JP2003089355A - 鉄道車両の客車 - Google Patents
鉄道車両の客車Info
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Abstract
る施設集中型のコンパクトな鉄道車両を提供する。 【解決手段】レール方向に長い客車1を、乗車口51を
有するデッキ部50で分割し、前記デッキ部50のレー
ル方向の一方の片側に仕切壁101で区画された客室エ
リア100を配置し、他の片側に施設エリア200を配
置し、前記デッキ部50は、客車1の枕木方向の両側に
設けられる前記乗車口51と、この乗車口51を結ぶ通
路スペース52で構成され、前記客室エリア100は、
枕木方向の中央に通路2が形成され、この通路2を挟ん
で、その両側に複数の座席103を配置するとともに、
前記仕切壁101近傍に車椅子駐車エリア104を備
え、前記施設エリア200には、車椅子が通行可能な通
路2に面して、ベッドを備えた多目的室210と、車椅
子用トイレ室220と、健常者用トイレ室230と、車
内販売準備室240と、乗務員室250と、自動販売機
エリア260とを配置する。
Description
な長距離鉄道車両の客車に関するものである。
用が整備されつつある。例えば、駅構内においては、エ
レベータやエスカレタが整備され車椅子での利用が向上
している。また、長距離鉄道車両においても、車椅子で
の利用が可能な専用スペースを確保している。
い車体本体1の中央に複数の座席103を備えた客室エ
リア100が設置され、その長手方向の両側に乗車口5
1,61を備えデッキ部(第1デッキ部50と第2デッ
キ部60)が設置されるとともに、この各デッキ部近傍
にトイレや洗面所などの施設が分散されて設けられてい
る。
道車両を示した平面図である。この従来例においては、
一方の第1デッキ部50には、この第1デッキ部50を
囲むように車椅子用トイレ20と健常者用トイレ21と
洗面所22と多目的室23が設けられ、他方の前記第2
デッキ部60には、この第2デッキ部60を前記客室エ
リア100とで挟むように自動販売機エリア24と車内
販売準備室25が設けられている。なお、この自動販売
機エリア24と車内販売準備室25にはそれぞれ搬入用
出入口26が配置されている。
や、車体連結時に他の車両への移動を可能にするため
に、車体の枕木方向の中央に、長手方向に沿って通路2
を設ける必要がある。そして、この通路2の制約を考慮
して前記各施設が設けられている。例えば、この従来例
では、前記客室エリア100は通路2の両側に座席が2
対3で分けられて設置され、前記自動販売機エリア24
と車内販売準備室25は通路2を挟むように設けられ、
前記トイレなどは前記通路2と交差する前記第1デッキ
部50の角部にそれぞれの前記施設を設けている。そし
て、客室エリアにおいては、車椅子用駐車エリア104
が前記第1デッキ部50側に確保されている。
229567に中間車輌とその基本構体および編成車
輌、ならびに中間車輌の製造方法の発明が開示されてい
る。
第1デッキ部50の乗車口51は車椅子の出入りに十分
な幅が確保されているため、車椅子の利用客は前記第1
デッキ部50から乗車して第1デッキ部50に隣接した
車椅子用駐車エリア104を使って旅行などができる。
しかも、この第1デッキ部50に隣接したトイレや洗面
所なども利用することができる。
部50近傍以外の通路2は車椅子での移動が考慮されて
いないために、例えば、車椅子で前記自動販売機エリア
24を利用することができない。また、この第1デッキ
部50近傍には乗務員の控え室がないために、車椅子利
用者に不便をかけていた。また、一般に、前記多目的室
23の利用に当たっては、乗務員の承認が必要である
が、この多目的室23と乗務員の控え室とが離れている
ために健常者にも不便があった。
な利用が図れる施設集中型のコンパクトな鉄道車両を提
供することにある。
客車は、前記目的を達成するために、他の複数の同種客
車または駆動車とレール方向に連結して使用され、枕木
方向の中央に通路を備えた鉄道車両の客車において、レ
ール方向に長い客車を、乗車口を有するデッキ部で分割
し、前記デッキ部のレール方向の一方の片側に仕切壁で
区画された客室エリアを配置し、他の片側に施設エリア
を配置し、前記デッキ部は、客車の枕木方向の両側に設
けられる前記乗車口と、この乗車口を結ぶ通路スペース
で構成され、前記客室エリアは、枕木方向の中央に通路
