JP2001068016A - 電子銃及びその製造方法並びにフィールドエミッションディスプレイ - Google Patents

電子銃及びその製造方法並びにフィールドエミッションディスプレイ

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JP2001068016A
JP2001068016A JP24503399A JP24503399A JP2001068016A JP 2001068016 A JP2001068016 A JP 2001068016A JP 24503399 A JP24503399 A JP 24503399A JP 24503399 A JP24503399 A JP 24503399A JP 2001068016 A JP2001068016 A JP 2001068016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端径が小さく低仕事関数であるカーボンナ
ノチューブをエミッタとして用い、しかも張り付けによ
らずにカーボンナノチューブの軸方向をアノードに向け
て揃えて配置し、そのチューブの軸方向端部をエミッタ
エッジとして利用することができる電子銃を提供するこ
と。 【解決手段】 導電性シリコン層(カソード)10の表
面には多数の突起部例えばSiコーン12が形成されて
いる。このSiコーン12の円錐面上にて、エミッタと
なるカーボンナノチューブ20が直接成長して形成さ
れ、その先端部20AはSiコーン12の頂部12Aよ
りもさらに突出している。カーボンナノチューブ20か
ら放出される電子の飛翔経路と干渉しない位置に、カー
ボンナノチューブ20からの電子の放出量を制御するた
めのグリッド(ゲート)30が配置されている。さら
に、グリッド30を挟んで導電性シリコン層10と対向
する位置には、アノード(蛍光板)40が配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷陰極より電子を
放出させる電子銃及びその製造方法並びにフィールドエ
ミッションディスプレイに関し、特にエミッタエッジと
してカーボンナノチューブを用いた電子銃に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】冷陰極を
電子放出源(電子銃)として用いた装置として、FED
(Field Emission Display)が知られている。FED
は、電界放出(Field Emission)により真空中に放出さ
れた電子を蛍光体に入射させて発光させるディスプレイ
である。FEDの発光原理はCRT(Cathode Ray Tub
e)と同じであるが、CRTが点電子源からの電子ビー
ムを二次元の蛍光体に対して走査するのに対して、FE
Dは電界放出電子源(Field Emitter)を多数個配列し
た面状電子源を有しているので、低消費電力で極薄パネ
ル化が可能となる。また、FEDは、液晶表示装置のよ
うに外部からの光(透過型の場合のバックライト、反射
型の場合の外光)が必要でない自発光型ディスプレイ
で、薄く、視野角が広く明るい画面を提供でき、しかも
発光効率が高く光源が不要であるため消費電力も少な
い。
【0003】FEDにおいては、ゲート電極(グリッド
とも呼ばれる)によってエミッタから電子を引き出し、
この電子を蛍光体が形成されたアノードに入射させてい
る。このゲート電極に印加する電圧を制御することで、
エミッタから放出される電子の量が制御され、階調表示
が可能となる。
【0004】FEDでは、ファウラー−ノルトハイム
(Fowler-Nordheim)則に従った電子放射がエミッタか
ら生ずる。このファウラー−ノルトハイムの式によれ
ば、エミッタ電極の先端半径を小さくし、エミッタ−ゲ
ート間を近づけ、エミッタを低仕事関数の材料とするな
どにより、その動作電圧を低減することができるとされ
ている。
【0005】FEDとして実用化されたものは、Moを
材料とするSpindt型と称される円錐状のエミッタ
コーンを電界放出電子源として用いている。このエミッ
タコーンの先鋭部分に電圧を集中させて、電子を引き出
し易くしている。
【0006】Spindt型エミッタは、特開平8−1
48083、特開平8−202286、特開平8−30
6327、特開平9−245618、特開平10−50
240、特開平10−208649など、多数の公報に
開示されている。
【0007】Spindt型エミッタは、電子を真空中
に放出する能力が三次元構造の形状に依存し、特にエミ
ッタコーンの頂角ないしは先端の径に依存する。
