JP2003087103A - 半導体集積回路及び送信信号の伝達方法 - Google Patents

半導体集積回路及び送信信号の伝達方法

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JP2003087103A
JP2003087103A JP2002237327A JP2002237327A JP2003087103A JP 2003087103 A JP2003087103 A JP 2003087103A JP 2002237327 A JP2002237327 A JP 2002237327A JP 2002237327 A JP2002237327 A JP 2002237327A JP 2003087103 A JP2003087103 A JP 2003087103A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソースノードから行き先ノードまでの最小伝
播時間の変動が大きくても、所定のクロックサイクルに
常に到着する半導体集積回路デバイスの実現。 【解決手段】 ソースノードSNと行き先ノードDNの間に
直列に接続された複数のクロック動作要素8000-8003
備え、第1のクロックサイクルにソースノードに存在す
るシフト信号(送信信号)を、所定数のクロックサイク
ル当たり1つのクロック動作要素でなるクロック動作要
素の列を通してシフトされるようにし、各クロック動作
要素から次のクロック動作要素への伝播時間における変
動は十分に小さくして、シフト信号が次のクロック動作
要素に到着するクロックサイクルは変化せず、シフト信
号は第1のクロックサイクルのあとの固定数のクロック
サイクルに行き先ノードに常に到着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速デジタル回路
における信号の配給に関し、特に回路のいろいろな部分
までの伝達遅延における変動が、例えば高速システムク
ロックによる回路動作で生じるタイミングの制限に比べ
て相対的に大きい場合に関係する。
【0002】
【従来の技術】図1は、送信源(ソース)チップ2と送
信先(行先)チップ3とを有するプリント回路基板(P
CB)を示す。ソースチップ2上の信号生成回路4はn個
の個別のチャンネルのデータD0からDn-1を発生する。こ
れらの信号は、ソースチップ2のn個の個別の出力ピン6
0から6n-1と、ソースチップ2と行先チップ3を接続する
n個の個別の接続線80から8n-1と、行先チップ3のn個
の個別の入力ピン70から7n -1とを介して、行先チップ3
のn個の信号処理回路部50から5n-1にそれぞれ通信され
る。各データチャンネルD0からDn-1は、1ビットデータ
の一連の流れであり、ソースチップ2内で、信号生成回
路4内で発生されたクロックCKと同期している。
【0003】例えば図1においては、ソースチップ2と
行先チップ3を隔てる距離"a"は相対的に小さく、例えば
2cmから3cm程度であり、2個のチップの間の同期インタ
ーフェースが動作可能である。同期インターフェースで
は、一連のデータチャンネルD0からDn-1のそれぞれは、
ソースチップ2上で、ソースチップ2で発生されたクロッ
ク信号CKと同期しており、クロック信号CK自体が、ソー
スチップ2の出力ピン6 CKと、接続線8CKと、行先チップ3
の入力ピン7CKとを介して、ソースチップ2から行先チッ
プ3まで通信される。ソースチップ2と行先チップ3の間
の間隔"a"は相対的に小さいので、チップ間を通信され
る信号の相対的なタイミングは、相互接続の負荷の違い
により大きくは影響されない。従って、データチャンネ
ルD0からDn-1は、行先チップ3の入力ピン7における到着
においてクロック信号CKとの十分な程度の同期を示すこ
とが期待できる。クロック信号CKがソースチップ2から
行先チップ3に送信されない非同期インターフェースが
替わりに使用される場合には、n個の分離したデータチ
ャンネルD0からDn-1からn個のそれぞれ個別のクロック
を再生するため、n個の分離したクロック再生回路が行
先チップ3に必要であり、それに伴いデータチャンネル
の再配置に関係する問題が生じる。
【0004】行先チップ3の入力ピン7CKで受信されたク
ロックCKは、信号処理回路部分50から5n-1のそれぞれに
配給され、それらの回路部分による動作のタイミングを
制御するのに使用される。
【0005】リセット信号Rも、ソースチップ2の信号生
成回路により生成され、回路部分5のそれぞれをリセッ
トするのに使用される。このリセット信号Rも、ソース
チップ2の出力ピン6Rと、接続線8Rと、行先チップ3の入
力ピン7Rとを介して、ソースチップ2から行先チップ3に
送信される。リセット信号Rは、入力ピン7Rから信号処
理回路部分50から5n-1のそれぞれに配給される。
【0006】入力ピン70から7n-1は、互いに距離"b"離
れている。回路レイアウト及び信号配給の考察から、n
個の信号処理回路部分50から5n-1のそれぞれはその対応
する入力ピン7のできるだけ近くに配置されるのが好ま
しく、n個の信号処理回路部分50から5n-1は入力ピン70
から7n-1のラインと実質的に平行なラインに配置され、
各信号処理回路部分50から5n-1は対応する入力ピン7の
向かい側にあるのが好ましい。従って、信号処理回路部
分5を互いに隔てる距離"c"は実質的にピン間距離"b"と
同じであることが好ましい。最初の信号処理回路部分50
と最後の信号処理回路部分5n-1の間の距離は、"d"すな
わちほぼ(n-1)×cである。
【0007】典型的な応用では、ピン間距離"b"、従っ
て隣接する信号処理回路部分5の間の距離は、0.5mmの程
度である。16個のデータチャンネルD0からD15、およ
び16個の対応する信号処理回路部分50から515では、
最初と最後の信号処理回路50と5 15の間の全体の間隔"d"
は8mmの程度である。そのような行き先チップ3の全体の
大きさは、10mm×10mm程度である。
【0008】そのような大きさを有する行き先チップ3
では、入力ピン7と信号処理回路部分5の間の相互接続配
線の容量的及び抵抗的負荷は非常に大きく、このために
中位のクロック周波数でさえも相対的に大きく高度に変
わりえる信号遷移時間(すなわち、予測不能な信号伝播
遅延)をもたらすことになる。その結果、行き先チップ
3において入力ピン7から信号処理回路部分5までの信号
伝播時間を制御するには、幾種類かの信号配給及びバッ
ファリングネットワークが必要になる。
【0009】図2の(A)は、図1の行き先チップ3
で、クロック入力ピン7CKからの受信クロックCKを4つ
の信号処理回路部分50から53に向かわせるのに使用でき
るクロック配給ツリーの単純な例を示す。図2の(A)
に示した例では、4つの信号処理回路部分50から53だけ
が説明を簡単にするために示される。図2の(A)のク
ロック配給回路9は、ツリー状の形で配置された10個
のバッファ100から109を備え、そのツリーは、ツリーの
根元には単一のバッファ100を、ツリーの枝の最後には
4個のバッファ103,106,108,109を有する。受信され
たクロック信号CKは、4つの個別のクロック信号CK0か
らCK3に分岐され、それらはそれぞれの信号処理回路部
分50から53に入力される。
【0010】図2の(B)は、受信したリセット信号R
の配給のための同様の配給回路11を示す。リセット信号
配給回路11は、図2の(A)の10個のバッファ100
ら109と同様の形で配置された10個のバッファ120から
129を備える。
【0011】図2の(A)と(B)における信号CK0/R0
からCK3/R3のそれぞれは、4個のバッファの異なる組を
通って伝播する。例えば、クロック信号CK1は、バッフ
ァ100,104,107,108を通ってその行き先に到着する。従
って、各信号は、同数のバッファを通ってその行き先に
到着する。配線部分は、すべて同一の長さではなく、そ
のために信号CK0からCK3内で及び信号R0からR3内で伝播
時間に少しの差を生じることになる。しかしながら、配
線伝播時間はバッファのスイッチング時間に比べて小さ
いとすると、信号CK0からCK3及び信号R0からR3は、大き
な時間差無しに信号処理回路部分に到着する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】実際、図2の(A)と
(B)に示した回路より少ないバッファリング・ステー
ジを有するより効率的な配給ツリーも使用されているで
あろう。しかし、信号CK0からCK3又は信号R0からR3のそ
れぞれの経路長さ及び伝播遅延を測定する信号配給配置
であっても、異なるクロック信号CKと異なるリセット信
号Rの信号処理回路部分5における到着時間には、実質
的な差、すなわちスキューがある。これは、図2の
(A)における信号CK0からCK3又は図2の(B)におけ
る信号R0からR3の1つによる配給ネットワークを通る経
