JP2003089043A - センタレス研削盤 - Google Patents

センタレス研削盤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの外周面の研削形状に関わらず、生産
性と高い加工精度とを低コストで両立させることができ
る良好なタンジェンシャルタイプのセンタレス研削盤を
提供する。 【解決手段】 センタレス研削盤1は、回転砥石3と、
この回転砥石3の外周面3aとの間にワーク5の外周面を
研削する研削用隙間7を形成する調整車9と、ワーク5
の外周面と回転砥石3の外周面3aとの略接線方向に沿っ
てワーク5を研削用隙間7に搬送するワーク搬送手段11
とを備えて、ワーク5の外周面を所定形状に研削する。
調整車9の外周面には、横断面形状がワーク5の外周面
の研削形状に合致するワーク支持溝51が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂タンジェンシ
ャルタイプのセンタレス研削盤の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、転がり軸受のころの製造に使用
するセンタレス研削盤は、インフィードタイプのもの、
スルーフィードタイプのもの、タンジェンシャルタイプ
のものに大別することができる。前記インフィードタイ
プでは、回転砥石と調整車との間の研削用隙間にワーク
をセットした状態で、これらの回転砥石と調整車との相
対回転により、ワークの外周面を所定形状に研削する。
【0003】前記スルーフィードタイプでは、例えばワ
ークが転動可能な螺旋溝を調整車の外周に設けておい
て、前記螺旋溝によってワークを回転砥石の軸線方向に
沿って送りながら、研削を進める。一方、前記タンジェ
ンシャルタイプは、回転砥石と調整車との間の研削用隙
間に、前記回転砥石の外周面に対して略接線方向に沿っ
てワークを送り込んで、前記ワークの外周面を所定形状
に研削する。
【0004】ところで、前述のインフィードタイプのも
のは、ワーク外周面の多様な形状の研削が可能で、ま
た、加工精度を高めることも比較的容易である。しかし
ながら、ワークの研削位置へのセットがバッチ式とな
り、手間のかかるワークの入れ替え作業がその都度必要
になるため、生産性が良くないという欠点があった。
【0005】一方、前述のスルーフィードタイプのもの
は、回転砥石の軸線方向にワークを順送りすることで研
削を進めるため、多数のワークを連続処理することがで
き、生産性に優れる。しかしながら、ワークを回転砥石
の軸線方向に送りながら研削するため、ワーク外周の研
削面の形状が、単純な円筒面や円錐面に限られ、例え
ば、外径が途中で変わる段付き形状や樽型形状等の複雑
な形状の研削ができないという欠点があった。
【0006】また、例えば特開2000−117600
号公報等に開示されたタンジェンシャルタイプのセンタ
レス研削盤の場合は、研削動作中に最適芯高にての加工
が維持されるように、回転砥石軸もしくは調整車軸と搬
送手段の位置とを微調整しながら、回転砥石と調整車と
の間の研削用隙間に順にワークを通過させることで、多
数のワークを連続処理することができ、高い生産性を発
揮し得る。更に、回転砥石に対するワークの送り方向
が、回転砥石の外周に対して略接線方向となり、回転砥
石の形状をドレス成形してやることによって、回転砥石
に接する面が直線でない段付き形状や樽型形状等の複雑
な形状の研削も可能になり、インフィードタイプやスル
ーフィードタイプと比較して、欠点が少ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のタン
ジェンシャルタイプのセンタレス研削盤では、通常、ワ
ークを回転砥石側に押す調整車の外周面は、ワークの軸
線方向の全幅に渡って径が一定の単純な円筒面形状とさ
れている。また、ワークの一端を位置決めする端面基準
を、ワークを回転砥石の接線方向に送り込む搬送手段と
してのブレードに装備している。
【0008】そこで、両端の径が異なるワーク等のよう
に、調整車に接する形状が直線、若しくは軸方向に対称
の形状を有していない場合には、ワークの最大径部分の
みしか調整車に接触せず、調整車によるワークの押圧箇
