JP2003093829A - ファンがない除湿装置 - Google Patents
ファンがない除湿装置Info
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- JP2003093829A JP2003093829A JP2001333479A JP2001333479A JP2003093829A JP 2003093829 A JP2003093829 A JP 2003093829A JP 2001333479 A JP2001333479 A JP 2001333479A JP 2001333479 A JP2001333479 A JP 2001333479A JP 2003093829 A JP2003093829 A JP 2003093829A
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- dehumidifier
- air stream
- heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 飽和状態付近の高湿度環境下で除湿装置を長
期間使用すると、空気流を発生させる電動ファンのボー
ルベアリング等が発錆して使用できなくなる。 【解決手段】 熱電素子を冷却・加熱に利用し、冷却に
よる下降気流、加熱による上昇気流とそれを加速する煙
突効果により効果的な空気流を発生させることができ、
全て静止部品だけで構成した高湿度耐性を備えた除湿装
置を得ることができる。
期間使用すると、空気流を発生させる電動ファンのボー
ルベアリング等が発錆して使用できなくなる。 【解決手段】 熱電素子を冷却・加熱に利用し、冷却に
よる下降気流、加熱による上昇気流とそれを加速する煙
突効果により効果的な空気流を発生させることができ、
全て静止部品だけで構成した高湿度耐性を備えた除湿装
置を得ることができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気によって空気
中の湿度を除去して湿度を低下させる家庭用等の電気式
除湿装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】家庭用の電気式除湿装置はヒートポンプ
方式の装置の冷却側で空気を冷却して水分を脱落させ、
冷却された空気を加熱側で加熱して常温に戻して乾燥空
気を得る除湿方式を一般的に採用している。 【０００３】空気を取り込み、冷却ラジエータを通した
後に加熱ラジエータを通して放出する空気の流れを作る
ために、通常、シロッコファン、ラインフローファン等
の電動ファンを有している。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかし、浴室のような
飽和蒸気状態の高湿度環境下においては、この電動ファ
ンが除湿装置の最大の弱点となる。電動ファンは本体か
ら回転軸が突き出しており、この箇所に効果的な防湿シ
ールができないために、電動機の温度上昇と下降のサイ
クルによる呼吸作用で電動機内部に水分が浸入し、ある
期間が経過すると多くの場合にボールベアリング等の発
錆を招き、大きな回転騒音を発生し、使用できなくな
る。ヒートポンプ装置は完全に閉鎖された機器であるた
め、例え外部が発錆しても、機能には何の障害も受けな
い。浴室等で長期間支障なく使用できる除湿装置はでき
ないものであろうか。 【０００５】 【課題を解決するための手段】大型の電動機であれば効
果的な防湿シールを施すことが可能である。しかし、数
ワット級の電動ファンに摩擦力が大きな防湿シールを施
すことは技術的に非常に難しい。ならば電動ファンを取
り除いてしまってはどうであろうか。 【０００６】前述除湿の基本原理である冷却で空気の比
重が増加して下降運動を起こし、加熱で空気の比重は減
少して上昇運動を起こす。また、上昇する気流を縦方向
の長い直管に導くと煙突作用で上昇気流が加速されるこ
とが知られている。これらを組合わせてファンを必要と
しない除湿装置を実現することができる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以上のような本発明になる動作様
態を実現する実施の形態について、断面図である図１を
用いて以下に説明する。 【０００８】いま、吸入口１から取り込まれた空気は熱
電素子（ペリチェリ効果素子）２の冷却ラジエータ３を
通過しながら冷却されて過剰水分を冷却ラジエータ３の
表面に結露させ、空気としての比重が増加して下方へ向
って下降力を発生して下降する。冷却ラジエータ３の表
面に結露した水分は、下方に落下して排水管５から外部
に排出される。 【０００９】前述下降した空気はＵターン部４で反転し
て図１の左上方に移動し、熱電素子２の加熱ラジエータ
６を通過する間に加熱されて乾燥空気となり、空気とし
ての比重が軽くなって上方へ向かって上昇力を発生して
上昇する。 【００１０】煙突部７は上昇する気流を煙突効果により
加速して強力な空気流を作り出す。 【００１１】本発明になる除湿装置には強制的に空気流
を作り出す電動ファンがないが、冷却による下降気流、
加熱による上昇気流、そしてそれを加速する煙突効果の
３者が協同して作用することにより効果的な除湿を行な
うに充分な空気流を発生させることができる。 【００１２】 【発明の効果】本発明は、以上に説明したように完全に
静止部品だけで構成されているので、浴室等の高湿度環
境下で長期間使用に耐える除湿装置を提供することがで
きる。
中の湿度を除去して湿度を低下させる家庭用等の電気式
除湿装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】家庭用の電気式除湿装置はヒートポンプ
方式の装置の冷却側で空気を冷却して水分を脱落させ、
冷却された空気を加熱側で加熱して常温に戻して乾燥空
気を得る除湿方式を一般的に採用している。 【０００３】空気を取り込み、冷却ラジエータを通した
後に加熱ラジエータを通して放出する空気の流れを作る
ために、通常、シロッコファン、ラインフローファン等
の電動ファンを有している。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかし、浴室のような
飽和蒸気状態の高湿度環境下においては、この電動ファ
ンが除湿装置の最大の弱点となる。電動ファンは本体か
ら回転軸が突き出しており、この箇所に効果的な防湿シ
ールができないために、電動機の温度上昇と下降のサイ
クルによる呼吸作用で電動機内部に水分が浸入し、ある
期間が経過すると多くの場合にボールベアリング等の発
錆を招き、大きな回転騒音を発生し、使用できなくな
る。ヒートポンプ装置は完全に閉鎖された機器であるた
め、例え外部が発錆しても、機能には何の障害も受けな
い。浴室等で長期間支障なく使用できる除湿装置はでき
ないものであろうか。 【０００５】 【課題を解決するための手段】大型の電動機であれば効
果的な防湿シールを施すことが可能である。しかし、数
ワット級の電動ファンに摩擦力が大きな防湿シールを施
すことは技術的に非常に難しい。ならば電動ファンを取
り除いてしまってはどうであろうか。 【０００６】前述除湿の基本原理である冷却で空気の比
重が増加して下降運動を起こし、加熱で空気の比重は減
少して上昇運動を起こす。また、上昇する気流を縦方向
の長い直管に導くと煙突作用で上昇気流が加速されるこ
とが知られている。これらを組合わせてファンを必要と
しない除湿装置を実現することができる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以上のような本発明になる動作様
態を実現する実施の形態について、断面図である図１を
用いて以下に説明する。 【０００８】いま、吸入口１から取り込まれた空気は熱
電素子（ペリチェリ効果素子）２の冷却ラジエータ３を
通過しながら冷却されて過剰水分を冷却ラジエータ３の
表面に結露させ、空気としての比重が増加して下方へ向
って下降力を発生して下降する。冷却ラジエータ３の表
面に結露した水分は、下方に落下して排水管５から外部
に排出される。 【０００９】前述下降した空気はＵターン部４で反転し
て図１の左上方に移動し、熱電素子２の加熱ラジエータ
６を通過する間に加熱されて乾燥空気となり、空気とし
ての比重が軽くなって上方へ向かって上昇力を発生して
上昇する。 【００１０】煙突部７は上昇する気流を煙突効果により
加速して強力な空気流を作り出す。 【００１１】本発明になる除湿装置には強制的に空気流
を作り出す電動ファンがないが、冷却による下降気流、
加熱による上昇気流、そしてそれを加速する煙突効果の
３者が協同して作用することにより効果的な除湿を行な
うに充分な空気流を発生させることができる。 【００１２】 【発明の効果】本発明は、以上に説明したように完全に
静止部品だけで構成されているので、浴室等の高湿度環
境下で長期間使用に耐える除湿装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の請求項１に相当する実施例の断面図
である。 【符号の説明】 １ 吸気口 ２ 熱電素子 ３ 冷却ラジエータ ４ Ｕターン部 ５ 排水管 ６ 加熱ラジエータ ７ 煙突部 ８ 排気口
である。 【符号の説明】 １ 吸気口 ２ 熱電素子 ３ 冷却ラジエータ ４ Ｕターン部 ５ 排水管 ６ 加熱ラジエータ ７ 煙突部 ８ 排気口
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】取り込んだ空気を熱電素子の冷却側のラジ
エータで冷却して除湿し、 冷却されて比重が増した空気はＵ字管の一方から下って
他方へ上った箇所で前述熱電素子の加熱側のラジエータ
で加熱され、 前述加熱されて比重が軽くなった空気は、Ｕ字管の上方
の直管の中を煙突効果により強力に上昇する空気流を作
り出して除湿するようにしてなる除湿装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001333479A JP2003093829A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | ファンがない除湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001333479A JP2003093829A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | ファンがない除湿装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003093829A true JP2003093829A (ja) | 2003-04-02 |
Family
ID=19148729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001333479A Withdrawn JP2003093829A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | ファンがない除湿装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003093829A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2086303A2 (en) | 2007-12-27 | 2009-08-05 | ABB Oy | Air dehumidifier for frequency converter arrangement |
| JP2018003671A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 株式会社リコー | レーザ点火装置および放熱構造体 |
-
2001
- 2001-09-26 JP JP2001333479A patent/JP2003093829A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2086303A2 (en) | 2007-12-27 | 2009-08-05 | ABB Oy | Air dehumidifier for frequency converter arrangement |
| US8424320B2 (en) | 2007-12-27 | 2013-04-23 | Abb Oy | Air dehumidifier for frequency converter arrangement |
| JP2018003671A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 株式会社リコー | レーザ点火装置および放熱構造体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |