JP2003090922A - 光ファイバ配線シート、光ファイバ配線用粘着シート、及びその製造方法 - Google Patents
光ファイバ配線シート、光ファイバ配線用粘着シート、及びその製造方法Info
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Abstract
線が崩れたり、シートが変形しにくい光ファイバ配線シ
ート、並びにそれに使用する光ファイバ配線用粘着シー
ト、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 粘着シートS1の粘着面に光ファイバ3
を配線固定し、その粘着面側にカバー材4又は別の粘着
シートを貼着してある光ファイバ配線シートにおいて、
前記粘着シートS1の少なくとも一方は、150℃雰囲
気内で2時間保存後の寸法変化率が縦横何れも−5〜+
5%以内である。
Description
面に光ファイバを配線固定し、その粘着面側にカバー材
又は別の粘着シートを貼着してある光ファイバ配線シー
ト、光ファイバ配線用粘着シート、及びその製造方法に
関する。
コンピュータにおいて、電気配線に代わって伝送速度向
上のために光ファイバによる配線が利用される様になっ
てきた。また、光の伝送損失を回復するための光増幅機
や、光交換機なども使用されており、これらの機器に対
して、配線作業工数の低減、誤配線の防止、少スペース
化、および配線精度の確実性を図るべく、光ファイバ配
線シートが実用化に向けて開発されている。
は、粘着シートの粘着面に光ファイバを配線、固定し、
それを保護するためにカバー材を粘着面に貼り合わせた
ものが知られている(例えば、特開2000−3567
18号公報)。このような粘着シートやカバー材の基材
材料としては、ふっ素系樹脂フィルム、或いはポリイミ
ドフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーンゴム等が提案されている。
ような光ファイバ配線シートでは、光ファイバを配線後
に高温下で使用すると、粘着シートやカバー材の寸法変
化の影響を受けて、せっかく配線した光ファイバがずれ
てしまったり、配線シートが変形してしまう場合があっ
た。このような高温下での使用環境としては、電気配線
と共に使用される場合などが考えられる。
シートの粘着シート、或いはカバー材について、150
℃で2時間保存後の寸法変化率を測定すると、すべてど
ちらか一方、或いは両方が±5%を超えていることが判
明した。また、粘着シートの基材の耐熱寸法安定性が良
好な場合でも、粘着剤の塗布工程(易接着のための表面
処理を含む)などによって、粘着シートとしての寸法変
化率が大きくなる場合があり、その場合にも上記と同様
の問題が生じる。このような現象は、配線シートが大面
積になるほど影響が大きく、極力熱による寸法変化の小
さい材料が望まれる。また、上記現象は、粘着シートや
カバー材の基材として、弾性率の低い材料を用いた場合
に特に生じ易い。
る場合でも、光ファイバの配線が崩れたり、シートが変
形しにくい光ファイバ配線シート、並びにそれに使用す
る光ファイバ配線用粘着シート、及びその製造方法を提
供することにある。
見に基づいて鋭意検討を重ねた結果、粘着シートとして
の加熱時の寸法変化率を一定範囲内にすることによっ
て、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成
するに至った。
ートの粘着面に光ファイバを配線固定し、その粘着面側
にカバー材又は別の粘着シートを貼着してある光ファイ
バ配線シートにおいて、前記粘着シートの少なくとも一
方は、150℃雰囲気内で2時間保存後の寸法変化率が
縦横何れも−5〜+5%以内であることを特徴とする。
も一方が、ふっ素系基材シート上に粘着剤層を形成して
ある場合に有効である。
雰囲気内で2時間保存後の寸法変化率が縦横何れも−5
〜+5%以内であることが好ましい。
トは、基材シートの片面に粘着剤層を形成してある光フ
ァイバ配線用粘着シートであって、150℃雰囲気内で
2時間保存後の寸法変化率が縦横何れも−5〜+5%以
内であることを特徴とする。
トの製造方法は、基材シートの片面に粘着剤層を形成し
てある光ファイバ配線用粘着シートの製造方法であっ
て、前記粘着剤層を形成した後に90〜150℃で加熱
処理することを特徴とする。
