JP2003088655A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003088655A
JP2003088655A JP2001283572A JP2001283572A JP2003088655A JP 2003088655 A JP2003088655 A JP 2003088655A JP 2001283572 A JP2001283572 A JP 2001283572A JP 2001283572 A JP2001283572 A JP 2001283572A JP 2003088655 A JP2003088655 A JP 2003088655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
power
switch
power supply
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001283572A
Other languages
English (en)
Inventor
Koju Aimiya
幸樹 相宮
Yutaka Yamada
裕 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okumura Yu Ki Co Ltd filed Critical Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority to JP2001283572A priority Critical patent/JP2003088655A/ja
Publication of JP2003088655A publication Critical patent/JP2003088655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リセット操作性に優れた遊技機を提供するこ
と。 【解決手段】 電源基板111には電源スイッチ112
およびリセットスイッチ113が搭載されている。この
場合、電源スイッチ112およびリセットスイッチ11
3が近接配置されているので、前面扉3を少しだけ開放
した状態で前面扉3の後面側に片手を挿入し、電源スイ
ッチ112およびリセットスイッチ113を片手で同時
操作することができる。このため、遊技者が席に座って
いる影響で前面扉3を大きく開放できない場合でも電源
スイッチ112およびリセットスイッチ113を支障な
く操作することができるので、リセット操作性が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源遮断時に遊技
情報をバックアップし、電源復帰時にバックアップデー
タに基づいて電源遮断直前の状態に戻る構成の遊技機に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記遊技機には、図27に示すように、
外枠201に前枠202の左辺部を回動可能に装着し、
前枠202の後面側に制御基板等の裏部品を装着した構
成のものがある。この構成の場合、前枠202の後面側
に電源スイッチおよびリセットスイッチが装着されてお
り、遊技情報のバックアップデータをリセットするには
前枠202を前方へ回動操作し、前方から前枠202の
後面側に手を挿入して電源スイッチおよびリセットスイ
ッチを同時操作するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バックアップデータの
リセット操作はパチンコホールの営業前のみならず営業
中に行われることもある。このパチンコホールの営業中
には遊技者が席に座っており、遊技者の影響で前枠20
2を大きく開放できないので、前枠202を少しだけ開
放した状態で電源スイッチおよびリセットスイッチを同
時操作する困難な作業を行う必要がある。本発明は上記
事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、リセッ
ト操作性に優れた遊技機を提供することにある。
【0004】前枠202はリセット操作時や裏部品の点
検時等を除いて閉鎖状態にされている。このため、前枠
202の後面側は熱がこもり易く、前枠202の後面側
には50°C程度に達する高温部品や放熱部品が存在す
る。これに対して前枠202の開放量が少ないときには
電源スイッチおよびリセットスイッチを手探りで捜す必
要があるので、高温部品等に手が延びる虞れがある。本
発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的
は、リセット操作時に高温部品に手が延び難くなる遊技
機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の遊技機
は、台島に設置される外枠と、前記外枠に回動可能に設
けられた前枠と、前記前枠の後面側に設けられ電源基板
に電源を供給するための電源スイッチと、電源の遮断時
に遊技情報をバックアップするバックアップ手段と、前
記前枠の後面側に設けられ遊技情報のバックアップデー
タをリセットするためのリセットスイッチとを備え、前
記電源スイッチおよび前記リセットスイッチは近接配置
されるところに特徴を有している。上記手段によれば、
電源スイッチおよびリセットスイッチが近接配置されて
いるので、両スイッチの視覚的な認識性および操作性が
向上する。このため、遊技者が席に座っている影響で前
枠を大きく開放できない場合でも両スイッチの配置場所
を認識し、前枠の後面側に片手を挿入して両スイッチを
片手で簡単に同時操作または交互操作することができる
ので、リセット操作性が向上する。
【0006】請求項2記載の遊技機は、台島に設置され
る外枠と、前記外枠に回動可能に設けられた前枠と、前
記前枠の後面側に設けられ電源基板に電源を供給するた
めの電源スイッチと、電源の遮断時に遊技情報をバック
アップするバックアップ手段と、前記前枠の後面側に設
けられ遊技情報のバックアップデータをリセットするた
めのリセットスイッチとを備え、前記電源スイッチおよ
び前記リセットスイッチは前記電源スイッチおよび前記
リセットスイッチを人が片手で同時に操作可能な程度の
間隔で配置されるところに特徴を有している。上記手段
によれば、電源スイッチおよびリセットスイッチが片手
で同時に操作可能な程度の間隔で配置されているので、
両スイッチの視覚的な認識性および操作性が向上する。
このため、遊技者が席に座っている影響で前枠を大きく
開放できない場合でも両スイッチの配置場所を認識し、
前枠の後面側に片手を挿入して両スイッチを片手で簡単
に同時操作または交互操作することができるので、リセ
ット操作性が向上する。
【0007】請求項3記載の遊技機は、台島に設置され
る外枠と、前記外枠に回動可能に設けられた前枠と、電
源の遮断時に遊技情報をバックアップするバックアップ
手段と、前記前枠の後面側に設けられ外部の電源回路と
接続される電源スイッチを有する電源基板と、前記電源
基板に設けられ遊技情報のバックアップデータをリセッ
トするためのリセットスイッチとを備え、前記電源基板
の一方側に放熱部品および/または高温部品が配設さ
れ、前記電源基板の他方側に前記電源スイッチおよび前
記リセットスイッチの少なくとも一方が配設されている
ところに特徴を有している。上記手段によれば、電源基
板の一端部に放熱部品および高温部品の双方または一方
が搭載され、電源基板の他端部に電源スイッチおよびリ
セットスイッチの少なくとも一方が搭載されているの
で、電源スイッチおよびリセットスイッチの少なくとも
一方の操作時に電源基板上の高温部品等に手が延び難く
なる。しかも、電源基板を目標にして電源スイッチおよ
びリセットスイッチの少なくとも一方を捜すことができ
るので、電源基板上の高温部品等とは別の高温部品にも
手が延び難くなる。
【0008】請求項4記載の遊技機は、台島に設置され
る外枠と、前記外枠に回動可能に設けられた前枠と、電
源の遮断時に遊技情報をバックアップするバックアップ
手段と、前記前枠の後面側に設けられ電源基板に電源を
供給するための電源スイッチと、前記前枠の後面側に設
けられ遊技情報のバックアップデータをリセットするた
めのリセットスイッチとを備え、前記電源スイッチおよ
び前記リセットスイッチの少なくとも一方は前記電源基
板のうち人が手で操作するときに前記電源基板の高温部
品に手を触れない部分に搭載されているところに特徴を
有している。上記手段によれば、電源スイッチおよびリ
セットスイッチの少なくとも一方が電源基板上の高温部
品に手を触れることなく操作できるように電源基板に搭
載されているので、電源スイッチおよびリセットスイッ
チの少なくとも一方の操作時に電源基板上の高温部品に
手が延び難くなる。しかも、電源基板を目標にして電源
スイッチおよびリセットスイッチの少なくとも一方を捜
すことができるので、電源基板上の高温部品とは別の高
温部品にも手が延び難くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図26に基づいて説明する。パチンコホールの台島Dに
は、図2に示すように、外枠1が釘で打付けられてい
る。この外枠1は、図1の(b)に示すように、前後面
が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の左側部
には、図3の(a)に示すように、上下端部に位置して
ヒンジ金具2が固定され、両ヒンジ金具2には前面扉3
の垂直な両軸4が回動可能に装着されている。この前面
扉3は中央に矩形状の開口部を有するものであり、前面
扉3の開口部内にはコ字状の金枠5が固定され、前面扉
3の下端部には下皿6が固定されている。尚、前面扉3
は前枠に相当するものである。
【0010】金枠5の下端部には横長な長方形状の皿板
7が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能
に装着されており、皿板7の前面には上皿8が固定され
ている。この上皿8はパチンコ球P(図5のb参照)を
貯溜するものであり、上皿8には貸出スイッチ9(図9
参照)が装着されている。この上皿8には、図3の
(a)に示すように、複数のスリット10が形成されて
おり、上皿8内には複数のスリット10の後方に位置し
てスピーカ11が固定されている。
【0011】前面扉3の前面には右下部に位置して発射
ハンドル12が回動可能に装着されており、発射ハンド
ル12の後方には、図2に示すように、発射モータ13
が装着されている。この発射モータ13の回転軸には、
図3の(a)に示すように、打球機構を介して打球槌
(いずれも図示せず)が連結されており、発射ハンドル
12が図3の(a)の時計回り方向へ回動操作されたと
きには発射モータ13に電源が与えられ、打球槌が上皿
8内のパチンコ球Pを上皿8内から弾き出す。
【0012】金枠5には、図3の(a)に示すように、
皿板7の上方に位置して矩形状の窓枠15が左側辺部の
垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されてお
り、窓枠15の内周面には透明なガラス窓16が保持さ
れている。また、前面扉3の後面には額縁状の機構盤
(図示せず)が固定されている。この機構盤には、図4
に示すように、遊技盤17が保持されており、遊技盤1
7は窓枠15のガラス窓16により前方から覆われてい
る。
【0013】前面扉3の前面には、図3の(a)に示す
ように、右側部に位置して枠鍵18が装着されており、
枠鍵18は前面扉3を外枠1の前端面に密着した閉鎖状
態にロックし、窓枠15を金枠5の内周面に嵌合した閉
鎖状態にロックしている。また、遊技盤17の前面に
は、図4に示すように、外レール19および内レール2
0が固定されており、打球槌が弾いたパチンコ球Pは外
レール19および内レール20間を通して遊技盤17内
の上部に放出される。この遊技盤17の前面には複数の
障害釘21が打込まれており、遊技盤17内の上部に放
出されたパチンコ球Pは障害釘21に当りながら落下す
る。
【0014】遊技盤17の前面には表示台板22が固定
されており、表示台板22にはLEDからなる保留球ラ
ンプ23〜26およびカラー液晶表示器からなる図柄表
示装置27が保持されている。この図柄表示装置27に
は変動領域HEが横3列に設けられており、各変動領域
HE内には、図26の(a)に示すように、「1」〜
「12」の数字図柄ZSが設定順序で変動表示される。
尚、数字図柄ZSは識別図柄に相当するものである。
【0015】遊技盤17には、図4に示すように、図柄
表示装置27の下方に位置して特別図柄始動口28が固
定されている。この特別図柄始動口28は上面が開口す
るポケット状をなすものであり、特別図柄始動口28内
には始動口センサ29(図7参照)が固定されている。
この始動口センサ29は近接スイッチからなるものであ
り、特別図柄始動口28内にパチンコ球Pが入賞したこ
とを検出して始動信号を出力する。
【0016】遊技盤17の後面には、図2に示すよう
に、正方形状のセンタカバー30が固定されており、セ
ンタカバー30の外周部には矩形枠状のメインセット3
1が配設されている。このメインセット31は遊技盤1
7の後面に固定されたものであり、メインセット31の