が形成され、この通路を挟んで、その両側に複数の座席
を配置するとともに、前記仕切壁近傍に車椅子駐車エリ
アを備え、前記施設エリアには、車椅子が通行可能な通
路に面して、ベッドを備えた多目的室と、車椅子用トイ
レ室と、健常者用トイレ室と、車内販売準備室と、乗務
員室と、自動販売機エリアとを配置する。
この発明に係る鉄道車両を説明する。図1は、この実施
の形態に係る鉄道車両の上方より見た断面図、図2は前
記図1の部分拡大図である。
すのは乗客を輸送するための長距離鉄道車両の客車本体
である。この客車本体1は、下部に複数の車輪を備え
て、長手方向の両端に同種の客車本体や駆動車を連結し
てこの客車本体1の長手方向に運転することができる。
方向にほぼ沿って設置される通路2が設けられ、この通
路2の両端に設けた開閉ドア3の開閉により、連結時に
他の客車本体1へ移動することができる。この客車本体
1は、長手方向の両側に客室エリア100と施設エリア
200が第1デッキ部50を挟んで設けられている。ま
た、前記客室エリア100の長手方向の他の一端には第
2デッキ部60が配置されている。前記客室エリア10
0は仕切壁101を介して前記第1デッキ部50と第2
デッキ部60と分離独立して形成されている。前記第1
及び第2デッキ部50、60は客車本体1の両側(短手
方向)に設けられる乗車口51、61と、この乗車口5
1を結ぶ通路スペース52、62として構成され、前記
客室エリア100には前記2つのデッキ部50、60か
ら出入りすることができる。ここで、前記第1デッキ部
50及び乗車口51は、前記第2デッキ部60の乗車口
61より幅広く形成され、車椅子が乗車し易くなってい
る。
中央には前記通路2が形成され、この通路を挟んで、片
側2席、他の片側に3席、客席103が短手方向に並ん
で配置される。この客席は、長手方向に複数列配置され
る。また、前記第1デッキ部50側の座席は一部取り外
されて、このスペースを車椅子駐車エリア104として
いる。そして、前記仕切壁101のほぼ中央には、前記
客室スペースの前記通路に合わせて自動ドア102が設
けられている。
席、長手方向に12列で合計60席の健常者用の座席1
03の設置が可能であるが、この内、前記車椅子駐車エ
リア104に4席割り当てて、健常者用の座席103が
52席、車椅子からの移乗が可能な座席105が4席、
車椅子駐車エリア104に最大4台(通常は2台)駐車
することができる。また、この実施の形態では、前記客
車本体1の全長L1を24500mm、横幅W1を33
80mm、前記客席エリア100の長さL2を約133
60mm、第1デッキ部50を含む前記施設エリア20
0の長さL3を10065mm、前記第1デッキ部50
の長さL4を1325mm、前記第2デッキ部60の長
さL5を975mmに設定している。
の一方の片側に、多目的室210と車椅子用トイレ室2
20と健常者用洋式トイレ室230と車内販売準備室2
40が前記第1デッキ部50から順に配置され、他の片
側には前記多目的室210と対向した位置に乗務員室2
50が、前記車内販売準備室240と対向した位置に自
動販売機エリア260がそれぞれ配置されている。した
がって、前記車椅子用トイレ室220と健常者用洋式ト
イレ室230と対応する位置には他の施設が配置されず
前記客車本体1の壁面が形成される。
の前記多目的室210と健常者用洋式トイレ室230と
車内販売準備室240と乗務員室250と自動販売機エ
リア260は、上面から見て一方向に長い部屋またはス
ペースであり、その長手方向は前記客車本体1の長手方
向に沿って配置される。一方、前記車椅子用トイレ室2
20は、上面から見て一方向に長い部屋であるが、その
長手方向は他の施設と直交するように前記客車本体1の
短手方向に沿って配置される。
て、前記第1デッキ部50から続く前記通路2は、前記
多目的室210と乗務員室250の間を通って、その行
き先を前記車椅子用トイレ室220に塞がれて、この車
椅子用トイレ室220を迂回するように蛇行して前記車
内販売準備室240と自動販売機エリア260との間を
通って、他の客車本体1に移動するための前記開閉ドア
3につながっている。更に、この施設エリア200に設
けられる通路2は、車椅子での移動が可能なように前記
客室エリア100に形成される他の通路2より幅広く形
成されている。
鉄道車両によれば、車椅子利用者は前記第1デッキ部5
0を利用して、この第1デッキ部50に近接して設けら
れる前記客室エリア100の前記車椅子駐車エリア10