【0008】しかし、現在の微細加工技術では、エミッ
タコーンの先端部の直径は10nm前後であり、さらに
改善の余地があった。また、エミッタコーンの形成には
10nm前後の微細加工が困難な上に、露光装置のサイ
ズによって大面積化にも自ずから制限があり、特に数十
インチ以上のパネル作成は現状のフォトリソグラフィ技
術では困難であった。
【0009】なお、モリブデン(Mo)などは仕事関数
が大きいため、そのカソード表面に低仕事関数のダイヤ
モンドライクカーボンなどを成膜する技術も提供されて
いる(特開平10−312736、特開平10−502
06、特開平10−134701、特開平10−199
398)。
【0010】しかし、原子が放出されるエミッタエッジ
の表面が低仕事関数の材料で覆われたとしても、エミッ
タコーンの先端径は依然として10nm前後であり、先
鋭化の問題は依然残される。
【0011】応用物理第67巻第12号(1998)の
第1390頁〜第1394頁には、Siエミッタコーン
を形成するために、異方性化学エッチング(ODE)ま
たは反応性イオンエッチング(RIE)のエッチング処
理後に低温熱酸化を行って、Siエミッタコーンの尖鋭
化を行った実験も報告されている。
【0012】しかし、この超微細加工を基板上の多量の
Siエミッタコーンに対して均一に実施するには、実用
上困難を極める。
【0013】エミッタエッジの先鋭化と低仕事関数の材
質を用いることとを共に解決するものとして、カーボン
ナノチューブをエミッタとして用いることが提案されて
いる。カーボンナノチューブをエミッタとして利用する
ことは、特開平10−208677、特開平10−19
9398及び上述の応用物理第67巻第12号(199
8)などに開示されている。
【0014】特開平10−208677及び応用物理第
67巻第12号には、カーボンナノチューブを垂直に向
けて配置することが記載されている。この配置方法につ
いて上記各文献に直接開示はないが、アーク放電を利用
して形成したカーボンナノチューブを溶液等で集め、方
向を揃えて基板上に張り付ける必要があった。
【0015】しかし、ナノオーダーのサイズのカーボン
ナノチューブを取り扱うのが困難な上に、質(長さ、
径、カイラリイー、電気抵抗などょの揃ったカーボンナ
ノチューブを大量に生産し、それを基板に張り付けるこ
とは、実用上不可能である。取り扱いを考慮してカーボ
ンナノチューブを長くすると(特開平10−20867
7には垂直に向いた直径10nm、長さ1μmとあ
る)、電気抵抗が大きくなり、エミッタとして充分な電
流を確保するには多量のカーボンナノチューブを必要と
する。
【0016】特開平10−199398には、カーボン
ナノチューブはカーボン材のアークプラズマによる放
電、レーザアベレーション等の手法によりカソード上に
堆積できるとしている。
【0017】しかし、カーボンナノチューブの軸方向を
アノードに向けて堆積させる方法については何等開示が
ない。
【0018】そこで、本発明の目的は、径が小さく低仕
事関数であるカーボンナノチューブをエミッタとして用
い、しかも張り付けによらずにカーボンナノチューブの
軸方向をアノードに向けて揃えて配置し、そのチューブ
の軸方向端部をエミッタエッジとして利用することがで
きる電子銃及びその製造方法並びにフィールドエミッシ
ョンディスプレイを提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、基板表面にてカーボ
ンナノチューブを直接成長させ易くすることができる電
子銃の製造方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板の表面層
上に形成された尖鋭な先端部を有するエミッタと、前記
エミッタからの電子放出を制御するグリッドとを有し、
前記エミッタの先端部と対向するアノードに向けて電子
を放出する電子銃において、前記表面層には突起部が形
成され、前記エミッタは、前記突起部上に直接成長させ
たカーボンナノチューブにて形成され、前記カーボンナ
ノチューブの先端部は前記突起部の先端より突出してい
ることを特徴とする。
【0021】本発明によれば、突起部上に直接成長され
たカーボンナノチューブの先端部が突起部の先端より突
出し、そのカーボンナノチューブの先端部をエミッタエ
ッジとして利用して、その先端部から電子を放出させる
ことができる。このカーボンナノチューブは基板の表面
層に形成された突起部に沿って形成されるので、その軸
方向をアノードの方向に向けて配置できる。このとき、
カーボンナノチューブの軸方向がアノード面に対して必
