JP2003086067A - 真空インタラプタ用接触子及び真空インタラプタ - Google Patents

真空インタラプタ用接触子及び真空インタラプタ

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JP2003086067A JP2001276171A JP2001276171A JP2003086067A JP 2003086067 A JP2003086067 A JP 2003086067A JP 2001276171 A JP2001276171 A JP 2001276171A JP 2001276171 A JP2001276171 A JP 2001276171A JP 2003086067 A JP2003086067 A JP 2003086067A
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    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
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    • H01H33/664Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings
    • H01H33/6642Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings having cup-shaped contacts, the cylindrical wall of which being provided with inclined slits to form a coil

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空インタラプタにおいて、高電圧大電流遮
断性能を可能とする。 【解決手段】 接触子の接触台1の両端面からスリット
5と6をそれぞれ形成し、接触台1の直径Dに基づき接
触台1の長さL、スリット5、6の数を設定すると共
に、強度、発生磁束密度等を考慮してスリット5、6の
接触台1の軸線に対する角度α、スリット5、6の方位
角β、スリット5、6間の方位角γを定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空インタラプタの
接触子及びそれを用いた真空インタラプタに関する。
【0002】
【従来の技術】真空インタラプタの遮断性能を向上させ
るためには、遮断時に電極間に発生するアークを一個所
に集中させることなく、電極表面全体でアークを受け止
める必要がある。電極表面全体でアークを受け止めるも
のとして、電極間に縦磁界を形成する構造(縦磁界印加
方式)が採用されている。電極間に縦磁界を発生させる
ことにより、アークは磁界により閉じ込められ、荷電粒
子のアーク柱からの損失が少なくなり、アークが安定
し、電極部の温度上昇が抑制され、遮断性能が向上す
る。
【0003】縦磁界印加方式を採用したものの一例とし
て、特公平3−59531号公報には「真空スイッチの
接触子装置」が開示されている。これは、端面に接触板
が設けられた中空円筒状の接点台の周面にスリットを形
成したもので、接点台の外径に対し、接点台の深さ(つ
ぼ深さ)、スリット数、スリットの方位角が規定されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】真空インタラプタにお
いて、高電圧大電流遮断性能を出すためには、接触子の
径を大きくし、かつ対向する接触子間の距離(解離距
離)を大きくとる必要がある。しかし、特公平3−59
531号公報に記載のものでは、そのように接触子の
径、解離距離を設定すると、電極間の磁束密度が不足し
て電極間アークが不安定となり、遮断不能となる。
【0005】また、発生磁界を確保するため、接点台に
形成するスリットの方位角を大きくすると、接触子自体
の強度が不足し、開閉操作力により変形して耐電圧性能
と遮断性能が悪くなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明に係る真空インタラプタの接触子は、接触台の端
面に接触板を設ける一方、この接触台の周面にスリット
を形成することによりコイル部を形成し、このコイル部
に流れる電流により前記接触台の軸方向に沿う縦磁界を
形成するようにした真空インタラプタの接触子におい
て、前記スリットを、前記接触台の前記端面側から形成
した第1のスリットと、前記接触台の軸方向途中から形
成した第2のスリットとしたことを特徴とする。この真
空インタラプタの接触子により構成した真空インタラプ
タにおいては、遮断時の電流は、第1及び第2のスリッ
トが作るコイル部に沿って流れる。
【0007】上記課題を解決する第2の発明に係る真空
インタラプタ用接触子は、上記第1の発明に係る真空イ
ンタラプタ用接触子において、前記第2のスリットが、
前記接触台の他端面に開口して形成されていることを特
徴とする。
【0008】上記課題を解決する第3の発明に係る真空
インタラプタ用接触子は、上記第1又は第2の発明にお
いて、前記接触台の外径Dが、60mm≦D≦200mmで
あるとき、この接触台の外径Dに対し、前記接触台の長
さL、前記スリットの数Sが、 0.2Dmm≦L≦Dmm 0.1D/mm≦S≦0.2D/mm と規定され、前記各スリットの前記接触台の軸線に対す
る傾斜角αが、 60°≦α≦80° と規定され、前記各スリットの方位角βが、 (540/S)°≦β≦(1440/S)° と規定され、前記第1と第2のスリット間の方位角γ
が、 (120/S)°≦γ≦(600/S)° と規定されることを特徴とする。
【0009】これらの発明に係る真空インタラプタ用接
触子においては、第1のスリット同士間、第1のスリッ
トと第2のスリットとの間及び第2のスリット同士間が
コイル部となる。電流は、これらのコイル部を経路とし
て流れ、磁界を発生させる。又、第1のスリットと第2
のスリットとの間は中実の柱部分となり、この部分が接
触台を補強する。
【0010】上記課題を解決する第4の発明に係る真空
インタラプタの接触子は、上記第3の発明において、前
記接触台の板厚Wが、6mm≦W≦12mmと規定されるこ
とを特徴とする。
【0011】上記課題を解決する第5の発明に係る真空
インタラプタは、上記第1乃至第4の発明に係る真空イ
ンタラプタの接触子を同一軸上に対向させて配置し、対
向する接触子間の距離Gを、15mm≦G≦100mmとし
たことを特徴とする。
【0012】上記各発明において、前記接触台内には、
その底面又は端板上に補強体が設けられる。この補強体
の端面に前記接触板が接合され、この補強体が接触板及
び接触台の変形を防止する。補強体としては、例えば円
筒体が用いられる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る真空インタラ
プタ及び真空インタラプタ用接触子の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1には、実施の一形態に係る真空
インタラプタ用接触子の側面を示し、図2には、その平
面を示してある。図3には、方位角を示してあり、図
4、図5には、真空インタラプタとして対向させた接触
子を示してある。
【0014】円筒状の接触台1の一方の端面1aには接
触板2がろう付けされ、接触台1の他方の端面1bに
は、リード棒が接続される接触子端板3がろう付けされ
る。この例では、接触子端板3の表面3aにリング状の
はめ込み部3bが形成されており、このリング状のはめ
込み部3bが、中空円筒状の接触台1の内側に嵌め込ま
れ、かつろう付けされている。接触子端板3のはめ込み
部3bの内側には、筒状の補強体4の一端が嵌め込まれ
ている。接触台1の端面1aにろう付けにより取付けら
れる前記接触板2は、この補強体4の端面に当接し、か
つろう付けされる。つまり、筒状の補強体4は接触板2
及び接触台1を補強し、これらの変形を防止する。尚、
筒状の接触台1と接触子端板3とによりカップ状をなす
ことから、このような接触子はカップ形と呼ばれてい
る。
【0015】接触台1の直径Dは、遮断電流、電圧に応
じて、60mm≦D≦200mmの範囲で選択される。これ
は、電流遮断試験を行った結果に基づくものである。接
触台1の長さ(つぼ深さ)Lは、0.2Dmm≦L≦Dmm
の範囲で設定される。これは、後述する傾斜角α、方位
角βに基づき定まるものである。また、接触台1の厚さ
(壁厚)Wは、6mm≦W≦12mmの範囲で設定される。
これは、強度等を考慮して定められた範囲である。図1
に示したものでは、接触台1の厚さは全長に亘って均一
となっているが、補強等の意味で、図4に示すように、
6mm≦W≦12mmの範囲で厚さに変化をつけてもよい。
【0016】筒状の接触台1の全周面には、接点台1の
軸線に対し角度(傾斜角)α傾斜する第1のスリット
5、第2のスリット6が形成されている。第1のスリッ
ト5は、接触台1の端面1a側から接触台1の軸方向中
