JP2003088339A - スーパークロレラの製造方法 - Google Patents

スーパークロレラの製造方法

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JP2003088339A
JP2003088339A JP2001285108A JP2001285108A JP2003088339A JP 2003088339 A JP2003088339 A JP 2003088339A JP 2001285108 A JP2001285108 A JP 2001285108A JP 2001285108 A JP2001285108 A JP 2001285108A JP 2003088339 A JP2003088339 A JP 2003088339A
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chlorella
fermentation
fermented
mixture
water content
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JP2001285108A
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English (en)
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Makoto Shibata
誠 柴田
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KENTEKKU KK
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KENTEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 含有される有効成分が体内に多く吸収される
ため、クロレラの効能が十分に発揮され、健康食品とし
て極めて良質でありまた、従来のクロレラとは異なり、
クロレラと酵素飲料との併用を必要としないために、そ
の摂取が容易であり、さらに、製造が簡易であるため量
産性に優れ、低コストで供給することができるクロレラ
を提供する。 【解決手段】 水分量が50.5%〜51%である野菜
・野草・果物発酵原液及び白麹の混合物とクロレラとを
混合し、かつ、混合時に30℃前後に上昇する発酵温度
を25℃以下に抑えて、6〜24時間発酵させ、次に、
25℃以下を保ちながら、水分が3%以下になるまで、
3〜4日間かけて乾燥し、粉砕し、粉末化する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スーパークロレラ
の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、クロレラが、健康食品として、例
えば、高血圧や糖尿病という成人病をはじめとする様々
な病気に効果があるとして注目されている。 【0003】しかし、クロレラ単独の服用では、有効成
分の吸収率の問題から、効き目があるヒトと効き目がな
い人とがいるとされ、そのためクロレラの効能を活性化
するために酵素飲料を併用するなどしている。しかし、
毎服用時に、クロレラと酵素飲料とを併用摂取するのは
非常に面倒であるため、需要者へのクロレラの普及率
は、今一歩の感があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するスーパークロレラの製造方法を提供するも
のである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、水分量が5
0.5%〜51%である野菜・野草・果物発酵原液及び
白麹の混合物とクロレラとを混合し、かつ、混合時に3
0℃前後に上昇する発酵温度を25℃以下に抑えて、6
〜24時間発酵させ、次に、25℃以下を保ちながら、
水分が3%以下になるまで、3〜4日間かけて乾燥し、
粉砕し、粉末化することを特徴とする、スーパークロレ
ラの製造方法に関する。 【0006】本発明者は、クロレラに関する長年の研究
の結果、クロレラを発酵させる際の最重要点が、クロレ
ラと、野菜・野草・果物発酵原液及び白麹混合物との混
合時における野菜・野草・果物発酵原液の水分量、発酵
温度及び発酵時間の3点であることを見出した。そし
て、このクロレラ、野菜・野草・果物発酵原液及び白麹
混合物とを混合したクロレラ酵素を製造する際の、野菜
・野草・果物発酵原液の水分量、発酵条件及び乾燥条件
の最適化によって、クロレラに含まれる有効成分の吸収
率に優れたスーパークロレラを製造することができた。 【0007】発酵温度は、20〜30℃、好ましくは2
5℃以下であり、発酵時間は、6〜24時間である。 【0008】上記の発酵は、まず乳酸菌による発酵(乳
酸菌発酵)が行われ、この乳酸菌発酵による発熱によ
り、、野菜・野草・果物発酵原液及び白麹混合物とクロ
レラとの混合物の温度が30℃以上まで上昇する。この
乳酸菌発酵の後に、酵母菌発酵が行われるという順序に
よって進行していく。 【0009】この際、発酵温度が高いと、乳酸菌発酵後
の酵母菌発酵が活発に行われ、乳酸菌発酵によって生成
された有効成分(クロレラに由来するアミノ酸やミネラ
ル等)が酵母菌に取り込まれたり分解されたりすること
になり、この有効成分が体内に吸収されないこととな
る。 【0010】したがって、酵母菌発酵の際に発酵温度を
低下させることによって、酵母菌発酵を抑制することも
考えられるが、この場合には、酵母菌の発酵と同時に行
われる野菜・野草・果物発酵原液に含まれる他の菌によ
る発酵も抑制される。そのため、発酵時間をある程度確
保しないと、上記他の菌による有効成分の生成が不十分
となる。 【0011】 【実施例】本発明を具体的に説明するために以下の実施
例によって説明するが、この実施例は、本発明を限定す
るものではない。 【0012】本発明のスーパークロレラの製造原料とし
て、クロレラ粉末、野菜・野草・果物発酵原液、及び白
