JP2003090063A - 建設機械におけるコンソールボックス装置 - Google Patents

建設機械におけるコンソールボックス装置

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JP2003090063A
JP2003090063A JP2001283158A JP2001283158A JP2003090063A JP 2003090063 A JP2003090063 A JP 2003090063A JP 2001283158 A JP2001283158 A JP 2001283158A JP 2001283158 A JP2001283158 A JP 2001283158A JP 2003090063 A JP2003090063 A JP 2003090063A
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console box
lever
posture
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working posture
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JP2001283158A
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Inventor
Tetsuo Hashimoto
哲夫 橋本
Takeshi Tokumasu
剛 徳舛
Kazuteru Takahashi
和照 高橋
Toshio Arai
利男 新井
Satoru Sugizaki
哲 杉崎
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Caterpillar Japan Ltd
Shigeru Co Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Shigeru Co Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業姿勢と非作業姿勢とに変姿揺動自在なコ
ンソールボックスにおいて、該コンソールボックスを作
業姿勢、非作業姿勢に保持するための保持機構を設ける
にあたり、省スペース化を計る。 【解決手段】 コンソールボックス6の作業姿勢、非作
業姿勢での保持および保持解除を、遮断レバー14の前
後揺動操作に連繋して行えるように構成する一方、該保
持機構を構成するガイドアーム19、ピンローラ22等
の部材を、コンソールボックスから突出しないようコン
ソールボックス内に収納した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械におけるコンソールボックス装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種建設機械のなかには、オ
ペレータが座するシートの左右にコンソールボックスを
配し、該コンソールボックスに、作業用アクチュエータ
を作動させるための作業用操作レバーを組付けたものが
ある。このものにおいて、コンソールボックスがオペレ
ータの乗り降りの邪魔になることがあり、そこで、コン
ソールボックスを、作業用操作レバーの操作をするとき
の作業姿勢から上方の非作業姿勢に変姿できるように構
成したものが知られている。この様に、コンソールボッ
クスを変姿揺動自在に構成する場合、オペレータが意図
しないときに不用意に変姿することがないよう、コンソ
ールボックスを作業、非作業の各姿勢に保持できるよう
にすることが好ましい。そこで、本出願人は、特許第2
741179号公報において、コンソールボックスを作
業、非作業の各姿勢に保持できると共に、該保持操作お
よびその解除操作を、遮断レバーの操作に連繋して簡単
に行えるものを提唱し、これにより操作性を大幅に向上
させることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ミニ
油圧ショベルのような小型の建設機械の需要が増えてい
るが、この様な小型の機種においては、コンソールボッ
クスの周辺スペースも狭くなり、このため、前述したコ
ンソールボックスを作業、非作業の各姿勢に保持する機
構を設ける場合に、該保持機構のスペースを確保するこ
とが難しい場合もあって、ここに本発明が解決しようと
する課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、作業用操作レバーが組付けられ
たコンソールボックスを、作業用操作レバーの操作を行
うときの作業姿勢と上方の非作業姿勢とに変姿揺動自在
に構成してなる建設機械において、前記コンソールボッ
クスに設けた遮断レバーの操作に基づいてコンソールボ
ックスを作業姿勢、非作業姿勢に保持するための保持機
構を設けるにあたり、該保持機構は、作業姿勢のコンソ
ールボックスから突出しないようコンソールボックス内
に収納されているものである。そして、この様にするこ