程あたりまで形成されている。つまり、第1のスリット
5は、一方の端面1aに開口している。図中、5aがそ
の開口部である。第2のスリット6は、接触台1の他方
の端面1bから接触台1の軸方向中程あたりまで形成さ
れている。つまり、第2のスリット6は、もう一方の端
面1bに開口している。図中、6aがその開口部であ
る。弧状をなす各スリット5、6の接触台1の中心Oに
対する開き角度である方位角βは一定となっている。こ
れらのスリット5、6に挟まれた部分がコイル部とな
る。つまり、隣り合う第1のスリット5間に挟まれた部
分のコイル部7a、第1のスリット5と第2のスリット
6とに挟まれた部分のコイル部7b、隣り合う第2のス
リット6間に挟まれた部分のコイル部7cが形成される
のである。
【0017】前記第1及び第2のスリット5、6の総数
は、0.1D/mm≦S≦0.2D/mmの範囲で設定され
る。従って、第1及び第2のスリット5、6は、このS
の半分の数となる。スリット5、6の傾斜角αは、60
°≦α≦80°の範囲で設定される。これは、接触台1
の機械的強度と抵抗低減を要素に決められた範囲であ
る。つまり、接触台1の機械的強度と抵抗低減のために
は、隣り合うスリット5同士、スリット6同士、スリッ
ト5と6の、これらに垂直な方向の距離xは、7〜18
mm程度がよい。とすると、接触台1の直径D、スリット
の数Sから、傾斜角αの範囲は、60°≦α≦80°と
なる。
【0018】前記各スリット5、6の方位角βは、(5
40/S)°≦β≦(1440/S)°の範囲で設定さ
れる。下限値を(540/S)°としたのは、コイル部
の長さを1.5ターンとしたもので、これ以下では、磁
束が不足してしまう。上限値を(1440/S)°とし
たのは、コイル部の長さを4ターンとしたもので、これ
以上では、抵抗が大きくなって発熱による不具合が発生
する。また、接触台1の機械的強度が低くなってしま
う。
【0019】第1のスリット5及び第2のスリット6
は、共に等間隔で形成されている。第1のスリット5と
第2のスリット6とは、円周方向においては所定の間隔
(方位角)γ開けて形成される。この方位角γは、(1
20/S)°≦γ≦(600/S)°の範囲で設定され
る。この範囲は、接触台1の機械的強度の点から定めら
れている。
【0020】各スリット5、6の長さを短くし、円周方
向においてスリット5と6との間に間隔(方位角γ)が
できるようにしたので、スリット5と6との間に中実の
柱部分1cが形成される。この柱部分1cにより、接触
台1の強度が維持される。つまり、円周方向に長いスリ
ットを設けてしまうと、接触台1の軸方向の強度が弱く
なってしまうが、このように柱部分1cを作ることによ
り接触台1の軸方向の強度が維持されるのである。
【0021】第1のスリット5と第2のスリット6と
は、接触台1の軸方向においては所定の範囲が重なり合
っている。第2のスリット6は、隣り合う二つの第1の
スリット5の間に望むように形成してもよい。前記接触
板2には、図2に示すように直線状のスリット8が形成
されている。スリット8の数は、第1のスリット5の数
と同数となっている。スリット8の内側の延長上は、接
触板2の中心Oからずれており、図2に示すように、全
体としてスパイラル状をなすようになっている。接触板
2は、そのスリット8の周面側の端8aを、前記第1の
スリット5の端面1aにおける開口部5aに合わせて、
取付けられている。つまり、スリット8と第1のスリッ
ト5と繋がるように図られているのである。
【0022】尚、上記の実施の形態では、接触台1の他
端側に接触子端板3を接合するようにしているが、この
接触子端板3に相当する部分を接触台1と一体に形成し
てカップ形としておくこともできる。その場合には、例
えば、接触台1の内底面に相当する位置を基準位置とし
て第2のスリット6を形成する。カップ形の一体品の深
さ(つぼ深さ)は接触台1の長さLに相当する。
【0023】図6には、上記構成の真空インタラプタ用
接触子を用いて構成した真空インタラプタを概略的に示
す。図1乃至3に示した構造の二つの真空インタラプタ
用接触子11、12を、図4、5に示すように所定の間
隔(接触子間距離)Gをあけて同軸上で対向させて、真
空容器13の中に配置することにより、真空インタラプ
タ10は構成される。接触子間距離Gは、15mm≦G≦
100mmの範囲で設定される。電圧階級により経験的に
定められたものである。
【0024】真空容器13は、セラミック又はガラス等
からなる絶縁筒14の両端を、金属からなる端板15、
16で塞ぎ、内部を高真空に排気して構成される。この