所が局部的に偏るため、回転砥石の外周面に対するワー
クの接触圧をワークの加工面全域に渡って均一化するこ
とができない。その結果、研削動作中に、ワークの姿勢
が不安定となり、加工精度が低下する虞があった。
【0009】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、ワークの外周面の研削形状に関わらず、
生産性と高い加工精度とを低コストで両立させることが
できる良好なタンジェンシャルタイプのセンタレス研削
盤を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、回
転砥石と、この回転砥石の外周面との間にワークの外周
面を研削する研削用隙間を形成する調整車と、前記ワー
クの外周面と前記回転砥石の外周面との略接線方向に沿
って前記ワークを前記研削用隙間に搬送するワーク搬送
手段とを備えて、前記ワークの外周面を所定形状に研削
するセンタレス研削盤であって、前記調整車の外周面に
は、横断面形状が前記ワークの外周面の研削形状に合致
するワーク支持溝が形成されることを特徴とするセンタ
レス研削盤により達成される。
【0011】上記構成によれば、回転砥石と調整車との
間の研削用隙間に、順にワークを通過させることで、多
数のワークを連続処理することができる。また、回転砥
石に対するワークの送り方向が、回転砥石の外周に対し
て略接線方向となり、回転砥石の形状をドレス成形して
やることによって回転砥石に接する面が直線でない段付
き形状や樽型形状等の複雑な形状のワークの研削も可能
である。更に、軸方向に対称の形状を有していないワー
クの場合にも、ワークの軸方向の全幅に渡って調整車の
ワーク支持溝がワークの外周面に接触することができ、
回転砥石に対するワークの接触圧をワークの加工面全域
に渡って均一化することができるので、研削動作中にワ
ークの姿勢が不安定となって加工精度が低下する虞れが
なくなる。
【0012】尚、好ましくは前記ワーク支持溝には、前
記ワークの一端面を位置決めする端面基準が設けられ
る。この場合、ワークの端面形状に明らかな傾斜を持っ
ており、ワーク搬送手段のブレード等で基準面を取る事
が難しい際にも、調整車のワーク支持溝の溝加工の形状
により柔軟に対応することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係るセンタレス研削盤を詳細に説明す
る。図1は、本発明の第1実施形態に係るセンタレス研
削盤の全体構成図を示す斜視図である。
【0014】本第1実施形態のセンタレス研削盤1は、
所謂タンジェンシャルタイプのもので、図1に示したよ
うに、回転砥石3と、この回転砥石3の外周面3aとの
間にワーク5の外周面5aを研削する研削用隙間7を形
成する調整車9と、前記ワーク5の外周面5aと前記回
転砥石3の外周面3aとの略接線方向に沿って前記ワー
ク5を前記研削用隙間7に搬送するワーク搬送手段11
とを備えて、前記ワーク5の外周面3aを所定形状に研
削する。
【0015】前記回転砥石3は、砥石スピンドル部21
に回転可能に軸支されており、図2中時計回り方向に回
転駆動される。また、前記砥石スピンドル部21には、
送りねじ22が装備されており、図2に示すように、該
送りねじ22に沿う移動動作によって、研削動作時に回
転砥石3の中心位置を、Og1からOg2の範囲sで水
平変位させ、ワーク5との接触位置の角度βを調整する
ことができる。
【0016】前記回転砥石3の中心がOg2に移動した
とき、前記ワーク5に接触する回転砥石3の外周面3a
は、図2の一点鎖線G2で示す位置になる。前記回転砥
石3の中心がOg1に移動したとき、前記ワーク5に接
触する回転砥石3の外周面3aは、図2の実線G1で示
す位置になる。
【0017】本第1実施形態におけるワーク5は、円錐
転がり軸受に転動体として組み込まれる円錐ころであ
る。前記ワーク搬送手段11は、搬送手段本体31上の
定位置に回転可能に支持されたブレード保持器32の回
転によって、該ブレード保持器32の外周部に保持した
ワーク5を、順次、前記ワーク5の外周面5aと前記回
転砥石3の外周面3aとの略接線方向から研削用隙間7
に搬送する。
【0018】前記ブレード保持器32は、図1に示した
