JP2003090406A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

Info

Publication number
JP2003090406A
JP2003090406A JP2001281253A JP2001281253A JP2003090406A JP 2003090406 A JP2003090406 A JP 2003090406A JP 2001281253 A JP2001281253 A JP 2001281253A JP 2001281253 A JP2001281253 A JP 2001281253A JP 2003090406 A JP2003090406 A JP 2003090406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power roller
input
continuously variable
variable transmission
trunnion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001281253A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Hibi
利文 日比
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP2001281253A priority Critical patent/JP2003090406A/ja
Publication of JP2003090406A publication Critical patent/JP2003090406A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • F16C33/54Cages for rollers or needles made from wire, strips, or sheet metal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーローラ外輪とトラニオンとの間に設け
られ、パワーローラの揺動運動を許容するとともに、パ
ワーローラのスラスト力を受けるスラストニードルベア
リングの位置決めを、確実に、かつ、安価に行うことが
可能なトロイダル型無段変速機を提供すること。 【解決手段】 同軸に対向配置された入力ディスク及び
出力ディスクと、前記入出力ディスク間に動力伝達可能
に挟圧されたパワーローラと、変速機ケースに傾転可能
に取り付けられ、前記パワーローラを回転可能に支持す
るトラニオンとを備えたトロイダル型無段変速機におい
て、ピボットシャフトの揺動中心となる軸部の外形にス
ラストニードルベアリングの位置決めを行う位置決め部
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に適用され
るトロイダル型無段変速機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】自動車用無段変速機は、その滑らかさ、
運転のしやすさ及び燃費向上の期待もあって近年研究開
発が進められている。このうち、入出力ディスクとパワ
ーローラとの間に形成される油膜のせん断によって動力
を伝達するものであり、先に実用化されたVベルト式無
段変速機に比べて大容量かつ応答性のよいトロイダル型
無段変速機(以下、トロイダル型CVT)が既に実用化
されるに至っている。
【0003】トロイダル型CVTは、同軸に対向配置さ
れた入力ディスク及び出力ディスクと、入出力ディスク
間に動力伝達可能に挟圧されたパワーローラと、変速機
ケースに傾転可能に取り付けられ、パワーローラを回転
可能に支持するトラニオンとを有する構成であり、パワ
ーローラの傾転角の大きさに応じた変速比を得る変速動
作は、トラニオンをパワーローラ回転軸と直交する傾転
軸方向に僅かに変位させることにより、パワーローラを
ディスク回転中心位置からオフセットさせ、このオフセ
ットによりパワーローラと入力ディスクとの接触部で発
生するサイドスリップ力によりパワーローラを傾転さ
せ、所定の傾転角となった時点でトラニオンに与えた変
位を元のディスク回転中心位置に戻し、パワーローラの
傾転動作を停止することでなされる。
【0004】この変速動作時に、パワーローラの傾転に
かかわらずパワーローラと入出力ディスクとの接触状態
を常に維持するために、ローディングカム装置により入
出力ディスクの間隔を変化させている。このとき、固定
の出力ディスクに対し、入力ディスクのみをローディン
グカム装置によりディスク軸方向に移動させているのに
対し、トラニオン傾転軸は軸位置の変動がない固定軸で
あるため、ローディングカム装置による入出力ディスク
の間隔変化に追従させてパワーローラのディスク接触を
保つためには、パワーローラをパワーローラ回転軸及び
トラニオン傾転軸に垂直な方向(左右方向)に移動させ
る必要がある。また、動力伝達時において入出力ディス
クが変形した際や、組立時に発生し得るミスアライメン
トが生じた際には、パワーローラと入出力ディスクとの
相対位置ずれが発生し、この相対位置ずれを吸収するた
めにもパワーローラを左右方向に移動させる必要があ
る。
【0005】このパワーローラの左右方向への移動を確
保するパワーローラ支持構造としては、例えば、特開平
8−240251号公報において、パワーローラ支持側
とトラニオン支持側とで軸心位置を偏心させたピボット
シャフトを用い、パワーローラの揺動運動(スウィング
運動)によりパワーローラを左右方向への移動を許容す
るパワーローラ支持構造が提案されている。この公報に
は、パワーローラ外輪とトラニオンとの間に設けられ、
パワーローラの揺動運動を許容するとともに、パワーロ