後面には下端部に位置してメイン基板ボックス32が装
着されている。
【0017】メイン基板ボックス32内には、図12に
示すように、メイン基板33が収納されている。このメ
イン基板33は前面に配線パターンが形成された片面プ
リント配線基板からなるものであり、メイン基板33の
後面は電気部品の搭載面として機能する。
【0018】メイン基板33の後面には、図7に示すよ
うに、メイン制御装置34が搭載されている。このメイ
ン制御装置34はCPU35,ROM36,RAM3
7,I/O38を有するワンチップ型のマイクロコンピ
ュータを主体に構成されたものであり、始動口センサ2
9はI/O38を介してCPU35に電気的に接続され
ている。尚、CPU35はリセット手段に相当するもの
である。また、RAM37はバックアップ手段に相当す
るものである。
【0019】遊技盤17の後面には、図2に示すよう
に、センタカバー30内に位置して図柄基板ボックス3
9が固定されており、図柄基板ボックス39内には、図
12に示すように、図柄基板40が収納されている。こ
の図柄基板40は前面に配線パターンが形成された片面
プリント配線基板からなるものであり、図柄基板40の
後面は電気部品の搭載面として機能する。
【0020】図柄基板40の後面には、図8に示すよう
に、図柄制御装置41が搭載されている。この図柄制御
装置41はCPU42,ROM43,RAM44,I/
O45を有するワンチップ型のマイクロコンピュータを
主体に構成されたものものであり、図柄制御装置41の
CPU42にはI/O45を介してLCD駆動回路46
が電気的に接続されている。このLCD駆動回路46に
は図柄表示装置27が電気的に接続されており、CPU
42はLCD駆動回路46を介して図柄表示装置27の
表示内容を制御する。尚、LCD駆動回路46は図柄基
板40の後面に搭載されたものである。
【0021】図柄制御装置41のCPU42にはI/O
45を介してメイン制御装置34のI/O38が電気的
に接続されており、メイン制御装置34のCPU35は
図柄制御装置41のCPU42に各種の表示指令を出力
することに基づいて図柄表示装置27の表示内容を指令
する。
【0022】遊技盤17の前面には、図4に示すよう
に、特別図柄始動口28の下方に位置して入賞口台板4
7が固定されており、入賞口台板47には前面が開口す
る四角筒状の大入賞口48が形成されている。また、入
賞口台板47には扉49が水平な軸50を中心に回動可
能に装着されている。この扉49は大入賞口ソレノイド
51(図7参照)のプランジャにクランク機構(図示せ
ず)を介して連結されており、大入賞口ソレノイド51
の断電時には、図4に示すように、扉49が垂直状態に
回動することに基づいて大入賞口48の前面を閉鎖し、
大入賞口ソレノイド51の通電時には扉49が前方に倒
れた水平状態に回動することに基づいて大入賞口48の
前面を開放する。
【0023】大入賞口48内の入口には大入賞口センサ
52(図7参照)が固定されており、大入賞口センサ5
2は、図7に示すように、メイン制御装置34のCPU
35にI/O38を介して電気的に接続されている。こ
の大入賞口センサ52は近接スイッチからなるものであ
り、大入賞口48内にパチンコ球Pが入賞したことを検
出してCPU35に入賞信号を出力する。
【0024】大入賞口48内の奥部には、図4に示すよ
うに、左側部および右側部に位置して孔状の外れ口53
および当り口54が形成されており、大入賞口48内に
入賞したパチンコ球Pは外れ口53および当り口54に
振分けられる。また、当り口54内にはVセンサ55
(図7参照)が固定されている。このVセンサ55は当
り口54内にパチンコ球Pが入賞したことを検出してV
信号を出力する近接スイッチからなるものであり、図7
に示すように、メイン制御装置34のI/O38を介し
てCPU35に電気的に接続されている。
【0025】メイン制御装置34のCPU35にはI/
O38を介してソレノイド駆動回路56が電気的に接続
されている。このソレノイド駆動回路56には大入賞口
ソレノイド51が電気的に接続されており、メイン制御
装置34のCPU35はソレノイド駆動回路56を介し
て大入賞口ソレノイド51を駆動制御することに基づい
て大入賞口48を開閉する。尚、ソレノイド駆動回路5
6はメイン基板33の後面に搭載されたものである。
【0026】遊技盤17の下端部には、図4に示すよう
に、アウト口14が形成されており、特別図柄始動口2
8および大入賞口48等の入賞口に入球しないパチンコ
球Pはアウト口14内に入球する。また、遊技盤17の
後面には集合樋(図示せず)が固定されており、特別図
柄始動口28および大入賞口48等の入賞口内に入球し
たパチンコ球P,アウト口14内に入球したパチンコ球
Pは共通の集合樋内に転がり込み、集合樋を通して機外
へ排出される。
【0027】メインセット31の後面には、図2に示す
ように、上端部に位置して球タンク57が固定されてい
る。この球タンク57は上面が開口する容器状をなすも
のであり、球タンク57内には上方の島設備からパチン
コ球Pが供給される。また、メインセット31の後面に
はタンクレール58が固定されている。このタンクレー
ル58は右端部から左端部に向って下降傾斜する樋状を
なすものであり、タンクレール58の右端部は球タンク
57内に接続されている。このタンクレール58内には
前後2列に並ぶ仕切壁が形成されており、両仕切壁はタ
ンクレール58内を前列の前賞球通路,中列の貸球通
路,後列の後賞球通路に区画している(いずれも図示せ
ず)。
【0028】メインセット31の左側部には賞球払出装
置59が装着されている。この賞球払出装置59はパチ
ンコ球Pが特別図柄始動口28内および大入賞口48内
に入賞することに基づいてパチンコ球Pを賞球として払
出すものであり、次のように構成されている。
【0029】<賞球払出装置59について>メインセッ
ト31には、図5の(a)に示すように、払出ケース6
0が固定されている。この払出ケース60内にはステッ
ピングモータからなる払出モータ61が固定されてお
り、払出モータ61の回転軸にはシャフト62が固定さ
れている。このシャフト62には上スプロケット63が
固定されており、上スプロケット63には、図5の
(b)に示すように、シャフト62を挟んで対向する2
個の球受け凹部64が形成されている。
【0030】シャフト62には、図5の(a)に示すよ
うに、上スプロケット63の下方に位置して下スプロケ
ット65が固定されている。この下スプロケット65に
は、図5の(b)に示すように、シャフト62を挟んで
対向する2個の球受け凹部64が形成されており、上ス
プロケット63の両球受け凹部64は下スプロケット6
5の両球受け凹部64に対して周方向に90°だけ位置
ずれしている。
【0031】払出ケース60内には、図5の(a)に示
すように、前球通路66および後球通路67が形成され
ており、前球通路66の上端部および後球通路67の上
端部はタンクレール58の前賞球通路および後賞球通路
に接続されている。これら前球通路66内および後球通
路67内には球タンク57内から前賞球通路内および後
賞球通路内を通してパチンコ球Pが一列に充填されてお
り、払出モータ61の回転軸が図5の(b)の矢印A方
向へ機械角90°ずつ回動する毎に下記およびの動
作が交互に行われる。
【0032】下スプロケット65の球受け凹部64が
前球通路66の出口に対向し、前球通路66の出口から
下スプロケット65の球受け凹部64内に1個のパチン
コ球Pが供給される。 上スプロケット63の球受け凹部64が後球通路67
の出口に対向し、後球通路67の出口から上スプロケッ
ト63の球受け凹部64内に1個のパチンコ球Pが供給
される。
【0033】払出ケース60には払出口(図示せず)が
形成されており、払出モータ61の回転軸が図5の
(b)の矢印A方向へ機械角90°ずつ回動する毎に下
記およびの動作が交互に行われ、払出ケース60内
からパチンコ球Pが1個ずつ払出される。 上スプロケット63の球受け凹部64が払出口に対向
し、上スプロケット63の球受け凹部64内から払出口
を通して払出ケース60の外部に1個のパチンコ球Pが
払出される。 下スプロケット65の球受け凹部64が払出口に対向
し、下スプロケット65の球受け凹部64内から払出口
を通して払出ケース60の外部に1個のパチンコ球Pが
払出される。
【0034】払出ケース60の払出口には賞球センサ6
8(図7参照)が固定されている。この賞球センサ68
は近接スイッチからなるものであり、払出口から払出さ
れるパチンコ球Pを検出することに基づいて賞球信号を
出力する。賞球払出装置59は以上のように構成されて
いる。
【0035】メインセット31には、図2に示すよう
に、賞球通路69が形成されている。この賞球通路69
の上端部は賞球払出装置59の払出口に接続されてお
り、賞球払出装置59の払出口から払出されるパチンコ
球Pは賞球通路69内を落下する。また、メインセット
31には上皿通路(図示せず)が形成されており、賞球
通路69の下端部は上皿通路の上端部に接続されてい
る。この上皿通路の下端部は上皿8内に接続されてお
り、賞球通路69内を落下するパチンコ球Pは上皿通路
を通して上皿8内に払出される。
【0036】メインセット31には下皿通路(図示せ
ず)が形成されており、下皿通路の下端部は下皿6内に
接続されている。この下皿通路の上端部は上皿通路に接
続されており、上皿8内にパチンコ球Pが充満した状態
では賞球通路69内を落下するパチンコ球Pが上皿通路
内から下皿通路内を通して下皿6内に払出される。
【0037】メインセット31の左側部には、図2に示
すように、賞球払出装置59の下方に位置して貸球払出
装置70が装着されている。この貸球払出装置70は貸
出スイッチ9が操作されることに基づいてパチンコ球P
を貸球として払出すものであり、次のように構成されて
いる。
【0038】<貸球払出装置70について>メインセッ
ト31には、図6に示すように、払出ケース71が固定
されており、払出ケース71内には球通路72が形成さ
れている。この球通路72の上端部はタンクレール58
の貸球通路に接続されており、球通路72内には球タン
ク57内から貸球通路内を通してパチンコ球Pが一列に
充填されている。この球通路72の上下方向中間部には
スプロケット73が軸74を中心に回動可能に装着され
ており、スプロケット73の外周部には複数の球受け凹
部75が形成されている。
【0039】払出ケース71内には払出ソレノイド76
(図9参照)が配設されている。この払出ソレノイド7
6のプランジャにはスプロケット73の軸74がクラン
ク機構を介して連結されており、払出ソレノイド76の
プランジャの後退時には、図6に実線で示すように、パ
チンコ球Pがスプロケット73の1個の球受け凹部75
内に保持されている。この状態で払出ソレノイド76の
プランジャが突出すると、図6に二点鎖線で示すよう
に、スプロケット73が矢印A方向へ単位量だけ回動す
ることに基づいて1個の球受け凹部75内から1個のパ
チンコ球Pが排出され、球通路72の下端部を通して払
出ケース71の外部に払出される。
【0040】払出ケース71内には球通路72の下端部
に位置して球貸センサ77が固定されている。この球貸
センサ77は近接スイッチからなるものであり、球通路
72内を落下するパチンコ球Pを検出することに基づい
て球貸信号を出力する。貸球払出装置70は以上のよう
に構成されている。
【0041】メインセット31には、図2に示すよう
に、貸球通路78が形成されている。この貸球通路78
の上端部は貸球払出装置70の球通路72に接続されて
おり、貸球払出装置70の球通路72内から払出される
パチンコ球Pは貸球通路78内を落下する。この貸球通
路78の下端部は上皿通路に接続されており、上皿8内
にパチンコ球Pが充満していないときには貸球払出装置
70からのパチンコ球Pが貸球通路78および上皿通路
を通して上皿8内に払出され、上皿8内にパチンコ球P
が充満しているときには貸球払出装置70からのパチン
コ球Pが貸球通路78から上皿通路および下皿通路を通
して下皿6内に払出される。
【0042】メインセット31には、図2に示すよう
に、タンクレール58の下方に位置して球切れスイッチ
79が装着されており、球切れスイッチ79は、図7に
示すように、メイン制御装置34のCPU35にI/O
38を介して電気的に接続されている。この球切れスイ
ッチ79はタンクレール58内の右端部のパチンコ球P
により押圧されることに基づいてオフ状態に保持される
ものであり、タンクレール58内の右端部にパチンコ球
Pがなくなったときには球切れスイッチ79に対する操
作力が消滅し、球切れスイッチ79からメイン制御装置
34のCPU35にオン信号(球切れ信号)が出力され
る。
【0043】メインセット31の後面には、図2に示す
ように、下端部に位置して払出基板ボックス80が固定
されており、払出基板ボックス80内には、図12に示
すように、払出基板81が収納されている。この払出基
板81は前面に配線パターンが形成された片面プリント
配線基板からなるものであり、払出基板81の後面は部
品搭載面として機能する。
【0044】払出基板81の後面には、図9に示すよう
に、払出制御装置82が搭載されている。この払出制御
装置82はCPU83,ROM84,RAM85,I/
