JP2003090788A - Spmカンチレバー及びその製造方法 - Google Patents

Spmカンチレバー及びその製造方法

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JP2003090788A
JP2003090788A JP2001284276A JP2001284276A JP2003090788A JP 2003090788 A JP2003090788 A JP 2003090788A JP 2001284276 A JP2001284276 A JP 2001284276A JP 2001284276 A JP2001284276 A JP 2001284276A JP 2003090788 A JP2003090788 A JP 2003090788A
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Masashi Kitazawa
正志 北澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高アスペクト比の探針を有し、探針先端が測
定試料表面と垂直に向き合い、あらゆる試料形状の表面
形状を正確且つ高分解能で測定可能なSPMカンチレバ
ー及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 支持部1と、該支持部から延びたレバー
部2と、該レバー部の自由端側4に探針軸5を傾けて配
置され、3面で形成されたテトラヘドラル型探針3とを
備え、カンチレバーの探針形成側の全面にわたってNi
などの触媒金属膜6を設けて、探針先端7にレバー部2
に対する垂直面よりもレバー自由端側の方向に傾けて、
すなわち探針軸5方向にCNT8を形成して、CNT付
きのSPMカンチレバーを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走査型プローブ
顕微鏡(SPM)に用いられるSPMカンチレバー、特
にはカーボンナノチューブ(CNT)付きのSPMカン
チレバー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の走査型プローブ顕微鏡(SPM)
に用いられるカンチレバーは、図8に示すように、単結
晶シリコンウエハを加工して作製したカンチレバー支持
部101,該支持部101 より延びたレバー部102 及び該レ
バー部102 の自由端側104 に形成され、探針軸105 がレ
バー部102 に対して垂直となるように配置された探針10
3 とから構成されている。
【0003】しかしながら、最近の高解像度の測定要求
や、トレンチ溝内等の今まで探針の届かなかった部分の
測定要求が高く、従来のシリコンウエハを加工して作製
したカンチレバーでは、探針の構造上それらの要求を満
たすことが困難になってきている。
【0004】一方、近年、カーボンナノチューブ(以下
CNTと略称する)の研究が盛んに行われ、現在は熱分
解法とアーク放電法により主に形成されている。これら
の方法によって形成されたCNTにおいては、直径が数
nmから数十nmに対し、軸方向には数μmから数十μ
mもある高アスペクト比のCNTを形成することが可能
である。そして、このCNTは、ほぼ完全にグラファイ
ト化しており、硬度の高いダイヤモンドと同等以上の結
合状態であることがわかっており、機械的強度に非常に
優れている。
【0005】そのため、最近はCNTがSPMカンチレ
バーの探針としての利用が注目を集め、特開2000−
346786号に開示されているように、CNTを予め
別の装置で成長させ、これをマニピュレータを用いてS
PMカンチレバーの探針先端に接着する方法がとられて
いる。
【0006】このようにして形成されたCNTを探針先
端に有するSPMカンチレバーは、先端の曲率半径がn
mオーダーと小さく、得られる分解能が高い。また耐磨
耗性に優れ、仮に先端が磨耗しても鉛筆の芯のように先
端の曲率半径が変わらないという利点があるため、多数
の画面をスキャニングしても高解像度を維持することが
可能となる。
【0007】また、CNTの特徴として、柔軟性に優れ
ているためCNT自体しなやかで、生体試料等の柔らか