ーラのスラスト力を受けるスラストニードルベアリング
が設けられている。このスラストニードルベアリングの
位置決めのために、従来はトラニオンのスラストニード
ルベアリング支持面に凸部を設け、その凸部によって位
置決めを行っていたが、製造コストの上昇を招くため、
スラストニードルベアリングの位置決めを、ピボットシ
ャフトを回転可能に支持するラジアルニードルベアリン
グの外輪により行うことで、スラストニードルベアリン
グ支持面に凸部を設ける必要が無く、製造コストの低減
を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
パワーローラの支持構造にあっては、下記のような問題
があった。すなわち、ラジアルニードルベアリングの軸
方向長さが短くなると、スラストニードルベアリングの
位置決め機能が損なわれてしまい、また、ラジアルニー
ドルベアリングの軸方向長さが長くなると、パワーロー
ラ外輪や、ピボットシャフトと干渉することでパワーロ
ーラの揺動運動の妨げになり、また、組付けができなく
なる。よって、ラジアルニードルベアリングの軸方向長
さは非常に厳密な寸法管理が要求されるため、コストの
上昇を招くという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、パワーローラ外輪と
トラニオンとの間に設けられ、パワーローラの揺動運動
を許容するとともに、パワーローラのスラスト力を受け
るスラストニードルベアリングの位置決めを、確実に、
かつ、安価に行うことが可能なトロイダル型無段変速機
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、同軸に対向配置された
入力ディスク及び出力ディスクと、前記入出力ディスク
間に動力伝達可能に挟圧されたパワーローラと、前記パ
ワーローラを回転可能に支持するトラニオンとを備え、
前記パワーローラは、入出力ディスクに摩擦接触するパ
ワーローラ内輪と、入出力ディスクからパワーローラ内
輪に入力される軸方向荷重を受けるパワーローラ外輪
と、前記パワーローラ内輪とパワーローラ外輪との間に
介装されるパワーローラ軸受と、前記パワーローラ外輪
と前記トラニオンとの間に介装されるスラストニードル
ベアリングと、前記トラニオンに支持され、入出力ディ
スクからパワーローラ内輪に入力される円周方向荷重を
受けるとともに、パワーローラを揺動可能に支持するピ
ボットシャフトと、前記トラニオンと前記ピボットシャ
フトの間に介装されるラジアルニードルベアリングと、
を有して構成されたトロイダル型無段変速機において、
前記ピボットシャフトの揺動中心となる軸部の外形に前
記スラストニードルベアリングの位置決めを行う位置決
め部を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のトロイダル型無段変速機において、前記位置決め部
の軸径は、前記ピボットシャフトが前記トラニオンに支
持されている軸径と同一径であることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用および効果】請求項1に記載のトロイダル
型無段変速機にあっては、ピボットシャフトに設けられ
た位置決め部において、スラストニードルベアリングの
位置決めが行われることで、従来技術のように、ラジア
ルニードルベアリングで位置決めを行う必要がないた
め、ラジアルニードルベアリングの軸方向長さの寸法管
理を厳密に行う必要が無く、コストの低減を図ることが
できる。
【0011】請求項2に記載のトロイダル型無段変速機
にあっては、位置決め部の軸径が、ピボットシャフトが
トラニオンに支持されている軸径と同一径としたこと
で、従来技術のようなラジアルニードルベアリング外輪
の径よりも、小さな軸径によって位置決めが可能とな
り、スラストニードルベアリングの径方向長さを大きく
取ることができる。これにより、スラストニードルベア
リングの許容荷重を大きくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるトロイダル
型無段変速機を実現する実施の形態を図面に基づいて説
明する。
【0013】[全体構成について]図1は実施の形態の
トロイダル型無段変速機を示す全体構成図で、10はト
ロイダル型無段変速機を示し、図外のエンジンからの回
転駆動力がトルクコンバータ12を介して入力される。
トルクコンバータ12は、ポンプインペラ12a,ター
ビンランナ12b,ステータ12c,ロックアップクラ
ッチ12d,アプライ側油室12e,及びリリース側油
室12f等からなり、その中心部をインプットシャフト
14が貫通している。
【0014】前記インプットシャフト14は、前後進切
換機構36と連結され、該機構36は、遊星歯車機構4
2,前進用クラッチ44及び後進用ブレーキ46などを
備える。遊星歯車機構42は、ダブルピニオンを支持す
るピニオンキャリヤ42aとダブルピニオンの夫々と噛
合するリングギヤ42b,サンギヤ42cを有してな
る。
【0015】前記遊星歯車機構42のピニオンキャリヤ
42aはトルク伝達軸16に連結され、該トルク伝達軸
16には、第一無段変速機構18及び第二無段変速機構
20が変速機ケース22内の下流側にタンデム配置され
る。尚、符号64で示すベースに、コントロールバルブ
系のボディを配置する。
【0016】前記第一無段変速機構18は、対向面がト
ロイド曲面に形成される一対の入力ディスク18a及び
出力ディスク18bと、これら入出力ディスク18a,
18bの対向面間に挟圧配置されると共にトルク伝達軸
16に関し対称配置される一対のパワーローラ18c,
18dと、これらパワーローラ18c,18dをそれぞ
れ回転可能に支持するトラニオン17a,17b(図
2)を備える。第二無段変速機構20も同様、対向面が
