JP2003088011A - ブラシレスモータ及びブラシレスモータのステータ - Google Patents

ブラシレスモータ及びブラシレスモータのステータ

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JP2003088011A JP2001268934A JP2001268934A JP2003088011A JP 2003088011 A JP2003088011 A JP 2003088011A JP 2001268934 A JP2001268934 A JP 2001268934A JP 2001268934 A JP2001268934 A JP 2001268934A JP 2003088011 A JP2003088011 A JP 2003088011A
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tooth
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尊典 小澤
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  • Brushless Motors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータ体格を大きくすることなく、高出力とす
ることができるブラシレスモータを提供する。 【解決手段】ブラシレスモータ11は、マグネット9の
極数Pと、ティース14a〜14lの数Tとの関係が、
P=14n、かつ、T=12n(但し、nは1以上の整
数)を満たすように構成される。このような構成のモー
タ11は、ティース14a〜14lが2つずつU相,V
相,W相と順次割り当てられ、各相に割り当てられた一
方のティース14a,14c,14e,14g,14
i,14k間の中心角θ1が、θ1=(360°×2/
T)とされる。次いで、その一方のティースに対して他
方に配置するティース14b,14d,14f,14
h,14j,14lの中心角θ2が、(360°/P)
≦θ2<(360°/T)の範囲内となるように、各テ
ィース14a〜14lの位置が決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラシレスモータに
係り、詳しくは、ロータのマグネットに対するステータ
のティースの配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のブラシレスモータの概略
構成を示す。ブラシレスモータ1のステータ2は、円環
状のステータコア外輪3、ステータコア内輪4、及び、
U相、V相、W相コイル5U,5V,5Wで構成され
る。内輪4には、放射状に延び、かつ中心角が30°で
等間隔に第1〜第12ティース4a〜4lが形成されて
いる。尚、第1〜第12ティース4a〜4lは、図3に
おいて時計回り方向に順次配置されている。
【0003】第1,第2ティース4a,4b及び各ティ
ース4a,4bの反対側にそれぞれ配置される第7,第
8ティース4g,4hには、それぞれ巻線が集中巻きさ
れて、前記U相コイル5Uを構成する第1〜第4U相コ
イル5u1〜5u4が構成されている。尚、この場合、第
1,第8ティース4a,4hは該ティース4a,4hの
外側から中心方向に見て巻線が時計回り方向に巻回さ
れ、第2,第7ティース4b,4gは該ティース4b,
4gの外側から中心方向に見て巻線が反時計回り方向に
巻回されている。
【0004】第3,第4ティース4c,4d及び各ティ
ース4c,4dの反対側にそれぞれ配置される第9,第
10ティース4i,4jには、それぞれ巻線が集中巻き
されて、前記V相コイル5Vを構成する第1〜第4V相
コイル5v1〜5v4が構成されている。尚、この場合、第
4,第9ティース4d,4iは該ティース4d,4iの
外側から中心方向に見て巻線が時計回り方向に巻回さ
れ、第3,第10ティース4c,4jは該ティース4
c,4jの外側から中心方向に見て巻線が反時計回り方
向に巻回されている。
【0005】第5,第6ティース4e,4f及び各ティ
ース4e,4fの反対側にそれぞれ配置される第11,
第12ティース4k,4lには、それぞれ巻線が集中巻
きされて、前記W相コイル5Wを構成する第1〜第4W
相コイル5w1〜5w4が構成されている。尚、この場合、
第5,第12ティース4e,4lは該ティース4e,4
lの外側から中心方向に見て巻線が時計回り方向に巻回
され、第6,第11ティース4f,4kは該ティース4
f,4kの外側から中心方向に見て巻線が反時計回り方
向に巻回されている。
【0006】そして、このように各ティース4a〜4l
に巻線が巻回された後に、内輪4、即ち各ティース4a
〜4lの外側端部が外輪3に組み付けられて前記ステー
タ2が構成される。この場合、外輪3の内周部には15
°等間隔で24個の嵌合凹部3xが設けられるととも
に、第1〜第12ティース4a〜4lの外側端部にはそ
れぞれ嵌合凸部4xが設けられている。各嵌合凸部4x
は、30°等間隔に配置されている。嵌合凸部4xは嵌
合凹部3xに対して1つ跳びで嵌合し、外輪3と内輪4
とが互いに連結されている。このように構成されたステ
ータ2は、前記モータ1の図示しないハウジングに固定
される。
【0007】一方、ロータ6は、シャフト7、ロータコ
ア8及びマグネット9で構成され、前記内輪4の内側に
回転可能に設けられる。シャフト7にはロータコア8が
固定され、該ロータコア8の外周面には中心角が360
°/14(≒25.7°)で等間隔にN,S極を着磁し
た極数「14」のマグネット9が固着される。
【0008】このように構成されたブラシレスモータ1
では、図示しない励磁回路からそれぞれ120°位相が
ずれたU相,V相,W相励磁電流が各相のコイル5U,
5V,5Wに対して供給される。すると、各相のコイル
5U,5V,5Wがそれぞれ励磁されてステータ2に回
転磁界が発生し、その回転磁界に基づいてロータ6が回
転するようになっている。
【0009】ここで、マグネットの極数を「P」とし、
ティースの数を「T」とした場合、 P=14n、かつ、T=12n(但し、nは1以上の整
数) を満たすようにブラシレスモータを構成すると、一般
に、コギングトルクの脈動数が比較的多くなり、コギン
グトルクが小さい低振動のモータとなることが知られて
いる。従って、図3に示す前記モータ1では、n=1と
し、マグネットの極数Pが「14」、ティースの数Tが
「12」となるようにモータ1を構成して、該モータ1
の振動の低減が図られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
ように、例えばU相コイル5Uにおいて、第1ティース
4aの周方向の中心線上にマグネット9のN極の周方向
の中心が配置されたとき、第2ティース4bの周方向の
中心線上からマグネット9のS極の周方向の中心がずれ
てしまう。そのため、図4に示すように、第1,第2テ
ィース4a,4bに巻回された第1,第2U相コイル5
u1,5u2の誘起電圧V1,V2に対応させてみると、互
いに位相が電気角で30°異なる。
【0011】このとき、第1,第2U相誘起電圧V1,
V2のプラス側のピーク値を「1」とした場合、各U相
誘起電圧V1,V2を合成した一対のU相コイル5u1,
5u2の合成誘起電圧V0は、図4及び図5に示すよう
に、そのプラス側のピーク値が最大値「2」に比べてや
や低い、約「1.93」となる。又、このことは、第
7,第8ティース4g,4hに巻回された第3,第4U
相コイル5u3,5u4や、V相,W相コイル5V,5Wに
ついても同様のことが言える。
【0012】従って、上記構成のモータ1では、各コイ
ル5U,5V,5Wに供給される駆動電流を回転磁界に
変換するときに、その変換ロスが比較的大きいという問
題があった。このことが、モータ1の高出力化及び小型
化の妨げとなっていた。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、モータ体格を大きく
することなく、高出力とすることができるブラシレスモ
ータ及びブラシレスモータのステータを提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、周方向に等間隔に磁極を
有するマグネットを備えたロータと、ティースに巻線を
巻回して、前記ロータを回転させるための回転磁界を発
生するU相,V相,W相コイルを備えたステータとを有
し、前記マグネットの極数Pと、前記ティースの数Tと
の関係が、 P=14n、かつ、T=12n(但し、nは1以上の整
数) を満たすように構成されるブラシレスモータにおいて、
前記ティースを2つずつU相,V相,W相と順次割り当
て、各相に割り当てられた一方のティース間の中心角θ
1を、 θ1=(360°×2/T) とし、その一方のティースに対して他方に配置するティ
ースの中心角θ2を、 (360°/P)≦θ2<(360°/T) の範囲内として、各ティースの位置を決定した。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のブラシレスモータにおいて、前記各相の一方のティー
スに対して他方に配置するティースの中心角θ2を、 θ2=(360°/P) として、各ティースの位置を決定した。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のブラシレスモータにおいて、前記ステータは、
円環状に形成され、内周部に複数の第1嵌合部を有する
ステータコア外輪と、前記各ティースを放射状に有し、
各ティースの内側端部に設けられ隣接する各ティースと
連結するための連結部と、各ティースの外側端部に設け
られ前記ステータコア外輪の第1嵌合部と嵌合連結する
第2嵌合部とを有するステータコア内輪とを備えてい
る。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のブラシレスモータにおいて、前記ステータコア内輪
は、複数枚の板状のコア材が積層されて構成されるもの
であり、各コア材における前記連結部には、厚み方向に
薄肉とした薄肉部が周方向に等間隔に設けられている。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載のブラシレスモータにおいて、前記第1及び第2
嵌合部は、周方向に等間隔に設けられている。請求項6
に記載の発明は、ティースに巻線を巻回して、周方向に
等間隔に磁極を有するマグネットを備えたロータを回転
させるための回転磁界を発生するU相,V相,W相コイ
ルを備え、前記マグネットの極数Pと、前記ティースの
数Tとの関係が、 P=14n、かつ、T=12n(但し、nは1以上の整
数) を満たすように構成されるブラシレスモータのステータ
において、前記ティースを2つずつU相,V相,W相と
順次割り当て、各相に割り当てられた一方のティース間
の中心角θ1を、 θ1=(360°×2/T) とし、その一方のティースに対して他方に配置するティ
ースの中心角θ2を、 (360°/P)≦θ2<(360°/T) の範囲内として、各ティースの位置を決定した。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のブラシレスモータのステータにおいて、前記各相の一
方のティースに対して他方に配置するティースの中心角
θ2を、 θ2=(360°/P) として、各ティースの位置を決定した。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項6又は7
に記載のブラシレスモータのステータにおいて、円環状
に形成され、内周部に複数の第1嵌合部を有するステー
タコア外輪と、前記各ティースを放射状に有し、各ティ
ースの内側端部に設けられ隣接する各ティースと連結す
るための連結部と、各ティースの外側端部に設けられ前
記ステータコア外輪の第1嵌合部と嵌合連結する第2嵌
合部とを有するステータコア内輪とを備えている。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
のブラシレスモータのステータにおいて、前記ステータ
コア内輪は、複数枚の板状のコア材が積層されて構成さ
れるものであり、各コア材における前記連結部には、厚
み方向に薄肉とした薄肉部が周方向に等間隔に設けられ
ている。
【0022】請求項10に記載の発明は、請求項8又は
9に記載のブラシレスモータのステータにおいて、前記
第1及び第2嵌合部は、周方向に等間隔に設けられてい
る。 (作用)請求項1,6に記載の発明によれば、マグネッ
トの極数Pと、ティースの数Tとの関係が、P=14
n、かつ、T=12n(但し、nは1以上の整数)を満
たすように構成されるブラシレスモータでは、各相に割
り当てられた一方のティース間の中心角θ1を、θ1=
(360°×2/T)とし、その一方のティースに対し
て他方に配置するティースの中心角θ2を、(360°
/P)≦θ2<(360°/T)の範囲内として、各テ
ィースが配置される。すると、各相毎に各ティースの周
方向の中心線とマグネットの各磁極の周方向の中心との
位置ずれが小さくなる。つまり、各ティースに巻回され
たコイルの誘起電圧の位相のずれが小さくなり、各相の
コイルの合成誘起電圧が最大値に近づく。その結果、各
コイルに供給される駆動電流を回転磁界に変換するとき
の変換ロスが小さくなる。従って、モータ体格を大きく
することなく、高出力とすることができる。
【0023】請求項2,7に記載の発明によれば、各相
の一方のティースに対して他方に配置するティースの中
心角θ2を、θ2=(360°/P)として、各ティー
スが配置される。すると、各ティースの周方向の中心線
とマグネットの各磁極の周方向の中心とが一致するの
で、各ティースに巻回されたコイルの誘起電圧の位相の
ずれがなくなる。その結果、各相のコイルの合成誘起電
圧が最大値となり、各コイルに供給される駆動電流を回
転磁界に変換するときの変換ロスが最も小さくなる。従
って、モータ体格を大きくすることなく、確実に高出力
とすることができる。
【0024】請求項3,8に記載の発明によれば、ステ
ータは、円環状に形成され、内周部に複数の第1嵌合部
を有するステータコア外輪と、各ティースを放射状に有
し、各ティースの内側端部に設けられ隣接する各ティー
スと連結するための連結部と、各ティースの外側端部に
設けられステータコア外輪の第1嵌合部と嵌合連結する
第2嵌合部とを有するステータコア内輪とを備えてい
る。これにより、連結部により各ティースが一体化され
るので、外輪に対して個々に各ティースを組み付ける必
要がなくなる。又、ステータコア外輪とステータコア内
輪とは、互いの嵌合部を嵌合して連結される。そのた
め、ステータの組み付けが容易となる。
【0025】請求項4,9に記載の発明によれば、ステ
ータコア内輪は、複数枚の板状のコア材が積層されて構
成されるものであり、各コア材における連結部には、厚
み方向に薄肉とした薄肉部が周方向に等間隔に設けられ
る。従って、このような薄肉部をプレスにより厚み方向
に潰すことにより形成すると、プレスによるコア材の歪
みが小さく抑えられるとともに、磁気的バランスも良好
となる。
【0026】請求項5,10に記載の発明によれば、ス
テータコア外輪の第1嵌合部及びステータコア内輪の第
2嵌合部は、周方向に等間隔に設けられる。ここで、従
来のステータは、各ティースが周方向に等間隔に配置さ
れているため第2嵌合部も等間隔に配置されており、そ
の第2嵌合部と嵌合するステータコア外輪の第1嵌合部
を等間隔に配置されていた。これに対し、本発明のステ
ータは、各ティースが周方向に不等ピッチで配置される
が、各ティースに設けた第2嵌合部を等間隔としたこと
で、従来のステータコア外輪をそのまま利用できる。従
って、ステータコア内輪のみを新たに製造すればすむの
で、製造コストを低減することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1及び図2に従って説明する。尚、説明の便
宜上、図3に示す従来例と同様の構成については同一の
符号を付してその説明を一部省略する。
【0028】図1は、本実施の形態のブラシレスモータ
の概略構成を示す。この形態のブラシレスモータ11
は、従来例と同様に、マグネットの極数Pが「14」、
ティースの数Tが「12」となるように構成されてい
る。尚、本実施形態のモータ11は、従来と同様のロー
タ6を用いて構成されている。即ち、ロータ6は、中心
角が360°/14(≒25.7°)で等間隔にN,S
極を着磁した極数「14」のマグネット9を有してい
る。
【0029】これに対し、ステータ12は、円環状のス
テータコア外輪3、ステータコア内輪14、及び、U
相、V相、W相コイル5U,5V,5Wで構成される。
外輪3は、本実施形態では、従来と同様のものが用いら
れている。即ち、外輪3には、内周部に15°等間隔で
24個の嵌合凹部3xが設けられている。
【0030】一方、内輪14には、放射状に延びる第1
〜第12ティース14a〜14lが形成されている。
尚、第1〜第12ティース14a〜14lは、図1にお
いて時計回り方向に順次配置されている。
【0031】各相の一方(左側)のティースである第
1,第3,第5,第7,第9,第11ティース14a,
14c,14e,14g,14i,14kは、それぞれ
中心角が60°等間隔で配置されている。
【0032】更に、第1ティース14aと第2ティース
14bとは、中心角が360°/14(≒25.7°)
となるように配置され、第7ティース14gと第8ティ
ース14hとは、中心角が360°/14(≒25.7
°)となるように配置されている。即ち、本実施形態で
は、第1,第2ティース14a,14b間及び第7,第
8ティース14g,14h間の中心角と、マグネット9
の各磁極間の中心角とを一致させている。従って、各テ
ィース14a,14b,14g,14hの周方向の中心
線上にマグネット9の各磁極の周方向の中心が同時に配
置されることになる(図1参照)。そして、各ティース
14a,14b,14g,14hには、それぞれ巻線が
集中巻きされて、前記U相コイル5Uを構成する第1〜
第4U相コイル5u1〜5u4が構成されている。
【0033】尚、この場合、第1,第8ティース14
a,14hは該ティース14a,14hの外側から中心
方向に見て巻線が時計回り方向に巻回され、第2,第7
ティース14b,14gは該ティース14b,14gの
外側から中心方向に見て巻線が反時計回り方向に巻回さ
れている。つまり、隣接する第1,第2ティース14
a,14b及び第7,第8ティース14g,14hはそ
れぞれ異極となるとともに、互いに中心を挟んだ反対側
に位置する第1,第7ティース14a,14g及び第
2,第8ティース14b,14hもそれぞれ異極となる
ように構成されている。
【0034】又、第3ティース14cと第4ティース1
4dとは、中心角が360°/14(≒25.7°)と
なるように配置され、第9ティース14iと第10ティ
ース14jとは、中心角が360°/14(≒25.7
°)となるように配置されている。即ち、本実施形態で
は、第3,第4ティース14c,14d間及び第9,第
10ティース14i,14j間の中心角と、マグネット
9の各磁極間の中心角とを一致させている。従って、各
ティース14c,14d,14i,14jの周方向の中
心線上にマグネット9の各磁極の周方向の中心が同時に
配置されることになる(図示略)。そして、各ティース
14c,14d,14i,14jには、それぞれ巻線が
集中巻きされて、前記V相コイル5Vを構成する第1〜
第4V相コイル5v1〜5v4が構成されている。
【0035】尚、この場合、第4,第9ティース14
d,14iは該ティース14d,14iの外側から中心
方向に見て巻線が時計回り方向に巻回され、第3,第1
0ティース14c,14jは該ティース14c,14j
の外側から中心方向に見て巻線が反時計回り方向に巻回
されている。つまり、隣接する第3,第4ティース14
c,14d及び第9,第10ティース14i,14jは
それぞれ異極となるとともに、互いに中心を挟んだ反対
側に位置する第3,第9ティース14c,14i及び第
4,第10ティース14d,14jもそれぞれ異極とな
るように構成されている。
【0036】又、第5ティース14eと第6ティース1
4fとは、中心角が360°/14(≒25.7°)と
なるように配置され、第11ティース14kと第12テ
ィース14lとは、中心角が360°/14(≒25.
7°)となるように配置されている。即ち、本実施形態
では、第5,第6ティース14e,14f間及び第1
1,第12ティース14k,14l間の中心角と、マグ
ネット9の各磁極間の中心角とを一致させている。従っ
て、各ティース14e,14f,14k,14lの周方
向の中心線上にマグネット9の各磁極の周方向の中心が
同時に配置されることになる(図示略)。そして、各テ
ィース14e,14f,14k,14lには、それぞれ
巻線が集中巻きされて、前記W相コイル5Wを構成する
第1〜第4W相コイル5w1〜5w4が構成されている。
【0037】尚、この場合、第5,第12ティース14
e,14lは該ティース14e,14lの外側から中心
方向に見て巻線が時計回り方向に巻回され、第6,第1
1ティース14f,14kは該ティース14f,14k
の外側から中心方向に見て巻線が反時計回り方向に巻回
されている。つまり、隣接する第5,第6ティース14
e,14f及び第11,第12ティース14k,14l
はそれぞれ異極となるとともに、互いに中心を挟んだ反
対側に位置する第5,第11ティース14e,14k及
び第6,第12ティース14f,14lもそれぞれ異極
となるように構成されている。
【0038】図2に示すように、内輪14は、複数枚の
板状のコア材20を厚み方向に積層して構成されてい
る。コア材20の各ティース14a〜14lの内側端部
は、隣接する各ティース14a〜14lと相互に連結す
る幅狭の連結部21を有している。この連結部21は、
各ティース14a〜14lを一体化し、外輪3に対して
個々に各ティース14a〜14lを組み付ける必要をな
くして、ステータ12の組付性を向上するために設けら
れている。
【0039】又、連結部21の周方向の中央には、コア
材20の厚み方向に薄肉とした薄肉部22が形成されて
いる。薄肉部22は、連結部21における各ティース1
4a〜14l間の磁気抵抗を増大させて、漏れ磁束を低
減するために設けられている。このような薄肉部22
は、プレスにより厚み方向に潰すことにより容易に形成
される。又、この薄肉部22は、図1に示すように、3
0°等間隔に設けられている。そのため、プレスによる
コア材20の歪みが小さく抑えられるとともに、磁気的
バランスも良好である。
【0040】そして、このように各ティース14a〜1
4lに巻線が巻回された後に、内輪14、即ち各ティー
ス14a〜14lの外側端部が外輪3に組み付けられて
前記ステータ12が構成される。この場合、外輪3の内
周部には上記したように15°等間隔で24個の嵌合凹
部3xが設けられるとともに、第1〜第12ティース1
4a〜14lの外側端部にはそれぞれ嵌合凸部14xが
設けられている。各ティース14a〜14lは周方向に
不等ピッチで配置されているが、各嵌合凸部14xは3
0°等間隔に配置されている。つまり、本実施形態の内
輪14は、従来の外輪3をそのまま利用可能に構成され
ている。そして、嵌合凸部14xは嵌合凹部3xに対し
て1つ跳びで嵌合して外輪3と内輪14とが互いに連結
され、ステータ12が容易に組み付けられる。このよう
に構成されたステータ12は、前記モータ11の図示し
ないハウジングに固定される。
【0041】このように構成されたブラシレスモータ1
1では、図示しない励磁回路からそれぞれ120°位相
がずれたU相,V相,W相励磁電流が各相のコイル5
U,5V,5Wに対して供給される。すると、各相のコ
イル5U,5V,5Wがそれぞれ励磁されてステータ1
2に回転磁界が発生し、その回転磁界に基づいてロータ
6は回転する。
【0042】この場合、本実施形態では、各ティース1
4a〜14lを上記のように配置したことで、図1に示
すように、例えば第1ティース14aの周方向の中心線
上にマグネット9のN極の周方向の中心が配置されたと
き、第2ティース14bの周方向の中心線とマグネット
9のS極の周方向の中心とが一致する。そのため、第
1,第2ティース14a,14bに巻回された第1,第
2U相コイル5u1,5u2の誘起電圧V1,V2に対応さ
せてみると(図示略)、各誘起電圧V1,V2の位相の
ずれが解消される。
【0043】つまり、各誘起電圧V1,V2のプラス側
のピーク値を「1」とした場合、上記のように各誘起電
圧V1,V2の位相のずれがなくなることから、図5に
示すように、各誘起電圧V1,V2を合成した一対のU
相コイル5u1,5u2の合成誘起電圧V0は、そのプラス
側のピーク値が最大値「2」となる。又、このことは、
第7,第8ティース14g,14hに巻回された第3,
第4U相コイル5u3,5u4や、V相,W相コイル5V,
5Wについても同様のことが言える。従って、この形態
のモータ11では、各相のコイル5U〜5Wに供給され
る駆動電流を回転磁界に変換するときの変換ロスが小さ
く抑えられている。
【0044】次に、上記の構成を、一般的なブラシレス
モータに適用してみる。マグネットの極数を「P」と
し、ティースの数を「T」とした場合、 P=14n、かつ、T=12n(但し、nは1以上の整
数) を満たすように構成されたブラシレスモータにおいて、
先ず、「n」を任意に設定して、マグネットの極数P及
びティースの数を決定する。
【0045】次に、ティースを2つずつU相→V相→W
相→U相→V相→W相…と割り当てる。このとき、各相
に割り当てられた一方(左側)のティース間の中心角θ
1を次式により決定する。 θ1=(360°×2/T) そして、求められた「θ1」に基づいて、各相に割り当
てられた一方(左側)のティースの位置が決定される。
【0046】次に、位置が決定された一方(左側)のテ
ィースに対して、他方(右側)に配置するティースの中
心角θ2を次式により決定する。 (360°/P)≦θ2<(360°/T) そして、求められた「θ2」に基づいて、一方(左側)
のティースに対する他方(右側)のティースの位置が決
定される。このとき、「θ2」が(360°/P)、即
ちマグネット9の各磁極の中心角に近づくほど、各相毎
に各ティースの周方向の中心線とマグネットの各磁極の
周方向の中心との位置ずれが小さくなる。つまり、各テ
ィースに巻回されたコイルの誘起電圧の位相のずれが小
さくなり、図5に示すように、各相のコイルの合成誘起
電圧が最大値に近づく。その結果、各コイルに供給され
る駆動電流を回転磁界に変換するときの変換ロスが小さ
くなる。
【0047】更に、θ2=(360°/P)とすると、
各相毎に各ティースの周方向の中心線とマグネットの各
磁極の周方向の中心とが一致するので、各ティースに巻
回されたコイルの誘起電圧の位相のずれがなくなる。従
って、図5に示すように、各相のコイルの合成誘起電圧
が最大値となり、駆動電流を回転磁界に変換するときの
変換ロスが最も小さくなる。
【0048】因みに、上記実施の形態のブラシレスモー
タ11は、上記したように、n=1とし、マグネット9
の極数Pを「14」、ティースの数Tを「12」として
いる。
【0049】次に、ティースが2つずつU相→V相→W
相→U相→V相→W相と割り当てられ、各相に割り当て
られた一方(左側)のティース、即ち第1,第3,第
5,第7,第9,第11ティース14a,14c,14
e,14g,14i,14k間の中心角θ1が、上記式
にn=1を代入することにより、θ1=60°が求めら
れ、その位置が決定される。
【0050】次に、位置が決定された一方(左側)の第
1,第3,第5,第7,第9,第11ティース14a,
14c,14e,14g,14i,14kに対して、他
方(右側)に配置するティース、即ち第2,第4,第
6,第8,第10,第12ティース14b,14d,1
4f,14h,14j,14lの中心角θ2が、上記式
にP=14,T=12を代入することにより、360°
/14(≒25.7°)≦θ2<30°となる。上記形
態では、θ2=360°/14(≒25.7°)として
各ティース14b,14d,14f,14h,14j,
14lの位置が決定される。
【0051】このとき、θ2=360°/14(≒2
5.7°)としているため、上記したように、図1にお
いて例えばU相コイル5Uでは各ティース14a,14
b,14g,14hの周方向の中心線とマグネット9の
各磁極の周方向の中心との位置ずれはなく、各ティース
14a,14b,14g,14hに巻回された第1〜第
4U相コイル5u1〜5u4の誘起電圧の位相のずれはな
い。これは、U相コイル5Uに限らず、V相,W相コイ
ル5V,5Wも同様に言える。従って、上記したよう
に、各相のコイル5U,5V,5Wの合成誘起電圧が最
大値となり、上記形態のブラシレスモータ11は、各相
のコイル5U,5V,5Wに供給される駆動電流を回転
磁界に変換するときの変換ロスが最も小さくなるように
構成されている。従って、上記形態では、モータ11の
体格を大きくすることなく、確実に高出力とすることが
可能となる。
【0052】上記したように、本実施形態のブラシレス
モータ11は、以下のような特徴がある。 (1)本実施形態のブラシレスモータ11は、n=1と
し、マグネット9の極数Pが「14」、ティースの数T
が「12」で構成されている。そして、各相に割り当て
られた一方(左側)のティース、即ち第1,第3,第
5,第7,第9,第11ティース14a,14c,14
e,14g,14i,14k間の中心角θ1を「60
°」とし、該ティース14a,14c,14e,14
g,14i,14kに対して、他方(右側)に配置する
ティース、即ち第2,第4,第6,第8,第10,第1
2ティース14b,14d,14f,14h,14j,
14lの中心角θ2を「360°/14(≒25.7
°)」として、各ティース14a〜14lの位置が決定
される。そのため、各相毎に各ティース14a〜14l
の周方向の中心線とマグネット9の各磁極の周方向の中
心とが一致するので、各ティース14a〜14lに巻回
されたコイル5u1〜5u4,5v1〜5v4,5w1〜5w4の誘
起電圧の位相のずれがなくなる。従って、各相のコイル
5U,5V,5Wの合成誘起電圧が最大値となり、各コ
イル5U,5V,5Wに供給される駆動電流を回転磁界
に変換するときの変換ロスを最も小さくすることができ
る。その結果、モータ体格を大きくすることなく、確実
に高出力とすることができる。
【0053】尚、前記中心角θ2を「360°/14
(≒25.7°)」としたが、その中心角θ2が「(3
60°/14)≦θ2<30°」の範囲内であれば、
「360°/14」に近づくほど、各相毎に各ティース
14a〜14lの周方向の中心線とマグネット9の各磁
極の周方向の中心との位置ずれが小さくなる。つまり、
各ティース14a〜14lに巻回されたコイル5u1〜5
u4,5v1〜5v4,5w1〜5w4の誘起電圧の位相のずれが
小さくなり、各相のコイル5U,5V,5Wの合成誘起
電圧が最大値に近づく。つまり、駆動電流を回転磁界に
変換するときの変換ロスを小さくできる望ましい範囲と
言える。
【0054】(2)本実施形態のステータ12は、内周
部に複数の嵌合凹部3xを有する円環状の外輪3と、各
ティース14a〜14lを放射状に有し、各ティース1
4a〜14lの内側端部に設けられ隣接する各ティース
14a〜14lと連結するための連結部21と、各ティ
ース14a〜14lの外側端部に設けられ外輪3の嵌合
凹部3xと嵌合連結する嵌合凸部14xとを有する内輪
14とを備えている。これにより、連結部21により各
ティース14a〜14lが一体化されるので、外輪3に
対して個々に各ティース14a〜14lを組み付ける必
要がなくなる。又、外輪3と内輪14とは、互いの嵌合
凹部3xと嵌合凸部14xとを嵌合して連結される。そ
のため、ステータ12の組み付けが容易である。
【0055】(3)本実施形態では、内輪14が複数枚
の板状のコア材20が積層されて構成され、各コア材2
0における連結部21には、厚み方向に薄肉とした薄肉
部22が周方向に等間隔に設けられている。従って、こ
のような薄肉部22をプレスにより厚み方向に潰すこと
により形成したとき、プレスによるコア材20の歪みを
小さく抑えることができるとともに、磁気的バランスも
良好とすることができる。
【0056】(4)本実施形態では、各ティース14a
〜14lが周方向に不等ピッチで配置されているが、各
嵌合凸部14xは等間隔に設けられている。従って、等
間隔に設けた嵌合凹部3xを有する従来の外輪3をその
まま利用することができる。従って、内輪14のみを新
たに製造すればすむので、製造コストを低減することが
できる。
【0057】尚、本発明の実施の形態は以下のように変
更してもよい。○上記実施形態では、各相の一方(左
側)のティースに対して他方(右側)に配置するティー
スの中心角θ2を、θ2=(360°/P)としたが、 (360°/P)≦θ2<(360°/T) の範囲内であればよい。
【0058】○上記実施形態では、マグネット9の極数
Pが「14」、ティースの数Tが「12」でモータ11
を構成したが、 P=14n、かつ、T=12n(但し、nは1以上の整
数) を満たすその他のモータであってもよい。この場合、テ
ィースの位置を適宜変更して対応する。
【0059】○上記実施形態では、外輪3に嵌合凹部3
x、内輪14に嵌合凸部14xを設けたが、外輪3に嵌
合凸部、内輪14に嵌合凹部としてもよい。又、嵌合凹
部3x及び嵌合凸部14xは、図1に示す形状に限定さ
れるものではなく、適宜変更してもよい。又、嵌合凹部
3x及び嵌合凸部14xを等間隔に設けなくてもよい。
【0060】○上記実施形態では、ステータ12の内輪
14の内側にロータ6を配設する、いわゆるインナロー
タ型のブラシレスモータに実施したが、ステータを覆う
ようにロータを配設する、いわゆるアウタロータ型のブ
ラシレスモータに実施してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
モータ体格を大きくすることなく、高出力とすることが
できるブラシレスモータ及びブラシレスモータのステー
タを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のブラシレスモータの概略構成
図。
【図2】 ステータコアを構成するコア材の部分斜視
図。
【図3】 従来のブラシレスモータの概略構成図。
【図4】 U相コイルの誘起電圧を説明するための図。
【図5】 U相コイルの合成誘起電圧を説明するための
図。
【符号の説明】
3…ステータコア外輪、3x…第1嵌合部としての嵌合
凹部、5U,5V,5W…U相,V相,W相コイル、6
…ロータ、9…マグネット、12…ステータ、14…ス
テータコア内輪、14a〜14l…ティース、14x…
第2嵌合部としての嵌合凸部、20…コア材、21…連
結部、22…薄肉部、P…極数、T…ティースの数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 尊典 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 (72)発明者 松下 満彦 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 Fターム(参考) 5H002 AA02 AB06 AC08 AE01 AE07 5H019 AA04 CC03 DD01 EE01 EE14 5H621 GA01 GA04 GA15 GA16 HH01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に等間隔に磁極を有するマグネッ
    トを備えたロータと、ティースに巻線を巻回して、前記
    ロータを回転させるための回転磁界を発生するU相,V
    相,W相コイルを備えたステータとを有し、 前記マグネットの極数Pと、前記ティースの数Tとの関
    係が、 P=14n、かつ、T=12n(但し、nは1以上の整
    数) を満たすように構成されるブラシレスモータにおいて、 前記ティースを2つずつU相,V相,W相と順次割り当
    て、各相に割り当てられた一方のティース間の中心角θ
    1を、 θ1=(360°×2/T) とし、その一方のティースに対して他方に配置するティ
    ースの中心角θ2を、 (360°/P)≦θ2<(360°/T) の範囲内として、各ティースの位置を決定したことを特
    徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブラシレスモータにお
    いて、 前記各相の一方のティースに対して他方に配置するティ
    ースの中心角θ2を、 θ2=(360°/P) として、各ティースの位置を決定したことを特徴とする
    ブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のブラシレスモー
    タにおいて、前記ステータは、 円環状に形成され、内周部に複数の第1嵌合部を有する
    ステータコア外輪と、前記各ティースを放射状に有し、
    各ティースの内側端部に設けられ隣接する各ティースと
    連結するための連結部と、各ティースの外側端部に設け
    られ前記ステータコア外輪の第1嵌合部と嵌合連結する
    第2嵌合部とを有するステータコア内輪とを備えている
    ことを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のブラシレスモータにお
    いて、 前記ステータコア内輪は、複数枚の板状のコア材が積層
    されて構成されるものであり、 各コア材における前記連結部には、厚み方向に薄肉とし
    た薄肉部が周方向に等間隔に設けられていることを特徴
    とするブラシレスモータ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載のブラシレスモー
    タにおいて、 前記第1及び第2嵌合部は、周方向に等間隔に設けられ
    ていることを特徴とするブラシレスモータ。
  6. 【請求項6】 ティースに巻線を巻回して、周方向に等
    間隔に磁極を有するマグネットを備えたロータを回転さ
    せるための回転磁界を発生するU相,V相,W相コイル
    を備え、 前記マグネットの極数Pと、前記ティースの数Tとの関
    係が、 P=14n、かつ、T=12n(但し、nは1以上の整
    数) を満たすように構成されるブラシレスモータのステータ
    において、 前記ティースを2つずつU相,V相,W相と順次割り当
    て、各相に割り当てられた一方のティース間の中心角θ
    1を、 θ1=(360°×2/T) とし、その一方のティースに対して他方に配置するティ
    ースの中心角θ2を、 (360°/P)≦θ2<(360°/T) の範囲内として、各ティースの位置を決定したことを特
    徴とするブラシレスモータのステータ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のブラシレスモータのス
    テータにおいて、前記各相の一方のティースに対して他
    方に配置するティースの中心角θ2を、 θ2=(360°/P) として、各ティースの位置を決定したことを特徴とする
    ブラシレスモータのステータ。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載のブラシレスモー
    タのステータにおいて、 円環状に形成され、内周部に複数の第1嵌合部を有する
    ステータコア外輪と、 前記各ティースを放射状に有し、各ティースの内側端部
    に設けられ隣接する各ティースと連結するための連結部
    と、各ティースの外側端部に設けられ前記ステータコア
    外輪の第1嵌合部と嵌合連結する第2嵌合部とを有する
    ステータコア内輪とを備えていることを特徴とするブラ
    シレスモータのステータ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のブラシレスモータのス
    テータにおいて、 前記ステータコア内輪は、複数枚の板状のコア材が積層
    されて構成されるものであり、 各コア材における前記連結部には、厚み方向に薄肉とし
    た薄肉部が周方向に等間隔に設けられていることを特徴
    とするブラシレスモータのステータ。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載のブラシレスモ
    ータのステータにおいて、 前記第1及び第2嵌合部は、周方向に等間隔に設けられ
    ていることを特徴とするブラシレスモータのステータ。
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