JP2003089777A - 熱剥離型ダイ接着用シート、およびチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法 - Google Patents

熱剥離型ダイ接着用シート、およびチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法

Info

Publication number
JP2003089777A
JP2003089777A JP2001284625A JP2001284625A JP2003089777A JP 2003089777 A JP2003089777 A JP 2003089777A JP 2001284625 A JP2001284625 A JP 2001284625A JP 2001284625 A JP2001284625 A JP 2001284625A JP 2003089777 A JP2003089777 A JP 2003089777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
adhesive layer
heat
bonding
peelable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001284625A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Kiuchi
一之 木内
Toshiyuki Oshima
俊幸 大島
Shuto Murata
秋桐 村田
Yukio Arimitsu
幸生 有満
Masaaki Sato
正明 佐藤
Michio Kawanishi
道朗 川西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2001284625A priority Critical patent/JP2003089777A/ja
Publication of JP2003089777A publication Critical patent/JP2003089777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイ接着用接着剤層に固定された被着体を、
ダイ接着用接着剤層とともに、その剥離面を汚染させず
に加熱により剥離させることができる熱剥離型ダイ接着
用シートを提供する。 【解決手段】 熱剥離型ダイ接着用シートは、基材の少
なくとも片側に熱膨張性微小球を含有する熱膨張性粘弾
性層が形成されているとともに、該熱膨張性粘弾性層上
にダイ接着用接着剤層が粘着層を介して積層されている
ことを特徴とする。粘着層は、感圧接着剤及び/又はエ
ネルギー線硬化型粘着剤により構成されていてもよい。
ダイ接着用接着剤層が、多層構造(例えば、接着剤層、
フィルム、接着剤層の順で積層された多層構造)を有し
ていてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱剥離型ダイ接着
用シート、およびチップ状ワーク切断片のキャリアへの
固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回路パターンが形成された半導体ウエハ
は、必要に応じて、裏面の研削を行った後、適宜な大き
さの切断片(チップ)に分断され、該分断により得られ
たチップ状半導体ウエハ切断片(半導体チップ)は、キ
ャリア(チップキャリア)に接着剤を介して固着され
る。該固着に際しては、従来、キャリア上に直接接着剤
を塗布して、半導体チップを接着する方法が行われてい
たが、接着剤の塗布や半導体チップの接着の際にボイド
が混入し、リフロー工程にて剥離が生じたり、接着剤層
の厚みの不均一や接着剤のはみ出しなどの問題点があっ
た。
【0003】また、シート状のダイ接着用接着剤層を事
前にキャリアに貼り合わせた後に、半導体チップをマウ
ントする方法があるが、事前に半導体チップと同寸にダ
イ接着用接着剤層を切る必要があるため、工程数及び設
備の増加が不可欠となる。
【0004】他に、半導体ウエハにダイ接着用接着剤層
を予め設ける方法が試みられているが、ダイ接着用接着
剤層に対して剥離可能な支持基材と、ダイ接着用接着剤
層との密着性の調整が困難であり、しかも回転刃などに
よる切断工程の際にチップ飛びが起こるなどの問題があ
る。
【0005】さらに、従来の熱剥離性粘着シートの熱膨
張性粘着層上にダイ接着用接着剤層を設け、その上に半
導体ウエハを載置し、切断した後、加熱により半導体チ
ップと共にダイ接着用接着剤層を剥離する方法がある
(特開平03−268345号公報)。この方法は、上
記問題点を解決しうる優れた方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱剥離
性粘着シートの熱膨張性粘着層上に直接ダイ接着用接着
剤層を設けた場合、ダイ接着用接着剤層上に半導体ウエ
ハを圧着固定させて切断工程に供した後、加熱により半
導体ウエハの切断片を剥離させる剥離工程に供した時
に、熱剥離性粘着剤の粘着剤成分、さらに熱剥離性粘着
剤の微細な凝集破壊により、ダイ接着用接着剤層の剥離
面に汚染が生じる場合がある。このダイ接着用接着剤層
の汚染は、キャリアとの接着不良、あるいは半導体チッ
プをマウントした後のリフロー工程によりダイ接着用接
着剤層とキャリアとの界面にボイドが生じる原因となり
うる。
【0007】従って、本発明の目的は、ダイ接着用接着
剤層に固定された被着体を、ダイ接着用接着剤層ととも
に、その剥離面における汚染を抑制又は防止して、加熱
により剥離させることができる熱剥離型ダイ接着用シー
トを提供することにある。本発明の他の目的は、ダイ接
着用接着剤層上にワークを載置した後、切断工程、剥離
工程、キャリアへのダイマウント工程、およびリフロー
工程を経ても、製造の歩留まりの低下を抑制又は防止す
ることができるチップ状ワーク切断片のキャリアへの固
定方法、および該固定方法によるチップ接着キャリアを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、低汚染性を発現しうる
粘着剤による粘着層を介して、ダイ接着用接着剤層が熱
膨張性粘弾性層上に設けられた熱剥離型ダイ接着用シー
トを用いて、前記ダイ接着用接着剤層上に半導体ウエハ
等のワークを載置した後、チップ状に分断して、加熱に
よりチップ状ワーク切断片を剥離させても、ダイ接着用
接着剤層の剥離面には汚染が見られず、さらにチップ状
ワーク切断片をダイ接着用接着剤層を介してキャリアに
接着させても接着不良が生じず、しかもリフロー工程を
経てもダイ接着用接着剤層とキャリアとの界面にボイド
が生じていないことを見出し、本発明を完成させた。
【0009】すなわち、本発明は、基材の少なくとも片
側に熱膨張性微小球を含有する熱膨張性粘弾性層が形成
されているとともに、該熱膨張性粘弾性層上にダイ接着
用接着剤層が粘着層を介して積層されていることを特徴
とする熱剥離型ダイ接着用シートを提供する。
【0010】本発明では、粘着層は、感圧接着剤及び/
又はエネルギー線硬化型粘着剤により構成されていても
よい。
【0011】また、ダイ接着用接着剤層は、多層構造を