な試料に対しても、試料を傷付けずにデータを得ること
が可能となる。勿論、CNTの高アスペクト比に形成で
きる特徴を生かして、深いトレンチ溝形状をスキャニン
グしても、溝深くまで探針が達することができ、忠実に
測定することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CNT探針を用いたカンチレバーでは、次のような不具
合がある。まず、上記CNT探針付カンチレバーをAF
M(原子間力顕微鏡)などのSPMに装着する場合、図
9に示すように、カンチレバー支持部201 をAFM装置
ホルダー205 に装着する際、一般的に光てこの原理を応
用した検出を行うため、試料水平面206 に対し約10°傾
けてセットしている。そのため、カンチレバー支持部20
1 より延びたレバー部202 の先端に、レバー部202 に対
して垂直に形成されている探針203 及びその先端に形成
したCNT204 は、試料水平面206とやはり10°程度傾
いて対向することになる。
【0009】この場合、探針先端部分を拡大した図10に
示すように、探針先端(すなわちCNT先端)の頂点が
必ずしも試料に最も近い位置にくるとは限らない。すな
わちレバー部が傾いていることにより、探針頂点bと試
料表面301 との距離Bが、探針頂点bからずれた点aと
試料表面301 との距離Aよりも長くなる可能性が大き
い。その結果、試料と探針(CNT)間とに働く相互作
用点が一点に決まらず、中心からずれた位置であった
り、あるいは複数点で作用することが考えられ、試料表
面の凹凸を正確にあるいは高分解能で測定することがで
きなくなってしまう。
【0010】勿論、カンチレバー探針先端にマニピュレ
ータを用いてCNTを取り付ける場合、探針先端にCN
Tを取り付ける角度や方向を制御するのが難しく、また
1本1本作業するため再現性のあるCNT付き探針を形
成するのが難しい。一方、熱気相成長法(熱CVD法)
に電界アシストにてシリコン製カンチレバーの探針先端
に電界集中させて、図11に示すようにCNTを垂直方向
に成長する方法が近年になって提案されている。また触
媒となる金属膜の面積に応じてCNTの成長数が特定で
きるようにすることも提案されている。なお、図11にお
いて、401 は探針、402 はCNT、403 は対向電極、40
4 はパルス電源、405 は電界分布を表す等電位面を示し
ている。
【0011】しかしながら、上記のような触媒金属膜を
円錐状の探針や、レバー部に対して垂直な探針軸をもつ
探針の全面に形成し、カンチレバー支持体を対向電極と
水平に配置した場合、カンチレバー探針先端からCNT
は電界アシスト法による電界分布の密な垂直方向に延び
ざるを得ない。また、触媒金属膜がレバー部や支持部全
面に形成されているので、カンチレバー探針先端のみで
はなく、レバー部や支持部にもCNTが多数成長して、
特にレバー部に発生したCNTはAFM測定等に悪影響
を及ぼすことになる。
【0012】更に、熱CVD法により触媒金属膜を介し
てCNTを形成する場合、カンチレバーの探針全面に触
媒金属膜を形成しておくと、図12に示すように、探針50
1 の先端に微小な欠けがあると、その部分からCNT50
2 が成長してしまうため、探針先端からの成長方向を制
御するのは非常に難しくなる。更に、熱CVD法にてC
NTを作製する場合、CNTの太さ(直径)の制御は比
較的容易であるのに対し、長さを制御するのは難しい。
そのため、CNTをカンチレバー探針として用いる場
合、探針のアスペクト比が不安定になり、カンチレバー
を交換した際、再現性のある測定には使えないという不
具合がある。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、高アスペクト比の探針を有し、探針先端が測定試料
表面と垂直に向き合い、あらゆる試料形状の表面状態を
正確且つ高分解能に測定可能であると共に、探針先端の
所望の位置に、位置、角度及び方向の制御性がよく形成
可能なCNTを有するSPMカンチレバー及びその製造
方法を提供することを目的とする。
【0014】請求項毎の目的を述べると、次の通りであ
る。すなわち、請求項1及び2に係る発明は、探針先端
にCNTの形成されたSPMカンチレバーの具体的な構