麹を用いた。 【0013】野菜・野草・果物発酵原液は、通常47〜
48重量%である水分量を50.5〜51%に調整した
ものを用いた。上記範囲外の野菜・野草・果物発酵原液
では、その発酵熱によってクロレラが分解されたり、又
は糸状菌の増殖のみが旺盛になり野菜・野草・果物発酵
原液の酵母菌、放線菌、糸状菌、乳酸菌等のバランスが
崩れ、そのため野菜・野草・果物発酵原液としての活性
が低下するからである。この野菜・野草・果物発酵原液
には、特に、アミラーゼ、その他の酵素力価を上げるた
めに、あらかじめコウジカビ属(Aspergillus sp.)を
加えた。 【0014】白麹は、米麹10kgに対して水12Lを
加えて調製した。 【0015】この野菜・野草・果物発酵原液1600ml
と白麹520mlとを混合し、この混合液にクロレラ粉末
5kgを加え、よく混合した。混合時には、その温度は、
27〜28℃であったが、20〜30分後には、発酵に
よって温度が約30℃まで急上昇した。この発酵温度を
25℃まで冷却し、クロレラの分解を極力抑えながら6
〜24時間発酵させた。発酵時の野菜・野草・果物発酵
原液の水分量は、15〜20重量%であった。 【0016】発酵は、まず乳酸発酵から開始され、次に
自然に酵母菌発酵が開始された。乳酸菌発酵の際、クロ
レラの細胞壁の破壊等によって、クロレラに含まれる葉
緑素やミネラル等が体内に吸収されやすい状態となっ
た。また、このクロレラの細胞壁の破壊やタンパク質の
分解等によって、アミノ酸等の有効成分が生成された。 【0017】また、酵母菌発酵の際には、酵母菌はクロ
レラを一部分解してアミノ酸等の有効成分を生成する
が、35℃で酵母菌発酵を行うと、上記乳酸菌発酵によ
って生成された有効成分の一部をも分解してしまった。
なお、有効成分が分解されても、上記細胞壁の破壊等に
よって有効成分は体内に吸収されやすい状態となってい
るために、体内への有効成分の吸収という観点において
は、クロレラ単独の摂取より効率が良い。 【0018】しかし、この酵母菌発酵の温度を25℃以
下に設定することによって、酵母菌発酵が抑制され、上
記有効成分の分解は可及的に阻止され、有効成分が多く
含まれたスーパークロレラが得られた。本実施例のスー
パークロレラの有効成分は、クロレラ単独の約70%で
あった。しかも、上記のように、細胞壁の破壊等によっ
て、有効成分が体内に吸収されやすい状態となってい
た。 【0019】上記の体内への吸収容易性を確認するため
に、消化酵素であるペプシンによる消化率をクロレラ単
独の場合を測定した。試験条件は、ペプシン濃度を0.
2%とし、振盪消化条件を45℃で1、2及び5時間と
した。その結果、クロレラ単独(100%クロレラ)に
おいては、ペプシン消化率が、それぞれ54.9、5
9.4及び68.0%であったのに対し、スーパークロ
レラ(野草酵素発酵クロレラ)においては、ペプシン消
化率が、それぞれ58.7、64.0及び70.4%と
向上した。 【0020】上記酵母菌発酵の温度設定によって、この
酵母菌発酵と同時に進行する糸状菌、アミラーゼ等の酵
素、又は他の微生物による有効成分生成阻害が非常に少
なくなった。したがって、この点からも、有効成分の損
失等が防止された。 【0021】発酵終了後、混合液を25℃以下で乾燥さ
せ、仕上がり時の水分量が3%以下となるようにした。
野菜・野草・果物発酵原液の水分量が3%を越えると、
発酵が再開され、クロレラの葉緑素が分解されてしまう
からである。 【0022】このスーパークロレラの、波動をMRA−
1を用いて測定した。その結果、分析した20項目につ
いて、100%クロレラでは、測定値が12〜16であ
ったのに対し、スーパークロレラでは、測定値が15〜
19と測定値の大幅な向上が認められた(表1)。 【0023】 【表1】 【0024】上記のように、スーパークロレラは、含有
される有効成分が体内に多く吸収されるため、クロレラ
の効能が十分に発揮され、健康食品として極めて良質で
ありまた、従来のクロレラとは異なり、クロレラと酵素
飲料との併用を必要としないために、その摂取が容易で
あり、さらに、製造が簡易であるため量産性に優れ、低
コストで供給することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 水分量が50.5%〜51%である野菜
    ・野草・果物発酵原液及び白麹の混合物とクロレラとを
    混合し、かつ、混合時に30℃前後に上昇する発酵温度
    を25℃以下に抑えて、6〜24時間発酵させ、次に、
    25℃以下を保ちながら、水分が3%以下になるまで、
    3〜4日間かけて乾燥し、粉砕し、粉末化することを特
    徴とする、スーパークロレラの製造方法。
JP2001285108A 2001-09-19 2001-09-19 スーパークロレラの製造方法 Pending JP2003088339A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006112364A1 (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. 乳酸菌培養により得られる血圧低下剤
US7914832B2 (en) 2007-06-01 2011-03-29 Kyoto Eiyo Co., Ltd. Method for producing chlorella fermented food

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WO2006112364A1 (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. 乳酸菌培養により得られる血圧低下剤
JP4762987B2 (ja) * 2005-04-15 2011-08-31 Dicライフテック株式会社 乳酸菌培養により得られる血圧低下剤
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