JP2003175223A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003175223A
JP2003175223A JP2001378708A JP2001378708A JP2003175223A JP 2003175223 A JP2003175223 A JP 2003175223A JP 2001378708 A JP2001378708 A JP 2001378708A JP 2001378708 A JP2001378708 A JP 2001378708A JP 2003175223 A JP2003175223 A JP 2003175223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reach
pattern
big hit
timing
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001378708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003175223A5 (ja
Inventor
Satoru Kawaguchi
悟 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okumura Yu Ki Co Ltd filed Critical Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority to JP2001378708A priority Critical patent/JP2003175223A/ja
Publication of JP2003175223A publication Critical patent/JP2003175223A/ja
Publication of JP2003175223A5 publication Critical patent/JP2003175223A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄表示装置の画面を見詰める楽しさが継続
的に得られる遊技機を提供すること。 【解決手段】 パチンコ球が始動口に入賞すると、図柄
表示装置に数字図柄が横3列に変動表示され、3列の数
字図柄が同一値で変動停止することに基づいて大当りが
報知される。この構成の場合、リーチ予告パターンが複
数のタイミングで選択的に表示されるので、遊技者にと
ってリーチ予告パターンの出現タイミングが分からなく
なる。このため、リーチ予告パターンが数字図柄の変動
開始直後に出現しなかったときでもリーチ予告パターン
の出現を期待する楽しみが残るので、画面を見詰める楽
しさが継続的に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄表示装置に複
数の識別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示
し、複数の識別図柄の変動停止時の態様によって大当り
の抽選結果を報知する構成の遊技機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記遊技機には図柄表
示装置に複数の識別図柄を変動表示し、複数の識別図柄
の変動停止時の態様に基づいて大当りの抽選結果を報知
する構成のものがある。この構成の場合、複数の識別図
柄の変動開始直後に予告パターンを表示し、リーチ等が
発生することを予告している。しかしながら、予告パタ
ーンが変動開始直後に出現しなかったときには予告パタ
ーンの出現を期待する楽しみが完全に無くなるので、画
面を見詰める楽しさが減ってしまう。本発明は上記事情
に鑑みてなされたものであり、その目的は、図柄表示装
置の画面を見詰める楽しさが継続的に得られる遊技機を
提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の遊技機
は、図柄表示装置に複数の識別図柄を変動状態および変
動停止状態で順に表示し、複数の識別図柄の変動停止時
の態様によって大当りの抽選結果を報知する構成のもの
において、前記図柄表示装置の画面の今後の態様を予告
する予告パターンを表示する表示制御手段を備え、前記
複数の識別図柄が変動開始してから所定の期間内で前記
表示制御手段が予告パターンの表示タイミングを変化さ
せるところに特徴を有している。上記手段によれば、予
告パターンの表示タイミングが変わるので、遊技者にと
って予告パターンの出現タイミングが分からなくなる。
このため、予告パターンが識別図柄の変動開始直後に出
現しなかったときでも予告パターンの出現を期待する楽
しみが残るので、画面を見詰める楽しさが継続的に得ら
れる。しかも、識別図柄が変動開始してから所定の期間
内で予告パターンが表示される。このため、図柄表示装
置の画面が予告内容通りになった後で予告パターンが表
示されることが確実になくなるので、予告のおもしろさ
が損なわれることがない。
【0004】請求項2記載の遊技機は、カウンタを加算
または減算する計測手段を備え、表示制御手段が複数の
表示タイミングの中から計測手段の計測値に応じたもの
を選択することに基づいて予告パターンの表示タイミン
グを設定するところに特徴を有している。上記手段によ
れば、予告パターンの表示タイミングがカウンタ値に応
じてランダムに設定されるので、予告パターンの出現タ
イミングを全く予測できなくなる。このため、予告パタ
ーンが出現したときの意外感が高まるので、画面を見詰
める楽しさが高まる。
【0005】請求項3記載の遊技機は、カウンタを加算
または減算する第1の計測手段と、識別図柄の変動回数
を計測する第2の計測手段とを備え、表示制御手段が第
1の計測手段の計測値に基づいて予告パターンの表示の
有無を選択し、複数の表示タイミングの中から第2の計
測手段の計測値に応じたものを選択することに基づいて
予告パターンの表示タイミングを設定するところに特徴
を有している。上記手段によれば、予告パターンの表示
の有無がカウンタ値に応じて設定され、予告パターンの
表示タイミングが識別図柄の変動回数に応じて設定され
るので、予告パターンの出現タイミングが予測不能なラ
ンダムなものになる。このため、予告パターンが出現し
たときの意外感が高まるので、画面を見詰める楽しさが
高まる。
【0006】請求項4記載の遊技機は、カウンタを加算
または減算する計測手段を備え、表示制御手段が計測手
段の計測値を演算処理することに基づいて予告パターン
の表示タイミングを設定するところに特徴を有してい
る。上記手段によれば、予告パターンの表示タイミング
を表引きするためのテーブルデータを記録手段に記録し
ておく必要がなくなるので、記録手段のデータ量が少な
くなる。しかも、予告パターンの表示タイミングがカウ
ンタ値に応じてランダムに設定されるので、予告パター
ンが意外なタイミングで出現する楽しさも味わうことが
できる。
【0007】請求項5記載の遊技機は、カウンタを加算
または減算する第1の計測手段と、識別図柄の変動回数
を計測する第2の計測手段と、識別図柄の変動回数と予
告パターンの表示タイミングとの対応関係を示す複数の
テーブルデータが記録された記録手段とを備え、表示制
御手段が複数のテーブルデータの中から第1の計測手段
の計測値に応じたものを選択し、テーブルデータの選択
結果の中から第2の計測手段の計測値に応じたものを選
択することに基づいて予告パターンの表示タイミングを
設定するところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、カウンタ値に応じてテーブルデータがランダムに選
択され、テーブルデータの選択結果の中から識別図柄の
変動回数に応じて予告パターンの表示タイミングが設定
されるので、予告パターンの出現タイミングが予測不能
なランダムなものになる。このため、予告パターンが出
現したときの意外感が高まるので、画面を見詰める楽し
さが高まる。
【0008】請求項6記載の遊技機は、図柄表示装置の
画面が予告パターンの予告内容通りになる確率が予告パ
ターンの表示タイミングに応じて設定されているところ
に特徴を有している。上記手段によれば、予告パターン
の出現タイミングによって期待感が変わるので、遊技の
おもしろさが高まる。特に予告パターンの表示タイミン
グが遅い程に確率を高めるときには予告パターンの出現
を期待して画面を見詰める楽しみが後まで継続する利点
がある。
【0009】請求項7記載の遊技機は、識別図柄が変動
開始してから所定の期間内で表示制御手段が同種の予告
パターンを複数回表示するところに特徴を有している。
上記手段によれば、予告パターンを繰返し見ることがで
きるので、図柄表示装置の画面を見詰める楽しさが高ま
る。
【0010】請求項8記載の遊技機は、図柄表示装置の
画面が予告パターンの予告内容通りになる確率が同種の
予告パターンの表示回数に応じて設定されているところ
に特徴を有している。上記手段によれば、予告パターン
の出現回数によって期待感が変わるので、遊技のおもし
ろさが高まる。特に予告パターンの表示回数が多い程に
確率を高めるときには予告パターンの出現を期待して画
面を見詰める楽しみが後まで継続する利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
〜図37に基づいて説明する。パチンコホールの台島に
は、図37に示すように、外枠1が設置されている。こ
の外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであ
り、外枠1の前面には、図36の(a)および(b)に
示すように、前面扉2が左側辺部の垂直な軸(図示せ
ず)を中心に回動可能に装着されている。また、前面扉
2の前面には、図36の(a)に示すように、横長な長
方形状の皿板3が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中
心に回動可能に装着されている。この皿板3の前面には
上皿4が固定されており、上皿4内にはパチンコ球P
(図34参照)が貯溜されている。
【0012】前面扉2の前面には、図36の(a)に示
すように、右下部に位置して発射ハンドル5が回動可能
に装着されており、発射ハンドル5の後方には、図37
に示すように、発射モータ6が装着されている。この発
射モータ6の回転軸には、図36の(a)に示すよう
に、打球機構(図示せず)を介して打球槌7が連結され
ており、発射ハンドル5が図36の(a)の時計回り方
向へ回動操作されたときには発射モータ6に電源が与え
られ、打球槌7が上皿4内のパチンコ球Pを上皿4内か
ら弾き出す。
【0013】前面扉2の前面には矩形状の窓枠8が左側
辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着さ
れており、窓枠8の内周面には透明なガラス窓9が保持
されている。また、前面扉2の後面には額縁状の機構盤
(図示せず)が固定されている。この機構盤には、図3
5に示すように、遊技盤10が保持されており、遊技盤
10は窓枠8のガラス窓9により前方から覆われてい
る。
【0014】前面扉2の前面には、図36の(a)に示
すように、右側部に位置して枠鍵11が装着されてお
り、枠鍵11は前面扉2を外枠1に密着した閉鎖状態に
ロックし、窓枠8を前面扉2の内周面に嵌合した閉鎖状
態にロックしている。また、遊技盤10の前面には、図
35に示すように、外レール12および内レール13が
固定されており、打球槌7が弾いたパチンコ球Pは外レ
ール12および内レール13間を通して遊技盤10内の
上部に放出される。また、遊技盤10の前面には複数の
障害釘14が打込まれており、遊技盤10内の上部に放
出されたパチンコ球Pは障害釘14に当りながら落下す
る。
【0015】遊技盤10の前面には表示台板15が固定
されており、表示台板15にはカラー液晶表示器からな
る図柄表示装置16が保持されている。この図柄表示装
置16には変動領域HEが横3列に設けられており、各
変動領域HE内には、「1」〜「12」の数字図柄ZS
(図14参照)が設定順序で変動表示される。尚、数字
図柄ZSは識別図柄に相当するものである。
【0016】遊技盤10には、図35に示すように、図
柄表示装置16の下方に位置して入賞口に相当する特別
図柄始動口17が固定されている。この特別図柄始動口
17は上面が開口するポケット状をなすものであり、特
別図柄始動口17内には入賞口センサに相当する始動口
センサ18(図30参照)が固定されている。この始動
口センサ18は近接スイッチからなるものであり、特別
図柄始動口17内にパチンコ球Pが入賞したことを検出
して特別図柄始動信号(特図柄始動信号,始動信号)を
出力する。
【0017】遊技盤10の後面には、図37に示すよう
に、正方形状のセンタカバー19が固定されており、セ
ンタカバー19の後面にはメイン基板ボックス20が固
定されている。このメイン基板ボックス20内にはメイ
ン基板21が収納されており、メイン基板21にはマイ
クロコンピュータを主体に構成されたメイン制御装置2
2が搭載されている。このメイン制御装置22は、図3
0に示すように、CPU23,ROM24,RAM2
5,I/O26を有するワンチップ型のものであり、始
動口センサ18はI/O26を介してCPU23に電気
的に接続されている。尚、メイン制御装置22は大当り
抽選手段に相当するものであり、メイン制御装置22の
ROM24およびRAM25は記録手段およびバックア
ップ手段に相当する。
【0018】表示台板15の後面には、図37に示すよ
うに、図柄基板27が固定されている。この図柄基板2
7はセンタカバー19により後方から覆われたものであ
り、図柄基板27にはマイクロコンピュータを主体に構
成された図柄制御装置28が搭載されている。この図柄
制御装置28は、図31に示すように、CPU29,R
OM30,RAM31,I/O32を有するワンチップ
型のものものであり、図柄制御装置28のCPU29に
はI/O32を介してLCD駆動回路33が電気的に接
続されている。このLCD駆動回路33には図柄表示装
置16が電気的に接続されており、CPU29はLCD
駆動回路33を介して図柄表示装置16の表示内容を制
御する。尚、図柄制御装置28は表示制御手段,計測手
段,第1の計測手段,第2の計測手段に相当するもので
あり、図柄制御装置28のROM30は記録手段に相当
するものである。
【0019】図柄制御装置28のCPU29にはI/O
32を介してメイン制御装置22のI/O26が電気的
に接続されており、メイン制御装置22のCPU23は
図柄制御装置28のCPU29に各種の表示指令を出力
することに基づいて図柄表示装置16の表示内容を指令
する。
【0020】遊技盤10の前面には、図35に示すよう
に、特別図柄始動口17の下方に位置して入賞口台板3
4が固定されており、入賞口台板34には前面が開口す
る四角筒状の大入賞口35が形成されている。また、入
賞口台板34には扉36が軸37を中心に回動可能に装
着されている。この扉36は大入賞口ソレノイド38
(図30参照)のプランジャにクランク機構(図示せ
ず)を介して連結されており、大入賞口ソレノイド38
の断電時には、図35に示すように、扉36が垂直状態
に回動することに基づいて大入賞口35の前面を閉鎖
し、大入賞口ソレノイド38の通電時には扉36が前方
に倒れた水平状態に回動することに基づいて大入賞口3
5の前面を開放する。
【0021】大入賞口35内の入口には大入賞口センサ
39(図30参照)が固定されており、大入賞口センサ
39は、図30に示すように、メイン制御装置22のC
PU23にI/O26を介して電気的に接続されてい
る。この大入賞口センサ39は近接スイッチからなるも
のであり、大入賞口35内にパチンコ球Pが入賞したこ
とを検出してCPU23に入賞信号を出力する。
【0022】大入賞口35内の奥部には、図35に示す
ように、左側部および右側部に位置してトンネル状の外
れ口40および当り口41が形成されており、大入賞口
35内に入賞したパチンコ球Pは外れ口40および当り
口41のいずれかに振分けられる。また、当り口41内
にはVセンサ42(図30参照)が固定されている。こ
のVセンサ42は当り口41内にパチンコ球Pが入賞し
たことを検出してV信号を出力する近接スイッチからな
るものであり、図30に示すように、メイン制御装置2
2のI/O26を介してCPU23に電気的に接続され
ている。
【0023】メイン制御装置22のCPU23にはI/
O26を介してソレノイド駆動回路43が電気的に接続
されている。このソレノイド駆動回路43には大入賞口
ソレノイド38が電気的に接続されており、メイン制御