成を提供することを目的とする。請求項3〜6に係る発
明は、CNTを成長形成可能な具体的な構成のSPMカ
ンチレバーを提供することを目的とする。請求項7に係
る発明は、CNT付きSPMカンチレバーの最適な製造
方法を提供することを目的とする。請求項8及び9に係
る発明は、CNTの長さを最適に制御できるようにした
SPMカンチレバーの製造方法を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、支持部と、該支持部から延
びたレバー部と、該レバー部の自由端近傍に形成された
少なくとも3面以上の面で構成された探針とからなるS
PMカンチレバーにおいて、カーボンナノチューブが前
記探針の先端に、前記レバー部に対する垂直面から一定
の角度傾いた方向に、選択的に突出形成されていること
を特徴とするものであり、また請求項2に係る発明は、
支持部と、該支持部から延びたレバー部と、該レバー部
の自由端近傍に形成された少なくとも3面以上の面で構
成された探針とからなるSPMカンチレバーにおいて、
カーボンナノチューブが前記探針の先端に、該探針を構
成する1面の延長上に添って、選択的に突出形成されて
いることを特徴とするものである。
【0016】このように構成したSPMカンチレバーに
おいては、CNTの位置及び成長方向が制御された状態
で形成可能となり、CNT付き探針の先端が測定試料表
面と垂直に向き合い、あらゆる試料形状の表面状態を正
確且つ高分解能に測定することが可能となる。また、C
NT付き探針の高アスペクト比を利用して深いトレンチ
溝なども忠実に測定することができる。
【0017】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係るSPMカンチレバーにおいて、前記カーボンナノチ
ューブは、前記支持部とレバー部と探針とからなるカン
チレバー上に形成された触媒金属膜により選択的に成長
形成されていることを特徴とするものであり、また請求
項4に係る発明は、請求項3に係るSPMカンチレバー
において、前記触媒金属膜は、前記探針の1面のみに形
成されていることを特徴とするものであり、また請求項
5に係る発明は、請求項3に係るSPMカンチレバーに
おいて、前記触媒金属膜は、前記探針の全面と前記レバ
ー部及び支持部の探針形成側の面に形成されていること
を特徴とするものであり、また請求項6に係る発明は、
請求項3に係るSPMカンチレバーにおいて、前記触媒
金属膜は、前記レバー部と支持部の探針形成側の面及び
該レバー部と支持部の探針形成側の面と連続的に接する
探針の1面に形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0018】このように構成することにより、CNTは
触媒金属膜が形成された面に選択成長するため、探針先
端の所望の位置、角度及び方向にCNTを制御性よく成
長させることの可能なSPMカンチレバーを提供するこ
とができる。
【0019】請求項7に係る発明は、請求項3〜6のい
ずれか1項に係るSPMカンチレバーの製造方法におい
て、前記カーボンナノチューブは、前記触媒金属膜が形
成されたカンチレバーと該カンチレバーの探針側に対向
して配置された電極との間に電圧を印加しながら、熱気
相成長法にて形成されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、熱CVD法における電
界アシスト法の効果を十分引き出し、探針以外にはCN
Tを成長させることなく、CNTを探針先端に方向を制
御しながら精度よく選択成長させることが可能なSPM
カンチレバーの製造方法を提供することができる。
【0020】請求項8に係る発明は請求項7に係るSP
Mカンチレバーの製造方法において、前記印加電圧をパ
ルス電圧とし、該印加パルス電圧のパルス回数により、
前記カーボンナノチューブの長さを制御することを特徴
とするものであり、また請求項9に係る発明は請求項7
に係るSPMカンチレバーの製造方法において、前記熱
気相成長法における反応ガスのON/OFFにより、前
記カーボンナノチューブの長さを制御することを特徴と
するものである。このような製造方法により、探針先端
