JP2003090651A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

冷凍サイクル装置

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JP2003090651A JP2001281227A JP2001281227A JP2003090651A JP 2003090651 A JP2003090651 A JP 2003090651A JP 2001281227 A JP2001281227 A JP 2001281227A JP 2001281227 A JP2001281227 A JP 2001281227A JP 2003090651 A JP2003090651 A JP 2003090651A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B43/00Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat
    • F25B43/006Accumulators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/06Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
    • F25B2309/061Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒圧縮機の吐出口より吐出される冷媒の吐
出温度を任意の温度範囲内で制御することのできる超臨
界蒸気圧縮式ヒートポンプサイクルを提供する。 【解決手段】 超臨界蒸気圧縮式ヒートポンプサイクル
のアキュームレータ7の貯留室22内の導出パイプ10
の上部の適正位置に冷媒液戻し穴32を設けている。具
体的には、冷媒液戻し穴32を、室外空気の温度が低温
の時、つまり液戻しが必要な運転の時に、冷媒液で覆わ
れる位置で、且つ室外空気の温度が高温の時、つまり液
戻しが不要な運転の時に、冷媒液で覆われない位置に設
けている。それによって、液戻しが必要な運転の時に、
冷媒液の戻し量が多くなるので、冷媒圧縮機から吐出さ
れる冷媒の吐出温度を低減させることができる。また、
液戻しが不要な運転の時に、冷媒液の戻し量がゼロとな
るので、冷媒圧縮機から吐出される冷媒の吐出温度を上
昇させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒圧縮機の吐出
口より吐出される冷媒の高圧圧力が冷媒の臨界圧力以上
となる超臨界蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置に関するも
ので、冷媒圧縮機の吐出口より吐出される冷媒の吐出温
度を所望の温度範囲に制御することが可能なアキューム
レータの構造に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平11−94380号公
報においては、冷媒圧縮機、冷却装置、絞り手段および
冷媒蒸発器を備え、冷媒圧縮機より吐出される冷媒の高
圧圧力、つまり高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上
となる超臨界蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置が採用され
ている。そして、冷媒圧縮機の吸入口と冷媒蒸発器の出
口との間に、冷媒蒸発器より流入した冷媒を気液分離し
て主に冷媒ガスを冷媒圧縮機へ供給するためのアキュー
ムレータ(気液分離器)を設けている。
【0003】そして、アキュームレータの内部には、冷
媒蒸発器より流入した冷媒液を一時的に貯留するための
貯留室が設けられている。そして、アキュームレータの
上部からU字状の導出パイプを貯留室内部に挿入し、貯
留室内部の冷媒ガスを導出パイプの上端の開口部より導
出パイプ内に導入し、その導出パイプを経て冷媒圧縮機
に冷媒ガスを供給するように構成されている。
【0004】一方、冷凍サイクル装置においては、冷媒
圧縮機の摺動部分の潤滑を、冷媒中に混入された潤滑油
によって行っている。このため、アキュームレータの貯
留室内部に潤滑油が滞留することを防止するために、導
出パイプの貯留室内部の下部、具体的には導出パイプの
折り返し部分に液相の潤滑油を導出パイプ内に導入する
ためのオイル戻し穴が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の超臨
界蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置においては、導出パイ
プの貯留室内部の下部にオイル戻し穴を設けており、適
正なオイル戻り量を確保するように設計されている。こ
のオイル戻し穴が大き過ぎる場合には、冷媒液が冷媒圧
縮機に多く戻されてしまい、冷媒圧縮機の性能、特に冷
媒圧縮機の吐出口より吐出される冷媒の吐出温度が低下
してしまうという問題が生じる。また、通常の外気温時
に適正に設計されたアキュームレータを用いても、例え
ば−20℃以下のような低外気温時には、冷媒圧縮機の
吐出口より吐出される冷媒の吐出温度が高温になり過ぎ
るという問題が生じる。
【0006】ここで、超臨界蒸気圧縮式の冷凍サイクル
装置を、非加熱流体の熱源ユニット(超臨界ヒートポン
プサイクル)として使用した場合には、冷媒圧縮機の吐
出口より吐出される冷媒の状態が超臨界状態であるため
に、冷媒圧縮機の性能、特に冷媒圧縮機の吐出口より吐
出される冷媒の吐出温度を第1所定値以上に保たない
と、非加熱流体を任意の温度に昇温させることができな
いという問題が生じる。
【0007】また、超臨界域二酸化炭素を主成分とする
冷媒を用いた場合に、冷媒圧縮機の吐出口より吐出され
る冷媒の吐出温度が従来のフロン系冷媒と比較して非常
に高くなる。そのため、冷媒圧縮機の構成部品や、放熱
器、それらの断熱材等の付属部品の耐熱性には限界があ
り、冷媒圧縮機や他の冷凍サイクル部品を保護するため
に、冷媒圧縮機の吐出口より吐出される冷媒の吐出温度
を必要最小限の温度(第2所定値以下)に抑える必要が
ある。したがって、冷媒圧縮機の吐出口より吐出される
冷媒の吐出温度を任意の温度範囲(第1所定値以上で、
且つ第2所定値以下の温度範囲)内で制御する必要があ
る。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、アキュームレータの貯
留室内の導出管の最適な位置に冷媒液戻し穴を設置する
ことで、冷媒圧縮機より吐出される冷媒の吐出温度を低
減する(または上昇させる)ことのできる冷凍サイクル
装置を提供することにある。また、アキュームレータの
貯留室内の導出管の最適な位置にオイル戻し穴を設置す
ることで、アキュームレータの貯留室内より冷媒圧縮機
への潤滑油の戻しを必要な場合にのみ行うことのできる
冷凍サイクル装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、冷媒圧縮機より吐出される冷媒の高圧圧力が冷
媒の臨界圧力以上となる超臨界蒸気圧縮式の冷凍サイク
ル装置において、適正な冷媒液の戻し量は、その冷媒圧
縮機の特性によって異なるが、冷媒液戻し穴の開口面積
が導出管の上端で開口した開口部(つまり冷媒ガスを冷
媒圧縮機へ供給するための冷媒ガス戻し穴)よりも大き
いと、冷媒液のみが導出管内に流入してしまう。
【0010】このため、アキュームレータの貯留室内の
導出管の上部に、アキュームレータの貯留室内より冷媒
液を導出管内に導入するための1個以上の冷媒液戻し穴
を設け、且つ冷媒液戻し穴の開口面積の総計を、導出管
の上端で開口した開口部の開口面積よりも小さくしたこ
とにより、上記の不具合を防止できるので、適正な冷媒
液の戻し量を確保することができる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、1個以上
の冷媒液戻し穴を、非吸熱流体が低温の時、つまり液戻
しが必要な運転の時に、冷媒液で覆われる位置で、且つ
非吸熱流体が高温の時、つまり液戻しが不要な運転の時
に、冷媒液で覆われない位置に設けたことにより、液戻
しが必要な運転の時に、冷媒液の戻し量が多くなるの
で、冷媒圧縮機より吐出される冷媒の吐出温度を低減さ
せることができ、また、液戻しが不要な運転の時に、冷
媒液の戻し量がゼロとなるので、冷媒圧縮機より吐出さ
れる冷媒の吐出温度を上昇させることができる。したが
って、冷媒圧縮機への冷媒液の戻し量を適正な液戻し量
に調整できるので、冷媒圧縮機の吐出口より吐出される
冷媒の吐出温度を任意の温度範囲内で制御することがで
きる
【0012】請求項3に記載の発明によれば、アキュー
ムレータの貯留室内の導出管の上端部を、単純な円管形
状に対して縮流による圧力損失が大きくなる形状とした
ことにより、導出管内を下方向へ流れる冷媒ガスの圧力
損失が縮流により大きくなるので、冷媒液戻し穴の導出
管内の圧力を十分に低下させることができ、アキューム
レータの貯留室内の冷媒液の液面のヘッド差によること
なく、冷媒液の流入量を安定化させることができる。ま
た、請求項4に記載の発明によれば、アキュームレータ
の貯留室内の導出管の内径を、貯留室の内径の50%以
下とすることを特徴としている。これにより、請求項3
に記載の発明と同様な効果を達成することができる。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、アキュー
ムレータの貯留室内の導出管の上部の冷媒液戻し穴の穴
径を、アキュームレータの貯留室内の導出管の上端で開
口した開口部の穴径の断面積に対して1〜5%の断面積
を有する穴径としていることを特徴としている。これに
より、冷媒液戻し穴の開口面積を、導出管の上端の開口
部よりも十分に小さくすることができ、アキュームレー
タの貯留室内より導出管内に導入される冷媒の殆どが冷
媒液となることはなく、冷媒圧縮機の性能を低下させる
ことはない。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、アキュー
ムレータの貯留室内に遮蔽板を設けたことにより、冷媒
蒸発器よりアキュームレータの内部に流入した冷媒、特
に冷媒液が直接導出管の上端の開口部より導出管内に導
入されることはない。これにより、冷媒圧縮機の液圧縮
を防止できるので、冷媒圧縮機の性能の低下を抑えるこ
とができる。
【0015】請求項7に記載の発明によれば、アキュー
ムレータの貯留室内の導出管の下部に、アキュームレー
タの貯留室内より潤滑油を導出管内に導入するためのオ
イル戻し穴を設けたことにより、冷媒液中に混入された
潤滑油がオイル戻し穴より導出管内に導入するため、ア
キュームレータの貯留室内より冷媒圧縮機への潤滑油の
戻しを適正量行うことができる。
【0016】請求項8に記載の発明によれば、冷媒圧縮
機の吐出口より吐出される冷媒の高圧圧力が冷媒の臨界
圧力以上となる超臨界蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置
を、浴室または台所や洗面所へ利用水を給湯する給湯装
置の熱源ユニットとして利用する。そして、その熱源ユ
ニットに、冷媒圧縮機の吐出口より吐出された高圧側の
冷媒と利用水とを熱交換して利用水を昇温させるための
水−冷媒熱交換器を設けたことにより、冷媒の高圧圧力
の上昇により水−冷媒熱交換器の入口部の冷媒温度、つ
まり冷媒圧縮機の吐出口より吐出される冷媒の吐出温度
を120〜150℃程度まで高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1実施形態の構成]図1ない
し図3は本発明の第1実施形態を示したもので、図1は
ヒートポンプ式給湯装置の全体構成を示した図で、図2
はアキュームレータの概略構成を示した図である。
【0018】本実施形態のヒートポンプ式給湯装置は、
ランニングコスト(料金)の安い夜間電力(深夜電力)
を使用して主に夜間に稼働される電気式温水器を構成す
るもので、水を湯に昇温させる熱源ユニットとしてのヒ
ートポンプユニット1と、このヒートポンプユニット1
によって加熱された利用水(非加熱流体、例えば水道
水:以下温水と呼ぶ)を図示しない貯湯槽へ循環供給す
る貯湯用の温水配管、あるいは浴室または台所や洗面所
へ温水を給湯する給湯用の温水配管2と、ヒートポンプ
ユニット1および温水配管2の各アクチュエータを電子
制御する電子制御ユニット(図示せず:以下ECU)と
から構成されている。
【0019】ヒートポンプユニット1は、冷媒圧縮機
4、水−冷媒熱交換器(放熱器)3、減圧弁6、アキュ
ームレータ7、冷媒蒸発器8、およびこれらを環状に接
続する冷媒配管9とで構成されている。冷媒圧縮機4
は、内蔵する電動モータ(図示せず)によって回転駆動
されて、冷媒蒸発器8より吸入した冷媒を一時的に使用
条件において臨界圧力以上まで高温、高圧に圧縮して吐
出する電動コンプレッサである。この冷媒圧縮機4は、
通電(ON)されると稼働し、通電が停止(OFF)さ
れると停止する。
【0020】水−冷媒熱交換器3は、冷媒圧縮機4の吐
出口より吐出された高圧側の冷媒によって水を湯に昇温
させる熱交換器である。水−冷媒熱交換器3中の高圧側
熱交換器11は、冷媒圧縮機4の吐出口より吐出された
高圧の冷媒ガスと温水とを熱交換する冷媒流路管により
構成されている。そして、水−冷媒熱交換器3は、高圧
側熱交換器11の一端面に給湯用熱交換器12の他端面
が熱交換可能に密着するように配置された二層の熱交換
構造となっている。
【0021】減圧弁6は、水−冷媒熱交換器3中の高圧
側熱交換器11から流出する冷媒を弁開度に応じて減圧
する減圧装置で、電子制御ユニットによって弁開度が電
気的に制御される。冷媒蒸発器8は、減圧弁6で減圧さ
れた冷媒をファン(図示せず)によって送風される非吸
熱流体としての室外空気との熱交換によって蒸発気化さ
せ、アキュームレータ7を介して冷媒圧縮機4に冷媒ガ
スを供給する空気−冷媒熱交換器(吸熱器)である。
【0022】ここで、本実施形態のヒートポンプユニッ
ト1は、例えば臨界温度の低い二酸化炭素(CO2)を
主成分とする冷媒を使用し、冷媒の高圧圧力が冷媒の臨
界圧力以上となる超臨界蒸気圧縮式ヒートポンプサイク
ル(本発明の冷凍サイクル装置に相当する)により構成
されている。この超臨界蒸気圧縮式ヒートポンプサイク
ルでは、高圧側の冷媒圧力の上昇により水−冷媒熱交換
器3中の高圧側熱交換器11の入口部の冷媒温度、つま
り冷媒圧縮機4の吐出口より吐出される冷媒の吐出温度
を120℃程度まで高めることができる。なお、高圧側
熱交換器11内に流入する冷媒は、冷媒圧縮機4で臨界
圧力以上に加圧されているので、高圧側熱交換器11で
放熱しても凝縮液化することはない。
【0023】貯湯用または給湯用の温水配管2は、水−
冷媒熱交換器3中の給湯用熱交換器12、給水ポンプ
(図示せず)および温度調整弁(図示せず)等を有して
いる。給湯用熱交換器12は、水−冷媒熱交換器3中の
高圧側熱交換器11の冷媒入口部から冷媒出口部に至る
冷媒流路管の全長で冷媒と温水との熱交換を行うように
構成されている。このため、給湯用熱交換器12の出口
部からは、所望の給湯温度範囲(65〜90℃程度)の
高温の温水を取り出すことができる。
【0024】給水ポンプは、貯湯用の温水配管2の途中
に設置されて、給湯用熱交換器12内で加熱された温水
を貯湯槽に還流させるように作動するウォータポンプで
ある。貯湯槽は、給湯用熱交換器12で生成された温水
を一時的に貯留する貯湯タンクである。この貯湯槽の下
部には、水道水等を給水するための給水配管に接続する
給水入口、および給湯用熱交換器12に循環水を循環供
給するためのヒートポンプ給水用出口が設けられてい
る。また、貯湯槽の上部には、給湯用熱交換器12で生
成された温水が流入する温水入口、および給湯配管(給
湯用の温水配管2の下流部)に接続する温水出口が設け
られている。
【0025】温度調整弁は、給湯用の温水配管2の途中
に設置されて、給湯用熱交換器12内で加熱された高温
の温水、あるいは貯湯槽内の高温の温水と、図示しない
給水配管からの低温の水道水との混合比率を調整して所
望の出湯温度の温水に調整するものである。この温度調
整弁は、上記の混合比率を調整する弁体をモータ等のア
クチュエータにより駆動するようになっており、温水の
温度を検知する出湯温センサ(温度センサ)の検出温度
により弁体位置を自動調整して、浴室または台所や洗面
所に設けられた給水栓より出湯される温水の出湯温度が
目標温度(目標出湯温度)に維持されるように構成され
ている。
【0026】アキュームレータ7は、図2に示したよう
に、長円形状の断面を有する容器本体20、この容器本
体20内に冷媒蒸発器8から冷媒を流入させる流入パイ
プ(流入管)21、容器本体20内に流入した冷媒を一
時的に貯留する貯留室22等を有している。また、アキ
ュームレータ7には、この貯留室22内に貯留した冷媒
を主に必要な量だけ冷媒圧縮機4の吸入側に供給する導
出管としての円管形状の導出パイプ10が挿入されてい
る。その導出パイプ10は、アキュームレータ7の貯留
室22外で冷媒圧縮機4の吸入側に接続されている。
【0027】アキュームレータ7の貯留室22内の導出
パイプ10の上端では、アキュームレータ7の貯留室2
2内より冷媒ガスを導出パイプ10内に導入するための
開口部(冷媒ガス戻し穴)30が開口している。また、
アキュームレータ7の貯留室22内の導出パイプ10の
下部には、アキュームレータ7の貯留室22内より潤滑
油を導出パイプ10内に導入するためのオイル戻し穴3
1が設けられている。本実施形態では、冷媒圧縮機4の
摺動部分を潤滑する潤滑油(オイル)が冷媒液の下部に
滞留するために、アキュームレータ7の貯留室22内の
導出パイプ10のうちオイル戻し穴31を比較的に下部
側に形成し、潤滑油を冷媒圧縮機4へ返す役目をオイル
戻し穴31に持たせている。
【0028】ここで、アキュームレータ7の貯留室22
内の導出パイプ10の径は、貯留室22外の導出パイプ
10よりも大きい径とされ、つまり導出パイプ10とし
て貯留室22内外が異径の銅管を用いている。これは、
オイル戻し穴31の潤滑油吸い込み量を制御するため
に、最適な管内圧力損失を設定したためである。一方、
貯留室22外の導出パイプ10は、耐圧と管内圧力損失
とコストとのバランスによって設定された直径の銅管を
使用している。
【0029】また、アキュームレータ7の貯留室22内
の導出パイプ10の上部には、アキュームレータ7の貯
留室22内より冷媒液を導出パイプ10内に導入するた
めの丸穴(円)形状の冷媒液戻し穴32が1個設けられ
ている。なお、アキュームレータ7の貯留室22内の上
部には、冷媒蒸発器8の出口より容器本体20内に流入
した冷媒が直接開口部30より導出パイプ10内に導入
しないように遮蔽するためのバッフル板(遮蔽板)23
が設けられている。このバッフル板23には、容器本体
20の上部側の流入室24と貯留室22とを連通する複
数の連通穴25が形成されている。
【0030】そして、冷媒液戻し穴32は、室外空気が
低温の時(液戻しが必要な運転の時)に、冷媒液で覆わ
れる位置で、且つ室外空気が高温の時(液戻しが不要な
運転の時)に、冷媒液で覆われない位置に設けられてい
る。また、本実施形態の導出パイプ10においては、冷
媒液戻し穴32の開口面積を、導出パイプ10の上端で
開口した開口部30の開口面積よりも小さく設定してい
る。
【0031】[第1実施形態の作用]次に、本実施形態
のヒートポンプ式給湯装置の作用を図1ないし図3に基
づいて簡単に説明する。ここで、図3は超臨界蒸気圧縮
式ヒートポンプサイクルの冷媒回路上の冷媒の状態点を
モリエル線図上に描いたもので、図1の超臨界蒸気圧縮
式ヒートポンプサイクルの冷媒回路上の冷媒の状態点A
〜Dが図3のモリエル線図上のA〜Dに対応する。
【0032】定常状態では、冷媒圧縮機4で冷媒が圧縮
されると冷媒は超臨界状態となるので、冷媒圧縮機4の
吐出口より吐出された冷媒の吐出温度は高温(T2)と
なる。そして、冷媒圧縮機4の吐出口より吐出された高
圧の冷媒ガス(状態点A)は、水−冷媒熱交換器3中の
高圧側熱交換器11内に流入する。そして、高圧側熱交
換器11内に流入した冷媒ガスは、高圧側熱交換器11
の冷媒流路管を通過する際に、給湯用熱交換器12内を
流れる温水に熱を奪われて冷却される(状態点A→状態
点B)。このとき、給湯用熱交換器12内を通過する温
水は、高圧側熱交換器11内の冷媒から吸熱して65℃
〜90℃程度に昇温し、貯湯用または給湯用の温水配管
2に送り込まれる。
【0033】また、高圧側熱交換器11の出口部より流
出した冷媒は、減圧弁6内に流入する。そして、減圧弁
6内に流入した冷媒は、減圧弁6内の弁孔を通過する際
に減圧されて冷媒ガス(気相冷媒)と冷媒液(液相冷
媒)との気液二相流となり(状態点B→状態点C)、そ
の後に、冷媒蒸発器8内に流入する。そして、冷媒蒸発
器8内に流入した気液二相状態の冷媒は、冷媒蒸発器8
内を通過する際に室外空気と熱交換して蒸発気化する
(状態点C→状態点D)。
【0034】そして、冷媒蒸発器8の出口より流出した
冷媒は、流入パイプ21からアキュームレータ7の流入
室24内に流入する。流入室24内に流入した冷媒は、
バッフル板23に衝突した後にバッフル板23の連通穴
25を介して貯留室22内に流入する。なお、この流入
する冷媒は、液相が完全に蒸発気化していないため、ア
キュームレータ7の貯留室22内に冷媒液を一時的に貯
留し、冷媒ガスのみを導出パイプ10の上端の開口部3
0より導出パイプ10内に流入する。そして、導出パイ
プ10内に流入した冷媒ガスは、冷媒圧縮機4の吸入口
に吸入されて再度圧縮される。
【0035】ここで、冷媒蒸発器8において気液二相状
態の冷媒と熱交換を行う室外空気(非吸熱流体)の温度
(気温等)が低温の場合には、低圧側の冷媒圧力(蒸発
圧力)が低下し(状態点C’→状態点D’)、アキュー
ムレータ7の貯留室22内に多くの冷媒液が溜まる傾向
にある。このため、貯留室22内の冷媒液の液面レベル
は、定常状態よりも上昇することになり、導出パイプ1
0の上部に形成した1個の冷媒液戻し穴32よりも冷媒
液の液面レベルが上昇することになる。
【0036】この場合には、導出パイプ10の上部の冷
媒液戻し穴32から、冷媒液が適正量戻されることによ
り、冷媒圧縮機4の吸入口より吸入される冷媒の吸入温
度が低くなる。このため、比較的に乾き度の小さい冷媒
を圧縮することにより、冷媒圧縮機4の吐出口より吐出
される冷媒の吐出温度が低くなるので、冷媒圧縮機4の
吐出口より吐出される冷媒の吐出温度を適正温度に抑え
ることができる(T1<T2)。
【0037】このとき、冷媒液戻し穴32の穴径が導出
パイプ10の上端の開口部30よりも大きいと、密度の
大きい冷媒液は上端の開口部30より流入する冷媒ガス
よりも縮流による圧力損失が小さいために、導出パイプ
10内に導入される冷媒の殆どが冷媒液となり、冷媒圧
縮機4で圧縮することができず、冷媒圧縮機4の消費電
力が増加し冷媒圧縮機4の成績係数が悪化してしまう。
したがって、導出パイプ10の上部の冷媒液戻し穴32
は、導出パイプ10の上端の開口部30よりも開口面積
が十分に小さい必要がある。本実施形態では、導出パイ
プ10の上端の開口部30の開口面積を100%とした
とき、冷媒液戻し穴32の開口面積を2%としている。
つまり、導出パイプ10の上端の開口部30に対して、
2%の断面積を有する穴径としている。
【0038】これによって、冷媒蒸発器8において気液
二相状態の冷媒と熱交換を行う室外空気(非吸熱流体)
の温度(気温等)が更に低温の場合、貯留室22内の冷
媒液の液面レベルが更に高くなった場合でも、冷媒液の
液面レベルから導出パイプ10の上部の冷媒液戻し穴3
2までのヘッド差が多くなり、液戻し量が多くなるの
で、冷媒圧縮機4の吸入口より吸入される冷媒の乾き度
が更に小さくなる。このため、この更に乾き度の小さい
冷媒を圧縮することにより、冷媒圧縮機4の吐出口より
吐出される冷媒の吐出温度を低減する効果が大きくな
る。
【0039】[第1実施形態の効果]以上のように、本
実施形態の二酸化炭素を主成分とする冷媒を用いた超臨
界蒸気圧縮式ヒートポンプサイクルに使用されるアキュ
ームレータ7においては、オイル戻し穴31を、貯留室
22内の導出パイプ10の下部に設けたことにより、冷
媒圧縮機4の摺動部分を潤滑する潤滑油が冷媒液の下
部、つまりアキュームレータ7の貯留室22内の下部に
滞留しても、潤滑油を必要な場合に冷媒圧縮機4に十分
に戻すことができる。これにより、冷媒圧縮機4の摺動
部分の潤滑不足による焼き付き等の不具合を防止するこ
とができる。
【0040】また、アキュームレータ7においては、冷
媒液戻し穴32を、貯留室22内の導出パイプ10の上
部に設けたことにより、必要以上に潤滑油や冷媒液が冷
媒圧縮機4へ戻ることはなく、冷媒圧縮機4の液圧縮を
防止できるので、冷媒圧縮機4の性能の低下を抑えるこ
とができる。したがって、冷媒圧縮機4の吐出口より吐
出される冷媒の吐出温度が第1所定値よりも低下するこ
とはないので、温水を任意の給湯温度に昇温させること
ができる。
【0041】また、本実施形態では、二酸化炭素を主成
分とする冷媒を用いているので、冷媒圧縮機4の吸入口
より吸入される冷媒の圧力が従来のフロン系冷媒と比較
して高いために、低外気温時の冷媒圧縮機4の効率を高
く保つことができる反面、冷媒圧縮機4の吐出口より吐
出される冷媒の吐出温度が従来のフロン系冷媒と比較し
て非常に高くなる。そのため、冷媒圧縮機4の構成部品
や、水−冷媒熱交換器3中の高圧側熱交換器11、それ
らの断熱材等の付属部品の耐熱性には限界があり、冷媒
圧縮機4や他の冷凍サイクル部品を保護するために、冷
媒圧縮機4の吐出口より吐出される冷媒の吐出温度を必
要最小限の温度(第2所定値以下)に抑える必要があ
る。
【0042】そこで、本実施形態では、アキュームレー
タ7の貯留室22内の導出パイプ10の上部の適正位置
に冷媒液戻し穴32を設けている。具体的には、冷媒液
戻し穴32を、室外空気の温度が低温の時、つまり液戻
しが必要な運転の時に、冷媒液で覆われる位置で、且つ
室外空気の温度が高温の時、つまり液戻しが不要な運転
の時に、冷媒液で覆われない位置に設けている。それに
よって、液戻しが必要な運転の時に、冷媒液の戻し量が
多くなるので、冷媒圧縮機4より吐出される冷媒の吐出
温度を低減させることができる。また、液戻しが不要な
運転の時に、冷媒液の戻し量がゼロとなるので、冷媒圧
縮機4より吐出される冷媒の吐出温度を上昇させること
ができる。
【0043】したがって、冷媒圧縮機4への冷媒液の戻
し量を適正な液戻し量に調整できるので、冷媒圧縮機4
の吐出口より吐出される冷媒の吐出温度を任意の温度範
囲(第1所定値以上で、且つ第2所定値以下の温度範
囲)内で制御することができ、高圧側の冷媒圧力の上昇
により水−冷媒熱交換器3中の高圧側熱交換器11の入
口部の冷媒温度、つまり冷媒圧縮機4の吐出口より吐出
される冷媒の吐出温度を120℃程度まで高めることが
できる。このため、水−冷媒熱交換器3中の給湯用熱交
換器12の出口部からは、所望の給湯温度範囲(65〜
90℃程度)の高温の温水を取り出すことができる。
【0044】[第2実施形態]図4は本発明の第2実施
形態を示したもので、アキュームレータの概略構成を示
した図である。
【0045】ここで、適正な冷媒液の戻し量は、その冷
媒圧縮機4の特性によって異なるが、冷媒液戻し穴32
の開口面積が導出パイプ10の上端で開口した開口部3
0よりも大きいと、冷媒液のみが導出パイプ10内に流
入してしまうので、冷媒液戻し穴32の穴径を、導出パ
イプ10の上端で開口した開口部30の穴径よりも十分
に小さくする必要がある。
【0046】そこで、本実施形態では、アキュームレー
タ7の貯留室22内の導出パイプ10の上部に丸穴
(円)形状の冷媒液戻し穴32を2個以上同じ位置(高
さ)に設けている。この場合には、冷媒液戻し穴32の
穴径を、オイル戻し穴31の穴径と略同径とすること
で、冷媒液戻し穴32の穴径を、導出パイプ10の上端
で開口した開口部30の穴径よりも十分に小さくするこ
とができ、第1実施形態と同様な効果を得ることができ
る。その上、冷媒液戻し穴32の穴径を、オイル戻し穴
31の穴径と略同径とすることで、アキュームレータ7
の生産性、特に導出パイプ10の生産性を向上させるこ
とができる。
【0047】また、本実施形態の2個以上の冷媒液戻し
穴32は、第1実施形態の1個以上の冷媒液戻し穴32
よりも穴径が小さいために、冷媒圧縮機4への液戻しが
不要な運転の時に、冷媒液面の乱れ等により冷媒液が一
気に流出しない。このため、冷媒液戻し穴32の穴径を
小さくすればする程、冷媒液面の変化が少なくても冷媒
液を戻す場合と戻さない場合とを区別し易くなり、冷媒
圧縮機4への液戻し量が適正な条件下で適正な液戻し量
となり、冷媒圧縮機4の性能の低下を防止することがで
きる。これにより、冷媒圧縮機4の成績係数を向上で
き、冷媒圧縮機4の消費電力を軽減することができる。
【0048】なお、導出パイプ10の上部の2個以上の
冷媒液戻し穴32の穴径を互いに異径としたり、位置
(高さ)を変化させたりして、冷媒圧縮機4への冷媒液
の戻し量を微調整するようにしても良い。
【0049】[他の実施形態]本実施形態では、アキュ
ームレータ7の貯留室22内の導出パイプ10の上端部
を、図2および図4に示したように、内径および外径を
下端側と略同一径(円管形状)としているが、アキュー
ムレータ7の貯留室22内の導出パイプ10の上端部を
円管に対して開口部30より流入する冷媒ガスの縮流に
よる圧力損失が冷媒液と比べて大きくなる形状としても
良い。
【0050】例えばアキュームレータ7の貯留室22内
の導出パイプ10の上端部を、図5(a)に示したよう
に、その導出パイプ10の内径は導出パイプ10の下端
側と略同一径とし、その導出パイプ10の外径は上端に
なるに従って漸減するテーパ形状としても良い。また、
アキュームレータ7の貯留室22内の導出パイプ10の
上端部を、図5(b)、(c)に示したように、絞り形
状としても良い。また、図6に示したように、アキュー
ムレータ7の貯留室22内の導出パイプ10の内径(D
2)を、アキュームレータ7の貯留室22の内径(D
1)の50%以下としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートポンプ式給湯装置の全体構成を示した構
成図である(第1実施形態)。
【図2】アキュームレータの概略構成を示した透視図で
ある(第1実施形態)。
【図3】超臨界蒸気圧縮式ヒートポンプサイクルのモリ
エル線図である(第1実施形態)。
【図4】アキュームレータの概略構成を示した透視図で
ある(第2実施形態)。
【図5】(a)〜(c)はアキュームレータの貯留室内
の導出パイプの上端部を示した断面図である(他の実施
形態)。
【図6】アキュームレータの貯留室内の導出パイプの上
端部を示した断面図である(他の実施形態)。
【符号の説明】
1 ヒートポンプユニット 2 温水配管 3 水−冷媒熱交換器 4 冷媒圧縮機 7 アキュームレータ 8 冷媒蒸発器 10 導出パイプ(導出管) 11 高圧側熱交換器 12 給湯用熱交換器 22 貯留室 30 開口部 31 オイル戻し穴 32 冷媒液戻し穴

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非吸熱流体より吸熱して冷媒を蒸発気化さ
    せる冷媒蒸発器と、 この冷媒蒸発器より流入した冷媒を一時的に貯留するた
    めの貯留室を有するアキュームレータと、 このアキュームレータの内部に差し込まれて、前記アキ
    ュームレータの貯留室内より主に冷媒ガスを前記冷媒圧
    縮機に供給するための導出管と、 この導出管を経て前記アキュームレータより吸入した冷
    媒を圧縮して吐出する冷媒圧縮機とを備え、 冷媒の高圧圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界蒸気
    圧縮式の冷凍サイクル装置において、 前記アキュームレータの貯留室内の前記導出管の上部に
    は、前記アキュームレータの貯留室内より冷媒液を前記
    導出管内に導入するための1個以上の冷媒液戻し穴が設
    けられ、 前記冷媒液戻し穴の開口面積の総計を、前記導出管の上
    端で開口した開口部の開口面積よりも小さくしたことを
    特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の冷凍サイクル装置におい
    て、 前記1個以上の冷媒液戻し穴は、前記非吸熱流体が低温
    の時に、冷媒液で覆われる位置で、且つ前記非吸熱流体
    が高温の時に、冷媒液で覆われない位置に設けられてい
    ることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の冷凍サイ
    クル装置において、 前記アキュームレータの貯留室内の前記導出管の上端部
    は、単純な円管形状に対して縮流による圧力損失が大き
    くなる形状とされていることを特徴とする冷凍サイクル
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の冷凍サイクル装置におい
    て、 前記アキュームレータの貯留室内の前記導出管の内径
    は、前記貯留室の内径の50%以下とされていることを
    特徴とする冷凍サイクル装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のうちいずれかに
    記載の冷凍サイクル装置において、 前記アキュームレータの貯留室内の前記導出管の上部の
    冷媒液戻し穴の穴径を、前記アキュームレータの貯留室
    内の前記導出管の上端で開口した開口部の穴径の断面積
    に対して1〜5%の断面積を有する穴径としていること
    を特徴とする冷凍サイクル装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のうちいずれかに
    記載の冷凍サイクル装置において、 前記アキュームレータの貯留室内には、前記冷媒蒸発器
    より前記アキュームレータの内部に流入した冷媒が直接
    前記開口部より前記導出管内に導入しないように遮蔽す
    るための遮蔽板が設けられていることを特徴とする冷凍
    サイクル装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のうちいずれかに
    記載の冷凍サイクル装置において、 前記アキュームレータの貯留室内の前記導出管の下部に
    は、前記アキュームレータの貯留室内より潤滑油を前記
    導出管内に導入するためのオイル戻し穴が設けられてい
    ることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のうちいずれかに
    記載の冷凍サイクル装置において、 前記冷凍サイクル装置は、浴室または台所や洗面所へ利
    用水を給湯する給湯装置の熱源ユニットとして利用さ
    れ、 前記熱源ユニットは、前記冷媒圧縮機の吐出口より吐出
    された高圧側の冷媒と利用水とを熱交換して利用水を昇
    温させるための水−冷媒熱交換器を備えたことを特徴と
    する冷凍サイクル装置。
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