とにより、保持機構の配設スペースを、コンソールボッ
クスの外に別途確保する必要がなく、省スペース化を達
成できる。このものにおいて、遮断レバーの基端部を、
コンソールボックスに前後揺動自在に支持する一方、保
持機構は、遮断レバーに一体揺動するよう連結され、か
つ躯体側に固定される係合部に係合して該係合部を相対
移動自在にガイドすると共に、コンソールボックスの作
業姿勢、非作業姿勢時に係合部に係止するガイドアーム
を用いて構成し、さらに該ガイドアームは、遮断レバー
の前後揺動に伴う全揺動過程でコンソールボックスから
突出しないように構成することにより、更なる省スペー
ス化に貢献できる。この場合、ガイドアームを、遮断レ
バーの基端側からコンソールボックスの上方に向けて突
設することにより、ガイドアームの全揺動過程でコンソ
ールボックスから突出しないように構成することができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図において、1はミニ油圧ショベ
ルであって、該ミニ油圧ショベル1は、クローラ式の下
部走行体2、該下部走行体2の上方に旋回自在に支持さ
れる上部旋回体3、該上部旋回体3の前端に装着される
作業部4等で構成されており、そしてこれら各部は、上
部旋回体3の後部に搭載されるエンジン(図示せず)の
動力で油圧作動せしめられるが、これらの基本的構成は
何れも従来通りである。
【0006】前記上部旋回体3には、オペレータが座す
る運転席5が配され、さらに該運転席5の左右両側には
後述するコンソールボックス6が配されているが、これ
ら運転席5およびコンソールボックス6は、図示しない
ヒータや各種電気機器等が内装されるシートサポート7
の上側に配置されている。
【0007】前記コンソールボックス6は、その上面前
部に作業用操作レバー8が組付けられており、該作業用
操作レバー8の操作に基づいて上部旋回体3の旋回作動
や作業部4の作動を行うことができるように構成されて
いる。さらに、コンソールボックス6の下部後側は、前
記シートサポート7に固定される支持ブラケット9に、
揺動支軸10を軸芯として上下揺動自在に軸支されてお
り、これによってコンソールボックス6は、前部側が下
動していて作業用操作レバー8が運転席5に座したオペ
レータの把持しやすい位置に位置する作業姿勢と、前部
側が上動していてオペレータが運転席5に乗り降りする
際に作業用操作レバー8が邪魔にならない非作業姿勢と
に上下揺動自在となっている。尚、11は前記支持ブラ
ケット9とコンソールボックス6とのあいだに介装され
るガススプリングであって、該ガススプリング11によ
ってコンソールボックス6は非作業姿勢側に向けて常時
付勢されている。
【0008】一方、12は前記コンソールボックス6内
の下部前側に支持される左右方向を向くピン軸であっ
て、該ピン軸12にはボス筒部13が軸周り方向回動自
在に軸支されているが、このボス筒部13には、通路遮
断レバー14の基端部が一体的に取り付けられている。
そしてこの通路遮断レバー14は、前記ピン軸12を支
軸として、コンソールボックス6の斜め前方に突出する
遮断姿勢と、該遮断姿勢から後方に揺動してコンソール
ボックス6の前面に対して略平行状となる退避姿勢とに
前後揺動自在に構成されている。また、15は前記ボス
筒部13に固着される弾機支持部材16とコンソールボ
ックス6とのあいだに介装される弾機であって、該弾機
15により通路遮断レバー14は退避姿勢側に向けて常
時付勢されている。さらに、17は支持ブラケット9に
固着されるダンパであって、前記ボス筒部13には、後
述するように通路遮断レバー14の遮断姿勢でダンパ1
7に押圧状に当接するダンパ受けプレート18が一体的
に取り付けられている。そして、前記ピン軸12、ボス
筒部13、弾機15、弾機支持部材16、ダンパ17、
ダンパ受けプレート18は、作業姿勢のコンソールボッ
クス6内に収納されていて、コンソールボックス6の外
部に突出しないように配されている。
【0009】また、前記ボス筒部13には、コンソール
ボックス6の上面側に向けて突出するガイドアーム19
の基端部が一体的に取り付けられている。つまりこのガ
イドアーム19は、ボス筒部13を介して前記通路遮断
レバー14に連結されていて、通路遮断レバー14の前
後揺動と一体的に前後方向に揺動することになるが、こ
の場合にガイドアーム19は、全揺動過程において、コ
ンソールボックス6から突出することなくコンソールボ
ックス6内に収納されるように構成されている。
【0010】さらに、前記ガイドアーム19には、長孔
状のメインガイド20aの両端部に第一、第二のサブガ
イド20b、20cが折曲形成されたガイド20が形成
されている。そして、該ガイド20には、前記支持プレ
ート9の前部に一体的に設けられる固定ブラケット21
に回動自在に軸承されるピンローラ(本発明の係合部に
相当する)22が転動自在に係合しているが、これら固
定ブラケット21およびピンローラ22は、コンソール
ボックス6内に収納されるように配されている。ここ