装置22のCPU23はソレノイド駆動回路43を介し
て大入賞口ソレノイド38を駆動制御することに基づい
て大入賞口35を開閉する。
【0024】前面扉2の後面には、図37に示すよう
に、メインセット44が固定されている。このメインセ
ット44はセンタカバー19を囲う矩形枠状をなすもの
であり、メインセット44の後面には上端部に位置して
球タンク45が固定されている。この球タンク45は上
面が開口する容器状をなすものであり、球タンク45内
にはパチンコ球Pが貯溜されている。また、メインセッ
ト44の後面にはタンクレール46が固定されている。
このタンクレール46は傾斜樋状をなすものであり、タ
ンクレール46の右端部は球タンク45内に接続されて
いる。
【0025】メインセット44の左側部には賞球払出装
置47が装着されている。この賞球払出装置47はパチ
ンコ球Pが特別図柄始動口17内および大入賞口35内
に入賞することに基づいて上皿4内にパチンコ球Pを賞
球として払出すものであり、次のように構成されてい
る。
【0026】<賞球払出装置47について>メインセッ
ト44には、図34に示すように、払出ケース48が固
定されており、払出ケース48内には球通路49が形成
されている。この球通路49の上端部はタンクレール4
6の出口に接続されており、球通路49内には球タンク
45内からタンクレール46内を通してパチンコ球Pが
一列に充填されている。この球通路49の上下方向中間
部にはスプロケット50が軸51を中心に回動可能に装
着されており、スプロケット50の外周部には凹状をな
す複数の球受け部52が形成されている。
【0027】払出ケース48内にはステッピングモータ
からなる払出モータ53(図32参照)が固定されてい
る。この払出モータ53の回転軸には、図34に示すよ
うに、スプロケット50の軸51が連結されており、払
出モータ53の停止時には、図34に実線で示すよう
に、パチンコ球Pがスプロケット50の1個の球受け部
52内に保持されている。この状態で払出モータ53の
回転軸が単位量だけ回転すると、図34に二点鎖線で示
すように、スプロケット50が矢印A方向へ回動するこ
とに基づいて1個の球受け部52内から1個のパチンコ
球Pが排出され、球通路49の下端部を通して払出ケー
ス48の下方へ放出される。
【0028】払出ケース48内には球通路49内の下端
部に位置して賞球センサ54が固定されている。この賞
球センサ54は近接スイッチからなるものであり、球通
路49内を落下するパチンコ球Pを検出することに基づ
いて賞球信号を出力する。賞球払出装置47は以上のよ
うに構成されている。
【0029】メインセット44には、図37に示すよう
に、下皿通路55が設けられている。この下皿通路55
の上端部は賞球払出装置47の球通路49に接続されて
おり、球通路49内から放出されるパチンコ球Pは下皿
通路55内を落下する。また、下皿通路55の途中部分
には上皿通路56が設けられている。この上皿通路56
は上皿4に接続されており、賞球払出装置47から放出
されるパチンコ球Pは下皿通路55内から上皿通路56
内に転がり込み、上皿通路56内を通して上皿4内に払
出される。
【0030】前面扉2には、図36の(a)に示すよう
に、上皿4の下方に位置して下皿57が固定されてい
る。この下皿57は下皿通路55の下端部に接続された
ものであり、パチンコ球Pが上皿4内から溢れて上皿通
路56内に充満した状態では下皿通路55を通して下皿
57内に払出される。
【0031】メインセット44の後面には賞球払出装置
47の前方に位置して貸球払出装置(図示せず)が固定
されている。この貸球払出装置は賞球払出装置47と同
一の払出ケース48内にスプロケット50および払出ソ
レノイド58(図32参照)を収納してなるものであ
り、貸球払出装置の払出ケース48の球通路49内には
球タンク45内からタンクレール46内を通してパチン
コ球Pが一列に充填され、貸球払出装置の球通路49は
下皿通路55に接続されている。
【0032】貸球払出装置の払出ソレノイド58は貸球
払出装置のスプロケット50に連結されており、払出ソ
レノイド58のプランジャが1回移動したときには貸球
払出装置のスプロケット50が単位量だけ回動し、貸球
払出装置の球通路49内から下皿通路55内および上皿
通路56内を通して上皿4内にパチンコ球Pが貸球とし
て払出される。
【0033】貸球払出装置の払出ケース48内には近接
スイッチからなる球貸センサ59(図32参照)が固定
されている。この球貸センサ59は、図34に示すよう
に、球通路49の下端部に配置されたものであり(賞球
センサ54と同部分に配置されたものであり)、貸球払
出装置の球通路49内を落下するパチンコ球Pを検出す
ることに基づいて球貸信号を出力する。
【0034】メインセット44の後面には、図37に示
すように、払出基板ボックス60が固定されている。こ
の払出基板ボックス60内には払出基板61が収納され
ており、払出基板61にはマイクロコンピュータを主体
に構成された払出制御装置62が搭載されている。この
払出制御装置62は、図32に示すように、CPU6
3,ROM64,RAM65,I/O66を有するワン
チップ型のものであり、払出制御装置62のCPU63
にはI/O66を介して賞球払出装置47の賞球センサ
54および貸球払出装置の球貸センサ59が電気的に接
続され、メイン制御装置22のCPU23には、図30
に示すように、I/O26を介して賞球払出装置47の
賞球センサ54が電気的に接続されている。
【0035】払出制御装置62のCPU63には、図3
2に示すように、I/O66を介してメイン制御装置2
2のI/O26が電気的に接続されており、メイン制御
装置22のCPU23は特別図柄始動口17内および大
入賞口35内にパチンコ球Pが入賞したことを検出する
と、払出制御装置62のCPU63に賞球指令を出力す
る。
【0036】払出制御装置62のCPU63にはI/O
66を介してモータ駆動回路67およびソレノイド駆動
回路68が電気的に接続されている。これらモータ駆動
回路67およびソレノイド駆動回路68には払出モータ
53および払出ソレノイド58が電気的に接続されてお
り、払出制御装置62のCPU63はメイン制御装置2
2からの賞球指令を検出することに基づいて払出モータ
53を駆動制御し、上皿4内にパチンコ球Pを払出す。
【0037】払出制御装置62のCPU63にはI/O
66を介して貸出スイッチ69が電気的に接続されてい
る。この貸出スイッチ69は上皿4に装着されたもので
あり、貸出スイッチ69の操作時には貸出スイッチ69
から払出制御装置62のCPU63に貸出信号(オン信
号)が出力される。
【0038】メインセット44の後面には、図37に示
すように、電源基板70が固定されており、電源基板7
0には電源スイッチ80が搭載されている。この電源ス
イッチ80はオン状態およびオフ状態にロックされる自
己保持形のモーメンタリスイッチからなるものであり、
電源スイッチ80のオン状態ではパチンコホールの島設
備から電源基板70にAC24Vの主電源Vinが与えら
れる。
【0039】電源基板70には、図33に示すように、
電源回路71が搭載されており、電源回路71は島設備
からのAC24Vの主電源Vinに基づいてDC32Vの
駆動電源Vout1,DC12Vの駆動電源Vout2,DC5
Vの駆動電源Vout3を生成する。この電源基板70には
メイン基板21が電気的に接続されており、主電源Vin
の有効時には電源基板70からメイン基板21のソレノ
イド駆動回路43を通して大入賞口ソレノイド38にD
C32Vの駆動電源Vout1が印加され、始動口センサ1
8と大入賞口センサ39とVセンサ42にDC12Vの
駆動電源Vout2が印加され、メイン制御装置22にDC
5Vの駆動電源Vout3が印加される。
【0040】電源基板70には図柄基板27が電気的に
接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板70
から図柄基板27のLCD駆動回路33を通して図柄表
示装置16にDC12Vの駆動電源Vout2が印加され、
図柄制御装置28にDC5Vの駆動電源Vout3が印加さ
れる。
【0041】電源基板70には払出基板61が電気的に
接続されており、主電源Vinの有効時には電源基板70
から払出基板61のモータ駆動回路67およびソレノイ
ド駆動回路68を通して払出モータ53および払出ソレ
ノイド58にDC32Vの駆動電源Vout1が印加され、
賞球センサ54と球貸センサ59と貸出スイッチ69に
DC12Vの駆動電源Vout2が印加され、払出制御装置
62にDC5Vの駆動電源Vout3が印加される。
【0042】電源基板70には停電検出回路72が搭載
されており、停電検出回路72は、図30および図32
に示すように、メイン制御装置22のI/O26および
払出制御装置62のI/O66を介してメイン制御装置
22のCPU23および払出制御装置62のCPU63
に電気的に接続されている。この停電検出回路72は主
電源Vinの電圧レベルを監視するものであり、主電源V
inの電圧レベルが停電レベルに降下したことを検出して
メイン制御装置22のCPU23および払出制御装置6
2のCPU63に停電信号を出力する。
【0043】電源基板70には予備電源回路75が搭載
されている。この予備電源回路75はコンデンサを主体
に構成されたものであり、主電源Vinの電圧レベルが停
電レベルに降下したときには予備電源回路75からメイ
ン制御装置22および払出制御装置62にDC5Vの予
備電源Vout3´ が設定時間だけ供給される。
【0044】メイン基板21および払出基板61にはバ
ックアップ電源回路76が搭載されている。これら各バ
ックアップ電源回路76はリチウム電池を有するもので
あり、駆動電源Vout3または予備電源Vout3´ の有効
時にはメイン制御装置22のRAM25および払出制御
装置62のRAM65に駆動電源Vout3または予備電源
Vout3´ が印加され、駆動電源Vout3および予備電源
Vout3´ の遮断時にはメイン基板21のバックアップ
電源回路76および払出基板61のバックアップ電源回
路76からメイン制御装置22および払出制御装置62
にデータバックアップ用のバックアップ電源Vout4が供
給される。
【0045】電源基板70には、図37に示すように、
リセットスイッチ79が搭載されている。このリセット
スイッチ79は操作力が除去されることに基づいてオン
状態からオフ状態に自己復帰するプッシュスイッチから
なるものであり、片手で同時操作可能な程度に電源スイ
ッチ80に隣接配置されている。
【0046】リセットスイッチ79は、図30および図
32に示すように、メイン制御装置22のI/O26お
よび払出制御装置62のI/O66を介してメイン制御
装置22のCPU23および払出制御装置62のCPU
63に電気的に接続されており、リセットスイッチ79
の操作時にはリセットスイッチ79からメイン制御装置
22のCPU23および払出制御装置62のCPU63
にリセット信号が出力される。尚、リセットスイッチ7
9には電源基板70から駆動電源Vout2が供給されるも
のである。
【0047】次に上記構成の作用について説明する。
尚、下記動作はメイン制御装置22,図柄制御装置2
8,払出制御装置62がROM24,ROM30,RO
M64に予め記録された制御プログラムに基づいて実行
するものである。
【0048】<メイン制御装置22のメインルーチンに
ついて>メイン制御装置22のCPU23は電源が投入
されると、図17のステップS1へ移行し、リセットス
イッチ79からのリセット信号の有無を判断する。ここ
で、リセット信号が無いことを検出したときにはステッ
プS2の停電復旧処理へ移行し、リセット信号が有るこ
とを検出したときにはステップS3の初期化処理へ移行
する。従って、リセットスイッチ79および電源スイッ
チ80が同時操作されたときにはステップS3の初期化
処理が実行されることになる。
【0049】CPU23はステップS3の初期化処理へ
移行すると、大当りカウンタ値No,図柄カウンタ値N
z,変動パターンカウンタ値Nh,リーチカウンタ値N
r,賞球カウンタ値Ns,演出フラグFe,大当りフラ
グFo,ラウンドカウンタ値NR,VフラグFv,開放
時間タイマTo,入賞カウンタ値Np,演出時間タイマ
Te,大当りの判定結果,図柄の設定結果,変動パター
ンの設定結果,確率変動の獲得結果等の遊技データのバ
ックアップ結果を「0」にリセットする。これら各遊技
データの機能は以下の通りである。
【0050】(1)大当りカウンタ値No 大当りおよび外れを抽選する大当り抽選手段に相当する
ものであり、大当りカウンタ値Noが始動信号の検出時
に大当り値「7」である場合に大当りが判定される。 (2)図柄カウンタ値Nz 左列,中列,右列の数字図柄ZSを設定するための図柄
設定手段に相当するものであり、図柄カウンタ値Nzに
応じた数字図柄ZSの組合せを表引きすることに基づい
て3列の数字図柄ZSが設定される。
【0051】(3)リーチカウンタ値Nr 完全外れおよび外れリーチを抽選するためのリーチ抽選
手段に相当するものであり、リーチカウンタ値Nrが始
動信号の検出時にリーチ値「7」または「14」である
場合に外れリーチが判定される。 (4)変動パターンカウンタ値Nh リーチアクション等の演出パターンを抽選するための演
出パターン抽選手段に相当するものである。 (5)賞球カウンタ値Ns パチンコ球Pの払出予定数を示すものである。
【0052】(6)ラウンドカウンタ値NR 大入賞口35の開放回数(ラウンド数)を計測するもの
である。 (7)入賞カウンタ値Np 大入賞口35に対するパチンコ球Pの入賞個数を計測す
るものである。 (8)開放時間タイマTo 大当り動作中の大入賞口35の開放時間を計測するもの
である。 (9)演出時間タイマTe 図柄変動画面やリーチアクション等の演出パターンの表
示時間を計測するものである。
【0053】(10)演出フラグFe 図柄変動画面やリーチアクション画面の表示状態を示す
ものであり、図柄変動画面やリーチアクション画面が表
示中である場合に「1」にセットされる。 (11)大当りフラグFo 大当り動作の実行状態を示すものであり、大入賞口35
の開放状態で「1」にセットされる。 (12)VフラグFv 大入賞口35内の当り口41に対するパチンコ球Pの入
賞状態を示すものであり、大当り動作中にパチンコ球P
が当り口41内に入賞することに基づいて「1」にセッ
トされる。
【0054】CPU23は図17のステップS4へ移行
すると、始動口センサ18からの始動信号の有無を判断
する。ここで、始動信号を検出したときにはステップS
5へ移行し、賞球カウンタ値Nsに「5」を加算し(N
s+5→Ns)、ステップS6で払出制御装置62のC
PU63に賞球指令および払出個数Nsを出力する。従
って、特別図柄始動口17内にパチンコ球Pが入賞した
ときには5個のパチンコ球Pの払出指令が出力されるこ
とになる。
【0055】CPU23はステップS7へ移行すると、
大入賞口センサ39からの入賞信号の有無を判断する。
ここで、入賞信号を検出したときにはステップS8で賞
球カウンタ値Nsに「15」を加算し(Ns+15→N
s)、ステップS9で払出制御装置62のCPU63に
賞球指令および払出個数Nsを出力する。従って、大入
賞口35内にパチンコ球Pが入賞したときには15個の
パチンコ球Pの払出指令が出力されることになる。
【0056】CPU23はステップS10へ移行する
と、賞球センサ54からの賞球信号の有無を判断する。
この賞球センサ54は賞球払出装置47から1個のパチ
ンコ球Pが放出されたことを検出して賞球信号を出力す
るものであり、CPU23はステップS10で賞球信号
を検出すると、ステップS11で賞球カウンタ値Nsか
ら「1」を減算する(Ns−1→Ns)。
【0057】<メイン制御装置22のタイマ割込ルーチ
ンについて>図18のタイマ割込ルーチンは設定時間
(4msec)が経過する毎に起動するものであり、メ
イン制御装置22のCPU23は割込ルーチンを起動す
ると、ステップS21で始動口センサ18からの始動信
号の有無を判断する。ここで、始動信号を検出したとき
にはステップS22のデータ取得処理へ移行し、図20
の(a)のステップS41で大当りカウンタNo,図柄
カウンタNz,リーチカウンタNr,変動パターンカウ
ンタNhの計測値を取得する。これら大当りカウンタN
o〜変動パターンカウンタNhはCPU23が図18の
ステップS32のカウンタ加算処理で加算するものであ
り、CPU23は大当りカウンタ値No〜変動パターン
カウンタ値Nhを取得すると、図20の(a)のステッ
プS42へ移行する。
【0058】CPU23はステップS42へ移行する
と、RAM25のカウンタデータエリアを参照する。こ
