JP2003086656A - 板状物搬出入装置並びに板状物の搬出方法及び搬入方法 - Google Patents

板状物搬出入装置並びに板状物の搬出方法及び搬入方法

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JP2003086656A JP2001280190A JP2001280190A JP2003086656A JP 2003086656 A JP2003086656 A JP 2003086656A JP 2001280190 A JP2001280190 A JP 2001280190A JP 2001280190 A JP2001280190 A JP 2001280190A JP 2003086656 A JP2003086656 A JP 2003086656A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 底板と最も下の段との間に十分な隙間がない
場合でも、カセットのすべての段に板状物を円滑に搬
出、搬入することを可能とする。 【解決手段】 カセット11から板状物Wを搬出すると
共に,カセット11に板状物を搬入する板状物搬出入装
置であって、カセット11が載置されるカセット載置領
域と、保持部62において板状物を保持してカセット載
置領域に載置されたカセット11からの板状物の搬出及
び該カセットへの板状物の搬入を行う搬出入手段とを少
なくとも含み、カセット載置領域には、底板43の前方
側において板状物の下面を支持する第一の支持部53
と、底板43の後方側において板状物の下面を支持する
第二の支持部と、第一の支持部53及び第二の支持部を
上下方向に進退させる進退駆動部55と、第一の支持部
53及び第二の支持部を前後方向に駆動する前後駆動部
57とから構成される搬出入補助手段60を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ等
の板状物を収容するカセットからの板状物の搬出及びカ
セットへの板状物の搬入を行う板状物搬出入装置並びに
これを用いた板状物の搬出方法及び搬入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハ等の板状物を加工する装
置においては、加工の対象となる板状物は、カセットと
呼ばれる箱形の容器に複数収容され、そこから1枚ずつ
搬出して加工され、加工後の板状物もカセットに収容し
て次の工程に搬送されるのが一般的である。
【0003】例えば、半導体ウェーハの面を研削する研
削装置においては、図7に示すように、研削しようとす
る半導体ウェーハW1、W2、・・・・・、Wnがカセ
ット70にn枚収容され、搬出入装置12によって搬出
される。
【0004】カセット70は、内側に支持溝71が複数
形成されその支持溝71において半導体ウェーハWを左
右両側から支持する第一の側壁72及び第二の側壁73
と、第一の側壁72及び第二の側壁73の上下両端に連
結される底板74及び天板75と、第一の側壁72及び
第二の側壁73の後部側に連結される後部壁76とから
構成される。そして、対面する2つの支持溝71で1枚
の半導体ウェーハが支持された状態で複数収容される。
【0005】一方、搬出入装置12には、上下動及び進
退可能な保持部62を備えており、保持部62の上面に
は半導体ウェーハを吸着する吸着部61が形成されてい
る。そして、吸着部61において半導体ウェーハを吸着
した状態で保持部62が移動することにより半導体ウェ
ーハを搬送することができる。
【0006】カセット70から半導体ウェーハW1、W
2、・・・・・Wnを搬出する際は、保持部62を搬出
しようとする半導体ウェーハWの下側に進入させ、保持
部62を若干上昇させて吸着部61において半導体ウェ
ーハWを吸着する。そして、保持部62を手前に引き出
すことにより、吸着部61において保持した半導体ウェ
ーハWをカセット70の外部に搬出することができる。
【0007】ところが、カセット70の最も下の支持溝
71に支持されている半導体ウェーハW1を搬出する場
合は、底板74と半導体ウェーハW1との隙間が極めて
狭いために、保持部62が半導体ウェーハW1の下側に
進入できず、半導体ウェーハW1を搬出できないという
問題がある。また、半導体ウェーハを最も下の段に搬入
する場合にも同様の問題が起こる。
【0008】そこで、カセット70の最も下の段には半
導体ウェーハを収容しないことにより、搬出入時に保持
