JP2003093708A - 遊技用システム - Google Patents

遊技用システム

Info

Publication number
JP2003093708A
JP2003093708A JP2001298072A JP2001298072A JP2003093708A JP 2003093708 A JP2003093708 A JP 2003093708A JP 2001298072 A JP2001298072 A JP 2001298072A JP 2001298072 A JP2001298072 A JP 2001298072A JP 2003093708 A JP2003093708 A JP 2003093708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
player
recording medium
card
information
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001298072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4785166B2 (ja
Inventor
Masahisa Konno
正久 今野
Hiroshi Endo
大志 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2001298072A priority Critical patent/JP4785166B2/ja
Publication of JP2003093708A publication Critical patent/JP2003093708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4785166B2 publication Critical patent/JP4785166B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 発行に伴う記録媒体識別情報の登録作業を簡
便且つ正確に実施できるようにすること。 【解決手段】 遊技者特定用記録媒体37を受け付け、
遊技に使用可能とする処理を行う記録媒体処理装置3
と、該記録媒体処理装置3にデータ通信可能に接続さ
れ、各遊技者特定用記録媒体の遊技用有価価値の大きさ
を管理する記録媒体管理装置100と、遊技者帰属情報
を遊技者特定情報に対応付けて管理する遊技者管理装置
120と、を備える遊技用システムであって、前記記録
媒体管理装置100と遊技者管理装置120とがデータ
通信可能に接続され、前記記録媒体管理装置100は、
新規発行可能な遊技者特定用記録媒体37の遊技者特定
情報を受け付けて記録媒体データベースに登録、且つ前
記遊技者管理装置120に送信し、前記遊技者管理装置
120は、送信されてきた前記遊技者特定情報を新規発
行可能な遊技者特定用記録媒体として前記遊技者データ
ベースに登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技場等に設置
され、遊技者に対して発行され、記録媒体の管理会社で
あるカード会社から提供される遊技に使用可能な遊技者
特定用記録媒体を、該遊技者が遊技に使用するための遊
技用システム、特には、前記遊技者特定用記録媒体の発
行における登録作業が改良された遊技用システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば遊技場においては、プリペ
イドカ−ド等の遊技用記録媒体により遊技媒体であるパ
チンコ玉やコイン等を貸出して遊技を実施できる遊技用
装置が多数使用されている。
【0003】一方、これら遊技場にあっては、顧客の固
定化や情報収集並びに顧客へのサービス向上のために遊
技者特定用記録媒体として遊技者カードを発行すること
がなされてきている。
【0004】このため、遊技場における前記プリペイド
カ−ド等の遊技用記録媒体の発行コストを低減するとと
もに、遊技者が遊技者特定用記録媒体である遊技者カー
ドと遊技用記録媒体であるプリペイドカ−ドの複数の記
録媒体を携行する必要がないように、遊技者特定用記録
媒体にプリペイド機能を付与したものが実用化されてき
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらプリペイド機能
を有する遊技者特定用記録媒体である遊技者カードを新
たな遊技者に発行する場合においては、これらプリペイ
ド機能を付加するために、通常において遊技者カード
は、カード会社にて記録媒体識別情報としてのカードI
Dが記録されて遊技場に対して配送されるようになるこ
とから、該遊技者カードを遊技者に発行する際には、遊
技者に対して各種サービスを提供するために、発行する
遊技者カードのカードIDと遊技者に関する情報とを対
応付けて管理することが必要となるため、カード会社か
ら納入される遊技者カードのIDを遊技者の管理を行う
遊技者管理コンピュータ等の遊技者管理装置に登録を行
う必要があるが、これら登録作業が煩雑であるととも
に、登録ミス等が生じ易い等の問題があった。
【0006】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、遊技者特定用記録媒体の発行に伴う
遊技者特定用記録媒体の記録媒体識別情報の登録作業を
簡便且つ正確に実施することのできる遊技用システムを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技用システムは、遊技に使用可能な
遊技用有価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報
及び遊技者並びに該遊技者が所持する遊技者特定用記録
媒体を特定可能とするために固有に付与された遊技者特
定情報が記録された遊技者特定用記録媒体を受け付け、
該受け付けた遊技者特定用記録媒体の記録情報を読み取
るとともに、該読み取った有価価値特定情報から特定さ
れる遊技用有価価値の大きさを遊技に使用できるように
するための使用処理を行う記録媒体処理装置と、該記録
媒体処理装置とデータ通信可能に接続され、前記遊技者
特定用記録媒体を特定可能な遊技者特定情報と該遊技者
が所有する遊技用有価価値の大きさとが対応付けて登録
された記録媒体データベースを有し、各遊技者特定用記
録媒体の遊技用有価価値の大きさを管理する記録媒体管
理装置と、前記遊技者特定用記録媒体に記録される前記
遊技者特定情報と該遊技者に関する遊技者帰属情報とが
対応付けて登録された遊技者データベースを有し、該遊
技者特定用記録媒体の発行に際して受付けた遊技者帰属
情報を該遊技者の遊技者特定情報に対応付けて前記遊技
者データベースに登録・管理する遊技者管理装置と、を
備える遊技用システムであって、前記記録媒体管理装置
と遊技者管理装置とがデータ通信可能に接続されている
とともに、前記記録媒体管理装置は、前記遊技者特定用
記録媒体を遊技場に納入する納入元から送信される新規
発行可能な遊技者特定用記録媒体の遊技者特定情報を受
信して前記記録媒体データベースに登録するとともに、
該受信した遊技者特定情報を前記遊技者管理装置に送信
し、前記遊技者管理装置は、前記記録媒体管理装置から
送信されてきた前記遊技者特定情報を新規発行可能な遊
技者特定用記録媒体の遊技者特定情報として前記遊技者
データベースに登録することを特徴としている。この特
徴によれば、前記記録媒体管理装置にて受け付けられた
新規に発行可能な遊技者特定用記録媒体の遊技者特定情
報が、前記遊技者管理装置に送信されて新規に発行可能
な遊技者特定用記録媒体として登録されるようになるた
め、遊技者特定用記録媒体の発行に必要な前記遊技者特
定情報の登録作業を簡便且つ正確に実施することができ
る。
【0008】本発明の遊技用システムは、前記遊技者特
定情報は、遊技者を特定可能な遊技者識別情報と遊技者
特定用記録媒体を特定可能な記録媒体識別情報とから構
成されていることが好ましい。このようにすれば、前記
遊技者識別情報または記録媒体識別情報のいずれか一
方、例えば遊技者識別情報を遊技者特定用記録媒体に表
記して公開し、記録媒体識別情報を記録データとして秘
匿して使用することで、記録媒体識別情報が知覚されて
不正を実施されること等を回避できるようになり、シス
テムのセキュリティ機能を向上できる。
【0009】本発明の遊技用システムは、前記記録媒体
管理装置は、前記納入元から送信される前記記録媒体デ
ータベースに登録されている遊技者特定用記録媒体の使
用処理を無効とするための無効識別情報を受け付け、該
無効識別情報にて特定される遊技者特定用記録媒体の使
用を不可とするための使用禁止処理を行うことが好まし
い。このようにすれば、盗難や紛失等が発覚した遊技者
用遊技媒体の使用を阻止できる。
【0010】本発明の遊技用システムは、前記遊技者管
理装置は、前記遊技者データベースに登録した新規発行
可能な遊技者特定用記録媒体の遊技者特定情報を認識可
能な情報を出力することが好ましい。このようにすれ
ば、遊技者特定用記録媒体の管理会社、例えばカード会
社から納入された遊技者特定用記録媒体の遊技者特定情
報と、遊技者管理装置に新規に発行可能なように登録さ
れた遊技者特定情報との照合を簡便に実施できる。
【0011】本発明の遊技用システムは、前記遊技者管
理装置は、前記遊技者データベースにおける遊技者特定
情報と遊技者帰属情報との登録状況に基づいて未発行の
遊技者特定用記録媒体の枚数を出力することが好まし
い。このようにすれば、遊技者に対して未発行(未使
用)の遊技者特定用記録媒体の枚数を容易に確認できる
ようになり、該遊技者特定用記録媒体の追加購入等の判
断を行う際に便利である。
【0012】本発明の遊技用システムは、前記記録媒体
管理装置は、前記遊技者管理装置への前記新規発行可能
な遊技者特定用記録媒体の遊技者特定情報の送信を営業
中以外の時間帯において実施することが好ましい。この
ようにすれば、前記記録媒体管理装置の営業中における
処理負荷を低減できる。
【0013】本発明の遊技用システムは、前記記録媒体
処理装置は、受け付けた遊技者特定用記録媒体に記録さ
れている遊技者特定情報と前記使用処理に伴う使用額を
特定可能な使用情報を前記記録媒体管理装置に送信し、
該送信された情報に基づいて前記記録媒体管理装置は、
各遊技者特定用記録媒体の使用額を管理するとともに、
該各遊技者特定用記録媒体の使用額を前記遊技者管理装
置に対して送信し、該送信された各遊技者特定用記録媒
体の使用額に基づいて、前記遊技者管理装置は、各遊技
者特定用記録媒体の使用額管理を行うことが好ましい。
このようにすれば、記録媒体処理装置は、前記遊技者特
定情報並びに使用情報の送信を前記記録媒体管理装置の
みに実施することで、該記録媒体管理装置から遊技者管
理装置に対して遊技者特定用記録媒体の使用に基づく使
用額が送信されるようになることから、前記媒体処理装
置の送信処理における処理負荷や通信負荷を低減でき
る。
【0014】本発明の遊技用システムは、前記記録媒体
処理装置は、前記遊技用有価価値の大きさを特定可能な
有価価値特定情報と該遊技用記録媒体を特定可能とする
ための記録媒体識別情報とが記録された遊技用記録媒体
を受付け、該受け付けた該遊技用記録媒体に記録されて
いる前記有価価値特定情報により前記使用処理を行うと
ともに、該遊技用記録媒体使用処理に伴う使用額を特定
可能な遊技用記録媒体使用情報と前記受け付けた遊技用
記録媒体の記録媒体識別情報とを前記記録媒体管理装置
に送信し、該送信された遊技用記録媒体使用情報に基づ
いて前記記録媒体管理装置は、遊技用記録媒体による使
用額を管理するとともに、該遊技用記録媒体の使用額を
前記遊技者管理装置に対して送信し、該送信された遊技
用記録媒体の使用額に基づいて前記遊技者管理装置は、
前記遊技用記録媒体の使用額を管理することが好まし
い。このようにすれば、前記遊技者管理装置において、
前記遊技者特定用記録媒体の使用に基づく使用額ととも
に、前記遊技用記録媒体の使用に基づく使用額を管理で
きる。
【0015】本発明の遊技用システムは、前記遊技者管
理装置と前記記録媒体処理装置とがデータ通信可能に接
続され、前記記録媒体処理装置は遊技機に対応して設け
られているとともに、該対応する遊技機の遊技における
遊技場の利益となる利益情報並びに遊技場の不利益とな
る不利益情報を前記遊技者管理装置へ送信し、前記遊技
者管理装置は、該送信された利益情報並びに不利益情報
に基づいて、少なくとも遊技者特定用記録媒体の使用に
よる遊技場の支出を管理することが好ましい。このよう
にすれば、前記遊技者特定用記録媒体の使用における遊
技場の支出を把握することができる。
【0016】本発明の遊技用システムは、前記遊技者管
理装置は、前記遊技者特定用記録媒体の使用による遊技
場の支出と、該遊技者特定用記録媒体の使用による売上
に基づき、該遊技者特定用記録媒体の使用による遊技場
の収支を管理することが好ましい。このようにすれば、
前記遊技者特定用記録媒体の使用における遊技場の収支
を把握することができる。
【0017】
【発明の開始の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技
機として遊技媒体であるパチンコ玉が払い出される通常
のパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれに限定
されるものではなく、その他の遊技機、例えばパチンコ
玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機や、遊技媒
体としてコインやパチンコ玉を使用するスロットマシン
やパチロット、更には完全クレジット式のスロットマシ
ン等の遊技機においても適用可能である。
【0018】(実施例)図1は本実施例における会員管
理装置である会員管理コンピュータ(CP)120並び
に記録媒体管理装置であるシステムコントローラ100
とを有する遊技用システムの構成を示す図であり、この
遊技用システムは、遊技場において複数配置された遊技
島に並設される遊技機であるカードリーダ式パチンコ機
(以下パチンコ機)2と、該パチンコ機2に対して1対
1に対応設置される記録媒体処理装置としてのカードユ
ニット3と、遊技場内の所定箇所に設置され、前記カー
ドユニット3にて使用される遊技者特定用記録媒体であ
る後述の会員カード37に対し、投入された現金に該当
する遊技用有価価値である度数を付与する入金処理を行
う入金装置21と、該会員カードに残存する遊技用有価
価値である度数を現金に精算する精算処理を行う精算装
置22と、前記カードユニット3が不良となった際に、
該不良のカードユニット3と交換するための予備のカー
ドユニット3を収納されたカードユニットストッカ20
と、前記カードユニット3にて使用される後述の会員カ
ード37並びに遊技用記録媒体であるビジターカード3
8の管理等を行う前記システムコントローラ100と、
前記会員カード37を所持する会員遊技者の帰属情報を
管理する会員管理コンピュータ120と、から主に構成
されており、前記システムコントローラ100、会員管
理コンピュータ120、カードユニット3、カードユニ
ットストッカ20、入金装置21並びに精算装置22と
はハブ(HUB)7並びに中継器6並びに通信ケーブル
8を介して双方向のデータ通信可能に接続されていて、
各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与さ
れてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成され
ている。また、前記システムコントローラ100と会員
管理コンピュータ120とは個別の通信ケーブル10を
介して比較的高速のデータ通信を実施可能に接続されて
いる。
【0019】また、前記システムコントローラ100
は、通信回線11を介してカード管理会社に設置された
管理サーバ12と双方向のデータ通信を実施できるよう
に接続されていて、カード管理会社は、該管理サーバ1
2にて各遊技場の会員カード並びにビジターカードによ
る売上や、システムコントローラ100並びにカードユ
ニットのエラー状況等を把握できるようになっている。
【0020】初めに、本実施例にて前記会員カード並び
にビジターカードに用いた記録媒体について説明する
と、本実施例では図2(a)(b)に示すように、予め
会員登録をした会員遊技者に対して発行される会員カー
ド37と、前記カードユニット3に装備されているビジ
ターカード38と、の2種類のICカードを用いてい
る。
【0021】まず、本実施例に用いた会員カード37に
ついて説明すると、該会員カード37には、図2(a)
に示すように、略長方形のカード型に形成されていると
ともに、その中央位置に、該会員カード37をCD−R
Wドライブに挿入した際に、該CD−RWドライブの回
転子に装着可能な装着孔81が形成され、該装着孔81
の外周部には光学的にデータの記録並びに読み取りが可
能な光記録部82が設けられたCD−RWカードを用い
ており、これら会員カード37の光記録部82に店舗情
報等の会員向けの種々の情報を記録できるようになって
いる。
【0022】また、前記装着孔81の外周部には、非接
触にて記録データの入出力(送受信)を行うためのアン
テナコイル83と、記録データを電気的に書き換え可能
に記憶する集積回路(IC)84とが、前記装着孔81
と同心円状に設けられており、これら会員カード37
は、前記カードユニット3内に設けられている後述する
カードリーダライタ327に挿入されることで、該カー
ドリーダライタ327から出力される電磁波が前記アン
テナコイル83に誘導起電力を生じさせて前記集積回路
84が動作可能に付勢されるとともに、前記アンテナコ
イル83を介して前記カードリーダライタ327との各
種のデータ送受を電磁波により非接触にて実施可能とさ
れている。
【0023】また、これら会員カード37における集積
回路84の内部メモリには、各会員カード37を個別に
識別可能な記録媒体識別情報である会員カードIDや、
各会員を識別可能な会員識別情報としての会員ID、当
該会員カード37が発行された発行店、前記カードユニ
ット3とシステムコントローラ100との通信がオフラ
イン状態の場合に使用されるセキュリティー情報等が書
き換え不可に記録されているとともに、前記カードリー
ダライタ327とのデータ通信により、後述する追加入
金処理の際に付与される入金IDや遊技用有価価値とし
ての度数、最後に追加入金処理がなされたカードユニッ
ト3(入金装置)の装置ID、当該会員カード37を所
持する会員の氏名(名字及び名前)や性別、年齢、誕生
日、職業等、当該会員カードを所持する会員遊技者に関
する会員帰属情報等の情報が書き換え可能に記録されて
いる。
【0024】このように、会員カード37として前記光
記録部82が設けられたCD−RWカードを使用するこ
とは、比較的大容量の情報を記録して会員遊技者に情報
提供できるようになることから好ましいが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0025】次いで、本実施例にて用いたビジターカー
ド38について説明すると、該ビジターカード38に
は、図2(b)に示すように、各辺の長さが前記会員カ
ード37の各辺の長さより若干短い略長方形のカード状
とされており、その略中央部には、前記会員カード37
におけるアンテナコイル83並びに集積回路84と同一
構成とされたアンテナコイル91並びに集積回路92が
設けられた非接触ICカードを使用しており、前記会員
カード37同様にカードリーダライタ327との各種の
データ送受を電磁波により非接触にて実施可能とされて
いる。
【0026】また、これらビジターカード38における
集積回路92の内部メモリには、各ビジターカード38
を個別に識別可能なシリアル番号やカードID並びに当
該ビジターカード38が使用される使用店等が書き換え
不可に記録されているとともに、前記カードリーダライ
タ327とのデータ通信により、会員カード37の未挿
入時にカードユニット3に投入される金額に該当する大
きさの遊技用有価価値である度数や、装備されているカ
ードユニット3の装置ID、並びに書き換え回数情報等
の情報等が書き換え可能に記録される。
【0027】尚、本実施例では、前述のように会員カー
ドとして光記録部82が設けられた非接触ICカード3
7を用い、ビジターカード38として光記録部82を有
しない非接触ICカード38を使用するように、会員カ
ードとビジターカードとで異なる形態の非接触ICカー
ドを使用するようにしているが、前記カードユニット3
においては、前記ビジターカード38と同一構成の非接
触ICカードを会員カードとして用いることも可能であ
る。
【0028】次いで、本実施例に用いた遊技機であるパ
チンコ機2について簡単に説明すると、該パチンコ機2
は、図3に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠
202を有し、該ガラス扉枠202の下部表面には打球
供給皿203がある。打球供給皿203の上面所定箇所
には、操作部14が設けられているとともに、打球供給
皿203の下部には、打球供給皿203から溢れた景品
玉を貯留する余剰玉受皿204と打球を発射する打球操
作ハンドル(以下操作ノブ)205とが設けられてい
る。
【0029】このパチンコ機2が設置される遊技島内に
は、該遊技島の下部位置に各パチンコ機2より排出され
たパチンコ球を収集可能となるように遊技島を横断する
ように配置された下部タンク(図示略)と、遊技島上部
位置に該遊技島に並設された各パチンコ機2へパチンコ
球を供給可能となるように遊技島を横断するように配置
された供給樋(図示略)と、前記下部タンクに収集、貯
留されているパチンコ球を下部タンクより供給樋へと揚
送する揚送装置(図示略)と、が設けられているととも
に、図3に示すように、遊技島の前記パチンコ機2の上
方位置には、パチンコ機2の裏面上部位置に設けられて
いる上部タンク(図示略)に前記供給樋により供給され
たパチンコ球を補給するための分流樋23が設けられ、
且つ前記遊技島内の該パチンコ機2の下方位置には、該
パチンコ機2にて遊技に使用されたパチンコ球が排出さ
れ、該排出されたパチンコ球が前記下部タンクへと排出
されるアウト球タンク25が設けられていて、前記分流
樋23よりパチンコ球が供給されてパチンコ機2におい
て賞球や貸出球に使用されるとともに、遊技に使用され
たパチンコ球が前記アウト球タンク25を通じて下部タ
ンクに排出されて収集され、再度遊技島上部の前記供給
樋に揚送されて循環使用されるようになっている。
【0030】前記分流樋23にはパチンコ機2に補給さ
れるパチンコ球(補給球数)を計数するための補給球計
数器24が設けられているとともに、前記アウト球タン
ク25から下部タンクへの排出流路にはパチンコ機より
排出されたアウト球を計数するためのアウト球計数器2
6が設けられていて、これら補給球計数器24並びにア
ウト球計数器26は、前記カードユニット3内に内蔵さ
れている後述する制御ユニット328に接続されてお
り、補給球計数器24並びにアウト球計数器26より出
力された計数信号が前記制御ユニット328に入力する
ことで、制御ユニット328にて対応するパチンコ機2
への補給球数並びに遊技に使用されたアウト球数を計数
することができるようになっている。
【0031】前記操作部14の上面には、図4に示すよ
うに、前記カードユニット3において前記会員カード3
7或いはビジターカード38より読み出された度数が表
示される度数表示部17と、遊技の開始または前記打球
供給皿203に持玉が少なくなったか或いは無くなった
際に押圧操作されることで、前記度数表示部17に度数
が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチン
コ機2より実施される貸出ボタン16と、遊技の終了時
にて前記カードユニット3に受付中の会員カード37を
返却させるための返却ボタン15と、が設けられてお
り、これら各部は操作部14内部に設けられている操作
基板18上に実装されている。
【0032】前記ガラス扉枠202の後方には、図3に
示すように、遊技盤206が着脱可能に取付けられてい