O86を有するワンチップ型のマイクロコンピュータを
主体に構成されたものであり、払出制御装置82のCP
U83にはI/O86を介して賞球払出装置59の賞球
センサ68および貸球払出装置70の球貸センサ77が
電気的に接続され、メイン制御装置34のCPU35に
は、図7に示すように、I/O38を介して賞球払出装
置59の賞球センサ68が電気的に接続されている。
【0045】払出制御装置82のCPU83には、図9
に示すように、I/O86を介してメイン制御装置34
のI/O38が電気的に接続されており、メイン制御装
置34のCPU35は特別図柄始動口28内および大入
賞口48内にパチンコ球Pが入賞したことを検出する
と、払出制御装置82のCPU83に賞球指令等の払出
指令を出力する。
【0046】払出制御装置82のCPU83にはI/O
86を介してモータ駆動回路87が電気的に接続されて
いる。このモータ駆動回路87には賞球払出装置59の
払出モータ61が電気的に接続されており、払出制御装
置82のCPU83はメイン制御装置34からの払出指
令を検出することに基づいて払出モータ61を駆動制御
し、上皿8内または下皿6内にパチンコ球Pを賞球とし
て払出す。尚、モータ駆動回路87は払出基板81の後
面に搭載されたものである。
【0047】払出制御装置82のCPU83にはI/O
86を介して貸出スイッチ9が電気的に接続されてお
り、貸出スイッチ9の操作時には貸出スイッチ9から払
出制御装置82のCPU83に貸出信号(オン信号)が
出力される。また、払出制御装置82のCPU83には
I/O86を介してソレノイド駆動回路88が電気的に
接続されている。このソレノイド駆動回路88には貸球
払出装置70の払出ソレノイド76が電気的に接続され
ており、払出制御装置82のCPU83は貸出スイッチ
9からの貸出信号を検出することに基づいて払出ソレノ
イド76を駆動制御し、上皿8内または下皿6内にパチ
ンコ球Pを貸球として払出す。尚、ソレノイド駆動回路
88は払出基板81の後面に搭載されたものである。
【0048】遊技盤17の後面には、図2に示すよう
に、センタカバー30内に位置して音ランプ基板ボック
ス89が固定されており、音ランプ基板ボックス89内
には、図12に示すように、ランプ基板90が収納され
ている。このランプ基板90は前面に配線パターンが形
成された片面プリント配線基板からなるものであり、ラ
ンプ基板90の後面は電気部品の搭載面として機能す
る。
【0049】ランプ基板90の後面には、図10に示す
ように、ランプ制御装置91が搭載されている。このラ
ンプ制御装置91はワンチップ型のマイクロコンピュー
タを主体に構成されたものであり、CPU92,ROM
93,RAM94,I/095を有している。このラン
プ制御装置91のI/O95にはメイン制御装置34の
I/O38が電気的に接続されており、メイン制御装置
34のCPU35はランプ制御装置81のCPU92に
ランプ指令を出力する。
【0050】ランプ制御装置91のI/O95にはラン
プ駆動回路96を介して保留球ランプ23〜26が電気
的に接続されている。このランプ駆動回路96はランプ
基板90の後面に搭載されたものであり、ランプ制御装
置91のCPU92はメイン制御装置34からのランプ
指令に応じてランプ駆動回路96を駆動し、保留球ラン
プ23〜26の点灯状態を制御する。
【0051】音ランプ基板ボックス89内には、図12
に示すように、音基板97が収納されている。この音基
板97は前面に配線パターンが形成された片面プリント
配線基板からなるものであり、音基板97の後面は電気
部品の搭載面として機能する。また、音基板97の後面
には、図11に示すように、音制御装置98が搭載され
ている。この音制御装置98はワンチップ型のマイクロ
コンピュータを主体に構成されたものであり、CPU9
9,ROM100,RAM101,I/0102を有し
ている。この音制御装置98のI/O102にはメイン
制御装置34のI/O38が電気的に接続されており、
メイン制御装置34のCPU35は音制御装置98のC
PU99に音指令を出力する。
【0052】音制御装置98のI/O102にはスピー
カ駆動回路103を介してスピーカ11が電気的に接続
されている。このスピーカ駆動回路103は音基板97
の後面に搭載されたものであり、音制御装置98のCP
U99はメイン制御装置34からの音指令に応じてスピ
ーカ駆動回路103を駆動し、スピーカ11から効果音
を出力する。
【0053】センタカバー30の後面には、図2に示す
ように、左側部に位置して盤用端子板104が固定され
ている。この盤用端子板104は、図7に示すように、
メイン制御装置34のI/O38を介してCPU35に
電気的に接続されており、CPU35は図柄の変動を開
始することに基づいて盤用端子板104にスタート信号
を出力し、大当りを発生させることに基づいて大当り信
号を出力する。この盤用端子板104にはホールコンピ
ュータ105が電気的に接続されており、スタート信号
および大当り信号等の盤情報は盤用端子板104を通し
てホールコンピュータ105に与えられる。
【0054】メインセット31の後面には、図2に示す
ように、左上部に位置して枠用端子板106が固定され
ている。この枠用端子板106は、図7に示すように、
メイン制御装置34のI/O38を介してCPU35に
電気的に接続されており、CPU35は賞球の払出指令
を出力することに基づいて枠用端子板106に賞球信号
を出力し、球切れスイッチ79からの球切れ信号を検出
することに基づいて球切れ信号を出力する。この枠用端
子板106はホールコンピュータ105に電気的に接続
されており、賞球信号および球切れ信号等の枠情報は枠
用端子板106を通してホールコンピュータ105に与
えられる。
【0055】メインセット30の後面には、図2に示す
ように、左下部に位置して電源基板ボックス107が固
定されている。この電源基板ボックス107は、図1の
(a)に示すように、後面が開口する矩形皿状のボック
スベース108に透明なボックスカバー109を固定し
た構成のものであり、ボックスカバー109には複数の
放熱孔110が形成されている。また、電源基板ボック
ス107内には電源基板111が収納されている。この
電源基板111は片面プリント配線基板からなるもので
あり、電源基板111の前面には配線パターンが形成さ
れ、電源基板111の後面は電気部品の搭載面として機
能する。
【0056】電源基板111の後面にはボックスカバー
109の外部の左下部に位置して電源スイッチ112が
搭載されており、電源スイッチ112は外部の電源回路
に相当するパチンコホールの島設備に電源基板111の
配線パターンを介して電気的に接続されている。この電
源スイッチ112はオン状態およびオフ状態にロックさ
れる自己保持形のモーメンタリスイッチからなるもので
あり、電源スイッチ112のオン状態ではパチンコホー
ルの島設備から電源基板111の配線パターンにAC2
4Vの主電源Vinが与えられる。
【0057】電源基板111の後面にはボックスカバー
109の外部に位置してリセットスイッチ113が搭載
されている。このリセットスイッチ113は操作力が除
去されることに基づいてオン状態からオフ状態に自己復
帰するプッシュスイッチからなるものであり、片手で同
時操作可能な程度に電源スイッチ112の右側部に隣接
配置されている。尚、符号H1は電源スイッチ112と
リセットスイッチ113との離間距離であり、離間距離
H1は1cm程度に設定されている。
【0058】リセットスイッチ113は、図7および図
9に示すように、メイン制御装置34のCPU35およ
び払出制御装置82のCPU83にI/038およびI
/O86を介して電気的に接続されており、リセットス
イッチ113の操作時にはリセットスイッチ113から
CPU35およびCPU83にオン信号(リセット信
号)が出力される。
【0059】電源基板111には、図12に示すよう
に、電源回路114が搭載されている。この電源回路1
14は主電源Vinを整流する整流回路,整流回路からの
整流出力を平滑する平滑回路,平滑回路からの平滑出力
を降圧する降圧形のDC/DC回路,平滑回路からの平
滑出力を昇圧する昇圧形のDC/DC回路を有するもの
であり、主電源Vinに基づいてDC32Vの駆動電源V
1,DC12Vの駆動電源V2,DC5Vの駆動電源V
3を生成する。
【0060】電源基板111にはメイン基板33が電気
的に接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板
111からメイン基板33のソレノイド駆動回路56を
通して大入賞口ソレノイド51にDC32Vの駆動電源
V1が印加され、始動口センサ29と大入賞口センサ5
2とVセンサ55にDC12Vの駆動電源V2が印加さ
れ、メイン制御装置34にDC5Vの駆動電源V3が印
加される。
【0061】電源基板111には払出基板81が電気的
に接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板1
11から払出基板81のモータ駆動回路87およびソレ
ノイド駆動回路88を通して払出モータ61および払出
ソレノイド76にDC32Vの駆動電源V1が印加さ
れ、貸出スイッチ9と賞球センサ68と球貸センサ77
にDC12Vの駆動電源V2が印加され、払出制御装置
82にDC5Vの駆動電源V3が印加される。
【0062】電源基板111には図柄基板40が電気的
に接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板1
11から図柄基板40のLCD駆動回路46を通して図
柄表示装置27にDC12Vの駆動電源V2が印加さ
れ、発射モータ13にAC24Vの主電源Vinが印加さ
れる。この図柄基板40の後面にはDC/DC回路11
5が搭載されており、DC/DC回路115はDC12
Vの駆動電源V2に基づいて図柄制御装置41用の駆動
電源V3を生成する。
【0063】電源基板111にはランプ基板90が電気
的に接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板
111からランプ基板90のランプ駆動回路96を通し
て保留球ランプ23〜26にDC12Vの駆動電源V2
が印加され、ランプ制御装置91にDC5Vの駆動電源
V3が印加される。
【0064】電源基板111には音基板97が電気的に
接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板11
1から音基板97のスピーカ駆動回路103を通してス
ピーカ11にDC12Vの駆動電源V2が印加される。
この音基板97の後面にはDC/DC回路115が搭載
されており、DC/DC回路115はDC12Vの駆動
電源V2に基づいて音制御装置98用の駆動電源V3を
生成する。
【0065】電源基板111の後面には停電検出回路1
16が搭載されており、停電検出回路116は、図7お
よび図9に示すように、メイン制御装置34のI/O3
8および払出制御装置82のI/O86を介してメイン
制御装置34のCPU35および払出制御装置82のC
PU83に電気的に接続されている。この停電検出回路
116は主電源Vinの電圧レベルを監視するものであ
り、主電源Vinの電圧レベルが停電レベルに降下したこ
とを検出してメイン制御装置34のCPU35および払
出制御装置82のCPU83に停電信号を出力する。
【0066】電源基板111には、図12に示すよう
に、予備電源回路117が搭載されている。この予備電
源回路117はコンデンサを主体に構成されたものであ
り、主電源Vinの電圧レベルが停電レベルに降下したと
きには予備電源回路117からメイン基板33および払
出基板81を通してメイン制御装置34および払出制御
装置82にDC5Vの制御用の予備電源V3´が設定時
間だけ供給される。
【0067】メイン基板33にはバックアップ電源回路
118が搭載されており、駆動電源V3または予備電源
V3´の有効時には電源基板111からメイン制御装置
34のRAM37等のメモリに駆動電源V3または予備
電源V3´が印加され、駆動電源V3および予備電源V
3´の遮断時にはメイン基板33のバックアップ電源回
路118からメイン制御装置34のRAM37等のメモ
リにバックアップ電源V4が印加される。
【0068】払出基板81にはバックアップ電源回路1
18が搭載されており、駆動電源V3または予備電源V
3´の有効時には電源基板111から払出制御装置82
のRAM85等のメモリに駆動電源V3または予備電源
V3´が印加され、駆動電源V3および予備電源V3´
の遮断時には払出基板81のバックアップ電源回路11
8から払出制御装置82のRAM85等のメモリにバッ
クアップ電源V4が印加される。尚、メイン基板33お
よび払出基板81の各バックアップ電源回路118はリ
チウム電池を主体とするものであり、数日間程度のバッ
クアップ機能を有している。
【0069】電源基板111の後面には、図1の(a)
に二点鎖線で示すように、ボックスカバー109内の上
端部に位置して横長な部品搭載領域119が形成されて
おり、部品搭載領域119には電源回路114の平滑用
コンデンサ等の複数のコンデンサ120が横一列に搭載
されている。これら各コンデンサ120は高温部品に相