部62を進入させるための隙間を確保する等の苦肉の策
が講じられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最も下
の段に半導体ウェーハを収容しない場合には、例えばカ
セット70に支持溝71が25組あって本来ならば半導
体ウェーハを25枚収容できるにもかかわらず、24枚
しか収容できないできないことになり、生産性が低下す
るという問題がある。
【0010】また、前の工程においてカセット70に2
5枚の半導体ウェーハが収容されると、最も下の段から
1枚を抜き出す手間も生じ、この点でも生産性を低下さ
せることになる。
【0011】このように、カセットから板状物を搬出す
る場合、カセットに板状物を搬入する場合においては、
カセット内のすべての段において、円滑に搬出入を行う
ことに課題を有している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、板状物を支持する支持溝
が形成された第一の側壁及び第二の側壁と、板状物を後
部側から支持する後部壁と、第一の側壁の下端と第二の
側壁の下端との間に架設され帯状に形成される底板と、
第一の側壁の上端と第二の側壁の上端との間に架設され
る天板と、板状物の搬出入の搬出入口となる開口部とか
ら構成されるカセットから板状物を搬出すると共にカセ
ットに板状物を搬入する板状物搬出入装置であって、底
板を下にしてカセットが載置されるカセット載置領域
と、保持部において板状物を保持してカセット載置領域
に載置されたカセットからの板状物の搬出及びカセット
への板状物の搬入を行う搬出入手段とを少なくとも含
み、カセット載置領域には、底板の前方側において板状
物の下面を支持する第一の支持部と、底板の後方側にお
いて板状物の下面を支持する第二の支持部と、第一の支
持部及び第二の支持部を上下方向に進退させる進退駆動
部と、第一の支持部及び第二の支持部を前後方向に駆動
する前後駆動部とから構成される搬出入補助手段とが配
設されている板状物搬出入装置を提供する。
【0013】そしてこの板状物搬出入装置は、第一の支
持部及び第二の支持部の支持面に、緩衝部材が配設され
ることを付加的な要件とする。
【0014】また本発明は、上記の板状物搬出入装置を
用いてカセットから板状物を搬出する板状物の搬出方法
であって、第一の支持部及び第二の支持部を上方に進出
させて板状物を上昇させた後に、第一の支持部及び第二
の支持部を開口部方向に移動させて板状物を開口部から
前方に突出させ、突出した板状物を保持部によって保持
して板状物をカセットから搬出する板状物の搬出方法を
提供する。
【0015】更に本発明は、上記の板状物搬出入装置を
用いてカセットに板状物を搬入する板状物の搬入方法で
あって、第一の支持部及び第二の支持部を開口部側に移
動させた状態で、保持部によって板状物を第一の支持部
及び第二の支持部の上方に位置付け、第一の支持部及び
第二の支持部を上方に進出させて板状物を第一の支持部
及び第二の支持部の上に載置した後、第一の支持部及び
第二の支持部を後部壁側に移動させ下降させて板状物を
カセットに搬入する板状物の搬入方法を提供する。
【0016】このように構成される板状物搬出入装置並
びに板状物の搬出方法及び搬入方法においては、カセッ
ト載置領域に搬出入補助手段を配設し、カセットの底板
と板状物との間に保持部を進入させるための十分な隙間
がない場合でも、搬出入補助手段を用いて保持部を進入
させるための隙間を形成することができるため、板状物
を円滑に搬出または搬入できるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例とし
て、図1に示す研削装置10に配設される板状物搬出入
装置1について説明する。なお、従来例と同様に構成さ
れる部位については同一の符号を付して説明する。
【0018】まず研削装置10の概要について説明する
と、この研削装置10を用いて板状物、例えば半導体ウ
ェーハWの裏面を研削する場合は、半導体ウェーハW
は、カセット11に複数収容される。
【0019】そして、搬出入手段12によって搬出され
て中心合わせテーブル13に載置され、ここで一定の位
置に位置合わせされた後、第一の搬送手段14によって
チャックテーブル15に搬送され、裏面を上にして保持
される。
【0020】チャックテーブル15、16、17は、タ
ーンテーブル18によって回転可能に支持されており、
半導体ウェーハWを保持したチャックテーブル15は、
ターンテーブル18が左回りに所定角度(図示の例では