ずしも垂直でなくても、放出電子は電界によってアノー
ドに到達させることができる。カーボンナノチューブの
直径は1〜10nmと細いため、先端部の尖鋭化が果た
されると共に、低仕事関数のカーボンによってエミッタ
エッジを形成できる。また、突起部上にカーボンナノチ
ューブを直接成長させるので、張り付け等の操作を要せ
ず、カーボンナノチューブの長さを最適に設定できる。
【0022】本発明に用いられるカーボンナノチューブ
は単層及び多層のいずれでもよいが、先端部の径を細く
できる単層ナノチューブがより好ましい。
【0023】基板の表面層は、アモルファスシリコン、
多結晶シリコン、単結晶シリコンまたは不純物がドープ
された導電性シリコンのいずれかであることが好まし
い。これらの材質であれば、カーボンナノチューブを直
接成長させることができる。なお、表面層が上記材質で
あれば、基板自体はガラス基板等を用いることができ
る。
【0024】本発明に係るフィールドエミッションディ
スプレイは、各画素毎に蛍光体が形成されたアノード
と、上述の構成を有する1又は複数の電子銃を各画素と
対向して配置することで構成される電子銃アレーとを有
する。
【0025】本発明のフィールドエミッションディスプ
レイのエミッタは、カーボンナノチューブの先端部をエ
ミッタエッジとして利用することで、エミッタエッジの
先鋭化が果たされ、そのための微細加工は不要となる。
従って、本発明のティールドエミッションディスプレイ
は大画面化にも対応可能である。
【0026】を有することを特徴とするフィールドエミ
ッションディスプレイ。
【0027】本発明のさらに他の態様では、基板の表面
層上に形成された尖鋭なエミッタと、前記エミッタから
の電子放出を制御するグリッドと、前記エミッタの先端
と対向するアノードと、を有する電子銃の製造方法にお
いて、前記表面層に突起部を形成する工程と、加熱下に
て炭素を含むガスを分解して、前記突起部上にてカーボ
ンナノチューブを気相成長させて、前記カーボンナノチ
ューブにて前記エミッタを形成する工程と、を有し、前
記気相成長工程では、前記カーボンナノチューブが前記
突起部の先端部より突出するまで気相成長させることを
特徴とする。
【0028】このように、本発明に係る製造方法では、
突起部の先端部からカーボンナノチューブの先端部が突
出するまで気相成長工程を実施することで、所望の突出
長さのカーボンナノチューブを突起部上に直接成長させ
ることができる。
【0029】本発明のさらに他の態様では、基板の表面
層上に形成された尖鋭なエミッタと、前記エミッタから
の電子放出を制御するグリッドと、前記エミッタの先端
と対向するアノードと、を有する電子銃の製造方法にお
いて、前記表面層を塩化物を含む溶液に浸す工程と、そ
の後、加熱下にて炭素を含むガスを分解して、前記表面
層上にカーボンナノチューブを気相成長させて、前記カ
ーボンナノチューブにて前記エミッタを形成する工程
と、を有することを特徴とする。
【0030】気相成長工程の前に基板の表面層を塩化物
を含む溶液に浸すことで、表面層上にてカーボンナノチ
ューブを確実に成長させることができる。この理由は、
塩化物溶液によって表面層上に核が形成され易くなる
か、あるいは塩化物が気相成長時の触媒として機能する
ものと考えられる。
【0031】気相成長工程のプロセスガスは炭化水素系
ガスが好ましく、さらに好ましくはメタン、エタン、プ
ロパンの中から選ばれた1種以上を含むことができる。
を特徴とする電子銃の製造方法。
【0032】気相成長工程前に用いられる溶液は、塩化
第1鉄、塩化第2鉄、酸化モリブデン塩化物、塩化珪素
の中から選ばれた1種以上の塩化物を含むことが好まし
く、この場合その溶液の溶媒としてアルコール溶液を用
いることができる。また、この溶液は界面活性剤を含む
ことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子銃の実施
の形態について、図面を参照して説明する。
【0034】(本発明の電子銃の原理説明)図1は本発
明に係る電子銃を模式化して示す原理説明図である。図
1において、カソードとなる例えば導電性シリコン層1
0の表面には多数の突起部例えばSiコーン12が形成
されている。このSiコーン12の円錐面上にて、エミ
ッタ(マイクロカソードとも呼ばれる)となるカーボン
ナノチューブ20が直接成長して形成され、その先端部
20AはSiコーン12の頂部12Aよりもさらに突出
している。カーボンナノチューブ20から放出される電
子の飛翔経路と干渉しない位置に、カーボンナノチュー
ブ20からの電子の放出量を制御するためのグリッド