トによると、粘着シートの少なくとも一方は、150℃
雰囲気内で2時間保存後の寸法変化率が縦横何れも−5
〜+5%以内であるため、従来品と比較して、高温下で
使用する場合でも、光ファイバの配線が崩れたり、シー
トが変形しにくいものとなる。
ふっ素系基材シート上に粘着剤層を形成してある場合、
ふっ素系基材シートは、耐熱性や透明性、柔軟性に優れ
るものの、その製法や物性に起因して基材シート又は粘
着剤層を形成後の粘着シートが高温使用時に寸法変化を
生じ易いところ、上記の如き寸法変化率に調整すること
で、より確実に光ファイバの配線の崩れやシートの変形
を防止できるようになる。
間保存後の寸法変化率が縦横何れも−5〜+5%以内で
ある場合、粘着シートの耐熱寸法安定性と相まって、よ
り確実に光ファイバの配線の崩れやシートの変形を防止
できるようになる。
トによると、150℃雰囲気内で2時間保存後の寸法変
化率が縦横何れも−5〜+5%以内であるため、得られ
る配線シートが従来品と比較して、高温下で使用する場
合でも、光ファイバの配線が崩れたり、シートが変形し
にくいものとなる。
系基材シート上に粘着剤層を形成した後に90〜150
℃で加熱処理するため、粘着シートとしての耐熱寸法安
定性を改善することができるので、高温下で使用する場
合でも、光ファイバの配線が崩れたり、シートが変形し
にくい光ファイバ配線シートを作成できる粘着シートを
製造することができる。
参照しながら説明する。図1は、本発明の光ファイバ配
線シートの一例を示す断面図である。
示すように、粘着シートS1の粘着面に光ファイバ3を
配線固定し、その粘着面側にカバー材4又は別の粘着シ
ートを貼着したものである。本実施形態では、粘着面側
にカバー材4を貼着したものの例を示す。
温下での使用時に粘着シートS1やカバー材4の寸法変
化の影響を受けて、配線した光ファイバ3がずれ易いな
どの問題がある。そこで、本発明では、粘着シートS1
(カバー材4の代わりに別の粘着シートを使用する場合
はそれらの少なくとも一方)を、150℃雰囲気内で2
時間保存後の寸法変化率が縦横何れも−5〜+5%以内
になるように調整する。好ましい寸法変化率は縦横何れ
も−3〜+3%以内である。
に粘着剤層2を形成した構造を有しており、粘着剤層2
の投錨力を高めるために基材シート1の粘着面側に表面
処理を施してもよい。また、背面側に離型処理(剥離処
理)などを施してもよい。
が使用され、例えばポリテトラフルオロエチレン(PT
FE)、テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキ
ルビニルエーテルの共重合体(PFA)、テトラフルオ
ロエチレンとへキサフルオロプロピレンの共重合体(F
EP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTF
E)、テトラフルオロエチレンとエチレンの共重合体
(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVd
F)等のふっ素系樹脂フィルムやポリイミドフィルム、
PETフィルム、シリコーンゴムシート等が挙げられ
る。本発明は、特に基材シート1としてふっ素系樹脂フ
ィルムを用いる場合に有効である。
mmが好ましい。特に柔軟性を持ちながら、腰のある厚
みとして、0.10〜0.50mmのものが更に好適に
用いられる。
コロナ放電処理、スパッタ処理、低圧UV処理、プラズ
マ処理、アルカリ金属エッチング処理等の表面処理が挙
げられる。これら表面処理法のなかでも耐熱性が良く、
物理的に表面を荒らして接着層を形成する表面積を増や
すことのできるスパッタ処理が良好である。
場合の処理条件としては、たとえば、雰囲気ガスとして
アルゴンガスを用い、気圧0.222〜6.666P
a、放電電力5〜50W・秒/cm2 で処理するのが好
適である。
ーン系等の粘着剤が用いられ、特に耐熱性と透明性を考
慮するとシリコーン系粘着剤が望ましい。シリコーン系
粘着剤は、例えばオルガノポリシロキサンを主成分とす
るシリコーンゴムやシリコーンレジンを含有してなり、
これを架橋剤を添加してキュアーすることにより粘着剤
層を形成することができる。
圧接着剤に使用されている各種のものを特に制限なく使
用できる。たとえば、ジメチルシロキサンを主な構成単
位とするオルガノポリシロキサンを好ましく使用でき