当するものであり、図1の(b)に示すように、人が電
源スイッチ112およびリセットスイッチ113を操作
するときにボックスカバー109を介して手が触れない
程度に電源スイッチ112およびリセットスイッチ11
3から離間配置されている。尚、符号H2は電源スイッ
チ112およびリセットスイッチ113から部品搭載領
域119に至る最短の離間距離であり、離間距離H2は
2cm程度に設定されている。
【0070】電源基板111の部品搭載領域119内に
は、図1の(a)に示すように、複数のコンデンサ12
0の上方に位置して横長な放熱フィン123が固定され
ている。この放熱フィン123は複数のコンデンサ12
0からの熱を放出するものであり、放熱部品に相当す
る。
【0071】電源基板111の後面には、図1の(a)
に二点鎖線で示すように、ボックスカバー109の外部
の下端部に位置して横長な部品搭載領域121が形成さ
れている。この部品搭載領域121には複数のコネクタ
122が横一列に搭載されており、メイン基板33,図
柄基板40,払出基板81,ランプ基板90,音基板9
7は部品搭載領域121内のコネクタ122を介して電
源基板111に電気的に接続されている。
【0072】次に上記構成の作用について説明する。
尚、下記動作はメイン制御装置34,図柄制御装置4
1,払出制御装置82がROM36,ROM43,RO
M84に予め記録された制御プログラムに基づいて実行
するものである。
【0073】<メイン制御装置34のメインルーチンに
ついて>メイン制御装置34のCPU35は電源スイッ
チ112の操作に基づいて電源が投入されると、図13
のステップS1へ移行する。ここで、リセットスイッチ
113からのリセット信号の有無を判断し、リセット信
号を検出したときにはステップS2の初期化処理へ移行
する。従って、電源スイッチ112およびリセットスイ
ッチ113が同時操作されたときにはステップS2の初
期化処理が実行されることになる。
【0074】CPU35は初期化処理へ移行すると、大
当りカウンタ値No,基準値Ni,図柄カウンタ値N
z,変動パターンカウンタ値Nh,リーチカウンタ値N
r,リセットカウンタ値No´,賞球カウンタ値Ns,
演出フラグFe,大当りフラグFo,ラウンドカウンタ
値NR,VフラグFv,開放時間タイマTo,入賞カウ
ンタ値Np,演出時間タイマTe,大当りの判定結果,
図柄の設定結果,変動パターンの設定結果等のRAM3
7のバックアップデータを「0」にリセットし、RAM
37の終了値Nmaxのバックアップデータを設定値M
ax(316)にリセットする。これら各バックアップ
データは遊技情報に相当するものであり、各遊技情報の
機能は下記の通りである。
【0075】(1)大当りカウンタ値No 大当りおよび外れを抽選する大当り抽選手段,特典カウ
ンタ,特典獲得の判定に関わる判定用データに相当する
ものであり、大当りカウンタ値Noが始動信号の検出時
に大当り値「7」である場合に大当りが判定される。 (2)終了値Nmax 大当りカウンタNoの加算終了値を示すものであり、特
典獲得の判定に関わる判定用データに相当する。 (3)基準値Ni 大当りカウンタNoをランダム値にリセットしたり、終
了値Nmaxをリセットするためのものであり、特典獲
得の判定に関わる判定用データに相当する。
【0076】(4)リセットカウンタ値No´ 基準値Niを無作為に抽選するランダム設定手段,特典
獲得の判定に関わる判定用データに相当するものであ
る。 (5)図柄カウンタ値Nz 左列と中列と右列の数字図柄ZSを設定するための図柄
設定手段,演出表示用の演出データに相当するものであ
り、図柄カウンタ値Nzに応じた数字図柄ZSの組合せ
を表引きすることに基づいて3列の数字図柄ZSが設定
される。 (6)リーチカウンタ値Nr 完全外れおよび外れリーチを抽選するためのリーチ抽選
手段,演出表示用の演出データに相当するものであり、
リーチカウンタ値Nrが始動信号の検出時にリーチ値
「7」または「14」である場合に外れリーチが判定さ
れる。
【0077】(7)変動パターンカウンタ値Nh リーチアクション等の演出パターンを抽選するための演
出パターン抽選手段,演出表示用の演出データに相当す
るものであり、大当りおよび外れリーチの判定時には始
動信号の検出時の変動パターンカウンタ値Nhに基づい
てリーチアクション等が設定される。 (8)賞球カウンタ値Ns パチンコ球Pの払出予定数を示す払出用データに相当す
るものであり、特別図柄始動口28内に1個のパチンコ
球Pが入賞することに基づいて「5」だけ加算され、大
入賞口48内に1個のパチンコ球Pが入賞することに基
づいて「15」だけ加算される。 (9)ラウンドカウンタ値NR 大入賞口48の開放回数(ラウンド数)を示すものであ
り、大当りデータに相当する。
【0078】(10)入賞カウンタ値Np 大入賞口48に対するパチンコ球Pの入賞個数を計測す
るものであり、大当りデータに相当する。 (11)開放時間タイマTo 大当り動作中の大入賞口48の開放時間を計測するもの
であり、大当りデータに相当する。 (12)演出時間タイマTe 図柄変動画面やリーチアクション等の演出パターンの表
示時間を計測するものであり、演出表示用の演出データ
に相当する。
【0079】(13)演出フラグFe 図柄変動画面やリーチアクション画面の表示状態を示す
演出データに相当するものであり、図柄変動画面やリー
チアクション画面が表示中である場合に「1」にセット
される。 (14)大当りフラグFo 大当り動作の実行状態を示す大当りデータに相当するも
のであり、大入賞口48の開放状態で「1」にセットさ
れる。 (15)VフラグFv 大入賞口48の当り口54に対するパチンコ球Pの入賞
状態を示す大当りデータに相当するものであり、大当り
動作中にパチンコ球Pが当り口54内に入賞することに
基づいて「1」にセットされる。
【0080】CPU35は図13のステップS3へ移行
すると、始動口センサ29からの始動信号の有無を判断
する。ここで始動信号を検出したときにはステップS4
へ移行し、賞球カウンタ値Nsに「5」を加算し(Ns
+5→Ns)、ステップS5で払出制御装置82のCP
U83に賞球指令および払出個数Nsを出力する。従っ
て、特別図柄始動口28内にパチンコ球Pが入賞したと
きには5個のパチンコ球Pの払出指令が出力される。
【0081】CPU35はステップS6へ移行すると、
大入賞口センサ52からの入賞信号の有無を判断する。
ここで入賞信号を検出したときにはステップS7で賞球
カウンタ値Nsに「15」を加算し(Ns+15→N
s)、ステップS8で払出制御装置82のCPU83に
賞球指令および払出個数Nsを出力する。従って、大入
賞口48内にパチンコ球Pが入賞したときには15個の
パチンコ球Pの払出指令が出力される。
【0082】CPU35はステップS9へ移行すると、
賞球センサ68からの賞球信号の有無を判断する。この
賞球センサ68は賞球払出装置59から1個のパチンコ
球Pが放出されたことを検出して賞球信号を出力するも
のであり、CPU35はステップS9で賞球信号を検出
すると、ステップS10で賞球カウンタ値Nsから
「1」を減算する(Ns−1→Ns)。
【0083】CPU35はステップS11へ移行する
と、リセットカウンタ値No´をROM36に予め記録
された一定の設定値Max(316)と比較する。この
リセットカウンタNo´は大当りカウンタNoの加算開
始値をランダムに抽選するランダムカウンタとして機能
するものであり、CPU35は「No´=Max」を検
出したときにはステップS12でリセットカウンタ値N
o´に「0」をセットし(0→No´)、「No´<M
ax」を検出したときにはステップS13でリセットカ
ウンタ値No´に「1」を加算する(No´+1→No
´)。従って、メインルーチンが1周することに基づい
てリセットカウンタ値No´に「1」が加算され、リセ
ットカウンタ値No´が設定値Max(316)まで加
算されたときには「0」に戻って再び加算される。
【0084】<メイン制御装置34のタイマ割込ルーチ
ンについて>図14のタイマ割込ルーチンは設定時間
(4msec)が経過する毎に起動するものであり、メ
イン制御装置34のCPU35は割込ルーチンを起動す
ると、ステップS31で始動口センサ29からの始動信
号の有無を判断する。ここで、始動信号を検出したとき
にはステップS32のデータ取得処理へ移行し、図15
の(a)のステップS101で大当りカウンタ値No,
図柄カウンタ値Nz,リーチカウンタ値Nr,変動パタ
ーンカウンタ値Nhを取得する。これら大当りカウンタ
No〜変動パターンカウンタNhはCPU35が図14
のステップS41のカウンタ加算処理で加算するもので
あり、CPU35は大当りカウンタ値No〜変動パター
ンカウンタ値Nhを取得すると、図15の(a)のステ
ップS102へ移行する。
【0085】CPU35はステップS102へ移行する
と、RAM37のカウンタデータエリアを参照する。こ
のカウンタデータエリアは、図15の(b)に示すよう
に、データ記録部〜を有するものであり、データ記
録部〜にはデータ記録部,データ記録部,デー
タ記録部,データ記録部,データ記録部の順に記
録順序が設定されている。
【0086】CPU35は図15の(a)のステップS
102でデータ記録部〜に空欄がないことを検出す
ると、データ取得処理を終える。また、ステップS10
2でデータ記録部〜に空欄があることを検出したと
きにはステップS103へ移行し、データ記録部〜
のうち記録順序に応じた先頭の空欄に大当りカウンタ値
No〜変動パターンカウンタ値Nhを記録し、ステップ
S104へ移行する。データ記録部〜には、図15
の(b)に示すように、保留球ランプ23〜26が割付
けられており、CPU35は図15の(a)のステップ
S105へ移行すると、カウンタデータが記録されてい
るデータ記録部〜に対応する保留球ランプ23〜2
6の点灯指令(ランプ指令)をランプ制御装置91に出
力する。すると、ランプ制御装置91のCPU92は点
灯指令を検出し、保留球ランプ23〜26のうち点灯指
定に応じたものを点灯させる。従って、データ記録部
にカウンタデータが記録されている状態で特別図柄始動
口28内にパチンコ球Pが入賞したときにはデータ記録
部〜に当該順序でカウンタデータが記録され、保留
球ランプ23〜26が当該順序で点灯する。
【0087】CPU35は図14のステップS33へ移
行すると、演出フラグFeの状態を判断する。この演出
フラグFeは、上述したように、図柄表示装置27に図
柄変動画面やリーチアクション等の演出パターンが表示
中であるか否を示すものであり、CPU35は「Fe=
0」を検出したときには演出パターンが表示されていな
いと判断してステップS34へ移行する。また、「Fe
=1」を検出したときには演出パターンが表示されてい
ると判断してステップS37の演出処理へ移行し、演出
処理を優先的に行う。
【0088】CPU35はステップS34へ移行する
と、大当りフラグFoの状態を判断する。この大当りフ
ラグFoは、上述したように、大入賞口48が開放中で
あるか否かを示すものであり、CPU35は「Fo=
0」を検出したときには大入賞口48が開放されていな
いと判断してステップS35へ移行する。また、「Fo
=1」を検出したときには大入賞口48が開放されてい
ると判断してステップS40の大当り処理へ移行し、大
当り処理を優先的に行う。
【0089】CPU35はステップS35へ移行する
と、RAM37のカウンタデータエリアにカウンタデー
タが記録されているか否かを判断する。ここで「YE
S」と判断したときにはステップS36の大当り判定処
理へ移行し、図16の(a)のステップS111でデー
タ記録部から大当りカウンタ値No,図柄カウンタ値
Nz,リーチカウンタ値Nr,変動パターンカウンタ値
Nhを検出する。
【0090】CPU35はステップS112へ移行する
と、データ記録部の大当りカウンタ値Noを大当り値
「7」と比較する。この大当り値「7」はメイン制御装
置34のROM36に予め記録されたものであり、CP
U35は両者が同一であることを検出したときにはステ
ップS113で大当りと判定し、両者が相違しているこ
とを検出したときにはステップS114へ移行する。
【0091】CPU35はステップS114へ移行する
と、データ記録部のリーチカウンタ値Nrをリーチ値
「7」および「14」と比較する。これらリーチ値
「7」および「14」はメイン制御装置34のROM3
6に予め記録されたものであり、CPU35はリーチカ
ウンタ値Nrがリーチ値「7」または「14」と同一で
あることを検出したときにはステップS115で外れリ
ーチと判定し、リーチカウンタ値Nrがリーチ値「7」
および「14」と相違していることを検出したときには
ステップS116で完全外れと判定する。
【0092】メイン制御装置34のROM36には大当
り用の図柄テーブルが記録されている。この図柄テーブ
ルは図柄カウンタ値Nzと大当り図柄との対応関係を示
すものであり、CPU35は大当りを判定したときには
ステップS117へ移行し、大当り用の図柄テーブルか
らデータ記録部の図柄カウンタ値Nzに応じた大当り
図柄を取得する。尚、大当り図柄は左列,中列,右列の
3個の数字図柄ZSの組合せを称するものであり、3個
の数字図柄ZSは「1」〜「12」のいずれかの同一値