に形成するCNTの長さを容易に制御することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、第1の実施の形態について説明す
る。本実施の形態は、触媒金属膜を探針全面と探針形成
側のレバー部及び支持部の面に形成し、探針先端にレバ
ー部に対する垂直面から一定の角度傾いた方向に選択的
にCNTを成長形成させたものであり、図1に本実施の
形態に係るSPMカンチレバーの断面図を示す。
【0022】図1において、1は単結晶シリコンウエハ
を加工して作製した支持部、2は支持部1より延びたレ
バー部、3はレバー部2の自由端側4に探針軸5が傾い
て配置され、3面で形成されたテトラヘドラル型探針、
6はカンチレバーの探針形成側の全面にわたってコーテ
ィングされたニッケル(Ni )などの触媒金属膜であ
り、そして探針先端7にレバー部2に対する垂直面より
もレバー自由端側4の方向に傾けて、すなわち探針軸5
方向にCNT8を形成して、CNT付きのSPMカンチ
レバー9を構成している。なお、図1において、10は試
料水平面を示している。
【0023】次に、上記構成の本実施の形態に係わるS
PMカンチレバーの製造方法を、図2の(A)〜(C)
及び図3に基づいて説明する。先ず、図2の(A)に示
すように、通常のテトラヘドラル型の探針3,レバー部
2及び支持部1を有するカンチレバー9′を作製する。
ここで、探針3は図2の(B)に示すように、テトラヘ
ドラル型をしており、ほぼ垂直に立った2面と、約55°
の角度のSi の結晶方位(111)面とによって構成さ
れており、その探針軸5はレバー部2の面に対する垂直
面に対して傾けて形成されている。続いて図2の(C)
に示すように、カンチレバー9′の探針側の全面にわた
って、Ni などの触媒金属膜6をスパッタリング法ある
いは真空蒸着法により数nmの厚さで成膜する。
【0024】次に、図3に示すように、熱CVD装置11
内の載置台12にカンチレバー9′をCNTの成長方向、
すなわちCNTの成長する角度を制御するように傾けて
配置し、反応ガスであるC2 2 とキャリアガスである
2 を装置11内に導入し、フィラメント13により1500℃
以上の加熱を行いながら、カンチレバー9′と対向する
電極14間にパルス電源15により数百V以上のパルス電圧
を印加して、探針先端にCNT8を成長させる。なお、
ここではカンチレバー側に負電位が印加されるようにす
る。また、カンチレバー9′の配置に際し傾けるように
したが、その角度はCNTの成長方向に応じて適宜設定
してよい。更に、カンチレバー9′を対向電極14に対し
て水平に配置してもよい。なお、図3において、Vacは
排気口である。
【0025】このように、電界を印加して熱気相成長法
(熱CVD法)を行うことにより、図4に示すように、
探針3の形状に沿った電界分布による等電位線aが形成
されて電気力線の密な方向、ここでは図の矢印の方向す
なわち探針先端から探針軸に沿って選択的にCNT8が
形成され、図1に示すようなCNT付きのSPMカンチ
レバー9が完成する。ここで、CNT8の長さは印加パ
ルス電圧のパルス回数を設定することにより制御する。
【0026】このような製造方法により、探針3の先端
にレバー部に対する垂直面から一定の角度傾いた方向に
CNT8を形成することができる。このように探針先端
に位置、角度及び成長方向を制御しながら容易にCNT
を形成し、CNT付き探針を構成することが可能とな
る。そして、このように構成されたSPMカンチレバー
のCNT探針先端が測定試料表面と垂直に向き合い、あ
らゆる試料形状の表面状態を正確且つ高分解能に測定可
能となる。また、CNT探針の高アスペクト比を利用し
て深いトレンチ溝なども測定可能となり、忠実なプロフ
ァイルを得ることができる。
【0027】なお、本実施の形態ではテトラヘドラル型
探針を有するカンチレバーを用いたが、これには限定さ
れず、他の形状の探針を有するSPMカンチレバーにも
適用できることは言うまでもない。このときには、SP
M装置に装着時にCNT探針先端の頂点が、測定試料表
面に対し、常に垂直に働くように形成されていればよ
く、CNTの形成にあたっては、レバー部自由端側へ傾
けての成長形成に限らず、自由端とは反対側に傾けて成
長させて形成することも可能である。
【0028】次に、第2の実施の形態について説明す