る。オルガノポリシロキサンには必要に応じてビニル
基、その他の官能基が導入されていてもよい。オルガノ
ポリシロキサンの重量平均分子量は通常18万以上であ
るが、望ましくは28万から100万、特に50万から
90万のものが好適である。
感圧接着剤に使用されている各種のものを特に制限なく
使用できる。たとえば、M単位(R3 SiO1/2 )と、
Q単位(SiO2 )、T単位(RSiO3/2 )およびD
単位(R2 SiO)から選ばれるいずれか少なくとも1
種の単位(前記単位中、Rは一価炭化水素基または水酸
基を示す)を有する共重合体からなるオルガノポリシロ
キサンを好ましく使用できる。前記共重合体からなるオ
ルガノポリシロキサンは、OH基を有する他に、必要に
応じてビニル基等の種々の官能基が導入されていてもよ
い。導入する官能基は架橋反応を起こすものであっても
よい。前記共重合体としてはM単位とQ単位からなるM
Qレジンが好ましい。M単位と、Q単位、T単位または
D単位の比(モル比)は特に制限されないが、前者:後
者=0.3:1〜1.5:1程度、好ましくは0.5:
1〜1.3:1程度のものを使用するのが好適である。
割合(重量比)は、前者:後者=100:100〜10
0:220程度が好ましく、100:120〜100:
180程度のものを使用するのがより好ましい。シリコ
ーンゴムとシリコーンレジンは、単にそれらを配合して
使用してもよく、それらの部分縮合物であってもよい。
ために、通常、架橋剤を含む。架橋剤としては、SiH
基を有するシロキサン系架橋剤、過酸化物系架橋剤など
が挙げられる。過酸化物架橋剤としては、従来よりシリ
コーン系感圧接着剤に使用されている各種のものを特に
制限なく使用できる。たとえば、過酸化ベンゾイル、t
−ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルクミルパーオキサイド、t−ブチルオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチル
パーオキシヘキサン、2,4−ジクロロ−ベンゾイルパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキシ−ジ−イソプ
ロピルベンゼン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)−3,3,5−トリメチル−シクロヘキサン、2,
5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキ
シン−3等があげられる。
ば、ケイ素原子に結合した水素原子を分子中に少なくと
も平均2個有するポリオルガノハイドロジエンシロキサ
ンが用いられる。ケイ素原子に結合した有機基としては
アルキル基、フェニル基、ハロゲン化アルキル基等があ
げられるが、合成および取り扱いが容易なことから、メ
チル基が好ましい。シロキサン骨格構造は、直鎖状、分
岐状、環状のいずれであってもよいが、直鎖状が良く用
いられる。
く、光ファイバとの接着性を考えると20〜50μmが
更に好適である。
ト1に粘着剤を、リバースコート法、ファンテンコート
法、ディッピング法等の方式で塗工し、それぞれの架橋
方式(加熱、UV照射等)によりキュアーさせて形成す
ることができる。
工程を連続的に行う場合、長さ方向に引っ張られて伸さ
れてしまう場合が多い。伸ばされてしまった粘着シート
S1は高温下に置かれると長さ方向に収縮し、幅方向に
広がってしまうため、粘着剤層2の形成後に加熱処理
(アニール)を行うのが好ましい。
の変形を伴わないように行うのが好ましく、平面状でテ
ンションを掛けずに行う方法が好ましい。加熱条件とし
ては、90〜150℃で加熱処理を行い、例えば乾燥機
内で行う場合は120〜150℃の温度で2時間〜5時
間行うのが好ましい。
るガラス製光ファイバやプラスチック製光ファイバが使
用できる。本発明が特に有効と考えられる光ファイバ3
の直径としては、50〜200μmが挙げられる。
する方法としては、数値制御された布線機等を用いて行
う方法や、その際、超音波等の振動を付加する方法が挙
げられる。また、ローラー等で粘着シートS1の粘着面
に貼りあわせることも可能である。
性の高い材質のフィルムが通常用いられる。光ファイバ
3の盛り上がり部をカバーするためにも、粘着シートS
1よりも柔軟性があるものが良く、その厚みとして0.