に設定されている。
【0093】メイン制御装置34のROM36には外れ
リーチ用の図柄テーブルが記録されている。この図柄テ
ーブルは図柄カウンタ値Nzと外れリーチ図柄との対応
関係を示すものであり、CPU35は外れリーチを判定
したときにはステップS117へ移行し、外れリーチ用
の図柄テーブルからデータ記録部の図柄カウンタ値N
zに応じた外れリーチ図柄を取得する。尚、外れリーチ
図柄は左列,中列,右列の3個の数字図柄ZSの組合せ
を称するものであり、外れリーチ図柄の左列および右列
は「1」〜「12」のいずれかの同一値に設定され、外
れリーチ図柄の中列は「1」〜「12」のうち左列およ
び右列と異なる値に設定されている。
【0094】メイン制御装置34のROM36には完全
外れ用の図柄テーブルが記録されている。この図柄テー
ブルは図柄カウンタ値Nzと外れ図柄との対応関係を示
すものであり、CPU35は完全外れを判定したときに
はステップS117へ移行し、完全外れ用の図柄テーブ
ルからデータ記録部の図柄カウンタ値Nzに応じた外
れ図柄を取得する。尚、外れ図柄は左列,中列,右列の
3個の数字図柄ZSの組合せを称するものであり、外れ
図柄の左列および右列は「1」〜「12」のうちの異な
る値に設定されている。
【0095】CPU35はステップS118へ移行する
と、変動パターンを設定する。この変動パターンは図柄
表示装置27に表示する演出パターンを設定するための
ものであり、CPU35は完全外れの判定時には変動パ
ターンを「4」に設定し、大当りおよび外れリーチの判
定時には変動パターンをデータ記録部の変動パターン
カウンタ値Nhに設定する。この変動パターンカウンタ
値Nhは、後述するように、「0」から「3」に加算さ
れた後に「0」に戻って加算されるものであり、大当り
および外れリーチの判定時には変動パターンが「0」〜
「3」のいずれかの値にランダムに設定される。
【0096】CPU35はステップS119へ移行する
と、図柄制御装置41のCPU42に演出情報を出力す
る。この演出情報は図柄制御装置41のCPU42が図
柄表示装置27に演出パターンを表示するのに必要な情
報を称するものであり、大当りの判定結果と図柄の設定
結果と変動パターンの設定結果とを主体に構成されてい
る。
【0097】CPU35はステップS120へ移行する
と、演出時間Teを設定する。この演出時間Teは図柄
制御装置41のCPU42が図柄表示装置27に演出パ
ターンを表示するのに必要な時間を称するものであり、
CPU35がステップS118の変動パターンに基づい
て設定するものである。
【0098】CPU35はステップS121へ移行する
と、図柄制御装置41のCPU42に図柄変動指令を出
力し、ステップS122で演出時間タイマTeをスター
トさせる。この演出時間タイマTeは、上述したよう
に、演出パターンの表示時間を計測するものであり、C
PU35は演出時間タイマTeをスタートさせると、ス
テップS123で演出フラグFeに「1」をセットする
(1→Fe)。この演出フラグFeは、上述したよう
に、図柄変動画面やリーチアクション画面の表示状態を
示すものであり、CPU35は演出フラグFeに「1」
をセットすることに基づいて演出パターンの表示開始を
記録する。
【0099】CPU35は図14のステップS37の演
出処理へ移行すると、図16の(b)のステップS13
1で演出時間タイマTeを設定値Maxと比較する。こ
の設定値MaxはCPU35が図16の(a)のステッ
プS120で変動パターンに基づいて設定した演出パタ
ーンの表示時間であり、CPU35は「Te≧Max」
を検出したときには演出パターンの表示終了を判断し、
図16の(b)のステップS132で演出時間タイマT
eを停止させる。そして、ステップS133で演出フラ
グFeに「0」をセットすることに基づいて演出パター
ンの非表示を記録し(0→Fe)、ステップS134で
図柄制御装置41のCPU42に図柄確定指令を出力す
る。
【0100】CPU35は図14のステップS38へ移
行すると、RAM37に大当りの判定結果として大当り
が記録されているか否かを判断する。ここで「NO」と
判断したときにはステップS39へ移行し、データ記録
部のカウンタデータを消去する。そして、データ記録
部〜にカウンタデータが記録されているときにはカ
ウンタデータを前段のデータ記録部〜に移動させ、
データ記録部〜のうち空欄にしたものに対応する保
留球ランプ23〜26の消灯指令(ランプ指令)をラン
プ制御装置91のCPU92に出力する。すると、CP
U92は保留球ランプ23〜26のうち消灯指令に応じ
たものを消灯する。
【0101】メイン制御装置34のCPU35はステッ
プS38で大当りの判定結果が記録されていることを検
出すると、ステップS40の大当り処理へ移行し、図1
7のステップS141で大当りフラグFoの状態を判断
する。この大当りフラグFoは、上述したように、大入
賞口48の開放中に「1」にセットされるものであり、
CPU35は「Fo=0」を検出したときにはステップ
S142へ移行する。
【0102】CPU35はステップS142へ移行する
と、ラウンドカウンタ値NRに「0」をセットする(0
→NR)。このラウンドカウンタ値NRは、上述したよ
うに、大入賞口48の開放回数を計測するものであり、
CPU35はラウンドカウンタ値NRをリセットする
と、ステップS143で入賞カウンタ値Npを「0」に
リセットする(0→Np)。この入賞カウンタ値Np
は、上述したように、大入賞口48に対するパチンコ球
Pの入賞個数を計測するものであり、CPU35がステ
ップS150で大入賞口センサ52からの入賞信号を検
出することに基づいてステップS151で加算するもの
である(Np+1→Np)。
【0103】CPU35はステップS144へ移行する
と、VフラグFvを「0」にリセットする(0→F
v)。このVフラグFvは、上述したように、パチンコ
球Pが大入賞口48の当り口54内に入賞したか否かを
示すものであり、CPU35がステップS152でVセ
ンサ55からのV信号を検出することに基づいてステッ
プS153でセットするものである(1→Fv)。
【0104】CPU35はステップS145へ移行する
と、開放時間タイマToを「0」にリセットする(0→
To)。この開放時間タイマToは、上述したように、
大入賞口48の開放時間を計測するものであり、CPU
35は開放時間タイマToをリセットすると、ステップ
S146で大入賞口ソレノイド51を駆動することに基
づいて大入賞口48を開放する。
【0105】CPU35はステップS147へ移行する
と、図柄制御装置41のCPU42にラウンド画面の表
示指令を出力する。このラウンド画面は大当りの雰囲気
を盛上げる演出画面を称するものであり、CPU35は
ラウンド画面の表示指令を出力すると、ステップS14
8で開放時間タイマToをスタートさせる。そして、ス
テップS149で大当りフラグFoに「1」をセットし
(1→Fo)、大入賞口48の開放を記録する。
【0106】CPU35はステップS150へ移行する
と、大入賞口センサ52からの入賞信号の有無を判断す
る。ここで、入賞信号を検出したときにはステップS1
51で入賞カウンタ値Npに「1」を加算する。CPU
35はステップS152へ移行すると、Vセンサ55か
らのV信号の有無を判断する。ここで、V信号を検出し
たときにはステップS153でVフラグFvに「1」を
セットする。
【0107】CPU35はステップS154へ移行する
と、入賞カウンタ値Npを一定の上限値Max(10)
と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置34の
ROM36に予め記録されたものであり、CPU35は
「Np<Max」を検出したときにはステップS155
で開放時間タイマToを一定の上限値Max(29.5
秒)と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置3
4のROM36に予め記録されたものであり、CPU3
5はステップS154で「Np≧Max」を検出した
り、ステップS155で「To≧Max」を検出したと
きにはステップS156へ移行する。
【0108】CPU35はステップS156へ移行する
と、大入賞口ソレノイド51を断電することに基づいて
大入賞口48を閉鎖し、ステップS157で開放時間タ
イマToを停止する。そして、ステップS158で大当
りフラグFoに「0」をセットし、大入賞口48が閉鎖
状態にあることを記録する。
【0109】CPU35はステップS159へ移行する
と、ラウンドカウンタ値NRを一定の上限値Max(1
4)と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置3
4のROM36に予め記録されたものであり、CPU3
5は「NR<Max」を検出すると、ステップS160
へ移行する。
【0110】CPU35はステップS160へ移行する
と、VフラグFvの状態を判断する。ここで「Fv=
1」を検出したときにはステップS161でラウンドカ
ウンタ値NRに「1」を加算し(NR+1→NR)、ス
テップS143に復帰してステップS143〜S161
を繰返す。従って、大入賞口48内に上限値Maxのパ
チンコ球Pが入賞する間に当り口54内にパチンコ球P
が入賞したり、大入賞口48の開放時間Toが上限値M
axに達する間に当り口54内にパチンコ球Pが入賞し
たときにはVフラグFvに「1」がセットされ、大入賞
口48の開放動作が再開される。
【0111】CPU35はステップS159で「NR≧
Max」を検出したり、ステップS160で「Fv=
0」を検出すると、ステップS162で図柄制御装置4
1のCPU42に終了画面の表示指令を出力する。この
終了画面は遊技者に大当り終了を知らせる画面を称する
ものであり、大入賞口48内に上限値Maxのパチンコ
球Pが入賞する間に当り口54内にパチンコ球Pが入賞
しなかったり、大入賞口48の開放時間Toが上限値M
axに達する間に当り口54内にパチンコ球Pが入賞し
なかったり、大入賞口48の開放回数NRが上限値Ma
xに達したときには終了画面が表示され、遊技者に大当
り終了が報知される。
【0112】CPU35はステップS163へ移行する
と、大当りに付随する特典である確率変動の獲得の有無
を判断する。この確率変動は演出情報の設定図柄ZSの
種類に基づいて判断されるものであり、CPU35は設
定図柄ZSが奇数であることを検出したときには確率変
動の獲得を判断し、ステップS164で大当り値に
「7」,「57」,「107」,「157」,「20
7」,「257」をセットすることに基づいて大当り確
率を高値「6/317」にセットする。また、設定図柄
ZSが偶数であることを検出したときにはステップS1
65へ移行し、大当り値に「7」をセットすることに基
づいて大当り確率を通常値「1/317」にセットす
る。尚、大当り値「7」,「57」,「107」,「1
57」,「207」,「257」はメイン制御装置34
のROM36に記録されたものである。
【0113】CPU35は大当り確率を設定すると、ス
テップS166へ移行する。ここで、上述のステップS
39と同様にしてカウンタデータの整理および保留球ラ
ンプ23〜26の消灯を行う。従って、奇数図柄で大当
りが発生したときには次回の大当りが「6/317」の
高確率で判定され、偶数図柄で大当りが発生したときに
は次回の大当りが「1/317」の通常確率で判定され
る。
【0114】CPU35は図14のステップS41のカ
ウンタ加算処理へ移行すると、図18のステップS17
1で図柄カウンタ値Nzを一定の上限値Max(99)
と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置34の
ROM36に予め記録されたものであり、CPU35は
「Nz=Max」を検出したときにはステップS172
で図柄カウンタ値Nzを「0」にリセットし(0→N
z)、「Nz<Max」を検出したときにはステップS
173で図柄カウンタ値Nzに「1」を加算する(Nz
+1→Nz)。
【0115】CPU35はステップS174へ移行する
と、変動パターンカウンタ値Nhを一定の上限値Max
(3)と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置
34のROM36に予め記録されたものであり、CPU
35は「Nh=Max」を検出したときにはステップS
175で変動パターンカウンタ値Nhを「0」にリセッ
トし(0→Nh)、「Nh<Max」を検出したときに
はステップS176で変動パターンカウンタ値Nhに
「1」を加算する(Nh+1→Nh)。
【0116】CPU35はステップS177へ移行する
と、リーチカウンタ値Nrを一定の上限値Max(2
2)と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置3
4のROM36に予め記録されたものであり、CPU3
5は「Nr=Max」を検出したときにはステップS1
78でリーチカウンタ値Nrを「0」にリセットし(0
→Nr)、「Nr<Max」を検出したときにはステッ
プS179でリーチカウンタ値Nrに「1」を加算する
(Nr+1→Nr)。従って、図柄カウンタ値Nz,変
