JP2003089838A - アルミダイカスト製吸放熱部品 - Google Patents

アルミダイカスト製吸放熱部品

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JP2003089838A JP2001283142A JP2001283142A JP2003089838A JP 2003089838 A JP2003089838 A JP 2003089838A JP 2001283142 A JP2001283142 A JP 2001283142A JP 2001283142 A JP2001283142 A JP 2001283142A JP 2003089838 A JP2003089838 A JP 2003089838A
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Yoshio Fujita
義夫 冨士田
Hidetoshi Hirai
秀敏 平井
Koji Okamoto
好司 岡本
Masayuki Kii
雅之 記伊
Kenichi Onishi
謙一 大西
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Toyota Motor Corp
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より吸熱性又は放熱性に優れたアルミダイカス
ト製吸放熱部品を提供する。 【解決手段】ダイカストにより鋳造されたアルミニウム
合金からなり、放熱性が要求されるインバータケース1
において、アルミニウム合金はSiの含有量が9.6質
量%未満である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミダイカスト製
吸放熱部品に関する。このアルミダイカスト製吸放熱部
品は、電気自動車やハイブリッド車等のインバータケー
ス等に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】現在のハイブリッド車では、高電圧のバ
ッテリとともにインバータ及びDC/DCコンバータが
用いられており、バッテリで得られた電力がコンバータ
により降圧され、これが補機類に供給されたり、インバ
ータにより交流に変換されて走行用モータを駆動するよ
うになっている。この間、インバータやコンバータを構
成する内部の電子部品には大電流が流れるため、それら
は高温になりやすく、インバータの外郭を構成するイン
バータケースやコンバータの外郭を構成するコンバータ
ケースには、これら電子部品を冷却すべく、高い放熱性
が要求される。このため、それらインバータケース等
は、軽量性と、多くの放熱フィンを有する必要性とか
ら、アルミニウム合金をダイカストにより鋳造すること
により製造されていた。
【0003】かかるインバータケース等、吸熱性又は放
熱性が要求される従来のアルミダイカスト製吸放熱部品
を構成するアルミニウム合金は、機械的性質や鋳造性の
観点から、自動車部品等のダイカスト材としてよく用い
られるADC12(JIS5302)であった。
【0004】このADC12は、規格上、Siが9.6
〜12.0質量%、Cuが1.5〜3.5質量%、Mg
が0.3質量%以下、Znが1.0質量%以下、Feが
1.3質量%以下、Mnが0.5質量%以下、Niが
0.5質量%以下、Snが0.2質量%以下及びAlが
残部の組成を有している。
【0005】また、ADC12は、文献上、引張試験に
よる引張強さが320N/mm2、引張試験による耐力
が170N/mm2、引張試験による伸びが1%、せん
断強さが210N/mm2、疲れ強さが140N/m
2、擬弾性係数が70.6kN/mm2、導電率が23
%IACS、熱伝導率が96W/(m・K)、20〜1
00°Cにおける熱膨張係数が20.5×10-6/K、
比重が2.70、凝固温度範囲が液相で580°C、固
相で515°Cである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、さらに吸熱性
又は放熱性に優れたアルミダイカスト製吸放熱部品が求
められている。
【0007】この点、特開昭64−42549号公報や
特開平2−122548号公報に記載されているよう
に、半導体素子のヒートシンク等に用いられるSiを非
常に多く含有するアルミニウム合金をそのアルミダイカ
スト製吸放熱部品に採用することも考えられる。
【0008】しかしながら、これらのアルミニウム合金
は熱伝導率が低く、かつそれらの技術ではそれらのアル
ミニウム合金を鍛造することによりヒートシンク等を製
造していた実績があるにすぎないことから、多くの吸熱
又は放熱フィンを有する必要性のあるインバータケース
等のアルミダイカスト製吸放熱部品にそれらの技術をそ
のまま採用することはできない。
【0009】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、より吸熱性又は放熱性に優れたアルミ
ダイカスト製吸放熱部品を提供することを解決すべき課
題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記課題解