路が、他のそのような信号によりとられる経路と異なる
ためであり、各信号は異なるバッファの組を通過するた
めである。その結果、各配給信号の全体の遅延は異なる
ことになる。さらに、単一の信号について考えた場合で
も、その特定の意図した信号処理回路部5への到着時間
における実質的な変動、すなわちジッタがある。このよ
うなスキューとジッタにはいくつかの理由がある。
【0013】第1に、製造又はプロセスの変動は、個別
のバッファのサイズ又は強度、それらのスイッチ時間、
及びそれらの負荷(ローディング)効果の変動になる。
そのようなプロセス変動は単一チップでは小さくなる傾
向にあるが、他のチップとの間ではより大きくなる。第
2に、個別のバッファのそれぞれに印加される電源電圧
における、例えば、±5%ぐらいまでのランダム又は系
統的誤差がある。第3に、回路の異なる部分及び装置間
の動作温度の変動がある。このような温度変動は、単一
のチップにおいてはどのような場合も小さい傾向にある
が、回路は、例えば-40°Cから+125°Cの動作温度範囲
に渡って動作することが要求される。これらの動作条件
における不確実性は、一般に「プロセス・電圧・温度」
変動、すなわちPVT変動と呼ばれる。
【0014】単一装置内のPVT変動は、図2の(A)
と(B)のような配給ネットワークの終端における信号
で明白になるスキュー又はジッタを生じ、それは典型的
には全体の配給遅延の15%程度であり、配給ネットワー
クを通過する信号では隣接して配給される信号の間でさ
え見られることである。温度及びプロセスの変動は単一
の装置ではいつでも小さい傾向にあるので、電気的(電
圧)変動がこの「局部的な(ローカルな)」PVT変動
を決める傾向にある。例えば、変動する電源電圧は、信
号の立ち上がり及び立下り時間を変動させ、それがジッ
タを生じる。
【0015】装置間又は単一の装置における時間経過に
伴うPVT変動である「全体的な(グローバルな)」P
VT変動も、重大なタイミングとの関連を有する。例え
ば、ある装置における特定の信号の伝播時間は、装置の
動作温度が例えば-40°Cと+125°Cの間で変化する場
合には大きく変化し、装置間のプロセス変動も大きな影
響を有する。
【0016】図1に示したようなクロック回路の関係で
は、これらのローカル及びグローバルなPVT変動は、
例えば信号が所定のクロックサイクル内に行き先に到着
することを保証できないほど大きくなることがあり得
る。この問題は、クロック信号の周波数が非常に高く、
回路を構成する回路要素の最高動作速度が、例えば0.18
μmCMOSプロセスで600か700MHz程度である限界に
近くなるような場合に特に重大になる。
【0017】図3の(A)から(C)は、配給されたク
ロック信号のタイミング特性におけるローカル及びグロ
ーバルPVT変動のこれらの影響を示す。クロック信号
はクロックサイクル周期Tを有している。遅延の影響
は、図3の(A)のクロックCKの立ち上がりエッジを参
照して示されている。すべてのタイミング値は、立ち上
がりエッジの50%振幅閾値に関して測定される。
【0018】図3の(B)は、配給されたクロック信号
(例えば図2の(A)のCK3)の遅延を示しており、示
された信号は特定の許容値の組みに対するグローバルP
VT変動の1方の限界であるPVT条件を有する。これ
らの条件での立ち上がりエッジにおける最小遅延時間Tf
が、図3の(B)の実線の立ち上がりエッジによって示
されている。上記のローカルPVT変動も、全体の最小
PVT遅延Tfの約15%のタイミングジッタを生じ、回路
の一部に供給されたクロック信号(例えば図2の(A)
のCK3)が時間Tfだけ遅延しているが、回路の異なる部
分に配給された他のクロック信号(例えば図2の(A)
のCK0)は立ち上がりエッジEに対して異なる時間TF*だ
け遅延される。限界のグローバルPVT条件の同一の組
みに対する最大の遅延時間は、図3の(B)の破線の立
ち上がりエッジf*で示される。
【0019】図3の(C)は、グローバルPVTの許容
範囲の一方の限界であるPVT条件を有するクロック信
号CKの立ち上がりエッジによる遅延、すなわち最大グロ
ーバルPVT遅延を示す。これらの条件での立ち上がり
エッジEによる最大遅延は、図3の(C)の実線の立ち
上がりsで示されるように、Tsである。ローカルPVT
変動は、異なる信号の間にTsの約15%のジッタJsを生
じ、回路の異なる部分に配給されたクロック信号に対し
て、PVT条件がPVT許容範囲のこの端である時に
は、立ち上がりエッジ遅延時間はTs*とTsの間の時間で
ある。
【0020】図3の(A)から(C)のタイミングシン
ボルを参照すると、クロック配給回路の実際の一例にお
いては、クロック信号CKは673MHzの周波数を有
し、クロックサイクル周期Tは1.48nsである。最小クロ
ック遅延Tfは720psであり、Tf*(=Tf+15%)は830psであ
る。これらの環境におけるクロック配給ジッタJfは110p
sである。この例における最大クロック遅延Tsは1830ps
であり、Ts*(=Ts-15%)は1555psである。これらの環境
におけるクロック配給ジッタJsは275psである。立ち上
がりエッジ速度は280ps程度である。
【0021】図3の(A)から(C)を参照した上記の
説明から、クロック配給遅延は、実際には、クロックサ
イクル周期Tよりも長くなることがあり、「最大遅延」
PVT条件の下で75psから350psの間で変化する図3の
(C)の時間オーバーシュートTpを有する。クロック配
給遅延も720psの低さになることがあり、それは「最大
遅延」PVT条件の下でクロックサイクル周期の半分よ
りも小さい。
【0022】リセット信号RもクロックCKと同様の方法
で配給されるので(図2の(A)と(B)を参照)、リ
セット信号Rも伝播遅延において広い変動を示す。PV
Tに渡る伝播時間におけるこれらの変動の逆の結果が、
図4の(A)から(C)を参照して示される。
【0023】図4の(A)は、図1の行き先チップ3の
それぞれの入力ピン7CKと7Rで受取られるクロックCKと
リセット信号Rを示す。第1のクロックサイクルCYCLE1
はクロック信号CKの立ち上がりエッジEで始まる。クロ
ック信号CKとリセット信号Rがレジスタのクロック入力
とリセット入力にそれぞれ使用されるものと仮定する。
リセット信号は存在し、クロック信号CKの立ち上がりエ
ッジの前の最小セットアップtsの間安定でなければなら
ない。
【0024】図4の(B)は、図2の(A)と(B)に
示されたような回路を通過して配給された後、図1の信
号処理回路部分5の1つで受取られるクロック信号CKA
とリセット信号RAを示す。図4の(B)の例では、クロ
ック信号CKAは元のクロック信号CKに対して時間dCKA
け遅延される。リセット信号RAは元のリセット信号Rに
対して時間dRAだけ遅延される。図4の(B)の例で
は、クロック遅延dCKAとリセット遅延dRAはほぼ同じで
あり、その結果、RAにおける立ち上がりエッジは、図5
の(B)のCYCLE1におけるクロック信号CKAの立ち上が
りエッジAのセットアップ時間tsより前に発生する。こ
れにより、意図したように、図5の(A)のCYCLE1で与
えられるリセット信号は立ち上がりエッジAにおいてレ
ジスタがリセットされるようにする。
【0025】図4の(C)は、同一の行き先チップ3の
内部で図1の信号処理回路部分の異なる1つにおいて受
け取られるクロック信号CKBとリセット信号RBを示す。
クロック信号CKBは元のクロック信号CKに対して時間dCK
Bだけ遅延され、リセット信号RBは元のリセット信号Rに
対して時間dRBだけ遅延される。図4の(C)の例にお
いては、クロック遅延dCKBは図4の(B)のクロック信
号CKAに生じるクロック遅延dCKAにほぼ等しいが、PV
T変動のために、リセット信号RBに生じるリセット遅延
dRBは図4の(B)のリセット信号に生じる遅延dRAより
大きい。図4の(C)の例では、リセット信号RBは、図
4の(C)のCYCLE1においてレジスタのセットアップ時
間tsにはもはや適合しないまで遅延される。これによ
り、レジスタは立ち上がりエッジBまでリセットされな
い。
【0026】図4の(B)と(C)から明らかなよう
に、PVT変動のために、リセット信号がその行き先に
着くクロックサイクルは変動することになる。この変動
は、クロック変動又はジッタがまったくない場合にも起
こり、到着のクロックサイクルのタイミングにおける変
動は、リセット信号自体の伝播時間における変動からす
べて発生する。変動は、もちろん実際に不可避的にも起
きるクロックタイミングの変動を考慮した時にも悪化す
る。図2の(A)と(B)のクロック及びリセット配給
ツリーが、配給されたクロック信号CK0からCKn-1のそれ
ぞれの遅延がその対応する配給されたリセット信号R0
らRn-1の遅延に一致するように合わされている場合で
も、そのようになる。実際、遅延の一致は正確にはPV
