JP2003091428A - プログラム更新機能を備えた電子機器、及び同電子機器のプログラム更新方式 - Google Patents

プログラム更新機能を備えた電子機器、及び同電子機器のプログラム更新方式

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Hiroshi Kato
寛 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル音声入力端子を持つ電子機器のプロ
グラムを、デジタル音声データ内にその音声品質を著し
く損なうことなく埋め込まれたプログラム更新情報によ
って、ユーザ側の操作で、容易、かつ安全に更新できる
プログラム更新機能を備えた電子機器、及び同電子機器
のプログラム更新方式を提供する。 【解決手段】 プログラムを記憶する記憶媒体を装備す
るとともに、デジタル音声データ内にその音声品質を著
しく損なうことなくプログラム更新情報が埋め込まれて
いるデジタル音声信号を受信する手段と、受信された前
記デジタル音声信号から前記プログラム更新情報を抽出
する手段、及び前記プログラム更新情報に基づいて前記
記憶媒体内の記憶内容を更新する手段を備えてなるプロ
グラム更新機能を備えた電子機器、及び同電子機器のプ
ログラム更新方式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、デジタル音声入
力を有する電子機器において、当該電子機器の動作プロ
グラムやデータを記憶するために装備された記憶媒体の
内容を、デジタル音声データ内にその音声品質を著しく
損なうことなくプログラム更新情報が埋め込まれている
デジタル音声信号を受信することにより、製品出荷後、
機器ユーザ側で安全、かつ容易に更新できる機能を備え
た電子機器及びその更新方式に関する。
【0002】
【従来の技術】 電子機器の動作プログラムやデータの
更新手段としては、従来からプログラム更新情報をC
D、DVD(Digital Versatile Disc)等にデジタル
信号として記録してユーザに配布し、ユーザ側がこのC
D、DVDなどを使用してプログラムを更新する方法が
ある。しかし、この方法の利用は、パーソナルコンピュ
ータなどのように、電子機器自体にCD、DVD等の再
生機能が備わっている場合にほぼ限定されている。上記
のプログラム更新方法を、電子機器自体にCD、DVD
等の再生機能が備わっていないデジタル音声入力端子を
有する電子機器に適用しようとすれば、前記CD、DV
D等の再生装置と当該電子機器のデジタル音声入力端子
とをデジタル音声信号伝送路で結び、前記CD、DVD
等の再生装置で再生した前記プログラム更新情報を前記
電子機器に導くという方法が考えられる。このデジタル
音声信号伝送路を介してプログラム更新情報を受け渡し
する方法には、信号の伝送に専用のインターフェースや
専用の機器が不要なこと、実装が比較的容易でかつ安価
に実現できることなどの利点がある反面、CD、DVD
等にデジタル信号として記録されたプログラム更新情報
が、通常のデジタル音声データと無相関である場合が多
いことから、前記プログラム更新情報を再生すると最大
振幅のランダムノイズとなる危険性が高く、また、伝送
が通常の音声伝送路を用いて行われているので、この方
法を音声出力を持つ電子機器に使用すると、スピーカシ
ステムを通してこの最大振幅のランダムノイズが不快な
音を生じ、最悪の場合スピーカシステムを破壊し、また
ユーザにも健康被害を与える恐れが無視できないという
欠点がある。したがって、前記プログラム更新情報をデ
ジタル信号として記録したCD、DVD等を前記電子機
器のユーザに配布し、CD、DVD等の再生装置と当該
電子機器とをデジタル音声信号の伝送路で結ぶ前記の方
法で、前記電子機器のプログラムをユーザ側の操作で手
軽に更新するといったことは問題視され、実用には至っ
ていない。
【0003】また、ユーザ側でプログラム更新作業を行
う場合、音声によるガイダンスは大変有用であるが、こ
の機能を実装するためには、プログラムを更新しなが
ら、同時にガイダンス音声のデータを前記電子機器内に
保持しなければならないなど、複雑な手段を講じる必要
があった。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】 上記従来技術の
現状に鑑み、デジタル音声入力端子を有する電子機器の
動作プログラムやデータを、デジタル音声データ内にそ
の音声品質を著しく損なうことなく埋め込まれたプログ