有していてもよく、例えば、接着剤層、フィルム、接着
剤層の順で積層された多層構造からなっていてもよい。
さらにまた、ダイ接着用接着剤層が、導電性物質を含有
することにより、導電性を有していてもよい。
【0012】本発明では、熱膨張性粘弾性層は、熱硬化
性樹脂、熱可塑性樹脂、感圧接着剤、エネルギー線硬化
型樹脂およびエネルギー線硬化型粘着剤から選択された
少なくとも一種の粘弾性物質により構成することができ
る。
【0013】本発明には、前記熱剥離型ダイ接着用シー
トのダイ接着用接着剤層上にワークを圧着し、チップ状
に分断した後、加熱により、チップ状ワーク切断片をダ
イ接着用接着剤層とともに、粘着層から剥離させて、ダ
イ接着用接着剤層を介してチップ状ワーク切断片をキャ
リアに接着固定することを特徴とするチップ状ワーク切
断片のキャリアへの固定方法も含まれる。
【0014】また、本発明には、前記熱剥離型ダイ接着
用シートが粘着物質を介して支持板に固定された熱剥離
型ダイ接着プレートのダイ接着用接着剤層上にワークを
圧着し、チップ状に分断した後、加熱により、チップ状
ワーク切断片をダイ接着用接着剤層とともに、粘着層か
ら剥離させて、ダイ接着用接着剤層を介してチップ状ワ
ーク切断片をキャリアに接着固定することを特徴とする
チップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法も含まれ
る。
【0015】これらのチップ状ワーク切断片のキャリア
への固定方法では、ワークとしては半導体ウエハを好適
に用いることができる。
【0016】さらにまた、本発明には、前記チップ状ワ
ーク切断片のキャリアへの固定方法により、ダイ接着用
接着剤層を介してチップ状ワーク切断片がキャリアに接
着固定されたチップ接着キャリアも含まれる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
必要に応じて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1
は、本発明の熱剥離型ダイ接着用シートの一例を示す概
略断面図である。図1において、1は熱剥離型ダイ接着
用シート、2は基材(支持基材)、3は熱膨張性粘弾性
層、4は粘着層、5はダイ接着用接着剤層、6はセパレ
ータである。図1では、基材1上に熱膨張性粘弾性層3
および粘着層4がこの順に設けられており、該粘着層4
の上にダイ接着用接着剤層5が設けられ、さらにダイ接
着用接着剤層5上にはセパレータ6が積層されている。
なお、本発明に係る熱剥離型ダイ接着用シート1は、シ
ート状、テープ状など適宜な形態を採りうる。
【0018】[基材]基材2は、熱膨張性粘弾性層3な
どの支持母体となるものであり、熱処理により機械的物
性を損なわない適宜な耐熱性を有するものが好ましい。
具体的には、基材2としては、硬質あるいは軟質プラス
チックフィルム、紙、不織布、金属箔や金属板など適宜
なものを使用できる。基材2は単独で又は2種以上組み
合わせて使用することができる。
【0019】また、熱膨張性粘弾性層3との密着性を向
上させるために、基材2の表面は、慣用の表面処理、例
えば、クロム酸処理、オゾン暴露、火炎暴露、高圧電撃
暴露、イオン化放射線処理等の化学的又は物理的処理、
下塗り剤によるコーティング処理等が施されていてもよ
い。
【0020】さらにまた、基材2の厚さは作業性を損な
わない範囲で適宜に選択できるが、熱膨張性粘着層3や
粘着層4にエネルギー線硬化性の物質を使用する際は、
エネルギー線の透過を阻害しないものが使用される。具
体的には、基材の厚さは、切断性や厚さの均一性の観点
より、一般的には1000μm以下(例えば、1〜10
00μm)、好ましくは1〜500μm、さらに好まし
くは3〜300μm、特に5〜250μm程度である。
【0021】[熱膨張性粘弾性層]熱膨張性粘弾性層3
は、加熱により、熱膨張性微小球が発泡及び/又は膨張
することにより、積層された粘着層4とダイ接着用接着
剤層5との接着面積を減少させ、粘着層4とダイ接着用
接着剤層5との粘着力を低下させて、ダイ接着用接着剤
層5に圧着された被着体の切断片(半導体チップ等のチ
ップ状ワーク切断片など)を剥離させる機能を有してい
る。このような熱膨張性粘弾性層3は、粘弾性物質中
に、熱膨張性を付与する熱膨張性微小球が配合された熱
膨張性微小球含有粘弾性組成物により形成することがで
きる。粘弾性物質における粘弾性は、熱処理による熱膨
張性微小球の発泡及び/又は膨張を阻害しない程度であ
ることが重要である。すなわち、粘弾性物質としては、
熱膨張性微小球の熱膨張を阻害しない、少なくとも一種
の粘弾性物質を用いることができる。このような粘弾性
物質としては、例えば、ゴム、樹脂や、粘着剤のうち、
加熱時に熱膨張性微小球の発泡及び/又は膨張を許容す
る適宜な粘弾性を有するものを用いることができる。例
えば、前記粘弾性物質としては、熱硬化性樹脂、熱可塑
性樹脂、感圧接着剤、エネルギー線硬化型樹脂およびエ
ネルギー線硬化型粘着剤から選択された少なくとも一種
の粘弾性物質などが挙げられる。粘弾性物質は単独で又
は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0022】より具体的には、粘弾性物質としては、例
えば、天然ゴムや合成ゴム、シリコーンゴムなどのゴ
ム;ポリウレタン系樹脂などの熱硬化性樹脂や、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステルやその誘
導体からなる共重合樹脂などの熱可塑性樹脂などの樹
脂、及びこれらのゴムや樹脂をベースポリマーとした粘
着剤などを用いることができる。このような粘弾性物質
としては、例えば、感圧接着剤(例えば、天然ゴムや各
種の合成ゴム等からなるゴム系感圧接着剤;(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルの単独又は共重合体や、該エ
ステルと、このエステルに対して共重合可能な他の不飽
和単量体との共重合体等からなるアクリル系感圧接着
剤;シリコーン系感圧接着剤など)、熱硬化性樹脂(例
えば、エポキシ系樹脂、不飽和エステル系樹脂、熱硬化
性アクリル系樹脂、フェノール系樹脂など)、熱可塑性
樹脂(例えば、飽和ポリエステル系樹脂、熱可塑性ポリ
ウレタン系樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂など)な
どが挙げられる。特に粘弾性物質としては感圧接着剤が
好適である。
【0023】なお、粘弾性物質は、感圧接着剤、熱硬化
性樹脂、および熱可塑性樹脂から選択された少なくとも
2種からなるブレンド系であってもよい。粘弾性物質に
は、必要に応じて、粘着付与剤、架橋剤など、適宜な添
加剤を添加することができる。また、溶媒が用いられて
いてもよい。
【0024】また、粘弾性物質としては、熱膨張性微小
球の熱膨張を阻害しない範囲であれば、エネルギー線硬
化性樹脂や、エネルギー線硬化型粘着剤(エネルギー線
硬化性アクリル系粘着剤など)であってもよい。なお、
エネルギー線反応性官能基を粘弾性物質中へ化学的に導
入することも可能である。
【0025】本発明では、熱膨張性粘弾性層は、熱硬化