る。また、遊技盤206の前面には遊技領域207が設
けられている。この遊技領域207の中央付近には、
「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示
される可変表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる複
数種類の識別情報が可変表示される可変表示装置210
とが設けられている。また遊技盤206には、複数の入
賞口224や通過ゲート211、始動入賞口214、可
変入賞球装置216が設けられているとともに、遊技領
域207の下部には、入賞しなかった打込玉を回収する
アウト口226が形成されている。
【0033】前記打球操作ノブ205の操作によって揺
動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉
は、打球レールを通って遊技領域207に入り、その
後、遊技領域207を流下していく。この際、発射勢い
が弱すぎて前記遊技領域207に達しなかったパチンコ
玉は、環流経路(図示略)を通じて前記余剰玉受皿20
4に環流されるようになっている。
【0034】また、前記遊技領域207に打ち込まれた
打込玉が通過ゲート211を通過すると、可変表示装置
210に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
【0035】可変表示装置210の可変表示動作後の表
示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)
となった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片
215が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態と
なる。
【0036】また、始動入賞口214にパチンコ玉が入
賞すると、可変表示部209において全特別図柄が可変
表示(変動表示)を開始する。そして、その後、左、
中、右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定
められた特定の表示態様(たとえば777)となった場
合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このよ
うに大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置2
16に設けられた開閉板220が開成して遊技者にとっ
て有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期
間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数
(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件
が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって
不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変
入賞球装置216の大入賞口内に進入した打玉が特定入
賞領域(Vポケット)に入賞して図示しないVカウント
スイッチにより検出されれば、その回の第1の状態の終
了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御す
る繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の
上限回数は例えば15回と定められている。
【0037】また、前記可変表示部209で可変表示さ
れた左、中、右の特別図柄が同じ図柄の種類に一致した
大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述した
ように大当りが発生するが、これら大当り図柄に停止表
示される以前の状態において、リーチ状態が発生する場
合がある。ここで、「リーチ状態」とは、可変表示部2
09が可変開始された後、表示制御が進行して表示結果
が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定の
表示態様となる表示条件から外れていない表示態様をい
う。例えば、前記特定の表示態様の組合せが揃った状態
を維持しながら複数の前記可変表示部209による可変
表示を行う状態もリーチ表示状態に含まれる。更にリー
チの中には、それが出現すると、通常のリーチ(ノーマ
ルリーチ)に比べて、大当りが発生しやすいものがあ
る。このようなリーチをスーパーリーチという。更にリ
ーチの中には、相当な低確率ではあるが、それが出現す
ると、ほぼ確実に大当りが発生するものがある。このよ
うなリーチをプレミアムリーチといい、これらプレミア
ムリーチの発生に伴って該発生が後述するように外部に
出力される。
【0038】これらパチンコ機2の構成を図7に基づい
て説明すると、該パチンコ機2には、前記可変表示部2
09の表示制御を行う表示制御基板280と、図示しな
い玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉
払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231
から出力される賞球信号並びにカードユニット3より入
出力される各種信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行
う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実
施するランプ制御基板235と、スピーカから出力され
る音声の制御を行う音声制御基板270と、前記打球操
作ハンドル205の操作に基づき打球供給皿203に払
い出されたパチンコ玉を遊技領域207に発射する打球
発射装置の制御を行う発射制御基板291と、これら各
部の制御を実施する遊技制御基板231と、が設けられ
ており、これらは図7に示すように接続され、前述の打
球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を使用して遊
技を実施できるようになっている。
【0039】また、前記賞球制御基板237は、前記カ
ードユニット3の制御ユニット328(図7参照)に信
号ケーブル9を介して接続されており、後述の台端末貸
出完了信号(EXS)や台READY信号(PRDY)
が前記カードユニット3の制御ユニット328に出力さ
れるようになっているとともに、前記カードユニット3
の制御ユニット328より出力される後述のカードユニ
ットREADY信号(BRDY)や台端末貸出要求完了
確認信号(BRQ)が入力されるようになっている。
【0040】また、前記遊技制御基板231は、パチン
コ機2における遊技情報を外部出力するための情報出力
部298に接続されており、該遊技制御基板231より
出力された大当り信号や始動信号、前述したプレミアム
リーチが発生した場合に出力されるプレミアムリーチ発
生信号等の入力に基づく大当り情報や始動情報、プレミ
アム発生情報等の各種遊技情報を、前記情報出力部29
8を介して前記カードユニット3に出力するようになっ
ている。
【0041】また、前記操作基板18は、前述の賞球制
御基板237並びに信号ケーブル9を介してカードユニ
ット3に接続されており、前記貸出ボタン16が操作さ
れて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に出力され
る貸出入力信号や、返却ボタン15が操作された場合に
出力される返却入力信号が、前記カードユニット3の制
御ユニット328に出力されるようになっているととも
に、該制御ユニット328より出力される前記度数表示
部17の度数表示信号が入力されることで該度数表示部
17に該度数表示信号に基づく度数が表示されるように
なっている。
【0042】次に、本実施例の記録媒体処理装置として
のカードユニット3について説明すると、該カードユニ
ット3の前面には、図3に示すように、その最上部位置
にはカードユニット3の動作やシステムコントローラ1
00並びに会員管理コンピュータ120との通信状態を
報知する動作ランプ301が設けられており、遊技場の
係員等がカードユニット3内部やシステムコントローラ
100並びに会員管理コンピュータ120との通信状態
の不具合の発生を知覚できるようになっている。
【0043】この動作ランプ301の下方位置には、紙
幣を挿入可能とされた紙幣挿入口302と、硬貨が投入
可能とされた硬貨投入口303と、投入した硬貨の返却
を実施する硬貨返却ボタン304とが設けられていて、
遊技者は貨幣として硬貨並びに紙幣を投入できるように
なっている。
【0044】これら各投入口302,303並びに返却
ボタン304の下方位置には、後述する貸出処理におけ
る貸出単位(1回の貸出操作で使用される度数の大き
さ)の変更が可能である場合に点灯される変更可能ラン
プ305と、該変更可能ランプ305が点灯中に操作さ
れることで前記貸出単位を変更する貸出単位変更ボタン
306と、前記貸出単位等が表示される貸出単位表示部
307と、後述の度数表示部309の表示内容を度数の
端数表示等に変更表示させるための端数ボタン308
と、前記会員カード37やビジターカード38から読み
出された度数等が表示される度数表示部309と、対応
する遊技機の機種を点灯により示す機種設定ランプ31
0と、対応する遊技機の連結方向を示す方向指示ランプ
311と、後述するカードリーダライタ327に会員カ
ード37が挿入中である旨を示す挿入中ランプ312
と、挿入された会員カード37を所持する会員がイベン
ト対象者である旨を点灯により報知するイベント対象者
ランプ335と、を有する操作パネルが設けられてお
り、遊技者が各種操作を実施可能とされている。
【0045】この操作パネルの下部位置には、前記硬貨
返却ボタン304が操作された場合等に硬貨が返却され
る硬貨返却口313並びに該硬貨返却口313を下方か
ら覆うように突設形成され、該硬貨返却口313より排
出された硬貨の落下を防止する受部313’が設けられ
ている。
【0046】この硬貨返却口313の更に下方位置に
は、受付中の会員カード37から特定される貯蓄玉数に
基づく再プレイ可能回数等が表示される会員カード用表
示部314と、暗証番号等の入力を行うテンキー315
と、該テンキー315にて入力した暗証番号を決定する
場合や前記貯蓄玉数のうちの所定の玉数払戻を実施する
ためのエンターキー317と、会員カード37を受付け
時において該会員カードに記録された度数を用いて遊技
を実施するか、若しくは該会員カード37の会員IDに
より特定される貯蓄玉数を用いて遊技を実施するかを選
択するプレイ選択ボタン316とが設けられた会員操作
パネルが設けられており、会員遊技者が会員カード37
を挿入することで操作を実施できるようになっている。
【0047】また、図5に示すように、前記会員カード
挿入口319とビジターカード装着口318とは、遊技
者から見て左右に並んで配置されているとともに、前記
ビジターカード装着口318は、前記会員カード挿入口
319が設けられたカードユニット3の前面よりも装置
の内方に入り込むように形成された段部340に設けら
れている。
【0048】前記会員カード挿入口319は、カードリ
ーダライタ327の会員カードスロット(図示略)に連
設されており、該会員カード挿入口319を介して会員
カード37を会員カードスロットに挿入可能とされてい
る。また、前記段部340に設けられたビジターカード
装着口318も、カードリーダライタ327のビジター
カード収容室(図示略)に連設されており、このビジタ
ーカード装着口318を介してビジターカードを前記ビ
ジターカード収容室に装着可能とされている。
【0049】また、前記ビジターカード収容室にビジタ
ーカード38が装着された際には、該装着されたビジタ
ーカード38の先端がビジターカード装着口318から
突出する態様にて装着される。また、このビジターカー
ド装着口318が設けられた段部340には、この段部
340全体を被覆する透明カバー部材318’が着脱可
能に取付けられており、これにより前記カードリーダラ
イタ327に装着されたビジターカード38が、前記透
明カバー部材318’を通して視認できるとともに、該
透明カバー部材318’により挿入されたビジターカー
ド38の抜き取りができない状態とされている。
【0050】このように、段部340の全面を透明カバ
ー部材318’にて覆うようにすることは、これらビジ
ターカード38が装着されている装置内部に、異物等の
侵入による不具合を回避できるようになることから好ま
しいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0051】また、この透明カバー部材318’は、図
5に示すように、該透明カバー部材318’の前面側端
に設けられた係止突起341を、段部340の側面に設
けられた係止孔342に係止させ、透明カバー部材31
8’の側面後端に設けられた係止爪343を、段部34
0の底面に設けられた係止孔344に係合させることで
取付けられるようになっており、前記係止爪343と係
止孔344との係合を、カードユニット3の施錠を解除
して全面に引き出す等により前記係合部を露出させて解
除することで、透明カバー部材318’の取外しが可能
とされている。これにより、前記施錠を解除できる遊技
場の係員等は、ビジターカード38の交換作業が容易に
行えるようになるとともに、通常時カードユニット3は
パチンコ機2と並設されて前記係合部が露出されない状
態にて使用されるため、通常使用時において透明カバー
部材318’は取り外せない状態、すなわち装着された
ビジターカード38の抜き取りができない状態で使用で
きるようになる。
【0052】また、前記ビジターカード装着口318が
設けられた段部340の上下面において前記透明カバー
部材318’の上下端面が当接する位置には、緑色に発
光するLEDモジュール346が設けられている。これ
らLEDモジュール346は、カードリーダライタ32
7に装着されているビジターカード38に対する処理が
実施されている場合に発光するように制御されており、
前記透明カバー部材318’がその端面より入光したL
EDモジュール346の緑色光にて点灯されることでビ
ジターカード38が処理中である旨が遊技者に報知され
る。
【0053】また、図5に示すように、前記会員カード
挿入口319の周囲には、高周波電圧の印加により赤色
に発光するEL(エレクトリックルミネッセンス)部材
にて構成される会員カード受付中表示部345が設けら
れている。これら会員カード受付中表示部345は、会
員カードが受付中の場合に赤色に点灯されることで、会
員カード37が受付中である旨が遊技者や遊技場係員に
報知される。
【0054】この本実施例に用いたカードユニット3の
構成を図6並びに図7に基づいて説明すると、該カード
ユニット3には、最上部前面位置に設けられている前記
動作ランプ301が接続されるとともに、前記変更可能
ランプ305や貸出単位変更ボタン306、貸出単位表
示部307、端数ボタン308、度数表示部309、機
種設定ランプ310、方向指示ランプ311、挿入中ラ
ンプ312、イベント対象者ランプ335、前記貸出単
位表示部307や度数表示部309の表示ドライバ(図
示略)等が実装され、これら各部と後述する制御ユニッ
ト328との制御信号の入出力等が行われる第1操作基
板320と、会員カード受付中表示部345並びにLE
Dモジュール346が接続されるとともに、前記会員カ
ード用表示部314やテンキー315、プレイ選択ボタ
ン316、エンターキー317、前記会員カード用表示
部314の表示ドライバ(図示略)等が実装され、これ
ら各部と前記制御ユニット328との制御信号の入出力
等が行われる第2操作基板321とが、設けられてお
り、これら第1操作基板320並びに第2操作基板32
1は、カードユニット3の前面パネルに沿って配置され
ている。
【0055】また、装置内の上部位置には、前記紙幣挿
入口302に連設され、該紙幣挿入口302に投入され
た紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実施
し、その識別結果を装置中央部に設けられている後述の
制御ユニット328に出力する紙幣識別ユニット322
が設けられているとともに、その下方位置には、前記硬
貨投入口303に硬貨投入路323を介して連設され、
該硬貨投入口303より投入された硬貨(本実施例では
100円硬貨と500円硬貨)の真贋並びに硬貨種別の
識別を実施し、その識別結果を後述の制御ユニット32
8に出力する硬貨識別ユニット324とが設けられてお
り、これら両識別ユニット322、424を内在するこ
とにより、各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の
各紙幣)並びに各種硬貨(100円硬貨、500円硬
貨)の受付が可能とされている。
【0056】また、カードユニット3の下方位置には、
前記会員カード挿入口319並びにビジターカード装着
口318の双方に連設するように配置され、これら会員
カード挿入口319に挿入されて受付けた会員カード3
7の前記集積回路(IC)84に記録されている記録情
報や、ビジターカード装着口318に装着されているビ
ジターカード38の前記集積回路92に記憶されている
記録情報の読み出し並びに書き込み等を行うカードリー
ダライタ327が設けられている。
【0057】このカードリーダライタ327の内部に
は、前記ビジターカードスロットに挿入された会員カー
ド37並びに前記ビジターカード収容室に装着されてい
るビジターカード38とのデータ送受を行う通信基板3
27aと、該カードリーダライタ327の制御を行うコ
ントローラ等が実装された制御基板327bと、が設け
られており、図7に示すように、前記制御基板327b
は、ハブ7並びに通信ケーブル8を介して前記システム
コントローラ100に接続され、システムコントローラ
100とのデータ通信を実施可能とされている。また、
前記制御基板327bは、カードリーダライタ327が
搭載されたカードユニット3の制御ユニット328にも
接続されており、該制御ユニット328との各種データ
の送受が実施可能とされている。
【0058】また、カードユニット3の略中央部位置に
は、前記紙幣識別ユニット322や硬貨識別ユニット3
24、カードリーダライタ327に接続され、これら紙
幣識別ユニット322並びに硬貨識別ユニット324と
の各種信号の入出力を行うI/Oポート332aや、前
記カードリーダライタ327に接続され、該カードユニ
ット3との各種データの送受を行うためのI/Oポート
332d、前記第1操作基板320並びに前記第2操作
基板321に接続されて各種信号の入出力を行うI/O
ポート332b、前記パチンコ機2の賞球制御基板23
7や操作基板18との各種信号の入出力を行うI/Oポ
ート332c、前記ハブ7並びに通信ケーブル8を介し
て会員管理コンピュータ120とのデータ通信を行うた
めの通信部334、対応するパチンコ機2の上方位置に
設置された外部機器としての呼出ランプ4(図3参照)
に接続され、該呼出ランプ4に対して該呼出ランプ4を
点灯させるための点灯指示信号を出力するとともに、前
記補給球計数器24並びにアウト球計数器26より出力
された計数信号や前記パチンコ機2の情報出力部298
から出力される大当り情報やプレミアム発生情報等の各
種遊技情報(オプション情報)の出力を受け付けるデー
タ入出力部336、これらカードユニット3を構成する
各部の制御や前記操作基板18に実装された度数表示部
17の制御等を実施するMPU329、ワークメモリ等
として使用されるRAM330、前記MPU329が実
行する制御内容が記述された制御プログラム等が記憶さ
れたROM331等が設けられた制御ユニット328を
内蔵しており、これら各部は図7に示すように接続され
ていて、前記MPU329が実行する制御プログラムに
より、カードユニット3を構成する各部の動作が制御さ
れる。
【0059】本実施例のカードユニット3は、図6に示
すように、カードユニット3本体とその上下位置に形成
されたユニットホルダ31’にて係合し、該カードユニ
ット3本体を前面方向に引き出し可能に保持するユニッ
トホルダ31を介して遊技島に設置されており、カード
ユニット3の前面下部位置には、シリンダ錠(図示略)
が設けられていて、係員等が所持する解錠キーにより施
錠を解除することでカードユニット3が引き出しできる
ようになっている。また、該ユニットホルダ31には、
各種接続ケーブルを中継するためのコネクタが設けられ
ており、前記カードリーダライタ327とシステムコン
トローラ100とを接続するケーブルや、前記制御ユニ
ット328と会員管理コンピュータ120とを接続する
ケーブルも、該ユニットホルダ31を介して中継接続さ
れていて、これらケーブルが前記カードユニット3本体
の引き出し時に絡まって、カードユニット3本体が引き
出せなくなってしまうことがないように工夫されてい
る。
【0060】また、本実施例に用いた紙幣識別ユニット
322は、その後端側(紙幣挿入先端側)が紙幣回収路
(図示略)を介して遊技島内を横断するように架設され
た紙幣搬送路(図示略)に連結されている。該紙幣識別
ユニット322は、会員カード37が受付中であって、
読み出された度数が残存しない場合(0度の場合)にお
いて、紙幣の挿入を受付け、該受付けた紙幣を識別する
ように前記制御ユニット328にて制御される。この識
別により受付けた紙幣が正規の紙幣(1000円紙幣、
2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)
であると識別した場合には、該識別結果を前記制御ユニ
ット328に出力するとともに、該識別した紙幣を前記
紙幣搬送路に送り出すとともに、正規の紙幣ではないと
識別した場合には受付けた紙幣を返却するようになって
いる。また、本実施例において前記紙幣識別ユニット3
22は、カードユニット3(カードリーダライタ32
7)とシステムコントローラ100とが通信接続されて
いない(通信障害時を含む)場合や会員カード37が受
付中ではない場合において、1000円紙幣のみを受付
け、それ以外の紙幣を返却して受付けないように前記制
御ユニット328にて制御されているとともに、会員カ
ード37が受付中であって、該会員カード37により特
定される度数が残存する場合には、いずれの紙幣も受付
けないように制御ユニット328にて制御されている。
【0061】また、本実施例に用いた前記硬貨識別ユニ
ット324は、図6に示すように、硬貨返却路325を
介して前記硬貨返却口313に連設されているととも
に、硬貨回収路326並びに硬貨回収樋(図示略)を介
して遊技島内を横断するように架設されたコイン搬送路
(図示略)に連結されている。該硬貨識別ユニット32
4は、会員カード37が受付中であって、読み出された
度数が残存しない場合(0度の場合)或いは会員カード
37が受付中ではない場合において、硬貨の投入を受付
け、該受付けた硬貨を識別するように前記制御ユニット
328にて制御される。この識別により受付けた硬貨が
正規の硬貨(100円硬貨、500円硬貨)であると識
別した場合には、該識別結果を制御ユニット328に出
力するとともに、該識別した硬貨を前記コイン搬送路に
排出し、正規の硬貨ではないと識別した場合には硬貨返
却口313より返却する。また、前記硬貨識別ユニット
324は、会員カード37が受付中であって、該会員カ
ード37より読み出された度数が残存する場合には、前
記紙幣の場合と同様に硬貨を受付けないように制御ユニ
ット328にて制御されている。
【0062】また、前記RAM330内の所定アドレス
には、挿入されている会員カードの会員ID並びに会員
カードIDが記憶される会員IDレジスタや、貯蓄球数
が記憶される貯蓄球数レジスタや、暗証番号レジスタ
や、度数が記憶される度数レジスタに加えて、制御ユニ
ット328に接続されている前記補給球計数器24並び
にアウト球計数器26からの計数信号の入力に基づく営
業開始時点からの補給球総数並びにアウト球総数が記憶