4に、通路2をふさがずに駐車できる空間を確保でき
る。しかも、この車椅子駐車エリア104近傍に設けら
れる前記施設エリア200には、車椅子で移動可能な比
較的長い通路2が確保され、しかもこの施設エリア20
0には車椅子用トイレ室220に加えて自動販売機エリ
ア260が設けられているので、健常者と同様なサービ
スを受けることができる。また、この施設エリア200
には、前記乗務員室250が設けられているので、困っ
た時には乗務員の手助けを受けることができる。しか
も、この乗務員室250には、前記多目的室210が隣
接しているので、健常者においても、乗務員から前記多
目的室210の了解が得易い。更には、前記乗務員室2
50に各種の施設が集中配置されるので、乗務員からみ
ても行き届いたサービスを利用者に提供できる。そし
て、この実施の形態の前記施設エリア200によれば、
快適なサービスを提供する各種施設をコンパクトに集中
配置することができる。
形態を詳細に説明する。図2において、先ず、前記客室
エリア100は、視力の弱い方に座席位置をわかりやす
くするために、座席103にカラーリングを施すととも
に、利用者の視点に近い座席の背ズリ部や手すりに座席
番号をつけている。例えば、この実施の形態では、図1
に斜線で示すように、5列目と10列目の座席103a
の色を他の座席と異なった色とすることで、利用者にお
およその座席番号を感覚的に知らせるようにしている。
そして、通路2側の座席の背ズリ部や手すりに座席番号
をつけることで、座席の見つけ易さを向上している。
エリア104は、第1デッキ部50側の1列目と2列目
に通路側の座席103を取り外すことで形成している。
この実施の形態では、通路2の幅を600cmに設定
し、座席103の1個の横幅を505cmとしているの
で、前記車椅子駐車エリア104の周囲に横幅1610
cmの広い床面を形成することができる。一般に、車椅
子が旋回する直径(円形で示す)は1500cm程度必
要であるから、この広い床面があれば、この客室エリア
100に入ってきた車椅子が向きを変えることがでる。
したがって、従来のように、後向きでこの客室エリア1
00に入ってくる必要がない。このように、この実施の
形態では、通路2とその両側の取り外された座席スペー
ス(前記車椅子駐車エリア104)を利用することで、
車椅子の旋回スペースを確保している。そして、この旋
回可能なスペースであれば、最大で車椅子を4台駐車さ
せることができ、通常でも2台駐車させても通行を妨げ
ることがない。このため、車椅子でのグループ旅行に対
応させることができる。
びエリアとも十分にその機能を発揮できる空間またはエ
リアが提供されるとともに、これら施設を利用する車椅
子利用者が方向変換可能な通路2が提供されるコンパク
トな構造としている。
者や健常者が利用しやすいように、先ず、前記第1デッ
キ部50の一方の乗車口側51aに前記乗務員室250
を設けている。この乗務員室250は、前記第1デッキ
部50側が広く、反対側が狭くなって、その長手方向を
前記客車本体1の長手方向に合わせて設けている。前記
第1デッキ部50に面した広いスペースには、丸みのあ
るカウンタを備えたオープンカウンター251が設置さ
れ、狭い部分には乗務員用の座席252と机253が設
けられている。更に、この乗務員室250の通路2に面
した壁面は大きな丸みの有る壁面で形成され、車椅子の
通行に妨げにならないようにしている。この乗務員室2
50の出入りは前記通路2に面した出入口254から行
うことが出来る。
51と前記多目的室210と車椅子用トイレ室220と
車椅子駐車エリア104が一望できる位置に配置されて
いるので、利用者は困った時に気軽に(face to face
で)乗務員とコミュニケーションをとることができ、利
用者に安心感のあるサービスを提供できる。
ほぼ長方形状の大きさを備え、その長手方向が前記客車
本体1の長手方向に沿って配置されている。また、この
多目的室210の具体的な形状は、前記第1デッキ部5
0側が狭く(細く)、反対側が広く(太く)形成されて
いる。この広いスペースには窓際にベビーキープ211
と椅子212、通路側に浄水器・温水器付シンク213
が設けられ、中央から狭い部分にかけて折り畳みベッド
214が配置される。また、長手方向の中央にはロール
カーテン付きの透明な引出しドアを有する出入口215
が設けられている。この多目的室210によれば、前記
ベッド214を第1デッキ部50側に折り畳むことがで