(ゲート)30が配置されている。さらに、グリッド3
0を挟んで導電性シリコン層10と対向する位置には、
アノード(蛍光板)40が配置されている。
【0035】導電性シリコン層10とアノード40とに
は一定電源Vaからの一定電圧が印加され、導電性シリ
コン層10とグリッド(ゲート)30とには、可変ゲー
ト電圧源Vgからの可変電圧が印加される。
【0036】図1は、EFDの1画素を表示するための
陰極素子である電子銃を示し、各画素の蛍光体に対応さ
せて図1の構造の電子銃を同一基板または分割基板上に
多数マトリクス状に形成してマルチ電子ビーム源とする
ことで、FEDとしての二次元画像形成装置を構成でき
る。なお、図1に示すように1画素に対して複数のカー
ボンナノチューブ20を対向配置しても良いし、一つの
カーボンナノチューブ20を配置しても良い。
【0037】FEDを構成するパネルの駆動原理は下記
の通りである。カーボンナノチューブ(エミッタ)20
の動作に必要な電圧をVeとしたとき、導電性シリコン
層(カソードライン)10に例えば−Ve/2の電圧を
印加し、グリッド(ゲートライン)30に例えば+Ve
/2の電圧を印加する。導電性シリコン層(カソードラ
イン)10の電位が−Ve/2になった画素ラインのみ
が選択されたことになり、グリッド(ゲートライン)3
0に印加されている+Ve/2の輝度信号によって、選
択されたフィールドエミッタにのみ電圧Veが作用し
て、1画素と対応する複数のカーボンナノチューブ20
より電子が放出される。それ以外の画素ラインのエミッ
タにはVe/2の電圧しか印加されないので電子は放出
されない。また、グリッド(ゲートライン)30に印加
される電圧を制御することで、カーボンナノチューブ
(エミッタ)20から放出される電子の量が制御され、
アノード40上にて画素毎の階調表示が可能となる。
【0038】ここで、エミッタとして機能するカーボン
ナノチューブ20とは、六員環がらせん状にねじれて中
空チューブ形状になったもので、一層のねじれ構造であ
る単層カーボンナノチューブと、二重以上の多層のねじ
れ構造である多層カーボンナノチューブとがある。本発
明では、単層及び多層のカーボンナノチューブを採用で
きるが、径の小さい単層カーボンナノチューブの方が好
ましい。
【0039】このカーボンナノチューブ20の直径は1
〜10nmであり、単層カーボンナノチューブの場合に
は1〜3nmの直径とすることができる。また、カーボ
ンナノチューブ20の長さは100nm程度まで成長可
能であるが、エミッタとして使用する場合には短い方が
抵抗値を下げられる点で優れている。特に、Siコーン
12の頂部12Aより突出した突出部20Aの長さを短
くすることが抵抗値の低減に効果的であり、この突出部
20Aの長さは50nm以下、好ましくは20nm以
下、さらに好ましくは10nm以下とするのが良い。
【0040】このように、エミッタをカーボンナノチュ
ーブ20とし、Siコーン12のような突起部から突出
した軸方向先端をエミッタエッジとして利用すれば、エ
ミッタ先端径がナノオーダとなり、尖鋭化によりエミッ
タ電流を増大でき、あるいは所望のエミッタ電流を得る
ための駆動電圧を低減できる。
【0041】(電子銃の構造例1)図2は、図1の電子
銃をより具体的に示した構造例を示している。図2にお
いて、基板例えばガラス基板100上にカソード電極層
102が形成されている。FEDを構成する場合、この
カソード電極層102は、このガラス基板100上にア
モルファスシリコンまたは多結晶シリコンなどをライン
状に堆積することで形成できる。このカソード電極層1
02は、単結晶シリコンまたは不純物がドープされた導
電性シリコンであってもよい。FEDなどに用いるマル
チ電子源を構成しない場合には絶縁基板が不要であり、
この場合は基板100自体を単結晶シリコン基板あるい
は不純物がドープされたシリコン基板とすることができ
る。
【0042】カソード電極層102上には、複数の突起
部例えばコーン形状104と、それ以外の領域には絶縁
層106とが形成されている。絶縁層106上にはゲー
ト電極層(グリッド)108が形成されている。そし
て、コーン形状104上に、コーン形状104の頂部1
04Aより突出するカーボンナノチューブ110が形成
され、これによれ電子銃が構成されている。なお、カソ
ード電極102上に抵抗層(例えばアモルファスシリコ
ン)を形成し、この抵抗層自体を加工して、あるいは抵
抗層上にコーン形状104を形成してもよい。
【0043】(構造例1の製造方法)図3(A)(B)
は図2に示すコーン形状104の製造ステップを示して