される補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタと、
会員カードが挿入中における補給球計数器24並びにア
ウト球計数器26からの計数信号に基づく会員遊技者の
遊技における補給球総数並びにアウト球総数が記憶され
る会員補給球数(IN)レジスタや会員アウト球数(O
UT)レジスタ、前記情報出力部298から出力される
大当り情報に基づく大当り回数が加算記憶される特賞回
数レジスタと、会員カード挿入中における大当り回数が
加算記憶される会員特賞回数レジスタと、が設けられて
おり、前記補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタ
の営業開始時点からの補給球総数とアウト球総数が前記
会員管理コンピュータ120へ送信されるとともに、会
員カードの返却時において該会員カード挿入時からの前
記会員補給球数(IN)レジスタ並びに会員アウト球数
(OUT)レジスタに記憶されている会員遊技者の遊技
に伴う補給球数(IN)とアウト球数(OUT)と会員
特賞回数レジスタに記憶されている会員特賞回数とが前
記会員管理コンピュータ120へ送信されることで、パ
チンコ機2の営業開始時点からの収支とともに、各会員
遊技者の収支を会員管理コンピュータ120が把握でき
るようになっている。
【0063】また、前記特賞回数レジスタのデータは、
営業終了時の締め処理において会員管理コンピュータ1
20へ送信されることで、各パチンコ機2にて営業中に
発生した大当り総回数を会員管理コンピュータ120が
把握することができるようになっているとともに、会員
カードの返却時に該会員カード挿入時からの前記会員特
賞回数レジスタに記憶されている会員特賞回数が会員管
理コンピュータ120へ送信されることで、各会員の遊
技中に発生した大当り回数も管理コンピュータ120が
把握することができるようになっている。
【0064】次いで、本実施例の前記カードストッカ2
0について簡潔に説明すると、該カードストッカ20
は、その内部に所定台数(本実施例では最大5台)の予
備のカードユニット3が収納可能な箱状の装置であっ
て、該カードストッカ20内部に収納されている予備の
カードユニット3も、遊技島に設置されて使用されてい
るカードユニット3と同様に前記LANを介してシステ
ムコントローラ100とデータ通信可能に接続されてお
り、これら予備のカードユニット3の存在や状態をシス
テムコントローラ100が通信により把握できるように
なっているとともに、カードユニット3交換が実施され
た場合には、台番号に対応するカードユニットの装置I
Dに該当する装置テーブル等の更新処理を実施するとと
もに、これら交換の履歴を登録、管理するようになって
いる。
【0065】また、本実施例では、前述のように、会員
カードへの入金を実施するための入金装置21を遊技場
内の所定位置に設けている。この入金装置21には、前
記カードユニット3に設けられている硬貨識別ユニット
324や紙幣識別ユニット322並びに前記カードリー
ダライタ327とほぼ同様の硬貨識別ユニットや紙幣識
別ユニット並びに前記カードリーダライタや各種操作ボ
タン等が設けられており、会員遊技者は、自分が所有す
る会員カード37に残存する度数が「0」である場合に
おいて、該会員カードに1万円を上限として入金を実施
し、該入金した会員カードを前記カードユニット3に挿
入することで、該入金に相当する度数を遊技に使用する
ことができるようになっている。
【0066】これら会員カード37への入金において
は、前記システムコントローラ100に対し、会員カー
ドに記録されている会員カードIDと入金金種と数量と
が送信されることで、該システムコントローラ100に
て新たに入金ID(プリペイドID)が生成され、該入
金ID(プリペイドID)と入金額とが対応付けて登録
されるとともに、該入金ID(プリペイドID)が入金
装置21に返信され、これら入金IDと入金額に相当す
る度数とが会員カード37に記録されて返却される。
尚、この入金に際してシステムコントローラ100は、
入金装置21より送信されてきた会員カードIDが、シ
ステムコントローラ100に登録されているか、若しく
は登録されていても使用不可に設定されていないかを確
認し、該確認において問題ない場合において前記入金I
Dを生成して入金装置21に返信するようになってお
り、システムコントローラ100に登録されていない会
員カードや後述する無効識別情報であるブラックリスト
やあみかけリストに該当する会員カードへの入金が実施
できないようになっている。
【0067】また、この入金処理された会員カードをカ
ードユニット3にて使用する場合には、前記にて会員カ
ードに記録された入金IDと度数、並びに会員IDと会
員カードIDとがカードリーダライタ327により読み
出され、該読み出された情報の内、会員カードIDと入
金ID並びに度数とが該カードリーダライタ327の制
御基板327bからシステムコントローラ100に送信
されて前記登録情報との比較、照合が実施され、これら
照合が一致した場合においてのみ、該度数の大きさが制
御ユニット328を通じて前記操作基板18上の度数表
示部17に表示されることで、遊技に使用することがで
きるようになっていて、該度数が使用された場合には、
該使用度数が前記システムコントローラ100に送信さ
れて該当する入金IDに対応して登録されている度数の
大きさが更新されるようになっている。(図9参照)
【0068】また、本実施例においては会員カード37
に度数が残存している場合において、これら度数を現金
に交換できるようにするための精算装置22を設けてお
り、該精算装置22には、前記カードリーダライタ32
7とほぼ同様のカードリーダライタ、並びに現金を払い
出すための紙幣払出ユニットや硬貨払出ユニットが設け
られており、精算装置22に会員カード37を挿入する
ことで、該会員カード37に記録されている会員カード
IDと入金IDと度数とがカードリーダライタにより読
み出されてシステムコントローラ100に送信され、前
記登録情報との比較、照合が実施されてこれら照合が一
致した場合においてのみ、その精算が実施されるように
制御される。
【0069】尚、これら精算においても前記ブラックリ
ストやあみかけリストに該当する会員カードの精算は、
システムコントローラ100により許諾されないように
なっているとともに、これら精算が実施された場合に
は、該精算された度数の入金IDと度数の登録が削除さ
れるとともに、これら精算金額と会員IDとが精算履歴
として前記システムコントローラ100に登録、管理さ
れる。
【0070】次いで、本実施例における会員管理装置を
構成するシステムコントローラ100について説明する
と、該システムコントローラ100は、図8に示すよう
に、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバ
ス101に、該システムコントローラ100が実施する
各種処理や後述のカード管理DBの更新処理等を行うC
PU102、ワークメモリ等として使用されるRAM1
03、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC10
4、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置1
05、ファンクションメニュー等が独自に割り当てられ
た専用化されたキーボードである入力装置106、各種
情報を表示出力する表示装置107、各種情報をプリン
ト出力するプリンタ108、前記会員管理コンピュータ
120とのデータ通信を行う第1通信部109、前記カ
ードユニット3(カードリーダライタ327)とのデー
タ通信を行う第2通信部110、前記カード会社に設け
られた管理サーバと電話回線を通じてデータ通信を可能
とするためのデジタルサービスユニット(DSU)11
1が接続された通常のコンピュータである。
【0071】また、前記記憶装置105には、該システ
ムコントローラ100の処理を実施するための処理プロ
グラムに加えて、図9(a)〜(c)に示すような各種
テーブル(データベース)が登録されている。
【0072】まず、図9(a)の会員属性情報テーブル
(会員データベース)は、会員カード37の会員ID毎
に、当該会員カード37を所持する会員遊技者の氏名
(名字並びに名前)、性別、年齢、誕生日、職業、住所
からなる会員遊技者の会員帰属情報と、当該会員カード
37に記録されている会員情報の更新の有無(会員カー
ド37に記録されている会員情報が最新のものに更新さ
れている場合には「更新済」が登録され、会員情報が記
録されていない場合や最新のものに更新されていない場
合には未更新が登録される)と、が対応付けて登録され
ており、これら会員属性情報テーブル(会員データベー
ス)の登録情報は会員管理コンピュータ120に登録さ
れている会員情報テーブル(図16参照)の登録内容と
同一となるように起動時や変更発生時において逐次更新
される。
【0073】また、図9(b)に示す記録媒体データベ
ースとしての会員カードマスターテーブルには、各会員
の会員IDと該会員に発行された会員カードの会員カー
ドID毎に、前記入金装置21の入金処理やカードユニ
ット3における後述の追加入金処理が実施される毎に付
与される入金IDと、入金IDに該当する追加入金処理
が実施された入金装置21或いはカードユニット3の装
置IDと、追加入金処理に供された入金額に相当する入
金度数と、該入金度数から後述の貸出処理に使用された
使用度数と、前記入金度数のうち未だ貸出処理に使用さ
れていない残存度数と、そのカードが前記カード会社の
管理サーバから配信される後述する運用情報に含まれる
ブラックリスト或いはあみかけリストに基づき、その会
員カードが使用不可であるかを示す使用不可情報と、が
対応付けて登録されていて、これら会員カードマスター
テーブルに登録されている残存度数と対応する会員カー
ドに記録されている残存度数とが一致するように登録、
管理されているとともに、前記ブラックリスト或いはあ
みかけリストに該当する会員カードの使用不可情報(フ
ラグ)が使用不可「1」として登録されることで、該会
員カードの使用が禁止されるようになっている。
【0074】また、図9(c)に示すカードユニット別
データテーブルには、前記カードユニット3の装置ID
毎に、当該カードユニット3が設置されている遊技島の
島番号と、その通信状況(オンラインかオフラインか)
と、対応するパチンコ機2の機種名である対応機種と、
装着されているビジターカード38のシリアル番号とビ
ジターカードIDと、後述の貸出処理に使用された度数
の累計である総使用度数と、該総使用度数のうちビジタ
ーカード38から使用された度数であるVカード使用度
数と、会員カード37から使用された度数である会員カ
ード使用度数と、当該カードユニット3にて入金された
入金総額である会員カード入金金額並びに該入金のため
に受け付けた現金の各金種毎の数量である万券、500
0券、2000券、1000券、500円、100円と
が登録されており、これらカード管理DBにおける登録
データ並びに前記会員カードマスターテーブルに登録さ
れている残存度数等の各種データは、前記カードユニッ
ト3からその都度送信される各種情報に基づき更新され
るようになっている。
【0075】また、本実施例の管理データベース(D
B)内には図10に示すように、営業当日の会員の遊技
履歴が登録される会員遊技履歴テーブルが設けられてお
り、各会員遊技者が前記カードユニット3に自己の会員
カード37を挿入して、玉貸操作を実施することで、該
玉貸が実施されたカードユニット3の装置IDと該カー
ドユニット3にて玉貸に使用された使用度数とが、1遊
技履歴として登録されるようになっており、これら会員
遊技履歴テーブルに登録されている使用度数のデータ
が、遊技終了時においてカードユニット3から会員カー
ド37が返却されたことに基づき、前記会員管理コンピ
ュータ120から出力される使用度数照会において、該
当する使用度数が会員管理コンピュータ120に返信さ
れるようになっている。
【0076】本実施例のシステムコントローラ100に
おいては、図11に示すように、前記各テーブル並びに
データベースに基づき、各種カード管理、カードユニッ
ト管理並びに売り上げに関する種々の情報を、本日はも
とより前日以前の過去のデータも出力可能とされてい
る。
【0077】具体的には、図12に示す機能選択画面に
おいて、表示されている各選択項目から所望する項目並
びに出力させたい日付を選択或いは入力することで、図
11の項目(1)〜(7)に示すように、(1)日計
表、(2)島別売上表、(3)個別売上、(4)個別詳
細情報、(5)時間別売上、(6)帳票管理、(7)機
器交換履歴の各項目を図13に示す前記(3)個別売上
のように表示或いはプリント出力することができるよう
になっている。
【0078】本実施例のシステムコントローラ100で
は、前記(1)日計表として、選択された日付の店舗全
体の会員並びにビジターの各売上や総売上金額や会員カ
ードへの入金総額、会員カードの精算総額等の情報が表
示される店舗日計表や、選択された日付の前記カードユ
ニット毎の会員並びにビジターの各売上や総売上金額や
会員カードへの入金総額等の情報が表示されるサンド日
計表や、選択された日付の前記入金装置21による入金
回数や入金総額等が表示される入金機日計表や、選択さ
れた日付の前記精算装置22における精算回数や精算金
額が表示される精算機日計表と、が表示されるようにな
っている。
【0079】また、前記(2)島別売上表を選択した場
合には、選択された日付の前記島毎の会員並びにビジタ
ーの各売上や総売上金額や会員カードへの入金総額等の
情報が表示され、(3)個別売上を選択した場合には、
図13に示すように、選択された日付の各カードユニッ
ト(CU)3毎の会員並びにビジターの売上(消費)や
会員カードへの入金総額等の各情報が表示され、前記
(4)個別詳細情報を選択すると、選択された日付の各
機器の売上、受付金種別の受付数、通信状態や会員カー
ド挿入の有無等の各機器の詳細情報が表示され、前記
(5)時間別売上を選択した場合には、選択された日付
の各時間帯における店舗全体の会員並びにビジターの各
売上や総売上金額や会員カードへの入金総額や精算総額
等の情報が表示される。
【0080】また、前記(6)帳票管理を選択した場合
には、選択した帳票を印刷することができ、前記(7)
機器交換履歴を選択した場合には、選択した日付におい
て前記カードユニットストッカ20内の予備用カードユ
ニットとの交換があった場合に、その交換された時間や
交換された機器の情報が表示されるようになっている。
【0081】また、前記(1)〜(7)の日付選択する
項目以外に、項目(8)〜(13)の日付選択を必要と
しない表示項目(メニュー)が設けられており、項目
(8)の仮締め情報を選択することで、通信がオフライ
ン状態或いは何らかの障害により正規の締め処理がなさ
れずに仮締め処理がなされたカードユニット3のとその
売上等の情報が表示され、項目(9)のエラー情報管理
を選択すると、各接続機器のエラー発見日時、復旧日
時、エラー名などのエラー情報が検索して表示され、項
目(10)の操作履歴を選択すると、各カードユニット
3や前記入金装置21並びに精算装置22が操作された
日時や時間内容などの操作履歴(通信履歴)が表示さ
れ、項目(11)の営業状態を選択した場合には、各接
続機器の通信接続や会員カードの受付状況等の状態が表
示され、項目(12)の営業定数を選択すると、締め処
理において自動印刷される帳票の種別設定を行う画面が
表示され、項目(13)のビジターカード情報を選択す
ることで、各カードユニット3に装着されているビジタ
ーカードの書き込み回数情報や、交換履歴(交換日付)
等の情報が表示されるようになっていて、該システムコ
ントローラ100において、各カード並びにカードユニ
ット3や入金装置21や精算装置22の管理が実施され
るようになっている。
【0082】また、これら売上(消費)に関する情報や
入金に関する情報並びに会員カードの残金情報は、営業
の終了時に実施される締め処理にて前記カード会社の管
理サーバ12へ送信されるとともに、前記図13に示す
個別売上のように、各カードユニット3毎の消費金額や
入金金額等の情報並びに店舗全体の消費総額や入金総額
の情報が前記会員管理コンピュータ120へ出力される
ことで、該会員管理コンピュータ120にても、会員カ
ード並びにビジターカードによる売り上げを管理できる
ようになっているとともに、これら売り上げ情報が会員
の遊技動向の分析やイベント効果等のデータとして活用
されるようになっている。
【0083】また、会員カードの返却が前記カードユニ
ット3にて発生した場合においては、前述のように、そ
の返却時において会員管理コンピュータ120からの当
該会員カードの会員カードID並びにカードユニットの
装置IDを含む使用度数照会の送信に基づき、照会され
た会員カードIDに該当する会員遊技者が照会されたカ
ードユニット3にて遊技に使用した消費金額が売上金額
として会員管理コンピュータ120に返信されること
で、該会員管理コンピュータ120では、図17(c)
に示すように、その会員遊技者の来店履歴の売上金額と
して登録される。
【0084】ここで、本実施例に用いたシステムコント
ローラ100と前記カード会社に設置されている管理サ
ーバ12との連携について図14に基づき説明する。ま
ず、システムコントローラ100は、図示しない無停電
電源装置(UPS)に接続されていて、該UPSに設定
されている営業日の所定時間において自動的に起動され
るようになっている。該UPSによる電源投入(起動)
が実施されると、自動的に前記記憶装置105に記憶さ
れている処理プログラム(P)が起動されて、記憶装置
105に記憶されている各ファイルの異常を、誤り訂正
符号(CRC)に基づきチェックするとともに、接続さ
れているカードユニット3や入金装置21並びに精算装
置22等の接続機器に異常がないかを確認し、異常があ
れば異常内容を前記管理サーバ12に通知し、異常がな
ければチェック完了を管理サーバ12に通知する。
【0085】該チェック完了の送信を受けて管理サーバ
12は、前日(前回の営業日)の締め時においてシステ
ムコントローラ100から送信を受けて登録してある会
員残金を読み出してシステムコントローラ100に送信
する。該送信を受けて、システムコントローラ100
は、送信されてきた会員残金と自己に登録されている前
回の締め時の会員残金との照合を実施し、該照合が一致
しない場合には、不正なデータ操作があったものと判断
して残金異常通知を管理サーバ12へ通知する。
【0086】この会員残金の照合が一致した場合には、
前回締め時に管理サーバ12より配信された運用情報に
含まれている新規発行可能な会員カードの会員カードI
Dと会員ID並びにブラックリストやあみかけリストを
受信した場合は、該ブラックリストやあみかけリストに
該当する会員カードIDと会員IDとを会員管理コンピ
ュータ120へ送信する。この新規発行可能な会員カー
ドの会員カードIDと会員IDの送信を受けて会員管理
コンピュータ120は、これら受信した会員カードID
と会員IDを図16(a)に示すように、後述する会員
情報テーブルに新規発行可能な未発行カードとして登録
する。
【0087】このように、営業が開始される以前の営業
中以外の時間帯において前記新規発行可能な会員カード
の会員カードIDと会員IDとを会員管理コンピュータ
120へ送信するようにすることは、営業中にあって
は、多数の会員カード37の使用に伴う処理を実施する
必要があるため、システムコントローラ100や会員管
理コンピュータ120の処理負荷が大きなものとなって
しまうことから、これら送信に伴うシステムコントロー
ラ100や会員管理コンピュータ120の処理負荷を低
減できるようになることから好ましいが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、営業中にあっても必要に応
じて、これら新規発行可能な会員カードの会員カードI
Dと会員IDとを会員管理コンピュータ120へ送信す
るようにしても良い。また、本実施例にては、営業開始
前に前記送信を行っているが、該送信を営業中以外の時
間帯として営業後に実施するようにしても良いことは言
うまでもない。
【0088】前記会員管理コンピュータ120への新規
発行可能な会員カードの会員カードIDと会員IDの送
信の後、システムコントローラ100は、営業の開始通
知を前記管理サーバ12へ送信して、該管理サーバ12
より開始許諾を受信することで、営業を開始して営業中
処理へ移行する。
【0089】該営業中において、前記会員管理コンピュ
ータ120にて、新規会員の属性情報の登録による新規
会員登録がなされ、該新規会員への会員ID並びに会員
カードIDの割り当てや、既存会員の会員帰属情報の変
更があった場合には、新規発行情報又は更新情報が会員
管理コンピュータ120からシステムコントローラ10
0に送信され、該新規発行情報又は更新情報に基づき図
9(a)に示す会員属性情報テーブルに新規会員の登録
或いは会員情報の更新が実施され、これら更新が実施さ
れた場合には、更新の項目に未更新が登録されて、該当
する会員カード37が使用された場合に、該更新或いは
新規登録された会員属性情報が、会員カード37が使用
されたカードユニット3に送信されて、会員カード37
に記録されるようになっている。
【0090】また、この営業処理中において前記管理サ
ーバ12は、所定期間毎にシステムコントローラ100
に対し、稼働を確認するためのヘルスチェックデータを
送信し、該ヘルスチェックデータに対する応答に基づい
て、システムコントローラ100が正常に動作している
かを確認するようになっている。
【0091】また、営業処理中において接続機器やカー
ドの残額異常等の不正を検出した場合においてシステム
コントローラ100は、管理サーバ12に対して不正検
知或いは異常検知を通知することで、管理サーバ12が
設置されているカード会社において、これら異常や不正
を把握できるようになっている。
【0092】営業時間が終了した後においてシステムコ
ントローラ100は、締め処理を実施する。この締め処
理においては、その営業日における店舗全体の売上が集
計された日計売上や、各カードユニット3毎や会員カー
ド毎の売上等を含む個別売上や、各会員カード37に残
存する遊技用有価価値である度数に相当する残金の情報
を含む会員残金等の各情報を含む集計データが管理サー
バ12へ送信されるとともに、該管理サーバ12は、そ
の遊技場が該当する店舗情報と運用情報とを配信すると
ともに、最後に前記のヘルスチェックデータによる動作
確認を実施し、該動作確認の後、システムコントローラ
100の電源が前記UPSにより遮断される。
【0093】この管理サーバ12より配信される前記運
用情報には、その遊技場からの発注に基づき発送された
会員カード37の会員カードIDと会員ID並びにビジ
ターカード38のシリアル番号とビジターカードIDと
ともに、カード会社が使用を禁止した会員カードの会員
カードIDと会員IDが記述されたブラックリストや、
カード会社から遊技場への配送途中に紛失や盗難、或い
は製造不良であると判明した会員カードの会員カードI
Dと会員IDが記述されたあみかけリストが含まれてお
り、該ブラックリスト並びにあみかけリストに登録され
ている会員カードに該当する会員カードが前記会員カー
ドマスターテーブルに登録されている場合において、該
会員カードの使用不可情報(フラグ)が使用不可「1」
として登録されて、その会員カードの使用が不可とされ
るようになっている。
【0094】次いで、遊技者管理装置を構成する会員管
理コンピュータ120について説明すると、該会員管理
コンピュータ120は、図15に示すように、コンピュ
ータ内部にてデータの送受を行うデータバス121に、
該会員管理コンピュータ120が実施する会員の帰属情
報を受け付けて会員IDに対応付けて登録管理するとと
もに、これら会員カードの使用に基づく各情報に基づい
てイベント評価等の各種の分析処理や後述の会員管理D
Bの更新処理並びに前記システムコントローラ100か
らの売上情報に基づく売上集計等の各種データの集計処
理等を行うCPU122、ワークメモリ等として使用さ
れるRAM123、時刻情報やカレンダ情報を出力する