120度)回転することにより、粗研削手段20の直下
に位置付けられる。
【0021】粗研削手段20は、基台19から立設され
た壁部21に垂直方向に配設された一対のガイドレール
22にガイドされて駆動源23の駆動により上下動する
支持部24に支持され、支持部24の上下動に伴って上
下動する構成となっている。この粗研削手段20におい
ては、回転可能に支持されたスピンドル25の先端にマ
ウンタ26を介して研削ホイール27が装着されてお
り、研削ホイール27の下部には粗研削用の研削砥石2
8が円環状に固着されている。
【0022】粗研削手段20の直下に位置付けられた半
導体ウェーハWの裏面は、粗研削手段20がスピンドル
25の回転を伴って下方に研削送りされ、回転する研削
砥石28が裏面に接触することにより粗研削される。
【0023】次に、ターンテーブル18が左回りに同じ
だけ回転することにより、粗研削された半導体ウェーハ
Wが仕上げ研削手段30の直下に位置付けられる。
【0024】仕上げ研削手段30は、壁部21に垂直方
向に配設された一対のガイドレール31にガイドされて
駆動源32の駆動により上下動する支持部33に支持さ
れ、支持部33の上下動に伴って上下動する構成となっ
ている。この仕上げ研削手段30においては、回転可能
に支持されたスピンドル34の先端にマウンタ35を介
して研削ホイール36が装着されており、研削ホイール
36の下部には仕上げ研削用の研削砥石37が円環状に
固着されており、粗研削手段20とは、研削砥石の種類
のみが異なる構成となっている。
【0025】仕上げ研削手段30の直下に位置付けられ
た半導体ウェーハWの裏面は、仕上げ研削手段30がス
ピンドル34の回転を伴って下方に研削送りされ、回転
する研削砥石37が裏面に接触することにより仕上げ研
削される。
【0026】このようにして裏面が仕上げ研削された半
導体ウェーハWは、第二の搬送手段38によって洗浄手
段39に搬送され、ここで洗浄により研削屑が除去され
た後に、搬出入手段12によってカセット40に収容さ
れる。
【0027】カセット11及びカセット40は同様に構
成されるため、図2において同一の符号を付して説明す
ると、カセット11及びカセット40は、左右両側にお
いて対面する第一の側壁41及び第二の側壁42と、第
一の側壁41及び第二の側壁42の下端に連結され両側
壁の間に架設された底板43と、第一の側壁41及び第
二の側壁42の上端に連結され両側壁の間に架設された
天板44と、第一の側壁41及び第二の側壁42の後部
側に連結され両側壁の間に架設された後部壁45と、板
状物を搬出入する際の搬出入口となる開口部46とから
構成されている。
【0028】第一の側壁41及び第二の側壁42の内側
の面には、支持溝47が形成されており、板状物の収容
時は、対面する2つの支持溝47において板状物を下方
から支持する構成となっている。底板43は、帯状に形
成することにより中心部のみに架設され、底部の一部を
塞いでいる。
【0029】このように構成されるカセット11、40
は、図1に示す研削装置10におけるカセット載置領域
50及びカセット載置領域51にそれぞれ載置されて搬
出入手段12によって板状物の搬出入が行われ、カセッ
ト載置領域50、51と搬出入手段12とによって板状
物搬出入装置1を構成する。
【0030】カセット載置領域50に載置されたカセッ
ト11には、研削前の板状物、例えば半導体ウェーハW
が複数収容され、ここから搬出入手段12によって搬出
されて研削が行われる。一方、カセット載置領域51に
載置されたカセット40には、搬出入手段12によって
研削済みの半導体ウェーハが収容される。
【0031】カセット載置領域50及びカセット載置領
域51には、図3(A)に示す搬出入補助手段60が配
設されている。この搬出入補助手段60は、支持板52
の上面に固定され上方に突出する第一の支持部53及び
第二の支持部54と、第一の支持部53及び第二の支持
部54を上下方向に進退させる進退駆動部55と、進退
駆動部55が固定される移動部56と、移動部56を前
後方向に移動させる前後駆動部57と、移動部56を摺
動可能に支持するレール58とから構成される。
【0032】図3(B)に示すように、第一の支持部5
3及び第二の支持部54は、進退駆動部55による駆動
によって上昇することができ、図3(C)に示すよう
に、前後駆動部57による駆動によって前後方向に移動
することができる。また、第一の支持部53及び第二の
支持部54の上部の支持面にはゴム等の緩衝部材59が
固着されている。この緩衝部材59は弾性があり、摩擦
係数が大きいものである。
【0033】図4に示すように、搬出入手段12は、吸
着部61を備えた保持部62と、保持部62を進退方向
を回転軸として回転させる回転駆動部63と、旋回動に
より保持部62を所望の位置に位置付ける第一アーム6
4及び第二アーム65と、第一アーム65を旋回駆動す
る第一アーム駆動部66と、第二アーム65を旋回駆動
する第二アーム駆動部67と、これらを上下方向に駆動
する上下駆動部68とから構成され、保持部62は、第
一アーム64及び第二アーム65の旋回動及び上下動に
よって所望の位置に位置付けられる。
【0034】図5(A)は、研削前の半導体ウェーハW
がカセット11の最も下段の支持溝47に支持されて収
容され、搬出入補助手段60が配設されたカセット載置
領域50にそのカセット11が載置されている状態を示
しており、第一の支持部53及び第二の支持部54の上
端は底板43より下に位置している。なお、実際にはす
べての支持溝に支持されて複数の半導体ウェーハが収容
されているが、図5においては、最も下段に収容された
半導体ウェーハWのみ図示している。
【0035】図4に示した搬出入手段12を用いて半導
体ウェーハWを搬出して図1に示した中心合わせテーブ
ル13に搬送しようとするときは、図5(B)に示すよ
うに、進退駆動部55の駆動により第一の支持部53及
び第二の支持部54を上昇させて、最も下の段に収容さ
れている半導体ウェーハWを若干持ち上げる。このと
き、底板43は帯状に形成されているため、第一の支持
部53及び第二の支持部54は底板43に接触しない。
また、第一の支持部53及び第二の支持部54に固着さ
れた緩衝部材59は弾性があって半導体ウェーハWに衝
撃を与えることがないため、半導体ウェーハWが破損す
ることがない。
【0036】次に、図5(C)に示すように第一の支持
部53及び第二の支持部54を開口部46側に移動させ
ると、第一の支持部53及び第二の支持部54には摩擦
係数が大きい緩衝部材59が固着されているため、半導
体ウェーハWもいっしょに開口部46側に移動し、半導
体ウェーハWが開口部46から前方に突出する。
【0037】そして、図4に示した搬出入手段12を構
成する保持部62を開口部46から半導体ウェーハWの
下方に進入させてから上昇させ、吸着部61において半
導体ウェーハWの下面を吸引保持する。このとき、保持
部62は略コの字型に形成されているため、第一の支持
部53に接触することなく半導体ウェーハWの中心部を
保持することができる。
【0038】保持部62をカセット11に進入させる際
には、底板43が帯状に形成されているため、保持部6
2が底板43に接触することがない。また、半導体ウェ
ーハWが第一の支持部53及び第二の支持部54によっ
て若干上昇した状態で保持されているため、保持部11
がカセット11内に進入する途中で半導体ウェーハWに
接触することもない。
【0039】このように、半導体ウェーハWが保持部6
2によって保持されると、保持部62を手前に引き出す
ことによって半導体ウェーハWをカセット11の外に搬
出することができる。従って、底板43と最も下の段に
収容された半導体ウェーハWとの間に保持部62を進入
させるための十分な隙間がない場合でも、半導体ウェー
ハWを搬出することができる。
【0040】半導体ウェーハWをカセット11の外部に
完全に搬出した後は、保持部62を図1に示した中心合
わせテーブル13の上方に位置付け、ここで図4に示し
た回転駆動部63の駆動により保持部62を180度回
転させて半導体ウェーハWを裏返した後、保持部11を
下降させて中心合わせテーブル13に載置する。
【0041】一方、カセット載置領域51には空のカセ
ット40が載置されており、このカセット40には、粗
研削手段20及び仕上げ研削手段30によって研削され
洗浄手段39により洗浄された半導体ウェーハWが、搬
出入手段12を構成する保持部62によって保持されて
次々と収容されていく。
【0042】カセット40の最も下の支持溝47により
形成される段に半導体ウェーハを搬入しようとする場合
は、図6(A)に示すように、搬入の前に、予め第一の
支持部53及び第二の支持部54を開口部46側に移動
させておき、半導体ウェーハWを保持した保持部62を
カセット40の内部に進入させていく。このとき、底板
43が帯状に形成されているため、保持部52が底板4
3に接触することがない。
【0043】次に、図6(B)に示すように、半導体ウ
ェーハWを第一の支持部53及び第二の支持部54の上
方に位置付け、第一の支持部53及び第二の支持部54
を若干上昇させて半導体ウェーハWを第一の支持部53
及び第二の支持部54の上に載置した後、第一の支持部
53及び第二の支持部54を後部壁45側に引く。そし
て、図6(C)に示すように、第一の支持部53及び第
二の支持部54を下降させることにより、支持溝47の
上に載置され、カセット40の最も下の段に収容され
る。
【0044】このように、通常の状態では最も下の段と
底板43との間に保持部62を進入させるための十分な
隙間がない場合でも、搬出入補助手段60によって保持
部62を進入させるのに十分な隙間をつくりだすことが
できるため、最も下の段に半導体ウェーハを容易に搬入
することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る板状
物搬出入装置並びに板状物の搬出方法及び搬入方法にお
いては、カセット載置領域に搬出入補助手段を配設し、
カセットの底板と板状物との間に保持部を進入させるた
めの十分な隙間がない場合でも、搬出入補助手段を用い
て保持部を進入させるための隙間を形成することができ
るため、板状物を円滑に搬出または搬入できるようにな
る。従って、従来は板状物を収容しない段を設ける必要
があるために収容できる板状物の枚数を減らさざるを得
ずその分生産性を低下させていたが、本発明の板状物搬
出入装置を用いれば、カセットのすべての段に板状物を
収容できるため、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される装置の一例である研削装置
を示す斜視図である。
【図2】板状物が収容されるカセットを示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の板状物搬出入装置を構成する搬出入補
助手段の動作を示す斜視図である。
【図4】同板状物搬出入装置を構成する搬出入手段を示
す斜視図である。
【図5】本発明の板状物の搬出方法の手順を示す斜視図
である。
【図6】本発明の板状物の搬入方法の手順を示す斜視図
である。
【図7】従来の板状物の搬出方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…板状物搬出入装置 10…研削装置 11…カセット 12…搬出入手段 13…中心合わせテーブル 14…第一の搬送手段 15、16、17…チャックテーブル 18…ターンテーブル 19…基台 20…粗研削手段 21…壁部 22…ガイドレール 23…駆動源 24…支持部 25…スピンドル 26…マウンタ 27…研削ホイール 28…研削砥石 30…仕上げ研削手段 31…ガイドレール 32…駆動源 33…支持部 34…スピンドル 35…マウンタ 36…研削ホイール 37…研削砥石 38…第二の搬送手段 39…洗浄手段 40…カセット 41…第一の側壁 42…第二の側壁 43…底板 44…天板 45…後部壁 46…開口部 47…支持溝 50、51…カセット載置領域 52…支持板 53…第一の支持部 54…第二の支持部 55…進退駆動部 56…移動部 57…前後駆動部 58…レール 59…緩衝部材 60…搬出入補助手段 61…吸着部 62…保持部 63…回転駆動部 64…第一アーム 65…第二アーム 66…第一アーム駆動部 67…第二アーム駆動部 68…上下駆動部 70…カセット 71…支持溝 72…第一の側壁 73…第二の側壁 74…底板 75…天板 76…後部壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状物を支持する支持溝が形成された第
    一の側壁及び第二の側壁と、板状物を後部側から支持す
    る後部壁と、該第一の側壁の下端と該第二の側壁の下端
    との間に架設され帯状に形成される底板と、該第一の側
    壁の上端と該第二の側壁の上端との間に架設される天板
    と、板状物の搬出入口となる開口部とから構成されるカ
    セットから板状物を搬出すると共に該カセットに板状物
    を搬入する板状物搬出入装置であって、 該底板を下にして該カセットが載置されるカセット載置
    領域と、保持部において板状物を保持して該カセット載
    置領域に載置されたカセットからの板状物の搬出及び該
    カセットへの板状物の搬入を行う搬出入手段とを少なく
    とも含み、 該カセット載置領域には、該底板の前方側において板状
    物の下面を支持する第一の支持部と、該底板の後方側に
    おいて該板状物の下面を支持する第二の支持部と、該第
    一の支持部及び該第二の支持部を上下方向に進退させる
    進退駆動部と、該第一の支持部及び該第二の支持部を前
    後方向に駆動する前後駆動部とから構成される搬出入補
    助手段とが配設されている板状物搬出入装置。
  2. 【請求項2】 第一の支持部及び第二の支持部の支持面
    には、緩衝部材が配設される請求項1に記載の板状物搬
    出入装置。
  3. 【請求項3】 板状物を支持する支持溝が形成された第
    一の側壁及び第二の側壁と、板状物を後部側から支持す
    る後部壁と、該第一の側壁の下端と該第二の側壁の下端
    との間に架設され帯状に形成される底板と、該第一の側
    壁の上端と該第二の側壁の上端との間に架設される天板
    と、板状物の搬出入口となる開口部とから構成されるカ
    セットから板状物を搬出すると共に該カセットに板状物
    を搬入する板状物搬出入装置であって、該底板を下にし
    て該カセットが載置されるカセット載置領域と、保持部
    によって板状物を保持して該カセット載置領域に載置さ
    れたカセットからの板状物の搬出及び該カセットへの板
    状物の搬入を行う搬出入手段とを少なくとも含み、該カ
    セット載置領域には、該底板の前方側において板状物の
    下面を支持する第一の支持部と、該底板の後方側におい
    て該板状物の下面を支持する第二の支持部と、該第一の
    支持部及び該第二の支持部を上下方向に進退させる進退
    駆動部と、該第一の支持部及び該第二の支持部を前後方
    向に駆動する前後駆動部とから構成される搬出入補助手
    段とが配設されている板状物搬出入装置を用いて該カセ
    ットから板状物を搬出する板状物の搬出方法であって、 該第一の支持部及び該第二の支持部を上方に進出させて
    板状物を上昇させた後に、該第一の支持部及び該第二の
    支持部を開口部方向に移動させて該板状物を該開口部か
    ら前方に突出させ、該突出した板状物を該保持部によっ
    て保持して該板状物をカセットから搬出する板状物の搬
    出方法。
  4. 【請求項4】 板状物を支持する支持溝が形成された第
    一の側壁及び第二の側壁と、板状物を後部側から支持す
    る後部壁と、該第一の側壁の下端と該第二の側壁の下端
    との間に架設され帯状に形成される底板と、該第一の側
    壁の上端と該第二の側壁の上端との間に架設される天板
    と、板状物の搬出入口となる開口部とから構成されるカ
    セットから板状物を搬出すると共に該カセットに板状物
    を搬入する板状物搬出入装置であって、該底板を下にし
    て該カセットが載置されるカセット載置領域と、保持部
    によって板状物を保持して該カセット載置領域に載置さ
    れたカセットからの板状物の搬出及び該カセットへの板
    状物の搬入を行う搬出入手段とを少なくとも含み、該カ
    セット載置領域には、該底板の前方側において板状物の
    下面を支持する第一の支持部と、該底板の後方側におい
    て該板状物の下面を支持する第二の支持部と、該第一の
    支持部及び該第二の支持部を上下方向に進退させる進退
    駆動部と、該第一の支持部及び該第二の支持部を前後方
    向に駆動する前後駆動部とから構成される搬出入補助手
    段とが配設されている板状物搬出入装置を用いて該カセ
    ットに板状物を搬入する板状物の搬入方法であって、 第一の支持部及び第二の支持部を開口部側に移動させた
    状態で、該保持部によって板状物を該第一の支持部及び
    該第二の支持部の上方に位置付け、該第一の支持部及び
    該第二の支持部を上方に進出させて該板状物を該第一の
    支持部及び該第二の支持部の上に載置した後、該第一の
    支持部及び該第二の支持部を該後部壁側に移動させ下降
    させて該板状物をカセットに搬入する板状物の搬入方
    法。
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JPH0446545U (ja) * 1990-08-24 1992-04-21
JP2000158247A (ja) * 1998-11-24 2000-06-13 Mitsubishi Electric Corp 産業ロボット装置

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