で、前記メインガイド20aは、前記通路遮断レバー1
4が後述する中立姿勢のときに、コンソールボックス6
の揺動支軸10を軸芯とする円弧軌跡に沿うが、ガイド
アーム19の揺動支軸であるピン軸12を軸芯とする円
弧軌跡からはズレるように形成されている。また、第
一、第二サブガイド20b、20cは、ピン軸12を軸
芯とする円弧軌跡には沿うが、揺動支軸10を軸芯とす
る円弧軌跡からはズレていて、前記メインガイド20a
とは交差するように形成されている。
【0011】一方、23はコンソールボックス6に取付
けられるセーフティスイッチであって、該セーフティス
イッチ23のスイッチ釦23aは、前記通路遮断レバー
14が遮断姿勢となっている状態ではダンパ受けプレー
ト18の上面に干渉して閉成しているが、通路遮断レバ
ー14を後方、つまり退避姿勢側に揺動せしめることで
ダンパ受けプレート18がスイッチボタン23aから離
間することにより開成側に切換わるように設定されてい
ると共に、該セーフティスイッチ23の切換え信号は、
エンジン始動制御や各種油圧アクチュエータへの圧油供
給制御等を司る制御部(図示せず)に入力されるように
構成されている。そして制御部では、前記セーフティス
イッチ23が閉成側から開成側に切換えられたことに基
づいて、エンジン始動を行う電源供給機構や油圧供給を
行う油圧供給機構に対し、作業用油圧アクチュエータへ
の圧油供給は許容するがエンジン始動は規制する作業制
御状態から、エンジン始動は許容するが作業用油圧アク
チュエータへの油圧供給を規制する始動制御状態へと切
換わるよう制御指令を出力するようになっている。
【0012】扨、前記コンソールボックス6、通路遮断
レバー14、ガイドアーム19、ピンローラ22の相対
関係は次のように設定されている。つまり、コンソール
ボックス6が作業姿勢で、かつ通路遮断レバー14が遮
断姿勢となっている状態では、ピンローラ22はガイド
アーム19の第一サブガイド20bの先端部に位置して
いる(図3参照)。この状態では、通路遮断レバー14
がオペレータ昇降用の通路に突出して該通路が遮断され
ていると共に、前述したようにダンパ受けプレート18
の上面がセーフティスイッチ23のスイッチ釦23aに
干渉していて作業制御状態となっており、作業用操作レ
バー8の操作に基づく作業用油圧アクチュエータの作動
を行えるようになっている。さらにこのとき、前述した
ようにダンパ受けプレート18の下面はダンパ17に押
圧状に当接しており、該ダンパ17の付勢力により通路
遮断レバー14は遮断姿勢側に付勢されていて、不用意
に退避姿勢側に揺動することがないように配慮されてい
る。尚、通路遮断レバー14は前述したように弾機15
により常時退避姿勢側に付勢されているが、通路遮断レ
バー14が遮断姿勢のときには、ダンパ17から受ける
遮断姿勢側への付勢力は、弾機15から受ける退避姿勢
側への付勢力も大きくなるように設定されている。一
方、コンソールボックス6はガススプリング11によっ
て非作業姿勢側に付勢されているが、前記通路遮断レバ
ー14が遮断姿勢となっている状態、即ちピンローラ2
2が第一サブガイド20bの先端部に位置している状態
では、前述したように第一サブガイド20bがコンソー
ルボックス6の揺動支軸10からズレて形成されている
ため、前記ガススプリング11の付勢力はピンローラ2
2を第一サブガイド20b先端部下方側に押しつける方
向の力として作用することになって、ピンローラ22は
第一サブガイド20b先端部に係止した状態となり、こ
れによってコンソールボックス6の非作業姿勢側への上
動が規制されるようになっている。さらに、この状態で
コンソールボックス6に作業姿勢を超えて下動させる側
の力が働いた場合、該力は、ピンローラ22を第一サブ
ガイド20b先端部上方側に押しつける方向の力として
作用することになって、ピンローラ22は第一サブガイ
ド20b先端部に係止した状態となり、これによってコ
ンソールボックス6は作業姿勢を超える下動が規制され
た安定状態で作業姿勢に保持されている。
【0013】次に、前記通路遮断レバー14をダンパ1
7の付勢力に抗して遮断姿勢から後方側に少し揺動操作
せしめると、まず通路遮断レバー14がピン軸12を軸
芯として揺動し、これに伴ってピンローラ22がメイン
ガイド20aの第一サブガイド20b側端部に位置する
までガイドアーム19が揺動する(図4参照。以下、ピ
ンローラ22がメインガイド20aに位置したときの通
路遮断レバー14のコンソールボックス6に対する揺動
姿勢を、通路遮断レバー14の中立姿勢とする)。この
状態では、コンソールボックス6は作業姿勢のままに維
持されているが、前記通路遮断レバー14の後方側への
揺動によりダンパ受けプレート18がセーフティスイッ
チ23のスイッチ釦23aから離間し、これによってセ
ーフティスイッチ23が開成して始動制御状態となり、
作業用操作レバー8を操作しても作業用油圧アクチュエ
ータが作動しないようになっている。
【0014】前記ピンローラ22がメインガイド20a
の第一サブガイド20b側端部に位置した状態、つまり