RTC124、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る
記憶装置125、新規会員に関する個人情報等の会員帰
属情報等の各種情報を受け付けるためのキーボードやマ
ウス等の入力装置126、機能選択を実施することで、
例えば新規会員の登録画面や売上情報並びに未発行の会
員カードの会員IDや枚数等の情報を出力するための表
示装置127並びにプリンタ128、前記システムコン
トローラ100とのデータ通信を行う収集手段としての
第1通信部129や前記カードユニット3(制御ユニッ
ト328)とのデータ通信を行う収集手段としての第2
通信部130、が接続された通常のコンピュータであ
る。
【0095】また、前記記憶装置125には、該会員管
理コンピュータ120が処理を実施するための各種処理
プログラムに加えて、図16(a)に示すように、会員
カード37の会員ID並びに会員カードID毎に、対象
となるイベントのイベントNo.と、その時点の貯蓄玉
数と、本人確認のための暗証番号と、来店回数と、来店
ポイントと、最後の来店日と、これら来店回数や収支金
額等に基づく会員ランクと、会員登録日、並びに当該会
員カード37を所持する会員遊技者の氏名(名字並びに
名前)、性別、年齢、誕生日、職業、郵便番号、住所、
電話番号、携帯電話番号等の個人情報や、交通手段、趣
味、記念日、電子メールアドレス並びにダイレクトメー
ルの送付の可否等からなる会員遊技者の帰属情報と、当
該会員カード37を所持する会員遊技者が本日イベント
対象者であるか否かを示すイベント対象者フラグ(本日
のイベント対象者である場合には「Yes」が登録さ
れ、イベント対象者ではない場合には「No」が登録さ
れる)と、後述する会員登録/変更画面において新規登
録または登録変更が実施された場合に登録される更新状
況(新規登録または登録変更が実施された場合には「Y
es」が登録され、これら新規登録または登録変更に基
づく登録内容が、前記システムコントローラ100の前
記会員属性情報テーブルに反映された時点で「No」が
登録される)と、新規会員の帰属情報等の各種情報の登
録がなされた際に「未」から「既」が登録される発行状
況と、が登録される会員情報テーブル(遊技者データベ
ース)が記憶されており、前記発行状況には、前記シス
テムコントローラ100から送信されてきた新規発行可
能な会員ID並びに会員カードIDが登録された際に、
「未」が登録されて、該発行状況を確認することで、そ
の時点にて未発行でかつ発行可能な会員カード37を選
出できるようになっている。
【0096】また、本実施例の前記記憶装置125に
は、前記会員情報テーブル(遊技者データベース)に加
えて図16(b)に示すように、後述する入力タブの選
択により前記表示装置127に表示されるイベント登録
画面(図示略)にて登録された登録内容であるイベント
名と、実施期間と、実施時間と、対象条件(全会員、女
性会員、来店回数50回以上の会員等)と、対象となる
カードユニット3の範囲(全ユニット、〜番島、対象と
なるカードユニット3の個別の装置ID等)と、対象者
に対する特典(無制限、粗品進呈、等価交換等)と、対
象となるカードユニット3において対象者である旨を報
知する際の報知条件(遊技開始時、使用額〜円以上、遊
技開始〜分後等)と、対象となるカードユニット3での
事前報知の実施の有無(実施する場合には「Yes」が
登録され、実施しない場合には「No」が登録される)
と、イベント効果の比較において比較データとして用い
るデータの集計期間(日数)と、が各イベント毎に付与
されたイベントNo.毎に登録されるイベントテーブル
が記憶されている。
【0097】更に、前記記憶装置125には、図17
(c)に示すように、各会員遊技者の遊技履歴として、
遊技(来店)日、遊技した台番号、遊技開始時間並びに
終了時間と特賞回数と遊技時間、会員遊技者が遊技に消
費した金額である売上金額、会員遊技者が遊技にて獲得
することで遊技場が該会員遊技者に対して提供する景品
と等価な金額である支出金額(最小数は100円単
位)、これら売上金額から支出金額を差し引いた収支金
額と遊技場の勝敗、とが各会員遊技者毎に登録されてい
る会員来店履歴データベース(DB)が記憶されてい
る。
【0098】また、前記記憶装置125には、図17
(d)に示すように、前記締め処理に基づきシステムコ
ントローラ100から出力される各カードユニット3毎
の会員並びにビジターの各売上並びに総売上情報ととも
に、前記カードユニット3から出力される前記補給球総
数レジスタやアウト球総数レジスタに記憶されている営
業開始時点からの補給球総数とアウト球総数の差球に基
づき算出されるパチンコ機2の支出金額や、収支金額、
並びに前記アウト球総数をパチンコ機2において単位時
間(1分間)に打ち出させる平均打出数で除することで
得られる稼働時間(分)や営業時間に占める稼働時間
(分)の割合である稼働率とが、各台番号とその台タイ
プ並びに機種と島番号とともに登録される台別履歴デー
タベース(DB)が記憶されており、これら各データベ
ースに登録されている情報に基づいて、後述する各種情
報の出力やイベント効果の集計が実施されるようになっ
ている。尚、本実施例において支出金額の算出方法とし
ては、前記補給球総数(補給球数(IN))からアウト
球総数(アウト球数(OUT))を差し引いた差球数に
特殊景品との交換率を乗じて支出金額を算出している。
【0099】また、本実施例の会員管理コンピュータ1
20の表示装置127には、図34に示すように、その
上部位置に帯状とされ、会員管理処理プログラムのバー
ジョンや表示内容のタイトル並びに現在の日付と時間や
「営業中」や「営業前」或いは「営業後」といった状態
が表示されるタイトル域501や、その下部位置におい
て種々の表示内容が表示される表示領域502や、該表
示領域502の右位置に形成され、前記表示領域502
に表示される内容を選択するためのサブメニュー表示域
503と、前記表示領域の下部位置に形成され、「削
除」や「登録」、「印刷」、「変更」等といった各種機
能ボタンが表示される機能ボタン域505とを有する表
示形態による表示が実施されるようになっており、前記
サブメニュー表示域503の表示領域502側の辺に
は、「入力」、「報告」、「分析」、「ABC」、「イ
ベント」、「検索」、「出力」、「設定」、「保守」、
「戻る」の各種メニュー分類に対応する10種類のメニ
ュータブ504が設けられており、これら各メニュータ
ブ504を画面上にて選択することにより、該選択され
たメニュー分類に該当するサブメニューが前記サブメニ
ュー表示域503に表示され、該サブメニュー表示域5
03に表示されたサブメニューから所望の項目を選択す
ることで、選択内容に該当する内容の表示が前記表示領
域502に表示され、必要に応じて前記機能ボタン域5
05に表示される「印刷」の機能ボタンを選択すること
で、該表示内容を前記プリンタ108にて印刷すること
ができるようになっている。
【0100】以下、本実施例の遊技用システムにおける
各部の処理状況並びにデータの授受について説明する。
【0101】本実施例のカードユニット3は、前記会員
カード挿入口319に挿入された会員カード37の使用
の可/不可を判別する受付処理と、この受付処理におい
て受付けられた会員カード37より読み出された度数を
パチンコ玉の貸出に使用するための貸出処理と、前記会
員カード37が受付中でかつ残存する度数が0度の場合
であって、紙幣(1000円紙幣、2000円紙幣、5
000円紙幣、10000円紙幣)または硬貨(100
円硬貨、500円硬貨)が挿入または投入されて識別さ
れた場合に、該識別された金額に相当する度数(識別金
額を100で除算した値)を、受付けられている会員カ
ード37より読み出された度数に加算する追加入金処理
と、前記会員カード37が受付けられていない場合に低
額紙幣(1000円紙幣)または硬貨(100円硬貨、
500円硬貨)が挿入または投入されて識別された場合
に、該識別された金額に相当する度数を前記ビジターカ
ード装着口318に挿入されたビジターカード38に記
録した後、該記録した度数の全てをパチンコ玉の貸出に
使用する発行貸出処理と、以前の遊技にて貯蓄した貯蓄
玉数を再度遊技に使用することのできる払戻処理と、を
行うようになっている。また、本実施例のカードユニッ
ト3においては、上述の処理に加えて、対応する情報表
示装置5において表示される歓迎表示やイベント対象台
表示、イベント対象者表示の表示制御等を実施するよう
になっている。
【0102】この本実施例のカードユニット3の起動時
(電源投入時)においては、図21に示すように前記会
員管理コンピュータ120との接続処理が実施される。
この接続処理にあっては、電源投入に伴い、まず前記カ
ードリーダライタ327の制御基板327bとシステム
コントローラ100との接続処理が実施され、該処理の
完了を受けて制御基板327bから接続処理の動作指示
が前記制御ユニット328へ出力される。
【0103】該制御基板327b(カードリーダライタ
327)からの動作開始指示通知の出力に基づき制御ユ
ニット328は、前記会員管理コンピュータ120に対
して接続要求を行うとともに、前記補給球総数レジスタ
やアウト球総数レジスタ並びに特賞回数レジスタへの加
算更新を開始する。
【0104】前記接続要求を受信した会員管理コンピュ
ータ120は、暗号用キーの作成に必要となる機器情報
要求を制御ユニット328へ送信し、該制御ユニット3
28から機器情報応答を入手して暗号用キーを作成す
る。
【0105】次いで会員管理コンピュータ120は、制
御ユニット328が保持している最終トレースデータ番
号の出力要求を送信して最終トレースデータ番号を入手
し、前日の締め処理にて会員管理コンピュータ120に
登録されている最終トレースデータ番号と入手した最終
トレースデータ番号とを比較して、未取得のトレースデ
ータが残存する場合には該未取得のトレースデータの出
力要求を制御ユニット328に対して送信し、該未取得
のトレースデータを入手する。
【0106】これら未取得データの確認を実施した後、
制御ユニット328に対して初期情報の設定要求を送信
することで、制御ユニット328は、補給球総数レジス
タやアウト球総数レジスタ並びに会員補給球数(IN)
レジスタや会員アウト球数(OUT)レジスタをリセッ
トするとともに、特賞回数レジスタもリセットし、各レ
ジスタのカウントを再開し、これら初期設定の処理が終
了した段階にて設定通知を前記会員管理コンピュータ1
20に送信して通常処理状態へ移行し、現金の受付け待
ち或いは会員カード37の挿入待ち状態となる。
【0107】この状態において会員カード37が挿入さ
れた場合には、図18に示す受付け処理が実施される。
前記カードユニット3の会員カード挿入口319に会員
カード37が挿入されると、カードリーダライタ327
は、該挿入された会員カード37から会員カードIDと
会員ID並びに入金IDと度数とを読み出して、使用許
諾要求と読み出した会員カードID並びに入金IDと度
数とを各カードユニット3に個別に付与された装置ID
とともに前記システムコントローラ100に送信する。
【0108】これら使用許諾要求並びに会員カードI
D、入金ID、度数、装置IDを受信したシステムコン
トローラ100は、図9(b)に示す前記会員カードマ
スターテーブルにおいて受信した会員カードID並びに
入金IDとに対応して登録されている残存度数と使用不
可情報(フラグ)とをを抽出し、前記カードユニット3
より受信した度数と前記抽出した残存度数とを照合する
とともに使用不可情報(フラグ)を確認し、照合が一致
するとともに使用不可情報(フラグ)に使用不可登録が
なされていない場合において、使用許諾を送信元のカー
ドユニット3(カードリーダライタ327)に返信す
る。また、前記照合において度数が一致しない場合に
は、カードユニット3(カードリーダライタ327)か
ら受信した度数が、前記会員カードマスターテーブルに
登録されている残存度数未満であるかを判別し、残存度
数未満である場合には、該会員カードマスターテーブル
の残存度数を前記受信した少ない方の度数に更新すると
ともに、使用許諾を送信元のカードユニット3(カード
リーダライタ327)に返信する。また、前記会員カー
ドマスターテーブルに該当する入金IDが存在しない場
合や受信した度数が会員カードマスターテーブルの残存
度数を超える場合、並びに前記使用不可情報(フラグ)
に使用不可登録がなされている場合には、使用不可を送
信元のカードユニット3(カードリーダライタ327)
に返信する。
【0109】前記カードユニット3(カードリーダライ
タ327)が使用許諾を受信した場合には、挿入された
会員カード37を使用可能とし、前記読み出した会員I
Dと度数とをカード取込通知とともに制御ユニット32
8に出力する。尚、システムコントローラ100から使
用不可を受信した場合には、会員カード37を返却せず
にエラーを表示して、係員のエラー解除(またはユニッ
ト交換)があるまでエラー状態で待機する。
【0110】該出力を受けて制御ユニット328は、会
員カード受付中表示部345を点灯し、前記出力された
会員IDデータと度数データとを、会員IDレジスタ並
びに度数レジスタに記憶するととともに、図22に示す
ように、会員管理コンピュータ120に対して会員ID
と装置IDとを含む会員カード取込要求を送信する。
【0111】該送信を受けて会員管理コンピュータ12
0は、送信されてきた会員IDから会員を特定し、前記
会員来店履歴データベース(DB)の該会員の来店履歴
に遊技開始時刻並びに受信した装置IDに対応する遊技
機の台番号を登録するとともに、受信した会員IDに対
応して登録されている来店日の日付が本日の日付である
かを判別し、来店日が本日の日付でない場合には、来店
日の項目を本日の日付に更新するとともに、前記会員情
報テーブルの来店回数に1を加算する。また、会員ポイ
ント並びに貯蓄球数と暗証番号とを前記会員情報テーブ
ルから抽出して該会員ポイントに来店ポイント100を
付与加算更新し、新たな会員ポイントと貯蓄球数と暗証
番号とを含む会員カード取込応答を送信元の制御ユニッ
ト328に返信する。
【0112】該会員カード取込応答の返信に基づき、制
御ユニット328は、受信した貯蓄球数と暗証番号とを
貯蓄球数レジスタ並びに暗証番号レジスタに記憶すると
ともに、前記貯蓄球数が存在する場合であって該球数が
所定の払出数に達している場合において、その再プレイ
可能回数を前記会員カード用表示部314し、プレイ選
択ボタン316又はエンターキー317からの入力待ち
状態となる。
【0113】この段階で、エンターキー317が選択さ
れた場合には1回の再プレイに相当する数のパチンコ球
の払出指示がパチンコ機2へ出力されて、パチンコ機2
の玉払出装置297からパチンコ球が払い出され、前記
再プレイ可能回数から1が減算されて前記会員管理コン
ピュータ120へ使用通知が送信されて貯蓄球数のデー
タが減算更新される。また、プレイ選択ボタン316が
選択された場合には、前記度数レジスタに記憶されてい
る度数を前記度数表示部309並びにパチンコ機2の度
数表示部17に表示し、貸出処理を行なうことで会員遊
技者は前記度数を使用して遊技を実施できるようにな
る。
【0114】また、本実施例のカードユニット3は、シ
ステムコントローラ100との通信ができない状態(オ
フライン状態)であっても前記会員カード37を受付け
可能とされている。このオフライン状態のカードユニッ
ト3における受付処理について説明すると、まず、前記
カードユニット3の会員カード挿入口319に会員カー
ド37が挿入されると、カードリーダライタ327は、
該挿入された会員カード37から会員IDと入金IDと
度数とセキュリティー情報とを読み出す。
【0115】次いで、読み出したセキュリティー情報と
予め登録されているセキュリティー情報とを照合し、該
照合が一致した場合には、挿入された会員カード37を
使用可能とし、前記読み出した会員IDと度数とを制御
ユニット328に送信する。尚、読み出したセキュリテ
ィー情報と予め登録されているセキュリティー情報が異
なる場合には、挿入された会員カード37は使用不可と
して返却する。
【0116】前記カードリーダライタ327(制御基板
327b)より会員IDと度数とを受信した制御ユニッ
ト328では、受信した会員IDと度数とをRAM33
0の各レジスタに記憶するとともに、該記憶した度数を
前記度数表示部309並びにパチンコ機2の度数表示部
17に表示し、前記会員カード受付中表示部345を点
灯する。
【0117】このように、システムコントローラ100
と通信できない状態(オフライン状態)でも会員カード
37を使用可能とすることは、通信障害等でシステムコ
ントローラ100との通信が不可となった場合でも、会
員遊技者は遊技を実施できるようになり、遊技場の損害
を最小限に抑えることが可能となることから好ましい
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0118】また、前記カードユニット3においては、
前記会員カード37が受付けられ、前記RAM330に
記憶されている度数が残存する場合、すなわち前記度数
表示部309並びにパチンコ機2の度数表示部17に度
数が残存する場合に前記貸出ボタン16が入力されるこ
とで、該度数を使用してオンライン時と同様の貸出処理
が実施される。
【0119】この貸出処理の制御状況を図19に基づき
説明すると、前記パチンコ機2の賞球制御基板237
は、前記カードユニット3の制御ユニット328と接続
されて通信が可能な状態であるとスタンバイ状態とな
り、前記PRDYをLOWとする(S1)。
【0120】このようにPRDYが出力されている状態
において前記貸出ボタン16が操作されると、制御ユニ
ット328は、前記BRDYをLOWとし(S2)、こ
の状態において、更に前記BRQをLOWとする(S
3)。
【0121】次いで、前記賞球制御基板237は、前記
BRDYのLOWを検出した状態においてBRQのLO
Wを検出すると、パチンコ玉の払い出しが可能であるか
確認し、可能である場合には、前記EXSをLOWとす
る(S4)。
【0122】該EXSのLOWを検出した制御ユニット
328は、前記BRQをHIGHとし(S5)、該BR
QのHIGHを検出した賞球制御基板237は、玉払出
装置297に玉払出信号を出力し、これに基づき1度数
に該当する玉数(本実施例では25玉)の払出が実施さ
れるとともに、該払出の終了に基づき、前記EXSをH
IGHとする(S6)。
【0123】該EXSのHIGHを検出した制御ユニッ
ト328は、前記度数レジスタに記憶している度数から
1度を減算するとともに、前記度数表示部17に表示さ
れている度数から1度を減算して表示更新する。
【0124】制御ユニット328は、これら(S3)〜
(S6)の信号制御並びに度数の減算更新制御、前記貸
出単位変更ボタン306にて設置された貸出度数分繰返
し実施し、これら制御が終了した後、BRDYをHIG
Hとして(S7)、貸出処理を終了する。
【0125】このようにカードユニット3の制御ユニッ
ト328から出力されるBRQのHIGHの検出回数に
基づき、前記賞球制御基板237は1度分に該当する数
量(25玉)のパチンコ玉の貸出を実施するようになっ
ており、このようにして貸出されたパチンコ玉を使用し
て遊技者はパチンコ機2における遊技を実施できるよう
になっている。
【0126】尚、本実施例においては、前記S6が終了
した段階で1度を減算するようにしているが、前記S3
〜S6の処理を貸出度数分(例えば5度分の貸出であれ
ば5回)繰返し実施した後、すなわち、貸出度数分のパ
チンコ玉が払い出された後、該貸し出された度数(例え
ば5度分の貸出であれば5度)を減算するようにしても
良い。
【0127】この会員カード37による貸出処理の終了
時に制御ユニット328は、カードリーダライタ327
に、玉貸通知と該貸出処理により使用された使用度数を
出力する。これに基づきカードリーダライタ327は、
受付中の会員カード37に記録されている度数を、前記
制御ユニット328より受信した使用度数分減算した度
数に更新記録するとともに、図18に示すように、会員
カードによる貸出処理がなされたことを示す会員貸出完
了通知と挿入されている会員カード37の会員カードI
Dと入金IDと前記制御ユニット328より受信した使
用度数並びに装置IDとをシステムコントローラ100
に対して送信するようになっている。
【0128】また、これら会員貸出完了通知並びに会員
カードID、入金ID、使用度数、装置IDを受信した
システムコントローラ100では、カード管理DBの会
員カードマスターテーブルにおいて該当する入金IDの
残存度数から前記受信した使用度数を減算更新し、使用
度数に対して前記受信した使用度数を加算更新するとと
もに、前記カードユニット別データテーブルの前記受信
した装置IDに該当する総使用度数並びに会員カードの
使用度数に対して前記受信した使用度数を加算更新す
る。更に、前記図10に示す会員遊技履歴テーブルに、
前記会員貸出完了通知とともに受信した会員カードID
の登録があるかを確認し、該登録が無い場合には該会員
カードIDと、前記会員カードマスターテーブルにより
該会員カードIDにて特定される会員IDと、装置ID
並びに前記使用度数とを登録する。尚既に会員遊技履歴
テーブルに受信した会員カードIDの登録がある場合に
おいては、受信した装置IDの登録があるかを確認し、
登録がある場合にはその使用度数に受信した使用度数を
加算更新し、受信した装置IDの登録がない場合には個
別の遊技と判断して新たな遊技として装置IDと使用度
数とを登録する。
【0129】また、本実施例のカードユニット3におい
ては、前記度数を使用しての遊技を選択した後におい
て、前記エンターキー317を選択することで、該受付
中の会員カード37の会員IDにより特定される貯蓄玉
数の払戻を行う払戻処理を実施できるようになってい
る。
【0130】この払戻処理を図18に基づき説明する
と、前記会員カード37が受付けられ、制御ユニット3
28の会員IDレジスタに前記受付中の会員カード37
から読み出された会員IDと度数レジスタに度数とが記
憶されている場合に、プレイ選択ボタン316の選択操
作により「貯蓄」が選択されると、暗証番号の入力待ち
の状態となる。
【0131】この状態で暗証番号が入力されると、制御
ユニット328は、前述のように、会員カード挿入時に
会員管理コンピュータ120より受信した会員カード取
込応答に基づき暗証番号レジスタに記憶されている暗証
番号と入力された暗証番号とを照合する。この照合にお
いて暗証番号が一致した場合には、前記貯蓄球数レジス
タに記憶されている貯蓄玉数に基づいて算出した再プレ
イ可能回数を会員カード用表示部314に表示し、これ
ら表示されている再プレイ可能回数が残存する場合にお
いて貯蓄玉数の払戻が可能な状態となる。
【0132】この状態において、エンターキー317が
入力されると、前述の貸出処理とほぼ同様の要領でパチ
ンコ機2における所定玉数の払出が実施される。
【0133】この際、前記制御ユニット328は、記憶
されている貯蓄玉数から払い出された玉数を減算更新
し、会員カード用表示部314に表示されている再プレ
イ可能回数を1回分減算更新する。また、図18に示す
ように、前記制御ユニット328は、貯蓄玉数の払戻が
なされた旨を示す払戻完了通知と払戻玉数と受付中の会
員カード37の会員IDと装置IDとを会員管理コンピ
ュータ120に対して送信するようになっている。
【0134】また、これら払戻完了通知並びに払戻玉
数、会員ID、装置IDを受信した会員管理コンピュー
タ120では、会員管理DBの会員情報テーブルにおい
て前記受信した会員IDに該当する貯蓄玉数から、前記
受信した払出玉数を減算更新するようになっている。
【0135】次いで、前記追加入金処理を図18に基づ
き説明すると、会員カード37が受付中で、該会員カー
ド37より読み出された度数が残存しない場合(0度の
場合)に、紙幣(1000円紙幣、2000円紙幣、5
000円紙幣、10000円紙幣)または硬貨(100
円硬貨、500円硬貨)が挿入または投入されると、紙
幣識別ユニット322または硬貨識別ユニット324に
おいて挿入された紙幣または投入された硬貨の金額が識