ラム更新情報によって、ユーザ側の操作で、容易、かつ
安全に更新できるプログラム更新機能を備えた電子機
器、及び同電子機器のプログラム更新方式を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は、次の手段に
よって上記課題を解決した。 (1)プログラムを記憶する記憶媒体を装備するととも
に、デジタル音声データ内にその音声品質を著しく損な
うことなくプログラム更新情報が埋め込まれているデジ
タル音声信号を受信する手段と、受信された前記デジタ
ル音声信号から前記プログラム更新情報を抽出する手
段、及び前記プログラム更新情報に基づいて前記記憶媒
体内の記憶内容を更新する手段とを備えてなることを特
徴とするプログラム更新機能を備えた電子機器。 (2)プログラムを記憶する記憶媒体を装備するととも
に、デジタル音声データ内にその音声品質を著しく損な
うことなくプログラム更新情報が埋め込まれているデジ
タル音声信号を受信する手段と、受信された前記デジタ
ル音声信号から前記プログラム更新情報を抽出する手
段、及び前記プログラム更新情報に基づいて前記記憶媒
体内の記憶内容を更新する手段と、受信された前記デジ
タル音声信号をそのまま、或いは幾つかの音声処理を施
した後に音声として出力する手段とを備え、前記記憶媒
体の記憶内容を更新すると同時にデジタル音声信号の音
声データを音声として出力できるようにしたことを特徴
とするプログラム更新機能を備えた電子機器。 (3)前記(1)又は(2)項に記載のプログラム更新
機能を備えた電子機器の記憶媒体の記憶内容を、デジタ
ル音声信号内にその音声品質を著しく損なうことなく埋
め込まれたプログラム更新情報によって更新することを
特徴とするプログラム更新方式。 (4)前記(1)又は(2)項に記載のプログラム更新
機能を備えた電子機器と、デジタル音声データ内にその
音声品質を著しく損なうことなくプログラム更新情報が
埋め込まれているデジタル音声信号を記録したCD、D
VDなどの記録媒体と、前記記録媒体を再生する手段及
び再生されたデジタル音声信号を前記電子機器に伝送す
る手段とから構成され、前記電子機器に備えた記憶媒体
の記憶内容が前記デジタル音声信号内に埋め込まれたプ
ログラム更新情報によって更新されることを特徴とする
前記(3)項記載のプログラム更新方式。 (5)プログラム更新情報が埋め込まれるデジタル音声
データをプログラム更新の音声ガイダンスに使用するこ
とを特徴とする前記(3)又は(4)項記載のプログラ
ム更新方式。
【0006】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態を、図1〜
図6に基づき説明する。図1は本発明実施例としてのオ
ーディオビジュアル増幅器のプログラムを更新するシス
テムの構成を示すブロック図、図2はプログラム更新情
報を記録したCD、DVD等の音声トラックの構成例、
図3はプログラム更新情報の各ブロックの論理構成例、
図4はプログラム更新情報の各ブロックの物理構成例、
図5はプログラム更新情報のパケットの構成例、図6は
プログラム更新情報の典型的なアルゴリズムを示す図で
ある。
【0007】図1に示すように、本発明実施例としての
プログラム更新機能を備えたオーディオビジュアル増幅
器3は、プログラム更新情報の埋め込まれてたデジタル
音声信号の記録されたCD1からCDプレーヤ2で再生
されたデジタル音声信号を、デジタル音声信号伝送路4
を介して受信する入力端子(複数個の入力端子を用意し
セレクタによりその内の一つを選択する構成でもよい)
と、受信したデジタル音声信号からプログラム更新情報
を抽出して記憶媒体6に出力し、同時に受信したデジタ
ル音声信号をそのまま或いは幾つかの音声処理した後に
D/A変換器8に出力するデジタル信号プロセッサ(D
SP)7と、前記オーディオビジュアル増幅器のプログ
ラムを記憶した記憶媒体6(例えばフラッシュROM)
と、前記デジタル信号プロセッサ7から出力されたデジ
タル音声信号をアナログ音声信号に復調するD/A変換
器8、及び電力増幅器9とから構成される。
【0008】ところで、デジタル音声データ内にその音
声品質を著しく損なうことなくプログラム更新情報等の
デジタルデータを埋め込む手法としては、MICHAEL A. G
ERZON とPETER G. CRAVENによる「A High-Rate Buried-
Data Channel for Audio CD,J. Audio Eng. Soc., Vol.