性樹脂、熱可塑性樹脂、感圧接着剤、エネルギー線硬化
性樹脂およびエネルギー線硬化型粘着剤から選択された
少なくとも一種の粘弾性物質により構成されていること
が好ましい。
【0026】熱膨張性微小球としては、加熱により容易
に気化して膨張する物質(例えば、イソブタン、プロパ
ン、ペンタンなど)を弾性を有する殻内に内包した微小
球(マイクロカプセル)を好適に用いることができる。
前記殻は、熱溶融性物質や熱膨張により破壊する物質で
形成される場合が多い。前記殻を形成する物質として、
例えば、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリメ
チルメタクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリスルホンなどが挙げられる。熱膨張性
微小球は、慣用の方法、例えば、コアセルベーション
法、界面重合法、インサイト重合法などにより製造でき
る。
【0027】熱膨張性微小球は単独で又は2種以上組み
合わせて使用することができる。なお、熱膨張性微小球
としては、例えば、松本油脂製薬株式会社製の商品名
「マツモトマイクロスフェア」のシリーズ(例えば、商
品名「マツモトマイクロスフェアF100SD」、同
「マツモトマイクロスフェアF50D」など)などの市
販品を利用することができる。
【0028】なお、加熱処理により熱膨張性粘弾性層の
接着力を効率よく低下させるため、熱膨張性微小球とし
ては、体積膨張率が5倍以上(好ましくは7倍以上、特
に10倍以上)となるまで破裂しない適度な強度を有し
ていることが好ましい。
【0029】熱膨張性微小球の配合量は粘弾性物質10
0重量部に対して、通常5〜200重量部、好ましくは
10〜100重量部である。配合量が少ないと十分な剥
離性が得られず、一方多すぎると粘弾性物質の凝集破壊
を生じやすくなる。
【0030】熱膨張性粘弾性層3の厚さは、例えば、3
00μm以下(例えば、1〜300μm)、好ましくは
200μm以下(例えば、5〜200μm)の範囲から
選択することができる。また、熱膨張性粘弾性層3の厚
さとしては、前記範囲の中でも、熱膨張性微小球の粒径
を緩和し、表面平滑性が発現しうる厚さであることも重
要である。
【0031】熱膨張性粘弾性層3には、上記成分の他、
粘着付与剤などの適宜な添加剤が配合されていてもよ
い。
【0032】熱膨張性粘弾性層3は、例えば、熱膨張性
微小球、粘弾性物質、さらに必要に応じて添加剤、溶媒
等を含むコーティング液(熱膨張性微小球含有粘弾性組
成物)を基材上に塗布する方式、適当なセパレータ(剥
離紙など)上に前記コーティング液を塗布して熱膨張性
粘弾性層を形成し、これを基材2上に転写(移着)する
方法など、慣用の方法により形成できる。
【0033】[粘着層]粘着層4は、加熱して剥離させ
る熱処理の際、熱膨張性粘弾性層3中の熱膨張性微小球
の膨張によるダイ接着用接着剤層5への応力集中を緩和
し、熱膨張性粘弾性層3中の粘弾性物質の凝集破壊を防
ぐ機能を有することができる。また、高いゲル分率[通
常、90重量%以上(好ましくは95重量%以上)のゲ
ル分率]を有することにより、粘着層4の粘着剤中に含
まれている遊離成分によるダイ接着用接着剤層5の剥離
面における汚染を低減する機能も合わせ持つことができ
る。さらに、粘着層4は、熱処理により熱膨張性粘弾性
層3中の熱膨張性微小球が変形した際の凹凸形状に追従
して、ダイ接着用接着剤層5との接触面積を低下させる
ことにより、効率よく粘着力の低下を発現する機能をも
有していることが好ましい。このような観点から、粘着
層4は、上記熱膨張性粘弾性層3における粘弾性物質と
して例示された粘着剤を用いることができる。粘着剤は
単独で又は2種以上組み合わせて使用することができ
る。
【0034】本発明では、粘着層4に係る粘着剤として
は、感圧接着剤、エネルギー線硬化型粘着剤を好適に用
いることができる。感圧接着剤には、前述のように、例
えば、天然ゴムや各種の合成ゴム等からなるゴム系感圧
接着剤、(メタ)アクリル酸アルキルエステルとこのエ
ステルに対して共重合可能な他の不飽和単量体との共重
合体等からなるアクリル系感圧接着剤、シリコーン系感
圧接着剤などが含まれる。感圧接着剤としては、アクリ
ル系感圧接着剤が好適である。アクリル系感圧接着剤と
しては、より具体的には、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル
基、イソノニル基、イソデシル基、ドデシル基、ラウリ
ル基、トリデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、
エイコシル基、などの炭素数が20以下のアルキル基を
有するアクリル酸ないしメタクリル酸等のアクリル酸ア
ルキルエステル、アクリル酸、メタクリル酸、イコタン
酸、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロ
キシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリ
ル酸ヒドロキシプロピル、N−メチロールアクリルアミ
ド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル
酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、酢酸ビニル、
スチレン、イソプレン、ブタジエン、イソブチレン、ビ
ニルエーテルなどを主成分とするアクリル系ポリマーを
ベースポリマーとしている。
【0035】また、エネルギー線硬化型粘着剤は、粘着
性を有するとともに、エネルギー線により硬化すること
ができる粘着剤である。該エネルギー線による硬化によ
り、接着力が低下する。エネルギー線硬化型粘着剤は、
通常、粘弾性を有する母剤(粘着剤)中に、エネルギー
線硬化性を付与するためのエネルギー線硬化性化合物
(又はエネルギー線硬化性樹脂)を配合した組成物によ
り構成されている。
【0036】前記母剤としては、例えば、天然ゴムや合
成ゴムからなるゴム系粘着剤;シリコーンゴムからなる
粘着剤;(メタ)アクリル酸アルキルエステル[例え
ば、(メタ)アクリル酸のメチルエステル、エチルエス
テル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチ
ルエステル、イソブチルエステル、ヘキシルエステル、
オクチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、イソ
オクチルエステル、イソデシルエステル、ドデシルエス
テルなどのC1-20アルキルエステルなど]の単独又は共
重合体や、該(メタ)アクリル酸アルキルエステルと他
のモノマー[例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸などの
カルボキシル基若しくは酸無水物基含有モノマー;(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのヒドロキシ
ル基含有モノマー;スチレンスルホン酸などのスルホン
酸基含有モノマー;2−ヒドロキシエチルアクリロイル
ホスフェートなどのリン酸基含有モノマー;(メタ)ア
クリルアミドなどのアミド基含有モノマー;(メタ)ア
クリル酸アミノエチルなどのアミノ基含有モノマー;
(メタ)アクリル酸メトキシエチルなどのアルコキシ基
含有モノマー;N−シクロヘキシルマレイミドなどのイ
ミド基含有モノマー;酢酸ビニルなどのビニルエステル
類;N−ビニルピロリドンなどのビニル基含有複素環化
合物;スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系
モノマー;アクリロニトリルなどのシアノ基含有モノマ
ー;(メタ)アクリル酸グリシジルなどのエポキシ基含
有アクリル系モノマー;ビニルエーテルなどのビニルエ
ーテル系モノマー等]との共重合体からなるアクリル系
粘着剤;ポリウレタン系粘着剤などを用いることができ
る。好ましい母剤にはアクリル系粘着剤が含まれる。母
剤は1種の成分で構成されていてもよく、2種以上の成
分で構成されていてもよい。
【0037】エネルギー線硬化性化合物としては、可視
光線、紫外線、電子線などのエネルギー線により硬化可
能なものであれば特に限定されないが、エネルギー線照
射後の粘着層4の3次元網状化が効率よくなされるもの
が好ましい。エネルギー線硬化性化合物は1種を単独で
又は2種以上を組み合わせて使用できる。
【0038】エネルギー線硬化性化合物の具体的な例と
して、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールモノ
ヒドロキシペンタアクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレート、1,4−ブチレングリコールジ
アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート等が挙げら
れる。また、エネルギー線硬化性化合物としてエネルギ
ー線硬化性樹脂を用いてもよく、該エネルギー線硬化性
樹脂としては、例えば、分子末端に(メタ)アクリロイ
ル基を有するエステル(メタ)アクリレート、ウレタン
(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレー
ト、メラミン(メタ)アクリレート、アクリル樹脂(メ
タ)アクリレート、分子末端にアリル基を有するチオー
ル−エン付加型樹脂や光カチオン重合型樹脂、ポリビニ
ルシンナマート等のシンナモイル基含有ポリマー、ジア
ゾ化したアミノノボラック樹脂やアクリルアミド型ポリ
マーなど、感光性反応基含有ポリマーあるいはオリゴマ
ーなどが挙げられる。さらに高エネルギー線で反応する
ポリマーとしては、エポキシ化ポリブタジエン、不飽和
ポリエステル、ポリグリシジルメタクリレート、ポリア
クリルアミド、ポリビニルシロキサンなどが挙げられ
る。なお、エネルギー線硬化性樹脂を使用する場合に
は、前記母剤は必ずしも必要でない。
【0039】エネルギー線硬化性化合物の配合量は、例
えば、母剤100重量部に対して、5〜500重量部、
好ましくは15〜300重量部、さらに好ましくは20
〜150重量部程度の範囲である。
【0040】また、エネルギー線硬化型粘着剤として
は、紫外線(UV)反応性粘着ポリマーを用いることも
できる。該紫外線反応性粘着ポリマーとしては、例え
ば、ヒドロキシル基やカルボキシル基などの活性官能基
を起点として化学反応によりアクリルポリマー分子中に
ビニル基などの感光性官能基含有化合物を導入した感光
性アクリル粘着剤などが挙げられる。紫外線反応性粘着
ポリマーは、単独若しくは2種以上の混合物として使用
することができる。
【0041】エネルギー線硬化型粘着剤には、上記成分
のほか、エネルギー線硬化性化合物を硬化させるための
エネルギー線重合開始剤、及びエネルギー線硬化前後に
適切な粘弾性を得るために、熱重合開始剤、架橋剤、粘
着付与剤、加硫剤等の適宜な添加剤が必要に応じて配合
されていてもよい。なお、前記エネルギー線重合開始剤
とともにエネルギー線重合促進剤を併用することもでき
る。
【0042】エネルギー線硬化型粘着剤としては、母剤
としてアクリル系粘着剤が用いられているエネルギー線
硬化性アクリル系粘着剤を好適に用いることができる。
【0043】本発明では、粘着層4に係る粘着剤として
は、特に粘着力の調整などの点から、アクリル系粘着剤
を好適に用いることができる。上記の特性を満たす範囲
であれば、アクリル系粘着剤としては、アクリル系感圧
接着剤、エネルギー線硬化性アクリル系粘着剤のどちら
であってもよい。
【0044】また、粘着層4の厚さは特に制限されない
が、良好な剥離性を発現するためには、例えば、100
μm以下、好ましくは0.1〜50μm、さらに好まし
くは0.1〜10μmの範囲であることが望ましい。
【0045】粘着層4は、例えば、粘着剤、さらに必要
に応じて添加剤、溶媒等を含むコーティング液を熱膨張
性粘弾性層3上に塗布する方式、適当なセパレータ(剥
離紙など)上に前記コーティング液を塗布して粘着層4
を形成し、これを熱膨張性粘弾性層3上に転写(移着)
する方法など、慣用の方法により形成できる。
【0046】[ダイ接着用接着剤層]ダイ接着用接着剤
層5は、該層5上に圧着されているワーク(半導体ウエ
ハなど)をチップ状に切断する際には、ワークに密着し
て支持し、チップ状ワーク切断片(半導体チップなど)
をマウントする際には該切断片とキャリアとの接着剤層
として作用する機能を有している。特に、ダイ接着用接
着剤層5としては、ワークの切断の際に切断片を飛散さ
せない接着性を有していることが重要である。ダイ接着
用接着剤層5は、通常のダイ接着剤により形成すること
ができる。ダイ接着剤としては、シート状にできうるも
のが好ましい。具体的には、ダイ接着剤としては、例え
ば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂からなるダイ接着剤を
好適に用いることができる。ダイ接着剤は単独で又は2
種以上組み合わせて使用することができる。
【0047】ダイ接着剤において、熱可塑性樹脂(熱可
塑性ダイ接着剤)としては、例えば、飽和ポリエステル
系樹脂、熱可塑性ポリウレタン系樹脂、アミド系樹脂
(ナイロン系樹脂)、イミド系樹脂などが挙げられる。
また、熱硬化性樹脂(熱硬化性ダイ接着剤)としては、
例えば、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、
熱硬化性アクリル系樹脂、フェノール系樹脂などが挙げ
られる。熱硬化性樹脂としては、脱溶媒化し、シート
化、Bステージ化した熱硬化性樹脂が好適である。な
お、これらの熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂との混合物も
Bステージ化された状態で使用できる。
【0048】なお、本発明では、ガラス転移温度の高い
シリコーン系、ゴム系、ウレタン系、イミド系、アクリ
ル系などの樹脂を使用することもできる。
【0049】また、ダイ接着用接着剤層5には、導電性
の付与、熱伝導性の向上などを目的として、導電性物質
(導電フィラー)が配合されていてもよい。導電性物質
としては、銀、アルミニウム、金、銅、ニッケル、導電
性合金などの球状、針状、フレーク状の金属粉、アルミ