いる。図3(A)に示すように、予めカソード電極層1
02上には、絶縁層106、ゲート電極層108及びホ
ール109が、フォトリソグラフィ工程とエッチング工
程との実施により形成されている。図3(A)では、ア
ルミニウムを斜め蒸着することで犠牲層120が形成さ
れている。図3(A)のように形成された基板に対し
て、コーン材料となる例えば多結晶シリコン130をC
VD法等により形成することで、図3(B)のように、
ホール109内に多結晶シリコンのコーン形状104が
形成される。その後、犠牲層120と共にその上の多結
晶シリコンが除去される。
【0044】ここで、本実施の形態では、コーン形状1
04の先端部をエミッタエッジとして用いるものでない
ので、コーン形状104の先端部の尖鋭化は必ずしも必
要でない。
【0045】カーボンナノチューブ110は、図3
(B)に示すコーン形状104上に形成される。すなわ
ち、カーボンナノチューブ110はゲート電極層108
の形成後に実施される。
【0046】図3(B)の構造を有する基板は、先ず塩
化物を含む溶液に浸される。塩化物しては、塩化第1
鉄、塩化第2鉄、酸化モリブデン塩化物、塩化珪素の中
から選ばれた1種または2種以上の混合物とすることが
できる。この浸漬工程後に、カーボンナノチューブ11
0の気相成長工程が開始される。このために、CVD炉
内に基板を配置し、炭化水素系ガス例えばメタン、エタ
ン、プロパンの中から選ばれた1種のガスまたは2種以
上の混合ガスを、1000sccm程度の流量で供給す
る。この炭化水素系ガスをCVD炉内にて加熱下例えば
900°の温度にて分解して、カーボンナノチューブ1
10をコーン形状104上にて直接成長させる。
【0047】ここで、上述の塩化物の溶液に浸した後に
気相成長工程を実施すると、カーボンナノチューブ11
0が確実に成長した。これは、カーボンナノチューブの
気相成長の初期段階で形成される核の形成に、塩化物が
寄与するものと考えられる。あるいは、塩化物がカーボ
ンナノチューブ110の成長を促進する触媒として寄与
するもの考えられる。
【0048】塩化物を溶液化するための溶媒としては、
例えばエタノールなどのアルコール溶液を用いることが
できる。アルコール溶液を溶媒として用いると、コーン
形状104に塩化物が付着した後、アルコール溶液は蒸
発するので好ましい。
【0049】この溶液には、界面活性剤が含まれること
が好ましい。コーン形状の界面を活性化することで、カ
ーボンナノチューブ110の成長が促進され、その付着
強度が高められるからである。
【0050】カーボンナノチューブ110は、コーン形
状104の円錐面に核がまず形成され、それが成長する
ことで形成される。コーン形状104の円錐面の前面に
カーボンナノチューブは形成されるが、最終的には1本
のカーボンナノチューブ110が、コーン形状104の
頂部104Aより突出して成長する。そして、処理時間
等を制御することで、コーン形状104の頂部104A
より突出するカーボンナノチューブ110の突出長さを
適切に調整できる。
【0051】また、カーボンナノチューブ110は金属
の上には成長しないので、例えばAl等の金属にてゲー
ト電極108の形成した後に気相成長工程を実施すれ
ば、コーン形状104にのみカーボンナノチューブ11
0を選択的に成長させることが出来る。
【0052】(電子銃の構造例2)図4は、図1の電子
銃をより具体的に示した他の構造例を示している。図4
において、基板例えばガラス基板200上には、図2と
同じ材質から成るカソード電極層202が形成されてい
る。
【0053】カソード電極層202の表面はエッチング
されて、複数の突起部例えばコーン形状204が形成さ
れ、そのコーン形状204の頂部204Aより突出する
カーボンナノチューブ210が形成されている。また、
コーン形状204の周囲には絶縁層206が形成され、
この絶縁層206上にはゲート電極層(グリッド)20
8が形成されている。
【0054】(構造例2の製造方法)図5(A)(B)
は図4に示すコーン形状204の製造ステップを示して
いる。図2に示す電子銃の製造方法とは異なり、コーン
形状204はグリッド208の形成前に形成される。
【0055】図5(A)に示すように、カソード電極層
202上には、フォトリソグラフィ工程の実施によりマ
スク(例えばSiO2)220が設けられる。
【0056】この後、図5(B)に示すように、カソー
ド電極層202をエッチングしてコーン形状204を形
成する。このエッチングとしては、反応性イオンエッチ
ングまたは異方性エッチングを用いることができる。異
方性エッチングの場合には、例えばSiの結晶面(11