トロイド曲面に形成される一対の入力ディスク20a及
び出力ディスク20bと、一対のパワーローラ20c,
20dと、これらパワーローラ20c,20dをそれぞ
れ回転可能に支持するトラニオン27a,27b(図
2)を備える。
【0017】トルク伝達軸16上において両無段変速機
構18,20は、出力ディスク18b,20bが対向す
るように互いに逆向きに配置され、第一無段変速機構1
8の入力ディスク18aは、トルクコンバータ12を経
た入力トルクに応じた押圧力を発生するローディングカ
ム装置34によって図中軸方向右側に向かって押圧され
る。
【0018】前記ローディングカム装置34は、ローデ
ィングカム34aを有し、スライドベアリング38を介
し軸16に支持される。第二無段変速機構20の入力デ
ィスク20aは、皿ばね40により図中軸方向左側に向
かって押圧付勢されている。
【0019】各入力ディスク18a,20aは、ボール
スプライン24,26を介して伝達軸16に回転可能か
つ軸方向に移動可能に支持される。
【0020】上記機構において、各パワーローラ18
c,18d,20c,20dは後述する作動により変速
比に応じた傾転角が得られるようにそれぞれ傾転され、
入力ディスク18a,20aの入力回転を無段階(連続
的)に変速して出力ディスク18b,20bに伝達す
る。
【0021】出力ディスク18b,20bは、トルク伝
達軸16上に相対回転可能に嵌合された出力ギヤ28と
スプライン結合され、伝達トルクは該出力ギヤ28を介
し、出力軸(カウンタシャフト)30に結合したギヤ3
0aに伝達され、これらギヤ28,30aはトルク伝達
機構32を構成する。また、出力軸30,50上に設け
たギヤ52,56とこれらにそれぞれ噛合するアイドラ
ギヤ54とよりなる伝達機構48を設け、出力軸50は
これをプロペラシャフト60に連結する。
【0022】[変速制御系の構成について]上記パワー
ローラ18c,18d,20c,20dを変速比に応じ
た傾転角が得られるようにそれぞれ傾転させる変速制御
系について、図2に示す概略図により説明する。
【0023】まず、各パワーローラ18c,18d,2
0c,20dは、トラニオン17a,17b,27a,
27bの一端に支持されていて、パワーローラ回転軸1
5a,15b,25a,25bを中心として回転自在で
ある。このトラニオン17a,17b,27a,27b
の他端部には、トラニオン17a,17b,27a,2
7bを軸方向に移動させて各パワーローラ18c,18
d,20c,20dを傾転させる油圧アクチュエータと
してサーボピストン70a,70b,72a,72bが
設けられている。
【0024】前記サーボピストン70a,70b,72
a,72bを作動制御する油圧制御系として、ハイ側油
室に接続されるハイ側油路74と、ロー側油室に接続さ
れるロー側油路76と、ハイ側油路74を接続するポー
ト78aとロー側油路76を接続するポート78bを有
する変速制御弁78とが設けられている。前記変速制御
弁78のライン圧ポート78cには、オイルポンプ80
及びリリーフ弁82を有する油圧源からのライン圧が供
給される。前記変速制御弁78の変速スプール78d
は、トラニオン17aの軸方向及び傾転方向を検知し、
変速制御弁78にフィードバックするレバー84及びプ
リセスカム86と連動する。前記変速制御弁78の変速
スリーブ78eは、ステップモータ88により軸方向に
変位するように駆動される。
【0025】前記ステップモータ88を駆動制御する電
子制御系として、CVTコントローラ110が設けら
れ、このCVTコントローラ110には、スロットル開
度センサ112、エンジン回転センサ114、入力軸回
転センサ116、出力軸回転センサ(車速センサ)11
8等からの入力情報が取り込まれる。
【0026】[パワーローラ支持構造について]上記各
パワーローラ18c,18d,20c,20dから代表
として選んだパワーローラ18cの支持構造について、
図3によりその構成を説明する。尚、他のパワーローラ
18d,20c,20dについても同様の構造を採用す
る。
【0027】前記トラニオン17aは、変速機ケース2
2に対しパワーローラ回転軸15aと直交するトラニオ
ン傾転軸19aの周りに傾転可能に取り付けられてい
て、このトラニオン17aの上部位置に形成されたパワ
ーローラ収納部90に、パワーローラ18cが支持され
ている。
【0028】前記パワーローラ18cは、図3に示すよ
うに、入出力ディスク18a,18bに摩擦接触するパ
ワーローラ内輪91と、入出力ディスク18a,18b
からパワーローラ内輪91に入力される軸方向荷重を受
けるパワーローラ外輪92と、前記パワーローラ内輪9
1とパワーローラ外輪92との間に介装される玉軸受
(パワーローラ軸受)93と、入出力ディスク18a,
18bからパワーローラ内輪91に入力される円周方向
荷重を受ける第1軸部94と、トラニオン17aにラジ
アルニードルベアリング101を介して回転可能に支持
され、第1軸部94の中心軸と偏心した位置に中心軸を
有する第2軸部100aから形成されたピボットシャフ
ト100を有して構成されている。
【0029】前記第1軸部94は、パワーローラ内輪9
1を、ころ軸受96を介して、回転可能に支持する小径
シャフト部94aと、前記パワーローラ外輪92と加工
後に一体化される大径シャフト部94bとにより段差シ
ャフト形状に形成される。
【0030】前記パワーローラ外輪92は、玉軸受93
との転動体レース面92aを正面に有し、前記スラスト
ニードルベアリング95との転動体レース面92bを背
面に有し、前記シャフト94の大径シャフト部94bに
挿通される内径穴92cを中央部に有する部材とされ
る。
【0031】前記トラニオン17aのパワーローラ収納
部90とパワーローラ外輪92の背面との間には、パワ