Tの特定の組みでだけ可能であり、PVT条件のすべて
の範囲に渡って常には達成できない。従って、PVT範
囲の1つの特定の点で正確に動作する回路は、例えば温
度がその時間周期より更に高い方へ移ったそれより後の
時間には正確にはもはや動作しない。
【0027】リセット信号Rがクロック信号CKの立ち上
がりエッジの1つに同期されていても、例えば図1のク
ロック及びリセット入力ピン7CKと7Rに接続される回路
に同期していても、タイミングの問題は生じる。この場
合、図5の(A)に示すように、リセット信号Rの立ち
上がりエッジはCYCLE1のクロック信号CKの立ち上がりエ
ッジEに同期している。図5の(B)は、クロックサイ
クル周期全体より大きな相対的に大きな時間dCKAだけ、
クロック信号CKAが元のクロック信号CKに対して遅延し
ている状態を示す。一方、リセットRAは、元のリセット
Rに対してより短い時間dRAだけ遅延され、PVT変動か
らdRAとdCKAの差が生じる。その結果、リセット信号
は、図5の(A)でリセット信号が与えられるCYCLE1の
前のサイクルである図5の(B)のCYCLE0で、レジスタ
のセットアップの要求を満たす時間に、レジスタに受取
られる。これにより、意図した通りに、レジスタはクロ
ック信号CKAの立ち上がりエッジよりむしろ立ち上がり
エッジBでリセットされる。
【0028】図1から5はチップ上のソースノードから
チップ上の複数の行き先ノードへ信号を配給する時の問
題を説明したが、リセット信号がソースノードから信号
の1個の行き先ノードへ配給される時にも同じ問題が起
きる。例えば、図4の(B)と(C)は、同一回路内で
単一のノード点(ポイント)から2個の異なる行き先ノ
ードAとBに配給されるクロック信号CKとリセット信号
Rのタイミングを示していると説明したが、それらの図
は、同一デバイス内で異なる時間AとBに1個のソース
ノードから単一の行き先ポイントに、又は2個の異なる
デバイスAとBで等価なソースノードと行き先ノードの
間で配給される信号のタイミングも表している。
【0029】このような問題は、上記のリセット信号の
ようなソースノードから行き先ノードまでの送信信号の
最小伝播時間における変動が、デバイスの予定したクロ
ック周波数でのクロック周期に対して十分に大きく、送
信信号が行き先ノードに到着するクロックサイクルにお
ける変動を生じるいかなるデバイスでも生じ得る。実
際、最小伝播時間を有するソースノードと行き先ノード
の間の送信経路は、もっぱら受動的(配線部分又はトラ
ッキング)であるか、又はゲート又はバッファのような
能動的要素を含む。最小伝播時間は、最速の実際に実現
可能な特定のデバイスのための送信経路に関係する。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、ソースノードから行き先ノードまでの送信信号の
最小伝播時間における変動が、デバイスの予定クロック
周波数でのクロック周期に比べて十分に大きく、前記送
信信号が前記行き先ノードに到着するクロックサイクル
に変動を生じる半導体集積回路デバイスが提供され、そ
のデバイスは、前記ソースノードと前記行き先ノードの
間に直列に接続された複数のクロック動作要素を備え、
前記複数のクロック動作要素は、第1のクロックサイク
ルにおいて前記ソースノードに存在する前記送信信号を
表すシフト信号を、所定数のクロックサイクル当たり1
つのクロック動作要素でなるクロック動作要素の列を通
して前記ソースノードから前記行き先ノードにシフトさ
れるようにし、各クロック動作要素から次のクロック動
作要素への前記シフト信号の伝播時間における変動は前
記クロック周期に比べて十分に小さく、前記シフト信号
が次のクロック動作要素に到着するクロックサイクルは
変化せず、前記シフト信号は前記第1のクロックサイク
ルのあとの固定数のクロックサイクルに前記行き先ノー
ドに常に到着するように、前記クロック動作要素の列が
配置されている。
【0031】本発明の第2の態様によれば、ソースノー
ドから行き先ノードまでの送信信号の最小伝播時間にお
ける変動が、デバイスの予定クロック周波数でのクロッ
ク周期に比べて十分に大きく、前記送信信号が前記行き
先ノードに到着するクロックサイクルに変動を生じる半
導体集積回路デバイスにおいて、前記ソースノードから
前記行き先ノードまで送信信号を伝播させる方法が提供
され、前記方法は、(a)前記ソースノードと前記行き
先ノードの間に複数のクロック動作要素を直列に配置
し、(b)第1のクロックサイクルにおいて前記ソース
ノードに存在する前記送信信号を表すシフト信号を、所
定数のクロックサイクル当たり1つのクロック動作要素
でなるクロック動作要素の列を通して前記ソースノード
から前記行き先ノードにシフトされるようにし、前記ス
テップ(a)において、各クロック動作要素から次のク
ロック動作要素への前記シフト信号の伝播時間における
変動が前記クロック周期に比べて十分に小さく、前記シ
フト信号が次のクロック動作要素に到着するクロックサ
イクルは変化せず、前記シフト信号は前記第1のクロッ
クサイクルのあとの固定数のクロックサイクルに前記行
き先ノードに常に到着するように前記クロック動作要素
を配置する。
【0032】本発明を適用したデバイスは、広い動作条
件及び相対的に大きな配給距離に渡ってタイミングを補
正することを保証でき、たとえクロック周波数が更に大
きくなっても保証でき、そして前記ソースノードと前記
(もっとも遠い)行き先ノードの間の距離が、単一の組
合せ(複数リンク)配給チェーンを使用して十分な信頼
性でカバーできる物理的な距離より大きい時にも使用で
きる。
【0033】最小伝播時間は、ソースノード−行き先ノ
ード間の距離とデバイスの単位長さ当たりの信号伝播遅
延の測定値の積であると考えられる。実際に、単位長さ
当たりの信号伝播遅延は、使用される製造技術(例え
ば、シリコン、シリコン−ゲルマニューム、ガリウム−
砒素)、プロセスのタイプ(例えば、ECL又はCMOS)、
製造スケール(例えば、0.18μm又は0.11μm)、ソース
ノードから行き先ノードまでの組合せ配給チェーンにお
けるバッファ及びゲートの個数、それらのバッファ及び
ゲートのスイッチ時間、接続により現れる負荷、バッフ
ァ及びゲートの入力負荷、バッファ及びゲートの駆動強
度、及び使用される駆動電圧のような要因により影響さ
れる。
【0034】本発明の実施例は最小伝播時間の変動が予
定クロック周波数でのクロック周期の5%より大きい時
に有用であり、特に最小伝播時間の変動が予定クロック
周波数でのクロック周期の15%より大きい時に有用で
あり、更に最小伝播時間の変動が予定クロック周波数で
のクロック周期の40%又はそれより大きい時に有用で
ある。
【0035】1つの例では、最小伝播時間の変動は最小
伝播時間の約15%であるが、それは最小伝播時間の約
5%と低くても、最小伝播時間の約25%と高くても、
それ以上でもよい。
【0036】0.18μmプロセスで500MHz以上のクロック
周波数を有するシリコンに本発明を適用した実施例で
は、ソースノード−行き先ノード間の距離がこの集積回
路デバイスの製造スケールの2万倍以上である時にも、
そして距離が集積回路デバイスの製造スケールの4万倍
以上である時にも、この送信信号の信頼性のある配給が
実現される。異なる材料、プロセスに応じて、異なる要
因が適用される。
【0037】0.18μmプロセスのシリコンに本発明を適
用した実施例では、クロック周波数は500MHz以上であ
り、ソースノード−行き先ノード間の距離は4mm以上で
ある。
【0038】1つの例では、最小伝播時間は、予定クロ
ック周波数におけるクロック周期の少なくとも半分であ
る。
【0039】他の例では、ソースノード−行き先ノード
間の距離が予定クロック周波数におけるクロック周期の
Y倍以上である時にも、送信信号の信頼性のある配給が
可能であり、そこでは0.18μmプロセスのシリコンに対
してはYが秒当たり250万mであり、更にはYが秒当
たり500万mでも可能である。異なる材料、プロセス
に応じて、異なる要因が適用される。
【0040】1つのクロック動作要素から次のクロック
動作要素へのシフト信号の伝播遅延の変動が十分に小さ
く、クロック動作要素のタイミング要求が所定のクロッ
ク周波数に対して満足できるように、クロック動作要素
は、互いに離れて配置される。
【0041】
【発明の実施の形態】図6は、本発明の実施例で使用す
る信号配給回路100の第1の例を示すブロック図であ
る。信号配給回路100は、(図1のリセット信号のよ
うな)デジタル信号を(図1の入力ピン7Rのようなソー
スノードから(図1の信号処理部50から5n-1のような)
複数の行き先ノードに配給するのに、チップ内で使用で
きる。従って、図6の回路は、図2の(B)を参照して
既に説明したリセット信号配給回路11の置き換えを意
図している。図6において、リセット信号R,R0,R1,R2
びR3は図2の(B)の同じように命名されたリセット信