1)の方向を予め規定しておくことで、カソード電極層
202をコーン形状または台形状にエッチングすること
ができる。反応性イオンエッチングは、例えばSF6
2などのガスを用いることで、カソード電極層202
を同様にエッチングすることができる。なお、上述した
通り、コーン形状204の尖鋭度を高める必要は必ずし
もない。
【0057】この後、マスク220を除去し、構造例1
と同様に基板を塩化物溶液に浸した後に、コーン形状2
04上にカーボンナノチューブ210を直接成長させ
る。
【0058】その後、コーン形状210の周縁に絶縁層
206を形成し、この絶縁層206上にはゲート電極層
(グリッド)208を形成するための電極層を貼り付け
る。さらに、この電極層をフォトリソグラフィ工程、エ
ッチング工程によりパターニングしてゲート電極層20
8に加工する。なお、カーボンナノチューブ210は、
ゲート電極層208の形成後にコーン形状204上に直
接成長させても良い。
【0059】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形
実施が可能である。例えば、カーボンナノチューブが成
長される突起部は、必ずしもコーン形状(円錐)に限ら
ず、台形形状、円柱形状などの突起でよく、要はその突
起の先端部よりもカーボンナノチューブの先端部が突出
していればよい。こうすれば、カーボンナノチューブの
軸方向の先端部を電子放出のためのエミッタエッジとし
て利用できるからである。また、カーボンナノチューブ
の軸方向がアノード面に対して必ずしも垂直でなくても
よい。電界によってカーボンナノチューブの先端部から
放出される電子はアノード面に到達するからである。さ
らに、カーボンナノチューブが成長される突起部は、必
ずしも基板の表面層を加工して形成されるものに限ら
ず、表面層自体の凹凸を利用するものであってもよい。
このとき、表面層に突起部を形成する工程は、基板に表
面層を形成することで同時に実施される。
【0060】また、本発明を図6に示す構造に採用して
も良い。図6はシリコン単結晶基板300上に形成した
FEDが周辺回路と一体化された構造を示している。M
OSトランジスタ310は、ソース312,ドレイン3
14、引き出しゲート316及び制御ゲート318の二
重ゲートを有している。ドレイン314自体が突起部例
えばコーン形状320に形成され、そのコーン形状32
0上にカーボンナノチューブ330が直接成長されてい
る。のドレインを電子放出部であるエミッタとしてい
る。こうすると、MOSトランジスタ310のドレイン
314に形成されたカーボンナノチューブ(エミッタ)
330の放出電流を、引き出しゲート316への一定電
圧印加に加えて、制御ゲート318への印加電圧を制御
することで、高精度に制御できる。
【0061】さらに、本発明に係る電子銃は上述したF
EDなどの画像表示装置に適用されるものに限らず、画
像記録装置、露光装置、回路リペア装置、電子顕微鏡な
ど、電子または電子ビームを放出して種々の機能を実現
するための電子放出源として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子銃の原理説明図である。
【図2】図1の電子銃の具体的構造例1を示す断面図で
ある。
【図3】図3(A)(B)は、図2に示すコーン形状の
製造ステップを示す断面図である。
【図4】図1の電子銃の具体的構造例2を示す断面図で
ある。
【図5】図5(A)(B)は、図4に示すコーン形状の
製造ステップを示す断面図である。
【図6】FEDが周辺回路と一体化された構造を示す本
発明のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10,102,202 カソード電極層 12,104,204,320 コーン形状 12A 先端部 20,110,210,330 カーボンナノチューブ 20A,110A,210A 先端部 30,108,208 グリッド(ゲート) 40 アノード(蛍光体) 100,200 ガラス基板 106,206 絶縁層 300 単結晶シリコン基板 310 MOSトランジスタ 312 ソース 314 ドレイン 316 引き出しゲート 318 制御ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C01B 31/02 101 C01B 31/02 101F Fターム(参考) 4G046 CA02 CB03 CB09 CC05 5C031 DD09 DD17 DD19 5C036 EE02 EE14 EF01 EF06 EF09 EG12 EH08 EH26 5C094 AA21 AA24 AA43 BA21 CA19 FA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面層上に形成された尖鋭な先端