真空容器13の一方の端板15を通して固定された固定
ロッド17の先端に一方の接触子11が固定電極として
固定される。真空容器13のもう一方の端板16を通
し、かつベローズ18により可動に設けられた可動ロッ
ド19の先端にもう一方の接触子12が可動電極として
固定される。真空容器13内において、接触子11、1
2の回りにはシールド20が設けられる。
【0025】上記構成の真空インタラプタにおいて、電
流の遮断時、電極である接触子11、12間には、アー
クが発生する。一方、電流iは、図6及び図1に示すよ
うに接触板3から接触台1の各第1のスリット5間のコ
イル部7aに入り、更に第1のスリット5と第2のスリ
ット6との間のコイル部7b及び第2のスリット6間の
コイル部7cに流れる。コイル部7a,7b,7cに電
流が流れることにより、縦磁界Bが発生する。電流の経
路が多く、長くなることから、第1のスリット5だけの
場合に比べて2倍の磁界が発生する。よって、アークを
安定させることができ、良好な遮断性能を得ることがで
きる。尚、電流は、図1において実線で示した流れでは
なく、破線で示したように迂回する如くも流れる。
【0026】次に、上記構成の真空インタラプタ用接触
子及び真空インタラプタの実施例について説明する。接
触子11、12の各部の寸法を以下のように規定して、
真空インタラプタを作製した。接触台1の外径D=80
mm、接触台1の長さL=27mm、スリットの数S=12
(片側6)、スリットの傾斜角α=70°、スリットの
方位角β=65°、スリット間の方位角γ=30°、接
触台の壁厚W=8.5mm
【0027】この真空インタラプタにおいては、接触子
11、12を同一軸上に20mmの距離(接触子間距離
G)で対向配置させたときの中心部での発生磁束密度は
3.8μT/Aとなる。この真空インタラプタにより、
定格電圧36kV−定格遮断電流40kAの遮断性能を
達成した。
【0028】他の実施例として、上記実施例におけるス
リット方位角αとスリット間方位角γを変更して真空イ
ンタラプタを構成した。各部の寸法は以下の通りであ
る。接触台1の外径D=80mm、接触台1の長さL=2
7mm、スリットの数S=12(片側6)、スリットの傾
斜角α=72°、スリットの方位角β=68°、スリッ
ト間の方位角γ=12°、接触台の壁厚W=8.5mm
【0029】この真空インタラプタにおいては、接触子
11、12を同一軸上に30mmの距離(接触子間距離
G)で対向配置させたときの中心部での発生磁束密度は
3.0μT/Aとなる。この真空インタラプタにより、
定格電圧72kV−定格遮断電流31.5kAの遮断性
能を達成した。
【0030】更に他の実施例として、以下の寸法の真空
インタラプタを作製した。接触台1の外径D=90mm、
接触台1の長さL=37mm、スリットの数S=12(片
側6)、スリットの傾斜角α=72°、スリットの方位
角β=75°、スリット間の方位角γ=13°、接触台
の壁厚W=8.5mm
【0031】この真空インタラプタにおいては、接触子
11、12を同一軸上に40mmの距離(接触子間距離
G)で対向配置させたときの中心部での発生磁束密度は
3.0μT/Aとなる。この真空インタラプタにより、
定格電圧72kV−定格遮断電流40kAの遮断性能を
達成した。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る真空インタラプタ用接触子
及び真空インタラプタによれば、接触台の端面に接触板
を設ける一方、この接触台の周面にスリットを形成する
ことによりコイル部を形成し、このコイル部に流れる電
流により前記接触台の軸方向に沿う縦磁界を形成するよ
うにした真空インタラプタの接触子において、前記スリ
ットを、前記接触台の前記端面側から形成した第1のス
リットと、前記接触台の軸方向途中から形成した第2の
スリットとしたことにより、又、前記第2のスリット
を、前記接触台の他端面に開口して形成したことによ
り、この真空インタラプタ用接触子を用いて作製した真
空インタラプタにおいては、接触子間に発生する磁界強
度をより大きくすることができ、遮断時に発生するアー
クを均一に分布させ、遮断性能を向上させることができ
る。
【0033】又、本発明に係る真空インタラプタ用接触
子及び真空インタラプタによれば、前記接触台の外径D
が60mm≦D≦200mmであるとき、この接触台の外径
Dに対し、前記接触台の長さL、前記スリットの数S
を、0.2Dmm≦L≦Dmm、0.1D/mm≦S≦0.2
D/mmと規定し、前記各スリットの前記接触台の軸線に