決のために鋭意研究を行い、ADC12中のSiの含有
量を減少させていくことにより、より吸熱性又は放熱性
に優れたアルミダイカスト製吸放熱部品が得られること
を発見し、本発明を完成させるに至った。
【0011】すなわち、本発明のアルミダイカスト製吸
放熱部品は、ダイカストにより鋳造されたアルミニウム
合金からなり、吸熱性又は放熱性が要求されるアルミダ
イカスト製吸放熱部品において、前記アルミニウム合金
はSiの含有量が9.6質量%未満であることを特徴と
する。
【0012】発明者らの試験結果によれば、Siの含有
量が9.6質量%未満のアルミニウム合金の熱伝導率は
ADC12のそれより高くなる。
【0013】したがって、本発明のアルミダイカスト製
吸放熱部品はさらに優れた吸熱性又は放熱性を発揮する
ことができる。
【0014】なお、Siの含有量が9.6〜12.0質
量%のADC12の熱伝導率は、文献上96W/(m・
K)であったが、発明者らの試験結果によれば、130
W/(m・K)であった。このため、この明細書におい
ては、後述するように、発明者らの試験結果によって評
価を行なうこととする。
【0015】アルミニウム合金はSiの含有量が5.5
質量%未満であることがより好ましい。発明者らの試験
結果によれば、Siの含有量が5.5質量%未満のアル
ミニウム合金の熱伝導率は170W/(m・K)を超え
る。このため、こうして得られるアルミダイカスト製吸
放熱部品は確実に優れた吸熱性又は放熱性を発揮するこ
とができる。
【0016】アルミニウム合金はSiの含有量が2.5
質量%以上であることが好ましい。発明者らの試験結果
によれば、Siの含有量が少ないアルミニウム合金程、
熱伝導率は高くなり、99.99〜100質量%のアル
ミニウム(Al)の熱伝導率は247W/(m・K)で
ある。しかし、アルミニウム合金中のSiを減量させる
ことは、こうして熱伝導性の点では良好な結果をもたら
すものの、溶湯の湯回りを示す流動性(ダイカスト
性)、凝固時の引け性及びアルミダイカスト製吸放熱部
品の強度の点では好ましくない結果をもたらす。アルミ
ダイカスト製吸放熱部品は、上述のように、高い吸熱性
又は放熱性が要求されることから、多くの吸熱フィンや
放熱フィンを有する必要性が高いため、ダイカスト性や
引け性が重要な要素となるとともに、実用的な引張強さ
が重要な要素となる。Siの含有量が2.5質量%未満
のアルミニウム合金では、それらダイカスト性及び引け
性が十分でないとともに、実用的な引張強さ150N/
mm2が得られない。なお、アルミニウム合金中のSi
を減量させることは、アルミダイカスト製吸放熱部品の
耐焼付き性、耐食性及び切削性にさほどの影響を与えな
い。
【0017】アルミニウム合金は0.05質量%以上の
Feを含むことが好ましい。発明者らの試験結果によれ
ば、Feの含有量が少ないアルミニウム合金程、Si以
上に熱伝導率は高くなる。しかし、アルミニウム合金中
のFeを減量させることは、こうして熱伝導性の点では
良好な結果をもたらすものの、耐焼付き性の点では好ま
しくない結果をもたらす。従って、アルミニウム合金を
低コストで量産するため、アルミニウム合金は0.05
質量%以上のFeが含まれていることが好ましい。な
お、アルミニウム合金中のFeを減量させることは、ダ
イカスト性、引け性、強度、耐食性及び切削性にさほど
の影響を与えない。
【0018】アルミニウム合金は0.2質量%以下でM
gを含むことが好ましい。発明者らの試験結果によれ
ば、アルミニウム合金中のMgを減量させれば、熱伝導
率、ダイカスト性及び引け性の点では良好な結果をもた
らす。しかし、アルミニウム合金中のMgを減量させる
ことは、強度及び耐食性の点では好ましくない結果をも
たらす。0.2質量%以下でMgを含まないアルミニウ
ム合金では、実用的な強度及び耐食性が得られない。こ
れはMgの固溶体強化作用が低下したためと考えられ
る。なお、アルミニウム合金中のMgを減量させること
は、耐焼付き性及び切削性にさほどの影響を与えない。
【0019】アルミニウム合金はCuを実質的に含まな
いことが好ましい。発明者らの試験結果によれば、Cu
の含有量が少ないアルミニウム合金程、Si以上に熱伝
導率は高くなるからである。また、アルミニウム合金中
のCuを減量させることは、ダイカスト性の点で良好な
結果をもたらすからである。なお、アルミニウム合金中
のCuを減量させることは、強度、耐食性及び切削性の
点では好ましくない結果をもたらすが、これらはアルミ
ダイカスト製吸放熱部品としてさほどの影響を生じな
い。また、アルミニウム合金中のCuを減量させること
は、引け性及び耐焼付き性にさほどの影響を与えない。
【0020】
【発明の実施の形態】(試験)Si等の含有量を種々異
ならせたアルミニウム合金の特性について試験を行な
う。
【0021】(1)本試験では導電率(%IACS)を
測定することにより熱伝導率(W/(m・K))を推定
しているため、初めに、JIS金属データブックに記載
されている導電率及び熱伝導率と、実際に測定した導電
率及び熱伝導率とを図1に示す。図中、■がJISデー
タであり、◆が実測値である。
【0022】図1より、導電率をx、熱伝導率をyとし
た場合、JISデータではy=3.510x+14.3
8の関係があり、実測値ではy=3.091x+51.