号に対応することが意図されている。クロック信号CK0
からCK3も、図2の(A)の同じように命名されたクロ
ック信号に対応することが意図されており、それらは入
力クロック信号CKから導出される。この実施例において
は、クロック信号CK0からCK3は、図2の(A)のクロッ
ク配給回路を使用して生成される。
【0042】図6の信号配給回路100は、4つのステ
ージS0からS3で4本のラインL0からL3に沿って配置され
た10個の正エッジトリガレジスタ(クロック動作要
素)G03,G12,G13,G21-G23及びG30-G33を備える。レジス
タG30-G33は、ラインL3に沿って、4つの個別のステー
ジS0からS3に配置される。レジスタG21からG23は、ライ
ンL2に沿って、それぞれステージS1からS3に配置され
る。レジスタG12からG13は、ラインL1に沿って、それぞ
れステージS2とS3に配置される。レジスタG03は、ステ
ージS3のラインL0上に配置される。
【0043】ラインL3に沿って配置された4個のレジス
タG30からG33のそれぞれは、そのクロック入力で、クロ
ック信号CK3を受取る。ラインL2に沿って配置された4
個のレジスタG21からG23のそれぞれは、クロック信号CK
2でクロック動作される。ラインL1に沿って配置された
レジスタG12とG13の両方は、クロック信号CK1でクロッ
ク動作される。ラインL0上に配置されたレジスタG03
は、クロック信号CK0でクロック動作される。
【0044】レジスタのラインL0からL3は、信号が配給
される信号処理回路部分5の間の間隔"c"とほぼ同じ距
離で物理的に離れていることが望ましく、図1の例では
その距離はピン間隔"b"とほぼ同一である。従って、レ
ジスタのラインは、その対応する入力ピンとその対応す
る信号処理回路部分5の間に配置されることが望まし
く、レジスタは物理的にそれにもっとも近いクロックラ
インに配給されるクロック信号によりクロック動作する
ことが望ましい。
【0045】レジスタは、次のようにツリー状に配置及
び接続され、ステージS0では単一のレジスタG30を有
し、ステージS1では2個のレジスタG21とG31を有し、ス
テージS2では3個のレジスタG12,G22及びG32を有し、そ
してステージS3では4個のレジスタG03,G13,G23及びG33
を有する。各レジスタは、前のステージからリセット信
号を受けるためのデータ入力dと、次のステージにリセ
ット信号を出力するためのデータqとを有する。レジス
タのツリー状の形の頭の位置のレジスタG30は、その入
力dでリセット信号(送信信号)Rを受取り、その出力q
に中間リセット信号(シフト信号)R30を出力する。ス
テージS1のレジスタG21とG31の両方は、その個別の入力
dで前のステージS0から中間リセット信号R30を受取り、
その個別の出力qに中間リセット信号R21とR31を出力す
る。ステージS2のレジスタG12とG22の両方は、その個別
の入力dで前のステージS1から中間リセット信号R21を受
取るが、ステージS2のレジスタG32は、その個別の入力d
で前のステージS1から中間リセット信号R31を受取る。
ステージS2の3個のレジスタG12,G22及びG32は、その個
別の出力qに中間リセット信号R12,R22及びR32を出力す
る。ステージS3のレジスタG03とG13の両方は、その個別
の入力dで前のステージS2から中間リセット信号R12を受
取るが、ステージS3のレジスタG23とG33は、その個別の
入力dで前のステージS2から中間リセット信号R22とR32
を受取る。最終ステージS3のレジスタG03,G13,G23及びG
33の4個の個別の出力qは、それぞれ配給されたリセッ
ト信号R0からR3である。
【0046】図6の信号配給回路100の動作を、図7
のタイムチャートを参照して説明する。図3の(A)か
ら(C)を参照して説明したように、4つの配給された
クロック信号CK0からCK3は、個別の配給経路に沿ったP
VT変動に起因して、互いにある程度のタイミングジッ
タを生じるのが避けられない。図7は、これらの4つの
配給されたクロック信号のそれぞれにより生じる遅延が
CK0からCK3の順で一様に増加するように変化する例を示
す。これは単に説明を簡単にするためであり、実際には
これらのクロック信号の間のジッタは一様でもなく予測
可能でもない。この例では、図6に示したレジスタのツ
リー状の形の頭のレジスタG30がリセット信号Rを受取
り、クロック信号CK3によりクロック動作されるので、
図7におけるすべてのタイミングは、クロック信号CK3
に対して示され、それはクロックサイクル0から4に分け
られる。レジスタのスイッチ時間と1つのレジスタから
他のレジスタへの中間リセット信号の伝播時間のいずれ
も、この説明では考慮しないが、後でより詳細に検討す
る場合には考慮する。
【0047】図7に示した例では、受取られた(受信さ
れた)リセット信号Rは、クロック信号CK3のサイクルCy
cle0の間アクティブになる。レジスタG30のセットアッ
プ時間はサイクルCycle0の期間に合っており、中間リセ
ット信号R30はサイクルCycle1が始まるクロック信号CK3
の立ち上がりエッジAで「高(ハイ)」になる。中間リ
セット信号R30のハイレベルは、サイクルCycle2の開始
の時に、クロック信号CK3とCK2の次の立ち上がりエッジ
BとCで、ステージS1のレジスタG31とG21を通してクロッ
クされ、中間リセット信号R31とR21がハイになる。同様
に、ステージS2の中間リセット信号R32,R22及びR12が、
Cycle3の開始の時に、クロックCK3,CK2及びCK1の個別の
立ち上がりエッジD,E及びFでハイになり、そして最終の
配給されたリセット信号R3,R2,R1及びR0は、Cycle4の開
始の時に、クロックCK3,CK2,CK1及びCK0の個別の立ち上
がりエッジG,H,I及びJでハイになる。配給されたリセッ
ト信号R0からR3がハイになる時間が、図7のそれらの信
号の立ち上がりエッジの回りのリングで示される。
【0048】従って、第1のレジスタG30のセットアッ
プの要求がCycle0で満たされているとすると、配給され
たリセット信号R0からR3のそれぞれは、Cycle4の開始の
時にアクティブになり、それは入力リセット信号Rがア
クティブになった後の4番目のサイクルである。この4
サイクルの遅延は、レジスタの4つのステージS0からS3
に起因する。
【0049】配給されたリセット信号R0からR3は、配給
されたクロック信号CK0からCK3におけるジッタの結果、
互いにタイミングジッタを生じるが、特定の配給された
リセット信号のそれに関係するクロックに対するジッタ
は非常に小さく、最終ステージのレジスタのスイッチ時
間と、リセット及びクロック信号を信号処理回路の関係
する部分までのみ磁界距離配給する場合の金属ローディ
ング遅延のような要因に限られる。特定の配給されたク
ロック信号は、その関係する信号処理回路部分に配給さ
れるリセット信号の最終タイミングと信号処理回路部分
自体のタイミングの両方を制御するのに使用され、配給
されたリセット信号はローカルの配給されたクロック信
号の所定のクロックサイクル内に到着することが保証で
きる。例えば、配給されたリセット信号R3は、実際的に
は配給されたクロック信号CK0のクロックサイクルCycle
3内であるが、(レジスタG33のスイッチ時間を顧慮し
て)短い時間ではあるが配給されたクロック信号CK3の
クロックサイクルCycle4に入った時にハイになることが
保証される。
【0050】図6のようなリセット信号配給回路を持つ
ことにより、リセット信号Rはクロックの1つのバージ
ョン(図6の例ではCK3)を使用して捕らえられ、そし
てリセット信号のクロック化されたバージョンは、レジ
スタの各ラインに沿って送られ、クロック信号の異なる
バージョンによってクロック化されるレジスタのライン
からラインに送られる。ライン間及び同一ラインに沿っ
たレジスタ間の信号遅延の変動は管理可能であるから、
リセット信号は決められたクロックサイクル(図6の例
ではリセット信号Rがアクティブになるサイクルの後の
4サイクル目)にすべての行き先ポイントにたまたま到
着する。所定のクロックサイクル中にそれぞれの行き先
に配給された信号が到着することを保証するために、信
号配給回路が満たさなければならないタイミング要求
は、図8を参照して詳細が説明される。
【0051】図8は、図6の回路のレジスタG30とG21の
動作にのみ関係する信号のタイミングを示すタイミング
チャートである。受取ったリセット信号Rがクロック信
号CK3のサイクルCycle0の間にアクティブになるなら、
回路100の全体でレジスタG30とG21の動作を補正する
ために、第1にCycle1の始まるクロック信号CK3の立ち
上がりエッジAでレジスタG30によりリセット信号Rがラ
ッチされることが保証され、第2に中間リセット信号R3
0はCycle2の始まりのクロック信号CK2の立ち上がりエッ
