JP2003091143A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
画像形成方法及び画像形成装置Info
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Abstract
られ、感光体の耐摩耗性の向上を図られ、長期的に安定
した画像形成が行える画像形成方法及び画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 帯電装置が感光体の下側に位置し、背面
部に吸着、触媒作用を有する部材を付設したコロナ放電
方式の帯電装置であり、感光体の最表層に無機微粒子及
び電荷輸送物質が分散された被覆層が形成され、該感光
体の表面に潤滑剤が付与されることを特徴とする画像形
成装置、及び、これらの装置おいて、感光体の表面に潤
滑剤を付与しながら画像形成を行うことを特徴とする画
像形成方法。
Description
画像形成方法に関し、詳しくは、無機微粒子を分散した
被覆層を形成した感光体に、オゾン、NOx等のコロナ
生成物の影響を抑制し、かつ配設位置を考慮したコロナ
放電式の帯電器を使用して帯電する複写プロセスによ
り、長期に亘って良好な画像品質を維持する事の出来る
ファクシミリ、レーザービームプリンタ、電子写真複写
機等、電子写真法を使用する画像形成方法及び画像形成
装置に関する。
タ、複写機などの電子写真法を使用した間接方式の画像
形成装置では、感光体を中心に帯電、画像露光、現像、
転写、分離、クリーニング、除電(必ずしも必要ではな
い)等の各装置が配設され、画像形成が行われる。画像
形成において、感光体には、まず帯電装置により400
〜1000ボルトに帯電される。感光体には酸化亜鉛
系、セレン系、アモルファスシリコン系、有機系などの
種類があるが、近年使用される感光体は有機系の感光体
が主で、マイナス帯電で使用されるものが殆どである。
感光体に帯電が行われた後、画像露光され入力信号に応
じた静電潜像が形成される。
像剤により現像され顕像化される。2成分系の現像剤は
30〜100μm径のキャリアに2〜10μmのトナー
が3〜15wt%程度分散されたもので、現像後、転写
装置によりコピー用紙に転写された後、定着装置でハー
ドコピーとなる。転写後の感光体にはトナーと若干の紙
粉、埃等が付着しているため、クリーニング装置により
清掃され、最後に除電装置で残留潜像が除電され、次の
複写サイクルに入る。ただし、除電は感光層の材料や構
成などによっては必ずしも必要でない。
装置には、導電性ブラシやローラーなどの帯電部材を使
用した接触帯電装置、感光体と帯電部材間を30〜25
0μm程度隔離した非接触帯電装置、金属ワイヤーや鋸
歯状の電極をシールド電極で囲った構成のコロナ放電装
置などがある。帯電装置には直流電圧、もしくは交流を
重畳した直流電圧が印加される。これらの帯電装置は放
電を伴う帯電手段であるため、電荷以外に、副産物とし
てオゾンや窒素酸化物等のコロナ生成物が生成される。
コロナ生成物は直流電圧単独の場合より、交流を重畳し
た場合の方が遙かに多くなる。コロナ生成物は複写サイ
クルの繰り返しにより感光体に付着する場合、感光体の
上面に配設されているコロナ放電器では、コロナ放電装
置内に付着したコロナ生成物が停止時にミスト状にな
り、感光体に落下するため特に影響が大きくなる。装置
が作動中の場合は感光体全体に付着するため、影響は感
光体全体に及ぶが、停止時には帯電装置の真下に影響が
強く現れる。
コロナ生成物が感光層とともに削れるため、影響は比較
的軽微か、全く起こらない場合が有るが、装置が停止中
の場合にはコロナ放電装置の真下はコロナ生成物の濃度
が高くなるため、画像流れが発生しやすくなる傾向にあ
る。この影響は磨耗しにくい感光体ほど被害が大にな
る。コロナ生成物が感光体表層に付着すると、最初は点
状であるが、ブレードや現像剤等の接触により引き延ば
され島状になり、さらに連なった極薄い皮膜になる。こ
の皮膜が乾燥している場合には、比較的高抵抗を維持す
るため、特に問題とはならないが大気中の湿度が高くな
るにしたがい、吸湿により急速に感光体表面抵抗が低下
するため、解像度が劣化し、さらに進むと画像が形成さ
れなくなる。
表層の摩擦係数が高くなるため、ブレード方式のクリー
ニング装置では、ブレードと感光体間の摩擦抵抗が増大
し、クリーニング性能の低下(クリーニング不良)や、
ブレードエッジの欠けを起こし易くなり、トナー、紙粉
等が感光体上に残留しやすく、トナーや紙粉、コロナ生
成物などの複合作用によるフィルミング現象も起こりや
すくなる。したがって、感光層の摩耗が促進され感光体
寿命が低下する一方、解像度の低下や画像流れ等の画像
品質上の問題が起こる為、帯電の際には可能な限りコロ
ナ生成物の抑制を行う必要がある。
ィルミング、紙粉付着等が要因として生じる画像流れ
(白抜け)を改善する方法として以下に示す様な公知例
がある。例えば、特開昭63−40181号公報、特開
昭62−296180号公報、特開昭51−65941
号公報、特開昭60−95467号公報等には、感光体
を40〜60℃に加熱させ表面抵抗低下を防止し、解像
度の低下を抑制する方法が記載されている。また、例え
ば、特開昭58−157549号公報、特開昭60−1
73570号公報等には、感光体表面を水拭きし、表面
に付着したコロナ生成物を除去し、解像度の劣化を防止
する方法が記載されている。また、例えば、USP52
64903号公報、特開平3−92882号公報等に
は、感光層を活性炭素繊維でクリーニングしコロナ生成
物を除去する方法が記載されている。また、例えば、特
開平5−150693号公報、特開平5−134585
号公報、特開平8−248820号公報等には、極細繊
維の不織布でクリーニングしコロナ生成物を除去する方
法が記載されている。また、特開平9−230767号
公報には、オゾン、NOxによる画像上の白抜け、白筋
を回避し、クリーニングブレードの変形を防止し、長期
に亘って安定した画像を維持するために、転写装置側か
ら順にトナー、キャリア等を除去するための残留現像剤
除去部材(クリーニングブレード)、オゾン、NOx等
の固着物を除去する為の強制掻き取り部材(クリーニン
グブレード)を配置することが記載されている。また、
特開平9−90838号公報には、コピー用紙の繊維、
充填材が感光体に附着して生じるフィルミングや筋状模
様を解消するために、クリーニングブレードの前に導電
性ブラシによるクリーニング前処理手段を設け、交流電
圧を印加しながら、感光体に対しリーディング方向で回
転させ、課題を達成することが記載されている。さら
に、特開平9−296250号公報には、帯電ローラー
を使用した画像形成装置で起こる異常画像(帯電不良に
よる地汚れ、白筋、黒筋など)を回避するために、転写
装置側から順に第1のブレードクリーニング手段、第1
のブレードとは電気抵抗が低目で電圧を印加可能とした
第2のブレードクリーニング手段を配置することが記載
されている。
体表面層に高耐久化の為の被覆層を積層する事が行われ
る。耐摩耗性の被覆層もしくは保護層を形成する方法と
して、蒸着、プラズマCVD法などを使用して、1010
〜1014Ω・cm程度の体積固有抵抗を持つ薄膜を形成す
る方法、高硬度の金属酸化物や粒状樹脂などの微粒子を
分散した樹脂液を浸漬塗工もしくはスプレー塗工などで
感光体表層に塗工する方法などがある。CVD法を用い
て非晶質炭素膜(a−C膜)を感光層上に形成する方法
として、特開平1−92756号公報,特開平2−79
047号公報、特開平4−66954号公報等に開示さ
れている。
性微粒子(フィラー)を分散し、接触帯電法で画像形成
を行う内容については以下のような公知例がある。特開
平06−035220号公報には、酸化亜鉛、酸化チタ
ン、酸化錫、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ビ
スマス、錫ドープ酸化インジウム等の導電性微粒子を分
散した層を最表面に構成することが記載されている。特
開平08−123053号公報には、0.02〜5μm
(好ましくは0.07〜2.0μm)の無機化合物粒子
(例えば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、窒化
アルミニウムなどの金属酸化物、金属硫化物、金属窒化
物)とブタジエン系電荷輸送材料を含有する層を最表面
に構成することが記載されている。特開平08−234
455号公報には、厚さ12μm以下の電荷輸送層に1
〜3μmの粒径のシリコーン樹脂、フェノール樹脂、S
iO2,Al2O3,TiO2、ZnOを分散した層を最表
面に構成することが記載されている。特開平08−23
4469号報には、熱硬化樹脂中(熱硬化性ポリウレタ
ン)に酸化錫、酸化錫と酸化アンチモンもしくは両者を
含むものからなる金属酸化物を分散した層を最表面に構
成することが記載されている。特開平08−14664
1号公報には平均粒径が0.02〜0.5μmの酸化チ
タン、酸化アルミニウム、酸化珪素などの無機化合物微
粒子を1種又は2種ポリカーボネート樹脂中に分散した
層を最表面に構成することが記載されている。特開平0
8−248663号公報には、0.01μm〜2μmの
表面粗さの導電性支持体上に形成された表面粗さが0.