ナなどの金属酸化物、アモルファスカーボンブラック、
グラファイトなどが挙げられる。
【0050】なお、ダイ接着用接着剤層5は、ガラス転
移温度の異なる熱可塑性樹脂、熱硬化温度の異なる熱硬
化性樹脂を適宜に組み合わせて、2層以上の多層構造を
有していてもよい。
【0051】さらに、ワーク(半導体ウエハなど)の切
断工程にて切削水を使用することから、ダイ接着剤が吸
湿して、常態以上の含水率になる場合がある。このよう
な高含水率のまま、キャリアへ接着させると、アフター
キュアの段階で接着界面に水蒸気が溜まり、浮きが発生
する場合がある。従って、ダイ接着用接着剤層5とし
て、透湿性の高いフィルムをダイ接着剤で挟んだ構成と
すると、アフターキュアの段階で、水蒸気はフィルムを
通じて拡散され、かかる問題を回避することが可能とな
る。従って、ダイ接着用接着剤層5は、接着剤層、フィ
ルム、接着剤層の順で積層された多層構造からなってい
てもよい。
【0052】ダイ接着用接着剤層5の厚さは、特に制限
されず、例えば、5〜100μm、好ましくは10〜5
0μm程度である。
【0053】[セパレータ]本発明では、熱剥離型ダイ
接着用シート1は、図1で示されているように、セパレ
ータ6により、ダイ接着用接着剤層5が保護されていて
もよい。すなわち、セパレータ6は任意に設けることが
できる。セパレータ6は、実用に供するまでダイ接着用
接着剤層5を保護する保護材としての機能を有してい
る。また、セパレータ6は、さらに、粘着層4にダイ接
着用接着剤層5を転写する際の支持基材としての機能を
も有することができる。もちろん、セパレータ6は、熱
剥離型ダイ接着用シート1のダイ接着用接着剤層5上に
被着体(特に、半導体ウエハなどのワーク)を貼着する
際に剥がされる。セパレータとしては、ポリエチレン、
ポリプロピレンや、フッ素樹脂からなる表面エネルギー
の低いフィルム、シリコーン系剥離剤、フッ素系剥離
剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤など剥離剤によ
り表面コートされたプラスチックフィルムや紙などが挙
げられる。
【0054】本発明の熱剥離型ダイ接着用シート1は、
例えば、チップ状に切断加工を施す前の被着体(例え
ば、半導体ウエハなどのワーク)を固定させる際に用い
ることができる。具体的には、熱剥離型ダイ接着用シー
ト1を用いると、ワークを固定させて切断工程に供し
て、ワークを容易にチップ状に切断することができる。
特にワークを強固に固定することができるので、貼着固
定した状態で切断加工を施しても、ワーク又はそのチッ
プ状に切断されたチップ状ワーク切断片(半導体チップ
など)の飛散を抑制又は防止することができる。このよ
うな切断工程における切断方法は特に制限されない。例
えば、図2で示されるように、ワークとしての半導体ウ
エハ7とダイ接着用接着剤層5とを完全に切断すると、
半導体ウエハなどのワークの切断片の個別剥離に有利と
なる。なお、基材2は切断しない方が取り扱いは有利で
ある。
【0055】このような被着体としてのワークとして
は、例えば、半導体ウエハ、多層基板、一括封止モジュ
ールなどを用いることができる。本発明では、被着体又
はワークとしては、半導体ウエハを好適に用いることが
できる。なお、被着体としては、例えば、容易に変形さ
れるような変形型被着体であってもよく、変形すること
が困難である非変形型被着体(半導体ウエハなど)であ
ってもよい。
【0056】図2は、図1に係る熱剥離型ダイ接着用シ
ートに半導体ウエハを貼着固定して切断する際の切り込
み線を示す概略断面図である。図2において、7は半導
体ウエハ、8は切り込み線である。従って、図2は、ワ
ークとして半導体ウエハを用いた場合を示している。ま
た、1〜6は前記図1と同様である。切断工程で切断す
る際の切り込み線8は、半導体ウエハ7から粘着層4を
越えて熱膨張性粘弾性層3にまで到達して、半導体ウエ
ハ7とダイ接着用接着剤層5とを完全に切断している。
しかし、切り込み線8は基材2までは達していない。
【0057】また、本発明の熱剥離型ダイ接着用シート
1は、サポートウエハ工法においても使用することが可
能である。図3は、図1に係る熱剥離型ダイ接着用シー
トを有する熱剥離型ダイ接着プレートに半導体ウエハを
貼着固定して切断する際の切り込み線を示す概略断面図
である。具体的には、熱剥離型ダイ接着プレートは、熱
剥離型ダイ接着用シートが粘着物質を介して支持板に固
定されたものであり、熱剥離型ダイ接着プレートのダイ
接着用接着剤層上に半導体ウエハ等のワークを圧着して
固定させることができる。図3において、9は粘着物質
層、10は支持板である。また、1、7は前記図2と同
様である。熱剥離型ダイ接着用シート1において、粘着
物質層9側の面は基材2であり、半導体ウエハ7側の面
はダイ接着用接着剤層5である。なお、切断加工する際
の切り込み線は、該図3では図示されていないが、前記
図2と同様に、半導体ウエハ7から熱剥離型ダイ接着用
シート1の粘着層4を越えて熱膨張性粘弾性層3にまで
到達して、半導体ウエハ7とダイ接着用接着剤層5とを
完全に切断している。
【0058】粘着物質層9における粘着物質としては、
例えば、前記粘着層4に係る粘着剤と同様の粘着剤や、
前記熱膨張性粘弾性層3に係る熱膨張性微小球含有粘弾
性組成物(粘弾性物質中に熱膨張性を付与する熱膨張性
微小球が配合されたもの)と同様の熱膨張性微小球含有
粘弾性組成物などを用いることができる。すなわち、粘
着物質層9は、熱剥離性を有していてもよく、有してい
なくてもよい。なお、粘着物質層9が熱剥離性を有して
いる場合、粘着物質としては、熱剥離型ダイ接着用シー
ト1の剥離工程における加熱温度よりも高い温度で熱剥
離性を発現する熱膨張性微小球含有粘弾性組成物が好ま
しい。一方、支持板10としては、特に制限されず、例
えば、サポートウエハ工法において慣用的に用いられる
台座ウエハ(例えば、ガラスウエハ、シリコンウエハ
等)などを用いることができる。
【0059】前記切断工程の後、加熱処理を施して、熱
剥離型ダイ接着用シート1からチップ状半導体ウエハ切
断片(半導体チップ)等のチップ状ワーク切断片を剥離
させる剥離工程に供することができる。該剥離工程で
は、加熱により、熱膨張性粘弾性層3の熱膨張性微小球
を発泡及び/又は膨張させることにより、粘着層4とダ
イ接着用接着剤層5との剥離を容易に行うことができ
る。この剥離では、前述のように、粘着層4が、熱膨張
性粘弾性層3中の熱膨張性微小球の膨張によるダイ接着
用接着剤層5への応力集中を緩和することにより熱膨張
性粘弾性層3中の粘弾性物質の凝集破壊を防ぎつつ、熱
膨張性粘弾性層3中の熱膨張性微小球が変形した際の凹
凸形状に追従することによりダイ接着用接着剤層5との
接触面積を低下させている。そのため、ダイ接着用接着
剤層5の剥離面を汚染させることなく、効率よく粘着層
4とダイ接着用接着剤層5と間の粘着力を低下又は消失
させて、チップ状ワーク切断片(チップ状半導体ウエハ
切断片など)をダイ接着用接着剤層5とともに容易に剥
離させることができる。
【0060】前記剥離工程における加熱処理は、熱風乾
燥器、熱板、赤外線照射などによる適宜な加熱方法によ
り行うことができる。加熱温度は、熱膨張性粘弾性層3