のカウンタデータエリアは、図20の(b)に示すよう
に、データ記録部〜を有するものであり、データ記
録部〜にはデータ記録部,データ記録部,デー
タ記録部,データ記録部,データ記録部の順に記
録順序が設定されている。
【0059】CPU23は図20の(a)のステップS
42でデータ記録部〜に空欄がないことを検出する
と、データ取得処理を終える。また、ステップS42で
データ記録部〜に空欄があることを検出したときに
はステップS43へ移行し、データ記録部〜のうち
記録順序に応じた先頭の空欄に大当りカウンタ値No〜
変動パターンカウンタ値Nhを記録し、ステップS44
へ移行する。
【0060】データ記録部〜には、図20の(b)
に示すように、保留球ランプ81〜84が割付けられて
いる。これら保留球ランプ81〜84は、図35に示す
ように、表示台板15の上端部に固定されたものであ
り、CPU23は図20の(a)のステップS45へ移
行すると、カウンタデータが記録されているデータ記録
部〜に対応する保留球ランプ81〜84の点灯指令
をランプ制御装置(図示せず)に出力する。
【0061】ランプ制御装置はワンチップ型のマイクロ
コンピュータを主体に構成されたものであり、CPU2
3からの点灯指令を検出すると、保留球ランプ81〜8
4のうち点灯指定に応じたものを点灯させる。従って、
データ記録部にカウンタデータが記録されている状態
で特別図柄始動口17内にパチンコ球Pが入賞したとき
にはデータ記録部〜に当該順序でカウンタデータが
記録され、保留球ランプ81〜84が当該順序で点灯す
る。尚、センタカバー19にはランプ基板ボックスが固
定され、ランプ基板ボックス内にはランプ基板が収納さ
れており(いずれも図示せず)、ランプ制御装置はラン
プ基板ボックス内のランプ基板に搭載されている。
【0062】CPU23は図18のステップS23へ移
行すると、演出フラグFeの状態を判断する。この演出
フラグFeは、上述したように、図柄表示装置16に図
柄変動画面やリーチアクション等の演出パターンが表示
中であるか否を示すものであり、CPU23は「Fe=
0」を検出したときには演出パターンが表示されていな
いと判断してステップS24へ移行する。また、「Fe
=1」を検出したときには演出パターンが表示されてい
ると判断してステップS27の演出処理へ移行し、演出
処理を優先的に行う。
【0063】CPU23はステップS24へ移行する
と、大当りフラグFoの状態を判断する。この大当りフ
ラグFoは、上述したように、大入賞口35が開放中で
あるか否かを示すものであり、CPU23は「Fo=
0」を検出したときには大入賞口35が開放されていな
いと判断してステップS25へ移行する。また、「Fo
=1」を検出したときには大入賞口35が開放されてい
ると判断してステップS31の大当り処理へ移行し、大
当り処理を優先的に行う。
【0064】CPU23はステップS25へ移行する
と、RAM25のカウンタデータエリアにカウンタデー
タが記録されているか否かを判断する。ここで「YE
S」と判断したときにはステップS26の大当り判定処
理へ移行し、図21の(a)のステップS51でデータ
記録部から大当りカウンタ値No,図柄カウンタ値N
z,リーチカウンタ値Nr,変動パターンカウンタ値N
hを検出する。
【0065】CPU23はステップS52へ移行する
と、データ記録部の大当りカウンタ値Noを大当り値
「7」と比較する。この大当り値「7」はメイン制御装
置22のROM24に予め記録されたものであり、CP
U23は両者が同一であることを検出したときにはステ
ップS53で大当りと判定し、両者が相違していること
を検出したときにはステップS54へ移行する。
【0066】CPU23はステップS54へ移行する
と、データ記録部のリーチカウンタ値Nrをリーチ値
「7」および「14」と比較する。これらリーチ値
「7」および「17」はメイン制御装置22のROM2
4に予め記録されたものであり、CPU23はリーチカ
ウンタ値Nrがリーチ値「7」または「14」と同一で
あることを検出したときにはステップS55で外れリー
チと判定し、リーチカウンタ値Nrがリーチ値「7」お
よび「14」と相違していることを検出したときにはス
テップS56で完全外れと判定する。
【0067】メイン制御装置22のROM24には大当
り用の図柄テーブルが記録されている。この図柄テーブ
ルは図柄カウンタ値Nzと大当り図柄との対応関係を示
すものであり、CPU23は大当りを判定したときには
ステップS57へ移行し、大当り用の図柄テーブルから
データ記録部の図柄カウンタ値Nzに応じた大当り図
柄を取得する。この大当り図柄は左列,中列,右列の3
個の数字図柄ZSの組合せを称するものであり、3個の
数字図柄ZSは「1」〜「12」のいずれかの同一値に
設定されている。
【0068】メイン制御装置22のROM24には外れ
リーチ用の図柄テーブルが記録されている。この図柄テ
ーブルは図柄カウンタ値Nzと外れリーチ図柄との対応
関係を示すものであり、CPU23は外れリーチを判定
したときにはステップS57へ移行し、外れリーチ用の
図柄テーブルからデータ記録部の図柄カウンタ値Nz
に応じた外れリーチ図柄を取得する。この外れリーチ図
柄は左列,中列,右列の3個の数字図柄ZSの組合せを
称するものであり、外れリーチ図柄の左列および右列は
「1」〜「12」のいずれかの同一値に設定され、外れ
リーチ図柄の中列は「1」〜「12」のうち左列および
右列と異なる値に設定されている。
【0069】メイン制御装置22のROM24には完全
外れ用の図柄テーブルが記録されている。この図柄テー
ブルは図柄カウンタ値Nzと外れ図柄との対応関係を示
すものであり、CPU23は完全外れを判定したときに
はステップS57へ移行し、完全外れ用の図柄テーブル
からデータ記録部の図柄カウンタ値Nzに応じた外れ
図柄を取得する。この外れ図柄は左列,中列,右列の3
個の数字図柄ZSの組合せを称するものであり、外れ図
柄の左列および右列は「1」〜「12」のうちの異なる
値に設定されている。
【0070】CPU23はステップS58へ移行する
と、変動パターンを設定する。この変動パターンは図柄
表示装置16に表示する演出パターンを設定するための
ものであり、CPU23は完全外れの判定時には変動パ
ターンを「4」に設定し、大当りおよび外れリーチの判
定時には変動パターンをデータ記録部の変動パターン
カウンタ値Nhに設定する。この変動パターンカウンタ
値Nhは、後述するように、「0」から「3」に加算さ
れた後に「0」に戻って加算されるものであり、大当り
および外れリーチの判定時には変動パターンが「0」〜
「3」のいずれかの値にランダムに設定される。
【0071】CPU23はステップS59へ移行する
と、図柄制御装置28のCPU29に演出情報を出力す
る。この演出情報は図柄制御装置28のCPU29が図
柄表示装置16に演出パターンを表示するのに必要な情
報を称するものであり、大当りの判定結果と図柄の設定
結果と変動パターンの設定結果とを主体に構成されてい
る。
【0072】CPU23はステップS60へ移行する
と、演出時間Te´を設定する。この演出時間Te´は
図柄制御装置28のCPU29が図柄表示装置16に演
出パターンを表示するのに必要な時間Teに設定時間α
を加算したものであり、CPU23がステップS58の
変動パターンに基づいて設定するものである。
【0073】CPU23はステップS61へ移行する
と、図柄制御装置28のCPU29に図柄変動指令を出
力し、ステップS62で演出時間タイマTeをスタート
させる。この演出時間タイマTeは、上述したように、
演出パターンの表示時間を計測するものであり、CPU
23は演出時間タイマTeをスタートさせると、ステッ
プS63で演出フラグFeに「1」をセットする(1→
Fe)。この演出フラグFeは、上述したように、図柄
変動画面やリーチアクション画面等の演出パターンの表
示状態を示すものであり、CPU23は演出フラグFe
に「1」をセットすることに基づいて演出パターンの表
示開始を記録する。
【0074】CPU23は図18のステップS27の演
出処理へ移行すると、図21の(b)のステップS71
で演出時間タイマTeを設定値Maxと比較する。この
設定値MaxはCPU23が図21の(a)のステップ
S60で変動パターンに基づいて設定した演出時間Te
´を称するものであり、CPU23は「Te´≧Ma
x」を検出したときには演出パターンの表示終了を判断
し、図21の(b)のステップS72で演出時間タイマ
Teを停止させる。そして、ステップS73で演出フラ
グFeに「0」をセットし(0→Fe)、ステップS7
4で図柄制御装置28のCPU29に図柄確定指令を出
力する。
【0075】CPU23は図18のステップS28へ移
行すると、RAM25に大当りの判定結果として大当り
が記録されているか否かを判断する。ここで「NO」と
判断したときにはステップS29へ移行し、データ記録
部のカウンタデータを消去する。そして、データ記録
部〜にカウンタデータが記録されているときにはカ
ウンタデータを前段のデータ記録部〜に移動させ、
データ記録部〜のうち空欄にしたものに対応する保
留球ランプ81〜84の消灯指令をランプ制御装置に出
力する。すると、ランプ制御装置は保留球ランプ81〜
84のうち消灯指令に応じたものを消灯する。
【0076】CPU23はステップS28で大当りの判
定結果が記録されていることを検出すると、ステップS
30で図柄制御装置22のCPU23に大当り情報を出
力する。そして、ステップS31の大当り処理へ移行
し、図22のステップS81で大当りフラグFoの状態
を判断する。この大当りフラグFoは、上述したよう
に、大入賞口35の開放中に「1」にセットされるもの
であり、CPU23は「Fo=0」を検出したときには
ステップS82へ移行する。
【0077】CPU23はステップS82へ移行する
と、ラウンドカウンタ値NRに「0」をセットする(0
→NR)。このラウンドカウンタ値NRは、上述したよ
うに、大入賞口35の開放回数を計測するものであり、
CPU23はラウンドカウンタ値NRを「0」にリセッ
トすると、ステップS83で入賞カウンタ値Npを
「0」にリセットする(0→Np)。この入賞カウンタ
値Npは、上述したように、大入賞口35に対するパチ
ンコ球Pの入賞個数を計測するものであり、CPU23
がステップS90で大入賞口センサ39からの入賞信号
を検出することに基づいてステップS91で加算するも
のである(Np+1→Np)。
【0078】CPU23はステップS84へ移行する
と、VフラグFvを「0」にリセットする(0→F
v)。このVフラグFvは、上述したように、パチンコ
球Pが大入賞口35の当り口41内に入賞したか否かを
示すものであり、CPU23がステップS92でVセン
サ42からのV信号を検出することに基づいてステップ
S93でセットするものである(1→Fv)。
【0079】CPU23はステップS85へ移行する
と、開放時間タイマToを「0」にリセットする(0→
To)。この開放時間タイマToは、上述したように、
大入賞口35の開放時間を計測するものであり、CPU
23は開放時間タイマToをリセットすると、ステップ
S86で大入賞口ソレノイド38を駆動することに基づ
いて大入賞口35を開放する。
【0080】CPU23はステップS87へ移行する
と、図柄制御装置28のCPU29にラウンド画面の表
示指令を出力する。このラウンド画面は大当りの雰囲気
を盛上げる演出画面を称するものであり、CPU23は
ラウンド画面の表示指令を出力すると、ステップS88
で開放時間タイマToをスタートさせる。そして、ステ
ップS89で大当りフラグFoに「1」をセットし(1
→Fo)、大入賞口35の開放を記録する。
【0081】CPU23はステップS90へ移行する
と、大入賞口センサ39からの入賞信号の有無を判断す
る。ここで、入賞信号を検出したときにはステップS9
1で入賞カウンタ値Npに「1」を加算する。CPU2
3はステップS92へ移行すると、Vセンサ42からの
V信号の有無を判断する。ここで、V信号を検出したと
きにはステップS93でVフラグFvに「1」をセット
する。
【0082】CPU23はステップS94へ移行する
と、入賞カウンタ値Npを上限値Max(10)と比較
する。この上限値Maxはメイン制御装置22のROM
24に予め記録されたものであり、CPU23は「Np
<Max」を検出したときにはステップS95で開放時
間タイマToを上限値Max(29.5秒)と比較す
る。この上限値Maxはメイン制御装置22のROM2
4に予め記録されたものであり、CPU23はステップ
S94で「Np≧Max」を検出したり、ステップS9
5で「To≧Max」を検出したときにはステップS9
6へ移行する。
【0083】CPU23はステップS96へ移行する
と、大入賞口ソレノイド38を断電することに基づいて
大入賞口35を閉鎖し、ステップS97で開放時間タイ
マToを停止する。そして、ステップS98で大当りフ
ラグFoに「0」をセットし、大入賞口35が閉鎖状態
にあることを記録する。
【0084】CPU23はステップS99へ移行する
と、ラウンドカウンタ値NRを上限値Max(14)と
比較する。この上限値Maxはメイン制御装置22のR
OM24に予め記録されたものであり、CPU23は
「NR<Max」を検出すると、ステップS100へ移
行する。
【0085】CPU23はステップS100へ移行する
と、VフラグFvの状態を判断する。ここで「Fv=
1」を検出したときにはステップS101でラウンドカ
ウンタ値NRに「1」を加算し(NR+1→NR)、ス
テップS83に復帰してステップS83〜S101を繰
返す。従って、大入賞口35内に上限個Maxのパチン
コ球Pが入賞する間に当り口41内にパチンコ球Pが入
賞したり、大入賞口35の開放時間Toが上限値Max
に達する間に当り口41内にパチンコ球Pが入賞したと
きにはVフラグFvに「1」がセットされ、大入賞口3
5の開放動作が再開される。
【0086】CPU23はステップS99で「NR≧M
ax」を検出したり、ステップS100で「Fv=0」
を検出すると、ステップS102で図柄制御装置28の
CPU29に終了画面の表示指令を出力する。この終了
画面は遊技者に大当り終了を知らせる画面を称するもの
であり、大入賞口35内に上限個Maxのパチンコ球P
が入賞する間に当り口41内にパチンコ球Pが入賞しな
かったり、大入賞口35の開放時間Toが上限値Max
に達する間に当り口41内にパチンコ球Pが入賞しなか
ったり、大入賞口35の開放回数NRが上限値Maxに
達したときには終了画面が表示され、遊技者に大当り終
了が報知される。
【0087】CPU23はステップS103へ移行する
と、大当りに付随する特典に相当する確率変動の獲得の
有無を判断する。この確率変動は大当り図柄の種類に基
づいて判断されるものであり、CPU23は大当り図柄
が奇数であることを検出したときには確率変動の獲得を
判断し、ステップS104で大当り値に「7」,「5
7」,「107」,「157」,「207」,「25
7」をセットすることに基づいて大当り確率を高値「6
/317」にセットする。また、大当り図柄が偶数であ
ることを検出したときにはステップS105へ移行し、
大当り値に「7」をセットすることに基づいて大当り確
率を通常値「1/317」にセットする。尚、大当り値
「7」,「57」,「107」,「157」,「20
7」,「257」はメイン制御装置22のROM24に
予め記録されたものである。
【0088】CPU23は大当り確率を設定すると、ス
テップS106へ移行する。ここで、上述の図18のス
テップS29と同様にしてカウンタデータの整理および
保留球ランプ81〜84の消灯を行う。従って、奇数図
柄で大当りが発生したときには次回の大当りが「6/3
17」の高確率で判定され、偶数図柄で大当りが発生し
たときには次回の大当りが「1/317」の通常確率で
判定される。
【0089】CPU23は図18のステップS32のカ
ウンタ加算処理へ移行すると、図23のステップS11
1で図柄カウンタ値Nzを一定の上限値Max(11
0)と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置2
2のROM24に予め記録されたものであり、CPU2
3は「Nz=Max」を検出したときにはステップS1
12で図柄カウンタ値Nzを「0」にリセットし(0→
Nz)、「Nz<Max」を検出したときにはステップ
S113で図柄カウンタ値Nzに「1」を加算する(N
z+1→Nz)。
【0090】CPU23はステップS114へ移行する
と、変動パターンカウンタ値Nhを一定の上限値Max
(3)と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置