1〜0.5μmの表層中に平均粒径0.05〜0.5μ
mの無機微粒子(疎水化処理したシリカ)を分散した保
護層の厚みを0.05〜15μmとする感光体が記載さ
れている。
摩耗性を向上させる方法には以下の様な公知例がある。
特開平8−202226号公報には、潤滑剤(ステアリ
ン酸亜鉛など)の塗布量をコントロールしながら、画像
担持体にブラシを介して塗布する装置をクリーニング部
内に設置することが記載されている。特開平8−305
233号公報には、像担持体上に形成されたトナー像を
検知し、その基準値に応じて潤滑剤を塗布する制御装置
を有する画像形成装置。潤滑剤としてステアリン酸亜鉛
を用いることが記載されている。特開平6−34223
6号公報には、帯電ローラーを介して潤滑剤(ステアリ
ン酸亜鉛など)を画像担持体に塗布することが記載され
ている。特開昭54−1630号公報,特開昭54−1
43142号公報、特開昭64−35448号公報、特
開昭63−244039号公報等には、感光層の最表層
にシリコーン系もしくはフッ素系の潤滑剤を含有もしく
は塗布させるか、含有した層を感光体に設けることが記
載されている。特開平9−251263号公報には、塗
布ローラーに固体潤滑剤を当接させ、その固体潤滑剤は
軸方向、垂直方向に揺動させることにより、感光体に潤
滑剤を塗布することが記載されている。
等の画像品質低下を回避し、感光体を良好な状態で高耐
久性を図る為には感光体の表面抵抗を低下させ、摩擦係
数を増加させるコロナ生成物の感光体への作用(影響
度)を可能な限り抑制する事が必要である。コロナ生成
物の付着を抑制する事によって、感光体面のフィルミン
グの発生が少なくなり、画像品質の維持並びに感光体の
耐久性向上を図る事が可能となる。
を改善するには最も大きな効果を有するが、加熱する手
段を新たに設ける必要があり、加熱源のための電力が必
要であり、感光体材料やトナーによっては加熱出来ない
ことがあり、小口径の感光体ではスペース的に設置が困
難などの問題点がある。この手段ではコロナ生成物を除
去する事は出来ないため、耐久性向上は生じない。加熱
温度が低下すれば、解像度は劣化する。
改善できないが、有機感光体や無機微粒子を分散した被
覆層を有する感光体等でも簡単に改善が出来、解像度回
復、耐久性向上が可能となる。ただし、コロナ生成物が
吸着し易い非晶質炭素膜(DLC=Diamond-Like Carbo
n)等を被覆した感光体の場合は時間がたつにつれ改善困
難に成り有効性は小さい。水拭きの場合、常時水の補給
や部材の交換が必要となり、ハンドリング性という面か
らすると、有効な方法とは云えない。
Fiber)をクリーニング材に使用した場合、コロナ生成
物などの汚染物質の除去効果は高い。しかし、好適な形
態のものを選定した場合には有効な部材として使用可能
であるが、ACFは材料自体が硬くて脆いため、強く押
しつけた場合、無機微粒子を分散した樹脂膜やDLC膜
の様な硬度の高い薄膜であっても、破損した粉末がクリ
ーニング部材や現像部に入り込み、感光体を傷つけた
り、異常画像現象の原因に成ることがあり、適用方法に
よっては逆に感光体の耐久性を短くする可能性を有す
る。
た場合、開示例にも見られるように、除去した感光体上
の汚染物質は不織布に取り込まれ、再汚染の恐れが小さ
くなるため、極細繊維の不織布を使用することは有効な
手段である。しかし、汚染物質が感光体に強く付着した
場合には、有機感光体であっても固着力が大きく成るた
め、除去しにくくなるので、常時感光体に当接して複写
サイクル毎に汚染物質が除去されるようにすることが望
ましい。強く摺擦すれば、除去能力は高まるが、有機系
感光体は柔らかいため局部的摩耗が生じ易く、画像欠陥
或いは耐久性低下の要因となる場合がある。ただ、有機
感光体の場合、コロナ生成物を除去しても、摩擦係数は
それほど低下しないので、耐摩耗性は向上しない。
て高耐久化が達成可能であるが、DLC膜は耐摩耗性が
極めて大きく、固着力も大きいため、極細繊維の不織布
のみでは汚染物質の除去能力が不十分で、長期安定性を
求めるためには、他の手段(例えば感光体への加熱処
理)と併用する事が望ましい。
オゾンや窒素酸化物等のコロナ生成物が感光体に作用す
ると、比較的短時間で感光体の表面抵抗を低下させ画像
流れを起こしたり、感光層に滲入した場合にはバルク抵
抗を低下させたり、構造欠陥を増やしたり、分子間結合
を切断させたりするため、画像流れが起こったり、感度
低下の原因を作り出す。
には、摩擦係数を高めるため、ブレードクリーニングと
の摩擦抵抗が大きくなり、感光層の摩耗が促進されると
云う現象が生じる。特に最近主流として使用されている
有機感光体の場合には元々機械的強度が弱い上、コロナ
生成物の影響を受けやすい為、機械的耐久性が5万枚前
後と短い。
した樹脂層を形成する方法では、耐摩耗性が向上し感光
体寿命を高める事が出来る。微粒子は通常樹脂に対し1
0〜50%前後添加されるが、この様な感光体を接触帯
電法で使用した場合、フィラー量が少ないと前記したよ
うな現象、すなわち、トナー中の流動制御剤として添加
されるSiO2やTiO2等の微粉末が感光層表層に食い
込み、膜削れの不均一性、白抜けや、モヤムラなどを生
じやすくなり、多すぎた場合には、残留電位が増加し、
画像品質の低下が促進される。また、添加量が多く感光
体の表層の削れが殆ど無い場合には、表層に付着したコ
ロナ生成物が残留し易くなり、次第に解像度の低下を来
たし、高湿環境になるほど、解像度が低下しやすくな
り、最終的には画像流れに到るという不具合が生じる。
さらに、光の透過率が低下し画像電位レベルが上昇し、
画像濃度が低くなるという不具合が生じる。
を向上させる方法として、感光体表面層を耐摩耗性の感
光層にする方法、耐摩耗性の保護層を設ける方法等があ
る。特開平08-20226号公報には、ブラシに一旦塗布した
ものを感光体に移行させることによって、均一塗布性が
向上することが開示され、画像の均一化には好ましい方
法である。潤滑性に優れたステアリン酸亜鉛などを塗布
すると、耐摩耗性にも優れる。ただ、ステアリン酸亜鉛
は感光体に一度付着すると除去しにくいため、効果の持
続性はあるが、多く塗布された場合には帯電過程で生成
されるコロナ生成物(画像流れの主原因)等の異物を巻
き込みやすくなる。また、ステアリン酸亜鉛層が一層形
成されると、クリーニングブレードによる掻き取り効果
が大幅に低下するため、局部的な画像品質低下を起こす
危険性がある。したがってセンサーのSN比を大きくと
り、さらに極薄層とするための制御が必要である。
グ装置を構成するクリーニングブラシで潤滑剤(ここで
はステアリン酸亜鉛)を削りながら、像担持体に潤滑剤
を塗布する方法が開示されているが、塗布のタイミング
は像担持体上のトナー像を検知し、その画像品質劣化
(フィルミングなどで感光体がトナー汚染され地汚れす
る事)が生じないように、常に均一塗布を行う装置に関
する。
が低下した場合に起こりやすく、この主原因はコロナ生
成物と、トナーを構成する樹脂や顔料等である。したが
って、感光体表面の摩擦係数を低下させ、クリーニング
性能を上げ、また、付着力を弱めることで、抑制が可能
である。
という面及び一度塗布すると効果が継続するといった優
れた面があるが、前記したように、付着性が良いためク
リーニングブレードと感光体との接触面(あるいは角)
に付着すると、滑りにより感光体面のコロナ生成物、ト
ナーなどの構成物質等を簡単に除去し難いという面があ
る。したがって、問題が起こっても長時間継続する。す
なわち、塗布されたステアリン酸亜鉛は蓄積して厚くな
り、コロナ物を巻き込みやすく、一度巻き込むとコロナ
生成物は蓄積していき、ステアリン酸亜鉛が除去される
まで感光体上に留まるため、画像流れなどの問題点が長
引くという問題がある。
く塗布するような制御が必要となる。特開平06-342236
号公報に開示の方法は、潤滑剤を感光体の回転速度とは
線速度を変えた帯電ローラーに一旦塗布し、それを感光
体に再塗布し、感光体に潤滑効果を持たせるものであ
る。此の方法は線速度を変える事によって塗布ムラをな
くし、均一塗布を行う様にしたものであるが、特開平08
-20226号公報に開示された方法と同様にステアリン酸亜
鉛の様なワックス状の固形品を使用しているため、帯電
系に使用する場合には少しでも塗布の不均一性がある
と、電気抵抗にムラを生じ易く、感光体の帯電均一性が
失われ、画像欠陥(例えば、黒点、モヤムラなど)が発
生しやすい危険性がある。
有機系感光体の表層にフッ素系界面活性剤と硬化性樹脂
からなる保護層を設けたもの(特開昭54-1630号公報)、
フッ素系界面活性剤と潤滑剤を含有する樹脂からなる保
護層を設けたもの(特開昭54-143142号公報)、固体潤滑
剤とシリコーンオイルを含有する表面層を設けたもの
(特開昭64-35448号公報)、感光層の最表層に潤滑剤を含
有する層を設けたもの(特開昭63-244039号公報)などが
