JP2003087143A - 信号切換分配器 - Google Patents

信号切換分配器

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JP2003087143A
JP2003087143A JP2001281359A JP2001281359A JP2003087143A JP 2003087143 A JP2003087143 A JP 2003087143A JP 2001281359 A JP2001281359 A JP 2001281359A JP 2001281359 A JP2001281359 A JP 2001281359A JP 2003087143 A JP2003087143 A JP 2003087143A
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signal
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switching
distributor
output terminal
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JP2001281359A
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守 ▲吉▼田
Mamoru Yoshida
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Nippon Antenna Co Ltd
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Nippon Antenna Co Ltd
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな出力パワーの増幅器を必要としないと
共に、他の信号を瞬断しないようにする。 【解決手段】 出力端子OUT4からDC15Vが供給
されると、これを受けた偏波切換制御回路11は、入力
端子R.INから入力されたBS+CSRのIF信号を
選択して出力端子OUT4から出力する。出力端子OU
T4からDC11Vが供給された場合は、偏波切換制御
回路11により入力端子L.INから入力されたCSL
のIF信号が出力端子OUT4から出力される。増幅器
AMP1は切換部12とミキサMIX1との間に設けら
れているため、大きな出力パワーを必要としない。ま
た、V・U信号は切換部12の後のミキサMIX1にお
いて混合されているため、切換部12が切り換えられて
もV・U信号は瞬断しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、同じ軌道上に打ち
上げられた衛星から放送される複数の衛星放送を受信し
て切換分配する信号切換分配器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在BS衛星からBS放送が行われてい
ると共に、BS衛星とは異なる軌道上のCS衛星からC
S放送が行われている。そして、BS衛星と同じ軌道上
に打ち上げられた新たなCS衛星から新たなCS放送が
行われようとしている。新たなCS衛星は円偏波を送信
するようにされていると共に、BS衛星と同じ静止軌道
上に位置しているため、BS放送を受信できる衛星アン
テナを広帯域化すると新たなCS放送を受けられるよう
になる。すなわち、1つの衛星アンテナでBS放送とC
S放送とを受信することができるようになる。なお、新
たなCS放送は12.273〜12.749GHzの右
旋偏波のチャンネル(以下、「CSR」という)と、1
2.253〜12.729GHzの左旋偏波のチャンネ
ル(以下、「CSL」という)とから構成されている。
このように、CSLの周波数帯域とCSRの周波数帯域
が一部重複できるのは、左旋偏波と右旋偏波とが直交関
係にあるからである。また、BS放送は11.710〜
12.014GHzで1ch〜15chが送信され、将
来の17ch〜23chが12.014〜12.167
GHzで送信されることになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ブロードバンドの衛星
アンテナにより、同一軌道上のBS衛星およびCS衛星
から放送されているBS放送およびCS放送を受信し、
屋内に設置した切換分配器においてBS放送およびCS
放送の信号を分配して、複数台のテレビや衛星チューナ
などに供給することが提案されている。この場合、BS
放送とCS放送とを受信した衛星アンテナは、コンバー
タにより中間周波数に変換して出力している。すなわ
ち、CSRの周波数帯域は1595〜2071MHzの
中間周波数(以下、「CSR−IF」という)に変換さ
れて出力され、CSLの周波数帯域は1575〜205
1MHzの中間周波数(以下、「CSL−IF」とい
う)に変換されて出力される。また、BS放送の1ch
〜15chは1032〜1336MHzの中間周波数
(以下、「BS−IF1〜15」という)に変換されて
出力され、BS放送の17ch〜23chは1336〜
1489MHzの中間周波数(以下、「BS−IF17
〜23」という)に変換されて出力される。このよう
な、CS放送およびBS放送における中間周波数信号の
切換分配器においては、BS放送およびCS放送の信号
の分配損失が大きいため、切換分配器の前段に前置増幅
器を必要としていた。この前置増幅器は、大きな分配損
失を予め補償しなければならないことから大きな出力パ
ワーが必要となり、高価な前置増幅器になってしまうと
いう問題点があった。
【0004】また、BS放送およびCS放送に加えて、
地上放送であるVHF放送やUHF放送も切換分配する
場合は、切換分配器の切換前においてVHF放送やUH
F放送の信号を混合するようにしていた。このため、切
り換える毎にVHF放送やUHF放送が瞬断されるよう
になり、VHF放送やUHF放送を視聴しているユーザ
に不快感を与えるという問題点があった。
【0005】そこで、本発明は大きな出力パワーの増幅
器を必要としないと共に、他の信号を瞬断しないように
した信号切換分配器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の信号切換分配器は、切換制御手段により選択
された複数の第1入力のいずれかを出力する切換手段
と、該切換手段の出力を増幅する増幅手段と、該増幅手
段の出力と、第2入力とを合波する合波手段と、該合波
手段の出力を出力する出力端子とからなる切換系が複数
系列並列に設けられ、各系列には前記複数の第1入力お
よび前記第2入力が分配されて入力されていると共に、
前記増幅手段は切換手段と前記合波手段間のアイソレー
ション手段として作用しており、前記出力端子に供給さ
れた直流電圧の電圧値に応じて前記切換制御手段が前記
複数の第1入力のいずれかを選択して出力するようにさ
れている。
【0007】また、上記本発明の信号切換分配器におい
て、複数の衛星から送信された複数の異なる衛星放送信
号が、前記複数の第1入力として前記各系列に入力され
ると共に、地上放送信号が前記第2入力として前記各系
列に入力されていてもよい。
【0008】このような本発明によれば、分配損失と切
換損失を受けて小さなレベルとなっている切換手段の後
に増幅手段を設けるようにしたので、増幅手段には大き
なパワーの出力を必要としないようになる。また、増幅
手段は切換手段と合波手段との間に設けられることか
ら、両手段間をアイソレートする手段としても機能する
ようになり、複数の出力端子間が影響し合わないように
なる。さらに、第2入力を切換手段の後に合波するよう
にしたので、切換手段を切り換えても第2入力が瞬断さ
れるおそれを防止することができる。これにより、地上
放送は切換手段を動作させても瞬断されることなく楽し
めるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明にかかる信号切換分配器を
備える受信システムの構成例を図1に示す。図1に示す
受信システムにおいては、BS・CSアンテナ1におい
て受信したBS放送とCS放送、および、VHFアンテ
ナ2とUHFアンテナ3とで受信した地上放送であるV
HF放送およびUHF放送のいずれかを、テレビや衛星
チューナにおいて選択して受信できるようにしている。
同じ静止軌道上に打ち上げられているBS衛星から送信
されているBS放送と、CS衛星から送信されているC
S放送はブロードバンドとされたBS・CSアンテナ1
により共に受信される。BS・CSアンテナ1は、パラ
ボラ曲面とされた反射鏡1aを備え、その焦点位置に配
置されたコンバータ部1bとを備えている。コンバータ
部1bは2つの出力端子を備えている。それぞれの出力