ように、円板部32aの外周から軸方向に突出する複数
本のブレード32bによって、前記ワーク5を収容する
複数個のポケット32cを形成したものである。前記ポ
ケット32cは、前記円板部32aの半径方向外方には
ワーク5を出し入れ可能な収容空間であり、研削用隙間
7を通り過ぎたワーク5は、自重によってポケット32
cから落下して、その下方に装備されている回収用シュ
ート34を介して、所定箇所に回収される。
【0019】前記調整車9は、図1に示したように、調
整車スピンドル部41に回転可能に支持されている。調
整車スピンドル部41は、研削時には調整車9が前記ブ
レード保持器32の内周部に嵌入され、ツルーイング時
には調整車9が図1に示したようにブレード保持器32
とは離間した状態となるように、該調整車9の軸方向に
スライド移動可能に支持されている。
【0020】そこで、研削時には、前記調整車9が調整
車スピンドル部41の移動動作によって、図3に示すよ
うに、ブレード保持器32の内周部に移動して、前記回
転砥石3の外周面3aとの間に研削用隙間7を画成する
と共に、前記ブレード保持器32のポケット32cによ
って該研削用隙間7に送られてくるワーク5を回転砥石
3の外周面3aに押し付ける。前記調整車9は、回転砥
石3と同様に時計回り方向に回転駆動され、前記ブレー
ド保持器32は、調整車9と逆方向(即ち、反時計回り
方向)に回転駆動される。
【0021】本第1実施形態の場合、図3及び図4に示
すように、前記調整車9の外周面9aには、横断面形状
が前記ワーク5の外周面5aの研削形状(即ち、ワーク
5の円錐面を形成するテーパ面)に合致するワーク支持
溝51が形成されている。このワーク支持溝51は、調
整車9の外周を周方向に連続して形成された凹溝であ
り、底面51aがワーク5の外周面5aの研削形状に成
形される。
【0022】更に、ワーク5にかかる研削抵抗により押
し付けらるワーク5の太径側(図4中左側)の溝側面5
1bに、該ワーク5を位置決めする端面基準が設定され
ている。また、前記溝側面51bと前記底面51aとの
交差部には、これら溝側面51b及び底面51aを加工
する際に、工具の引っ掛かりを防止して加工を確実にす
るための逃げ51dが形成されている。なお、前記調整
車9の材質としては、耐摩耗性と硬さに優れた焼き入れ
鋼を使用することが好ましい。
【0023】即ち、上述の如きセンタレス研削盤1によ
れば、回転砥石3と調整車9との間の研削用隙間7に、
順にワーク5を通過させることで、多数のワーク5を連
続処理することができ、高い生産性を発揮し得る。そし
て、前記ワーク5の軸方向の全幅に渡って、調整車9の
ワーク支持溝51の底面51aがワーク5の外周面3a
に接触することができ、回転砥石3に対するワーク5の
接触圧をワーク5の加工面全域に渡って均一化すること
ができるので、研削動作中にワーク5の姿勢が不安定と
なり加工精度が低下する虞れがなく、インフィード研削
と同等の高い加工精度を安定維持することができる。
【0024】更に、本第1実施形態の場合、前記ワーク
支持溝51の溝側面51bが、ワーク5の太径側の端面
に当接して該ワーク5を位置決めする端面基準に設定さ
れており、前記調整車9にワーク支持溝51を形成する
際、同一部品上に設定した端面基準を加工基準位置とし
て高精度にワーク支持溝51の底面51aを形成するこ
とができるので、研削時におけるワーク支持溝51によ
るワーク5外周面3aの押さえを更に高精度に均一化す
ることができ、加工精度の高精度化に対する信頼性が向
上する。
【0025】図5は、本発明の第2実施形態に係るセン
タレス研削盤の要部横断面図である。ここに示したセン
タレス研削盤60は、調整車69及び回転砥石63を軸
方向に長尺に形成すると共に、調整車69の外周面に
は、横断面形状が前記ワーク5の外周面5aの研削形状
に合致するワーク支持溝61が所定の離間間隔で複数列
(本実施形態においては、4列)に形成されており、同
時に、複数個のワーク5を研削処理可能にしたものであ
る。尚、各ワーク支持溝61にワーク5を順に供給でき
るように、図示しないワーク搬送手段も改良したものが
採用される。
【0026】前記各ワーク支持溝61は、上記第1実施
形態のワーク支持溝51と同形状であり、溝側面61b