知られている。これらの方法は感光体自体に潤滑性を持
たせるため、装置本体のシステム変更がいらないという
大きなメリットがある。
が極めて少ない量に限定されてしまう事と、添加させた
オイルは自然と表層に移行し、現像や転写紙、クリーニ
ングで失われるため、潤滑効果の持続性が短く、効果は
初期に留まり、100枚前後のコピーで効果が無くなる
という問題が有る。
末を分散した層を設けた感光体での持続性は分散層の膜
厚、削れ量に依存するが、分散する粉末の電気抵抗や分
散性によって、感光体の電子写真特性が損なわれ易く、
残留電位の上昇や、長期に亘って使用する場合、微少な
黒点やモヤムラなどの発生が生じるという問題があり、
また、コロナ物やトナー構成物などの異物の付着は防止
出来ないため、摩擦係数は必然的に上昇し、前記した問
題点の発生は避けられない。
固体潤滑剤(材料名は不明)を揺動させながら塗布ロー
ラーに当接し、最終的に感光体に潤滑剤を塗布する方式
で、本発明の目的はこの揺動により潤滑剤の寿命を延ば
すものである。機構が複雑になるのでコストアップは避
けられないが、効果面や欠点は前記に示す開示例にほぼ
同等と考えられる。
高く、画像品質の劣化が低く抑えられ、感光体の耐摩耗
性の向上を図られ、長期的に安定した画像形成が行える
画像形成方法及び画像形成装置を提供することである。
り、上記の課題が解決される。すなわち、請求項1に係
る発明は、感光体を中心に帯電装置、画像露光系、現像
装置、転写装置、分離装置、及び、クリーニング装置を
順に配設した画像形成装置において、帯電装置が感光体
の下側に位置し、該帯電装置が背面部に吸着、触媒作用
を有する部材を付設したコロナ放電方式の帯電装置であ
り、該感光体の最表層に無機微粒子及び電荷輸送物質が
分散された被覆層が形成され、該感光体の表面に潤滑剤
が付与されることを特徴とする画像形成装置である。
有する部材が活性炭素繊維からなることを特徴とする請
求項1に記載の画像形成装置である。
れた吸着、触媒作用を有する部材が立方体状で、通気性
を有する構造体である事を特徴とする請求項1又は2に
記載の画像形成装置である。
に、さらに排気系が配設されていることを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置であ
る。
た被覆層に分散される無機微粒子がアルミナ、又は、酸
化チタンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の画像形成装置である。
〜30重量%分散した被覆層を有する感光体であること
を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像
形成装置である。
ン酸亜鉛、又は、ポリテトラフルオロエチレンであるこ
とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画
像形成装置である。
電装置、画像露光系、現像装置、転写装置、分離装置、
及び、クリーニング装置を順に配設して、作動させる事
によって画像形成を行う画像形成方法において、帯電装
置が感光体の下側に位置し、該帯電装置が背面部に吸
着、触媒作用を有する部材を付設したコロナ放電方式の
帯電装置であり、該感光体の最表層に無機微粒子及び電
荷輸送物質が分散された被覆層が形成され、該感光体の
表面に潤滑剤を付与しながら画像形成を行うことを特徴
とする画像形成方法である。
ことによって、感光体の表面の摩擦係数を0.2〜0.
5として、画像形成を行うことを特徴とする請求項8記
載の画像形成方法である。
セスを図1の概略図を用いて説明する。本発明に使用さ
れる画像形成装置は、感光体1を中心に、帯電装置2、
画像露光系3、現像装置4、転写装置5、分離装置6、
クリーニング装置7を配置し、順に作動させることによ
って画像形成を行う。クリーニング装置の次に必要に応
じて除電装置が設けられる。画像形成にあたって、感光
体には感光体の下側に設置されたコロナ放電装置2を用
いて、画像形成に必要な表面電位に帯電される。帯電々
位は有機感光体では感光層の厚みや、解像性、コロナ生
成物等を考慮して決定されるが、通常は−400〜−8
00V程度に設定される。帯電装置にはコロナ生成物を
吸着、分解する部材が背面に付設されており、さらに排
気する為の装置に接続される。帯電工程を経た後、CC
D(電荷結合素子)で読みとられた画像、或いはパーソ
ナルコンピューターなどから送信された信号が青色から
赤色までの間の何れかの波長のLD或いはLED素子を
用い、光信号に変換され、凸レンズ、ポリゴンミラー、
シリンドリカルレンズで、50μm前後のドット径に絞
り込まれたパターンが感光体上に画像露光として順次照
射され静電潜像が形成される。
から成る現像装置4を用いて顕像化(トナー像)され、
ローラー状、ベルト状、或いはコロナ放電法等の転写装
置5、分離装置6によりコピー用紙(普通紙)9に転写
される。このコピー用紙9は定着装置8に搬送されハー
ドコピーとなる。
に含有されるシリカ、キャリア、および紙粉等の残留物
(次回以降の複写に際して汚染物質となる)が残留して
いるため、クリーニング装置7で清掃され、次の複写サ
イクルに入る。好ましくは、感光体は、クリーニング装
置7の清掃後、除電装置で除電される。
による複写プロセスを示したものであるが、4本の感光
体を使用するタンデム方式の複写装置でも基本的には図
1に基づいて説明した複写プロセスが使用される。
である。以下、本発明で使用される有機感光体について
説明する。有機感光体は近年感光体の主流として数多く
使用されており、帯電能が高く、高感度設計が可能、安
価で、スプレー方式やディッピング方式で容易に作製可
能、無公害である等の多くのメリットを有する反面、樹
脂製のため硬度が低く、脆いため、耐久性が短いという
問題点がある。ただし、この耐久性に関しては、複写シ
ステムや、感光体構成を適正化する事により向上させる
事が可能である。
支持体1a上に順に下引き層1b、電荷発生層1c、電
荷輸送層1d及び被覆層1fを積層した感光体である。
帯電極性はマイナスである。
なった感光体で、プラス帯電で使用可能な感光体構成で
ある。以下、感光体構成は図2に示す本発明で主に使用
する機能分離型の感光体構成で説明する。
げ等の加工を施したアルミニウムが一般的に使用される
が、電気、機械、化学的などの諸特性を満足するもので
有れば良く、ステンレス、銅、真鍮などの金属の他、圧
縮紙や樹脂或いはガラスに、金やアルミ、白金、クロム
等を蒸着或いはスパッタリングした導電層、さらにはカ
ーボン、錫等の微粒子を分散した導電層を塗工したもの
であっても良い。
mオーダー以下の値で有れば問題はない。形状はドラム
状で、肉厚は直径や材質にも因るが、アルミニウムを使
用する場合、0.5〜5mm程度のものが使用される。
24〜80mmφの感光体であれば0.8〜3mm程度
の肉厚の導電性支持体が使用出来る。
止による帯電特性の維持、デジタル変換された画像露光
の感光層内で乱反射による潜像乱れ阻止を行うため、及
び導電性支持体、電荷発生層の両層の塗工性、接着性等
を良好にするために形成される。下引き層はアルミナ蒸
着膜、分散系の場合にはTiO2やSnO2などの金属酸
化物をアルキッド樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、ポ
リビニールアルコール、カゼイン等に分散し、導電性支
持体上に、浸漬法、スプレー法、リングコート法等を用
いて1〜10μmの厚さに塗布する。下引き層が厚すぎ
ると繰り返し残留電位の増加を起こしやすく、薄い場合
にはSN比が悪化し、長時間使用によりノイズ(黒斑点
や、地肌汚れ等)の増加を招く。通常は109〜1012
Ω・cm程度の体積抵抗の下引き層を3〜8μmの膜厚
で均一に形成する事で、良好な電子写真特性を達成でき
る。
に分散したものである。有機感光体の場合、電荷発生材
としては金属フタロシアニン、無金属フタロシアニンな
どのフタロシアニン系、カルバゾール、トリフェニール
アミン、フルオレノン、オキサジアゾール等の骨格を有
するアゾ顔料、ペリレン系顔料、アントアンスロンなど
のキノン顔料、ペリレン顔料、ベンゾキノン及びナフト
キノン系顔料、多環キノン系顔料、キノンイミン系顔料
等を単独もしくは2種以上混合して使用できる。また、
必要に応じて低分子輸送物質を添加しても良い。
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチ
レン樹脂、などが使用できる。
誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導
体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、スチリル
アントラセン、スチリルピラゾリン、トリフェニールア
ミン誘導体、フェニルヒドラゾン、α−フェニルスチル