43 No. 1/2, 1995 January/February, PP. 3-22」をは
じめとして、多くの技術が公開・発表されている。例え
ば、インターネット配信等における著作権保護のための
手段としてクローズアップされている「デジタル透かし
技術」にもこの種の手法が含まれている。これら発表さ
れている手法は、いずれも原理的には汎用できるもので
はあるが、これまでは主にHDCD(HighDefinition Compa
ct Disc)をはじめとする音声信号のより高い忠実度(低
ノイズ化、広帯域化など)を実現しようとする用途、又
は著作権保護情報を埋め込むための用途等で実用されて
きた。
【0009】本発明で使用するプログラム更新情報の実
施例としては、図5に示すように、プログラムコードデ
ータ部(何らかのデータ圧縮を施された場合も含む)を中
心に、メーカー名、対象機種名、プログラム種別、バー
ジョン情報、作成日時、コピーライト情報、その他更新
許可に関する情報等の付加情報を含めて構成され、前記
した既に発表されている手法等によって、デジタル音声
データ内にその音声品質を著しく損なうことなく埋め込
まれたもので,CD、DVD等の記録媒体に記録されて
いる。
【0010】図2に前記CD、DVD等に記録されてい
る音声トラックの構成例を示す。図2においてトラック
1、トラック2はプログラム更新のための導入部であ
り、トラック1には機器ユーザにこのCDの内容のリス
ト、コピーライト情報、オーディオ・ビジュアル増幅器
3を「プログラム更新モード」にする操作についての説
明等のほか、ユーザパスワードが存在する場合にはパス
ワード入力方法と入力後のトラック2へのジャンプ指示
が音声で入力される。ちなみに「プログラム更新モー
ド」を設けるのは、 (1)記憶しているプログラムを偶発的に破壊してしま
う事態をできるだけ避けるため (2)プログラムを更新時には、更新情報内のシンクヘ
ッダを常時チェックするが、それに要する計算量が無視
できない値であることから、プログラム更新時以外には
チェックルーチンを動作させないようにするため等の理
由による。
【0011】トラック2には、プログラム更新情報が埋
め込まれたトラックが複数存在する場合にトラック3以
降のどのトラックにどういったプログラム更新情報が記
録されているか、当該電子機器を更新するためにはどの
トラックにジャンプすればよいのかを示す音声が記録さ
れる。この音声により機器ユーザにCDプレーヤ上での
トラックジャンプを促す。トラック1、トラック2の音
声にはプログラム更新情報は埋め込まれない。また、プ
ログラム更新情報を埋め込んだトラックが一つだけの場
合には、トラック2を設ける必要はない。なお、プログ
ラム更新情報が埋め込まれたトラックを複数設けている
のは、複数のプログラム更新情報を1枚のCDに記録す
る場合に、トラックごとに内容を整理することによって
機器ユーザの利便性を高めることを考慮したためであ
る。
【0012】プログラム更新情報はトラック3以降(ト
ラック2にプログラム更新情報の記録位置を示す音声信
号を記録しない場合はトラック2以降)に埋め込まれ
る。プログラム更新情報が埋め込まれた各トラックは、
図2に示すように、音声は前後二つの部分で、またプロ
グラム更新情報は前後二つのブロックで構成され、前半
の音声にはプログラム更新情報の前半ブロックが、後半
の音声にはプログラム更新情報の後半ブロックが埋め込
まれている。各トラックの音声として、前半にプログラ
ム更新開始のアナウンスと更新実行時における注意事
項、更新実行中であることのアナウンス等が記録され、
プログラム更新情報として記録されるべき全てのデータ
が十分な回数繰り返し埋め込めるだけの時間的長さを確
保した上で、後半にプログラム更新終了のアナウンスと
事後処理に関するアナウンス等が記録されている。
【0013】上記の各トラックに音声を記録するに際し
ては、音量が適切であること、無音・微弱音状態が長時
間続かないよう配慮されている。特に、無音・微弱音状
態が長時間続くということは、ユーザに機器のボリュー
ムを大きく上げてしまうといった行動を起こさせ、スピ
ーカシステムの破損事故等を誘発する恐れがあるので、
注意しなければならない事項である。
【0014】一方プログラム更新情報は、ブロック単位
で構成され、各トラックに2ブロックずつ記録される。
ただし各トラックの二つ目のブロック(偶数ブロック)
はダミーのブロックであり、プログラム更新情報として
の実体はなく、単に1つ目のブロック(奇数ブロック)
が終了したことを示すために挿入されている。また、各
ブロックは出現の順番により、block 1, block 2 ...