端子からは、当該出力端子に供給される直流電圧の電圧
値に応じた出力信号が選択されて出力されている。
【0010】BS・CSアンテナ1が受信可能なBS放
送をコンバータ部1bにより変換された中間周波数帯域
で示すと、図2に示すように1032〜1336MHzの
周波数帯域とされているBS−IF1〜15とされてい
る。また、コンバータ部1bにより変換された中間周波
数帯域1336〜1489MHzのBS−IF17〜23
が将来放送開始された際には、このBS放送の周波数帯
域も受信することができる。また、BS・CSアンテナ
1が受信可能なCS放送をコンバータ部1bにより変換
された中間周波数帯域で示すと、図2に示すように左旋
偏波で送信されている1575〜2051MHzの周波数
帯域とされているCSL−IFと、コンバータ部1bに
より変換された右旋偏波で送信されている1595〜2
071MHzとされているCSR−IFとされている。な
お、BS放送は右旋偏波で送信されている。
【0011】このようなBS・CSアンテナ1に備えら
れているコンバータ部1bの構成については後述する
が、公称DC15Vの直流電圧が供給された出力端子か
らは、中間周波数に変換されたBS−IF信号と、中間
周波数に変換されたCSR−IF信号とが出力され、公
称DC11Vの直流電圧が供給された出力端子からは、
中間周波数に変換されたCSL−IF信号が出力され
る。このコンバータ部1bからの2つの出力は、本発明
にかかる信号切換分配器5に供給される。この信号切換
分配器5は、公称DC15Vの直流電圧をコンバータ部
1bの一方の出力端子へ供給すると共に、公称DC11
Vの直流電圧をコンバータ部1bの他方の出力端子へ供
給するようにして、BS−IF信号+CSR−IF信号
の中間周波数信号とCSL−IF信号の中間周波数信号
とを受けるようにしている。さらに、信号切換分配器5
にはVHF信号とUHF信号も入力されている。このV
HF信号はVHFアンテナ2で受信され、UHF信号は
UHFアンテナ3で受信され、これらのVHF信号とU
HF信号とは、U・Vブースタ4において混合増幅され
ている。
【0012】本発明にかかる信号切換分配器5において
は、4つの出力端子6a、6b、6c、6dを備えてお
り、4分配器とされている。それぞれの出力端子6a〜
6dから出力される信号は、それぞれの出力端子6a〜
6dに供給される直流電圧の電圧値に応じた信号とされ
ている。例えば、公称DC15Vの直流電圧が供給され
た出力端子からは、図3に示すようにVHF信号および
UHF信号(以下、「V・U信号」という)と、中間周
波数に変換されたBS−IF信号と、中間周波数に変換
されたCSR−IF信号とが出力され、公称DC11V
の直流電圧が供給された出力端子からは、図4に示すよ
うにV・U信号と、中間周波数に変換されたCSL−I
F信号が出力される。ただし、衛星チューナや衛星チュ
ーナが搭載されている機器が接続されていない場合は、
出力端子には直流電圧は供給されないようになる。そこ
で、この場合は図5に示すように公称DC11Vの直流
電圧が供給された場合と同様に、V・U信号と、中間周
波数に変換されたCSL−IF信号が出力される。従っ
て、どのような場合であっても本発明にかかる信号切換
分配器5であれば、V・U信号の視聴を行うことができ
るようになる。
【0013】図1に示す例においては、出力端子6aに
分波器7を介してBS・CSチューナ8と、衛星チュー
ナを搭載していないテレビ(TV)9が接続されてい
る。すなわち、分波器7において分波されたBS・CS
信号はBS・CSチューナ8に供給され、分波されたV
・U信号はテレビ9に供給されている。ここで、BS・
CSチューナ8において、BSチャンネルあるいはCS
Rチャンネルのいずれかのチャンネルを選択するとBS
・CSチューナ8から公称DC15Vが出力され、信号
ケーブルおよび分波器7を介して信号切換分配器5の出
力端子6aに供給される。これにより、出力端子6aか
らは図3に示すV・U信号+BS−IF信号+CSR−
IF信号とが出力され、所望のBSチャンネルあるいは
CSRチャンネルを受信することができるようになる。
また、BS・CSチューナ8において、CSLチャンネ
ルのいずれかのチャンネルを選択するとBS・CSチュ
ーナ8から公称DC11Vが出力され、信号ケーブルお
よび分波器7を介して信号切換分配器5の出力端子6a
に供給される。これにより、出力端子6aからは図4に