    部を有するエミッタと、前記エミッタからの電子放出を
    制御するグリッドとを有し、前記エミッタの先端部と対
    向するアノードに向けて電子を放出する電子銃におい
    て、 前記表面層には突起部が形成され、 前記エミッタは、前記突起部上に直接成長させたカーボ
    ンナノチューブにて形成され、前記カーボンナノチュー
    ブの先端部は前記突起部の先端より突出していることを
    特徴とする電子銃。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記カーボンナノチューブが単層ナノチューブであるこ
    とを特徴とする電子銃。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記カーボンナノチューブが多層ナノチューブであるこ
    とを特徴とする電子銃。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記表面層は、アモルファスシリコン、多結晶シリコ
    ン、単結晶シリコンまたは不純物がドープされた導電性
    シリコンのいずれかであることを特徴とする電子銃。
  5. 【請求項5】 各画素毎に蛍光体が形成されたアノード
    と、 請求項1乃至4のいずれかに記載にされた1又は複数の
    電子銃が、前記各画素と対向して配置された電子銃アレ
    ーと、 を有することを特徴とするフィールドエミッションディ
    スプレイ。
  6. 【請求項6】 基板の表面層上に形成された尖鋭なエミ
    ッタと、前記エミッタからの電子放出を制御するグリッ
    ドと、前記エミッタの先端と対向するアノードと、を有
    する電子銃の製造方法において、 前記表面層に突起部を形成する工程と、 加熱下にて炭素を含むガスを分解して、前記突起部上に
    てカーボンナノチューブを気相成長させて、前記カーボ
    ンナノチューブにて前記エミッタを形成する工程と、 を有し、前記気相成長工程では、前記カーボンナノチュ
    ーブが前記突起部の先端部より突出するまで気相成長さ
    せることを特徴とする電子銃の製造方法。
  7. 【請求項7】 基板の表面層上に形成された尖鋭なエミ
    ッタと、前記エミッタからの電子放出を制御するグリッ
    ドと、前記エミッタの先端と対向するアノードと、を有
    する電子銃の製造方法において、 前記表面層を塩化物を含む溶液に浸す工程と、 その後、加熱下にて炭素を含むガスを分解して、前記表
    面層上にカーボンナノチューブを気相成長させて、前記
    カーボンナノチューブにて前記エミッタを形成する工程
    と、 を有することを特徴とする電子銃の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記ガスは、炭化水素を含むことを特徴とする電子銃の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記炭化水素を含むガスが、メタン、エタン、プロパン
    の中から選ばれた1種以上を含むことを特徴とする電子
    銃の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6において、 前記気相成長工程の前に、前記基板の表面層を塩化物を
    含む溶液に浸す工程を含むことを特徴とする電子銃の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 請求項7または10において、 前記溶液は、塩化第1鉄、塩化第2鉄、酸化モリブデン
    塩化物、塩化珪素の中から選ばれた1種以上の塩化物を
    含むことを特徴とする電子銃の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記溶液の溶媒が、アルコール溶液であることを特徴と
    する電子銃の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項6,10,10,11または1
    2において、 前記溶液は、界面活性剤を含むことを特徴とする電子銃
    の製造方法。
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