JP2003091198A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003091198A
JP2003091198A JP2001285059A JP2001285059A JP2003091198A JP 2003091198 A JP2003091198 A JP 2003091198A JP 2001285059 A JP2001285059 A JP 2001285059A JP 2001285059 A JP2001285059 A JP 2001285059A JP 2003091198 A JP2003091198 A JP 2003091198A
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fixing
fixing roller
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drive
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JP2001285059A
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Hideaki Ozasa
秀明 小笹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速機複写機及びプリンターにおいて、定着
立ち上げ時間の短縮を可能とすると共に定着装置の信頼
性を向上させる。 【解決手段】 外部加熱方式の定着装置において、転写
材にトナー像を定着させる際に定着ローラを駆動させる
第1駆動手段と、スタンバイモード/省エネモード時に
前記定着ローラを通常より低速で駆動させる第2駆動手
段を設けて定着動作時以外でも前記第1駆動手段を駆動
させることなく定着ローラを低速回転させて定着ローラ
及びヒートローラのクリーニング手段と、前記定着ロー
ラの低速駆動を選択的に駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成された転
写材を、熱ローラにより画像定着する定着装置を有する
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の定着装置において
は、静電的に転写材に付着させた樹脂、磁性体、着色料
等からなるトナーを、加熱溶解または軟化させて転写材
に定着させている。
【0003】例えば、従来の定着装置は図8に示すよう
に加熱手段たるメインヒータ53a、及びウォーミング
アップ時間短縮のため、立ち上げ時のみ使用する熱源た
るサブヒータ53bを内部に配設すると共に、トナー像
と接触するローラである定着ローラ51と、トナー像を
静電的に形成した転写材Sを背面から該定着ローラ51
へ圧着させる加圧ローラ52とのローラ対が備えられ、
上記定着ローラ51及び加圧ローラ52により表面のト
ナー54を加熱、加圧して融着させることで転写材Sに
トナー像を定着させている。
【0004】定着ローラ51としては、内部に加熱手段
を配設しているため表層には熱伝導性と離型性を確保す
るため20〜30μmの薄層のフッ素樹脂を設けてい
る。また、高速機においては転写材Sとトナー54への
熱伝達性を確保するため約250μm前後の高熱伝導性
のシリコーンゴムもしくはフッ素ゴム材を配設してい
る。
【0005】一方、加圧ローラ52としては、定着ロー
ラ51との圧接幅(以下ニップ幅と称する)を確保する
ため厚肉の弾性層の上に離型層としてフッ素樹脂チュー
ブを備えて構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来例では定着ローラ51よりも加圧ローラ52の弾性が
高いため、転写材Sは定着ローラ51方向にカールし、
転写材Sを定着ローラ52から分離させるために分離爪
が必要となっている。しかし、この分離爪の転写材通過
時における定着ローラに対する負荷はたいへん大きく、
定着ローラ51は内部に熱源をもっているため表層が薄
層であり、この負荷が長期間加わると、表層が削り取ら
れ、トナーがオフセットしてしまうことがあり、市場に
おいてサービスマンによる定着ローラの交換が頻繁に行
われていた。
【0007】これを防ぐためには、定着ローラ51の表
層を厚くすれば良いが、表層を厚くすることによって内
部からの熱応答性が悪くなるし、内部の温度が高温とな
り接着層の熱劣化を生ずる場合もあった。
【0008】また、このような熱応答性の低下により、
ウォーミングアップタイムが長くなり、高速機に用いる
ことが困難となる場合があった。
【0009】本発明の目的は、定着装置の信頼性を向上
させ、かつ高速機においても立ち上げ時間短縮を可能に
させることのできる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本出願に係る第1の発明は互いに圧接するように配設さ
れたローラ対と、該ローラ対の転写材の未定着トナー像
側と接するローラ(以降、定着ローラと称す)の表面に
圧接すると共に回転自在に配設された加熱手段とを備
え、トナー像が形成された前記転写材を挟圧搬送しなが
ら加熱により該トナー像を前記転写材に定着せしめる定
着装置を有する画像形成装置において、前記定着ローラ
及び前記加熱手段のクリーニング手段と、前記転写材に
前記トナー像を定着せしめるために前記ローラ対を駆動
させる第1駆動手段と、前記クリーニング手段と前記ロ
ーラ対とを選択的に駆動させる第2駆動手段と、前記第
1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する制御手段と
を有することを特徴とする。
【0011】以上、本出願に係る第1の発明の構成にお
いて、前記制御手段によって定着動作時には前記第1駆
動手段によって前記ローラ対を駆動させ、前記第2駆動
手段によって前記クリーニング手段を駆動させるように
制御すると共にスタンバイモード/省エネモード時には
前記第2駆動手段によって前記ローラ対及び加熱手段を
駆動させるように制御することで前記定着ローラ対の表
面の温度分布を略一定に保つ。
【0012】上記目的を達成するため本出願に係る第2
の発明は、前記第2駆動手段は正逆転自在であり、前記
制御手段は前記第1駆動手段を作動させる時には前記第
2駆動手段を第1の方向に回転させて前記クリーニング
手段を駆動させると共に、スタンバイモード/省エネモ
ード時等で前記第1駆動手段を作動させない時には前記
第2駆動手段を第2の方向(第1の方向の逆方向)に回
転させて前記定着ローラ及び前記加熱手段を回転させる
ことを特徴とする。
【0013】以上、本出願に係る第2の発明の構成にお
いて、前記第1駆動手段が作動している場合には第1の
方向に回転して前記クリーニング手段を駆動させると共
に前記第1駆動手段が作動していない場合には第2の方
向(第1の方向の逆方向)に回転して前記定着ローラ及
び前記加熱手段を回転させることで前記第1駆動手段を
作動ずに前記定着ローラ対の表面の温度分布を略一定に
保つ。
【0014】上記目的を達成するため本出願に係る第3
の発明は、前記第2駆動手段はパルスモータであり、前
記制御手段は該パルスモータによる前記定着ローラの駆
動速度(前記定着ローラの周速)が前記第1駆動手段に
よる前記定着ローラの駆動速度(前記定着ローラの周速
周速)以下になるように制御することを特徴とする。
【0015】以上、本出願に係る第3の発明の構成にお
いて、前記制御手段によって前記定着ローラの駆動速度
(前記定着ローラの周速)が前記第1駆動手段による前
記定着ローラの駆動速度(前記定着ローラの周速周速)
以下になるようにパルスモータを制御することによって
パルスモータの負荷を軽減しつつ前記定着ローラ対の表
面の温度分布を略一定に保つ。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。
【0017】先ず、本発明に係る第1の実施形態を図1
ないし図6に基づいて説明する。本実施形態は、定着装
置を備えた画像形成装置の一例である電子写真複写機に
本発明を適用したものである。
【0018】図1は本発明の画像形成装置を示してお
り、画像形成装置200には原稿給送装置100,シー
トソート装置300,トナー補給装置400が装備され
ている。
【0019】原稿給送装置100の原稿載置トレイ1上
に載置された原稿2は原稿搬送手段3(3a,3b)及
び原稿分離手段4によって一枚ずつプラテンガラス5上
に搬送されたあと位置決めされて、光学系によって読み
取られてから原稿戻しパス6を経由して原稿排出ローラ
7によって原稿載置トレイ1上に排出される。
【0020】原稿給送装置100によってプラテンガラ
ス1上に位置決めされた原稿2は、露光ランプ8によっ
て露光走査され、その光像は反射ミラー9(9a,9
b,9c,9d)及びズームレンズ10から構成される
光学系によって像担持体である感光ドラム11上に投影
される。
【0021】感光ドラム11は回転自在に担持され、前
露光ランプ12、コロナ帯電器13、現像器14、転写
装置15、クリーニング装置16が周りに配置されてい
る。
【0022】画像の形成は、感光ドラム11を回転させ
前露光ランプ12で感光ドラム11上の残留電荷の除電
を行ってから帯電器13により一様に帯電させて光像を
照射することで潜像を形成するようになっている。
【0023】次に現像器14を動作させて感光ドラム1
1上の潜像を現像し、感光ドラム11上に樹脂を基体と
したトナー画像を形成するようになっている。現像器内
のトナーはトナー補給装置400によって補給され略一
定レベルに保たれている。そして感光ドラム11上のト
ナー画像は転写装置15によって給紙カセット17から
搬送路18を経由して感光ドラム11と対向した位置に
供給されたシート上に転写されるようになっている。
【0024】シート上へのトナー像の転写が終了したシ
ートは、搬送部19を経由して熱ローラ定着器20に導
かれトナー像の熱定着が行われてから接続されたシート
ソート装置300に搬送される。
【0025】また感光ドラム11は、表面の残留トナー
をクリーニング装置16で清掃された後再度画像形成工
程に供される。
【0026】シート両面に画像形成する場合は、定着器
20を通過後、搬送パス切換ガイド21を駆動させ搬送
縦パス22を経て反転パス23にいったん導かれてから
反転ローラ24の逆転により送り込まれた際の後端を先
端にして送り込まれた方向と逆方向に搬送し、両面排出
ローラ25によって排出され中間トレイ26に収納され
る。
【0027】中間トレイ26に収納されたシートは整合
された後、再給紙ローラ27によって再給紙され再び搬
送路18に搬送されて上述した画像形成工程によっても
う一方の面に画像が形成されるようになっている。
【0028】定着器20によって画像が定着されてシー
トソート装置300に搬送されたシートは、ノンソート
トレイ排紙ローラ28によるノンソートトレイ29への
排出、あるいはソートトレイ排紙ローラ30によるソー
トトレイ31への排出が搬送路切換ガイド32の切換に
よって行われるようになっている。
【0029】ここで、以上のような画像形成装置に用い
られる本発明の定着装置500の構成について図2ない
し図6に基づいて説明する。
【0030】図2において、20はトナー像と接するロ
ーラたる定着ローラ、501は加圧ローラ、502及び
503はヒートローラ、504及び505はハロゲンヒ
ータ、506,507及び508は表面温度検知セン
サ、509及び510はウェブ送りローラ、511はク
リーニングウェブ、512及び513はウェブガイド
軸、514はウェブ巻取り軸、515はクリーニングロ
ーラ、516は定着入り口ガイド、517は上分離爪、
518は下分離爪、519は内排紙上ローラ、520は
内排紙下ローラ、図中の矢印(→)はシート(転写材)
の搬送方向を示している。
【0031】本実施形態においては、該定着ローラ20
を、外径60mm、厚さ3.0mmのSTKM11A
に、HTVシリコーンゴムを肉厚6.0mm、ゴム硬度
45°(JIS−A)で形成し、表層には厚さ100μ
mのフッ素樹脂チューブ(PFA)を被覆してある。ま
た、加圧ローラ501を外径50mm、厚さ2.0mm
のSTKM11Aに、表層としてフッ素樹脂(PFA+
PTFE)を焼成してある。
【0032】しかしながら、このように定着ローラ20
の弾性層を厚肉化した場合、従来のように定着ローラ2
0の内部から加熱方式を採ると、熱応答性が悪く、ま
た、定着ローラ20の表面温度を所定の定着温度まで上
昇させるには、内部の温度を高温に維持する必要がある
ため本実施形態においては、図2に示すように、加熱手
段及び熱媒回転体たるヒートローラ502,503を定
着ローラ20の外周に当接させ、該ヒートローラ50
2,503によって定着ローラ20の表面を加熱するよ
うになっている。
【0033】該ヒートローラ502,503は、外径3
8mm、厚さ3.0mmのアルミシリンダーであり、内
面は、黒塗塗装(商品名おきつも)されており、表面は
アルマイト処理を施してある。そして、該ヒートローラ
502,503は定着ローラ20に対してそれぞれ約7
0kg重の荷重をかけて圧接させてあり、ニップ幅とし
ては、約4.0mm、合計で約8.0mmとしている。
一方、定着ローラ20と加圧ローラ501は荷重約14
0kg重で圧接させ、ニップ幅としては7.0mmとし
た。さらに、ヒートローラ502,503の内部には、
それぞれハロゲンヒータ504,505を配置してい
る。
【0034】このように、ヒートローラ502,503
により定着ローラ20表面を加熱する場合には、ヒート
ローラ502,503から定着ローラ20への伝熱量
は、各ヒートローラの表面形状、材料、ニップ幅、加圧
力等により決定される。また、周辺部材の昇温を考慮す
るとヒートローラ502,503の温度はできるだけ低
くするようにしなければならない。
【0035】そこで、ヒートローラ502,503の材
料としては、熱伝導性の良いアルミニウムを選定した。
アルミニウムに限らず銅等、熱伝導性の良い材料であれ
ばアルミニウムには限らない。
【0036】また、定着ローラ20、ヒートローラ50
2,503の表面温度は表面温度検知センサ506,5
07及び508検知結果に基づいて不図示CPUが前記
ハロゲンヒータ504,505を制御することによって
所定の表面温度になるように制御されている。
【0037】また、前記定着ローラ20,前記ヒートロ
ーラ502,503のクリーニングは前記クリーニング
ウェブ511によって行われ、前記加圧ローラ501の
クリーニングは圧接配置された前記クリーニングローラ
515によって行われる。前記クリーニングウェブ51
1は前記ウェブ送りローラ510によって前記ヒートロ
ーラ502,503に、また前記ウェブ送りローラ50
9によって前記定着ローラに圧接配置され、前記ウェブ
ガイド軸512及び513の案内と駆動手段による前記
ウェブ巻取り軸514の回転によって所定のタイミング
で巻き取られて順次ローラの表面と圧接されてクリーニ
ングするようになっている。
【0038】次に定着器500の駆動機構について説明
をする。
【0039】図3及び図4において、150はCPU、
151は定着駆動モータ、152は入力カップリング、
521は上側板、522は下側板、523は駆動部上
板、524はパルスモータ、525は定着駆動ギア、5
26,527は中継ギア、528は定着ローラギア、5
29,530は中継ギア、531はパルスモータギア、
532,533は中継ギア、534はウェブギア、53
5は内排紙ローラギア、536は定着駆動ギア軸、53
7,538,539は中継軸、540は内排紙下ローラ
軸、541,542,543,544,545,54
6,547,548,549,550はベアリング、5
51,552,553は一方向クラッチ、554,55
5,556,557,558はギアを軸に固定するため
の平行ピン、559は前記下側板522に固定された内
排紙ローラ支持板、560は断熱ブッシュである。
【0040】前記CPU150は前記定着駆動モータ1
51及び前記パルスモータ524の駆動制御を行う。
【0041】前記CPU150は定着動作を行う際には
前記定着駆動モータ151を所定の回転数で回転させて
不図示駆動伝達機構を介して前記入力カップリング15
2を回転させて前記定着ローラ20を回転させるよう制
御する。
【0042】前記入力カップリング152は前記定着装
置500の画像形成装置への装着状態において前記定着
駆動ギア525と噛み合っており、駆動が伝達されるよ
うになっている。前記定着駆動ギア525は上側板52
1に固定された定着駆動ギア軸536にベアリング54
2を介して回転自在に取付けられている。定着駆動ギア
525へ伝達された駆動力は前記定着ローラ20側と前
記内排紙ローラ520側とに分岐される。前記定着ロー
ラ20側への駆動は前記一方向クラッチ551を内蔵し
た中継ギア527から前記上側板521と前記駆動部上
板523との間に前記ベアリング543,544を介し
て回転自在に支持された前記中継軸537、さらに前記
平行ピン554で固定された中継ギア527を介して前
記定着ローラギア528に伝達される。そして前記上側
板521に前記ベアリング545と前記断熱ブッシュ5
60を介して回転自在に取付けられた前記定着ローラ2
0が所定の回転数で回転するようになっている。一方、
前記内排紙ローラ520側への駆動は前記前記内排紙ロ
ーラ支持板559に前記ベアリング541を介して回転
自在に取付けられた内排紙下ローラ軸を回転させること
によって前記内排紙ローラ対519,520が回転する
ようになっている。
【0043】さらに定着動作を行う際に前記CPU15
0は定着装置に搬入されるシート(転写材)の枚数やサ
イズ等によって前記パルスモータ524を所定の回転方
向(第1の回転方向)に所定のパルス数だけ回転させる
ことにより前記ウェブ巻取り軸514を回転させ、前記
クリーニングウェブ511を巻き取ることで前記定着ロ
ーラ20及び前記ヒートローラ502,503の表面を
クリーニングするようになっている。
【0044】前記パルスモータ524が第1の回転方向
に回転制御されるとパルスモータギア531から中継ギ
ア532に駆動伝達される。中継ギア532には前記一
方向クラッチ553が内蔵されており前記第1の回転方
向の回転によって前記中継軸539にロックするように
なっている。前記中継軸539は前記上側板521と前
記駆動部上板523との間に前記ベアリング548,5
49を介して回転自在に支持されており、前記平行ピン
556で固定された中継ギア533を介して前記平行ピ
ン557で前記ウェブ巻取り軸514に固定された前記
ウェブギア534に駆動が伝達されて前記ウェブ巻取り
軸514が回転するようになっている。
【0045】一方、スタンバイモード(待機モード)/
省エネモードのように定着動作を伴わない場合には、前
記CPU150は前記パルスモータ524を第2の回転
方向(前記第1の回転方向と逆方向)に所定のパルスス
ピードで回転させて前記定着ローラ20を回転させるよ
うに制御する。これによって前記定着ローラ20に圧接
された前記加圧ローラ501、前記ヒートローラ50
2,503も従動回転して前記ヒートローラ502,5
03によって前記定着ローラ20表面が所定の温度に加
熱されと共に、前記加圧ローラ501表面も前記定着ロ
ーラ20表面の熱が伝導して所定の温度に加熱される。
【0046】前記パルスモータ524が第2の回転方向
に回転制御されると、前記パルスモータギア531から
中継ギア530に駆動伝達される。中継ギア530は前
記平行ピン555によって前記上側板521と前記駆動
部上板523との間に前記ベアリング546,547を
介して回転自在に支持された前記中継軸538に固定さ
れており、前記第2の回転方向の回転によって前記中継
軸538に前記一方向クラッチ552が内蔵された前記
中継ギア529を介して前記定着ローラギア528に駆
動が伝達されて前記定着ローラ20が所定の回転スピー
ドで回転するようになっている。
【0047】またこの時、前記CPU150は前記パル
スモータ524による前記定着ローラ20の駆動速度が
前記定着駆動モータ151による駆動スピード以下にな
るように制御することで駆動スピードを同一にするため
の前記パルスモータ524の大型化やコストアップを抑
制している。
【0048】次に図5及び図6を用いて各ギア及び軸の
回転方向の説明をする。
【0049】図5は定着動作時のギア及び軸の回転方向
を示している。前記定着駆動ギア525は前記定着駆動
モータ151によって矢印方向(→)に回転する。前記
定着駆動ギア525の回転に伴い噛み合っている前記中
継ギア526、前記内排紙ローラギア535及び前記内
排紙下ローラ軸540が矢印方向(→)に回転すると共
に前記中継ギア526に内蔵された前記一方向クラッチ
のロック作用で前記中継軸526が矢印方向(→)に回
転して前記中継軸526に固定された前記中継ギア52
7が回転することで前記定着ローラギア528が矢印方
向(→)に回転する。またこの時、前記定着ローラギア
528と噛み合った前記中継ギア529も矢印方向
(→)に回転する。
【0050】さらに、定着動作時には前記パルスモータ
524は前記クリーニングウェブ511駆動させる場合
に前記パルスモータギア531が矢印方向(⇒)に回転
されおり、この回転によって噛み合っている前記中継ギ
ア530及び532が矢印方向(⇒)に回転し、前記中
継ギア532に内蔵された前記一方向クラッチ553の
ロック作用で中継軸539が矢印方向(⇒)に回転する
ことで前記中継ギア533が矢印方向(⇒)に回転して
前記ウェブギア534が矢印方向(⇒)に回転するよう
になっている。またこの時、前記中継軸538は前記中
継ギア530によって矢印方向(⇒)に回転するが、前
記一方向クラッチ552の作用によって前記中継ギア5
29とはロックされていないため双方の回転の妨げには
ならないようになっている。
【0051】図6はスタンバイモード/省エネモード時
のギア及び軸の回転方向を示しており、前記パルスモー
タ524は前記パルスモータギア531が矢印方向
(⇒)に回転するように前記CPU150によって制御
されており、前記パルスモータギア531と噛み合った
前記中継ギア530,532が矢印方向(⇒)に回転す
る。前記中継ギア530の回転によって前記中継軸53
8が回転し、前記一方向クラッチ552のロック作用に
よって前記中継ギア529が前記中継軸538と共に矢
印方向(⇒)に回転することで前記定着ローラギア52
8が矢印方向(⇒)に回転する。この時、前記定着ロー
ラギア528と噛み合った前記中継ギア527及び前記
中継軸537も矢印方向(⇒)に回転するが、前記中継
ギア526に内蔵された前記一方向クラッチ551の作
用によって前記中継軸537の回転は前記中継ギア52
6には伝達されないようになっている。また、前記中継
ギア532には駆動が伝達されるが、内蔵された前記一
方向クラッチ553の作用により前記中継軸539には
回転は伝達されないようになっているため前記クリーニ
ングウェブ511の駆動には影響はないようになってい
る。
【0052】また、本実施例では駆動の伝達経路に複数
の一方向クラッチを配置して電磁クラッチ等の電気部品
を用いずに構成することで制御の簡素化、コストダウン
を図ったが、電磁クラッチ等を駆動経路に配置しても本
発明の効果を得られる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明係る第1の
発明によれば、制御手段によって定着動作時には第1駆
動手段によって前記ローラ対を駆動させ、第2駆動手段
によってクリーニング手段を駆動させるように制御する
と共にスタンバイモード/省エネモード時には第2駆動
手段によって前記ローラ対及び加熱手段を駆動させるよ
うに制御することで第1駆動手段を駆動させて動作不要
のローラ等を駆動させることなく定着ローラ対の表面の
温度分布を略一定に保つことができ、定着装置の信頼性
を向上させ、かつ高速機においても立ち上げ時間短縮を
可能にさせることのできる画像形成装置を提供すること
ができる。
【0054】また、本発明係る第2の発明によれば、第
1駆動手段が作動している場合には第1の方向に回転し
てクリーニング手段を駆動させると共に第1駆動手段が
作動していない場合には第2の方向(第1の方向の逆方
向)に回転して定着ローラ及び加熱手段を回転させると
いう簡単な正逆転の制御で第1駆動手段を駆動させて動
作不要のローラ等を駆動させることなく定着ローラ対の
表面の温度分布を略一定に保つことができ定着装置の信
頼性を向上させ、かつ高速機においても立ち上げ時間短
縮を可能にさせることのできる画像形成装置を提供する
ことができる。
【0055】また、本発明係る第3の発明によれば、制
御手段によって定着ローラの駆動速度(定着ローラの周
速)が第1駆動手段による定着ローラの駆動速度(定着
ローラの周速周速)以下になるようにパルスモータを制
御することによってパルスモータの負荷を軽減しつつ定
着ローラ対の表面の温度分布を略一定に保つことができ
定着装置の信頼性を向上させ、かつ高速機においても立
ち上げ時間短縮を可能にさせることのできる画像形成装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の断面図。
【図2】定着装置の断面図。
【図3】定着装置の側面図(駆動部)。
【図4】定着装置の駆動展開図。
【図5】定着動作時のギア及び軸の回転方向を示す図。
【図6】スタンバイモード/省エネモード時のギア及び
軸の回転方向を示す図。
【符号の説明】
20 定着ローラ 150 CPU(制御手段) 151 定着駆動モータ 152 入力カップリング 501 加圧ローラ 502 ヒートローラ 503 ヒートローラ 511 クリーニングウェブ 524 パルスモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接するように配設されたローラ
    対と、該ローラ対の転写材の未定着トナー像側と接する
    ローラ(以降、定着ローラと称す)の表面に圧接すると
    共に回転自在に配設された加熱手段とを備え、トナー像
    が形成された前記転写材を挟圧搬送しながら加熱により
    該トナー像を前記転写材に定着せしめる定着装置を有す
    る画像形成装置において、 前記定着ローラ及び前記加熱手段のクリーニング手段
    と、 前記転写材に前記トナー像を定着せしめるために前記ロ
    ーラ対を駆動させる第1駆動手段と、 前記クリーニング手段と前記ローラ対とを選択的に駆動
    させる第2駆動手段と、 前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する制御
    手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第2駆動手段は正逆転自在であり、
    前記制御手段は前記第1駆動手段を作動させる時には前
    記第2駆動手段を第1の方向に回転させて前記クリーニ
    ング手段を駆動させると共に、スタンバイモード/省エ
    ネモード時等で前記第1駆動手段を作動させない時には
    前記第2駆動手段を第2の方向(第1の方向の逆方向)
    に回転させて前記定着ローラ及び前記加熱手段を回転さ
    せることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2駆動手段はパルスモータであ
    り、前記制御手段は該パルスモータによる前記定着ロー
    ラの駆動速度(前記定着ローラの周速)が前記第1駆動
    手段による前記定着ローラの駆動速度(前記定着ローラ
    の周速)以下になるように制御することを特徴とする請
    求項1及び2に記載の画像形成装置。
JP2001285059A 2001-09-19 2001-09-19 画像形成装置 Withdrawn JP2003091198A (ja)

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