示すV・U信号+CSL−IF信号とが出力され、所望
のCSLチャンネルを受信することができるようにな
る。また、テレビ9には信号切換分配器5の切換状態に
よらず常にV・U信号が供給されており、所望のV・U
チャンネルを受信することができる。
【0014】次に、本発明の実施の形態にかかる信号切
換分配器の詳細構成を図6に示す。図6に示す信号切換
分配器は4分配の信号切換分配器5とされている。図6
に示すように、信号切換分配器5は3つの入力端子を備
えている。1つ目は公称DC15Vが出力されて少なく
ともCSR−IF信号が入力される入力端子R.INで
あり、2つ目は公称DC11Vが出力されて少なくとも
CSL−IF信号が入力される入力端子L.INであ
り、3つ目はブースタ用電源が出力可能とされているV
・U信号が入力される入力端子U・VINである。入力
端子R.INに入力された信号(以下、「信号R」とい
う)は、第1分配器DIV1で2分配されて、それぞれ
切換部12および切換部14の第1入力に供給される。
また、入力端子L.INに入力された信号(以下、「信
号L」という)は、第2分配器DIV2で2分配され
て、それぞれ切換部12および切換部14の第2入力に
供給される。
【0015】切換部12,14は第1出力と第2出力の
2つの出力を備え、第1出力および第2出力に出力され
る信号の切換制御が偏波切換制御部11,13で、それ
ぞれ行われる。切換部12の第1出力は第1アンプAM
P1で増幅されて第1ミキサMIX1に供給され、第2
出力は第2アンプAMP2で増幅されて第2ミキサMI
X2に供給されている。同様に、切換部14の第1出力
は第3アンプAMP3で増幅されて第3ミキサMIX3
に供給され、第2出力は第4アンプAMP4で増幅され
て第4ミキサMIX4に供給されている。そして、入力
端子U・VINに入力されたV・U信号は第4分配器D
IV4において2分配され、分配されたそれぞれのV・
U信号がさらに第3分配器DIV3および第5分配器D
IV6で2分配されて、第1ミキサMIX1ないし第4
ミキサMIX4にそれぞれ供給されている。
【0016】これにより、第1ミキサMIX1において
は切換部12の第1出力にV・U信号が混合されて第4
出力端子OUT4から出力される。また、第2ミキサM
IX2においては切換部12の第2出力にV・U信号が
混合されて第3出力端子OUT3から出力される。さら
に、第3ミキサMIX3においては切換部14の第1出
力にV・U信号が混合されて第2出力端子OUT2から
出力される。さらにまた、第4ミキサMIX4において
は切換部14の第2出力にV・U信号が混合されて第1
出力端子OUT1から出力される。このように、切換部
12,14の後においてV・U信号が混合されるため、
切換部12,14において切換動作が行われてもV・U
信号は瞬断されないようになる。
【0017】ところで、信号切換分配器5には図1に示
す電源部5aから供給された公称DC15Vが入力端子
DC15VINに印加されており、この公称DC15V
が逆流防止用の第1ダイオードD1および第1チョーク
コイルCH1を介して入力端子R.INから出力されて
いる。また、印加された公称DC15Vは定電圧部AV
Rにおいて公称DC11Vとされて、第2チョークコイ
ルCH2を介して入力端子L.INから出力されてい
る。入力端子R.INから出力された公称DC15V
は、信号ケーブルを介して動作電源として衛星アンテナ
に供給されるが、衛星アンテナが図1に示すようなBS
・CSアンテナ1の場合には、公称DC15Vが供給さ
れた出力端子からBS−IF信号+CSR−IF信号が
出力されて、信号切換分配器5の入力端子R.INに入
力されるようになる。さらに、入力端子L.INから出
力された公称DC11Vは、信号ケーブルを介して動作
電源として衛星アンテナに供給されるが、衛星アンテナ
が図1に示すようなBS・CSアンテナ1の場合には、
公称DC11Vが供給された出力端子からCSL−IF
信号が出力されて、信号切換分配器5の入力端子L.I
Nに入力されるようになる。
【0018】ここで、第4出力端子OUT4にBS・C
Sチューナが接続されており、BS・CSチューナがB
SチャンネルあるいはCSRチャンネルを選択したとす
る。すると、BS・CSチューナから公称DC15Vが
出力され、信号切換分配器5の第4出力端子OUT4に
供給される。このDC15Vは、第3チョークコイルC