る。本実施の形態は、触媒金属膜を探針の1面のみに形
成し、触媒金属膜を形成した探針面の延長上にCNTを
選択的に突出形成してSPMカンチレバーを構成するも
のである。次に、本実施の形態に係わるSPMカンチレ
バーの製造方法を、図5の(A)〜(C)に基づいて説
明する。
【0029】先ず、図5の(A)に示すように、第1の
実施の形態と同様に、通常のテトラヘドラル型の探針3
を有するカンチレバー9′を作製する。次に、図5の
(B)に示すように、探針3の(111)面のみにNi
などの触媒金属膜16をスパッタリング法あるいは真空蒸
着法により、数nmの厚さで成膜する。このとき、真空
蒸着法では、蒸着源とテトラヘドラル型探針3の(11
1)面が対向するように配置すれば、他の2面には触媒
金属が回り込まないようにして、(111)面のみに触
媒金属膜16を形成することが可能となる。
【0030】また、触媒金属膜を付着させたくない面に
は、あらかじめ犠牲膜層となる酸化膜あるいはレジスト
膜を形成しておき、蒸着あるいはスパッタリング法によ
って触媒金属膜を形成した後、犠牲膜層を除去すること
で、所定の1面のみに触媒金属膜を形成することも可能
である。
【0031】次に、熱CVD装置内において、対向電極
に対してカンチレバー9′を、例えば35°程度傾けて配
置し、探針3の(111)面が対向電極に対して垂直に
なるようにする。その後、反応ガスであるC2 2 とキ
ャリアガスであるH2 を装置内に導入し、1500℃以上の
加熱を行いながら、カンチレバー側に負電圧が加わるよ
うにしてカンチレバーと対向する対向電極間に数百V以
上のパルス電圧を印加する。
【0032】このように、パルス電圧の印加による電界
を形成して熱CVD法を行うことにより、図5の(C)
に示すように、触媒金属膜16を成膜した探針3の(11
1)面の延長上に、CNT18が形成される。ここで、C
NT18を成長形成させるための触媒金属膜16をカンチレ
バー探針3の1面のみに形成しているため、その面に沿
ってCNT18は成長し、特に対向する対向電極に向かっ
て(111)面が収束するような形状になっているた
め、仮に探針先端に微小な欠けがあっても、(111)
面に沿って成長が加速され、成長の方向を常に安定させ
ることができる。
【0033】このような製造方法により、探針3を構成
する1面の延長上すなわち探針先端にCNT18を選択的
に形成したSPMカンチレバー9を得ることができる。
そして、探針先端に位置、角度及び成長方向を制御しな
がら容易にCNTを形成し、CNT探針を形成すること
が可能となり、CNT探針先端が測定試料表面と垂直に
向き合い、あらゆる試料形状の表面状態を正確且つ高分
解能に測定可能となる。また、CNT探針の高アスペク
ト比を利用して深いトレンチ溝なども測定可能となり、
忠実なプロファイルを得ることができる。
【0034】なお、本実施の形態は、導電性のカンチレ
バーに適用するのが望ましい。これは、熱CVD法にお
いてカンチレバーに電圧を印加する必要があるためであ
り、電圧の印加は不可能ではないが、カンチレバー自体
に導電性がないと電圧の印加が難しくなるからである。
【0035】また、本実施の形態では、テトラヘドラル
型の3面で構成された探針を有するカンチレバーを用い
ているが、これに限定されず、ピラミダル型の4面探針
は勿論のこと、5面以上で構成される探針を有するカン
チレバーにおいても適用可能であることは言うまでもな
い。
【0036】次に、第3の実施の形態について説明す
る。本実施の形態は、触媒金属膜を、探針形成側のレバ
ー部と支持部の全面及びこれらの面と連続的に接する探
針の1面に形成し、触媒金属膜を形成した探針面の延長
上にCNTを選択的に形成して、SPMカンチレバーを
構成したものである。、次に、本実施の形態に係るSP
Mカンチレバーの製造方法を、図6の(A)〜(C)に
基づいて説明する。
【0037】先ず、図6の(A)に示すように、第1の
実施の形態と同様に、通常のテトラヘドラル型の探針3
を有するカンチレバー9′を作製する。次に、図6の
(B)に示すように、探針3の(111)面とレバー部
2及び支持部1の探針形成側の全面にわたって、Ni な
どの触媒金属膜26をスパッタリング法あるいは真空蒸着