ベン誘導体、アクリジン誘導体等が単独もしくは2種以
上混合して使用される。
トラヒドラフラン、トルエン、シクロヘキサノン、ジク
ロルエタンなどを分散液として、ボールミル、サンドミ
ル、振動ミルなどで均一に分散し、スプレー塗工法、浸
漬法等を用いて、下引き層上に0.05〜5μm、好ま
しくは0.2〜1μmの厚さで塗工する。必要以上に厚
くすると、空間電荷の増大を招き、光減衰特性、残留電
位等に影響が生じる。
脂中に分散したものである。低分子の電荷輸送物質には
オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダ
ール誘導体、トリフェニールアミン誘導体、α−フェニ
ールスチルベン誘導体、トニフェニールメタン誘導体、
アントラセン誘導体などを使用することが出来る。
樹脂(ビスフェノールAタイプ、ビスフェノールCタイ
プ、ビスフェノールZタイプ或いはこれらの共重合
体)、ポリアリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリス
チレン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルホルマール樹
脂、ポリビニルトルエン樹脂、フェノール樹脂、メラミ
ン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂アクリル樹脂ア
ルキッド樹脂等、単独もしくは2種以上混合して用いる
ことが出来る。
トルエン、2−ブタノン、モノクロルベンゼン、塩化メ
チレン、ジクロルエタンなどが使用できる。
るために、感度低下、残留電位上昇を抑制するために酸
化防止剤、可塑剤等を添加することが出来る。酸化防止
剤としては、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−p−ク
レゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ
−t−ブチル−4−エチルフェノールなどのモノフェノ
ール系化合物、2,2'−メチレン−ビス−(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,2'−メチレン
−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェニール)な
どのビスフェニール系化合物、1,1,3−トリス−
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニ
ール)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−
(3'、5'−ジ−t−ブチル−4'−ヒト゛ロキシフェニール)プロ
ピオネート]メタンなどの高分子フェノール系化合物、
2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジ
ドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノ
ン、2−(2−オクタデセニル)−5−メチルハイドロ
キノン等のハイドロキノン類等がある。
リング剤を添加することが出来る。レベリング剤として
はジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコー
ンオイル、パーフルオロシリコーンオイルなどがある。
設定されるが、好適に使用される膜厚は15〜25μm
程度が望ましい。電荷輸送層が薄いと、電荷や光子の移
動に歪みが生じることが少なくなり、高解像度を得るの
には優位になる。しかし、塗膜が分散層であるが故に不
均一になり易くなるため、画像欠陥が生じやすく、放電
破壊を起こしやすくなる。また、静電容量が大きくなる
ため、画像形成に必要な表面電位が稼げないので、画像
品質が貧弱になりやすく、薄いが故に機械的耐久性が短
くなる。
径、現像方式、原稿像のドット系、転写条件、電荷輸送
層の表面抵抗、バルク抵抗等によっても影響を受けるた
め、静電潜像での解像度は出来るだけ高いレベルに設定
しておくことが望ましい。感光体における静電潜像の解
像度は感光層が厚くなるにしたがい、光子及び電荷の拡
散が生じ易くなるため、解像度は膜厚の増加と共に低下
する。したがって、電荷輸送層の膜厚は好適な範囲に設
定することが必要である。
的、電気的な耐久性を図るために感光層上の感光体最表
層に形成するものであり、高硬度の非晶質炭素膜や、非
晶質シリコン膜、高抵抗の酸化錫膜などの薄膜を1〜5
μm程度、真空蒸着法、CVD法、スパッタリング法、
イオンプレーティング法等、0.05〜1μm程度の微
粒子をバインダー樹脂中に分散し、感光層上に薄膜塗装
する方法などで形成される。好ましくは、被覆層は、無
機微粒子をバインダー樹脂中に適当量分散した塗工液を
スプレー法やディッピング法などの塗工法を用いて2〜
10μm塗工する方法で形成される。
化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化
インジウム、窒化珪素等があり、特にはアルミナ、つい
で酸化チタンの順で環境安定性が良好であり、好適な無
機微粒子として本発明で使用することが出来る。これら
の無機微粒子にはシランカップリング材、フッ素系シラ
ンカップリング剤を使用して撥水処理する事も可能であ
る。
ーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリウレタン樹
脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂等に分散して使用す
ることが出来るが、好ましくは極性依存性が無い、透明
性の良い1016〜1017Ω・cm程度に高抵抗のポリカ
ーボネート樹脂が好適である。
際に、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素系樹脂
微粒子を適当量分散することによって撥水性、潤滑性を
高め、環境特性、耐摩耗特性を改善させる事が可能であ
る。
電荷輸送物質も分散される。電荷輸送物質は低分子電荷
輸送物質が好ましく、例えば、オキサゾール誘導体、オ
キサジアゾール誘導体、イミダール誘導体、トリフェニ
ールアミン誘導体、α−フェニールスチルベン誘導体、
トニフェニールメタン誘導体、アントラセン誘導体など
が挙げられる。
インダー樹脂や低分子電荷輸送物質等の構成材料に対
し、10〜30重量%を添加するのが好ましい。好まし
くは15〜25重量%である。添加量が多いと、耐摩耗
性は増大するが、反面、光透過率の低下や拡散、電荷の
移動度低下などが生じ、解像度低下、残留電位上昇、感
度低下等を生じやすくなる。さらに、表面に付着したコ
ロナ生成物やトナー成分によるフィルミングなど画像形
成に対して障害となる汚染物質が、摩耗されにくくな
り、解像度低下を起こす要因に成ることもある。一方、
無機微粒子の添加量が少ない場合には、摩擦係数が高く
なり、機械的耐久性が維持できず、現像剤に因るトナー
フィルミング、シリカなどの付着(突き刺さり)などが
起こりやすく、白斑点や、ムラが発生する事がある。
厚は要求される耐久性や複写システムによっても左右さ
れるが2〜8μm、好ましくは3〜6μm程度に設定さ
れる。
め、偏りや粒径の分散不良等が有ると、解像度、残留電
位、機械的耐久性等に影響を与える。被覆層中の無機微
粒子は層中にほぼ均一に、もしくは電荷輸送層側の濃度
分布が低く、表層が高くなるように分散される。
について説明する。本発明に使用されるコロナ放電方式
の帯電装置は、図4に示されるようなステンレス、ニッ
ケル、タングステンあるいはその他の金属材料を用い
て、エッチングや打ち抜き、切削加工、支持基体への電
極のはめ込み等の方法により、鋸歯状、あるいは針状の
電極を放電電極11として、シールドケース13の中央
部に配置したコロナ放電器、あるいは、図5に示される
ような金メッキされた40〜80μmのタングステン線
やニッケル線などを放電電極11として、シールドケー
ス13の中央部に1〜3本帳架され構成されたコロナ放
電器が好ましく用いられる。
構成や使用材料によってマイナス電荷で動作するもの、
プラス電荷で動作するものがあるが、本発明の場合は表
面電位がマイナスになる様な放電電極への印加条件が設
定される。感光体表面の電圧をマイナスにするためには
直流のマイナス電圧、もしくは交流電圧を重畳したマイ
ナスの電圧が印加されるが、マイナス電圧は放電が玉状
に成るため、不均一に成りやすく、感光体にもその影響
が及ぶ。これを改善するため通常は放電電極と感光体間
に導電性の部材によるグリッド12が設置される。
−6000V程度であり、交流を重畳する場合には、交
流電圧は周波数500〜4500Hz、電圧500〜2
500Vの条件にほぼ設定される。
字形に加工された鉄板に、クロムメッキやニッケルメッ
