JP2003086070A - 温度ヒューズおよびそれを用いた電池 - Google Patents

温度ヒューズおよびそれを用いた電池

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JP2003086070A
JP2003086070A JP2002189342A JP2002189342A JP2003086070A JP 2003086070 A JP2003086070 A JP 2003086070A JP 2002189342 A JP2002189342 A JP 2002189342A JP 2002189342 A JP2002189342 A JP 2002189342A JP 2003086070 A JP2003086070 A JP 2003086070A
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insulating film
thermal fuse
fusible alloy
metal terminals
pair
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JP2002189342A
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Kenji Senda
謙治 仙田
Tokuji Kono
篤司 河野
Tatsuya Wada
達也 和田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速断性に優れた温度ヒューズを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 上面に一対の金属端子11の各先端部が
配置された第1の絶縁フィルムと、この第1の絶縁フィ
ルムの上方に位置して金属端子11の先端部間に接続さ
れた可溶合金と、この可溶合金の上方に位置し、かつ前
記第1の絶縁フィルムとの間に内部空間を形成するよう
に前記第1の絶縁フィルムに取り付けられる第2の絶縁
フィルム14とを備え、前記第1の絶縁フィルムと第2
の絶縁フィルム14との固着部15に、前記第1の絶縁
フィルムと第2の絶縁フィルム14との固着時に融解す
る絶縁フィルムの融解物を逃がすことにより形成される
膨出部16を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度ヒューズおよ
びそれを用いた電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、ノートパソコン、ビデ
オカメラ等の携帯機器には高容量のリチウムイオン、リ
チウムポリマー等の2次電池が多用されており、この2
次電池の薄形、小形化に対応した薄形の温度ヒューズが
望まれている一方で、2次電池の小形化によるエネルギ
ー密度の増加に伴い異常時の温度上昇が速くなるため、
即断性に優れた温度ヒューズが強く望まれている。
【0003】この温度ヒューズとしては低融点の可溶合
金を使用したものが一般に用いられている。
【0004】図8(a)は従来の温度ヒューズの上面
図、図8(b)は図8(a)のA−A線断面図、図8
(c)は図8(a)のB−B線断面図である。
【0005】図8(a)〜(c)において、1は一対の
金属端子で、この一対の金属端子1はそれぞれ絶縁フィ
ルム2の上面に取り付けられ、かつこの一対の金属端子
1の先端部間には可溶合金3を接続している。そしてこ
の可溶合金3は、温度ヒューズが取り付けられた電気機
器の温度が異常に上昇した際に溶融し、移動分断するも
ので、これにより電流を遮断する。前記絶縁フィルム2
の上面には可溶合金3を覆うようにカバー用絶縁フィル
ム4が配置され、そして固着部5において絶縁フィルム
1と固着されている。
【0006】また前記絶縁フィルム2とカバー用絶縁フ
ィルム4との固着や金属端子1とカバー用絶縁フィルム
4との固着は、熱圧着や超音波溶着などにより絶縁フィ
ルム2とカバー用絶縁フィルム4を溶融させて行ってい
る。このとき、絶縁フィルム2とカバー用絶縁フィルム
4との固着や金属端子1とカバー用絶縁フィルム4との
固着を確実に行うためには、圧力を加えて溶着を行う必
要があるが、圧力を加えて溶着を行った場合、絶縁フィ
ルム2またはカバー用絶縁フィルム4が融解してその融
解物6が生成されるもので、この融解物6は図8
(b)、図8(c)に示すように、可溶合金3の方向へ
侵入して可溶合金3の一部の表面を覆ってしまうもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の温度ヒ
ューズにおいては、融解物6の生成により、電気機器の
異常発熱によって溶融した可溶合金3の移動分断が妨げ
られるため、温度ヒューズが速やかに溶断しないという
課題を有していた。特に、小形の温度ヒューズでは、固
着部5と可溶合金3の距離が小さいため、その影響が顕
著であった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、速断性に優れた温度ヒューズを提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下の構成を有するものである。
【0010】本発明の請求項1に記載の発明は、特に、
第1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着部お
よび前記第2の絶縁フィルムと金属端子との固着部のい
ずれか一方、もしくは両方に、前記第1の絶縁フィルム
と第2の絶縁フィルムとの固着時に融解する絶縁フィル
ムの融解物を逃がすことにより形成される膨出部を設け
たもので、この構成によれば、第1の絶縁フィルムと第
2の絶縁フィルムとの固着時に融解する絶縁フィルムの
融解物の逃げ場を膨出部という形で設けているため、従
来のように融解物が可溶合金の方向へ侵入して可溶合金
の表面を覆ってしまうということはなくなり、これによ
り、速断性に優れた温度ヒューズを提供することができ
るという作用効果が得られるものである。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、特に、
膨出部を固着部において他の部分より上方に突出させて
設けたもので、この構成によれば、膨出部を固着部にお
いて他の部分より上方に突出させて設けているため、第
1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着時に融
解する絶縁フィルムの融解物は固着部において他の部分
より上方に突出させた膨出部で吸収されることになり、
その結果、従来のように融解物が可溶合金の方向へ侵入
して可溶合金の表面を覆ってしまうということはなくな
るため、速断性に優れた温度ヒューズを提供することが
できるという作用効果が得られるものである。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、特に、
第1の絶縁フィルム、第2の絶縁フィルム、可溶合金か
らなる温度ヒューズ本体部の長さをa、幅をbとしたと
き、aを7.0mm以下、bを3.5mm以下としたも
ので、この構成によれば、温度ヒューズ本体部の長さa
を7.0mm以下、幅bを3.5mm以下としているた
め、この温度ヒューズを小形の電池に用いる場合、温度
ヒューズの設置に必要な面積も少なくてすむという作用
効果が得られるものである。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、特に、
膨出部の面積を固着部の面積の10〜70%の範囲に設
定したもので、この構成によれば、膨出部の面積を固着
部の面積の10〜70%の範囲に設定しているため、第
1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着時に融
解する絶縁フィルムの融解物が従来のように可溶合金の
方向へ侵入して可溶合金の表面を覆ってしまうというこ
とはなくなるとともに、固着部の密着強度も十分なもの
が得られるという作用効果が得られるものである。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、特に、
電池本体と、この電池本体が異常発熱した際に電流を遮
断するように電池本体に電気的に接続される温度ヒュー
ズとを備え、前記温度ヒューズにおける第1の絶縁フィ
ルムと第2の絶縁フィルムとの固着部および前記第2の
絶縁フィルムと金属端子との固着部のいずれか一方、も
しくは両方に、前記第1の絶縁フィルムと第2の絶縁フ
ィルムとの固着時に融解する絶縁フィルムの融解物を逃
がすことにより形成される膨出部を設けたもので、この
構成によれば、第1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィル
ムとの固着時に融解する絶縁フィルムの融解物の逃げ場
を膨出部という形で設けているため、従来のように融解
物が可溶合金の方向へ侵入して可溶合金の表面を覆って
しまうということはなくなり、その結果、温度ヒューズ
も速断性の優れたものが得られるため、異常時において
は速やかに電流を遮断する安全性に優れた電池を提供で
きるという作用効果が得られるものである。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、一対の
金属端子の各端部の一部が下面から上面に表出するよう
に前記一対の金属端子を取り付けた第1の絶縁フィルム
と、この第1の絶縁フィルムの上方に位置して前記一対
の金属端子の先端部間に接続された可溶合金と、この可
溶合金の上方に位置し、かつ前記第1の絶縁フィルムと
の間に内部空間を形成するように前記第1の絶縁フィル
ムに取り付けられる第2の絶縁フィルムとを備えてなる
温度ヒューズにおいて、前記第1の絶縁フィルムと第2
の絶縁フィルムとの固着部に、前記第1の絶縁フィルム
と第2の絶縁フィルムとの固着時に融解する絶縁フィル
ムの融解物を逃がすことにより形成される膨出部を設け
たもので、この構成によれば、第1の絶縁フィルムと第
2の絶縁フィルムとの固着時に融解する絶縁フィルムの
融解物の逃げ場を膨出部という形で設けているため、従
来のように融解物が可溶合金の方向へ侵入して可溶合金
の表面を覆ってしまうということはなくなり、これによ
り、速断性に優れた温度ヒューズを提供することができ
るという作用効果が得られるものである。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、特に、
膨出部を固着部において他の部分より上方に突出させて
設けたもので、この構成によれば、膨出部を固着部にお
いて他の部分より上方に突出させて設けているため、第
1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着時に融
解する絶縁フィルムの融解物は固着部において他の部分
より上方に突出させた膨出部で吸収されることになり、
その結果、従来のように融解物が可溶合金の方向へ侵入
して可溶合金の表面を覆ってしまうということはなくな
るため、速断性に優れた温度ヒューズを提供することが
できるという作用効果が得られるものである。
【0017】本発明の請求項8に記載の発明は、特に、
第1の絶縁フィルム、第2の絶縁フィルム、可溶合金か
らなる温度ヒューズ本体部の長さをa、幅をbとしたと
き、aを7.0mm以下、bを3.5mm以下としたも
ので、この構成によれば、温度ヒューズ本体部の長さa
を7.0mm以下、幅bを3.5mm以下としているた
め、この温度ヒューズを小形の電池に用いる場合、温度
ヒューズの設置に必要な面積も少なくてすむという作用
効果が得られるものである。
【0018】本発明の請求項9に記載の発明は、特に、
膨出部の面積を固着部の面積の10〜70%の範囲に設
定したもので、この構成によれば、膨出部の面積を固着
部の面積の10〜70%の範囲に設定しているため、第
1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着時に融
解する絶縁フィルムの融解物が従来のように可溶合金の
方向へ侵入して可溶合金の表面を覆ってしまうというこ
とはなくなるとともに、固着部の密着強度も十分なもの
が得られるという作用効果が得られるものである。
【0019】本発明の請求項10に記載の発明は、特
に、電池本体と、この電池本体が異常発熱した際に電流
を遮断するように電池本体に電気的に接続される温度ヒ
ューズとを備え、前記温度ヒューズにおける第1の絶縁
フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着部に、前記第1
の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着時に融解
する絶縁フィルムの融解物を逃がすことにより形成され
る膨出部を設けたもので、この構成によれば、第1の絶
縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着時に融解する
絶縁フィルムの融解物の逃げ場を膨出部という形で設け
ているため、従来のように融解物が可溶合金の方向へ侵
入して可溶合金の表面を覆ってしまうということはなく
なり、その結果、温度ヒューズも速断性の優れたものが
得られるため、異常時においては速やかに電流を遮断す
る安全性に優れた電池を提供できるという作用効果が得
られるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態1における温度ヒューズについて、図面を参
照しながら説明する。
【0021】図1は本発明の実施の形態1における温度
ヒューズの上面図、図2(a)は図1のA−A線断面
図、図2(b)は図1のB−B線断面図である。
【0022】図1、図2(a),(b)において、11
は一対の金属端子、12はポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート等の樹脂により構成され
たシート状の第1の絶縁フィルムで、この第1の絶縁フ
ィルム12には、第1の絶縁フィルム12より幅が狭い
前記一対の金属端子11を取り付けている。この一対の
金属端子11は帯状または線状をなし、かつ銅、ニッケ
ル等の導電性の良好な金属の表面にはんだ、錫、銅等の
めっきを施すことにより構成されている。13は第1の
絶縁フィルム12の上方に位置して一対の金属端子11
の先端部間に接続された可溶合金で、この可溶合金13
は、錫、鉛、亜鉛、ビスマス、インジウム、カドミウ
ム、銀、銅のいずれか1つの金属あるいは複数の金属を
合金化したもので構成されている。14は前記可溶合金
13の上方に位置し、かつ第1の絶縁フィルム12との
間に内部空間を形成するように第1の絶縁フィルム12
に熱圧着、超音波溶着等により取り付けられるシート状
の第2の絶縁フィルムで、この第2の絶縁フィルム14
を構成する材料は第1の絶縁フィルム12と同じものが
好ましい。このように第1の絶縁フィルム12と第2の
絶縁フィルム14とで可溶合金13を覆い、かつ可溶合
金13が設けられた部分を除いた箇所において、第1の
絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム14の外周部同
士および金属端子11と第2の絶縁フィルム14との外
周部を熱圧着、超音波溶着等により固着して固着部15
を設けることにより、可溶合金13を密閉し、この可溶
合金13の劣化を防止している。前記固着部15の厚み
はほぼ一定であるが、固着部15の1箇所あるいは複数
箇所に、他の部分より上方に突出する膨出部16を設け
ている。この膨出部16は、第1の絶縁フィルム12の
外周部と第2の絶縁フィルム14の外周部との固着時ま
たは金属端子11と第2の絶縁フィルム14の外周部と
の固着時に融解する絶縁フィルムの融解物(図示せず)
により形成されている。
【0023】次に、本発明の実施の形態1における温度
ヒューズにおいて、第1の絶縁フィルム12と第2の絶
縁フィルム14、金属端子11と第2の絶縁フィルム1
4のそれぞれの固着方法について図3、図4を用いて説
明する。
【0024】図3(a)〜(d)、図4(a)〜(d)
は本発明の実施の形態1における温度ヒューズの製造方
法の一部である。図3は図1のA−A線断面図、図4は
図1のB−B線断面図に相当する。また、図3(a)と
図4(a)は同じ工程に対応し、図3(b)〜(d)と
図4(b)〜(d)も同様である。
【0025】まず、図3(a)、図4(a)に示すよう
に、第1の絶縁フィルム12上に金属端子11を熱圧着
等で固着し、金属端子11の先端間に可溶合金13を接
続する。
【0026】次に、図3(b)、図4(b)に示すよう
に、第1の絶縁フィルム12および第2の絶縁フィルム
14を支持台18に載せて重ね合わせる。この時、第1
の絶縁フィルム12の上面の可溶合金13が配置されて
いる部分は重ねないようにする。
【0027】次に、図3(c)、図4(c)に示すよう
に、凹部19を設けた金型20を第1の絶縁フィルム1
2および第2の絶縁フィルム14の溶融温度より高い温
度に加熱し、第1の絶縁フィルム12と重ね合わされた
第2の絶縁フィルム14の上面より押し当てる。これに
より、第1の絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム1
4は融解し互いに固着される。さらに、融解した第1の
絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム14は金属端子
11とも固着される。この時、第1の絶縁フィルム12
と第2の絶縁フィルム14の固着時に融解した融解物は
金型20に設けた凹部19に入り込むため、可溶合金1
3へ入り込む量は少量である。このようにして、図3
(d)、図4(d)に示すように凹部19の型に膨出部
16が形成される。
【0028】このように本発明の実施の形態1における
温度ヒューズにおいては、第1の絶縁フィルム12と第
2の絶縁フィルム14との固着部および金属端子11と
第2の絶縁フィルム14との固着部15に、前記第1の
絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム14との固着時
に融解する絶縁フィルムの融解物を逃がすことにより形
成される膨出部16を設けているため、第1の絶縁フィ
ルム12と第2の絶縁フィルム14との固着時に融解す
る絶縁フィルムの融解物は膨出部16が逃げ部となり、
その結果、従来のように融解物が可溶合金の方向へ侵入
して可溶合金13の表面を覆ってしまうということはな
くなるため、電気機器の異常発熱によって溶融した可溶
合金13の移動分断も妨げられることはなくなり、これ
により、温度ヒューズを速やかに溶断させることができ
るという効果が得られるものである。
【0029】なお、前記膨出部16の面積は、固着部1
5の面積の10〜70%の範囲に設定するのが好まし
く、より好ましくは30〜60%の範囲に設定するのが
望ましい。これは、膨出部16の面積が固着部15の面
積の10%以下である場合、溶融物の入り込み量が、膨
出部16のない場合とほとんど差がなく、一方、膨出部
16の面積が固着部15の面積の70%以上である場合
は、第1の絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム14
の密着強度が低下し、温度ヒューズの強度および信頼性
に影響を与えるからである。
【0030】また、上記図3、図4においては熱圧着に
よる第1の絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム14
との固着および第2の絶縁フィルム14と金属端子11
との固着について説明したが、第1の絶縁フィルム12
と第2の絶縁フィルム14および第2の絶縁フィルム1
4と金属端子11を超音波溶着により固着した場合にお
いても、超音波による摩擦熱で第1の絶縁フィルム12
および第2の絶縁フィルム14が融解するため、上記図
3、図4と同様の効果が得られるものである。
【0031】そしてまた、膨出部16は固着部15にお
いて他の部分より上方に突出させて設けているため、側
方に広がる、すなわち温度ヒューズ自体の面積が大きく
なることはなくなる。これは温度ヒューズの小形化に有
利となるものである。
【0032】なお、この膨出部16を温度ヒューズの下
方、すなわち、温度ヒューズを電気機器に密着させる面
側に設けることは、温度ヒューズと電気機器の密着性が
悪化して電気機器の発熱が温度ヒューズに伝わりにくい
ため、好ましくない。
【0033】また、上記本発明の実施の形態1において
は、膨出部16を固着部15において他の部分より上方
に突出させたものについて説明したが、他の方向、例え
ば図5に示すように、固着部15の一部が他の部分より
側方に突出した突出部21を設けてもよく、この場合、
この突出部21が第1の絶縁フィルム12と第2の絶縁
フィルム14との固着時に融解した第1の絶縁フィルム
12、第2の絶縁フィルム14の融解物の逃げ場になる
ため、本発明の実施の形態1と同様の効果が得られるも
のである。
【0034】次に、従来の温度ヒューズと、本発明の実
施の形態1における温度ヒューズについて、速断性を比
較した結果について説明する。
【0035】試料としては、実施例品として本発明の実
施の形態1における温度ヒューズを10個、比較例品と
して膨出部16を設けていない以外は実施例品と同じ温
度ヒューズを10個それぞれ用いた。また、可溶合金1
3として融点95℃のものを用い、各試料をそれぞれ発
熱部品に密着させた。
【0036】ここで、前記第1の絶縁フィルム12、第
2の絶縁フィルム14、可溶合金13からなる温度ヒュ
ーズ本体部の長さ(第1の絶縁フィルム12と第2の絶
縁フィルム14のいずれか長い方の長さに等しい)aは
7.0mm以下(好ましくは5.0mm以下)、温度ヒ
ューズ本体部の幅bは3.5mm以下(好ましくは3.
2mm以下)としているもので、この場合、温度ヒュー
ズ本体部の長さaが7.0mm以上、温度ヒューズ本体
部の幅bが3.5mm以上である場合は、この温度ヒュ
ーズを小形の電池に用いる場合、温度ヒューズの設置に
必要な面積が大きくなり、実用的ではない。したがっ
て、本発明の実施の形態1においては、温度ヒューズ本
体部の長さaを7.0mm以下、温度ヒューズ本体部の
幅bを3.5mm以下としているものである。なお、こ
こではa=4.5mm、b=3.0mmのものを試作し
た。
【0037】実験方法は、発熱部品の表面温度が120
℃になるように設定し、発熱部品が発熱を開始してから
温度ヒューズが溶断するまでの時間を測定した。
【0038】その結果、実施例品は9秒〜12秒で溶断
したが、比較例品は19秒〜32秒で溶断した。
【0039】この実験結果から、本発明の実施の形態1
のように第1の絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム
14の固着部15に膨出部16などの他の部分より突出
する部分を形成すれば速断性に優れた温度ヒューズが得
られることがわかる。
【0040】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における温度ヒューズについて、図面を参照しなが
ら説明する。
【0041】図6(a)は本発明の実施の形態2におけ
る温度ヒューズの上面図、図6(b)は図6(a)のA
−A線断面図、図6(c)は図6(a)のB−B線断面
図である。
【0042】図6(a)〜(c)において、11は一対
の金属端子、12はポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレート等の樹脂により構成されたシート
状の第1の絶縁フィルムで、この第1の絶縁フィルム1
2には、一対の金属端子11の各端子の一部が下面から
上面に表出して表出部18を形成するように前記一対の
金属端子11を取り付けている。この一対の金属端子1
1は帯状または線状をなし、かつ銅、ニッケル等の導電
性の良好な金属の表面にはんだ、錫、銅等のめっきを施
すことにより構成されている。13は第1の絶縁フィル
ム12の上方に位置して一対の金属端子11の先端部間
に接続された可溶合金で、この可溶合金13は、錫、
鉛、亜鉛、ビスマス、インジウム、カドミウム、銀、銅
のいずれか1つの金属あるいは複数の金属を合金化した
もので構成されている。14は前記可溶合金13の上方
に位置し、かつ第1の絶縁フィルム12との間に内部空
間を形成するように第1の絶縁フィルム12に熱圧着、
超音波溶着等により取り付けられるシート状の第2の絶
縁フィルムで、この第2の絶縁フィルム14を構成する
材料は第1の絶縁フィルム12と同じものが好ましい。
このように第1の絶縁フィルム12と第2の絶縁フィル
ム14とで可溶合金13を覆い、かつ可溶合金13が設
けられた部分を除いた箇所において、第1の絶縁フィル
ム12の外周部と第2の絶縁フィルム14の外周部を熱
圧着、超音波溶着等により固着して固着部15を設ける
ことにより、可溶合金13を密閉し、この可溶合金13
の劣化を防止している。前記固着部15の厚みはほぼ一
定であるが、固着部15の1箇所あるいは複数箇所に、
他の部分より上方に突出する膨出部16を設けている。
この膨出部16は、第1の絶縁フィルム12の外周部と
第2の絶縁フィルム14の外周部との固着時に融解した
融解物(図示せず)により形成されている。
【0043】なお、図6(a)〜(c)に示した本発明
の実施の形態2における温度ヒューズが、上記本発明の
実施の形態1における温度ヒューズと相違する点は、一
対の金属端子11の各先端部の一部を第1の絶縁フィル
ム12の下面から上面に表出させ、そして第1の絶縁フ
ィルム12と第2の絶縁フィルム14とを固着した点で
あり、その他の構成は同じであるため、本発明の実施の
形態1と同じ符号を付している。
【0044】このように本発明の実施の形態2における
温度ヒューズにおいては、第1の絶縁フィルム12と第
2の絶縁フィルム14との固着部15に、前記第1の絶
縁フィルム12と第2の絶縁フィルム14との固着時に
融解する絶縁フィルムの融解物を逃がすことにより形成
される膨出部16を設けているため、第1の絶縁フィル
ム12と第2の絶縁フィルム14との固着時に融解する
絶縁フィルムの融解物は膨出部16が逃げ部となり、そ
の結果、従来のように融解物が可溶合金の方向へ侵入し
て可溶合金13の表面を覆ってしまうということはなく
なるため、電気機器の異常発熱によって溶融した可溶合
金13の移動分断も妨げられることはなくなり、これに
より、温度ヒューズを速やかに溶断させることができる
という効果が得られるものである。
【0045】なお、前記膨出部16の面積は、固着部1
5の面積の10〜70%の範囲に設定するのが好まし
く、より好ましくは30〜60%の範囲に設定するのが
望ましい。これは、膨出部16の面積が固着部15の面
積の10%以下である場合、溶融物の入り込み量が、膨
出部16のない場合とほとんど差がなく、一方、膨出部
16の面積が固着部15の面積の70%以上である場合
は、第1の絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム14
の密着強度が低下し、温度ヒューズの強度および信頼性
に影響を与えるからである。
【0046】また、第1の絶縁フィルム12と第2の絶
縁フィルム14との固着には、本発明の実施の形態1と
同様に熱圧着または超音波溶着等を用いることができ
る。
【0047】そしてまた、膨出部16は固着部15にお
いて他の部分より上方に突出させて設けているため、側
方に広がる、すなわち温度ヒューズ自体の面積が大きく
なることはなくなる。これは温度ヒューズの小形化に有
利となるものである。
【0048】さらに、上記本発明の実施の形態2におい
ては、膨出部16を固着部15において他の部分より上
方に突出させたものについて説明したが、上記した本発
明の実施の形態1と同様、他の方向、例えば図5に示す
ように、固着部15の一部が他の部分より側方に突出し
た突出部21を設けてもよく、この場合、この突出部2
1が第1の絶縁フィルム12と第2の絶縁フィルム14
との固着時に融解した第1の絶縁フィルム12、第2の
絶縁フィルム14の融解物の逃げ場になるため、同様の
効果が得られるものである。
【0049】さらにまた、前記第1の絶縁フィルム1
2、第2の絶縁フィルム14、可溶合金13からなる温
度ヒューズ本体部の長さ(第1の絶縁フィルム12と第
2の絶縁フィルム14のいずれか長い方の長さに等し
い)aは7.0mm以下(好ましくは5.0mm以
下)、温度ヒューズ本体部の幅bは3.5mm以下(好
ましくは3.2mm以下)としているもので、この場
合、温度ヒューズ本体部の長さaが7.0mm以上、温
度ヒューズ本体部の幅bが3.5mm以上である場合
は、この温度ヒューズを小形の電池に用いる場合、温度
ヒューズの設置に必要な面積が大きくなり、実用的では
ない。したがって、本発明の実施の形態2においては、
温度ヒューズ本体部の長さaを7.0mm以下、温度ヒ
ューズ本体部の幅bを3.5mm以下としているもので
ある。
【0050】また、前記第1の絶縁フィルム12、第2
の絶縁フィルム14、可溶合金13を有する温度ヒュー
ズ本体部の長さaは7.0mm以下(好ましくは5.0
mm以下)、温度ヒューズ本体部の幅bは3.5mm以
下(好ましくは3.2mm以下)としているもので、こ
の場合、温度ヒューズ本体部の長さaが7.0mm以
上、温度ヒューズ本体部の幅bが3.5mm以上である
場合は、この温度ヒューズを小形の電池に用いる場合、
温度ヒューズの設置に必要な面積が大きくなり、実用的
ではない。
【0051】(実施の形態3)図7は本発明の実施の形
態3における電池の斜視図である。この電池は、図7に
示すように、電池本体31と、この電池本体31が異常
発熱した際に電流を遮断するように電池本体31に電気
的に接続された温度ヒューズ32と、前記電池本体31
の側面に設けられた外部電極33と、前記電池本体31
と電気的に接続された保護回路34とを備えている。前
記温度ヒューズ32は本発明の実施の形態1、2のいず
れかのものを用いる。またこの温度ヒューズ32は、一
方の端子35が電池本体31の外部電極33に接続部3
6においてスポット溶接等により電気的に接続され、か
つ他方の端子37が保護回路34に接続部38において
スポット溶接等により電気的に接続されている。前記温
度ヒューズ32は電池本体31から発生する熱が所定以
上になる、すなわち異常発熱を起こすと電流を遮断す
る。
【0052】このような構成の電池においては、温度ヒ
ューズ32が速断性に優れているため、異常時には速や
かに電流を遮断することができる安全性に優れた電池を
提供できるものである。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の絶
縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着部および前記
第2の絶縁フィルムと金属端子との固着部のいずれか一
方、もしくは両方に、前記第1の絶縁フィルムと第2の
絶縁フィルムとの固着時に融解する絶縁フィルムの融解
物を逃がすことにより形成される膨出部を設けているた
め、第1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着
時に融解する絶縁フィルムの融解物は膨出部に逃がされ
ることになり、その結果、従来のように融解物が可溶合
金の方向へ侵入して可溶合金の表面を覆ってしまうとい
うことはなくなるため、速断性に優れた温度ヒューズを
提供することができるという優れた効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における温度ヒューズを
示す上面図
【図2】(a)図1のA−A線断面図 (b)図1のB−B線断面図
【図3】(a)〜(d)同温度ヒューズの製造方法の一
部を示す断面図
【図4】(a)〜(d)同温度ヒューズの製造方法の一
部を示す断面図
【図5】同温度ヒューズの他の例を示す上面図
【図6】(a)本発明の実施の形態2における温度ヒュ
ーズを示す上面図 (b)図6(a)のA−A線断面図 (c)図6(a)のB−B線断面図
【図7】本発明の実施の形態3における電池の斜視図
【図8】(a)従来の温度ヒューズを示す上面図 (b)図8(a)のA−A線断面図 (c)図8(a)のB−B線断面図
【符号の説明】
11 金属端子 12 第1の絶縁フィルム 13 可溶合金 14 第2の絶縁フィルム 15 固着部 16 膨出部 31 電池本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 達也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5G502 AA02 BA02 BB05 BC02 BC12 CC28 FF08 JJ01 JJ02 5H022 BB03 BB11 CC09 EE01 EE06 KK01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に一対の金属端子の各先端部が配置
    された第1の絶縁フィルムと、この第1の絶縁フィルム
    の上方に位置して金属端子の先端部間に接続された可溶
    合金と、この可溶合金の上方に位置し、かつ前記第1の
    絶縁フィルムとの間に内部空間を形成するように前記第
    1の絶縁フィルムに取り付けられる第2の絶縁フィルム
    とを備え、前記第1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィル
    ムとの固着部および前記第2の絶縁フィルムと金属端子
    との固着部のいずれか一方、もしくは両方に、前記第1
    の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着時に融解
    する絶縁フィルムの融解物を逃がすことにより形成され
    る膨出部を設けた温度ヒューズ。
  2. 【請求項2】 膨出部を固着部において他の部分より上
    方に突出させて設けた請求項1記載の温度ヒューズ。
  3. 【請求項3】 第1の絶縁フィルム、第2の絶縁フィル
    ム、可溶合金からなる温度ヒューズ本体部の長さをa、
    幅をbとしたとき、aを7.0mm以下、bを3.5m
    m以下とした請求項1記載の温度ヒューズ。
  4. 【請求項4】 膨出部の面積を固着部の面積の10〜7
    0%の範囲に設定した請求項1記載の温度ヒューズ。
  5. 【請求項5】 電池本体と、この電池本体が異常発熱し
    た際に電流を遮断するように電池本体に電気的に接続さ
    れた温度ヒューズとを備え、前記温度ヒューズは、上面
    に一対の金属端子の各先端部が配置された第1の絶縁フ
    ィルムと、この第1の絶縁フィルムの上方に位置して金
    属端子の先端部間に接続された可溶合金と、この可溶合
    金の上方に位置し、かつ前記第1の絶縁フィルムとの間
    に内部空間を形成するように前記第1の絶縁フィルムに
    取り付けられる第2の絶縁フィルムとを有し、前記第1
    の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着部および
    前記第2の絶縁フィルムと金属端子との固着部のいずれ
    か一方、もしくは両方に、前記第1の絶縁フィルムと第
    2の絶縁フィルムとの固着時に融解する絶縁フィルムの
    融解物を逃がすことにより形成される膨出部を設けた電
    池。
  6. 【請求項6】 一対の金属端子の各端部の一部が下面か
    ら上面に表出するように前記一対の金属端子を取り付け
    た第1の絶縁フィルムと、この第1の絶縁フィルムの上
    方に位置して前記一対の金属端子の先端部間に接続され
    た可溶合金と、この可溶合金の上方に位置し、かつ前記
    第1の絶縁フィルムとの間に内部空間を形成するように
    前記第1の絶縁フィルムに取り付けられる第2の絶縁フ
    ィルムとを備え、前記第1の絶縁フィルムと第2の絶縁
    フィルムとの固着部に、前記第1の絶縁フィルムと第2
    の絶縁フィルムとの固着時に融解する絶縁フィルムの融
    解物を逃がすことにより形成される膨出部を設けた温度
    ヒューズ。
  7. 【請求項7】 膨出部を固着部において他の部分より上
    方に突出させて設けた請求項6記載の温度ヒューズ。
  8. 【請求項8】 第1の絶縁フィルム、第2の絶縁フィル
    ム、可溶合金からなる温度ヒューズ本体部の長さをa、
    幅をbとしたとき、aを7.0mm以下、bを3.5m
    m以下とした請求項6記載の温度ヒューズ。
  9. 【請求項9】 膨出部の面積を固着部の面積の10〜7
    0%の範囲に設定した請求項6記載の温度ヒューズ。
  10. 【請求項10】 電池本体と、この電池本体が異常発熱
    した際に電流を遮断するように電池本体に電気的に接続
    された温度ヒューズとを備え、前記温度ヒューズは、一
    対の金属端子の各端部の一部が下面から上面に表出する
    ように前記一対の金属端子を取り付けた第1の絶縁フィ
    ルムと、この第1の絶縁フィルムの上方に位置して前記
    一対の金属端子の先端部間に接続された可溶合金と、こ
    の可溶合金の上方に位置し、かつ前記第1の絶縁フィル
    ムとの間に内部空間を形成するように前記第1の絶縁フ
    ィルムに取り付けられる第2の絶縁フィルムとを有し、
    前記第1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムとの固着
    部に、前記第1の絶縁フィルムと第2の絶縁フィルムと
    の固着時に融解する絶縁フィルムの融解物を逃がすこと
    により形成される膨出部を設けた電池。
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