別され、識別金額が前記制御ユニット328に出力され
る。
【0136】該出力を受けた制御ユニット328は出力
された識別金額を度数(識別金額を100で除算した
値)に変換し、該変換した度数(入金度数)と入金金種
と数量とを入金金種情報としてカードリーダライタ32
7に出力する。
【0137】入金度数の出力を受けたカードリーダライ
タ327は、追加入金がなされた旨を示す入金通知と前
記入金金種情報と入金度数と受付中の会員カード37の
会員カードIDと装置IDとをシステムコントローラ1
00に送信する。
【0138】これら入金通知並びに入金金種情報、入金
度数、会員カードID、装置IDを受信したシステムコ
ントローラ100では、入金IDを生成し、該生成した
入金IDと、前記受信した入金装置(カードユニット
3)の装置IDと、前記受信した入金度数と、残存度数
とを前記受信した会員カードIDに対応付けて会員カー
ドマスターテーブルに更新登録するとともに、前記生成
した入金IDを送信元のカードユニット3(カードリー
ダライタ327)に返信する。この際、システムコント
ローラ100は、前記カードユニット別データテーブル
の会員カード入金金額に、該入金度数に対応する金額を
加算更新登録するとともに、前記入金金種情報に基づく
入金金種を該カードユニット別データテーブルの該当金
種への加算登録を実施する。
【0139】システムコントローラ100より入金ID
の返信を受けたカードリーダライタ327においては、
受付中の会員カード37に記録されている入金ID並び
に度数、入金装置の装置IDを、前記システムコントロ
ーラ100より受信した入金ID並びに入金度数、当該
カードユニット3の装置IDに各々更新記録するととも
に、更新完了を制御ユニット328に送信する。
【0140】カードリーダライタ327より更新完了を
受信した制御ユニット328では、前記RAM330に
記憶されている度数を前記変換した入金度数に更新し、
該更新した度数を前記度数表示部309並びに度数表示
部17に表示することで、会員遊技者は更新された度数
に基づく前記貸出処理の実施が行えるようになる。
【0141】尚、本実施例に用いた前記入金装置におけ
る入金処理も前記したカードユニット3における入金処
理と同様に処理され、前記システムコントローラ100
に新たに発行された入金IDに対応付けて入金金額に相
当する度数が登録されるようになっている。但し、この
場合において入金された装置には、入金装置21を示す
固有のIDが登録されるようになっている。
【0142】また、これら入金による度数が余ってしま
った場合には、入金後の所定期間(本実施例では3日間
以内)であれば、前記精算装置22に会員カードを挿入
することで、該会員カードに記録されている会員ID並
びに度数とが、該会員IDにより前記会員カードマスタ
ーテーブルにて特定される大きさの遊技用有価価値であ
る度数が一致する場合に、該度数の現金への精算が実施
され、該精算金額が精算を実施した会員カードIDとと
もに精算履歴としてシステムコントローラ100に登
録、管理される。
【0143】また、前記入金された度数を使用して会員
遊技者が遊技を実施している場合においてパチンコ機2
にて大当りやプレミアムリーチが発生した場合には、前
記情報出力部298より前述のように大当り情報やプレ
ミアム発生情報が出力され、該出力情報に基づき、制御
ユニット328は図24に示すように、これら大当りや
プレミアムリーチが発生したことを、識別可能な形態で
あるオプション信号情報通知として会員管理コンピュー
タ120へ送信して通知し、該大当りやプレミアムリー
チの終了時にも大当りやプレミアムリーチが終了したこ
とを、オプション信号情報通知にて会員管理コンピュー
タ120へ通知することで、該会員管理コンピュータ1
20は、現時点においてどの遊技機にて大当り或いはプ
レミアムリーチが発生しているかを把握できるようにな
っており、これら大当り或いはプレミアムリーチの発生
に伴ってボーナスポイント等を付与できるようになって
いる。
【0144】尚、本実施例のカードユニット3では、シ
ステムコントローラ100との通信状態がオフライン状
態の場合であっても、会員カード37が受付中で、該会
員カード37より読み出された度数が残存しない場合
(0度の場合)であれば、1000円以下の追加入金処
理が実施できる。また、オフライン状態のカードユニッ
ト3による追加入金処理で加算された度数は当該カード
ユニット3においてのみ貸出処理に使用できるようにな
っている。
【0145】また、本実施例のカードユニット3におい
ては、前記返却ボタン15が入力されると、該操作が前
記制御ユニット328により検出され、該制御ユニット
328は前記カードリーダライタ327へカード排出指
示を出力するとともに前記会員カード受付中表示部34
5を所定時間点滅後に消灯し、カードリーダライタ32
7による会員カード挿入口319からの会員カードの排
出を実施させて会員カードを遊技者に返却するようにな
っている。
【0146】また、この返却時においては図22に示す
ように、前記制御ユニット328は会員管理コンピュー
タ120へ、前記会員補給球数(IN)レジスタ並びに
会員アウト球数(OUT)レジスタの情報並びに前記会
員特賞回数レジスタに記憶されている補給球数(IN)
と打ち込み球数(OUT)と大当り回数の各データと、
返却される会員カードの会員ID並びに装置IDとを含
む会員カード抜き取り通知を送信する。この会員カード
抜き取り通知を受信することにより、会員管理コンピュ
ータ120は、該会員カードの挿入時において前記会員
来店履歴データベース(DB)に登録した前記遊技開始
時刻に対応する遊技終了時刻にその時点の時間を登録し
てこれら開始並びに終了時間から遊技時間を算出して登
録するとともに、前記受信した大当り回数を登録する。
【0147】また、前記にて受信した前記補給球数(I
N)と打ち込み球数(OUT)との差数から該会員遊技
者の遊技における遊技場側の支出を算出し、前記会員来
店履歴データベース(DB)に登録した後、前記システ
ムコントローラ100に対して該会員遊技者の会員ID
と装置IDとを送信して使用度数照会を実施すること
で、前記会員遊技履歴テーブルに登録されている該当す
る使用度数を入手して、該入手した使用度数に基づきそ
の会員遊技者が該遊技にて使用した消費(売上)金額を
特定して前記会員来店履歴データベース(DB)の売上
金額に登録し、この売上金額と前記の支出金額より収支
金額を算出登録するとともに、その遊技場から見た勝ち
負けを登録することで、各会員遊技者の遊技履歴の情報
が収集されて前記会員来店履歴データベース(DB)に
登録、管理されるようになっており、これら各会員の収
支等の情報が図38に示す個人履歴画面にて表示され
る。
【0148】次いで、会員カードが挿入されていない場
合に実施される前記発行貸出処理を図20に基づき説明
すると、前記会員カード37が受付中ではない場合に、
低額紙幣(1000円紙幣)または硬貨(100円硬
貨、500円硬貨)が挿入または投入されると、紙幣識
別ユニット322または硬貨識別ユニット324におい
て挿入された紙幣または投入された硬貨の金額が識別さ
れ、識別金額が前記制御ユニット328に出力される。
これに基づき制御ユニット328は、前記LEDモジュ
ール346を発光させ、透明カバー部材318’を点灯
させるとともに、前記出力された識別金額を度数(識別
金額を100で除算した値)に変換し、該変換した度数
(発行度数)をカードリーダライタ327に送信する。
【0149】この発行度数を受信したカードリーダライ
タ327では、装着されているビジターカード38に前
記受信した発行度数を記録することで、ビジターカード
38を遊技者に対して発行する形態をとるとともに、該
ビジターカード38に記録した発行度数を再度読み取
り、制御ユニット328に送信する。
【0150】カードリーダライタ327より発行度数を
受信した制御ユニット328では、受信した発行度数を
RAM330内の前記度数レジスタに記憶するととも
に、度数表示部309並びに度数表示部17に表示した
後、読み出した全ての度数を前記貸出処理に使用し、パ
チンコ機2にパチンコ玉を払い出させる制御を実施する
とともに、これら全ての度数の貸出処理が終了した後、
制御ユニット328は貸出処理の終了をカードリーダラ
イタ327に出力する。
【0151】これに基づきカードリーダライタ327
は、前記ビジターカード38に記録した度数を0度に更
新した後、更新完了を制御ユニット328に出力する。
【0152】カードリーダライタ327より更新完了の
出力を受けた制御ユニット328では、LEDモジュー
ル346の発光を停止する。このようにして貸出された
パチンコ玉を使用して遊技者はパチンコ機2における遊
技を実施できるようになっている。
【0153】また、この発行貸出処理の終了時にカード
リーダライタ327は、図20に示すように、前記ビジ
ターカード38による発行貸出処理がなされたことを示
す発行貸出完了通知とその際使用された使用度数(1度
または5度または10度)と装置ID並びに装着されて
いるビジターカード38のビジターカードIDとをシス
テムコントローラ100に対して送信するようになって
おり、該システムコントローラ100では、これらビジ
ターカードによる売上(=入金)を前記カードユニット
別データテーブルのVカード使用度数に加算更新すると
ともに、使用度数が1度の場合は100円に1を加算、
使用度数が5度の場合は500円に1を加算、使用度数
が10度の場合は1000円に1を加算することで、投
入金種を管理するようになっている。
【0154】また、これら発行貸出完了通知並びに使用
度数、装置IDを受信したシステムコントローラ100
では、カード管理DBのカードユニット別データテーブ
ルにおいて前記受信した装置IDに該当する総使用度数
並びにビジターカードの使用度数に、前記受信した使用
度数を加算更新するようになっている。
【0155】次いで、前記営業中における処理ではなく
営業が終了した後の締め処理の流れについて図23を用
いて説明すると、まず、締め処理の起動は前記システム
コントローラ100にて実施され、該システムコントロ
ーラ100からカードリーダライタ327に対して動作
停止要求が送信されることにより、カードリーダライタ
327は新たな会員カードの挿入等の受け付けを禁止し
た後、システムコントローラ100に対して動作停止状
態に移行した旨の動作停止応答を返信するとともに、前
記制御ユニット328へ動作停止指示を出力する。この
動作停止指示の出力した後に、前記システムコントロー
ラ100へ動作停止状態に移行する旨の動作停止通知を
送信した後、カードリーダライタ327は動作停止状態
に移行する。
【0156】また、前記カードリーダライタ327から
動作停止指示の出力を受けた制御ユニット328は、前
記営業開始時点からの加算を実施している補給球総数レ
ジスタやアウト球総数レジスタや特賞回数レジスタのカ
ウントを停止し、前記会員管理コンピュータ120から
の送信待ち状態へ移行する。
【0157】前記動作停止通知を受信したシステムコン
トローラ100は、会員管理コンピュータ120に対
し、会員カードやビジターカードの各処理が完了してい
ることを示す営業終了通知を送信することで、会員管理
コンピュータ120は営業終了を検知して各カードユニ
ット3の制御ユニット328へ動作停止要求を送信す
る。
【0158】該動作停止要求を受信した制御ユニット3
28は、前記にてカウントの停止を実施した補給球総数
レジスタやアウト球総数レジスタや特賞回数レジスタの
各記憶データを装置IDとともに動作停止応答として返
信した後、これらの各レジスタを含む全てのレジスタの
記憶データをリセットしてクリアする。
【0159】前記動作停止応答を受信した会員管理コン
ピュータ120は、該動作停止応答に含まれる前記補給
球総数レジスタやアウト球総数レジスタや特賞回数レジ
スタの各記憶データから、該カードユニット3が対応す
るパチンコ機2の営業中における総支出(補給球総数−
アウト球総数)とアウト球総数から単位時間における発
射可能球数に基づき稼働時間とを算出して、前記台別履
歴データベース(DB)の支出金額と稼働時間に登録
し、該稼働時間を営業延べ時間(分)により除して稼働
率を算出して登録する。
【0160】これら台別履歴データベース(DB)への
前記各データの登録に際して、会員管理コンピュータ1
20は、前記システムコントローラ100に対し、図1
3に示すように、各カードユニット3毎の会員売上や入
金金額、ビジターによる使用金額等のデータを初めとす
る締めデータ要求を送信して締めデータを入手し、該締
めデータの入手に基づき、前記台別履歴データベース
(DB)の会員売上やビジター売上や総売上の項目のデ
ータを登録するとともに、前記にて既に登録されている
支出金額を総売上より差し引いて収支金額を算出登録し
て各営業日毎の台別履歴データベース(DB)を完成し
て確定する。
【0161】つまり、本実施例においては、図24に示
すように、システムコントローラ100には前記入金装
置21や精算装置22並びにカードユニット3より各種
カードに関する情報(使用度数、入金度数、精算金額)
等の情報が収集管理されるとともに、会員管理コンピュ
ータ120には、各カードユニット3より該カードユニ
ット3が対応する遊技機の補給球総数並びにアウト球総
数と総特賞回数とともに、会員カードの挿入中における
会員補給球数(IN)や会員アウト球数(OUT)と会
員遊技者の大当り回数とが収集されるとともに、大当り
やプレミアムリーチの発生状況をその発生を把握できる
ようになっており、前記補給球数(IN)とアウト球数
(OUT)とから、各パチンコ機2における支出や各会
員の遊技における支出を会員管理コンピュータ120が
把握できるようになっており、これら支出金額を前記シ
ステムコントローラ100から随時或いは締め時に入手
する会員売上(消費)金額や総売上(消費)金額から差
し引くことにより、各会員遊技者の収支や各パチンコ機
2の収支を把握できるようになっている。
【0162】このようにして会員管理コンピュータ12
0に収集された各種遊技関連情報に基づき、前記した表
示装置127に表示される各種メニュータブ504を選
択した場合において、どのような内容の情報(集計結
果)表示がなされるのかについて、図25から図33の
ツリー図を用いて以下に説明する。
【0163】まず、起動時において何も選択されていな
い状態においては、前記表示部にはその日に予め設定さ
れているイベント(催事)がある場合には、その催事の
内容等が前記表示領域502に表示されている。
【0164】この状態から前記「入力」タブを選択する
と、図25に示すように、前記サブメニュー表示域50
3には、「会員登録」、「会員整理」、「カード更
新」、「イベント登録」の4項目が表示される。このサ
ブメニューが未選択の段階においては前記表示領域50
2の表示は変化しない。
【0165】これらサブメニューから例えば「会員登
録」を選択した場合には、図35に示すような会員登録
画面が表示され、該会員登録画面の会員番号には、図1
6(a)に示す前記会員情報テーブルに未発行として登
録されている新規発行可能な会員IDの内、一番若い番
号が自動的に表示されている。この状態において該画面
より新たな会員の氏名(名字及び名前)や性別、年齢、
誕生日、職業、住所、電話番号等の各種の項目を入力し
た後、前記機能ボタン域505に表示されている「保
存」の機能ボタンを選択入力することで、これら入力さ
れた会員帰属情報が前記16(a)の会員情報テーブル
にて前記会員番号に表示された会員IDに対応付けて登
録されるとともに、該登録に伴って発行状況が「未」か
ら「既」に更新され、更新状況の項目に「Yes」が登
録されるようになっている。
【0166】このように本実施例では、前記会員登録画
面の表示に際して、会員管理コンピュータ120が自動
的に新規発行可能な会員IDを前記会員番号欄に表示す
るようにしており、これら会員番号の入力を省けるよう
にしているが、本実施例においては、既に新規会員に対
して会員カードを人為的に割り当てて発行した場合に
は、その会員カードに表記されている会員番号(会員I
D)を前記会員番号欄に直接入力することができるよう
になっており、該入力された会員IDが会員情報テーブ
ルに未発行として登録されている新規発行可能な会員I
Dに存在する場合において、該入力された会員IDの入
力を受け付けるようになっている。
【0167】また、サブメニューから「会員整理」のサ
ブメニューを選択した場合には、前記会員情報テーブル
に登録されている会員の一覧が前記表示領域502に表
示され、該一覧からの選択或いは会員番号や氏名等から
の検索により整理を希望する会員を選択して削除等によ
る整理を実行することができるようになっている。
【0168】また、カードの紛失や盗難等によりカード
を再発行する等の必要がある場合には、「カード更新」
のサブメニューを選択して、古いカードの会員番号(会
員ID)を入力することで、新たな会員番号(会員I
D)が付与され、これら変更した内容並びに古い会員番
号(会員ID)とが前記会員情報テーブルの登録入力内
容として更新登録される。これら会員情報テーブルの登
録内容に変更が生じた場合には、前述のように更新のフ
ラグが「Yes」に変更され、該新たな会員カードがカ
ードユニット3や入金装置21に挿入されると、前記フ
ラグの内容に基づいて新たな会員カードに対し、会員情
報等の各種情報が記録されるようになっている。
【0169】また、新たなイベント(催事)を登録した
い場合には、前記サブメニューの項目から「イベント登
録」を選択することで、イベント登録画面が前記表示領
域502に表示される。
【0170】このイベント設定画面においては、前記イ
ベントテーブルに現在登録されているイベントデータが
各イベントNo.毎に表示されるイベントテーブル表示
エリアと、既存のイベントデータの変更、新規イベント
データの設定を実施可能とされたイベント設定エリア
と、が設けられている。このイベント設定画面において
「新規作成」を入力し、イベント設定エリアにおいて、
新規に登録するイベント名と、当該イベントの実施期間
と、実施時間と、イベント対象者となる遊技者の条件
と、イベント対象となるカードユニット3の範囲と、当
該イベントにより提供される特典と、イベント対象者で
ある旨の報知を実施する際の報知条件と、事前報知の実
施の有無と、イベント効果の比較対象とするデータの収
集期間(日数)と、からなるイベントデータを入力した
後、「登録」を入力することで、新規イベントNo.が
発行されるとともに、該イベントNo.に対応して、こ
れらイベント設定エリアに入力されたイベントデータが
前記イベントテーブルに登録され、前記イベントテーブ
ル表示エリアに該登録されたイベントデータが追加表示
されるようになっている。尚、これらサブメニューを選
択した段階にて前記入力タブ或いは他のメニュータブを
選択すると、サブメニューの未選択状態に戻り、他のサ
ブメニューを選択できるようになっている。尚、本実施
例では、前記のイベント効果の比較対象とするデータの
収集期間(日数)である集計対象期間を設けており、こ
の期間としては最大20日まで、イベント前後の日数を
指定することができ、これら集計対象期間を個々のイベ
ントで変更することができるようになっていて、後述す
るイベント効果分析やイベント効果把握の個別効果にお
けるイベント前並びにイベント後の比較データとして
は、該指定された期間(日数)のデータが集計されて使
用される。
【0171】また、前記イベントテーブル表示エリアに
表示された任意のイベントNo.を指定し、「変更」を
入力し、イベント設定エリアにおいて、イベントデータ
を変更入力した後、「登録」を入力することで、イベン
トテーブルにおいて登録されている前記指定されたイベ
ントNo.のイベントデータが、前記変更入力されたイ
ベントデータに更新されるとともに、前記イベントテー
ブル表示エリアに表示されている当該イベントNo.の
イベントデータも更新されるようになっている。また、
前記イベントテーブル表示エリアに表示された任意のイ
ベントNo.を指定し、「削除」を入力することで、イ
ベントテーブルにおいて登録されている前記指定された
イベントNo.並びに当該イベントNo.のイベントデ
ータが削除されるとともに、前記イベントテーブル表示
エリアに表示されている当該イベントNo.並びに当該
イベントNo.のイベントデータも削除されるようにな
っている。
【0172】次いで、前記「報告」のメニュータブを選
択した場合は、図26に示すように、前記サブメニュー
表示域503には、「日報」、「月報」、「期間報」、
「年報」の4項目が表示される。ここで、これら4種類
のサブメニューから所望する1項目、例えば日報を選択
すると、前記表示領域502には出力日付の選択を行う
ポップアップウインドウと、出力種別を選択するための
ポップアップウインドウとが表示され、前記出力日付の
選択を行うポップアップウインドウにはデフォルトで本
日が表示されており、出力種別から所定の出力種別を選
択することで、営業開始時点からその時点までの集計内
容が選択した各出力種別に対応する形態にて表示される
ようになっており、前記出力日付の選択を行うポップア
ップウインドウにて前日以前の日を選択した場合には、
その選択した日の集計情報が、前記出力種別を選択する
ためのポップアップウインドウにて選択した出力種別に
対応する形態にて表示されるようになっている。尚、本
実施例では前記出力種別として、図26に示すように、
会員遊技者を所定の来店回数別に分類し、その来店回数
別に分類された会員遊技者毎の売上や支出や収支平均や
来店者数等の集計情報が表示される「来店回数別」の項
目や、予め郵便番号等にて最大7つの地域が設定可能と
されており、これら設定された各地域に該当する会員の
売上や支出や収支平均や来店者数等の集計情報が表示さ
れる「地域別」の項目や、20代や30代・・・のよう
に各世代毎に集計情報が表示される「世代別」の項目
や、性別毎に集計情報が表示される「男女別」の項目、
会社員や主婦・・・のように各職業毎に集計情報が表示
される「職業別」の項目や、予め設定された遊技機のタ
イプ(本実施例では任意に3部門それぞれ5タイプとし
て最大15タイプを設定可能)毎に集計情報が表示され
る「タイプ別」の項目や、会員並びにビジターによる売
り上げが個別に集計表示される「会員ビジター別」の項
目が設けられており、所望の種別を選択して前記「日
報」、「月報」、「期間報」、「年報」を表示させるこ
とができるようになっている。
【0173】例えば、前記出力種別として「会員ビジタ
ー別」の項目を選択した場合においては、図36に示す
ように、表示する日付を選択するためのポップアップウ
インドウと、該ポップアップウインドウにて選択された
営業日や該営業日が該当する月の集計情報が、会員とビ
ジター別並びに合計として各項目別に表示されるように
なっている。
【0174】これら項目としては、実際に球の貸出に使
用された消費金額と、遊技場側の支出金額と、前記消費
金額と支出金額から算出される遊技場の収支金額の項目
が設けられており、これらの項目の金額が会員とビジタ
ー別に表示されることで、会員とビジター別に消費金
額、支出金額並びに収支を把握できるようになってい
る。尚、「当日」の項目にあっては本実施例では、前記
消費金額と支出金額においては、合計に対する比率と、
平均値に対して比較した際の差額と、平均値に対する比
率とが表示されるようになっており、「集計」の項目に
あっては、前記消費金額、支出金額並びに収支の各々に
おいて、営業日一日の平均が表示されるようになってい
る。
【0175】次いで、前記「客層分析」のメニュータブ
を選択した場合は、図27に示すように、前記サブメニ
ュー表示域503には、「時間推移」、「日単位」、
「月単位」、「年単位」の4項目が表示される。ここ
で、これら4種類のサブメニューから所望する1項目、
例えば日単位を選択すると、前記表示領域502には前
記報告タブの場合と同様に、出力日付の選択を行うポッ
プアップウインドウと、出力種別を選択するためのポッ
プアップウインドウとが表示され、前記出力日付の選択
を行うポップアップウインドウにはデフォルトで本日が
表示されており、出力種別から所定の出力種別を選択す
ることで、営業開始時点からその時点までの集計内容が