対する傾斜角αを60°≦α≦80°と規定し、前記各
スリットの方位角βを(540/S)°≦β≦(144
0/S)°と規定し、前記第1と第2のスリット間の方
位角γを(120/S)°≦γ≦(600/S)°と規
定したことにより、この真空インタラプタ用接触子を用
いて作製した真空インタラプタにおいては、接触子間に
発生する磁界強度をより大きくすることができ、遮断時
に発生するアークを均一に分布させ、遮断性能を向上さ
せることができる。
【0034】特に、高電圧大電流遮断性能を確保するた
めに、接触子の径を大きく、解離距離(接触子間距離)
を長くとる必要がある場合に、接触子間に発生する磁界
強度を必要十分に大きくすることができ、安定した遮断
性能を達成することができる。
【0035】又、円周方向において、第1のスリットと
第2のスリットとの間に柱部分ができるので、同一の磁
束密度を発生するカップ形接触子に比べて接触台の機械
的強度が向上し、接触子の変形による遮断性能や耐電圧
性能の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る真空インタラプタ用
接触子の側面図である。
【図2】図1に示した真空インタラプタ用接触子の平面
図である。
【図3】図1に示した真空インタラプタ用接触子の方位
角の説明図である。
【図4】図1に示した真空インタラプタ用接触子を対向
させた状態の一部断面とした側面図である。
【図5】図4に示した状態の斜視図である。
【図6】図1に示した真空インタラプタ用接触子を用い
た真空インタラプタの概略図である。
【符号の説明】
1 接触台 2 接触板 3 接触子端板 4 補強体 5 第1のスリット 6 第2のスリット 7a,7b,7c コイル部 8 スリット 10 真空インタラプタ 11 接触子(固定電極) 12 接触子(可動電極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 芳彦 東京都品川区大崎二丁目1番17号 株式会 社明電舎内 Fターム(参考) 5G026 CA01 CB08 DA07 DB06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触台の端面に接触板を設ける一方、こ
    の接触台の周面にスリットを形成することによりコイル
    部を形成し、このコイル部に流れる電流により前記接触
    台の軸方向に沿う縦磁界を形成するようにした真空イン
    タラプタの接触子において、 前記スリットを、前記接触台の前記端面側から形成した
    第1のスリットと、前記接触台の軸方向途中から形成し
    た第2のスリットとしたことを特徴とする真空インタラ
    プタ用接触子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の真空インタラプタ用接
    触子において、前記第2のスリットが、前記接触台の他
    端面に開口して形成されていることを特徴とする真空イ
    ンタラプタ用接触子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の真空インタラプ
    タ用接触子において、 前記接触台の外径Dが、 60mm≦D≦200mmであるとき、 この接触台の外径Dに対し、前記接触台の長さL、前記
    スリットの数Sが、 0.2Dmm≦L≦Dmm 0.1D/mm≦S≦0.2D/mm と規定され、 前記各スリットの前記接触台の軸線に対する傾斜角α
    が、 60°≦α≦80° と規定され、 前記各スリットの方位角βが、 (540/S)°≦β≦(1440/S)° と規定され、 前記第1と第2のスリット間の方位角γが、 (120/S)°≦γ≦(600/S)° と規定されることを特徴とする真空インタラプタの接触
    子。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の真空インタラプタ用接
    触子において、 前記接触台の板厚Wが、 6mm≦W≦12mm と規定されることを特徴とする真空インタラプタ用接触
    子。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の真空
    インタラプタの接触子を同一軸上に対向させて配置し、
    対向する接触子間の距離Gを、 15mm≦G≦100mm としたことを特徴とする真空インタラプタ。
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