と底面61aとの交差部には、逃げ61dが形成されて
いる。尚、これら各ワーク支持溝61はリードを持た
ず、加工位置は軸方向に移動することなく、加工が行わ
れる。本第2実施形態に係るセンタレス研削盤のよう
に、調整車69の外周に複数列のワーク支持溝61を並
列装備して、複数個のワーク5を同時に研削加工する構
成にすると、その分、設備の大型化を抑えて、生産性を
向上させることができる。
【0027】図6は、本発明の第3実施形態に係るセン
タレス研削盤の要部横断面図である。本第3実施形態に
おけるワーク6は、自動調心ころ軸受に転動体として組
み込まれる球面ころである。本第3実施形態のセンタレ
ス研削盤70は、回転砥石73の外周面73aが、ドレ
ス成形によってワーク6の外周面6aの形状に対応した
断面円弧状に形成されると共に、調整車79のワーク支
持溝71の底面71aも、ワーク6の外周面の形状に合
致する断面円弧状に形成されたものであり、他の構成部
分は上記第1実施形態のセンタレス研削盤1と同様であ
る。
【0028】前記各ワーク支持溝71には、上記第1実
施形態のワーク支持溝51と同様に、溝側面71bと底
面71aとの交差部に逃げ71dが形成されている。な
お、ワーク6の研削面が球面である場合、該ワーク6を
位置決めする端面基準に設定された溝側面71bへの押
し当ては、一例として砥石軸や調整車軸のスキュー等で
行うことができる。
【0029】即ち、本第3実施形態のセンタレス研削盤
70によれば、回転砥石73に対するワーク6の送り方
向が、回転砥石73の外周に対して略接線方向となり、
回転砥石73の外周面73aの形状をワーク6の外周面
の形状に対応した断面円弧状にドレス成形してやること
によって、回転砥石73に接する面が直線でない球面状
のワーク6の研削も可能である。
【0030】そして更に、前記ワーク6の軸方向の全幅
に渡って、調整車79のワーク支持溝71の底面71a
がワーク6の外周面6aに接触することができ、回転砥
石73に対するワーク6の接触圧をワーク6の加工面全
域に渡って均一化することができるので、研削動作中に
ワーク6の姿勢が不安定となり加工精度が低下する虞れ
がなく、インフィード研削と同等の高い加工精度を安定
維持することができる。
【0031】図7は、本発明の第4実施形態に係るセン
タレス研削盤の要部横断面図である。本第4実施形態に
おけるワーク8は、スラスト自動調心ころ軸受や球面円
錐ころ軸受等に転動体として組み込まれる両端部の径寸
法が異なったたる形のころであり、円錐ころに球面ころ
のようなクラウニングRがついた形状を有している。
【0032】本第4実施形態のセンタレス研削盤80
は、回転砥石83の外周面83aが、ドレス成形によっ
てワーク8の外周面8aの形状に対応した断面円弧状に
形成されると共に、調整車89のワーク支持溝81の底
面81aも、ワーク8の外周面8aの形状に合致する断
面円弧状に形成されたものであり、他の構成部分は上記
第1実施形態のセンタレス研削盤1と同様である。
【0033】更に、前記ワーク8にかかる研削抵抗によ
り押し付けらるワーク8の太径側(図7中左側)の溝側
面81bに、該ワーク8を位置決めする端面基準が設定
されている。また、前記各ワーク支持溝81には、上記
第1実施形態のワーク支持溝51と同様に、溝側面81
bと底面81aとの交差部に逃げ81dが形成されてい
る。
【0034】即ち、本第4実施形態のセンタレス研削盤
80によれば、回転砥石83に対するワーク8の送り方
向が、回転砥石83の外周に対して略接線方向となり、
回転砥石83の外周面83aの形状をワーク8の外周面
8aの形状に対応した断面円弧状にドレス成形してやる
ことによって、回転砥石83に接する面が軸方向に対称
の形状を有していない略たる形の前記ワーク8の研削も
可能である。
【0035】そして更に、前記ワーク8の軸方向の全幅
に渡って、調整車89のワーク支持溝81の底面81a
がワーク8の外周面8aに接触することができ、回転砥
石83に対するワーク8の接触圧をワーク8の加工面全
域に渡って均一化することができるので、研削動作中に
ワーク8の姿勢が不安定となり加工精度が低下する虞れ
がなく、インフィード研削と同等の高い加工精度を安定
維持することができる。