22のROM24に予め記録されたものであり、CPU
23は「Nh=Max」を検出したときにはステップS
115で変動パターンカウンタ値Nhを「0」にリセッ
トし(0→Nh)、「Nh<Max」を検出したときに
はステップS116で変動パターンカウンタ値Nhに
「1」を加算する(Nh+1→Nh)。
【0091】CPU23はステップS117へ移行する
と、リーチカウンタ値Nrを一定の上限値Max(2
2)と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置2
2のROM24に予め記録されたものであり、CPU2
3は「Nr=Max」を検出したときにはステップS1
18でリーチカウンタ値Nrを「0」にリセットし(0
→Nr)、「Nr<Max」を検出したときにはステッ
プS119でリーチカウンタ値Nrに「1」を加算する
(Nr+1→Nr)。
【0092】CPU23はステップS120へ移行する
と、大当りカウンタ値Noを一定の上限値Max(31
6)と比較する。この上限値Maxはメイン制御装置2
2のROM24に予め記録されたものであり、CPU2
3は「No=Max」を検出したときにはステップS1
21で大当りカウンタ値Noを「0」にリセットし(0
→No)、「No<Max」を検出したときにはステッ
プS122で大当りカウンタ値Noに「1」を加算する
(No+1→No)。従って、図柄カウンタ値Nz,変
動パターンカウンタ値Nh,リーチカウンタ値Nr,大
当りカウンタ値Noは図18の割込ルーチンが起動する
毎に「1」ずつ加算され、しかも、「0」から上限値M
axに加算された後に「0」に戻って加算される(リン
グカウンタ)。
【0093】遊技中に停電が発生したときには停電検出
回路72からメイン制御装置22のI/O26を通して
CPU23に停電信号が出力される。すると、CPU2
3は他の全ての処理に優先してバックアップ処理を開始
し、レジスタの内容や割込の状態やプログラムやアドレ
スやスタックポインタや遊技データ等の全てのデータを
RAM25のスタック領域に記録する。このバックアッ
プ処理は予備電源回路75の予備電源Vout3´ を動作
電源として行われるものであり、予備電源Vout3´ の
消滅後にはメイン基板21のバックアップ電源回路76
からメイン制御装置22にバックアップ電源Vout4が印
加され、遊技データを含む全てのデータがバックアップ
される。
【0094】CPU23は駆動電源Vout3が復旧する
と、図17のステップS1でリセットスイッチ79から
のリセット信号が無いことを検出し、ステップS2の停
電復旧処理へ移行する。ここで、RAM25から停電直
前のバックアップデータを読出し、バックアップデータ
に基づいて制御プログラムを再開する。
【0095】<払出制御装置62の制御内容について>
払出制御装置62のCPU63は電源が投入されると、
図29のステップS191へ移行し、リセットスイッチ
79からのリセット信号の有無を判断する。ここで、リ
セット信号が無いことを検出したときにはステップS1
92の停電復旧処理へ移行する。また、リセット信号が
有ることを検出したときにはステップS193の初期化
処理へ移行し、賞球払出カウンタ値Ns´,貸球払出カ
ウンタ値Nk´等の全てのバックアップデータを「0」
にリセットする。従って、リセットスイッチ79および
電源スイッチ80が同時操作された場合にステップS1
93の初期化処理が実行されることになる。
【0096】CPU63はステップS194へ移行する
と、賞球指令および賞球カウンタ値Nsの有無を判断す
る。これら賞球指令および賞球カウンタ値Nsはメイン
制御装置22が図17のステップS4で始動信号を検出
することに基づいてステップS6で出力したり、ステッ
プS7で入賞信号を検出することに基づいてステップS
9で出力するものであり、CPU63は賞球指令および
賞球カウンタ値Nsを検出すると、図29のステップS
195で賞球カウンタ値Nsを賞球払出カウンタ値Ns
´に投入する(Ns→Ns´)。
【0097】CPU63はステップS196へ移行する
と、賞球払出カウンタ値Ns´を「0」と比較する。こ
こで「Ns´>0」を検出したときにはステップS19
7へ移行し、賞球払出装置47の払出モータ53を機械
角θ°だけ駆動する。この払出モータ53の駆動量θ°
は賞球払出装置47のスプロケット50から1個のパチ
ンコ球Pを放出するための駆動量であり、払出モータ5
3の正常駆動時にはスプロケット50から1個のパチン
コ球Pが放出される。
【0098】CPU63はステップS198へ移行する
と、賞球センサ54からの賞球信号の有無を判断する。
この賞球センサ54は賞球払出装置47のスプロケット
50から1個のパチンコ球Pが放出されることに基づい
て賞球信号を出力するものであり、CPU63はステッ
プS198で賞球信号を検出すると、ステップS199
で賞球払出カウンタ値Ns´から「1」を減算する(N
s´−1→Ns´)。従って、払出制御装置62および
メイン制御装置22が賞球払出情報として同一の賞球払
出カウンタ値Ns´および賞球カウンタ値Nsを管理す
ることになる。
【0099】CPU63はステップS200へ移行する
と、貸出スイッチ69からの貸出信号の有無を判断す
る。この貸出スイッチ69は遊技者がパチンコ球Pの貸
出を希望する場合に操作するものであり、CPU63は
ステップS200で貸出信号を検出すると、ステップS
201で貸球払出カウンタ値Nk´に「121」を加算
する(Nk´+121→Nk´)。
【0100】CPU63はステップS202へ移行する
と、貸球払出カウンタ値Nk´を「0」と比較する。こ
こで「Nk´>0」を検出したときにはステップS20
3へ移行し、貸球払出装置の払出ソレノイド58のプラ
ンジャを1回だけ往復動させる。この払出ソレノイド5
8の駆動量は貸球払出装置のスプロケット50から1個
のパチンコ球Pを放出するための駆動量であり、払出ソ
レノイド58が正常に駆動したときには貸球払出装置の
スプロケット50から1個のパチンコ球Pが放出され
る。
【0101】CPU63はステップS204へ移行する
と、球貸センサ59からの球貸信号の有無を判断する。
この球貸センサ59は貸球払出装置から1個のパチンコ
球Pが放出されたことを検出して球貸信号を出力するも
のであり、CPU63はステップS204で球貸信号を
検出すると、ステップS205で貸球払出カウンタ値N
k´から「1」を減算する(Nk´−1→Nk´)。
【0102】遊技中に停電が発生したときには停電検出
回路72から払出制御装置62のI/O66を通してC
PU63に停電信号が出力される。すると、CPU63
は他の全ての処理動作に優先してバックアップ処理を開
始し、レジスタの内容や割込の状態やプログラムやアド
レスやスタックポインタや払出データ等の全てのデータ
をRAM65のスタック領域に記録する。このバックア
ップ処理は予備電源回路75の予備電源Vout3´ を動
作電源として行われるものであり、予備電源Vout3´
の消滅後には払出基板61のバックアップ電源回路76
から払出制御装置62にバックアップ電源Vout4が印加
され、払出データを含む全てのデータがバックアップさ
れる。
【0103】CPU63は駆動電源Vout3が復旧する
と、図29のステップS191でリセットスイッチ79
からのリセット信号が無いことを検出し、ステップS1
92の停電復旧処理へ移行する。ここで、RAM65か
ら停電直前のバックアップデータを読出し、バックアッ
プデータに基づいて制御プログラムを再開する。
【0104】<図柄制御装置28の制御内容について>
図柄制御装置28のCPU29は電源が投入されると、
図25のステップS131の初期化処理へ移行し、リー
チ予告カウンタNry,リーチ予告タイミングカウンタ
Nrt,大当り予告カウンタNoy、大当り予告タイミ
ングカウンタNot等のRAM31の演出データを
「0」にリセットする。そして、ステップS132へ移
行し、演出情報の有無を判断する。この演出情報はメイ
ン制御装置22が図21の(a)の大当り判定処理で出
力するものであり、CPU29は演出情報を検出する
と、ステップS133の演出表示処理へ移行し、図26
のステップS141でRAM31に演出情報を記録す
る。
【0105】CPU29はステップS142へ移行する
と、演出パターンを設定する。この演出パターンは左
列,中列,右列の図柄の組合せが決まる様子を演出する
動画面を称するものであり、演出パターンの設定内容は
次の通りである。 変動パターンが「0」のときには演出パターンとして
ノーマルリーチが設定される。このノーマルリーチには
外れ用および大当り用があり、外れリーチの判定時には
外れ用のノーマルリーチが設定され、大当りの判定時に
は大当り用のノーマルリーチが設定される。 変動パターンが「1」のときには演出パターンとして
ロウソクリーチが設定される。このロウソクリーチには
外れ用および大当り用があり、外れリーチの判定時には
外れ用のロウソクリーチが設定され、大当りの判定時に
は大当り用のロウソクリーチが設定される。
【0106】変動パターンが「2」のときには演出パ
ターンとしてハイヒールリーチが設定される。このハイ
ヒールリーチには外れ用および大当り用があり、外れリ
ーチの判定時には外れ用のハイヒールリーチが設定さ
れ、大当りの判定時には大当り用のハイヒールリーチが
設定される。 変動パターンが「3」のときには演出パターンとして
ロウソク発展リーチが設定される。このロウソク発展リ
ーチには外れ用および大当り用があり、外れリーチの判
定時には外れ用のロウソク発展リーチが設定され、大当
りの判定時には大当り用のロウソク発展リーチが設定さ
れる。 変動パターンが「4」のときには演出パターンとして
「完全外れ」が設定される。
【0107】CPU29は図26のステップS143へ
移行すると、リーチ予告カウンタNry,リーチ予告タ
イミングカウンタNrt,大当り予告カウンタNoy、
大当り予告タイミングカウンタNotの計測値を検出す
る。これらリーチ予告カウンタNry〜大当り予告タイ
ミングカウンタNotはCPU29が4msec毎にタ
イマ割込みルーチンを起動することに基づいて「1」ず
つリング状に加算するものであり、リーチ予告カウンタ
Nry〜大当り予告タイミングカウンタNotの加算内
容は次の通りである。
【0108】CPU29はタイマ割込みが発生すると、
図28のステップS171でリーチ予告カウンタ値Nr
yを一定の上限値Max(46)と比較する。この上限
値Maxは図柄制御装置28のROM30に予め記録さ
れたものであり、CPU29は「Nry=Max」を検
出したときにはステップS172でリーチ予告カウンタ
値Nryを「0」にリセットし(0→Nry)、「Nr
y<Max」を検出したときにはステップS173でリ
ーチ予告カウンタ値Nryに「1」を加算する(Nry
+1→Nry)。
【0109】CPU29はステップS174へ移行する
と、リーチ予告タイミングカウンタ値Nrtを一定の上
限値Max(100)と比較する。この上限値Maxは
図柄制御装置28のROM30に予め記録されたもので
あり、CPU29は「Nrt=Max」を検出したとき
にはステップS175でリーチ予告タイミングカウンタ
値Nrtを「0」にリセットし(0→Nrt)、「Nr
t<Max」を検出したときにはステップS176でリ
ーチ予告タイミングカウンタ値Nrtに「1」を加算す
る(Nrt+1→Nrt)。
【0110】CPU29はステップS177へ移行する
と、大当り予告カウンタ値Noyを一定の上限値Max
(76)と比較する。この上限値Maxは図柄制御装置
28のROM30に予め記録されたものであり、CPU
29は「Noy=Max」を検出したときにはステップ
S178で大当り予告カウンタ値Noyを「0」にリセ
ットし(0→Noy)、「Noy<Max」を検出した
ときにはステップS179で大当り予告カウンタ値No
yに「1」を加算する(Noy+1→Noy)。
【0111】CPU29はステップS180へ移行する
と、大当り予告タイミングカウンタ値Notを一定の上
限値Max(122)と比較する。この上限値Maxは
図柄制御装置28のROM30に予め記録されたもので
あり、CPU29は「Not=Max」を検出したとき
にはステップS181で大当り予告タイミングカウンタ
値Notを「0」にリセットし(0→Not)、「No
t<Max」を検出したときにはステップS182で大
当り予告タイミングカウンタ値Notに「1」を加算す
る(Not+1→Not)。これらリーチ予告カウンタ
Nry〜大当り予告タイミングカウンタNotは時間の
経過を4msec毎に計測するものであり、図28の割
込ルーチンが起動する毎に「1」ずつ加算され、しか
も、「0」から上限値Maxに加算された後に「0」に
戻ってリング状に加算される。
【0112】図柄制御装置28のROM30には、図2
の(a)〜図10の(a)に示すように、リーチ予告パ
ターンテーブルが記録されている。これら各リーチ予告
パターンテーブルは変動パターンのバリエーション毎
(外れリーチおよび大当り毎)に設定されたものであ
り、各リーチ予告パターンテーブルにはリーチ予告カウ
ンタ値Nryと予告内容との対応関係が記録されてい
る。尚、各リーチ予告パターンテーブルの確率の欄は予
告内容の選択確率を示すものであり、ROM30の記録
データではない。
【0113】CPU29は図26のステップS144へ
移行すると、変動パターンに対応するリーチ予告パター
ンテーブルをバリエーションに合せて検出し、リーチ予
告パターンテーブルからリーチ予告カウンタ値Nryに
基づいてリーチ予告の有無を選択する。例えば変動パタ
ーンが「0」、大当りの判定結果が「外れリーチ」、リ
ーチ予告カウンタ値Nryが「30」であるときには図
2の(a)のリーチ予告パターンテーブルが選択され、
図2の(a)のリーチ予告パターンテーブルからリーチ
予告カウンタ値「30」に基づいて「リーチ予告無し」
が判断される。また、変動パターンが「2」、大当りの
判定結果が「大当り」、リーチ予告カウンタ値Nryが
「45」であるときには図8の(a)のリーチ予告パタ
ーンテーブルが選択され、図8の(a)のリーチ予告パ
ターンテーブルからリーチ予告カウンタ値「45」に基
づいて「リーチ予告有り」が判断される。
【0114】CPU29は図26のステップS144で
リーチ予告有りと判断すると、ステップS145へ移行
し、リーチ予告パターンテーブルからリーチ予告カウン
タ値Nryに基づいてリーチ予告パターンの種類を選択
する。例えば変動パターンが「2」、大当りの判定結果
が「外れ」、リーチ予告カウンタ値Nryが「45」で
あるときには図4の(a)のリーチ予告パターンテーブ
ルからリーチ予告カウンタ値「45」に基づいて「丸煙
り予告」が設定される。また、変動パターンが「1」、
大当りの判定結果が「大当り」、リーチ予告カウンタ値
Nryが「45」であるときには図7の(a)のリーチ
予告パターンテーブルからリーチ予告カウンタ値「4
5」に基づいて「星煙り予告」が設定される。
【0115】図11の(a)および(b)は丸煙り予告
および星煙り予告の表示画面を示すものであり、丸煙り
予告の設定時にはキャラクター図柄Zmがタバコの煙り
を丸形に吐く演出の動画面が一瞬(例えば1秒程度)だ
け表示され、星煙り予告の設定時にはキャラクター図柄
Zmがタバコの煙りを星形に吐く演出の動画面が一瞬
(例えば1秒程度)だけ表示される。このキャラクター
図柄Zmは数字図柄ZSの変動時の背景に相当するもの
であり、図柄変動画面の表示時には左列の数字図柄Z
S,中列の数字図柄ZS,右列の数字図柄ZSがキャラ
クター図柄Zmの前方で変動する様子が演出される。
尚、リーチ予告パターンは第1の予告パターンに相当す
るものである。
【0116】図柄制御装置28のROM30には、図2
の(b)〜図10の(b)に示すように、リーチ予告タ
イミングテーブルが記録されている。これら各リーチ予
告タイミングテーブルは変動パターンのバリエーション
毎に設定されたものであり、各リーチ予告タイミングテ
ーブルにはリーチ予告タイミングカウンタ値Nrtとリ
ーチ予告タイミングとの対応関係が記録されている。
尚、各リーチ予告タイミングテーブルの確率の欄はリー
チ予告タイミングの選択確率を示すものであり、ROM
30の記録データではない。また、各リーチ予告タイミ
ングテーブルの出現回数の欄は数字図柄ZSの変動回数
が設定値「317回(大当りが1回発生するまでの変動
回数)」に達するまでに当該出現タイミングでリーチ予
告パターンが何回出現するかを算出したものであり、R
OM30の記録データではない。
【0117】CPU29は図26のステップS146へ
移行すると、変動パターンに対応するリーチ予告タイミ