キを施したものたものが一般的に使用されるが、円筒形
状の一部を加工開口させたものなども使用される。シー
ルドケース13は感光体の反対側の面にスリットを設け
空気の流れが生じるように、解放するようにするのが望
ましい。解放することによって、オゾンなどのこもりを
少なくすることが出来るほか、本発明のようにコロナ生
成物の除去、分解を促す触媒等を付設することが可能と
なる。
ングステン線、針状電極、鋸歯状電極など)を感光体面
より8〜12mm、シールド電極側面から10〜15m
m程度、グリッド12からは5〜10mm程度離し設定
される。グリッド12は0.05〜0.2mm程度の厚
みのステンレス板にニッケルメッキや金メッキなどを施
したものであり、感光体面より0.5〜2mm程度離し
てコロナ放電器側に設置される。
ラス、マイナス0〜1000ボルト程度のいずれかの電
圧で、感光体構成、要求される電圧(または電界強
度)、環境安定性等を鑑み設定される。グリッドへの電
圧印加は小型の電源とか、バリスタ、ソリッド抵抗等が
使用される。
に、オゾン、窒素酸化物などのコロナ生成物は多く発生
する。低電圧駆動の接触帯電法と比べると、10〜10
0倍程度発生量が多く、対策を行わない場合には臭気が
高くなり、環境上問題がある。
はシールドエッジと0.5〜2mm程度離れているた
め、接触帯電装置の様に、感光層が削られる心配はな
く、感光体にスクラッチが入ることもない。したがっ
て、生成したコロナ生成物が感光体に向かって飛翔する
空間に除去部材を設ける事も出来るため、オゾン、窒素
酸化物の感光体への影響、および臭気を軽減させること
は可能である。鋸歯状電極を有するコロナ放電装置はタ
ングステンワイヤーを使用したコロナ放電器に比べ、放
電効率が高いため、放電電極に印加する電圧を下げるこ
とが出来るため、その分コロナ生成物を押さえることが
可能である。しかし、下記に示す接触帯電装置に比べな
おコロナ生成物は多い。
い直流電圧、もしくは直流電圧に交流電圧(1000V
〜2000V、500Hz〜2.5KHz)を重畳した
電圧が帯電部材に印加される。接触帯電法は帯電部材が
感光体にほぼ接触状態で設置されているため、帯電部材
に印加される電圧はコロナ放電方式の1/3〜1/4と
少なくてすむ。従って、オゾンや窒素酸化物等のコロナ
生成物の生成は極めて少なく、コロナ放電法の1/10
0以下と極めて少ない。したがって、環境上の問題は殆
ど皆無となるが、生成量は微少であっても、接触状態で
配置されているため、生成されたコロナ生成物はほぼ1
00%感光体に作用する。また、触媒等を設置しても有
効に作用させることが出来ない。したがって、感光体の
受けるハザードはコロナ帯電法と同等かそれ以上となる
場合があり、コロナ放電方式に比べ解像度低下、画像流
れ、ハーフトーン画像のモヤムラ等は画像品質上大きな
問題を生じ易く、感光体の耐久性が短くなる事もある。
く発生することから環境上問題となるが、吸着、触媒作
用を有する部材を含む排気装置をもうけることにより、
外部に排出されるオゾンは殆ど解消させることが出来
る。また、設置方法、排気系、触媒などをコロナ放電器
に用いることにより、感光体に対するハザードを低くす
ることが可能である。ただし、漏れたコロナ生成物の影
響が残るため、さらなる対策が要求される。
電器が通常、感光体の上側に位置するように配設される
ことが多い。動作中は常時コロナ生成物が形成されてお
り、形成されたコロナ生成物はミストの形で感光体に向
かって降り注ぐ。また、形成されたコロナ生成物はシー
ルドケース内に付着堆積する。降り注いだコロナ生成物
は感光体上に付着し、表面抵抗が低下する要因を形成す
る。摩耗しやすい感光体の場合は画像形成装置が動作時
も、停止時も画像劣化を起こす問題は小さいが、耐摩耗
性をあげるための被覆層あるいは保護層を有する感光体
ではクリーニングや現像部でのコロナ生成物の除去率が
少ないため、60%RH、あるいはそれ以上の湿度環境
では感光体の表面抵抗が低くなり、解像度低下や画像流
れが起こる可能性が高くなる。画像形成時に解像度低下
が起こらないまでも、画像形成装置が停止時には、コロ
ナ放電器内に付着した汚染物質がミストの形で、感光体
に長時間にわたって降り注ぐため、コロナ放電器に対向
した感光体面はコロナ放電器にほぼ同じ幅で、解像度が
低下するか、画像流れが起こりやすくなる。
には、コロナ放電器は感光体の下側に配設する事が望ま
しい。すなわち、コロナ放電器内に付着したコロナ生成
物のミストは、感光体側には飛翔し難いため、コロナ汚
染の影響を可能な限り抑えることが可能となる。
を分散した耐摩耗性を有する被覆層を形成した感光体に
は特に重要である。
RHで起こるいわゆる常湿ボケ及び、90%RH以上の
高湿環境での画像流れはほぼ解消させる事が出来る。た
だ、600dpi以上の高解像度の場合には、少しの解
像度低下も問題になる可能性がある。したがって、この
補償手段が望まれる。この手段として、本発明では、オ
ゾンや窒素酸化物を吸収分解する吸着、触媒作用を有す
る部材が感光体とは反対側のコロナ放電器の背面に設置
する。
のには、シリカゲル、活性ジルコニア、ゼオライト、活
性アルミナ、活性炭、活性炭素繊維、Ti−Si−Zr
系の酸化物、二酸化チタン−アルミン酸石灰−マンガン
酸化物系、二酸化チタン−アルミン酸石灰−マンガン酸
化物系、テルペノイド系、Cu−Mn系、アルミナ−シ
リカゲル系などがあり、単体もしくは2〜3種組み合わ
せて使用することが出来る。ただ、材料によって除去効
率に差があり、オゾンには有効であっても窒素酸化物は
効能が薄いものもある。
ロナ放電器より生成されるオゾン、窒素酸化物のいずれ
に対しても、他の材料よりは吸着、分解作用が優れてい
る。活性炭素繊維には各繊維に10〜40Å径のミクロ
ポアが形成されており、このミクロポアの径がオゾン、
窒素酸化物の吸着、分解には有効と言われる。
リル系繊維、セルロース系繊維、フェノール系繊維、ピ
ッチ系の種類が有るが、この中でも特にはポリアクリル
ニトリル系繊維(PAN系繊維)からなる活性炭素繊維
が窒素酸化物の吸着能力に優れている。窒素酸化物の処
理能力が高いのは窒素原子を2〜5%含有する為と云わ
れる。活性炭素繊維にはフェルト、トウ、織物、不織布
等の形態があり、加工することなくカットするだけでメ
ッシュ状のケースに入れ使用する事が可能である。帯電
装置の潤滑剤(フィルター)として使用する場合には、
フェルトや織物のような通気性の有る立方体が特に好ま
しく、表面のみならず内部の方まで100%活用するこ
とが出来、また、厚いものを使用するとその分、有効時
間を長く保つことが可能となる。
極(図4)、又は、放電ワイヤー(図5)からなる放電
電極11を有するコロナ放電方式の帯電装置の背面側に
吸着、触媒作用を有する部材14をセットした概略図で
あり、2〜5mm程度の厚さの吸着、触媒作用を有する
部材(活性炭素繊維等)14を装着出来る構造となって
いる。
する部材14は立方体状で、通気性を有する構造体であ
る事が好ましい。
を配置した帯電装置の背面に、さらに排気系が配設され
ていることが好ましい。ここで、排気系とは、排気する
ための装置及びそれに接続するための部材であれば、特
に限定されるものではなく、例えば排気ファン及びそれ
に接続する部材等が挙げられる。
ニングブレードのみで行われる場合が多いが、本発明で
はクリーニングブレードにクリーニングブラシが併設し
たものを使用する。ブラシの材料はポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル、ナイロンなどの材料であ
り、絶縁体もしくは導電性とされたブラシのいずれも使
用可能であるが、好ましくは導電性ブラシが望ましく、
導電性はカーボンやイオン性物質などの導電性物質を分
散することによって行われる。導電性ブラシが望ましい
理由は、ブラシが帯電したときに磁性紛等が付着したま
ま、再び感光体に付着する事があるためで、抵抗値は摩
擦帯電もしくは感光体から帯電された電位が帯電と同時
に0Vとなるような数値であれば良い。所望される抵抗
値は102〜1011Ω・cm程度である。通常は103〜
108Ω・cm程度のブラシが使用され、電圧(接地、
直流、交流のいずれか)を印加して使用しても良い。
ので、通常は接地(0V)でもよいが、交流電圧、キャ
リアの帯電極性とは逆の極性の直流電圧を印加する事に
より改善を図ることも可能である。
れも使用出来るが、除去能力はループ状のものの方が高
い。ブラシの長さは2〜5mm程度である。ブラシ密度
は例えば、150〜800デニール/12〜48フィラ
メントを12〜24本程度束にして1単位とし、200
0〜30000本/inch2植毛したものである。
ーディングのいずれかに設定する。ブラシにはフリッカ
ーバーを設けるが、フリッカーブラシの作用は、ブラシ
に付着した磁性紛、紙粉等の異物をたたき落とす事を目
的とする。フリッカーバーは板状のものでも良いし、櫛