選択した各出力種別に対応する形態にて表示されるよう
になっており、前記出力日付の選択を行うポップアップ
ウインドウにて前日以前の日を選択した場合には、その
選択した日の集計情報が、前記出力種別を選択するため
のポップアップウインドウにて選択した出力種別に対応
する形態にて表示されるようになっていて、本実施例で
は前記出力種別として、図27に示すように、報告タブ
の場合と同様に来店回数別に分類された会員遊技者毎の
来店人数売上、収支等の集計情報が表示される「来店回
数別」の項目や、これら来店人数等の集計情報が予め設
定された地域別に表示される「地域別」の項目や、20
代や30代・・・のように各世代毎に集計情報が表示さ
れる「世代別」の項目や、性別毎に集計情報が表示され
る「男女別」の項目、会社員や主婦・・・のように各職
業毎に集計情報が表示される「職業別」の項目や、前述
のように予め設定された遊技機のタイプ毎に遊技者数等
の集計情報が表示される「タイプ別」の項目が設けられ
ており、これら所望の種別を選択して前記「時間推
移」、「日単位」、「月単位」、「年単位」を表示させ
ることができるようになっている。
【0176】次いで、前記「ABC分析」のメニュータ
ブを選択した場合は、図28に示すように、前記サブメ
ニュー表示域503には、「時間推移」、「日単位」、
「月単位」、の3項目が表示されるとともに、前記表示
領域502には、「時間推移」の選択した際に入力を行
うための日付指定項目と、前記「日単位」或いは「月単
位」の項目を選択した際に入力を行うための期間指定項
目とが表示される。尚、本実施例において前記「時間推
移」並びに「日単位」指定できる日付としては過去3ヶ
月以内の日付とされている。ここで、これら3種類のサ
ブメニューから所望する1項目、例えば「時間推移」を
選択するとともに、前記日付指定項目に分析を所望する
日、例えばデフォルトにて表示されている営業前日を指
定して機能ボタン域505に表示されている「表示」ボ
タンを選択することで、予め来店回数、消費金額、収支
金額のレベル毎にA〜Gに分類された会員遊技者の来店
者数が、予め設定された各時間帯に集計され、積木、折
線、円グラフ等のグラフにて表示される。また、前記
「日単位」或いは「月単位」の項目を選択した際には、
指定された期間において前記A〜Gに分類された会員遊
技者の来店者数が一日単位或いは月単位にて集計されて
前述の時間推移の場合と同様に積木、折線、円グラフ等
のグラフにて表示される。
【0177】次いで、前記「イベント」のメニュータブ
を選択した場合は、図29に示すように、前記サブメニ
ュー表示域503には、「イベント効果分析」、「イベ
ント効果把握」、の2項目がまず表示される。ここで、
詳細なイベント効果の分析を実施したい場合には「イベ
ント効果分析」を選択し、イベント効果の概要を把握し
たい場合には、効果の一覧等が表示可能な「イベント効
果把握」の項目を選択する。
【0178】まず、「イベント効果分析」の項目を選択
した場合には、前記表示領域502に、予め設定されて
いる出力種別の項目を選択可能とされた出力種別選択ポ
ップアップウインドウと登録されているイベントを選択
可能とされたイベント選択ポップアップウインドウとが
表示され、これら各ポップアップウインドウにて分析を
行いたいイベント並びに出力種別とを選択した後、前記
機能ボタン域505に表示されている「表示」の機能ボ
タンを選択入力することで、選択されたイベントの前記
選択された出力種別に基づく効果分析画面が表示され
る。
【0179】本実施例においては、これらイベント分析
の出力種別として図29に示すように、「世代別」、
「男女別」、「曜日別」、「構成比別」、「タイプ
別」、「機種別」、「島別」、「台別」の8種類の種別
を設けている。この種別において前記「世代別」を選択
すると、20代、30代・・・等の各年代毎に会員数や
一日平均の来店者数、来店当たりの平均売上(消費)金
額、来店当たりの平均支出金額、来店当たりの平均収支
金額、前記ABC分析におけるAランク会員の平均売上
(消費)金額、Bランク会員の平均売上(消費)金額並
びにCランク会員の平均売上(消費)金額の各項目が、
イベント前並びにイベント中後に分けて集計されて表示
されるようになっている。また、イベント中後には、会
員数の増減の項目が設けられており、イベント前に対し
て各世代の会員が増加或いは減少したかを簡便に確認で
きるようになっている。尚、これら世代別における世代
の年齢幅の設定は、後述する設定メニュータブの選択に
より表示される「世代区分」にて変更できる。
【0180】また、前記種別選択において前記「男女
別」を選択すると、前記「世代別」の場合と同様に男女
毎の平均支出金額、来店当たりの平均収支金額、前記A
BC分析におけるAランク会員の平均売上(消費)金
額、Bランク会員の平均売上(消費)金額並びにCラン
ク会員の平均売上(消費)金額の各項目が、イベント前
並びにイベント中後に分けて集計され、これらイベント
前並びにイベント中後の各データを対比できるように、
並べて表示されるようになっている。また、イベント中
後には、会員数の増減の項目が設けられており、イベン
ト前に対して各性別の会員が増加或いは減少したかを簡
便に確認できるようになっている。
【0181】また、前記種別選択において前記「曜日
別」を選択すると、イベントが例えば1週間に及ぶよう
な場合において、該イベント実施中の各曜日の収支状況
が、イベント前の比較対象設定期間における該当曜日の
該当項目に対する比率並びに該比率に基づく評価として
表示されるとともに、売上(消費)や支出、並びに収支
の金額がどのレベルにあるかを把握する参考とするため
に、前年度の各曜日の売上(消費)や支出、並びに収支
の金額平均が表示されるようになっている。
【0182】また、前記種別選択において前記「構成比
別」を選択すると、イベント前とイベント中並びにイベ
ント後における売上に占める会員とビジターの各割合
と、その割合の変化が集計、表示されるようになってい
る。
【0183】また、前記種別選択において前記「タイプ
別」を選択すると、各遊技機タイプ別に売上(消費)、
収支、稼働時間平均、稼働率とがイベント前とイベント
中並びにイベント後において集計されて対比可能に並べ
て表示される。
【0184】また、前記種別選択において前記「機種
別」を選択すると、各遊技機の機種毎に売上(消費)、
収支、平均稼働時間、稼働率とがイベント前とイベント
中並びにイベント後において集計されて対比可能に並べ
て表示される。
【0185】また、前記種別選択において前記「島別」
を選択すると、遊技場内に設置されている各島毎に売上
(消費)、収支、平均稼働時間、稼働率とがイベント前
とイベント中並びにイベント後において集計されて対比
可能に並べて表示される。
【0186】また、前記種別選択において前記「台別」
を選択すると、パチンコ機2毎の売上(消費)、収支、
会員遊技者数、稼働率、特賞数とがイベント前とイベン
ト中並びにイベント後において集計されて対比可能に並
べて表示される。
【0187】次いで、前記「イベント効果分析」に代え
て「イベント効果把握」の項目を選択した場合には、前
記前記表示領域502に、「イベント効果一覧」の選択
項目と「イベント選択」の選択項目並びに該「イベント
選択」を選択した場合にイベントを選択可能となるイベ
ント選択ポップアップウインドウが表示される。
【0188】この「イベント効果一覧」を選択して前記
機能ボタン域505に表示されている「表示」の機能ボ
タンを選択入力した場合には、設定されているイベント
の内、既に実施されたもの或いは実施中の各イベント別
に、その期間と、来店会員数、売上推移、支出推移並び
に収支推移の各項目がイベント前、イベント中、イベン
ト後、イベント中後の平均の各項目毎に集計されて表示
されることで、実施したイベントによる効果を個々のイ
ベントにて対比して評価できるようになっている。
【0189】また、前記「イベント効果一覧」に代えて
「イベント選択」の選択項目を選択した場合には、イベ
ント選択ポップアップウインドウから効果確認を実施し
たいイベントを選択した後、前記機能ボタン域505に
表示されている「表示」の機能ボタンを選択入力するこ
とで、選択したイベントの効果が表示される個別イベン
ト効果画面が表示される。この個別イベント効果画面に
は、売上(消費)、支出、収支、会員来店数の4つの項
目が、イベント前、イベント中、イベント後について集
計されているとともに、イベント中の集計結果について
は、イベント前の集計結果に対する増減値並びに比率が
算出されて表示されるとともに該算出された比率に基づ
く評価が判定されて表示される。また、イベント後の集
計結果については、イベント前の集計結果に対する増減
値と比率とともに、イベント中の集計結果に対する増減
値(差分)と比率とが算出されて表示される。
【0190】次いで、前記「検索」のメニュータブを選
択した場合は、図30に示すように、前記サブメニュー
表示域503には、「会員詳細」、「個人情報」、の2
項目が表示される。まず、「会員詳細」は、登録されて
いる会員の中から所定の条件に合致した全ての会員を抽
出したい場合に選択され、該「会員詳細」を選択すると
前記表示領域502には、検索条件の各項目属性と検索
条件がマトリックス状に表示された検索条件選択画面が
表示される。このマトリックス状に表示された各検索項
目から目的の検索内容に該当するものを選択して条件を
指定していく。例えば20代男性で、会社員であり、ラ
ンクがAランクである会員を検索したい場合には、世代
の項目を選択して20代を指定し、性別の項目で男性を
指定し、職業を選択して会社員を指定し、ランクを選択
してAランクを指定した後、検索を実行することで、前
記条件に合致する会員の一覧が前記表示領域502に表
示され、これら表示された会員一覧から特定の会員を選
択して該会員の個人情報や図38に示すような個人履歴
を表示させることができるようになっている。
【0191】また、前記「会員詳細」に代えてサブメニ
ューから「個人情報」を選択した場合には、前記表示領
域502に抽出条件である会員個人を特定可能な情報の
入力画面が表示され、該入力画面には、会員番号或いは
会員ID或いは氏、名、住所、電話番号、暗証番号等の
会員個人を特定可能な情報の入力項目が設けられてお
り、これらの中から判明している項目を入力した後、検
索を実行することで、該当する会員の個人情報或いは個
人履歴が表示されるようになっており、会員が会員カー
ドを紛失したり、会員が会員カードを取り忘れた場合等
において、これら会員の情報を検索する際に好適に使用
できるようになっている。
【0192】次いで、前記「出力」のメニュータブを選
択した場合は、図31に示すように、前記サブメニュー
表示域503には、「DM出力」、「外部I/F出
力」、の2項目が表示される。この「DM出力」を選択
した場合には、図31に示すように、ダイレクトメール
を送りたい会員の条件を適宜入力して、該当する会員を
一覧表示させた後、前記機能ボタン域505に表示され
ている「印刷」の機能ボタンを選択入力することで、抽
出された会員の宛名が葉書或いはラベル印刷される。ま
た、前記「外部I/F出力」を選択した場合には、前記
会員情報テーブルに登録されている会員データが外部機
器に対して所定のフォーマットにてデータ出力される。
【0193】次いで、前記「設定」のメニュータブを選
択した場合は、図32に示すように、前記サブメニュー
表示域503には、「共通情報」、「台情報」、「来店
数区分」、「地域区分」、「世代区分」、「職業区
分」、「タイプ情報」、「ABC分析区分」、「報告出
力項目」、「締め動作条件」、「カレンダー」、「設定
情報印刷」の12項目が表示される。
【0194】まず、「共通情報」のサブメニューを選択
した場合には、システム全体において使用される基本内
容の設定が実施できるようになっており、各項目が前記
表示領域に表示される。これら項目の中から「システム
情報」を選択することで店舗名や店舗コード、会員管理
コンピュータ120に個別に付与されたID、端数処理
の内容等から成るシステム情報を表示或いは設定でき
る。また、「運用情報」の項目を選択することで、自動
運転の実施/非実施や電源投入時刻や、電源切断時刻
や、自動締めの実施/非実施や、締め処理時刻設定や、
締め処理リトライ時間や、締め電源切断連動の実施/非
実施や、年報初回月の設定、等の設定内容表示や設定の
変更を実施できる。また、「遊技台」の項目を選択する
ことで、前記カードユニット3が補給球計数器24から
の信号出力を球数へ変換する際の変換比率を設定するI
N信号比率や、アウト球計数器26からの信号出力によ
り球数への変換比率を設定するOUT信号比率や、玉を
換金する場合の金額の比率を、玉数と金額で設定可能な
玉交換比や、端数処理設定、等の設定内容表示や設定の
変更を実施できる。また、「通信」の項目を選択するこ
とで、コネクションタイムアウト時間や、会員管理コン
ピュータタイムアウト時間や、再接続待ち時間や、カー
ドユニット3への会員データを表示の表示/非表示の設
定や、カードユニット3の表示機に台情報の表示/非表
示の設定、等の設定内容表示や設定の変更を実施でき
る。また、「台情報」を選択した場合には、システムコ
ントローラ100から出力されるカードユニット番号
(装置ID)や、ホール内で固有な物理番号であるJB
番号や、島番号、部門(パチンコかパチスロかゲーム機
か)、タイプ(本実施例ではCR1種、現金1種、2
種、3種の4種)が台番号に対応付けて一覧表示され、
該一覧の下部には、前記一覧から台番号を選択すること
で、該選択台の詳細が表示されるとともにその台の機種
を入力可能な入力域が表示されることで、各台の設定情
報を確認できるとともに、その機種設定を確認、変更す
ることができる。
【0195】また、「来店数区分」を選択した場合に
は、前記報告タブメニューの日報や月報等の情報出力等
において使用される来店数区分の各区分の来店数設定を
確認、変更できるようになっている。
【0196】また、「地域区分」を選択した場合には、
郵便番号に基づいて最大7つの地域に地域分類を設定す
ることができ、これら分類を報告タブメニューの日報や
月報等の情報出力等において使用することができる。
【0197】また、「世代区分」を選択した場合には、
前記イベント効果や日報や月報等の情報出力等において
使用されている各世代の年齢幅設定を確認、変更するこ
とができる。
【0198】また、「職業区分」を選択した場合には、
日報や月報等の情報出力等において使用されている職業
種別の設定を確認、変更することができる。
【0199】また、「タイプ情報」を選択した場合に
は、遊技機の部門としてパチンコ、パチスロ、ゲームの
3部門が選択可能に表示領域502に表示され、各部門
毎に5つのタイプを設定することができ、本実施例では
パチンコの部門において、前記タイプ別の集計に使用さ
れているように、CR1種、現金1種、2種、3種の4
種類に設定されている。
【0200】また、「ABC分析区分」を選択した場合
には、ランクAからランクGの7段階に分類される各ラ
ンクの来店回数や来店当たりの消費(売上)金額、収支
の設定を確認、変更することができる。
【0201】また、「報告出力項目」を選択した場合に
は、前記報告タブを選択した際の日報や月報、期間報、
年報において選択できる出力種別の設定を確認、変更す
ることができる。
【0202】また、「締め動作条件」を選択した場合に
は、締め処理において自動的に印刷出力される帳票並び
に該帳票内の項目の設定を確認、変更することができ
る。
【0203】また、「カレンダー」を選択した場合に
は、現在の年月日、時刻設定を確認、変更することがで
きる。
【0204】また、「設定情報印刷」を選択した場合に
は、これら「設定」のタブメニューにて設定されている
設定内容が所定のフォーマットにてプリント出力され
る。
【0205】次いで、最後のメニュータブである前記
「保守」のメニュータブを選択した場合は、図33に示
すように、前記サブメニュー表示域503には、「未発
行カード情報」、「パスワード設定」、「システム終
了」、「設定バックアップ」の3項目が表示される。こ
の「未発行カード情報」を選択すると、前記会員情報テ
ーブルに登録されている未発行の会員IDが、図37に
示すように一覧表示されるとともに、その合計枚数が表
示されるようになっていて、これら会員番号(会員I
D)を未発行として保管されている実際の会員カード3
7に表記されている会員番号(会員ID)と照合するこ
とができるようになっているとともに、前記合計枚数を
確認することで、未発行残数に基づいて、カード会社へ
の発注の判断を的確かつ簡便に実施することができるよ
うになっている。尚、この際、会員番号(会員ID)に
対応する会員カードIDは、表示されない。
【0206】尚、本実施例では前記のように、未発行の
会員カード37の会員IDをリストとして全て表示する
ようにしているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、これら未発行の会員カード37の会員IDを認識
可能な情報、例えば未発行の会員カード37の最も若い
番号と最も若くない会員番号のみを表示するようにして
も良く、これら表示形態や表示内容としては、未発行の
会員カード37の会員IDを認識可能なものであれば良
い。
【0207】また、前記「パスワード設定」を選択する
と、前記表示領域502に旧パスワードの入力部と新規
パスワードの入力部とが表示され、既にパスワードの設
定がなされている場合には旧パスワードが一致した場合
において新規パスワードへの変更が実施される。
【0208】また、「システム終了」を選択すると、前
記表示領域502にパスワードの入力部が表示され、該
パスワードの入力部に正規のパスワードを入力すること
で、手動によるシステム終了を実施できるようになって
いる。また、「設定バックアップ」を選択すると、前記
設定メニュータブにて設定された各種設定内容のデータ
を、記録メディアであるフロッピー(登録商標)ディス
ク等に記録してバックアップできるようになっており、
ハードディスク障害等の不慮の障害においても、再度煩
雑な設定操作を実施せずに迅速に設定を実施してシステ
ムを再度起動できるようになっている。
【0209】以上説明したように、本実施例の遊技用シ
ステムを用いることで、前記会員カードの発行に際し
て、該会員カード37に付与されている会員ID等を会
員管理コンピュータ120に入力して登録する等の処理
負荷を低減できるようになるとともに、これら会員ID
等の入力ミスによる不都合の発生、例えばシステムにエ
ラーが発生して動作が不能になったり、会員がカードを
使用できなくなる等の不都合を回避できるようになり、
安定したシステムの動作を得ることができるようにな
る。また、会員カードの会員ID、会員カードID等の
情報を外部に出さずに登録処理を行うことが出来るの
で、これら情報が漏洩することを極力防止出来る。
【0210】前記実施例における各要素は、本発明に対
して以下のように対応している。本発明の請求項1は、
遊技に使用可能な遊技用有価価値(度数)の大きさを特
定可能な有価価値特定情報(入金ID、度数)及び遊技
者(会員)並びに該遊技者が所持する遊技者特定用記録
媒体(会員カード37)を特定可能とするために固有に
付与された遊技者特定情報(会員ID、会員カードI
D)が記録された遊技者特定用記録媒体(会員カード3
7)を受け付け、該受け付けた遊技者特定用記録媒体
(会員カード37)の記録情報を読み取るとともに、該
読み取った有価価値特定情報(入金ID、度数)から特
定される遊技用有価価値(度数)の大きさを遊技に使用
できるようにするための使用処理(貸出処理)を行う記
録媒体処理装置(カードユニット3)と、該記録媒体処
理装置(カードユニット3)とデータ通信可能に接続さ
れ、前記遊技者特定用記録媒体(会員カード37)を特
定可能な遊技者特定情報(会員ID、会員カードID)
と該遊技者が所有する遊技用有価価値(度数)の大きさ
とが対応付けて登録された記録媒体データベース(会員
カードマスターテーブル)を有し、各遊技者特定用記録
媒体(会員カード37)の遊技用有価価値(度数)の大
きさを管理する記録媒体管理装置(システムコントロー
ラ100)と、前記遊技者特定用記録媒体(会員カード
37)に記録される前記遊技者特定情報(会員ID、会
員カードID)と該遊技者に関する遊技者帰属情報(会
員帰属情報)とが対応付けて登録された遊技者データベ
ース(会員情報テーブル)を有し、該遊技者特定用記録
媒体(会員カード37)の発行に際して受付けた遊技者
帰属情報を該遊技者の遊技者特定情報(会員ID、会員
カードID)に対応付けて前記遊技者データベースに登
録・管理する遊技者管理装置(会員管理コンピュータ1
20)と、を備える遊技用システムであって、前記記録
媒体管理装置(システムコントローラ100)と遊技者
管理装置(会員管理コンピュータ120)とがデータ通
信可能に接続されているとともに、前記記録媒体管理装
置(システムコントローラ100)は、前記遊技者特定
用記録媒体(会員カード37)を遊技場に納入する納入
元(カード会社)から送信される新規発行可能な遊技者
特定用記録媒体(会員カード37)の遊技者特定情報
(会員ID、会員カードID)を受信して前記記録媒体
データベース(会員カードマスターテーブル)に登録す
るとともに、該受信した遊技者特定情報(会員ID、会
員カードID)を前記遊技者管理装置(会員管理コンピ
ュータ120)に送信し、前記遊技者管理装置(会員管
理コンピュータ120)は、前記記録媒体管理装置(シ
ステムコントローラ100)から送信されてきた前記遊
技者特定情報(会員ID、会員カードID)を新規発行
可能な遊技者特定用記録媒体(会員カード37)の遊技
者特定情報(会員ID、会員カードID)として前記遊
技者データベースに登録する。
【0211】本発明の請求項2は、前記遊技者特定情報
(会員ID、会員カードID)は、遊技者を特定可能な
遊技者識別情報(会員ID)と遊技者特定用記録媒体を
特定可能な記録媒体識別情報(会員カードID)とから
構成されている。
【0212】本発明の請求項3は、前記記録媒体管理装
置(システムコントローラ100)は、前記納入元(カ
ード会社)から送信される前記記録媒体データベース
(会員カードマスターテーブル)に登録されている遊技
者特定用記録媒体(会員カード37)の使用処理を無効
とするための無効識別情報(ブラックリストやあみかけ
リスト)を受け付け、該無効識別情報にて特定される遊
技者特定用記録媒体(会員カード37)の使用を不可と
するための使用禁止処理(使用不可情報(フラグ)のセ
ット)を行う。
【0213】本発明の請求項4は、前記遊技者管理装置
(会員管理コンピュータ120)は、前記遊技者データ
ベース(会員情報テーブル)に登録した新規発行可能な
遊技者特定用記録媒体(会員カード37)の遊技者特定
情報(会員ID)を認識可能な情報(未発行会員カード
情報)を出力する。
【0214】本発明の請求項5は、前記遊技者管理装置
(会員管理コンピュータ120)は、前記遊技者データ
ベース(会員情報テーブル)における遊技者特定情報
(会員ID、会員カードID)と遊技者帰属情報(会員
帰属情報)との登録状況に基づいて未発行の遊技者特定
用記録媒体(会員カード37)の枚数を出力する。
【0215】本発明の請求項6は、前記記録媒体管理装
置(システムコントローラ100)は、前記遊技者管理
装置(会員管理コンピュータ120)への前記新規発行
可能な遊技者特定用記録媒体(会員カード37)の遊技
者特定情報(会員ID、会員カードID)の送信を営業
中以外の時間帯において実施する。
【0216】本発明の請求項7は、前記記録媒体処理装
置(カードユニット3)は、受け付けた遊技者特定用記
録媒体(会員カード37)に記録されている遊技者特定
情報(会員カードID)と前記使用処理に伴う使用額を
特定可能な使用情報(使用度数)を前記記録媒体管理装
置(システムコントローラ100)に送信し、該送信さ
れた情報に基づいて前記記録媒体管理装置(システムコ
ントローラ100)は、各遊技者特定用記録媒体(会員
カード37)の使用額を管理するとともに、該各遊技者
特定用記録媒体(会員カード37)の使用額を前記遊技
者管理装置(会員管理コンピュータ120)に対して送
信し、該送信された各遊技者特定用記録媒体(会員カー