きるから、この多目的室210の中央に広いスペースが
形成される。また、前記ベッド214を伸ばしても、前
記第1デッキ部50と反対側に広がった空間を利用し
て、前記ベッド214と前記出入口215との間に三角
形のスペースが形成されるから狭苦しさ(閉鎖感)を軽
減できる。また、浄水器・温水器付シンク213やベビ
ーキープ211を設けることで授乳・おむつ交換・ミル
ク作りなどに最適である。このように、この実施の形態
によれば、隣接した乗務員により管理やサポートが良好
であり、充実した育児環境と大型ベッド(収納式)を備え
た、実用的な前記多目的室210が提供される。そして
なにより、この第1デッキ部50に対して細くなって面
した前記多目的室210と、これとは逆に前記第1デッ
キ部50に対して大きな円弧で太くなって(広くなっ
て)面した前記乗務員室250を通路2を挟んで対向し
て配置したことにより、前記第1デッキ部50の中央に
車椅子が旋回可能なスペースを確保することができる。
また、この中央のスペースを広くしたことにより、前記
客室エリア100の出入りの際に通行の交差が起こって
も十分であり、健常者においても閉鎖感のないゆとりの
デッキスペースを提供できる。
記のように、その長手方向を前記客車本体1の短手方向
に沿って形成されている。この車椅子用トイレ室220
は、窓側に便座221とベビーキープ211及びシンク
222を設け、通路2側に旋回スペース223を設けて
いる。即ち、この旋回スペース223が通路側に張り出
した構造としている。この旋回スペース223の壁面
は、その旋回スペース223に合わせて弧状に形成さ
れ、前記第1デッキ部50に面した壁面に弧状の引出し
ドアを備えた出入口224が設けられている。この構造
によれば、この車椅子用トイレ室220を利用する利用
者は、前記第1デッキ部50から直進すればこの車椅子
用トイレ室220に入室することができる。そして、前
記旋回スペース223を活用して車椅子の方向変換を行
うことが出来るから便座221の利用、あるいは出ると
きには前向きででることができる。
室220の対向する部分には他の施設を設けず前記客車
本体1の壁面としている。したがって、前記通路2は、
この通路2側に張り出した前記車椅子用トイレ室220
を迂回するように形成される。しかしながら、この実施
の形態では、前記乗務員室250の長手方向が長さが前
記多目的室210の長手方向の長さより短くできること
を利用して、あるいは、前記健常者用トイレ室230の
対向する位置にも他の施設を設けないことで、更には、
前記車椅子用トイレ室220の弧状の壁面を利用して、
前記迂回する通路2に対して車椅子で十分に通れる通路
幅を確保することができる。しかも、従来の設備エリア
は窓が設備により塞がれ、通路が暗くなりがちであった
が、この実施の形態では、前記設備エリア200の通路
2の中央部分をこの客車本体1の片側に面することがで
きるから、この客車本体1の壁面の窓5を利用して採光
することができるので、明るい通路2とすることができ
る。
売準備室240と自動販売機エリア260との間に形成
される通路2につながっている。しかし、この実施の形
態では、前記健常者用トイレ室230の対向する位置に
他の施設を設けず、かつ前記車椅子用トイレ室220を
弧状の壁面としているので、車椅子が旋回可能なスペー
スを前記健常者用トイレ室230の近傍の通路2に確保
することができるので、前記蛇行した通路2であって
も、車椅子の利用者に不便をかけるのを軽減できる。
される自動販売機261は、商品取出口が高い位置に有
る障害者や高齢者対応のものを設置している。この他、
この施設エリア200の通路2の壁面には手すり201
が各所に設置され、車椅子利用者や高齢者などの通行に
配慮している。
外搬送及び乗務員用出入口241と通路側出入口242
が設けられ、前記健常者用トイレ室230との間にはコ
ーヒーメーカーや電子レンジ等の設備280が設けられ
ている。更に前記車内販売準備室240の車外搬送及び
乗務員用出入口241と対向する前記客車本体1の壁面
にも車外搬送及び乗務員用出入口270が設けられてい
る。
客車本体1は、多様な利用者がそれぞれ快適に過ごせる
ように、客車本体1内の前記設備エリア200や客室エ
リア100に関して、レイアウトや設備やサービスを再
考しかつ充実させたものであって、利用者の移動中の居
住性を向上させ、快適な生活空間を提供することができ
る。