のように全トラックを通して一連番号が付けられてい
る。
【0015】プログラム更新情報を構成する奇数ブロッ
クは、図3、図4に示すように、一つまたは複数のサブ
ブロックで構成されている。一つのブロックに複数のサ
ブブロックが設けられるようにしたのは、例えば、対象
機種名は同一でもハードウェアのバージョンが幾つか存
在し、機器ユーザにはその存在を認識させる必要はない
が、細かい点でそれぞれのバージョンのプログラムが異
なっているという場合に、ハードウェアのバージョンの
み異なるプログラムそれぞれの新情報を同一ブロックに
集めるといった使い方を想定してのことである。さらに
各サブブロックは2KB以下のサイズのパケットに分割
されている。
【0016】先に説明したように奇数ブロックにはプロ
グラム更新情報が埋め込まれるが、偶数ブロックはダミ
ーであり、いかなる情報も埋め込まれない。したがっ
て、奇数ブロックでは、サブブロック、パケットともに
1から始まる番号が付けられれるが、偶数ブロックに
は、ダミーであることを示すための番号0が付加された
サブブロックが一種存在するのみである。
【0017】また、図4に示すように、同じサブブロッ
クに属するパケットをブロック内に物理的に分散配置
し、かつ同じ内容のパケットを同一ブロック内に繰り返
し記録し、パケット読み取りエラー等が発生した場合で
も再読み取りができるようにするとともに、機器ユーザ
がガイダンス音声を聞き逃してしまってCD、DVDな
どの巻き戻しを行った場合でもプログラムの更新に大き
な影響が生じないように配慮されている。また、連続す
るパケットの先頭間の間隔は2KBに固定し、2KBに
達しない場合にはその間隙をパッドとして0で埋めてい
る。
【0018】各パケットは、図5に示すように、ヘッダ
部とコードデータ部、誤り検出符号部とで構成されてい
る。ヘッダ部は、パケットの開始を示すシンクヘッダの
後に、全体のデータバイト長、メーカー名、対象機種
名、ブロック番号、サブブロック番号、サブブロック内
での総パケット数、サブブロック内でのパケット番号、
ファームウェア作成日、対象機種ハードウェアバージョ
ン、当ファームウェアバージョン、コピー許可パスワー
ドからなるインフォメーションデータを続けて、構成さ
れている。
【0019】コードデータ部は、先頭にデータブロック
数が記録され、その後にデータブロックが並ぶ。各デー
タブロックはプログラムデータの先頭アドレス(ただし
このデータ長は、当該電子機器に備えられた記憶媒体6
のアドレス空間を包含するように設定されなければなら
ない)、記録長、プログラムデータの順で構成されてい
る。コードデータ部の容量は、パケット全体で2KBを
超えないように調節される。
【0020】誤り検出符号部は、ヘッダ部とファームウ
ェアコード部を通しての符号誤りをチェックするための
誤り検出パリティで構成されている。いま1例としてこ
こに32ビットCRC(Cyclic Redundancy Check)
を採用し、先頭バイトに近い方、同じバイト内ではLS
Bに近いほうをより高次の係数とみなしたときの、チェ
ック多項式は次のようになる。 P(X) = (X32+X26+X23+X22+X16+X12+X11+X10+X8+X7+X5+X
4+X2+X1+1) この32ビットCRCを採用したことにより、データエ
ラーが存在した場合でも、高い確率でエラーを検知する
ことができる。
【0021】本実施例では、前記デジタル音声データ内
に音声品質を著しく損なうことなくプログラム更新情報
を埋め込む手段の一例として、CD音声データ16ビッ
トの下位4ビットを用いる次の手法を採用した。Lch(左
チャンネル)の下位4ビットを上位4ビット、Rch(右チ
ャンネル)下位4ビットを下位4ビットとして組み合わ
せて、左右1サンプリング当たり1バイトを埋め込み用
データ領域として確保する。連続する2048サンプルデー
タを1フレームとする。1フレームには2KBを埋め込
むことができるので、1フレームごとに1パケットを埋
め込む。1フレームの開始と1パケットの開始(即ちシ
ンクヘッダ)は一致させる(これは先に説明したパッドを