ーローラ18cがトラニオン17aに対し、トラニオン
傾転軸19aとパワーローラ回転軸15aとに直交する
左右方向に沿ってピボットシャフト100の第2軸部1
00aを中心に揺動移動するように、スラストニードル
ベアリング95が配置されている。
【0032】このスラストニードルベアリング95は、
トラニオン17aと当接するレース95aと、パワーロ
ーラ背面上及びレース95a上を転動するニードル95
cと、このニードル95cを保持する保持器95bから
構成されている。また、図4のスラストニードルベアリ
ング95の正面図に示すように、ピボットシャフト10
0の第2軸部100aと嵌合する貫通穴95dが設けら
れ、第2軸部100a外周面によって、スラストニード
ルベアリング95の位置決めが成される。
【0033】以上説明したように、本発明の実施の形態
におけるトロイダル型無段変速機にあっては、ピボット
シャフト100の第2軸部100a外周面において、ス
ラストニードルベアリング95の位置決めが行われるこ
とで、従来技術のように、ラジアルニードルベアリング
101で位置決めを行う必要がないため、ラジアルニー
ドルベアリング101の軸方向長さの寸法管理を厳密に
行う必要が無く、コストの低減を図ることができる。
【0034】また、第2軸部100aの軸径を、ピボッ
トシャフト100がトラニオン17aに支持されている
軸部と同一径としたことで、従来技術におけるラジアル
ニードルベアリング外輪径よりも小さな軸径によって位
置決めが可能となり、スラストニードルベアリング95
の径方向長さを大きく取ることができる。これにより、
スラストニードルベアリング95の許容荷重を大きくす
ることができる。
【0035】(他の実施の形態)以上、本発明のトロイ
ダル型無段変速機を実施の形態に基づき説明してきた
が、具体的な構成については、これらの実施例に限られ
るものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明
の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のトロイダル型無段変速機を示す全
体システム図である。
【図2】第1実施例のトロイダル型無段変速機を示す変
速制御系システム図である。
【図3】実施の形態のトロイダル型無段変速機における
パワーローラ支持構造を示す縦断面図である。
【図4】実施の形態のトロイダル型無段変速機における
スラストニードルベアリングの正面図である。
【図5】従来技術のトロイダル型無段変速機におけるパ
ワーローラ支持構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
15a,15b,25a,25b パワーローラ回転
軸 16 トルク伝達軸 17a,17b,27a,27b トラニオン 18a,18b,20a,20b 入出力ディスク 18c,18d,20c,20d パワーローラ 18 第一無段変速機構 19a トラニオン傾転軸 90 パワーローラ収納部 91 パワーローラ内輪 91a 転動体レース面 91b 内径穴 92 パワーローラ外輪 92a 転動体レース面 92b 転動体レース面 92c 内径穴 93 玉軸受 94 第1軸部 94a 小径シャフト部 94b 大径シャフト部 95 スラストニードルベアリング 95a レース 95b 保持器 95c ニードル 95d 貫通穴 96 ころ軸受 97 潤滑油路 98 潤滑油路 99 潤滑油路 100 ピボットシャフト 100a 第2軸部 101 ラジアルニードルベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J051 AA03 BA03 BB01 BD01 BE09 FA01 3J101 AA14 AA27 AA32 AA42 AA43 AA53 AA63 AA73 BA22 BA35 BA44 FA42 FA44 FA46 GA01 GA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸に対向配置された入力ディスク及び
    出力ディスクと、 前記入出力ディスク間に動力伝達可能に挟圧されたパワ
    ーローラと、 前記パワーローラを回転可能に支持するトラニオンとを
    備え、 前記パワーローラは、入出力ディスクに摩擦接触するパ
    ワーローラ内輪と、入出力ディスクからパワーローラ内
    輪に入力される軸方向荷重を受けるパワーローラ外輪
    と、前記パワーローラ内輪とパワーローラ外輪との間に
    介装されるパワーローラ軸受と、前記パワーローラ外輪
    と前記トラニオンとの間に介装されるスラストニードル
    ベアリングと、入出力ディスクからパワーローラ内輪に
    入力される円周方向荷重を受けるとともに、パワーロー
    ラを揺動可能に支持するピボットシャフトと、前記トラ
    ニオンと前記ピボットシャフトの間に介装されるラジア
    ルニードルベアリングと、を有して構成されたトロイダ
    ル型無段変速機において、 前記ピボットシャフトの揺動中心となる軸部の外形に前
    記スラストニードルベアリングの位置決めを行う位置決
    め部を設けたことを特徴とするトロイダル型無段変速
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトロイダル型無段変速
    機において、 前記位置決め部の軸径は、前記ピボットシャフトが前記
    トラニオンに支持されている軸径と同一径であることを
    特徴とするトロイダル型無段変速機。