02〜0.20mmが好ましく、0.02〜0.10m
mがより好ましい。
のが良く、粘着シートS1と同様に加熱処理を行うのが
好ましい。条件としては、やはり乾燥機で120〜15
0℃の温度で2〜4時間行うのが好ましい。つまり、カ
バー材4も、150℃雰囲気内で2時間保存後の寸法変
化率が縦横何れも−5〜+5%以内であるのが好まし
い。
着は、各種ラミネート法などで行うことが出来、真空ラ
ミネート法を使用するのが好ましい。
トは、耐熱性に優れ、高温下で使用しても寸法変化量が
少なく、光ファイバのずれや、シートの変形を生じるこ
とのなく使用できる。
他の例を示す断面図である。この光ファイバ配線シート
は、図2に示すように、粘着シートS1の粘着面に光フ
ァイバ3を配線固定し、その粘着面側に別の粘着シート
S2を貼着したものである。この実施形態では、粘着シ
ートS1と粘着シートS2の少なくとも一方が、150
℃雰囲気内で2時間保存後の寸法変化率が縦横何れも−
5〜+5%以内であればよいが、両者がこの条件を満た
すことが好ましい。このように粘着剤層を有しないカバ
ー材の代わりに、粘着シートS2を用いることにより、
光ファイバ3の配線固定をより確実かつ強固に行うこと
ができる。以下、粘着シートS2について説明する。
に粘着剤層5を形成した構造を有しており、粘着剤層5
の投錨力を高めるために基材シート6の粘着面側に表面
処理を施してもよい。基材シート6と粘着剤層5の材質
や形成方法は、粘着シートS1の場合と同様である。ま
た、粘着シートS2と粘着シートS1とを同一材料で作
製することも可能である。
S1のそれよりも薄くすることが可能であり、また、粘
着剤層5についても粘着シートS1のそれよりも薄くす
ることが可能である。具体的には、基材シート6の厚み
は25〜100μmが好ましく、粘着剤層5の厚みは5
〜50μmが好ましい。
トは、ふっ素系基材シート上に粘着剤層を形成してある
光ファイバ配線用粘着シートであって、150℃雰囲気
内で2時間保存後の寸法変化率が縦横何れも−5〜+5
%以内であることを特徴とする。この光ファイバ配線用
粘着シートは、前述した粘着シートS1又は粘着シート
S2の何れであってもよい。また、本発明の光ファイバ
配線用粘着シートの製造方法は、前述したとおりであ
る。
施例等について説明する。
PTFE切削シート(NO.900UL:日東電工
(株)製)の厚み0.1mmを用いた。このシートの片
面に、放電電力30W・秒/cm 2 、処理ガスAr、気
圧0.025Torrの条件でスパッタ処理を施した。
粘着剤には、シリコーン粘着剤(SH4280:東レ・
ダウコーニングシリコーン製)100重量部に、架橋剤
として過酸化ベンゾイル(ナイパーBO:日本油脂製)
を1.5重量部添加し、トルエンにて固形分40重量%
に希釈したものを用いた。基材シートの表面処理面に、
配合した粘着剤をリバースコート法にて塗工し、80℃
で3分間乾燥後、200℃で3分の条件でキュアーし
た。得られた粘着シートの厚みは0.14mmであっ
た。
切り取り、130℃の乾燥機で2時間アニールし、冷却
後取り出した。アニール後の熱収縮率を150℃、2時
間の条件で測定したところ、長さ方向0.7%、幅方向
−0.4%であった(粘着シートA)。
FEPフィルム(ネオフロンFEP:ダイキン工業
製)、0.25mm厚のものを用い、フィルムの片面
に、放電電力30W・秒/cm2 、処理ガスAr、気圧
0.025Torrの条件でスパッタ処理を施した。
80:東レ・ダウコーニングシリコーン製)100重量
部に、架橋剤として過酸化ベンゾイル(ナイパーBO:
日本油脂製)を1.5重量部添加し、トルエンにて固形
分40重量%に希釈したものを用いた。基材シートの表
面処理面に、配合した粘着剤をリバースコート法にて塗
工し、80℃で3分間乾燥後、200℃で3分の条件で
キュアーした。得られた粘着シートの厚みは0.28m
mで、150℃、2時間の熱収縮率は、長さ方向9.5
%、幅方向−8.1%であった(粘着シートB)。
トBを500mm角の大きさに切り取り、120℃の乾
燥機で2時間アニールし、冷却後取り出した。アニール
後の熱収縮率を150℃、2時間の条件で測定したとこ
ろ、長さ方向5.0%、幅方向−3.8%であった(粘
着シートC)。