動パターンカウンタ値Nh,リーチカウンタ値Nrは図
14の割込ルーチンが1周することに基づいて「1」ず
つ加算され、しかも、一定の「0」から一定の上限値M
axに加算された後に一定の「0」に戻って加算され
る。
【0117】CPU35は図18のステップS180へ
移行すると、大当りカウンタ値Noを終了値Nmaxと
比較する。この終了値Nmaxは、後述するように、C
PU35がリセットカウンタ値No´に基づいて設定す
るものであり、CPU35は「No=Nmax」でない
ことを検出したときにはステップS181で大当りカウ
ンタ値Noを一定の上限値Max(316)と比較す
る。この上限値Maxはメイン制御装置34のROM3
6に予め記録されたものであり、CPU35は「No<
Max」を検出したときにはステップS182で大当り
カウンタ値Noに「1」を加算する(No+1→N
o)。また、「No=Max」を検出したときにはステ
ップS183で大当りカウンタ値Noに「0」をセット
し、大当りカウンタ値Noを上限値Max(316)か
ら「0」に加算する。
【0118】CPU35はステップS180で「大当り
カウンタ値No=終了値Nmax」を検出したときには
ステップS184でリセットカウンタ値No´を取得す
る。このリセットカウンタ値No´は、上述したよう
に、メイン制御装置34のメインルーチンが1周するこ
とに基づいて「1」ずつ加算されるものであり、CPU
35はリセットカウンタ値No´を取得すると、ステッ
プS185で基準値Niにセットし(No´→Ni)、
リセットカウンタNo´の取得値を基準値Niとして保
管する。
【0119】CPU35はリセットカウンタ値No´を
基準値Niにセットすると、ステップS186で基準値
Niを大当りカウンタ値Noにセットする(Ni→N
o)。そして、大当りカウンタ値Noを基準値Niにリ
セットし、ステップS187で基準値「Ni−1」を終
了値Nmaxにセットする(Ni−1→Nmax)。
尚、基準値「Ni=0」であるときには基準値「Ni−
1」が設定値Max(316)に設定される。
【0120】図19は大当りカウンタ値Noの加算動作
を示すものである。この大当りカウンタ値Noは、図1
9の(a)に示すように、基準値Niから終了値Nma
x(Ni−1)までリング状に加算されるものであり、
大当りカウンタ値Noが終了値Nmaxに達したときに
はリセットカウンタ値No´が取得され、新たな基準値
Niとしてリセットカウンタ値No´がセットされる。
そして、大当りカウンタ値Noが新たな基準値Niにリ
セットされ、新たな終了値Nmaxが新たな基準値「N
i−1」に設定され、図19の(b)に示すように、大
当りカウンタ値Noが新たな基準値Niから新たな終了
値Nmaxまでリング状に再び加算される。
【0121】割込ルーチンは、図20に示すように、4
msec毎に起動し、メインルーチンは割込ルーチンの
残余時間で実行される。この割込ルーチンの実行時間は
カウンタデータの有無や大当りの発生等の遊技態様に応
じて変化するので、メインルーチンの実行時間も遊技態
様に応じて変化する。リセットカウンタ値No´はメイ
ンルーチンが1周することに基づいて加算されるもので
あり、メインルーチンの実行時間に応じてランダムに変
化する。基準値Niはリセットカウンタ値No´のラン
ダムな取得値に相当するものであり、大当りカウンタ値
Noはランダムな基準値Niから終了値Nmaxまで加
算される。
【0122】以下、電源スイッチ112およびリセット
スイッチ113が同時操作されたリセット復帰時の大当
りカウンタ値Noの加算内容について説明する。CPU
35は電源スイッチ112およびリセットスイッチ11
3が同時操作されると、大当りカウンタ値No,リセッ
トカウンタ値No´,基準値Ni等を「0」にリセット
し、終了値Nmaxを設定値Max(316)にリセッ
トする。そして、図13のメインルーチンを繰返し、リ
セットカウンタ値No´を「0」から「1」ずつ加算す
る。
【0123】CPU35はタイマ割込が発生すると、図
14のステップS41のカウンタ加算処理へ移行し、大
当りカウンタ値Noを「0」から「1」ずつ加算する。
そして、大当りカウンタ値Noが終了値Nmax(=M
ax)に達したことを検出すると、リセットカウンタ値
No´を取得する。
【0124】CPU35はリセットカウンタ値No´を
取得すると、基準値Niにセットし、大当りカウンタ値
Noを基準値Niにリセットする。そして、終了値Nm
axを基準値「Ni−1」にセットし、大当りカウンタ
値Noをランダムな基準値Niを中心に終了値Nmax
までリング状に加算する。
【0125】<払出制御装置82の制御内容について>
払出制御装置82のCPU83は電源スイッチ112の
操作に基づいて電源V3が投入されると、図22のステ
ップS51へ移行し、リセットスイッチ113からのリ
セット信号の有無を判断する。ここでリセット信号を検
出したときにはステップS52の初期化処理へ移行し、
賞球払出カウンタ値Ns´,貸球払出カウンタ値Nk´
等のRAM85のバックアップデータ(払出用データ)
を「0」にリセットする。従って、電源スイッチ112
およびリセットスイッチ113が同時操作されたときに
はステップS52の初期化処理が実行される。
【0126】CPU83はステップS53へ移行する
と、賞球指令および賞球カウンタ値Nsの有無を判断す
る。これら賞球指令および賞球カウンタ値Nsはメイン
制御装置34が図13のステップS3で始動信号を検出
することに基づいてステップS5で出力したり、ステッ
プS6で入賞信号を検出することに基づいてステップS
8で出力するものであり、CPU83は賞球指令および
賞球カウンタ値Nsを検出すると、図22のステップS
54で賞球カウンタ値Nsを賞球払出カウンタ値Ns´
に投入する(Ns→Ns´)。
【0127】CPU83はステップS55へ移行する
と、賞球払出カウンタ値Ns´を「0」と比較する。こ
こで「Ns´>0」を検出したときにはステップS56
へ移行し、賞球払出装置59の払出モータ61を機械角
90°だけ駆動する。この払出モータ61の駆動量90
°は賞球払出装置59の上スプロケット63または下ス
プロケット65から1個のパチンコ球Pを払出すための
駆動量であり、正常動作時には上スプロケット63また
は下スプロケット65から1個のパチンコ球Pが放出さ
れる。
【0128】CPU83は図22のステップS57へ移
行すると、賞球センサ68からの賞球信号の有無を判断
する。この賞球センサ68は賞球払出装置59から1個
のパチンコ球Pが放出されることに基づいて賞球信号を
出力するものであり、CPU83はステップS57で賞
球信号を検出すると、ステップS58で賞球払出カウン
タ値Ns´から「1」を減算する(Ns´−1→N
s)。従って、払出制御装置82およびメイン制御装置
34が賞球払出情報として同一の賞球払出カウンタ値N
s´および賞球カウンタ値Nsを管理することになる。
【0129】CPU83はステップS59へ移行する
と、貸出スイッチ9からの貸出信号の有無を判断する。
この貸出スイッチ9は遊技者がパチンコ球Pの貸出を希
望する場合に操作するものであり、CPU83はステッ
プS59で貸出信号を検出すると、ステップS60で貸
球払出カウンタ値Nk´に「121」を加算する(Nk
´+121→Nk´)。
【0130】CPU83はステップS61へ移行する
と、貸球払出カウンタ値Nk´を「0」と比較する。こ
こで「Nk´>0」を検出したときにはステップS62
へ移行し、貸球払出装置70の払出ソレノイド76のプ
ランジャを1回だけ往復動させる。この払出ソレノイド
76の駆動量は貸球払出装置70のスプロケット73か
ら1個のパチンコ球Pを放出するための駆動量であり、
正常動作時には貸球払出装置70のスプロケット73か
ら1個のパチンコ球Pが放出される。
【0131】CPU83はステップS63へ移行する
と、球貸センサ77からの球貸信号の有無を判断する。
この球貸センサ77は貸球払出装置70から1個のパチ
ンコ球Pが放出されたことを検出して球貸信号を出力す
るものであり、CPU83はステップS70で球貸信号
を検出すると、ステップS64で貸球払出カウンタ値N
k´から「1」を減算する(Nk´−1→Nk´)。
【0132】<図柄制御装置41の制御内容について>
図柄制御装置41のCPU42は電源スイッチ112の
操作に基づいて電源V3が投入されると、図24のステ
ップS81の初期化処理へ移行する。ここで、リーチパ
ターンカウンタ値Npa等のRAM44のデータを「0」
にセットし、図柄表示装置27にデモンストレーション
画面を表示する。そして、ステップS82へ移行し、演
出情報の有無を判断する。この演出情報はメイン制御装
置34が図14のステップS36の大当り判定処理で出
力するものであり、CPU42は演出情報を検出する
と、図24のステップS83でRAM44に記録する。
尚、図柄制御装置41はデータのバックアップ機能を有
しておらず、起動時に初期化処理を必ず実行する。
【0133】CPU42はステップS84へ移行する
と、リーチパターンカウンタ値Npaを取得する。このリ
ーチパターンカウンタ値NpaはCPU42が後のステッ
プS94〜S96で加算するものであり、CPU42は
ステップS84でリーチパターンカウンタ値Npaを取得
すると、ステップS85へ移行する。
【0134】図柄制御装置41のROM43には、図2
5に示すように、演出パターンテーブルが記録されてい
る。この演出パターンテーブルは変動パターンと演出パ
ターンとリーチパターンカウンタ値との対応関係を示す
ものであり、CPU42は図24のステップS85へ移
行すると、演出情報の変動パターンおよびステップS8
4のリーチパターンカウンタ値Npaに応じた演出パター
ンを図25の演出パターンテーブルから取得する。
【0135】例えば完全外れの判定時にはメイン制御装
置34が図14のステップS36の大当り判定処理で変
動パターンを「4」に設定しているので、演出パターン
として「F」の「通常変動」が設定される。また、外れ
リーチおよび大当りの判定時にはメイン制御装置34が
大当り判定処理で変動パターンを「0」〜「3」のいず
れかに設定しているので、演出パターンとして「A」〜
「E」のいずれかのリーチアクションが設定される。こ
れら各リーチアクションは左列,中列,右列の図柄の組
合せが決まる様子を演出する動画面を称するものであ
り、変動パターンが相違する同種のリーチアクション
(例えば変動パターン「0」のリーチアクション「B」
と変動パターン「1」のリーチアクション「B」)は演
出時間Teが異なる値に設定されている。
【0136】CPU42は図24のステップS86へ移
行すると、図柄変動指令の有無を判断する。この図柄変
動指令はメイン制御装置34が図14のステップS36
の大当り判定処理で出力するものであり、CPU42は
図柄変動指令を検出すると、図24のステップS87で
左列,中列,右列の数字図柄ZSを「1」→「2」→
「3」……「11」→「12」→「1」の設定順序で変
動開始する。そして、ステップS85で設定した演出パ
ターンを表示し、演出パターンの中で左列,中列,右列
の数字図柄ZSを変動停止させる。このとき、各列の数
字図柄ZSが変動領域HE内で上下方向に揺れる様子を
演出し、各列の数字図柄ZSが確定していない仮停止状
態にあることを遊技者に認識させる。
【0137】以下、演出パターン「A」〜「F」のうち
完全外れ用の演出パターン「F」,外れリーチおよび大
当り用の演出パターン「A」,外れリーチおよび大当り
用の演出パターン「B」について説明する。 演出パターン「F」について CPU42は左列の数字図柄ZS,中列の数字図柄Z
S,右列の数字図柄ZSを演出情報の確定図柄で変動停
止させる。この数字図柄ZSの変動停止は左列→右列→
中列の順序で行われるものであり、遊技者は変動停止時
の数字図柄ZSの組合せから外れを認識する。
【0138】演出パターン「A」について CPU42は左列の数字図柄ZSおよび右列の数字図柄
ZSを演出情報の確定図柄で変動停止させる。この数字
図柄ZSの変動停止は左列→右列の順序で行われるもの
であり、遊技者は左列および右列が同一の数字図柄ZS
で変動停止したことに基づいてリーチの発生を認識す
る。CPU42はリーチを発生させると、中列の数字図
柄ZSをスロー変動状態に切換える。このスロー変動は
数字図柄ZSを種類が識別できる程度の速度でゆっくり
と変動させることを称するものであり、CPU42は中
列を演出情報の確定図柄で変動停止させることに基づい
て大当りまたは外れを報知する。
【0139】演出パターン「B」について CPU42は、図26の(a)に示すように、左列の数
字図柄ZSおよび右列の数字図柄ZSを演出情報の確定
図柄で変動停止させる。次に、図26の(b)に示すよ
うに、左列の数字図柄ZSおよび右列の数字図柄ZSを
画面の左下部に縮小表示し、キャラクター図柄Zwがキ
ャラクター図柄Zmにローソクを垂らす演出のアニメー
ション画面を表示する。このとき、中列の数字図柄ZS
をスロー変動させ、演出情報の確定図柄で変動停止させ
る。そして、図26の(c)および(e)に示すよう
に、キャラクター図柄Zmの顔を画面一杯に表示し、中
列の数字図柄ZSが変動停止したことを遊技者に認識さ
せる。
【0140】CPU42は図24のステップS88へ移