H3を介して偏波切換制御回路11に印加され、偏波切
換制御回路11は電圧値が公称DC15Vであると検知
して切換部12の第1出力に入力端子R.INから入力
された信号Rが出力される。ここで、衛星アンテナが図
1に示すようなBS・CSアンテナ1の場合には、入力
端子R.INにはBS−IF信号+CSR−IF信号が
入力されていることから、出力される信号RはBS−I
F信号+CSR−IF信号となる。そして、信号Rに第
1ミキサMIX1においてV・U信号がミキシングさ
れ、第4出力端子OUT4からは図3に示すようなV・
U信号+BS−IF信号+CSR−IF信号が出力され
る。これにより、BS・CSチューナは所望のBSチャ
ンネルあるいはCSRチャンネルを受信することができ
るようになる。また、BS・CSチューナに加えてテレ
ビが第4出力端子OUT4に接続されていた場合は、テ
レビは所望のVHFチャンネルおよびUHFチャンネル
を受信することができる。
【0019】また、第4出力端子OUT4に接続されて
いるBS・CSチューナがCSLチャンネルを選択した
とする。すると、BS・CSチューナから公称DC11
Vが出力され、信号切換分配器5の第4出力端子OUT
4に供給される。この公称DC11Vは、第3チョーク
コイルCH3を介して偏波切換制御回路11に印加さ
れ、偏波切換制御回路11は電圧値が公称DC11Vで
あると検知して切換部12の第1出力に入力端子L.I
Nから入力された信号Lが出力される。ここで、衛星ア
ンテナが図1に示すようなBS・CSアンテナ1の場合
には、入力端子L.INにはCSL−IF信号が入力さ
れていることから、出力される信号LはCSL−IF信
号となる。そして、信号Lに第1ミキサMIX1におい
てV・U信号がミキシングされ、第4出力端子OUT4
からは図4に示すようなV・U信号+CSL−IF信号
が出力される。これにより、BS・CSチューナは所望
のCSLチャンネルを受信することができるようにな
る。また、BS・CSチューナに加えてテレビが第4出
力端子OUT4に接続されていた場合は、テレビは所望
のVHFチャンネルおよびUHFチャンネルを受信する
ことができる。
【0020】出力端子OUT3ないし出力端子OUT1
においても、前述した出力端子OUT4と同様の動作が
行われるため、それらの出力端子に接続されているBS
・CSチューナにおいて、所望の衛星チャンネルを受信
することができるようになる。さらに、それらの出力端
子にテレビが接続されていた場合は、信号切換分配器5
の切換状態によらず全ての出力端子にはV・U信号が出
力されているため、テレビは所望のVHFチャンネルお
よびUHFチャンネルを受信することができる。
【0021】なお、各端子にはアレスタAR1〜AR8
が接続されているが、アレスタAR1〜AR8は誘導さ
れた雷電流をアースにバイパスする素子である。また、
U・Vブースタ4が設けられていない場合は、スイッチ
SWをオフすることにより入力端子U・VINからU・
Vブースタ用の電源(DC15V)の送電を停止するこ
とができる。さらに、4つの出力端子OUT1〜OUT
4はダミー内蔵の出力端子とされており、出力端子OU
T1〜OUT4において信号ケーブルが接続されていな
い出力端子OUT1〜OUT4においては、内蔵してい
るダミーにより自動的に終端されるようになされてい
る。これにより、空き端子が他の端子に与える影響を防
止することができる。さらにまた、切換部12,14に
内蔵されているスイッチは半導体スイッチとされて、ス
パイクノイズが出ないようにされている。また、公称D
C15V、公称DC11VとはDC15VおよびDC1
1Vとして許容できる範囲内の電圧であることを意味し
ている。
【0022】次に、本発明にかかる第2の信号切換分配
器を備える第2の受信システムの構成例を図7に示す。
図7に示す第2の受信システムは、BS・CSアンテナ
1において受信したBS放送とCS放送、および、VH
Fアンテナ2とUHFアンテナ3とで受信した地上放送
であるVHF放送およびUHF放送を8分配して、テレ
ビや衛星チューナにおいて選択して受信できるようにし
たものである。すなわち、図7に示す第2の受信システ
ムは信号切換分配器25が8分配する構成において図1
に示す受信システムと異なっている。この8分配してい
る信号切換分配器25は、図6に示す構成が2系列並列
に配置された構成とされている。ただし、入力端子R.