ングテーブルをバリエーションに合せて検出し、リーチ
予告タイミングテーブルからリーチ予告タイミングカウ
ンタ値Nrtに基づいてリーチ予告パターンの表示タイ
ミングを選択する。例えば変動パターンが「1」、大当
りの判定結果が「外れリーチ」、リーチ予告タイミング
カウンタ値Nryが「20」であるときには図3の
(b)のリーチ予告タイミングテーブルが検出され、図
3の(b)のリーチ予告タイミングテーブルからリーチ
予告タイミングカウンタ値「20」に基づいてリーチ予
告タイミング「Tra」が設定される。
【0118】図柄制御装置28のROM30には、図2
の(c)〜図10の(c)に示すように、大当り予告パ
ターンテーブルが記録されている。これら各大当り予告
パターンテーブルは変動パターンのバリエーション毎に
設定されたものであり、各大当り予告パターンテーブル
には大当り予告カウンタ値Noyと予告内容との関係が
記録されている。尚、各大当り予告パターンテーブルの
確率の欄は予告内容の選択確率を示すものであり、RO
M30の記録データではない。
【0119】CPU29は図26のステップS147へ
移行すると、変動パターンに対応する大当り予告パター
ンテーブルをバリエーションに合せて検出し、大当り予
告パターンテーブルから大当り予告カウンタ値Noyに
基づいて大当り予告の有無を判断する。例えば変動パタ
ーンが「3」、大当りの判定結果が「外れリーチ」、大
当り予告カウンタ値Noyが「50」であるときには図
5の(c)の大当り予告パターンテーブルが検出され、
図5の(c)の大当り予告パターンテーブルから大当り
予告カウンタ値「50」に基づいて「大当り予告無し」
が判断される。また、変動パターンが「0」、大当りの
判定結果が「大当り」、大当り予告カウンタ値Noyが
「70」であるときには図6の(c)の大当り予告パタ
ーンテーブルが検出され、図6の(c)の大当り予告パ
ターンテーブルから大当り予告カウンタ値「70」に基
づいて「大当り予告有り」が判断される。
【0120】CPU29は図26のステップS148へ
移行すると、大当り予告パターンテーブルから大当り予
告パターンの種類を判断する。この場合には大当り予告
パターンとして「飛行機予告」の1種類しか記録されて
おらず、ステップS147で大当り予告有りが判断され
たときにはステップS148で大当り予告パターンとし
て「飛行機予告」が設定される。図11の(c)は大当
り予告パターンの表示画面を示すものであり、大当り予
告の設定時には飛行機がキャラクター図柄Zmの後方を
画面の右から左に横切る演出の動画面が一瞬(例えば1
秒程度)だけ表示される。尚、大当り予告パターンは第
2の予告パターンに相当するものである。
【0121】図柄制御装置28のROM30には、図2
の(d)〜図9の(d)に示すように、大当り予告タイ
ミングテーブルが記録されている。これら各大当り予告
タイミングテーブルは変動パターンのバリエーション毎
に設定されたものであり(完全外れ用の変動パターン
「4」は除く)、各大当り予告タイミングテーブルには
大当り予告タイミングカウンタ値Notと大当り予告タ
イミングとの対応関係が記録されている。尚、各大当り
予告タイミングテーブルの確率の欄は大当り予告タイミ
ングの選択確率を示すものであり、ROM30の記録デ
ータではない。また、各大当り予告タイミングテーブル
の出現回数の欄は図柄の変動回数が設定値「317回」
に達するまでに当該出現タイミングで大当り予告パター
ンが何回出現するかを算出したものであり、ROM30
の記録データではない。
【0122】CPU29は図26のステップS149へ
移行すると、変動パターンに対応する大当り予告タイミ
ングテーブルをバリエーションに合せて検出し、大当り
予告タイミングテーブルから大当り予告タイミングカウ
ンタ値Notに基づいて大当り予告パターンの表示タイ
ミングを選択する。例えば変動パターンが「2」、大当
りの判定結果が「外れリーチ」、大当り予告タイミング
カウンタ値Noyが「100」であるときには図4の
(d)の大当り予告タイミングテーブルが検出され、図
4の(d)の大当り予告タイミングテーブルから大当り
予告タイミングカウンタ値「100」に基づいて大当り
予告タイミング「Toc」が設定されることになる。
【0123】CP29は図26のステップS150へ移
行すると、図柄変動指令の有無を判断する。この図柄変
動指令はメイン制御装置22が図21の(a)の大当り
判定処理で出力するものであり、CPU29は図柄変動
指令を検出すると、図26のステップS151で予告タ
イマTyをスタートさせる。この予告タイマTyは図柄
の変動開始時を起点として演出パターンの表示時間を計
測するものであり、CPU29はリーチ予告パターンお
よび大当り予告パターンの設定時には予告タイマTyの
計測値が表示タイミングに達することに基づいてリーチ
予告パターンおよび大当り予告パターンを表示する。
【0124】CPU29はステップS152へ移行する
と、図柄表示装置16の左列,中列,右列の数字図柄Z
Sを「1」→「2」→「3」……「11」→「12」→
「1」の設定順序でループ状に変動開始する。そして、
ステップS142で設定した演出パターンを表示し、演
出パターンの中で左列,中列,右列の数字図柄ZSを変
動停止させる。このとき、各列の数字図柄ZSが変動領
域HE内で上下方向に揺れる様子を演出し、各列の数字
図柄ZSが確定していない仮停止状態にあることを遊技
者に認識させる(識別図柄の仮停止)。以下、演出パタ
ーンの演出内容について説明する。
【0125】ノーマルリーチ(変動パターン0)につ
いて CPU29は左列の数字図柄ZSおよび右列の数字図柄
ZSを演出情報の設定図柄で仮停止させることに基づい
てリーチを発生させ、中列の数字図柄ZSをスロー変動
状態に切換える。このスロー変動は数字図柄ZSを種類
が明確に識別できる程度の速度でゆっくりと変動させる
ことを称するものであり、CPU29は中列の数字図柄
ZSを1周程度だけスロー変動させると、演出情報の設
定図柄で仮停止させる。
【0126】ロウソクリーチ(変動パターン1)につ
いて CPU29は、図14の(a)に示すように、左列の数
字図柄ZSおよび右列の数字図柄ZSを演出情報の設定
図柄で仮停止させることに基づいてリーチを発生させ
る。次に、図14の(b)に示すように、左列の数字図
柄ZSおよび右列の数字図柄ZSを画面の左下部に縮小
表示し、キャラクター図柄Zwがキャラクター図柄Zm
にローソクを垂らす演出のアニメーション画面を表示す
る。このとき、中列の数字図柄ZSをスロー変動させ、
演出情報の設定図柄で仮停止させる。そして、図14の
(c)および(e)に示すように、キャラクター図柄Z
mの顔を画面一杯に表示し、中列の数字図柄ZSが仮停
止したことを遊技者に認識させる。
【0127】ハイヒールリーチ(変動パターン2)に
ついて CPU29は、図15の(a)に示すように、左列の数
字図柄ZSおよび右列の数字図柄ZSを演出情報の設定
図柄で仮停止させることに基づいてリーチを発生させる
と、図15の(b)に示すように、左列の数字図柄ZS
および右列の数字図柄ZSを画面の左上部に縮小表示す
る。そして、ハイヒールのリーチアクション図柄Zhを
登場させ、中列の数字図柄ZSが右から左の横方向へ設
定順序でスロー変動する様子を演出する。このとき、図
15の(c)および(e)に示すように、リーチアクシ
ョン図柄Zhが演出情報の設定図柄を踏み潰す様子を演
出し、中列の数字図柄ZSが仮停止したことを遊技者に
認識させる。
【0128】ロウソク発展リーチ(変動パターン3)
について CPU29は左列の数字図柄ZSおよび右列の数字図柄
ZSを演出情報の設定図柄で仮停止させることに基づい
てリーチを発生させると、上述のロウソクリーチを表示
し、図14の(c)および(e)に示すように、ロウソ
クリーチの中で中列の数字図柄ZSを仮停止させる。そ
して、図16の(a)に示すように、キャラクター図柄
ZwおよびZmを登場させ、図16の(b)に示すよう
に、キャラクター図柄Zwがキャラクター図柄Zmをボ
ーリングの球として投げる様子を演出し、図16の
(c)および(d)に示すように、左列の数字図柄Z
S,中列の数字図柄ZS,右列の数字図柄ZSを同時に
仮停止状態で表示する。
【0129】完全外れ(変動パターン4について) CPU29は左列の数字図柄ZS,右列の数字図柄Z
S,中列の数字図柄ZSを演出情報の設定図柄で左列,
右列,中列の順序で仮停止させる。尚、図柄制御装置2
8のROM30には図柄パターンが変動パターン「0」
〜「4」毎に設定されており、各図柄パターンには左列
の数字図柄ZSの仮停止タイミングT1,右列の数字図
柄ZSの仮停止タイミングT2,中列の数字図柄ZSの
仮停止タイミングT3(=Te)が設定されている。こ
れら仮停止タイミングT1〜T3は図柄の変動開始時を
起点とするものであり、CPU29は予告タイマTyが
仮停止タイミングT1〜T3に達することに基づいて各
列の数字図柄ZSを仮停止させる。
【0130】CPU29はリーチ予告パターンおよび大
当り予告パターンを設定しているときには演出パターン
の中でリーチ予告パターンおよび大当り予告パターンを
設定タイミングで出現させる。以下、リーチ予告パター
ンおよび大当り予告パターンについて説明する。
【0131】ノーマルリーチ(変動パターン0)につ
いて 変動パターンが「0」のときには、図2の(b)および
図6の(b)に示すように、リーチ予告タイミングが
「Tra」に設定される。このリーチ予告タイミング
「Tra」の設定時には、図2の(e)および図6の
(e)に示すように、図柄の変動開始直後にリーチ予告
パターンが表示され、図11の(a)に示すように、左
列,中列,右列の全ての数字図柄ZSが変動した状態で
リーチ予告パターンが一瞬だけ出現する。
【0132】変動パターンが「0」のときには、図2の
(d)および図6の(d)に示すように、大当り予告タ
イミングが「Toa」に設定される。この大当り予告タ
イミング「Toa」の設定時には、図2の(e)および
図6の(e)に示すように、図柄の変動開始後に大当り
予告パターンが表示され、図11の(c)に示すよう
に、左列,中列,右列の全ての数字図柄ZSが変動した
状態で大当り予告パターンが一瞬だけ出現する。この大
当り予告タイミング「Toa」は、図2の(e)および
図6の(e)に示すように、リーチ予告タイミング「T
ra」より遅く設定されており、リーチ予告および大当
り予告の双方が行われるときにはリーチ予告パターンの
出現後に大当り予告パターンが出現する。
【0133】ロウソクリーチ(変動パターン1)につ
いて 変動パターンが「1」のときには、図3の(b)および
図7の(b)に示すように、リーチ予告タイミングが
「Tra」〜「Trd」のいずれかに設定されるので、
ロウソクリーチの設定時にはリーチ予告パターンがラン
ダムなタイミングで出現するようになる。このうちリー
チ予告タイミング「Trb」の設定時には、図3の
(e)および図7の(e)に示すように、左列の数字図
柄ZSが仮停止する直前でリーチ予告パターンが表示さ
れ、図11の(a)および(b)に示すように、左列,
中列,右列の全ての数字図柄ZSが変動した状態でリー
チ予告パターンが一瞬だけ出現する。
【0134】リーチ予告タイミング「Trc」の設定時
には、図3の(e)および図7の(e)に示すように、
左列の数字図柄ZSが仮停止した直後にリーチ予告パタ
ーンが表示され、図12の(a)および(b)に示すよ
うに、中列および右列の数字図柄ZSだけが変動した状
態でリーチ予告パターンが一瞬だけ出現する。また、リ
ーチ予告タイミング「Trd」の設定時には、図3の
(e)および図7の(e)に示すように、右列の数字図
柄ZSが仮停止する直前でリーチ予告パターンが表示さ
れ、図12の(a)および(b)に示すように、中列お
よび右列の数字図柄ZSだけが変動した状態でリーチ予
告パターンが一瞬だけ出現する。
【0135】変動パターンが「1」のときには、図3の
(d)および図7の(d)に示すように、大当り予告タ
イミングが「Tob」および「Toc」のいずれかに設
定されるので、ロウソクリーチの設定時には大当り予告
パターンがランダムなタイミングで出現するようにな
る。このうち大当り予告タイミング「Tob」の設定時
には、図3の(e)および図7の(e)に示すように、
右列の数字図柄ZSが仮停止する直前に大当り予告パタ
ーンが表示され、図12の(c)に示すように、中列お
よび右列の数字図柄ZSだけが変動した状態で大当り予
告パターンが一瞬だけ出現する。
【0136】大当り予告タイミング「Toc」の設定時
には、図3の(e)および図7の(e)に示すように、
中列の数字図柄ZSが仮停止する直前に大当り予告パタ
ーンが表示され、図13に示すように、中列の数字図柄
ZSだけが変動した状態で大当り予告パターンが一瞬だ
け出現する。これら大当り予告タイミング「Tob」お
よび「Toc」は、図3の(e)および図7の(e)に
示すように、リーチ予告タイミング「Tra」〜「Tr
d」より遅く設定されており、リーチ予告および大当り
予告の双方が行われるときにはリーチ予告パターンの出
現後に大当り予告パターンが出現する。
【0137】外れリーチの判定時には、図3の(b)の
右列に示すように、リーチ予告パターンが出現タイミン
グ「Tra」,「Trb」,「Trc」,「Trd」で
均等に出現し、大当りの判定時には、図7の(b)の右
列に示すように、リーチ予告パターンが出現タイミング
「Trd」,「Trc」,「Trb」,「Tra」の順
序で高頻度に出現する。従って、ロウソクリーチの設定
時にはリーチ予告パターンの出現タイミングが遅くなる
程に大当りの確率(大当りの信頼度)が高くなる。
【0138】外れリーチの判定時には、図3の(d)の
右列に示すように、大当り予告パターンが出現タイミン
グ「Tob」,「Toc」で均等に出現し、大当りの判
定時には、図7の(d)の右列に示すように、大当り予
告パターンが出現タイミング「Toc」,「Tob」の
順序で高頻度に出現する。従って、ロウソクリーチの設
定時には大当り予告パターンの出現タイミングが遅くな
る程に大当りの信頼度が高くなる。
【0139】ハイヒールリーチ(変動パターン2)に
ついて 変動パターンが「2」のときには、図4の(b)および
図8の(b)に示すように、リーチ予告タイミングが
「Tra」,「Trb」,「Trc」のいずれかに設定
され、図4の(e)および図8(e)に示すように、リ
ーチ予告パターンが図柄の変動開始直後,左列の数字図
柄ZSの仮停止直前,左列の数字図柄ZSの仮停止直後
のいずれかのタイミングでランダムに出現する。
【0140】変動パターンが「2」のときには、図4の
(d)および図8の(d)に示すように、大当り予告タ
イミングが「Tob」および「Toc」のいずれかに設
定され、図4の(e)および図8(e)に示すように、
大当り予告パターンが右列の数字図柄ZSの仮停止直前
および中列の数字図柄ZSの仮停止直前のいずれかのタ
イミングでランダムに出現する。これら大当り予告タイ
ミング「Tob」および「Toc」はリーチ予告タイミ
ング「Tra」〜「Trc」より遅く設定されており、
リーチ予告および大当り予告の双方が行われるときには
リーチ予告パターンの出現後に大当り予告パターンが出
現する。
【0141】外れリーチの判定時には、図4の(b)の
右列に示すように、リーチ予告パターンが出現タイミン
グ「Tra」,「Trb」,「Trc」で均等に出現
し、大当りの判定時には、図8の(b)の右列に示すよ
うに、リーチ予告パターンが出現タイミング「Tr
a」,「Trb」,「Trc」の順序で高頻度に出現す
る。従って、ハイヒールリーチの設定時にはリーチ予告
パターンの出現タイミングが早くなる程に大当りの信頼
度が高くなる。
【0142】外れリーチの判定時には、図4の(d)の
右列に示すように、大当り予告パターンが出現タイミン
グ「Tob」,「Toc」で均等に出現し、大当りの判
定時には、図8の(d)の右列に示すように、大当り予
告パターンが出現タイミング「Tob」,「Toc」の
順序で高頻度に出現する。従って、ハイヒールリーチの
設定時には大当り予告パターンの出現タイミングが早く
なる程に大当りの信頼度が高くなる。
【0143】ロウソク発展リーチ(変動パターン3)
について 変動パターンが「3」のときには、図5の(b)および
図9の(b)に示すように、リーチ予告タイミングが
「Tra」,「Trb」,「Trd」のいずれかに設定
され、図5の(e)および図9(e)に示すように、リ
ーチ予告パターンが図柄の変動開始直後,左列の数字図
柄ZSの仮停止直前,右列の数字図柄ZSの仮停止直前
のいずれかのタイミングでランダムに出現する。
【0144】変動パターンが「3」のときには、図5の
(d)および図9の(d)に示すように、大当り予告タ