行すると、図柄確定指令の有無を判断する。この図柄確
定指令はメイン制御装置34が図14のステップS37
の演出処理で演出パターンの終了タイミングで出力する
ものであり、CPU42は図24のステップS88で図
柄確定指令を検出すると、ステップS89で各列の数字
図柄ZSを静止表示することに基づいて図柄が確定した
ことを遊技者に認識させる。尚、図26の(d)および
(f)は各列の数字図柄ZSが静止表示した様子を示し
ている。
【0141】CPU42は図24のステップS90へ移
行すると、ラウンド画面の表示指令の有無を判断する。
この表示指令はメイン制御装置34が図14のステップ
S40の大当り処理で出力するものであり、CPU42
は図24のステップS90でラウンド画面の表示指令を
検出すると、ステップS91でラウンド画面を表示す
る。このラウンド画面はキャラクター図柄Zwが登場す
るものであり、大当りの雰囲気を盛上げる演出が行われ
る。
【0142】CPU42はステップS92へ移行する
と、終了画面の表示指令の有無を判断する。この終了指
令はメイン制御装置34が図14のステップS40の大
当り処理で出力するものであり、CPU42は図24の
ステップS92で終了画面の表示指令を検出すると、ス
テップS93で終了画面を表示する。この終了画面は大
当り動作の終了を報知するものであり、終了画面上には
大当り終了等のメッセージが表示される。
【0143】CPU42はステップS94へ移行する
と、リーチパターンカウンタ値Npaを一定の上限値Ma
x(99)と比較する。この上限値Maxは図柄制御装
置41のROM43に予め記録されたものであり、CP
U42は「Npa=Max」を検出したときにはステップ
S95でリーチパターンカウンタ値Npaに「0」を投入
し(0→Npa)、「Npa<Max」を検出したときには
ステップS96でリーチパターンカウンタ値Npaに
「1」を加算する(Npa+1→Npa)。従って、リーチ
パターンカウンタ値Npaは「0」から上限値Maxに加
算された後に「0」に戻って加算される。
【0144】遊技中に停電が発生したときには停電検出
回路116からメイン制御装置34のI/O38を通し
てCPU35に停電信号が出力される。すると、CPU
35は他の全ての処理動作に優先して下記の停電処理を
実行する。
【0145】<停電処理について>CPU35は停電信
号を検出すると、図21のステップS181へ移行し、
バックアップ処理を行う。このバックアップ処理はレジ
スタの内容や割込の状態やプログラムやアドレスやスタ
ックポインタの内容をRAM37のスタック領域に記録
する動作を称するものであり、CPU35はバックアッ
プ処理を終えると、ステップS182でRAM37のデ
ータ列のチェックサムを算出し、RAM37のスタック
領域に記録する。そして、ステップS183でバックア
ップフラグFbに「1」をセットする。
【0146】予備電源回路117の予備電源V3´の印
加時間はメイン制御装置34が図21の停電処理を実行
可能な程度に設定されたものであり、予備電源回路11
7からメイン制御装置34に印加される予備電源V3´
は図21の停電処理の終了時に消滅する。この予備電源
V3´の消滅状態ではメイン基板32のバックアップ電
源回路118からメイン制御装置34にバックアップ電
源V4が印加され、RAM37等のメモリの全データが
バックアップされる。
【0147】<メイン制御装置34の停電復旧時の処理
について>CPU35は駆動電源V3が復旧すると、図
13のステップS1へ移行し、リセットスイッチ113
からのリセット信号の有無を判断する。この停電復旧時
にはリセットスイッチ113の非操作状態で駆動電源V
3が自動的に復旧するので、CPU35はリセットスイ
ッチ113からのリセット信号がないことを検出し、ス
テップS14でバックアップフラグFbの状態を判断す
る。ここでは先の停電処理でバックアップフラグFbが
「1」にセットされているので、ステップS15へ移行
する。
【0148】CPU35はステップS15へ移行する
と、RAM37のデータ列のチェックサムを算出し、停
電処理時のチェックサム(バックアップデータ)と比較
する。ここで停電復旧時のチェックサムと停電処理時の
チェックサムとが相違していることを検出したときには
バックアップデータが破壊されていると判断し、ステッ
プS2で上述の初期化処理を実行する。
【0149】CPU35は停電復旧時のチェックサムと
停電処理時のチェックサムとが同一であると判断する
と、ステップS16でバックアップフラグFbをオフし
(0→Fb)、ステップS17でチェックサムをクリア
する。そして、ステップS18へ移行し、バックアップ
データに基づいて停電直前のプログラム実行位置に戻
り、プログラムを再開する。
【0150】遊技中に停電が発生したときには停電検出
回路116から払出制御装置82のI/O86を通して
CPU83に停電信号が与えられる。すると、払出制御
装置82のCPU83は他の全ての処理動作に優先して
下記の停電処理を実行する。 <払出制御装置82の停電処理について>CPU83は
停電信号を検出すると、図23のステップS191へ移
行し、バックアップ処理を行う。このバックアップ処理
はレジスタの内容や割込の状態やプログラムやアドレス
やスタックポインタの内容をRAM85のスタック領域
に記録する動作を称するものであり、CPU83はバッ
クアップ処理を終えると、ステップS192へ移行す
る。ここで、RAM85のデータ列のチェックサムを算
出し、RAM85のスタック領域に記録する。そして、
ステップS193でバックアップフラグFbに「1」を
セットする。
【0151】予備電源回路117の予備電源V3´の印
加時間は払出制御装置82が図23の停電処理を実行可
能な程度に設定されたものであり、予備電源回路117
から払出制御装置82に印加される予備電源V3´は図
23の停電処理の終了時に消滅する。この予備電源V3
´の消滅状態では払出基板81のバックアップ電源回路
118から払出制御装置82にバックアップ電源V4が
印加され、RAM85等のメモリの全データがバックア
ップされる。
【0152】<払出制御装置82の停電復旧時の処理に
ついて>CPU83は駆動電源V3が復旧すると、図2
2のステップS51へ移行し、リセットスイッチ113
からのリセット信号の有無を判断する。この停電復旧時
には駆動電源V3がリセットスイッチ113の非操作状
態で自動的に復旧するので、CPU83はステップS5
1でリセット信号がないことを検出し、ステップS65
でバックアップフラグFbの状態を判断する。ここでは
先の停電処理でバックアップフラグFbがセットされて
いるので、ステップS66へ移行する。
【0153】CPU83はステップS66へ移行する
と、チェックサムを算出し、停電処理時のチェックサム
と比較する。ここで、停電処理時のチェックサムと停電
復旧時のチェックサムとが相違していることを検出した
ときにはRAM85のバックアップデータが破壊されて
いると判断し、ステップS52で上述の初期化処理を実
行する。
【0154】CPU83は停電復旧時のチェックサムと
停電処理のチェックサムとが同一であると判断したとき
にはステップS67でバックアップフラグFbをオフし
(0→Fb)、ステップS68でチェックサムをクリア
する。そして、ステップS69へ移行し、バックアップ
データに基づいて停電直前のプログラム実行位置に戻
り、プログラムを再開する。
【0155】上記実施例によれば、電源スイッチ112
およびリセットスイッチ113を人が片手で同時に操作
可能な程度の間隔で近接配置したので、電源スイッチ1
12およびリセットスイッチ113の視覚的な認識性と
共に操作性が向上する。このため、遊技者が席に座って
いる影響で前面扉3を大きく開放できない場合でも電源
スイッチ112およびリセットスイッチ113の配置場
所を認識し、前面扉3の後面側に片手を挿入して電源ス
イッチ112およびリセットスイッチ113を片手で簡
単に同時に操作することができるので、リセット操作性
が向上する。
【0156】また、電源スイッチ112およびリセット
スイッチ113を電源基板111上のコンデサ120,
放熱フィン123から離間配置し、リセット操作時に手
がコンデンサ120,放熱フィン123に触れない部分
に電源スイッチ112およびリセットスイッチ113を
搭載したので、コンデンサ120および放熱フィン12
3に手が延び難くなる。しかも、電源スイッチ112お
よびリセットスイッチ113を電源基板111に搭載し
た。このため、電源基板111を目標にして電源スイッ
チ112およびリセットスイッチ113を捜すことがで
きるので、電源基板111上のコンデンサ120等とは
別の高温部品および放熱部品にも手が延び難くなる。
【0157】また、電源基板111の上端部にコンデン
サ120および放熱フィン123を搭載し、電源基板1
11の下端部に電源スイッチ112およびリセットスイ
ッチ113を搭載したので、リセット操作時に電源基板
111上のコンデンサ120および放熱フィン123に
手が延び難くなる。しかも、電源基板111を目標にし
て電源スイッチ112およびリセットスイッチ113を
捜すことができるので、電源基板111上のコンデンサ
120等とは別の高温部品および放熱部品にも手が延び
難くなる。
【0158】尚、上記実施例においては、電源スイッチ
112およびリセットスイッチ113を共通の電源基板
111に搭載したが、これに限定されるものではなく、
例えば電源スイッチ112およびリセットスイッチ11
3が近接配置(具体的には30mm以下の距離)される
ように両者を別個の基板に搭載しても良い。この場合、
作業者の操作性を考慮し、電源スイッチ112およびリ
セットスイッチ113間に電装部品等の部品が配置され
ていないことが好ましい。
【0159】また、上記実施例においては、電源スイッ
チ112およびリセットスイッチ113を隣接配置した
が、これに限定されるものではなく、例えば電源スイッ
チ112およびリセットスイッチ113間に別部品を介
在させても良い。この場合、電源スイッチ112および
リセットスイッチ113を人が片手で同時に操作可能な
程度に近接させることが好ましい。
【0160】また、上記実施例においては、電源基板1
11を前面扉3の回動基端側(ヒンジ金具側)に配置し
たが、これに限定されるものではなく、例えば前面扉3
の回動先端側(反ヒンジ金具側)に配置しても良い。こ
の場合、前面扉3の開放時に電源スイッチ112および
リセットスイッチ113に手を触れ易くなるので、リセ
ット操作性が一層向上する。
【0161】また、上記実施例においては、電源スイッ
チ112およびリセットスイッチ113間の離間距離を
1cm程度に設定したが、これに限定されるものではな
く、要は人が片手で同時に操作可能な値に設定すれば良
い。この人が片手で同時に操作可能な値とは5mm〜1
0cmの範囲内であり、好ましくは人差し指と中指とで
操作し易い8mm〜3cm程度である。
【0162】また、上記実施例においては、電源基板1
11の下端側に電源スイッチ112およびリセットスイ
ッチ113を配置し、電源基板111の上端側にコンデ
ンサ120および放熱フィン123を配置することに基
づいてリセット操作時に手がコンデンサ120および放
熱フィン123に延びることを防止したが、これに限定
されるものではなく、例えば電源基板111の上端側に
電源スイッチ112およびリセットスイッチ113を配
置し、電源基板111の下端側にコンデンサ120およ
び放熱フィン123を配置しても良く、要は電源スイッ
チ112およびリセットスイッチ113の少なくとも一
方を電源基板111の一端側に配置し、コンデンサ12
0および放熱フィン123の双方または一方を他端側に
配置すれば良い。
【0163】また、上記実施例においては、電源スイッ
チ112およびリセットスイッチ113を電源基板11
1の一端側に配置し、コンデンサ120を他端側に配置
したが、これに限定されるものではなく、例えば電源基
板111のうち前面扉3の回動先端側(反ヒンジ金具
側)に電源スイッチ112およびリセットスイッチ11
3を配置し、電源スイッチ112およびリセットスイッ
チ113の回動基端側(ヒンジ金具側)にコンデサ12
0および放熱フィン123の双方を近接配置または離間
配置しても良い。この構成の場合、コンデンサ120お
よび放熱フィン123まで手を延ばさずに電源スイッチ
112およびリセットスイッチ113を操作できるの
で、リセット操作時にコンデンサ120および放熱フィ
ン123に手が延び難くなる。
【0164】また、上記実施例においては、電源スイッ
チ112およびリセットスイッチ113の双方を電源基
板111のうちリセット操作時にコンデンサ120およ
び放熱フィン123に手が触れない部分に搭載したが、
これに限定されるものではなく、例えば電源スイッチ1
12およびリセットスイッチ113のいずれか一方を電
源基板111のうちリセット操作時にコンデンサ120
および放熱フィン123に手が触れない部分に搭載して
も良い。
【0165】また、上記実施例においては、電源基板1
11の一端部にコンデンサ120および放熱フィン12
3を搭載したが、これに限定されるものではなく、例え
ば放熱フィン123を廃止し、コンデンサ120のみを
搭載しても良く、要は放熱部品および高温部品の双方を