23の関係があることがわかる。このようにJISデー
タと実測値とで関係式に相違があるのは、JISデータ
ではSiの含有量にも幅があることと、測定機器にもバ
ラツキがあり得ることとによるものと思われる。このた
め、発明者らはADC12の熱伝導率を実測値の130
W/(m・K)と評価した。
【0023】(2)Siを2.0〜4.5質量%の範囲
で変化させ、Alが残部とした組成のSi−Al合金を
用意する。また、Siを2.5〜5.5質量%の範囲で
変化させ、Mgが0.2質量%、Alが残部とした組成
のSi−Mg−Al合金を用意する。
【0024】これらアルミニウム合金におけるSiの含
有量(質量%)と熱伝導率との関係を求めた。結果を図
2に示す。図中、◆がSi−Al合金であり、■がSi
−Mg−Al合金である。
【0025】図2より、Siの含有量が少なくなれば、
アルミニウム合金の熱伝導率が大きくなることがわか
る。このため、Siの含有量が9.6質量%未満のアル
ミニウム合金であれば、熱伝導率がADC12のそれよ
り高くなることがわかる。
【0026】また、Siの含有量が5.5質量%未満の
アルミニウム合金であれば、熱伝導率は優れた吸熱性又
は放熱性の期待できる170W/(m・K)を超えるこ
とがわかる。このため、アルミニウム合金はSiの含有
量が5.5質量%未満であることがより好ましいことが
わかる。
【0027】さらに、アルミニウム合金中のMgを減量
させれば、アルミニウム合金は熱伝導率の点で良好な結
果をもたらすことがわかる。また、アルミニウム合金中
のMgを減量させれば、ダイカスト性及び引け性の点で
も良好な結果をもたらした。
【0028】(3)Siを1.8〜5.5質量%の範囲
で変化させるとともに、Feを0.05〜0.95質量
%の範囲で変化させ、Alが残部とした組成のSi−F
e−Al合金を用意する。また、Siを1.8〜5.5
質量%の範囲で変化させ、Mgが0.2質量%、Alが
残部とした組成のSi−Mg−Al合金を用意する。
【0029】これらアルミニウム合金におけるSiの含
有量とFeの含有量とMgの添加の有無における熱伝導
率との関係を求めた。結果を図3に示す。図中、◆がS
i−Al合金であり、■がSi−Mg−Al合金であ
る。また、図中の数字が熱伝導率である。また、ハッチ
ングの範囲はダイカスト性及び凝固時の引け性が悪いこ
とを示す。
【0030】図3より、アルミニウム合金はSiの含有
量が5.5質量%未満であれば、熱伝導率は優れた吸熱
性又は放熱性の期待できる170W/(m・K)を超え
ることがわかる。また、Feの含有量が少ないアルミニ
ウム合金程、Si以上に熱伝導率は高くなることがわか
る。さらに、アルミニウム合金中のSiを減量させるこ
とは、熱伝導性の点では良好な結果をもたらすものの、
ダイカスト性及び引け性の点では好ましくない結果をも
たらすこともわかる。そして、Siの含有量が2.5質
量%未満のアルミニウム合金では、ダイカスト性及び引
け性が十分でない。なお、アルミニウム合金中のFeを
減量させることは、ダイカスト性及び引け性にさほどの
影響を与えない。
【0031】(4)(3)と同一のアルミニウム合金に
ついて、Siの含有量とFeの含有量とHv硬度との関
係を求めた。結果を図4に示す。図中の数字がHv硬度
である。なお、ADC12のHv硬度は90である。ま
た、ハッチングの範囲はダイカスト性及び凝固時の引け
性が悪いことを示す。
【0032】図4より、アルミニウム合金中のSiを減
量させることは、強度の点では好ましくない結果をもた
らすことがわかる。なお、アルミニウム合金中のSiを
減量させることは、耐焼付き性、耐食性及び切削性にさ
ほどの影響を与えない。また、アルミニウム合金中のF
eを減量させることは、耐焼付き性の点では好ましくな
い結果をもたらすことがわかる。0.05質量%以下で
Feを含まないアルミニウム合金では、耐焼付き性が極
端に低下してしまう。なお、アルミニウム合金中のFe
を減量させることは、強度、耐食性及び切削性にさほど
の影響を与えない。
【0033】(5)Siを1.50質量%、Alが残部
とした組成のSi−Al合金(B−11)と、Siを
2.80質量%、Mgが0.2質量%、Alが残部とし
た組成のSi−Mg−Al合金(B−5)と、Siを
3.40質量%、Mgが0.2質量%、Alが残部とし
た組成のSi−Mg−Al合金(A−2)と、Siを
3.50質量%、Alが残部とした組成のSi−Al合
金(A−9、B−9)との各溶湯を用意する。これらの
溶湯で舟型又はダイカストにより幅4cm、厚さ3c
m、長さ27cmの試料を鋳造する。A−2及びA−9
のアルミニウム合金の溶湯では舟型を採用し、B−5、
B−9及びB−11のアルミニウム合金の溶湯ではダイ
カストを採用した。
【0034】これらのアルミニウム合金におけるSiの
含有量と引張強さ(MPa)との関係を求めた。結果を
図5に示す。図中、■がB−11のアルミニウム合金で
あり、▲がB−5のアルミニウム合金であり、◆がA−
2のアルミニウム合金であり、★がA−9のアルミニウ
ム合金であり、☆がB−9のアルミニウム合金である。
Aは舟型試験片を意味し、Bはダイカスト製品を意味す