法により、数nmの厚さで成膜する。なお、探針3にお
いて(111)面のみに触媒金属膜を成膜する方法とし
ては、第2の実施の形態と同様な製造方法による。
【0038】続いて、第2の実施の形態と全く同様にし
て、図6の(C)に示すように、触媒金属膜26を成膜し
た探針3の(111)面の延長上に、CNT28を形成す
る。ここで、CNT28を成長形成させるための触媒金属
膜26を、カンチレバー探針3の1面及び該探針3の1面
と接するレバー部2と支持部1の全面に形成しているた
め、電圧の印加が容易に行われると共に、電界が尖った
探針先端に集中し易くなる。
【0039】したがって、触媒金属膜26が形成された探
針面に沿ってCNT28は成長され、特に熱CVD装置内
において、対向電極に向かって探針3の(111)面が
収束するような形状となっているため、仮に探針先端に
微小な欠けがあっても、(111)面に沿って成長が加
速され、成長の方向を常に安定させることができる。す
なわち、探針3の(111)面に沿ってのみCNT28が
成長形成され、レバー部2や支持部1にはCNTは形成
されない。
【0040】このような製造方法により、探針3を構成
する1面の延長上すなわち探針先端にCNT28を選択的
に形成したSPMカンチレバー9を得ることができる。
そして、探針先端に位置、角度及び成長方向を制御しな
がら容易にCNTを形成し、CNT探針を形成すること
が可能となり、CNT探針先端が測定試料表面と垂直に
向き合い、あらゆる試料形状の表面状態を正確且つ高分
解能に測定可能となる。また、CNT探針の高アスペク
ト比を利用して深いトレンチ溝なども測定可能となり、
忠実なプロファイルを得ることができる。
【0041】なお、本実施の形態は、触媒金属膜がレバ
ー部及び支持部にまで形成されているため、熱CVD装
置におけるCNTの形成時の電圧の印加が行いやすく、
導電性あるいは非導電性に拘わらず、あらゆるカンチレ
バーに適用できる。
【0042】また、本実施の形態では、テトラヘドラル
型の3面で構成された探針を有するカンチレバーを用い
ているが、これに限定されず、ピラミダル型の4面探針
は勿論のこと、5面以上で構成される探針を有するカン
チレバーにおいても適用可能であることは言うまでもな
い。
【0043】次に、第4の実施の形態について説明す
る。本実施の形態は、図6の(A)〜(D)に示した第
3の実施の形態の変形例で、レバー部及び支持部の面に
形成する触媒金属膜を配線パターン状とし、触媒金属膜
が形成された探針面の延長上にCNTを選択的に形成し
てSPMカンチレバーを構成したものである。次に、本
実施の形態に係るSPMカンチレバーの製造方法を、図
7の(A)〜(C)に基づいて説明する。
【0044】先ず、図7の(A)に示すように、第1の
実施の形態と同様に、通常のテトラヘドラル型の探針を
有するカンチレバー9′を作製する。次に、図7の
(B)に示すように、探針3の(111)面とレバー部
2及び支持部1の探針形成側の面に、Ni などの触媒金
属膜36をスパッタリング法あるいは真空蒸着法により、
数nmの厚さで成膜するが、レバー部2及び支持部1の
面上には全面ではなく配線パターン状に形成する。その
形成方法としては、レバー部2から支持部1にわたって
レジストを配線パターン状に形成しておき、Ni を蒸着
後にリフトオフ法などを用いて配線パターン状の触媒金
属膜36を形成する方法が考えられるが、これには限定さ
れず、配線パターン状の触媒金属膜が形成できれば、ど
のような方法を用いてもよいことは言うまでもない。ま
た、探針の(111)面のみに触媒金属膜を成膜する方
法としては、第2の実施の形態と同様な方法による。続
いて、第2の実施の形態と全く同様にして、図7の
(C)に示すように、触媒金属膜36を成膜した探針3の
(111)面の延長上にCNT38を成長形成する。
【0045】ここで、CNT38を成長形成させるための
触媒金属膜36を、カンチレバー探針3の1面、及び該探
針面と接するレバー部2と支持部1の面に配線パターン
状に形成するため、電圧の印加が容易に行われると共
に、第3の実施の形態においてレバー部及び支持部の全
面に触媒金属膜を形成した場合より、電界が尖った探針
先端に集中し易くなる。したがって、触媒金属膜が形成