JP2001281253A 2001-09-17 2001-09-17 トロイダル型無段変速機 Pending JP2003090406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001281253A JP2003090406A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 トロイダル型無段変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001281253A JP2003090406A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 トロイダル型無段変速機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003090406A true JP2003090406A (ja) 2003-03-28

Family

ID=19105111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001281253A Pending JP2003090406A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 トロイダル型無段変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003090406A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020041594A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 Ntn株式会社 電動式直動アクチュエータ及び電動ブレーキ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020041594A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 Ntn株式会社 電動式直動アクチュエータ及び電動ブレーキ装置
JP7152913B2 (ja) 2018-09-10 2022-10-13 Ntn株式会社 電動式直動アクチュエータ及び電動ブレーキ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003194207A (ja) トロイダル型無段変速装置
JP3692945B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3698048B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3541764B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3624367B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3752587B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3506230B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4026801B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2003090406A (ja) トロイダル型無段変速機
JP3506225B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3738692B2 (ja) トロイダル型無段変速機の組立治具及び組立方法
JP2003090403A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2000018374A (ja) トロイダル型無段変速機
JP3498906B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4052057B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4457448B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP4055562B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3698060B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3403455B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2002031205A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2000304116A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2002276751A (ja) トロイダル型無段変速機
JP3709418B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2002349660A (ja) トロイダル型無段変速機
JP2785524B2 (ja) トロイダル無段変速機のパワーローラ支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040819

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041118

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050830

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606