ジCでレジスタG210によりリセット信号R30がラッチされ
ることが保証されなければならない。
【0052】第1の条件は、リセット信号Rが、クロッ
ク信号CK3の立ち上がりエッジAの時間Tsuの前に、しか
しクロック信号CK3の立ち上がりエッジYの時間Thoの後
に、ハイレベルに変化するならば満たされる。ここで、
TsuはレジスタG30とG21の最大セットアップ時間であ
り、Thoはこれらのレジスタの最大ホールド時間であ
る。これは、例えば、リセット信号RのタイミングをCK3
自体に対して固定する適当な回路を使用して通常は容易
に配置できる。
【0053】一旦第1の条件を満たし、次にレジスタG3
0の出力qが遅延Tswの後にハイレベルに変化すように配
置する。ここで、Tswはそのレジスタのスイッチング時
間である。レジスタG30とG21の間の(例えば金属で形成
される)接続の容量及び抵抗のローディング(負荷)
が、更にリセット信号R30における伝播遅延Tpropを生
じ、レジスタG21の入力dのみがCycle1の開始のCK3の立
ち上がりエッジAのTsw+Tpropの後にハイになる。
【0054】上記のように、レジスタG21をクロック動
作させるのに使用されるクロック信号CK2は、±Tjの間
のクロックCK3に対してタイミングジッタを生じる。も
しレジスタG21の入力dが立ち上がりエッジZの前のセッ
トアップ時間Tsuの前にハイになると、入力dのハイレベ
ルは立ち上がりエッジCよりむしろクロック信号CK2の立
ち上がりエッジZでラッチされ、その結果、レジスタG21
から出力される中間リセット信号R21は、Cycle2よりむ
しろCycle1の期間にハイになる。もしレジスタG21の入
力dが立ち上がりエッジZの前のセットアップ時間Tsuと
立ち上がりエッジZの後のホールド時間Thoの間にハイに
なると、レジスタG21から出力される中間リセット信号R
21は、不確定であり得る。もしレジスタG21の入力dがク
ロック信号CK2の立ち上がりエッジCの前のセットアップ
時間Tsuの後にハイになると、入力dのハイレベルは、正
しく動作するのに必要である、クロック信号CK2の立ち
上がりエッジCでラッチされず、その結果中間リセット
信号R21はCycle2よりむしろCycle3の開始でハイになる
だけである。レジスタG21のセットアップの要求がCycle
1の間に満たされるためには、レジスタG21の入力dは図
8で参照符号Wで示したウインドウにより示される時間
内にハイにならなければならない。
【0055】図3の(A)から(C)を参照して説明し
たタイミングの例でクロック周波数が673MHzで、クロッ
クサイクル周期が1.48nsであるとして考察する。配給さ
れたクロック間のタイミングジッタTjはクロック配給時
間全体の最大でも15%であることが可能であり、それ自
体はPVT条件に応じて変化する。「最大遅延」PVT
条件の下で、最大クロック配給ジッタTjは約275psであ
る。レジスタのセットアップ時間Tsuとホールド時間Tho
が、それぞれ200ps及び50ps程度であるとすると、これ
は、レジスタのスイッチ時間Tswと中間リセット信号伝
播時間Tpropの合計が、約1000psぐらい大きく、約325ps
ぐらい小さい時でも、回路のタイミング要求が満たされ
ることを意味する。
【0056】典型的な応用では、レジスタのスイッチ時
間Tswは400ps程度であり、約0.5mmであるレジスタの隣
接するラインの間の間隔に等価な距離(すなわち、図1
の例におけるピン間隔"b"に等価である)に対する中間
リセット信号の伝播時間Tpropは100psである。従って、
500psである合計の時間Tsw+Tpropは、ウインドウWによ
り許容される許容範囲内に十分入る。これは、Tsw+Tpro
pのPVT条件に渡る変動はクロック信号のジッタとの
関係で非常に小さいくなるためである。
【0057】隣接するレジスタの間のクロック信号の伝
播方向の間隔は、伝播時間Tpropを最小にするためにで
きるだけ小さく維持されることが望ましく、そしてレジ
スタの隣接するライン間の横切る方向の間隔より通常は
はるかに小さい。例えば、レジスタの隣接するライン間
の間隔は0.5mm程度であるが、隣接するステージのレジ
スタの間のクロック信号の伝播方向に沿った間隔は0.50
μm程度でありえる。それはチャンネル間隔(図1の"c"
又は"b")とかならずしも厳密に一致する必要はない。
【0058】図9は、本発明の第2実施例の信号配給回
路200を示すブロック図である。図9の信号配給回路
200は、3つのステージS0からS2に4つのラインL0か
らL3に沿って配置された7個の正エッジトリガレジスタ
G20,G01,G31,G02,G12,G22及びG32を備える。レジスタG3
1とG32は、個別のステージS1とS2にラインL3に沿って配
置される。レジスタG20とG22はそれぞれステージS0とS2
にラインL2に沿って配置される。レジスタG12はステー
ジS2にラインL1に沿って配置される。レジスタG01とG02
はそれぞれステージS1とS2にラインL0に沿って配置され
る。
【0059】図6を参照して説明した第1実施例のよう
に、レジスタのラインL0からL3は、配給されたリセット
信号R0からR3の行き先ポイントの間隔にほぼ等しい距離
だけ離れていることが望ましく、図1の例では行き先ポ
イントは信号処理回路部分50から53である。レジスタの
各ラインは、それに物理的に近接している対応するクロ
ックラインを有し、そのクロックラインはレジスタその
ラインをクロック動作させるのに使用される配給された
クロック信号を運ぶ。従って、第2実施例のレジスタG3
1とG32は、その個別のクロック入力で、リセット信号R3
と同じ行き先に配給されそしてレジスタG31とG32に物理
的にもっとも近いクロックCK3を受ける。同様に、レジ
スタG20とG22は、その個別のクロック入力で、配給され
たクロックCK2を受ける。レジスタG12は、そのクロック
入力で、配給されたクロックCK1を受ける。レジスタG01
とG02は、その個別のクロック入力で、配給されたクロ
ックCK0を受ける。
【0060】レジスタは、ツリー状の形に配置及び接続
され、ステージS0には単一のレジスタG20を、ステージS
1では2個のレジスタG01とG31を、そしてステージS2で
は4個のレジスタG02,G2,G22及びG32を有する。レジス
タのツリー状の形の頭にあるレジスタG20は、その入力d
でリセット信号Rを受け、その出力qに中間リセット信号
R20を出力する。ステージS1のレジスタG01とG31の両方
は、その個別の入力dで前のステージS0からの中間リセ
ット信号R20を受け、その個別の出力qに中間リセット信
号R01とR31を出力する。ステージS2のレジスタG02とG12
の両方は、その個別の入力dで前のステージS1からの中
間リセット信号R01を受けるが、ステージS2のレジスタG
22とG32は、その個別の入力dで前のステージS1からの中
間リセット信号R31を受ける。最終ステージのレジスタG
02,G12,G22及びG32の4個の個別の出力qは、それぞれ配
給されたリセット信号R0からR3が配給される。
【0061】図9の信号配給回路200の動作を、図1
0のタイミングチャートを参照して説明する。受取られ
たリセット信号Rは、Cycle0の間アクティブになる。
(対応する配給クロック信号CK3に対して示される)。
図8を参照して説明したように、レジスタG20のセット
アップ時間はサイクルCycle0の期間に合っており、中間
リセット信号R20はサイクルCycle1が始まるクロック信
号CK2の立ち上がりエッジAで「高(ハイ)」になる。中
間リセット信号R20のハイレベルは、サイクルCycle2の
開始の時に、クロック信号CK3とCK0の次の立ち上がりエ
ッジBとCで、ステージS1のレジスタG31とG01を通してク
ロックされ、中間リセット信号R31とR01がハイになる。
最終の配給されたリセット信号R3,R2,R1及びR0は、Cycl
e3の開始の時に、クロックCK3,CK2,CK1及びCK0の個別の
立ち上がりエッジD,E,F及びGでハイになる。配給された
リセット信号R0からR3がハイになる時間が、図10のそ
れらの信号の立ち上がりエッジの回りのリングで示され
る。
【0062】従って、第1のレジスタG20のセットアッ
プの要求がCycle0で満たされているとすると、配給され
たリセット信号R0からR3のそれぞれは、Cycle3の開始の
時にアクティブになり、それは入力リセット信号Rがア
クティブになった後の3番目のサイクルである。この3
サイクルの遅延は、レジスタの3つのステージS0からS2
に起因し、それは図6と図7を参照して説明した第1実
施例の信号配給回路100の4サイクルの遅延よりは短
い。
【0063】第1実施例の信号配給回路100では、中
間リセット信号はレジスタの1つのラインからレジスタ
の次のラインに送られるだけであり、そのような中間リ