INに入力された信号Rは分配器により4分配されてそ
れぞれ4つの切換部に供給され、入力端子L.INに入
力された信号Lは分配器により4分配されてそれぞれ4
つの切換部に供給されるようになされている。これによ
り、8分配することが可能となる。他の構成は図1およ
び図6に示す構成と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0023】ここで、図7に示す信号切換分配器25が
備える8つの出力端子26a〜26hにおいて、図7に
示すように出力端子26aに分波器7を介してBS・C
Sチューナ8と、衛星チューナを搭載していないテレビ
(TV)9が接続されている。このBS・CSチューナ
8において、BSチャンネルあるいはCSRチャンネル
のいずれかのチャンネルを選択するとBS・CSチュー
ナ8から公称DC15Vが出力され、信号ケーブルおよ
び分波器7を介して信号切換分配器25の出力端子26
aに供給される。これにより、出力端子26aからは図
3に示すV・U信号+BS−IF信号+CSR−IF信
号とが出力され、所望のBSチャンネルあるいはCSR
チャンネルを受信することができるようになる。また、
BS・CSチューナ8において、CSLチャンネルのい
ずれかのチャンネルを選択するとBS・CSチューナ8
から公称DC11Vが出力され、信号ケーブルおよび分
波器7を介して信号切換分配器25の出力端子26aに
供給される。これにより、出力端子26aからは図4に
示すV・U信号+CSL−IF信号とが出力され、所望
のCSLチャンネルを受信することができるようにな
る。また、テレビ9には信号切換分配器25の切換状態
によらず常にV・U信号が供給されており、所望のV・
Uチャンネルを受信することができる。このような切換
動作は、出力端子26aに限らず信号切換分配器25が
備える他の7つの出力端子26b〜26hにおいても同
様に行われる。
【0024】次に、本発明にかかる第2の信号切換分配
器を2組備える第3の受信システムの構成例を図8に示
す。図8に示す第3の受信システムは、BS・CSアン
テナ1において受信したBS放送とCS放送、および、
VHFアンテナ2とUHFアンテナ3とで受信した地上
放送であるVHF放送およびUHF放送を16分配し
て、テレビや衛星チューナにおいて選択して受信できる
ようにしたものである。すなわち、図8に示す第3の受
信システムでは、2つの出力端子を備えるコンバータ部
1bから出力される2つの出力信号が分配器DIV1
1,DIV12でそれぞれ2分配されて、8分配器であ
る信号切換分配器25,35にそれぞれ供給されてい
る。また、U・Vブースタ4で増幅されたV・U信号も
分配器DIV10で2分配されて、8分配器である信号
切換分配器25,35にそれぞれ供給されている。これ
により、8分配器である信号切換分配器25,35にそ
れぞれBS・CSアンテナ1により受信されたBS放送
およびCS放送と、VHFアンテナ2とUHFアンテナ
3により受信されたVHF放送およびUHF放送との信
号が供給されるようになる。
【0025】そして、信号切換分配器25は8つの出力
端子26a〜26hを、信号切換分配器35は8つの出
力端子36a〜36hを備えている。ここで、図8に示
す信号切換分配器35が備える8つの出力端子36a〜
36hにおいて、図8に示すように出力端子36aに分
波器7bを介してBS・CSチューナ8bと、衛星チュ
ーナを搭載していないテレビ(TV)9bが接続されて
いる。このBS・CSチューナ8bにおいて、BSチャ
ンネルあるいはCSRチャンネルのいずれかのチャンネ
ルを選択するとBS・CSチューナ8bから公称DC1
5Vが出力され、信号ケーブルおよび分波器7bを介し
て信号切換分配器35の出力端子36aに供給される。
これにより、出力端子36aからは図3に示すV・U信
号+BS−IF信号+CSR−IF信号とが出力され、
所望のBSチャンネルあるいはCSRチャンネルを受信
することができるようになる。
【0026】また、BS・CSチューナ8bにおいて、
CSLチャンネルのいずれかのチャンネルを選択すると