状のものでも良い。櫛状は櫛間を1〜3mm間隔に設定
し、長さはブラシの長さをカバーする程度あればよい。
櫛形フリッカーブラシはブラシの先端から根元の方に付
着した粉体まで除去しやすくなるが、付着量が微量な場
合は板状のフリッカーバーでも問題は無い。フリッカー
バーの取り付け位置は感光体に対向する反対側が望まし
い。フリッカーバーもしくはフリッカーブラシは絶縁性
でも導電性でも良いが、好ましくは導電性のものが望ま
しく、理由は前記ブラシに記した内容に同じである。
ステンレス、カーボン、ポリエステルやポリプロピレン
等の樹脂に炭素繊維、活性炭素繊維、カーボンなどの導
電性微粉末を添加した導電性部材を用い、ブラシは前記
したものが使用される。ただし、ブラシの径は少し太め
の繊維を使用した方が除去効率は高い。
0〜80度程度のポリウレタンゴムを好適とし、1.0
〜2.5mm程度の厚さのゴム板をカウンター方式で4
0〜90mN/cm程度の当接圧で感光体に接触させ
る。当接圧が低いとクリーニング効率、高いと感光体に
傷つけ、ブレードの耐久性を短くする事から、好適には
60〜80mN/cmあればよい。
で設置した場合、ブレードが逃げる方向になるため、感
光体に食い込む力は弱くなり、クリーニング性能は低下
する方向で、トナーが大量に送られてきた場合には、フ
ィルミングやクリーニング不良を起こす危険性大であ
る。
ードで押さえつけられるため、感光体はダメージを受け
やすくなる。したがって、ブレードの設置方向はカウン
ター方式が望ましい。
ることで、感光体上の画像品質を低減化させる汚染物質
を排除するに有効であり、長期的に亘って良好な画像品
質を提供出来る。
度な補給は、感光体外観劣化、例えばトナーフィルミン
グ、シリカなどの現像剤添加成分の感光体への突き刺さ
り等の影響を回避することが出来、感光体表面に付着し
やすいコロナ生成物、紙粉、トナー等の異物の接着力を
弱め、感光体表面性を保持し易くすることが出来る。ま
た感光体の摩擦係数の上昇を抑制する作用をなすため、
画像品質の維持、感光体の耐摩耗性を改善させることが
可能となる。
しくはブロック状の潤滑剤を感光体に直接もしくは間接
的に供給する方法がある。例えば、現像剤中に1/10
0〜1/10μmの粉末状ステアリン酸亜鉛やPTFE
(ポリテトラフルオロエチレン樹脂)をトナーに対し
0.01〜0.5%の割合で添加する。
が低下しすぎたり、トナーの物理特性(例えばQ/M)
が暴れ、コントロールが効かなくなり、トナーが過剰供
給になったり、摩擦係数が低下しすぎコントロール出来
ない可能性が出てくる。通常はトナーに対し、0.01
〜0.3%の間で添加するのが望ましく、ステアリン酸
亜鉛の場合は0.05〜0.3%程度、PTFEの場合
は0.03〜0.2%程度が好ましいが、PTFEを添
加する場合にはステアリン酸亜鉛より摩擦係数を低減さ
せる効果が高いため、ステアリン酸亜鉛の1/2から1
/3程度の添加とした方が望ましい。潤滑剤の添加量は
トナーによるフィルミングや外観不良が抑制出来る量で
十分である。因みに、クリーニングブレード方式のクリ
ーニング装置を使用し、トナー中に0.05%添加して
画像形成を行った場合、初期0.6の摩擦係数は0.4
5〜0.55程度にしか下らないが、クリーニングブラ
シを併用し、トナーの残留物を殆ど排除した場合には、
感光体に潤滑剤が直接作用出来、また、連続的に微量供
給されていれば、徐々に摩擦係数は低下し、ブラシの作
用および感光層の摩耗と供給のバランスで、摩擦係数は
0.3〜0.4程度の値となる。
表面に外添する方法は摩耗させる部材、例えば、専用の
ブラシやクリーニングブラシ(ファーブラシ)を潤滑剤
に当接させ、ブラシの先端部で擦り取り、感光体に付着
させる。ブラシと潤滑剤の当接圧、ブラシの食い込み量
をコントロールすることにより、感光体に供給する量を
コントロールする。
剤を感光体に当接して供給する方法もある。この方式は
弾力性を有する部材を裏打ちしたフィルムを、感光体に
軽く当接する事によって潤滑剤を感光体に外添する方法
で、潤滑剤の押圧をコントロールする事により、摩擦係
数をコントロールする。これらのいずれも本発明に使用
する事ができる。
は簡便であり、摩擦係数もコントロールしやすく、本発
明には好適である。
擦係数は重要な特性である。被覆層を形成しない感光体
の摩擦係数はレベリング剤(例えばシリコーンオイルな
ど)を添加する事によって、0.3〜0.5(後記オイ
ラーベルト方式で測定した値)程度になり、レベリング
剤を添加しない場合は0.6以上であるが、アルミナ等
の無機微粒子を20〜40%程度添加した場合にはレベ
リング剤を添加しない場合でも0.4前後の摩擦係数を
示す。しかし、これらの感光体はレベリング剤を添加し
た場合であっても、20枚程度複写を行えば、摩擦係数
は直ちに0.6をオーバーしてしまう。これはレベリン
グ剤が現像剤やコピー用紙、ブレードクリーニングで失
われるほか、コロナ生成物等の付着によるものと考えら
れる。
ードの摩擦抵抗が上昇するため、感光層が削れやすくな
り、また、シリカやキャリアが刺さりやすくなる傾向が
ある。したがって、感光体を長期にわたって、良好な状
態で維持させるためには、感光体の摩擦係数は低いレベ
ルに維持する必要がある。
囲、より好ましくは0.3〜0.5の範囲、最も好まし
くは、0.35〜0.45の範囲に維持されることが望ましい。
クリーニングブレードによるクリーニング性能が著しく
低下するので、コロナ生成物や紙粉、フィルミング等の
汚染物質が除去されにくくなり、現像剤の滑りなども生
じたり、あるいはコロナ生成物の除去が少なかったりす
るため、解像度低下や画像流れなどの画像品質低下も生
じる。
定用の感光体を台座に固定して、幅30mm、長さ29
0mmにカットした厚み85μmの上質紙(リコー社
製、タイプ6200ペーパー、縦目使用)をベルトとし
て用意し、前記上質紙を感光体の上に乗せ、ベルト端部
の一方に100grのおもりを取り付け、もう一方の片
端に重量測定用のデジタル・フォース・ゲージを取り付
け、デジタル・フォース・ゲージをゆっくり引き、ベル
トの移動開始時の重量を読みとり、次の式で(静止)摩
擦係数を計算する。 μs=2/π×ln(F/W) ただし、μs:静止摩擦係数、F:読みとり荷重 W:分銅の重さ π:円周率 本測定法(オイラー・ベルト方式)については特開平9
−166919号公報にも記載されている。
が、本発明がこれらの実施例によって限定されるもので
はない。なお、実施例において、記載された部は、特に
注釈のない限り重量部を表す。また、%は特に注釈のな
い限り重量%を表すものである。
で作製した。φ60mm、長さ350mm、肉厚1.2
mmのアルミニウムドラムに下記組成の下引き層(U
L)用塗工液、電荷発生層(CGL)用塗工液、電荷輸
送層(CTL)用塗工液を用い、順に浸漬塗工を行い、
加熱乾燥により、3.5μmの下引き層、0.15〜
0.2μmの電荷発生層、22〜25μmの膜厚の電荷
輸送層を塗工し、3層構成の感光体を作製した。この感
光体上にさらに、バインダー樹脂と低分子電荷輸送物
質、分散助剤、無機微粒子(金属酸化物)及び溶媒を硝
子ポットに入れ、ボールミルで24時間分散させ、平均
粒径(堀場製作所製CAPA500で測定)約0.45
〜0.55μmの塗工液を作り、スプレー法を用いて1
〜4回の繰り返し塗布を行い、加熱乾燥させて目標の膜
厚の被覆層を形成し電子写真感光体を完成させた。感光
体の作製仕様は以下の通りで、記載した部はいずれも重
量部を表す。 〔下引き層用塗工液〕 アルキッド樹脂(ベッコゾール 1307−60−E
L,大日本インキ化学工業社製) 6部 メラミン樹脂(スーパーベッカミン G−821−6
0,大日本インキ化学工業社製) 4部 酸化チタン(CR−EL 石原産業社製) 40部 メチルエチルケトン 200部 〔電荷発生層用塗工液〕 下記構造式[化1]のビスアゾ顔料 10部
Zポリカ) 10部 下記構造式[化2]の低分子電荷輸送物質 8部 テトラヒドラフラン 200部
5.7部 分散助剤:(BYK−P104 ビックケミージャパン
製) 0.08部 テトラヒドラフラン 700部 シクロヘキサノン 200部
mで、放電電極を付ける面の中央部10mm幅を除いた
領域をくりぬいた、コの字型したニッケルメッキしたシ
ールドケースの中央部に元径がφ1mm、長さが5mm
のテーパー状ステンレス針を4mm間隔に、厚さ2mm
の金属板に320mmの長さに亘って植え付けた針状電
極を2mm厚の絶縁板を介して取り付けた。シールドケ
ースの感光体側の開口部には厚さ0.1mmのステンレ
ス製のφ2mm径丸穴をエッチングで全面に施したグリ
ッド板を取り付けた。グリッドと放電電極先端との距離
は10mmである。グリッドとは反対側に3mm厚のフ
ェルト形態の活性炭素繊維(東邦レーヨン製、FE20
0)を取り付け帯電装置を完成させた(図4)。このコ