イミングが「Tob」および「Toc」のいずれかに設
定され、図5の(e)および図9(e)に示すように、
大当り予告パターンが右列の数字図柄ZSの仮停止直前
および中列の数字図柄ZSの仮停止直前のいずれかのタ
イミングでランダムに出現する。これら大当り予告タイ
ミング「Tob」および「Toc」はリーチ予告タイミ
ング「Tra」,「Trb」,「Trd」より遅く設定
されており、リーチ予告および大当り予告の双方が行わ
れるときにはリーチ予告パターンの出現後に大当り予告
パターンが出現する。
【0145】外れリーチの判定時には、図5の(b)の
右列に示すように、リーチ予告パターンが出現タイミン
グ「Tra」,「Trb」,「Trd」で均等に出現
し、大当りの判定時には、図9の(b)の右列に示すよ
うに、リーチ予告パターンが出現タイミング「Tr
d」,「Trb」,「Tra」の順序で高頻度に出現す
る。従って、ロウソク発展リーチの設定時にはリーチ予
告パターンの出現タイミングが遅くなる程に大当りの信
頼度が高くなる。
【0146】外れリーチの判定時には、図5の(d)の
右列に示すように、大当り予告パターンが出現タイミン
グ「Tob」,「Toc」で均等に出現し、大当りの判
定時には、図9の(d)の右列に示すように、大当り予
告パターンが出現タイミング「Toc」,「Tob」の
順序で高頻度に出現する。従って、ロウソク発展リーチ
の設定時には大当り予告パターンの出現タイミングが遅
くなる程に大当りの信頼度が高くなる。
【0147】完全外れ(変動パターン4)について 変動パターンが「4」のときには、図10の(b)に示
すように、リーチ予告タイミングが「Tra」〜「Tr
d」のいずれかに設定され、図10の(d)に示すよう
に、リーチ予告パターンが図柄の変動開始直後,左列の
数字図柄ZSの仮停止直前,左列の数字図柄ZSの仮停
止直後,右列の数字図柄ZSの仮停止直前のいずれかの
タイミングでランダムに出現する。
【0148】変動パターンが「4」のときには、図10
の(b)の右列に示すように、リーチ予告パターンがタ
イミング「Tra」で出現する回数が「18.79回」
であり、この場合にはリーチが発生しない。また、変動
パターンが「0」〜「3」のときにはリーチ予告パター
ンがタイミング「Tra」で出現する回数の総計が
「1.76回」であり、この場合にはリーチが発生す
る。従って、リーチ予告パターンがタイミング「Tr
a」で出現する場合のリーチの信頼度は「1.76×1
00/(1.76+22.54)=7.2%」である。
また、リーチ予告パターンがタイミング「Trb」,
「Trc」,「Trd」で出現する場合の信頼度は
「8.2%」,「12.4%」,「22.7%」であ
り、リーチ予告タイミングが遅くなるのに従ってリーチ
に発展する確率(信頼度)が高くなる。
【0149】CPU29は図26のステップS153へ
移行すると、図柄確定指令の有無を判断する。この図柄
確定指令はメイン制御装置22が図21の(b)の演出
処理で演出パターンの終了タイミングTe´(>Te)
で出力するものであり、CPU29は図26のステップ
S153で図柄確定指令を検出すると、ステップS15
4で各列の数字図柄ZSを静止表示することに基づいて
図柄が確定したことを遊技者に認識させる。そして、ス
テップS155で予告タイマTyを停止し、ステップS
156で予告タイマTyを「0」にリセットする。図1
4の(d)および(f)、図15の(d)および
(f)、図16の(c)および(d)は各列の数字図柄
ZSが静止した確定状態を示すものであり、確定状態で
は各列の数字図柄ZSが1本の仮想的な有効ラインYL
上に整列表示される。
【0150】CPU29は図25のステップS134で
大当り情報を検出すると、ステップS135の大当り表
示処理へ移行する。この大当り情報はメイン制御装置2
2のCPU23が図18のステップS28で大当りを検
出することに基づいてステップS30で出力するもので
あり、CPU29はメイン制御装置22からの大当り情
報を検出すると、図27のステップS161へ移行し、
ラウンド画面を表示する。このラウンド画面はキャラク
ター図柄Zwが登場するものであり、大当りの雰囲気を
盛上げる演出が行われる。
【0151】CPU29はステップS162へ移行する
と、終了画面の表示指令の有無を判断する。この終了指
令はメイン制御装置22が図22の大当り処理で出力す
るものであり、CPU29は図27のステップS162
でメイン制御装置22からの終了画面の表示指令を検出
すると、ステップS163で終了画面を表示する。この
終了画面は大当り動作の終了を報知するものであり、終
了画面上には大当り終了等のメッセージが表示される。
【0152】上記第1実施例によれば、図1に示すよう
に、同種の演出パターンの中で同種のリーチ予告パター
ンおよび同種の大当り予告パターンの表示タイミングを
変えたので、遊技者にとってリーチ予告パターンおよび
大当り予告パターンの出現タイミングが分からなくな
る。このため、リーチ予告パターンおよび大当り予告パ
ターンが数字図柄ZSの変動開始直後に出現しなかった
ときでもリーチ予告パターンおよび大当り予告パターン
の出現を期待する楽しみが残るので、図柄表示装置16
の画面を見詰める楽しさが継続的に得られる。
【0153】また、左列の数字図柄ZSと右列の数字図
柄ZSとの2者が仮停止する前(予告パターンの予告内
容通りになる前)にリーチ予告パターンを表示した。こ
のため、リーチの発生後にリーチ予告パターンが出現す
ることが確実になくなるので、リーチ予告のおもしろさ
が損なわれることがない。しかも、左列の数字図柄ZS
と右列の数字図柄ZSと中列の数字図柄ZSとの3者が
仮停止する前に大当り予告パターンを表示した。このた
め、大当りの発生後に大当り予告パターンが出現するこ
とが確実になくなるので、大当り予告のおもしろさが損
なわれることがない。
【0154】尚、図1のリーチ予告期間は最先のリーチ
予告タイミングと最後のリーチ予告タイミングとの間の
時間的な期間を称するものであり、所定の期間および第
1の予告期間に相当する。また、大当り予告期間は最先
の大当り予告タイミングと最後の大当り予告タイミング
との間の時間的な期間を称するものであり、所定の期間
および第2の予告期間に相当する。
【0155】また、複数のリーチ予告タイミングTra
〜Trdおよび複数の大当りタイミングToa〜Toc
の中からリーチ予告タイミングカウンタNrtおよび大
当り予告タイミングカウンタNotに応じたものを選択
することに基づいてリーチ予告パターンの表示タイミン
グおよび大当り予告パターンの表示タイミングをランダ
ムに設定したので、リーチ予告パターンの出現タイミン
グおよび大当り予告パターンの出現タイミングを全く予
測できなくなる。このため、リーチ予告パターンおよび
大当り予告パターンが出現したときの意外感が高まるの
で、図柄表示装置16の画面を見詰める楽しさが高ま
る。
【0156】また、ロウソクリーチおよびロウソク発展
リーチの設定時には大当り予告パターンの表示タイミン
グが遅い程に大当りの信頼度を高く設定し、ハイヒール
リーチの設定時には大当り予告パターンの表示タイミン
グが早い程に大当りの信頼度を高く設定した。このた
め、大当り予告パターンの出現タイミングによって大当
りの発生を期待するドキドキ感が変わるので、遊技のお
もしろさが高まる。特にロウソクリーチおよびロウソク
発展リーチの設定時には大当り予告パターンの表示タイ
ミングが遅い程に大当りの信頼度が高くなるので、大当
り予告パターンの出現を期待して画面を見詰める楽しみ
が後まで継続する。
【0157】また、リーチ予告パターンの表示タイミン
グが遅い程にリーチの信頼度を高く設定した。このた
め、リーチ予告パターンの出現タイミングによってリー
チの発生を期待するドキドキ感が変わる上、リーチ予告
パターンの出現を期待して画面を見詰める楽しみが後ま
で継続するので、遊技のおもしろさが高まる。
【0158】次に本発明の第2実施例を図38〜図42
に基づいて説明する。この第2実施例は上記第1実施例
を基礎とするものであり、第1実施例との相違点につい
てのみ言及する。大当り予告タイミングTobは、図3
9の(e)〜図42の(e)に示すように、左列の数字
図柄ZSの仮停止タイミングと右列の数字図柄ZSの仮
停止タイミングとの中間に設定されており、図38に示
すように、リーチ予告期間の一部が大当り予告期間に重
複している。
【0159】上記構成の場合、ロウソクリーチ(変動パ
ターン1)の設定状態でリーチ予告および大当り予告の
双方が行われるときには、図39の(e)および図40
の(e)に示すように、大当り予告パターンの出現後に
リーチ予告パターンが出現することがある。また、ロウ
ソク発展リーチ(変動パターン3)の設定状態でリーチ
予告および大当り予告の双方が行われるときにも、図4
1の(e)および図42の(e)に示すように、大当り
予告パターンの出現後にリーチ予告パターンが出現する
ことがある。
【0160】次に本発明の第3実施例を図43〜図49
に基づいて説明する。この第3実施例は上記第1実施例
を基礎とするものであり、第1実施例との相違点につい
てのみ言及する。大当り予告タイミングTobは、図4
4の(e)〜図49の(e)に示すように、数字図柄Z
Sの変動開始直後で且つ最先のリーチ予告タイミングT
raより前に設定されており、図43に示すように、リ
ーチ予告期間の全てが大当り予告期間に重複している。
【0161】上記構成の場合、ロウソクリーチ(変動パ
ターン1)の設定状態でリーチ予告および大当り予告の
双方が行われるときには、図44の(e)および図45
の(e)に示すように、大当り予告パターンの出現後に
リーチ予告パターンが出現することがある。また、ハイ
ヒールリーチ(変動パターン2)の設定状態でリーチ予
告および大当り予告の双方が行われるときにも、図46
の(e)および図47の(e)に示すように、大当り予
告パターンの出現後にリーチ予告パターンが出現するこ
とがある。また、ロウソク発展リーチ(変動パターン
3)の設定状態でリーチ予告および大当り予告の双方が
行われるときにも、図48の(e)および図49の
(e)に示すように、大当り予告パターンの出現後にリ
ーチ予告パターンが出現することがある。
【0162】次に本発明の第4実施例を図50〜図51
に基づいて説明する。この第4実施例は上記第1実施例
を基礎とするものであり、第1実施例との相違点につい
てのみ言及する。変動パターン3に対応するロウソク発
展リーチには、図50の(d)および図51の(d)に
示すように、上から2段目〜4段目の大当り予告タイミ
ングカウンタ値Notに対応して複数の大当り予告タイ
ミングが設定されており、例えば外れ用のロウソク発展
リーチが設定され、大当り予告タイミングカウンタ値N
otとして「90」が取得されているときには大当り予
告タイミング「Tob」および「Toc」で「飛行機予
告」が出現する。
【0163】外れリーチの判定時には、図50の(d)
の右列に示すように、大当り予告パターンが各段の大当
り予告タイミングで均等に出現する。また、大当りの判
定時には、図51の(d)の右列に示すように、大当り
予告タイミングが1個である最上段の出現回数が最低値
に設定され、大当り予告タイミングが3個である最下段
の出現回数が最高値に設定され、大当り予告タイミング
が2個である中2段の合計の出現回数が中間値に設定さ
れている。従って、ロウソク発展リーチの設定時には大
当り予告パターンの出現回数が増えるに従って大当りの
信頼度が高くなる。
【0164】上記第4実施例によれば、左列〜右列の数
字図柄ZSが変動開始してから3者が仮停止する前まで
の間に同種の大当り予告パターンを複数回表示した。こ
のため、大当り予告パターンを1回の演出パターンの中
で繰返し見ることができるので、画面を見詰める楽しさ
が高まる。また、同種の大当り予告パターンの出現回数
が多い程に大当りの信頼度を高く設定したので、大当り
予告パターンの出現回数によって大当りに対する期待感
が変わる。しかも、大当り予告パターンの出現を期待し
て画面を見詰める楽しみが後まで継続するので、遊技の
おもしろさが高まる。
【0165】次に本発明の第5実施例を図52〜図53
に基づいて説明する。この第5実施例は上記第1実施例
を基礎とするものであり、第1実施例との相違点につい
てのみ言及する。変動パターン1に対応するロウソクリ
ーチには、図52の(b)および図53の(b)に示す
ように、上から2段目〜4段目のリーチ予告タイミング
カウンタ値Nrtに対応して複数のリーチ予告タイミン
グが設定されており、例えば外れ用のロウソクリーチが
設定され、リーチ予告タイミングカウンタ値Nrtとし
て「50」が取得されているときにはリーチ予告タイミ
ング「Tra」および「Trb」でリーチ予告パターン
が出現する。
【0166】外れリーチの判定時には、図52の(b)
の右列に示すように、リーチ予告パターンが各段のリー
チ予告タイミングで均等に出現する。また、大当りの判
定時には、図53の(b)の右列に示すように、リーチ
予告タイミングの数が増えるのに従って出現回数が多く
設定されている。従って、ロウソクリーチの設定時には
リーチ予告パターンの出現回数が増えるのに従って大当
りの信頼度が大きくなる。
【0167】上記第5実施例によれば、左列〜右列の数
字図柄ZSが変動開始してから2者が仮停止する前まで
の間に同種のリーチ予告パターンを複数回表示した。こ
のため、リーチ予告パターンを1回の演出パターンの中
で繰返し見ることができるので、画面を見詰める楽しさ
が高まる。また、同種のリーチ予告パターンの表示回数
が多い程に大当りの信頼度を高く設定したので、リーチ
予告パターンの出現回数によって大当りに対する期待感
が変わる。しかも、リーチ予告パターンの出現を期待し
て画面を見詰める楽しみが後まで継続するので、遊技の
おもしろさが高まる。
【0168】尚、上記第4〜第5実施例においては、同
種の大当り予告パターンの出現回数および同種のリーチ
予告パターンの出現回数が多い程に大当りの信頼度を高
く設定したが、これに限定されるものではなく、例えば
同種の大当り予告パターンの出現回数および同種のリー
チ予告パターンの出現回数が少ない程に大当りの信頼度
を高く設定したり、出現回数と信頼度との間の相関関係
を廃止しても良い。
【0169】次に本発明の第6実施例を図54および図
55に基づいて説明する。この第6実施例は上記第1実
施例を基礎とするものであり、第1実施例との相違点に
ついてのみ言及する。変動パターン4に対応する完全外
れには、図54の(b)に示すように、上から2段目〜
4段目のリーチ予告タイミングカウンタ値Nrtに対応
して複数のリーチ予告タイミングが設定されており、例
えばリーチ予告タイミングカウンタ値Nrtとして「1
00」が取得されているときにはリーチ予告タイミング
「Tra」,「Trb」,「Trc」,「Trd」でリ
ーチ予告パターンが出現する。
【0170】変動パターン0〜3に対応する外れ用およ
び大当り用の演出パターンには、図55の(b)に外れ
用のノーマルリーチパターンを代表して示すように、上
から2段目〜4段目のリーチ予告タイミングカウンタ値
Nrtに対応して複数のリーチ予告タイミングが設定さ
れており、例えばリーチ予告タイミングカウンタ値Nr
tとして「100」が取得されているときにはリーチ予
告タイミング「Tra」,「Trb」,「Trc」,
「Trd」でリーチ予告パターンが出現する。
【0171】変動パターンが「4」のときには、図54
の(b)の右列に示すように、リーチ予告パターンの表
示タイミングが増えるに従って出現頻度が少なくなって
いる。また、変動パターンが「0」〜「3」のときに
は、図55の(b)の右列に示すように、リーチ予告パ
ターンの表示タイミングが増えるに従って出現頻度が高
くなっている。従って、リーチパターンの出現回数が増
える程にリーチの信頼度が高くなる。
【0172】上記第6実施例によれば、同種のリーチ予
告パターンの出現回数が多い程にリーチの信頼度を高く
設定したので、リーチ予告パターンの出現回数によって
リーチに対する期待感が変わる。しかも、リーチ予告パ
ターンの出現を期待して画面を見詰める楽しみが後まで
継続するので、遊技のおもしろさが高まる。尚、上記第
6実施例においては、同種のリーチ予告パターンの出現
回数が多い程にリーチの信頼度を高く設定したが、これ
に限定されるものではなく、例えば同種のリーチ予告パ
ターンの出現回数が少ない(出現回数0は除く)程にリ
ーチの信頼度を高く設定したり、出現回数と信頼度との
間の相関関係を廃止しても良い。
【0173】次に本発明の第7実施例を図56〜図58
に基づいて説明する。この第7実施例は上記第1実施例
を基礎とするものであり、第1実施例との相違点につい