セット信号の横方向の伝播距離はせいぜいライン間隔に
ほぼ等しい。図9を参照して説明した第2実施例では、
中間リセット信号R20は、ステージS0からS1に送られる
時にラインL2からL0に送られ、レジスタの隣接ラインの
間の間隔の2倍に等しいジャンプを行うことになる。図
8のタイミングチャートを参照すると、このような2本
のラインを横切るジャンプは、図8を参照して説明した
レジスタG20からG01への中間リセット信号R20の伝播時
間Tpropはそれが図8に示したウインドウW内にレジスタ
G01に到着するための回路全体のタイミングの要求をだ
めにするものではない。
【0064】クロック信号の周波数が673MHz(クロック
サイクル周期は1.48ns)である図8を参照して説明した
例では、これは、図1のようにライン間隔が0.5mmであ
る場合にはそのような中間リセット信号の最大ジャンプ
はレジスタの2ラインに制限されることが望ましいこと
を意味する。しかしながら、例えばレジスタのラインの
間隔がより小さいか又はレジスタの駆動強度がより大き
い他の応用では、ジャンプはレジスタの2ラインに制限
される必要はない。
【0065】図11は、本発明の第3実施例の信号配給
回路300を示すブロック図である。図11の信号配給
回路300は、リセット信号Rが例えば図1の16個の
信号処理回路部分50から515のような回路内の16個の
異なる行き先ポイントに配給されることが要求される状
況で使用される。図6から図10を参照して説明した回
路に適用されるのと同様の考察が図11の回路にも適用
されるので、図11の回路の動作の更なる詳細な議論は
ここでは省略する。図11の回路で中間リセット信号に
より横切られるレジスタのラインの最大横スパン(長
さ)は2であり、レジスタの1つのステージから次のス
テージへの最大ファンアウトも2である。
【0066】本発明の実施例を図1を参照して前に説明
した同期インターフェース応用に関係して説明してきた
が、本発明の実施例は他の応用にも同様に適用可能であ
る。例えば、同期インターフェースの替わりに非同期イ
ンターフェースを使用し、n個の個別のクロックCK0か
らCKn-1が入ってくるデータ流D0からDn-1からそれぞれ
再生され、それらの再生されたクロック信号CK0からCKn
-1自体が上記の信号配給回路の適当なレジスタをクロッ
ク動作させるために直接使用される。
【0067】本発明の実施例は、単一のクロックが複数
の信号処理回路部分5のそれぞれに配給されるような図
1で説明した状況にも制限されず、それぞれが信号処理
回路部分5の対応する1つに配給されるクロック信号を
受けるn個の個別のクロック入力ピンを有する場合にも
適用可能である。この場合、n個の個別のクロック信号
は、上記の信号配給カロの適当なレジスタをクロック動
作させるために直接使用される。もちろん、個別のクロ
ック信号の間の相対的なタイミングジッタが図8を参照
して説明した全体のタイミング要求を満足することが必
要である。
【0068】上記の実施例の説明は、チップのピン間隔
が回路レイアウトにより制限される2個のチップ間の同
期インターフェースの場合を例として説明されたが、本
発明の実施例は、例えばクロック及び/又はリセット信
号が同一のチップで発生される場合や、リセット信号ソ
ースが行き先ノードから相対的に大きな距離離れている
場合などのほかの状況にも適用可能である。
【0069】本発明の実施例は、もちろん上記のリセッ
ト信号の送信に制限されず、他のいかなるデジタル信号
の送信にも適用可能である。
【0070】図6、図9及び図11を参照して説明した
実施例では、複数のレジスタが単一のソースポイントか
ら複数の行き先ポイントへのリセット信号の配給に使用
される。各例は、第1ステージから最終ステージまでス
テージにおけるレジスタの個数が順に増加するレジスタ
のツリー状の形を使用した。そのような構成を有する
と、ソースポイントと行き先ポイントの間の複数の異な
る配給経路があるにもかかわらず、いくつかのレジスタ
はそのような配給経路の間で共有される。例えば、図6
の回路のレジスタG30は、ツリー状の形の根元の端が4
つのノードに枝分かれし、従って4つの配給経路がすべ
て共有される。これは図9の回路におけるレジスタG20
の場合も同じであるが、図9のレジスタG01は2つの供
給経路で共有される。
【0071】配給経路の間のレジスタをこの方法で共有
することは基本的でないことが理解され、図12は図6
の配給回路の別の配置を示し、そこでは4つの全体的に
分離した配給経路がリセット信号を4つの個別の行き先
ポイントに配給するのに設けられる。
【0072】図12の配置は、図6のレジスタのポイン
トに対応する位置に配置されたノード50を備える。し
かしながら、図6の構成における特定のレジスタが配給
経路の間で共有される場合、図12の構成の各対応する
ノードはそのノードを通過する各配給経路に分離したレ
ジスタ60を有する。この方法では、図12の構成にお
ける4個の配給経路は、全体が独立で、配給回路は基本
的にクロック動作される4つの個別の配給経路で構成さ
れる。レジスタの各配給経路は、図8を参照して説明し
たタイミング要求を独立して満足しなければならない。
【0073】更に、本発明の実施例は、単一信号ソース
ノードから複数の行き先ノードへのデジタル信号の配給
に限定されず、単一信号ソースノードから単一の行き先
ノードへの信号の配給にも適用可能である。
【0074】図13の(A)は、ソースノードSNを行き
先ノードDNに接続する配給回路600を有する従来の半
導体集積回路デバイス500を概略的に示す。配給回路
600は、例えば、(CMOS,TTLなどの)製造技術及び回
路の形状でできるだけ速く動作することが可能な動作要
素を使用することにより、及び/又はノード間の配線を
最短及び最大限直接にすることにより、デバイス500
のソースノードSNから行き先ノードDNへの送信信号の伝
播時間をできるだけ最小化するように設計してある。配
給回路600は、例えば、金属トラッキングにより接続
された一連のバッファを備え、バッファのスイッチ時
間、金属トラッキング及びバッファ自体の負荷、及び金
属トラッキングに沿って信号を駆動するためのバッファ
の強度を考慮して、バッファの個数、大きさ及び間隔
は、全体の伝播時間を最小にするように選択される。い
ずれにしろ、配給回路600は金属トラッキングで限定
的に構成される。
【0075】デバイス500のソースノードSNから行き
先ノードDNへ配給される送信信号の伝播時間Tminは、図
13の(B)に示され、デバイスの最小伝播時間として参
照される。この最小伝播時間Tminにおける変動Vは、図
13の(B)において、デバイス500の予定したクロ
ック周波数におけるクロック周期Tに沿って示される。
変動Vは、(上記のように)例えばPVT変動に起因す
る。
【0076】図13の(A)の装置におけるソースノー
ドSNと行き先ノードDNの間隔は、ソースノードSNから行
き先ノードDNまでの送信信号の最小伝播時間Tminにおけ
る変動Vが、送信信号が行き先ノードに到着するクロッ
クサイクルにおける変動を生じるほど、クロック周期T
に比べて十分に大きくなるようになっている。VはTより
小さいが(例えばTの10%)、それでも送信信号がソー
スノードから送られるクロックサイクルにおけるポイン
トに依存してクロックサイクルの変動を生じる。
【0077】図14の(A)は、本発明を適用した半導
体集積回路デバイス700の部分を示す。製造技術(CM
OS,TTLなど)、製造スケール(0.35μm)及び装置700
の大きさは、図13(A)の集積回路デバイス800と
同一であると仮定し、そして図14の(A)のソースノ
ードSNと行き先ノードDNの間の間隔は図13のデバイス
と同じであると仮定する。
【0078】デバイス700は、個別のクロック信号CK
0からCK3でクロック動作され、ソースノードSNと行き先
ノードDNの間に直列に接続された複数のクロック動作要
素8000から8003を備える。クロック信号CK0からCK3は、
図14(A)で破線で示した共通クロックラインCLか
ら、又は図2の(A)に示したような配給回路から得る
ことができる。クロック動作要素は、第1のクロックサ
イクルにソースノードSNに存在する送信信号を表すシフ
ト信号SSを、クロック動作要素の列を通してソースノー
ドSNから行き先ノードにシフトさせる。第1のクロック
サイクルにソースノードSNに存在する送信信号は、クロ
ック信号CK0によりクロック動作要素8000を通してシフ
トされ、第2のクロックサイクルにシフト信号SS1を生
成する。クロック動作要素8000から出力されたシフト信
号SS1は、クロック信号CK1によりクロック動作要素8001
を通してシフトされる。これは、列の最後のクロック動
作要素8003から出力されるシフト信号SS4が、第1のク
ロックサイクルの後の固定数のクロックサイクル(この
場合は4クロックサイクル)に、行き先ノードDNに到着
するように、クロック動作要素8002から8003を通して続
けられる。
【0079】連なったクロック動作要素を通して伝播す
るこれらのシフト信号のタイミングは、図14の(B)
に示される。特定のクロック信号CKiは、クロック動作
要素800iの入力に存在するシフト信号SSiを、クロック
動作要素800iを通して、クロック動作要素800iの出力に
シフト信号SSi+1として現れさせる。シフト信号SS
i+1は、その列の次のクロック動作要素に伝播する。
【0080】PVT変動のために、例えば、次のクロッ
ク動作要素800iでのシフト信号SSiの到着時間に関係し
て少しの不確定性がある。更に、次のクロック動作要素
800iでのクロック信号CKiのタイミングに関係して少し
の不確定性がある。これらの不確定性の組合せにより、
1つのクロック動作要素800iから次のクロック動作要素
800i+1までのシフト信号SSi+1の伝播時間における効果
的な変動vi-を生じる。しかしながら、図8を参照して
説明したように、1つのクロック動作要素800i-1から次
のクロック動作要素800iまでのシフト信号SSiの伝播時
間における効果的な変動viは、クロック周期Tに比べて
十分に小さく、シフト信号SSiが次のクロック動作要素8
00iに到着するクロックサイクルは変化せず、シフト信
号SS4は第1のクロックサイクルの後の固定数のクロッ
クサイクルに行き先ノードDNに常に到着する。シフト信
号は、1より大きな所定数のクロックサイクル当たり1
つのクロック動作要素が接続された一連のクロック動作
要素を通して、ソースノードSNから行き先ノードDNにシ
フトされる。
【0081】1つのクロック動作要素800iから次のクロ
ック動作要素800i+1までのシフト信号SSiの伝播時間に
おける変動viを低減するために、クロック動作要素の列
の隣接するクロック動作要素800の間の間隔を小さくす
ることが望ましいが、製造及びコストの観点からは、列
中のクロック動作要素はできるだけ少なくすることが望
ましい。更に、少なくとも1つのクロックサイクルの遅
延が各クロック動作要素により生じるので、このために
も列のクロック動作要素の個数を最小にすることが望ま
しい。これは、不可避的に変動"v"の低減と列内のクロ
ック動作要素の個数の最小化の間のトレードオフにな
る。更に、クロック動作要素800iがソースノードSNと行
き先ノードDNの間にほぼ等間隔に配置されて、単一のシ
フト信号SSが伝播することが要求される最大距離が特定
の数のクロック動作要素で最小になることが望ましい。
【0082】図6、図9、図11及び図12を参照して
説明した実施例では、レジスタ間を伝播する信号は、
「中間リセット信号」と名づけた。これらは、図14の
(A)の実施例の「シフト信号」と等価である。図14
の(A)の行き先ノードDNで受取られたシフト信号SS4
は、前に説明した実施例の配給されたリセット信号R0か
らRn-1の1つに等価である。第1のクロックサイクルに
図14の(A)のソースノードSNに存在する送信信号SS
0は、前に説明した実施例の受取ったリセット信号Rと等
価である。
【0083】図14の(A)でのクロック動作要素の列
を通してシフトされるシフト信号は、ソースノードSNか
ら行き先ノードDNへ送信される送信信号を表すことだけ
でよく、送信信号の正確な又は近い複製である必要はな
い。クロック動作要素は、反転又は組み合わせ論理機能
及び/又は信号整形機能を実行する。例えば、送信信号
が図6から図12を参照して説明したようなリセット信
号である場合、図14の(A)のデバイスにおけるクロ
ック動作要素は、パルスの形のシフト信号が使用でき、
クロック動作要素はそのようなパルスを1つのクロック
動作要素から次にシフトするのが適当である。また、シ
フト信号はクロック動作要素の列における異なるステー
ジでのシフト信号と同じ形である必要はなく、それ以外
の形であってもよい。
【0084】(付記1)ソースノードから行き先ノード
までの送信信号の最小伝播時間における変動が、デバイ
スの予定クロック周波数でのクロック周期に比べて十分
に大きく、前記送信信号が前記行き先ノードに到着する
クロックサイクルに変動を生じる半導体集積回路デバイ
スであって、前記ソースノードと前記行き先ノードの間
に直列に接続された複数のクロック動作要素を備え、前
記複数のクロック動作要素は、第1のクロックサイクル
において前記ソースノードに存在する前記送信信号を表
すシフト信号を、所定数のクロックサイクル当たり1つ
のクロック動作要素でなるクロック動作要素の列を通し
て前記ソースノードから前記行き先ノードにシフトされ
るようにし、各クロック動作要素から次のクロック動作
要素への前記シフト信号の伝播時間における変動は前記
クロック周期に比べて十分に小さく、前記シフト信号が
次のクロック動作要素に到着するクロックサイクルは変
化せず、前記シフト信号は前記第1のクロックサイクル
のあとの固定数のクロックサイクルに前記行き先ノード
に常に到着する半導体集積回路デバイス。(1) (付記2)前記行き先ノードにクロック信号を運ぶため
のクロックラインを備え、前記行き先ノードに配置され
た回路は、前記クロックラインから受取ったクロック信
号によりクロック動作され、予め選択された動作を実行
するために前記シフト信号が前記行き先ノードに到着す
るのに応答して動作可能である付記1に記載の半導体集
積回路デバイス。(2) (付記3)前記列の少なくとも1つの最終クロック動作
要素は、前記クロックラインから受取ったクロック信号
によりクロック動作される付記2に記載の半導体集積回
路デバイス。(3) (付記4)前記列の各クロック動作要素は前記クロック
ラインから受取るクロック信号によりクロック動作され
る付記2又は3に記載の半導体集積回路デバイス。
(4) (付記5)前記送信信号はリセット信号であり、前記所
定の動作はリセット動作である付記2、3又は4に記載
の半導体集積回路デバイス。
【0085】(付記6)前記クロック動作要素は、前記
ソースノードと前記行き先ノードの間にほぼ等間隔で配
置されている付記1から5のいずれか1項に記載の半導
体集積回路デバイス。(5) (付記7)それぞれが対応するクロック信号を運ぶ複数
のクロックラインを備え、各クロック動作要素は、前記
複数のクロックラインのうちそのクロック動作要素に物
理的にもっとも近い1つのクロックラインから受取るク
ロック信号によりクロック動作される付記1から6のい
ずれか1項に記載の半導体集積回路デバイス。(6) (付記8)前記複数のクロックラインは、当該デバイス
上の単一のクロックソースポイントから起動される付記
7に記載の半導体集積回路。
【0086】(付記9)各クロックラインはその長さ方
向に沿ってバッファを備える付記2から8のいずれか1
項に記載の半導体集積回路デバイス。
【0087】(付記10)前記行き先ノードを複数有
し、クロック動作要素のそのような列は、前記ソースノ
ードと前記複数の行き先ノードのそれぞれに接続され、
前記第1のクロックサイクルにおいて前記ソースノード
に存在する前記送信信号を表すシフト信号は、前記第1
のクロックサイクルの後固定数のクロックサイクルに書
く行き先ノードに常に到着する付記1から9のいずれか
1項に記載の半導体集積回路デバイス。(7) (付記11)前記固定数のクロックサイクルは、すべて
の行き先ノードで同一である付記10に記載の半導体集
積回路デバイス。
【0088】(付記12)前記複数のクロックラインの
それぞれは、前記複数の行き先ノードの異なる1つにク
ロック信号を運ぶ付記10又は11で付記7又は8が従
属する項に記載の半導体集積回路デバイス。
【0089】(付記13)前記複数のクロックライン
は、一般的に交互に平行に第1の方向に伸び、前記行き
先ノードは前記第1の方向に垂直な第2の方向に交互に
離れて配置される付記12又は付記10及び11の一方
で付記7又は8が従属する項に記載の半導体集積回路デ
バイス。
【0090】(付記14)前記第2の方向における1つ
の行き先ノードと次の行き先ノードの間の間隔は、前記
第1の方向における前記列の連続したクロック動作要素
の間の間隔より、少なくとも1桁大きい程度である付記
13に記載の半導体集積回路デバイス。
【0091】(付記15)少なくとも1つのクロック動
作要素は、2つの異なるクロック動作要素の列の間で共
有され、各共有されたクロック動作要素からの前記シフ
ト信号は2以上の列内の続いたクロック動作要素に送ら
れる付記10から13のいずれか1項に記載の半導体集
積回路デバイス。(8) (付記16)前記クロック動作要素は、前記ソースノー
ドと前記複数の行き先ノードの間の連続したステージに
物理的に配列され、少なくとも1つのステージは前記ソ
ースノードから物理的に隣接しているステージより少な
いクロック動作要素を有する付記15に記載の半導体集
積回路デバイス。(9) (付記17)前記クロックサイクルの所定の数は、1で
ある付記1から16のいずれか1項に記載の半導体集積
回路デバイス。
【0092】(付記18)前記クロック動作要素はレジ
スタを備える付記1から17のいずれか1項に記載の半
導体集積回路デバイス。
【0093】(付記19)ソースノードから行き先ノー
ドまでの送信信号の最小伝播時間における変動が、デバ
イスの予定クロック周波数でのクロック周期に比べて十
分に大きく、前記送信信号が前記行き先ノードに到着す
るクロックサイクルに変動を生じる半導体集積回路デバ
イスにおいて、前記ソースノードから前記行き先ノード
まで送信信号を伝播させる方法であって、前記方法は、
(a)前記ソースノードと前記行き先ノードの間に複数
のクロック動作要素を直列に配置し、(b)第1のクロ
ックサイクルにおいて前記ソースノードに存在する前記
送信信号を表すシフト信号を、所定数のクロックサイク
ル当たり1つのクロック動作要素でなるクロック動作要
素の列を通して前記ソースノードから前記行き先ノード
にシフトされるようにし、前記ステップ(a)におい
て、各クロック動作要素から次のクロック動作要素への
前記シフト信号の伝播時間における変動が前記クロック
周期に比べて十分に小さく、前記シフト信号が次のクロ
ック動作要素に到着するクロックサイクルは変化せず、
前記シフト信号は前記第1のクロックサイクルのあとの
固定数のクロックサイクルに前記行き先ノードに常に到
着するように前記クロック動作要素を配置する方法。
(10)
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、プリント回路基板上の2個のチップの
間の同期インターフェースを示すブロック図である。
【図2】図2は、チップの異なる部分にクロック信号及
びリセット信号を配給するためのクロック及びリセット
信号配給回路を示す図である。
【図3】図3は、配給されるクロック信号のタイミング
におけるプロセス、電圧及び温度の変動の影響を示すタ
イミング図である。
【図4】図4は、プロセス、電圧及び温度の変動により
生じる問題を説明するのに使用されるタイミング図であ
る。
【図5】図5は、プロセス、電圧及び温度の変動により
生じる問題を説明するのに使用される別のタイミング図
である。
【図6】図6は、本発明の実施例で使用される信号配給
回路の第1の例を示すブロック図である。
【図7】図7は、図6の回路の動作を説明するのに使用
されるタイミング図である。
【図8】図8は、本発明の実施例の補正動作に必要なこ
とを説明するのに使用されるタイミング図である。
【図9】図9は、本発明の実施例で使用される信号配給
回路の第2の例を示すブロック図である。
【図10】図10は、図9の回路の動作を説明するのに
使用されるタイミング図である。
【図11】図11は、本発明の実施例で使用される信号
配給回路の第3の例を示すブロック図である。
【図12】図12は、図6の配置の別の配置を示し、複
数の独立した配給経路を有する。
【図13】図13は、従来の集積回路デバイスのブロッ
ク図と、そこでのタイミングの検討を説明するのに使用
される説明図である。
【図14】図14は、単一配給経路を有する本発明の実
施例を示すブロック図と、そこでのタイミングの検討を
説明するのに使用される説明図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースノードから行き先ノードまでの送
    信信号の最小伝播時間における変動が、デバイスの予定
    クロック周波数でのクロック周期に比べて十分に大き
    く、前記送信信号が前記行き先ノードに到着するクロッ
    クサイクルに変動を生じる半導体集積回路デバイスであ
    って、 前記ソースノードと前記行き先ノードの間に直列に接続
    された複数のクロック動作要素を備え、 前記複数のクロック動作要素は、第1のクロックサイク
    ルにおいて前記ソースノードに存在する前記送信信号を
    表すシフト信号を、所定数のクロックサイクル当たり1
    つのクロック動作要素でなるクロック動作要素の列を通
    して前記ソースノードから前記行き先ノードにシフトさ
    れるようにし、 各クロック動作要素から次のクロック動作要素への前記
    シフト信号の伝播時間における変動は前記クロック周期
    に比べて十分に小さく、前記シフト信号が次のクロック
    動作要素に到着するクロックサイクルは変化せず、前記
    シフト信号は前記第1のクロックサイクルのあとの固定
    数のクロックサイクルに前記行き先ノードに常に到着す
    る半導体集積回路デバイス。
  2. 【請求項2】 前記行き先ノードにクロック信号を運ぶ
    ためのクロックラインを備え、 前記行き先ノードに配置された回路は、前記クロックラ
    インから受取ったクロック信号によりクロック動作さ
    れ、予め選択された動作を実行するために前記シフト信
    号が前記行き先ノードに到着するのに応答して動作可能
    である請求項1に記載の半導体集積回路デバイス。
  3. 【請求項3】 前記列の少なくとも1つの最終クロック
    動作要素は、前記クロックラインから受取ったクロック
    信号によりクロック動作される請求項2に記載の半導体
    集積回路デバイス。
  4. 【請求項4】 前記列の各クロック動作要素は前記クロ
    ックラインから受取るクロック信号によりクロック動作
    される請求項2又は3に記載の半導体集積回路デバイ
    ス。
  5. 【請求項5】 前記クロック動作要素は、前記ソースノ
    ードと前記行き先ノードの間にほぼ等間隔で配置されて
    いる請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体集積
    回路デバイス。
  6. 【請求項6】 それぞれが対応するクロック信号を運ぶ
    複数のクロックラインを備え、各クロック動作要素は、
    前記複数のクロックラインのうちそのクロック動作要素
    に物理的にもっとも近い1つのクロックラインから受取
    るクロック信号によりクロック動作される請求項1から
    5のいずれか1項に記載の半導体集積回路デバイス。
  7. 【請求項7】 前記行き先ノードを複数有し、クロック
    動作要素のそのような列は、前記ソースノードと前記複
    数の行き先ノードのそれぞれに接続され、前記第1のク
    ロックサイクルにおいて前記ソースノードに存在する前
    記送信信号を表すシフト信号は、前記第1のクロックサ
    イクルの後固定数のクロックサイクルに書く行き先ノー
    ドに常に到着する請求項1から6のいずれか1項に記載
    の半導体集積回路デバイス。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つのクロック動作要素は、
    2つの異なるクロック動作要素の列の間で共有され、各
    共有されたクロック動作要素からの前記シフト信号は2
    以上の列内の連続したクロック動作要素に送られる請求
    項7に記載の半導体集積回路デバイス。
  9. 【請求項9】 前記クロック動作要素は、前記ソースノ
    ードと前記複数の行き先ノードの間の連続したステージ
    に物理的に配列され、少なくとも1つのステージは前記
    ソースノードから物理的に隣接しているステージより少
    ないクロック動作要素を有する請求項8に記載の半導体
    集積回路デバイス。
  10. 【請求項10】 ソースノードから行き先ノードまでの
    送信信号の最小伝播時間における変動が、デバイスの予
    定クロック周波数でのクロック周期に比べて十分に大き
    く、前記送信信号が前記行き先ノードに到着するクロッ
    クサイクルに変動を生じる半導体集積回路デバイスにお
    いて、前記ソースノードから前記行き先ノードまで送信
    信号を伝播させる方法であって、 前記方法は、 (a)前記ソースノードと前記行き先ノードの間に複数
    のクロック動作要素を直列に配置し、 (b)第1のクロックサイクルにおいて前記ソースノー
    ドに存在する前記送信信号を表すシフト信号を、所定数
    のクロックサイクル当たり1つのクロック動作要素でな
    るクロック動作要素の列を通して前記ソースノードから
    前記行き先ノードにシフトされるようにし、 前記ステップ(a)において、各クロック動作要素から
    次のクロック動作要素への前記シフト信号の伝播時間に
    おける変動が前記クロック周期に比べて十分に小さく、
    前記シフト信号が次のクロック動作要素に到着するクロ
    ックサイクルは変化せず、前記シフト信号は前記第1の
    クロックサイクルのあとの固定数のクロックサイクルに
    前記行き先ノードに常に到着するように前記クロック動
    作要素を配置する方法。
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