中の熱膨張性微小球の発泡開始温度以上であればよい。
【0061】剥離後に得られたチップ状ワーク切断片
(チップ状半導体ウエハ切断片など)は、キャリアに接
着させるキャリアへのダイマウント工程に供することが
できる。すなわち、チップ状半導体ワーク切断片は、該
切断片とともに剥離されたダイ接着用接着剤層5を介し
て、リードフレーム、TABフィルム、基板などのキャ
リア(チップキャリア)に接着させることができる。
【0062】なお、ダイ接着用接着剤層を介してチップ
状半導体ワーク切断片がキャリアに接着固定されたチッ
プ接着キャリアは、リフロー工程に供することができ
る。
【0063】従って、本発明の熱剥離型ダイ接着用シー
トによれば、被着体(例えば、半導体ウエハなどのワー
ク)をダイ接着用接着剤層に貼着固定した後、被着体の
切断片とともに剥離されるダイ接着用接着剤層の剥離面
には汚染が生じていないので、被着体の切断片(例え
ば、チップ状半導体ウエハ切断片などのチップ状ワーク
切断片)を、ダイ接着用接着剤層を介してキャリアに接
着させても接着不良が生じず、しかも、さらにリフロー
工程を経てもダイ接着用接着剤層とキャリアとの界面に
ボイドを生じさせない。そのため、例えば、ダイ接着用
接着剤層上にワーク(半導体ウエハなど)を載置した
後、切断工程、剥離工程、キャリアへのダイマウント工
程、およびリフロー工程を経ても、製造の歩留まりの低
下を抑制又は防止することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明の熱剥離型ダイ接着用シートを用
い、ダイ接着用接着剤層上に被着体を固定すると、前記
ダイ接着用接着剤層の剥離面に汚染を生じさせることな
く、加熱により、ダイ接着用接着剤層と粘着層との界面
で剥離させることができる。従って、ダイ接着用接着剤
層上に半導体ウエハ等のワークを載置した後、切断工
程、剥離工程、キャリアへのダイマウント工程、および
リフロー工程を経ても、製造の歩留まりの低下を抑制又
は防止することができる。
【0065】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定さ
れるものではない。 (実施例1)基材として厚さ50μmのポリエステルフ
ィルムを用い、その上に下記のアクリル系粘着剤(A)
100重量部中に、発泡温度が120℃である熱膨張性
微小球(商品名「マツモトマイクロスフェアF50D」
松本油脂製薬社製)40重量部、架橋剤(商品名「コロ
ネートHL」日本ポリウレタン工業社製)2.5重量部
を添加して得られた組成物からなる熱膨張性粘弾性層
(厚さ50μm)を形成し、さらに該熱膨張性粘弾性層
上に、下記のアクリル系粘着剤(B)100重量部中
に、架橋剤(商品名「コロネートHL」日本ポリウレタ
ン工業社製)4重量部を添加して得られた組成物からな
る粘着層(厚さ2μm)を形成した。
【0066】さらにまた、別途、離型処理したポリエス
テルフィルム上に、Bステージ化したエポキシ系ダイ接
着剤(ビスフェノールA型エポキシ酸無水物)からなる
ダイ接着用接着剤層(厚さ10μm)を形成した後、該
ダイ接着用接着剤層を、前述のアクリル系粘着剤(B)
からなる粘着層上に転写して、熱剥離型ダイ接着用シー
トを得た。
【0067】・アクリル系粘着剤(A):エチルアクリ
レート80重量部、2−エチルヘキシルアクリレート2
0重量部および2−ヒドロキシブチルアクリレート8重
量部からなるアクリル系ポリマー(重量平均分子量:5
5万)をベースポリマーとするアクリル系粘着剤 ・アクリル系粘着剤(B):エチルアクリレート80重
量部、ブチルアクリレート15重量部、メチルメタクリ
レート5重量部および2−ヒドロキシブチルアクリレー
ト5重量部からなるアクリル系ポリマー(重量平均分子
量:60万)をベースポリマーとするアクリル系粘着剤
【0068】(実施例2)エポキシ系ダイ接着剤からな
るダイ接着用接着剤層に代えて、ポリエステル系熱可塑
性ダイ接着剤からなるダイ接着用接着剤層(厚さ10μ
m)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、熱剥離
型ダイ接着用シートを得た。
【0069】(実施例3)エポキシ系ダイ接着剤ととも
に、フレーク状銀粉末を前記エポキシ系ダイ接着剤10
0重量部に対して60重量部用いて得られたダイ接着用
接着剤層(厚さ10μm)を用いたこと以外は実施例1
と同様にして、熱剥離型ダイ接着用シートを得た。
【0070】(実施例4)アクリル系粘着剤B及び架橋
剤を含む組成物からなる粘着層に代えて、下記の紫外線
硬化性アクリル系粘着剤(C)100重量部中に光反応
開始剤3.5重量部を添加して得られた組成物からなる
粘着層を用いたこと以外は実施例1と同様にして、熱剥
離型ダイ接着用シートを得た。 ・紫外線硬化性アクリル系粘着剤(C):アクリル系粘
着剤B中の2−ヒドロキシブチルアクリレートに対して
0.6当量のメタクリロイルオキシブチレンイソシアネ
ートを付加反応させた感光性アクリル系粘着剤
【0071】(比較例1)粘着層を設けなかったこと以
外は実施例1と同様にして、熱剥離型ダイ接着用シート
を得た。
【0072】(比較例2)熱膨張性粘弾性層に熱膨張性
微小球を添加しなかったこと以外は実施例1と同様にし
て、ダイ接着用シートを得た。すなわち、該比較例2に
おいて、実施例1の熱膨張性粘弾性層に対応する層は、
熱膨張性微小球を含有していないので、熱膨張性を有し
ていない。
【0073】(評価)実施例1〜4および比較例1で得
られた熱隔離型ダイ接着用シートと、比較例2で得られ
たダイ接着用シートとを用いて、以下の方法により、ダ
イ接着用接着剤層を有する半導体チップを作製して、剥
離性を評価した。
【0074】(ダイ接着用接着剤層を有する半導体チッ
プの作製方法)先ず、実施例1〜4および比較例1に係
る熱隔離型ダイ接着用シートおよび比較例2に係るダイ
接着用シートと、半導体ウエハとを、温度70℃の条件
で、熱ラミネーター方法により圧着したのち、回転丸刃
により10mm角のチップに切断した。次いで、120
℃のホットプレート上で、ダイ接着シート側より加熱し
た。その後(但し、実施例4は紫外線を460mJ照射
した後)、熱剥離型ダイ接着用シート及びダイ接着用シ
ートの基材側よりニードルで個々のチップを突き上げ、
エアピンセットでピックアップして、ダイ接着用接着剤
層を有する半導体チップを得た。その結果、比較例2に
係るダイ接着用シートを用いたものを除いて、全て良好
な剥離が可能であった。すなわち、実施例1〜4及び比
較例1に係る熱剥離型ダイ接着用シートに半導体ウエハ
を固定したものでは、半導体チップをダイ接着用接着剤
層とともに良好に剥離して、ダイ接着用接着剤層を有す
る半導体チップを得ることができた。
【0075】次に、得られたダイ接着用接着剤層を有す
る半導体チップ(すなわち、実施例1〜4及び比較例1
に係る熱剥離型ダイ接着用シートを用いることにより得
られたダイ接着用接着剤層を有する半導体チップ)を、
200℃のホットプレート上に置かれたリードフレーム
のダイパット部分に熱圧着して、チップ接着キャリア
(半導体チップ接着キャリア)を得た。この熱圧着の
際、すべてのチップ接着キャリアにおいて、チップの位
置ずれや、チップの傾きは起こらなかったが、比較例1