搭載したり、放熱部品および高温部品の一方を搭載すれ
ば良い。尚、高温部品は電源投入後に高温になる部品で
あり、放熱部品は電源の非投入状態で高温になっている
可能性がある部品である。
【0166】また、上記実施例においては、電源スイッ
チ112およびリセットスイッチ113の同時操作に基
づいてメイン制御装置34のバックアップデータおよび
払出制御装置82のバックアップデータがリセットされ
る構成としたが、これに限定されるものではなく、例え
ば電源スイッチ112の操作直後にリセットスイッチ1
13が操作されることに基づいてメイン制御装置34の
バックアップデータおよび払出制御装置82のバックア
ップデータがリセットされるように構成しても良い。
【0167】また、上記実施例においては、メイン制御
装置34のRAM37および払出制御装置82のRAM
85をバックアップメモリとして利用したが、これに限
定されるものではなく、例えばメイン制御装置34のR
OM36および払出制御装置82のROM84をバック
アップメモリとして利用したり、メモリカード等のバッ
クアップメモリを別途用いても良い。
【0168】また、上記実施例においては、大当りの発
生に連動して大当り動作が行われる1種のパチンコ機に
本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、
例えば2種のパチンコ機または3種のパチンコ機に適用
しても良い。前者の2種のパチンコ機はパチンコ球が入
賞口に入賞することに基づいて電動式の役物が開放され
るものであり、役物の開放時に役物内の特別入賞口にパ
チンコ球が入球することに基づいて大当り動作が行われ
る。後者の3種のパチンコ機は大当りの発生に連動して
特別入賞口が開放されるものであり、特別入賞口の開放
時に特別入賞口内にパチンコ球が入球することに基づい
て大当り動作が行われる。
【0169】また、上記実施例においては、本発明をパ
チンコ機に適用したが、これに限定されるものではな
く、例えばスロットマシンに適用しても良い。このスロ
ットマシンはスタートレバーの操作に基づいて始動スイ
ッチから始動信号が出力され、始動信号の出力に基づい
て大当りカウンタ値が取得されるものであり、大当りカ
ウンタ値の取得結果が大当り値と同一である場合に大当
りと判定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(aは電源基板ボッ
クスを示す後面図、bは前面扉が開放された様子を示す
斜視図)
【図2】全体構成を示す後面図
【図3】(a)は全体構成を示す前面図、(b)は矢印
Xb視図、(c)は矢印Xc視図
【図4】遊技盤を示す前面図
【図5】賞球払出装置の内部構成を示す断面図(aはX
a線に沿う断面図、bはXb線に沿う断面図)
【図6】貸球払出装置の内部構成を示す断面図
【図7】メイン制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図8】図柄制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図9】払出制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図10】ランプ制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図11】音制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図12】電源基板,メイン基板,払出基板,図柄基
板,ランプ基板,音基板の電気的な接続状態を示す図
【図13】メイン制御装置のメインルーチンを示すフロ
ーチャート
【図14】メイン制御装置の割込ルーチンを示すフロー
チャート
【図15】(a)はメイン制御装置のデータ取得処理を
示すフローチャート、(b)は保留球ランプとデータ記
録部との対応関係を示す図
【図16】(a)はメイン制御装置の大当り判定処理を
示すフローチャート、(b)はメイン制御装置の演出処
理を示すフローチャート
【図17】メイン制御装置の大当り処理を示すフローチ
ャート
【図18】メイン制御装置のカウンタ加算処理を示すフ
ローチャート
【図19】大当りカウンタ値の加算内容を示す図
【図20】メイン制御装置のメインルーチンと割込ルー
チンとの時間的な関係を示す図
【図21】メイン制御装置の停電処理を示すフローチャ
ート
【図22】払出制御装置のメインルーチンを示すフロー
チャート
【図23】払出制御装置の停電処理を示すフローチャー
【図24】図柄制御装置のメインルーチンを示すフロー
チャート
【図25】演出パターンテーブルを示す図
【図26】演出パターンの一例を示す図
【図27】従来例を示す図(外枠および前枠を示す斜視
図)
【符号の説明】
Dは台島、1は外枠、3は前面扉(前枠)、35はCP
U(リセット手段)、37はRAM(バックアップ手
段)、111は電源基板、112は電源スイッチ、11
3はリセットスイッチ、120はコンデンサ(高温部
品)、123は放熱フィン(放熱部品)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台島に設置される外枠と、 前記外枠に回動可能に設けられた前枠と、 前記前枠の後面側に設けられ、電源基板に電源を供給す
    るための電源スイッチと、 電源の遮断時に遊技情報をバックアップするバックアッ
    プ手段と、 前記前枠の後面側に設けられ、遊技情報のバックアップ
    データをリセットするためのリセットスイッチとを備
    え、 前記電源スイッチおよび前記リセットスイッチは、近接
    配置されていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 台島に設置される外枠と、 前記外枠に回動可能に設けられた前枠と、 前記前枠の後面側に設けられ、電源基板に電源を供給す
    るための電源スイッチと、 電源の遮断時に遊技情報をバックアップするバックアッ
    プ手段と、 前記前枠の後面側に設けられ、遊技情報のバックアップ
    データをリセットするためのリセットスイッチとを備
    え、 前記電源スイッチおよび前記リセットスイッチは、前記
    電源スイッチおよび前記リセットスイッチを人が片手で
    同時に操作可能な程度の間隔で配置されていることを特
    徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 台島に設置される外枠と、 前記外枠に回動可能に設けられた前枠と、 電源の遮断時に遊技情報をバックアップするバックアッ
    プ手段と、 前記前枠の後面側に設けられ、外部の電源回路と接続さ
    れる電源スイッチを有する電源基板と、 前記電源基板に設けられ、遊技情報のバックアップデー
    タをリセットするためのリセットスイッチとを備え、 前記電源基板の一方側には、放熱部品および/または高
    温部品が配設され、 前記電源基板の他方側には、前記電源スイッチおよび前
    記リセットスイッチの少なくとも一方が配設されている
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 台島に設置される外枠と、 前記外枠に回動可能に設けられた前枠と、 電源の遮断時に遊技情報をバックアップするバックアッ
    プ手段と、 前記前枠の後面側に設けられ、電源基板に電源を供給す
    るための電源スイッチと、 前記前枠の後面側に設けられ、遊技情報のバックアップ
    データをリセットするためのリセットスイッチとを備
    え、 前記電源スイッチおよび前記リセットスイッチの少なく
    とも一方は、前記電源基板のうち人が手で操作するとき
    に前記電源基板の高温部品に手を触れない部分に搭載さ
    れていることを特徴とする遊技機。
JP2001283572A 2001-09-18 2001-09-18 遊技機 Pending JP2003088655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001283572A JP2003088655A (ja) 2001-09-18 2001-09-18 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001283572A JP2003088655A (ja) 2001-09-18 2001-09-18 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003088655A true JP2003088655A (ja) 2003-03-25

Family

ID=19107039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001283572A Pending JP2003088655A (ja) 2001-09-18 2001-09-18 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003088655A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093142A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機
JP2013017545A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014131571A (ja) * 2013-10-16 2014-07-17 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2019134887A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 株式会社高尾 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001190815A (ja) * 2000-01-06 2001-07-17 Daiman:Kk パチンコ機
JP2001231925A (ja) * 2000-02-21 2001-08-28 Sankyo Kk 遊技機
JP2001293221A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Fuji Shoji:Kk 遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001190815A (ja) * 2000-01-06 2001-07-17 Daiman:Kk パチンコ機
JP2001231925A (ja) * 2000-02-21 2001-08-28 Sankyo Kk 遊技機
JP2001293221A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Fuji Shoji:Kk 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093142A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機
JP2013017545A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014131571A (ja) * 2013-10-16 2014-07-17 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2019134887A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 株式会社高尾 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5300812B2 (ja) 遊技機
JP7427201B2 (ja) 遊技機
JP2003175224A (ja) 遊技機
JP2003190526A (ja) 遊技機
JP2003088655A (ja) 遊技機
JP2003175223A (ja) 遊技機
JP2003181003A (ja) 遊技機
JP3330338B2 (ja) 遊技機
JP2003111961A (ja) 遊技機
JP2003225375A (ja) 遊技機
JP7408084B2 (ja) 遊技機
JP2003190527A (ja) 遊技機
JP2004154424A (ja) 遊技機
JP2004275402A (ja) 遊技機
JP2003181002A (ja) 遊技機
JP2010213765A (ja) 遊技機
JP2003111962A (ja) 遊技機
JP4432016B2 (ja) 遊技機
JP7319725B2 (ja) 遊技機
JP2003117196A (ja) 遊技機
JP7408083B2 (ja) 遊技機
JP2003103008A (ja) 遊技機
JP7440079B2 (ja) 遊技機
JP7454192B2 (ja) 遊技機
JP7374437B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091027