【0036】尚、本発明のセンタレス研削盤で研削する
ワークは、上記各実施形態における転がり軸受の転動体
に限るものではなく、調整車のワーク支持溝の底面形状
をワークの外周面形状に合わせた曲面形状や多面形状に
することで、種々の外形形状のワークに対して高精度な
研削を実現することができる。
【0037】又、本発明のセンタレス研削盤におけるワ
ーク搬送手段は、上記実施形態におけるワーク搬送手段
11のように、ブレード保持器32の回転によってワー
クを送り込むタンジェンシャルタイプに限らず、研削用
隙間7へすべりシュートで搬送入したり、研削用隙間7
の上部からチャットを持ったロボットアームで搬送入す
るワーク搬送手段にも適応できる。更に、本発明のセン
タレス研削盤において、ワークの研削精度を更に向上さ
せるために、回転砥石や調整車の位置を微調整して、加
工するワークの芯高さを最適化するような制御を組合せ
ることも可能である。
【0038】
【発明の効果】上述した如き本発明のセンタレス研削盤
によれば、回転砥石と調整車との間の研削用隙間に、順
にワークを通過させることで、多数のワークを連続処理
することができる。また、回転砥石に対するワークの送
り方向が、回転砥石の外周に対して略接線方向となり、
回転砥石の形状をドレス成形してやることによって回転
砥石に接する面が直線でない段付き形状や樽型形状等の
複雑な形状のワークの研削も可能である。
【0039】更に、軸方向に対称の形状を有していない
ワークの場合にも、ワークの軸方向の全幅に渡って調整
車のワーク支持溝がワークの外周面に接触することがで
き、回転砥石に対するワークの接触圧をワークの加工面
全域に渡って均一化することができるので、研削動作中
にワークの姿勢が不安定となり加工精度が低下する虞れ
がなくなる。従って、ワークの外周面の研削形状に関わ
らず、生産性と高い加工精度とを低コストで両立させる
ことができる良好なタンジェンシャルタイプのセンタレ
ス研削盤を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るセンタレス研削盤
の全体構成図を示す斜視図である。
【図2】図1に示したセンタレス研削盤の研削時におけ
る回転砥石と調整車とワークとの位置関係を示す概略正
面図である。
【図3】図1に示したセンタレス研削盤の研削時におけ
る調整車とワークと搬送手段との位置関係を示す要部拡
大斜視図である。
【図4】図1に示したセンタレス研削盤の研削時におけ
る回転砥石と調整車とワークとの位置関係を示す要部横
断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るセンタレス研削盤
の要部横断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係るセンタレス研削盤
の要部横断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係るセンタレス研削盤
の要部横断面図である。
【符号の説明】
1 センタレス研削盤 3 回転砥石 3a 外周面 5 ワーク 5a 外周面 7 研削用隙間 9 調整車 9a 外周面 11 ワーク搬送手段 32 ブレード保持器 51 ワーク支持溝 51a 底面 51b 溝側面(端面基準)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転砥石と、この回転砥石の外周面との
    間にワークの外周面を研削する研削用隙間を形成する調
    整車と、前記ワークの外周面と前記回転砥石の外周面と
    の略接線方向に沿って前記ワークを前記研削用隙間に搬
    送するワーク搬送手段とを備えて、前記ワークの外周面
    を所定形状に研削するセンタレス研削盤であって、 前記調整車の外周面には、横断面形状が前記ワークの外
    周面の研削形状に合致するワーク支持溝が形成されるこ
    とを特徴とするセンタレス研削盤。
  2. 【請求項2】 前記ワーク支持溝には、前記ワークの一
    端面を位置決めする端面基準が設けられることを特徴と
    する請求項1に記載のセンタレス研削盤。
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