に係るチップ接着キャリアについてのみ、一部のチップ
とダイパットとの界面でボイドの発生が認められた。
【0076】さらに、接着後、何れの場合も200℃の
温度で20分間のアフターキュアを行こない、温度20
0℃雰囲気下でのチップとダイパットとのせん断接着力
を測定したところ、実施例1〜4は何れも20N/5m
2以上の良好な接着力を示したのに対し、比較例1で
は実施例1〜4よりも30%低いせん断接着力しか得ら
れず、また、比較例1にて得られたチップ接着キャリア
のみ、全てチップとダイパットとの間でボイドが発生し
ていた。
【0077】以上より、本発明による熱剥離型ダイ接着
用シートを用いた場合は、各工程において良好な作業性
を示し、且つ、得られるチップ接着キャリアも良好な品
質を有することが認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱剥離型ダイ接着用シートの一例を示
す概略断面図である。
【図2】図1に係る熱剥離型ダイ接着用シートに半導体
ウエハを貼着固定して切断する際の切り込み線を示す概
略断面図である。
【図3】図1に係る熱剥離型ダイ接着用シートを有する
熱剥離型ダイ接着プレートに半導体ウエハを貼着固定し
て切断する際の切り込み線を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 熱剥離型ダイ接着用シート 2 基材 3 熱膨張性粘弾性層 4 粘着層 5 ダイ接着用接着剤層 6 セパレータ 7 半導体ウエハ 8 切り込み線 9 粘着物質層 10 支持板
フロントページの続き (72)発明者 村田 秋桐 大阪府茨木市下穂積一丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 有満 幸生 大阪府茨木市下穂積一丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 佐藤 正明 大阪府茨木市下穂積一丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 川西 道朗 大阪府茨木市下穂積一丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4J004 AA01 AA05 AA10 AA11 AA12 AA13 AA14 AA15 AA16 AB01 AB06 CA08 CB01 CB02 CC03 DA04 DA05 DB03 DB04 FA05 GA01 4J040 JA09 JB08 JB09 JB10 KA32 LA09 MA10 MB05 NA20 PA42 5F047 BA23 BA33 BA37 BA40 BA52 BB03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも片側に熱膨張性微小球
    を含有する熱膨張性粘弾性層が形成されているととも
    に、該熱膨張性粘弾性層上にダイ接着用接着剤層が粘着
    層を介して積層されていることを特徴とする熱剥離型ダ
    イ接着用シート。
  2. 【請求項2】 粘着層が、感圧接着剤及び/又はエネル
    ギー線硬化型粘着剤により構成されている請求項1記載
    の熱剥離型ダイ接着用シート。
  3. 【請求項3】 ダイ接着用接着剤層が、多層構造を有し
    ている請求項1又は2記載の熱剥離型ダイ接着用シー
    ト。
  4. 【請求項4】 ダイ接着用接着剤層が、接着剤層、フィ
    ルム、接着剤層の順で積層された多層構造からなる請求
    項3記載の熱剥離型ダイ接着用シート。
  5. 【請求項5】 ダイ接着用接着剤層が、導電性物質を含
    有することにより、導電性を有している請求項1〜4の
    何れかの項に記載の熱剥離型ダイ接着用シート。
  6. 【請求項6】 熱膨張性粘弾性層が、熱硬化性樹脂、熱
    可塑性樹脂、感圧接着剤、エネルギー線硬化型樹脂およ
    びエネルギー線硬化型粘着剤から選択された少なくとも
    一種の粘弾性物質により構成されている請求項1〜5の
    何れかの項に記載の熱剥離型ダイ接着用シート。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜6の何れかの項に記載の
    熱剥離型ダイ接着用シートのダイ接着用接着剤層上にワ
    ークを圧着し、チップ状に分断した後、加熱により、チ
    ップ状ワーク切断片をダイ接着用接着剤層とともに、粘
    着層から剥離させて、ダイ接着用接着剤層を介してチッ
    プ状ワーク切断片をキャリアに接着固定することを特徴
    とするチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜6の何れかの項に記載の
    熱剥離型ダイ接着用シートが粘着物質を介して支持板に
    固定された熱剥離型ダイ接着プレートのダイ接着用接着
    剤層上にワークを圧着し、チップ状に分断した後、加熱
    により、チップ状ワーク切断片をダイ接着用接着剤層と
    ともに、粘着層から剥離させて、ダイ接着用接着剤層を
    介してチップ状ワーク切断片をキャリアに接着固定する
    ことを特徴とするチップ状ワーク切断片のキャリアへの
    固定方法。
  9. 【請求項9】 ワークが半導体ウエハである請求項7又
    は8記載のチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方
    法。
  10. 【請求項10】 前記請求項7〜9の何れかの項に記載
    のチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法によ
    り、ダイ接着用接着剤層を介してチップ状ワーク切断片
    がキャリアに接着固定されたチップ接着キャリア。
JP2001284625A 2001-09-19 2001-09-19 熱剥離型ダイ接着用シート、およびチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法 Pending JP2003089777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001284625A JP2003089777A (ja) 2001-09-19 2001-09-19 熱剥離型ダイ接着用シート、およびチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001284625A JP2003089777A (ja) 2001-09-19 2001-09-19 熱剥離型ダイ接着用シート、およびチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003089777A true JP2003089777A (ja) 2003-03-28

Family