使ってパケット間隔を2KB固定とする設定と符合す
る)。結果として、1フレーム周期でシンクヘッダのビ
ットパターンが出現することとなる。
【0022】
【数1】
【0023】以上がプログラム更新情報の伝達メディア
としてのCDの記録内容であり、このCDを機器ユーザ
に配布する。
【0024】次に、図6に示すアルゴリズムに沿ってプ
ログラム更新機能を備えたオーディオビジュアル増幅器
の動作を説明する。図1に示したように、プログラム更
新情報がデジタル音声データに音声品質を著しく損なう
ことなく埋め込まれたデジタル音声信号が記録されたC
D1を通常の音楽CDと同様にCDプレーヤ2で再生す
ると、デジタル音声信号伝送路4を介してオーディオビ
ジュアル増幅器3に前記デジタル音声信号が受信され
る。このとき、前記オーディオビジュアル増幅器3がユ
ーザのキー操作などによって「プログラム更新モード」
にされると、前記オーディオビジュアル増幅器3のデジ
タル信号プロセッサ7が、CDプレーヤ2から受信した
前記プログラム更新情報の各パケットの開始を示すシン
クヘッダのビットパターンの監視を開始し、同時に、前
記プログラム更新情報の埋め込まれたデジタル音声信号
(必要に応じてアッテネートしたもの)はA/D変換器8
によってアナログ信号に復調され、電力増幅器9を介し
てスピーカシステム5から音声として出力される。前記
シンクヘッダが2KBごとに存在することが前記デジタ
ル信号プロセッサ7で確認されると、デジタル信号プロ
セッサ7は前記各パケットに埋め込まれたプログラム更
新情報を抽出し、デスクランブルを行った後、誤り検出
符号により符号誤りをチェックする。符号誤りがなく、
また、抽出したプログラム更新情報が当該機器のプログ
ラムに対応するものであることが前記デジタル信号プロ
セッサ7で確認されると、このパケットを前記デジタル
信号プロセッサ7内に記憶し、プログラムの更新に必要
なパケットが全てそろった時点で、デジタル信号プロセ
ッサ7内に記憶しておいた各パケットのプログラム更新
情報に基づいて前記オーディオビジュアル増幅器3の記
憶媒体6の記憶内容を更新し、更新が成功したことをユ
ーザに表示する。必要なパケットが全て揃う前に次のブ
ロックに移行してしまった場合は、更新が失敗したこと
をユーザに表示する。
【0025】
【発明の効果】 本発明によるプログラムが更新機能を
備えた電子機器、及び同電子機器のプログラム更新方式
は、次のような効果を持つ。 (1)デジタル音声信号の入力端子を備えた電子機器で
あれば、プログラム更新情報の受信のための専用端子や
インタフェース、専用の機器を別途設ける必要がないの
で、前記電子機器にプログラム更新機能を容易に装備す
ることができる。 (2)プログラム更新情報の配布媒体として、CD、D
VD等といった広く普及している媒体を用いることがで
きるので、これをCD、DVD等のプレーヤで再生して
前記電子機器に入力すれば、前記電子機器のプログラム
更新が自動的に行える。 (3)プログラム更新情報がデジタル音声データに埋め
込まれた形で受信されるので、前記デジタル音声データ
としてガイダンス音声を記録すれば、前記電子機器の音
声出力としてプログラム更新のための音声ガイダンスが
音声品質を著しく損なうことなく得られ、ユーザ操作の
支援機能を果たすことができる。 (4)プログラム更新情報がデジタル音声データ内に埋
め込まれているので全ての音響機器で通常と同様な音声
出力が得られ、プログラム更新データをそのまま記録し
た記録媒体を配布する従来のプログラム更新方式にあっ
た、音声機器への誤使用による不快音の発生、スピーカ
システムの破損、さらにはユーザの健康被害誘発などの
危惧が回避できる。 (5)上記に示した各効果から、機器の扱いに不慣れな
一般ユーザでも、容易にプログラム更新が行える。した
がって、従来電子機器のプログラム更新のために必要で
あったサービス員の訪問作業や、機器をサービスステー
ションに搬送しての作業等による人的、時間的なメーカ
ー側のコスト負担がなくなり、ひいてはユーザの経済的
負担が激減され、ユーザサービスに寄与できる。 (7)プログラム更新情報を埋め込んだデジタル音声信