てのみ言及する。図柄制御装置28のCPU29は図5
6のステップS142で演出パターンを設定すると、ス
テップS157でスタート回数カウンタNstに「1」
を加算する(Nst+1→Nst)。このスタート回数
カウンタNstは図柄変動回数を計測するものであり、
図25のステップS131の起動時およびステップS1
35の大当り表示処理時に「0」にリセットされる。
【0174】CPU29は図56のステップS143へ
移行すると、リーチ予告カウンタNaの計測値を取得す
る。このリーチ予告カウンタNaは「0」から最大値M
ax(例えば32)まで「1」ずつ加算された後に
「0」に戻って加算されるものであり、リーチ予告カウ
ンタNaの加算処理は4msec毎に起動するタイマ割
込みルーチンで行われる。
【0175】CPU29はステップS143へ移行する
と、大当り予告カウンタNbの計測値を取得する。この
大当り予告カウンタNbは「0」から最大値Max(例
えば46)まで「1」ずつ加算された後に「0」に戻っ
て加算されるものであり、大当り予告カウンタNbの加
算処理はリーチ予告カウンタNaと同一のタイマ割込み
ルーチンで行われる。
【0176】CPU29はステップS144へ移行する
と、リーチ予告カウンタ値Naを設定範囲「0〜3」と
比較する。この設定範囲「0〜3」は図柄制御装置28
のROM30に予め記録されたものであり、CPU29
は「0≦Na≦3」を検出したときにはリーチ予告有り
と判断する。そして、ステップS145へ移行し、リー
チ予告パターンとして「丸煙り予告」を設定する。
【0177】図柄制御装置28のROM30には、図5
7の(a)に示すように、リーチ予告テーブルが記録さ
れている。このリーチ予告テーブルはスタート回数カウ
ンタ値Nst(図柄変動回数Nst)とリーチ予告タイ
ミングとの対応関係が記録されたものであり、CPU2
9は図56のステップS146へ移行すると、図57の
(a)のリーチ予告テーブルからスタート回数カウンタ
値Nstに応じたリーチ予告タイミングを検出する。例
えばスタート回数カウンタ値Nstが「3」である場合
にはリーチ予告タイミング「Tra」が設定される。
【0178】CPU29は図56のステップS147へ
移行すると、大当り予告カウンタ値Nbを設定範囲「0
〜1」と比較する。この設定範囲「0〜1」は図柄制御
装置28のROM30に予め記録されたものであり、C
PU29は「0≦Nb≦1」を検出したときには大当り
予告有りと判断する。そして、ステップS148へ移行
し、大当り予告パターンとして「飛行機予告」を設定す
る。
【0179】図柄制御装置28のROM30には、図5
7の(b)に示すように、大当り予告テーブルが記録さ
れている。この大当り予告テーブルはスタート回数カウ
ンタ値Nstと大当り予告タイミングとの対応関係が記
録されたものであり、CPU29は図56のステップS
149へ移行すると、図57の(b)の大当り予告テー
ブルからスタート回数カウンタ値Nstに応じた大当り
予告タイミングを検出する。例えばスタート回数カウン
タ値Nstが「3」である場合には大当り予告タイミン
グ「Toa」が設定される。尚、リーチ予告テーブルお
よび大当り予告テーブルの変動回数Nstの上限値Nm
axは大当り確率(1/317)の30倍程度の100
00回に設定されている。
【0180】CPU29は図56のステップS150で
左列の数字図柄ZS,中列の数字図柄ZS,右列の数字
図柄ZSを変動開始すると、ステップS151で予告タ
イマTyをスタートさせ、ステップS152で演出パタ
ーンを表示する。このとき、リーチ予告パターンが設定
されていれば設定された表示タイミングでリーチ予告パ
ターンを出現させ、大当り予告パターンが設定されてい
れば設定された表示タイミングで大当り予告パターンを
出現させる。
【0181】図58はリーチ予告パターンの出現タイミ
ングTra〜Trdおよび大当り予告パターンの出現タ
イミングToa〜Tocを示すものである。この場合に
はリーチ予告パターンの出現タイミングTra〜Trd
が大当り予告パターンの出現タイミングToa〜Toc
より前に設定されており、リーチ予告および大当り予告
の双方が行われるときにはリーチ予告パターンが先に出
現する。
【0182】上記第7実施例によれば、リーチ予告カウ
ンタの計測値Naおよび大当り予告カウンタの計測値N
bに基づいてリーチ予告パターンの表示の有無および大
当り予告パターンの表示の有無を設定し、複数のリーチ
予告タイミングTra〜Trdおよび複数の大当り予告
タイミングToa〜Tocの中から図柄変動回数Nst
に応じたものを選択することに基づいてリーチ予告タイ
ミングおよび大当り予告タイミングをランダムに設定し
たので、リーチ予告パターンの出現タイミングおよび大
当り予告パターンの出現タイミングを全く予測できなく
なる。このため、リーチ予告パターンおよび大当り予告
パターンが出現したときの意外感が高まるので、画面を
見詰める楽しさが高まる。
【0183】次に本発明の第8実施例を図59〜図61
に基づいて説明する。この第8実施例は上記第7実施例
を基礎とするものであり、第7実施例との相違点につい
てのみ言及する。図柄制御装置28のCPU29は図5
9のステップS157でスタート回数カウンタNstを
加算すると、ステップS143へ移行し、リーチ予告カ
ウンタNaの計測値と大当り予告カウンタNbの計測値
とテーブル選択カウンタNcの計測値とを取得する。こ
のテーブル選択カウンタNcは「0」から最大値Max
(例えば2)まで「1」ずつ加算された後に「0」に戻
って加算されるものであり、テーブル選択カウンタNc
の加算処理はリーチ予告カウンタNaおよび大当り予告
カウンタNbと同一のタイマ割込みルーチンで行われ
る。
【0184】CPU29はステップS158へ移行する
と、スタート回数カウンタ値Nstを上限値Max(4
9)と比較する。この上限値Maxは図柄制御装置28
のROM30に予め記録されたものであり、CPU29
は「Nst=49」を検出したときにはステップS15
9へ移行する。
【0185】図柄制御装置28のROM30には、図6
0の(a)〜(c)に示すように、リーチ予告テーブル
が記録されている。これら各リーチ予告テーブルはスタ
ート回数カウンタ値Nstとリーチ予告の有無とリーチ
予告タイミングとの対応関係が記録されたものであり、
リーチ予告テーブル相互間は記録データの内容が相違し
ている。これら各リーチ予告テーブルにはテーブル選択
カウンタ値Ncが割付けられており、CPU29は図5
9のステップS159へ移行すると、テーブル選択カウ
ンタ値Ncに対応するリーチ予告テーブルを選択する。
【0186】図柄制御装置28のROM30には、図6
1の(a)〜(c)に示すように、大当り予告テーブル
が記録されている。これら各大当り予告テーブルはスタ
ート回数カウンタ値Nstと大当り予告の有無と大当り
予告タイミングとの対応関係が記録されたものであり、
大当り予告テーブル相互間は記録データの内容が相違し
ている。これら各大当り予告テーブルにはテーブル選択
カウンタ値Ncが割付けられており、CPU29は図5
9のステップS160へ移行すると、テーブル選択カウ
ンタ値Ncに対応する大当り予告テーブルを選択し、ス
テップS160Aでスタート回数カウンタ値Nstを
「0」にリセットする。
【0187】CPU29はステップS144へ移行する
と、リーチ予告テーブルからスタート回数カウンタ値N
stに基づいてリーチ予告の有無を判断する。例えばリ
ーチ予告テーブルとして図60の(a)が選択され、ス
タート回数カウンタ値Nstとして「3」が取得されて
いるときには「リーチ予告有り」と判断される。
【0188】CPU29は図59のステップS144で
リーチ予告有りと判断すると、ステップS145へ移行
し、リーチ予告パターンとして「丸煙り予告」を設定す
る。そして、ステップS146へ移行し、リーチ予告テ
ーブルからスタート回数カウンタ値Nstに基づいてリ
ーチ予告タイミングを設定する。例えばリーチ予告テー
ブルとして図60の(a)が選択され、スタート回数カ
ウンタ値Nstとして「3」が取得されているときには
リーチ予告タイングが「Tra」に設定される。
【0189】CPU29は図59のステップS147へ
移行すると、大当り予告テーブルからスタート回数カウ
ンタ値Nstに基づいて大当り予告の有無を判断する。
例えば大当り予告テーブルとして図61の(a)が選択
され、スタート回数カウンタ値Nstとして「2」が取
得されているときには「大当り予告有り」と判断され
る。
【0190】CPU29は図59のステップS147で
大当り予告有りと判断すると、ステップS148へ移行
し、大当り予告パターンとして「飛行機予告」を設定す
る。そして、ステップS149へ移行し、大当り予告テ
ーブルからスタート回数カウンタ値Nstに基づいて大
当り予告タイミングを設定する。例えば大当り予告テー
ブルとして図61の(a)が選択され、スタート回数カ
ウンタ値Nstとして「2」が取得されているときには
大当り予告タイングが「Toa」に設定される。
【0191】尚、CPU29は電源投入時にリーチ予告
テーブルおよび大当り予告テーブルとして図60の
(a)および図61の(a)を選択しており、スタート
回数カウンタ値Nstが1回目の上限値Maxに達する
までは図60の(a)のリーチ予告テーブルからリーチ
予告の有無およびリーチ予告タイミングを選択し、図6
1の(a)の大当り予告テーブルから大当り予告の有無
および大当り予告タイミングを選択する。
【0192】CPU29は図59のステップS150で
左列の数字図柄ZS,中列の数字図柄ZS,右列の数字
図柄ZSを変動開始すると、ステップS151で予告タ
イマTyをスタートさせ、ステップS152で演出パタ
ーンを表示する。このとき、リーチ予告パターンが設定
されていれば設定された表示タイミングでリーチ予告パ
ターンを出現させ、大当り予告パターンが設定されてい
れば設定された表示タイミングで大当り予告パターンを
出現させる。
【0193】上記第8実施例によれば、数字図柄ZSの
変動回数Nstが50回に達する毎にリーチ予告テーブ
ルおよび大当り予告テーブルをテーブル選択カウンタ値
Ncに応じて選択し、リーチ予告テーブルおよび大当り
予告テーブルの中から図柄変動回数Nstに応じてリー
チ予告タイミングおよび大当り予告タイミングを設定し
たので、リーチ予告パターンの出現タイミングおよび大
当り予告パターンの出現タイミングが予測不能なランダ
ムなものになる。このため、リーチ予告パターンおよび
大当り予告パターンが出現したときの意外感が高まるの
で、画面を見詰める楽しさが高まる。
【0194】尚、上記第8実施例においては、図柄変動
回数Nstが50回に達する毎にリーチ予告テーブルお
よび大当り予告テーブルをテーブル選択カウンタ値Nc
に基づいて選択したが、これに限定されるものではな
く、例えばロウソク発展リーチ等の所定の演出パターン
が表示されることに基づいてリーチ予告テーブルおよび
大当り予告テーブルの選択処理を行ったり、遊技の有無
に拘らず所定時刻に達することに基づいてリーチ予告テ
ーブルおよび大当り予告テーブルの選択処理を行っても
良い。
【0195】また、上記第8実施例においては、図柄変
動回数Nstが50回に達する毎にリーチ予告テーブル
および大当り予告テーブルの双方の選択処理を行った
が、これに限定されるものではなく、例えば図柄変動回
数Nstが50回に達する毎にリーチ予告テーブルの選
択処理および大当り予告テーブルの選択処理を交互に行
っても良い。
【0196】また、第7〜第8実施例においては、リー
チ予告パターンの出現タイミングTra〜Trdを大当
り予告パターンの出現タイミングToa〜Tocより前
に設定したが、これに限定されるものではなく、例えば
本発明の第9実施例を示す図62のように、最先の大当
り予告タイミングToaをリーチ予告タイミングTrc
とTrdとの間に設定し、リーチ予告期間の一部を大当
り予告期間にラップさせても良い。あるいは、本発明の
第10実施例を示す図63のように、最先の大当り予告
タイミングToaを最先のリーチ予告タイミングTra
より前に設定し、リーチ予告期間の全部を大当り予告期
間にラップさせても良い。
【0197】また、上記第7〜第10実施例において
は、1回の演出パターンの中でリーチ予告および大当り
予告が最大で1回だけ行われる構成としたが、これに限
定されるものではなく、例えば上記第4〜第6実施例の
ように、複数回のリーチ予告および複数回の大当り予告
が行われる構成としても良い。この場合、リーチ予告テ
ーブルおよび大当り予告テーブルの変動回数Nst(ス
タート回数カウンタ値Nst)に対応して複数個のリー
チ予告タイミングおよび大当り予告タイミングを記録し
ておくと良い。
【0198】また、上記第1〜第10実施例において
は、リーチ予告タイミングおよび大当り予告タイミング
を予め設定された複数のタイミングの中から選択した
が、これに限定されるものではなく、例えばリーチ予告
タイミングカウンタ値Nryおよび大当り予告タイミン
グカウンタ値Noy等の経時結果を数式に代入すること
に基づいてリーチ予告タイミングおよび大当り予告タイ
ミングを算出したり、スタート回数カウンタ値Nstを
数式に代入することに基づいてリーチ予告タイミングお
よび大当り予告タイミングを算出すると良い。
【0199】上記構成の場合、リーチ予告タイミングは
図柄変動開始から右列の数字図柄ZSが仮停止するまで
の範囲内で設定し、大当り予告タイミングは図柄変動開
始から中列の数字図柄ZSが仮停止するまで(ロウソク
発展リーチの場合には中列の数字図柄ZSが再仮停止す
るまで)の範囲内で設定することが好ましい。この場
合、図柄制御装置28のROM30にリーチ予告タイミ
ングテーブルおよび大当り予告タイミングテーブル等の
テーブルデータを記録する必要がなくなるので、ROM
30のデータ量が少なくなる。
【0200】特にリーチ予告タイミングカウンタ値Nr
yおよび大当り予告タイミングカウンタ値Noyを数式
に代入することに基づいてリーチ予告タイミングおよび
大当り予告タイミングを算出する場合にはリーチ予告パ
ターンの出現タイミングおよび大当り予告パターンの出
現タイミングが経過時間に応じてランダムに設定される
ので、リーチ予告パターンおよび大当り予告パターンが
意外なタイミングで出現する楽しさも味わうことができ
る。
【0201】また、上記第1〜第10実施例において
は、リーチ予告パターンおよび大当り予告パターンの双
方の表示タイミングを変えたが、これに限定されるもの
ではなく、例えばリーチ予告パターンおよび大当り予告
パターンの一方の表示タイミングだけを変え、他方の表
示タイミングを固定しても良い。
【0202】また、上記第1〜第10実施例において
は、予告パターンとしてリーチの発生を予告するリーチ
予告パターンおよび大当りの発生を予告する大当り予告
パターンを表示したが、これに限定されるものではな
く、例えばリーチパターンが発展することを予告するリ
ーチ発展予告パターン(スペシャルリーチ予告パター
ン)を表示したり、大当りが確率変動図柄で発生するこ
とを予告する確率変動予告パターンを表示しても良い。
前者のスペシャルリーチ予告パターンを表示する場合に
は数字図柄ZSの変動開始からスペシャルリーチが発生
する前(図5のeおよび図9のeのリーチ発展前)まで
の範囲内でスペシャルリーチ予告パターンの表示タイミ
ングを変えると良い。後者の確率変動予告パターンを表
示する場合には数字図柄ZSの変動開始から確定前まで
の範囲内で確率変動予告パターンの表示タイミングを変
えると良い。
【0203】また、上記第1〜第10実施例において
は、ロウソク発展リーチの設定時に中列の数字図柄ZS
を仮停止させた後にリーチを発展させたが、これに限定
されるものではなく、例えば中列の数字図柄ZSを1周
程度だけ変動させた後に仮停止させずに発展させても良
い。また、上記第1〜第10実施例においては、リーチ
予告カウンタNry,リーチ予告タイミングカウンタN
rt,大当り予告カウンタNoy,大当り予告タイミン
グカウンタNot,リーチ予告カウンタNa,大当り予
告カウンタNb,テーブル選択カウンタNc等のカウン
タを加算する構成としたが、これに限定されるものでは
なく、例えば減算しても良い。
【0204】また、上記第1〜第10実施例において
は、図柄制御装置28がリーチ予告カウンタNry,リ
ーチ予告タイミングカウンタNrt,大当り予告カウン
タNoy,大当り予告タイミングカウンタNot,リー
チ予告カウンタNa,大当り予告カウンタNb,テーブ
ル選択カウンタNc等のカウンタを加算または減算する
構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば
メイン制御装置22が加算または減算する構成としても