ド37)の使用額に基づいて、前記遊技者管理装置(会
員管理コンピュータ120)は、各遊技者特定用記録媒
体(会員カード37)の使用額管理を行う。
【0217】本発明の請求項8は、前記記録媒体処理装
置(カードユニット3)は、前記遊技用有価価値の大き
さを特定可能な有価価値特定情報(発行度数データ)と
該遊技用記録媒体を特定可能とするための記録媒体識別
情報(ビジターカードID)とが記録された遊技用記録
媒体(ビジターカード38)を受付け、該受け付けた該
遊技用記録媒体(ビジターカード38)に記録されてい
る前記有価価値特定情報(発行度数データ)により前記
使用処理(貸出処理)を行うとともに、該遊技用記録媒
体使用処理に伴う使用額を特定可能な遊技用記録媒体使
用情報(使用度数)と前記受け付けた遊技用記録媒体の
記録媒体識別情報(ビジターカードID)とを前記記録
媒体管理装置(システムコントローラ100)に送信
し、該送信された遊技用記録媒体使用情報(使用度数)
に基づいて前記記録媒体管理装置(システムコントロー
ラ100)は、遊技用記録媒体(ビジターカード38)
による使用額を管理するとともに、該遊技用記録媒体
(ビジターカード38)の使用額を前記遊技者管理装置
(会員管理コンピュータ120)に対して送信し、該送
信された遊技用記録媒体(ビジターカード38)の使用
額に基づいて前記遊技者管理装置(会員管理コンピュー
タ120)は、前記遊技用記録媒体(ビジターカード3
8)の使用額を管理する。
【0218】本発明の請求項9は、前記遊技者管理装置
(会員管理コンピュータ120)と前記記録媒体処理装
置(システムコントローラ100)とがデータ通信可能
に接続され、前記記録媒体処理装置(システムコントロ
ーラ100)は遊技機(カードリーダ式パチンコ機2)
に対応して設けられているとともに、該対応する遊技機
の遊技における遊技場の利益となる利益情報(アウト球
総数)並びに遊技場の不利益となる不利益情報(補給球
総数)を前記遊技者管理装置(会員管理コンピュータ1
20)へ送信し、前記遊技者管理装置(会員管理コンピ
ュータ120)は、該送信された利益情報(アウト球総
数)並びに不利益情報(補給球総数)に基づいて、少な
くとも遊技者特定用記録媒体(会員カード37)の使用
による遊技場の支出を管理する。
【0219】本発明の請求項10は、前記遊技者管理装
置(会員管理コンピュータ120)は、前記遊技者特定
用記録媒体(会員カード37)の使用による遊技場の支
出と、該遊技者特定用記録媒体(会員カード37)の使
用による売上(会員売上)に基づき、該遊技者特定用記
録媒体(会員カード37)の使用による遊技場の収支を
管理する。
【0220】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0221】例えば、前記実施例においては、システム
コントローラ100が新規発行可能な会員カード37の
会員IDと会員カードIDとをカード会社の管理サーバ
12から通信回線を介して受け付けており、このように
することは、これら新規発行可能な会員カード37の会
員IDと会員カードIDのデータを搾取される可能性を
低くできることから好ましいが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、図39に示すように、遊技場に配送
される各会員カードとして、前記実施例におけるビジタ
ーカード38と同様のICカードに、会員IDと会員カ
ードIDとが読み取り可能に記録されたバーコード93
を形成した会員カード37’とし、図40に示すよう
に、該会員カード37’のバーコード93を読み取り可
能なバーコードリーダ131を前記会員管理コンピュー
タ120に設けて、該バーコードリーダ131よりカー
ド会社から配送されてきた会員カードに設けられている
前記バーコード93を読み取って、新規に発行可能なカ
ードとして会員管理コンピュータ120に登録するよう
にしても良い。
【0222】尚、これらバーコード93を付与された会
員カード37’を用いる場合の会員カード37’の発行
形態としては、図40に示すように、前記遊技場に配送
された会員カードの会員IDと会員カードIDとは、前
記カード会社の管理サーバ12より、前記実施例と同様
に、システムコントローラ100に対し、運用情報とし
て配信、登録されている。
【0223】また、前記バーコード93の読み取りによ
って発行可能な会員カードが登録されている段階におい
て、会員管理コンピュータ120に新規の会員登録を実
施した場合には、前述のように、新規会員に対して発行
可能な会員カード37’の会員IDが割り当てられる
か、或いは前記会員カード37’の登録と同様に、新規
会員に発行する会員カード37’が手元にある場合に
は、該会員カード37’のバーコード93を読み取るこ
とで会員IDを入力することで、新規会員に対して該会
員IDが付与される。
【0224】これら会員登録が終了した段階において、
会員管理コンピュータ120はシステムコントローラ1
00に対し、会員登録をした新規会員の会員IDと該会
員の帰属情報とともに、該会員IDに対応する会員カー
ドの使用許諾通知を送信することで、システムコントロ
ーラ100は、受信した新規会員の帰属情報を前記会員
属性情報テーブルに登録するとともに、該会員カードを
会員マスターテーブルに登録して、その使用を「使用
可」として登録することで、新規会員が該会員カード3
7’をカードユニット3や入金装置21に挿入すると、
該カードユニット3からの問い合わせに対し、システム
コントローラ100が使用許諾を返信することで、該会
員が該会員カードへの入金を実施可能となり、該入金に
よる度数を遊技を実施できるようになる。
【0225】尚、前記カード会社から配送されてきた新
規会員カードの会員管理コンピュータ120への登録に
おいては、これら新規会員カードの会員IDと会員カー
ドIDとを含むデータをフロッピーディスク等の記録媒
体に記録して遊技場に送付し、該記録媒体を用いて新規
発行可能な会員カードの登録を行うようにしても良い。
【0226】また、前記実施例では、遊技者特定情報を
会員IDと会員カードIDとで構成し、会員IDを公開
して使用し、会員カードIDを秘匿することで、会員カ
ードIDを用いた会員カードの残額等の情報の書き換え
を実施できないようにすることで、システムのセキュリ
ティを向上させているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、これら遊技者特定情報を前記した会員ID
と会員カードIDのいずれか一方のみとしても良い。
【0227】また、前記実施例では、前記カード会社の
管理サーバ12から通信回線を介してブラックリストや
あみかけリストを前記システムコントローラ100が受
付けて該リストに登録されている会員カード37の使用
を不可とするようにしているが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。また、これらブラックリストやあみ
かけリストに該当する会員カード37の使用があった場
合において、該使用を前記管理サーバ12に送信するこ
と等は任意とされる。
【0228】また、前記実施例では、会員管理コンピュ
ータ120において、前記未発行会員カード情報画面に
示すように、新規発行可能な会員カードの会員IDと枚
数とを表示して出力するようにして、カード会社から配
送されてきた実際の会員カードとの照合や新規発注の時
期判断をし易いものとしているが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0229】また、前記実施例では、会員管理コンピュ
ータ120において、前記会員ビジター別報告画面に示
すように、会員とビジターの双方の売上げ並びに支出と
収支を算出し、管理しているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、これら会員とビジターのいずれか一
方を管理するようにしても良いし、更には、売上あるい
は支出のいずれか一方のみを算出、管理するようにして
も良い。
【0230】また、前記実施例の遊技用システムでは、
入金装置21や精算装置22を設けているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これらを適宜に省略し
ても良い。
【0231】また、前記実施例では、会員管理コンピュ
ータ120が会員の貯蓄球数を管理し、前記カードユニ
ット3にてプレイ選択ボタンを選択することで、貯蓄球
数による遊技を実施できるようにしているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら貯蓄球数による
遊技を実施できないものであっても良い。
【0232】また、前記実施例の遊技用システムでは、
システムコントローラ100並びに会員管理コンピュー
タ120と各カードユニット3とを有線のLANにて接
続しているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これらの通信形態は無線でも赤外線であっても電源
ケーブルを用いたものであっても良く、双方向のデータ
通信が可能なものであれば適用可能なことは言うまでも
ない。
【0233】また、前記実施例の遊技用システムでは、
システムコントローラ100並びに会員管理コンピュー
タ120を各カードユニット3に接続して各種の遊技関
連情報を該カードユニット3を介して入手するようにし
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えばパチンコ機2とシステムコントローラ100並びに
会員管理コンピュータ120を接続して、該パチンコ機
2を通じて前記カードユニット3における情報を入手す
るようにしても良い。また、適宜パチンコ機、カードユ
ニットそれぞれから情報を入手してもよい。
【0234】また、前記実施例においては、有価価値特
定情報として会員カードに入金(プリペイド)ID及び
度数を記録しているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、これら有価価値特定情報としたは、前記した
入金(プリペイド)ID及び度数のいずれか一方として
も良い。また、これら入金(プリペイド)IDを前記会
員IDや会員カードIDにて代用するようにして、該会
員IDや会員カードIDを有価価値特定情報として用い
るようにしても良い。
【0235】また、前記実施例では、記録媒体処理装置
として挿入された会員カード37や装着されているビジ
ターカード38の度数を使用してカードリーダ式パチン
コ機2にパチンコ玉の払出を実施させるカードユニット
3を用いているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、少なくとも会員カード37やビジターカード38
の度数を使用して対応する遊技機での遊技が実施可能と
されていれば良く、例えば、これら記録媒体処理装置と
して、会員カード37やビジターカード38の度数を使
用して、自らパチンコ玉の払出を実施するカード式玉貸
ユニットやメダルの払出を実施するカード式メダル貸ユ
ニット(図示略)等を用いても良い。
【0236】また、前記実施例のカードユニット3で
は、会員カード37により特定される貯蓄玉数を再プレ
イに使用する際に、暗証番号の入力を受付けて本人確認
を実施するようになっているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、特に暗証番号を受付けずに貯蓄玉数
を再プレイに使用できるようにしても良いし、会員カー
ド37を受付けた際に暗証番号を受付けるようにしても
良い。
【0237】また、前記実施例のカードユニット3で
は、1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙
幣、10000円紙幣、100円硬貨、500円硬貨を
受付け、会員カード37への追加入金処理が実施できる
とともに、1000円紙幣、100円硬貨、500円硬
貨を受付け、ビジターカード38の発行貸出処理が実施
できるようになっているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば、紙幣のみまたは硬貨のみを受付
けてこれら追加入金処理や発行貸出処理ができるように
なっていても良いし、1回の追加入金処理において複数
の貨幣を受け付けて追加入金できるようにしてもよい
し、単一金種の硬貨または紙幣を受付けて追加入金処理
や発行貸出処理ができるようになっていても良い。尚、
本発明における記録媒体処理装置としては、これら会員
カード37への追加入金機能やビジターカード38の発
行機能が付与されていない構成のものも含まれる。
【0238】また、前記実施例のカードユニット3で
は、会員カード37が受付中でない場合において、貨幣
が投入されるとビジターカード38の発行貸出処理が実
施され、投入された貨幣の金額分の度数がビジターカー
ド38に記録されるとともに、記録された度数が全て自
動的に貸出処理に使用されるようになっているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、所定の度
数分の貸出を自動で貸出を実施し、貸出ボタン16の操
作により所定度数分の貸出を実施するようにしても良い
し、自動での貸出を実施せず、貸出ボタン16の操作に
基づいて貸出を実施するようにしても良い。
【0239】また、前記実施例のカードユニット3で
は、会員カード37が受付中でない場合において、貨幣
が投入されるとビジターカード38の発行貸出処理が実
施され、投入された貨幣の金額分の度数をビジターカー
ド38に記録する処理をビジターカード38の発行とし
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本
発明における発行は、ビジターカード38に対して遊技
に使用可能な遊技用有価価値を記録し、該記録された遊
技用有価価値を遊技に使用可能な状態とすることであ
り、例えば、内部に収容されたビジターカード38に度
数を記録した後、外部に向かって搬送するようにしても
良い。
【0240】また、前記実施例のカードユニット3で
は、会員カード37を受付けた際に、該会員カード37
の度数等の各情報を前記RAM330に記憶し、該記憶
した情報を前記貸出処理や追加入金処理に基づき更新す
るとともに、前記カードリーダライタ327に受付中の
会員カード37に記録された度数等の情報についても更
新するようになっているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば、前記貸出処理や追加入金に基づ
き度数等の情報が更新された場合には、RAM330に
記憶された情報のみを更新し、返却操作がされた場合に
おいて、前記更新した情報を会員カード37に記録され
ている情報に対して更新記録するようにしても良い。
【0241】また、前記実施例のカードユニット3で
は、ビジターカード38がカードリーダライタ327の
ビジターカード収容室に抜き取り不可に装着されている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
カード発行機等で発行されたビジターカード38を、該
ビジターカード38を受付け可能なカードスロット(会
員カードスロットと共用しても可)に挿入することで、
該ビジターカード38に基づく度数を遊技に使用できる
ようにしても良い。
【0242】また、前記実施例の遊技用システムでは、
会員カード37により特定される遊技用有価価値として
の度数が該会員カード37とシステムコントローラ10
0との双方に記録または登録され、どちらの情報からも
度数を特定できるようになっているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、会員カード37のみに度数を
記録するようにしても良いし、システムコントローラ1
00または前記管理サーバ12にのみ度数を登録し、前
記会員カード37の会員ID或いは会員カードID等の
遊技者特定情報を読み出すことにより、前記登録されて
いる度数を特定するようにしても良い。
【0243】また、前記実施例では、会員カード37に
より特定される遊技用有価価値としての度数が追加入金
処理毎に付与される入金IDに対応付けて度数を登録
し、管理されるようになっているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、これら遊技用有価価値
としての度数が、会員カード37の会員IDに対応付け
てシステムコントローラ100に登録され、管理される
ようになっていても良い。
【0244】また、前記実施例では、ビジターカード3
8により特定される遊技用有価価値としての度数が該ビ
ジターカード38に記録され、この記録された度数が読
み出されることで度数が特定されるようになっている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、システム
コントローラ100または前記管理サーバ12にのみ度
数を登録し、前記ビジターカード38のビジターカード
ID等の記録媒体識別情報を読み出すことにより、前記
登録されている度数を特定するようにしても良い。
【0245】また、前記実施例では、記録媒体(会員カ
ード37、ビジターカード38)として非接触型のIC
カードを用いているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、これを磁気カードや接触型のICカードとし
ても良いし、更には識別符号を用いて記録情報を特定で
きる場合等には、遊技用記録媒体を特定可能な識別符号
等の情報を少なくとも読み取り可能に記録できるもので
あれば良く、例えばバーコード等の所定の情報記録シン
ボル等が読み取り可能にプリントされた記録媒体等であ
っても良い。
【0246】また、前記実施例に用いた記録媒体(会員
カード37、ビジターカード38)の形状はカード状と
されているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば円盤形状や球状、チップ状等その他の形状と
されていても良い。
【0247】また、前記実施例に用いた会員カード37
は、所定の遊技場内においてのみ使用可能とされている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の遊
技場において使用可能とされた共通会員カードとして使
用するようにしても良い。
【0248】また前記実施例では、遊技機であるパチン
コ機2において使用される遊技用有価価値の形態として
度数や該度数に相当する金額を用いているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら遊技用有価価値
を所定のポイントや相当するパチンコ玉数やコイン数と
しても良く、その形態は任意に選択すれば良い。
【0249】また前記実施例では、遊技機であるパチン
コ機2に使用される遊技媒体としてパチンコ玉を用いて
いるが、これら遊技媒体をコインや点数、更には後述す
る画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画像
にて形成されたパチンコ玉やコイン等としても良く、こ
れら遊技媒体は遊技において使用される媒体であれば、
本発明の遊技媒体に含まれるものであり、その形態が限
定されるものではない。
【0250】また前記実施例においては、遊技機とし
て、カードユニット3のカードを使用して自らパチンコ
玉の払出を実施するカードリーダ式パチンコ機2を用い
ているが、本発明はこれらカードリーダ式パチンコ機2
のみならず、前述のカード式玉貸ユニット等からパチン
コ玉の供給を受けて遊技を実施可能なパチンコ機や、コ
インを用いて遊技を行うスロットマシンやパチンコ玉を
用いて遊技を行うパチロット遊技機や、パチンコ玉やコ
インが外部に排出されることなく遊技可能な封入式のパ
チンコ機や完全クレジット式のスロットマシン、さらに
はこれら遊技媒体を用いずにデータ等により遊技可能な
遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画
像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示される画像
式のスロットマシンやパチロットにも適用可能であるこ
とはいうまでもなく、これら遊技機が限定されるもので
はない。
【0251】また前記実施例においては、貯蓄玉数を使
用する場合の暗証番号の照合を、カードユニット3への
会員カード挿入時において前記会員管理コンピュータ1
20から予め送信されてきて、前記暗証番号レジスタに
登録している暗証番号と入力された暗証番号とをカード
ユニット3が比較照合することで、迅速な照合をできる
ようにしているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、これら入力された暗証番号をカードユニット3が
前記会員管理コンピュータ120へ送信して該会員管理
コンピュータ120が照合を実施するようにしても良
い。
【0252】また、本発明請求項中に記載の「使用額」
とは、例えば金額、度数、玉数等、遊技者特定用記録媒
体の使用額を表すもの全てを含む。
【0253】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 (a)請求項1の発明によれば、前記記録媒体管理装置
にて受け付けられた新規に発行可能な遊技者特定用記録
媒体の遊技者特定情報が、前記遊技者管理装置に送信さ
れて新規に発行可能な遊技者特定用記録媒体として登録
されるようになるため、遊技者特定用記録媒体の発行に
必要な前記遊技者特定情報の登録作業を簡便且つ正確に
実施することができる。
【0254】(b)請求項2の発明によれば、前記遊技
者識別情報または記録媒体識別情報のいずれか一方、例
えば遊技者識別情報を遊技者特定用記録媒体に表記して
公開し、記録媒体識別情報を記録データとして秘匿して
使用することで、記録媒体識別情報が知覚されて不正を
実施されること等を回避できるようになり、システムの
セキュリティ機能を向上できる。
【0255】(c)請求項3の発明によれば、盗難や紛
失等が発覚した遊技者用遊技媒体の使用を阻止できる。
【0256】(d)請求項4の発明によれば、遊技者特
定用記録媒体の管理会社、例えばカード会社から納入さ
れた遊技者特定用記録媒体の遊技者特定情報と、遊技者
管理装置に新規に発行可能なように登録された遊技者特
定情報との照合を簡便に実施できる。
【0257】(e)請求項5の発明によれば、遊技者に
対して未発行(未使用)の遊技者特定用記録媒体の枚数
を容易に確認できるようになり、該遊技者特定用記録媒
体の追加購入等の判断を行う際に便利である。
【0258】(f)請求項6の発明によれば、前記記録
媒体管理装置の営業中における処理負荷を低減できる。
【0259】(g)請求項7の発明によれば、記録媒体
処理装置は、前記遊技者特定情報並びに使用情報の送信
を前記記録媒体管理装置のみに実施することで、該記録
媒体管理装置から遊技者管理装置に対して遊技者特定用
記録媒体の使用に基づく使用額が送信されるようになる
ことから、前記媒体処理装置の送信処理における処理負
荷や通信負荷を低減できる。
【0260】(h)請求項8の発明によれば、前記遊技
者管理装置において、前記遊技者特定用記録媒体の使用
に基づく使用額とともに、前記遊技用記録媒体の使用に
基づく使用額を管理できる。
【0261】(i)請求項9の発明によれば、前記遊技
者特定用記録媒体の使用における遊技場の支出を把握す
ることができる。
【0262】(j)請求項10の発明によれば、前記遊
技者特定用記録媒体の使用における遊技場の収支を把握
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技用システムの構成
を示す図である。
【図2】(a)は、本発明の実施例に用いた会員カード
を示す正面図であり、(b)は、ビジターカードを示す
正面図である。
【図3】本発明の実施例において用いたパチンコ機並び
にカードユニットの正面図である。
【図4】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部を