ては、PTFEデイスパージョン(ポリフロンD−2:
ダイキン工業製)をアルミ箔にディッピング法により塗
布し、乾燥後360℃、2分の条件で焼成し、その工程
を繰り返して厚み0.05mmとしたシートを作製した
(カバー材D)。このカバー材Dの150℃、2時間の
収縮率を測定したところ、長さ方向5.2%、幅方向−
4.4%であった。
mm角に切り取り、120℃の乾燥機で2時間アニール
して作製した(カバー材E)。このカバー材Eの150
℃、2時間の収縮率を測定したところ、長さ方向0.8
%、幅方向−0.6%であった。
材D、Eそれぞれの組み合わせで、光ファイバ配線シー
トを作製した。その際、光ファイバとして、素線径が1
25μmのアクリル樹脂被覆ガラス製光ファイバを用
い、2mm間隔で30本湾曲を付けて配置した。各々の
光ファイバ配線シートを100℃雰囲気内で24時間保
存後取り出し、現象を確認した結果、次の表1の様にな
った。
内で2時間保存後の寸法変化率が縦横何れかで±5%を
超えると(粘着シートB)、カバー材の寸法変化率が小
さい場合でも配線崩れを生じる。また、カバー材の15
0℃雰囲気内で2時間保存後の寸法変化率が縦横何れか
で±5%を超えると(カバー材D)、粘着シートの寸法
変化率が小さい場合でも配線崩れやシートの変形が生じ
る。
面図
断面図
Claims (6)
- 【請求項1】 粘着シートの粘着面に光ファイバを配線
固定し、その粘着面側にカバー材又は別の粘着シートを
貼着してある光ファイバ配線シートにおいて、前記粘着
シートの少なくとも一方は、150℃雰囲気内で2時間
保存後の寸法変化率が縦横何れも−5〜+5%以内であ
ることを特徴とする光ファイバ配線シート。 - 【請求項2】 前記粘着シートの少なくとも一方は、ふ
っ素系基材シート上に粘着剤層を形成してある請求項1
記載の光ファイバ配線シート。 - 【請求項3】 前記カバー材は、150℃雰囲気内で2
時間保存後の寸法変化率が縦横何れも−5〜+5%以内
である請求項1又は2記載の光ファイバ配線シート。 - 【請求項4】 基材シートの片面に粘着剤層を形成して
ある光ファイバ配線用粘着シートであって、150℃雰
囲気内で2時間保存後の寸法変化率が縦横何れも−5〜
+5%以内であることを特徴とする光ファイバ配線用粘
着シート。 - 【請求項5】 前記基材シートがふっ素系基材シートで
ある請求項4記載の光ファイバ配線用粘着シート。 - 【請求項6】 基材シートの片面に粘着剤層を形成して
ある光ファイバ配線用粘着シートの製造方法であって、
前記粘着剤層を形成した後に90〜150℃で加熱処理
することを特徴とする光ファイバ配線用粘着シートの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284940A JP2003090922A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 光ファイバ配線シート、光ファイバ配線用粘着シート、及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003090922A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6873781B2 (en) * | 2003-03-11 | 2005-03-29 | 3M Innovative Properties Company | Optical fiber wiring board |
JP2007101902A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ファイバピッチ変換方法およびファイバピッチ変換装置 |
WO2012098835A1 (ja) * | 2011-01-20 | 2012-07-26 | 三菱電線工業株式会社 | 光ファイバ布線構造体及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-09-19 JP JP2001284940A patent/JP2003090922A/ja active Pending
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