良い。
【0205】また、上記第1〜第10実施例において
は、図柄制御装置28がリーチ予告パターンおよび大当
り予告パターン等の予告パターンの表示タイミングをラ
ンダムに設定する構成としたが、これに限定されるもの
ではなく、例えばメイン制御装置22がランダムに設定
する構成としても良い。
【0206】また、上記第1〜第10実施例において
は、識別図柄として数字図柄ZSを表示したが、これに
限定されるものではなく、例えばアルファベット図柄や
片仮名図柄や平仮名図柄等を表示しても良く、要は大当
りの抽選結果を識別できるものであれば良い。
【0207】また、上記第1〜第10実施例において
は、識別図柄を左列,右列,中列の順序で変動停止させ
たが、これに限定されるものではなく、例えば左列,中
列,右列の順序で変動停止させても良い。また、上記第
1〜第10実施例においては、識別図柄を横3列に変動
表示したが、これに限定されるものではなく、例えば縦
3段に変動表示したり、横3列×縦3段に変動表示して
も良い。
【0208】また、上記第1〜第10実施例において
は、大当りの発生に連動して大当り動作が行われる1種
のパチンコ機に本発明を適用したが、これに限定される
ものではなく、例えば3種のパチンコ機に適用しても良
い。このパチンコ機は大当りの発生に連動して特別入賞
口が開放されるものであり、特別入賞口の開放時に特別
入賞口内にパチンコ球が入球することに基づいて大当り
動作が行われる。
【0209】また、上記第1〜第10実施例において
は、大当りが特定図柄で発生することに基づいて次回の
大当り確率が高まる確率変動形のパチンコ機に本発明を
適用したが、これに限定されるものではなく、例えば大
当りが特定図柄で発生することに基づいて次回の図柄変
動時間が短縮される時間短縮形のパチンコ機に本発明を
適用したり、大当り確率および図柄変動時間が一定な普
通形のパチンコ機に本発明を適用しても良い。また、上
記第1〜第10実施例においては、本発明をパチンコ機
に適用したが、これに限定されるものではなく、例えば
スロットマシンゲーム等に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(リーチ予告タイ
ミングおよび大当り予告タイミングを示す図)
【図2】外れ用のノーマルリーチに対応するテーブルデ
ータ等を示す図(aはリーチ予告パターンテーブルを示
す図、bはリーチ予告タイミングテーブルを示す図、c
は大当り予告パターンテーブルを示す図、dは大当り予
告タイミングテーブルを示す図、eはリーチ予告パター
ンおよび大当り予告パターンの表示タイミングを示す
図)
【図3】外れ用のロウソクリーチに対応するテーブルデ
ータ等を示す図2相当図
【図4】外れ用のハイヒールリーチに対応するテーブル
データ等を示す図2相当図
【図5】外れ用のロウソク発展リーチに対応するテーブ
ルデータ等を示す図2相当図
【図6】大当り用のノーマルリーチに対応するテーブル
データ等を示す図2相当図
【図7】大当り用のロウソクリーチに対応するテーブル
データ等を示す図2相当図
【図8】大当り用のハイヒールリーチに対応するテーブ
ルデータ等を示す図2相当図
【図9】大当り用のロウソク発展リーチに対応するテー
ブルデータ等を示す図2相当図
【図10】完全外れに対応するテーブルデータ等を示す
図2相当図
【図11】(a)は丸煙り予告が全ての図柄の変動状態
で出現した様子を示す図、(b)は星煙り予告が全ての
図柄の変動状態で出現した様子を示す図、(c)は飛行
機予告が全ての図柄の変動状態で出現した様子を示す図
【図12】(a)は丸煙り予告が第1図柄の仮停止状態
で出現した様子を示す図、(b)は星煙り予告が第1図
柄の仮停止状態で出現した様子を示す図、(c)は飛行
機予告が第1図柄の仮停止状態で出現した様子を示す図
【図13】飛行機予告が第1図柄および第2図柄の仮停
止状態で出現した様子を示す図
【図14】ロウソクリーチの演出内容を示す図
【図15】ハイヒールリーチの演出内容を示す図
【図16】ロウソク発展リーチの演出内容を示す図
【図17】メイン制御装置のメインルーチンを示すフロ
ーチャート
【図18】メイン制御装置の割込ルーチンを示すフロー
チャート
【図19】メイン制御装置のメインルーチンと割込ルー
チンとの時間的な関係を示す図
【図20】(a)はメイン制御装置のデータ取得処理を
示すフローチャート、(b)は保留球ランプとデータ記
録部との対応関係を示す図
【図21】(a)はメイン制御装置の大当り判定処理を
示すフローチャート、(b)はメイン制御装置の演出処
理を示すフローチャート
【図22】メイン制御装置の大当り処理を示すフローチ
ャート
【図23】メイン制御装置のカウンタ加算処理を示すフ
ローチャート
【図24】(a)はカウンタデータの一覧を示す図、
(b)は演出パターンの一覧を示す図
【図25】図柄制御装置のメインルーチンを示すフロー
チャート
【図26】図柄制御装置の演出表示処理を示すフローチ
ャート
【図27】図柄制御装置の大当り表示処理を示すフロー
チャート
【図28】図柄制御装置の割込みルーチンを示すフロー
チャート
【図29】払出制御装置のメインルーチンを示すフロー
チャート
【図30】メイン制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図31】図柄制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図32】払出制御装置の電気的な接続状態を示す図
【図33】電源基板,メイン基板,図柄基板,払出基板
の電気的な接続状態を示す図
【図34】賞球払出装置および貸球払出装置の内部構成
を示す図
【図35】遊技盤を示す前面図
【図36】(a)は全体構成を示す前面図、(b)は全
体構成を上皿の除去状態で示す矢印X視図
【図37】全体構成を示す後面図
【図38】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図39】図3相当図
【図40】図7相当図
【図41】図5相当図
【図42】図9相当図
【図43】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図44】図3相当図
【図45】図7相当図
【図46】図4相当図
【図47】図8相当図
【図48】図5相当図
【図49】図9相当図
【図50】本発明の第4実施例を示す図5相当図
【図51】図9相当図
【図52】本発明の第5実施例を示す図3相当図
【図53】図7相当図
【図54】本発明の第6実施例を示す図10相当図
【図55】図2相当図
【図56】本発明の第7実施例を示す図26相当図
【図57】(a)はリーチ予告テーブルを示す図、
(b)は大当り予告テーブルを示す図
【図58】図1相当図
【図59】本発明の第8実施例を示す図26相当図
【図60】リーチ予告テーブルを示す図
【図61】大当り予告テーブルを示す図
【図62】本発明の第9実施例を示す図1相当図
【図63】本発明の第10実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
ZSは数字図柄(識別図柄)、16は図柄表示装置、2
8は図柄制御装置(表示制御手段,計測手段,第1の計
測手段,第2の計測手段)、30はROM(記録手段)
を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄表示装置に複数の識別図柄を変動状
    態および変動停止状態で順に表示し、複数の識別図柄の
    変動停止時の態様によって大当りの抽選結果を報知する
    構成のものにおいて、 前記図柄表示装置の画面の今後の態様を予告する予告パ
    ターンを表示する表示制御手段を備え、 前記表示制御手段は、前記複数の識別図柄が変動開始し
    てから所定の期間内で予告パターンの表示タイミングを
    変化させることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 カウンタを加算または減算する計測手段
    を備え、 表示制御手段は、複数の表示タイミングの中から計測手
    段の計測値に応じたものを選択することに基づいて予告
    パターンの表示タイミングを設定することを特徴とする
    請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 カウンタを加算または減算する第1の計
    測手段と、 識別図柄の変動回数を計測する第2の計測手段とを備
    え、 表示制御手段は、第1の計測手段の計測値に基づいて予
    告パターンの表示の有無を選択し、複数の表示タイミン
    グの中から第2の計測手段の計測値に応じたものを選択
    することに基づいて予告パターンの表示タイミングを設
    定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 カウンタを加算または減算する計測手段
    を備え、 表示制御手段は、計測手段の計測値を演算処理すること
    に基づいて予告パターンの表示タイミングを設定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 カウンタを加算または減算する第1の計
    測手段と、 識別図柄の変動回数を計測する第2の計測手段と、 識別図柄の変動回数と予告パターンの表示タイミングと
    の対応関係を示す複数のテーブルデータが記録された記
    録手段とを備え、 表示制御手段は、複数のテーブルデータの中から第1の
    計測手段の計測値に応じたものを選択し、テーブルデー
    タの選択結果の中から第2の計測手段の計測値に応じた
    ものを選択することに基づいて予告パターンの表示タイ
    ミングを設定することを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】 図柄表示装置の画面が予告パターンの
    予告内容通りになる確率が予告パターンの表示タイミン
    グに応じて設定されていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 表示制御手段は、識別図柄が変動開始し
    てから所定の期間内で同種の予告パターンを複数回表示
    することを特徴とする請求項1〜6のいすれかに遊技
    機。
  8. 【請求項8】 図柄表示装置の画面が予告パターンの予
    告内容通りになる確率が同種の予告パターンの表示回数
    に応じて設定されていることを特徴とする請求項7記載
    の遊技機。
JP2001378708A 2001-12-12 2001-12-12 遊技機 Pending JP2003175223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001378708A JP2003175223A (ja) 2001-12-12 2001-12-12 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001378708A JP2003175223A (ja) 2001-12-12 2001-12-12 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003175223A true JP2003175223A (ja) 2003-06-24
JP2003175223A5 JP2003175223A5 (ja) 2005-07-28

Family

ID=19186351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001378708A Pending JP2003175223A (ja) 2001-12-12 2001-12-12 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003175223A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325828A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Newgin Corp 遊技機
JP2011177220A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013162872A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Heiwa Corp 遊技機
JP2013212141A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2014239926A (ja) * 2014-08-25 2014-12-25 株式会社三共 遊技機
JP2016214289A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 株式会社三共 遊技機
JP2016214288A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 株式会社三共 遊技機
JP2018196800A (ja) * 2018-09-20 2018-12-13 株式会社ニューギン 遊技機
JP2020171603A (ja) * 2019-04-12 2020-10-22 株式会社三共 遊技機

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325828A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Newgin Corp 遊技機
JP4672606B2 (ja) * 2006-06-09 2011-04-20 株式会社ニューギン 遊技機
JP2011177220A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013162872A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Heiwa Corp 遊技機
JP2013212141A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2014239926A (ja) * 2014-08-25 2014-12-25 株式会社三共 遊技機
JP2016214289A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 株式会社三共 遊技機
JP2016214288A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 株式会社三共 遊技機
JP2018196800A (ja) * 2018-09-20 2018-12-13 株式会社ニューギン 遊技機
JP2020171603A (ja) * 2019-04-12 2020-10-22 株式会社三共 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003175224A (ja) 遊技機
JP2003038791A (ja) 遊技機
JP2003340058A (ja) 遊技機
JP2015181592A (ja) 遊技機
JP2003181004A (ja) 遊技機
JP2003175223A (ja) 遊技機
JP2003190526A (ja) 遊技機
JP2009095467A (ja) パチンコ遊技機
JP2003325868A (ja) 遊技機
JP2016019763A (ja) 遊技台
JP5980544B2 (ja) スロットマシン
JP2003181003A (ja) 遊技機
JP2003251019A (ja) 遊技機
JP2003265730A (ja) 遊技機
JP4189788B2 (ja) 遊技機
JP2003181002A (ja) 遊技機
JP2003190527A (ja) 遊技機
JP2015181588A (ja) 遊技機
JP2004154424A (ja) 遊技機
JP4371294B2 (ja) 遊技機
JP4432016B2 (ja) 遊技機
JP2011234923A (ja) 遊技台
JP5980543B2 (ja) スロットマシン
JP2017159124A (ja) 遊技台
JP6884409B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041210

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080610