ロナ放電器には直流電圧約−4500ボルトを印加し、
グリッドは0ボルトとして、感光体表面電位が−600
〜−650ボルトになるように設定した。作像時の画像
部電位は−60〜−80ボルトであった。帯電部材の背
後(図1では下側)に排気系を取り付け、評価用複写機
の背後に取り付けられた活性炭素繊維を主体に形成され
たフィルター及び排気ファンに接続し、外部に気流が流
れるようにした。
7.5μmのブラックトナー(流動剤としてSiO2=
0.7%、TiO2=0.8%添加)に、潤滑剤として
ステアリン酸亜鉛(SZ2000)を0.05%添加す
る事によって、現像剤を通して感光体表層に間接的に供
給する方式で行った。なお、このとき使用したキャリア
は粒径60μmの磁性キャリア(FPC−300LC)
である。
60mm径の感光体が搭載できる複写スピード28(枚
/分)の電子写真複写機を用意した。評価は通紙ランニ
ング前後の摩擦係数、感光層の摩耗量、常湿環境(22
℃/65%RH)及び高湿環境(30℃/90%RH)
の画像品質、感光体外観の諸特性を評価した。感光層の
摩耗量はフィッシャー社の渦電流式膜厚計(フィッシャ
ースコープ MMS)を使用し、ランニング前後の26
ポイントの膜厚を測定しその平均値で判定した。画像品
質判定は指定の標準テストチャートにJIS規格の竹の
子チャートを貼り付けたものを原稿とし解像度、シャー
プ性等の判定を行い、通紙ランニング用の原稿には5%
文字チャートを使用し、1サイクル連続99枚の割合で
10万枚ランニングを行い、1晩放置後、数枚作像を行
い、画像流れの有無を確認した。結果を表1に示す。
例1と同様に通紙ランニング前後の摩擦係数、感光層の
摩耗量、常湿環境(22℃/65%RH)及び高湿環境
(30℃/90%RH)の画像品質、感光体外観の諸特
性を評価した。結果を表1に記す。
例1と同様に通紙ランニング前後の摩擦係数、感光層の
摩耗量、常湿環境(22℃/65%RH)及び高湿環境
(30℃/90%RH)の画像品質、感光体外観の諸特
性を評価した。結果を表1に記す。
例1と同様に通紙ランニング前後の摩擦係数、感光層の
摩耗量、常湿環境(22℃/65%RH)及び高湿環境
(30℃/90%RH)の画像品質、感光体外観の諸特
性を評価した。結果を表1に記す。
層との組み合わせでは、ステアリン酸亜鉛が0.05%
の時には少し磨耗が多くなり、筋状の削れが目立った
が、それ以外の添加量ではほぼ良好であり、1晩放置後
の画像品質も問題なかった。
帯電装置を下記帯電装置2に変えた以外は、実施例2と
同じ評価を行った。結果を表2に示す。
ワイヤーの間隔が10mmとなるような位置に金メッキ
したφ60μmのタングステン線(東芝製)を帳架した
以外は帯電部材に同等のコロナ放電装置を作製した。放
電ワイヤーには感光体の表面電位が−600〜650ボ
ルトになる様に直流の−4800ボルト、グリッドには
+200ボルトを印加した。(図5)
帯電装置を上記帯電装置2に変えた以外は、実施例3と
同じ評価を行った。結果を表2に示す。
帯電装置を上記帯電装置2に変えた以外は、実施例4と
同じ評価を行った。結果を表2に示す。
置き換えても、画像流れは発生せず、オゾン臭も問題な
かった。
装置3に変えた以外、実施例5の方法で効果確認を行っ
た。
れる形状の近似のもので、コの字型に加工して作製した
1mm厚、開口幅30mmの鉄板にニッケルメッキを施
したシールドケースの中央部に8mm幅で、2本の金メ
ッキした60μmのタングステン線を帳架し、放電電極
とした。グリッドは帯電装置1と同じで、放電電極とグ
リッド間は10mmとした。放電電極及びグリッドへの
印加条件は実施例5に同等とし、感光体の表面電位は−
650Vを目標とした。結果を表3に示す。
装置3に変えた以外、実施例6の方法で効果確認を行っ
た。結果を表3に示す。
装置3に変えた以外、実施例7の方法で効果確認を行っ
た。結果を表3に示す。
合には、吸着、触媒作用を有する部材を配置していない
ため、オゾン、窒素酸化物の影響は無視できず、感光体
へのコロナ生成物の付着が生じ、一晩放置後の常湿環境
で全体的に黒ベタ画像で、少し白抜け現象、高湿環境で
は明らかな画像流れが見られた。また、コロナ放電装置
の対向部では少しではあるが、黒ベタ画像で更に白抜け
現象が生じ、画像流れの兆候(解像度低下)が生じた。
オゾン臭は殆ど感じられ無かったが、実施例1〜7に比
べると僅かではあるが、漏れ臭が認められた。
しとし、帯電装置1(表4においては、コロナ放電器種
類「放電装置1」と記載)を用いたときの感光層摩耗
性、画像評価を実施した。感光体は実施例1に示す仕様
の感光体と同等なものである。結果を表4に示す。
しとし、帯電装置2(表4においては、コロナ放電器種
類「放電装置2」と記載)を用いたときの感光層摩耗
性、画像評価を実施した。感光体は実施例2に示す仕様
の感光体と同等なものである。結果を表4に示す。
しとし、帯電装置3(表4においては、コロナ放電器種
類「放電装置3」と記載)を用いたときの感光層摩耗
性、画像評価を実施した。感光体は実施例3に示す仕様
の感光体と同等なものである。結果を表4に示す。
くなり、感光体の耐久性が大幅に低下し、被覆層が完全
に摩滅した。感光体外観は全面筋だらけになったが、画
像流れは磨耗が進んだ為に実用上の問題は殆ど無かっ
た。ただし、磨耗が進んだことで、帯電々位が約150
V程度低下し、画像濃度の低下が生じ、濃度の低い画像
となった。
ミドラムとし、実施例1に記載の下引き層の上に下記仕
様の製法で電荷発生層を約0.1μm成膜した。 〔電荷発生層用塗工液〕 オキソチタニウムフタロシアニン顔料 2部 ポリビニルブチラール(UCC:XYHL) 0.2部 テトラヒドロフラン 50部
層22μm及び被覆層5μmを成膜し、感光体を完成し
た。この感光体を帯電装置が感光体の上部に配設される
電子写真複写機(イマジオ6550,リコー製)にセッ
トし、帯電々位が−650Vになる様に調整し、10万
枚の通紙ランニングを行い、特性評価を実施した。帯電
装置は、前記帯電装置3(表5においては、コロナ放電
器種類「放電装置3」と記載)である。また、潤滑剤
(ステアリン酸亜鉛)量を0.2%とした。評価内容は
実施例1に同じとした。
とした以外は、比較例7と同様に評価を行った。結果を
表5に示す。
以外は、比較例7と同様に評価を行った。結果を表5に
示す。
れも帯電装置の真下が白抜け状態になり、解像度低下が
ひどくなり、画像流れ状態となった。
0%添加した被覆層を有する感光体(いずれも被覆層の
膜厚は中心膜厚5μm設定)を作製した。これらの感光
体を実施例1に記載の実験用複写機に搭載し、10万枚
の通紙評価を行った。結果を表6に示す。
に評価を行った。結果を表6に示す。
に評価を行った。結果を表6に示す。
え、添加量を10%とした以外は、実施例8と同様に評
価を行った。結果を表6に示す。
同様に評価を行った。結果を表6に示す。
同様に評価を行った。結果を表6に示す。
り、画像部の表面電位は初期値で実施例8,9,10の
順に−60、−80,−110ボルトとなり、アルミナ
と酸化チタンではほぼ同等で、10万枚後の電位も20
〜40ボルトの上昇に留まり良好であった。酸化チタン
を30%添加した場合、少し解像度低下(6.5本/m
m→5.0本/mm)が生じたが、それ以外の場合は良
好(7.1〜6.3本/mm)な結果が得られた。
ミナ添加量25%)と評価装置を使用し、ステアリン酸
亜鉛の代わりに、PTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン、ルブロンL−2、ダイキン工業製)を0.05%添
加したトナーを使用し、10万枚の通紙ランを評価し
た。結果を表7に示す。
ミナ添加量25%)と評価装置を使用し、ステアリン酸
亜鉛の代わりに、PTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン、ルブロンL−2、ダイキン工業製)を0.1%添加
したトナーを使用し、10万枚の通紙ランを評価した。
結果を表7に示す。
ミナ添加量25%)と評価装置を使用し、ステアリン酸
亜鉛の代わりに、PTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン、ルブロンL−2、ダイキン工業製)を0.2%添加
したトナーを使用し、10万枚の通紙ランを評価した。
結果を表7に示す。
ミナ添加量25%)と評価装置を使用し、ステアリン酸
亜鉛の代わりに、PTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン、ルブロンL−2、ダイキン工業製)を0.4%添加
したトナーを使用し、10万枚の通紙ランを評価した。
結果を表7に示す。
な耐摩耗性であった。一方、画像は常湿環境、高湿環境
とも良好であったが、PTFEを0.4%入れた場合に
は、摩擦係数が下がりすぎ、文字の再現性が低下した
(周方向に筋状に作像される)。したがって、PTFE