通路遮断レバー14が中立姿勢の状態では、前述したよ
うにメインガイド20aはコンソールボックス6の揺動
支軸10を軸芯とする円弧軌跡に沿うように設定されて
いる。而して、この状態から通路遮断レバー14を後方
側に操作すると、該通路遮断レバー14は中立姿勢に保
持されたままの状態で、ピンローラ22がメインガイド
20bを第二サブガイド20c側に向けて相対移動し、
これによりコンソールボックス6は揺動支軸10を軸と
して非作業姿勢側に向けて上動する(図5参照)。この
場合、コンソールボックス6はガススプリング11によ
り非作業姿勢側に向けて付勢されているため、このとき
の通路遮断レバー14の後方側への操作力は殆ど必要な
い。そして、ピンローラ22がメインガイド20aの第
二サブガイド20c側端部に位置すると、これ以上のコ
ンソールボックス6の上動が規制されてコンソールボッ
クス6は非作業姿勢となる(図6参照)。
【0015】前記ピンローラ22がメインガイド20a
の第二サブガイド20c側端部に位置した状態からさら
に通路遮断レバー14を後方側に揺動せしめると、コン
ソールボックス6は前記非作業姿勢に維持された状態
で、通路遮断レバー14だけがピン軸12を軸芯として
後方側に揺動し、これに伴ってピンローラ22が第二サ
ブガイド20cを先端部側に向けて移動する。そしてピ
ンローラ22が第二サブガイド20cの先端部に位置す
ると、通路遮断レバー14のこれ以上の揺動が規制され
て通路遮断レバー14は退避姿勢となる(図7参照)。
この状態では、前述したようにコンソールボックス6が
非作業姿勢で、かつ通路遮断レバー14は退避姿勢であ
るため、オペレータ昇降用の通路は大きく開放されると
共に、始動制御状態となっていてエンジン始動は許容さ
れるが、作業用油圧アクチュエータへの油圧供給は規制
されるようになっている。さらに、この状態で、オペレ
ータがコンソールボックス6に手を付く等してコンソー
ルボックス6を下動させる側の力が働いても、前述した
ように第二サブガイド20cがコンソールボックス6の
揺動支軸10を軸芯とする円弧軌跡からズレて交差する
状態で形成されているため、前記下動させる方向の力は
ピンローラ22を第二サブガイド20c先端部側に押し
つける方向の力として作用することになって、ピンロー
ラ22は第二サブガイド20c先端部に係止した状態と
なり、これによってコンソールボックス6の下動が規制
されるようになっている。
【0016】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、通路遮断レバー14を前後方向に揺動操作す
ることに連繋して、コンソールボックス6が作業姿勢と
非作業姿勢とに自動的に変姿すると共に、該姿勢の保持
および解除も自動的になされることになる。つまり、通
路遮断レバー14が遮断姿勢のとき、コンソールボック
ス6は作業姿勢となっているが、この状態では、前述し
たようにピンローラ22が第一サブガイド20bの先端
部に係止していて、コンソールボックス6の非作業姿勢
側への上動および作業姿勢を超えての下動が規制された
状態となっており、コンソールボックス6は作業姿勢に
保持されることになる。この状態から通路遮断レバー1
4を後方側に揺動せしめると、まず通路遮断レバー14
だけがピン軸12を軸芯として揺動し、これに伴ってピ
ンローラ22が第一サブガイド20bをメインガイド2
0a側へと移動するが、通路遮断レバー14が中立姿勢
となった時点、つまりピンローラ22が第一サブガイド
20bから抜け出てメインガイド20aに達した時点で
前記コンソールボックス6の上動規制が解除され、以降
はコンソールボックス6は通路遮断レバー14と一体的
に非作業姿勢側へと上動する。これに伴い、ピンローラ
22はメインガイド20aを第一サブガイド20b側か
ら第二サブガイド20c側へと相対移動する。そして、
ピンローラ22がメインガイド20aの第二サブガイド
20c側端部に達した時点でコンソールボックス6は非
作業姿勢となるが、この状態から通路遮断レバー14を
さらに後方側に揺動させて退避姿勢にすると、ピンロー
ラ22が第二サブガイド20cの先端部に係止する。こ
の状態では、前述したようにコンソールボックス6の作
業姿勢への下動が規制された状態となり、これによっ
て、コンソールボックス6は非作業姿勢に保持されるこ
とになる。一方、非作業姿勢のコンソールボックス6を
作業姿勢に変姿させる場合には、通路遮断レバー14を
前方側に揺動操作すれば、前述した場合と逆の手順で、
ピンローラ22が第二サブガイド20cからメインガイ
ド20aを経由して第一サブガイド20bの先端部まで
至り、これに伴ってコンソールボックス6が非作業姿勢
から作業姿勢に変姿すると共に、該作業姿勢に保持され
ることになる。
【0017】この様に本発明の実施の形態においては、
通路遮断レバー14を前後方向に操作する一連の操作
で、コンソールボックス6の作業姿勢と非作業姿勢との
変姿、および各姿勢の保持と解除を、確実かつ容易に行
えると共に、通路遮断レバー14の操作がないかぎり
は、各姿勢に保持されたコンソールボックス6が不用意