BS・CSチューナ8bから公称DC11Vが出力さ
れ、信号ケーブルおよび分波器7bを介して信号切換分
配器35の出力端子36aに供給される。これにより、
出力端子36aからは図4に示すV・U信号+CSL−
IF信号とが出力され、所望のCSLチャンネルを受信
することができるようになる。また、テレビ9bには信
号切換分配器35の切換状態によらず常にV・U信号が
供給されており、所望のV・Uチャンネルを受信するこ
とができる。このような切換動作は、出力端子36aに
限らず信号切換分配器25が備える8つの出力端子26
a〜26h、および信号切換分配器35が備える他の7
つの出力端子26b〜26hにおいても同様に行われ
る。なお、分配器DIV11においては端子bから端子
aに公称DC15Vが通電されており、分配器DIV1
2においては端子bから端子aに公称DC11Vが通電
されている。この公称DC15Vは信号切換分配器35
のR.INから供給されていると共に、公称DC11V
は信号切換分配器35のL.INから供給されいる。こ
れにより、分配器DIV11の端子aに中間周波数に変
換された右旋偏波信号(BS−IF信号+CSR−IF
信号)が入力され、分配器DIV12の端子aに中間周
波数に変換された左旋偏波信号(CSL−IF信号)が
入力されるようになる。
【0027】次に、コンバータ部1bの構成例を図9に
示す。コンバータ部1bは2つの入力端子R.IN,
L.INとを備えており、入力端子R.INにはホーン
で受信された右旋偏波信号(BS+CSR)が入力され
ており、入力端子L.INにはホーンで受信された左旋
偏波信号(CSL)が入力されている。2つの入力端子
R.IN,L.INに入力された衛星放送の信号は、そ
れぞれ高周波増幅器RF AMP1,RF AMP2により増幅されて
周波数変換部CONV1,CONV2によりローカルオシレータL
oからの局発信号と混合されて、それぞれ中間周波数
(IF)信号に変換される。それぞれのIF信号はIF
増幅器IFAMP1,IFAMP2によりそれぞれ増幅されて、切換
部41の第1入力および第2入力にそれぞれ供給され
る。この場合、IF増幅器IFAMP1からはBS−IF信号
+CSR−IF信号が切換部41の第1入力に供給さ
れ、IF増幅器IFAMP2からはCSL−IF信号が切換部
41の第2入力に供給される。
【0028】切換部41は2つの出力を備え、第1出力
はIF増幅部IFAMP3で増幅されて出力端子OUT1から
出力され、第2出力はIF増幅部IFAMP4で増幅されて出
力端子OUT2から出力される。出力端子OUT1に公
称DC15Vが供給されると、この公称DC15Vはチ
ョークコイルCH11を介して偏波切換制御回路42に
印加される。偏波切換制御回路42は電圧値が公称DC
15Vであると検出して、切換部41の第1出力からI
F増幅器IFAMP1から出力されたBS−IF信号+CSR
−IF信号が出力されるように切換部41を切り換え
る。また、公称DC15Vは逆流防止用のダイオードD
11を介して電源部43に供給され、電源部43からコ
ンバータ部1bの各回路に電源が供給されるようにな
る。
【0029】さらに、出力端子OUT1に公称DC11
Vが供給されると、この公称DC11Vはチョークコイ
ルCH11を介して偏波切換制御回路42に印加され
る。偏波切換制御回路42は電圧値が公称DC11Vで
あると検出して、切換部41の第1出力からIF増幅器
IFAMP2から出力されたCSL−IF信号が出力されるよ
うに切換部41を切り換える。また、公称DC11Vは
逆流防止用のダイオードD11を介して電源部43に供
給され、電源部43からコンバータ部1bの各回路に電
源が供給されるようになる。出力端子OUT2において
も同様の動作が行われる。以上説明した図6に示す信号
切換分配器5において、各種直流電圧が信号路に印加さ
れないように、図示していないが直流をカットするコン
デンサが信号路に挿入されている。また、図9に示すコ
ンバータ部1bにおいても図示していないが直流をカッ
トするコンデンサが信号路に挿入されている。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、分配損失