号を、CD、DVD等の記録媒体に連続して記録し、こ
れを常時再生状態にしておけば、CD、DVD等のプレ
ーヤの出力端子に接続されたデジタル音声信号伝送路を
プログラムを更新しようとする電子機器に差し込んだだ
けで自動的にプログラム更新が始まり、更新が終われば
伝送路を引き抜いて次の機器に差し込むみプログラム更
新作業を継続するということが可能となり、特に製造ラ
インでの作業効率が大幅に高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例としてのオーディオビジュアル
増幅器のプログラムを更新するシステムの構成を示すブ
ロック図。
【図2】 プログラム更新情報を記録したCD、DVD
等の音声トラックの構成例。
【図3】 プログラム更新情報の各ブロックの論理構成
例。
【図4】 プログラム更新情報の各ブロックの物理構成
例。
【図5】 プログラム更新情報のパケットの構成例。
【図6】 プログラム更新情報の典型的なアルゴリズム
を示す図。
【符号の説明】
1:CD 2:CDプレーヤ 3:オーディオビジュアル増幅器 4:デジタル音声信号伝送路 5:スピーカシステム 6:記憶媒体 7:デジタル信号プロセッサ 8:D/A変換器 9:電力増幅器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムを記憶する記憶媒体を装備す
    るとともに、デジタル音声データ内にその音声品質を著
    しく損なうことなくプログラム更新情報が埋め込まれて
    いるデジタル音声信号を受信する手段と、受信された前
    記デジタル音声信号から前記プログラム更新情報を抽出
    する手段と、前記プログラム更新情報に基づいて前記記
    憶媒体内の記憶内容を更新する手段とを備えてなること
    を特徴とするプログラム更新機能を備えた電子機器。
  2. 【請求項2】 プログラムを記憶する記憶媒体を装備す
    るとともに、デジタル音声データ内にその音声品質を著
    しく損なうことなくプログラム更新情報が埋め込まれて
    いるデジタル音声信号を受信する手段と、受信された前
    記デジタル音声信号から前記プログラム更新情報を抽出
    する手段と、前記プログラム更新情報に基づいて前記記
    憶媒体内の記憶内容を更新する手段と、受信された前記
    デジタル音声信号をそのまま、或いは幾つかの音声処理
    を施した後に音声として出力する手段とを備え、前記記
    憶媒体の記憶内容を更新すると同時にデジタル音声信号
    の音声データを音声として出力できるようにしたことを
    特徴とするプログラム更新機能を備えた電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のプログラム更新
    機能を備えた電子機器の記憶媒体の記憶内容を、デジタ
    ル音声信号内にその音声品質を著しく損なうことなく埋
    め込まれたプログラム更新情報によって更新することを
    特徴とするプログラム更新方式。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のプログラム更新
    機能を備えた電子機器と、デジタル音声データ内にプロ
    グラム更新情報が埋め込まれているデジタル音声信号を
    記録したCD、DVDなどの記録媒体と、前記記録媒体
    を再生する手段及び再生されたデジタル音声信号を前記
    電子機器に伝送する手段とから構成され、前記電子機器
    に備えた記憶媒体の記憶内容が前記デジタル音声信号内
    にその音声品質を著しく損なうことなく埋め込まれたプ
    ログラム更新情報によって更新されることを特徴とする
    請求項3に記載のプログラム更新方式。
  5. 【請求項5】 プログラム更新情報が埋め込まれるデジ
    タル音声データをプログラム更新の音声ガイダンスに使
    用することを特徴とする請求項3又は4に記載のプログ
    ラム更新方式。
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