JP2003090419A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JP2003090419A
JP2003090419A JP2001281254A JP2001281254A JP2003090419A JP 2003090419 A JP2003090419 A JP 2003090419A JP 2001281254 A JP2001281254 A JP 2001281254A JP 2001281254 A JP2001281254 A JP 2001281254A JP 2003090419 A JP2003090419 A JP 2003090419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の意図に応じた適正なエンジンブレー
キ力を得ることが可能な自動変速機の変速制御装置を提
供すること。 【解決手段】 自動変速機の変速制御装置において、通
常変速マップと、複数の変速線の少なくとも1つの変速
線をスロットル開度によらず車速によってのみ設定され
たエンジンブレーキ用変速線としたエンジンブレーキ用
変速マップと、ドライブ走行とコースト走行を判断する
コースト判断手段と、路面の傾斜等の路面状況を検出す
る路面状況検出手段と、前記コースト判断手段によりコ
ースト走行と判断され、かつ、前記路面状況検出手段に
より下り坂と判断されたときは、前記エンジンブレーキ
用変速マップに切り換えるマップ切り換え手段と、を備
えたこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
自動変速機の変速制御装置に関する。
【0001】
【従来の技術】従来、自動変速機の変速制御装置におい
て、運転者の意図に応じたエンジンブレーキ力を得るた
めに、アクセルペダル開度、ブレーキスイッチ、路面の
傾斜角等から運転者の意図を検出し、エンジンブレーキ
用のマップを切り換える技術が知られている。具体的に
は、例えば特開平1−172663号公報に記載の技術
が知られている。この公報には、3速(運転点P1)で
走行中、アクセルを離した場合には、図13に示す変速
マップを用いることで、運転点がP2に移動しても、変
速段を3速に維持することにより、エンジンブレーキ力
を確保することで、運転者の意図に応じた変速制御を行
っている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、例えば、急な下り坂をコースト状
態で走行する場合、2速ではエンジンブレーキが効きす
ぎ、かといって3速ではエンジンブレーキ力が足りない
ような時には、2速を維持しつつ、スロットルを若干量
踏み込むことで適切な車速を維持したい場合がある。こ
のとき、上記従来技術では、運転点がP3に移動するこ
とでアップシフトしてしまい、運転者の意図に沿った変
速段を得ることができないという問題があった。
【0003】本発明は、上述のような問題点に着目して
なされたもので、運転者の意図に応じた適正なエンジン
ブレーキ力を得ることが可能な自動変速機の変速制御装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決する手
段として、請求項1記載の発明では、複数の摩擦要素の
締結又は解放の組み合わせにより実現する複数の前進変
速段及び後進変速段を備え、走行状態に応じた自動変速
操作により、前記複数の前進変速段を達成する自動変速
機の変速制御装置において、少なくとも車速及びスロッ
トル開度により決定される運転点から変速段を決定する
複数の変速線を有する通常変速マップと、少なくとも車
速及びスロットル開度により決定される運転点から変速
段を決定し、複数の変速線の少なくとも1つの変速線を
スロットル開度によらず車速によってのみ設定されたエ
ンジンブレーキ用変速線としたエンジンブレーキ用変速
マップと、ドライブ走行とコースト走行を判断するコー
スト判断手段と、路面の傾斜等の路面状況を検出する路
面状況検出手段と、前記コースト判断手段によりコース
ト走行と判断され、かつ、前記路面状況検出手段により
下り坂と判断されたときは、前記エンジンブレーキ用変
速マップに切り換えるマップ切り換え手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0005】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機の変速制御装置において、前記エンジン
ブレーキ用変速マップは、変速線をスロットル開度によ
らず車速によってのみ設定されたエンジンブレーキ用変
速線の数に応じた複数のエンジンブレーキ用変速マップ
を有することを特徴とする。
【0006】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の自動変速機の変速制御装置において、前記
自動変速機を、第1サンギアと第1キャリアと第1リン
グギアとを有する第1遊星歯車機構と、第2サンギアと
第2キャリアと第2リングギアとを有する第2遊星歯車
機構と、第3サンギアと第3キャリアと第3リングギア
とを有する第3遊星歯車機構と、前記第2サンギアに直
結されている入力部材と、前記入力部材と前記第1サン
ギアとを選択的に断接する第1クラッチと、前記入力部
材と第2キャリアとを選択的に断接する第2クラッチ
と、前記第1キャリアと前記第2リングギアとを選択的
に断接する第3クラッチと、前記第3キャリアと前記第
3リングギアとを選択的に断接する第4クラッチと、前
記第2キャリアと変速機ケースとを選択的に断接する第
1ブレーキと、前記第1サンギアと変速機ケースとを選
択的に断接する第2ブレーキと、前記第3リングギアと
変速機ケースとを選択的に断接する第3ブレーキと、前
記第3キャリアに直結されている出力部材とを備え、前
記第1クラッチと第2クラッチと第3クラッチと第4ク
ラッチと第1ブレーキと第2ブレーキと第3ブレーキへ
の締結圧を制御する第1,第2及び第3シフトバルブ
と、前記第1シフトバルブの作動を制御する第1シフト
ソレノイドと、前記第2シフトバルブの作動を制御する
第2シフトソレノイドと、前記第3シフトバルブの作動
を制御する第3シフトソレノイドと、を備えた自動変速
機とし、前記変速制御装置を、前記第1,第2及び第3
シフトバルブを作動することで第3クラッチと第3ブレ
ーキを締結することにより第1速、前記第1及び第2シ
フトバルブを作動することで第3クラッチと第2ブレー
キと第3ブレーキを締結することにより第2速、前記第
2シフトバルブを作動することで第2クラッチと第3ク
ラッチと第3ブレーキを締結することにより第3速、前
記第3シフトバルブを作動することで第2クラッチと第
2ブレーキと第3ブレーキを締結することにより第4
速、前記第1及び第3シフトバルブを作動することで第
2クラッチと第2ブレーキと第4クラッチを締結するこ
とにより第5速の前進ギア段を達成する変速制御手段を
有する変速制御装置とし、前記エンジンブレーキ用変速
マップは、変速線をスロットル開度によらず車速によっ
てのみ設定された4速と5速を切り換えるエンジンブレ
ーキ用4−5変速線を有する第1エンジンブレーキ用変
速マップと、変速線をスロットル開度によらず車速によ
ってのみ設定されたエンジンブレーキ用4−5変速線と
3速と4速を切り換えるエンジンブレーキ用3−4変速
線を有する第2エンジンブレーキ用変速マップと、変速
線をスロットル開度によらず車速によってのみ設定され
たエンジンブレーキ用4−5変速線,エンジンブレーキ
用3−4変速線及び2速と3速を切り換えるエンジンブ
レーキ用2−3変速線を有する第3エンジンブレーキ用
変速マップと、を有することを特徴とする。
【0007】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の自動変速機の変
速制御装置にあっては、マップ切り換え手段において、
コースト判断手段によりコースト走行と判断され、か
つ、路面状況検出手段により下り坂と判断されたとき
は、複数の変速線の少なくとも1つの変速線をスロット
ル開度によらず車速によってのみ設定されたエンジンブ
レーキ用変速線としたエンジンブレーキ用変速マップに
切り換えられることで、例えば、急な下り坂をコースト
走行する場合、ある変速段ではエンジンブレーキが効き
すぎ、ある変速段の次の変速段ではエンジンブレーキ力
が足りないような場合に、運転者がアクセルを若干踏み
込んだとしても、本願発明では、スロットル開度によら
ず車速によってのみ変速されるため、従来技術のように
次の変速段に変速してしまうといったことがなく、運転
者の意図に沿った変速動作を達成することができる。
【0008】請求項2に記載の自動変速機の変速制御装
置にあっては、変速線をスロットル開度によらず車速に
よってのみ設定されたエンジンブレーキ用変速線の数に
応じた複数のエンジンブレーキ用変速マップを有する。
すなわち、エンジンブレーキ用変速線が、例えば2つの
ときは、1つのエンジンブレーキ用変速線を有するエン
ジンブレーキ用変速マップと2つのエンジンブレーキ用
変速線を有するエンジンブレーキ用変速マップが有され
る。これにより、各変速段に応じたエンジンブレーキ力
を得ることが可能となり、より運転者の意図に沿った変
速動作を達成することができる。
【0009】請求項3に記載の自動変速機の変速制御装
置にあっては、自動変速機が前進5速後退1速のギア式
の自動変速機とされ、第1エンジンブレーキ用変速マッ
プと、第2エンジンブレーキ用変速マップと、第3エン
ジンブレーキ用変速マップとが変速段に応じて適宜切り
換えられるため、より運転者の意図に沿った変速動作を
達成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。本実施例は、前進5速後退1速
の自動変速機に適用される。
【0011】まず、構成を説明する。図1は実施の形態
の油圧制御装置が適用された前進5速後退1速の自動変
速機のギアトレーンを示すスケルトン図である。この動
力伝達機構は、トルクコンバータ10、主変速機構12
及び、副変速機構14及び車輪を駆動するファイナルド
ライブ機構16を有している。主変速機構12はトルク
コンバータ10と同一軸線上に構成され、副変速機構1
4は、手変速機構12と平行に配置されている。
【0012】トルクコンバータ10には、ロックアップ
機構11が付設され、図示省略されたエンジンからの回
転力が入力され、またトルクコンバータ10からの出力
は軸20により主変速機構12に入力される。主変速機
構12は、第1遊星歯車機構G1、第2遊星歯車機構G
2、リバースクラッチC1、ハイクラッチC2、ローク
ラッチC3、ロウリバースブレーキB1、2−4ブレー
キB2及びロウワンウェイクラッチOC1を備え、軸2
0から入力される回転力を軸22に変速して出力してい
る。
【0013】第1遊星歯車機構G1は、軸20上に配置
され、サンギアS1と、インターナルギアR1と、サン
ギアS1及びインターナルギアR1と同時にかみ合うピ
ニオンギアP1と、ピニオンギアP1を支持するキャリ
アPC1から構成されている。また、第2遊星歯車機構
G2も軸20上に配置され、サンギアS2と、インター
ナルギアR2と、サンギアS2及びインターナルギアR
2と同時にかみ合うピニオンギアP2と、ピニオンギア
P2を支持するキャリアPC2から構成されている。
【0014】リバースクラッチC1、ハイクラッチC
2、ロークラッチC3、ロウリバースブレーキB1、2
−4ブレーキB2及びロウワンウェイクラッチOC1を
種々の組み合わせで作動させることにより、第1遊星歯
車機構G1及び第2遊星歯車機構G2の各要素の回転状
態を変え、軸20の回転速度に対する軸22の回転速度
を変えることができる。軸22には、一体に取り付けら
れた主出力ギア24が設けられ、副変速機構14に連結
された副入力ギア28とかみ合っている。
【0015】副変速機構14は、第3遊星歯車機構G
3、ダイレクトクラッチC4、リダクションブレーキB
3及びリダクションワンウェイクラッチOC2を備え、
副入力ギア28から入力される回転力を軸32に変速し
て出力している。第3遊星歯車機構G3は、サンギアS
3と、副入力ギア28と一体に連結されるインターナル
ギアR3と、サンギアS3及びインターナルギアR3と
同時にかみ合うピニオンギアP3と、ピニオンギアP3
を支持し、軸32と一体に回転するように連結されたキ
ャリアPC3から構成されている。
【0016】ダイレクトクラッチC4、リダクションブ
レーキB3及びリダクションワンウェイクラッチOC2
を、種々の組み合わせで作動させることにより、第3遊
星歯車機構G3の各要素の回転状態を変え、副入力ギア
28から入力された回転速度に対する軸32の回転速度
を変えることができる。軸32には、一体に取り付けら
れた副出力ギア34が設けられ、ファイナルドライブ機
構16と一体に回転するように連結されたファイナルギ
ア36とかみ合っている。
【0017】エンジンから上記自動変速機に入力される
回転力は、トルクコンバータ10、軸20、主変速機構
12、主出力ギア24、副入力ギア28、副変速機構1
4、軸32、副出力ギア34、ファイナルギア36及び
ファイナルドライブ機構16を順次伝達される。その間
に、各クラッチ及びブレーキ等を図2に示すような組み
合わせで、作動させることにより、前進5速後退1速の
変速を行わせることができる。丸印は締結状態を示して
いる。図2に1速(エンジンブレーキ走行なし)と記載
された摩擦要素の組み合わせでは、エンジンからの逆起
動力が伝達され、エンジンブレーキ走行は行われない。
他の変速段では、逆起動力が伝達されるので、エンジン
ブレーキ走行が行われる。なお、ソレノイドバルブのオ
ン、オフ状態と変速段の関係については後述する。
【0018】なお、運転者はシフトレバーを介したセレ
クト操作により、駐車レンジ、Rレンジ、中立レンジ
と、前進5速の自動変速を行うDレンジ、4速以下の前
進4速で自動変速を行う4レンジ、3速以下の前進3速
で自動変速を行う3レンジ、2速以下の前進2速で自動
変速を行う2レンジ及び1速が設定される1レンジから
所望のレンジを選択することができる。
【0019】運転者がDレンジを選択した場合には、走
行状態に応じて前進5速の自動変速を行わせることがで
きる。5速から2速までは、エンジンブレーキ走行を行
うが、1速が自動選択された場合には、エンジンブレー
キ走行を行わない1速が設定される。4レンジを選択し
た場合には、4速以下の前進4速の変速が可能であり、
全ての変速段でエンジンブレーキ走行を行う。3レンジ
を選択した場合には、3速以下の前進3速の変速が可能
であり、全ての変速段でエンジンブレーキ走行を行う。
2レンジを選択した場合には、2速以下の前進2速の変
速が可能であり、全ての変速段でエンジンブレーキ走行
を行う。1レンジを選択した場合には、エンジンブレー
キ走行を行う1速で走行する。
【0020】次に、上記動力伝達機構の油圧制御回路を
図3に示す。この油圧制御回路は、リバースクラッチC
1、ハイクラッチC2、ロークラッチC3、ダイレクト
クラッチC4、2−4ブレーキB2及びリダクションブ
レーキB3に供給する油圧を制御し、締結及び開放を制
御する3つのシフトバルブVA、VB及びVCと、ロウ
リバースブレーキB1に供給する油圧を制御するリバー
スインヒビットバルブVDと、5速から4速へシフトダ
ウンする際にリダクションブレーキB3を締結するタイ
ミング及び油圧を制御するリダクションレデューシング
バルブVE、リダクションタイミングバルブVFと、ソ
レノイドバルブSA、ソレノイドバルブSB、ソレノイ
ドバルブSC、ロークラッチタイミングソレノイドバル
ブSD及びリダクションタイミングソレノイドバルブS
Eと各ソレノイドバルブのオン、オフを制御するATC
U41と、マニュアルバルブ42と、油路50〜89か
ら構成されている。
【0021】各シフトバルブはバルブ端面に作用する油
圧の給排により切り換わり、油路の連通状態を変化させ
ている。各ソレノイドバルブは、ATCU41によりオ
ン、オフ制御され、シフトバルブのバルブ端面に作用す
る油圧の給排を制御している。
【0022】個々のシフトバルブにおける油路の連通状
態を説明する。まず、シフトバルブVAには、図中下方
向に押す力として、スプリング力が上側のバルブ端面に
作用し、上方向に押す力としては、下側のバルブ端面に
油路50を介して供給される油圧が作用する。まず、油
路50に油圧が供給されると、シフトバルブVAは上方
向に押し上げられ第1の状態となり、シフトバルブVA
の左右の油路を実線のように連通する。すなわち、油路
51は油路58と、油路52は油路59と、油路54は
油路60と、油路56は油路62と連通する。油路61
はドレーンポート(図中×印)よりドレーンされる。
【0023】シフトバルブVAの油路50に油圧が供給
されていない場合には、スプリング力によりシフトバル
ブVAは下方向に押し下げられる第2の状態となり、シ
フトバルブVAの左右の油路は破線のように連通する。
すなわち、油路52は油路58と連通し、油路53は油
路59と連通し、油路55は油路61と連通し、油路5
7は油路62と連通する。油路60はドレーンされる。
油路58は2−4ブレーキB2に接続され、油路59は
ハイクラッチC2に接続され、油路60はダイレクトク
ラッチC4に接続されている。また、油路61は、シフ
トバルブVCに接続され、油路62はシフトバルブVB
に接続されている。
【0024】次に、シフトバルブVBには、下方向に押
す力として、スプリング力が作用し、上方向に押す力と
して、油路63に供給される油圧が作用する。まず、油
路63に油圧が供給されると、シフトバルブVBが押し
上げられる第1の状態となり、実線に示すように、油路
64は油路67と、油路65は油路68と、油路66は
油路70と連通する。油路69はドレーンされる。
【0025】シフトバルブVBの油路63に油圧が供給
されていない場合には、シフトバルブVBは下方向に押
し下げられる第2の状態となり、破線で示すように、油
路62は油路68と連通し、油路66は油路69と連通
する。油路67及び油路70はドレーンされる。油路6
7は油路75及び油路77に接続され、油路68はリダ
クションブレーキB3に接続されている。また、油路6
9は、油路80を介して油路52及び油路54に接続さ
れ、また油路69は油路72に接続されている。油路7
0はロークラッチC3に接続されている。
【0026】次に、シフトバルブVCには、下方向に押
す力として、スプリング力が作用し、上方向に押す力と
して、油路71に供給される油圧が作用する。まず、油
路71に油圧が供給されると、シフトバルブVCが押し
上げられる第1の状態となり、実線に示すように、油路
72は油路74と、油路61は油路64と連通する。シ
フトバルブVCの油路71に油圧が供給されていない場
合には、シフトバルブVCは下方向に押し下げられる第
2の状態となり、破線で示すように、油路73は油路7
4と連通する。油路64はドレーンされる。油路74は
油路51及び油路53に接続されている。
【0027】リバースインヒビットバルブVDには、下
方向に押す力として、油路75に供給される油圧及び油
路78に供給される油圧が作用し、上方向に押す力とし
て、スプリング力が作用する。まず、油路75または油
路78に油圧が供給されると、リバースインヒビットバ
ルブVDが押し下げられ、実線で示すように、油路77
は油路79と連通する。リバースインヒビットバルブV
Dの油路75にも油路78にも油圧が供給されていない
場合には、リバースインヒビットバルブVDは押し上げ
られ、破線で示すように、油路76は油路79と連通す
る。油路78はロークラッチタイミングソレノイドバル
ブSDに接続され、油路79はロウリバースブレーキB
1に接続されている。
【0028】また、油路55、油路66及び油路73
は、マニュアルバルブ42に接続され、運転者によりD
レンジ、4レンジ、3レンジ、2レンジ、1レンジが選
択された場合、すなわち前進変速段が選択された場合に
は、Dレンジ圧(図中Dと記載)が供給される。また油
路56及び油路76も油路84を介してマニュアルバル
ブ42に接続され、Rレンジが選択された場合には、ラ
イン圧よりも高い油圧であるRレンジ圧(図中Rと記
載)が供給される。なお、他のRレンジ以外のレンジが
選択された場合には、油路84はドレーンされる。
【0029】また、油路84は油路87を介してリバー
スクラッチC1に接続されている。油路57及び油路6
5は図示省略したパイロットバルブに接続され、常時パ
イロットバルブにより調圧されたライン圧(図中Lと記
載)が供給されている。なお、ロークラッチタイミング
ソレノイドバルブSDは変速段として前進段が設定され
ている間は常時オン状態に保たれ、リバースインヒビッ
トバルブVDを下方向に押し下げ、何らかの異常が生じ
て油路76に油圧が生じても、ロウリバースブレーキB
1へ供給されることを妨げている。
【0030】リダクションレデューシングバルブVEは
調圧バルブであり、図中下方向に押す力としては、油路
81に供給される油圧が作用し、上方向に押す力として
は、油路82に供給される油圧及びスプリング力が作用
する。油路83は油路84を介してマニュアルバルブ4
2に接続され、Rレンジが選択された場合には、Rレン
ジ圧が供給され、Rレンジ以外のレンジが選択された場
合にはドレーンされる。
【0031】まず、油路68にライン圧が供給され、油
路83がドレーンされ、かつ油路82に油圧が供給され
ていない場合の油路の連通状態を説明する、油路81は
油路85に接続されるため、油路85の油圧による下方
向に押す力よりスプリングによる上方向に押す力が大き
い場合には、バルブは上方向に押し上げられ、油路85
の油圧は油路68に供給されるライン圧に近づく。逆
に、油路85の油圧による下方向に押す力がスプリング
による上方向に押す力より大きい場合には、バルブは下
方向に押し下げられ、油路85の油圧は油路83からド
レーンされる。
【0032】上記のように、油路85の油圧が高けれ
ば、ドレーンして油路85の油圧を下げ、油路85の油
圧が低ければ、ライン圧を供給して油路85の油圧を上
げることにより、油路85の油圧による下方向に押す力
とスプリングによる上方向に押す力が釣り合うように、
油路85は調圧される。予め、スプリング力は、油路8
5に供給される油圧がリダクションブレーキB3を締結
しない油圧となるように設定されているため、油路68
に供給されるライン圧は、十分に減圧され油路85に供
給される。
【0033】油路68にライン圧が供給され、油路83
がドレーンされ、かつ油路82に油圧が供給されている
場合には、油路85の油圧による下方向に押す力と、ス
プリングによる上方向に押す力と油路82の油圧による
上方向に押し上げる力の和が釣り合うように、油路85
は調圧される。このとき、油路85の油圧は、油路82
に油圧が供給されない時に油路85から出力される油圧
より大きな油圧に調圧されるが、油路68に供給される
ライン圧より大きくなることはない。
【0034】油路83にRレンジ圧が供給された場合に
は、油路85の油圧がドレーンされることがないので、
バルブは下に押し下げられ、図中破線で示すように、油
路83と油路85が連通するため、油路85にはRレン
ジ圧が供給される。油路82はリダクションタイミング
バルブVFに接続され、油路85は、リダクションブレ
ーキB3と接続する油路86及び油路55にも接続され
ている。また、マニュアルバルブ42から出力されるR
レンジ圧は油路84及び油路87を介してリバースクラ
ッチC1にも供給されている。
【0035】リダクションタイミングバルブVFには、
下方向に押す力として、リダクションタイミングソレノ
イドバルブSEに接続された油路88の油圧が作用し、
上方向に押す力として、スプリング力が作用する。ま
ず、リダクションタイミングソレノイドバルブSEがオ
ンされ、油路88に油圧が供給されると、リダクション
タイミングバルブVFが押し下げられ、破線で示すよう
に、油路82はドレーンされる。
【0036】リダクションタイミングソレノイドバルブ
SEがオフされ、油路88に油圧が供給されていない場
合には、リダクションタイミングバルブVFは押し上げ
られ、実線で示すように、油路89が油路82と連通す
る。油路89には、図示省略されたアキュームコントロ
ールバルブからアキュームコントロール圧(図中Aと表
示)が供給されている。アキュームコントロール圧はリ
ダクションタイミングバルブVF、油路82を介して、
リダクションレデューシングバルブVEに作用した場合
には、リダクションレデューシングバルブVEはライン
圧を、リダクションブレーキB3が締結するに十分な油
圧まで減圧して油路85に出力するように、設定されて
いる。
【0037】ATCU41は、運転者が手動操作により
シフトポジションとしてDレンジを選択した場合には、
自動的に前進5速のなかから、走行状態に応じて適切な
変速段を選択し、選択した変速段に応じてソレノイドバ
ルブSA,SB及びSCのオン,オフ状態を制御する。
また、運転者が3レンジを選択した場合には、3速以下
の前進3速のなかから、走行状態に応じて適切な変速段
を選択し、2レンジを選択した場合には、2速以下の前
進2速のなかから、走行状態に応じて適切な変速段を選
択し、選択した変速段に応じてソレノイドバルブSA,
SB及びSCのオン,オフ状態を制御する。
【0038】さらに、ATCU41は、5速及び後進段
が選択された場合には、リダクションタイミングソレノ
イドバルブSEをオン状態に保つ。4速以下の前進段が
選択された場合には、リダクションタイミングソレノイ
ドバルブSEをオフ状態とするが、自動変速で、5速か
ら4速へ変速された場合、すなわちDレンジでの5速か
らDレンジでの4速へダウンシフトした場合と、手動変
速により5速から4速へ変速された場合、すなわちDレ
ンジでの5速から4レンジでの4速にダウンシフトした
場合には異なった制御を行う。
【0039】まずDレンジでの5速からDレンジでの4
速へダウンシフトした場合には、リダクションタイミン
グソレノイドバルブSEを所定時間オン状態に保った
後、リダクションタイミングソレノイドバルブSEをオ
フ状態にする。Dレンジでの5速から4レンジでの4速
にダウンシフトした場合には、直ちにリダクションタイ
ミングソレノイドバルブSEをオフ状態にする。
【0040】次に本発明のエンジンブレーキ用変速制御
を説明する。図4及び図5は実施例における変速制御を
表すフローチャートである。
【0041】ステップ101では、コースト領域かどう
かを判断し、コースト領域の時はステップ102へ進
み、それ以外はステップ105へ進む。
【0042】ステップ102では、加速度が第1所定値
A1以上かどうかを判断し、A1以上ときはステップ1
03へ進み、それ以外はステップ105へ進む。
【0043】ステップ103では、車速が第1所定値V
1以上かどうかを判断し、V1以上のときはステップ1
04へ進み、それ以外はステップ105へ進む。
【0044】ステップ104では、エンブレホールドフ
ラグEHflagを1にセットする。
【0045】ステップ105では、エンブレホールドフ
ラグEHflagが1かどうかを判断し、1のときはステップ
106へ進み、それ以外はステップ110へ進む。
【0046】ステップ106では、加速度が第2所定値
A2以上かどうかを判断し、V2以上のときはステップ
107へ進み、それ以外はステップ110へ進む。
【0047】ステップ107では、ブレーキのON時間
が第1所定時間T1検出されたかどうかを判断し、検出
されたときはステップ108へ進み、それ以外はステッ
プ110へ進む。
【0048】ステップ108では、車速が第2所定値V
2以上かどうかを判断し、V2以上のときはステップ1
09へ進み、それ以外はステップ111へ進む。
【0049】ステップ109では、第1エンブレフラグ
第1Eflagを1にセットする。
【0050】ステップ110では、第2所定時間T2ご
とに第2エンブレフラグ第2Eflagを0→1→0にセッ
トする。
【0051】ステップ111では、ドライブ領域かどう
かを判断し、ドライブ領域であればステップ114へ進
み、それ以外はステップ112へ進む。
【0052】ステップ112では、運転者により選択さ
れたシフトレンジがP,R,Nレンジかどうかを判断
し、P,R,Nレンジのときはステップ114へ進み、
それ以外のときはステップ113へ進む。
【0053】ステップ113では、車速が第2所定値V
2未満かどうかを判断し、V2未満のときはステップ1
14へ進み、それ以外はステップ115へ進む。
【0054】ステップ114では、エンブレホールドフ
ラグEHflag=0、第1Eflag=0、第2Eflag=0にセッ
トする。
【0055】ステップ115では、エンブレホールドフ
ラグEHflagが0→1に変化したかどうかを判断し、変化
していればステップ116へ進み、それ以外はステップ
123へ進む。
【0056】ステップ116では、変速後のギア段が2
速かどうかを判断し、2速であればステップ117へ進
み、それ以外はステップ118へ進む。
【0057】ステップ117では、MAP3を選択す
る。
【0058】ステップ118では、変速後のギア段が3
速かどうかを判断し、3速であればステップ119へ進
み、それ以外はステップ120へ進む。
【0059】ステップ119では、MAP2を選択す
る。
【0060】ステップ120では、変速後のギア段が4
速かどうかを判断し、4速であればステップ121へ進
み、それ以外はステップ122へ進む。
【0061】ステップ121では、MAP1を選択す
る。
【0062】ステップ122では、通常のMAPを選択
する。
【0063】ステップ123では、変速中かどうかを判
断し、変速中であればステップ133へ進み、それ以外
はステップ124へ進む。
【0064】ステップ124では、第2Eflagが0→1
に変化したかどうかを判断し、変化していればステップ
125へ進み、それ以外はステップ133へ進む。
【0065】ステップ125では、変速前のギア段が2
速かどうかを判断し、2速のときはステップ127へ進
み、それ以外はステップ126へ進む。
【0066】ステップ126では、変速前のギア段が3
速かどうかを判断し、3速のときはステップ127へ進
み、それ以外はステップ128へ進む。
【0067】ステップ127では、MAP3を選択す
る。
【0068】ステップ128では、変速前のギア段が4
速かどうかを判断し、4速のときはステップ129へ進
み、それ以外はステップ130へ進む。
【0069】ステップ129では、MAP2を選択す
る。
【0070】ステップ130では、変速前のギア段が5
速かどうかを判断し、5速のときはステップ131へ進
み、それ以外はステップ132へ進む。
【0071】ステップ131では、MAP1を選択す
る。
【0072】ステップ132では、通常のMAPを選択
する。
【0073】ステップ133では、EHflagが1→0に変
化したかどうかを判断し、変化していればステップ13
4へ進み、それ以外はステップ135へ進む。
【0074】ステップ135では、第1エンブレフラグ
が1→0に変化したかどうかを判断し、変化していれば
ステップ134へ進み、変化していなければ本制御を終
了する。
【0075】ステップ136では、通常のMAPを選択
する。
【0076】すなわち、スロットル開度と車速を検出
し、図6に示す変速段毎に設定されたコースト領域判断
マップからコースト領域にあると判断され、加速度が所
定値A1以上で車速が所定値V1以上であればエンブレ
ホールドフラグEHflagを1にセットする。すなわち、ス
ロットル開度が小さいにも関わらず、ある程度の車速で
加速している場合は下り坂のような状況が考えられるた
め、エンジンブレーキを維持するフラグを立てる。
【0077】そして、EHflagが1にセットされた状態
で、ブレーキ操作が第2所定時間T2以上検出され、更
にある程度の車速で加速している場合には、第1Eflag
を1にセットする。このとき、第1Eflagが1にセット
されている間は、図7のタイムチャートに示すように、
第2所定時間T2毎に第2Eflagを1にセットする。
【0078】次に、コースト領域判断マップからドライ
ブ領域かどうかを判断し、ドライブ領域であればEHfla
g,第1Eflag及び第2Eflagを0にセットする。また、
ドライブ領域ではないときであっても、P,R,Nレン
ジのときや、Dレンジであっても車速が第2所定値未満
のときは同様に各フラグを0にセットする。
【0079】次に、EHflagが0から1に変化していると
きは、変速後のギア段に応じて、2速のときは図11に
示すMAP3を選択する。このMAP3は2速→3速,
3速→4速及び4速→5速の各変速線がスロットル開度
によらず車速によって一定の値に設定されている。ま
た、変速後のギア段が3速のときは図10に示すMAP
2を選択する。このMAP2は3速→4速及び4速→5
速の各変速線がスロットル開度によらず車速によって一
定の値に設定されている。また、変速後のギア段が4速
のときは図9に示すMAP1を選択する。このMAP1
は4速→5速の変速線がスロットル開度によらず車速に
よって一定の値に設定されている。尚、各変速マップは
アップシフト線とダウンシフト線にヒステリシスを有し
ているが、スロットル開度によらず一定であることはど
ちらの線も同じである。
【0080】図12はコースト領域にて車速が増加して
いる場合のフラグ及び選択されたマップを表すタイムチ
ャートである。の区間において、2速から3速に変速
されるとともにコースト領域と判断され、EHflagが1に
セットされる。の区間においてブレーキスイッチがオ
ンされ、所定時間経過することにより第1Eflagが1に
セットされ、同時に第2Eflagが第2所定時間T2毎に
0→1→0とセットされる。の区間において変速判断
がなされ、3速から2速に変速される。このとき、EHfl
agが0→1に変化し、変速後のギア段が2速であるた
め、MAP3を選択する。の区間において変速が終了
し、第2Eflagが0→1に変化し、変速前のギア段が3
速であることからMAP3を選択する。これは、,
,の区間において継続される。このとき、の区間
の終了間際に変速指令が出力され、2速から3速への変
速指令が出力される。の区間において2速から3速へ
の変速中であるため、新たなMAPを選択しない。の
区間において変速前のギア段が2速であるため、MAP
3を選択する。の区間においてブレーキスイッチがO
FFされ、コースト領域からドライブ領域に変化するま
では選択したMAP3が使用される。そして、ドライブ
領域になると通常のMAPを選択し変速を行う。
【0081】以上説明したように、本実施の形態の自動
変速機の変速制御装置にあっては、コースト領域と判断
され、かつ、下り坂と判断されたときは、変速段に応じ
てエンジンブレーキ用変速マップMAP1,MAP2,
MAP3に適宜切り換えられることで、例えば、急な下
り坂をコースト走行する場合、ある変速段ではエンジン
ブレーキが効きすぎ、ある変速段の次の変速段ではエン
ジンブレーキ力が足りないような場合に、運転者がアク
セルを若干踏み込んだとしても、スロットル開度によら
ず車速によってのみ変速されるため、従来技術のように
次の変速段に変速してしまうといったことがなく、運転
者の意図に沿った変速動作を達成することができる。
【0082】(他の実施例)以上、本発明の自動変速機
の油圧制御装置を実施の形態に基づき説明してきたが、
具体的な構成については、この実施の形態に限られるも
のではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された本
発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許
容される。例えば、本実施例においては、Dレンジ、4
レンジ、3レンジ、2レンジ及び1レンジを備えた自動
変速機の制御装置に本発明を適用したが、これに限定さ
れるわけではなく、Dレンジ、4レンジ、3レンジ、2
レンジに加えて、手動で変速段を選択するレンジを備え
たものでもよい。また、直動式自動変速機に適用しても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における自動変速機のスケルトン図
である。
【図2】実施の形態における自動変速機の締結論理表で
ある。
【図3】実施の形態における自動変速機の油圧制御シス
テムを表すシステム図である。
【図4】実施の形態におけるエンジンブレーキ用マップ
切り換え制御を表すフローチャートである。
【図5】実施の形態におけるエンジンブレーキ用マップ
切り換え制御を表すフローチャートである。
【図6】実施の形態における各変速段におけるコースト
領域・ドライブ領域判断マップである。
【図7】実施の形態における第1Eflagと第2Eflagの関
係を表す図である。
【図8】実施の形態における通常変速マップを表す図で
ある。
【図9】実施の形態におけるMAP1を表す図である。
【図10】実施の形態におけるMAP2を表す図であ
る。
【図11】実施の形態におけるMAP3を表す図であ
る。
【図12】実施の形態におけるエンジンブレーキ用マッ
プ切り換え制御を表すタイムチャートである。
【図13】従来技術におけるエンジンブレーキ用変速マ
ップを表す図である。
【符号の説明】
10 トルクコンバータ 11 ロックアップ機構 12 主変速機構 14 副変速機構 16 ファイナルドライブ機構 20,32 軸 24 主出力ギア 28 副入力ギア 34 副出力ギア 36 ファイナルギア 41 ATCU(変速制御部) 42 マニュアルバルブ 50〜89 油路 B1 ロウリバースブレーキ B2 2−4ブレーキ B3 リダクションブレーキ C1 リバースクラッチ C2 ハイクラッチ C3 ロークラッチ C4 ダイレクトクラッチ G1 第1遊星歯車機構 G2 第2遊星歯車機構 G3 第3遊星歯車機構 OC1 ロウワンウェイクラッチ OC2 リダクションワンウェイクラッチ SA,SB,SC ソレノイドバルブ SD ロークラッチタイミングソレノイドバルブ SE リダクションタイミングソレノイドバルブ VA,VB,VC シフトバルブ VD リバースインヒビットバルブ VE リダクションレデューシングバルブ VF リダクションタイミングバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の摩擦要素の締結又は解放の組み合
    わせにより実現する複数の前進変速段及び後進変速段を
    備え、走行状態に応じた自動変速操作により、前記複数
    の前進変速段を達成する自動変速機の変速制御装置にお
    いて、 少なくとも車速及びスロットル開度により決定される運
    転点から変速段を決定する複数の変速線を有する通常変
    速マップと、 少なくとも車速及びスロットル開度により決定される運
    転点から変速段を決定し、複数の変速線の少なくとも1
    つの変速線をスロットル開度によらず車速によってのみ
    設定されたエンジンブレーキ用変速線としたエンジンブ
    レーキ用変速マップと、 ドライブ走行とコースト走行を判断するコースト判断手
    段と、 路面の傾斜等の路面状況を検出する路面状況検出手段
    と、 前記コースト判断手段によりコースト走行と判断され、
    かつ、前記路面状況検出手段により下り坂と判断された
    ときは、前記エンジンブレーキ用変速マップに切り換え
    るマップ切り換え手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動変速機の変速制御
    装置において、 前記エンジンブレーキ用変速マップは、変速線をスロッ
    トル開度によらず車速によってのみ設定されたエンジン
    ブレーキ用変速線の数に応じた複数のエンジンブレーキ
    用変速マップを有することを特徴とする自動変速機の変
    速制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の自動変速機の
    変速制御装置において、 前記自動変速機を、 第1サンギアと第1キャリアと第1リングギアとを有す
    る第1遊星歯車機構と、 第2サンギアと第2キャリアと第2リングギアとを有す
    る第2遊星歯車機構と、 第3サンギアと第3キャリアと第3リングギアとを有す
    る第3遊星歯車機構と、 前記第2サンギアに直結されている入力部材と、 前記入力部材と前記第1サンギアとを選択的に断接する
    第1クラッチと、 前記入力部材と第2キャリアとを選択的に断接する第2
    クラッチと、 前記第1キャリアと前記第2リングギアとを選択的に断
    接する第3クラッチと、 前記第3キャリアと前記第3リングギアとを選択的に断
    接する第4クラッチと、 前記第2キャリアと変速機ケースとを選択的に断接する
    第1ブレーキと、 前記第1サンギアと変速機ケースとを選択的に断接する
    第2ブレーキと、 前記第3リングギアと変速機ケースとを選択的に断接す
    る第3ブレーキと、 前記第3キャリアに直結されている出力部材とを備え、 前記第1クラッチと第2クラッチと第3クラッチと第4
    クラッチと第1ブレーキと第2ブレーキと第3ブレーキ
    への締結圧を制御する第1,第2及び第3シフトバルブ
    と、 前記第1シフトバルブの作動を制御する第1シフトソレ
    ノイドと、 前記第2シフトバルブの作動を制御する第2シフトソレ
    ノイドと、 前記第3シフトバルブの作動を制御する第3シフトソレ
    ノイドと、 を備えた自動変速機とし、 前記変速制御装置を、 前記第1,第2及び第3シフトバルブを作動することで
    第3クラッチと第3ブレーキを締結することにより第1
    速、前記第1及び第2シフトバルブを作動することで第
    3クラッチと第2ブレーキと第3ブレーキを締結するこ
    とにより第2速、前記第2シフトバルブを作動すること
    で第2クラッチと第3クラッチと第3ブレーキを締結す
    ることにより第3速、前記第3シフトバルブを作動する
    ことで第2クラッチと第2ブレーキと第3ブレーキを締
    結することにより第4速、前記第1及び第3シフトバル
    ブを作動することで第2クラッチと第2ブレーキと第4
    クラッチを締結することにより第5速の前進ギア段を達
    成する変速制御手段を有する変速制御装置とし、 前記エンジンブレーキ用変速マップは、変速線をスロッ
    トル開度によらず車速によってのみ設定された4速と5
    速を切り換えるエンジンブレーキ用4−5変速線を有す
    る第1エンジンブレーキ用変速マップと、変速線をスロ
    ットル開度によらず車速によってのみ設定されたエンジ
    ンブレーキ用4−5変速線と3速と4速を切り換えるエ
    ンジンブレーキ用3−4変速線を有する第2エンジンブ
    レーキ用変速マップと、変速線をスロットル開度によら
    ず車速によってのみ設定されたエンジンブレーキ用4−
    5変速線,エンジンブレーキ用3−4変速線及び2速と
    3速を切り換えるエンジンブレーキ用2−3変速線を有
    する第3エンジンブレーキ用変速マップと、を有するこ
    とを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163535A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Nissan Motor Light Truck Co Ltd 機械式自動変速機の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011163535A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Nissan Motor Light Truck Co Ltd 機械式自動変速機の制御装置

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