された探針面に沿ってCNT38は成長形成され、特に熱
CVD装置における対向電極に向かって探針3の(11
1)面が収束するような形状になっているため、仮に探
針先端に微小な欠けがあっても、(111)面に沿って
成長が加速され、成長の方向を常に安定させることがで
きる。すなわち、探針3の(111)面に沿ってのみC
NT38が成長形成され、レバー部2や支持部1にはCN
Tは形成されない。また、触媒金属膜36の形成面積を少
なくすることにより、不要な部分、個所でのCNTの成
長を防止することが可能となる。
【0046】このような製造方法により、探針3を構成
する1面の延長上、すなわち探針先端にCNT38を選択
的に形成したSPMカンチレバー9を得ることができ
る。そして、探針先端に位置、角度及び成長方向を制御
しながら容易にCNTを形成することが可能となり、C
NT探針先端が測定試料表面と垂直に向き合い、あらゆ
る試料形状の表面状態を正確且つ高分解能に測定可能と
なる。また、CNT探針の高アスペクト比を利用して深
いトレンチ溝なども測定可能となり、忠実なプロファイ
ルを得ることができる。
【0047】なお、本実施の形態は、触媒金属膜がレバ
ー部及び支持部にまで形成されているため、熱CVD装
置におけるCNTの形成時の電圧の印加が行いやすく、
導電性あるいは非導電性に拘わらず、あらゆるカンチレ
バーに適用できる。
【0048】また、本実施の形態では、テトラヘドラル
型の3面で構成された探針を有するカンチレバーを用い
ているが、これに限定されず、ピラミダル型の4面探針
は勿論のこと、5面以上で構成される探針を有するカン
チレバーにおいても適用可能であることは言うまでもな
い。
【0049】なお、以上の各実施の形態では、触媒金属
膜としてニッケル(Ni )を用いたものを示したが、こ
れに限定されることはなく、鉄(Fe )あるいはコバル
ト(Co )を用いて形成してもよい。また、熱CVD装
置内に配置したカンチレバーにパルス電圧を印加し、パ
ルス電圧のパルス回数によりCNTの形成長さを制御し
たものを示したが、カンチレバーに定電圧を印加し、反
応ガスC2 2 をON/OFFすることによっても、C
NTの形成長さの制御が可能である。
【0050】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明に係るSPMカンチレバーによれば、CNT
の位置及び成長方向が制御された状態で形成され、CN
T付き探針の先端が測定試料表面と垂直に向き合い、あ
らゆる試料形状の表面状態を正確且つ高分解能で測定す
ることが可能となり、またCNT付き探針の高アスペク
ト比を利用して深いトレンチ溝なども忠実に測定するこ
とができる。また本発明に係るSPMカンチレバーの製
造方法によれば、熱CVD法における電界アシスト法の
効果を十分引き出し、探針以外にはCNTを成長させる
ことなく、CNTを探針先端に方向、角度を制御しなが
ら精度並びに再現性よく選択成長させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るSPMカンチレバーの第1の実施
の形態を示す断面図である。
【図2】図1に示した第1の実施の形態に係るSPMカ
ンチレバーの製造方法を説明するための製造工程図であ
る。
【図3】熱CVD装置内においてカンチレバーの探針に
CNTを成長形成させる態様を示す説明図である。
【図4】図3に示した熱CVD装置内においてカンチレ
バーの探針近傍の電界分布(等電位線)状態を示す図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るSPMカンチ
レバーの構成並びにその製造方法を説明するための製造
工程図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るSPMカンチ
レバーの構成並びにその製造方法を説明するための製造
工程図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るSPMカンチ
レバーの構成並びにその製造方法を説明するための製造
工程図である。
【図8】従来のSPMカンチレバーの構成例を示す側面
図である。
【図9】従来のCNT探針付きカンチレバーをAFM装