示す平面図である。
【図5】本発明の実施例におけるカードユニットの前面
構造を示す斜視図である。
【図6】(a)は、本発明の実施例におけるカードユニ
ットの一部破断側面図並びに背面図である。
【図7】本発明の実施例におけるカードユニット並びに
パチンコ機の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例におけるシステムコントローラ
の構成を示すブロック図である。
【図9】(a)(b)(c)は、本発明の実施例に用い
たシステムコントローラにおけるカード管理DBを構成
する会員属性情報テーブル、会員カードマスターテーブ
ル、カードユニット別データテーブルの登録状況を示す
図である。
【図10】本発明の実施例に用いたシステムコントロー
ラにおける会員遊技履歴テーブルを示す図である。
【図11】本発明の実施例におけるシステムコントロー
ラにおける各種機能の説明図である。
【図12】本発明の実施例におけるシステムコントロー
ラにおける各種機能の選択において表示される機能選択
画面を示す図である。
【図13】本発明の実施例におけるシステムコントロー
ラにおける出力例である各カードユニット毎の個別売上
画面である。
【図14】本発明の実施例におけるシステムコントロー
ラと管理サーバとの連携の状況を示す説明図である。
【図15】本発明の実施例における会員管理コンピュー
タの構成を示すブロック図である。
【図16】(a)、(b)は、本発明の実施例に用いた
会員管理コンピュータにおける会員管理DBを構成する
会員情報テーブル、イベントテーブルの登録状況を示す
図である。
【図17】(c)は、本発明の実施例に用いた会員管理
コンピュータにおける来店履歴データベースを、(d)
は、本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータにお
ける台別履歴データベースの構成を示す図である。
【図18】本発明の実施例に用いた遊技用システムを構
成する各機器の処理状況(会員カード受付け時)を示す
図である。
【図19】本発明の実施例におけるパチンコ機の賞球制
御基板とカードユニットから出力される各信号の出力状
況を示す図である。
【図20】本発明の実施例に用いた遊技用システムを構
成する各機器の処理状況(会員カード受付け時以外)を
示す図である。
【図21】カードユニットの電源投入時(営業前処理)
における会員管理コンピュータとの接続確立の処理状況
の説明図である。
【図22】カード挿入とカード排出におけるカードリー
ダライタと制御ユニット並びに会員管理コンピュータと
の情報の授受状況を示す図である。
【図23】本発明の実施例に用いた遊技用システムにお
ける締め処理の流れの説明図である。
【図24】本発明の実施例に用いた遊技用システムにお
ける各種情報の流れを説明する図である。
【図25】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される「入力」のメニュータブ選択において表
示される表示内容を示す図である。
【図26】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される「報告」のメニュータブ選択において表
示される表示内容を示す図である。
【図27】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される「客層分析」のメニュータブ選択におい
て表示される表示内容を示す図である。
【図28】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される「ABC分析」のメニュータブ選択にお
いて表示される表示内容を示す図である。
【図29】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される「イベント」のメニュータブ選択におい
て表示される表示内容を示す図である。
【図30】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される「検索」のメニュータブ選択において表
示される表示内容を示す図である。
【図31】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される「出力」のメニュータブ選択において表
示される表示内容を示す図である。
【図32】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される「設定」のメニュータブ選択において表
示される表示内容を示す図である。
【図33】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される「保守」のメニュータブ選択において表
示される表示内容を示す図である。
【図34】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される表示画面の構成を示す図である。
【図35】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される会員登録画面を示す図である。
【図36】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される会員ビジター別報告画面を示す図であ
る。
【図37】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される未発行カード情報画面を示す図である。
【図38】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュー
タに表示される個人履歴画面を示す図である。
【図39】本発明におけるその他の形態の会員カードを
示す正面図である。
【図40】その他の会員カードの発行処理形態を示す説
明図である。
【符号の説明】
2 カードリーダ式パチンコ機(遊技機) 3 カードユニット(記録媒体処理装置) 4 呼出ランプ(外部機器) 6 中継器 7 ハブ 8 通信ケーブル 9 信号ケーブル 10 通信ケーブル 11 通信回線網 14 操作部 15 返却ボタン 16 貸出ボタン 17 度数表示部 18 操作基板 20 カードユニットストッカ 21 入金装置 22 精算装置 23 分流樋 24 補給球計数器 25 アウト球タンク 26 アウト球計数器 31 ユニットホルダ 31’ スライドレール 37 会員カード(記録媒体、遊技用記録媒体) 37’ 会員カード(記録媒体、遊技用記録媒体) 38 ビジターカード(遊技用記録媒体) 81 装着孔 82 光記録部 83 アンテナコイル 84 集積回路 91 アンテナコイル 92 集積回路(IC) 93 バーコード 100 システムコントローラ(記録媒体管理装置) 101 データバス 102 CPU 103 RAM 104 RTC 105 記憶装置 106 入力装置 107 表示装置 108 プリンタ 109 第1通信部 110 第2通信部 111 デジタルサービスユニット(DSU) 120 会員管理コンピュータ(遊技者管理装置) 121 データバス 122 CPU 123 RAM 124 RTC 125 記憶装置 126 入力装置 127 表示装置 128 プリンタ 129 第1通信部 130 第2通信部 131 バーコードリーダ 202 ガラス扉枠 203 打球供給皿 204 余剰玉受皿 205 打球操作ハンドル(操作ノブ) 206 遊技盤 207 遊技領域 209 可変表示部 210 可変表示装置 211 通過ゲート 214 始動入賞口 215 可動片 216 可変入賞球装置 220 開閉板 224 入賞口 226 アウト口 298 情報出力部 231 遊技制御基板 235 ランプ制御基板 237 賞球制御基板 270 音声制御基板 280 表示制御基板 291 発射制御基板 297 玉払出装置 301 動作ランプ 302 紙幣挿入口 303 硬貨投入口 304 硬貨返却ボタン 305 変更可能ランプ 306 貸出単位変更ボタン 307 貸出単位表示部 308 端数ボタン 309 度数表示部 310 機種設定ランプ 311 方向指示ランプ 312 挿入中ランプ 313 硬貨返却口 313’ 受部 314 会員カード用表示部 315 テンキー 316 プレイ選択ボタン 317 エンターキー 318 ビジターカード装着口 318’ 透明カバー部材 319 会員カード挿入口 320 第1操作基板 321 第2操作基板 322 紙幣識別ユニット 323 硬貨投入路 324 硬貨識別ユニット 325 硬貨返却路 326 硬貨回収路 327 カードリーダライタ 327a 通信基板 327b 制御基板 328 制御ユニット 329 MPU 330 RAM 331 ROM 332a I/Oポート 332b I/Oポート 332c I/Oポート 332d I/Oポート 334 通信部 335 イベント対象者ランプ 336 データ入出力部 340 段部 341 係止突起 342 係止孔 343 係止爪 344 係止孔 345 受付中表示部 346 LEDモジュール 501 タイトル域 502 表示領域 503 サブメニュー表示域 504 メニュータブ 505 機能ボタン域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技に使用可能な遊技用有価価値の大き
    さを特定可能な有価価値特定情報及び遊技者並びに該遊
    技者が所持する遊技者特定用記録媒体を特定可能とする
    ために固有に付与された遊技者特定情報が記録された遊
    技者特定用記録媒体を受け付け、該受け付けた遊技者特
    定用記録媒体の記録情報を読み取るとともに、該読み取
    った有価価値特定情報から特定される遊技用有価価値の
    大きさを遊技に使用できるようにするための使用処理を
    行う記録媒体処理装置と、該記録媒体処理装置とデータ
    通信可能に接続され、前記遊技者特定用記録媒体を特定
    可能な遊技者特定情報と該遊技者が所有する遊技用有価
    価値の大きさとが対応付けて登録された記録媒体データ
    ベースを有し、各遊技者特定用記録媒体の遊技用有価価
    値の大きさを管理する記録媒体管理装置と、前記遊技者
    特定用記録媒体に記録される前記遊技者特定情報と該遊
    技者に関する遊技者帰属情報とが対応付けて登録された
    遊技者データベースを有し、該遊技者特定用記録媒体の
    発行に際して受付けた遊技者帰属情報を該遊技者の遊技
    者特定情報に対応付けて前記遊技者データベースに登録
    ・管理する遊技者管理装置と、を備える遊技用システム
    であって、前記記録媒体管理装置と遊技者管理装置とが
    データ通信可能に接続されているとともに、前記記録媒
    体管理装置は、前記遊技者特定用記録媒体を遊技場に納
    入する納入元から送信される新規発行可能な遊技者特定
    用記録媒体の遊技者特定情報を受信して前記記録媒体デ
    ータベースに登録するとともに、該受信した遊技者特定
    情報を前記遊技者管理装置に送信し、前記遊技者管理装
    置は、前記記録媒体管理装置から送信されてきた前記遊
    技者特定情報を新規発行可能な遊技者特定用記録媒体の
    遊技者特定情報として前記遊技者データベースに登録す
    ることを特徴とする遊技用システム。
  2. 【請求項2】 前記遊技者特定情報は、遊技者を特定可
    能な遊技者識別情報と遊技者特定用記録媒体を特定可能
    な記録媒体識別情報とから構成されている請求項1に記
    載の遊技用システム。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体管理装置は、前記納入元か
    ら送信される前記記録媒体データベースに登録されてい
    る遊技者特定用記録媒体の使用処理を無効とするための
    無効識別情報を受け付け、該無効識別情報にて特定され
    る遊技者特定用記録媒体の使用を不可とするための使用
    禁止処理を行う請求項1または2に記載の遊技用システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記遊技者管理装置は、前記遊技者デー
    タベースに登録した新規発行可能な遊技者特定用記録媒
    体の遊技者特定情報を認識可能な情報を出力する請求項
    1〜3のいずれかに記載の遊技用システム。
  5. 【請求項5】 前記遊技者管理装置は、前記遊技者デー
    タベースにおける遊技者特定情報と遊技者帰属情報との
    登録状況に基づいて未発行の遊技者特定用記録媒体の枚
    数を出力する請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体管理装置は、前記遊技者管
    理装置への前記新規発行可能な遊技者特定用記録媒体の
    遊技者特定情報の送信を営業中以外の時間帯において実
    施する請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体処理装置は、受け付けた遊
    技者特定用記録媒体に記録されている遊技者特定情報と
    前記使用処理に伴う使用額を特定可能な使用情報を前記
    記録媒体管理装置に送信し、該送信された情報に基づい
    て前記記録媒体管理装置は、各遊技者特定用記録媒体の
    使用額を管理するとともに、該各遊技者特定用記録媒体
    の使用額を前記遊技者管理装置に対して送信し、該送信
    された各遊技者特定用記録媒体の使用額に基づいて、前
    記遊技者管理装置は、各遊技者特定用記録媒体の使用額
    管理を行う請求項1〜6のいずれかに記載の遊技用シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体処理装置は、前記遊技用有
    価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報と該遊技
    用記録媒体を特定可能とするための記録媒体識別情報と
    が記録された遊技用記録媒体を受付け、該受け付けた該
    遊技用記録媒体に記録されている前記有価価値特定情報
    により前記使用処理を行うとともに、該遊技用記録媒体
    使用処理に伴う使用額を特定可能な遊技用記録媒体使用
    情報と前記受け付けた遊技用記録媒体の記録媒体識別情
    報とを前記記録媒体管理装置に送信し、該送信された遊
    技用記録媒体使用情報に基づいて前記記録媒体管理装置
    は、遊技用記録媒体による使用額を管理するとともに、
    該遊技用記録媒体の使用額を前記遊技者管理装置に対し
    て送信し、該送信された遊技用記録媒体の使用額に基づ
    いて前記遊技者管理装置は、前記遊技用記録媒体の使用
    額を管理する請求項7に記載の遊技用システム。
  9. 【請求項9】 前記遊技者管理装置と前記記録媒体処理
    装置とがデータ通信可能に接続され、前記記録媒体処理
    装置は遊技機に対応して設けられているとともに、該対
    応する遊技機の遊技における遊技場の利益となる利益情
    報並びに遊技場の不利益となる不利益情報を前記遊技者
    管理装置へ送信し、前記遊技者管理装置は、該送信され
    た利益情報並びに不利益情報に基づいて、少なくとも遊
    技者特定用記録媒体の使用による遊技場の支出を管理す
    る請求項1〜8のいずれかに記載の遊技用システム。
  10. 【請求項10】 前記遊技者管理装置は、前記遊技者特
    定用記録媒体の使用による遊技場の支出と、該遊技者特
    定用記録媒体の使用による売上に基づき、該遊技者特定
    用記録媒体の使用による遊技場の収支を管理する請求項
    9に記載の遊技用システム。
JP2001298072A 2001-09-27 2001-09-27 遊技用システム Expired - Fee Related JP4785166B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001298072A JP4785166B2 (ja) 2001-09-27 2001-09-27 遊技用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001298072A JP4785166B2 (ja) 2001-09-27 2001-09-27 遊技用システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011031797A Division JP4990404B2 (ja) 2011-02-17 2011-02-17 遊技用システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003093708A true JP2003093708A (ja) 2003-04-02
JP4785166B2 JP4785166B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=19119030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001298072A Expired - Fee Related JP4785166B2 (ja) 2001-09-27 2001-09-27 遊技用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4785166B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348926A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Mars Engineering Corp 情報処理装置、情報処理方法および情報処理システム
JP2006087900A (ja) * 2004-08-25 2006-04-06 Aruze Corp 遊技用チップシステム及び、設定メダル、遊技メダル、メダル受付装置、メダル書込装置
JP2006110391A (ja) * 2004-08-25 2006-04-27 Aruze Corp 遊技用チップシステム及び、遊技メダル、メダル受付装置、メダル書込装置
JP2006296545A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Daio Denshi Kk 遊技装置管理システム及びその管理方法
JP2009233191A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Omron Corp 情報管理装置、情報管理方法、情報管理プログラム、および記録媒体
JP2010110350A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Mamiya Op Co Ltd 遊技施設の遊技管理方法および遊技管理システム
JP2010162398A (ja) * 2010-04-28 2010-07-29 Mars Engineering Corp 情報処理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11347233A (ja) * 1998-06-08 1999-12-21 Glory Ltd 遊技カードシステムの遊技カード自動発注方法
JP2001054668A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Glory Ltd 遊技システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11347233A (ja) * 1998-06-08 1999-12-21 Glory Ltd 遊技カードシステムの遊技カード自動発注方法
JP2001054668A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Glory Ltd 遊技システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348926A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Mars Engineering Corp 情報処理装置、情報処理方法および情報処理システム
JP4700296B2 (ja) * 2004-06-10 2011-06-15 株式会社マースエンジニアリング 情報処理装置
JP2006087900A (ja) * 2004-08-25 2006-04-06 Aruze Corp 遊技用チップシステム及び、設定メダル、遊技メダル、メダル受付装置、メダル書込装置
JP2006110391A (ja) * 2004-08-25 2006-04-27 Aruze Corp 遊技用チップシステム及び、遊技メダル、メダル受付装置、メダル書込装置
JP4515272B2 (ja) * 2004-08-25 2010-07-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技用チップシステム及び、設定メダル、遊技メダル、メダル受付装置、メダル書込装置
JP2006296545A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Daio Denshi Kk 遊技装置管理システム及びその管理方法
JP2009233191A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Omron Corp 情報管理装置、情報管理方法、情報管理プログラム、および記録媒体
JP2010110350A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Mamiya Op Co Ltd 遊技施設の遊技管理方法および遊技管理システム
JP2010162398A (ja) * 2010-04-28 2010-07-29 Mars Engineering Corp 情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4785166B2 (ja) 2011-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3706349B2 (ja) 遊技用システム
JP4189945B2 (ja) 遊技用システム
JP3974352B2 (ja) 遊技用管理装置
JP3706336B2 (ja) 遊技用システム
JP4785166B2 (ja) 遊技用システム
JP2003190610A (ja) 会員用記録媒体利用ポイント管理システム
JP4990404B2 (ja) 遊技用システム
JP4208242B2 (ja) 遊技用システム
JP4507054B2 (ja) 遊技用システム
JP4588724B2 (ja) 遊技用管理装置
JP3679372B2 (ja) 遊技用システム
JP3939597B2 (ja) 遊技用システム
JP3842690B2 (ja) 遊技用システム
JP2003190571A (ja) 遊技用システム
JP4254952B2 (ja) 遊技用システム
JP4010361B2 (ja) 遊技用システム
JP3744879B2 (ja) 遊技用システム
JP2003000933A (ja) 遊技用システム
JP3747320B2 (ja) 遊技用システム
JP2003210803A (ja) 遊技用装置
JP4202333B2 (ja) 遊技用システム
JP3811654B2 (ja) 遊技用システム
JP2004105281A (ja) 遊技用システム
JP4507055B2 (ja) 遊技用システム
JP4206395B2 (ja) 遊技用システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4785166

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees