JP2003087623A - デジタルカメラバック、デジタルカメラ、および画像蓄積装置 - Google Patents

デジタルカメラバック、デジタルカメラ、および画像蓄積装置

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JP2003087623A
JP2003087623A JP2001279042A JP2001279042A JP2003087623A JP 2003087623 A JP2003087623 A JP 2003087623A JP 2001279042 A JP2001279042 A JP 2001279042A JP 2001279042 A JP2001279042 A JP 2001279042A JP 2003087623 A JP2003087623 A JP 2003087623A
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digital camera
digital
unit
signal
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Masahide Tanaka
雅英 田中
Masa Ota
雅 太田
Akira Omura
晃 大村
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Nikon Corp
Nikon Gijutsu Kobo KK
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Nikon Corp
Nikon Gijutsu Kobo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高画質のデジタル画像を低コストで獲得する。 【解決手段】銀塩カメラの撮影レンズの像をデジタルカ
メラバックの画像センサで検出し、出力のRawデータ
を近距離電波通信などで携帯電話に転送して特定の画像
蓄積装置に無線送信する。その際、補間に必要なセンサ
のフィルタ配列などの情報、カラーバランス、輪郭強調
度合い、画像サイズ、圧縮率などの設定情報、銀塩カメ
ラの測色手段で得られる色温度情報、汎用画像作成に必
要な情報なども画像蓄積装置側での処理のため送信す
る。処理された情報はデジタルカメラバックからの操作
で要求し再生して表示する。Rawデータ送信の際、こ
れを間引いてサイズを小さくしたものをデジタルカメラ
バックでも保持し、表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が関連する技術分野】この発明は、デジタルカメ
ラに関し、特に画像を外部に送信することが可能なデジ
タルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラは近年画素数の増加が進
み、要求される画像の記憶容量も大きくなっている。こ
のためユーザの記憶媒体コストも大きくなっている。ま
た、記憶容量の確保のため画像圧縮技術も進んでいる
が。これを実現するコストのまた大きくなっている。一
方、美しい画像を得るための画像処理技術の検討も行な
われているが、これを実現するコストもまた大きい。
【0003】さらに、これらの機能をコンパクトなデジ
タルカメラにまとめるための回路実装技術もコスト高の
要因である。一方、記憶容量の限界を打破するため、撮
像した画像を外部のサーバに送信し、確実に送信された
ことを確認して新たな画像を記憶可能にすることが種々
提案されている。しかしながら、送信のデータ量を少な
くするなど検討課題も多く、実用には種々の困難がある
と考えられている。
【0004】また、銀塩カメラのレンズ性能を活用する
ことを目的に、銀塩カメラの裏蓋を取り外して、代わり
にデジタルカメラバックを取り付けることも提案されて
いる。具体的には銀塩カメラの撮影光学系の焦点面に画
像センサが位置するか、または撮影光学系の焦点面の背
後に縮小再結像光学系を設け、その二次焦点面に画像セ
ンサが位置するよう、デジタルカメラバックが装着され
る。しかしながら、デジタルカメラバックの構成はデジ
タルカメラから撮影レンズを除いただけであり、コスト
上のメリットは存在しないとともに、高級一眼レフカメ
ラボディとその交換レンズ群の性能を活用する場合など
特殊な目的に限られるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、上
記に鑑み、高画質のデジタル画像を低コストで取得し記
憶することを可能にすることにある。
【0006】
【発明を解決する手段】上記の課題を解決するため、こ
の発明は、銀塩カメラの撮影レンズによって結像する被
写体像を検出する画像センサの出力によるデジタル画像
信号を一時記憶する一時記憶部と、この一時記憶部のデ
ジタル画像信号を圧縮することなく特定の画像蓄積装置
に無線送信するための無線送信制御手段と、銀塩カメラ
との間でデジタル信号の授受を行う信号授受手段とを有
することを特徴とするデジタルカメラバックを提供し、
銀塩カメラの裏蓋と交換して装着する。これによって、
結像のためのレンズ性能は銀塩カメラ側に任されるとと
ともに、圧縮などの画像処理は画像蓄積装置側に任され
るので、カメラバックの構成は画像センサとその周辺装
置だけに簡素化され、デジタルカメラとするために付加
するコストが小さくなる。、特定の画像蓄積装置への無
線送信にあたっては、デジタルカメラバック自体に無線
通信手段設けてもよいが、携帯電話にデジタル信号を転
送し、携帯電話の機能を使って無線送信するようにすれ
ば、デジタルカメラバックの構成はさらに簡単となる。
なお、携帯電話への転送は、これを無線で行おうとする
場合は近距離電波通信手段または赤外線通信手段によ
り、最もコストを下げようとする場合はケーブルによ
る。また、画像蓄積装置への送信はインターネットを経
由するのが望ましい。
【0007】この発明の他の特徴によれば、画像センサ
から出力されるRawデータをそのまま画像蓄積装置に
送信し、補間によりR、G、Bなどの色データを作る処
理も画像蓄積装置に任せる。この場合、デジタルカメラ
バックの構成は最も簡単となる。なお、このとき、画像
蓄積装置は種々のデジタルカメラバックに対応するよう
にするためには、画像センサのフィルタ配列などRaw
データの補間に必要なデジタルカメラバック特有の情報
をRawデータとともに前記画像蓄積装置に送信する。
【0008】この発明のさらに他の特徴によれば、デジ
タルカメラバックの操作によってデジタル画像のカラー
バランス情報を設定するとともに、設定されたカラーバ
ランス情報をデジタル画像信号とともに画像蓄積装置に
無線送信する。同様に、デジタルカメラバックで設定し
たデジタル画像の輪郭強調度合い情報、画像サイズ情
報、圧縮率情報なども必要に応じデジタル画像信号とと
もに画像蓄積装置に無線送信する。これによって、デジ
タルカメラバック側には設定手段だけあればよく、設定
に基く処理はすべて画像蓄積装置側に任せることができ
る。
【0009】この発明の他の特徴によれば、銀塩カメラ
からに設けられた測色手段などによって得られる被写体
の色温度に関する情報を受取り、これをデジタル画像信
号とともに前記画像蓄積装置に無線送信する。これによ
って、画像蓄積装置は的確なホワイトバランス調整のた
めの情報を得ることになる。
【0010】デジタルカメラによって作られる画像ファ
イルは汎用性を増すために規格化されているが、このよ
うな汎用画像ファイルを画像蓄積装置側で作成すること
を可能にするため、この発明の特徴によればに汎用画像
ファイル作成に必要な情報をデジタル画像信号とともに
画像蓄積装置に無線送信する。
【0011】この発明の他の特徴によれば、デジタルカ
メラバックからの操作により、画像の再生のために、画
像蓄積装置によって処理されたデジタル画像信号を受信
することができる。受信されるデジタル画像信号は、送
信したデジタル画像信号よりも画像サイズが小さく。デ
ジタルカメラバック側での表示に適する。
【0012】この発明のさらに他の特徴によれば、一時
記憶部に記憶されたものと同一のデジタル画像信号を間
引きする間引き手段と、間引きされたデジタル画像信号
を一時記憶部に記憶されたデジタル信号と関連付けて記
憶する間引きデータ記憶部を有することを特徴とするデ
ジタルカメラバックが提供される。これによって再生表
示のために撮像した画像を小さい画像サイズでデジタル
カメラバック側で保持することができるとともに、送信
した高画質の画像信号に対して受信、削除、プリントな
どの適切な指示を出すことができる。
【0013】以上の特徴のいくつかは、デジタルカメラ
バックの部分のみならず、デジタルカメラ全体としても
有用なこの発明の特徴である。さらに、送信されたデー
タを受信する画像蓄積装置側の構成もこの発明の特徴で
ある。この発明の詳細な特徴は、以下に図面とともに説
明する発明の実施の形態からさらに明らかとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。図1は、この発明の第一の実施の形態に
おけるデジタルカメラシステムのブロック図であり、デ
ジタルカメラはデジタルカメラ一体型携帯電話1として
構成され、携帯電話に一体的に組込まれている。また、
デジタルカメラの機能の重要部は画像蓄積装置としての
機能を持つサーバセンター2に設けられており、公衆通
信回線を利用したインターネットなどを経由する無線通
信3によってデジタルカメラ一体型携帯電話1とサーバ
センター2が協働することによって、デジタルカメラと
しての機能が果たされる。無線通信3の具体例として
は、携帯電話回線からプロバイダーに接続し、インター
ネット経由でサーバセンター2に接続する方法、近距離
無線通信によってプロバイダーのLANに接続し、以降
インターネット経由でサーバセンター2に接続する方
法、サーバセンターの専用回線に無線通信で接続する方
法などが考えられる。
【0015】デジタルカメラ一体型携帯電話1は、制御
/処理部4によって制御されており、通常の通話の際に
は、LCD表示部5のメニューを見ながら操作部6で電
話モードを選択し、操作部6に設けられているテンキー
により通話相手にダイヤルする。ダイヤル先を確認した
あと操作部6で送信操作をすると、通信部7から発呼信
号が発信され、電話が繋がれば、送受話部8で通話を行
う。なお、相手の電話番号が記憶部9の電話帳に記憶さ
れている場合は、LCD表示部5を見ながら操作部6で
メニュー選択するだけで発呼が可能となる。なお、バッ
ファ5aは制御/処理部4から送られてくる表示データ
を保持するものであり、制御/処理部4によってバッフ
ァ5aの表示データが書換えられない限り、LCD表示
部5には同じ表示が継続される。
【0016】一方、デジタルカメラとして使用する場合
は、LCD表示部5のメニューを見ながら操作部6で撮
影モードまたは再生モードを選択する。このとき、予め
契約しているサーバセンター2への発呼および接続が自
動的に行われ、以降デジタルカメラとして使用している
間、デジタルカメラ一体型携帯電話1とサーバセンター
2とは常時接続状態となる。
【0017】撮影モードが選択された場合、300万画
像程度の画像センサを有する撮像部11によってレンズ
(不図示)からの光学像が繰り返し電子画像信号に変換
される。シャッタレリースが行われるまでは、制御/処
理部4からの制御により撮像部11からは間引き読出し
が行われ、これがA/D変換部10によって間引き画像
データにデジタル変換されて制御/処理部4に送られ
る。制御/処理部4は、間引き画像データを表示画像デ
ータに変換してバッファ5aに送る。撮像部11は繰り
返し撮像を行っているので間引き画像データも繰り返し
制御/処理部4に送られ、バッファ5aは新しい表示画
像データによって次々に書換えられる。これによって、
撮像部11によって繰り返し撮像される画像はLCD表
示部5によって、動画としてモニタされ、LCD表示部
5はデジタルカメラとして使用する際のファインダとし
て機能する。
【0018】操作部6において、シャッタレリーズボタ
ンとして割り当てられているキーを押すと、制御/処理
部4からの制御により撮像部11からの読出しが全画素
読出しとなり、これがA/D変換部10によってデジタ
ル変換される。この状態のデジタルデータは、撮像部1
1の画像センサから出力された生のデータであるのでR
awデータと呼ぶ。A/D変換部10からのRawデー
タは、補間やホワイトバランス調整などの処理を施され
ることなく、そのままRawデータ一時記憶部12に送
られ、一時記憶される。Rawデータ一時記憶部12は
不揮発性のメモリであり、デジタルカメラ一体型携帯電
話1の電源が切られても、記憶を保持する。Rawデー
タの記憶が完了すると、撮像部11の読出しは間引き読
出しに戻り、LCD表示部5による動画モニタが再開さ
れる。
【0019】なお、Rawデータ一時記憶部12は、1
0画像分の容量を持っており、シャッタレリーズボタン
の操作に応じて最大10画像までの保存が可能である。
しかしながら、デジタルカメラ一体型携帯電話1はサー
バセンター2と常時接続状態にあるので、シャッタレリ
ーズボタンの操作によってRawデータ一時記憶部12
に保存されたRawデータは、補間、ホワイトバランス
調整などの処理処理や圧縮処理などを施されることなし
に直ちに制御/処理部4から通信部7を介してサーバセ
ンター2の通信部13に送信される。送信速度が20M
bps程度であったとすると、300万画素のRawデ
ータの送信は数秒以内で完了する。送信が完了し、その
確認がされると送信済みのRawデータはRawデータ
一時記憶部12から消去されかまたは上書き可とされ
る。従って、常時接続が保たれている限り、通常は複数
のRawデータが未送信のままRawデータ一時記憶部
に同時に保存される状態は稀である。
【0020】Rawデータ一時記憶部における10画像
分の容量は、連写が行われたとき、または、サーバセン
ターとの常時接続に障害が生じたときのためのものであ
る。例えば、一つの画像の送信が完了しないうちに次の
画像が撮像されるような連写の場合、複数のRawデー
タがRawデータ一時記憶部12に同時に保存される状
態が生じるが、RawデータがRawデータ一時記憶部
12に保存されていて常時接続が保たれている限り、R
awデータの送信は次々と行われるので、連写中にシャ
ッタレリーズがしばらく途絶えると、Rawデータ一時
記憶部12に保存されていているRawデータの送信が
その間も進行し、Rawデータ一時記憶部12の空き容
量が増えて行く。また、常時接続に障害がある場合は、
常時接続が可能になり次第、Rawデータの送信が自動
的に開始する。いずれの場合でも、Rawデータ一時記
憶部12に保存されていているすべてのRawデータの
送信完了が確認され、Rawデータ一時記憶部12の新
規保存用容量が空になるまで自動送信が継続する。
【0021】サーバセンター2に送信されたRawデー
タは、通信部13から情報振分けサーバ14を介し画像
処理サーバ15に送られる。なお、デジタルカメラ一体
型携帯電話1とサーバセンター2との接続の際、デジタ
ルカメラ一体型携帯電話が誰の所有のどんな機種なのか
の情報がサーバセンターに送られ、接続記録がユーザサ
ーバ16に記録される。画像処理サーバ15は、ユーザ
サーバ16の記録に基いて、撮像部11における画像セ
ンサのカラーフィルタ配列などの情報を得、送られてき
たRawデータに対し、撮像部11の画像センサに適し
た補間処理をおこなってR、G、Bなどの色別の画像信
号を作成する。画像処理サーバは、さらにホワイトバラ
ンス調整、輪郭強調処理など、必要な画像処理を行い、
その結果の画像データは情報振分けサーバ14を介して
画像変換サーバ17に送られる。
【0022】画像変換サーバ17は、送られた画像デー
タに対して記録フォーマット変換処理や圧縮処理を行
い、圧縮画像データを作成する。一方、画像変換サーバ
17は、画像処理サーバからの画像データに対し間引き
処理を行い、再生要求の際などにデジタルカメラ一体型
携帯電話1に送るためのモバイル通信用データ、および
所定の規格に基くサムネイルのデータを作成する。な
お、上記モバイル通信用データはインターネットにおけ
る画像通信の規格に従って圧縮処理をおこなったものと
してもよい。以上のデータは、一つの画像に関するもの
として一つの画像フォルダに納められ、画像記録サーバ
18に送られる。図2はこのような画像フォルダ内部の
データ構造を示す表である。なお、Rawデータについ
ては、Rawデータを保存する旨の格別の指示がデジタ
ルカメラ一体型携帯電話1からない限り、圧縮画像デー
タが作成された時点で画像変換サーバ17によって消去
され、画像記録サーバに送られることはない。従ってこ
の場合、図2のRawデータの欄はデータ量が空であ
る。
【0023】図2における各データには、各データが別
々に処理されても同一画像に対するものであることがわ
かるようファイルネームが付与される。なお、図2にお
ける各データはこのような構造をもつ一つのファイルに
まとめてもよい。サーバセンター2における各サーバの
処理については、デジタルカメラ一体型携帯電話1から
予め指定することができる。上記のRawデータ保存の
必要性の有無についての指示もその一例であり、LCD
表示部5のメニューを見ながら操作部6で設定すると、
通信部7および通信部13を介して指定内容がサーバセ
ンターに伝えられる。デジタルカメラ一体型携帯電話1
からは、他に、圧縮率、画像サイズ、カラーバランス、
輪郭強調の度合いなどが指定でき、これらもLCD表示
部5のメニューを見ながら操作部6で設定し、サーバセ
ンター2に伝達する。サーバセンター2における各サー
バはこれらの指定に基いて画像の処理、変換、記憶を行
う。
【0024】なお、上記のデジタルカメラからの指定に
代えて、サーバセンター2側の画像処理サーバ15およ
び画像変換サーバ17で種々の圧縮率、画像サイズ、カ
ラーバランス、輪郭強調の度合いなどの画像データを作
成して画像記憶サーバ18に記憶しておき、デジタルカ
メラ一体型携帯電話1などからの指定に適するものを適
宜出力するようにすることも可能である。この場合、図
2における圧縮データやモバイル通信データは複数種用
意されることになる。
【0025】以上のような構成において、シャッタレリ
ーズボタンとして割り当てられているキーが押されて撮
像部11からの読出しが全画素読出しとなったとき、A
/D変換部10からは制御/処理部4にもRawデータが
出力される。制御/処理部4はこれを間引いてサンプリ
ングし、モバイル通信用データを作成するとともに、さ
らに間引くことによってサムネイルを作成する。作成さ
れるモバイル通信用データおよびサムネイルはサーバセ
ンター2で作成される図2における規格と共通のもので
ある。また、これらのモバイル通信用データ、およびサ
ムネイルには、サーバセンター2に送信される同一画像
に対するRawデータと関連付けたファイルネームが付
される。還元すれば、デジタルカメラ一体型携帯電話1
内部で作成されるモバイル通信用データ、およびサムネ
イルに対しては、送信されたRawデータに基いてサー
バセンター2で作成されるモバイル通信用データ、およ
びサムネイルに対するものと同一のファイルネームが付
される。
【0026】制御/処理部4で作成されたモバイル通信
用データおよびサムネイルは、記憶部9に記憶される。
記憶部9は不揮発性であるので、デジタルカメラ一体型
携帯電話1の電源スイッチが切られても消えることはな
い。このようにして、シャッタレリーズがおこなわれた
ときには、同一画像に対するRawデータがRawデー
タ一時記憶部12に記憶されるとともに、モバイル通信
用データおよびサムネイルが記憶部9に記憶される。つ
まり、図2における圧縮データ以外の画像データがデジ
タルカメラ一体型携帯電話内で作成され、保持される。
これら記憶部9によって保持されるモバイル通信用デー
タおよびサムネイルは、デジタルカメラ一体型携帯電話
1での再生を目的とするもので、サーバセンター2との
接続が不能なときに対応するとともに、サーバセンター
2との間の無用の接続を避けることを目的とする。
【0027】次に、デジタルカメラ一体型携帯電話1に
よる画像の再生について説明する。操作部6で再生モー
ドが選択され、サムネイル要求の必要あるときはサーバ
センター2への接続が行われる。サムネイルの要求がサ
ーバセンター2に伝えられると、最も新しい所定数の画
像または、同じ日に撮影した全画像に対応するサムネイ
ルが画像記憶サーバ18から情報振分けサーバ14を介
して通信部13から通信部7に送られる。これらのサム
ネイルは制御/処理部4の制御で所定数だけバッファ5
aに送られ、LCD表示部5に表示される。送られてき
たサムネイルの数がLCD表示部5で一度に表示できる
所定数より多い場合は、操作部6によりスクロールする
ことができる。
【0028】なお、以上において、記憶部9にサムネイ
ルが記憶されているときには、サーバセンター2へのサ
ムネイル要求に先だって記憶部9のサムネイルが優先的
にLCD表示部5に表示され、それ以外のサムネイルの
要求があったときだけ、上記のように、サーバセンター
2に接続を行い、サムネイルを要求する。
【0029】LCD表示部5に表示されたサムネイルの
一つを操作部6により選択したとき、これに対応するモ
バイル通信用データがデジタルカメラ一体型携帯電話1
にない場合は、サーバセンター2への接続が行われ、選
択されたサムネイルに対応するモバイル通信用データの
要求が行われる。これに応じ、画像記憶サーバ18にお
ける対応する画像のモバイル通信用データが情報振分け
サーバ14を介して通信部13から通信部7に送られ
る。このモバイル通信用データは制御/処理部4の制御
でバッファ5aに送られ、LCD表示部5に表示され
る。なお、モバイル通信用データが圧縮データであった
場合は、制御/処理部4におけるインターネット画像用
の伸張機能を活用して画像データが伸張されたうえで、
バッファ5aに送られる。以下同様にして、サムネイル
を一つ選択するたびに対応するモバイル通信用データが
サーバセンター2から送られ、LCD表示部5で表示さ
れる。
【0030】以上においても、指定されたサムネイルに
対応するモバイル通信用データが記憶部9に記憶されて
いるときには、サーバセンター2にモバイル通信用デー
タを要求するかわりに記憶部9のモバイル通信用データ
をLCD表示部5に表示し、指定されたサムネイルに対
応するモバイル通信用データがないときに、上記のよう
に、サーバセンター2にモバイル通信用データを要求す
る。
【0031】サーバセンター2から送られたモバイル通
信用データは、通常、制御/処理部で保持されるだけで
あり、デジタルカメラとしての使用を終了してサーバセ
ンター2との常時接続が断たれたとき、またはデジタル
カメラ一体型携帯電話1の電源スイッチが切られたと
き、デジタルカメラ一体型携帯電話1から失われる。し
かしながら、必要に応じ即座にサーバセンター2からの
供給で再度再生することができる。
【0032】なお、一度受信したモバイル通信用データ
を、記憶部9に記憶しておくよう設定することも可能で
ある。このように設定した場合は、仮に再生モードの際
にサーバセンターと通信不能な状態であっても受信した
モバイル通信用データに限り、デジタルカメラ一体型携
帯電話1で再生できる。さらに、無用なサーバセンター
2への接続を防止できる。
【0033】サムネイルについては、一度デジタルカメ
ラ一体型携帯電話1に送られた場合、記憶部9に記憶さ
れる。従って、送られてきたサムネイルの中から画像の
選択を行う限り、サーバセンター2にサムネイルの送付
を要求する必要はない。なお、記憶部9に記憶されるサ
ムネイルの数が所定数を超えたときは、格別の指定がな
い限り、最も古いサムネイルから消去されてサーバセン
ターから新たに供給されたサムネイルに置きかえられ
る。
【0034】以上のようにして、デジタルカメラ一体型
携帯電話1は、画像処理、画像変換および画像記憶の機
能をサーバセンター2に任せ、高画質画像データの取得
に関しては身軽な構成となるとともに、LCD表示部5
での表示に関しては、通常のデジタルカメラと同様の使
用が可能となる。
【0035】サーバセンター2に保持されるサムネイ
ル、およびモバイル通信用データの再生は、撮影を行っ
たデジタルカメラ一体型携帯電話1だけでなく、閲覧資
格のある他のデジタルカメラ一体型携帯電話または閲覧
資格のある任意のモバイル機器からサーバセンター2に
アクセスして再生可能である。
【0036】デジタルカメラ一体型携帯電話1や他のモ
バイル機器からの閲覧だけが目的のときは、上記のよう
にしてサムネイルまたはモバイル通信用データのみがサ
ーバセンター2から供給される。一方、デジタルカメラ
一体型携帯電話1、または画像取得資格のある他のデジ
タルカメラ一体型携帯電話やモバイル機器からプリント
の注文があったときには、サーバセンター18から圧縮
データを供給してサーバセンター内に備えられたプリン
タで出力するか、または通信部13を介して遠隔地のプ
リントサービス機関に圧縮データを送る。この際、デジ
タルカメラ一体型携帯電話1やモバイル機器からプリン
トサイズの指定を行うことができる。この場合、Raw
データが画像記憶サーバに保存されている画像ファイル
であれば、画像記憶サーバ18の圧縮データを出力する
のに換えて次のような処理を行うこともできる。すなわ
ち、画像変換サーバ17によって、指定のプリントサイ
ズにより適したプリント用データを画像記憶サーバ18
のRawデータに基いて新たに作成し、これを圧縮して
出力する。
【0037】また、画像閲覧/取得資格のあるパソコン
からの閲覧またはダウンロードの要求があった時にも圧
縮データを提供する。なお、Rawデータが保存されて
いるファイルの場合は要求があればRawデータを供給
することも可能である。デジタルカメラ一体型携帯電話
1において、サムネイルが表示されているとき、操作部
6から特定のサムネイルを指定して、データの削除操作
をすると、していされた画像のサムネイルおよびモバイ
ル通信データが記憶部9から削除される。あわせて、上
記操作部6によるデータの削除操作の情報がサーバセン
ター2にも送られ、画像記憶サーバ18内の対応する画
像のファイル全体、つまり、圧縮データ、モバイル通信
用データ、サムネイル、およびRawデータがある場合
はRawデータのすべてを削除する。
【0038】図3は、以上のようなシステムにおけるデ
ジタルカメラ一体型携帯電話1の外観図であり、図1に
対応する部分には同一番号を付す。デジタルカメラ一体
型携帯電話1は操作部6を有する第一ボディ20とLC
D表示部5を有する第二ボディ21からなり、第二ボデ
ィ21は第一ヒンジ部22のところで前面側に折畳み可
能である。操作部6は、メニュー操作部23、テンキー
24、送信操作部25などからなる。一方送受話部8を
構成するマイク26は第一ボディ20に、スピーカー2
7は第二ボディにそれぞれも配置される。第一ボディ2
0と第二ボディ21が第一ヒンジ部22で折畳まれた際
には、図3に図示されている各操作部やLCD表示部5
などはすべて内側に保護される。
【0039】第二ボディ21はさらに第二ヒンジ部28
が設けられており、ロックボタン29を押すことによっ
て第二ヒンジ部28から上の部分を背面側に折ることが
できるようになっている。これによって、第一ボディ2
0と第二ボディ21は背中合わせに折畳むことができ、
その状態でロックボタン29のロックが自動的にかか
る。
【0040】撮像部11の画像センサに像を結ぶレンズ
30は第一ボディ20に設けられている。従って、図3
のようにレンズ30がLCD表示部5と同じ方向を向い
ている場合は、LCD表示部5を確認しながら自分を撮
像することができる。また、このような状態のときは、
デジタルカメラ一体型携帯電話1をテレビ電話として使
用することも可能である。すなわち、メニュ―操作部2
3によりテレビ電話モードを選択したときは、撮像部1
1から間引き読出しされ、A/D変換部10によってデ
ジタル変換されて制御/処理部4に送られる動画間引き
画像データが制御/処理部4によって動画圧縮されなが
ら通信部7を介して通話相手に送られる。一方通信部7
を介して受信された通話相手からの動画情報は制御/処
理部4によって動画伸張処理されながらバッファ5aに
送られてLCD表示部5で表示される。
【0041】一方、第一ボディ20と第二ボディ21を
背中合わせに折畳んでロックしたときは、レンズ30が
LCD表示部5の背面を向くので、レンズ30を向けた
撮像対象をLCD表示部5でモニタでき、LCD表示部
5をデジタルカメラのファインダとして機能させること
ができる。つまり、この場合は、通常のデジタルカメラ
と同様の使い勝手となる。なお、第一ボディ20と第二
ボディ21を背中合わせに折畳んで自動的にロックがか
かった状態を検知して、制御/処理部4は、図3の状態
で撮像した画像の再生およびメニューの表示の際、画像
を90度回転させて表示する。これは、第一ボディ20
と第二ボディ21を背中合わせに折畳んだとき、通常の
デジタルカメラと同様にLCD表示部5を横長の向きに
構えて使用することができるようにするためである。逆
に、第一ボディ20と第二ボディ21を背中合わせに折
畳んだ状態で撮影した画像を図3のような状態で再生す
るときは、画像信号を90度回転させ、縦長画面で見る
ことができるようにする。このような画像の90度回転
において、メニューなどのコード情報は、縦長、横長の
画面全体をフルに使うようそれぞれ自動的にレイアウト
変更を行うが、画像については画像幅を自動調整し、縦
長、横長の画面全体を利用することよりも画像全体が見
えることを優先して縦横の食い違いに対処する。
【0042】第一ボディ20と第二ボディ21を背中合
わせに折畳んで通常のデジタルカメラと同様の使用を行
う場合のために、第一ボディ20にはストロボ31が設
けられている。このストロボは、第一ボディ20と第二
ボディ21を背中合わせに折畳んで自動的にロックがか
かった状態を検知したときのみ発光可能となるよう構成
され、図3のような状態で使用者の顔が間近にある可能
性があるときに不用意に発光することを防止している。
なお、通常のデジタルカメラとして使用する際には、テ
ンキー24などの操作部6のボタンのどれかをシャッタ
レリーズボタンとして割り当てるのに換えて、第二ボデ
ィ21側面のアンテナ32を兼用してもよい。この場合
アンテナ32を通常の収納位置からさらに少しだけ押し
込めるように構成し、これに応じてシャッタレリーズが
かかるようにする。
【0043】以上の実施の形態において、画像処理サー
バ15、画像変換サーバ17、および画像記憶サーバ1
8は図1のように別のサーバとする場合だけでなく、同
一のサーバで総合的に処理する方が都合が良いときは一
つのサーバとする。さらに、ユーザサーバ16は、画像
処理、画像圧縮、画像記憶などのサービスに対し、それ
ぞれのデジタルカメラ一体型携帯電話への課金の管理も
行う。
【0044】また、サーバセンター1は、一つである必
要はなく、同様のものを各地方に設けるようにし、デジ
タルカメラ一体型携帯電話1から最寄のサーバセンター
にアクセスするようにすれば、処理の高速化が図れる。
この場合、必要に応じ、各サーバセンター間で適宜デー
タの融通を行う。例えば圧縮データのプリント依頼があ
ったとき、ファイルを保管しているサーバセンターから
プリントの配送に最も都合のよいサーバセンターに圧縮
データを転送し、転送先のサーバセンター内にあるプリ
ンタで出力する。このような管理を可能にするため、サ
ーバセンターが複数設けられた場合でも、各サーバセン
ターは全サーバセンターの保管する画像データの管理情
報を共有するようにする。さらに、複数のサーバセンタ
ーを設けて機能分担することにより処理の高速化を図る
ことも可能である。例えば、第一のサーバセンターでは
画像処理だけを担当し、その結果を、画像圧縮を担当す
る別のサーバセンターに送信するようなことも可能であ
る。また、画像処理や画像圧縮を中央のサーバセンター
に共同委託し、地方のサーバセンターはRawデータの
受信と、画像記憶のみを担当するような分担体制も可能
である。
【0045】サーバセンター2が供給する画像処理や画
像圧縮などのサービスは固定的なものではない。つま
り、画像処理や画像圧縮などの改良バージョンができた
ときや、新方式を提案するときなどは、その旨の通知が
デジタルカメラ一体型携帯電話1に通知され、必要に応
じ表示部5のメニュー画面に表示される。従って、ユー
ザは、デジタルカメラ一体型携帯電話1を買い換えるこ
となく新たなデジタルカメラ機能のサービスを受けるこ
とが可能になるとともに、サービスを希望しない場合は
その旨メニューで選択することにより、課金を軽減する
こともできる。なお、単なるバグの修正の場合は仔細に
通知を行うことなく、サーバセンター1の裁量でサービ
スのバージョンアップを行う。
【0046】また、デジタルカメラ一体型携帯電話1が
盗難にあったり、またはこれを遺失した場合には、サー
バセンター1に連絡することにより、サービスを停止を
依頼する。これによって、デジタルカメラ一体型携帯電
話1はRawデータを10画像以上記憶できなくなると
ともに、これらを利用することもできなくなる。また記
憶部9で記憶できるとともにLCD表示部5で閲覧可能
なデータはサムネイルおよびモバイル通信用データのご
ときサイズの極めて小さいデータに限られるので、カメ
ラの名に値する画質の画像記録はできなくなる。従って
経済価値が著しく低下するとともに、サーバセンターか
らの不本意な課金を免れることができる。
【0047】以上、デジタルカメラ一体型携帯電話1と
サーバセンター2の連携について説明したが、図1の実
施の形態では、デジタルカメラ一体型携帯電話1と他の
画像通信機能付き携帯電話との間の連携も可能である。
LCD表示部5のメニューを見ながら操作部6により、
モバイル通信専用静止画撮影モードを選択し、操作部6
においてシャッタレリーズボタンとして割り当てられて
いるキーを押すと、撮像部11から間引き読出しされ、
A/D変換部10によってデジタル変換されて制御/処理
部4に送られてくる間引き画像データの一つが制御/処
理部4によって静止画圧縮され、記憶部9に記憶され
る。この画像データは、図2のモバイル通信用データと
同様のデータであるが、サーバセンター2に送られるこ
とはなく、通信部7を介して他の画像通信機能付き携帯
電話に直接送られる。一方通信部7を介して受信された
通話相手からの圧縮静止画情報は記憶部9に記憶される
とともに制御/処理部4によって静止画伸張され、バッ
ファ5aに送られてLCD表示部5で表示される。この
ようにモバイル通信専用静止画撮影モードが選択された
場合は、静止画撮像の際に撮像部11からの全画素読出
しは行われないとともに、モバイル通信用データについ
てもサーバセンター2には送れらず、デジタルカメラ一
体型携帯電話1の内部で記憶される。また、通信の際
も、デジタルカメラ一体型携帯電話1のような画像通信
機能付き携帯電話同士で直接画像データのやりとりが行
われる。
【0048】図4は、以上のような実施の形態における
デジタルカメラ一体型携帯電話1のメインフローチャー
トである。ステップS1で電源スイッチが入ると、ステ
ップS2でデジタルカメラ一体型携帯電話1がサーバセ
ンターに登録済みかどうかのチェックが行われる。デジ
タルカメラ一体型携帯電話1を新たに購入して初めて電
源スイッチを入れた場合、または、所定の登録処理が未
完の場合はステップS3に進んでサーバセンター2への
接続が自動的に行われる。接続が完了するとステップS
4で所定の登録/初期化処理が行われ、完了するとステ
ップS5でサーバセンター2との接続を切断する。
【0049】一方、ステップS2においてデジタルカメ
ラ一体型携帯電話1が登録済みであることが判断される
と、ステップS6からステップS10において、各種の
割込みを可能にしてステップS11で待機状態に入る。
図5は、図4のステップS4における登録/初期化処理
においてサーバセンター2の主導で行われる処理の詳細
を示すフローチャートである。ステップS21で処理が
スタートすると、ステップS22で所定のユーザ登録処
理が行われる。次に、デジタルカメラ一体型携帯電話1
の購入後、またはデジタルカメラ一体型携帯電話1から
サーバセンター2への前回の接続後において、デジタル
カメラ一体型携帯電話1のファームウエアに関するバー
ジョンアップが行われたかどうかがステップS23でチ
ェックされる。ファームウエアの新バージョンがあれ
ば、ステップS24でサーバセンター2からデータを送
ってデジタルカメラ一体型携帯電話1のファームウエア
を書換え、バージョンを更新する。これによって、デジ
タルカメラ一体型携帯電話1内のファームウエアは常に
最新のバージョンになり、機能がアップするとともに不
具合の改善も速やかに行われる。
【0050】ステップS25では、利用/課金条件設定
が行われる。具体的には、ユーザが利用できるサーバセ
ンター2の機能のメニューが課金条件とともにデジタル
カメラ一体型携帯電話1のLCD表示部5に表示され、
サーバセンター2からの指示に従って操作部6からユー
ザの希望する使用/課金条件を設定する。この使用/課金
条件は後日任意に変更可能である。
【0051】ステップS26では、サーバセンター2か
らの指示信号により、デジタルカメラ一体型携帯電話1
の各機能が一通りチェックされる。チェック項目は、デ
ジタルカメラ一体型携帯電話1内の固有の機能、および
デジタルカメラ一体型携帯電話1とサーバセンター2と
の連携にかかる機能の両者である。これらは、デジタル
カメラ一体型携帯電話1を新規に購入した時点で不可欠
のものである。
【0052】ステップS27では、サーバセンター2か
らの指示信号により、デジタルカメラ一体型携帯電話1
による撮影テストが行わる。撮影にあたって、ジタルカ
メラ一体型携帯電話1がサーバセンター2とうまく連携
するかどうかをデジタルカメラ一体型携帯電話1を新規
に購入した時点でチェックするためのものである。以上
が完了すると、ステップS28で登録/初期化処理を終
了する。
【0053】図6は、図5のステップS27における撮
影テストの詳細を示すフローチャートである。ステップ
S31で撮影テストがスタートすると、まずステップS
32でサーバセンター2からデジタルカメラ一体型携帯
電話1に信号を送ることによってユーザによる撮影の依
頼を行う。依頼後タイマーをスタートさせ、ステップS
33においてタイマースタート後、所定時間経過したか
どうかをチェックする。経過していなければステップS
34に進み、ユーザが撮影したRawデータ画像が受信
されたかどうかをチェックする。受信されていなければ
ステップS33に戻り、以後、所定時間が経過するまで
ステップS33、ステップS44を繰り返してユーザに
よる撮影を待つ。
【0054】所定時間内にユーザからのRawデータ画
像が受信されると、ステップS35に進み、受信したR
awデータに対して画像処理サーバ15、画像変換サー
バ17、および画像記憶サーバ18を機能させる。これ
らが完了すると、ステップS36で、デジタルカメラ一
体型携帯電話1にサムネイルを送信する。送信後タイマ
ーをスタートさせ、ステップS37においてタイマース
タート後、所定時間経過したかどうかをチェックする。
経過していなければステップS38に進み、ユーザが操
作部6によってサムネイル指定の操作をしたかどうかを
チェックする。サムネイルの指定がされていなければス
テップS37に戻り、以後、所定時間が経過するまでス
テップS37、ステップS38を繰り返してユーザによ
るサムネイル指定を待つ。
【0055】所定時間内にユーザからのサムネイル指定
があると、ステップS39に進み、デジタルカメラ一体
型携帯電話1にモバイル通信用データを送信する。その
確認ができるとステップS40に進み、撮影テスト完了
の認証を行うとともにステップS41で撮影テストを終
了する。ステップS40による認証がない場合は、ユー
ザ登録済みの扱いとせず、次回にデジタルカメラ一体型
携帯電話1の電源スイッチが入れられたとき、図4のス
テップS2からステップS3に進むことになる。
【0056】一方、ステップS33または、ステップS
37において、所定時間が経過してもユーザからの応答
がなければ、それぞれステップS41に飛んで、直ちに
撮影テストを終了する。これらの場合は、撮影テストの
認証が行われないことになる。
【0057】図7は、図5のステップS22におけるユ
ーザ登録処理の詳細を示すフローチャ―トである。ステ
ップS51で処理がスタートすると、ステップS52で
製品番号のチェック/入力が行われる。具体的には、デ
ジタルカメラ一体型携帯電話1から製品番号のデータが
サーバセンター2に送られる。サーバセンター2では、
ユーザがデジタルカメラ一体型携帯電話1を購入した時
点においてすでに製品番号が登録されている場合にはこ
れとのチェックを行うとともに、何も登録されていない
場合には送られてきた製品番号を新たに入力する。
【0058】次にステップS53で撮像部情報のチェッ
ク/入力を行う。この情報は、デジタルカメラ一体型携
帯電話1の撮像部11における画像センサのカラーフィ
ルタ配列などの情報に関するもので、画像処理サーバ1
5が送られてきたRawデータに対する補間処理などを
行う際に不可欠のものである。これらの情報について
も、デジタルカメラ一体型携帯電話1とサーバセンター
2との交信により、製品番号から一義的に定まる情報の
チェックおよび、個々のデジタルカメラ一体型携帯電話
1からの個別入力を行う。
【0059】以上のステップS52およびステップS5
3の処理は、ユーザ登録処理がスタートすればデジタル
カメラ一体型携帯電話1とサーバセンター2との交信に
より自動的に行われる。ステップS54では、ユーザの
氏名、性別、年齢、住所、電話番号などのパーソナル情
報が既に入力済みかどうかをチェックする。入力済みで
なければ、ステップS55で、デジタルカメラ一体型携
帯電話1に信号を送り、ユーザに情報の入力を依頼す
る。依頼後タイマーをスタートさせ、ステップS56に
おいてタイマースタート後、所定時間経過したかどうか
をチェックする。経過していなければステップS57に
進み、ユーザが操作部6によって所定のユーザ情報の入
力を完了したかどうかをチェックする。完了していなけ
ればステップS56に戻り、以後、所定時間が経過する
までステップS56、ステップS57を繰り返してユー
ザ情報入力の完了を待つ。
【0060】所定時間内にユーザ情報の入力が完了すれ
ば、ステップS58に進み、ユーザ登録完了の認証を行
うとともにステップS59でユーザ登録処理を終了す
る。ステップS58による認証がない場合は、ユーザ登
録済みの扱いとせず、次回にデジタルカメラ一体型携帯
電話1の電源スイッチが入れられたとき、図4のステッ
プS2からステップS3に進むことになる。
【0061】一方、ステップS56において、所定時間
が経過してもユーザ情報の入力が完了しなければ、ステ
ップS59に飛んで、直ちにユーザ登録処理を終了す
る。この場合は、ユーザ登録完了の認証が行われないこ
とになる。図8は、図4におけるステップS11の待機
状態において、操作部6が操作され、撮影モードが選択
された場合におけるデジタルカメラ一体型携帯電話1の
動作のフローチャートである。操作部6のメニュー選択
により撮影モード割込みがかかり、ステップS61でフ
ローがスタートすると、ステップS62でLCD表示部
5の表示が開始され、撮像部11による画像が表示され
てLCD表示部5がファインダとして機能する。次にス
テップS63においてレリーズ割込みを可能にする。
【0062】ステップS64では、デジタルカメラ一体
型携帯電話1とサーバセンター2が接続中かどうかをチ
ェックし、接続中でなければステップS65でサーバセ
ンター2への発呼を開始する。発呼開始後、タイマーを
スタートさせ、ステップS66においてタイマースター
ト後、所定時間経過したかどうかをチェックする。経過
していなければステップS67に進み、サーバセンター
2への接続が成功したかどうかをチェックする。接続が
行われていなければテップS66に戻り、以後、所定時
間が経過するまでステップS66、ステップS67を繰
り返してサーバセンター2への接続を待つ。
【0063】所定時間内にサーバセンター2への接続が
成功すれば、ステップS68で、未送信のRawデータ
がRawデータ一時記憶部12に残っているかどうかチ
ェックする。未送信のRawデータがあればステップS
69で送信処理を行ってからステップS70に進む。ス
テップS69における送信処理は後述の図9のステップ
S84およびステップS85と同様のものである。一
方、ステップS68でRawデータが残っていなければ
直接ステップS70に進む。ステップS70では、初期
化処理が完了しているかどうかチェックする。これは、
具体的には、図6のステップS40によるテスト完了認
証、または図7のステップS58によるユーザ登録完了
認証の有無のチェックに該当し、これらの認証のいずれ
かなく、初期化がなされていないと判定されれば、ステ
ップS71で初期化処理を行ってステップS72に進み
レリーズ操作を待って待機する。一方ステップS70で
初期化処理が完了していると判断されたときは直接ステ
ップS72に進む。この初期化処理は、図5と同様のも
のである。
【0064】なお、ステップS64で、デジタルカメラ
一体型携帯電話1がサーバセンター2と接続中であると
判断されたときは、直接ステップS72に飛んで待機す
る。また、ステップS66において所定時間が経過して
もサーバセンター2への接続が行えなかったときは、ス
テップS73によって間欠発呼開始の処理を行った後、
ステップS72に飛んで待機する。間欠発呼の処理と
は、撮影モードが継続されている間、サーバセンター2
への接続に成功するまで、所定時間毎にステップS65
からの動作を繰り返させる処理である。
【0065】図9はレリーズ割込みがかかった時の動作
を示すフローチャートである。操作部6の操作によって
レリーズ割込みがかかり、ステップS76でフローがス
タートすると、ステップS77でRawデータ一時記憶
部によるRawデータの一時記憶が実行される。これと
ともにステップS78で記憶部9によるサムネイルの記
憶が行われる。さらに、ステップS79で記憶部9によ
るモバイル通信用データの記憶が行われる。これらはす
べて撮像部11からの全画素読出しデータに基くもので
ある。
【0066】ステップS80でデジタルカメラ一体型携
帯電話1がサーバセンター2に接続中であるかどうかが
チェックされる。接続中でなければステップS81でサ
ーバセンター2への発呼を開始する。発呼開始後、タイ
マーをスタートさせ、ステップS82においてタイマー
スタート後、所定時間経過したかどうかをチェックす
る。経過していなければステップS83に進み、サーバ
センター2への接続が成功したかどうかをチェックす
る。接続が行われていなければテップS82に戻り、以
後、所定時間が経過するまでステップS82、ステップ
S83を繰り返してサーバセンター2への接続を待つ。
【0067】所定時間内にサーバセンター2への接続が
成功すれば、ステップS84で、撮影したRawデータ
をサーバセンター2に送信する。送信が成功すれば、ス
テップS85でそのRawデータに対し、新たなRaw
データを上書きしてもよい旨の処理をしてステップS8
6で次のレリーズを待って待機する。これは実質的に
は、送信済みのデータをRawデータ一時記憶部12か
ら削除し、その分の容量を新たなRawデータの記憶の
ために確保したのに等しい。
【0068】なお、ステップS80においてデジタルカ
メラ一体型携帯電話1がサーバセンター2に接続中であ
れば、直接ステップS84に飛んで送信を実行する。ま
た、ステップS82において所定時間内にサーバセンタ
ー2への接続ができなかったときは直接ステップS86
に飛んで待機する。この場合は、Rawデータ一時記憶
部に未送信のRawデータが残ることになる。
【0069】図10は、図4におけるステップS11の
待機状態において、操作部6が操作され、再生モードが
選択された場合におけるデジタルカメラ一体型携帯電話
1の動作のフローチャートである。操作部6のメニュー
選択により再生モード割込みがかかると、ステップS9
1でフローがスタートし、ステップS92でLCD表示
部5の表示を開始し、サムネイルの表示を準備する。ス
テップS93では記憶部9にサムネイルがあるかどうか
がチェックされ、これがなければステップS94でデジ
タルカメラ一体型携帯電話1がサーバセンター2に接続
中かどうかチェックする。接続中でなければステップS
95でサーバセンター2への発呼を開始する。発呼開始
後、タイマーをスタートさせ、ステップS96において
タイマースタート後、所定時間経過したかどうかをチェ
ックする。経過していなければステップS97に進み、
サーバセンター2への接続が成功したかどうかをチェッ
クする。接続が行われていなければテップS96に戻
り、以後、所定時間が経過するまでステップS96、ス
テップS97を繰り返してサーバセンター2への接続を
待つ。
【0070】所定時間内にサーバセンター2への接続が
成功すれば、ステップS98で、未送信のRawデータ
がRawデータ一時記憶部12に残っているかどうかチ
ェックする。未送信のRawデータがあればステップS
99で送信処理を行ってからステップS100に進む。
ステップS99における送信処理は上述の図9のステッ
プS84およびステップS85と同様のものである。ス
テップS98で未送信のRawデータがなければ、直接
ステップS100に進む。
【0071】ステップS100では、サーバセンター2
から所定の数のサムネイルを受信し、ステップS101
でそれらを記憶部9に記憶する。そしてステップS10
2でサムネイル指定割込みを可能にしてステップS10
3で待機する。なお、ステップS93で記憶部9にサム
ネイルがある場合は直接ステップS102に飛んでサム
ネイル割込みを可能にする。また、ステップS94にお
いてデジタルカメラ一体型携帯電話1がサーバセンター
2と接続中であると判定されたときは、直接ステップS
100に飛んで、サムネイルを受信する。
【0072】さらに、ステップS96において所定時間
内にサーバセンター2への接続が行えなかったときは、
直接ステップS103に飛んで待機する。この場合、再
生モードにならないことを意味するが、実際には記憶部
9に何らかのサムネイルが記憶されており、このような
動作となることはない。この動作は何かの事故で記憶部
9にサムネイルがなくかつサーバセンター2への接続も
行えないときにフローがハングアップするのを防ぐため
のものである。
【0073】なお、ステップS93からステップS10
2に飛んで待機状態に入ったとき、記憶部9に存在する
以外のサムネイルを希望するときは、操作部6からその
旨の入力をすることによって、ステップS94からのフ
ローに入ることができる。図11は、サムネイル指定割
込みがかかった時の動作を示すフローチャートである。
操作部6の操作によりサムネイルの一つが指定されると
S111でフローがスタートし、ステップS112で記
憶部9に指定されたサムネイルに該当するモバイル通信
用データがあるかどうかがチェックされる。指定された
データがなかったときは、ステップS113でサーバセ
ンター2への発呼を開始する。発呼開始後、タイマーを
スタートさせ、タイマースタート後、所定時間経過した
かどうかをステップS114でチェックする。経過して
いなければステップS115に進み、サーバセンター2
への接続が成功したかどうかをチェックする。接続が行
われていなければテップS114に戻り、以後、所定時
間が経過するまでステップS114、ステップS115
を繰り返してサーバセンター2への接続を待つ。
【0074】所定時間内にサーバセンター2への接続が
成功すれば、ステップS116に進み、指定されたサム
ネイルに該当するモバイル通信用データをサーバセンタ
ー2から受信するとともに、ステップS117において
これを記憶部9に記憶する。そして、ステップS118
においてこれをLCD表示部5で表示し、ステップS1
19で待機状態に入る。
【0075】ステップS112において、指定されたサ
ムネイルに該当するモバイル通信用データが記憶部9に
あることが判別されると直接ステップS118に飛んで
これをLCD表示部5に表示する。また、ステップS1
14で所定時間内にサーバセンター2への接続ができな
かったときはステップS119に飛んで待機状態に入
る。
【0076】図12は、デジタルカメラ一体型携帯電話
1が通信を受信したときの動作を示すフローチャートで
ある。外部からデジタルカメラ一体型携帯電話1に電話
がかかるとステップS121でフローがスタートし、ス
テップS122で、デジタルカメラ一体型携帯電話1が
サーバセンター2に接続中かどうかがチェックされる。
接続中でなければ問題がないので、ステップS123に
進み、受信を開始する。受信開始後、ステップS124
で所定時間内に送信元から特定番号の入力があったかど
うかをチェックする。この特定番号の入力は、デジタル
カメラ一体型携帯電話1を遺失したかまたは盗まれた場
合への対策として行われるもので、ユーザが外部からデ
ジタルカメラ一体型携帯電話1に電話をかけ、つながれ
ば入力するものである。
【0077】ステップS124で特定番号が入力された
ことが確認されると、ステップS125で通常モード割
込みを禁止する。これによって、以後、デジタルカメラ
一体型携帯電話1を持つものが、操作部6を操作して
も、撮影モード割込み、再生モード割込み、電話モード
割込みがかからなくなり、デジタルカメラおよび携帯電
話としての通常の使用ができなくなる。なお、受信割込
みは禁止されない。
【0078】ステップS126でさらに、接続断割込み
が禁止される。これによって、以後、デジタルカメラ一
体型携帯電話1を持つものが、操作部6を操作して電源
スイッチを切ることが不可能になる。以上の後、ステッ
プS127で証拠収集撮影割込みを可とする。この割込
みは、以後、デジタルカメラ一体型携帯電話1を持つも
のが操作部6のいずれかを操作するとかかり、撮影モー
ド割込みを自動的にかけるとともに、レリーズ割込みが
可能になった後、引き続いて自動的にレリーズ割込みを
かけるものである。この結果、自動的に撮影が行われる
とともにRawデータがサーバセンター2に送信され
る。図3から理解されるように、操作部6を操作する者
の顔は通常レンズ30の方を向いて50センチぐらいの
距離にあるので、以上の自動撮影によって、デジタルカ
メラ一体型携帯電話1を持つ者の顔写真が自動的に撮影
されてサーバセンター2に送られ、証拠写真となる。こ
のことに気づいて電源スイッチを切ろうとしても、ステ
ップS126で接続断割込みが禁止されているので、サ
ーバセンター2への送信を止めることができない。
【0079】以上のようにしてデジタルカメラ一体型携
帯電話1の機能に変更を加えた後、ステップS128で
受信接続が断たれ、電話が切れる。その直後ステップS
129で撮影モード割込みを自動的にかけるとともに、
レリーズ割込みが可能になった後、引き続いてステップ
S130で自動的にレリーズ割込みをかけることによっ
て、初回の証拠収集撮影を行う。このように、証拠収集
撮影は外部からデジタルカメラ一体型携帯電話1に電話
をかけることによっても可能であるとともに、ステップ
S127で証拠収集撮影割込みが可能とされたあとは、
デジタルカメラ一体型携帯電話1を持つものによる操作
部6の操作に応じて何度でも行われることになる。な
お、ステップS131でフローは終了となるが、ステッ
プS130でレリーズ割込みが正しくかかった場合は、
ステップS131には至らず、図9のステップS76に
飛ぶ。
【0080】なお、ステップS124で特定番号が入力
されない場合は、通常の通話であるので、ステップS1
32で通常電話モードとし、ステップS131でフロー
を終了する。また、ステップS122でデジタルカメラ
一体型携帯電話1たサーバセンター2に接続中であると
きは、ステップS133で接続中出力を送信側に返すと
ともに、ステップS134で着信があったことをLCD
表示部5に表示し、ステップS131でフローを終了す
る。つまりこの場合は、話中扱いとなり、受信は行なわ
れない。なお、ステップS134で行われる着信情報表
示を見て、相手からの発呼中に操作部6によって電話モ
ードに切換えたときは、接続断割込みがかかり、サーバ
センター2への接続が断たれて、発呼に対する受信が始
まり、通話が可能となる。
【0081】図13はサーバセンター2との接続に対す
る接続断割込みがかかった時の動作を示すフローチャー
トである。操作部6によって電源スイッチのオフ操作ま
たは電話モードへの切換え行うと、接続断割込みがかか
り、ステップS141でフローがスタートする。ステッ
プS142では、その時点で未送信のRawデータがR
awデータ記憶部12に残っているかどうかをチェック
し、残っていれば送信中と判断してステップS143に
進む。ステップS143では、電話モードへの切換えに
よって接続断割込みがかかったかどうかをチェックす
る。電話モードへの切換えでなければ電源スイッチのオ
フによって接続断割込みがかかったことになるのでステ
ップS144に進み、Rawデータがまだ残っているか
どうかチェックする。まだ残っていれば送信が完了して
いないのでステップS144で送信の完了を待つ。送信
が完了するとステップS145に進み、サーバセンター
2への接続を断ち、ステップS146でフローを終了す
る。このようにして、Rawデータが残っているときに
電源スイッチのオフによる接続断割込みがかかったとき
は、Rawデータの送信を待ってサーバセンター2への
接続を断つ。
【0082】一方、ステップS143で電話モードへの
切換えによって接続断割込みがかかったと判断されたと
きは、ステップS147に進み、送信中断処理が行われ
る。送信中断処理においては、まず、Rawデータ送信
を即座に中止し、そのRawデータに対する上書きを禁
止する。従って、次回にサーバセンター2との接続が行
われたとき、そのRawデータは最初から送信しなおさ
れることになる。また、ステップS147の送信中断処
理においては、サーバセンター2側にも送信の中止が通
知され、サーバセンター2では途中まで受取ったRaw
データをキャンセルして、その画像についてはRawデ
ータの送信は始めからなかったものと見做す。以上の処
理をした後、速やかにステップS145でサーバセンタ
ー2との接続を断ち、電話モードへの切換えに対応す
る。これによって、ユーザは緊急の電話発呼を行うこと
ができる。
【0083】図14はサーバセンター2のメインフロー
であり、ステップS151でフローがスタートすると、
ステップS152でサーバセンター2に新しいサービス
が新規に用意されているかどうかを確認する。新しいサ
ービスとは、デジタルカメラ一体型携帯電話1の機能の
改善や追加などである。新しいサービスがあれば、ステ
ップS153でデジタルカメラ一体型携帯電話1に実際
に新サービスの提案を行うためのプログラムを準備する
とともに、ステップS154で提案割込みがかかること
を可能にする。
【0084】ステップS155では、登録/初期化処理
割込みを可能にし、図5の登録/初期化処理を目的にデ
ジタルカメラ一体型携帯電話1から接続がある場合に対
応する。また、ステップS156では、撮影割込みを可
能にし、図8の撮影モード割込みに従ってデジタルカメ
ラ一体型携帯電話1から接続がある場合に対応する。さ
らに、ステップS157では、再生割込みを可能にし、
図10の再生モード割込みに従ってデジタルカメラ一体
型携帯電話1から接続がある場合に対応する。これらの
割込みを可能にしたあと、ステップS158で待機状態
となる。
【0085】図15は、デジタルカメラ一体型携帯電話
1からサーバセンター2に接続があったときの動作を示
すフローチャートである。図5の登録/初期化処理を目
的とした接続、または図8の撮影モード割込みや図10
の再生モード割込みに従った接続がデジタルカメラ一体
型携帯電話1からあった場合、ステップS161におい
てフローがスタートし、ステップS162で撮影割込み
かどうかがチェックされる。撮影割込みでなければ、ス
テップS163で登録/初期化割込みかどうかがさらに
チェックされる。登録/初期化割込みであった場合は、
ステップS164で図5における登録/初期化処理が行
われるとともに、これが終了するとステップS165で
提案割込みが可となっているかどうかをチェックする。
提案割り込みが可であればステップS167に進んで提
案割込みをかけ、デジタルカメラ一体型携帯電話1に新
サービスの提案内容を送って、ユーザの応答に従い、新
サービスを提供するかどうか、提供する場合は利用/課
金条件をどうするか、などを取り決める。サービス提案
処理が終われば、ステップS168でフローを終了す
る。
【0086】ステップS163で登録/初期化割込みで
なければ、再生割込みであるから、ステップS169で
図10の再生モード割込みに応答する処理を行い、ステ
ップS165に進む。一方、ステップS162で撮影割
込みであった場合は、ステップS170で図8の再生モ
ード割込みに応答する処理を行い、ステップS168に
飛んでフローを終了する。このように、再生モード割込
みに対しては登録/初期化割込みと同様、提案割込み可
であれば提案割込みを行い、撮影モード割込みに対して
は、提案割込み可であっても提案割込みは遠慮する。こ
れは、撮影モード割込みを行ったユーザに対し、シャッ
タチャンスを妨害しないためである。
【0087】図16は、この発明における第二の実施の
形態のブロック図であり、図1における第一の実施の形
態と共通の部分については同一の番号を付す。図16に
おける第二の実施の形態は、デジタルカメラ一体型携帯
電話として構成されず、銀塩フィルムカメラ41に対す
るデジタルカメラバック42として構成される。デジタ
ルカメラの機能の一部がサーバセンター2に設けられて
いること、および無線通信3によってサーバセンター2
と協働する点は第一の実施の形態と同様である。なお、
図16におけるサーバセンター2の詳細構成は図1と同
一である。
【0088】銀塩フィルムカメラ41は通常の構成であ
るが、交換可能な裏蓋が取り外され、代わりにデジタル
カメラバック22が取り付けられている。これによっ
て、撮影光学系43によって結ばれる被写体像が画像セ
ンサ44上に結像する。第一の実施の形態と異なり、デ
ジタルカメラバック42自身は撮影レンズを持っていな
い。画像センサ44は撮影光学系43の焦点面に直接設
ける大面積型のものである。
【0089】なお、上記に代えて、デジタルカメラバッ
ク42側の構成として画像センサ44の前に縮小再結像
光学系を設けて撮影光学系の焦点面の像を縮小再結像さ
せ、その縮小光学系による二次焦点面に画像センサ44
を配するようにすれば、画像センサ44を小面積型のも
のとすることができる。
【0090】以上のようにして、銀塩カメラ41に装着
されたデジタルカメラバック42は、全体としてデジタ
ルカメラを構成する。銀塩フィルムカメラ41とデジタ
ルカメラバック42は、インターフェース45およびイ
ンターフェース46によって電気的に結合されており、
銀塩フィルムカメラ41の制御/処理部47がデジタル
カメラバック42の制御/処理部4とデジタル交信して
いる。銀塩フィルムカメラ41の制御/処理部47は操
作部48からの操作信号を受けるとともに、シャッタメ
カニズム49および撮影光学系43のフォーカシングメ
カニズムおよびズーミングメカニズムなどを制御してい
る。従って、第二の実施の形態では、シャッタレリーズ
は銀塩フィルムカメラ41の操作部48におけるシャッ
タレリーズボタンによって行われ、これによって発せら
れたシャッタレリーズ信号が制御/処理部47、インタ
ーフェース45およびインターフェース46を介して制
御/処理部4に伝えられる。これによって、撮像部11
からの読出しが全画素読出しとなり、これがA/D変換
部10によってデジタル変換されるとともに、Rawデ
ータ一時記憶部12に記憶される。サムネイルデータお
よびモバイル通信用データの記憶部9への記憶、ならび
にRawデータ一時記憶部12からサーバセンター2へ
のRawデータの送信などその他の動作は、図2、およ
び図4から図15のフローチャートに示されたものを含
め、第一の実施の形態と同様である。
【0091】銀塩カメラ41には撮影光学系を通った光
を測定する測光測色部51が設けられており、測光情報
に基いてシャッタ速度および絞りを制御して露出調整を
行うとともに、色温度などの測色情報をフィルムに塗布
された磁気記録層またはフィルムカートリッジの情報記
録部に記録し、プリント用情報としてラボに提供してい
る。銀塩カメラ41にデジタルカメラバック42が装着
されたとき、シャッタレリーズ時の測光測色部51から
の測色情報は、制御/処理部47、インターフェース4
5および46を介して制御/処理部4にも送られる。こ
の測色情報は、サーバセンター2へのRawデータ送信
時に、Rawデータとともにサーバセンター2に送られ
る。サーバセンター2において図1に示す画像処理サー
バ15は、送られてきた色温度などの測色情報の基いて
ホワイトバランス調整を行う。
【0092】デジタルカメラバック42のLCD表示部
50は、第一の実施の形態におけるものと比較して大型
のものであり、横長に配置されている。従って、表示で
きるサムネイルの数が多くなるとともに、モバイル通信
用データについても大きく表示でき、さらには操作部6
の操作により、二つの画面を並列表示することもでき
る。
【0093】また、操作部6の操作により図2の圧縮デ
ータの送信をサーバセンター2に求めることも可能であ
る。この場合、サーバセンター2では、デジタルカメラ
バックからの要求であることを確認するとLCD表示部
50での表示に適したより小さいファイルサイズに圧縮
データを作りなおして送信する。
【0094】以上のとおり、第二の実施の形態では、通
常の銀塩フィルムカメラの裏蓋を取り外し、撮影光学系
43の焦点面に銀塩フィルムの代わりに画像センサ44
を配置することで、デジタルカメラとして機能させる。
また、デジタルカメラバック42の必須構成は、高画素
数の画像センサと通信機能であり、第一の実施の形態と
同様、画像処理、圧縮を含む画像変換、および画像記憶
をサーバセンター2に任せているので、高画質の撮像機
能であるにもかかわらずデジタルカメラバック42の構
成は簡単なものにできる。
【0095】図17は、この発明における第三の実施の
形態のブロック図であり、図16における第二の実施の
形態と共通の部分については同一の番号を付す。図17
における第三の実施の形態は、基本的には図16の第二
の実施の形態ど同様の構成であるが、通信機能を通常の
携帯電話60に委ねるよう構成することによってデジタ
ルビデオバック61の構成をさらに簡単にしたものであ
る。デジタルカメラの機能の一部がサーバセンター2に
設けられていること、および無線通信3によってサーバ
センター2と協働する点は第一の実施の形態および第二
の実施の形態と同様である。なお、図17において、サ
ーバセンター2の詳細構成は図1と同一であり、銀塩フ
ィルムカメラ41の詳細構成は図16と同一である。
【0096】図17が図16と異なるところは、通信部
7の代わりに携帯電話60との信号のやりとりをするた
めの近距離通信部62が設けられている点である。近距
離通信部62は具体的には近距離電波通信手段からなっ
ており、携帯電話60に設けられた近距離通信部63と
の間が近距離電波通信64で結ばれている。これによっ
てデジタルカメラバック61の構成が簡単になるととも
に、デジタルカメラバック61自体で携帯電話契約をし
て電話番号を持つ必要がなくなる。
【0097】携帯電話60では、近距離通信部63が通
常の携帯電話機能部65との間でデジタル信号を授受す
るよう構成されており、携帯電話機能部65による無線
通信3によってサーバセンター2に接続する。このよう
にして、近距離通信部62、近距離通信部63、および
携帯電話機能65を経由したデジタルカメラバック61
とサーバセンター2の協働が可能となる。
【0098】通常、ユーザは携帯電話60を携帯してい
るので、銀塩カメラ41にデジタルカメラバック61を
装着した姿はユーザにとって通常のデジタルカメラと同
様の使い勝手となり、使用者は携帯電話60の操作を意
識することなく、撮影に専念できる。例えば、デジタル
カメラバック61を撮影モードにしたとき、図8のフロ
ーチャートに従ってステップS65に至り、制御部4が
近距離通信部62および63を介して携帯電話60の携
帯電話機能部65にサーバセンター2への発呼を指示す
る。以下、フローチャートに従って、接続に成功すれば
デジタルカメラバックとサーバセンター2は常時接続状
態となる。その他の機能については、図16における制
御部4と通信部7との関係(図1における関係に等し
い)を、図17において近距離通信部62および63を
介した制御部4と携帯電話機能部65との関係に読み替
えて理解することができる。
【0099】なお、近距離通信部62、および近距離通
信部63は近距離電波通手段に代えて赤外線通信手段と
してもよい。また、無線通信までを望まない場合は、近
距離通信部62、および近距離通信部63の代わりにそ
れぞれケーブルコネクタを設け、両者の間をケーブルで
直結するようにすれば、最も簡単で低コストの構成とな
る。この場合、デジタルカメラバック61に携帯電話ホ
ルダーを設け、携帯電話60とデジタルカメラ61とを
一体的に取扱えるようにする。
【0100】また、デジタルカメラバックの構成をさら
に簡単にするためには、図17において、記憶部9、L
CD表示部50、バッファ5aなどを省略し、表示につ
いては、携帯電話60に本来設けられているLCD表示
部を活用するとともに、記憶についても携帯電話60本
来の機能のために設けられている記憶部を活用する。こ
れによって、デジタルカメラバック61に必須の構成
は、本質的には高画素数の画像センサとその出力インタ
ーフェースを含む周辺デバイスのみとなり、デジタルカ
メラバックの構成はさらに簡単で低コストのものにな
る。
【0101】図18は、画像フォルダ内部のデータ構造
の他の実施の形態を示す表であり、Rawデータとモバ
イル通信用データについては、図2と同様である。圧縮
データとサムネイルについては図2と異なり、所定の規
格に従った汎用画像ファイルとしてまとめられ、ヘッダ
情報が付されている。ヘッダ情報には、カメラ名、撮影
者などのユーザ情報、撮影者によるファイルバージョン
の指定、撮影日、シャッタ速度、絞り、焦点距離、フラ
ッシュ使用有無などの撮影情報、など汎用画像ファイル
作成時の項目として必要な情報が含まれている。これら
の情報は、図1のデジタルカメラ一体型形態電話、また
は図16や図17のデジタルカメラバックからサーバセ
ンター2にRawデータとともに送られ、画像変換サー
バ2が圧縮データやサムネイルを作成して汎用画像ファ
イルにまとめる際にヘッダ情報として汎用画像ファイル
のヘッダ部に書きこまれる。これによって、サーバセン
ター2側で所定の規格に従った汎用画像ファイルを作成
することができる。
【0102】以上の実施の形態において、図1はデジタ
ルカメラ一体型携帯電話として説明したが、送受話部8
および電話モードを省略すればデジタルカメラの実施の
形態となる。一方、図16および図17は銀塩カメラに
装着されるデジタルカメラバックとして説明したが、両
者を固着すれば専用のデジタルカメラの実施の形態とな
る。従って、この発明の特徴は、かならずしもデジタル
カメラ一体型携帯電話、またはデジタルカメラバックに
限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における第一の実施の形態のブロック
図。
【図2】画像フォルダのデータ構造を示す表。
【図3】第一の実施の形態のデジタルカメラ一体型携帯
電話の外観図。
【図4】デジタルカメラ一体型携帯電話のメインフロー
チャート。
【図5】登録/初期化処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【図6】撮影テストの詳細を示すフローチャート。
【図7】ユーザ登録処理の詳細を示すフローチャ―ト。
【図8】撮影モードが選択された場合における動作のフ
ローチャート。。
【図9】レリーズ割込みがかかった時の動作を示すフロ
ーチャート。
【図10】再生モードが選択された場合におけるフロー
チャート。
【図11】サムネイル指定割込みがかかった時の動作を
示すフローチャート。
【図12】デジタルカメラ一体型携帯電話が受信した時
のフローチャート。
【図13】サーバセンターとの接続断割込みがかかった
時のフローチャート。。
【図14】サーバセンターのメインフロー。
【図15】サーバセンター2に接続があったときのフロ
ーチャート。
【図16】この発明における第二の実施の形態のブロッ
ク図。
【図17】この発明における第三の実施の形態のブロッ
ク図
【図18】画像フォルダのデータ構造の他の実施の形態
を示す表
【符号の説明】
1 デジタルカメラ一体型携帯電話 2 サーバセンター 5 LCD表示部 6 操作部 7 デジタルカメラ一体型携帯電話の通信部 8 送受話部 9 記憶部 11 撮像部 12 Rawデータ一時記憶部 13 サーバセンターの通信部 15 画像処理サーバ 16 ユーザサーバ 17 画像変換サーバ 18 画像記憶サーバ 22 第一ヒンジ部 28 第二ヒンジ部 29 ロックボタン 30 レンズ 31 ストロボ 41 銀塩フィルムカメラ 42 デジタルカメラバック 60 携帯電話 61 デジタルカメラバック 62 デジタルカメラバックの近距離通信部 63 携帯電話の近距離通信部 64 携帯電話機能部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 雅 東京都品川区二葉1丁目3番25号 株式会 社ニコン技術工房内 (72)発明者 大村 晃 東京都品川区二葉1丁目3番25号 株式会 社ニコン技術工房内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB00 AC03 AC42 AC69 5C053 FA08 GB21 KA04 KA24 LA01 LA15

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銀塩カメラの撮影レンズによって結像する
    被写体像を検出する画像センサと、前記画像センサの出
    力によるデジタル画像信号を一時記憶する一時記憶部
    と、前記一時記憶部のデジタル画像信号を圧縮すること
    なく特定の画像蓄積装置に無線送信するための無線送信
    制御手段と、前記銀塩カメラとの間でデジタル信号の授
    受を行う信号授受手段とを有することを特徴とし、前記
    銀塩カメラの裏蓋と交換して装着可能なデジタルカメラ
    バック。
  2. 【請求項2】前記特定の画像蓄積装置に前記デジタル信
    号を送信する無線通信手段を有し、前記無線送信制御手
    段により前記無線通信手段を制御して前記一時記憶部の
    デジタル画像信号を圧縮することなく無線送信すること
    を特徴とする請求項1記載のデジタルカメラバック。
  3. 【請求項3】携帯電話に前記デジタル信号を転送する転
    送手段を有し、前記無線送信制御手段の制御により前記
    携帯電話を介して前記一時記憶部のデジタル画像信号を
    圧縮することなく前記特定の画像蓄積装置に無線送信す
    ることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラバッ
    ク。
  4. 【請求項4】前記転送手段は近距離電波通信手段である
    ことを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラバッ
    ク。
  5. 【請求項5】前記転送手段は赤外線通信手段であること
    を特徴とする請求項3記載のデジタルカメラバック。
  6. 【請求項6】前記転送手段は前記携帯電話に接続される
    ケーブルであることを特徴とする請求項3記載のデジタ
    ルカメラバック。
  7. 【請求項7】前記携帯電話は前記特定の画像蓄積装置に
    インターネットを通じて接続することを特徴とする請求
    項3記載のデジタルカメラバック。
  8. 【請求項8】前記無線送信制御手段は、前記信号授受手
    段により伝達される前記銀塩カメラのシャッタレリーズ
    信号に応答することを特徴とする請求項1記載のデジタ
    ルカメラバック。
  9. 【請求項9】前記無線送信されるデジタル画像信号は前
    記画像センサから出力されるRawデータであることを
    特徴とする請求項1記載のデジタルカメラバック。
  10. 【請求項10】前記無線送信制御手段は、前記Rawデ
    ータの補間に必要な情報を前記Rawデータとともに前
    記画像蓄積装置に送信することを特徴とする請求項9記
    載のデジタルカメラバック。
  11. 【請求項11】操作手段を有し、この操作手段の操作に
    よってデジタル画像のカラーバランス情報を設定すると
    ともに、設定されたカラーバランス情報を前記無線送信
    制御手段の制御によって前記デジタル画像信号とともに
    前記画像蓄積装置に無線送信することを特徴とする請求
    項1記載のデジタルカメラバック。
  12. 【請求項12】操作手段を有し、この操作手段の操作に
    よってデジタル画像の輪郭強調度合い情報を設定すると
    ともに、設定された輪郭強調度合い情報を前記無線送信
    制御手段の制御によって前記デジタル画像信号とともに
    前記画像蓄積装置に無線送信することを特徴とする請求
    項1記載のデジタルカメラバック。
  13. 【請求項13】操作手段を有し、この操作手段の操作に
    よってデジタル画像の画像サイズを設定するとともに、
    設定された画像サイズを前記無線送信制御手段の制御に
    よって前記デジタル画像信号とともに前記画像蓄積装置
    に無線送信することを特徴とする請求項1記載のデジタ
    ルカメラバック。
  14. 【請求項14】操作手段を有し、この操作手段の操作に
    よってデジタル画像の圧縮率情報を設定するとともに、
    設定された圧縮率情報を前記無線送信制御手段の制御に
    よって前記デジタル画像信号とともに前記画像蓄積装置
    に無線送信することを特徴とする請求項1記載のデジタ
    ルカメラバック。
  15. 【請求項15】前記信号授受手段より伝達される前記銀
    塩カメラからの被写体の色温度に関する情報を前記無線
    送信制御手段の制御によって前記デジタル画像信号とと
    もに前記画像蓄積装置に無線送信することを特徴とする
    請求項1記載のデジタルカメラバック。
  16. 【請求項16】汎用画像ファイル作成に必要な情報を前
    記無線送信制御手段の制御によって前記デジタル画像信
    号とともに前記画像蓄積装置に無線送信することを特徴
    とする請求項1記載のデジタルカメラバック。
  17. 【請求項17】操作手段を有し、この操作手段の操作に
    よって前記画像蓄積装置によって処理されたデジタル画
    像信号を受信することを特徴とする請求項1記載のデジ
    タルカメラバック。
  18. 【請求項18】前記受信されるデジタル画像信号は、送
    信したデジタル画像信号よりも画像サイズの小さいもの
    であることを特徴とする請求項17記載のデジタルカメ
    ラバック。
  19. 【請求項19】前記一時記憶部に記憶されたものと同一
    のデジタル画像信号を間引きする間引き手段と、間引き
    されたデジタル画像信号を前記一時記憶部に記憶された
    デジタル信号と関連付けて記憶する間引きデータ記憶部
    を有することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメ
    ラバック。
  20. 【請求項20】前記間引きデータ記憶部のデジタル画像
    信号を表示する表示部を有することを特徴とする請求項
    19記載のデジタルカメラバック。
  21. 【請求項21】操作手段を有し、前記無線送信制御手段
    は前記表示部に表示された前記間引きデータ記憶部のデ
    ジタル画像信号に基いて前記操作手段の操作に対応する
    画像信号を削除するための削除信号を前記画像蓄積装置
    に送信するよう制御することを特徴とする請求項20記
    載のデジタルカメラバック。
  22. 【請求項22】操作手段を有し、前記無線送信制御手段
    は前記表示部に表示された前記間引きデータ記憶部のデ
    ジタル画像信号に基いて前記操作手段の操作に対応する
    画像信号をプリントのために出力することを指示する指
    示信号を前記画像蓄積装置に送信するよう制御すること
    を特徴とする請求項20記載のデジタルカメラバック。
  23. 【請求項23】操作手段を有し、前記無線送信制御手段
    は前記表示部に表示された前記間引きデータ記憶部のデ
    ジタル画像信号に基いて前記操作手段の操作に対応する
    デジタル画像信号を要求する要求信号を前記画像蓄積装
    置に送信するよう制御することを特徴とする請求項20
    記載のデジタルカメラバック。
  24. 【請求項24】銀塩カメラの撮影レンズによって結像す
    る被写体像を検出する画像センサと、前記画像センサか
    ら出力されるRawデータを一時記憶する一時記憶部
    と、前記一時記憶部のRawデータおよび前記Rawデ
    ータの補間に必要な情報を特定の画像蓄積装置に出力す
    るための出力制御手段と、前記銀塩カメラとの間でデジ
    タル信号の授受を行う信号授受手段とを有することを特
    徴とし、前記銀塩カメラの裏蓋と交換して装着可能なデ
    ジタルカメラバック。
  25. 【請求項25】銀塩カメラの撮影レンズによって結像す
    る被写体像を検出する画像センサと、前記画像センサか
    ら出力されるRawデータを一時記憶する一時記憶部
    と、前記一時記憶部のRawデータおよび汎用画像ファ
    イル作成に必要なファイル情報を特定の画像蓄積装置に
    出力するための出力制御手段と、前記銀塩カメラとの間
    でデジタル信号の授受を行う信号授受手段とを有するこ
    とを特徴とし、前記銀塩カメラの裏蓋と交換して装着可
    能なデジタルカメラバック。
  26. 【請求項26】デジタルカメラ撮像部から出力されるR
    awデータおよび汎用画像ファイル作成に必要なファイ
    ル情報を公衆通信回線を通じて受信する通信手段と、受
    信した前記Rawデータおよび前記ファイル情報に基い
    て汎用画像ファイルを作成する汎用画像ファイル作成手
    段と、前記汎用画像ファイルを記憶する記憶手段とを有
    することを特徴とする画像蓄積装置。
  27. 【請求項27】銀塩カメラの撮影レンズによって結像す
    る被写体像を検出する画像センサと、前記画像センサか
    ら出力されるRawデータを一時記憶する一時記憶部
    と、前記銀塩カメラとの間でデジタル信号の授受を行う
    信号授受手段と、前記一時記憶部のRawデータおよび
    前記信号授受手段より伝達される前記銀塩カメラからの
    被写体の色温度に関する情報を特定の画像蓄積装置に出
    力するための出力制御手段とを有することを特徴とし、
    前記銀塩カメラの裏蓋と交換して装着可能なデジタルカ
    メラバック。
  28. 【請求項28】デジタルカメラ撮像部から出力されるR
    awデータおよび被写体の色温度に関する情報を公衆通
    信回線を通じて受信する通信手段と、受信した前記Ra
    wデータおよび前記被写体の色温度に関する情報に基い
    てホワイトバランス調整されたデジタル画像信号を作成
    する画像作成手段と、前記デジタル画像信号を記憶する
    記憶手段とを有することを特徴とする画像蓄積装置。
  29. 【請求項29】銀塩カメラとの間でデジタル信号の授受
    を行う信号授受手段と、銀塩カメラの撮影レンズによっ
    て結像する被写体像を検出する画像センサと、前記画像
    センサの出力によるデジタル画像信号を画像蓄積装置に
    送信するための送信制御手段と、前記画像蓄積装置に送
    信したものと同一のデジタル画像信号を間引きする間引
    き手段と、間引きされた間引きデジタル画像信号を前記
    画像蓄積装置に送信されたデジタル信号と関連付けて記
    憶する間引きデータ記憶部と、前記間引きデータ記憶部
    の間引きデータを削除するための操作手段とを有するこ
    とを特徴とするとともに、前記無線送信制御手段は前記
    操作手段の操作に基いて対応する画像信号を削除するた
    めの削除信号を前記画像蓄積装置に送信するよう制御す
    ることを特徴とし、前記銀塩カメラの裏蓋と交換して装
    着可能なデジタルカメラバック。
  30. 【請求項30】撮像部と、前記撮像部から出力されるR
    awデータを一時記憶する一時記憶部と、前記一時記憶
    部のRawデータおよび汎用画像ファイル作成に必要な
    ファイル情報を特定の画像蓄積装置に無線送信するため
    の無線送信制御手段とを有することを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  31. 【請求項31】撮像部と、前記撮像部から出力されるR
    awデータを一時記憶する一時記憶部と、被写体の色温
    度に関する情報を測定する測定手段と、前記一時記憶部
    のRawデータおよび前記被写体の色温度に関する情報
    を特定の画像蓄積装置に無線送信するための無線送信制
    御手段とを有することを特徴とするデジタルカメラ。
JP2001279042A 2001-09-10 2001-09-14 デジタルカメラバック、デジタルカメラ、および画像蓄積装置 Pending JP2003087623A (ja)

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JP2013187620A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、撮像処理システム、撮像処理方法及びプログラム

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