室にかえて、または、車内販売用準備室の一部に洗面室
を設けるようにすればより快適である。また、前記実施
の形態で重要なのは、前記車椅子用トイレ室を通路側に
張り出し、これを迂回するように通路を形成することに
ある。したがって、他の各室のレイアウトが入れ替わっ
ても、この実施の形態の主目的は達成される。
用者の快適な利用が図れる施設集中型のコンパクトな鉄
道車両が提供される
断面図である。
ある。
乗車口、100…客室エリア、101…仕切壁、200
…施設エリア、210…多目的室、220…車椅子用ト
イレ室、230…健常者用トイレ室、240…車内販売
準備室、250…乗務員室、260…自動販売機エリ
ア。
Claims (2)
- 【請求項1】他の複数の同種客車または駆動車とレール
方向に連結して使用され、枕木方向の中央に通路を備え
た鉄道車両の客車において、 レール方向に長い客車を、乗車口を有するデッキ部で分
割し、前記デッキ部のレール方向の一方の片側に仕切壁
で区画された客室エリアを配置し、他の片側に施設エリ
アを配置し、 前記デッキ部は、客車の枕木方向の両側に設けられる前
記乗車口と、この乗車口を結ぶ通路スペースで構成さ
れ、 前記客室エリアは、枕木方向の中央に通路が形成され、
この通路を挟んで、その両側に複数の座席を配置すると
ともに、前記仕切壁近傍に車椅子駐車エリアを備え、 前記施設エリアには、車椅子が通行可能な通路に面し
て、ベッドを備えた多目的室と、車椅子用トイレ室と、
健常者用トイレ室と、車内販売準備室と、乗務員室と、
自動販売機エリアとが配置されていることを特徴とする
鉄道車両の客車。 - 【請求項2】他の複数の同種客車または駆動車とレール
方向に連結して使用され、枕木方向の中央に通路を備え
た鉄道車両の客車において、 レール方向に長い客車を、乗車口を有するデッキ部で分
割し、前記デッキ部のレール方向の一方の片側に仕切壁
で区画された客室エリアを配置し、他の片側に施設エリ
アを配置し、 前記デッキ部は、客車の枕木方向の両側に設けられる前
記乗車口と、この乗車口を結ぶ通路スペースで構成さ
れ、 前記客室エリアは、枕木方向の中央に通路が形成され、
この通路を挟んで、その両側に複数の座席を配置すると
ともに、前記仕切壁近傍に車椅子駐車エリアを備え、 前記施設エリアは、前記枕木方向の片側に、ベッドを備
えた多目的室と、車椅子用トイレ室と、健常者用トイレ
室と車内販売準備室とを前記デッキ部から順に配置し、
他の片側には前記多目的室と対向する位置に乗務員室、
前記車内販売準備室と対向する位置に自動販売機エリア
を配置し、 前記車椅子用トイレ室以外の前記多目的室と健常者用ト
イレ室と車内販売準備室と乗務員室と自動販売機エリア
は、上面から見て一方向に長いスペースであって、その
長手方向は前記客車の長手方向に沿って配置され、 前記車椅子用トイレ室は、上面から見て一方向に長いス
ペースであって、その長手方向を前記枕木方向に沿って
配置され、 前記施設エリアに設けられる前記デッキ部から続く通路
は、前記多目的室と乗務員室の間を通って、前記車椅子
用トイレ室を迂回するように蛇行し、前記車内販売準備
室と自動販売機エリアとの間に至るように形成されるこ
とを特徴とする鉄道車両の客車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001282547A JP4239452B2 (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 鉄道車両の客車 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001282547A JP4239452B2 (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 鉄道車両の客車 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003089355A5 JP2003089355A5 (ja) | 2005-06-23 |
JP4239452B2 JP4239452B2 (ja) | 2009-03-18 |
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JP (1) | JP4239452B2 (ja) |
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