排出口に連通している。また、その精米室入
口19はその前方に設けられた精米室22に連通してい
る。精米室22の下端は開放されてぬか排出口23とな
り、また該精米室22の前端も開放されるが、その前端
開放部にはスクリーン押さえ板24が取外し自在に固定
される。なお、ぬか排出口23はぬか受けケース39上
に臨む。
【0014】上記の主軸16の前部にこれと同軸かつ一
体に搗精ロール26が設けられる。搗精ロール26は主
軸16側に小ピッチの送りら旋により送米部27が設け
られ、その送米部27の前端に大ピッチの逆送りら旋に
より搗精部27’が設けられる。
【0015】上記の精米室22において搗精ロール26
の周りに六角筒状の精米スクリーン28が所定の隙間を
もって嵌合される。精米スクリーン28の後端が前記の
精米室入口19に向けて開放されている。また精米スク
リーン28の前端部はスクリーン押さえ板24に設けら
れた6角形の係止穴31に挿入係止される。
【0016】上記の係止穴31に挿入された精米スクリ
ーン28の排出口を円板形の抵抗板32が接離自在に閉
鎖している。その抵抗板32の押圧力が精白度調整装置
33の調整ダイヤル34の操作により調整される。
【0017】また、上記の精米スクリーン28の排出口
と抵抗板32の周りを囲む案内樋35がスクリーン押さ
え板24に着脱自在に取り付けられ、米受けケース40
上に臨む。
【0018】前記の精米スクリーン28は、図3に示す
ように、6角筒形であり、そのうち対向する左右の面2
8a、28bが垂直方向を向くように位置決めすべく、
位置決めつば片42がその上辺に設けられ、スクリーン
押さえ板24の6角形の係止穴31の上端に嵌合凹所4
3が設けられる。精米スクリーン28には各面に多数の
スリット44が設けられる。精米スクリーン押さえ板2
4は、ねじ45により精米室22の前面に固定される。
精米スクリーン28は、そのスクリーン押さえ板24を
外すことにより精米室22に対し着脱される。なお、精
米スクリーン28はステンレススティール製であり、そ
の後端部にリード線接続用の突起46が設けられる。
【0019】上記の精米室22は硬質の合成樹脂製であ
り、精米スクリーン28の前記の左右2面28a、28
bに平行に対向した左右側面22a、22bが設けられ
る。右側面22bの下部に左方に屈曲した傾斜案内面2
2cが形成される。その傾斜案内面22cの下端と左側
面22aの下端間に前記のぬか排出口23が形成され
る。
【0020】上記精米室22の左右の側面22aと22
bの各内面に、前記左右2面28a、28bに一定の距
離をおいて平行な電極板47a、47bがそれぞれ接着
される。これらの電極板47a、47bにもそれぞれリ
ード線接続用の突起48a、48bが設けられる。な
お、精米室22が導電性の金属製であるときは、電極板
47a、47bは絶縁物を介して取り付けられる。
【0021】前記の精米スクリーン28に接続されたリ
ード線49と、両電極板47a、47bに接続されたリ
ード線51a、51bは、図4に示すように、高電圧発
生装置52の+端子と−端子に接続される。この場合、
各端子に加えられる電圧値は、精米スクリーン28の左
右2面28a、28bと電極板47a、47bの距離そ
の他の条件で適宜決められる。
【0022】以上述べた精米機は、ホッパー21に所望
量の玄米を投入したのち、調整ダイヤル34にて精白度
を設定したのち、スタートスイッチ50をオンにする
と、モーター13が駆動され、搗精ロール26が回転し
て精白作用を行う。精白作用に伴なって発生するぬか
は、精米スクリーン28のスリット44を通過する際に
プラスに帯電される。精米スクリーン28と左右の電極
板47a、47b間に高電圧発生装置52から高電圧が
印加されているため、プラスに帯電されたぬかは、スリ
ット44に付着したり、直接落下することなく、静電気
力を受けて低電位側に移動し、左右のマイナス端子に接
続された電極板47a、47bに吸着捕集される。
【0023】捕集されたぬかは、精米終了後、又は精米
中に、高電圧発生装置52の電源を切ると、吸引力が消
失するため自重で落下し、ぬか排出口23から下方のぬ
か受けケース39に落下集積される。
【0024】一方、精米を完了した米は、抵抗板32を
押し開けて精米スクリーン28の前方開口部から米案内
樋35を通じて米受けケース40に排出される。ホッパ
ー21内の玄米が全て排出されたことがホッパー排出口
のセンサー41で検出されるとモーター13が停止さ
れ、精米を完了する。
【0025】なお、以上は圧力式精米機について述べた
が、循環式精米機等においても同様のぬか除去装置を用
いることができる。また、業務用の圧力式・循環式精米
機においても同様である。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、精米
スクリーンのスリットから排出されたぬかを静電気力に
より電極板に吸引付着させるようにしたので、ぬかがス
リットに付着することがない。従って、手入れに際して
精米スクリーンを取り外しても、ぬかが落下する不都合
が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の一部省略斜視図
【図2】同上の断面図
【図3】同上の一部分解斜視図
【図4】同上の一部断面図
【符号の説明】
11 ケーシング 12 基台 13 モーター 14 精米機本体 15 軸受部 16 主軸 17 ベルト 18 プーリー 19 精米室入口 21 ホッパー 22 精米室 22a、22b 側面 22c 傾斜案内面 23 ぬか排出口 24 スクリーン押さえ板 26 搗精ロール 27 送米部 27’ 搗精部 28 精米スクリーン 28a、28b 面 31 係止穴 32 抵抗板 33 精白度調整装置 34 調整ダイヤル 35 米案内樋 39 ぬか受けケース 40 米受けケース 41 センサー 42 位置決めつば片 43 嵌合凹所 44 スリット 45 ねじ 46 突起 47a、47b 電極板 48a、48b 突起 49 リード線 50 スタートスイッチ 51a、51b リード線 52 高電圧発生装置
フロントページの続き (72)発明者 山本 丈郎 大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホ ービン株式会社内 Fターム(参考) 4D043 AA03 DA04 DH37 HA02 JC03 JC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精米室の内部に設けた搗精ロールの周り
    に一定の間隙をおいて精米スクリーンを嵌合し、その精
    米スクリーンの内部における精白作用により発生するぬ
    かを上記精米スクリーンのスリットから外部に排出する
    ようにした精米機のぬか除去装置において、上記精米ス
    クリーンを導電性金属で形成し、その精米スクリーンの
    両側面に対向した上記精米室内面にぬか捕集用の電極板
    を設け、上記精米スクリーンと電極板間に該精米スクリ
    ーン側が高電位となる高電圧を印加することを特徴とす
    る精米機のぬか除去装置。
  2. 【請求項2】 上記精米スクリーンを6角筒形に形成
    し、その対向する平行2面を垂直となる姿勢に保持し、
    前記電極板をその2面に平行に設け、該電極板を設けた
    精米室内面の下方にぬか排出口を設け、上記電極板に捕
    集されたぬかを上記印加電圧の除去と同時に自重により
    上記排出口から外部へ落下させるようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の精米機のぬか除去装置。
  3. 【請求項3】 上記電極板の電位を負電位に設定したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の精米機のぬか除
    去装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174050A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 アグリテクノ矢崎株式会社 精米機
CN106890692A (zh) * 2017-05-12 2017-06-27 贵州茂涵农产品开发有限公司 一种大米的加工工艺
WO2020189271A1 (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社村田製作所 気泡発生装置
CN112892642A (zh) * 2021-01-14 2021-06-04 乐山瓒鑫机械有限公司 一种具有风量调节组件和出米精度调节组件的碾米机
CN113083405A (zh) * 2021-04-13 2021-07-09 永州市冷水滩区五谷香农产品加工有限责任公司 一种大米专用的抛光装置

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