の添加量は0.4%以下にとどめた方が望ましいと言え
る。
分子電荷輸送物質を添加せず、無機微粒子としてアルミ
ナを10%添加した被覆層を有する感光体を作製した。
この感光体を用いて、実施例1に記載の評価機を用い
て、10万枚の通紙評価を実施した。この結果を表8に
示す。
分子電荷輸送物質を添加せず、無機微粒子としてアルミ
ナを30%添加した被覆層を有する感光体を作製した。
この感光体を用いて、実施例1に記載の評価機を用い
て、10万枚の通紙評価を実施した。この結果を表8に
示す。
分子電荷輸送物質を添加せず、無機微粒子として酸化チ
タンを10%添加した被覆層を有する感光体を作製し
た。この感光体を用いて、実施例1に記載の評価機を用
いて、10万枚の通紙評価を実施した。この結果を表8
に示す。
分子電荷輸送物質を添加せず、無機微粒子として酸化チ
タンを30%添加した被覆層を有する感光体を作製し
た。この感光体を用いて、実施例1に記載の評価機を用
いて、10万枚の通紙評価を実施した。この結果を表8
に示す。
は10万枚ラン後40V程度増加する程度であるが、低
分子電荷輸送物質を添加しない場合には、大幅な電位増
加が見られ、画像濃度が十分に得られず、濃度の薄い画
像となった。
層構成の感光体を作製した。この感光体上にアルミナを
10%含有する被覆層を約5μmになるようにスプレー
塗布し、150℃20分で乾燥させ、評価用の感光体を
完成した。評価用装置には、実施例1に記載の帯電装置
を、φ14mmのローラー帯電方式に置き換えたものを
使用した。この帯電ローラーに−1160〜−1200
ボルトの直流電圧を印加し、感光体の表面電位が−65
0ボルト程度になる様に設定し、10万枚の通紙評価を
実施した。結果を表9に示す。
層構成の感光体を作製した。この感光体上にアルミナを
25%含有する被覆層を約5μmになるようにスプレー
塗布し、150℃20分で乾燥させ、評価用の感光体を
完成した。評価用装置には、実施例1〜4に記載の帯電
装置を、φ14mmのローラー帯電方式に置き換えたも
のを使用した。この帯電ローラーに−1160〜−12
00ボルトの直流電圧を印加し、感光体の表面電位が−
650ボルト程度になる様に設定し、10万枚の通紙評
価を実施した。結果を表9に示す。
層構成の感光体を作製した。この感光体上にアルミナを
30%含有する被覆層を約5μmになるようにスプレー
塗布し、150℃20分で乾燥させ、評価用の感光体を
完成した。評価用装置には、実施例1に記載の帯電装置
を、φ14mmのローラー帯電方式に置き換えたものを
使用した。この帯電ローラーに−1160〜−1200
ボルトの直流電圧を印加し、感光体の表面電位が−65
0ボルト程度になる様に設定し、10万枚の通紙評価を
実施した。結果を表9に示す。
が強くなり、感光層の磨耗がコロナ放電装置の場合に比
して、約2〜3倍となった。
触帯電装置に比較して感光体に対する負荷が低いコロナ
放電方式を用い、無機微粒子を適当量含有させた被覆層
を有する感光体を使用し、前記感光体に潤滑剤を付与さ
せることによって画像形成を行う事によって、画像品質
低下が少なくなり、感光層の磨耗が少なく抑えられるた
め、長期的に安定した画像が提供できる。また、帯電装
置の背面に吸着、触媒作用を有する部材を付設すること
により、帯電装置が作動中に生成されるコロナ生成物を
効率的に吸収分解するため、解像度低下、画像流れなど
の異常現象を抑止でき、またオゾン臭の発生を抑えるこ
とが出来、環境上有利となる。さらに、被覆層中に電荷
輸送物質を添加させることにより、ホール(正孔)の被
覆層中への注入および被覆層中でのホールの移動が停滞
することを防止する。この事により被覆層が感光層と一
体的に働くため、感度が低下するが無くなり、残留電位
が増大していくことが防止できるため、画像品質が安定
的に提供可能である。また、帯電装置を感光体の下側に
配設する事によって、感光体が停止時にも帯電装置に付
着したコロナ生成物がミストとして飛散する事が少なく
なるため、画像流れが生じる発生度が抑えられる。
作用を有する部材を活性炭素繊維からなるものとし、又
は、その部材を立方体状で通気性を有する構造体とする
ことにより、あるいは、帯電装置の背面に排気系がつな
がるようにすることにより、表面だけでなく内部の方ま
で、長時間にわたって有効に作用させることができる。
ミナ、又は、酸化チタンを含有してなる被覆層を形成す
ることにより、ブレードや、現像剤による耐摩耗性を向
上させ、潤滑剤を付与した際に摩擦係数が効率よく低減
化することを助ける。
テアリン酸亜鉛、又は、ポリテトラフルオロエチレンを
感光体表面に極微量付与することによって、画像劣化が
殆ど無く、感光体の表面摩擦係数を低減化でき、感光体
の高耐久化に寄与し、また、キャリアなどの異物の刺さ
り等を抑えることが出来るため、感光体の外観不良が少
なくなり、安定した画像が提供できる。
0〜30重量%とすることで、光透過率の低下や拡散、
電荷の移動度低下などが生じずに、機械的耐久性が維持
できる。
少なくなり、長期的に安定した画像が提供できる。ま
た、解像度低下、画像流れなどの異常現象を抑止でき、
またオゾン臭の発生を抑えることが出来、環境上有利と
なる。さらに、感度が低下するが無くなり、残留電位が
増大していくことが防止できるため、画像品質が安定的
に提供可能である。
剤の付与量および、ブレード等で失われる量で決まる
が、付与する量を好適化して、摩擦係数を0.2以上、
0.5以下に抑えるようにすれば、感光層の磨耗は良好
に抑制でき、画像品質の低下も少なくすることが出来、
感光体の高耐久化、良好な作像性を安定して提供でき
る。
る。
に吸着、触媒作用を有する部材を付設し、その背面が排
気系につながったコロナ放電方式の帯電装置の概略図で
ある。
し、背面に吸着、触媒作用を有する部材を付設し、その
背面が排気系につながったコロナ放電方式の帯電装置の
概略図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 感光体を中心に帯電装置、画像露光系、
現像装置、転写装置、分離装置、及び、クリーニング装
置を順に配設した画像形成装置において、帯電装置が感
光体の下側に位置し、該帯電装置が背面部に吸着、触媒
作用を有する部材を付設したコロナ放電方式の帯電装置
であり、該感光体の最表層に無機微粒子及び電荷輸送物
質が分散された被覆層が形成され、該感光体の表面に潤
滑剤が付与されることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 吸着、触媒作用を有する部材が活性炭素
繊維からなることを特徴とする請求項1に記載の画像形
成装置。 - 【請求項3】 帯電装置に付設された吸着、触媒作用を
有する部材が立方体状で、通気性を有する構造体である
事を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 帯電装置の背面に、さらに排気系が配設
されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
項に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 感光体に形成された被覆層に分散される
無機微粒子がアルミナ、又は、酸化チタンであることを
特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形
成装置。 - 【請求項6】 無機微粒子を10〜30重量%分散した
被覆層を有する感光体であることを特徴とする請求項1
〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 潤滑剤がステアリン酸亜鉛、又は、ポリ
テトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項
1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 感光体を中心に帯電装置、画像露光系、
現像装置、転写装置、分離装置、及び、クリーニング装
置を順に配設して、作動させる事によって画像形成を行
う画像形成方法において、帯電装置が感光体の下側に位
置し、該帯電装置が背面部に吸着、触媒作用を有する部
材を付設したコロナ放電方式の帯電装置であり、該感光
体の最表層に無機微粒子及び電荷輸送物質が分散された
被覆層が形成され、該感光体の表面に潤滑剤を付与しな
がら画像形成を行うことを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項9】 潤滑剤を付与することによって、感光体
の表面の摩擦係数を0.2〜0.5として画像形成を行
うことを特徴とする請求項8記載の画像形成方法。
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