ID=19107913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001284625A Pending JP2003089777A (ja) 2001-09-19 2001-09-19 熱剥離型ダイ接着用シート、およびチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003089777A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100646069B1 (ko) 2005-04-29 2006-11-14 엘에스전선 주식회사 반도체용 다이싱 다이 접착 필름
KR100673685B1 (ko) 2005-04-29 2007-01-24 엘에스전선 주식회사 반도체용 접착 필름
JP2010056409A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Hitachi Chem Co Ltd 半導体ウェハ加工用接着フィルム
JP2010129700A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Nitto Denko Corp ダイシング・ダイボンドフィルム及び半導体装置の製造方法
JP2010129701A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Nitto Denko Corp ダイシング・ダイボンドフィルム及び半導体装置の製造方法
JP2010262970A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Nitto Denko Corp 積層フィルム及び半導体装置の製造方法
WO2015104986A1 (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 日東電工株式会社 フィルム状接着剤、フィルム状接着剤付きダイシングテープ、半導体装置の製造方法、及び半導体装置
JP2015160936A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 ソマール株式会社 粘着シート及び加工済み被着体の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000248240A (ja) * 1999-03-01 2000-09-12 Nitto Denko Corp 加熱剥離型粘着シート

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000248240A (ja) * 1999-03-01 2000-09-12 Nitto Denko Corp 加熱剥離型粘着シート

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100646069B1 (ko) 2005-04-29 2006-11-14 엘에스전선 주식회사 반도체용 다이싱 다이 접착 필름
KR100673685B1 (ko) 2005-04-29 2007-01-24 엘에스전선 주식회사 반도체용 접착 필름
JP2010056409A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Hitachi Chem Co Ltd 半導体ウェハ加工用接着フィルム
JP2010129700A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Nitto Denko Corp ダイシング・ダイボンドフィルム及び半導体装置の製造方法
JP2010129701A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Nitto Denko Corp ダイシング・ダイボンドフィルム及び半導体装置の製造方法
CN101740352B (zh) * 2008-11-26 2012-04-11 日东电工株式会社 切割模片接合膜和生产半导体器件的工艺
JP2010262970A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Nitto Denko Corp 積層フィルム及び半導体装置の製造方法
WO2015104986A1 (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 日東電工株式会社 フィルム状接着剤、フィルム状接着剤付きダイシングテープ、半導体装置の製造方法、及び半導体装置
JP2015160936A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 ソマール株式会社 粘着シート及び加工済み被着体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4703833B2 (ja) エネルギー線硬化型熱剥離性粘着シート、及びこれを用いた切断片の製造方法
JP4810565B2 (ja) ダイシング・ダイボンドフィルム及び半導体装置の製造方法
JP4651799B2 (ja) エネルギー線硬化型熱剥離性粘着シート、及びこれを用いた切断片の製造方法
JP6000595B2 (ja) 電子部品切断用加熱剥離型粘着シート及び電子部品加工方法
JP5283838B2 (ja) 熱剥離性粘着シート及び被着体回収方法
JP4877689B2 (ja) エネルギー線硬化型熱剥離性粘着シート、及びこれを用いた切断片の製造方法
JP6000958B2 (ja) 電子部品切断用加熱剥離型粘着シート及び電子部品切断方法
JP5689336B2 (ja) 加熱剥離型粘着シート
JP3594853B2 (ja) 加熱剥離型粘着シート
TWI385759B (zh) 切割用晶片接合薄膜、固定碎片工件的方法以及半導體裝置
JP4428908B2 (ja) 粘着シートを用いた被着体加工方法
JP4728380B2 (ja) ダイシング・ダイボンドフィルム及び半導体装置の製造方法
JP2008115272A (ja) 熱剥離性両面粘着シート及び被加工体の加工方法
JP2010129700A (ja) ダイシング・ダイボンドフィルム及び半導体装置の製造方法
JP2004134689A (ja) ダイシング・ダイボンドフィルム
JP2004300231A (ja) 熱剥離性両面粘着シート、被着体の加工方法および電子部品
JP2004356412A (ja) ダイシング・ダイボンドフィルム
JP2005116610A (ja) 半導体ウエハの加工方法および半導体ウエハ加工用粘着シート
JP5036270B2 (ja) 加熱剥離型粘着シートおよびこの加熱剥離型粘着シートを用いた半導体チップの製造方法
JP2006152308A (ja) 電子部品の切断方法
JP4711783B2 (ja) 紫外線硬化型加熱剥離性粘着シート及び切断片の分別回収方法
JP2003089777A (ja) 熱剥離型ダイ接着用シート、およびチップ状ワーク切断片のキャリアへの固定方法
JP3804805B2 (ja) 加熱剥離型粘着シート
JP2002332458A (ja) 両面粘着シートの貼り合わせ方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120124