と切換損失を受けて小さなレベルとなっている切換手段
の後に増幅手段を設けるようにしたので、増幅手段には
大きなパワーの出力を必要としないようになる。また、
増幅手段は切換手段と合波手段との間に設けられること
から、両手段間をアイソレートする手段としても機能す
るようになり、複数の出力端子間が影響し合わないよう
になる。さらに、第2入力を切換手段の後に合波するよ
うにしたので、切換手段を切り換えても第2入力が瞬断
されるおそれを防止することができる。これにより、地
上放送は切換手段を動作させても瞬断されることなく楽
しめるようになる。さらにまた、将来BSのチャンネル
17〜23が増設されても、信号切換分配器の構成を何
ら変更することなく対応することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる信号切換分配器を備える受信シ
ステムの構成例を示す図である。
【図2】衛星放送の周波数マップを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる信号切換分配器に
おいて出力端子からDC15Vを供給した際に当該出力
端子から出力される信号を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる信号切換分配器に
おいて出力端子からDC11Vを供給した際に当該出力
端子から出力される信号を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる信号切換分配器に
おいて出力端子からDC電源が供給されない場合に当該
出力端子から出力される信号を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる信号切換分配器の
詳細構成を示す図である。
【図7】本発明にかかる第2の信号切換分配器を備える
第2の受信システムの構成例を示す図である。
【図8】本発明にかかる第2の信号切換分配器を備える
第3の受信システムの構成例を示す図である。
【図9】BS・CSアンテナにおけるコンバータ部の回
路構成を示す図である。
【符号の説明】
1 BS・CSアンテナ、1a 反射鏡、1b コンバ
ータ部、2 VHFアンテナ、3 UHFアンテナ、4
U・Vブースタ、5 信号切換分配器、5a電源部、
6a〜6d 出力端子、7 分波器、7a,7b 分波
器、8 チューナ、8a,8b チューナ、9 テレ
ビ、9a,9b テレビ、11 偏波切換制御回路、1
1,13 偏波切換制御部、12,14 切換部、2
5,35 信号切換分配器、26a〜26h 出力端
子、36a〜36h 出力端子、41切換部、42 偏
波切換制御回路、43 電源部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切換制御手段により選択された複数の第
    1入力のいずれかを出力する切換手段と、該切換手段の
    出力を増幅する増幅手段と、該増幅手段の出力と、第2
    入力とを合波する合波手段と、該合波手段の出力を出力
    する出力端子とからなる切換系が複数系列並列に設けら
    れ、 各系列には前記複数の第1入力および前記第2入力が分
    配されて入力されていると共に、前記増幅手段は切換手
    段と前記合波手段間のアイソレーション手段として作用
    しており、前記出力端子に供給された直流電圧の電圧値
    に応じて前記切換制御手段が前記複数の第1入力のいず
    れかを選択して出力するようにしたことを特徴とする信
    号切換分配器。
  2. 【請求項2】 複数の衛星から送信された複数の異なる
    衛星放送信号が、前記複数の第1入力として前記各系列
    に入力されると共に、地上放送信号が前記第2入力とし
    て前記各系列に入力されていることを特徴とする請求項
    1記載の信号切換分配器。
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