置に装着して測定を行う態様を示す図である。
【図10】図9に示す態様で測定を行う場合におけるCN
T探針の先端部と試料との関係を示す図である。
【図11】熱CVD法において電界アシストによってシリ
コン製カンチレバーの探針先端に電界を集中させてCN
Tを成長させる手法を示す説明図である。
【図12】探針全面に触媒金属膜を形成してCNTを成長
させる場合に、探針先端に微小な欠けがある場合のCN
T成長態様を示す図である。
【符号の説明】
1 支持部 2 レバー部 3 探針 4 レバー部自由端側 5 探針軸 6,16,26,36 触媒金属膜 7 探針先端 8,18,28,38 CNT 9 SPMカンチレバー 9′ カンチレバー 10 試料水平面 11 熱CVD装置 12 カンチレバー載置台 13 フィラメント 14 対向電極 15 パルス電源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部と、該支持部から延びたレバー部
    と、該レバー部の自由端近傍に形成された少なくとも3
    面以上の面で構成された探針とからなるSPMカンチレ
    バーにおいて、カーボンナノチューブが前記探針の先端
    に、前記レバー部に対する垂直面から一定の角度傾いた
    方向に、選択的に突出形成されていることを特徴とする
    SPMカンチレバー。
  2. 【請求項2】 支持部と、該支持部から延びたレバー部
    と、該レバー部の自由端近傍に形成された少なくとも3
    面以上の面で構成された探針とからなるSPMカンチレ
    バーにおいて、カーボンナノチューブが前記探針の先端
    に、該探針を構成する1面の延長上に添って、選択的に
    突出形成されていることを特徴とするSPMカンチレバ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記カーボンナノチューブは、前記支持
    部とレバー部と探針とからなるカンチレバー上に形成さ
    れた触媒金属膜により選択的に成長形成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に係るSPMカンチレバ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記触媒金属膜は、前記探針の1面のみ
    に形成されていることを特徴とする請求項3に係るSP
    Mカンチレバー。
  5. 【請求項5】 前記触媒金属膜は、前記探針の全面と前
    記レバー部及び支持部の探針形成側の面に形成されてい
    ることを特徴とする請求項3に係るSPMカンチレバ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記触媒金属膜は、前記レバー部と支持
    部の探針形成側の面及び該レバー部と支持部の探針形成
    側の面と連続的に接する探針の1面に形成されているこ
    とを特徴とする請求項3に係るSPMカンチレバー。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれか1項に係るSP
    Mカンチレバーの製造方法において、前記カーボンナノ
    チューブは、前記触媒金属膜が形成されたカンチレバー
    と該カンチレバーの探針側に対向して配置された電極と
    の間に電圧を印加しながら、熱気相成長法にて形成され
    ることを特徴とするSPMカンチレバーの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記印加電圧をパルス電圧とし、該印加
    パルス電圧のパルス回数により、前記カーボンナノチュ
    ーブの長さを制御することを特徴とする請求項7に係る
    SPMカンチレバーの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記熱気相成長法における反応ガスのO
    N/OFFにより、前記カーボンナノチューブの長さを
    制御することを特徴とする請求項7に係るSPMカンチ
    レバーの製造方法。
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