る。
【0035】図5より、Siの含有量が2.5質量%未
満のアルミニウム合金では、実用的な引張強さ150N
/mm2が得られないことがわかる。また、アルミニウ
ム合金中にMgを添加すれば、強度の点で好ましいこと
がわかる。0.2質量%でMgを含むアルミニウム合金
では、実用的な引張強さ150N/mm2が得られる。
【0036】また、Cuの含有量が少ないアルミニウム
合金程、Si以上に熱伝導率は高くなり、アルミニウム
合金中のCuを減量させることは、ダイカスト性の点で
良好な結果をもたらすことから、アルミニウム合金はC
uを実質的に含まないことが好ましい。
【0037】(実施形態)次に、本発明のアルミダイカ
スト製吸放熱部品をハイブリッド車のインバータケース
に具体化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0038】図6に示す実施形態のインバータケース1
は、Siを3.40質量%、Mgが0.2質量%、Al
が残部とした組成のSi−Mg−Al合金をダイカスト
により鋳造することにより製造した。
【0039】得られたインバータケース1は、熱伝導率
が174W/(m・K)であり、引張強さが150N/
mm2であった。また、このインバータケース1は、多
くの放熱フィン1aを有するにもかかわらず、優れたダ
イカスト性及び引け性を有していた。なお、このインバ
ータケース1の耐焼付き性、耐食性及び切削性に問題は
なかった。
【0040】ハイブリッド車において、得られたインバ
ータケース1は、図7に示すように、下方のコンバータ
ケース2上に固定され、各放熱フィン1aがコンバータ
ケース2に当接される。各放熱フィン1a及びコンバー
タケース2により、冷却水路が形成される。そして、イ
ンバータケース1内にはシリコングリス3、銅製の放熱
板4及び樹脂製の絶縁体5を介して電子部品としてのパ
ワー素子(IGBT)6が固定される。こうして、この
インバータケース1はさらに優れた放熱性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験に係り、導電率と熱伝導率との関係を示す
グラフである。
【図2】試験に係り、Siの含有量と熱伝導率との関係
を示すグラフである。
【図3】試験に係り、Siの含有量とFeの含有量とM
gの添加の有無における熱伝導率との関係を示すグラフ
である。
【図4】試験に係り、Siの含有量とFeの含有量とH
v硬度との関係を示すグラフである。
【図5】試験に係り、Siの含有量とMgの添加の有無
における引張強さとの関係を示すグラフである。
【図6】実施形態のインバータケースの平面図である。
【図7】実施形態のインバータケース等の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…インバータケース(アルミダイカスト製吸放熱部
品) 1a…放熱フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 秀敏 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 岡本 好司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 記伊 雅之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大西 謙一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイカストにより鋳造されたアルミニウム
    合金からなり、吸熱性又は放熱性が要求されるアルミダ
    イカスト製吸放熱部品において、 前記アルミニウム合金はSiの含有量が9.6質量%未
    満であることを特徴とするアルミダイカスト製吸放熱部
    品。
  2. 【請求項2】アルミニウム合金はSiの含有量が5.5
    質量%未満であることを特徴とする請求項1記載のアル
    ミダイカスト製吸放熱部品。
  3. 【請求項3】アルミニウム合金はSiの含有量が2.5
    質量%以上であることを特徴とする請求項1又は2記載
    のアルミダイカスト製吸放熱部品。
  4. 【請求項4】アルミニウム合金は0.05質量%以上の
    Feを含むことを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    アルミダイカスト製吸放熱部品。
  5. 【請求項5】アルミニウム合金は0.2質量%以下でM
    gを含むことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    のアルミダイカスト製吸放熱部品。
  6. 【請求項6】アルミニウム合金はCuを実質的に含まな
    いことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の
    アルミダイカスト製吸放熱部品。
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