に変姿してしまうような不具合を確実に回避できるもの
であるが、このものにおいて、コンソールボックス6の
各姿勢の保持および解除を行うためのピン軸12、ボス
筒部13、弾機15、弾機支持部材16、ダンパ17、
ダンパ受けプレート18、ガイドアーム19、ピンロー
ラ22等の部材は、作業姿勢のコンソールボックス6内
に収納されるように配されている。さらに、上記ガイド
アーム19は通路遮断レバー14の前後揺動に伴って揺
動することになるが、該ガイドアーム19は、通路遮断
レバー14の基端側からコンソールボックス6の上方側
に向けて突設されていて、通路遮断レバー14の前後揺
動に伴う全揺動過程において、コンソールボックス6か
ら突出することなくコンソールボックス6内に収納され
るように構成されている。この結果、コンソールボック
ス6の各姿勢での保持および保持解除を行うための保持
機構の配設スペースを、コンソールボックス6の外に別
途確保する必要がなくなって、省スペース化を達成で
き、特にコンソールボックス6の周辺スペースが殆どな
いような小型の機種において有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの側面図である。
【図2】コンソールボックスの配設を示す図である。
【図3】ピンローラが第一サブガイドの先端部に位置し
ているときのコンソールボックス部の一部切欠き側面図
である。
【図4】ピンローラがメインガイドの第一サブガイド側
端部に位置しているときのコンソールボックス部の一部
切欠き側面図である。
【図5】ピンローラがメインガイドの中途部に位置して
いるときのコンソールボックス部の一部切欠き側面図で
ある。
【図6】ピンローラがメインガイドの第二サブガイド側
端部に位置しているときのコンソールボックス部の一部
切欠き側面図である。
【図7】ピンローラが第二サブガイドの先端部に位置し
ているときのコンソールボックス部の一部切欠き側面図
である。
【符号の説明】
6 コンソールボックス 8 作業用操作レバー 10 揺動支軸 14 通路遮断レバー 19 ガイドアーム 20 ガイド 20a メインガイド 20b 第一サブガイド 20c 第二サブガイド 22 ピンローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳舛 剛 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内 (72)発明者 高橋 和照 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内 (72)発明者 新井 利男 群馬県太田市由良町330 しげる工業株式 会社内 (72)発明者 杉崎 哲 群馬県太田市由良町330 しげる工業株式 会社内 Fターム(参考) 2D015 EB01 3D022 CA07 CB07 CC21 CD05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業用操作レバーが組付けられたコンソ
    ールボックスを、作業用操作レバーの操作を行うときの
    作業姿勢と上方の非作業姿勢とに変姿揺動自在に構成し
    てなる建設機械において、前記コンソールボックスに設
    けた遮断レバーの操作に基づいてコンソールボックスを
    作業姿勢、非作業姿勢に保持するため保持機構を設ける
    にあたり、該保持機構は、作業姿勢のコンソールボック
    スから突出しないようコンソールボックス内に収納され
    ていることを特徴とする建設機械におけるコンソールボ
    ックス装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、遮断レバーの基端部
    を、コンソールボックスに前後揺動自在に支持する一
    方、保持機構は、遮断レバーに一体揺動するよう連結さ
    れ、かつ躯体側に固定される係合部に係合して該係合部
    を相対移動自在にガイドすると共に、コンソールボック
    スの作業姿勢、非作業姿勢時に係合部に係止するガイド
    アームを用いて構成し、さらに該ガイドアームは、遮断
    レバーの前後揺動に伴う全揺動過程でコンソールボック
    スから突出しないように構成されていることを特徴とす
    る建設機械におけるコンソールボックス装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、ガイドアームは、遮
    断レバーの基端側からコンソールボックスの上方に向け
    て突設されていることを特徴とする建設機械におけるコ
    ンソールボックス装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006008988A1 (ja) * 2004-07-20 2006-01-26 Komatsu Ltd. 操作手段ボックス装置
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